09/08/08 17:50:38 osMN5vxo
「ええっ!? ラクチェ、それホント!? ラナってファバル兄さんとつき合ってたの!?」
「うん。どうも本当みたいよ、パティ。私も聞いた時はビックリしたけど」
「だって、ラナってセリス様一筋じゃなかったの!?」
「私もそう思ってたわよ。わかんないモノよね」
「ユリアがシャナン様とラブラブな関係になったのも驚いたけど、ある意味それ以上に信じらんない……」
ここはペルルーク城の女性用お手洗い。
たまたま出くわしたラクチェとパティが、なぜか洗面所で恋愛話に花を咲かせていた。
昔はシャナンを巡っていがみ合ってた2人。
しかし当のシャナン本人は、記憶喪失の少女ユリアといい関係になっていった。
そしてラクチェとパティにも、それぞれヨハルヴァ、レスターという恋人ができた。
そんな関係の変化の中で2人はすっかり打ち解け、今では親友といっても差支えない間柄になっている。
「まさか兄さんとラナがねぇ……。じゃあラクチェ、セリス様と怪しいのって誰だと思う?」
「私の勘だけど……フィーっぽくない?」
「フィー……。あぁでも、言われてみればそんな気もする!」
「ナンナは最近の様子だと、やっぱりアレス様が本命なんでしょうね」
「うんうん! それでリーンがリーフ様とでしょ?」
「みたいね。最初の関係が入れ替わったって所じゃない?」
「アルテナさんは……ま、しょうがないか。それじゃあさ、ティニーは誰だと思う?」
「ティニー……ティニーか。ちょっと私には想像つかないかな」
「あたしセティ様じゃないかと思ってるんだけど、違うかな?」
「考えられなくもないけど……」
「うーん……」
「あ、ラクチェさんパティさん」