イナズマイレブンでエロパロpart2at EROPARO
イナズマイレブンでエロパロpart2 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
09/07/16 20:56:48 SrjWTMhv
イナズマイレブンでぬるぽ

3:名無しさん@ピンキー
09/07/16 21:01:20 TCi/ghrH
>>1
マジで顔射。出来れば夏未

4:名無しさん@ピンキー
09/07/16 22:03:46 R2+yLBXA
いちおつ

5:名無しさん@ピンキー
09/07/16 22:18:38 vqmjvsz/
>>1
ショタ・ロリを抜いたのは正解だと思うぜ
やっぱり先入観入るからなぁ。おっさんに期待

6:名無しさん@ピンキー
09/07/16 23:16:57 yNHh9xrl
>>1
乙ですー

7:名無しさん@ピンキー
09/07/17 13:15:27 4nBoF62s
即死回避

8:名無しさん@ピンキー
09/07/17 20:48:36 V8YHIetV
あれか、影山×響木とかもOKになったのか

>>2
ガッ

9:名無しさん@ピンキー
09/07/17 21:57:08 Ps5n0SSo
>>8(^p^;)お…おぎゃ……

10:名無しさん@ピンキー
09/07/17 22:02:50 WE3dSkl7
>>1


11:名無しさん@ピンキー
09/07/17 22:59:10 be7uHaVW
中学生時代ならわりといけそうな気がする

浮島さん(若)は俺の中ではアリ
どっからどうみても爽やかな影野だけど

12:名無しさん@ピンキー
09/07/18 01:56:04 0RcQ/87Y
初めにー・・・

 ・更新が遅いかもです。
 ・こういうのを書くのは初めてだから、下手です。
 ・かなり我が入ってます。口調など変なところがあるはずです。
 ・男×男の設定です。嫌いな方はお気を付けください。


では。


 ・こういうのを書くのは初めてです。
 ・誹謗中傷なのはご遠慮を><
 ・下手でしたらスルーしていただいて結構です。
 ・一応1章だけ書いておきますが、反響が良ければ、続き書くかもです。


では・・・、


「はい、これ後ろに回して―」
先生からアンケートを配られた。一番後ろに座っている豪炎寺は
前の席の人から1枚のアンケートをもらった。
一応内容に目を通していると、気になる項目があった。
一瞬表情がこわばった。
「あなたの親友を1人だけ答えてください」
親友か・・・・。あいつしかいないか・・・。
俺のたった一人の親友・・・それは・・・


13:名無しさん@ピンキー
09/07/18 01:57:06 0RcQ/87Y
7月13日、午後6時30分頃。

円堂がサッカー部全員に向かって叫んだ。
「お疲れー!今日はこれでおしまいにしようぜ!」
「やったー!・・疲れたー」などという声がちらほら出ている。
一人だけひっそりと部室へ戻っていく豪炎寺を見つけた円堂はすかさず声をかけた。
「おい、大丈夫か?元気ないな?」
「・・・あ?・・・あぁ・・」
「何かあったのか?」
「いや・・・なにも・・・」
「ふーん、そっか・・」
部室に着いた。
11個の部員のロッカーと1つのマネージャー用のロッカーがある。
円堂が勢いよくロッカーを開けた。
「あー、今日も疲れたなー」
「あ、そうだ、なぁ豪炎寺?」
「ん?・・」
「お前、今日一日元気なかったよな、さっきは何も聞かなかったけど、
 本当は何かあるんじゃないか?」
「ん・・・特にない・・・お前には関係ない・・」
「本当に大丈夫か?」
服を脱ぎながら円堂は言った。
俺のことを気にしてくれているのか、そう思うと少しやさしい気持ちになった。
「うわぁー、やっぱりくせーなー」などと独り言を言っている円堂に、豪炎寺は微笑した。
やっぱり円堂は面白い。でも、最近円堂の近くにいると心臓がバクバクする――
ふと横を見た。円堂が裸の状態で立っている。
円堂の体を素早く見た。
一応キーパーだからか、筋トレはしているようだ。
腹筋、大胸筋は結構発達している。
その瞬間、豪炎寺は心臓がドキッとした。
心臓の鼓動がドクッ・・ドクッと、大きく速くなっていく・・・

いや、俺は男。円堂も男。心臓がバクバクという訳がない。
しかし・・その思いとは反比例に心臓がバクバクと音が聞こえるほどの大きさになってくる。
その大きさはもう、胸を締め付けるほどの苦しさへと化していた。

「っ・・・」
思わず声を出してしまった。
「んっ!?大丈夫か?」
「あぁ・・・大丈夫だ・・・気にするな・・・」
「いや、お前きつそうだぞ、本当は大丈夫じゃないだろ!?
 保健室へ送ってやるから・・・ほら、肩貸してやるよ」
強引に円堂に連れて行かれた。

それが、俺たちの絆を深める、第一歩だと、その頃の俺はまだ知らなかった――



14:名無しさん@ピンキー
09/07/18 01:57:55 0RcQ/87Y
一応こんな感じな設定にしております、リク次第ではどうにでもなるので、
頑張りたいと思っています。

今日はもう寝ます オヤスミー

15:名無しさん@ピンキー
09/07/18 02:38:51 ji0m6F9g
>14
まさかのgo園児受けできる?

16:名無しさん@ピンキー
09/07/18 03:13:53 2Dt5M/F9
ぶつ切り投下かよ…完成させてからにしろっつーの
感想乞食乙

17:名無しさん@ピンキー
09/07/18 03:40:30 yOOB/KjZ
んー、読者の反応見てから続き書くってのは、以前にも吹雪×紺子書いた人もやってたし、皆ノリノリで続き読みたくて「マジで顔射!!」なんて書き込んだものだけど…
あの時は職人が少なくて余裕があったからな…
(枯渇してたともいうけど)
今はなるべく完成してから投下した方が混乱しないし、喜ばれると思う。

リク次第でどうにでもなるというなら、自分は円堂受けがいいと言っておくけど、
基本的に自分の好きなように書くのが一番いいと思うよ。
意見の一つとしてよろしくです。

18:16
09/07/18 03:46:54 2Dt5M/F9
ごめん感想乞食は言い過ぎだった
でもこんな序盤の序盤を投下されて「リク次第で~」とか言われてもリクしようがないし、リアルタイム投下厨の亜種みたいに感じた
やめろとは言わないけど、作品投下は完成させてからにしてほしい

19:名無しさん@ピンキー
09/07/18 06:07:07 y9FLuOD1
流れを全く読まずに投下させていただきます…。

前スレ718-719の小暮くんおっぱいチュウチュウ後です。
鬼道さんが春奈に…という流れが何故か鬼道さんによる小暮君虐めになってしまいました。
挿入はありません。
キャラ崩壊は見ないふりしていただければ幸いです。




打倒イプシロンに燃える雷門イレブン。
染岡の負傷による離脱というショッキングな出来事もあったが、新戦力・小暮の必殺技、旋風陣の完成に沸き立ち、新たなる闘志を燃やしてもいた。
河川敷での練習の後、それぞれが懐かしい我が家への帰路に着く。吹雪・小暮・塔子は帰る家がないため、夏未の手配により近くのホテルが用意された。
稲妻町から少し離れたところに住む鬼道は、帰る前に妹である春奈に声をかけようと、用具整理をしているであろう仮設の部室へと向かった。
しかし妹の姿はなく、ふと今日小暮と春奈がイナビカリ修練場で旋風陣を完成させた事を思い出し、そちらへと足を向けた。
薄暗い階段を下りていくと、人の気配がする。しかしそこにいたのは春奈ではなく小暮一人だった。
「…もうちょっと回転早くしなきゃ…。俺だってできるんだ…」
そう呟いた瞬間打ち出された大量のボールに「うわわわわ!」と逃げ惑い、思い出したかのように旋風陣を繰り出す。
─落ち着きのないヤツだ。鬼道はその様を見て苦笑しつつも自分も手伝ってやろうと近づいた。
「小暮、頑張っているな」
「…!何だよ、見にくんなよ」
秘かに特訓を続けていたのを知られ恥ずかしくなったのか、小暮は顔を背けて座り込んだ。その時またボールが飛んできて逃げ惑う。
鬼道はマシンのスイッチを切り、小暮の側へと歩み寄った。
「へへへ…」
「礼くらい言ったらどうだ?」
「ちぇっ…ありがと」
「ホテルで休まないのか?」
「俺の勝手だろ。…ホテルなんて泊まった事ないから、サッカーやってた方がいいんだ」
小暮は少し暗い表情を見せ、ボールを抱え座り込むとぎゅっとその手に力を込める。
春奈が気にしていた、自分たちと同じく親のいない小暮。鬼道もまた同じように気になり、小暮の隣に転がっていたボールの上に座った。
一瞬ビクっと怯えた様子だったが、その場にいる事を許されたようだ。
「お前、サッカーは好きか?」
散らばっていたボールを拾い、指で回しながら訊ねる。今まで何度も円堂に言われた。雷門にいたメンバーは皆、当たり前のようにそれを誇りにして闘ってきていた。
そして今、自分も同じようにサッカーを楽しんでいる。小暮という人間にもそうであってほしい。鬼道はゴーグル越しに微笑みながら小暮を見つめた。
「…最初は仕方ないからやってたんだ…。俺、捨てられたからさ。漫遊寺はサッカー強いから。でもみんな俺の事バカにしてちゃんとサッカーやらせてくれなかった。
だからいっつも一人で夜に道場であいつら見返してやろうと思って練習したんだ。それでも誰も認めてくれなかった。
だけどお前らのキャプテンと…あいつ。メガネのあいつは俺の事認めてくれた」
小さな声で呟きながら、段々と声が明るくなる。俯きつつも両手はしっかりと握り締められていた。
「お前は自分が思うよりもサッカーが好きなんだろうな。センスもある。しかし落ち着きがなさ過ぎるな」
「何だよ!褒めてんのかバカにしてんのかどっちだよ」
ぷうっと頬をふくらまし、髪をぴょこぴょこさせて拗ねる小暮。
─あの髪はどういう仕組みになっているのだろう。鬼道の頭にどうでもいい疑問がわきあがり、それが理由ではないがポンポン、と頭を撫でる。
「褒めているんだ」
途端背筋を伸ばし固まった姿が何かに似ていると思う。子犬?いや、それは円堂か。こいつはプレーリードッグの日光浴をしている姿のようだなどとこれまたどうでもいい事を思いつく。
「そうだろ!?俺、上手いよな?あのメガネ、お前の妹だっけ?あいつも俺の事褒めてたもんな!」
ウシシシ、といつものポーズで笑った小暮だったが、ふと手のひらをじっと眺めると、やわやわと握ったり閉じたりし始めた。

20:名無しさん@ピンキー
09/07/18 06:09:39 y9FLuOD1
「怪我でもしたのか?」
「いや~?ちょっと感触を思い出して…」
鬼道の質問に答えた小暮は、そこでハッ、として両手で口元を押さえた。訝しげに鬼道が小暮を覗き込むが、表情を見られまいと必死に顔を背ける。
何か嫌な予感がして、鬼道は小暮の頭を両手で押さえ込み無理やりにこちらを向かせた。
「何の、感触だ?」
ゴーグルを冷たく光らせ少し低音になった声で問いかけるが小暮は怯えた表情で視線を合わせない。更に不信感を募らせ、今度は両の髪を掴んで引っ張った。
「いててて!何すんだよぅ!」
「何の感触だ、と聞いているんだ」
じたばたと暴れた小暮だったが、底の見えない鬼道のゴーグルと怒りに怯え小さく答えた。
「…お…おっぱい…」
「……おっぱい、だと…?」
おっぱい。思春期の彼らにとっては口に出すのも気恥ずかしい単語。ましてや男ばかりのサッカーチームにおいて、おっぱいのついている存在といえば監督とマネージャー3人。
その中で小暮に一番近い存在なのは…?
「誰の、おっぱいだ…?」
更に重低音を増した声に涙を浮かべながらぶるぶると震える小暮。
「あの…その…メガネの…あいつの…」
やはり……!春奈の、おっぱいの、感触、だと?混乱しつつも冷静さを失わないよう鬼道は小暮の髪を掴み続けた。
「お前一体春奈に何をした…?」
「ちょっとふざけただけだよぅ!旋風陣見せてやる代わりにぎゅってしてくれ、って言ったら、あいつ胸押しつけてくるから、ちょっとおっぱい揉んだだけだって!」
もう小暮は涙をぽろぽろと溢していた。怖いよぅ。やっぱこいつらも宇宙人みたいに怖いよぅ!ガタガタ震えるその姿を見て、鬼道は嗜虐心を芽生えさせた。
ジャージをぐいっと引き寄せ、一気にファスナーを下ろす。驚く小暮のユニフォームの上から平らな胸を掴んだ。
「揉んだ、だと?」
もう小暮に言葉に出して答える力はない。目を閉じ、頭を縦に動かして肯定した。
がしっと掴んでいたはずの鬼道の手が、急に柔らかくなる。服の上からなのに、小暮はぞくぞくと背筋を伝ってくるその感触に違った意味で身震いし始めた。
「どうやって揉んだ?春奈の胸をどうやって触ったんだ?」
冷たい声色とは違い、鬼道の指は小暮の胸を緩やかに這い回る。
「…ちょ…ちょっと、触って…それから…摘んで…」
その言葉を聞いた途端、感じる刺激。いつの間にかユニフォームの下に潜り込んでいた指が、小さな突起を摘み、ひねりあげた。じわじわと上りつめる快感に小暮は息を飲み込む。
「それから─?」
「あの…ちょっと吸ってみたりなんか…」

21:名無しさん@ピンキー
09/07/18 06:11:42 y9FLuOD1
魔法にでもかけられたかのように次々に言葉が引きずり出され、またそれが実際に行われる─。涙が頬を伝って止まらない。
怖いよぅ。こいつ怖いよぅ。でも…でも、気持ちいいよぅ……。
不思議な感覚にとらわれながら、自分の胸を舐め、吸っている男の姿を見つめる。わけのわからない恐怖を感じつつも、逃げ出そうとは決して思えない鬼道の愛撫に小暮は力を抜いていった。
「春奈は、感じていたのか─?」
「知らない…!そんなのわかんないよっ…そっから先はしてないから…あぁっ!」
答えを拒否したととられたのだろうか。鬼道の歯が乳首を軽く噛んだ。顔を真っ赤にして身をよじるが、その体を開放してはくれない。
鬼道は、怒りと嫉妬にかられてほんの少し虐めるつもりでの行動だったが、あまりにも敏感な小暮の姿に思わぬほど欲情していた。
小さな体でふるふると震え、そのくせに体中で自分の感情を抑えている小暮。
初めて体験するであろう「襲われる」という行為に身悶えしつつその時を待っているかの様なその表情。
全てが鬼道のこの自分でも考えもしなかった行動へと繋がっていく。
ゆっくりと体を横たえ、胸への愛撫を止めないまま下半身に手を伸ばす。ビクン、と大きく震え頭を振りつつも抵抗しない小暮を見ると、鬼道はその指をジャージの上から動かし始めた。
布越しに刺激され、すでに勃起していた小暮だったが一段と硬さを増す。時には擦り上げ時には柔らかく袋を揉まれ、蕩けるような快感を覚えて鬼道のマントを掴み、小さな喘ぎ声を出し涎を垂らす。
「やだ…あぁ…っ」
「春奈は、イッたのか……?」
「知らないっ…!知らないよっ…あっ、ああ…っ!」
もうダメだ。思った瞬間、強く握り締められ、小暮は直接触れられてもいないのに射精してしまった。
鬼道はちょっとした達成感を覚えながら立ち上がるが、あまりにもショックだったのだろうか、小さく丸まりえぐえぐと泣く小暮の頭を座り込んでもう一度ぽんぽんと撫でた。
「春奈はお前をいい友達だと思っているはずだ。これからもよろしくな」
先ほどまでと打って変わった優しい声に振り向くと、表情はわからないものの柔らかい雰囲気を持った鬼道の笑みに小暮は小さく頷いた。
再び立ち上がり、マントを翻してその場を立ち去る鬼道。夢でも見ていたかのような気分で小暮はその後姿を見送った。
「やっぱ雷門の奴ら変だ!絶対変だ!これからもよろしくって何だよ…。ん?でも、怒ってなかったよな…。じゃあもしかしてまた同じ事できたりして…ウシシシシ」
聞こえないように笑った小暮に気づく事なく、鬼道は階段を登りつつ考える。
さて。今回の件を俺に秘密にしていた、あまりにも無防備すぎる妹にはどうお仕置きをするべきか─?



ぶつ切り終了。
相変わらずの拙文で申し訳ないです。
同じネタで引っ張るのもしつこいのでまた違ったシチュエーションで一番大好きな鬼×春書ければいいなと思ってます。
お目汚し大変失礼致しました…。


22:名無しさん@ピンキー
09/07/18 09:01:21 X2vYwIs5
>>21
GJ!
まさかの鬼道さんと木暮、とても良かった

23:名無しさん@ピンキー
09/07/18 11:51:26 gqefJFJt
GJ!!!!!
木暮も鬼道も好きだし昨日このスレ来て木暮×春菜にハァハァしてたとこでたぎる程萌えた…!
また投下まってます

24:名無しさん@ピンキー
09/07/18 13:13:24 y6bHWqk9
>>17
先人と二番煎じじゃ二番煎じが叩かれるのは当たり前だろ
過去の討論でも「完結してから投下が望ましい」って結論が出てたし、あのときは怒られなかったのに~以前にルール違反してる

あと>>21乙。

25:名無しさん@ピンキー
09/07/18 13:18:50 GMoV3oom
>>21
乙!面白かった…木暮そんなに思い入れなかったけど
鬼道さんのお仕置きの仕方に萌えた!
春奈へのお仕置きはどうやってするんだ鬼道さん…先が知りたいよ鬼道さん!

26:名無しさん@ピンキー
09/07/18 13:45:51 PyDYZpB1
つーか連載(笑)なんてやりたい奴は自分のサイトでも作ってやれ

27:名無しさん@ピンキー
09/07/18 15:12:49 YHjedpt1
>>12の注意書きの時点で突っ込みどころ満載なんだよな…
「更新が遅い」
(連載が嫌われる理由:未完のまま書き逃げの恐れがあるから)
初心者を免罪符にしようとしている
そもそも注意書きが2つある時点でおかしい
顔文字
>誹謗中傷『なのは』ご遠慮を 誤字?覚え間違い??どっちにしろ推敲してない
下手でしたらスルーしろなどさらっと開き直っている
本編が始まる前から感想が貰える前提で「反響が良ければ、続き書くかもです」とか言っちゃう

で、「リク次第でどうにでもなる」発言から続きが「全く」書かれていないどころか構成すら練られていないことがことが安易に予想できるため、書き逃げされる危険性が高い
また「完結してから投下」のルール違反から、過去ログを読んでいない(前スレに>>14本人のカキコがあるので存在そのものは知っているはず)

28:名無しさん@ピンキー
09/07/18 15:15:47 XCTBS8Yl
>>27
落ち着け、お前も文章ボロボロだぞ

連載すんなとは言わんよ。何を投下するかは職人の自由だし
ただしっかり完結させてくれよと

29:名無しさん@ピンキー
09/07/18 15:23:13 SiJxznYx
毎回思うんだけどさ、なんでみんな「下手でごめんなさい」「文章初挑戦です」「○○って需要ある?」みたいな誘い受け発言するの?
堂々と投下したらいいのに

30:名無しさん@ピンキー
09/07/18 15:32:40 Q71lY0oD
最近おまえらピリピリしすぎじゃね?
マジで職人去るぞ…

31:名無しさん@ピンキー
09/07/18 15:51:14 0p7o+IG+
>>21面白かったっす、GJ!小暮可愛いw

>>12は前スレでさんざん叩かれてた人だよね?ルール守らない人が出ると
皆イライラしてスレが荒れ始めるから、お願いだから守ってくれないか?

32:名無しさん@ピンキー
09/07/18 17:01:21 pXbzccav
>>21
乙!!!小暮かわいかった!

>>12
とりあえず続き待ってるよ!自分は円堂受け希望。

33:名無しさん@ピンキー
09/07/18 17:05:06 DuA5YUDK
「どんなシュートを打てばいいですか?」そんな事きくなよ
俺はお前の、お前が開発した必殺シュートが見たいんだよ
下手でもいいから思いきり蹴ってみろ

34:名無しさん@ピンキー
09/07/18 17:07:18 b7Bs2DSv
>>29
なんでやろなあ
職人さんの注意書きは最低限でよいよ

35:名無しさん@ピンキー
09/07/18 17:07:40 V1/VmPl0
>>21乙です!鬼道さんのお仕置き気になるw
これの続きも新しいのも待ってます

>>29誘い受けかどうかは別として職人さんたちなりの気遣いなんじゃないかと
まあ需要の質問はなんでもおkだから必要ないかもだけど
初投下の人も不安なのかもしれないし
ていうかそんなに細かく言われたら職人さんたちも困ると思うんだけど

36:名無しさん@ピンキー
09/07/18 17:21:25 PyDYZpB1
>35
お前も誘い受け職人も2chに向いてないって言ってんだよ
初めてだからヘタクソですう叩かないで~><なんてのは個人サイトでやれ
なんか最近中学生女子みたいな職人多くて臭い

37:名無しさん@ピンキー
09/07/18 17:38:47 ji0m6F9g
職人もスレに居る人らも初心者ばかりだから色々しゃーないとオモ。

さ、練習練習!


以下何事も無かったかのように↓

38:名無しさん@ピンキー
09/07/18 21:36:38 Ac6GIFUV
↑残念だがそれは無理

>>1に「リアルタイム投下は禁止」ってわざわざ書いてあんのに
なんでこういうことするかな・・・流しちゃっていいだろ

39:名無しさん@ピンキー
09/07/18 22:20:59 YkEnDfQO
初心者ばっかりだからしゃーないよ♪って
ここは大人の板なんだから初心者でもそれなりのマナーぐらい
守れるだろといいたい。

40:名無しさん@ピンキー
09/07/18 23:28:07 6kyf8Kn+
リアルタイム投下も大概だが>>36の発言は色々と駄目だろー

41:名無しさん@ピンキー
09/07/19 04:59:37 O/eMo4jI
リアタイ投下は前出たとおり禁止でいいけど、需要を聞くのは、あってもいいと思う。
やっぱり職人も不安だし、見てるだけの人達も次来るのが大体想像出来たら飛ばしたりするの楽なんだ。

42:コテハン ◆vagXVzAsTw
09/07/19 06:06:18 3EktHH9e
討論の結論が出たら、作品投下させてくださいね。
今は出直します。

43:名無しさん@ピンキー
09/07/19 06:39:40 yFyvlc74
>>42
乙です!
投下して欲しいけど、この状態じゃね…
待ってて下さいね。

>>1だと、リアルタイム投下は禁止とあるけど、連載は禁止してないよね?
確か前スレでも、途中で切る場合は
「一旦切ります、次の方、どうぞ」って一言添えれば問題ないって事になってた気がする。

…で、今回の>>12がここまで叩かれてるのは、
色々条件付けつつ、何の一言も添える事なくブツ切り投下、
終いにオヤスミーと来たもんだから、あのリアタイ厨を彷彿とさせ、
謝る事もないその態度のせいではないかな。

問題点は2つで、
これからは連載禁止とハッキリ決めるのか、
またこの手の人が来た時の対応をどうするか。(スルーor注意する)

いちいち叩いてるとスレの空気が悪くなって、職人さんが投下しにくくなるので、懸念している。

44:名無しさん@ピンキー
09/07/19 07:33:12 oKHRTl8i
連載も一話書ききって次回へ続くなら気にならない
あと今後はスルーでいいと思う
叩かなくても反応がなければまた書こうという気にはならないだろうし

俺個人の意見ね

45: ◆gYCSAIVZniW6
09/07/19 08:20:28 STTPGt0L
今書いてるブツがあるけど、かなり長くなったので、途中で切らざるを得なくなると思う
ここの板の連投制限は調べたら10まで
そういう場合は「一旦切ります」って宣言しないとダメだから自分の場合もそうなる

だからその程度の人まで注意するべきではないかと
勿論作品は完成させてから、が最低必要条件だけども

コテハン氏のようにひとつの話のオチまで書ききった上での連載ならおkだと思いますよ

46:21
09/07/19 08:54:11 bBXr34MX
皆さま沢山のGJありがとうございます。

連載するつもりはなくても前に書いた話から続く事がいくつかあり、そういう点では自分も反省しています。
今後更に気をつけますね。

できるならば沢山の方の素敵なお話を読みたいです。
前スレ終盤の皆さまの優しい雰囲気が早く戻りますように…

あと何故か投下した後名前を間違っている事のお詫びに置いていきます。
可愛くないけど苛めて下さい。

URLリンク(imepita.jp)


47:名無しさん@ピンキー
09/07/19 09:06:26 CXRATJis
>>46じゅうぶん可愛いぞおい

スレが落ち着いたらの作品投下待ってます>職人さん

48:名無しさん@ピンキー
09/07/19 09:46:30 TDCuvtFY
最近、敷居が高い気がする。投下するにしても読むにしても。
リアルタイム投下禁止とか、当たり前の事を守っていればぶっちやけ何でも良いと思うんだけど。ルールをガチガチに固められててもつまらないんだよなあ。



49:名無しさん@ピンキー
09/07/19 11:15:28 V5CB7jP2
だから一文だけで良いって言ったのに
>>1に反してるのはどこまでもフルボッコにしていいと思ってる奴絶対居るだろ

50:コテハン
09/07/19 12:26:01 3EktHH9e
スレが落ちるとき
1000超え 500KB超え→越えた時点から
板の総スレ数が800を超えると行われる『圧縮』(普段から書き込んでたら落ちない)

投稿制限
全角2048文字、60行まで
数値参照文字(unicode)が使える(中国人の人名漢字等が表示できる)
連投規制は8まで(実際に体験済みなので間違いなし)
 板内の最新書き込み10件中8件が同一IDで連投規制が入る
 (なので別のスレで投下がかぶらなければ規制されて数時間アウト)
 つまり何が言いたいかというと、8超えたら用心


個人的に禁じ手なんじゃないかなぁと思うもの
age、書きながら投下、ぶつ切り投下、細切れ投下、オチを考えずに投下、レスコジキ
無駄な前書き後書き、自分語り、設定語り、同人サイトノリ、慣れ合い思考
とりあえず低評価、誘い受け、粘着、過去ログ読まない、ルール無視
携帯からの投下(変なところで改行する、書きながら投下で当然推敲してない)
基本ルールさえ守ればあとは何しても自由だと思うので好き勝手やらせてもらってますが。
(過去にすべったギャグのセルフフォローや長期連載)
しょっちゅう違反してるけど(現に今も)自戒の念は硬いほうがいい


最初に投下した作品はただ単に「マジで顔射」と言いたかっただけで
(だからタイトルに「ネタ」)
続きを書くつもりなんてまったく無かったのにスレ内がマジで顔射祭りになってて
えらい驚いたのと感激したので慌てて続き書いたらGJやら感想やら乙やらもらって
こっち側がマジで感謝!の気持ちで調子に乗った結果コテハンになっちゃったのですけども。
早くあのときの空気に戻らないかな…

51:50
09/07/19 12:44:19 U9A6Xo/H
携帯から
今度いつ投下できるかわからないので、投下したいときに投下できなくてイライラしていた
不快にさせるつもりも考えを押しつけるつもりもありませんでした
本当にに申し訳ありませんでした

52:鬼道養父×春奈・1
09/07/19 16:20:45 jscWQ3M5
ある日、春奈は鬼道家に呼ばれた。
兄が遊びにおいで、と誘ってくれたからだった。
春奈は喜んで鬼道家に訪れた。そしてその屋敷の大きさに最初は戸惑った。
だが、兄が気を使い春奈に気負わせる事なくすんなりとその場に溶け込む事が出来た。
春奈は兄の部屋へ行き、兄妹水入らずの時間が流れる。
雷門サッカー部の話から始まって、兄の今迄育った過程、春奈の家庭の話
亡くなった両親の話…将来の話。
兄はサッカーは多分、中学生までしか出来ないだろう…と呟いた。
高校はそのまま帝国学園にエスカレータ式で上がるだろうが
大学は渡英し向こうの帝王学を学ばなければいけないだろう、と。
鬼道家を継ぐ為に、自分は引き取られたのだから…と。
今迄、春奈を引き取りたいが為にと頑張ったが
中学を卒業したら、今度は育てて貰った恩を返そうと思っている、と兄は落ち着いた声で話した。
春奈は兄が自分の将来を見据えた上で、今大好きなサッカーに打ち込んでいるのかと思うと
心が押しつぶされそうだった。
春奈は兄の手の上にそっと自分の手を置いた。
「あたし、お兄ちゃんのこと ずっと応援するから」
声が上ずってそんな事しか言えない自分が歯がゆい春奈だった。
兄はいつもよりも更に優しい笑顔見せて、春奈を抱きしめた。
お互いにお互いの温もりを感じて暫くそのままだった。
そしてどちらからともなく、ゆっくりと離れ二人は落ち着いた表情に戻る。
それから兄は春奈の勉強を見てあげたり、屋敷の中を案内したりと、二人の時間が過ぎた。

夜になり、鬼道家の当主が戻ってきた。
春奈は緊張しつつ、兄の養父に挨拶をする。
養父はにこやかに春奈を向かえ入れてくれた。
3人で学校やサッカー部の事を話しながら夕食を取った。
養父は気を利かせて、客間を用意しそこで休むように言ったが
春奈のたっての願いで兄と同じ部屋で寝る事が出来るようにして貰った。
兄の部屋に寝床を一つ作って貰い、そこで休めるように。
部屋に入ると兄のベッドの隣に寝床が一つ作ってあり、そこで休める様になっていた。
そして着替えも用意してあった。
春奈は自分のパジャマを持って来ていたが、折角なのでその着替えに袖を通す。
今迄着た事も無い、サラサラとしとても着心地の良い…ドレスの様なネグリジェ。
お姫様みたい…と春奈は裾をヒラリヒラリと舞わせ喜んだ。
その明るい表情を兄はベッドの上で見て、軽く吹き出した。
お前もやっぱり女の子なんだな…と満面の笑みをする。
いつもは口煩いマネージャーなのにな、と。
お兄ちゃんたらひどーい!と春奈は兄の胸を軽く何度か拳で叩く。
兄はそれを避けるフリをしつつも春奈の手を遮った。
見詰め合いながらも二人の笑いは絶えなかった。
やっと一息ついて、二人は落ち着いた。
兄は小さく、ずっとこうだといいのに…と呟いた。
兄の隣で、頷きたくとも頷けない春奈は口を閉ざす。
あの時…音無家を選んだのは自分だから…
もう寝よう、と兄は部屋の電気を消す。二人は其々の寝床に就く。
明日も一緒に…何をしようか?と優しい兄の声が暗い部屋に響いた。
そしてその後、すぐに寝息に変わった。
春奈は、慣れない環境ですぐには寝付けなかった。
兄の気持ち良さそうな寝息が隣から聞こえる。
目を瞑り横になっていたが、小一時間程してこっそりと部屋を出た。
広い屋敷の中、一人で歩き回っていたがやっと目的地のトイレを見つけ用を足した。
そして兄の部屋に戻ろうとすると…ふと気付くと迷ったらしい。
どれも同じ様な作りのドアをしているので、勝手に開けて見回る事も出来ない。
どうしよう…とウロウロしていると、養父が声を掛けてきた。

53:鬼道養父×春奈・2
09/07/19 16:21:35 jscWQ3M5
「そんなに広い家じゃないのだけれどね」
養父は笑いながら言った。
そうだ折角だからイイ物を見せてあげよう、と春奈を別部屋へと誘った。
ドアを開けると、そこには賞状やトロフィーなどが整然と並べられている。
「これはみんな、有人が貰った物だよ」
養父は少し自慢気に話した。そして小さい頃の写真を見せてくれた。
写真の中には、幼い兄の姿が写っている。
離れ離れになった後の…自分の知らない兄の姿。
最初はぎこちない表情がページを捲る度に、少しづつ柔らかくなっていく。
春奈はそっとその兄の写真を指でなぞった。
「私の妻は身体が悪くて…子供が産めなかったんだ
 けれど、どうしても跡取りが欲しくてね…優秀な男の子が。
 春奈ちゃんには悪い事をしたと思っているよ…無理矢理引き離す事をしてしまって」
春奈は、離れ離れになった時を覚えていた…とても…寂しくて悲しくて…怖かった事を。
二度と兄と逢えないと大泣きした事を。
涙が溢れそうになった。
写真の中の兄は、とても幸せそうに微笑んでいる。
「いえ…いいんです。またちゃんとこうして逢えたし。 それにあたしも音無家で幸せですから…」
声が震えているのが自分でも分かったが、精一杯今の気持ちを声に出して告げた。
そっと、春奈の頭に大きな手が乗った。
「君は良い子だね…音無家のご両親の育て方が良いのだろうな」
養父は春奈を見詰めてそう言った。
春奈は、その言葉でまた泣きそうになった。そしてコクンと俯きながら頷いた。
「…女の子も…良いものだな…」
養父は春奈の頭を優しく撫ぜている。春奈はくすぐったいのを少し我慢していた。
幼児の頃ならいざしらず、中学生ともなるとそうそう頭を撫ぜられる事など滅多に無い。
けれど、何となく…そのままでいる事が良いという考えが巡った。
「その寝巻き、似合っているね。気に入ってくれたかい?」
ハッとして春奈は自分の格好に気付く。
ネグリジェのままでウロウロするなんて…小さい子供じゃあるまいし…急に恥ずかしくなり顔が赤らんだ。
「いやいや、可愛いよ。恥ずかしくなることはない。
 女の子はこういうのが好きだろうと勝手に渡したのだからね」
「…素敵です…こういうの初めて着ました…凄く可愛い服です…」
「そう、気にいってくれて良かった」
養父は微笑みながら別のアルバムを出してテーブルの上に置き、ソファーに座った。
そして春奈を自分の側に座るように持ちかけた。
二人で並びながら座り、春奈は兄の最近の写真を見せて貰う。
大人びた表情の兄の写真を見て、何だか兄が別人の様に感じる春奈。
「これなんか…どうだい?いい顔で撮れているだろう」
養父は春奈の肩に手を乗せて引き寄せた。突然だったので、心臓がドクンと脈打った。
しかし、養父の目線も手も写真へと向けられていたので、春奈は深く考えない様に心がけた。

54:鬼道養父×春奈・3
09/07/19 16:24:18 jscWQ3M5
養父の手が肩から腰まで下りてきた。触り方も身体のラインに沿って動いている。
しかし、養父の目線は写真に向いている。
手が尻に伸びた時、春奈は思わず息が止まり身体が固まってしまった。
「どうしたの、春奈ちゃん?」
春奈は言葉を出そうとするが、声が出なかった。色々な考えが頭を巡って纏まらない事も一因だった。
養父は春奈を自分の胸に引き寄せた。
「…どうしたの?震えて…可愛いね…」
養父の手が春奈の顔に伸びる。つつ…と親指が春奈の小さくて艶の有る口唇を撫ぜた。
気付くと、養父の片方の手は春奈の内股に入っている。
ネグリジェの裾が上がっていて白くて細い腿が露になっている。
その手は腿内を撫ぜつつも徐々に上に上がっていく。
春奈はただ固まったままで身体を任せるしかなかった。
初めての出来事で頭が混乱し何も考えられず、何と言っていいのかさえも分からなかった。
「…いいのかな?」
そう養父に声を掛けられても、声が出なかった。
(…お兄ちゃん…)
心の中で春奈は叫んだ。
養父は春奈をソファーに押し倒し下着を脱がす。
両手で内股を大きく広げさせ、そして露になった下半身に魅入っている。
春奈には恐怖しかなかった。ただただ天井のシャンデリアの見詰めるしか出来なかった。
養父の舌が春奈の割れ目に沿って動く。舌先が春奈の豆を取れそうな勢いで舐め動く。
そして指が割れ目を更に掻き広げ舌がウネウネと何かの生物の様に中へ中へそ侵入する。
「…ふう…美味しいよ…」
養父の息遣いが増すのと同時に舌先の動きも大きくなっていく。
春奈は羞恥心と自分に降りかかった恐ろしい出来事と…不思議な下半身の痺れに
感情が付いていけなかった。
ヌメヌメとした舌先が気持ち悪い筈なのに、下半身が麻痺してるかの様な感覚に戸惑った。
怖くて息も吸えない声も出ない状態なのに…舌が奥へ入る度に背中が反った。
舌先がクリクリと割れ目の先端を舐め上げる度にジンジンとした波が内股に広がる。
けれど、舐められる度に春奈は甘い潤滑液をトロトロと出していくのだった。
養父は深く息を吐き出し、上体を離した。
(…あ…終わったんだ…)
春奈はホッとして今迄上手く出来なかった呼吸をし始めた。


55:鬼道養父×春奈・4
09/07/19 16:25:06 jscWQ3M5
カチャカチャと金属音がする。
春奈が首を上げて見ると、養父は己の反り立ったモノを露にする。
初めて目の前で見る浅黒く太い肉棒に春奈は思わず息を呑んだ。
危機感を感じ、固まって上手く動けない身体をずらした。
「…やっ…」
それしか声が出なかった。
「大丈夫、大丈夫だからね」
養父は優しげな声を出つつも忙しなくズボンを下ろす。
男のモノが春奈の内股に当たる。
(…怖いっ…)
春奈は目を閉じて震えているだけだった。
ヌルヌルした太い棒が春奈の愛液で内股を滑る。
割れ目の肉襞に押し当て、態と棒を包み込ませている。
「…う…ん…イイ…」
養父は呟き、自分の棒がクチュクチュと音を立てて滑るのを楽しんでいる。
何度も何度も往復させては淫らな音に聞き入っていた。
そしてゆっくりと、肉棒が春奈の中に入ろうとする。
先が押し入ろうと圧力を掛けると春奈が大きい声を出した。
「…いっ…たぁい……!!」
静まり返った屋敷にその声が響いた。養父は慌てて腰を引く。
歯を食いしばりながら涙を流している春奈。
養父はそこから先を諦め、春奈の膝をくっ付けた。
そしてまた内股の隙間に肉棒を差し込んだ。
柔らかい太股と春奈の肉襞に己を挟み、ユックリと動かした。
春奈の愛液が充分溢れているのと、内股の圧力が程好い締め付けになっている。
その摩擦に養父は満足気に腰を動かした。
春奈は自分の内側で硬い肉棒が擦れている感覚に麻痺していく。
まるでそういう生物が自分を侵食していく様に感じる。
やがて、養父は小さい声を出し、慌てて腹の上にモノを置いた。
肉棒は春奈の腹の上に乗せられて、その先から白濁した液を出す。
ドクンドクンと浅黒いモノが蠢き、血管がヒクヒクと脈打っている。
生暖かい液は春奈のヘソの辺りに小さな水溜りを作った。
養父はゆっくりと春奈から離れて部屋の隅にあるテッシュ箱まで歩いて行った。
ソファーの上でそのままの状態で置き去られた春奈は、やっと解放されたと深い息を吐いた。

しかし、行ったり来たりする浅黒いモノの感覚は確かに春奈の肉襞に跡を残した。

56:鬼道養父×春奈・5
09/07/19 16:25:41 jscWQ3M5
養父は、シャワーを勧め着替えも用意してくれた。同じ様なデザインのネグリジェだった。
「いつでも遊びに来てもいいように沢山買ってあるからね」と優し気な声で言った。
春奈はシャワー室で何度も何度も触られた場所を洗った。
それでも穢れが取れない様に感じ、溢れ出る涙もシャワーで流した。
兄の部屋へ戻り、自分が持って来たパジャマに着替え寝ようとした。
けれど、言い知れぬ不安が心の中で広がり兄のベッドに潜り込んだ。
兄の背中に張り付く。すると兄の身体の温もりを感じた。
(…お兄ちゃん…)
先程の恐怖をまた思い出して、涙が溢れ出た。
「…春奈…」
兄の声が暗い部屋に響いた。
「どうした?眠れないのか?」
「…怖い…の…」
「何だ、子供だな…」
兄が身体を反転して春奈の方に向いた。
「この家は広いからな…トイレに行く時に迷ったんだろう?」
「…う…ん…」
「大丈夫だ、もう寝ろ」
「…うん」
兄がそう言って春奈を抱きしめた。春奈は兄の胸に抱かれてやっと落ち着きを取り戻した。
(…お兄ちゃんなら良かったのに)
兄のパジャマをギュウと強く掴んで心から思った。
(お兄ちゃんなら…良かったのに!)
春奈の上で規則正しい寝息がする。その息に合わせて春奈も同じ様に呼吸をした。
(お兄ちゃんなら…お兄ちゃんなら…怖くないのに)
春奈は兄の胸に顔を埋めて眠った。

朝になり一緒に食べようと兄に勧められてリビングへと春奈は階段を降りた。
降りつつ…養父と顔を合わせ正気で居られるか怖かった。
しかし、養父は会議があると言って先に家を出ていたのだった。
春奈は安堵感で深い溜息を吐く。

帰る時間になって、兄がまた遊びにおいで、と言った。
春奈は一瞬固まって…お屋敷が広過ぎで怖いから…と精一杯子供らしい嘘を吐いた。
そうか、と兄の残念そうな表情をする。
ねえ、今度はお兄ちゃんがあたしの家に来て!と春奈は兄の手を取って明るく言った。
ああ、そうだな、と兄に笑顔が戻る。
あたしの部屋…狭いけど、ベッド一緒でイイよね?と春奈は兄の手を強く握った。
オレはかまわないけど…いいのか?と軽く兄は笑って答える。

「うん、一緒がイイの…お兄ちゃんとなら…」
そう春奈は兄を見詰めて微笑んだ。


終わり


長い割りにエロの部分が少ないですが、初投下なので大目に見てやって下さい。
本当は「鬼道さん×春奈」が書きたかったです…
次回があれば頑張りたいと思います


57:名無しさん@ピンキー
09/07/19 16:39:35 ZFMGBHrl
>>50
なにこれ…コピペ?
気持ち悪い、こいつ異常じゃないのか
普通に投下してれば何も咎められないものをこう曲解するって頭おかしいだろ
もう投下しないでくれここに来るな

58:名無しさん@ピンキー
09/07/19 16:52:11 jcSrTlVM
>>52-56
GJ!
春奈イイね
エロエロで良かったです!

59:名無しさん@ピンキー
09/07/19 17:02:32 bTBCpj6S
>>57
なんでそんな喧嘩腰なの…?
>>50は投稿する側としては結構役に立つ情報だと思うけど…

60:名無しさん@ピンキー
09/07/19 17:09:54 oKHRTl8i
>>56
GJ!後ろ暗い空気がエロかった

61:名無しさん@ピンキー
09/07/19 17:53:59 bBXr34MX
>>56
GJです!
鬼道×春奈も読みたいです。
次もよろしくお願い致します。

>>57
それは困ります~。松×仁楽しみにしてるんで…。
自分も勉強になったんで>>50の意見はありがたかったですよ。

62:名無しさん@ピンキー
09/07/19 18:38:44 TDCuvtFY
>>50
確かに上半分はなるほど、と思うけど下半分はキモいな。
ただでさえコテハン使ってるんだから余計な事は書かない方がいいんじゃない?

63:名無しさん@ピンキー
09/07/19 21:15:09 oKHRTl8i
全エロパロ職人へ支援
URLリンク(imepita.jp)

64:名無しさん@ピンキー
09/07/19 21:59:30 yFyvlc74
コテハン氏はAA作ったりとかマジで顔射とか、割と遊び心のあるレスをする人だから、
こういうルールの話題には複雑な思いがあるんじゃないだろうか。

連載については他の職人さんも敏感に反応してるけど、
自分も1話完結の続編という形なら連載もいいと思う。
>>45にもある様に、長編の場合は連続投下規制もある訳だし
やむを得ない場合は理由と「一旦切ります」と書けばいいと思う。

しかし、ここまで来て問題を起こしたのは>>12とリアルタイム厨だけな訳で、
他にも注意された職人さんはキチンと謝って以後普通に投下してるしで、特に問題はなかったように思う。

こんな騒ぎになっても>>12から釈明も謝罪もないから、反省したのか分からず、いつまでもこの話題を引きずる訳で(毎度)
もう次から放っておいていいだろう。
2~3人が注意したらもうスルーで。

うまく言えないが、この一人の為にスレが止まったり遊び心のあるレスが減るのは嫌なんだな。


話は変わって、鬼道養父×春奈Gj!!
こういうの好きだ!!

65:名無しさん@ピンキー
09/07/19 22:25:01 Pv6ItL/g
鬼道養父×春奈、
春奈の感情の動きとか丁寧ですごく良かったです。
書いてくれてマジで感謝!

66:コテハン ◆vagXVzAsTw
09/07/19 23:32:27 3EktHH9e
コテハンを名乗る以上、発言により責任が生じることを失念しておりました。
不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。
再度謝罪させていただきます。

現在、自身が連載をさせていただいているため
それすらも禁止・規制されてしまったら…という不安
またスレが荒れる、作品投下しにくい空気になっているという憤りから
つい感情的な書き込みをしてしまいました。
己の未熟さを恥じるばかりです。

ですが、それでも続きを待っているというエールや
過去作品への意見・感想などをいただき
自身の初投下時の感動以上の感銘を受け、恐縮しております。

以後、発言には十分気を付けます。
後日作品投下に伺わせていただきます。
お騒がせして、本当に申し訳ありませんでした。

67:名無しさん@ピンキー
09/07/19 23:34:10 RxTofgWQ
五里夢中なスレの雰囲気をスピニングカットしたい……でも無理かも。
エロなし思いつきネタ2つ投下します。



夕暮れの河川敷。子供たちがサッカーの練習をする声が響く。
病院からの帰り道、ふと立ち止まり豪炎寺はその光景をぼんやりと眺める。
自分の応援に来ようとして事故に遭い、いまだ目覚めぬ妹の夕香と同じくらいの子もボールを追いかけ、走り回っている─。
いたたまれない気持ちでその場を立ち去ろうとした背中に「お兄ちゃーん!」と声がかけられた。
振り返ると、先日不良たちにサッカーボールをぶつけられそうになっていた少女が走って階段を登ってきていた。
「お兄ちゃん、この前はありがとう」
「いや。ケガがなくて良かったな」
ボールを抱えニッコリと微笑むその顔に妹の笑顔を思い出し、自分も自然と微笑み、頭を撫でていた。
「お兄ちゃんのキック、すごかった!私もあんな風にシュートできたらいいんだけどな~」
話しながらリフティングを披露する少女。途中失敗してボールを落とし、えへへと照れ笑いする。
「できるようになるさ。ボールの中心をしっかりとらえて、体の力を抜いて…ほら」
少女は、軽々とやってみせた豪炎寺に瞳をキラキラさせて拍手してくれた。
「お兄ちゃんも一緒にやろうよ!もうすぐ円堂ちゃんも来るしさ!」
円堂─。その名前を聞き、豪炎寺はリフティングを止めボールを少女に渡した。
「ごめんな…。お兄ちゃん、もうサッカーはやらないんだ」
「何で?もったいないなぁ。すっごく上手いのに!」
切ない表情を浮かべた豪炎寺を見て、少女はふと自分が何か言ってはいけない事を言ってしまったのかと黙り込んだ。
「いつかな…。いつか、一緒にサッカーやれるといいな」
座り込んで少女の頭を撫でてやると、ほっとしたように微笑む。
自分の中のサッカーへの思いは、くすぶったまま。しかしこの少女には何の関係もない─。
立ち上がろうとした時、少女は袖を掴んで豪炎寺の頬にキスをした。
驚いた豪炎寺に、とびきりの笑顔を見せて再び河川敷へと走り出した。
「今のはリフティング教えてくれたお礼ね!絶対だよー!絶対一緒にサッカーやろうね!」
ぽかんとしたまま手を振りかえし、今時の小学生はこれが当たり前なのだろうかと考える。
─夕香。いつかお前が目覚めた時、友達になってくれるといいな。
いつともしれないその時を思い浮かべ、豪炎寺はまた堤防を歩き出した。

68:名無しさん@ピンキー
09/07/19 23:35:41 RxTofgWQ
「俺、このチームが好きだ。サッカーが好きだったんだ」
秋と二人並んで座り、久しぶりにゆっくりと話す。
懐かしい、サッカーを楽しく思う気持ち。助け合える仲間たち。
あの時の辛い思いを忘れたかのように、昔のようにサッカーをする俺たちを応援してくれる秋。
雷門に来てから、俺はとても満ち足りた気分だった。

「土門くん、嬉しそう。円堂くんもきっと土門くんと出会えて一緒にサッカーできる事、嬉しいと思うよ」

微笑む秋。俺の中で、あの頃の秋への思いもよみがえる。
いつも一緒だった。アメリカであいつらとサッカーをしていた頃は、秋も一緒にそこにいた。
誰の声援より、届く秋の声。
でも今は─。

「秋。……みんな、円堂のおかげだな」
「そうだね。円堂くんがいてくれたから、またサッカー、好きになれたよ」

ちぇっ。何か悔しいな。
そんな顔して笑うなよ。

「秋」
「何?土門くん」
呼びかけてこちらを向いた秋の額に、キスをする。
ちょっと名残惜しいけど、自分の中でそこで終了の笛が鳴る。
離れると、驚いた秋の瞳。
夕日と同じくらい、真っ赤な頬。

「それと、秋のおかげだ。サンキュ。…さ、行こうぜ。次は日本一か。夢はでかいねぇ」
自分でも上手く笑えたかわかんねぇな。
立ち上がり歩き出すと、秋も後ろを歩く気配を感じる。

ずっと、好きだったんだぜ─。
でも、まぁいっか。
あいつなら、しょうがないや。
秋が笑っててくれれば、それでいい。

俺、サッカー好きだよ。
秋、お前と同じくらいに。
そして、このチームと同じくらいに。

明日も、頑張ろうぜ。
同じ夢を追いかけるくらいなら、いいだろ─?


69:名無しさん@ピンキー
09/07/19 23:37:02 RxTofgWQ
ありがちなネタでごめんなさい。
>>33の言葉、いつもびくびくしながら投下してる自分にはすごく勇気づけられる言葉でした。
マジで感謝。
これからもよろしくお願い致します。

70:名無しさん@ピンキー
09/07/19 23:54:22 MnjXD7s4
GJ!
和んだ

71:名無しさん@ピンキー
09/07/20 00:03:12 hRVX0dmW
>>52
春奈の魅力が凝縮されていますね
鬼道とのやりとりでの幸せな描写からの転落ぶりがすっごい

>>67-68
これは各レスで別々の話か?
どっちもよかったぞ!


あと、全裸待機絵の人も、>>33もGJ!
前スレの語録を置いておく↓

543 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/06/20(土) 15:31:50 ID:dUjreaKd
シュート打つ時はためらうな。全力で蹴ればいいんだ。
決まればヒーローだ。外れてもドンマイ、次、次。
俺たちは見たいんだよ、お前のドラゴンクラッシュを!

72:名無しさん@ピンキー
09/07/20 00:12:07 iVMBbVGW
>>36>>57
あんた以前瞳子監督の作品投下したあとのコテハンさんに対してセクハラ発言してた人じゃないの?


733 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/07/03(金) 21:39:43 ID:pJkG3QRD
>729
もしかして、実体験じゃないよね?

73:名無しさん@ピンキー
09/07/20 00:16:32 V1DzQlnk
>>72
なにこれ…
気持ち悪い、こいつ異常じゃないのか
女性メイン=作者の実体験とかこう曲解するって頭おかしいだろ
もう書き込まないでくれここに来るな

74:名無しさん@ピンキー
09/07/20 00:25:54 g4nBQ5z0
マジで同一人物なん?
>お前も誘い受け職人も2chに向いてないって言ってんだよ
偉そうに説教しておいて…
「2chに向いている」あなたは職人に対してセクハラ発言するんですかwwwwwwwwwwwww
リアルタイム投下厨もぶつ切り投下厨もついでに>>36>>57のセクハラ野郎も以降全員スルーしようぜ


75:名無しさん@ピンキー
09/07/20 00:28:46 Kze8Qsz8
なんか荒らそう、追い出そうという明確な悪意を持ってここに来てる奴が居るみたいだな

76:57
09/07/20 00:39:28 41C0+AwF
>>57だけど気になって見てみたら何だこれw
同一人物とか言われるなんて思わなかった
一連の荒れ原因である>>50がバグってるみたいで気持ち悪かっただけなんだが

77:名無しさん@ピンキー
09/07/20 00:40:53 Kze8Qsz8
>>76
弁明しなくていいから帰れ

78:名無しさん@ピンキー
09/07/20 00:41:34 pFQe+M7x
なんつーか、前スレのときからやたらと「腐女子臭い」とかわざわざ書き込んでなにがしたいのかわからんけど女性住人の参入を嫌がってる?っぽい人がいたんだわ
読んだら>>36でも「中学生女子臭い」って書き込んでて、前スレの「腐臭い」って書き込んでる人物と同一なんじゃないかという疑惑?
(わざわざ「臭い」って書き込む辺りが)
で、この理論でいうと、作品からコテハンさんは女性なんじゃないかとその臭いを嗅ぎ付けて>>72の発言をした人物と上記の人物もまた同一では?という疑惑浮上中
つまりこういうこと??

79:名無しさん@ピンキー
09/07/20 00:46:13 o0x44K8i
>>78
>>36に「臭い」は無いけど…
でもなんか「女子」とか書かなくてもいいこと書いてる辺り同一人物っぽい

>>76=>>36=>>57
一連の荒れの原因はお前だっつーの。帰れ

80:79
09/07/20 00:48:12 o0x44K8i
ごめん「臭い」あったわ。見落としてた

81:名無しさん@ピンキー
09/07/20 00:53:51 UtZUBSNP
>>75
エロパロスレにはネタよりもスレ内での討論とか荒らし行為のほうが面白い!
っていう頭のおかしい嗜好の持ち主も存在するらしいっす


>>67-68
土門×秋が好きなので投下嬉しかった。GJ!!
それと>>33はもっと評価されるべき

82:名無しさん@ピンキー
09/07/20 00:54:49 yqD3nVeV
>>78-80
どうでもいい、の一言に尽きる

83:名無しさん@ピンキー
09/07/20 01:02:57 SjfLIoiY
臭いかどうかは解らんが、細かいルールを作ったりやたら排他的になるのは女っぽいなと思った。まあそれが悪いとは思わんが。
男職人が多ければもっとサバサバしたスレになるんだろうな。
>>81
>>33は良い事言ってるけど、このスレでどんな職人も自由に投下できる雰囲気かは微妙だわ。

84:名無しさん@ピンキー
09/07/20 01:08:06 o4lCmONA
一番たちが悪いのはいつまでもこういう流れを続ける連中だけどね

85:名無しさん@ピンキー
09/07/20 01:12:09 XNV1yl9N
こんなときに空気よまずに裏吹雪×木暮投下してもいい?

86:名無しさん@ピンキー
09/07/20 01:14:41 4gRTm+Iv
いいぞ!やってくれ!
スレの空気を浄化する勢いで頼む!

でもsageてね

87:裏吹雪×木暮1/5
09/07/20 01:16:29 XNV1yl9N
「ウッシシシシ、こいつをこん中に忍び込ませてっと、」
俺はある物を寝ている吹雪のマフラー(タオル?)に入れた
あいつがどんな反応するか楽しみだ、ウッシシシ、、、、、


数時間後
「おーい、吹雪起きろよー」
「んん、、、、」
バスの中で眠っている吹雪を起こすとまぶたをゆっくりと開いた
さあ、どんな反応してくれるかな、シシシシシッ
「ああ、木暮君か、起こしてくれてありがとう」
「へっ、感謝しろよ」
「もうっ、素直じゃないな・・・・・んっ?」
おっ、気付いたか?マフラーを気にしているぞ
「なんだろう、もぞもぞするな・・・・・?」
「クシシシシッッ」
「?、なに笑っているんだい?木ぐr、わっ!!」
「クッシシシシシシッッッッ、引っかかったー引っかかったーwww」
いきなり自分のマフラーからカエルが飛び出たからびっくりしている吹雪に笑った
そのままポカーンとした顔をしているからますます笑える、ウッシシシシ
「・・・・・・・・」
「シシシシっ、びっくりしたか?」
「・・・・・・・」
「なんだよ、なんか言えよ」
なんだよ、急に黙っちまって、面白くない
驚いたあときっと『ひどいよ~、木暮くん~』とか言いそうなのに吹雪はすっかり黙りこんでる
「どうしたんだよぉ、すごく驚いたのかよぉ」
「やったのは・・・・・    か・・・・・」
んっ?なんて言ったんだ?よく聞き取れなかった
「やったのはお前か聞いいてんだよっ!!」
「ひっ、」





88:裏吹雪×木暮2/5
09/07/20 01:17:33 XNV1yl9N
いつものおどけた吹雪じゃないっ
あの攻撃型の吹雪だ・・・・・・
どうしよぅ・・・・・怖いよぅ・・・・・・・
「なんだよ黙りこんじまって、何にも言わない事っていうことはやったのは木暮かぁ?」
「あっ・・・・その・・・・・」
怖くてなかなか声が出せない、同じチームの人で味方なやつ何だけど今はそんな感じがしない・・・・
ううっ・・・・いたずらなんかこいつにやんなければよかった・・・・・
吹雪は俺のほうに顔を近づけてきた、怖いよ、嫌だよ・・・・・・・
「なかなかシャレたことしてくれるな、覚悟はできてるよなぁ・・・・?」
「かく・・・ご?」
「そうだ、俺が今やる事にだよ」
そんなぁ・・・・言われたって分かんないよ・・・・・
殴られるのかなぁ?蹴られるのかなぁ?それとも、もっと酷い事されるのかなぁ?
でも次の瞬間、吹雪の表情が怒りから小さな笑みに変わった
「安心しろよ、痛いことじゃねえ、むしろ気持ちいいほうだ」
「気持ちいい・・・・・?」
さっぱり意味が分からない、でもいたいことじゃないから安心した、よかったぁ・・・・
「んじゃっ、悪いけど少しの間俺に付き合ってもらうぜ・・・・・」
「へっ?わわわっ、なにしてんだよっ」
いきなり俺のズボンを下げてきやがった
なんだよ意味がわからないよ
「この歳になってもまだブリーフか、予想通りだな」
「ッ・・・・、ばかにすんなっ」
吹雪がばかにするような小さな笑いをだしたあと次に俺のパンツに手をかけた
「あっ、やめろよっ、ばかっ、変態っ、」
「ちっ、抵抗するなよ、ああいいや、こうするかっ」
「ふえっ?わっ」
俺の両腕を背中のほうに動かし、自分のマフラーできつく縛り上げてきた
「こうすれば、抵抗できないだろ?はははははっ」
「くっ、やめろよ・・・・なにすんだよ・・・・・」
吹雪が今からなにをするんだ?
さっきとは違う怖さと不安が頭のなかでグルグルと回っていた


89:裏吹雪×木暮3/5
09/07/20 01:18:25 XNV1yl9N
「さあってと続きだ」
「お願いだからやめてよ・・・・恥ずかしい・・・・」
「やだね、はは、」
再び俺のパンツに手をかけ、容赦なく下までおろした
「ッッ・・・・・・」
「ふ~ん・・・・やっぱ小さいなぁ・・・・」
「ひっく・・・・見るなよ・・・見るなよ・・・・」
おれは体が小さいから当然あそこも小さい
体全体がチビなことを気にしている
それだけじゃない、俺はまだあそこの毛がはえていないんだ
みんなはもう生えたって言っているから俺だけなんか子供のように感じる
「それにまだツルツルか・・・・・まあそのうち生えてくるんだから心配するな」
「そのうちって・・・・いつなんだよ・・・・・ひっく」
自分でも涙声なことに気付いた
吹雪はそれに対してなんか言うだろうとおもった、でも違った
「そんなに悲しがるなよ、今から俺が悲しみを吹き飛ばしてやることやってやるから」
「えっ・・・、あうっ、、、、」
吹雪がいきなり俺のあれにかぶりついてきた
「たっ、食べるなよ・・・・・痛いことするじゃんかよ・・・・」
「食べなんかしねえよ、舐めるだけだ」
「やめろよ・・・・やめてよ・・・・・」
そんな俺の言葉を構いなしに舌を動かしてきた
最初は全体だけだったけど今度は頭のほうを舐めてきた
「んっ・・・・なんだ・・・変だ・・・からだが熱くなってきた・・・・」
「いいんだよ、それが普通だ、ほれっ」
「ひゃぁ・・・・やめっ・・・・」
舌のざらざらいい感じだ・・・・・頭がボーとする
あんなに変な気分だったけど今は・・・その・・・気持ちいい?
うまく表現できないよぅ・・・・
「へっ、あんなに嫌がっていたのに今じゃこんなに硬くしてるぜ」
「しょうがないだろ・・・・こんな、ッッ・・・・・」
言いかけた途中この快感に負けて、声が出せなかった
そして俺のもさらにおかしくなってきた


90:裏吹雪×木暮4/5
09/07/20 01:19:46 XNV1yl9N
「あっ、ああ・・・・・出る・・・・なんか出ちゃうよぅ・・・・」
「なんだよもう限界か、じゃあ今度はこうしてやるよ」
舌を離し、ぎゅっと俺のを握った
「ふあっ、ダメ・・・・でちゃう・・・」
「ほらほらっっ!、ささっとイっちゃいな!!」
今度は俺の皮を上下に激しく動かし始めた、さっきより刺激がつよ・・・い
だめだ限界だ・・・・・・・っ
「っ!・・あっ!・・・ああっ!・・・・・ッッ!」
見たこともない白くてドロドロした液体が飛び出してきた
その瞬間と同時に今までのより激しい快感が襲ってきた
「・・・・はぁ・・・・・っ・・・・」
「たくさん出したな、これでローション代わりになるな」
息が上がっているおれを吹雪が楽しそうに見ている
吹雪は自分のズボンをパンツを下ろし今度はあいつのをおれにみせてきた
「すこしおまえのと違うけどきにすんなよ、ふふふっ・・・・」
確かに吹雪のは少しおれのとちがう、おれと違う形をしている
そしておれのだした液体を手で拭い、自分のえと付けた
「なにしてんだよ・・・・こんどはなにするつもりだ・・・・?」
「すこし我慢しろよ・・・・・とっ、」
「?、ぐっ!!」
いきなり吹雪がおれの尻の穴に自分のを入れてきた
ちがうよ、そこは出すところだろ?やだよ、痛いよ、気持ち悪いよう・・・・・
「痛いことはしないって言っただろ・・・・、痛ッ、」
吹雪は無視し、そして思いっきり入れてきた
「あっ・・・・ッ!、くぅっ・・・・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・・・、中は温かいんだな・・・・・すぐにいきそうだ」
痛みはもうないけど、変な感じがする
早く抜いてよ・・・・・・
「それじゃあ、我慢してくれよっ」
「うっ・・・ああっ・・・!、やめっ・・・・お腹がっ・・・・」
激しく腰を動かしてきた、ダメだ・・また頭がおかしくなってきた・・・・ッ
「どう、だっ・・・?痛いか?」
「痛くない・・・・・けど・・・・頭が変になる・・・やめてっ・・・・あっ・・熱いよ・・・・」
さっきとは違う快感が来た
なんでだ?吹雪はおれのを触れていないのに何でこんなに気持ちいいんだ?
「その顔だと、また気持ちよくなってるな?


91:裏吹雪×木暮5/5
09/07/20 01:20:34 XNV1yl9N
「ッ!!気持ちよくなんか・・・・・ひゃっ・・・・・」
「へっ、やっぱ気持ちよくなってるな、俺も・・・・だ、くっ・・・・」
またさっきの感じが来た、出ちゃう・・・・また出ちゃうよッ・・・・
「・・・・・ッ、うあっ!・・・・ッ・・・・あっ!・・・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「はぁ・・・・はぁ・・・・・、また出ちゃったよ・・・・・」
同時に出てしまった、俺は二回目なのかさっきよりも量が少ない
一方吹雪は俺の中でたっぷりと出してきた
バタッと力が抜けて俺はバスの座席に倒れかかり、意識が薄れてきた・・・・・





「ごめんね木暮君・・・・その・・・・つい」
「・・・・・いいよ、俺も悪かったんだ」
俺が目を覚ましたとき、目に映ったのはいつもの吹雪だった
ちゃんと服も着せてあり後処理もしてくれた
そして最初に言ってきた言葉が謝罪の言葉だった
「俺が最初にいたずらしちゃったんだから」
「でも・・・」
「気にすんなよ・・・・・それに」
「それに?」
こんな言葉を言うのは恥ずかしいけど言おう
「気持ち・・・・よかったしさ・・・・うん・・・・」
「・・・・・そうか」
「その・・・・また・・・・・・やって欲しい・・・・・」
この事はいわなくてよかったかなぁ・・・・・?
でも吹雪は笑顔で
「うんっ、いつでもいいよ」
と答えてくれた、もしこんどやるときは俺が吹雪を気持ちよくさせてやろう
もちろんいたずらかなんかで吹雪を無抵抗にしなきゃな、ウッシシシシシシ

終わり


92:名無しさん@ピンキー
09/07/20 01:22:59 4gRTm+Iv

1スレ目のときからずっと待ってたぞ!

93:名無しさん@ピンキー
09/07/20 01:23:20 XNV1yl9N
なんか吹雪がかなり凶悪になりすぎたごめん
あと木暮の口調も少し変だった・・・・・・


94:名無しさん@ピンキー
09/07/20 01:29:21 LgD7wiko
乙乙!
>>93
違和感は感じなかったよ
強い奴には弱い木暮らしさが出ててよかった

95:名無しさん@ピンキー
09/07/20 01:36:17 Kze8Qsz8
>>93乙ー
やはりマフラーは便利アイテムだな

96:名無しさん@ピンキー
09/07/20 01:47:40 34gqaa4t
乙!

自分も吹雪と木暮で途中まで書いてみたがどう絡ませて良いかわからず断念したよw
みんな上手にまとめてあってすごく読みやすいなぁ~勉強にもなったよ。

97:名無しさん@ピンキー
09/07/20 01:58:22 XNV1yl9N
またなんかの機会があったら木暮×表吹雪を書いていきます
もちろん木暮の攻めは足コキで

98:名無しさん@ピンキー
09/07/20 02:02:31 fjReRUkt
>>57
「異常」「頭おかしい」「もう投下しないでくれここに来るな」
散々罵倒中傷しておいての言い訳が「バグみたいで気持ち悪かった」とかバカかお前は
お前が二度と来るなセクハラ野郎め

99:名無しさん@ピンキー
09/07/20 02:03:46 05FvdQhF
>>98
もういいから引っ張んなよ

>>97
期待して待ってます!

100:名無しさん@ピンキー
09/07/20 02:21:31 yqD3nVeV
>>97
乙!
攻められる木暮良いなぁ
攻める木暮も期待してます!

101:名無しさん@ピンキー
09/07/20 08:14:06 Hy03oxh1
>>97
GJです!
木暮くん可愛い。ぜひもっと苛めて下さい。
次も期待してます!

102:名無しさん@ピンキー
09/07/20 08:58:35 xWrZ0Sy4
>>63全裸待機テラカワイイ
職人さん達乙乙

103:名無しさん@ピンキー
09/07/20 09:28:02 fUQ1opNW
職人さんたち皆さんGJっす!

104:名無しさん@ピンキー
09/07/20 11:50:45 Hy03oxh1
春奈で書こうと思うとどんどん話が出てくるのに、秋で書けない不思議…。
今日の再放送待ちつつ落書き。
URLリンク(imepita.jp)

105:コテハン ◆vagXVzAsTw
09/07/20 11:57:57 kJjJKrTE
この一連のシリーズは
"マ仁マ"という認識で執筆させていただいております。
ですので、互いに優位に立ったり立たれたりの

立場逆転(これ重要)

も存在するわけでして…


投下

106:影野とマックス
09/07/20 12:01:47 kJjJKrTE
・同性愛描写注意
・初代スレ759の続編で、初代スレ849のクロスオーバーです
 別に読まなくても問題ありませんが、読んだほうが話がわかりやすいです
・根幹はゲーム、そこにアニメと個人的な理想と妄想を入り組ませた設定です






理事長室、一般生徒には縁遠い場所。
ノックのあと扉を開けると、そこに立つのは理事長の娘で生徒会長のお嬢様。
「手短に済ませてよね、ボクも暇じゃないんだから」
出鼻をくじかれたお嬢様の目尻がひくつく。
「…呼び出された立場の者が言うセリフじゃないわね」
咳払いをひとつ。
「松野くん。
 あなたは様々な部を助っ人と称して掛け持ちしているとききました」
「まぁね」
「それは学園の校則に違反することです」
「結果は残してるからいいじゃない」
「いけません、規則は規則です」
役職につく立場の人間は頭が固いと客観的に見てつくづく思う。
「帰宅部なら帰宅部で通しなさい。
 部活をするならば、ひとつの部に所属して活動すること。
 掛け持ちは今すぐやめて、入部届けを提出しなさい。いいわね?」
「はーい、わっかりました~」
口うるさい説教を聞き流して出口方向へと振り返った。
「それから」
「あっ!」
不意に伸ばされた手にトレードマークを奪われた。
「ちょっと何すんのさ!返してよ!」
「帽子は校則違反よ」
男子の長髪は『表現の自由』をうたい文句にセーフだというのに
帽子を含むかぶりものは違反というこの学校の風紀には
前々からどうにも納得いかない。
「…どーせ違反者なんだし、ひとつ増えたってどうってことないでしょ」
すぐさま奪い返して反論してやる。
「なっ…!ちょっと、待ちなさい!!」
反応が出遅れたお嬢様を置いて、理事長室から脱出することに成功した。

107:影野とマックス
09/07/20 12:02:36 kJjJKrTE
「さーって、どうしよっかな~」
注意はされたものの、善処する気などさらさら無い。
野球、バスケ、テニス、水泳、陸上、剣道。
ラグビーに柔道にサイクリング。
相撲は除外として、運動部はほぼ制覇したと思われる。
「応援団も文化部もボクの肌には合わないしなー…
 あーあ、どっかに面白いことでも転がってないかなー」
サークル棟前でブラブラしていると、誰かに呼び止められる。
「なぁ、俺たちとサッカーやらないか?」

話を聞けば、一週間後に控える練習試合のために
急きょ部員をかき集めている最中だというサッカー部のキャプテンが居た。
「サッカーね。そういえばそれはまだやったことがなかったな」
色々な意味で問題を抱えまくりなそれを見落としていた。
「他のスポーツには飽きちゃったし、今なら入部してもいいよ」
「本当か?!よっしゃー!!」
「じゃ、よろしくね」
いえいえ、こちらも新しい刺激が丁度欲しかったところだったし。
入部しただけで、ここまで喜んでもらえるとはちょっと新鮮。
「ただ!」
声を荒げたため、相手が一瞬ビクついた様子でこちらを見た。
「あんまり退屈させないでよね。
 ボクって飽きっぽい性格みたいだから」

108:影野とマックス
09/07/20 12:03:35 kJjJKrTE
「ふぅん…サッカー部、ね……」
「廃部にならなかったんだし、問題ないでしょ」
突然のスカウトから数日後。
再度呼び出された理事長室で、以前言われたとおり入部届け提出すると
面白くなさそうにお嬢様がひとりごちていた。
「まぁ、これで良しとしてあげます」
「よっし!じゃ、ボクはこれで」
「お待ちなさい」
引き返そうとするのを言葉で静止される。
「何?もう用は済んだでしょ」
「部活動の件についてはね。でも」
一息ついてから、頭に乗っかる帽子を睨んで言葉を続けられた。
「帽子は校則違反、前にも説明したわよね?」
しまった、入室する前に脱いでおくのを忘れていた。
「校則違反はいけません。
 これは理事長の言葉と思ってもらって結構です」
必死に言い訳をひねり出そうと頑張ってみる。
「…バンダナ」
「はぁ?」
「円堂もバンダナしてんじゃん。アレには注意しないの?」
「そ、それは…」
あれ?ちょっといい反応。これで攻めてみましょうか。
「理事長の言葉なんでしょー?
 その理事長がえこひいきするとか駄目じゃない?
 生徒には平等に接しなきゃいけないと思うなーボクは」
言いながら出入り口の扉に手を掛ける。
「円堂がやめたらボクも考えてあげる。じゃねー」
何も言い返せないお嬢様を残して扉を閉める。
後々、校則が『帽子を含む全てのかぶりものを許可する』
に変更されたときには思わず笑ってしまったけれど。
夏未さまファンクラブに今日のことを教えたら、彼らはどんな風に発狂してくれるだろう?
「…ぶっ……!」
想像して吹いた。
大勝利ということで、この日はとても気分が良かったのだ。


「いやぁ~、お待たせ~」
「マックスか、遅かったな。何してたんだよ」
「ま、ちょっとしたヤボ用で」
まだルンルン気分が抜けない状態で適当に返す。
「ん?いいの食べてんじゃん、一口ちょーだい!」
先に集まっていた皆のアイスの買い食いに注目する。
「自分で買ってこいって」
「えー、他人のだから美味しそうなんじゃない。
 それに買っちゃったらその味しか食べられないし。
 ボクは少しずつ、色んな味を楽しみたいの!」
「お前なぁ…」
「まぁ、マックスらしいけどな」
ほぼ何でも『マックスだから』で通用する便利な性格に感謝しつつ、恵んでもらった。
「影野、影野」
ひとり隅っこで黙々と頬張る影野にも声を掛けてみる。
「ちょっと、聞こえてるの?
 影野のも一口ちょーだいってば!」

109:影野とマックス
09/07/20 12:04:55 kJjJKrTE
スカウトに来た円堂の側で風丸が突っ込みフォローや茶々を入れており
ふたりの隙間に割り込むことなどできなかったので
仕方なしに眺めていたら、隣に感じた薄暗い空気。
たぶんドン引きっていうのはこのときのことを言うんじゃないのかな、と。
この距離まで近付かなければ気付かなかったなんて、とてもおかしい。
あー、このテのタイプははじめてだ。
孤独をこじらせてしまった末の究極進化形態。
自分の世界に入り浸ったり、気付いたら隅っこに居たりとか
アッチ方面へ超次元に抜き出ている最凶の存在。
最後のひとりを誘ってから部室までの移動のとき、呆然と見上げることしかできなかった。
ぼっちを通り越して孤立にまで登りつめているこの人に、興味津々です。
その、いろんな意味で。

「影野が何の反応もしてくれない件について」
「…動いてはいるから、寝てるってことはないよな……?」
「仁が考え事をするのはよくあることだけど…これは……」
ボクにあげたくないってか。
それでもこの距離でシカトは酷いんじゃない?
「ちょ、おいマックス」
「さっきからアイスばっかだったし、丁度コーン食べたかったんだよね」
腹いせに、手からはみ出ていた部分をかじってやった。
「それでも一番下って鬼畜すぎんだろ…」
「たれてる、超たれてるから」
「マジで?マジで? あっはははは!!!!」
シカトは悪いことだから、これくらいは許されるはず。
「お前ホントSだな…」
「つか呼び覚ましたほうがよくね?
 おーい仁ー、起きてるかー?」
その後、混乱した影野が残りを握りつぶして大惨事になり
腹の底から笑わせてもらった。
まったく、この部はボクを退屈させてくれないね!


サッカー部にとどまる前までは、各部を転々と渡り歩いていたため
人付き合いも多く、うわさ話とかそういった類のものは
自然と集まるかのように自分のところに舞い込んでいた。
元々そういうのが好きだったというのもあるけれど。
その中に一応、影野主体のうわさ話もあるにはあった。
小学生時代の影野を知る人からの情報によると、もとから控えめな性格で
詳細は不明だが、ある日突然ほの暗いのから暗黒へと変貌したという。
昔から彼には多少のからかいの声はあったが
その日を境にピタリと止んでしまい、いつしか神出鬼没の性質が逆に持ち上げられ
ステレス特殊能力の持ち主という噂が広がって、存在そのものがレアとなり
早朝に挨拶することができるとその日の運気は上昇するというジンクスの当人。
…という何とも言えない噂の有名人だったことが発覚。
噂どおりの人物ならば、そりゃ知らないのも無理ないなと思った。
だって普段から気配が無いなら会うこと自体むずかしいし。
人づてに名前は知っていても、姿を知らなければいまいちイメージが沸かない。
「影野さぁ、その年で猥談嫌いっておかしいでしょ。
 もしかしてインポなの?勃たないの?」
「…公然わいせつ罪で怒られたいの?」
「そっちこそキョーハク罪じゃないか」
そんな噂をされてしまって、他人はたぶん、人間扱いしなかったんじゃないかな?
おかげでどんどん取り残されて、気が付いたらひとりしか居なくて。
そして今のようになってしまった、と。

110:影野とマックス
09/07/20 12:05:57 kJjJKrTE
「仁」
「…松野か」
「マックス」
「松野」
「…頑固だなー……諦めなよいいかげん」
全然と言っていいほど、思い通りにならない彼。
「なんで呼んでくれないの?」
「あだ名は他人と自分の間にある好意と信頼で成立するものであって
 無理やり呼んだり、呼ばせるものじゃない」
「本当に頭固いねー。
 これだから面倒くさいんだよいい子ちゃんは」
だからといって離れる気はありませんけども。
予想外の反応がとても刺激的で、つい構ってしまう。
「断りも無く髪を触るのはやめてほしい」
「ん? いやー、指どおりいいなと思って
 シャンプーとか、こだわってんの?」
「いや、特には。家にあるやつを使ってる」
やめろと言いつつも突き放さず、むしろ律儀に返事をするのが面白い。
「前々から思ってたけどさ、仁の髪ってウザイくらい長いよね」
「放っといて」
「手入れとか大変じゃね?面倒じゃない?
 髪の毛長いから、余計に気味悪がられるんだと思うよ」
前髪に隠れた瞳を見た者はだれひとりいないなんていう、くだらない噂の原因なのに。
「それとも、伸ばす理由が何かあるの?」
「別に…」
苦い返事をされた。
何か、とても言いにくいことでも隠してるね。
「…マックスこそ。
 帽子、なんでいつもかぶってんの」
「え?」
反論されて戸惑った。
「別に、いいじゃない。違反じゃないし…今は」
「何か理由でもあるの?」
「…仁がボクのことに興味を持つなんてめずらしいじゃん。
 そうだね、仁が教えてくれたら教えてあげる」
「………そう」
あれから黙り込まれて会話は途切れてしまったけど。
特別な理由なんて無い。
いつもかぶってたから、それが習慣になって今もかぶってるだけ。
でも今決めた、仁のためにかぶることにする。
無意識に気配を消して、だれにも見つけてもらえなくなったときは
この色調の目立つ帽子を目印に、ボクを見つけてくれればいい。
ボクも必死に探すから。



底辺からの再スタートをはじめたサッカー部は
キャプテンの円堂を中心にあらゆるトラブルやイベントを巻き込み
退屈することもなく、大変充実した生活を送らせてもらっていた。
はじめは数週間続けば良いほうだと思っていたが、予想以上に長居している。
サッカーが楽しい。
ひとつのボールを追いかけるこのスポーツが、とても楽しい。
そしてもうひとつ。
「今日もやってるねぇ……」
サッカーを通じて知り合った人が、これまたとても良い。
ふたつのものとの出会いから、帽子以来の習慣となったもの。
サッカーの練習と、家の近所のとある場所で練習する彼の観察。

111:影野とマックス
09/07/20 12:06:56 kJjJKrTE
ボクは器用だから、ひととおり何でもこなせたので苦労はそこまで無いけれど
やっぱり上手になるためには練習は必要で。
そのために訪れたあの場所は、すでに先客に取られていた。
「影野じゃん…何でここで」
はじめたばかりの頃の素人目でもわかる、彼の下手糞っぷり。
学校では一緒に練習しているので、運動能力は知ってたけれど。
目金ほどではないにしろ…
「ま…仕方ないか。せいぜい頑張りな~」
人に頑張る姿を見せたくない者同士、エールを送ることにする。

それから数日後、小雨の日。基礎は固まってきたように見える。
まぁ褒めてあげよう。進歩おめでとう。
にしても、外見的な意味で雨の日に会うのは結構ホラーかも。
髪の毛が湿気を含んで、こう、のっぺりとしてて。
どっかのビデオみたいに、井戸から這い出てきそう。
「…素顔、どんなんだろう?」
想像してみたが、すぐにやめた。タブーだこれは。
見ようと思えばいつでも無理やり見れるけど、でもそれじゃ意味ない。
相手が自分から見せてくれるからこそ面白いのだから。

雨の日、練習も訓練もお休み。
只でさえこう、じとーっとしていて億劫なのに。
外に出られないのはつまらない、雨の日は嫌いだ。
「……居るわけないよねぇ…」
本当につまらない。

結構日にちが経って、まぁまぁ板についてきたように見える。
あくまでも基本に忠実なスタイルで大地を蹴っている。良い感じだ。
「やるねぇ…よーし!ボクも頑張ろっかな」
あらゆる違いはあるけれど、競い合う相手が居るというのはやる気に繋がる。
「ボクも負けてられないしね」
気合いを入れて自分も練習に向かおうかというときだった。
「…あ、転んだ」
遅れて笑いがこみ上げてきた。やっぱりまだライバルとは言えないかも。

自分のプレイスタイルの確立ができたのか
基本的な動きに交えて、トリッキーな面も魅せてくれる。
まだまだだけど、これでも初期に比べるとかなり上達していた。
「本当に頑張ったね、仁。凄いよ」
影が薄いことを逆手に取ったその機転に脱帽です。帽子は脱がないけど。
一皮むけたご褒美に、何か差し入れでも持って行ってあげようか。
ならば、マネージャーたちの普段の動きなども見ておいて損は無いだろう。

あの奇抜な動きは必殺技の試作段階だったことが発覚。
相手を翻弄する動きで混乱させて、ボールを奪ってしまうというもの。
そろそろ完成間近といったところ。できたら差し入れ持って行こうか。
嬉しいのは仁のほうだろうに、ボクのほうが喜んでいる不思議。
新しい必殺技の名前も一緒に考えよう、万年補欠の命名係りには邪魔させない。
カバンにタオルと特製ドリンク入りのボトルをつめて準備万端。
傘は…要らないか。
天気はあいにくの曇り空で、にわか雨が降ると天気予報が言っていたけど。
仁は真面目だから、持っているだろうから。
持っていないと言えば仁の性格的に考えて、渋々となりに入れてくれるだろうし。
嫌いな雨の日が、今日をきっかけに好きになれればいいなと思う。

112:影野とマックス
09/07/20 12:08:50 kJjJKrTE
「松野の俺に対する態度を腹立たしく思ってる。
 相手をからかう趣味とか相当だと今でも思ってる」
嫌だと言いつつも、なあなあでのらりくらりしていた彼からの本音。
確かに嫌がられてはいるだろうなとは若干思っていたけれど。
こうはっきりと伝えられると、ショックが何十倍にも跳ね上がった。
普段、物静かな人が怒るとこんなにも怖いなんて。
「そんなに暇なら俺以外の誰かとつるめばいいのに
 他人と居る姿をあまり見ないし。
 過去に助っ人で部活を掛け持ちしてたくせに」
頭が痛くなってきた。
嫌だよ、仁と一緒に居たいからつるんでるのに。
「知り合いは無駄に多いけど
 そのなかで友達って、実は居ないんじゃないか?」
気付いたときには、頬に手を当ててこっちを見ている仁と
痛いくらいの力で握り拳を作っている自分。
殴った? ボクが、仁を。
どうしよう。謝らなきゃ。謝らなきゃ…
「ごめん。言い過ぎた。
 謝る、ごめん。
 差し入れとか気遣ってくれてありがとう、嬉しい」
「………」
焦って混乱している間に、相手側が折れてしまっていた。
更に気を遣って礼まで言われたら、もう何も言えない。
雨が降りそうだから帰れとか言っているのを無視して、ちょっと悪態をついてやる。
「…仁は、ずるい」
「……ん、何?」
「言いたいこと言って、勝手に謝ってずるい。
 これじゃあボクが謝れないじゃない、ずるいよ」
言うだけ言って、自己完結なんてしないでほしい。
殴ってしまった落とし前として
腫れているであろう頬の応急手当くらいはさせてもらうから。
「………殴ったりして、ごめんなさい」
ついでに、さっき謝りそびれた分も謝らせてもらうから。

あれから仁もボクも動くことなくただ立ち尽くしている。
態度が腹立たしいのなら、今すぐ振り払って拒絶すればいいのに。
それならそれで、こっちも踏ん切りがつくし。
「雨、降ってきたね」
「………」
「俺も、もう引き上げるから」
「………」
なら、置いて帰ればいいのに。なんでボクに合わせようとするの?
差し入れに行こうってはしゃいでた数時間前の自分がバカみたいじゃないか。
嫌いなくせに。同情なんてしないでほしいのに。
考え事をしていると、急に手を引かれて、危うく転びそうになった。
「こっち、走るよ」
踏み出した足のままで駆け出した。ふたりで。

屋根のあるところへと逃げ込んでから、すぐに雨足が強くなる。
暇つぶしに構うなと、態度が腹立たしいと言ったくせに
こうして優しくしてくれる理由がわからない。
仁に触れられた部分が熱い。
どうしてこんなに自分を振り回すことばかりしてくるのだろう。
そんな態度だから、つい居心地がよくてつけこんでしまうというのに。

113:影野とマックス
09/07/20 12:09:46 kJjJKrTE
どんどん激しくなる雨の様子を窺う背中に体重をかけてみた。
鬱陶しがって突き放してくれという気持ちと
嫌いなくせにどうして今一緒に居てくれるのかという疑問を込めて。
「……どうしたの、疲れたの?」
「………」
返ってきたのは気遣いの言葉。だからなんで。
言葉をひとつひとつ発する唇を眺めていると、さっき殴ってしまったことを思い出す。
痛くないのかな、中、切れてるんじゃないかな。
確かめたい。唇が塞がれる前にこっちから塞いでやった。
「…やっぱり、口の中切れてたんだ」
血の味がする。仁の身体を流れる血が。
「ちょっと、何するんだ」
「切れたところ、痛いでしょ?舐めてたら治るよ」
「何言って……っふ…!」
さっきのはただの確認だからノーカン。今からのやつが本番。
最初は癒すつもりでやっていたけど、段々歯止めが利かなくなってきた。
逃げる舌も、血の味も、漏れる吐息も、もっともっと欲しい。
反射的に逃げを打つ頭を抱きかかえる形で引き寄せた。
「…ふぁ……ぁ…」
口元からこぼれる唾液がもったいない。
抵抗していたくせに流されて、甘い声まで出しちゃって。
嫌なら噛みついたらいいのにそれすらしないなんて。
ボクとのキスに、夢中になってくれているんだろうか。
もしそうだとしたら、どこまで許されるんだろう?
疑問は興味に変化して、首から下の身体に手をつけてみた。
「ちょ…!何するんだ!」
「仁の身体、冷えてる…このままだと風邪ひいちゃう」
これは事実。だけど口実。
「雨も降ってて、ここから動けない。
 …なら、寒くないようにこのまま暖めあうのが手っ取り早い」
もうわけがわからなくて、いっそのこと泣き出したいのに涙が出ない。
中途半端な同情なんて要らない。再起不能なまでに嫌われたかった。
「どうしてそうなるんだ…やめろ!」
「やめない!」
これくらいしないと激しく抵抗してくれないんでしょう?
もっと困らせてやる。全体重を相手にかけてやった。


人間は、危機的状況に陥ったときに本性を表すといわれている
と、どこかできいたおぼろげな記憶。
一瞬、世界が反転したのかと思った。
相手がとっさに取った行動は、凄い力で抱き寄せて。
腕の中に閉じ込められる形で庇われた。
「仁…」
困らせたいとは思ったけれど、傷つけようとは思わなかった。
本日二度目の暴力。
「仁は、優しいね……」
「…ぅ……そんな、こと…無い……」
好きだから嫌われたかったのに。
こんなことされたら、諦められるものも諦められない。
「そんなこと無くなんて無い。仁は優しい」
痛いくらいに。
予定変更、やっぱり嫌わないで。もう手遅れかもしれないけれど。
突っぱねることも無く、むしろ咄嗟に庇われて、受け入れてもらえたんだと。
今までのように内心嫌がられていても
側に居ることを許されているという錯覚をしていたかった。

114:影野とマックス
09/07/20 12:10:41 kJjJKrTE
「仁…好きだよ。
 確かにボク、知り合いは多いけど、友達はあまり居ない
 けど、いい。要らない。仁が居てくれればそれでいい」
うわさ話を広げた張本人も、それを信じた他の人間も。
仁のことを人間扱いせず、孤立させた関係者すべて。
みんな嫌い。
「仁じゃなきゃ、嫌だ」
仁の言う"友達"が彼らのことを指すのなら、友達なんて必要ない。


身体をまさぐる手は休めず、顔全体を啄ばんだ。
前髪に隠れた額から、閉じたまぶた。鼻先を滑って少し腫れた頬。
そこは他の箇所と比べて若干熱っぽい気がした。
「はぁ……うぐっ……!」
ちょっと痛かった?それとも苦しい?
もしかして怖いとか。下ネタは特に嫌いだったもんね。
でもそれは我慢して。こっちだってはじめてで手探り状態なんだから。
「仁…気持ちいい?」
吐息ごと全部飲み込みたい。半開きの口をもう一度むさぼる。
唇を割って、傷を舐めて、ついでに舌も舐めて。
歯の裏側も舌を這わせて…綺麗な歯並びしてんじゃん。
舌の表面のざらざらした感覚を楽しんで、絡めたり突いたりして遊んだ。
今度は唾液を垂らさせないように、溢れてきたら角度を変えて音を立てて吸う。
一度出したものを再度取り込むのは勇気が要るけど、半分は仁のだと思えば平気だった。
「うぇ…ごほっ……」
「どうしたの…?仁……」
さっきとは違って息継ぎのチャンスは結構あげたはずなんだけど。
ちょっと苦しそうな表情にぞくりとする。
煽るつもりだったのに、逆に煽られた。
「冷えたの?風邪、ひいちゃった?
 ごめんね、今すぐ暖めてあげるね…ちょっと、待ってて」
こういうことをするとは全然予想していなかったから(むしろしてたらヤバイ)
ちょっと脱ぐのに面倒な服を着てきたことを若干後悔したけれど。
上手く隙間から滑り込ませて後ろを自分でほぐしはじめる。
物凄く欲しかった。
いつも受け入れてもらってる分、今度はこっちが彼を受け止めたかった。

「げほっ……!」
何事だろう、ビックリして集中力が途切れた。
「ごほっ!!ゲホッゲホッ!!う…げほっ!!」
「え…?仁?
 ちょっと、どうしたの仁?!」
大きく咳き込み、荒々しい呼吸を繰り返す仁。
これは演技ではなく、本当に苦しんでいる。仁は嘘をつける器用な性格じゃない。
地面を引っかく指が白く変色していて、相当な力が加えられていることがわかった。
次に伸びてきた手に全身を引き寄せられ、痛いくらいに締め付けられた。
でもこんなもの、力むことで耐えているのなら、こっちだって我慢できる。
少しでも呼吸の楽になるのならと丸くなった背中をさする。
「かはっ…!ごほっごほっ、げほっ!!」
なのに彼の症状は悪化する一方で
目の前で苦しんでいる仁に対して、何もできないというもどかしさを感じてしまう。
怖い。このまま、もっと、苦しみだしてしまったら。
「いやだ…!ねぇ、どうしたのさ?!
 しっかりしてよ!!仁、仁ってば!!!!
 うわぁああああぁああああああああああ!!!!!」

115:影野とマックス
09/07/20 12:11:37 kJjJKrTE
縋りつく仁からの拘束が解けはじめてきた頃に、別の意味で拘束されていた。
膝元で転がる彼が起き上がり、肩口に顎を置いてもたれ掛かっていた。
「……じ…、ん………」
「ごめん。ありがとう、もう平気だから」
嗄れた声で言われても、あまり説得力が無かったけど。
「本当に、本当?」
「大丈夫だから、泣き止んで…」
弱弱しい力で、ゆっくりとしたリズムで背中をさすり返されてる。
起き上がれるくらいには回復したのは信じるけれど、やっぱりまだ苦しいんでしょ?
なのに、このひとは。
「…ぅぇええええん……」
他人の心配より、自分のことを優先させろとか色々考えて。
自分は何もできなかったのに、相手に逆に気遣われて。
とても申し訳なかった。優しくされて苦しかった。
縋りつかれたときとは違う、倒れこんで庇われたときと同じ痛みで泣いてしまった。

まだすんすん言っていた自分に対してポツリと呟かれた言葉。
「俺に性欲なんて存在しない」
笑えない冗談だった。
本日三度目の、最大の暴力は。あのときの暴走が原因だったなんて。
「もともと存在しなかったんだ、性行為は憎悪の対象でしかない」
俺の前では二度と話題に上げるなと言わんばかりに、続けざまに発せられる。
謝罪も、反論も、全部の言葉を封じられたような気持ちだった。
「無いものは無いんだ」
「だって、でもそんな…」
「雨足も弱くなったし、今のうちに帰ったほうがいいよ」
強引に切り上げられ、目の前に傘が差し出されている。
「え…仁のは?」
「俺は平気。もう少し休んでから帰るから」
「なら、ボクも…」
「いいから、先に帰れ」
強く言われて自分の失言に気付く。
そうだよね、全部ボクのせいだ。一緒に居たくないはず。
「仁…あ、あのさ」
でも、ボクはワガママだ。
最初は嫌われようと振舞っていたくせに、いまさら嫌わないでほしいなんて。
言葉尻を濁していると、彼から先制を打たれた。
「…ボトルとタオルは洗って返す」
予想外の言葉にややずっこけそうになる。
「え?…あ、うん。別にそんなの気にしなくていいけど…」
いや、そうじゃなくて。
つか一口も飲んでないし、タオルもこっちが勝手に濡らして使っただけだよね。
「…別に、軽蔑したりとかしない。
 驚きはしたけど、恨みとかは無い」
急に核心を突くことを言われて戸惑う。
その様子を見て笑っているということは…からかったね?
「差し入れもありがとう、嬉しかった」
でもお礼の言葉で話をしめられると苛立ちが消えた。単純すぎるでしょ、自分。
欲しい言葉をもらえたんだから、そろそろ退却したほうがいいかもしれない。
「傘、ありがと。乾かして返すから」


あんなことをされても軽蔑しないと言い切った仁。
部活でほぼ毎日顔を合わせるから仕方無しに折れてくれたのか、それとも。
自惚れてしまっても、いいのだろうか。
いっそのこと雨に濡れてしまいたかったが
せっかく傘を貸してくれた好意を無駄にはできない。
「やっぱり、仁はずるいよ…」
傘が水を弾く音がうるさく響く。
やっぱり雨の日は嫌いだ。当分の間、好きになれそうにない。

116:影野とマックス
09/07/20 12:12:40 kJjJKrTE
消灯時間がとっくに過ぎた夜の病院。
巡回の看護師を寝たフリでやりすごし、自室とは違う病室に忍び込んでいた。
あれから本当に彼は軽蔑せず、普段どおりに接してくれている。
変わらない態度に心底安堵したということに嘘は無いが。
「やっぱりボクはワガママだね~……」
だからといって改善する気は無いけれど。
つまりそれは言外に「ありがとう、でもゴメン。これからも友達でいよう」
という意味が含まれているわけであって。
そもそも相手は友達としても見てくれていないかもしれない。
呼び方的な意味で。

あの一件以来、両者とも避けていた性的行為について切り込んだ。
サッカーというやりがいが奪われてしまったので
自然と関心が仁に集中してしまっていた。
…向こうにとっては迷惑極まりないことだろうけど。
「でも、仕方ないよね~…」
人間の三大欲求のひとつと言われている性欲が欠けているとは、信じたくなかった。
他人が人間扱いしていないのに
自らまでもが人間ではないというような発言は認めたくなかった。
きちんと存在しているということは今宵証明してみせたけど。
行為の後、すぐに眠ってしまった彼を見遣る。
本当によく眠っていて、無理をさせてしまったのではないかと若干後ろめたいけれど。


そういえば以前見たあのホラー映画では、ビデオを見ている最中に画面から出てきた
前髪で顔を隠した女の素顔を見せられると死んでしまうという内容だったが。
もし仮に、その女が仁だとして、自分が見せられる側の人間だったらとしたら。
たぶん死んでしまうだろう。別の意味ででも。
妄想にふけながら、指どおりがいいと以前言った彼の髪をいじる。
「寝る前に最後に会って、今枕元に立ってて。
 いっそ夢の中ででもボクが出てくれば面白いのに~、あはは」
「……………
 マックス………」

「………………へ?」
空耳? 幻聴?
いやいやいや、あんだけ呼ぶのを嫌がっていたんだから。
聞き間違いだ、絶対。
そう言い聞かせるのに、顔の火照りが静まらない。
ふいうちだ、卑怯だ。本当に自分の夢を見ていただなんて。
寝ぼけて言ってしまっただけかもしれないけど
どちらにしても、呼んでくれた事実は変わらないわけで…
「…ん………」
「え、やばい起きる…!わ、ちょ、待って!待って!!」


くだらない言い合いの応酬をしてから、また相手はすぐに眠ってしまった。
素顔を晒すことを嫌がっている彼が、他人の前で無防備に眠っている。
今なら寝顔が見放題だ。見ないけど。
自分にだけは気を許しているのではという錯覚にすら陥りそうだ。
「こういう事するから、勘違いしちゃうんだってば…」
わかっているのだろうか、当の本人は。

117:影野とマックス
09/07/20 12:13:34 kJjJKrTE
夢から覚醒した彼は、普段どおりの松野呼びで。
相手の態度を見て少し冷静になることができたので
こちらも普段どおりに挑発してやったものの。
「どんな夢見てたの~?
 寝言でボクのこと『マックス』って呼んでくれちゃってさぁ~」
「…呼んでないし」
「呼んでたんだってば」
「呼んでない」
遅れて先ほどの照れの波が押しよせて。
「…はいはい、呼んでないことにしといてあげるから」
気恥ずかしさに負け、最後は折れてしまった。
相手の様子も少しおかしかったように思えたが、そんな余裕が無く
赤面顔を見られたくなかったので強制的に瞳を閉じさせる破目に。
得体の知れない敗北感があった。
しかし、あだ名呼びをしてくれただけでこの有様。
さっきの妄想内の"自分から素顔を見せる"をやられた日にはどうなるのか。
「絶対ボク、不審者だ……」
また火照りがぶり返し、両手で顔全体を覆った。

それにしても、明日に手術を控えている相手に対して言った「頑張れ」に
「頑張るのは自分ではなく医者のほうだ」と答えた彼は、やはり彼らしいというか。
「…言ってくれるよね、この頑固者」
そこもまた好きなんだけど。
髪を梳く手を止め、呟いた。
「ボクって本当、ワガママだね~…」
あの日願った嫌わないでという想い。
先ほど願った自分の夢を見たらいいのにという想い。
ひとつ願いが叶えば、またひとつ新しい願いがうまれる。
人間とは欲深い生き物だ。
そしてまたひとつ。
「…寝ぼけてか、夢の中でかは知らないけどさ。
 ちゃんと『マックス』って呼んでくれて
 恥ずかしかったけど嬉しかったよ」
再び髪に手を近づけ、ひと房すくい毛先に口付ける。
「だって、前に仁言ってたじゃん。
 あだ名呼びは好意と信頼の間に成立するものだって。
 …あっちの世界での仁は、ボクとの間に"好意"と"信頼"が、あるんだね…」
「今度はさ、ちゃんと意識があるときに呼んでね…『マックス』って」
こっちもそろそろ眠たくなってきた。
「……戻るね。お休みなさい、仁」








終了

118:コテハン
09/07/20 12:14:51 kJjJKrTE
次回、最終章です

119:名無しさん@ピンキー
09/07/20 12:33:12 Hy03oxh1
>>118
乙です!
マックスいいわ…。
次回待ってます!すごく楽しみにしてます!

120:名無しさん@ピンキー
09/07/20 13:57:12 eqxv24G1
ちきしょう可愛いなあ…GJ!

121:名無しさん@ピンキー
09/07/20 17:27:45 aG7wPncP
>>105-118
GJです!!独特の世界観と文体
素晴らしい限りですお疲れ様

122:【風丸×円堂】1/4
09/07/20 17:48:09 aG7wPncP
【風丸×円堂】~羨望の果て~1/4

「お前のサッカーに対する情熱や負けん気の強さを見ていると、俺までもがパワーをもらったような気持ちになれる。
凄いよな、やっぱりお前はさ…改めて、皆が円堂のことをキャプテンとして全てを任せ信頼しているのがわかったよ…」

雷門中のサッカー部が日本一の栄冠を手にできたのは、ただ闇雲に練習に励んできたからというだけではない。
選手一人一人の卓越した身体能力も去ることながら、お互いが信頼関係で結ばれているからであり、
監督を始めいかなるときも諦めずに部員を統率してきたキャプテン円堂守の気迫と熱意によるものが大きかった。

風丸がひとしきり話すと円堂が照れながら答える。
「なんだよ風丸ー。そんなに褒められると照れるじゃねぇか、ハハハ…」
「なんだかお前が羨ましいよ…」
「風丸もDF陣を仕切ってくれたりいろいろとフォローしてきてくれたよな。
当然俺だけの力じゃどうにもならなかったよ。ホント、ありがとうな!」
「あ、あぁ…」

誰よりも多くの時間を共有し同じ目的に向かって走り続ける仲間。
小さい頃からの気心知れた友達であり、今は共にサッカーを愛する者同士。
それ以上でも以下でもないと頭では理解しているつもりだ…

…つもりなのだが、最近妙に円堂が眩しくて仕方ない。女子に興味がない訳ではない。
なぜだろうか、本当のところ明確な原因は自分でもよくわからない。

サッカーや仲間を愛する情熱だけではなく、嘘のつけないまっすぐで澄んだ瞳、決してくじけない強い心、屈託のないあの笑顔…

自分にはないものや欠けているものを持ち合わせている円堂への羨望の眼差しが、次第に風丸自身の征服欲をかき立てていく。
正直円堂を隣にして胸が張り裂け、心が乱れそうになる。だがそれを悟られまいと拳を固くして胸にやり必死にこらえた。

123:【風丸×円堂】2/4
09/07/20 17:48:36 aG7wPncP
【風丸×円堂】~羨望の果て~2/4

居残り練習を終えた2人が部室へと戻る。
「ホント暑くてヘトヘトだなぁ~…うわっ、きったねー!ハンパない汚れ方だぜ!!」
「…あぁ。汗でベトベトだ。」
埃と汗の混じった汚れまみれのユニフォームを脱ぎ捨てる円堂。部室で着替えなど日常で毎度の光景。

敵味方問わずいくつものシュートに立ち向かいゴールを守ってきた円堂は、童顔な面持ちに似合わない身体つきをしている。
肩や腕にはバランスよく筋肉がついており、しなやかでたくましい肢体は今の風丸にはひときわ眩しすぎる。

鍛錬と血の滲むような努力の証である背中のアザや傷も、円堂のこよなくサッカーを愛するが故の無茶っぷりを物語っているようだ。
風丸は緩慢にユニフォームを脱ぎつつ無意識にしばし円堂の背中を見つめていた。

――かつて、自分が走り続ける舞台は陸上のトラックではなくサッカーのフィールドだと固く心に誓った。

それは太陽のようにまばゆい輝きを放つ円堂が、今の自分をフィールドに走らせた原動力になっている。

寝ても覚めてもサッカーのことを考えている自分がいるが、そこには必ずと言っていいくらい
仲間と懸命にボールを追い、果敢にゴールを守る円堂の姿が見え隠れする。

悶々とする風丸の横で当然ながら無防備なその姿に何度も自分を失いそうになった。

「円堂…。」
「ん?なんだ?…って、風丸オマエ早く着替え……」

「――円堂!!」

円堂の言葉を遮断するように瞬時に風丸は背後から抱きついた。頭の中が真っ白になった。
風丸の腕からはらりとユニフォームが滑り落ちる。

「か、風丸!!どうしたんだよ!?」「……!!」風丸の右腕が円堂の両肩を、左腕は腹部を覆った。
「や、やめろってば風丸!」「悪い円堂!しばらくこのままこうさせてくれ…!!」

置かれている状況を把握できないまま円堂は抵抗するのをやめた。

風丸の中の理性と情熱の狭間で揺れ動いていた感情がざわめき立つ。
そして荒々しく崖をも打ち砕くが如く激しい波へと変化していく。
円堂に漂う青く酸っぱい匂いが風丸の鼻の奥をくすぐる。お互いの、成長過程にあるみずみずしい身体が密着し合う。

何も考えず額を預けてしまった。ほどなくして野性が目覚め自分の中で何かが弾けた。

124:【風丸×円堂】3/4
09/07/20 17:49:28 aG7wPncP
【風丸×円堂】~羨望の果て~3/4

風丸は左手を短パンのゴムの辺りへと伸ばしトランクスの中へと滑らせた。そしてそのまま膝の辺りまで下げる。
「…くっ、うあっ!!」慌てふためく円堂だがこれから起こりうる先々の展開は察しがつくだろう。
風丸は自身から沸き上がる情熱で以て円堂をねじ伏せた。

「何をっ…風丸…!!」円堂のペニスはダラリと弛緩していたが、手に取り動かし始めると瞬く間に太く硬く変化していった。
「か、風丸…ど、う…して…んはぁ…はぁ、ハァハァ…」
風丸自身も上気し見事にそそり立ってはいたが、不思議とそれをどうこうしたいという感情はなかった。

円堂は必死に歯を食いしばり己の性と闘っている。前かがみになる円堂を支えながら何度もしごき続ける。
「あぁっ、うわぁ…んはっ、うあぁ…」

円堂は俺からは逃れられない。
当然同じ男として何をどうしたら快感であり完結するのか…考えるまでもなく構造や過程は一緒だ。
身体を震わせ苦しみもがく姿を前に風丸は一層の安堵を覚える。

俺の腕の中で崩れていく円堂。おかしいのか、俺は…。

円堂は好きだ。俺はどうしたって円堂にはかなわない…。
けれど越えたい…。そして守りたい…。それなのに、破壊したい……

複雑に交錯する感情を一蹴すべく無我夢中で動かし続ける。

125:【風丸×円堂】4/4
09/07/20 17:50:52 aG7wPncP
【風丸×円堂】~羨望の行方~4/4

動かしていた手を止めて人差し指で先端をなぞるとヌルヌルと先走る液が溢れ出ているのがわかる。
「あぁ…ハァ、ハァ、んあぁ…んぐぁっ、か…風、丸…」「…すまない、円堂!!俺は…ずっと……、」

風丸は背中に頬を押しつける。円堂の表情を伺い知ることはできないが呼吸は激しく、鼓動は高ぶっている。
腕を振り払わないところから抵抗するより快感に身を委ねるのがまさってしまったようだ。

次第に円堂の背中から汗が滲み出てくるのがわかる。
規則的な風丸の手の動きは円堂の全てをさらけだし裸にしていく。

「ハァ、ハァ、んはぁ、はぁ、あぁ…あっ、んあぁ…!ダ、メ…だ、…んぁぁ!!」

グチュグチュと淫らな音を立てながら今まさに噴出されようとする瞬間が訪れる。

「…ハァ、ハァ、風、丸…!!うあぁ、んぁぁぁー!!!
あぁ、ハァ…ハァ、んはぁ、ハァ、んハァ…ハァ…」

痙攣するペニスと共に勢いよく大量の濃厚な液体が飛び出しボタボタと床へと落ちていく。
円堂はその場でヘタリとひざまずいてしまった。そして身体全体で荒い呼吸をしつつ振り返り風丸を見る。

大きな瞳で見つめられ風丸は思わず目を伏せてしまった。
円堂は何も言わない。人を責め立てたりむやみに問いただすことはしない。円堂はそんな男だ。

今まで自分は円堂のその姿勢に幾度となく救われた。そんな円堂を前にやるせない気分でいっぱいになってしまった。

「…円堂、すまなかった。」風丸は円堂に近づき座り込むとペニスをそっとくわえ舌で丁寧に舐めとった。

風丸が見上げると大きな目にはうっすらと涙が光り怯えているような表情で心なしか身体も震えていた。
「ごめん、円堂!!何もかも突然で驚いたよな!?本当に悪かった…」「…あ、あぁ…大、丈夫だ…。」

咄嗟に動いた身体はそのまま円堂を固く強く抱き締めていた。
「(やっぱり俺は円堂が好きだ…
お前を越えるなんて無理かもしれないけどこれからも戦友として共に戦っていきたい…)」

自身が不完全で尽きてしまったが、なんとも言い難い感情が渦巻き風丸に襲いかかる。



126:122-125
09/07/20 17:55:49 aG7wPncP
>>121以後何の前置きもなく突然の連投申し訳ございません
前スレの【円堂×塔子】505-506、【鬼道×春奈】507-508を投下した者です
今回は【風丸×円堂】を投下しましたが再び乱文及び稚拙な文章お許しください

127:名無しさん@ピンキー
09/07/20 18:23:33 0PEZdne7
>>126
GJでした!!
読みたかったカプなので嬉しい!
風丸の葛藤と男・円堂のコントラストが良かったです!!
また書いて下さいね!

128:名無しさん@ピンキー
09/07/20 18:27:59 41C0+AwF
キモw

129:名無しさん@ピンキー
09/07/20 19:53:51 W/rB/9fQ
作品ドッサリ増えてる!GJ!GJ!GJ!

130:名無しさん@ピンキー
09/07/20 20:02:53 V1gOIR8/
>>105
GJ!相変わらず二人の描写がかわいい^^

>>126
GJ!すごい萌えた

131:名無しさん@ピンキー
09/07/20 22:58:26 LYk8xuU1
わずか一週間足らずで100レスを超え、いくつも作品が投下されている
けしからんな 実にけしからん

132:名無しさん@ピンキー
09/07/20 23:09:39 yqD3nVeV
>>126
GJ!
風丸と円堂はイイね!!

133:名無しさん@ピンキー
09/07/21 00:42:19 EodS/urB
イナズマイレブンでエロパロ
まとめサイト
URLリンク(lightning11.web.fc2.com)

134:名無しさん@ピンキー
09/07/21 00:43:14 td2Rw8ZN
なにごと?

135:名無しさん@ピンキー
09/07/21 00:43:26 EodS/urB
スミマセン誤爆しました・・・orz

136:名無しさん@ピンキー
09/07/21 01:12:21 EZvBJ5RL
前に約束していた木暮×表吹雪投下するよ

137:木暮×表吹雪1/6
09/07/21 01:15:15 EZvBJ5RL
つい先日の事だった
――「そんなに悲しがるなよ、今から俺が悲しみを吹き飛ばしてやることやってやるから」
――「んっ・・・・なんだ・・・変だ・・・からだが熱くなってきた・・・・」
――「ごめんね木暮君・・・・その・・・・つい」
「・・・・・いいよ、俺も悪かったんだ」
――「その・・・・また・・・・・・やって欲しい・・・・・」
「うんっ、いつでもいいよ」
バスの中で木暮くんを犯してしまった
つい、いたずらに過剰に反応してあんなことをしてしまったと罪悪感が感じる
木暮くんはぼくがやってしまったことを罪だと感じていなかったけれど、僕は彼の純粋さを汚してしまった
あの時いつでもいいよ、っと言ってしまった
やる事に僕は木暮くんの純粋を汚していくことになってしまう
この罪はどう拭えばいいんだろう・・・・・
「何やってんだよ吹雪、練習始まってるぞ」
「ああっ、ごめん・・・・」
染岡くんに声をかけられた
そうだ、今は練習中なんだ、しっかり集中しないと・・・・・
僕は染岡くんとのワイバーンブリザードをさらに強化するため練習に取り組んだ


138:木暮×表吹雪2/6
09/07/21 01:16:34 EZvBJ5RL
「よっし、今日はこれで終わりっ!みんな解散!!」
「ふぅ、もうこんな時間か、おい吹雪もう帰るじかんだぞ」
「えっ、ああ・・・もうそんな時間か・・・・・」
結局ワイバーンブリザードは昨日と大して変わらなかった
多分、いやっ、絶対僕のせいだ・・・、今日一日中前のことで頭がいっぱいで練習に集中できなかった・・・・・
自分に対しての言い訳で情けないな・・・・・はぁ、



僕はみんなと遅れてしまい、一人、部室の中で着替えていた
そこに木暮くんが入ってきて、僕に話しかけてきた
「どうしたんだよ吹雪っ!なんか今日のお前変だぞ?」
「そうかな・・・・やっぱり・・・・」
木暮くんにも指摘された、もしかしたらみんなも気付いていたのかもしれない
こんな事じゃ雷門のエースストライカーとして成り立たない
ダメだ・・・・、こんな事じゃ・・・・・
「なあ、もしかして前のあれ、気にしてんのか?」
「ッ・・・・・!」
木暮君は図星を突いてきた、やっぱり木暮くんも・・・・・
「俺、本当に気にしていないからなっ!だからそんなに気にすんなよっ!俺まで気にしちゃうんだからさ。」
「木暮くん・・・・・」
木暮くんの表情は笑顔だ、
作り笑いではなく本当の笑顔で僕に慰めの言葉をくれた
そんな笑顔を見るとなんだか荷が軽くなった気がする
でも罪は決して消えたわけじゃない、まだ残っているんだ
完全には消す事はできないけど少しでも小さくする事はできる
だから・・・・
「ねぇ、木暮くん?」
「なんだよっ」
言ってしまっていいのか、また汚す事になるんだよ
でも、つい・・・つい、言ってしまった




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