【動けない】硬直、金縛り、時間停止、睡眠等のSSat EROPARO
【動けない】硬直、金縛り、時間停止、睡眠等のSS - 暇つぶし2ch361:名無しさん@ピンキー
09/09/16 01:55:28 aQnpoXaW
ひっと息を飲む音が、部室内にやけに大きく響いた。

新聞部自慢のキャスター付きの椅子を無造作に引き寄せると、座っている少女もガクガクと振動する。
眠たそうに閉じかかった瞼と、わずかに開いている口。欠伸をしようとしていたのか、口元に当てられた手。
何気ない動作の瞬間がまるで時間から切り離されたかのように、少女は一切の動きを止めていた。

きゅ、と足で椅子を止めると反動で少女の体が大きく揺れた。硬直した体は地面を踏み締めることを放棄し、椅子の勢いのままに傾ぐ。慌てて抱き留めると、ふわりと甘い匂いが鼻先をくすぐった。
視線は相変わらず、半開きのままどこか宙を見ている。

「みくを離しなさい!」

向かい側から抗議の声が響いた。その声を無視して、俺はみくと呼ばれたこの少女を抱き上げる。
座った姿勢を留めた彼女は、行儀よく膝に収まった。
何か言いたそうな唇を撫で、白くすべすべとした頬をくすぐる。そのままつい、と制服の胸元にまで指を這わせば、肌が指先へ吸い付いてくるような錯覚さえ覚える。普段ならくすぐったがって身じろぎをするだろうが、時間を奪われた彼女は黙って指に身を任せている。
生身ながらまるで人形のようだ。僅かに触れた胸が、柔らかい弾力で指を押し返した。

「やめなさいよ!この変態!」

やわやわと胸の感触を楽しんでいる俺を、先程の声が強く詰った。
変態と言われてさすがに面白くないものだから視線を上げると、キッとこちらを睨んでいる少女と目が合う。
黒いセミロングがよく似合うこの少女は、足の時間だけを奪われているため、先程から地面に縫い止められたまま友人の危機を見せ付けられているのだ。

「私達に何をしたのよ!何をしたか知らないけどこれは立派な犯罪だわ!!早く元に戻しなさい!」

少女は自身の置かれた状況に怯えながらも勝ち気さを失っていない。
俺がようやく反応したことで、一気にまくし立ててきた。

全く、こっちは随分とやかましい。大人しくお人形しているみくちゃんを見習って欲しいものだ。
やかましく騒ぐ少女を尻目に、俺はみくちゃんのスカートの中に右手を滑り込ませる。
左手はセーラー服をたくしあげ、ブラジャーを外そうと悪戦苦闘中だ。
勿論みくちゃんは文句一つ言わずに膝に収まっている。

「やめなさいよ!聞いてるの!?」


友人の本格的な危機を察したのだろう、黒髪の少女は一層金切り声を響かせる。
やれやれ、このままだと集中できそうにない。片方の意識を残したままというシチュエーションは諦め、俺はそっと右手を上げる。

「あんたなんて警察につきだし…」

パチン。

指を鳴らすと、部室は完全な静寂に覆われた。

形のよい眉を吊り上げ大きく口を開いたまま、黒髪の少女は呆気なく時間を止める。勝ち気な少女はその瞬間から、みく同様人形となる。


ふぅ、とため息をついて俺は黒髪の少女を品定めする。こうして黙っていれば可愛いのに、と残念な気持ちになりながら俺は少女のスカートを一気にまくりあげる。
少女は文句も言わず、愛らしいピンクの下着を覗かせている。目は相変わらず俺がいた方向を睨み据えたままだ。

「みくちゃんが終わるまでこうやって待っててね」

彼女の手にそっとスカートの裾を掴ませると、俺はお人形遊びへと戻ったのだった。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch