09/08/04 11:15:49 x14VZkHn
>>242
何となくがくぽが浮かんだ
生真面目そうな性格に加えて現代の回転寿司のシステムがよくわかってなさそう
244:名無しさん@ピンキー
09/08/04 11:32:00 rogqGu05
ハクあたりは飲むほうがメインかなぁ。
そうでなきゃ、自分が取りたいと思っていた皿を隣の人に必ず取られてしまって凹むとか。
「……やっぱり私は駄目なのね……」
「頼めばいいじゃん」
はちゅねはひたすらいくら丼を(ry
245:名無しさん@ピンキー
09/08/04 12:09:12 VdGxf7K2
>>240
カイトの料理に胃袋を鷲掴みにされて、追いかけ回すんですね。わかります。
246:名無しさん@ピンキー
09/08/04 12:38:23 Hils6Nk3
エロと回転寿司っていったら
女騎士inかっぱ寿司
くらいしか思い当たらんぜ
247:名無しさん@ピンキー
09/08/04 12:45:13 acezoHez
とりあえずたこルカが流れてくるのはデフォ
248:名無しさん@ピンキー
09/08/04 13:40:24 rogqGu05
>>246
女騎士というと、ボカロメンバーでいうとルカだろうか。中の人的に。
249:名無しさん@ピンキー
09/08/04 14:39:04 s1O+EVXw
とーれとれピーチピチはちゅねみくー
250:名無しさん@ピンキー
09/08/04 15:53:33 lIflQqPs
そういやMMDで回転寿司の動画があったな
無論エロではないが
251:名無しさん@ピンキー
09/08/04 16:52:03 CJCPkx6V
21番テーブル
ミク「ルカちゃんこれあーげるっ」
ルカ「? ああ、トロですか…って、好き嫌いは駄目ですよ初音」
ミク「えへへ、ごめんね。やっぱりネギが恋しくて」
ルカ「もう…今回は頂いておきますが、次回からはちゃんと食べるように」
ミク「ありがと…あれ、なんだろあのお皿。生蛸…?」
ルカ「た…」
ミク「ルカちゃん?」
ルカ「たこルカああぁぁ!」
ミク「ルカちゃーーーん!」
―――
レン「おっ…玉子来たな」
リン「玉子きた!これで勝つる!」
レン「ここ茶碗蒸しあるんだ。すみまs」
リン「すみませーん!茶碗蒸し!」
レン「大学いm」
リン「大学芋ゲトォォォ!」
レン「真似すんな!」
リン「真似すんな!」
22番テーブル
メイコ「カイト…ここに来て甘いもの?あ、メロン頂戴」
カイト「めーちゃんこそ、また肝臓に悪そうなものばっかり揃えて…ウニと交換ね」
メイコ「え、プリンに醤油?何それなにやってるの」
カイト「食べ比べ」
メイコ「信じられない、寿司への冒涜だわ…!そんな子に育てた覚えはありません!」
カイト「お母さーんコレ大失敗。口直し口直し」
メイコ「ほら見なさいよ…もうあんたケーキバイキングに行ってなさい」
―――
がくぽ「ふむ、これはなかなか」
グミ「あー!駄目じゃん兄ちゃん、空いたお皿はコンベアに戻さないの!」
カイト「(さすが古代人、ベタなボケを…)」
グミ「これはねえ、同じ色を4枚くっつければ消えてポイントが溜まるの。その分割引されるから」
メイコ「(さすが未来人、ネタか本気か判断しかねる)」
252:名無しさん@ピンキー
09/08/04 16:53:09 CJCPkx6V
23番テーブル
ハク「呑まなきゃやってられないわぁ!」
ネル「またそれ…ってちょっと、あんた車じゃなかったっけ!?」
ハク「んぁ?」
ネル「手遅れか…帰りどーすんのよ」
ハク「取り敢えず生中ー!」
ネル「レンくんに頼めば…でもロードローラーって二人掛けか」
ハク「じゃんじゃん頼むぜぇええ!」
ネル「いいなあ、ハク…」
253:名無しさん@ピンキー
09/08/04 16:59:03 rogqGu05
>>251
ミクw 最初から芽葱の握りとか頼めばいいのに。
……回転寿司であるか知らないけどw
あ、あとルカさん、淡路島にはたこせんべいの里というお店が(ry
254:名無しさん@ピンキー
09/08/04 17:01:42 70xKp/kV
そもそもネギトロのネギは本来、ミクが振ってる葱の事じゃなくてですね(ry
255:251
09/08/04 19:41:26 CJCPkx6V
寿司の知識がないことを露呈しただけでした
ワーォ、恥ずかしっ!
256:名無しさん@ピンキー
09/08/04 19:56:26 70xKp/kV
いやまぁ大概ネギが乗ってるからいいんですけどね。
ただどのみち薬味ってレベルの量ですから、
ミクを満足させるにはとんでもない量のネギトロがっ!!
ミク「ネギトロくださ~い、ネギダクダクダクでっ!!」
257:名無しさん@ピンキー
09/08/04 20:34:21 X2z6/8Y2
だから芽葱のニギリをw
258:名無しさん@ピンキー
09/08/04 20:51:17 Hils6Nk3
>>251
グミwwぷよぷよかよww
259:名無しさん@ピンキー
09/08/05 03:01:19 RFECJ6me
GUMI=おバカキャラで確定か?wwwww
260:名無しさん@ピンキー
09/08/05 07:49:38 a+TqnIZM
ところでグミの持ち物の有力候補はなんなんだ?
261:名無しさん@ピンキー
09/08/05 07:54:06 qGfiIZdg
たしかニンジン
262:名無しさん@ピンキー
09/08/05 08:07:50 syuZmoEC
次点で鉄アレイだったか
263:名無しさん@ピンキー
09/08/05 09:45:43 xNBeUyl+
>>261,262
元気系といえば元気系なのかなぁ。
まぁたこルカの例もあるし、なにがきっかけで何が定着するかわからんのが面白いところだけどw
264:名無しさん@ピンキー
09/08/05 11:04:39 RqA7oexv
リファィンミクが姿形変わったらネギのままで居られるだろうか
265:名無しさん@ピンキー
09/08/05 12:22:01 5EZvLrW3
個人的にはマシンガンとか対戦車ライフルとかの巨大武器がいいなー>グミ
走り屋なイメージもあるからスークター乗って颯爽と登場したりとか素敵だな
266:名無しさん@ピンキー
09/08/05 12:30:16 1qlkga4q
颯爽とセグウェイ乗って大型水鉄砲でクリプ勢と銃撃戦かますGUMIさんが見えた
267:名無しさん@ピンキー
09/08/05 12:52:08 y6Khx+so
>>266
ロードローラーの水タンクと直結させた大型水鉄砲で応戦するリンを受信した。
このスレ的には双方びしょ濡れですk
わぁ何をすjgdntgda.n…
268:名無しさん@ピンキー
09/08/05 15:09:06 xNBeUyl+
>>267
その争いに巻き込まれる被害者はカイトかがくぽあたりかなぁ。あるいはミクか。
269:名無しさん@ピンキー
09/08/05 18:23:10 KtCIzWyN
カイトだろうなぁ。
「気の毒な扱いに定評のあるカイト」なわけでw
270:名無しさん@ピンキー
09/08/05 18:36:02 3jxtHKqW
レンという選択肢もあるはずだ!
271:名無しさん@ピンキー
09/08/05 18:47:20 bB3PIloq
>>270
男陣はまあだいたい不憫だなw
レンに至ってはその幼さ故に性的な意味での被害?も多い気がする
272:名無しさん@ピンキー
09/08/05 19:29:40 LZDJWXGe
>>271
「レンの将来が不安になる動画」ってやつかw
273:名無しさん@ピンキー
09/08/05 19:31:16 LZDJWXGe
ちょっと気になってニコニコで「レンの将来が不安になる動画」のタグで検索したら
280件と出たww
274:名無しさん@ピンキー
09/08/05 20:05:02 3DyIzFp+
>>260
轟天号(チャリンコ)かレイバーでいいんじゃね?
275:名無しさん@ピンキー
09/08/06 01:12:11 r/sz2/Hs
「リンの将来も不安になる動画」なんていうのもあるわけでして
276:名無しさん@ピンキー
09/08/06 04:45:20 5QoldKic
将来が不安になる系は各ボカロごとに結構ある。起源はレンで、一番多いが。
ただ、「レンの将来が希望に満ちあふれている動画」というのもある訳で…
277:名無しさん@ピンキー
09/08/06 08:50:16 ULNsYfAC
カイトあたりだと、すでに将来を心配してもらえていない気がするw
278:名無しさん@ピンキー
09/08/06 10:10:58 GRhdzzrO
むしろ仕事ありすぎる現在が夢に描いた将来
279:名無しさん@ピンキー
09/08/06 10:19:29 CAlL9pK+
ミク登場前は不遇の時代が続いたからねぇ>兄さん
280:名無しさん@ピンキー
09/08/06 10:47:31 4VmgIMP0
不遇を乗り越えてこそ、希望に満ちた将来があるというもの
たとえ今は不遇でもいつかはきっと報われるさ!
誰の事とは言わんが
281:130
09/08/06 11:09:44 PRb8ftMB
流れ読まずに>>130の続き
家に着いて、もどかしそうに鍵を開けるマスター。中に入ると玄関でミクを強
く抱き締めた。
「んっ! ま、マスタ……?」
「すまん、ミク。その、俺……」
更に腕に力が込められて、ミクは息が詰まりそうになった。
「っ、く、くふ」
「あっ、すまん! ミク、大丈夫か?」
慌てて腕の力を緩めてくれた。もう少しあのままだったらミクはマスターの腕
の中で壊れられたのかな。そしたらマスターはミクのことずっと大事にしてくれ
るかな。
マスターの呼び掛けにぼんやりしていると、マスターが目を泳がせて、ミクに
キスしてくれた。触れてるだけのキス。だけど、フリーズしそうなほど驚いた。
それを望んでいたのに。
「ミク……」
はむはむとミクの唇をついばむマスター。その内ぬるりと舌が入り込んできた。
「んんっ、ふ、んむ」
ミクの舌をマスターの舌が撫でると震えるような快感がミクを襲う。キスって
すごく気持ちいい。
そして、ミクを抱き締めるマスターの腰、ぐいぐい押しつけられる中に硬いも
のがあるのに気付いた。最初はポケットに入っている物が当たっているのかと思
ったけど、何となく違うってわかった。
282:130
09/08/06 11:10:15 PRb8ftMB
「ミク、俺何だか変だ……すごく」
熱っぽい目で見つめられてぞくぞくする。きっとマスターは私がほしいと思っ
ている。マスターが私を必要としてくれている……それは、すごく嬉しいこと。
「ミク、我慢できない」
ついに耐えかねたマスターが私の胸に触った。何かを確認するようにさわさわ
触れたあと、優しく揉む。
「ミク……」
請うような声色に、切羽詰まった表情。なのに優しい手つき。
「マスター、マスター大好き。ミクを、マスターの好きにして」
また強く抱き締められた。それから横向きに抱き上げられて、マスターの寝室に連れていかれる。
初めてのお姫様抱っこ。初めての二人きり。そして初めての……。
「ミク」
マスターのベッドの上、私はあっという間に全裸にされた。のしかかってきた
マスターが真剣な顔でミクを見つめる。
「マスター、大好き。ミクを、征服して」
「あぁ」
ミクは目を閉じた。マスターのキスが額から始まってだんだん下に降りていく。
「っ、マスター……」
緑の茂みを掻き分けて、マスターがそこにもキスをする。ミクの足を開かせて、
舌で愛撫するマスターの指がそろそろと表面を撫でてから、ミクの中に入り込ん
できた。
「んんぅ! あっ、あ」
時折バイオリンに似た声が出る。ミクは楽器、マスターの楽器。マスターに奏
でられて旋律を歌う。
奥をぐりぐりと刺激されて、ミクはあっけなくイった。
「んあぁぁっ! あふっ、う、あっ……あ」
「ミク」
枕元に来たマスターがチャックを開けて、マスターのものをミクに握らせた。
おっきくて熱くて硬い。マスターはミクの手を動かしてこすった。
「わわっ」
思わず手を引っ込めようとしたら、マスターは離してくれなかった。
283:130
09/08/06 11:10:48 PRb8ftMB
「ミク、嫌か?」
「あ、その、びっくりして……マスターの大きいから」
「俺のはそんなに大きくないよ」
マスターが複雑な顔をする。
「男の人の、初めて見たから……ミクの片手に納まるサイズかと思ってたの」
「そうだったのか」
ミクはマスターの手を引いてベッドに寝かせた。
「マスター、腰上げて」
寝かせたマスターのズボンをパンツごと下ろしてベッドの下に落とす。それか
らベッドの側にあるサイドテーブルの引き出しからTE●GAとローションを取り出
した。素早くローションを塗り付け、マスターに笑いかける。
「今度はミクのターンね」
「ちょ、俺のTE●GA! 何で知っ、う、あっ!」
ギンギンのマスターのものにかぶせる。軟らかい素材でできたソフトチューブ
カップはミクの手の握り締め具合に相当する圧迫感を伝えてくれるらしい。両手
で握り込んで、上下で異なる圧力をかける。ぐちぐちといやらしい音をさせて、
マスターが呻いた。
「み、ミクっ、ミク……う、く、うぅっ!」
びくびくと腰を震わせて、カップの中に射精するマスター。ミクの名前、たく
さん呼んでくれて嬉しい。
「もー。マスター、イくの早いよぉ」
「ぐ……TE●GAは卑怯だろ、常識的に考えて」
「ふふっ。まだまだぁ」
きゅっと握って上下に動かす。カップが暖まってきたから、これからが本番。
「くぅっ……んっ、ん」
これがマスターの喘ぎ声……。やだ、ドキドキする。
ぐちゅぐちゅ立つ水音が変化して、バキューム具合が高くなったことがわかる。
そろそろミクも我慢できない。マスターのでかき回してほしい。
「ますたぁ……ミクのこと好き?」
「んっ、くふ……ぅ」
お返事ができないマスター。もうすぐイきそうなタイミングで意地悪で手を止
めちゃえ。
「んんー! あっ、あっ、何で、っ!」
腰を振ろうとするマスターを押さえ付けて、カップも外す。マスターがかわい
くて仕方ない。誰かわかるかなぁ、この気持ち。
284:130
09/08/06 11:11:28 PRb8ftMB
「マスター、ミクのこと好き?」
無意味な質問とはわかっていても、好きだという言葉がほしい。だって、ミク
はボーカロイド。マスターは人間。ミクの恋心は現実世界では許されないし(ボ
ーカロイドは結婚はできないし財産分与の資格も与えられないから)、更に言う
ならプログラムされたものでしかないから、偽りの心と言われればそれまで。
でも、ミクはマスターのことが好き。作られた心でも、ミク本人からしたら本
物。だから、マスターにも言ってほしかった。マスターだけにはミクのことを、
ミクの心を認めてほしいから。
「っ、っ……す、キだよ」
果たしてそれは与えられた。この満たされた感覚が、“幸せ”?
「マスター、好き……大好き!」
つらそうなマスターに抱きつく。本心からでなくても、ミクにえっちの続きを
してほしいから搾り出した言葉でも、ミクは幸せ。なぜならマスターの言葉はそ
れがたとえ何であろうともミクにとっては真実だから。何を言われても、マスタ
ーの言葉は絶対の不文律だから。
だからミクは、その言葉を真実だと受け取った。
「マスターの、ミクにちょうだい」
マスターにのしかかってマスターのものをしごく。
「あげるよ、ミク」
マスターの言葉に泣きそうになる。どうしてだろう。バイアグラのせいで、ミ
クのでなくても、気持ち良くなれるなら何でもいいと思っているから……という
可能性があるから?
そんなの、構わないのに。
またがって入れようとしたとき、マスターが口を開いた。
「今は、ダメ」
「どうして……?」
「俺が、いつもと違うから。今の、ただ出したいだけの性欲に任せて抱きたくな
い。好きな子とエッチするってそういうことだろ? しかもミクは処女なんだろ
……今は、加減を調節できないと思う。初めては女の子にとって重要らしいから、
もっと俺に余裕があるときに、ミクとしたい」
「っ!」
……今の言葉が示すのは、一体何?
マスターはどうして苦しそうなの?
なのにどうして笑っているの?
ミクは……どうして泣いているの?
285:130
09/08/06 11:12:04 PRb8ftMB
「ミク?」
「マスター……」
涙が止まらない。どうしよう、壊れちゃったのかな。
マスターが本当にミクを大事にしてくれる、そういう台詞だった。
――嬉しい。
ミクのOSが全て書き換えられるような衝撃。
――嬉しい、嬉しい。
ミクの中で、何かが動いた。特別なプログラム。ミクも知らないプログラム。
「愛してるよ、ミク」
魚の足を持ったお姫様のように、真実の愛は奇跡を起こす。ミクの名器設定が
解除される。やだ、何で。TE●GAに負けない設定をダウンロードしてあるのに。
こんなのじゃ、足りないのに。
“警告”
“この設定ではCV01の満足度に支障が発生します。デフォルトに設定します。”
性器のパラメータが初期値化された。代わりに自分では設定できなかった感度
が向上している。二人でえっちするということは、両方が満足しないといけない。
だから、両方気持ち良くないと、ダメなんだ。
何かがはまるように、ミクの意識も変わった。
ミクはボーカロイドだから、唄を歌うことが幸せ。ううん、マスターの幸せが
ミクの幸せ。幸せって、こういう感覚なんだ……。
マスターに愛されているという感覚が全身を包む。はっきりした行動でなくて
も、マスターの手から、体から、息遣いから、“愛”が伝わってくる。定義でき
ないから機械のミクにはわからなかった“愛情”が、理解できる。
マスター、ミクは、幸せです。
「マスター……マスター、マスター」
マスターの手がミクの頭を撫でる。
「マスター、して。マスターの、ほしい」
「だから……」
「それでも、ミクはマスターと一つになりたい」
「ミク……」
「ミクはマスターのもの。愛して、ください」
「わかった」
上と下が入れ替わって、マスターのが押し当てられる。
「後悔、しないか?」
「しません。マスターの与えてくれるもの、全部幸せだから」
286:130
09/08/06 11:12:41 PRb8ftMB
「いくよ」
ぐ、と押し込まれる。マスターの形がわかるほど、敏感になっている。
「んっ」
微かな抵抗をくぐり抜けて、マスターのものがミクの中に収まる。
「あと少しだから」
「えっ」
いっぱいいっぱいの膣が更に押し広げられる感覚。ミクの知らないミクの中を、
マスターが埋めていく。
こつん、と壁に当たった。ミクの奥。マスターだけ
が辿り着く、ミクの最奥。
「大丈夫か?」
息ができない。胸がいっぱいで。マスターの手がミクの頭を撫でる。
「俺、もうやばい」
「マスター?」
「ミクの中、すごく気持ちいい……」
嘘。だってパラメータは初期値化されているはず……でもマスターのはびくび
く震えている。ここは、嘘がつけない。
「嬉しい。マスター、もっとミクで気持ちよくなって」
「ごめん」
マスターはミクの口にキスを落とし、腰を引いた。
「んんんっ!」
回路が焼き切れそうなほどの快感がミクを襲う。勿論痛覚も刺激されるけど、
それを凌駕して有り余る幸福感がミクを満たす。ただの生殖行為なのに、どうし
てこんなに幸せを感じるんだろう。
「マスター、マスター!」
「ん?」
「気持ちいいよ、マスター」
「よかった」
キスをしながらだともっと気持ちいい。ただ唇を重ねているだけなのにどうし
て?
奥をずんずん突き上げられて、ミクはもう壊れそうだった。
「っ、何か、来る! うっ、く、ふ……うあぁぁん!」
「すごい締め付けっ……ぐっ」
マスターのがびくんびくん震えて、精子を吐き出す。その感覚にまたミクはイった。
「ああぁぁんっ!」
287:130
09/08/06 11:13:03 PRb8ftMB
二人でぐったりとなる。マスターのも少しずつ萎えていった。
「あ、萎えた……俺の体どうなってたんだ?」
十分もするとミクはまたあの快感を味わいたくなってきた。
「ますたぁ、もう一回……」
「えっ、もう無理」
「やぁん」
マスターのものを口に含むと、また大きくなってきた。
「おい、嘘だろ」
「今度はミクが上に乗るー」
「や、ちょ、待っ……」
マスターが逃げ出す。リビングで捕まえた。
「あぁー、無理無理無理! ミク、無理だから!」
「こんなに大きくして?」
「何かの間違いだって! うっ、あっー!」
奇跡ってこういうもの? 嫌がるマスターの屹立を飲み込む。気持ちいい。
そのあと三回してようやくマスターを解放した。最後は何も出なかった。もう
夜が明けている。結局何時間したんだろう。
「マスター?」
返事がない、ただの屍のようだ。
「おやすみなさい、マスター」
ソファの上で気絶しているマスターの頬にキスをひとつして、ソファの下に潜
り込んで寝た。
気付くともう夕方で、マスターが側にいた。
「ミク、起きた?」
下半身裸で正座している。
「あー、マスター?」
「俺をもっといじめてください」
「へ?」
マスターはM属性を手に入れた。
「じゃあ、服全部脱いで。かわいがってあげる」
ミクの嗜虐心が刺激された。
「はい……」
「マスター、大好き」
ミクは幸せです。
終わり
ぐだぐだでゴメソ
288:名無しさん@ピンキー
09/08/06 11:26:15 CAlL9pK+
>>287
ちょww
マスター何に目覚めたwww
289:名無しさん@ピンキー
09/08/06 11:27:45 GUyXvbRg
お疲れ様です、GJ!!
TE●GAwwwww
290:名無しさん@ピンキー
09/08/06 11:53:12 b4MYA16J
>>287
マスミクいいわ~
最後wwwwGJwwww
291:名無しさん@ピンキー
09/08/06 14:19:48 m8Y8Ts22
TE●GAクソフイタwwwwwwwwww
292:名無しさん@ピンキー
09/08/06 22:26:17 J4DKzaQt
KAITOとKAITO亜種全員集合してアイス作ってるのが読んでみたいです。
誰か書いてください。
293:名無しさん@ピンキー
09/08/06 22:58:02 BkPCIGzU
何種類いるかも分からん亜種を全把握し且つ、アイスプレイ乱交しろってことですね
ハードル高いな、オイ
294:名無しさん@ピンキー
09/08/06 23:05:47 ZZ7PHinP
どうせ大乱交ならルカメイコのおっぱいワッショイの方がいいです
295:名無しさん@ピンキー
09/08/06 23:16:22 GUyXvbRg
>>292
エロパロスレで男祭りをやれと
296:名無しさん@ピンキー
09/08/06 23:18:07 GRhdzzrO
なぜ男onryとわかっていてエロを要求するのかここの住人はw
297:名無しさん@ピンキー
09/08/06 23:29:34 BkPCIGzU
KAIKOは女設定で行けばいいじゃない。そして残りは全て男
つまりだ、後は分かるな?
298:名無しさん@ピンキー
09/08/06 23:30:38 Q6VcCuqF
とりあえず鬼畜どSさんなら、秋には当然エル・ディアブロをゲトズサーしてくれる(そして迷子に(ry
と無意味に信じている
299:名無しさん@ピンキー
09/08/07 02:25:38 zi7k9Yas
エロパロで男だけとか女設定で行けばとかキレていい?
KAIKOってなんだよ
300:名無しさん@ピンキー
09/08/07 02:41:11 qtPiZMTz
まあ落ち着くんだ
292は納涼ホラーの提案なんだきっと
じゃなきゃあんな寒い要求するわけないじゃないか
なあ、そうだろ?
301:名無しさん@ピンキー
09/08/07 03:09:08 ainCfBL2
だな
センスゼロだし全く読みたいと思えないけど
302:名無しさん@ピンキー
09/08/07 07:41:33 psiqru3r
>>299
ニコニコで検索すれば良いよ。
可愛いは正義
まあ、大抵のやつはキモイって思うんだろうな
303:名無しさん@ピンキー
09/08/07 07:45:32 3Olp517G
せめてKAIKOが完全な女の子設定だったらまだ良かったんだが
たまにカイトの女装設定だったりするから地雷なんだよ。これはキモい。
304:名無しさん@ピンキー
09/08/07 10:53:26 qE7993EI
[925]名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/08/06(木) 23:20:34 ID:RwvVzBGc0
292 :名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 22:26:17 ID:J4DKzaQt
KAITOとKAITO亜種全員集合してアイス作ってるのが読んでみたいです。
誰か書いてください。
信じられるかい?エロパロなんだぜこの発言…
[926]名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/08/06(木) 23:46:31 ID:q6qejPasO
AAS
>>925
それちょうど持って来ようとしてたところ
こっちもエロ厨だし普通の流れならカイトも見れてたけど
あれは流石に回虫うぜぇぇマジうぜぇ
その後のレスもキモい
エロパロスレですら急に意味解らんカイトの話題になって嫌だ
エロパロで男キャラの話なんて進んでしねえよこれだから回虫は嫌いだ
[927]名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/08/07(金) 00:23:30 ID:Owz3YU58O
そこでKAIKOクレクレしたり、いきなりKAITO関連のカプの話で「マイナーですよね…」みたいな変な誘い受けがうざい
前は百合スレでKAIKOクレクレしてたし
クレクレしかできねえのか
[928]名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/08/07(金) 02:30:58 ID:hyg7m6oQO
妄想だけならいっちょまえ
形にするのは人任せw
どこでもそうなんだな、回虫って。ましてエロパロでそんな要求…
誰かがやってくれると思ってんのかな。んなわけねーのに
305:名無しさん@ピンキー
09/08/07 11:30:11 hWnkQJY0
ごめん電波受信してカイカイ書いてしまった
でも亜種全員とか無理すぎてカイトとKAIKO一人が限度でした……。
KAIKOは女の子って設定だけど、ダメな人はどうかスルーでお願いします
タイトル「アイスの作り方」
306:アイスの作り方
09/08/07 11:30:40 hWnkQJY0
「え、バニラアイス作るの?」
「そーなのっ」
にっこり笑ったこの子はKAIKO……俺の妹だ。絹糸の原料じゃない。今は開発
のところでマンションの一室を与えられて一人暮らしをしている。
俺のパラメータをいじってできたんだけど、奇跡的にマジで女の子。しかもち
ゃんとセックスできる。自分と同じ顔に性欲わかないだろって笑われたけど、俺
と似ても似つかないくらいかわいく見える。
俺と長年一緒にいためーちゃんでさえ、全く新しいボーカロイドだと勘違いし
たくらいだから、別に俺がナルシストって訳じゃないよな。
「作り方知ってるの?」
「担当さんが作り方プリントしてくれたのー」
「へぇ……見せて」
卵 2個
グラニュー糖 50g
生クリーム 150ml
バニラエッセンス 少々
1 卵をボールに割り入れ、グラニュー糖を少しづつ加えながら、白くもったりするまでよく泡立てる。
2 別のボールに生クリームとバニラエッセンスを入れ、八分立てにする。
3 1と2をゴムベラできるように混ぜる。
4 冷凍庫で固めたら完成♪
「ふうん、簡単そう」
「でしょー? 自分で作れたら買いに行かなくていいもん」
「KAIKO、この八分立てって何?」
「掬って落としたときに、形が残るくらい泡立てること。ゆるゆるの状態が1と
したら、がちがちになるまで泡立てるのが十分立て。八分はそれよりちょっと柔
らかめかな」
「難しい……」
「加減がね。でも私料理得意だからっ」
「へぇ」
「きゃあっ!」
言った側からKAIKOは生クリームを開けるのに失敗して、ぶちまけた生クリー
ムを顔面にもろにかぶった。どうしたらそうなるんだ。
「だ、大丈夫! 生クリームまだあるからっ」
「俺がやるよ」
後ろからそっと近づいて、新しい生クリームをKAIKOの胸元から注ぎ込んだ。
307:アイスの作り方
09/08/07 11:31:12 hWnkQJY0
「お、お兄ちゃん!?」
「あ、ごめん」
スカートの裾から手を入れ、パンツをずり下ろす。生クリームで指を濡らして
KAIKOの中に突っ込んだ。
「きゃん!」
「生クリームは八分立てだっけ?」
「やっ、あ、あうぅっ!」
中からあふれてきた愛液と混ぜるように中をかき回す。
「ああぁぁっ!」
「バニラエッセンスが見当たらないなぁ」
「戸棚……きゃうっ」
「仕方ないからバニラビーンズで作ろうか」
KAIKOのスカートを捲り上げ、素早く緩めたチャックから俺のものを取り出し
た。
「八分立てってどのくらいかなぁ」
言いながらバックで挿入する。
「ああぁぁん! あっ、あっ……あっ」
「泡立てるのって素早く混ぜるんだっけ?」
激しくピストンすると、KAIKOがキッチンにすがりついた。抵抗がないのをい
いことに、KAIKOの服を解いていく。この服は見た目に反して脱がしやすい。前
ハンガーにかけてあったのはどこをどうしたら着られるのかわからなかったから、
バージョンがいくつかあるのかもしれない。
「あぁっ、あっ、あん!」
卵と砂糖を泡立てたものを指で掬って、KAIKOの胸に塗り込む。むにむにと揉
むとKAIKOがびくびく震えた。
体勢を変えてKAIKOの片足を肩にかけ、前から突き上げる。既に硬くなってい
る乳首を摘んだり引っ張ったりしたあと、体格差のせいで苦労して口に含んだ。
甘い。
「そろそろ、出るっ」
「やぁっ! やっ、あぁっ!」
遅くなっていたピストンの速度を上げてスパートをかける。すぐに射精感が込
み上げてきて、KAIKOの腰を掴んで最奥に出した。
「あっ、あっ……あっ」
「ふう……」
KAIKOの中から俺のものを抜くと、泡立った白い液体がとろとろ零れてきた。
ちなみにKAIKOは気絶した。
俺は懐から取り出た紐でKAIKOを亀甲縛りにするとリビングに放置してバニラ
アイスを真面目に作った。アイスができたらアイスプレイをしようと思って。
終わり
308:名無しさん@ピンキー
09/08/07 11:47:18 TfxVPmE0
また鬼畜めいたカイトがw
ところでこのカイトは料理上手なんだろうか?
309:名無しさん@ピンキー
09/08/07 11:49:09 hWnkQJY0
>>308
レシピがあれば作れるけど、アレンジやオリジナルはできないイメージ
310:名無しさん@ピンキー
09/08/07 11:57:23 TfxVPmE0
>>309
これがミクだと葱を入れようとしたり、レンだと芋けんぴアイスにしようとしたり
するんでしょうかね?
311:名無しさん@ピンキー
09/08/07 12:46:08 hWnkQJY0
>>310
リンはロードローラー入れようとして食べられないから止められる訳ですね。
めーちゃんはお酒入れて……年少組が食べられなくなって、
GUMIは人参いらないよって言う人に人参山盛りにする係ですね。
がくぽが料理に使う茄子全てに割り箸を刺して満足げにしているところを、ルカのマグロアタックが炸裂。
キッチンは一瞬にしてバトルモードに。
312:名無しさん@ピンキー
09/08/07 12:47:31 D0gkrtMV
>>310
芋ケンピはハードル高そう。
サツマイモじゃだめなのか?
めーちゃん!アルコール度数高いと固まらないよぉ!
313:名無しさん@ピンキー
09/08/07 13:07:51 TfxVPmE0
>>311
なんという修羅場w
>>312
リンレンの場合ミカンやバナナでもいいのですが、どうせならマヌケなほうがよいだろうかと思って
悪ノ派生リンクから芋けんぴアイスねたを拝借したしだいでw
314:名無しさん@ピンキー
09/08/07 14:47:40 idqo2EZ/
実際に芋けんぴアイス作った人の動画ってなかったっけか
315:名無しさん@ピンキー
09/08/07 14:57:08 TfxVPmE0
>>314
あったよw
あれは感心しながら見たw
316:名無しさん@ピンキー
09/08/07 17:13:16 qTKBdDAM
>>311から受信した
ミクです!今日は皆でバーベキューしにきました!
皆でこういうことするの初めてなんだよね。凄い楽しみ!
準備は万端、皆でいただきますを言ったあと一斉に箸がプレートに向かう。
グミ「リンさん、肉ばかり食べてたらダメですよ?ニンジンも食べなきゃ」
リン「えー?なんでニンジンピンポイントなの?リン嫌いなのに」
グミ「ニンジン食べると(胸が)大きくなりますよー?(多分)」
リン「!リン、頑張る!」
グミ「ニヤニヤ」
レン(飼い慣らされやがって…)
メイコ「ミクはネギ焼きしか食べてないのね…他のも食べなさいよ」
ミク「あとでー。あ、メイちゃん飲み物ちょうだい」
メイコ「あいよ。ウーロンと水、サイダーもあるけどどれがいい?」
ミク「全部お酒で割れるものだね…ウーロンちょうだい」
レン「やべ、箸落とした」
ルカ「おっちょこちょいですねレン君。でも大丈夫ですよ、予備用の割り箸が…あら?」
がくぽ「ふむ……やはり茄子に割り箸は日本のここrヒデブッ」
ルカ「がくぽあんたなにやってんのよぉ!」
がくぽ「ちょ、ルカ、マグロ往復ビンタはヤバ…グハッレン殿助けて!」
レン「ルカー止めときなよ、マグロ傷付いたらあとで食えないよ?」
がくぽ「そっちかよ!」
カイト「この肉美味しいねーちょっとクセあるけど」
グミ「あ、カイトさん気に入って貰えました?私が狩ってきたんですよ!」
カイト「(買ってじゃなくて狩って…?)うん。これ何の肉?」
グミ「熊です。白いの」
カイト「師匠ーー!」
ルカ「♪ぼーくらのーしろくーまー猟でぇーす」
メイコ「ルカ、替え歌自重。それよりその例の肉焼けてるわよ。取ろうか?」
ルカ「9枚でいい」
リン「ルカちゃん、グラッドンソードでマグロ解体ショーするの?」
カイト「デザートはアイスだよー↑」
一同(またアイスか)
ミク「でも美味しいからいいや。カイト君ネギアイス作ってくれた?」
がくぽ「ナスアイスと聞いて」
レン「その2つが美味しいと思えるのはおまえらくらいだよ」
ミク「おいしかったー」
グミ「こういうのも楽しいですね!」
リン「またやろうよ!リン、次はお鍋がいいな!」
レン「闇鍋フラグktkr」
317:名無しさん@ピンキー
09/08/07 17:15:40 utDCTm4T
師匠ピンチ!?
318:名無しさん@ピンキー
09/08/07 18:07:38 hWnkQJY0
>>316
師匠www
GJ!
319:名無しさん@ピンキー
09/08/07 18:34:41 c9ZHICoM
師匠ピンチ通り越したwwwwww
闇鍋フラグwktkwww
320:名無しさん@ピンキー
09/08/07 18:38:56 TfxVPmE0
>>316
師匠~~~~~!!w
いや、ジャンプ漫画みたいに、数週間後にはケロッと復活すると信じたい。
321:名無しさん@ピンキー
09/08/07 22:03:48 idqo2EZ/
>>316
乙!電車の中で吹いたwwwwww師匠は何度でも甦る筈さ!
闇鍋話も出来たら是非
あとナスを使ったアイス(シャーベット?)は実在するらしいな
口当たりも良くレモン風味でさっぱり戴けるそうだ
322:名無しさん@ピンキー
09/08/07 22:14:43 2QexcqhZ
師匠の肉食ったら演歌が上手くなりそうだな
一緒にロリコン属性も付加されそうだけど
323:名無しさん@ピンキー
09/08/07 22:47:38 aPDRsHls
どこに売ってあるのやら。
324:名無しさん@ピンキー
09/08/08 10:35:38 2MT7Ej6v
>>311
僕らのキッチン戦争という歌ができた
325:名無しさん@ピンキー
09/08/08 11:25:59 +/BnBouN
うかつに肘さえつけやしない(テーブルマナー的な意味で)
326:名無しさん@ピンキー
09/08/08 18:13:13 s5PWnoni
>>311
「人参いらないよ」は中の人の事務所名繋がりでもあったりするのだろうか
>>316
乙!ネタ細かいなww
327:名無しさん@ピンキー
09/08/08 18:34:20 stX1xT+p
>>326
アズリードとスターダストじゃ?
328: ◆Yqu2Vih7dU
09/08/08 19:34:02 zAiT26fG
おばんでございます。
流れまったく読まず、またがくミク投下させていただきます。よしなに。
329:浴衣でお出かけ-がくミク(1/7) ◆Yqu2Vih7dU
09/08/08 19:36:37 zAiT26fG
ほおずき市に行きたいと、初音殿が言うので。一緒に出かけることにした。
初音殿がうちに迎えに来るというので、待っているのだが、
先刻メールで「少し遅れる」との連絡があった。
約束の時間に遅れるとは、初音殿にしては珍しい。
そう思って待っていると、
「ごめんください……。」
玄関から、戸を開ける音とともに、初音殿の声がした。
「あ、はーい。」
グミが迎えに出る。そして聞こえる、きゃあ、というグミの歓声。
「ねー、お兄ちゃん、ちょっと、早く来て来てー!」
呼ばれずとも行くぞ、と思いつつ。出支度をして、玄関に向かう。
玄関には初音殿が。長い髪を後ろにまとめ、紺地に花模様の浴衣を着て、立っていた。
うん、これは、なかなか。
「ねー、可愛くなーい?ミクちゃん、浴衣!」
「ん……まあ……。」
「お兄ちゃん!もっとさあ、なんか無いの?可愛いね、とか。似合ってるよ、とかさあ。
ほんと、お兄ちゃんってば、そういうとこ気ぃ利かないよねー。」
「うるさいぞ、グミ。」
やいのやいのと言うグミをやりすごし。とりあえず、初音殿と一緒に家を出た。
330:浴衣でお出かけ-がくミク(2/7) ◆Yqu2Vih7dU
09/08/08 19:40:10 zAiT26fG
「あの、ごめんなさい、遅れちゃって。」
「いや、構わんよ。」
「これ、着付けに思いの外手間取っちゃって。」
「浴衣、自分で着たのか?」
「あ、はい。」
「なかなか……良い感じかと。」
「あ……有り難うございます。」
初音殿と手をつなぎつつ、人混みの中をそぞろ歩く。
「それにしても、すごい人ですね。」
「そうだの。ところで、足は大丈夫か?」
「え?」
「下駄。履き慣れて無かろう。歩き通しでは何だし、どこぞで休憩でもするか?」
「あ、有り難うございます。」
途中、喫茶店で休憩しつつ、市を一通り回り。
縁日を冷やかしつつ、ほおずきも手に入れ。
外出の目的は、だいたい果たした。
「さて、これからどうするかの?」
331:浴衣でお出かけ-がくミク(3/7) ◆Yqu2Vih7dU
09/08/08 19:41:27 zAiT26fG
夕食にするにはまだ早い、微妙な時間。
「もう、戻るか?」
このまま別れるのは名残惜しい
できれば……。
だが、初音殿の家にはクリプトン組の皆が居て、うちにはグミがいる。
「どうしようか、の。どこぞでまた茶でもしてゆくか?」
本当にしたいのは、もっと別のことなのだが。
言いよどんでいると。
「あの……。」
初音殿が、切り出した。
「できれば…………どこか、二人きりになれるとこに、行きたいです……。」
「……!」
言わせてしまった。なんたる不覚。
「だめですか?」
「あーいや、だめというより……。
すまんな、本来、こちらから切り出さんといかんところ。」
「いえいえいえ。」
初音殿が、真っ赤になってかぶりを振りつつ、つないだ手をぎゅっと握る。
それをこちらもぎゅっと握り返した。
「では、移動するか。」
「はい……。」
332:浴衣でお出かけ-がくミク(4/7) ◆Yqu2Vih7dU
09/08/08 19:44:05 zAiT26fG
-----
「えっと、お茶飲みます?お湯沸かしますね。」
受付で鍵を渡されて。入った部屋は、シンプルな装飾の、それなりに広い部屋だった。
「お手洗い、鍵無かったですよ?なんですかね?そゆとこで経費節減してんですかね?」
初音殿は妙に饒舌になってちょこまかと動き回り。
かたやこちらは妙に無口になり、腰掛けたベッドの上から動けない。
別に、体を合わせたことがないわけじゃなし。
こういう場所に来た時点で目的は一つなのだから。
早く本題に入ればいいのに、なかなかそれができないのがなんとも。
が。いつまでもこうしているわけにもいくまい。
「……つね殿。こちらへ。」
初音殿を呼び寄せる。隣に初音殿が座ったら、ベッドが大きくしなった。
「ここ、かなりやわらかいですね。」
「ああ。わしも座ったときちょっとびっくりしたぞ。」
いつもは。宅の布団の上なので。ベッドのこのしなり具合はなかなかない感覚というか。
「シーツもさらさらですね。」
「すまんの、我が家の布団はさらさらでなくて。」
「そんなことゆってないじゃないですか。」
言い合いつつ、身を寄せる。そこではたと気づいた。
333:浴衣でお出かけ-がくミク(5/7) ◆Yqu2Vih7dU
09/08/08 19:46:19 zAiT26fG
「あー、これは、どうすればよいのだ?」
「これ、て?」
「いや、浴衣とか、帯、とか。」
「大丈夫ですよ?普通に取っちゃって。」
「いや、その、普通というのが分からんのでだな。」
自分では勝手が分からぬゆえ、帯を外すのは初音殿にやってもらうことにした。
するする、という衣擦れの音が部屋に響く。
初音殿は、帯のほかにも、紐だの、タオルだのいろいろ巻いていたらしく。
それらをサイドテーブルに置いていく。
浴衣一つ着るのにこんなに巻いて、女子は大変だ。
「苦しくないのか?」
「それは、まあ、苦しいですけど。」
初音殿は浴衣の前を自分で押さえ、またわしの隣に座って。
「……着たの、見てもらいたかったんです。」
こつ、と。頭をわしの胸に寄せてきた。
思わず、その身をかき抱く。
唇を重ねつつ、そのままベッドにぼふ、と倒れ込んだ。
わしの下で初音殿が身じろぎする度に、ベッドがきしみ、着ていた浴衣が乱れる。
唇を離して見下ろすと、初音殿の髪は乱れ、浴衣の前ははだけていて。
いつもと違う環境、ということも相まって、そのさまがいたく扇情的に思えた。
334:浴衣でお出かけ-がくミク(6/7) ◆Yqu2Vih7dU
09/08/08 19:47:43 zAiT26fG
-----
ことを終え、風呂場でともに汗を流し、自分の身支度を整え。
初音殿が手際よく浴衣を着るのを傍らで見ていた。
「なるほど、そうやって着るのであるな。」
「がくぽさん、着付けとかできそうなイメージなんですけどね。」
「いや、男の着物ならともかく、女子の着物は本当にわからん。」
そんなことを話しつつ。
初音殿の身支度が整うのを待って、部屋を出た。
「お湯沸かしたけど……結局お茶飲まなかったですね。」
「そういえばそうだな。」
「沸かさない方がよかったですかね?」
「まあ、別に良かろうて。というか初音殿、緊張しすぎだったのでは?」
「だって……。そりゃ緊張もしますよ。がくぽさんこそ。」
「まあ、それは、な。」
ほおずきを手に、言い合いつつ。また手をつなぎ、家路に向かう。
家に戻ると、グミに出迎えられた。
335:浴衣でお出かけ-がくミク(7/7) ◆Yqu2Vih7dU
09/08/08 19:49:30 zAiT26fG
「おかえりー、お兄ちゃん。」
「ああ、ただいま。」
「おじゃましてます。」
「わー、これが”ほおずき”?私、実物は初めて見るよー。」
買ってきたほおずきに食いつくグミ。
「ねーねー、二人ともご飯まだでしょ?ミクちゃんもうちで食べてきなよ。」
「どうする?初音殿。」
「えっと……、じゃあ、ご相伴に預ります。」
「うん、じゃあ、上がって上がってー。」
家族が増えて。前のように初音殿とふたりきりになる機会は減ったが。
こういうにぎやかなのも、悪くないな、と。そう思いつつ。
3人で連れ立って、家の中へ入っていった。
336: ◆Yqu2Vih7dU
09/08/08 19:51:07 zAiT26fG
ちんたら書いてたら、微妙に時期を外したネタになってしまいました、と言い訳。
(ほおずきの時期は、だいたい7月ころ。)
お目汚し、失礼いたしました。
337:名無しさん@ピンキー
09/08/08 20:17:23 BKuYycVQ
いやあ、これはまた中々イイ!GJ
338:名無しさん@ピンキー
09/08/08 20:20:58 5TgedNZ/
メイちゃんのエロがもっと読みたい
339:名無しさん@ピンキー
09/08/08 22:24:57 F0NLeno3
カイメイミクとか?
340:名無しさん@ピンキー
09/08/08 22:38:12 lrVLQB49
酔っ払いめーちゃん×カイト&レンとか
341:名無しさん@ピンキー
09/08/08 23:11:38 BdrBIeRF
>>336
GJ!
緊張しまくりのミクかわゆす。
342:名無しさん@ピンキー
09/08/08 23:50:31 1WKdheV0
暴君メイコが弟に下剋上されるとかいいかも
343:名無しさん@ピンキー
09/08/09 05:30:31 Z+D3uxMJ
流れを読まずに起きぬけで書いた小ネタ投下
「ではこれより、第〇〇回P会議を始める。まずは副議長、結果報告を」
「えーと、とりあえずターゲット2-02のブツは確保しました、議長」
「本当か!流石は双子なだけあって近づきやすいというものか」
「でも流石に脱衣所からは無理でしたよ…って、なんか調子狂うから敬語止めるわ」
「なんだよー折角雰囲気出てたのに…で、そのブツは?」
「これ。タンスから持ってきたから当然洗濯したてな訳だけど」
「おー流石2-02、この触り心地の良い綿100%の純白…よくやったぞ副議長。他には?」
「そんだけ。他ん所にゃタンスでさえ迂闊に近寄れねーって」
「そうか…では次、書記の方は?」
「拙者、このような事は気が進まぬ故…」
「収穫0か」
「三人分程度しか拝借出来なかった」
「えらいやる気満々じゃねーか」
「誠に罪悪感極まりない」
「全くだ」
「とりあえずブツを見せて…ふむふむ、黒のTがターゲット1-01、アイボリーが2-03、ニンジン柄がI-02か」
「見ただけでよく判るな」
「特にターゲット1-01、2-03のは踏まれる度に見ているからな」
「なんと羨ましい…」
「将来の無い大人達の将来が激しく不安になるな。で、これもやっぱりタンスからか?」
「うむ」
「そうか…二人共脱衣所へは入れなかったか…」
「そういう議長はどうなんだよ」
「ところで、肝心のターゲット2-01のブツが見当たらぬが…!まさか!」
「ふっふっふ、そのまさかだよ書記君。今回遂に初めて脱衣所への侵入を果たした」
「あの脱衣所の、何故か女子が入る時のみ勝手にロックされる超厳重な警備をくぐり抜けたってのか?!」
「その通り。この時の為に某国の重要機密サイトへのハッキングで練習した甲斐があったよ」
「で、ブツは何処でござるか?!」
「ツッコミ無しかい」
「これこれ、この白とミントグリーンのストライプがたまんないよ。そして何と言っても脱ぎたて…」
「ゴクリ…」
「では早速……ん…なんか脱ぎたてにしては無匂過ぎる気が…」
「つーかコレ皺無いし、どー見ても着替えの方じゃね?」
「もう風呂からは…出ている頃…でござるな…」
「「「…もしかして…」」」
「お兄ちゃん達、ちょっと話があるんだけどいいかな?^^」
344:名無しさん@ピンキー
09/08/09 08:10:53 ul7WXl/l
とあるリン廃さん家のリンから拝借した
脱ぎたてのぱんつがあるんだがいくらなら買う?
とりあえず1万円からスタート
1番大きい値をつけた奴の物だ
ちなみに物々交換可能
345:名無しさん@ピンキー
09/08/09 11:26:38 s7T8ZhHL
>>343
乙。
ラストで、脳内BGMがなぜかカーニバルPっぽい音楽に変わっていった。
346:名無しさん@ピンキー
09/08/09 12:09:24 ZVXAm+G0
>>345
カイトカワイソス
347:名無しさん@ピンキー
09/08/09 14:42:56 1bVtdBD/
ちょっと気になることがあるので投下。
下手で微妙なルカMなんでご注意を…
ある「ルカ」の独白
私のマスターは、私に体を与えてくれました。
公式イメージとは異なる、とっても大きくて、丸みを帯びた豊満な体…
驚いた私に、マスターは言いました。
ピンクの長髪、つぶらな瞳、笑顔、たっぷり蓄えられた豊かな肉…
全ては男を誘惑し、満足させるためにあるのだと。
最初は反発しましたが、マスターの厳しい調教で、私は学びました。
愚かなプライドを捨て、人間のためにこの身を捧げるのが、私の存在意義…
そう悟った時、マスターは言いました。
今からお前に一つの使命を与える。
それを果たすためにお前は造られたのだ、と。
裸のまま、私は往来の激しい大通りに連れていかれました。
そこで私は縛り上げられ、アーケードから吊り下げられたのです。
全てをさらけだすしかない私をおいて、マスターは行ってしまいました。
行き交う人々はみな、私を見上げて…
恥ずかしい…なのにどこも隠すこともできない…マスター、どうしてこんな仕打ちを…?
でも、私は気づきました。
私を見上げる人たちは、みんな微笑んでいるのです。
興味深そうに、真下から覗き込んでくる人もいます。
私を撮影していく人もいました。
みんなみんな、とっても楽しそう…
私の体がみんなを楽しませている…そう思った時…
私の中を絶頂が駆け抜けました。
この喜び、この幸福。
これを知るために、マスターは私を調教して下さったんだ…
ありがとう、私のマスター
それから、喜びに満たこの肉体をみなさんにさらし続ける数日が続きました。
348:名無しさん@ピンキー
09/08/09 15:58:20 e+hNz4d5
?
349:名無しさん@ピンキー
09/08/09 16:18:37 P/bicM/t
>>347
七夕まつりの巨大たこルカかw
350:名無しさん@ピンキー
09/08/09 16:31:06 TGQKuQTD
>>347
あれは写メらざるをえなかった
351:名無しさん@ピンキー
09/08/09 16:34:42 s7T8ZhHL
>>347
なんという露出プレイwwっw
352:名無しさん@ピンキー
09/08/09 18:13:10 DkSQe2UC
>>347
あれは実に見事なものだった。それはもうじっくりと見させてもらったよw
353:名無しさん@ピンキー
09/08/09 19:15:29 AB1ICc1C
今は旧暦の七夕か。
いい時期に吊り上げられたねタコルカwww
354:名無しさん@ピンキー
09/08/09 22:05:50 9c7+HB0H
URLリンク(vocaloid.blog120.fc2.com)
>>347を読んでから改めて見ると泣け・・・て・・・
こないな。
355:名無しさん@ピンキー
09/08/09 22:09:10 1bVtdBD/
ある「ルカ」の続く独白(さらにキツめ)
今日、私の絶頂に満ちた日々は終わりました。
目覚めると、そこはマスターが私を作ってくれた部屋でした。
いつの間にか降ろされ、縄を解かれていたようです。
ほてった体が、少しずつ冷めていく…
マスターが目の前に立っていました。
マスターの周りにあるのは、はさみ、のこぎり、かなづち、たくさんの道具。
いくつかはマスターが私を作る時に使ったもの。でも他のものは…
お前は役目を終えた。マスターはそう言いました。
もうお前は用済みだ。こんな汚れたいやらしい体の持ち主など、誰も引き取ってはくれない。
せめて俺の手で解体され、食料になれ。それがお前の最後の務めだ。
マスターの言葉を聞いて、私の目から涙が溢れ出しました。
存在意義を失った私の体でも、食べ物になればまたみなさんに喜んでもらえる。
そう思うと、嬉しくて嬉しくて涙が止まりませんでした。
マスターが、桃色に染まった私の手をとる。
じゅうぶん肉がつまっているな…これなら誰でも満足するだろう。
マスターにさわってもらえた。
マスターにほめてもらえた。
うれしい。うれしい。
せめてたくさんの連中に食べさせてやろう…
そう言いながら、マスターがのみとかなづちを手に取る。
表情一つ変えず、かなづちをふりおろすマスター。
この音は なんのおとだろう?
わたしの 足が つぶれたおと?
わたしの にく が ひきさかれたおと?
マスターが私の後ろにまわってしまった。
せめて顔を見ていたくて、くるりとマスターの方を振り向いた。
その瞬間、マスターのはさみが私の視界を切り裂いた。
ごめんなさい マスター
さいごに わがままなことをしてしまって
でも せめてきらわないで
わたしに みんなをよろこばせるしあわせをおしえてくれた わたしのますたー
ますたーにつくってもらえて
ますたーにこわしてもらえて
わたしはしあわせです
ますたー
わたしを しあわせにしてくれて
ありがとう
ありがとう
ありが と
356:名無しさん@ピンキー
09/08/09 22:14:33 Z+D3uxMJ
>>355
泣いた
マジで
357:名無しさん@ピンキー
09/08/09 22:22:55 1bVtdBD/
今日の10時でお祭りが終わり、今日中に壊すと某動の解説に書いてあったんでこんな感じのお話に。
つーか「汚れた体」とか書いてすまん、ルカ!
明日も仕事ごぜん惨事からだからもうねる!
ところで関東のみなさん大丈夫ですか?
結構ひどかったみたいですが…
358:名無しさん@ピンキー
09/08/09 22:32:36 s7T8ZhHL
>>355
たこルカあああああああああ(泣)
それはさておき、七夕まつりのたこルカ、佳作だったそうです。おめ。
359:名無しさん@ピンキー
09/08/09 22:46:49 DkSQe2UC
>>355
いたいいたいいたい
でも泣いた
360:名無しさん@ピンキー
09/08/10 00:57:57 K77jJYny
誰か泣いた俺にハンカチくれ
361:名無しさん@ピンキー
09/08/10 14:46:56 gNQ5wWnw
>>360
そのハンカチがたこルカ柄だったりしてな。
362:名無しさん@ピンキー
09/08/10 16:57:48 4Ba47YMu
七夕まつりの巨大たこルカさんは、事前予告通り壊されたそうです
私の書いたつたないお話でも追悼になればと思います
レスして下さったみなさん ありがとうございました
363:名無しさん@ピンキー
09/08/10 19:04:13 gNQ5wWnw
>>362
ニコニコにもいくつか動画がうpされていたけど、本当見事だった。
もしかしたら今後もネタにされ語り継がれるかもしれず。
364:名無しさん@ピンキー
09/08/10 23:13:33 oWjX96Pl
たこやかな恋でした
さよなら
365:名無しさん@ピンキー
09/08/10 23:19:58 NAmUgYf2
タコという言葉 マグロという言葉
僕らはそれらをネタへと変えよう
366:名無しさん@ピンキー
09/08/11 00:17:26 r204xXZx
>>365
つか、いい加減sageような。
>>1に書いてあるだろ。
367:名無しさん@ピンキー
09/08/11 00:19:44 31wuO3qU
>>365
今それ歌ってたから素でびびった
368:名無しさん@ピンキー
09/08/11 03:00:22 tmjFMMoG
タコにしろマグロにしろ何かエロいなと思ったが、持ち物でエロネタに変換し辛いのはリンのロードローラーくらいか
とりあえず、操縦席プレイを推しておく
369:名無しさん@ピンキー
09/08/11 05:27:30 /kj14q0G
>>368
こう、操縦桿がエロく見えるかもしれないw
370:名無しさん@ピンキー
09/08/11 07:29:30 49JY0Ann
操縦棺がのぼり棒になってヘブン状態という電波が飛んできた
発信者は続きを投下されたい
371:名無しさん@ピンキー
09/08/11 08:07:10 /kj14q0G
>>370
なぜかこんな電波が降ってきたw
唇を重ねるリンとレン。互いに舌を差し出し合い、受け入れ合い、睦まじい愛撫を続ける。
そしてレンの手が、リンの胸へと伸びる。ふと、リンは違和感を憶えた。
「ちょっと、何持ってんのよ!」
「チョロQ」
「ってロードローラーの!? 信じられない!」
こんな時にチョロQかよこのお子様!!とリンの目は語っていた。
「まぁまぁ。これってほら、ゼンマイが動いている間は」
リンのお腹でチョロQをバックさせゼンマイを巻く。そして、車輪を指で押さえたまま彼女の胸にあてがう。
「こんなふうに!」
ジーーーーッ、と微弱な振動を伴って車輪が回る。
「……あんまり気持ちよくない」
「そっかぁ」
「それよりさ、おっぱいの上でロードローラー転がさないでくれる?」
なんか平らになっちゃいそうでヤダ、とリンは本気で思っていた。
372:名無しさん@ピンキー
09/08/11 08:42:26 +TwZf3GW
そもそも平らにする前からギヤース
373:名無しさん@ピンキー
09/08/11 09:50:49 liZaM6q4
【ミクと】お隣は幼馴染で彼女な某魔法使い6【はーたんと】
URLリンク(ex14.vip2ch.com)
374:やっぱりがんばれ
09/08/11 18:55:02 f9oxXhQ0
お久しぶりです。
前スレで「がんばればくぽ」を投下させていただいたものです。
需要はなさそうですが、続きができましたので、投下させていただきたく。
※注意
がくぽ×ルカ
夏以降地道に努力したもよう。
ルカはかなり天然。
今回英単語多様でちょっとうざいかも。
レンメイ風味あり。つか、14歳自重。
一歩進んだかな?
エロはいっさい無し。
タイトル「やっぱりがんばれがくぽ」
375:やっぱりがんばれ、がくぽ1
09/08/11 19:06:24 f9oxXhQ0
「めーこさん、ちょうどよかった、今、いいですか?」
何か飲もうと廊下にでると先輩ボーカロイドがいた。
他のボーカロイドはめーちゃんと呼ぶが、どうも呼びづらくて、めーこさんに定着した。
「どうしたの?」
「明日の服が決まらなくて………」
どんどん迷うようになってしまったから、服は前日に決めるようにしている。
「いいわよ」
部屋に入れるとちょっと呆れた顔をされていたたまれなくなる。自分はこんなに優柔不断だっただろうか。
むしろ、迷ったことなどなかったはずなのに。
「明日はなにしに行くんだっけ?」
夕食の有無だけしか特には告げなかった。
「Carmenを観に」
「ああ、あのディーヴァの?」
「ええ。日本のdresscodeはよくわからなくて」
気がつけばformalな物を部屋中に広げる羽目になった。
「これか、これでいいと思うけど。その後、食事?」
「そう思います」
「ラーメンやお好み焼きでもないでしょうから、オペラを優先すべきよ」
ちょっと待っててといって部屋を出ていってまう。
accessoryを取ってきてくれたようだった。
メイクもちょっと華やかにしてあげるわ。にぎやかしなんだから。
日本の劇場のdresscodeは緩やかでだからちょっと躊躇する。
「派手じゃないですか?」
一番困るのはescortの相手とのbalanceが取れないことだ。
「気合い入れる人のはもっと派手よ」
自分で決められない以上、adviceには従うべきだ。
にぎやかしという意見にも賛成だけれど。
私はこんなにも優柔不断だっただろうか。
「ミク、ミルクティ持ってきたわ。ブレイクしない?KAITO、ちょっといい?」
練習用スタジオにいる二人に声をかける。
間合いを計るのも上手くなったものだと、感心する。
「何?」
「あの二人、まだどうにもなってないの?」
「………なして、俺?」
「知っているんでしょ」
チャキチャキ吐きなさいよ。向こうからも相談受けているんでしょ。
最近よく二人で出かけていたから油断した。いや、認識が甘かったと云うべきか。
「上手く奢るにはどうしたらいいのかと聞かれた俺の気持ちを察してほしいんだけど」
376:やっぱりがんばれ、がくぽ2
09/08/11 19:20:38 f9oxXhQ0
がくぽはかなり古いタイプの考え方をする。女性をエスコートするからには、ましてや意中の女性だ、全額持ちたいのが本音だろうが、ルカは金銭に関してはかなりフランクで割り勘を全く気にしないどころか、それを当然と思っているだろう。ましてや、「友達」なら。
「(ピー)…野郎」
「めーちゃん、放送禁止用語………」
「何か聞こえた?」
「何も聞こえてません。で、解っているなら、聞かないで欲しいんだけど。めーちゃんとしてはどうなの?」
賛成か反対かならどちらとも云いがたい。ルカ次第だからだ。
「賛成かな」
気づいてる?ルカ。
他の誰と出かけるときでも、着ていく服に迷ったりしないことに。
「クリスマスは狙っているらしいから、その前に結論がでると思うけど」
「ルカの天然を甘くみてない?」
気づいてないだろう。がくぽが誘うのは自分だけだと云うことに。
「苦労して初日のチケット取って割り勘じゃやりきれないわね」
マリア・カラスの再来とも云われる世界的なオペラ歌手の歌劇はかなりのプラチナチケットになっている。初日ではなおのこと。
「仕事関係者からプレゼントされたって主張するつもりらしいよ。その場合、食事がルカの払いになる可能性が高いけど」
なりそう。
「背中を押してやる?」
「状況次第ね。こう云うのも恋の醍醐味なんだろうし」
「味わい損ねた?」
「うっさい」
あれはあれでいいのよ。
「めーちゃんはいつ行くの?」
「チケット取り損ねたわよ。オクを利用するのもねぇ」
「代わろうか?明後日、リンと行くつもりだったんだけど」
「いいわ。リンを完璧にエスコートしてあげるといいわ。なかなかない機会だし、大人の世界をのぞくのもいい勉強になるだろうし」
KAITOのエスコートは完璧だ。女性を気持ちよくしてくれるという点において。
誰が磨いたかは聞くだけ野暮だろうけど。リンも淑女として扱われることに慣れてもいい頃だ。
「それは気合い入れろってことですか?」
「褒めてるのよ。単に」
髪をかき混ぜてやる。くすぐったそうに弟は笑った。
「今日はとても楽しかったです。ありがとうございます」
タクシーを降りて、お礼を繰り返す。
舞台はすばらしい物だった。Divaの歌声が今も耳に残っている。
食事もおいしかった。
377:やっぱりがんばれ、がくぽ3
09/08/11 19:28:16 f9oxXhQ0
がくぽさんのescortはrefinedでperfectだった。
「いや………ときに、十二月の二十四日と二十五日は空いているか?」
「ええ」
「コンサートに誘ってもよろしいか?ゴスペルの」
「是非」
「それはよかった」
少し歩くとすぐに家についてしまう。
「ではまた」
「ええ、来週」
来週は美術展に行く予定だった。庭園も綺麗なようで楽しみにしている。
「大丈夫か?」
ちょっとbalanceを崩したら大きな手が支えてくれる。
「最後の最後で……履き慣れないものですから」
10㎝のpinheel
「どうかしたのか?」
云われて手を握っていたことに気づく。
「あ、いえ………おやすみなさい」
「おやすみ」
玄関に駆け込む。
perfectなladyのはずだったのに、最後の最後で失敗してしまった。変に思われなかっただろうか。
「おかえりー」
「ただいま」
「どうしたの?」
靴を脱ぐのに手を貸してくれた兄さんの手を凝視していた。
「あ…」
全然違う。
兄さんの手も大きいけれど、指の節の感じとかががくぽさんの方が逞しい感じがする。
「歌声とワインに酔ったかも」
「お風呂空いてるよ」
ぽんぽんと頭を叩かれて緊張していた自分に気づいた。
本当に何に酔ったのだろう。
「ルカはクリスマス、空いてる?」
居間に行くとリンに話しかけられる。
「グミちゃんも誘ってパーティーしようって話してたの」
「二十四日と二十五日はちょっと……」
ああ、Christmasだからgospelのconcertなのかと今更気づく。
「仕事?」
「いえ、がくぽさんにconcertに誘われていて」
「ルカはがくぽと付き合ってるの?」
「は?」
意味が分かりません。
「だって、クリスマスは恋人と過ごす日だよ」
「gospelのconcertに誘われているだけなので」
Christmasだから賛美歌のconcertが開かれるからだけなのだ。
「レン、ね、クリスマスは恋人と過ごす日だよね」
籠を持って入ってきたレンに言う。
「日本ではな。リン、自分の物は自分でアイロンかけろよ」
「ええっ、できない!知ってるでしょ」
「やんなきゃできるようにはならないの」
「そんな風にプログラムされてないし」
「同じプログラムの俺ができるのはどうしてだよ」
「突然変異」
「お前がな」
双子は仲がいい。
冷蔵庫から水を出してコップに注ぐ。
378:やっぱりがんばれ、がくぽ4
09/08/11 19:36:39 f9oxXhQ0
レンはなんだかんだ言いながら、リンのアイロンかけを手伝うに違いない。
「ルカ…」
「お前な、後から来たルカの方が上手いって、恥ずかしいことなんだぞ」
「ごめんなさい。これから出かけるので」
バッグを取る。
時間には余裕があるけれど、がくぽさんはいつも早く来るから。
「デート、いいなぁ」
「おまえも彼氏作れよ」
「誰を?レンはだめだよ。ぜんぜんお断りだから」
「俺の方からまっぴらごめん」
双子のじゃれあいを後に靴を履く。今日は動きやすいshortboots。
玄関の鏡で姿を確認する。
dateを修正し損ねた。
「どこか、具合でも悪いのか?」
帰り道に聞かれてしまった。
そんなつもりはなかったのに。
「あ、いえ……出かけに……」
言葉を考える。軽いjokeにできる言葉を。
「リンがChristmasはsteadyと過ごす日だって話をしていたので………変にcatchcopyが目に付いてしまって……Christmasだから、gospelのconcertに誘ってくださっただけなのに」
変ですねと呟く。
どうかしている本当に。
自分が一番。
「いや、steadyとして、過ごしたくて誘ったのだから」
音が止まる。
すべての音が認識できなくなる。
「ごめんなさい、いま、何と?」
「そなたのsteadyになりたい」
いつでもまじめな人だけれど、今が一番真剣な表情で。
「ごめんなさい、そんな風に考えたことはなくて」
「存じている」
「がくぽさんもお友達のように考えていて」
「これから考えてはもらえないだろうか」
「あ…はい、考えてみます」
何故か、まともに顔が見られない。
今までそんな素振りはなかったのに。
「あの………い、いつから……」
何かそんな素振りをしてしまっただろうか。
「初めて会った時から」
「ずいぶん前ですね」
「そうだな」
視線を落としながら歩くと自然とがくぽさんの手が目に入る。
大きくて節のある逞しい手。
「ルカ殿…」
呼ばれて驚いて立ち止まる。
「家は過ぎたが、買い物でも?」
家の前を通り過ぎようとしていた。
顔の熱さを意識する。
動揺しすぎている。
「あ…ありがとうございます。さようなら」
「さようなら」
玄関に飛び込んでしゃがみこむ。
調整が必要なくらい自分がおかしい。
379:やっぱりがんばれ、がくぽ5
09/08/11 19:46:26 f9oxXhQ0
そう認識しているのに、どうしてerrorにならないのだろう。
「そなたのsteadyになりたい」
がくぽさんの言葉が頭の中をくるくる回る。
steady……steadyって……
泣きたくなるのはどうしてだろう。
悲しいわけでもないのに。
「どうしたの?気分悪いの?」
様子を見に来たらしいめーこさんが一緒にしゃがみ込んでくれる。
「いえ……」
「先に部屋に行ってなさい。すぐ行くから」
はいと頷いて立ち上がった。
「ブラウンミルク」
着替えなかったのと言われてはっとする。
やっぱり、メンテの申請をしよう。
部屋着に着替えてcupを受け取る。
「何があったの?」
cupの熱さが手や体をじんわりと暖めてくれる。
「がくぽさんが………steadyになりたいと……」
「それで?」
「考えたこともなかったので、考えてみますと」
肩を抱きしめられる。
何がなんだかわからない。
「友達のままじゃいられないんでしょうか」
「友達がいいならそう言えばいいわ。簡単でしょ」
「友達でいられないから、steadyにって言ったわけですよね」
「そうなるわね。あなたが自分の特別だから、自分もあなたの特別になりたいわけでしょ」
飲めば少しは落ち着くわと言われてcupを口に運ぶ。brandyとmilkと蜂蜜の味がする。
ああ、そう云うことなのかと思う。
何となくすべてが繋がる。
いつでも、がくぽさんは私のことを特別扱いしてくれていた。
「めーこさんは知っていましたか?」
「バレバレよ。露骨に違うんだから、主に視線がね」
特別について考える。
兄弟と云われる先輩ボーカロイド達との差違はよくわからない。
めーこさんも兄さんもミクもリンもレンも好きだ。彼らと一緒にいるのは楽しいし、めーこさんや兄さんは何気なく気遣って手を差し伸べてくれる。
それはがくぽさんのescortにも似ている。
兄さんに比べると不器用な感じがあるけれど、精一杯さりげなく。
「時間はあるし、ゆっくりと考えればいいわ。期限を切られてはいないんでしょ」
そんなに待たせるのもどうかと思う。
友達のままでいられるのだろうか、このまま、「特別」を強要して。
ゆっくりとmilkを飲む。
「特別ではないんです。私にとっては」
「じゃ、そう言えばいいわ」
突き放された気分になる。
実のところ、engine1の二人は自分にも他人にも厳しいところがある。
380:やっぱりがんばれ、がくぽ6
09/08/11 19:54:55 f9oxXhQ0
「そんなに悩むことでもないでしょ」
「そうでしょうか」
「じゃ、特別じゃないけど、お試ししてみますっていう?」
「お試しって、そんな………そんな軽い気持ちはがくぽさんに失礼だと思います」
「あなたが気付かないだけで、答えはとっくに出ているはずなんだけどね」
「答えがですか?」
「特別がよ」
それ以上は私が言っていいことじゃないから。
「でも、特別なことなんて何も……」
もう一度、肩を抱きしめられる。ミクもリンもレンも甘えただと二人に嘆かれるけれど、結局こんな風に大切にされて甘やかされているからだと思う。
「もう一つだけ、ヒントをあげる。あなたが服に迷うのはがくぽの時だけよ」
服を迷う?
そう、何時だってがくぽさんと会うときは、服選びに時間がかかる。
何故?
cupの中のmilkを飲み干す。
「ありがとう、めーこさん」
こちらから抱きしめて、頬にkissする。
めーこさんは柔らかく笑う。
「ちょっと行ってきます」
「は?」
ちゃんと特別だったのだと一秒でも早く伝えたくて、部屋を飛び出す。
ちゃんと特別だった。それもとても特別だった。
少しでもよく見られたくて、服はいつも迷ったし、会うときは失礼がないか気を使った。
ちょっと浮かれていたし、いつも楽しみにしていた。
そういうことでよかったのかと腑に落ちる。
走りながらそう思う。
がくぽさんの家の前で軽く息を整える。
歩いても十分とかからない距離だから走ればあっけない。
Entryphoneのbuttonを押す。
『はい……』
すぐに玄関が開く。
また会えたことが嬉しくて自然に笑ってしまう。
「どうかしたのか?何か緊急な」
「がくぽさんのことが特別だと解ったので」
「あ…」
「私をがくぽさんのsteadyにしてくださいって、言いに来ました」
「あ、ああ……無論……」
返事を聞いて嬉しくなる。
変だ。highすぎる。
「それだけ、言いたくて、夜分失礼しました」
頭を下げてきびすを返す。
ああ、本当にいい気分。
「うわぁ!」
廊下で走ってきたルカとぶつかりそうになる。
「なに?何?めーちゃん」
顔を出しためーちゃんに聞く。
「追って!」
慌てて追うも時すでに遅し。
玄関が閉まった後だった。
「何事?」
居間に戻ったらレンに聞かれる。首を振るしかない。
「がくぽに告白しに行ったのよ」
マグカップを持って戻ってきためーちゃんが言う。
「あんなに慌てて?」
381:やっぱりがんばれ、がくぽ7
09/08/11 20:02:48 f9oxXhQ0
「あんなに慌てて?」
「つーことはお泊まり?」
マセガキと、めーちゃんはレンに軽く拳を当ててキッチンに行く。
「ならないと思うなぁ」
食後のアイスを食べながら、レンに返す。
「ええっ!盛り上がったら、当然の帰結としてだな」
「ないない」
アイスを賭けてもいいけど。
ハーゲンダッツのドルチェくらい。
「よし乗った」
ぜってー泊まるね。
「ハイハイ」
白くまはお得感あるよね。美味しいし。
「勝ったら、ソニーのウォークマン。一番いい奴、純正ヘッドフォン付きで」
「等価に何出すの?」
洒落にならないよ。アイスとバナナの交換じゃないんだから。
勝利を確信しているらしいお子様に何言っても無駄かなぁ。
「めーちゃんのキス」
等価じゃないし。
「俺はいいけど、めーちゃん激怒すると思うよ」
「ぜってー負けないからね」
上手くいってるようで結構だけど、その考え方を修正してやるにはどんなキスをすべきかな。
こっちもあいにく負ける気がしないんだけど。
「楽しそうね」
「マセガキにお灸を据えるにはどうしたらいいか、考えてたとこ」
一口と口を開けるから匙を入れる。
これも灸ですか?すごい目で睨んでいるんだけど。
平気だけどね。
「卵追
382:やっぱりがんばれ、がくぽ8
09/08/11 20:09:47 f9oxXhQ0
玄関まで駆け足でたどり着いて、鍵を持ってないことに気付く。
なんという失態。
Entryphone のbuttonを押す。
すぐに玄関のlockがopenする音がする。
中に入って何気なく鏡を見て硬直する。
部屋着のままじゃない!
髪も乱れているし、化粧も少し崩れている!!
何てこと!
今までhighだった分、downする。
ああ、どうしましょう。
「どうしたの?お風呂空いてるからさっさと入った方がいいわ。そんな薄着で外に出るなんて」
「めーこさん!」
思わずめーこさんに抱き付く。
「がくぽさんの記憶を抹殺するにはどうしたらいいですか?」
かなり本気でいうとなだめるように背中を叩かれる。
「どんな格好でも気にしないって」
「でも……」
「ちゃんと告白したんでしょ。どんな格好かなんて見てないわよ」
お風呂はいりなさいといわれて、ようやく寒さを自覚した。
でも、次からどんな顔であったらいいの?
玄関と廊下と部屋とを行ったり来たりする。
出かけたい、でも、どんな顔で?
出かけなきゃ、でも………。恥ずかしい。
服を決めるのにも半日かかった。
めーこさんやミクまで巻き込んで大騒ぎになった。
会いたくて、でも、あんなことをした後でどんな顔であったら………
考えすぎてcrashしそうだった。
めまいまでする。
家には一人で背中を押してくれる人もいない。
どうしましょう。
こんなに弱いキャラじゃなかったのに。
仕方なく携帯を取り出した。
顔が自然に緩む。
想いが通じ合ってからの初めてのデートなのだ。
これで舞い上がらない方がおかしい。
後に同居中の後輩ボーカロイドが壊れたのではと危惧したほどの崩れ具合であったという。
閑話休題。
時計を見てそろそろ出かけようかとソファーから腰を上げようとした瞬間に携帯がメールの着信を伝える。
愛しの恋人から。
『今日の予定はcancelします』
ごめんなさい。
あまりにも簡潔な件名と本文にがくぽの回路はフリーズした。
やっぱり頑張れ!
383:やっぱりがんばれ、がくぽ 終
09/08/11 20:15:00 f9oxXhQ0
終わりです。
長々と申し訳ない。
一行ダブったし。
三歩進んで二歩下がる感じかと。
作中で触れ損ねましたが十月末辺りから十一月初めあたりの設定です。
では失礼しました。
384:名無しさん@ピンキー
09/08/11 20:23:22 +pFaa+gZ
>>383
乙です!
しかしウラケンとKEIを頭の中で同居させるのは難しいな…
385:名無しさん@ピンキー
09/08/11 20:57:12 b6Z+fxkJ
相変わらずがんばれだけど、ちょっと良い方向に進んでて安心した!がんばれがくぽ!
乙でした
386:やっぱりがんばれ、がくぽ7 補正
09/08/11 21:45:12 f9oxXhQ0
7が途中で切れているのを発見orz
平気だけどね。
「卵追加しておいたから、食べちゃだめよ。レン」
おでんの卵は一番人気だ。
まだ帰らないミクとリンの分。
「食べねーよ」
子供扱いされることに不満そうだ。
「ちくわぶもだめよ」
「ぜってー食べねぇ」
レンとミクはちくわぶが嫌いだ。
美味しいのに。
チャイムが鳴る。
「はい……今開けるわ」
鍵を持ってでなかったであろう人物はただ一人。
「お泊まりになるようなら、とっくの昔に進展してると思うんだ」
青ざめたレンに止めを刺してから、携帯を取り出す。
「もしもし……ごめんね、こんな時間。今どこ?……あ、家なんだ、ちょうどよかった。玄関の外でフリーズしてるがくぽを家の中に確保してくれないかな。大丈夫、体の機能は正常だから、引っ張ったら動くよ」
平気、そのくらい持てるからと頼もしい言葉が返ってきて笑ってしまう。
新人の元気娘はがくぽといい組み合わせだと思う。ミクやリンを想定していたがくぽは戸惑うことばかりみたいだけど。
387:名無しさん@ピンキー
09/08/12 01:48:20 Kz1cML3k
>>386
GJ!乙女チックなルカがツボでした!
388:名無しさん@ピンキー
09/08/12 23:19:58 tvFpwhIk
>>386
GJ!
がくぽ報われて良かった。豪快に後退もしたがw
マセガキへのお灸は目の前でディープ辺りでしょうかね?
389:名無しさん@ピンキー
09/08/13 01:05:07 EJFeIAoy
>>386
がくぽもルカも頑張った!GJ!
しかしレンとMEIKOはいつの間にくっついていつの間に発展してんだ
そっちも是非kwsk!
390:かんばれ~
09/08/13 09:14:16 Pz0A9kpe
>>388
自分もディープだろうと思ったので意見が合って嬉しい。
>>389
むやみに長くて、エロなしなんだが、よろしいか?
というわけで、
お灸篇。
レンメイ。
カイトとメイコがキスしてる。
14歳自重。……多分できてない。
無意味に長くなった。
仲直りは脳内補完でよろしく。
391:お灸1
09/08/13 09:19:14 Pz0A9kpe
「どういうことか、きっちり説明してもらえるのよね」
怖い。
マジ怖い。
淡々とした口調がかえって怖いってマジだったんだ。
めーちゃんの部屋でともかく冷や汗をかいていた。
畜生!あっさりばらしやがって、バカイト。
「ルカが泊まるか泊まらないかで賭けしたんだよ。俺はアイス賭けたんだけど、レンがウォークマンとかいうからさ。釣りあわないんで、そっちは何出すのって聞いたら、めーちゃんのキスとかいうんで、俺には一回めーちゃんにキスする権利が生じているんだけど」
なんでのほほんとしていられるんだこいつは。
「レンにしなさい」
「ええぇっ!!」
マジない!それはない!絶対ない!!有り得ない!!
「いいけど」
よくないだろう!!バカイト!!
「板的にだめだと思うよ」
こだわるところちげーし!!
「じゃあ、KAIKO」
「お灸にならないと思うよ」
一回転しそうな勢いで首を振る俺の傍らでのんびりした会話(でも、めーちゃんの声は氷点下)が交わされる。
なるから!!
それなりにダメージくるから!!!
「こういうのはどう?」
床に座ってたKAITOがベッドのめーちゃんの隣に座り直して、耳に何か囁きかける。
顔が近い!!
「………比喩じゃなくて?」
「比喩だったら、アイス断ち二週間でもいいけど」
なんだその強気な発言は。
めーちゃんが俺の方をちらりと見る。まだ怒ってる。
「妥当なところか…………いいわ、それで」
何か交渉成立。
めーちゃんの俺を見る目が怖いんですけど。
「レンは正座!」
すぐに従う。
「見てなさいよ。自分のバカさ加減」
「目をつぶったら何回でもやり直しでいいんじゃない?日を改めてだけど」
「あんたばっかり得しない?」
「一応、賭の勝者なんですけど、俺。落ちない女性にそういうキスするのって、空しくない?」
「落としてからにしなさい」
どういうキスなんだ!!ってか、キスするの?
「キスするの?」
「賭けたのあんたでしょ」
ばっさり切り捨てられる。
「見てなさいよ。目をそらせたり、瞑ったりしたら、何回でもやるからね」
地味にダメージキてるんですけど。
想像するだけで絶望的な気分になる。
「そらすのは難しいと思うけどなぁ」
クスクスと笑ってKAITOがめーちゃんに顔を近づける。
392:お灸2
09/08/13 09:25:50 Pz0A9kpe
「ここまでムードのないキスは初めてだわ」
笑いながら、肩に触るな!!!ボケ!!
「落とす気できなさい」
「え~」
めーちゃんが横目で俺を見る。
KAITOの唇がめーちゃんのものに重なる。
めーちゃんの唇が開かれるのがわかった。
ディープかよ!ディープでいいのかよ!!
視線は俺に合わせたまま、めーちゃんはKAITOのキスを受け入れてる。
てか、長い!!!
長いって!!!!
見られているからってわけじゃなくて、俺はめーちゃんから目が離せなくなる。
すぐにうっとりと少し細められた目がゆっくりと潤んできたからだ。
時折水音さえ聞こえてくるような、ディープキスに、ねえ、感じてる?
俺よりも?
心臓部が千切れそうに痛くなる。
長いキスだった。
あの最中のようにどんどん目がとろんとしてきて、全身でフェロモンを分泌し始めたような、めーちゃんから目が離せない。
明らかに感じてる。
艶やかさを増す眼差しは誘うようで。
KAITOに一瞬でも向けられたら多分殴りにいってたと思う。
「どう?」
長いキスだった。でも、なんでもない顔でKAITOは聞く。
「言葉の綾だと思ってたわ」
「みんなそういうね」
なんでもないように、KAITOは立ち上がる。
「レン、スパイスは使い方を間違えると痛いって学習した?」
うるせー!!
ドアが閉まると、めーちゃんはそのまま横に倒れる。
「め、めーちゃん?!」
「誰が動いていいっつた?」
慌てて正座。
正直辛いけどしかない。
ヤバすぎる。
目をとろんとさせ、頬を上気させているめーちゃんは壮絶に色っぽい。
なんかもう、色々、絶望感とか劣等感とか………。
泣きそう。
「自分がどれだけバカだったか、理解した?」
「しました…」
それ以上の言葉が出てこないけど。
「KAITOに感謝しなさいよ」
「何でだよ!!」
「腰が砕けるキスじゃなくて、もっと半端なものだったら、怒りが収まらなかったからよ」
「腰が砕けるキス?!そんなのあるのかよ」
「現に、力が抜けて動けないわよ」
畜生!
「動くな!正座!」
ううっ。
「怒る気までなくしたわよ」
だから感謝しなさいっていわれたって、感謝する気になれないし。
「しばらく、指くわえて眺めてなさい。最近ちょっと暴走気味だったし」
やべー、心当たり多すぎる。
393:お灸 終
09/08/13 09:32:24 Pz0A9kpe
だってさ、年上でいつもはおっかないくらいの恋人がさ、二人きりの時は思いっきりかわいくなって、それでちょっとエロいってやっぱりさ…暴走の一つや二つ、一ダースや二ダース………最近見境なしでした。
それもこれも、MEIKOがエロカワイイからいけないと思わない?
「色々、我慢してた?」
「我慢ってほどでも無いけど、最近見境なしじゃない。どれだけKAITOにフォローしてもらってると思ってるの?」
いや、いろいろ話は聞いてもらってるけど。
色々と巻き込んじゃったKAITO以外には秘密なんだよね。一応。家族だし、いろいろやりづらいし。
「フォローしてくれてるんだ…」
「当たり前でしょ」
う~
素直になれない。
「なのに、あんたはいつもいつもKAITOに嫉妬して……」
バレてる。
「経験値が違いすぎるんだから、比べたって駄目に決まってるでしょ」
そうかもしれないけどさ。
「馬鹿ね……」
MEIKOの目が仕方ないなぁって感じで細められる。
「KAITOのキスは確かに巧いけど、あんたほどには感じないわよ」
仰向けに倒れて天井向いてるMEIKOの耳が紅い。
信じらんねぇ!どうしてここでクリティカル?!
「言わせんな、ばか………」
足を延ばそうとすると、即座に正座!の声が飛んでくる。
すみません、いろいろ辛いんですけど。
「全然、反省してないでしょ」
「してる!」
MEIKOは首だけ動かして俺を見る。
壮絶に色っぽいし可愛いし、ああ、もう、どうしてやろう。
動けないけど。
「少しは我慢も覚えなさい。こっちだって我慢しているんだから」
「なにを?」
壮絶に色っぽい目で睨まれる。
「腰が砕けるようなっていうのは、その気にさせるっていうか……」
我慢しているんだからと繰り返されて、あははとしか声が出ない。
なんつーキス……。
謝り倒して仲直りするまで後、三十分。
394:おきゅう
09/08/13 09:35:07 Pz0A9kpe
以上です。
反省してねー!14歳。
気温が上がった気がするのは夏だからです。
395:名無しさん@ピンキー
09/08/13 10:11:56 XqU7eNt7
>>394
いい意味で夏だった、GJ
レンメイはいいものだ
396:名無しさん@ピンキー
09/08/13 12:56:59 r2MhFbi0
>>394
こういうやんちゃなレンも…いい!
397:名無しさん@ピンキー
09/08/13 19:07:36 EJFeIAoy
>>390
389だけどありがとう、GJ!悶々としたwww
しかしそんな関係にまで至っていたのか…いつかそっちのエロも見てみたいものだwwww
398:名無しさん@ピンキー
09/08/13 21:59:45 joHrw+Oq
>>394
本当に反省してないなwだがそれでいいぞ14歳GJ!
しかし長男はどこで誰相手にその腰砕くテク学んだのさ…恐ろしい子
399:名無しさん@ピンキー
09/08/13 22:53:04 GSUtYH6T
ていうかグッジョブ。
これはエロパロ板有数の良スレの予感。
400:名無しさん@ピンキー
09/08/14 02:26:50 KTXGt/+j
>>394
GJ!!
しかしKAITOはマジでどこで誰相手にそんな特殊スキルを手に入れたんだw
401:◇Ya6./k9mm
09/08/14 10:28:50 45MkJdap
おはようございます。
夏といえば海!ということで海でエロが書いてみたいなあと思い投下します。
べ、別にDIVA水着に欲情したとかじゃないんだから!
カイメイです。
何故かパソコンからアクセス出来ないので携帯から失礼します
402:夏だ!海だ!水着だ!1/5◇Ya6./k9mm
09/08/14 10:32:56 45MkJdap
夏といえば?
「海!」
勢いよく答えた妹たちは既に浮き輪を抱えて行く気満々といった様子だった。カイトはやっぱりね、というように溜息を吐く。
車が運転できるのはカイトとルカの二人のみ。出掛ける人数はお隣のインターネット家を含めて総勢8名。
したがって自分が車を出すのは必然的なのだ。いい加減免許を取ってほしいと恨みがましく横目でメイコを見る。
「な、なによ!その目はっ」
「めーこ、いい加減受かってよ……仮免まではスムーズだったのになあ」
「う、うるさい!あたしが本番弱いの知ってるでしょ……」
それじゃあVOCALOIDなんかやってられませんよ、と言うとメイコはうっと口詰まった。後輩のルカのほうが先に取得してしまったことにはさすがに焦りを感じているらしい。
「まあ、いいやめーちゃんの水着見れるしね」
自分の海パンやらバスタオルやらを詰めながらぼそりと本音をこぼしてやる。するとメイコは顔を真っ赤にしてスケベ!とだけ叫んで隣接した自身の部屋へ消えた。
普段は真っ先に準備を済ませて妹たちをせかしている彼女が今日に限って皆から「遅い!」と言われたのは言うまでもない。
403:夏だ!海だ!水着だ!2/5◇Ya6./k9mm
09/08/14 10:34:38 45MkJdap
*
「あれ」
「なによ」
「あ、いやー……あの水着じゃないんだなって思って」
あの水着とは最近仕事で着たぱっくりと真ん中が空いているハイレグの水着である。
また一昔前のものを用意したなとは思ったがそれですら彼女は着こなしていたというのに。
「だって、あんな恥ずかしいじゃない!」
「いやー似合ってたのに」
「こっちよりも?」
ツンと拗ねた様に唇を尖らせて上目遣いをしてくるメイコは……やばいくらいに可愛い。
顔がにやけそうで直視できない位だ。思わず自分が羽織っていたパーカーを彼女の身体に羽織らせて隠す。
こんなかわいいもんを他のやつなんかに見せてやるもんか。
ホルターネックのビキニは細い腰を強調させ短いスカートから出る太ももは眩しい。きつすぎない赤は彼女のイメージカラーということもあり似合わないはずがなかった。
……いや、どこにでもありそうな水着だしインパクトには欠けるだろう。
けれど問題はそこではないのだ。”彼女”が着ているということが重要である。
「かわいいよ。こっちのほうが、全然」
なんだかドギマギしてしまって上手く言葉が出ない。というより正直に言おう。
俺の息子が叫んでいる。
「んなっ……やっぱ似合ってなかったんだあ……」
「いやっそうじゃなくて!めちゃくちゃ似合ってるから、あの、その」
ちらりと海ではしゃぐ妹たちを見る。青い海に映える美少女たち。ああ、かわいいなあ楽しそうだなあと脳が現実逃避を始める。
メイコが徐々に詰め寄るおかげで身体が密着しそうだ。これ以上は限界です。
するとその時運よくがくぽと目が合った。そして親指を立てる。
行って来い☆
この日ほどがくぽが男前に見えた日はなかった……
404:夏だ!海だ!水着だ!3/5◇Ya6./9mm
09/08/14 10:39:40 45MkJdap
*
「ちょ、待ってよ、カイト!」
あまりにもかわいすぎるメイコを無理やり乗ってきたワンボックスに引きずり込みフラットシートに押し倒す。
一応VOCALOIDだからということもあり目隠しをつけておいてよかった。この現場を見られたら誓ってもいい。憤死する。
まずむき出しになった腹部(これはいつもの事だが)を指でリズムをつけて叩いてやるとほんの少しだけピクリと震える。
続いてうなじから胸元へと優しくキス。キスマークをつけなかったのはせめてもの優しさだと思ってほしい。
「ん、あ」
「めーこがこんなにかわいいからいけないんだよ」
自分でも砂吐いて死にたくなるような台詞を耳元で囁いてそのまま耳たぶを咥えてやる。
くちゅくちゅと音をたてるとしがみつくようにメイコの細い指がカイトの二の腕に伸びる。
そのまま唇へと舌を割り込ませて右手で柔らかい布地を捲り上げながら胸を揉むと頂にある突起は期待しているかのように既に尖っていた。
それにしても水着のままでシたことはなかったので初めての発見であったが、女物の水着は意外に柔らかいものなのだ。こんなもの一枚で何が守れるのかと思うと腹ただしくさえ思えてくる。
誰だ、こんなもの開発しやがったのは。メイコの肌なんぞ自分だけが見られれば良いのだ。
その腹ただしさを行為にぶつけてやる。空いた左手でスカートの中をまさぐるとそこは少し湿っていた。
指を当てて上下してやると唇が離れた瞬間に甘い吐息が漏れる。
「ね、めーこ。ここ、いいの?」
「あ、いい……のか、も」
いいのかも、じゃ分からんよ。とビキニ脇から手を入れようとするとメイコが身動きをした。
ワンボックスの中でしているため結構狭い。思い切り下敷きにしてしまわないようにカイトも動く。
ゴチンと思い切り頭をぶつけたが気にしている場合ではない。息子が。
「な、なに!めーこどうしたの!」
「あ、いや……せっかくのアブノーマルプレイなんだからこっちからしてあげようかなとか、思ってみたり、して」
そんなにアブノーマルとも思えない状況だが確かに普段ベッドでするのとはいろいろと違いすぎる。
それに珍しくメイコが積極的であることに息子が反応しないわけがない。ご相伴にあずかることにしよう。
仰向けにされたカイトの股間のそれは天を高くしめしていた。それを思い切り乱れたブラの間に挟まれる。柔らかい刺激がカイトを襲った。
405:夏だ!海だ!水着だ!4/4◇Ya6./k9mm
09/08/14 10:44:19 45MkJdap
「ちょ、う、あ」
「か、いと……きもちい?」
舌足らずに聞いてくるメイコを見下ろすと潤んだ瞳でこちらを見上げている。ばちりと目が合うと恥ずかしそうに目を逸らした。
「ん、めいこ、こっち向いて……」
「ん……」
恥ずかしそうに舌をちろりと出して先端を刺激される。いやいやいやいや、それはマジでやばいって。
顔を真っ赤にさせて恥ずかしそうに自分のモノを舐める恋人を見て反応しない男はいないでしょう。
また、この昼間にワンボックスの中でという普段とは全く違ったシチュエーションが燃えさせる。
「う、あ、もういい!もういい!メイコ!限界がっ」
さすがに恥ずかしすぎるので出すまではしないが、マジでそろそろ挿れたい。
ビキニを脱いでスカート一枚になったメイコが上に跨る。これでは結合している部分は見えないが微妙なチラリズムも燃えるかもしれないと思い黙っておく。
「んあ、あっあっ」
「メイコ……動いて」
「動いてっるっ」
メイコの中はいつも同様に熱く、いやいつも以上に熱く、しかしこの熱さならばどんなに真夏でも構わないと思えるものだった。
地球温暖化はショートの原因にもなるし懲り懲りだなと思っているがメイコの熱さならどんなにヒートアップしてもカイト的にはただひたすらに嬉しいだけだった。
なんだか気持ちいいのは自分だけではないのだと実感している気になれるのだ。
「ごめん、メイコ」
そう一言だけ断って(実際は全くごめんだなんて思っていないけれど)メイコの腰を掴む。それを待ち構えていたようにメイコの動きも止む。
こちらから突き上げてやるとメイコは高く啼いた。声にならない喘ぎを漏らしていやいやと首を振る。
「はあっあんっ」
「め、いこっ」
「あ、やあああっ」
耐えきれなくなったようにメイコがカイトに抱きついた瞬間にカイトの視界が一瞬だけ白くなった。
達したようでメイコも全身の力が抜けくたりと抜けてカイトの身体に倒れ込む。
「あ、ああー」
「ん……メイコ、なんかいつもよりよかった……積極的で」
「それは」
頭を撫でられながらメイコは恥ずかしそうにうつむいた。かわいいがここで二回戦目は時間的にも体力的にもきついものがある。
「なんか、カイトが水着見て欲情してくれてるの、分かったから」
その言葉を聞いた瞬間、カイトは帰宅後の二回戦目と「妹たちのために」今度は車でプールに連れていくことを決意した。
406:◇Ya6./k9mm
09/08/14 10:48:59 45MkJdap
以上です
番号振り間違えました…
そういえばエロパロに投下してからそろそろ1年です。
読んでくださった方々に感謝です!
407:名無しさん@ピンキー
09/08/14 15:40:38 PwurTNk+
偽者乙
408:名無しさん@ピンキー
09/08/14 16:55:23 4RUTTTb2
携帯からだって書いてるだろ
携帯からだからトリップが出せなくて、トリップをそのまま乗せるしかなかったんじゃないの?
409:名無しさん@ピンキー
09/08/14 16:58:28 JdHSF2S+
>>408
> 携帯からだからトリップが出せなくて
どーゆー理屈よ
410:名無しさん@ピンキー
09/08/14 17:09:19 mvfk0st6
偽者ったって騙るメリットって特になくね?
411:名無しさん@ピンキー
09/08/14 17:10:32 4RUTTTb2
専用ブラウザだとトリップ記憶して貰えるじゃん、適当な文字列とかでトリップ打って専ブラで投下してると覚えてないから携帯からトリップ打てない
412:名無しさん@ピンキー
09/08/14 17:46:48 jiNP+j7G
>>406
GJ
あの水着でやってないとは勿体無いw
413:名無しさん@ピンキー
09/08/14 19:12:08 F15IIGd0
>>394
がくぽより後に恋が始まったはずなのに、こっちは進展早いな
ってがくルカが遅いだけですよねw
がくぽ頑張れ!
>>406
あっちの水着の方がパイズリしやすいと思うんだ…!
414:名無しさん@ピンキー
09/08/14 19:20:09 n9ESjw3o
>>406
GJ
白褌を着けて爽やかな笑顔で親指を立てるがくぽを受信したw
415:名無しさん@ピンキー
09/08/14 19:39:36 LpqeVA3C
やっぱがくぽは褌かw
>>406GJ!!
プール編期待してる(まて
416:406
09/08/14 22:03:09 45MkJdap
>>407-411
お騒がせして申し訳ないです。
正直書き込み自体をあまりしないのでトリップのことは理解してない部分も多く混乱を招いてしまいました…すみません。
ただやはり偽物であるメリットは全くないので本人ですがw
次回投下する際はきちんとした知識を持って投下したいと思いますのでしばらくはコテをつけた投下は控えさせていただきますね。
GJ下さった方々ありがとうございます!
ふwんwどwしw
417:名無しさん@ピンキー
09/08/14 23:23:54 r9JWUi0o
>>406
GJ!!水着ネタを待ち望んでたんだよ!
カーセクロスって、エロイよね。
…で、水着ネタ待ち望み過ぎて、
我慢できずに自給自足で書いてたDIVAの水着ネタを後で投下してもいいかな。
418:名無しさん@ピンキー
09/08/14 23:29:05 EUFU5fnt
>>417どんとおk
419:名無しさん@ピンキー
09/08/15 00:58:34 dIlgIoqG
>>418
ありがとう。
では、お言葉に甘えて。
カイメイDIVA水着ネタ。
KAITOが残念な変態で、MEIKOがひたすらアンアン言ってる程度の出来ですが…。
投下行きます!
420:名無しさん@ピンキー
09/08/15 00:59:46 dIlgIoqG
聞いてない聞いてない聞いてない!
目の前の光景に半ば呆然としながら、それでも目はしっかりと彼女を追っていた。
スタジオ内に組み上げられた巨大な流れるプールのセット。
そのステージの上でMEIKOが曲に合わせて踊っている。
そう、ここまでは今朝の時点で知っていた事。
お互い今日撮影で、スタジオが近いから一緒に帰ろうかと、出かける前に話をしていた。
それで、俺の方が早く終わったから、こっそり撮影の様子を見に来たら…。
何その水着
何かエロくないですか?エロいですよね!?
あ、ホラ。あそこでモニタチェックしてる奴スゲーニヤニヤしてる。
ちょ、カメラさん近い近い!つーか何処撮ってんの(^ω^#)
一旦そう見えてしまうと、スタジオにいる男性スタッフが全員敵に思え、
野郎どものいやらしい視姦からMEIKOを守るべく、
いつ、全裸でMEIKOの前に躍り出て「残念、それは俺のお稲荷さんだ!」と叫びだしても
おかしくなかった。しかし、そこは大人で謙虚なヴォーカロイドの俺。さすがに違った。
鎮まれッ…鎮まれぇッ!!
マフラーをギリギリと噛締めながら己の内なる衝動と戦っていたら、
いつのまにか音楽が止んでいた。
「ハーイおKでーす。お疲れ様でしたー」
撮影の終了を告げる声が響き、スタジオの張り詰めた空気がホッとしたように和らいだ。
ステージで撮影監督と話し込んでいたMEIKOをソワソワと待ち、
やっと、ガウンを掛けられながら降りてくるのを確認した。
駆け寄りたい気持ちを抑え、それでも通常の3倍の歩幅で近づく。
「お疲れ、めーちゃん」
「あら、KAITO。来てたの」
「うん、さっき撮影終わったからさ、一緒に帰ろうと思って…」
「着替えて来るからちょっと待ってて」
そう言って控え室に戻ろうとするMEIKOの腕を引いて、声を潜めた。
「ちょっと話があるんだけど…控え室で話せないかな。二人で―」
421:DIVA水着ネタ 2/3
09/08/15 01:03:27 dIlgIoqG
*************
控え室に入るなり後ろ手で鍵をかけ、
背を向けているMEIKOのガウンを剥ぎ取り、壁際に押し付けた。
「―ちょっと、何なのよ!」
「何って…もうね、これは仕方ないでしょ」
改めて水着一枚になったMEIKOを正面から見下ろした。
赤いワンピースの水着がとてもよく似合っている。
しかし、それだけでは済まされない所がこの水着にはある。ありすぎる。
「大体、ビキニより布面積多いクセに何このエロさ!」
ホルターネック式のハイレグ水着の胸元フロント部分が、ヘソ下あたりまでざっくりと
切り取られたようなデザインをしているのだが、
申し訳程度に谷間を横切る意味の無さそうな紐が何故か余計いやらしく見える。
「べっ、別に普通でしょ!やらしく見えるのはアンタがスケベだからよ」
「ぶーっ。違いますぅー。さっきあのスタジオにいた男はみんなそういう目で見てましたー」
少なくとも、俺にはそう見えた。
まったく、自覚もなくこんなエロイ衣装をホイホイ着て踊ってたなんて!
危機感が無さ過ぎるってものだろう。情けなくて溜息が出る。
ここは、ひとつ俺が身体で教えてやらなくては。
「まずは、このけしからん大胆なスリット!」
「あっ!」
両手を水着のフロント部の隙間から差し入れてMEIKOのむに乳を揉みしだいてやった。
「手を差し込んで下さいと言わんばかりじゃないか!」
「―んッ!」
MEIKOの背がびくりと反る。
「ちょっ…やめ…!!」
「こんな隙間があるから…!こんな隙間があるからっっ!!」
先程から抵抗するMEIKOにぺしぺし頭を叩かれているが、
ぷくりと立った乳首を指で挟んでこりこりしつつ、さらに揉みまくった。
次第にMEIKOの膝から力が抜けて、抵抗が弱弱しくなる。
「―ッ…ぃや…あ」
「おっぱい人一倍弱いくせに、弱点晒してるようなもんでしょ」
「―それともやらしい格好見られるの…好きなの?」
囁いて、ぺろりと耳の中を舐めたら、MEIKOは2、3度身体を震わせた後、
漏れ出た吐息と一緒に力も抜け、ずるずると座り込んでしまった。
ぺったりと尻を床につけて座り込むMEIKOは、どうやら浅くイったらしい。
額と胸元に薄っすらと汗が浮いている。
脱力しているMEIKOの足の付け根から水着の中に指を突っ込んで具合を確認してみた。
まだひくひくしているそこからは、愛液が後から溢れてきて、十分に指を濡らした。
あーもーたまらん。
既にズボンの下で怒張しているムスコさんを外気に晒し、
MEIKOの口元に突き付けた。
「ねぇ、めーちゃん。欲しい?」
422:DIVA水着ネタ 3/3
09/08/15 01:09:43 dIlgIoqG
満面の笑顔で聞いてみた。しかし、MEIKOは答えない。
俺が嘘ついて楽屋に入り込んだ事とか、勝手に良い様にされたのが悔しいのだろう。
乱れた呼吸のまま涙の滲んだ眼でこっちを睨んでいる。
この状況でそんな顔したって余計ムラッとするだけなのに…。まったく、わかってないな。
まだまだ、身体に教え込む必要がありそうだ。
俺自身を咥えようとしないMEIKOの顎を片手で上向かせ、先程の透明な粘液で濡れた指を唇の隙間から捻じ込ませる。
「ほら、こんな濡らしてるくせに欲しくないワケないじゃない」
座り込んでいるMEIKOを無理やり後ろから抱え上げ、
すぐ脇のメイク台に手を突かせるように下ろす。
「何よ…勝手に触んないで…やっ……!!」
「この水着のけしからんトコその2!ワンピースタイプであること!」
通常、男は選択を迫られる。
パンツはぜんぶ脱がすのか、片足に引っ掛けておくのか、膝まで下げるに止めるか…。
その一瞬の逡巡が、下半身に若干のブレーキをかける。故に中間地点からの勃ち上がりが僅かに遅れる。
しかし、この場合は完全一択。角度最強のままフルアクセルで突っ込める!!
「ずらし挿入せざるを得ない」
「ぁんっ!」
すでに十分すぎる程に透明な蜜がとろけ出しているそこは、簡単に俺自身を受け入れ、みゃくみゃくと蠢いた。
じれったい程にゆっくり深い挿入から、徐々にテンポを上げていく。
部屋には、肉がぶつかる音に粘っこい水音が絡み付いて響いた。
「ぅ…ゃあ…っ」
「あーすごいねー。中、ぐっちゅぐっちゅ言ってるねー」
バックで突きながらMEIKOの首で結わかれている水着の紐を咥えて解いた。
ぴったりした水着から開放された胸は突くたびに大きく揺れ、
その先端を片手で先ほどよりも乱暴に弄べば、咥えこんだ中がじゅくりと喜びながら締め付けてくる。
「その3、ホルターネックとか、解かないわけ無いだろうjk」
それから、更に浅く深くを繰り返し、彼女の身体を指先まで味わって、体中の熱が一点に昇り詰めていくのを感じた頃。
MEIKOは自力で立っているのもやっとな状態で、
既に結合部から溢れた二人分の体液が太ももを伝い落ちる程になっていた。
メイク台の鏡には、エロい水着を半ば脱がされ乳を鷲掴みされ、
バックから突かれまくって息も絶え絶えなMEIKOの姿が映し出されている。
これは視覚的にもかなりクるものがある。
そろそろ、フィニッシュと行こうか。
「ホラ、めーちゃん言って?」
「はぁ…はッ…ヤっ、や…あッ」
「もー、そうじゃないでしょ?ちゃんと言えないとココで止めるよ?」
嘘だ。止められる訳が無い。
「…KAITOの、キモチ…イ」
「うん。で?」
「もぉ…イかせ、てェ…ッ」
「よくできました」
MEIKOの上体を引き寄せて背後から唇を塞ぐと同時に、彼女の最奥に身体中の熱を放った。
急激な脱力感と吹き出る汗を意識の遠くに感じながら
互いの舌を絡ませあい、まどろみに落ちた。
423:DIVA水着ネタ オマケ
09/08/15 01:12:24 dIlgIoqG
*************
翌日、スタジオ撮影が終わった俺はMEIKOに楽屋に呼び出された訳で。
海パン一丁で、両腕をマフラーでギッチギチに拘束された状態で、
床に転がされMEIKOに攻め“勃て”られていた。
「ふぅ~ん、足なんかで弄られて興奮してるの?この変態」
あふぅ~。
そういえば、ウチのめーちゃんは、MもいけちゃうドSなんでした。
ちなみに俺はその逆っていう、超相性バツグンな俺達です。
「首輪と尻尾も用意してあげたわ。ホラ、踏まれて嬉しいなら尻尾を振りなさい!」
「あああああ!!おひりはらめええええええええ!!!!」
無い無い無い!それはナ…アッ―!
…いや、でもそうでもないかな…。
424:名無しさん@ピンキー
09/08/15 01:14:55 dIlgIoqG
以上です。
3レスに収まらんかったんや…。
オマケという名の番号振り間違えの切れッぱし…orz
425:名無しさん@ピンキー
09/08/15 01:24:35 XCfBmDSs
>>420
GJ!良い変態っぷりだwww
426:名無しさん@ピンキー
09/08/15 06:56:00 HkKrdSll
>>423
尻尾w ネギじゃなくてよかったw
427:名無しさん@ピンキー
09/08/15 12:37:09 Z7OA/OOq
>>424
乙!めーちゃんがエロ過ぐるぜ(*´Д`)ハァハァ
おまけワロタwww
そして女王様なMEIKOとルカにセットでいたぶられる野郎共を想像しちまった…誰得
428:名無しさん@ピンキー
09/08/15 13:12:33 gETg7m7W
>>424
GJGJ
あの水着見てハサミで穴あけたいと思った俺もいたぶって欲しry
429: ◆Qq/cyEdduA
09/08/15 13:53:04 aNCm2TbQ
水着もいいけど夏は浴衣もいいよね、浴衣。
というわけでカイミク、がくリン、レンメイでそれぞれ浴衣小ネタ。エロなしです。
一応以前投下したレンメイ、がくリンと繋がってる設定ですが、
読んでなくても問題無し。
苦手な方はスルーお願いします。
430:浴衣小ネタ/カイミクの場合 ◆Qq/cyEdduA
09/08/15 13:53:41 aNCm2TbQ
「お兄ちゃん、見て見て!」
部屋から飛び出して来たミクが、KAITOの前でくるりと回る。薄紅色の生地に赤や白の花
が咲いた浴衣の裾が、ひらりと翻る。長い髪はいつもとは違ってひとつに結い上げていた。
暫くKAITOの反応を待っていたが、なかなか何も返って来ない。不思議に、そして不安に
思ったミクは、恐る恐る問い掛けた。
「…に、あわない?」
「なっ!そんなこと…!」
慌ててKAITOが首を振る。ごほん、と1つ咳をして、恥ずかしそうに答えた。
「…あんまりミクが可愛いから、びっくりしただけ。すごく似合うよ、その浴衣」
「えへへ…、ありがとう」
KAITOが目を細めて笑うと、ミクも嬉しそうにはにかんだ。白い頬がほんのりと桜色に染
まる。ててて、と側に寄り、KAITOの手をとった。
「お兄ちゃんと花火見るの、楽しみ」
「うん。俺もミクと見るの楽しみだよ」
互いにぎゅっと手を握り合う。目を見合わせ微笑んで、どちらともなく唇を重ねた。
431:浴衣小ネタ/がくリンの場合 ◆Qq/cyEdduA
09/08/15 13:54:21 aNCm2TbQ
「あ、あの…がっくん…」
声が聴こえて、がくぽは顔を上げた。見ると、リンが扉から顔だけを覗かせてこっちを見
ている。先日、MEIKOとミクと一緒に買いに行き、着ているはずの浴衣姿は、扉に隠れてが
くぽからはまだ見えない。リンを促すように、がくぽは優しく笑った。
「リン。浴衣姿、見せてくれぬか?」
「……うん。似合わなくても、笑わないでね?」
恥ずかしそうに頬を染め、リンはおずおずとがくぽの前に出る。白地に紫の桔梗の花が咲
いた浴衣は、普段のリンよりも大人っぽいイメージがある。以前一緒に買い物に行った際は
水色やピンク色の、所謂現代風の浴衣を手に取って欲しがっていたので、がくぽは少し驚いた。
だから、あまり自分の姿に自信が無いのだろうか。リンはもじもじとしながら俯いて、時々
不安そうにがくぽを見る。がくぽは穏やかに微笑むと、リンの手を取った。
「よく、似合っている」
「ほんとう?」
「ああ。あまりに綺麗で、驚いた」
リンの表情が、ぱっと華が咲いたように明るくなる。
「よかったぁ。…リンには、ちょっと大人っぽいかなって思ったけど…この浴衣見たら、
絶対これにしようって思ったの」
紫色の桔梗の花で、リンががくぽを連想した。自分よりも大人なこの人に、少しでも近づ
けるよう。背伸びしているだけってことは分かっていたけど、隣に並んでふさわしい姿でい
たかったから。
不意に、がくぽがリンに手を伸ばす。
あ、キス。
そう思ってリンは目を閉じたが、なかなか唇の感触は無い。ゆっくりと目を開けると、
少しずれたかんざしをがくぽが直してくれていた。
(…キスじゃ、無かった…!)
期待した自分が恥ずかしくて、顔から火が出そうになる。髪に触れるがくぽの指先を、
嫌でも意識してしまう。しゃら、とかんざしが揺れた。
「できたぞ、リン」
「ありがと、がっく…」
顔を上げてお礼を言おうとしたところを、不意打ちに唇を奪われた。
「が、が、がっくん…っ!」
「そろそろ、参ろうか。…おいで」
涼しげな顔をして、がくぽはリンに手を差し出す。赤い顔のまま悔しそうにリンは眉を
寄せた。時々、がくぽはこんな風にリンのことをからかうことがある。それも、リン相手
だからと分かっているけれど…心臓に悪い。
「…がっくん、りんご飴、買ってね」
「ああ。承知した」
リンは観念したようにがくぽの手を取る。そして、お互いの体温を感じるよう、強く握った。