サマーウォーズでエロパロat EROPARO
サマーウォーズでエロパロ - 暇つぶし2ch661:656
09/09/07 20:24:45 Okl6VVjE
≫659
大おばあちゃんごめん><
俺まだ高1で文才も絵心もな(ry
でもちょっくらがんばってみようかなw


662:名無しさん@ピンキー
09/09/07 20:52:27 xRFVW1FB
>>661
sageも知らん未成年がpink板に来てんじゃねーよ
宿題やってさっさと寝ろガキ

663:名無しさん@ピンキー
09/09/07 21:43:55 RxxAGyWk
高1はまだ18過ぎてねぇだろが、アホ
pink板には半端な奴ァいらねぇんだよ

664:名無しさん@ピンキー
09/09/07 21:57:54 NXzQ23oT
ここで死ねッ!

665:名無しさん@ピンキー
09/09/07 22:10:16 BGmnnlvy
集中砲火わろたw
構わん、貴様等で好きなようにしたまえ

666:名無しさん@ピンキー
09/09/07 22:31:15 FqsrDLHU
健夏書いてるんだが、Hシーンが恥ずかしくて進まない・・・

667:名無しさん@ピンキー
09/09/07 22:45:10 h33m7EtJ
>>660
ガンダム83だっけ?

668:名無しさん@ピンキー
09/09/07 22:48:46 Oj2bCd0b
この板に来られない年齢の奴をたしなめる人間がいる事に、ちょっとほっとした。

669:名無しさん@ピンキー
09/09/07 23:13:26 A4QOZUNr
>>667
CMじゃない?

>>666
期待

670:名無しさん@ピンキー
09/09/07 23:14:00 WY4yASyb
映画の年齢と合わせた?
あれ、主人公高2だっけか?

671:健二×夏希(1)
09/09/07 23:26:56 NFBbEEmg
携帯から失礼。ベタなほのぼのネタが書きたかった。非エロでスマソ




僕、小磯健二の人生の中で一番・・・というか、これからもそうだろうと思うくらい群を抜いて大変だった夏休みが終わった。
夏希先輩から誘われたバイトから始まり、全世界を巻き込んだOZでの大事件。
世界を救った英雄だなんて佐久間は茶化すが・・・
・・・いやいやいや、僕にはそんな実感全っっっ然わかない。英雄?僕が?数学しか取り柄のないこの僕が?
・・・あり得ない。絶対あり得ない。ってか、実際救ったのは佳主馬くんや夏希先輩、陣内一家の皆さんだと思うし・・・
まぁそんな慌しい夏だったが、嬉しいことが一つ。そう!!僕にか、かの・・・彼女が出来たということだ!
か、彼女が出来たのは嬉しい!しかもその彼女というのが、ずっと憧れていた夏希先輩なのだから!!


672:健二×夏希(2)
09/09/07 23:30:24 NFBbEEmg
・・・そう、嬉しいんだ。嬉しいはずなのに・・・




「「「「「待ちやがれーーーー!!!!」」」」」

「ま、待ちませーーーーん!!!!」




・・・どーして僕は追い掛けられなきゃならないんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!


―――――――――



今日は二学期の始業式。通学路には夏休みが終わった憂鬱さで足取り重く登校する学生が多々いる中、僕は一際憂鬱オーラを放っていた。

「はぁー・・・」

本日軽く50は超えたであろうため息を更に吐き出しつつ、昨日の佐久間との会話を思い出す。
それは、明日から学校だっていうのに、僕達は相変わらず退屈なOZでのバイトをこなしていたって時だった。


673:健二×夏希(3)
09/09/07 23:32:17 NFBbEEmg
「健二、お前明日は気を付けたほうがいいぞ?」

「・・・え?何が?」

明日って、始業式以外に何かあったっけ?と、考えてはみたが、特に何も思い当たることはない・・・よね?

「お前なぁ・・・あのな、お前はあの夏希先輩と付き合っている彼氏だろ?」

「んなっ!?な、なんだよ急にっ!?恥ずかしいだろっ!」

付き合い始めてまだ一月程度、まだまだ人に言われるのは恥ずかしい。ってか先輩の彼氏なんだと考えるだけで身悶えるくらいだ

「うるさい幸せ数学バカ。明日は登校日、つまり全校生徒が学校に来るわけだ。」

「う、うん」

来ない奴もいるだろうけどね、と言おうと思ったがそんなことを言える空気じゃなかった。

「そんな中でラブラブっぷりを見せてみろ。夏希先輩は学校のマドンナ。そんな人に彼氏が出来た。情報は一気に流れる。」

「・・・う、うん」

「男子学生が暴徒と化し、お前のところへ・・・お前、死亡、はいさよならって訳だ」

「そんなっ!?」

暴徒だなんてそんな・・・あの平和な高校にそんな恐ろしいことが起こる訳・・・
い、いや・・・み、みえる。僕にも刻が・・・じゃなくて、ボロボロで横たわる自分がみえるっ――


674:健二×夏希(4)
09/09/07 23:33:45 NFBbEEmg
「ぼ、ぼぼぼ暴力はよくない!平和的解決を!!」

「・・・俺に言ったってしょうがないだろ。流石にさっきのは言いすぎだが、十分に気を付けたほうがいいって事。わかったか幸せ者」

「・・・うっ」

ま、まずい。非常にまずい。な、なにか対策をたてなくては、このままじゃ悲惨な結果しか・・・




と、夜通し考えに考え抜いたが、出るのはため息ばかりで・・・何も答えが出ず今にいたる。あぁ、どうしよう

「おはようっ、健二くん!」

ドンッと背中を叩かれる。後ろを振り返ると、そこにはニコニコした表情の夏希先輩がいた。

「うわっ!?・・・な、夏希先輩!?」

「随分神妙な顔してたけど・・・何か考え事?」

「い、いえ・・・って、あ、あれ!?もう学校!?」

う、嘘っ!?もう着いちゃったの!?まずい!ここは人目につき過ぎる!!取りあえず適当な理由つけて先輩から離れなきゃ!?


675:健二×夏希(5)
09/09/07 23:34:59 NFBbEEmg
「おかしな健二くん」

あぁ・・・クスクス笑う姿も素敵です・・・じゃなかった!!

「あ、あのですねせんぱ「あ、そうそう!私今日お弁当作ってきたんだ。私午後から生徒会の仕事あるし、健二くんもバイトあるんでしょ?その前に一緒に食べよっ?」

・・・え?何?OBENTOU?それって、これっくらいの箱状の物におにぎりおにぎりチョイと詰めた?あのお弁当?

「お、お弁当!?本当ですかっ!?」

「うん。彼氏にお弁当作って驚かせるっていう漫画とかでお決まりのパターン、やってみたかったのよね!結構気合い入れて作ったから、期待しててねっ!」

彼氏って言うときに恥じらう姿、正直たまりません。

「は、はい!!楽しみにしてます!!」

「ふふっ、じゃあ後でね」

少し赤ら顔な表情で昇降口へ駆けていく夏希先輩に手を振りつつ、僕はまさに幸せの境地に降り立っていた。
夏希先輩の手作りお弁当・・・二人っきりで・・・あーんなんてイベントも・・・へへ、へへへへ・・・


676:健二×夏希(6)
09/09/07 23:36:24 NFBbEEmg
「・・・健二」

青い鳥って本当にすぐそばにいたんだ・・・なんて考えていると、何時からいたのか、佐久間が隣に立っていた。

「おはようっ佐久間!!いやぁ、今日も素晴らしい一日だね!!!」

あぁ、なんて幸せな・・・さっきまで悩んでいたのは何だったんだろう・・・あれ?ってか何で悩んでたんだっけ?

「・・・そうか、じゃあそれを後ろの方々に是非聞かせてやってくれ」

「・・・後ろ?」

あきれ顔で門の方を指差す佐久間の言う通りに裏を見てみると――

「「「「・・・・・・」」」」

――鬼達が、いた

「あ、あはは、あはははは・・・」

「「「「・・・・・・」」」」

何も言わず、顔に怒りの面を張りつけている鬼達は、ジリジリと僕の方へ寄ってくる。
先程までの幸福感から一変、滝のように流れる背汗と一緒に絶望感が飛来した。
お、落ち着け健二!落ち着いて素数を数え・・・てる場合じゃないよっ!今、僕が取るべき行動はただ一つ――

「た、助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「「「「待ちやがれこの野郎ぉぉぉぉぉ!!!!」」」」

――全力で逃げることだけだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!







677:健二×夏希(7)ラスト
09/09/07 23:37:25 NFBbEEmg
「骨は拾ってやるからな、健二・・・」

半泣きで逃げ出した親友に同情しつつ、昇降口へと歩を進める。許せ友よ。新学期早々、遅刻なんかしたくない。
ふと前に前に目をやると、下駄箱の所に夏希先輩がいた。なんだかとても上機嫌のようだ。

「おはようごさいます。夏希先輩」

「あ、おはよう佐久間くん」

朝の挨拶が笑顔2割り増しで返ってくる。やっぱり上機嫌だな。

「・・・ん?なんか健二くん、沢山の人に追い掛けられてるけど・・・?」

どうやら彼氏が追い掛けられてるのを確認したみたいだ。
――あぁ、あれはあなたのせいですよ。
・・・なんて言える訳もなく、必死で逃げてる親友に目をやる。・・・あぁ、ありゃ時間の問題だな。

「ははっ、まぁ別にいいんじゃないですか?あれこそ漫画とかでお決まりのパターンってやつでしょ?」

「や、やだっ!さっきの聞いてたの!?は、恥ずかしぃ・・・じゃあねっ」

顔を真っ赤に染めて走り去る先輩を見て、健二に少し嫉妬した。

「・・・ホンット、幸せ者だよ。あいつ」







あ、捕まった


678:名無しさん@ピンキー
09/09/08 00:41:17 68q5bvcU


679:名無しさん@ピンキー
09/09/08 05:41:15 Kgedp8Ig
>>677
そこは夏希から下駄箱前公開口チュー

健二鼻血吹いて卒倒

保健室に避難

ベッド有効利用

その様子を佐久間がうp

のほうが良くないか?

680:名無しさん@ピンキー
09/09/08 13:37:00 7D17Aqrr
エロパロはいつから作品にケチをつけるようになったんだ?
要望ならわからなくもないが

>>677
GJ

681:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/08 16:50:42 Ir8alr8E
携帯の着信音で目が覚めた。
カーテンの隙間から漏れている光が部屋に差し込む
画面を見ると「小磯健二」と出ていた。
(何よ健二君。こんな朝早くから・・)
そう思いつつ時計を見ると8:10分をまわっていた。
「ヤバっっっ!!寝坊したぁ~!!」
急いで箪笥から服を引っ張り出し、着替えを済ませ家を出た。
駅まで走りながらメールを開くと、
「何かありました!?電車来ちゃいますよ?」
急いで駅に滑り込むと、健二が見えた。
「先輩!早くっ!!」
ぎりぎりのところで健二が夏希を引っ張り込む!
「ハァ・・・ハァ・・・」
「大丈夫ですか!?」
「うん・・ハァ・・ありがとう」
呼吸を整えたち上がると健二の顔が見えた。
(そういえば健二君・・たくましくなったなぁ…)
健二とは高校2年の時に出会った。
そのころは、まったく恋愛感情などなかったが、夏希が高3の時健二に無理を言って
偽造恋人のバイトをしてもらったのをきっかけに健二に惹かれ、
そして健二も自分のことを好きでいてくれたらしい。
そしてまぁ、いろいろあり今に至るわけだ。
夏希は19歳、健二は18歳今は同じ大学に通っている。
(顔もどこか、かっこよくなったかな…)なんて考えていると、
健二が「先輩大丈夫ですか?顔、赤いですよ!」
「ううん。なんでもない」
「そうですか・・」
「あ、席あいてるから座ろ?」
二人は、電車の席に並んで座り大学へ向かった。

続く



682:名無しさん@ピンキー
09/09/08 17:03:36 Gom9KwHQ
>>677
>刻が見える…
にワロタ。
OBENTOUとかw

683:名無しさん@ピンキー
09/09/08 19:30:13 Gom9KwHQ
>>681
あ、投下の邪魔しちゃったかな…ゴメン。
続き待ってますよ。


684:名無しさん@ピンキー
09/09/09 06:48:20 nltHm8hT
触手×佳主馬って需要ある?

685:名無しさん@ピンキー
09/09/09 07:17:57 TnMsaXYl
イカとですか?

686:名無しさん@ピンキー
09/09/09 11:21:32 dpFUKa+n
>>684
需要はありまくり
しかし受けるのが男なら、佳主馬専用のチュッパスレの方がいいと思う
ここは男×女だから

687:名無しさん@ピンキー
09/09/09 12:29:45 OPLBClvV
最後の一行は余計

688:名無しさん@ピンキー
09/09/09 12:35:19 VjrhMdm5
>>684
こっちで待ってる
スレリンク(erochara板)

689:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/09 16:27:50 BGiW+LLz
20分ほど電車に揺られ、夏希達の通う大学についた。
校門の近くまで行くと
「夏希ぃ~~!」と一人の女性が夏希めがけて走ってきた。
「あ~、真琴~!」
真琴というのは、夏希の大親友の紺野真琴である。
夏希が、大学に来てまだ間もない頃校舎で迷ってしまったときに真琴と出会った。
道を聞こうとしたが、真琴も迷っていたらしく一緒になってなんとか自分たちのクラスを見つけた。
そうゆう体験をしてことにより自然と仲が良くなってきた。
いまでは大親友である。

「おぉ~、お二人さん今日も一緒に登校ですか~?」
「あ、真琴先輩、おはようございます。」
と、照れながらも挨拶をする健二
「先輩、僕あっちで授業なのでまた。」
「うん、またあとでね。」
校舎に走っていく健二を眺めながら夏希達は自分たちの校舎に入って行った。

690:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/09 17:12:22 BGiW+LLz
数時間後・・・・

三人は大学近くの喫茶店にいた。

「でさぁ、二人はどこまでいったの?」と真琴

「ん?なにが?」と夏希
「だからぁ、もうヤッたのかって聞いてるの。」
真琴がそう言うと、健二はお茶を吹き出し、夏希はカップを取り落とした。

「えぇ・・まだなの?二人はもう2年も付き合ってんでしょ?」
確かにもう二年も付き合ってるが、そうゆう関係になったことはない。
何となく健二の方を見ると健二も顔を真っ赤にして夏希を見ていた。
なんとなく気恥ずかしくなって目をそらした。
「まぁいいや、そろそろ帰ろっか?」



家に着くと携帯が鳴った
「誰からだろう・・・あれ、これ健二君のだ!」
勝手にのぞくのは悪いかな・・・・そう思いつつ好奇心に負け夏希は健二の形態を開いた
見覚えのある卵頭のアバターが手紙を差し出す。
「え、真琴から!?」
思いもよらぬ人物からのメールに戸惑う夏樹・・・
さすがに内容見るのは罪悪感があるので受信BOXへ
「・・・・・・なにこれ・・・・」
そこには、ある人物からのメールが大半を占めていた。
夏希・・・ではなく真琴からだ。
気になりその中の一つを開いてみる。
「じゃあ、7時に家に来てね!」
あれ?7月14日?昨日か・・この日は佐久間君との約束があるって言ってたような
なぜ、健二は自分に嘘をついてまで真琴の家に行ったのだろう
しばらく考えていると、ある恐ろしい考えが生まれた。
そう、健二だって一人の男だ
男と女が夜に一つ屋根の下にいたら間違いの一つや二つあってもおかしくない
そう考えながら、夏希は不安な夜を送った・・・・



691:名無しさん@ピンキー
09/09/09 22:41:31 R5PkfDhx
創作キャラ+浮気疑惑だとっ!?

そ、それは考えつかんかった・・・。

692:名無しさん@ピンキー
09/09/09 22:47:31 xBbzi5N5
いや、創作キャラっていうかさ

693:名無しさん@ピンキー
09/09/09 22:48:52 Bucm3QFR
時をかけちゃう少女じゃないか?

694:名無しさん@ピンキー
09/09/10 01:18:23 /7E/koWC
真琴の声の人って高校球児の母ちゃんの役演じてるんだよね。

695:名無しさん@ピンキー
09/09/10 06:07:18 A/CLJojH
ここでそうくるとは!

696:名無しさん@ピンキー
09/09/10 07:16:09 hJ5QKavU
仲里依紗人気あるな

697:名無しさん@ピンキー
09/09/10 07:21:03 hkKe7D8n
おゔぁさんボイスで再生されるがな

698:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/10 17:58:45 Li8WCPQO
翌朝・・
夏希はほとんどっと言っていいほど眠ることができなかった
目を閉じれば健二と真琴が・・・・
そんなこんなで夏希は重い足取りで駅へ向かった。
駅に着くと、いつも変わらない健二の笑顔があった。
「おはようございます」
「おはよう・・・」
「どうしたんですか?元気ないですね。」
「べつに・・そうだ、これ、はい。」
健二に携帯を差し出す。
「あ、ありがとうございます!僕が間違えちゃったみたいですね。」
そういって、健二も夏希の携帯を差し出す。
「じゃあ、行きましょうか」
「うん・・・」
そういって、間もなく来た電車に乗り込む。
夏希は昨夜から気になっていたことを聞いてみることにした
「健二君・・・」
「はい!なんですか?」
「その・・あたしのこと好き?」
「えぇぇ、なんでそんなこと聞くんですか?」
健二が、顔を赤くして言う
「いいから・・・」
「えっと・・・その・・もちろん・・・す・好きです」
「ホントに?絶対?」
「は・・はい」
いつもの、しどろもどろの受け答えも、今では怪しく聞こえてしょうがない
二人の間では、隠し事は絶対なしと決めてきた。
と言っても、夏希や、健二はすぐ顔に出るのでわかってしまうのだが・・

「そう」
健二は、何事だろうと訝っている。
大学に着くといつものように真琴がやってきた。
「おはっよ~・・あれ?二人ともどうしたの?何、二人にもとうとう倦怠期?」
「そんなんじゃないよ」
「そう?じゃあ、早く教室行こっ!健二君じゃあね」
「はい!」
心なしか、二人がアイコンタクトをとったように見えた



一時限目は、数学Ⅱだった。
昨日寝てないせいか、なんだか眠くなってきた
講師の声がドンドン遠くなってきた
「で、ある・・・・して・・Xが・・」
何も聞こえなくなった・・


「ら・・・・はら・・・・篠原!!」
「はい!!」
「いまわ、お昼寝の時間じゃないんだぞ」
「あ、はい、すいません」
「では、続けるぞ・・・」


699:名無しさん@ピンキー
09/09/10 19:46:17 fxU1j4ZP
千秋が泣くぞ(笑)

700:名無しさん@ピンキー
09/09/10 23:07:57 SnGLKvoZ
イイ!

701:名無しさん@ピンキー
09/09/10 23:26:08 u+Vfy3j8
>>699
未来で待ってるのにな?

702:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/11 17:05:12 IROSFhnR
授業後・・・

「夏希ぃ~!どうしたの?寝不足?」
「うん・・ちょっとね・・あれ?それどうしたの?」
朝は、きずかなかったが真琴の右手に手首まで包帯が巻かれている・・・
「あ、これ?え~とね、大したことないよ」
少し焦っているように見えたのは、気のせいだろうか?
「そう」
「それよりさぁ、また数学のレポートかぁ・・、一昨日みたいに、健二君にお願いしようかな・・」
「えぇ?」
「いや~、全然間に合わなくてさぁ、一緒に手伝ってもらったんだ・・あ、それで何かギクシャクしてたんだ~納得♪」
「違うよ、そんなんじゃない」
「大丈夫、なにもしてないよ~」
そう言って、真琴はトイレに向かった。
「もう、真琴たら・・・」
そういいつつ、なんだか夏希は胸の奥のつっかえが取れたような気がした

703:名無しさん@ピンキー
09/09/11 23:48:25 i8XWwoUF
SM疑惑浮上の件について(笑)

704:名無しさん@ピンキー
09/09/12 12:44:47 IYDncv8a
鳩「友愛だよ」
夏「私……汚されちゃった」

705:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/12 15:14:50 lKtaom/o
その時、夏希の携帯が鳴った
「誰だろう・・・あ、万里子おばさんだ」
携帯の画面に「陣内万里子」と表示されている
「もしもし?おばさん?」
「あ、夏希?いきなりだけど日曜までに上田に帰れる?」
「え?なんで?」
「えーとねぇ、何か侘助が見せたいものがあるって言ってて日曜にみんな集まるんだけど」
「え、侘助おじさんが!?・・多分帰れると思うよ。夏休みだし」
「そう。じゃあ彼氏も連れてきなさいよ(笑)」
「うん、わかった。あ、友達も連れてきていい?」
「あ、真琴ちゃんね?いいわよ。」
「わかった、じゃあまたね」
そういって電話を切った夏希は真琴を探し始めた

706:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/12 15:40:46 lKtaom/o
日曜日・・・・
3人は新幹線に居た
「早く着かないかな~」と真琴
「真琴、興奮しぎだよ~」と夏希
「だって久しぶりなんだもん」
「え、真琴先輩、行ったことあるんですか?」
健二が、驚いた様子で言う
「え、あ・・行ったことないよ・・・間違えた」
真琴が、苦笑いをする
その時、次は上田~上田~
「あ、もう着くみたいだよ」
電車とバスを乗り継ぎようやく到着したころにはもう、親戚の皆はそろっていた
「あ、夏希と健二とお友達さんがついたぞ~」
懐かしい声が叫んでる
「おぉ~ついたかぁ!」
向こうから、万助がやってきた
「おぉ~、二人とも久しぶりだなぁ・ん?そこのお嬢さんは誰だ?」
夏希の隣にいる真琴を指さして万助が言う
「あ、私の友達の真琴」
「あ、はじめまして」
真琴が、頭を下げる
「お、そうかぁ~まぁ、ゆっくりしてけ。おい、健二ちょっと荷物運ぶの手伝ってくれ」
「あ、はい」
健二が万助についていく
「さっ!上がって」と夏希が言う
まだ真新しい門をくぐっていった。

707:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/12 16:04:37 lKtaom/o
真琴に、一通り家を説明し、居間に戻ると親戚の皆が勢ぞろいしてた。
「あ、夏希と真琴ちゃん早く座って。昼ごはん食べましょう」
雪子が言う。
時計を見たら、もう3時だった。
親戚みんなで、少し遅い昼食が始まった。
みんなと、こうして話していると2年前を思い出す
「そういえば、侘助おじさん。見せたい物ってなんなの?」
「あ?そっか、そういえばそうだったな夕食の時に見せてやるよ」
「え、なんで・今じゃだめなの?」
「まぁ、俺は今見せてもいいんだけどな、シシシシシ」
「そうだ、夏希悪いんだけどお昼ご飯終わったら子どもたち外で遊ばせてきてくれない?」
万里子慌ててが言う
「あ、いいよ。健二君はどうするの?」
不思議に思ったが侘助がどこか行ってしまったので、今見ることはあきらめた
「あ、すいません。ちょっとやることがあるので」
「そっか、じゃあ、みんないこ!」
ワーイと、子供たちが叫び走って玄関に向かっていった
(みんな元気だな・・・こんな暑いのに・・)
子供たちのパワーに圧倒されながらも玄関に向かう夏希
玄関に行こうとしたが、その前にトイレに行くことにした
(あれ?誰かはいってる?)
誰だろうと思いつつ待っているとなぜか、トイレから話声が聞こえた
「だから、

708:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/12 16:27:12 lKtaom/o
「だから、わかっていると思うけど夏希には絶対ばれないようにしてね」
「はい!わかってます。」
真琴と健二の声だった
(なんで、トイレなんかで話しているのだろう。それに、あたしにバレない様にするって・・・?)
そう思っていたら、玄関から子供たちの声が聞こえた
「夏希ねぇ~ちゃん~、はぁ~やく~」
夏希は、急いで玄関へと向かった


2時間後・・・
(あぁ…疲れたぁ…)
それもそのはず、遊びたい盛りの子供たちを相手に鬼ごっこやらかくれんぼ
などをさせられ、どっと疲れた。
子どもというのは、疲れというのを知らないだろうか?
そんなことを考えつつ居間の扉を開けたそのとき・・・
そこには、信じられないような光景があった

視界に入ったのは健二と真琴だった
しかし二人は並んで立っているわけでもなく
数学のレポートを教えてもらっているのでもなく
いわゆる、健二が真琴を押し倒したような体制でいた。

709:名無しさん@ピンキー
09/09/12 22:48:42 jKuyLaJU
おい、続きはどうした

710:名無しさん@ピンキー
09/09/13 08:52:32 DNdE4wTm
ワッフルワッフル

711:名無しさん@ピンキー
09/09/13 10:56:47 EuckwF48
服きてんのか?きてないのか?(笑)

712:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/13 11:14:20 SdmhPRwx
「・・・っ!」
夏希の中で何かが崩れた。そんな気がした
目の前の光景に頭がついていけてない。さっきまで、五月蠅かった蝉の音がふと消えた
健二と真琴が何やら話しているが全く聞こえない。意識が遠のいていく
夏希が今に入って数秒後、ようやく健二が夏希の存在に気付いた
急いで夏希の方にかけより居間の扉を閉めた
「えっと・・ど・・・どうしたんですか…?」
健二が、ひきつった笑みを浮かべる
「何してたの・・・・?」
「え・・・っと、その・・・」
健二が二ヤつきながら、いい訳を考えているのがわかる
唇をかみしめる夏希の顔に一筋の涙が流れる
「夏希先輩・・・・?」
「そうゆことなの・・・・?」
「・・・・・え・・?」
健二が驚いた顔を見せる
これ以上健二のそばにいたくなかった
気がついたら夏希は居間を飛び出し、はだしのまま外へ走り出していた。
「夏希先輩!」
健二が慌てて走り出す。

夏希は走った。とにかく健二のそばから離れたかった
信じていた健二が・・・
2年前、自分のことを大好きだといった健二が・・・・
世の中のすべてが信じられない気持だった
気がついたら見知らの崖に居た。

目からとめどなく涙があふれ出す
しばらくすると、息を切らした健二がやってきた。
「せんぱ・・」
健二がこちらにやってくる
「こないで!」
ぴくりと、健二が肩を震わす
「何で来たのよ・・・」


713:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/13 11:37:54 SdmhPRwx
ポツリ・・・ポツリ・・・雨が降ってきた
震える体を押さえながら夏希が言った。
「え・・それは、夏希先輩が・・・その・・泣いていたから・・どうしたのかと」
「どうかしたかですって!」
「え・・・?」
「こないでよ・・あのまま二人で続きやってればいいじゃない・・・」
「夏希先輩?なんか勘違いを・・」
「勘違い?じゃあ、二人で何してたのよ!」
「えっと・・その・・」
夏希が、鼻で笑った
「言えないじゃない!だからその・・・してたんでしょっ!」
「ちっ違います!」
「え・・・?」
「僕と真琴先輩は・・・」
健二が、何かを決心したような顔をした
「夏希先輩の・・その・・誕生日会の・・準備を・・・」
「誕生会!?」
ふと考えると、それもそのはず今日は何を隠そう7月19日なのだ
雨が、本降りになってきた
「え・・じゃあなんで・・その・・真琴と・・・」
「あれは、僕がテーブルの角に転んで・・真琴先輩の上に・・」
そういえば、テーブルの上の皿が落ちてたような・・・・
「ホント・・・?」
「あ、ハイ!」
「・・・・・・」
夏希は自分の考えが、すべて杞憂なことを悟った。
「ゴメン・・・その・・勘違いしてた」
「・・・・・・そうですか。」
「ゴメンね。健二君のこと信じられなくて」
健二えの怒りはとっくに消え、今は申し訳なさでいっぱいだ
「大丈夫ですよ・・その・・僕も勘違いされるようなことしてたし・・・」
「許してくれるの?」
「はい、勿論です」
「・・・ありがとう」
信じられないような豪雨の中だったが夏希の心は健二の優しさに感謝する心でいっぱいだった
「その・・帰りましょうか」
健二が、手を差し伸べる
「うん・・」
夏希が手を伸ばす・・・・・・その時だった

ゴオォォォォ・・・・・・・
「ん?何の音」
夏希があたりを見回す
その時、夏希が立っていたところが崩れた
「きゃぁぁぁぁー」
夏希が悲鳴を上げた
「せんぱーい」
どこかで健二の声が聞こえた


714:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/13 11:48:19 SdmhPRwx
「うっ・・・うぁ・・」
夏希は、頭を必死にかばいながら落ちていった。
「うあぁ・・」
やっと止まったところは道路だった
「・・・・っ・・・」
痛みに耐えながらも立ち上がる夏希
(死ぬかと思った・・・)
ほっとした夏希だが、夏希の不幸はそれだけでは済まなかった

プゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーー
トラックの甲高いクラクションが鳴る。
後ろを見ると8mほど先に10tトラックが見えた
逃げようと思ったが体が動かない
いや、動けたとしても間に合わなかっただろう
死を確信した夏希は意識が遠のいてくのを感じた
(健二君を疑った罰なのかな・・・)
そんなことを思った瞬間夏希の意識が飛んだ

が、意識が飛ぶほんの少し・・・ほんの少し前に、車のフロントガラスに白い影が見えた
そんな気がした

715:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/13 12:04:56 SdmhPRwx
体がやけに重い・・・
私、死んだのかな・・・
そんなことを思っていると、なぜか、懐かしい感覚がした
なんだっけ・・この感覚・・・・




居間で、パーティーの準備をしていた万助が、その異変に気付いた
(ハヤテの奴・・やけにうるさいな・・)
気にしないようにしようと思ったがなぜかいやな予感がした
ためしに庭に向かっていくと、その予感が的中した
「なっ・・・・万作ーーーー早く来てくれぇー」


「・・・・・・」
夏希の意識が戻った・・
夏希は自分が生きていることを悟った。
目を開けてみると、そこには、母の雪子がいた
「かあさん・・・?」
「夏希・・?夏樹!みんな、夏希の意識が戻ったわよ!!」
(あれ?なんでここにいるんだ・・・確か私はトラックに・・)
「・・・・・・っ!」
頭が割れるように痛い
「夏希!まだ動いちゃだめよ!」
「何で私ここにいるの?みんながここに運んできてくれたの?」
母の雪子が目を逸らした
「ねぇ、なんで?」
「それは・・健二さんが・・・」
「健二君?健二君が運んできてくれたの?」
「うん・・・」
「そうなんだ・・お礼言わなくちゃ」
夏希は隣の部屋とを仕切るふすまを開けた



716:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/13 12:14:25 SdmhPRwx
そこには、親戚一同が集まっていた
そして、中心には健二がいた
しかし、健二はみんなにお礼を言われているわけではなかった
「なっ・・・・」
そこには血まみれの健二がいた。
「夏希か・・・目が覚めたか・・・」
万作が夏希を一瞥し再び健二に向き直る
「ねぇ、なんで健二君が・・・」
その時・・
「夏・・・きせ・・・先輩、気が・・ついたんですね」
喘ぎながら健二が言う
その時、すさまじい音で誰かがやって来た
「おい、みんな捕まえてきたぜ!」
そこには、見知らぬ男と翔太がいた
「だれ・・・?」
「お前たちを引こうとしたトラックの運転手だ。」
翔太が言う


717:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/13 12:24:15 SdmhPRwx
「引こうとした何て人聞きが悪いっすよ」
運転手の男が言う。年は、20代前半だろうか
「じゃあ、これはなんだ。」
翔太があるものを取り出した
それは、ビール瓶6本ほどだった
「こんなもん飲んでて、まともな運転できるのかよ!」
「おい、翔太やめろ!。そいつを、追及してもどうにもならない」
太助が言う。
「くっ・・どうなんだ万作おじさんよ」
「かなり厳しいな・・」
「厳しいって、どうゆうことよ!」
夏希が叫ぶ
「ろっ骨が折れて肺に突き刺さっている。呼吸がうまくできていない」
「そんな・・・」



718:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/13 12:38:24 SdmhPRwx
「何で・・・ねぇ、なんでこんなことになったのよ」
いまいち状況を理解できていない夏希は誰かに説明を求める
「俺が、おまえたちを見つけた・・・」
万助が言うにはこうだった
庭に出てみると、血だらけの健二が夏希をおぶって庭で倒れていたらしい
夏希は頭を打っていて気絶していただけなので大したことはなかったが健二の方は
ひどかった。
口は何とか聞けるようだが、万作が言ったように肺に折れたろっ骨が突き刺さり
呼吸ができなくなっている。
「でも、引かれそうになったのは私だし健二君は・・・」
そう言いかけた時、夏希の記憶がよみがえった
夏希が死を覚悟したとき、健二が転がるように山を下りてき、夏希を力いっぱい
押してトラックの進行方向から逸らす
だが、自分は逃げるのが間に合わなく・・・
「なんでよ・・あそこに出れば健二君だって無事じゃ済まないってわかってたでしょ?」
「それ・・は・・・」
親戚中が健二に注目する
「約束・・・した・・から・・」
「約束!?」
「栄・・お婆さん・・と・したからです」



719:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/13 12:39:18 SdmhPRwx
何か疲れたんで、もうやめます
また、明日にします。
長文&駄作失礼

720:名無しさん@ピンキー
09/09/13 13:00:05 ZRyST/qZ
大映ドラマみてーだなw

721:名無しさん@ピンキー
09/09/13 16:19:43 gFzKFcWL
>>719
>何か疲れたんで、もうやめます
すげぇストレートだなおいw
でもまた続き上げてくれんならおkおk

722:名無しさん@ピンキー
09/09/13 16:56:41 TQNN6oWK
メモ帳にしたためて推敲しろ

723:名無しさん@ピンキー
09/09/13 18:01:07 ZcNm2o2i
>>719
じっくり考えて、頑張ってくれ

724:名無しさん@ピンキー
09/09/13 18:14:58 L2Cipzqr
>>720
どちらか言えば、月9か昼ドラ?

725:名無しさん@ピンキー
09/09/13 19:19:55 WWlQ3ZlU
映画はまだまだ盛況だけどここは驚くほど元気ないな

726:名無しさん@ピンキー
09/09/13 20:42:28 ofUqNKjo
ネタが夏希と健二ばかりダメなんだ
あれだけアラフォーがそろってたらかなり濃い話が期待できる

727:名無しさん@ピンキー
09/09/13 21:48:08 G7XF1izr
嫁連中が実は全員万作のお手つきなんですね

728:名無しさん@ピンキー
09/09/13 23:25:57 pYEE7eX/
>>725
801スレやらカズマスレは人気あるんだけどな……
男キャラが多すぎるんじゃないか

729:名無しさん@ピンキー
09/09/13 23:34:50 verrd4OO
監督自身がカズマ侘助色っぺええええ!
ってリアルで公言してるような映画だからしょうがない

730:名無しさん@ピンキー
09/09/13 23:49:54 Rgs1SVWC
えぇwそうなの

731:名無しさん@ピンキー
09/09/13 23:58:29 ofUqNKjo
>>730
URLリンク(anime.biglobe.ne.jp)

細田守監督最新作『サマーウォーズ』公開記念特別インタビュー!(後編)

佳主馬っていう13歳の妙に色っぽい男の子も出てくれば、
侘助(わびすけ)っていう中年の痩せ型の、これも妙に色っぽい男も出てきます。
割合とキャッチーなキャラも家族のなかにいますし、
全体を通して女の子がみんなで観られる映画になっているんじゃないかなって思います。
そのなかで家族のことを考えるもよし、少年のエロスについて考えるもよし(笑)。
そんな気がしますけどね。

732:名無しさん@ピンキー
09/09/14 00:12:52 JkqUgH9K
>>727
このエロジジイ!

733:名無しさん@ピンキー
09/09/14 00:21:34 ob+ebQVt
>>730
チュッパスレのテンプレだけどこのあたりに細田語録がまとまってるよww
恐ろしいお人よ…
スレリンク(erochara板:1番)-4

734:名無しさん@ピンキー
09/09/14 03:41:38 JkqUgH9K
理香さんがもうちょっと美人さんだったら、侘助や理一との
あれやこれやを妄想したかも知れん。
(いや、理香さん好きなんだけどさ)

735:名無しさん@ピンキー
09/09/14 05:57:56 qfnUdFZW
理一×理香とか考えてる俺は間違いなく異端

>>734
そこで直美投入ですよ。侘助×直美なんてどうよ?

736:名無しさん@ピンキー
09/09/14 06:21:07 cg+vQuXu
>>735
侘直良いよな。映画でも小説でも二人で会話するシーンあるし。

血縁の上では問題無いか?

737:名無しさん@ピンキー
09/09/14 07:12:55 JkqUgH9K
>>735
上でああ書いといて何だけど、大いにありだと思うよ<理×理
お互いあの歳で独身とか、色々妄想の余地ありじゃない。
今すぐSSを書く作業に取り掛かるんだ!

小説版で、万助がカズマにきょうだいってのはいいぞ、
って言ってるシーンの「口うるさくて人使いが荒くて」ってのは、理一だよね。
そう言いつつも理香の頼みとか、ちゃんときいてきてあげたんだろなって感じ。

理香が男と別れる度に八つ当たりされてハイハイとか呆れつつ
慰めたりしてるといい。
酔いつぶれたのを、おんぶとか抱っこして運んでるといい。

侘×直は、お互いの欲望と割り切ってとか。

738:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/14 16:43:47 bCXoDL68
そういったとたん、健二の脈が下がり始めた
「ダメッ!それ以上喋っちゃ!」
その心配は、必要なかった。
健二の意識が遠のき始めた
もう、それは、近づているのかもしれない
「健二、男だろ!しっかりしろ!!」
「夏希を、おいて先に行くつもり?」
親戚一同からの励ましもむなしく、完全に意識がなくなった
「だめだ!瞳孔が開きかけてる!」
万作から悲痛な声が上がる
その時____

「夏希!」
誰かと思い振り返ると、そこには真琴がいた。
右手に包帯を巻いてかなり焦っている様子だった
「真琴、どうしたの?その手・・」
「いいから、早く来て!!」
「でも、健二君が__」
「いいから早く来る!!!」
夏希は、真琴の剣幕に、驚きつつ健二のそばを離れた!
(まっててね・・・)
そう、心で思いつつ真琴について行った。
そこは陣内家の屋敷の庭のある一角だった
「ねぇ、真琴。こんなところに連れてきて、なにするつもり?」
「今から・・健二君を助る。」

739:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/14 17:11:01 bCXoDL68
夏希は、真琴のいってることの意味を理解することができなかった。
「へぇ?」
「だから、健二君を助けるの!」
「で・・でも、どうやって?なんでここなの?」
真琴は夏樹の質問を無視し、おもむろに包帯ほどき始めた。
「え・・なんで・・・・?」
そこには、6割方消えた、真琴の右腕だった。
しかも傷口からどんどん真琴の体が光の雫となって消えていた
「私は、未来から来たの。」
「へぇ・・・?」
「私のいる時代は、{タイムリープ}と言って時間を自由に行き来できる装置が開発されているの、私はそれでここに来た」
真琴に言ってることは、信じられないが真琴の顔は真剣だ
「それで・・・私は何を・・?」
「手、貸して!」
おずおずと、手を差し出すと真琴はいきなり痛いくらい夏希の手を握る
「真琴・・・・手、痛い」
「我慢して」
30秒ほどすると真琴が手を離した。
すると、驚くことに夏樹の手の平に{01}といった形をしたあざができた
「これで、夏希は時間を飛ぶことができる」
「え・・・・どうゆうのこと?」
「いい?夏希は、これから過去に戻って健二君を助けるの・・、といっても、夏希は何もしなくていいの。
普通に、過ごしていれば、健二君は死ぬことはないんだから」
そこまで言うと、息を吸い込み、真琴がまたしゃべりだした
「私は、過去を変えすぎた・・・。過去を、変えすぎてしまうと未来の人が消えてしまうことがあるの。そして、私は今ここで消えようとしてる。」
「・・・・」
確かに、真琴の言う通りもはや右腕だけではなく体の7割が消えていた
「だから夏希!健二君を助けてあげて。」
夏希は、決心した
「わかった」
真琴は、安心したように、座り込んだ・・といっても下半身はもう消えて見えなくなっているのだが・・
「たぶん、過去に戻ると、夏希の記憶からは、私は消えると思う。」
「え・・」
「でも、大丈夫きっとまた会えるから・・」
「ホント?絶対だよ?」
「うん・・・じゃあまたね・・・」
「ちょっと待って、どうすれば戻れるのよ!!」
「あ、わす・・・・」
そこで、真琴の姿は完全に消えた

740:名無しさん@ピンキー
09/09/14 20:04:17 lWkuqR1y
急展開キター


741:名無しさん@ピンキー
09/09/14 22:03:04 PRiI0UfF
すげえw
真琴は実質友人aと変わらん名前だけのゲストキャラだと思ってたらものすごい食い込んできてるw

742:名無しさん@ピンキー
09/09/15 01:17:06 3gFScbRZ
ちょwww設定まで混ぜおった!!www

予想外の展開だらけじゃのぉ!

743:名無しさん@ピンキー
09/09/15 02:23:58 xHCObAJD
これは期待せざるを得ないw

744:名無しさん@ピンキー
09/09/15 02:32:04 GvXVo5iD
次はウォーゲームだな

745:名無しさん@ピンキー
09/09/15 19:27:44 t44MP4LU
続きマダー?

746:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/16 16:23:05 M6P1zxdn
蝉の声が懐かしくなる10月半ば―

夏希は川面に映るきれいな夕日を見ていた
あの後、健二は息を引き取り旅だっていった・・
健二の葬式には陣内家一同が参列しめやかに行われた

この一カ月、夏希は変わってしまった
太陽のような笑顔は身をひそめ、らしくない暗い顔ばかりしていた
理由は、健二の死ではなく真琴の致命的など忘れでもなく健二を信じれなかったことだった
夏希が、あの時点で、健二を信じていればこんなことにはならなかった
後悔ばかりが胸に浮かぶ・・・・
過去に戻る方法も一応自分なりに考えてやってみたが結果は今が物語っていた


747:名無しさん@ピンキー
09/09/16 22:18:48 F6z0BtOb
それでそれで?

748:名無しさん@ピンキー
09/09/16 22:49:51 GKS/ukfx
【完】

749:名無しさん@ピンキー
09/09/16 22:55:31 EPkidPgm
続き期待

750:名無しさん@ピンキー
09/09/17 06:57:23 PVcCCROh
はーやーくー

751:名無しさん@ピンキー
09/09/17 13:39:52 VFNdwN6i
まぁ、まず落ち着きなさい。人間、落ち着きが肝心だよ。

752:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/17 17:00:24 6RfVz2Sw
「帰ろ・・・」
夏希は、家に向かった
数年前から変わらない帰り道・・・
変わったと言えば・・
目から自然とあふれる涙・・・今日で3回目だ・・
2年前はこの涙を止めてくれた人はもう…
健二への未練がまた、あふれ出す…
それと、夏希は真琴のことを考えた
彼女は、自分は未来から来たと言ったがホントなのだろうか?
真琴が光となって消えたのは、悪い夢ではないだろうか?
しかし、夢ではなかった
真琴は夏休みが終わっても大学には来ないし、夏希の手には謎のアザが残っていた
真琴・・・・
河原では子供たちが水着姿で川に飛び込んでいる
夏希の頭に健二が浮かび、真琴が浮かび・・・・

その時だった
夏希の頭に奇跡のような考えが浮かんだ!

753:名無しさん@ピンキー
09/09/17 18:53:58 VFNdwN6i
まさか!?

754:520
09/09/17 21:19:33 FBGm9vK0
>>641 お前が書けっつったんだからな!責任取れよ!

Stuck On You

 僕の肩に爪が食い込んでいる。
 手にも。
 長い爪、長いまつげ、長い髪。きれいな肌、いい匂い。汗の雫が服に落ちる。
 心臓が痛い。理一さんのバイクのエンジン音に似たものが全身を揺らす。相変わらず瞼の奥に陰る白いスパークはいつか読んだ本の一節を思い出させる。つまり『あの眼差しは彼の目を貫いて喉を通り、心臓のまんまんなかを突いたのだ』。
 無茶苦茶で出鱈目な8月1日まで、僕がじっくり見た事があるのは先輩の後ろ姿と横顔だけだった。部室で静かに髪を梳く背格好を見てああ女の人ってきれいだな、と思ったあの日から。
 どんな気持ちでまなざしてたか、貴女はきっと知らないんだ。
 緊張して歯がガチガチと鳴る。姿を見るだけで体温が一気に上がる。泣きたくなるような日だってあった。
 『ちゃんと幸せにしてくれるかい?』
 初めて会った彼女は僕の目を見据えてそう尋ねた。先輩と同じ色の瞳で。
 僕は上手く答えられず、ついに改めて言い直せぬまま彼女と二度と会えなくなった。
 もし、あの時世界が終っていたら。
 もし、あの時僕の何かが欠けていたら。
 もし、あの時どこかの歯車が噛み合っていなかったら。
 僕はこうして先輩とキスをする事もなかったし、大好きと言ってもらえなかったし、告白だって……
 急に全身の毛穴が開いたみたいにゾッと身体が冷えて、ザワザワと正体不明の感覚が肌を這う。
 「なななな夏希せんぱい!」
 唇が離れると同時に名前を呼んだ。ぬるぬる光る生命の色をした唇。後れ毛なんか首筋に張りついちゃってて、とっても、その、なんというか。……エッチです。
 「んもう、その、センパイっていうの、ムードない」
 不満と書かれた顔でさえ僕の魂とかそういうものが容赦なく揺さぶられて堪らない。
 さっきまで触っただけでビクビク震えて人の肩を力いっぱい握り潰してたあの人が、精一杯いつもっぽく振る舞おうとしているこの人が、取るに足らぬ何でもない僕みたいな奴にこんな視線を向けるなんて。
 ……いや違う、僕は知っている。先輩が向けてるのは「僕みたいな奴」じゃなく、誰でもない「僕」だってことを。
 ああ、ああ、もう、嬉し過ぎてくらくらする!この喜びをどう伝えればいいのか解らなくて胸が張り裂けそう!
 「す、すいません!でも、もうが、が、まん、できなくて!」
 しまった噛んだ。なんだい、変なイントネーション。みっともない、だらしのない。頭の隅っこのいつもの僕が頭を抱えて蹲っているのが見えた気がする。

755:名無しさん@ピンキー
09/09/17 21:19:49 Sa7FxeDg
チュッパスレは今日も大賑わい!

756:520
09/09/17 21:20:31 FBGm9vK0
 汗がしとしとと服の襟に染みてゆく。のどぼとけに絡みながらゆっくりと伝い落ちていく気持ち悪さ。火照る顔を背け、下唇を噛んでただ耐えた。ああ、もう、情けない!
 「なにをがまんしてるの?」
 白くまろやかな指が自分の真っ赤な指に絡んで、ぴくりとも動かない。その途端、畳に何かが降った。ぽたぽたと音を立てて。
 それが彼女の汗だと気付くより先に、はっと顔を上げる。
 赤い顔。
 指を絡めただけで、僕と同じくらいに。
 これでも僕は年頃の男なので肌を露わにしている女性が掲載されている碌でもない本だって読む。その碌でもない本から得た知識によるとこうだ。
 【とりあえず肌が火照ってれば気持ちよくなってると思ってOK】。
 間違って二冊買ったからと、あの「今年の夏こそ!初体験Q&A大特集号」を押し付けられて財布を出し渋ったけれど、今なら言える。ありがとう佐久間!愛してる!
 「せ、いやっ!な、夏希さ、ん。をっ!」
 「や、やだ、落ち着いてよ」
 「なつきさん!」
 「はっはい!」
 「ナツキサン!をっ!その!そのっ……!」
 おかしいな、こんなに汗でドロドロ、変な唾が止まらないのに喉がガラガラでうまく言葉が出なくて、焦る。早く言わなくちゃ、上手く言わなくちゃと急けば急くほど頭の中がバラバラになって……!
 「健二くん、今年の8月1日って何曜日?」
 突如先輩が顔を覗き込んだので、僕は咄嗟にツェラーの公式を頭に思い描く。
 「えっ……2009年の8月1日だから……」
 「遅いっ土曜!」
 「あっ……はい。土曜日、です」
 一瞬先輩も数学好きなんですか、と訊ねようとして、自分がどれだけ正体を失くすほど興奮しているか知った。
 「……どう? 数学のこと考えたらちょっとは冷静になれた?」
 汗で濡れ鼠みたいになってる紅い頬の先輩が意地悪っぽく笑って。
 僕の世界が消えた。
 畳も、そこに散らばる汗も、先輩の白いワンピースも、自分の着てる少々くたびれたシャツも。何もかもが全部闇だか光だかの彼方にぶっ飛んで消えた。
 守ろう。この人を守ろう。世界中の何からでも誰からでも。守ってあげたくなるとかじゃない、守らなければならないと頭よりもっと深くが命じる。そうせよと僕を突き動かす。
 これは一体何だろう。単なる情動だろうか。勢いとノリだろうか、流れだろうか。
 なんとか残った理性にやっと引っ掛かった小指の力を振り絞って僕は必死でしがみ付く。この性欲でも思慕でも憧憬でもない、強力で抗い難い初めての衝動の正体を僕は心から知りたいと思う。
 「ナツキ」

757:520
09/09/17 21:21:21 FBGm9vK0
 うわ、呼び捨てにしちゃったよコイツ。急過ぎだろ。ナニソレ。頭の中の僕のアバターがラブマシーンに乗っ取られたあの性根の悪そうな顔でシシシと嘲う。……うるさい!だまれ!!
 「ひゃいっ」
 目ん玉をきょときょとさせている先輩がおかしな声で返事をしたのが最後。
 ベタベタする服の引っ掛かりを無視して。冷たく滴る汗でぬめる彼女の髪ごと頭を掴んでがっちり固定して。畳の上にぺたんと座っている彼女の側に立て膝で起き上がって。
 取り返しがつかなくなるキスをした。
 肌が熱い。心臓がうるさい。汗が煩わしい。頭はズキズキするし、下半身はもっとズキズキするし、目から謎の涙は出るし。まるっきり見っともなくて情けなくて恥ずかしくて最悪なまま、大好きなこの人に。
 栄さん、栄さん。もしも天国から見ていらしたら、少し目を閉じていてください。どうかお願いします。小磯健二、一生のお願いです。
 クチュクチュした振動が鼓膜に響く。まわりの音が聞こえなくなって「ちゅぱ、ぬちゃ」って音だけが大きく聞こえていた。
 くすぐったい。こそばゆい。先輩の額に髪が張り付いている。パックの卵みたいに並んだ玉の汗が思い出したように滴り落ち、僕の指の間を通ってゆく。
 どこまでも沈んで行けそうなほど柔らかくて日なたのコンクリートみたいに熱い先輩の舌がおずおず蠢いている。
 息が詰まる。てゆーか息をしてる暇すら惜しい。でも息をしなくちゃ死んでしまうし、さりとて唇を離すなんて出来やしない。だって、先輩が、夏希先輩がっ!僕の口を吸ってるんだぞ!!
 目を閉じても世界が歪む。赤や白や黒や灰色、緑とか紫とかピンクとか茶色の細かい色とりどりのドットが砂嵐みたいにザーザー音を立てて荒れ狂っている。オズの大混乱の時みたいに。
 蕩けそう。馬鹿になりそう。もう死んでもいい。そんな事を思い始めたころ、やっと自分の手の甲にカリカリと先輩の抵抗を感じた。
 それでも僕は躊躇いがちにそっと唇を半開きにしてほぼ零距離で口を動かす。
 「ど、どうしました?」
 「……も……だ、め……」
 短いやり取りが終わった瞬間、先輩が僕の手の中からするりと抜け落ちた。待って、と掴む前に。
 どうしよう。やっぱり嫌だったんだ。当たり前だよな、こんなの、急に……
 最高潮の高揚から突き飛ばされて真っ逆さまに奈落へ落ちる。蜘蛛の糸が切れて地獄へ逆戻りしたカンダタの気分。
 フェルマーの書き込み入りの『算術』原本を見て「この定理に関して、私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる」と書かれていたのを発見した息子の気分。
 暗澹たる絶望のまま、畳の上にうつ伏せる先輩に怖々目をやると、どう見ても不自然な恰好だ。
 「あの、せ、先輩? 夏希先輩?」
 ちょんちょん、と肩に触れ、返答がないのでそっと起き上らせてみた。目を回している。
 「な、なんで?」
 慌てふためいて部屋を見回すに、柱に掛かっていた室温計が目に入った。
 セ氏38度。
 「ねねねね熱中症だあぁぁぁ!!」
 悲鳴を上げたら通常とは違う方向へドンと開いた襖を踏み付けるようにして万助さんが飛び込んできた。

758:520
09/09/17 21:21:51 FBGm9vK0
 「佳主馬!風呂に水を張ってこい!万作は氷だ!急げ!」
 どたばたと襖で仕切られただけの狭い四畳半の布団部屋が開け放たれて真夏の日差しと風が差し込む。
 「え? え? えっ!?」
 「お前さんも来い!体を冷やさんと馬鹿になっちまうぞ!」
 「えっ!? ちょっ……!?」
 先輩を抱えた万助さんが僕の左手首を引っ掴んでどたどた廊下を爆走した。グラングランする視界が頭を引っ切り無しに打ちのめしている。
 「そおれ!」
 掛け声とともに、いつの間にか僕の足を掴んでいた理一さんが楽しそうにブン投げた。
 どっぽんと水しぶきが上がった音がして、皆が大笑いしている。な、なんだ? 何が起こってるんだ?
 目をぱちくりさせている先輩が僕の隣で同じように頭の上をはてなマークだらけにしている。
 「何事よぉ、このくそ忙しい時に!」
 騒ぎを聞きつけてやってきたのか理香さんがやってきて、風呂場の戸口で僕たちの有様を一瞥した。
 「熱中症の治療」
 理一さんがクックックと笑いながら漏らした一言で全てを察しでもしたのだろうか。手に持っていた何かの箱でトントンと肩を叩いて、この真昼間っから閉め切って何やってたやら、と呆れ顔。
 「な、何事なの?」
 「わ、わかりません」
 顔を見合せてぽたぽた雫の垂れるお互いを見ていたら、夏希先輩の白のワンピースがくっきり透けて肌に張り付いているのに気がついた。慌てて目を逸らそうとしているのに、おかしいな、体が動かない。
 「お兄さん、鼻血!」
 僕が覚えているのは佳主馬くんの悲鳴だけ。
 あとは知らない。

 枕元にうちわを持って髪を上げた夏希先輩がいる夢を見て、僕は手を伸ばした。
 あの時みたいに力いっぱいじゃなくて、優しくなぞるように指が僕の指に絡む。
 「ぼ、僕、翔太にぃみたいに車持ってないし、理一さんみたいにサイドカーも持ってないけど」
 どうしてこんなことを言い出したのか自分でもよく解らない。ぼんやりフワフワしててあまりにいい夢心地だったから怖いものなしだったんだろう。
 「でも、一緒にどこか行ってくれますか、と、東京に帰ったら」
 手を握る。それだけで勇気がわいた。1+1が10にも1000にもなる瞬間を僕は知っている。
 「楽しみにしてる、びっくりする程ボロい自転車でどこでも連れてって」
 そんな声が聞こえたから、僕は満足してもう一度瞼を下した。
 ああいい夢だ。
 とってもいい夢だ。
 ねえ栄さん、あなたもきっとこんな気持ちで瞼を閉じたんですね。

759:520
09/09/17 21:23:32 FBGm9vK0
セクロスをさせようと思ってやったが無理だった。今は反省している。

760:名無しさん@ピンキー
09/09/17 22:30:32 T4u0eS+Y
うむ、疾走感のある文章で良かったです

761:名無しさん@ピンキー
09/09/17 23:14:01 W8lUWOog
GJ!
フェルマーも出てきちゃったか。流石数学バカ。
その一文好きなんだよなぁ。

762:名無しさん@ピンキー
09/09/17 23:58:17 6k9kzOkr
書くのって大変なんだよな。
GJ!
小説風でよかった。

763:名無しさん@ピンキー
09/09/18 01:13:04 ecjhmV47
a

764:名無しさん@ピンキー
09/09/18 02:55:34 R1Xln9oA
>>759
GJ!非エロでもすげぇニヤニヤして読めたよ!!
楽しそうな理一さんに吹いたww

765:名無しさん@ピンキー
09/09/18 06:35:46 /y3MJW8E
>>759
これ、ふすまの向こうから覗かれてたんだよな?w

水をさす様で申し訳ないが、2010年の話なんで念のため。

766:名無しさん@ピンキー
09/09/18 10:14:47 gnYTC9FK
GJ!!
顔のニヤケが治まらねぇw

767:名無しさん@ピンキー
09/09/18 12:34:58 84/4uXKa
よし、それではそのまま交尾に移ってくれたまえ!

768:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/18 16:54:09 WXoY6rOO
GJ!
なんか、上手すぎて書く気失せた・・・

769:名無しさん@ピンキー
09/09/18 18:38:39 Um3P7guC
なんでだよ!書いてくれよ!

770:名無しさん@ピンキー
09/09/18 18:53:34 yzu8nMUP
ばあちゃんの前で恥ずかしく
ないのか!?・・・がんばれ!

771:595
09/09/18 19:13:57 /y3MJW8E
侘助×直美でSS考えました。よろしかったらご覧ください。

772:侘助×直美①
09/09/18 19:30:07 /y3MJW8E
2011年夏、陣内家の一室で栄の一周忌の合間に

直美「まさかこんな事になるなんて・・・お父さんに見られたらどうなるかな?」
侘助「二人して裸で布団の上だぜ。誤魔化しようがねえよ」
直美「あたしもヤキが回ったか・・・ねえ、声大きくなかった?」
侘助「この部屋は心配いらねえ。確認済みだ」
直美「確認て・・・あんたまさか!」
侘助「大昔に付き合ってた女だよ。車の免許取る前で、ラブホに行けなかったんだ。山ん中でする訳にもいかねえし、婆ちゃんの目を盗んでここに連れ込んだ。そういう訳」
直美「あきれた!そんな事してたんだ!。夏希をここに連れ込んだのかと思ったわよ」
侘助「くだらねえ事言うな。俺はあいつのオムツ替えた事あんだぞ?。いくら育ったからって手ぇ出す気になれるかよ。ああ、でも健二にはこの部屋の事を教えといたほうがいいかもだな。若いから歯止めがきかねえだろうし、こういう場所は絶対必要だ。シシシッ」
直美「このエロ中年!・・・て何よそれ!なんでそんなに勃ってるの?!。さっき一回出したばっかなのに!。あんたどんだけ絶倫?!」
侘助「お前がエロい妄想させるからだよ。責任とってもらおうか」
直美「何バカな事言ってんの!・・・ってやだ!いきなり足広げないで!・・・あはぁ・・・そこ舐めちゃ汚いから!・・・あふぅ・・・ううん、そこもっとやさしく・・・んん、それ、すごく良い・・・・ああっああっああああっ!!・・・・・・・わ び す け・・・・・」
侘助「なあ直美」
直美「え?」
侘助「お前のここ、バツイチの割には使い込んでねえな。旦那は淡白なの?。ひょっとして別れた原因はそれ?」
直美「・・・うるさいな!余計なお世話よ!!。あんたこそ入れたいんならさっさと入れてよ!あたしもうこんなになってんだから!!。ほら!!!」
侘助「シシシッ。そりゃ悪かったぜ。んじゃ早速」

二人とも元気だなーw

773:侘助×直美②
09/09/18 19:46:40 /y3MJW8E
侘助「待ちな。ゴム付けるから」
直美「あんたそういうとこは用意良いね」
侘助「いらない子供は一人で良い。俺はジジィと同じ間違いを繰り返すつもりはねえよ」
直美「まだ・・・気にしてるんだ」
侘助「生まれてすぐからのトラウマだぞ?。簡単に消えれば誰も苦労しねよ。ほら、膝持ち上げて」
直美「良いよ」
侘助「?」
直美「あんたの心の中の嫌な物、あたしに叩きつけてくれて良い」
侘助「どういう意味?」
直美「勘違いしないで。あんたに惚れたとかそんなんじゃないから。でも今だけは、あんたを受け止めてあげたい。別に理由がある訳じゃないの。ただそうしてあげたいだけなの。だから深く考えないで」
侘助「何だそれ?。まあ身内で惚れられても困るがね。んっ!」
直美「ふぅ!・・・・んふぅ・・・あっあっあっあっあっあっあああああ・・・・」
侘助「んん!・・・・・・やっぱすげえな、おまえのここ・・・熱くて、溶けそうで・・・・食いちぎられるみてーだ・・」
直美「あはぁ!はああ!あう!すご!・・・わ、び、す、け、・・ああっあああっま、また!またくるぅ!!」
侘助「ああ、俺もそろそろだ」
直美「はああ!はあお!ああっああっあはああああ!!!!!・・・・・・・」
侘助「んっ!・・・・くうっ!!・・・・・・・」



侘助「お前の旦那って何も分かっちゃいねえな」
直美「どうして?」
侘助「お前の体、良すぎる。まともな男なら手放しっこねーよ」
直美「何よそれ。あんたこそあたしにハマってんじゃん」
侘助「くだらねえ事言うなっつってんだろ」
直美「ぷっ、あははははははは!!」
侘助「あー、笑いたきゃ笑え」
直美「あははは!!、おっかしー!!。あははははは!!」
侘助「ほんとくだらねえよな。俺も、お前もさ」

END

774:名無しさん@ピンキー
09/09/18 20:52:13 Jya+02zC
一年後は二周忌だよw

775:名無しさん@ピンキー
09/09/18 21:29:04 BGTFkJnN
>>771
GJ!佗助×直美ってあんまりイメージ出来なかったが萌えてしまった

>>774
二年後は三回忌だが、一年後は普通に一周忌だろうjk

776:名無しさん@ピンキー
09/09/18 23:37:53 bRI1wUEO
>>775
GJ!


777:名無しさん@ピンキー
09/09/18 23:44:29 3E3kK3sh
>>771
侘直イイヨイイヨー!
最後のセリフがいいね。

>>768
あんたならできる!
あきらめない事が大事だよ!
まあ、書きかけのSS持ってる身としては同意したくなるがw


778:名無しさん@ピンキー
09/09/19 02:53:10 mrjmZNJ+
テスト

779:夏戦争・続(ほぼ非エロ)
09/09/19 10:07:23 oz+iWtjo
やっぱり書くことにしました。
どうぞ↓

「そういえば・・・・・!」
それは、4か月ほど前のことだった。
夏希がこの道を歩いていると真琴を見つけたことがある
話しかけようと、近づくと何を思ったか真琴は急に川に飛び込んだのだ。
しかも、その時はあまり気にしなかったが飛んだ瞬間一瞬消えたような気がした
河原に何とか真琴を引っ張り上げ、なぜあんなことをしたか問い詰めたが何も言わなかった
あの時は、用事があったのでそんなに気には留めなかったが、まさか・・・

(河に飛び込めばいいのかな・・・?)
そう思い、靴を脱いで少し川に入ってみる・・、がそんなことでうまくいくはずがなかった
(はぁ、やっぱ無理なのかな・・・・過去に戻るなんて…)
そのとき!!
「う、うあぁ・・・・!!」

780:名無しさん@ピンキー
09/09/19 10:20:53 ca8P55FX
メモ帳に書いて推敲してから投下しろと何度言えば分かるの

781:名無しさん@ピンキー
09/09/19 10:54:16 H0MX5Pg8
夏戦争・続(ほぼ非エロ) の人に関しては>>780で二度目だね。
何度もって言うけど。
もちろん、ある程度書き溜めてから一気に投下してくれるのが
いちばんだけど、別にこそこまで言わなくてもいいんじゃないの?
この人の場合、それでここまで来た訳だし。

782:771
09/09/19 11:36:52 /Kpex/YP
>>775>>777
ありがとうございます。この文章の形式でここまで長いと読みにくいかなと思ったんですが。
ご好評頂いてなによりです。
今、健二×夏希の少し長いエロSSと非エロのすっとこどっこいな短めのSSを考え中。連休中に
間に合えば良いんですが。


>>759
良いなあ、俺もこんなさわやかな終わり方のお話を書いてみたいw。






783:名無しさん@ピンキー
09/09/19 11:44:17 PWuR7UO5
チュッパスレは今日も平和!

784:名無しさん@ピンキー
09/09/19 16:52:49 pqL1jL6g
>>779
IDにozが…!

>>782
あんたならできる!

785:名無しさん@ピンキー
09/09/19 20:05:59 YM/jj1Q+
このスレもうちょっと元気でもいい気がするよな


786:名無しさん@ピンキー
09/09/19 20:44:58 7EV3qyEc
佳主馬きゅんが全部持ってっちゃったからねえ

787:名無しさん@ピンキー
09/09/19 21:11:18 YM/jj1Q+
もっと夏希たんでハァハァしたいよ

788:名無しさん@ピンキー
09/09/19 21:46:10 pqL1jL6g
若い頃の栄さんが見たいと思う自分は異端だろうか…

789:名無しさん@ピンキー
09/09/19 21:54:06 cfJck5VJ
>>788

> 若い頃の栄さんが見たいと思う自分は異端だろうか…

790:名無しさん@ピンキー
09/09/19 21:55:26 cfJck5VJ
>>789はごめんミスった。
まずは率先してSS書くところから始めるんだ!

791:名無しさん@ピンキー
09/09/19 22:23:00 r5aO7Si9
むしろ臨終前に最後のファックを
ババア結婚してくれ

792:名無しさん@ピンキー
09/09/19 22:25:52 piBmnmQS
>>791
いくらなんでもそれは引くわ

793:名無しさん@ピンキー
09/09/20 00:10:03 0OJWBRgX
人の萌えにケチつけなさんな。

>>791
侘助乙

794:名無しさん@ピンキー
09/09/20 00:30:22 qKfYENU7
>>793
それは萌えじゃなくて異常嗜好だろ
まあ>>791ネタで書いてるんだろうけどさ

795:782
09/09/20 06:32:30 A4+K3O5E
ぼちぼち投下開始します。まずは健二×夏希から。少し長めなので健二の一人称
にしました。では。

796:名無しさん@ピンキー
09/09/20 06:57:46 A4+K3O5E
2010年9月上旬、久遠寺高校下駄箱前にて

バイトを休んだ日の帰り際に、佐久間が僕に話しかけてきた。
「おい健二。今日も夏希先輩、お前ん家に来るんだろ?」
「ちょ!さっさっ佐久間!!。声大きい!!声がー!!。って何で知ってるの?!」
「お前がOZのバイト休む理由なんざ他にあるもんか。先月から何回目だと思ってんだよ。チーフの身にもなれよなあ」
「あ・・・ごめん佐久間。それは・・・本当にすいません」
「まあ、俺が穴埋め出来る間はやっといてやるから、後で結果報告忘れんな。これ業務命令な。しっかりやれ!」
業務命令って・・・そう思いながら、僕は佐久間に感謝していた。彼の協力がなければ今の僕は絶対に無かったはずだから。
僕は自分を大きく変えたこの夏の出来事を死ぬまで忘れないだろう。陣内家との出会いと、ラブマシーンとの真夏の戦争を。
上田から東京へ帰った僕は、正直不安だった。あれだけの事をやったのだから、僕も夏希先輩も当然メディアスクラムにさらされるとばかり思っていた。
しかし僕らの回りは拍子抜けするほど静かだった。ネットでは騒がれていたが、少なくとも表向きは誰も僕らを追う者はいない。
二学期初日に先輩と一緒に登校した時全校の男子生徒から散々な目にあったがそれも最初だけ。夏希先輩の、堂々と僕と付き合う態度に
彼らもおとなしくする以外無かったから。
誰かが世間から僕らを守っている様な気がしてならなかった。亡くなった栄おばあさんを良く知る人達が、マスコミに圧力でもかけているのだろうか。
理一さんが言ってた「七人の侍」のセリフってこういうこと?。
「健二くーん!。おまたせー!」
「せんぱーい!!」
片手に学校指定カバンを持った夏希先輩が、廊下から僕に手を振る。うれしくて僕も大きく振り返す。
なんとなくハヤテが栄おばあさんに尻尾を振る様子が頭に浮かんだりしたけど、気にしない気にしない。
「途中で買い物行かなくちゃね!。冷蔵庫の中、何か残ってるかな!?」
先輩、そこでいきなりそれですか。回りみんな聞いてますけど。
でも良いです。ずっと憧れてた夏希先輩が僕と付き合ってくれて、その上うちに晩ごはん作りに来てくれるなんて
それだけで天国と同じ。それも今日が初めてじゃないし。
ああでも、レバニラはちょっと、かな・・・・・・・




797:名無しさん@ピンキー
09/09/20 07:23:18 A4+K3O5E
>>796の続き その日の夜、小磯家の健二の部屋にて

二人だけの夕食が終わった。先輩が僕のベッドに腰掛け、僕もその隣に座る。夢なんかじゃないリアルな時間。先輩の手料理についてはあえて何も考えない事にする。制服の上にエプロンを付けた姿が最高にかわいかった事だけ記憶に入力しておこう。うん、それが良い。
「健二くんてお皿洗うの上手だね!。私ごはん作るのは良いけど、後かた付けが何か苦手でさー」
「小さい頃から普通にやってましたから。うちは共働きだし」
「健二くんのご両親って、お仕事忙しいんだっけ?。うちも共働きだけど、普通に毎日帰ってくるよ・・・あっ!」
「忙しいっていうか・・・わざと忙しくしてるって感じです。父さんも母さんも、お互い顔を合わせないようにしてるっていうか・・・お盆にすこしだけ休みがかみ合ったんです。出来るだけ話かけたんですけど、二人とも目を合わさないようにしてて。それで僕思い切って・・・」
「ごめん!!」
「え?!」
先輩はいきなり謝ると、僕の首に両手でしがみついた。細くて柔らかくてひやっと冷たい手。でも、しっかりした力で僕を抱きしめる夏希先輩の手。
さすがに鼻血は出なかったが、急な展開に僕は大声を上げてしまった。
「先輩!何で?!何で何で何で?!」
「健二くんごめん!!。健二くんのご両親にも事情があるはずなのに、簡単にうちの親と比べちゃうなんて・・・あ~私って何でこうバカなんだろう!。軽はずみな事はもうやらないって決めたのに~。ぐすん。健二くん、ひょっとして怒ってる?」
先輩!そんな事気にしてるんですか?!。うちは昔からこんな物なのに、気を使いすぎですよ!。
ひょっとして今年の夏に大きく変わったのは、僕じゃなくて先輩かも・・・。
ああっそんなうるうるした瞳で見つめられたら僕、もう!・・・・・。
「夏希先輩」
「うん」
「僕、怒ってなんかいませんから・・・」
「うんうん」
「あの・・・その・・・しても、いいですか?・・・・」
「うん、いいよ。私も健二くんと・・・・エッチしたい」
「せんぱーい!!。」

798:名無しさん@ピンキー
09/09/20 07:45:40 A4+K3O5E
>>797の続き
僕は力まかせに夏希先輩を押し倒した。
歯がぶつかるような、乱暴なキス。僕は半ば無理やり自分の唇を先輩の口にこすりつけた。左手で先輩の頭を押さえて指を艶のある髪の毛にからませ、
右手は制服のブラウスの上から左の乳房を下から持ち上げるように揉んだ。ブラジャーの硬さの下から伝わる柔らかい、それでいてしっかりした乳房の感触。
あれ?なんか揉みにくいような?・・・・そうか、今日の夏希先輩、ブラジャーの中にパットを入れてるんだ。そんな物なくても最高のプロポーションなのに。
と言っても、僕は他の女の人の体なんてさわった憶えは無いけど。せいぜい母さんくらいか。それも子供の頃に。
僕は夏希先輩の口にに舌をねじこみながら、右手でブラウスのボタンを外そうとした。とたんに先輩は僕の口を振りほどき、僕の右手を自分の左手で制した。
「待って、健二くん」
しまった!!。調子に乗ってやりすぎた!!。ああああああああどうしよう!。きっと夏希先輩を怒らせたに違いない!。そんなあ!ここまで来て先輩に嫌われるなんて!!。でも初めてじゃないのにどうして?!。
「くすっ、そうじゃないよ」
先輩はそう言うと、僕のほほを右手の平でやさしく撫でた。怒ってなかった。まるで僕の心の中を見透かしたような、優しい笑顔だった。どうして良いのか分からなくなった僕を、一発で落ち着かせてくれる最高の笑顔。
「お願い。電気・・・・消してくれる?。まだちょっと、恥ずかしいから」
僕はベッドから文字どうり飛び降り、着地と同時に照明のスイッチに自分の手のひらを叩き付けた。


799:名無しさん@ピンキー
09/09/20 08:16:36 A4+K3O5E
>>798の続き
カーテンの隙間から入り込むわずかな街灯の灯りが、裸になった夏希先輩の全身を白く浮き立たせていた。
同じく服を脱ぎ捨てた僕は、目をつぶる先輩の大切な部分に自分の指を滑らせる。
「すごい・・・先輩のここ・・・こんなに濡れてる・・・・」
「やだ、言わないでよそんな事」
「先輩、痛かったら言ってくださいね」
そう言うと僕は、自分の右手の中指を先輩の奥に滑り込ませる。大丈夫、爪はちゃんと切っておいた。
「んんっ・・・くっ・・・」
「すごい!・・・柔らかくてとろとろで・・・ぎゅっと締め付けてくる・・・まるで指が吸い込まれるみたいだ」
そう言いながら僕は、先輩の膣の中を右中指の腹でまさぐり始めた。前に先輩とエッチした時見つけたところ。
膣の中のお腹側の、ざらざらした感触がある部分。そこに触れれば先輩は・・・あった!ここだ!。
「はうっ!!あはああ!!。健二くん!そこ!そこはぁ!!」
構わず僕はその部分を撫でさする。僕の指の動きに誘われ、夏希先輩の身体が薄闇の中で
狂おしくくねる。確か、Gスポットって言うんだっけ。
「はあっ!ああああ!・・・んん・・・んふう!!・・・健二くん!、健二くん!!
あはあ!!・・・す、すごい!!・・・・
右手をそのままに、僕は左の人差し指と中指で先輩のクリトリスをこね始めた。
スタンガンでも受けたように、夏希先輩の身体が跳ね上がる。
「ひいいっ!!!・・・ひあああっ!・・・・あっあっあっああああああ~~~~!!!!!」
先輩、イってください。恥ずかしがらなくて良いです。僕はもっと夏希先輩をイかせたいんです。
先輩にもっと気持ちよくなって欲しい。先輩にもっと喜んで欲しい。先輩にもっといやらしくなって欲しい。
もっと!もっと!もっと!もっと!!!!!!!!
「あああっあああおおお!!あがああああおごおおおおおおおおあああああ!!!!!!!!!!!!
・・・・・・・・・はあああああああ・・・・・・・・・・」
夏希先輩はシーツをかきむしりながら全身をねじらせ、大きなため息をつきながら僕の目の前で・・・・・・
イった。身体全体で、気持ち良さを表しながら。
「夏希先輩・・・大好きです」
僕はそういうと先輩の淫らな液体に濡れたままの手で先輩の両膝をつかんで、大きく開いた。


800:名無しさん@ピンキー
09/09/20 08:44:24 A4+K3O5E
>>799の続き
「ああ・・・健二くん・・・その、そのままじゃ・・・・」
先輩またですか?!。何だろう。何がまずかったんだろう。
「そのままは・・・やめて・・・ちゃんと付けてくれないと私・・・その・・・困るから・・・・」
ちゃんと付ける?・・・ああ、そうか!!。うわー!忘れてた!!。あやうくとんでもない事を
するとこだった!!。ええと、どこだっけ?どこに隠したっけ?・・・・。
「うんん・・・これでしょ?」
そう言うと夏希先輩は、枕の下に挟んだコンドームを取り出した。先輩、何で知ってるんですか?!。
「私、健二くんのこのお部屋の事は何でも知ってるよ。大事な彼氏のお部屋だもん、
当然だよ。」
それってエロ本やアダルトDVDの隠し場所も全部バレてるって事ですか!!
そんなああー!!。
「こっち来て。付けてあげる」
僕は先輩の言葉に逆らえるはずもなく、仰向けの先輩の身体をまたぐように膝で歩いて
自分の物を夏希先輩の顔の前に差し出した。先輩は僕自身を左の指で撫でさすりながら、
右手と口で器用にコンドームの袋を裂いて、中身を取り出した。
「すごい。こんなに硬いなんて・・・・はいOK」
そういいながら先輩は、張り裂けそうな僕の一番敏感な部分にコンドームを被せた。
ラテックスのしっとりさと夏希先輩の指先の柔らかさに包まれて、それだけで僕の
そこは信じられないほどの幸せを感じていた。
「健二くん!!・・・来て!!」
「は・・・・はい!!」
もう、迷う事なんか無かった。



801:名無しさん@ピンキー
09/09/20 08:52:58 EMqZxpdR
メモ帳に書いて推敲して一気に投下しt…………

802:名無しさん@ピンキー
09/09/20 09:12:36 j1kTJLG9
GJだがとりあえず、!とか?の後ろに。はいらんぞ。
最近多いな、こういう勘違い。

803:名無しさん@ピンキー
09/09/20 09:29:04 A4+K3O5E
>>800の続き
夏希先輩の中は、やっぱり最高に気持ち良い。天国という表現以外何も思い浮かばない
自分に腹が立つ。得意の数学的な表現で何か上手い言い方は無いかと思ったが、それすら
嘘くさかったのでやめた。そのくらい夏希先輩の身体は、最高に思えた。
先輩のねっとりした膣壁が、奥まで差し込まれた僕の物を逃すまいと締め付ける。
剣道と自転車通学で鍛えられてるんだろうか。
「んはああ!!・・・す、すごい!!・・・先輩・・・」
「ああ、あたしも!あたしも!・・・ああっああっああっああっああっああっ
ああああ!!!!・・・・」
僕が腰を打ち込むたびに、先輩は声を荒げる。駄目だ。僕、もう・・・・い、いや、
嫌だ。ここで終わってしまうなんて嫌だ。もっと気持ちよくなりたい。先輩の中で。
もっと気持ちよくしてあげたい。夏希先輩を。でも僕の尿道から腰へ、そして身体
全体ににじんでくる甘くてとろけるような痺れから逃れるのは、とんでもなく難しい。
どうしよう、このまま腰を振り続けるのをやめたくない。でも射精の予兆は容赦なく
僕を襲う。この麻薬を思わせる逃げたくない感覚から、ほんの少しだけで良いから
距離を置く方法は、どこかに無いのか!!。
何かの公式を思い浮かべようかと思った瞬間、一つのひらめきが僕の脳に浮かんだ。
僕は自分のペニスを先輩の膣の奥まで押し込み、そのまま腰を前後にではなく時計
回りに回転させた。僕のペニスは先輩の膣内をねじるようにかき回し、僕の陰毛は
先輩のクリトリスを思いっきりこすり上げた。
「ひぎいいいいいい!!何これ!!・・・・健・・・二くん!すご!・・・
すごすぎ!!こんなのって!・・・」
これだ!この方法があったんだ!。僕の目の前で先輩は身をよじり続けるが、
亀頭からの刺激は軽くなり、射精の感覚は遠くなった。余裕が出た僕は腰の回転を
反対にし、先輩の表情の変化を楽しんだ。
「あがあああ!!あああがおおおお!!!!・・・・・・・・・あっあっあぎいやあ
ああああああ!!!!・・・・」
薄明かりの中でもはっきり解るほど夏希先輩の肌はピンクに染まり、肌が触れている
部分から伝わる先輩の体温は、信じられないくらい熱い。夏希先輩は限界まで固く
なった左右の乳首を天井に突き出すようにのけぞり、金魚のように口をパクパクさせた。
顔にかかった前髪をやさしくどけると、先輩が白目をむいてるのがはっきり確認できる。
夏希先輩、今日はもうこれで十分ですよね?僕は先輩を気持ちよくさせましたよね?。
そう思うと僕は腰の動きを元に戻した。静まっていた射精の予感が、上田の先輩の
家から湧き上がる温泉のように噴出してくる。

804:名無しさん@ピンキー
09/09/20 09:53:41 A4+K3O5E
>>803の続き
「先輩!先輩!夏希先輩いいいい!!!!!」
「良いよ!来て!健二くん!!ああっあはあああっううううああ!!!!!」

そして僕と夏希先輩はほぼ同時に果てた。頭の中が真っ白で何も考えられない。
考えたくない。死ぬまでこうしていたい。このまま死んでしまいたい。
誰にも邪魔されたくない。誰にも会いたくない。夏希先輩以外とは、誰も。
ふと気がつくと、僕はベッドの上で先輩を抱きしめていた。先輩の腕も、僕の背中
に絡まったままだった。精液を放出しきった僕のペニスはそれでも夏希先輩のしめつけ
から逃れる事が許されず、ある程度の硬さを保ったままだった。


次の瞬間、枕元の僕の携帯が鳴った。ありえないという言い方がこれほどまでに似合う
状況を僕は知らない。出来れば永遠に知りたくなかった。
くそ!どこのバカだ!僕と夏希先輩との最高の瞬間を土足でふみにじりやがって!!
こういう空気読めない行動は、絶対佐久間だ!あいつめ、僕が夏希先輩と付き合ってる
のが気に入らないんだ!何がチーフだカッコつけやがって!!
そう思いながら、少しずつ覚醒する意識の中で僕は事実を把握し始めた。
違う。佐久間じゃない。滅多にかからないこの着信。これは・・・
「父さん?!」
それは僕の父親からのメールを告げる音だった。

805:名無しさん@ピンキー
09/09/20 10:35:58 A4+K3O5E
>>804
身体を離して呆然と携帯を見つめる僕に、気分を落ち着かせた夏希先輩が
話かけてきた。
「健二くんのお父さんからなの?」
「あ・・・はい」
僕は生返事しか出来なかった。僕の目は携帯の画面に釘付けだったから。
「私が口突っ込んだらマズい・・・よね?」
遠慮がちに先輩が僕にそう言った。口元は笑ってるけど、目は不安の色を示していた。
違います夏希先輩。僕はあなたにそんな顔をして欲しくはないんです。僕はどう表現
して良いのか解らない苛立ちを憶えた。誰よりも好きな夏希先輩はこんなに僕に気を
使ってくれてるのに、僕は彼女に何も応えられないなんて!!
どうして良いのか解らない僕をなだめてくれたのは、他でもない父親からのメールだった。
今までどうにもならない距離があって、家族というより他人に近かった僕の父からの
メールが、僕の頭の中をあっという間に入れ替えてくれた。僕はメールの内容を、夏希
先輩に言わずにいれなかった。
「父さん、今月の連休に帰ってくるんですって!!母さんも休みが同じ日に取れるから、
一緒に食事にでも行こうって!」
「そうなの!すごいじゃん!!良かったねー!!ねえ健二くん!!」
夏希先輩はそう言って僕に抱きついた。最高の気分だ。僕は家族と恋人を、
両方ともこの手にしたのだから!
「先輩と栄おばあさんのおかげです」
「?なにそれ?どういう意味?」
「おばあさんの手紙です。家族同士手を離さぬように、人生に負けないようにって、ね。
その通りだと思いました。それで両親に思い切って言ったんです。次の休みにご飯食べに
行こうって。それが現実になったんです!栄おばあさんと、おばあさんに僕を会わせてくれた
夏希先輩のおかげです!先輩、ありがとうございます!夏希先輩が大好きです!
僕は夏希先輩が、大好きなんです!!ありがとうございます!!」
「・・・・・・・健二くん、なんか大人になった」
「そう・・・・ですか?」
「ためらわずにはっきり言ってくれたから。少しは自信が持てるようになったのかな?
もしそうなら私もすごくうれしい。健二くんの成長に手を貸す事が出来たんだし、私
の事大好きって何回も言ってくれたしね」
「先輩・・・・」
「ね、もう一回したい」
「ええ?!」
「大人になった健二くんを、もっと良く見せて欲しいな」
「あ・・・・はい」
僕がそれを拒む理由なんて、世界中どこを探してもあるはずは無かった。

END




806:名無しさん@ピンキー
09/09/20 10:49:17 h/Vw5/Vo
ふんがぁ~!

GJ!!

807:名無しさん@ピンキー
09/09/20 10:50:03 kNh9M3xh
GJです

808:795
09/09/20 12:56:09 A4+K3O5E
まいどご好評頂きありがとうございます。長くなるとは思ってはいましたが
ここまで文字数が多いと想像以上に大変でした。一応下書きはしてたんですが。
プロの作家ってすげえ。
ラストの健二の父親からメールが来て夏希が二回目を要求する流れは、以前
本スレの18か19あたりにごく短い物でUPしたものです。板違いを指摘されたので、
今回再利用させていただきました。
>>802
すいません、それ全部自分ですorz
こんなところで小学生並みの間違いに気がつかないとは・・・・・

とりあえず明日まで休みなので短めの物も書くかもしれません。よろしかったら
ご覧になってください。




シルバーウィークってSWと略すとサマーウォーズに被って良いよなww。
もう秋だけどw


809:名無しさん@ピンキー
09/09/20 22:28:08 h/Vw5/Vo
銀色週刊ってなんか少女漫画っぽいと思うのは俺だけか・・・?

810:名無しさん@ピンキー
09/09/21 00:10:57 SPbKq2n+
初めてエロSSを書く者です。
夏希視点でちょっと長め(?)&ほのぼのエロを書いてます。
連休中には仕上げられると思います。

811:名無しさん@ピンキー
09/09/21 07:23:55 E/dKloBb
>>健二と夏希のSSはGJだったんだが、同じ展開で両親に離婚するって言われた当時の俺を思い出して鬱になりました。
彼女と話中→父親から℡→明日、皆で食事に行こう→離婚宣告

812:名無しさん@ピンキー
09/09/21 07:52:43 l7x1E5lq
>>811
よしよし(頭なでなで)

813:名無しさん@ピンキー
09/09/21 08:23:14 fzMOCEmI
彼女さんにいろんな方法で慰めてもらったんですね

814:808
09/09/21 09:12:22 cTCD5iaK
短いのを2つ書きます。文章の形式は元に戻しました。
>>811
そりゃ申し訳ない。彼女と仲良くしてくだせい。

815:ケンジ×ナツキ
09/09/21 09:43:57 cTCD5iaK
2010年8月末の深夜、OZ中央管理棟内部にて

ケンジ「もうこんな時間?この作業いつまでかかるんだろう・・・はあ、夏希先輩に
会いたい・・・」
サクマ「しゃべっても良いけど手は止めるな。作業遅れてるんだから・・・ケンジ!後ろ!」
ケンジ「後ろって・・・ああ!!」
サクマ「吉祥の・・・・天女・・・」
ケンジ「ナツキ先輩!!」
ナツキ「えへへ~来ちゃったー。ケンジくん、遅くまでご苦労様。あ、サクマくんもね」
ケンジ「どうやってここまで・・・保守管理作業者の権限が絶対に必要なはずなのに。
まさか侘助さんがまたハッキングAIを?! ラブマシーンじゃなくて抱いてHOLD ON ME?!
意表を突いてずるい女?」
ナツキ「ぷっ、何それ? これはね、吉祥のレアアイテムの特権なの。今日どっちも部活が
忙しくて学校にいるのに会えなかったでしょ? だからジョンとヨーコにお願いして、短時間
だけここに入れてもらったの」
ケンジ「うれしいけど話があるなら携帯のほうが・・・・ていうかOZのセキュリティレベルって
高いのか低いのか・・・」
ナツキ「ケンジくん、私明日は何とか時間作れそうなんだ。お昼一緒に食べようよ!
良いでしょ?」
ケンジ「あ・・・はい・・・」
ナツキ「良かった! じゃあ私お弁当作ってあげるね。それじゃ! ちゅっ」
ケンジ「・・・はあ~ん、リアルでもアバターでも、やっぱナツキ先輩ってかわいい・・・」
サクマ「ケンジ、後ろ」
ケンジ「へ? 今度は何?・・・どわあああああ!!! このアバターの群れは何??!!!」
サクマ「OZ中央管理棟保守管理作業者全員だ。勤務中に彼女といちゃつくお前をボコに
したいそうだ。俺は関係無いからログアウトするからな。ああ、バトルモードのエリア規制は
解除済みだから忘れるなよ」
ケンジ「そんな! 待ってサクマ!待って!・・・ひいいいいいいい!!!!!!!!!!」


健二「・・・ひどい・・・ひどすぎる・・・」
佐久間「自業自得だこのバカ! 先輩にも注意しとけ!」
健二「夏希先輩って、ある意味ラブマシーンより凶悪かも・・・」

作業は良いのかw


816:侘助×直美③
09/09/21 10:12:48 cTCD5iaK
>>773の続き 服を着て廊下をほてほてと歩く直美と侘助に

加奈「あーっおばちゃんたちいたー!」
直美「加奈ちゃん?」
侘助「何だ?」
加奈「あのねー、うんとねー、直美おばちゃんとー侘助おじちゃんをー、
みんなで探してたのー」
侘助「探す?・・・俺達を?」
加奈「あのねー、うんとねー、おかあさんがーもうすぐごはんだからー、
おばちゃんとおじちゃんさがしてこいっていうのー」
直美「あちゃ、もうそんな時間? あ、そういや日が暮れてるわ」
侘助「ちょっとがんばり過ぎたかな? シシシッ」
加奈「あのねーうんとねーみんなでおばちゃんとおじちゃんさがしてたのー。
あのねーそれでねー夏希おねえちゃんないてたのー」
侘助「夏希が・・・泣いてた?」
加奈「そうなのー夏希おねえちゃんないてたのー。侘助おじちゃんいないってー
おじちゃんがまたいなくなったってーないてたのー。あのねーそれでねー健二おにいちゃん
といっしょにねー侘助おじちゃんさがしてるのー」
侘助「参ったな・・・昔と変わってねえ。やべ、思い出しちまったじゃねーか」
直美「あったね、そんな事。ちょうど今のこの子みたいに、家中あんたを探して回ってたっけ。
翔太なんか眼中に無かったわ」
侘助「俺が一人になりたい時に限って、ちょろちょろとな」
直美「そっか。ごめんね加奈ちゃん。叔母ちゃん達が悪かったわ。さあおいで!抱っこ
してあげる!」
加奈「うん! 加奈だっこするー!」
直美「よーいしょ! あはは! 加奈大きくなったねー! 奈々ちゃんも大変だわ。
・・・ねえ侘助」
侘助「あ?」
直美「この子も夏希みたいになれるのかな。夏希みたいな、家族思いの優しい子に」
侘助「なるさ。うちの子だからな。もっとも軽率なところは似て欲しくないがな。シシシッ」
直美「はっきり言いすぎ。おっと! こうしちゃいられない! ほら行くよ!侘助おじちゃん!」
侘助「お前にだけは言われたかねーよ」


END


817:名無しさん@ピンキー
09/09/21 11:29:45 wjkpi/NY
この映画ってほんとヒロインに魅力が感じられないんだよな。
感情移入もしづらいというか。

818:名無しさん@ピンキー
09/09/21 12:53:59 ZFI+nDfR
許婚の代わりを頼むような愚かな子では仕方ない

819:名無しさん@ピンキー
09/09/21 12:55:22 Eoeb1haI
後半もう少し夏希の見せ場があればな

820:名無しさん@ピンキー
09/09/21 14:48:54 sfug8qxp
小説版で夏希の魅力8割り増し位に感じたな

821:名無しさん@ピンキー
09/09/21 20:03:47 luyrhhrC
>>814 GJ!
健二×夏希のバカップルぶりも可愛かったけど、
佗助×直美+加奈ちゃんの様子が親子みたいに感じられて萌えたw
佗直はまってしまったかもしれん…

822:名無しさん@ピンキー
09/09/21 20:17:44 q6QdBN1m
>>817
毎日毎日何スレ回って煽ってるの?

823:名無しさん@ピンキー
09/09/22 03:08:58 pr7GSBbh
ぜひ夏戦争続きを!!

824:名無しさん@ピンキー
09/09/22 06:07:33 JKNYg41H
真琴はどうなったの?

825:名無しさん@ピンキー
09/09/22 12:40:30 QWFXIluJ
>>824
時空の狭間に漂ったままアボンしますた。

826:810
09/09/22 12:58:54 6S35NYzz
健二×夏希の日常+微エロを夏希の視点で書いたので投下します。

827:健二×夏希(日常+微エロ) 1
09/09/22 13:01:01 6S35NYzz
「午後から健二君の家に行ってもいい?」
ある冬の日曜日、午前中は自宅で勉強していた夏希だったが、急に健二の顔を見たくなった。
いいですよ、との快い返事。今日は家に一人なんで、手持ち無沙汰だったんです、とのこと。
「今日は私の受験勉強と、”健二君の苦手科目克服の会”を開きまーす!」
電話の向こうで、そんな…というため息が聞こえたが、夏希はそんなことにはお構いなしだ。
「じゃあ午後の二時にお邪魔するね。」
電話を切ると、早速着ていく服選びを始めた。

健二は自宅の最寄り駅まで夏希を迎えに来ていた。
健二くーん、と手を振る夏希。
えらいえいらい、こっちが何も言わないのにちゃんと迎えに来てくれたね、と笑顔を向ける。
歩いて十分ほどで健二の自宅に到着した。
健二は玄関のドアを開け、どうぞ、と夏希を促す。
夏希が健二の家に来るのは今日で何度目だろう。
それにしてもいつも整理整頓の行き届いた部屋だな、と彼女は部屋を見回した。
勉強机にパソコン、書棚は数学の本でびっしりと埋め尽くされていた。
書棚を見ながら”へんな”本はないのかな、とつい悪戯心が湧き起こってしまう。
高校生の男の子なんだから…と思うのだが、彼女を部屋へ招く時にそんな失態は
さすがに演じないだろう。だがきっとそれはハードディスクに収められているに違いない。


828:健二×夏希(日常+微エロ) 2
09/09/22 13:02:32 6S35NYzz
リビングにテーブルを用意すると、二人は向かい合って勉強の準備を始めた。
「いつも健二君は数学ばっかだよね。だから今日は…」
そう言って夏希は現代文の教材を健二の前に差し出す。
学校と塾の教材、そして市販の過去問が彼の前にうず高く積み上げられる。
「私は数学をじっくりとやるから、健二君はこれをやってね。」
「ええ~?すごいボリュームですよ!それにこれ、三年生の範囲じゃないですか?」
泣き言を言う彼を脇目に
「それ全部コピーだから心配しなくてもいいよ。それに国語をきちんと勉強すれば、行間が
読めるようになるからね。行間を読める男の子ってかっこいいけどな~?」
夏希にそう言われると健二は渋々問題に取り組み始めた。

829:健二×夏希(日常+微エロ) 3
09/09/22 13:05:12 6S35NYzz
五十分経ち、一時間が過ぎ、一時間半が経とうとしていた。
二人は互いに無言で勉強を続ける。時計の秒針とシャープペンを
走らせる音しか聞こえない。
一息入れようかな、と思ってふと向かいにいる健二の顔を見た。
集中力を研ぎ澄ませた真剣そのものの表情。
どきりとした。
いつもの優しい、少し情けない表情とはうって変わった男性の表情。
夏希は彼のこの表情が好きなのだ。
彼女は問題を解く手を止め、微笑みながら健二を見つめていた。
「ねぇ…」
夏希は彼の手に自分の手をそっと添える。
「ちょっと休憩しよっか?」
「ああ、こんなに時間が経ったんだ…先輩、お茶入れますね!
えっと、甘いもの好きでしたよね…」
そう言って健二はお茶の準備を始めた。
手伝う?と聞くと、いえいいです、との返事。
「じゃあお言葉に甘えて。」
しばらくして健二は飲み物と菓子類を持って来た。
彼と付き合いだしてから知ったことだが、彼はコーヒーや紅茶の淹れ方が
上手い。特にコーヒー豆にこだわりがあるらしく、デートでコーヒー店
めぐりをしたこともあった。
「数学を解くとき、コーヒーは欠かせないんです。あっ、でも今日は
現代文ですけど。カフェインと糖分で頭がしゃんとするんですよ。
でも飲みすぎるとかえって興奮しちゃいますけど…」
夏希は紅茶を飲みながら彼の話に耳を傾ける。
屈託のない笑顔で話す彼を、今、独占しているのは自分なのだ。
普段はおとなしい彼だが、自分の得意なことを話す時は本当に楽しそうな顔をする。
そんな健二を見ていると、ふと悪戯心が芽生えた。

830:健二×夏希(日常+微エロ) 4
09/09/22 13:07:34 6S35NYzz
「健二君、そういえば私関西の大学に行こうかなって思ってるんだ。」
えっ、と健二はやや動揺した表情を見せる。
「あっちの大学でどうしても行きたい学部があるの。で、調べたらなんか
キャンパスもいい感じでさ~。あっ、それに剣道の全国大会で知り合った
友達も近くにいるしね!関西に行ったら私関西弁になっちゃうかも?
久しぶりに健二君に会ったら”もうかりまっか?”ってね~。」
別に本当に関西の大学に進学するつもりはなかった。夏希の行きたい大学は
関東圏だ。
恋人が離れてしまうかもしれないという状況に置き、彼の気持ちを確かめたくなったのだ。
「夏希先輩がそう選んだのなら僕は……止めません…」
今度は夏希が、えっ、という表情をした。
なんでなんで、止めないの、と困惑の表情を見せる。
正直言ってがっかりだ。いくら不器用な彼でも、いや彼なりにもっと
引き止める姿勢を見せて欲しいと思う。
「いいの?私関西に行くかも知れないよ?ねぇ、本当に…」
「どこに行くかが問題じゃないんです。ただ、夏希先輩の人生……
すいません、なんかおおげさですけど…それが台無しになることのほうが
辛いんです。だから先輩、先輩は自分の行きたい方向へ進んでください。
関西に行っても僕は先輩に会いに行きます。デートができるようにバイトも
がんばります!先輩といつも繋がる努力をします!」

831:健二×夏希(日常+微エロ) 5
09/09/22 13:10:30 6S35NYzz
健二の必死さに夏希は圧倒されてしまう。
ちょっとした悪戯が彼をここまで本気にさせてしまうなんて…
と夏希は嬉しさと罪悪感で一杯になった。
「健二君、ゴメン。関西に行くっていうのは嘘…心配させてごめんね。
健二君の気持ち嬉しかった。」
健二は呆然として目をしばたいている。そして半泣きになって言った。
「ひどいですよ先輩!本当に不安になりました!」
「ごめんごめん。本当にごめん。」
夏希が手を合わせて懸命に謝ると、健二も渋々納得してくれたようだった。
しばらくおしゃべりを続けていたが、やがて二人は勉強に戻った。
そろそろ勉強の切り上げ時かな、と夏希は時計を見る。
時刻は午後6時前。冬の日の入りは早い。すでに夜の帳が下りていた。
「健二君、そろそろやめよっか?」
休憩の後、今度は歴史の問題をあてがわれていた健二は、問題との格闘から
顔を上げた。
そうですね、と健二。

それから二人はテーブルの上を片付け始めた。
お茶を淹れてもらったんだから食器洗いくらいはしないとね、
と夏希は洗い物を手伝う。
洗い物をしながら、
「今度親戚で集まった時、健二のコーヒーをみんなの前で淹れてもらっていいかな?」
「も、もちろんです!でもいいんですか?僕の淹れるコーヒーでも?」
「大丈夫、大丈夫。私のお勧めなんだから。健二君の淹れるコーヒーって
最高だよ。」
へへへ、と頭に手をやりながら健二は照れ笑いをする。
「そういえば、佳主馬君ってコーヒー飲めましたっけ?」
「うーん、どうかな?コーヒー飲んでるところ見たことないけど…
でもきっとあの子なら”………ブラックで”ってかっこつけるかも
しれないね。」
夏希が佳主馬の真似をすると、二人は大笑いした。

832:健二×夏希(日常+微エロ) 6
09/09/22 13:12:50 6S35NYzz
今日は本当に勉強がはかどったと夏希は思う。
健二とのおしゃべりも楽しかった。
また来てもいい?今度はおばさんにちゃんと挨拶しないとね、
と次の勉強会の約束をする。
健二と勉強するのは本当に楽しい。適度に緊張感が抜けて集中できるからだ。
もちろん、一人で勉強することにもメリットはある。
静かな部屋で勉強をしていると、一時間など瞬く間に過ぎる。
ひたすら勉強に集中する一人の時間。
でも勉強を続けていると、煮詰まる時が必ず出てくる。
そんな時は健二や女友達と携帯で話すことで息抜きをする。
しかし、夏希には他人には言えないリラックスの仕方があった。
机の教材を片付けながら、夏希はそのリラックスの仕方を覚えた時の事を思い出していた。

833:健二×夏希(日常+微エロ) 7
09/09/22 13:14:37 6S35NYzz
その日は学校の課題と普段の受験勉強が溜まり、夜中の十二時を過ぎても
キリが付かなかった。
なお悪いことに、夏希の苦手な数学の問題が山積みだった。
ここはどうやって解くのかな?もう少しで分かるんだけど…
夏希は頭を抱えていた。
こんな時、健二君が隣で教えてくれたら…健二君……
ふと健二のことを思い浮かべた。彼と話したいと思ったが、さすがに
この時間に電話をしたら迷惑かな、と思い携帯に伸びかけた手を引っ込めた。
健二君、健二君…いつしか夏希は女性器を愛撫していた。
雑誌やOZで仕入れた知識はあったが、意図して行うのはその日が初めてだった。
気持ちがいい。
しばらく女性器を愛撫していると、夏希を快感が襲った。
あぁ、はぁ、あぁ、とため息のような喘ぎを繰り返す。
興奮してクリトリスが普段の倍ほどの大きさになり、本来なら彼のペニスを
受け入れるためのバルトリン腺液が出てくる。
健二君、ああ健二君、そばにいて…
健二とのキスや手をつないだ時の温もりを思い浮かべると、より快感が増した。
膣の入り口がぎゅっと締まり、子宮が引きあがるのを感じる。
健二の笑顔、健二の匂い…もう自分がどうにかなりそうだ。
夏希は健二に後ろから抱かれるシーンを想像した。
 ―しっかりと彼女を包む腕、その腕に自分の手を重ねる。
  夏希…愛してる…耳元でそっとささやかれる。―
ああっ、あっ、はぁ、と深いため息のような声が漏れ、夏希は絶頂に達した。
膣と子宮が規則的に収縮し、その痙攣が全身に伝わる。
張り詰めた緊張感が一気に解き放たれた。
激しい快感に身を委ねる。
椅子に座ったまま呆然とした状態で快感の余韻に浸る。
ああ健二君、ありのままの自分を見せられる男性。自分を受け入れ、支えてくれる人。
行為を終えると、さっきまでのイライラが馬鹿らしくなるほどだった。
それ以来夏希は、受験勉強のイライラ緩和にオナニーをするようになった。
無論、男性ほどの頻度ではないが…

834:健二×夏希(日常+微エロ) 8
09/09/22 13:17:07 6S35NYzz
夏希は教材の片づけをしながら、自分の”リラックス法”を思い出すと、
顔が赤くなり口元が弛んでしまった。
「どうしたんですか先輩?顔が真っ赤ですよ?」
健二が夏希の顔を覗きこむ。
「ななな、なんでもない。なんでもないって。」
不意に健二に声をかけられ、いつもなら彼がするようなリアクションを
取ってしまった。
そして彼の肩を軽くこずく。健二の顔に大きく疑問符が浮かんだのが見えた。
付き合い始めてからも自分のことを”先輩”と呼ぶ年下の彼。
自分を”夏希”と呼び男性的な行為に及ぶのはまだ先なのかな、
と期待と安心の入り混じった不思議な気持ちになった。

「それじゃ、おじゃまし…」
そう言って靴を履こうとした時のことだった。
「先輩、お話があります。」
健二が緊張した面持ちで後ろから呼び止めた。
ただならぬ雰囲気を感じその場に立ち尽くす夏希の手を取り、健二は
彼女を自分の部屋へ招き入れた。
どうぞ、と夏希を部屋の中央へ促し、正座をして姿勢を正す健二。
夏希も反射的に正座をして姿勢を正す。剣道で身に付けているだけに、
彼女の正座の方が”さま”になっていた。
正座をし、お互いに向き合う。気まずい沈黙が訪れる。
先に口を開いたのは健二の方だった。夏希の目を見つめながら切り出した。

835:健二×夏希(日常+微エロ) 9
09/09/22 13:20:00 6S35NYzz
「先輩………大好きです。」
その言葉を聴いた途端、夏希の顔が真っ赤になった。
「も~健二君ったら。そんなことわかってるって………わかって、ます。」
彼から自分のことを”好き”と、はっきり言ってくれたのは
大おばあちゃんのお葬式の時以来だな、と夏希は思った。
それにしても目を見つめながら、こうもはっきりと言われると照れてしまう。
でも付き合っている仲なんだから、もっと頻繁に言ってくれればいいのに…
おとなしい彼にそれを求めるのは難しいのかな、と夏希は思った。
「私も健二君のこと大好きだよ。」
夏希も健二の目を見つめながら応える。
「う、嬉しいです、先輩………と、ところで、僕、先輩と、しししし、したいです!」
健二は顔を赤らめ拳をにぎり、目をぎゅっと閉じながら叫んだ。
「え?えぇ~?」
夏希は恥ずかしさと笑いが同時にこみ上げ、両手を口に当てた。
なんてストレートな表現、なんて彼らしい伝え方なの!
「しょうがないな~。」
夏希は足を崩し、顔を健二に近づけた。そして彼からのキスを
待とうとした時だった。
「…違うんです先輩。僕が、その、したいのは、セッ…エッ……セックスです!」
そう言うと健二は夏希の両腕を掴み、彼女を抱き寄せた。
人間、あまりに不意を付かれると声も上げられないということを
身をもって味わった。
―オナニーの時に思い浮かべていたことが、今本当に起きるなんて。
どうしよう、心の準備が…しまった、もっとかわいい下着にしてくるんだった…
それにムダ毛の処理も…シャワーも浴びたいし…歯も磨きたい…
ちゃんと避妊してくれるかな…健二君、ちょっと突然すぎるよ…―
夏希の頭の中であらゆることが浮かぶ。
今に押し倒されるんじゃないかとドキドキしていたが、どうも一向にその様子がない。
どうしたの?と聞こうとした矢先のことだった。

836:健二×夏希(日常+微エロ) 10
09/09/22 13:22:20 6S35NYzz
夏希を抱きしめる力が緩み、健二は夏希の体を自由にした。
「はあ、はあ…」
何かを堪えている?それとも迷っている?健二の息遣いと拳を
握り締めている様子を見て、夏希は心配げに彼の様子を伺う。
「健二君、どうしたの?」
「先輩……僕は先輩とひとつになりたいです。でも…こんなに強引じゃ
先輩を傷つけてしまう。それに……今、コンドームを持ってません。
避妊もしないでセックスなんてできない…
したいです!したいけど……先輩のこと大切に思うから…ううっ。」
そう言って健二は床に突っ伏してしまった。
夏希は健二の両脇を抱えると、健二の顔を自分の胸に埋め、優しく頭を撫でた。
「優しい…健二君は優しいね。」
おとなしいとはいえ、健二だって男性である。
射精欲へ突き進み、夏希を力ずくでねじ伏せることだって出来たはずだ。
だが健二は自分の欲望よりも夏希との絆を選んだ。
今にしてみると、大おばあちゃんは健二の良いところを見抜いていたんだな、
と夏希は思う。
”必ず、命に代えても幸せにする”。その時はバイトの演技だとばかり思って
いたけど、健二の本心だったのだ。
しばらく健二の頭を撫でていると、彼は落ち着きを取り戻したようだった。
「先輩、突然こんなことしてごめんなさい…」
「ううん、いいの。いいよ…」
そう交わすと二人は無言で俯いた。

837:健二×夏希(日常+微エロ) 11
09/09/22 13:24:56 6S35NYzz
夏希は思案していた。
―うーん、気まずいっ…えっと、するんなら今からコンドームを
買いに行けば…ダメダメ。 それじゃ健二君の我慢を台無しにしちゃう。
それとも今日はこのまま帰る?それもダメ。 なんかしこりが残りそう―
逡巡した挙句、以前OZで”興味本位で”見た”手コキ”を健二にしてあげようと思った。
「健二君、その…今日はセックスの代わりに、手でしてあげても……いいよ。」
「え?手?」
夏希は顔を赤らめながら、何かを握って往復運動する仕草を見せた。
「うっ…」
健二の鼻から血が流れ出た。
ちょと大変!と夏希はすぐにティッシュを彼の鼻にあてがう。
健二は今度は仰向けで夏希の膝枕にお世話になった。
「健二君さ~…さっきはあなたからのプッシュだったのに、
私からのプッシュだと鼻血なの?」
「はさけ(情け)ないへ(で)す…」
しょうがないなあ、と夏希は苦笑いをする。
「じゃ、もう少し休んでから、ね?」

緊張したらトイレに行きたくなりました、という健二を夏希は待つ。
それにしても長い。緊張してお腹でも痛くなったのかな、と心配していると、
微かにシャワーの音が聞こえてきた。行為の前にちゃんと洗ってくれてるんだ、
夏希は感心した。
夏希の横にはボックスティッシュとローションが置かれている。
「このローションは佐久間からもらったんです!
僕が自分で買ったんじゃありません!」
と健二は言っていたが、本当のところどうなんだろうと夏希は思う。
暫くすると健二がTシャツとトランクス姿で現れた。
夏希は思わず顔を俯けてしまう。
いや、気を確かにしないと、これからするのはもっと生々しいことなんだから…
と自分を奮い起たせる。
どんな体勢でしようか二人で話し合った結果、健二がベッドの端に座り、
夏希がその前にしゃがんでしようということになった。
ベッドが汚れないようにするため、健二は自分の座るところに大き目のタオルを敷いた。

838:健二×夏希(日常+微エロ) 12
09/09/22 13:26:51 6S35NYzz
「先輩、それでは…おおお、お願いします。」
健二は意を決したかのようにトランクスを脱ぐ。
はぁっ、と夏希は息を呑む。
ふさふさした陰毛の間から見える、なかなかの一物。
大人(健二は少年と成年の間だが…)の本物の男性器を見るのは何年ぶりだろう?
幼稚園に入る前にお父さんと一緒にお風呂に入った時以来だな、と夏希は思った。
「じゃ、じゃあ、始めます…」
夏希は健二の前で片ひざを付き、手のひらにローションを取る。
半勃ちになっている健二のペニスを優しく握り、ゆっくりとしごき始めると
じきにペニスの硬度は増し、いきりたった姿を見せた。
手で摩擦を繰り返すたびにクチュクチュと粘液が音を立てる。
「健二君……どう?」
夏希は健二の顔を見上げながら、恐る恐る尋ねる。
「ぁあ、ふぅ、先輩の手…柔らかくて気持ちいいです。ん?!!」
その答えが返ってくると同時に、ペニスの硬度が更に増したように感じた。
ふと夏希は健二が何かを凝視していることに気づいた。
今まで緊張で気づかなかったのだが、ミニスカートで片ひざを付いているため、
太ももと下着があらわになっている。
「先輩…見えてます…んっ、ふぅ…」
「な、何見てるの!健二君の目線、いやらしい!」
「んんっ、…いやらしいって…あぁ、今僕たち、はぁ…
いやらしいことをしてるじゃないです…か?ふぅ…んっ」
健二にそう言われると夏希は可笑しくなった。
「ははっ。そうだね、ごめんごめん。」
笑うことで適度に緊張感がほぐれた。
少し余裕が生まれたおかげか、彼の表情や息遣いに意識を向けることができるようになった。

839:健二×夏希(日常+微エロ) 13
09/09/22 13:28:34 6S35NYzz
荒いため息のような息遣い。
快感に身を委ねながらも、それを表にだすまいと必死に堪えているような表情。
けれど夏希が彼の目を優しく見つめると、その我慢も崩れ、無防備なあどけない表情を見せる。
「ふっぅ、あぁ…気持ち…いい……先輩………夏希……夏希っ!」
愛しい男性を自分の手で弄び、快感に身悶えさせているんだと思うと、
夏希の胸は高鳴り、体が火照るのを感じる。
胸の高鳴りは彼女の子宮や膣にも伝わり、女性ホルモンが大量に分泌される。
バルトリン腺液がにじみ出て、彼女の下着を濡らしていく。
「健二君…」
夏希の目が潤みペニスを摩擦するスピードが速くなる。
「夏希っ…夏希……な………ぅあぁ!あぁっ!あぁ、あぁ、はぁ、はぁ……」
射精する直前、健二はそばにあったティッシュを自分のペニスにあてがった。
ペニスの躍動と放出された精液の温かさが夏希の手に伝わる。
健二の射精後、ほんのしばらくペニスの摩擦を続けていたが、
手を休め彼を窺い見る。
絶頂の余韻を味わっているのだろうか、荒い息を整えながら目を閉じてうなだれている。
「ねえ健二君……よかった?」
夏希に問いかけられると、健二はおもむろに顔をあげる。
「あ、はい。すごく、よかった、です…あっ!」
夏希の手がローションと精液まみれになっていることに気づくと、
健二はティッシュで優しく拭った。
「すみません、先輩。こんなに手を汚してしまって。一緒に洗いましょう。」
そんな彼の言動を夏希は微笑ましく思う。

840:健二×夏希(日常+微エロ) 14
09/09/22 13:30:51 6S35NYzz
「健二君はやっぱり優しい。ねぇ、ところでさ、さっき”夏希”って
名前で呼んでくれたよね?」
「え?そうですか?そうだっけ?」
健二は照れ笑いをする。
「も~、ごまかさないでよ。ね!もう一回名前で呼んで!」
「じゃあ…なっちゃん!」
夏希は健二の肩を小突く。
「ちょっと、砕けすぎ…なんか健二君のイメージじゃない。」
それでは、と健二は夏希の目をまっすぐ見つめた。
「夏……希…夏希さん。」
「もう一回。」
「夏希さん。」
「よくできました!」
夏希は健二の頭をよしよしする。
「それからね、敬語で話すの止めようよ。これからはもうちょっと砕けた話し方をしてね。」
「はい…うん!」
二人で行為の後処理をし、夏希が帰ろうとすると健二の母が帰ってきた。
こんな時間だから食べていったら、という健二の母の言葉に甘えさせてもらった。
健二は夏希を近くの駅まで見送り、別れ際に”じゃあね、夏希…”と手を振った。
帰途にて、夏希は今日の出来事に思いを巡らせた。
大好きと言ってくれたこと、自分の欲望より夏希が大切だと言ってくれたこと、
それに…気持ちがいいときの表情と声。
すべてが夏希の宝物になりそうだ。

健二とのセックスについても真剣に考えないといけない。
彼からはっきりと求められたのだから、すぐに答えるべきだろうか?
いやでも…
そういえば…と、健二と付き合い始めた時、直美から貰ったアドバイスを思い出した。
「パートナーの気持ちを繋ぎとめておくには、体を許しすぎないこと。」
そうだ。健二とセックスを重ね、すぐに飽きられてしまう仲にはなりたくない。
時間をかけて絆を深めていきたい、そんな特別な人なんだ、と夏希は思った。


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