09/09/20 09:53:41 A4+K3O5E
>>803の続き
「先輩!先輩!夏希先輩いいいい!!!!!」
「良いよ!来て!健二くん!!ああっあはあああっううううああ!!!!!」
そして僕と夏希先輩はほぼ同時に果てた。頭の中が真っ白で何も考えられない。
考えたくない。死ぬまでこうしていたい。このまま死んでしまいたい。
誰にも邪魔されたくない。誰にも会いたくない。夏希先輩以外とは、誰も。
ふと気がつくと、僕はベッドの上で先輩を抱きしめていた。先輩の腕も、僕の背中
に絡まったままだった。精液を放出しきった僕のペニスはそれでも夏希先輩のしめつけ
から逃れる事が許されず、ある程度の硬さを保ったままだった。
次の瞬間、枕元の僕の携帯が鳴った。ありえないという言い方がこれほどまでに似合う
状況を僕は知らない。出来れば永遠に知りたくなかった。
くそ!どこのバカだ!僕と夏希先輩との最高の瞬間を土足でふみにじりやがって!!
こういう空気読めない行動は、絶対佐久間だ!あいつめ、僕が夏希先輩と付き合ってる
のが気に入らないんだ!何がチーフだカッコつけやがって!!
そう思いながら、少しずつ覚醒する意識の中で僕は事実を把握し始めた。
違う。佐久間じゃない。滅多にかからないこの着信。これは・・・
「父さん?!」
それは僕の父親からのメールを告げる音だった。