【田村くん】竹宮ゆゆこ 18皿目【とらドラ!】at EROPARO
【田村くん】竹宮ゆゆこ 18皿目【とらドラ!】 - 暇つぶし2ch350: ◆KARsW3gC4M
09/06/16 01:41:19 lsY5ngA2
たっぷり唾液を絡ませた後、口内から指を離して…また水の中へ。
一直線に『触られたい部分』まで誘導し、甘えた声でおねだりする。
「りゅーじきゅんが…早く欲しいよぅ。だから……キモチイイ事して…」
「お、おぅ。じゃあ挿入るから」
そう言うと、りゅーじくんが優しい指遣いで挿入てくれる。
「ん、あ…。んっ……ふぁ」
やっぱり『付け焼き刃』だとちょっぴり引っ掛かって痛い。
でも…それは少しだけの間我慢すれば良い。
「ん!う…、あ…!あっ!!」
りゅーじくんが根元まで指を挿入て、優しく擦る。
ゾクッとする痺れが走り、私は身体を震わせる。
全部、受け入れてしまえば意外と楽なんだ…。
ちょっとだけ気持ち良い…かな。
「んあ…、あ…あんっ、くふぅっ」
両腕を彼の首に回して身を委ねる。
ギュッとしがみついて、りゅーじくんに甘える。
優しく小刻みに膣内が掻き回され、だんだんと身体が熱くなっていく。
涼しい水の中なのに…まるで、お風呂の中に居るみたい。
「どうだ?キツくねぇか?……おぅ」
そんな気遣いに私は更に身体を寄せて答える。
「大丈夫…だけど、足が疲れちゃった…。しがみついても良い…かなぁ」



351: ◆KARsW3gC4M
09/06/16 01:41:56 lsY5ngA2
そう言った時には、既に彼の腰に足を絡ませてしがみついていたりする。
「って、もうしてるじゃねぇか。けど、このままだと直に俺も疲れそうだし、……そうだ」
そう言うと彼は私を抱いたまま、プールサイドの方に寄る。
そして波打ち際にもたれ掛かって口を開く。
「これなら疲れねぇ」
「さっすがりゅーじきゅんだっ、賢いねぇ~」
満足気に言った彼が可愛くて、私は右手で彼の髪を手櫛して…そのまま後頭部を押して自分の方へ抱き寄せる。
「ご褒美…」
私は彼の唇に甘く吸い付く。
上唇を甘噛み、舌先を口内に潜らせて誘う。
「ん、んん…っ、あ…っ、んむ」
誘い出そうとした舌はすぐに捕えられ、愛撫する指が膣壁を抉る。
うん、まるで指圧みたい…だね。私の膣内をモミモミ…スケベな事をする。
重ねた唇から漏れる私の甘い声、それすら逃がさないと言わんばかりに、りゅーじくんは顔をずらして舌を絡ませてくる。
「んっ、ん、あ…。はあ…あ、む。ちゅく」
彼の口内へ手繰り寄せられ、軽く吸われる。
唾液を含まされ、舌先で弾かれ、重なる。
膣内で小刻みに擦り付けられる指が曲げろれ、少しずつ抜かれ、また挿入ってくる。



352: ◆KARsW3gC4M
09/06/16 01:42:51 lsY5ngA2
「あぅ…、あふ!んっ!んうぅ、ふっ!」
二本の指が私をまさぐる…。拡げ、押し、擦られて、弾かれる。
淡いけど…身体の奥底から熱く蕩かされる快感。
私は夢中でりゅーじくんをねぶる、口内に舌を引き寄せて、強く絡ませる。
「んっ…う!は…、あ、んくっ!」
送られる唾液を飲み込み、戯れ合う舌先でチロチロと挑発して…悪戯もしてみる。
「っ…、て…。実乃梨…噛むなよ」
「んう?いやぁ、美味しそうだからついついね」
犬歯で少し強めに彼の舌を噛んだ後、悪びれた様子も無しに私は微笑んでみせる。
そう。ちょっとした悪戯だから怒らないでよ。
「そうか。…倍にして返してやるよ」
そんな私の態度を見て、りゅーじくんは意地悪な笑みを浮かべつつ頬を寄せる。
「んあ…。あ、ちょ…ひゃっ!」
そのまま頬を擦り寄せるのかと思っていたら、りゅーじくん…舐めてきたの。耳たぶを…。
私が耳、弱いの知ってて…気持ち良くておっきな声が出るの知ってて、外なのに…してくる。
「んんっ!!あふっ!!だ、めだよぅっ…ひうっ!!」
同時に二指で膣内を掻き回される。
円を描く様に、そして強く強く叩き込まれ…私は溶かされる。



353: ◆KARsW3gC4M
09/06/16 01:43:28 lsY5ngA2
「んうぅっっ!!!ふっ!!ああぁっ…ひ!!」
暖くて柔らかい舌が耳をくすぐり、吐息を断続的に吹かれる。
その快感から背中が反って、腰から首筋までゾクゾクとした震えが走り抜ける。
大きな喘ぎを彼の首に口を当てて抑えようとする。
でも…でもね『意地悪りゅーじくん』はおイタをした私を許してくれない。
「はっ!はうぅ…、ひあうぅっっ!!り、りゅーじくんっっ!!ひっ!?」
ねっとり這う舌、ガツガツと荒々しく貫く指…更に一つ刺激が加わる。
器用に親指の腹で『敏感な部分』を転がすのだ。
腰が砕けそうになる強い刺激を与えられ、私は彼を抱く力を強めて抗う。
「実乃梨…もう"トロトロ"だぞ?」
「や、あぁ…!り、りゅーじくんのせいだよっ、あんっ!!」
私の身体の変化を強調して言われ、羞恥に身体も顔も熱くほてっていく。
「いや違うだろ、いつもより早いし……おぅ、そうか実乃梨もしかして…」
『外でするの癖になって……堪らなくなっているのか』
そう耳元で意地悪な事を囁かれ、黙り通そうとしても身体はピクンと正直に返事してしまう。
「くふぅっ!!ふっ!そ、そうだよ!!ちきしょーめ!!全部、変態りゅーじくんが悪いんだっ!!」



354: ◆KARsW3gC4M
09/06/16 01:44:48 lsY5ngA2
そう言われたのが妙に悔しい。
私は彼と合わせた頬を離し、両手で肩を掴んで吠える。
私はただ、りゅーじくんと甘々ラブラブするのが好き……そう思いたかったのに…。
その言葉に自覚してしまったのだ、彼だけでは無く私も『変態』なのだと……あ、いや別に痴女って訳じゃ無いっすよ。
もちろん、りゅーじくんとなら『変態』になれるという限定付きだけどさ。
急に吠えた私に面食らった顔の彼を見やる。
「嫁入り前の無垢な娘さんをこんなにしおって!判決…はい!有罪っ!よって責任を取れい!!」
悔しい×羞恥=頭が真っ白
よって私は訳の分からない事を彼に対して口走ってしまう。
「お、おぉうっ!!分かった!言い過ぎたっ!!
すまん!ひとまず落ち着け!深呼吸だ深呼吸っ…ほらヒッヒッフーッ!!」
混乱した様子だが彼は私に謝罪し、宥めようとする。
「ラマーズっ…こらぁっ!!そういう事をしなけりゃいけない状況に、りゅーじきゅんはしたいかっ!
ひゃっひゃっ!このド鬼畜め!」
「させてぇよ!!…じゃなくて俺は鬼畜じゃねぇ!!」
「なにおぅっ!って……おふぅっ!?…あひゃあぁあ~」




355: ◆KARsW3gC4M
09/06/16 01:45:34 lsY5ngA2
良い感じにトランスってきた所で、さり気なく彼が紡いだ爆弾発言に私の暴走モードは終了し、身体から力が抜ける。
頭が沸騰し、クラクラして…彼の言葉が鳴り響く。
『させてぇよ!』
って…そりゃあアレかい?………つまり赤ちゃん?
「おう!そうだよ!責任ならしっかり取る!実乃梨が夢を実現させた後で良いから………

俺の嫁に来いっ!!」
と、ガツンって言われちゃって私は一撃ノックダウン。
これはプロポーズ……絶対プロポーズだ!
だって嫁だよ?嫁!お嫁さん!
『実乃梨は俺の嫁』
と真顔でりゅーじくんが言う姿が再生される。
混乱する思考……それでも言われた事に対して脳内会議は全会一致で採決する。
「お、おうっ!おうよ!!わ、わわ私、嫁になるぜ!!
りゅーじくんのお嫁さんっ!!
不束者ですがよろしゅう頼んますぅ!……でっ!?」
「あがっ!?」
慌てふためきながら深々とお辞儀したら彼の鼻っ面に頭突きしてしまう。
りゅーじくんの悲痛な呻きと共に一瞬、目の前を火花が散って我に返る。
「おぉ…重ね重ねごめんよう!痛かったよね?」
私は鼻を押さえる彼の手を持ってうろたえる。



356: ◆KARsW3gC4M
09/06/16 01:46:16 lsY5ngA2
「だ、大丈夫だ…。それより今言った事な……本気だから」
「え、あ…、う、うん!」
呻く様に彼が呟き、続いて真剣な表情になって……そう言ってくれたんだ。
「今すぐ…一年とか二年じゃ無理だろうけど、実乃梨が夢を叶えて、納得出来るまでやり遂げたら…
それからのお前の人生を俺にくれよ」
手をギュッと握って、りゅーじくんが紡ぐ。
これ以上無いという程の幸せで、熱の籠った求愛の言葉を…。
照れを通り越して、惚けてしまいそうな心地良い言葉。
紡ぐ言葉が出なくて、私は深く頷いて返す。
この気持ちは言葉でなんて言い表せない。
気持ちが舞い上がって、心臓がエイトビートより速く脈打つ…。
私は彼にしっかり抱き付いて顔を首筋に埋める。
落ち着きの良い場所を探ってグリグリと鼻を押し当て…ただ一言、ようやく想いを告げれる言葉を見付けた。
「…しっかり、ギュッて掴んでてくれなきゃ逃げ出しちゃうよ?
嬉しくて…信じれなくて…幸せで、怖くて……私は弱いから」
「おぅ、ずっと掴んでいてやる。…離せって言ったって絶対に離さねぇよ」
りゅーじくんが私を強く抱き返し、手に指を絡ませて握ってくれる。



357: ◆KARsW3gC4M
09/06/16 01:47:07 lsY5ngA2
「…約束だよ」
そして私も手を握り返して、暫く時間を置いた後、迷い無く伝える。
「今日は"練習"じゃなくて………良いよ?
赤ちゃん……造る練習じゃなくて………本当に…………」
そこまで言って、唇をりゅーじくんの耳元に近付けて紡ぐ。
「今日は…………だから、それに夢はいつか繋がるよ…、…………で、しよっ?」
...
..
.
あの時、彼に紡いだ言葉は内緒。
誰にも教えない、二人だけの秘密。
今思えば、あれが本当の意味で契機だったんだ。
夢が一つから二つへ…時間が経つ毎に増えていって、叶えるのに四苦八苦したっけ。
でも残さず叶えていった。りゅーじくんと一緒に…さ。
そして残すは一つだけになった。
「……ふう…」
私は大きくなったお腹を擦りながら、手に持った洗濯籠を床に置く。
もう二月もすれば叶うんだ。少女だった頃の私の夢が…ふふ。
何だかんだ十年待たせて、時にすれ違って邂逅し、仲を深めて…今の私が居るんだ。
名字が『櫛枝』から『高須』に変わって、二人家族から三人家族になろうとしている。
「ねぇ?パパはお仕事頑張ってるかなぁ?………うひゃ」



358: ◆KARsW3gC4M
09/06/16 01:47:56 lsY5ngA2
そう問うと、一撃…お腹の中から蹴られる。
そんな返事をくれた愛しい我が子を撫で、私は晴れ渡った青空を眺める。
汗ばむ陽気の中、私は一昔前の色褪せない記憶を思い出して想いに耽る。
あの日から、りゅーじくんと私は本当の意味で恋人になれたんだと想う。
『会う』が『逢う』になって……変な照れも徐々に無くなっていって……全てが繋がったんだ。
うん。そして今に至る。
そう。あの暑い夜、私達は正真正銘の
『Lovers.』
になれたんだ。

終わり



359: ◆KARsW3gC4M
09/06/16 01:49:00 lsY5ngA2
以上です。
次は前作の続編が書けたら来ます。
では
ノシ

360:名無しさん@ピンキー
09/06/16 01:49:41 RT7BKjk6
KARs様を支援(;´∀`)ハァハァ

361:名無しさん@ピンキー
09/06/16 01:55:21 Coi0CMwA
グンタマさん、VMさん、KARsさん、三氏ともGJ!
特に安奈さんの竜児(とあーみん)のかまい方が素敵だわ。


362:名無しさん@ピンキー
09/06/16 01:57:58 DCjD+H1X
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
『荒らしがスレを伸ばしてると思ったらいつのまにか大量の良作が投下されていた』
な…何を言ってるのかわからねーと思うが、俺も何が起こったのかわからなかった
頭と愚息がどうにかなりそうだった…
なりすましだとかジョバンニだとかそんなチャッチなもんじゃ断じてねえ
もっとGJなものの片鱗を味わったぜ…

363:名無しさん@ピンキー
09/06/16 03:00:28 1oYdVeie
荒らしで伸びてるだけと思ったら作品投下されてんじゃねえか
GJです

364:TF
09/06/16 05:56:36 QX7OHhnz
投下すると宣言しておきながらこんな時間になってしまいましたスイマセン
では次から始まります


365:TF
09/06/16 05:57:13 QX7OHhnz
竜児はこれでもかという程に三白眼を見開き鋭い眼光をギラギラと放射していた。
傍から見ればその目は目の前にいる者を殺し、この国の王となり、世界各国を侵略し、魔界色に染めてやろう。
そう思っているように見えるが、実際はそうではない、驚いているのだ。

「き、北村?」

TORADORA FANTASYⅢ 記憶のカケラ

目の前にいる竜児の無二の親友、北村祐作は
王様らしい服を着て、王様らしい冠をつけて王様らしく家来を率いていた。
3人は驚き、口をあんぐりさせている。一人だけ違う反応をしている者がいた。

「き、きた、きたむ、北村きゅんが王様・・・・」

顔を紅潮させ体を気をつけの姿勢にしてガチガチにさせている者、逢坂大河その人だった。

「なんだみんなして、そんなに俺が王様じゃ不服か?」

「いや、そうじゃねぇそうじゃなくてだな・・・・」

「もしかしてこの格好が変なのか?」

「いやだからそんなんじゃなくt」

「そ・・・そんなこと無い!とっ・・とっても似合ってるよ・・・」

竜児の発言を遮り大河が北村の発言を否定する。その後は顔をゆでだこ状態にして俯く

「そうかそうかありがとう逢坂、お前もチャイナ服似合ってるぞ。」

北村は満面の笑みで大河に礼を言い褒めた。
大河はというと笑顔と言葉の相乗効果により、顔の紅潮は一層酷くなり、
返り血がついたのかと思うほどに紅くなり、頭からは湯気が出て今にも爆発しそうな感じだ
口を歪め、「ふへ、ふへへへへ」と盛大ににやけている。

366:TF
09/06/16 05:57:50 QX7OHhnz
「北村、俺たちはお前に聞きたい事が二つある。」

「なんだ?2つと言わずいくらでも聞いてくれ。」

「じゃあまず一つ目、何故お前はここにいる?」

「気づいたらここにいてこんな格好をしていた。そんなところだ。お前達は?」

「お前もか、俺達もそんなところだ」

「そうか。で、もうひとつの質問は何だ?」

「ああ、さっきの近衛兵の口ぶりによると、なんか俺達に頼みごとがあるんじゃないか?『光の戦士』として」

北村は一瞬目を見開くがすぐに首を二、三度振り溜息混じりに言

「まったく、高須の目と感の鋭さには敵わんな。」

「女心にはかなーり鈍いけどね」

亜美も溜息混じりに言いそして呟く

「・・・だからいつもこっちが苦労すんのよ・・・」

「二人して言いやがる・・・ん?川嶋なんか言ったか?」

「さぁ~てね亜美ちゃんさっぱりわかんな~い」

亜美に上手くはぐらかされ少し不満を抱えながら竜児は北村に向き合う

「で、用件はなんだ。言わないんだったら帰るぞ。」

先程の北村の発言には少しながら怒りがあるように見せるため、少しだけ眉間にしわを寄せ
不機嫌そうに言う。

367:TF
09/06/16 05:58:13 QX7OHhnz
「すまん、さっきのは冗談だ。さて用件なんだが、実はこの国の王女が城のナイトに拉致られた」

「な、なんだってーー」

叫んだのは実乃梨、しかしそのシャウトは北村の説明により流されていく

「それでその王女を連れ帰ってきて欲しい。」

「分かった。その王女名前は?」

「狩野すみれだ。」

狩野すみれ、大橋高校の生ける伝説、兄貴、生徒会長、狩野姉妹の兄の方、そんな風に呼ばれている人である

「「「「な・・・」」」」

爆発寸前だった大河の顔は一気にクールダウン。すみれをボコりにいったこと、北村とすみれが両思いだったこと、
を思い出し、そしてこの世界で二人は結ばれていることに気づいたのだろう。そして硬直

「「「なんだってーーーーーーーーー!!」」」

某ミステリー調査隊よろしく竜児、亜美、実乃梨が叫ぶ

「これはどういうことなんだ!キバヤ・・じゃなくて北村!」

「どうって言われてもな・・・会長はここから北西にあるカオス神殿にいるらしい。どうか・・会長を頼む・・・」

「会長は今はお前だろ。わかった何とかやってみる。いいよな、大河」


「え・・・・あ・・うん・・・」

明らかに覇気がない大河の了承を得て

「おおそうかありがとう逢坂、もしかしたら拒否されるかと思ったが、よかった。」

368:TF
09/06/16 05:58:57 QX7OHhnz
北村が安堵の笑みを大河に向ける

「ちょっとー私と実乃梨ちゃんの意見は無視~?」

亜美がふくれっ面で抗議の意を唱えるがその横で

「あっしはいっこうに構いませんぜおやびん?」

「櫛枝もすまないな。で、亜美お前はどうなんだ?」

北村がやや高圧的に亜美に聞く

「わ、分かったわよ行けばいいんでしょいけば。」

その高圧的な態度に気圧されたのか拒否するのを諦めたのか渋々了解する。

「四人ともありがとう。礼といっては何だがこれをやろう。」

大きな布袋が側近から竜児に手渡される。中には薬やらの道具一式、
そしてこの世界の貨幣が入っていた。

「その金で装備を整えるといい。しかし今日はあいにくこんな時間だ。武器屋も閉まっている、部屋を貸すから泊まっていけ。」

「おう、何から何まですまねぇな。」

「なに、これくらいはしないとな。この四人を部屋へ案内せよ」

北村が手を叩くと侍女がやってくるそして四人を別々の部屋へと案内する。
夕食を終え、竜児は最高級ホテルの一室を思わせるほど豪華な来客用の部屋の隅で思案にふけっていた

(どうも何かがおかしい。町で見たワンシーン、大河の北村への態度)

(いや、大河の北村への態度は前からあんなんだった。おかしくない。でもそのおかしくないのが・・・・

369:TF
09/06/16 05:59:23 QX7OHhnz
「おかしいんだよなぁ~」

竜児は訳の分からないもやもやとした感情を吐き出すように溜息をついた。
そんな時だった、ノックの音が飛び込んだ。

「ったくもう少しで分かりそうだったのに、もうなんだよ、どちらさま?って川嶋・・・」

「ねぇ高須君少しお話しない?」

「ん、分かった入れよ。」

亜美を部屋に招き入れる。こうういう部屋にいるのが様になるのはこいつがセレブだからかと竜児は思う

「んで、話ってなんだ?」

椅子は一つしかないので椅子をベッドの近くに置き自分はベッドに座り話を切りだす。

「ねぇ、なんか、私たちの記憶、おかしくない?」

亜美が尋ねたこと、それは竜児も気にかけていたものだった。

「お前もか、俺も実は町に入った時点から気になっていたんだ。」

「高須君もか、私はねタイガーの祐作への態度がおかしいと思ったのよ。」

「おう、俺もだ。どうやら俺達は生徒会長選挙直後からの記憶が無いらしい。」

「うんそうみたい。でも何でだろう、忘れたい事があるのかな?その後に、それかもしくは・・・」

「もしくは・・・なんだ?川嶋」

「もしくは´やり直せ゜ってことなのかなぁ・・・・」

あまりにも唐突且つ意味不明な言動に竜児目を瞬かせる。


370:TF
09/06/16 05:59:58 QX7OHhnz
「なんだ、そりゃ、どういうことだ?」

「この世界で記憶に無いようなことが起こらないようにやり直せってことなのかなって思っただけ。」

「はあ」

到底理解できないような事に竜児は生返事をする。

「分かってないでしょ、まあいいわ、話に付き合ってくれてアリガト、あ、あとこれは・・・」

亜美の顔が竜児に近づく、

「お、おい川嶋・・・?」

さらに近づく、
亜美の頬を赤らめ、うるうるとしたチワワアイで竜児を見つめる。
一瞬、一瞬だが確かに唇が重なる、竜児のかさかさした唇と亜美の艶めかしい唇が。

「は?え?」

竜児の頭は完全にショート、何が起きたかいまいち理解できてない。
亜美は満足そうに笑うと立ち上がって、

「これはお昼の時のお礼、おぶってくれてアリガトね。」

そういって部屋から出て行く。
竜児そのままベッドに倒れ込み、気づけば朝になっていた。
朝食のとき北村に呼び出され、王様の部屋にいるのが現在である。

「北村、なんだ、」

「来たか、高須お前に渡したいものがある。受け取ってくれ。村瀬、頼む」

「よう高須、へい」


371:TF
09/06/16 06:00:45 QX7OHhnz
村瀬!おう」

彼は生徒会選挙を期に仲良くなった生徒会の庶務、村瀬である。
互いにハイタッチした後村瀬が身の丈はあると思われるケースに鍵を差込み開ける
中には幅広な大剣があった。

「ほら、高須、受け取れ、」

「おう・・この剣は?」

「フェンリル、北欧神話に出てくる怪物のような狼だな」

「いや、そうじゃなくてなんでこんなもんを俺に?」

「この城の宝らしいのだが剣は剣、使われなくちゃ意味無いだろ、それに高須なら使える気がしてな。」

「そうか、じゃぁありがたく使わせてもらうぜ。」

竜児は剣をケースに入っていたホルダーに収め背につける、

「よし、あーその剣なんだが、じつは6本の剣にぶんかいできるんだ、まあ慣れが必要だろう。町の近くで練習するといい。」

「ああ、ありがとう。じゃあ大河たちとレベル上げしてくる。」

「なんかあったらまた来いよ。」

「ああ、行ってくる。」

つづく

372:TF
09/06/16 06:05:37 QX7OHhnz
以上です、竜児の剣は言わずもがなのFF7ACのクラウドの剣です。
Ⅳはまたしばらく後になりそうですではでは

373:TF
09/06/16 06:37:20 QX7OHhnz
ども、PSPからです 言い忘れてましたが御三方gjです

374:名無しさん@ピンキー
09/06/16 09:06:41 RT7BKjk6
>>323 GJ
>>341 GJ
>>359 GJ
>>372 GJ

 G J !!


375:名無しさん@ピンキー
09/06/16 09:53:35 qLSGyqQI
何この神の共演

376:名無しさん@ピンキー
09/06/16 13:57:21 Db6sX2Sf
おーまーいーごーw

377:名無しさん@ピンキー
09/06/16 18:10:50 Db6sX2Sf
どうさた?もう、ネタ切れかい?
HEY!HEY!HEY!

378:名無しさん@ピンキー
09/06/16 18:42:14 liwfdPU+
そだね、日記と奈々子物とサミットの作者がネタ切れして逆上してるかもねwww

379:名無しさん@ピンキー
09/06/16 18:48:35 T50px2y0
キチガイが暴れ始めてから姿を見せてない職人は、日記、サミット、腹黒、その他未完クズ作品を投下してた奴だけだな。これはもう確定的。荒らし=サミット。
後の展開に詰まるのも、投下するたび叩かれるのも全部自業自得。自己責任。
まだ自演で痛いマンセーレスつけるだけなら黙認もするが、これはもう許せない。死ねよ。二度とドラスレに来るな。

380:名無しさん@ピンキー
09/06/16 19:08:55 By+qNqoS
とりあえず落ち着こう
イライラしてるのかもしれんが
いい作品が投下されたんだ
楽しもうじゃないか
4作者さまGJです

381:名無しさん@ピンキー
09/06/16 19:16:11 zW3hfHus
みのりんに襲われたいです><

382:名無しさん@ピンキー
09/06/16 19:16:12 T50px2y0
今度は話題逸らしか。必死だな。行動が安直で解り易すぎるんだよ。所詮は低能作者。底が知れてるな。

383:名無しさん@ピンキー
09/06/16 19:27:39 liwfdPU+
このスレで未完の落書き垂れ流してるのって、
あの荒らしでしょ
このスレの雰囲気をひたすら悪くしているよね

384:グンタマ
09/06/16 19:37:37 oJg9WSfW
申し訳ないですが、1投下者として言わせてくださいな。

変な荒らしの方も自重しましたし、これ以上雰囲気を悪くなるような書き込みは勘弁して下さい。
長期間ネタが浮かばなかったりするのはよくあるし、投下は強制ではないはずです。
決定的証拠があるなら仕方ないですが、時期云々等の決めつけで犯人扱いはやめましょう。

以降は、ほっこりした雰囲気でスレが伸びることを望みます。

長文失礼しました。おとなしくSSを書く作業にもどります

385:名無しさん@ピンキー
09/06/16 19:39:35 T50px2y0
あんなクズ作品を容認していた住人にも責任はあるがな。
「会話文だけでもSSは成立するんですね(笑)」ねーよW

386:名無しさん@ピンキー
09/06/16 19:41:14 dWV+mXGt
ID:T50px2y0とID:liwfdPU+の仲良し二人組みはとりあえず黙ろうよ

387:名無しさん@ピンキー
09/06/16 19:43:28 liwfdPU+
私も作者の一人だけど、
あの屑は容認できない
投稿途中と、投稿直後に「ななどらまだぁ~」をかまされた怒りは忘れない

388:名無しさん@ピンキー
09/06/16 19:46:16 qCaxsaJc
IDって変更するともとには戻せないんだって
単発とか賛同者が一杯出て来るのに、もとの発言者は消えてるとかよくあるよね

389:名無しさん@ピンキー
09/06/16 19:55:14 Hj8K7FCy
>>liwfdPU+、T50px2y0
人を悪し様にしか言えないのかよ・・・
とらドラ読んで感動したからココにいるんだよな?
とらドラの雰囲気を楽しみたいからココにいるんだよな?
竜児の垢を煎じて飲むことをお勧めします。

>>4作者さん
GJです。

>>グンタマさん、98VMさん
亜美ママのブームが到来しそうな予感がしますね。
大物女優というキャラ設定があるお陰で、
本編にいない「余裕のある大人」から見たとらドラを表現できるのがいいですね。

>>KARsさん
みのりん可愛いよ。みのりん。
みのりんは、すっごい良いお母さんになりそうですよね。
子供はめっちゃワンパクに育ちそうw
アフターは無いのでしょうかね??w

>>TFさん
元ネタがわからないのが残念・・・
ん~、分類はちわドラなのかな?それともみのドラ?
記憶がないって複線が後々どういった展開を見せるのか期待です。


390:名無しさん@ピンキー
09/06/16 20:00:35 T50px2y0
また自演wwwもういいからお前。
もう未完の作品は保管庫から全抹消だな。ここまで荒らし罪を償え。

391:名無しさん@ピンキー
09/06/16 20:03:27 TkQPEmFU


ーーーーーーーここから嵐の話題禁止ーーーーーーー



392:名無しさん@ピンキー
09/06/16 20:20:03 +ouFr2t+
・煽り
・age
・ss落とすわけでもなく、トリもつけてない自称書き手
・作品以外でID真っ赤
・コピペ、AA、顔文字の入ったレス
・このレス
・これらに一度でも反応したレス
のIDを全てNGに指定し続ければ8割がた解決

393:名無しさん@ピンキー
09/06/16 20:29:15 l0a8J/lo
沸点低すぎ
荒らしも含めて楽しめるようにならないとストレス溜まるよ

394:名無しさん@ピンキー
09/06/16 20:56:57 Waf8sJfX
このスレも終わりかね、せっかく保管庫も出来たのに
まさかルミナススレのキチガイ荒らしに眼を付けられていたとはな
不運なスレだ

395:名無しさん@ピンキー
09/06/16 20:57:35 uUeaDQde
バーカ、バーカwww
自治厨乙wwwww
ななどら以外の糞作品なんてノーサンキューwwwwww

396:名無しさん@ピンキー
09/06/16 21:55:02 41HEs1gh
スルースキルが足りないな
相手するからつけあがるのに何故反応するんだお前ら

397:名無しさん@ピンキー
09/06/16 22:08:44 OMSdS0Qw
>>389
いや~、自称、安奈さんの第一人者の98VM的には
ニッチ産業でなくなるのは複雑な気持ちデス。
しかも、他の作者さんの書くママの方が面白くて困るw

いや、書いてもらえてカナーリ嬉しいんですけどね~

398:名無しさん@ピンキー
09/06/16 22:19:04 4RSASv+6
夏が近いせいか色んなエロパロスレが荒れてるな
これからもっと釣針が多くなると思われますので、18歳以上の方々はスルーをお願い致します

399:名無しさん@ピンキー
09/06/16 22:21:46 OlljXn8m
最近エロパロに限らず荒れてるんだよな
荒れてないのはもともとマジキチじみたテンションのとこだけだし

400:名無しさん@ピンキー
09/06/16 22:24:33 itNVXhza
>>385
あえてマジレスすると、会話文だけのもアリだと思うよー。
いわゆるvip風だね。面白けりゃ、なんにも問題ない。

401:名無しさん@ピンキー
09/06/16 23:21:16 uUeaDQde
最終回

402:名無しさん@ピンキー
09/06/16 23:29:27 Db6sX2Sf
にやひやひやたにひなやなたやかふにひにた!

403:名無しさん@ピンキー
09/06/16 23:35:30 Db6sX2Sf
ゴサバゾグンガ、グレギブンバゾ!

404:名無しさん@ピンキー
09/06/16 23:36:45 Db6sX2Sf
金網の魅力を写したいと思ってたら、グレギブンバゾ!(笑)

405:名無しさん@ピンキー
09/06/16 23:39:20 Db6sX2Sf
にっちもさっちも、どーにも、グレギブンバゾ!(笑)

406:名無しさん@ピンキー
09/06/16 23:41:40 Db6sX2Sf
破れそうなシルクのグレギブンバゾ!(笑)

407:名無しさん@ピンキー
09/06/16 23:44:14 Db6sX2Sf
あなたのハートにグレギブンバゾ!(笑)

408:名無しさん@ピンキー
09/06/16 23:52:45 DCjD+H1X
いまこそ昔アミちゃんがマカーでハカーな作品書いてた作者による「アミちゃんのスルー力養成講座」を書いて頂きたい


409:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:01:24 Db6sX2Sf
>>408柿食えば、鐘が鳴るなり、グレギブンバゾ!(笑)

410:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:35:50 2IYOdvW0
上から読んでもグレギブンバゾ、下から読んでもグレギブンバゾ!(笑)

411:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:36:06 kt9ndPTT
君ら荒らし荒らしってそんなに荒らしが好きなのか?
この話題はもう闇に葬ろうぜぇ~

412:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:37:04 2IYOdvW0
プロレスラー三原が死んだ理由はグレギブンバゾだったから。(笑)

413:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:39:33 2IYOdvW0
>>411超葬ろうぜ~!
夏の荒らし!
あたしだけにかけて~リングにかけて~!(笑)

414:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:41:08 2IYOdvW0
ロン!グレギブンバゾ!(笑)

415:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:41:55 2IYOdvW0
おいちゃんのグレギブンバゾ!(笑)

416:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:42:35 2IYOdvW0
母さん、グレギブンバゾ!(笑)

417:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:43:11 2IYOdvW0
かかってこい、グレギブンバゾ!(笑)

418:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:44:24 2IYOdvW0
高須グレギブンバゾ竜児(笑)

419:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:44:50 2IYOdvW0
とらグレギブンバゾ!(笑)

420:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:45:31 2IYOdvW0
グレギブンバゾドラ!(笑)

421:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:46:05 2IYOdvW0
合体、グレギブンバゾ!(笑)

422:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:46:52 2IYOdvW0
天元突破グレギブンバゾ!(笑)

423:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:48:09 2IYOdvW0
劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大グレギブンバゾ!(笑)

424:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:48:52 2IYOdvW0
堀江由衣の天使のグレギブンバゾ!(笑)

425:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:50:10 2IYOdvW0
スーパーグレギブンバゾ大戦!(笑)

426:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:52:55 2IYOdvW0
想いあって
すでに僕がこの島に流れ着いてから二年の月日が経っていた。
僕は16になり、すずも15になった。流れ着いた最初の頃は、一刻も早く日本に帰りたいと思っていた。

427:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:53:16 2IYOdvW0
しかし、時が経つにつれてそういう事を思う事が少なくなり、
反対にこの島でこれから先どのように暮らしていこうかというようなことを考える事が多くなっていた。
勿論、日本に帰る事をまだ完全に諦めた訳ではないのだけれど。
そんな事を考えながら朝の日課である朝稽古をしていると
「うにゃぁ・・・。行人、おはよう」
「あっ、すず。おはよう」

428:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:53:38 2IYOdvW0
「今から朝ご飯作るからちょっと待ってて。」
「うん、頼むよ。」
すずはこの二年間で更に胸が大きくなり、身長も伸びた。
日本だったらかなりのモデルになれるんじゃないかと思うくらいだった。
「今日はどの服着ようかなぁ~」
「すず、それ全部一緒じゃん…」

429:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:54:06 2IYOdvW0
さすがに僕も二年も経つと、すずや他の子達の裸を見ても鼻血は出さなくなっていた。
しかし、その代わり最近は下半身に血が集まるようなっていた。
見られると困るので、風呂だけはいまだに一人で入っている。
この二年の間にすずに襲いかかろうと思った事は何度かあったが、
その度に何とか自制心で歯止めを掛けていた。だが、その自制心も限界にきていた。
試しに何度か自分で慰めてみたが、その場しのぎにしかならなかった。

430:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:54:27 2IYOdvW0
「行人~、朝ご飯出来たよ~」
色々と考え事をしている間に朝食が出来たようだ。
「わかった、今行くよ。」
朝食のメニューは、焼き魚に漬け物と味噌汁に白米だった。
特にいつもと変わりないメニューだったが、二年前に比べて味は格段に上だった。
「行人、どう?美味しい?」

431:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:55:23 2IYOdvW0
「うん。相変わらず美味しいよ。すず。」
「本当!?行人、ありがとう。」
「ところでさ、今日はどんな仕事するの?」
「う~ん。今日は特に無いんだよね。」
「じゃあ、家の仕事が終わったら、村に行って仕事手伝うんだね。」
「うん。そういう事になるかな。じゃあ行人、今日も1日張り切っていこう!!」

432:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:55:47 2IYOdvW0
「おー!!」
それから、朝食を食べ終わり家事を済まし、村に降りて歩いていると早速声を掛けられた。
「すずっち、ダンナ、おはよう!」
「りん、おはよう。」
声を掛けてきたのはりんだった。りんは身長はあまり伸びなかったが、体つきはさらに女らしくなっていた。
「あのさ、暇だったらあたい達の仕事手伝ってくれないかい?」

433:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:56:46 2IYOdvW0
「うん、いいよ。丁度今仕事探してたんだ。」
「それより、仕事って何するの?」
「家の組立作業を手伝ってもらおうと思ってさ。」
「じゃあ、今日1日は全部潰れちゃうね。」
「そうだね。」
「昼飯はこっちで用意してあるから心配しなくてもいいぜ。」

434:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:57:05 2IYOdvW0
「あ、そうなんだ。」
「母さん、連れてきたよ。」
「りささん、おはようございます。」
「おう、ボウズ、すずっち。おはよう。りん、早速だが二人に説明してやってくれ。」
「じゃあ、ダンナとすずっちとあたいはこっちで作業するんだよ。あっちはアニキ達と母さんがやるからさ。」
「あれ、今日りつさんは?」

435:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:57:30 2IYOdvW0
「棟梁は別の用事があって出掛けてるんだ。さて、そろそろ始めようか。」
「うん。」
僕は仕事が始まって内心ホッとしていた。
最近は暇さえ有れば、頭の中ですずに対していやらしい事を考えていた。
自分がすずの事を好きなのは解っていたが、言葉に表せずにいた。
なので、いつもは仕事に熱心に取り組み、考えないようにしていた。

436:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:58:00 2IYOdvW0
考えているとすずに手を出してしまいそうで怖かったからである。
しかし、今日はいつもと違っていた。すずに対するいやらしい考えが頭から離れなかったのだ。
だが、僕は何とか理性で本能をかろうじて抑えていた。そして、本能と格闘している間に昼食の時間になった。
しかし、そんな時に限ってアクシデントは起こるもので。
大工道具を拾うために屈んだすずのスカートの中が見えてしまったのである。
この事により僕の本能は理性を完全に打ち負かしてしまった。

437:名無しさん@ピンキー
09/06/17 00:58:25 2IYOdvW0
昼食を食べ終わり、作業を再開したが、僕の考える事は一つとなっていた。
そして、無事に仕事も終わり、僕達は帰路に着いた。
「行人、今日は大変だったね。」
「うん…、そうだね…

438:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:00:13 2IYOdvW0
。」
「どうかしたの?行人?」
「いや、別に。普通だよ。どうしたの?」
「何か変だなって思ったんだけど、私の勘違いだったみたい。」
僕は家に帰り着く間もずっと、この後に訪れるであろう出来事に心踊らせていた。
「行人、お風呂先に入ってもいい?」
「うん。いいよ。」
「ありがと。とんかつ、一緒に入ろ。」
「ぷー」
帰って来て夕食も食べ終わり、ゆっくりしていた所だった。そこにすずが声を掛けてきたのだ。
その時僕はこの後の事を考えていて、日本だったら端から見れば変質者に間違えられてもおかしくは無かっただろう。
それ程にこの後の出来事に期待し、理性の欠片なんかは一片も残っていなかった。


439:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:01:00 2IYOdvW0
僕の頭の中はすずを犯して自分の物にしたいという事しか考えられなくなっていた。
やがて、風呂からすずが上がってきた。
「行人、お風呂開いたよ。」
「あ…、うん…。今から入るよ。」
さすがに体が汚れたままで実行するわけにも行かなかったので、風呂に入った。
僕が上がった時には既にすずは寝息をたてていた。僕はすずが淫靡に乱れる場面を想像しながら床に着いた。
しかし、やはりと言うか、僕は興奮して眠れずにいた。
床に着いて大分時間が経っただろう。僕は頭の中にある計画をついに実行に移した。
まず、僕は隣にあるすずの布団の中に潜り込んだ。
すずは寝付きが良いのでこれぐらいでは起きないだろう。
潜り込んだ時、独特の良い香りが鼻をつついた。それだけでも僕の興奮は否応なしに高まっていく。
そして、掛け布団を払いのけすずの寝間着の腰帯に手をかけた。


440:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:02:22 2IYOdvW0
すると、案外思っていたよりは抵抗無く脱がせることが出来た。
そしてはだけた寝間着の間から、月明かりに照らされ覗くすずの美しい身体。
この身体を今から自分のものに出来ると思っただけで僕のモノは張り裂けそうなくらいに膨張していた。
早速形の良い乳房の先端にしゃぶりついた。
この時にすずは僕がいることに気付いたようだったが、お構いなしに愛撫に専念した。
「あ…あぁ…行人…はぁ…あっ」
早速すずは感じ始めているようだった。
僕は同時に下の秘部が気になっていたので、そろそろいいだろうと思い、乳首から口を離した。
すると突然、すずが僕を押し倒してきた。一瞬何が起こったのか理解出来なかったが、
「行人、私…ずっと待ってたんだからね…」
その言葉が発せられた瞬間、僕の唇はすずの唇によって塞がれていた。
最初はぎこちないものだったが、慣れてくるにつれ大胆に求め、そして激しくなっていった。


441:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:03:33 2IYOdvW0
「あぅ…行人…」
「すず…」
僕はすずの秘部を確認した。その時には既にグッショリと濡れていた。
そして愛液がたっぷり染み込んだ下着を取り払い、ついにすずの一糸纏わぬ姿を見ることが出来た。
「綺麗だよ、すず。」
「行人…、恥ずかしいよ…」
「すず、こっちにお尻向けて。」
「うん…。」
「すず、そんなに感じてたの?」
「ふあぁ…そこ…ダメぇ…」
僕はすずの秘部を舐めはじめた。今まで味わったことのない味が口の中に広がる。
(へぇ、こんな味なんだ。)

442:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:04:26 2IYOdvW0
そんな事を考えながら舐めていると
「うっ…すず!?…」
すずが僕の猛りきったモノをしゃぶっていた。
「んふっ…んふっ…」
まだ不慣れなのか、歯がチクチクと僕のモノに当たるが、
僕に快感を与えるためには充分すぎるほどの刺激だった。
出してしまいそうになりながらも、僕はすずへの愛撫を再開した。
今までは秘裂を中心に弄くっていたが、すずの肉芽を発見しそれも一緒に弄くってみた。
「うぁ…はぁあん…そこ…気持ちいいよぉ…」
すずの弱点が肉芽だと知った僕は、重点的に肉芽を弄くった。すると、
「はぁ…行人…ダメぇぇー!イっちゃうよぉぉー!!ふぁぁーーん!」
甲高い嬌声と共に突然すずの肉壷が窄まった。どうやらイってしまったようだ。


443:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:05:17 2IYOdvW0
「はぁ…はぁ…」
すずはまだ快感の渦に呑まれているようで虚ろな目が空を漂っていた。
僕は軽い愛撫を加えながらすずが回復するのを待った。
そして、僕のモノはと言うと相変わらず猛りきっていた。
すずがしゃぶっていたが、まだイってなかった上に中途半端に快感を与えられたため更に硬さを増していた。
すると、回復したのかすずが起き上がり、「行人ぉ…一緒になろ…」
消え入るような声でそう呟いたすずは僕の上に覆い被さった。
「すず、大丈夫?無理しなくてもいいからね」
「大丈夫だよ…行人」
「じゃあ、挿れるよ…」
そして僕は猛りきったモノを一気にすずの中へ押し挿れた。


444:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:06:59 2IYOdvW0
「んあぁぁぁぁぁぁっ!!あぁぁーーーーーぁぁぁ!!!」
絶叫と共にすずは僕の手により純潔の証を失った。
僕はすずに激しく腰を打ちつけたいという欲望に駆られたが、何とか我慢していた。
「すず、大丈夫?」
「うん…。行人、ゆっくり動かして…」
僕はすずの言ったとおりにゆっくりと腰を動かしてゆく。
「うっ、すずの膣内凄い気持ちいいよ。」
「ふぁ…あん…」
すずの膣内は痛い程に僕のモノを締め付けてくるので、射精感を我慢するのでいっぱいだった。
「行人…もっと動いてぇ…」
しかし、何回か動いている内にすずも痛みより快感が勝るようになったらしい。
「わかったよ。」
僕は抽出の速度を上げてみた。
「はぁん、気持ちいいよぉぉーーー!!」





445:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:08:31 2IYOdvW0
すずはいつの間にか自らも腰を振っていた。
更に抽出の速度を上げると、
「ふぁ、あぁん、行人ぉ!いいよぉ!!もっと激しくしてぇぇ!!」
「僕も気持ちいいよ!!すず!!」
「あぁん、行人ぉ、私またイっちゃうよぉぉーーー!!!イく、イっちゃうぅぅーー!!あぁぁぁぁぁぁん!!」
それと同時にすずの密壷がきつく締まり、僕も絶頂を迎えた。
「すず、膣内に出すよ!!うぁぁ!!」
体が骨の髄から溶けてなくなりそうな快感と一緒にに僕は思いっきり腰を打ちつけ、
すずの最奥に精液を撃ち込んだ。
「はぁぁん、行人のセーエキが中に入ってくるよぉぉ!!もっと熱いのちょうだい!!」
自慰をしたときとは比べ物にならないほどの精液がすずの子宮にに流れ込み、
その中を白濁液で満たしていった。


446:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:08:58 2IYOdvW0
すずの膣内は僕から一滴ても多くの精液を搾り取るように動いていた。
そのまま、すずは失神し、糸の切れた操り人形のように僕の上倒れ込んだ。
僕も絶頂を迎えて体力を使い果たしてしまったのか、
いつの間にかすずを抱いたまま深い眠りに堕ちてしまっていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~翌日~

447:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:10:54 OIEye1eb
まぁ無視で

448:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:13:56 2IYOdvW0
「ふぁぁ…、もう朝か…。」
「行人、おはよう。」
すずは僕より先に起きてたみたいだったが、裸で一緒の布団に入っていた。
「うぉ!?すず、昨日はゴメン!!あの…なんて言うか、その…」
「ううん、いいよ。私ね、行人がこうしてくれるのずっと待ってたんだよ。」
「へっ…?どういうこと?」
「もう、行人ってばにぶちんなんだからぁ!私は行人の事が好きなの!!」
「……そうだったの!?すずは僕の事意識してないかと思ってたよ。」
「行人のバカぁ…行人が私の事何とも思ってないかって私、不安だったんだからね!!」
「ゴメン、ゴメン。僕が悪かったよ。じゃあ改めて、僕もすずの事が好きだ。」
「ありがと。行人。私も好きだよ。」
そして、僕はこれからの生活に思いを馳せつつ、すずに優しく唇を落とした。
~終~



449:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:15:05 2IYOdvW0
>>447いいとこれで切るなよグレギブンバゾ!(笑)

450:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:21:07 v1B5XKAZ
>>447
GJ!

451:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:27:05 FVDUg78H
削除依頼は見つけたんだが規制を依頼できる場所ってないんかな?
ちと見つからなかったんだが誰か知ってたら教えてくれないだろうか

452:TF
09/06/17 01:37:19 rvz2SkTS
ここなんかはどうですか?URLリンク(qb5.2ch.net)

453:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:40:42 gnUem5VF
>一般の方は書き込みできません。


淡々とレス削除依頼し続けるしかない

454:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:40:53 2IYOdvW0
夏のなぁ。(笑)

455:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:45:10 u5KetSxm
eroparo:エロパロ[レス削除]
スレリンク(housekeeping板)

PINKちゃんねる規制議論 旧冷やし中華
URLリンク(venus.bbspink.com)
スレリンク(ccc板)
ここの>>641-644参照

あらし報告・規制議論(仮)@2ch掲示板
URLリンク(qb5.2ch.net)
スレリンク(sec2chd板)

456:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:45:41 2IYOdvW0
ガイギング・ザ・グレギブンバゾ!(笑)

457:TF ◆0bVNJA9LqA
09/06/17 01:46:31 rvz2SkTS
すみません。根気良くやるしかありませんね


458:◇
09/06/17 01:51:33 80PJkfDX


459:名無しさん@ピンキー
09/06/17 01:58:45 OIEye1eb
完全無視だろ
ムキになって何日続くやら

460:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:06:11 2IYOdvW0
>>459∟( ̄^ ̄)」ムキムキ!(笑)

461:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:07:02 2IYOdvW0
ネコで大爆笑のグレギブンバゾ!(笑)

462:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:07:37 2IYOdvW0
ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、クククグレギブンバゾ!(笑)

463:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:08:18 2IYOdvW0
話し相手と合体、グレギブンバゾ!(笑)

464:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:08:40 2IYOdvW0
おたのグレギブンバゾ!(笑)

465:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:09:13 2IYOdvW0
ブログにグレギブンバゾ!(笑)
夏の、グレギブンバゾ!(笑)

466:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:10:19 2IYOdvW0
絶対無敵グレギブンバゾ!(笑)
元気爆発グレギブンバゾ!(笑)
熱血最強グレギブンバゾ!(笑)
完全勝利グレギブンバゾ!(笑)

467:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:11:55 2IYOdvW0
ヴァン「俺はまだグレギブンバゾだ!」
カルメン99「はあ?」

468:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:12:50 2IYOdvW0
モモーイもハマってる、グレギブンバゾ!(笑)

469:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:13:32 2IYOdvW0
帰ってきたグレギブンバゾ!(笑)

470:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:13:52 2IYOdvW0
危ないグレギブンバゾ!(笑)

471:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:14:35 2IYOdvW0
水樹奈々グレギブンバゾ!(笑)

472:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:15:05 2IYOdvW0
一番のグレギブンバゾ!(笑)

473:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:15:57 2IYOdvW0
毎日少しずつ、グレギブンバゾ!(笑)

474:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:16:29 2IYOdvW0
ハマのグレギブンバゾ!(笑)

475:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:16:53 2IYOdvW0
ヒカリのグレギブンバゾ!(笑)

476:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:17:34 FVDUg78H
452,453,455
ありがとう。そうなのか、一般からは無理なんだな

477:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:17:33 2IYOdvW0
仮面ライダーディケイドしました。(笑)

478:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:18:02 2IYOdvW0
死んだ理由はこんな感じか?してね。(笑)

479:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:18:38 2IYOdvW0
白石グレギブンバゾ涼子様

480:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:19:08 2IYOdvW0
黒猫には、グレギブンバゾ!(笑)

481:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:19:35 2IYOdvW0
今成のグレギブンバゾ!(笑)

482:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:20:09 2IYOdvW0
ヒャハハハハー!(笑)
キャラでも、グレギブンバゾ!(笑)

483:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:20:39 2IYOdvW0
スーパーグレギブンバゾ!(笑)

484:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:21:09 2IYOdvW0
グレギブンバゾ大西

485:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:22:34 2IYOdvW0
宇宙グレギブンバゾTAKUYA
研究員ヨシダのグレギブンバゾ研究レポート発表予定!(笑)

486:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:23:28 2IYOdvW0
グレギブンバゾ!(笑)vsナチャーンシンパシー

487:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:24:03 2IYOdvW0
来るなあ、グレギブンバゾ!(笑)

488:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:24:52 2IYOdvW0
助かった。(笑)

489:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:25:34 2IYOdvW0
グレギブンバゾだぜ~超グレギブンバゾだぜ~!(笑)

490:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:26:17 2IYOdvW0
発表結果、グレギブンバゾだぜ!(笑)

491:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:27:08 2IYOdvW0
竹宮ゆゆこ最新作、グレギブンバゾ!(笑)

492:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:27:45 2IYOdvW0
日曜日のグレギブンバゾ!(笑)

493:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:28:10 2IYOdvW0
HEY!HEY!HEY!のグレギブンバゾ!(笑)

494:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:28:56 2IYOdvW0
堀江由衣のグレギブンバゾ!と合体、バロンズー。(笑)

495:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:29:31 2IYOdvW0
一言いいかな?、バロンズー、グレギブンバゾ!(笑)

496:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:33:30 2IYOdvW0
宇宙グレギブンバゾ!(笑)

497:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:33:59 2IYOdvW0
部屋とワイシャツとグレギブンバゾ!(笑)

498:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:34:31 2IYOdvW0
本当にありがとうございます。(笑)

499:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:34:54 2IYOdvW0
スクランブルエッグのグレギブンバゾ!(笑)

500:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:35:48 2IYOdvW0
ファイナルフォームライド、ググググレギブンバゾ!(笑)

501:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:36:17 2IYOdvW0
気に入った?俺のグレギブンバゾ!(笑)

502:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:36:58 2IYOdvW0
なかなか難しい、グレギブンバゾ!(笑)

503:名無しさん@ピンキー
09/06/17 02:48:50 SoCMK7JF
zoom H4nぽちった
明後日届くから練習してお迎えせねば

504:名無しさん@ピンキー
09/06/17 03:33:37 6sYapEj+
>>341
あみママ!が可愛すぎる
なにこのママン
亜美は愛されてるなあ

>>372
いいねえ
早く続きが読みたいぜ


505:名無しさん@ピンキー
09/06/17 03:37:04 2IYOdvW0
>>504了解、グレギブンバゾ!(笑)を温めてくれ。

506:名無しさん@ピンキー
09/06/17 03:58:03 2IYOdvW0
気に入った?その死亡フラグ?何もハマね。(笑)

507:名無しさん@ピンキー
09/06/17 04:09:18 8M+H5vGi
98VM氏の川嶋家SSはいいなあ。

508:名無しさん@ピンキー
09/06/17 04:26:24 9JzSG94d
もうここも終わりやな・・・
ルミナススレの荒らしに勝てるはずがないわ・・・

509:名無しさん@ピンキー
09/06/17 05:53:39 2IYOdvW0
これもみんななかなか新作を投下しない、日記の作者が悪い。
リアルが忙しい?知ったこっちゃねーよ。
だったら最初から1話完結にしとけよ、お・バ・カ・さん!(笑)

510:名無しさん@ピンキー
09/06/17 05:54:40 2IYOdvW0
通りすがりのグレギブンバゾだ、覚えとけ!(笑)


511:名無しさん@ピンキー
09/06/17 05:55:45 2IYOdvW0
サザエさんvsドラえもんvsグレギブンバゾ!(笑)

512:名無しさん@ピンキー
09/06/17 06:36:40 DQb29WrQ
なんか基地外が占拠してるやん

513:名無しさん@ピンキー
09/06/17 06:41:13 9JzSG94d
ルミナススレを始め、最近多くのエロパロスレ荒らしてるガイキチだよ
もうエロパロ板も終わりだろ、規制しない限り

514:名無しさん@ピンキー
09/06/17 06:44:32 chADh77h
>>341
親の心子知らずな感じがいいなぁ


515:名無しさん@ピンキー
09/06/17 07:21:19 xsLAmCYq
終わり終わりってお前の主観をこっちに押し付けるなよ

516:名無しさん@ピンキー
09/06/17 07:55:44 OvsEBtbY
せいぜい頑張れ
夏中続けるこった

517:356FLGR
09/06/17 08:01:49 OkG13OEe

物量9レスで投下します

題名:きすして
エロ:まあ、ある
分類:原作アフター、竜児×大河


518:きすして 1/9
09/06/17 08:02:46 OkG13OEe
 朝が来ても竜児の部屋にちっとも日差しが差し込まないのは、高須家が入居している
アパートのすぐ側に、相も変わらずそびえ立つ高級マンション様のおかげであり、
そいつは高須家から日照を奪い、湿度を上げ、カビの増殖を促進しまくっている
のではあるが、同時にそこは竜児にとっては思い出の場所でもあった。
 もう、二度とそこに立ち入る事は無いだろうし、そこに行きたいとも思わない。
その部屋で暮していた女の子にとっては、そこは悲しい場所だったし、春が来る前に
その娘はそこから出て行ってしまったから。
 それに、そこにいた女の子は、今はここに居るから。竜児のすぐ傍に・・・

 カーテンの隙間からわずかに差し込む陽光に反応して竜児はゆっくりと目を開けた。
秋の朝日はこの部屋の日当りの悪さも相まって一撃で竜児を叩き起こすにはいかにも
パワー不足だった。薄暗い部屋の中で光る二つの三白眼が最初に捉えたのは自分の
胸元でネコのように丸くなって寝ている女の子だった。
 小さなふっくらとした桜色の唇はわずかに開き安らかな寝息をたてていて、粟栗色の
髪の毛はほんのりと甘い香りを放っている。ふわふわの白いネグリジェの袖から覗く
小さな手は『逃げるんじゃないわよ』とでも言うかのように、竜児のパジャマの胸元を
しっかりと掴んでいた。
 その姿を眺めているだけで、竜児の胸の中は時間をかけて煮込んだスープみたいな
とろとろとした暖かさで満たされてしまうのだ。竜児は自分が彼女の居場所である
事が嬉しかったし、こうして自分が彼女の傍にいられることも嬉しかった。自分達が
互いにいるべき処にいるのだという事実が堪らなく嬉しかった。

 目覚まし時計を見ると竜児的にはそろそろ起きるべき時刻が近づいていた。日曜の
朝だからアラームはセットしていない。それでも決まった時間に起きてしまうのが
高校生主夫である高須竜児の悲しい性である。
 竜児は自分の胸元を掴んでいる少女の手を丁寧にほどいて、彼女の耳元に顔を寄せた。
「大河。朝だ、おきるぞ」
「んっ、ん~」大河の小さな唇から声がもれ、ほんの数ミリだけ肩が揺れた。
 その瞬間、すかさず竜児は頭を後ろにスウェイバック。コンマ数秒の差でさっきまで
竜児の頭があった場所を空気を切るような音を立てて大河の拳が貫いた。まともに
食らえば大の男が二メートルは飛ぶという彼女の左ストレートアッパー。実際、
彼女の寝顔に牛乳臭い息を吹きかけたあげく、これを食らって居間の畳の上を三回転
ほど転がり襖に激突した男がいた、という伝説が、まあ、残っていたりする。


519:きすして 2/9
09/06/17 08:04:00 OkG13OEe

 いくら結婚を前提に付き合っているとはいえ、二人はまだ高校生の身である。
そんな二人が共に朝を迎えるのは一般論でいえば問題なのだが、大河の母親は大河が
高須家に泊まる事を許していた。二人の母親達は竜児と大河が目の届くところで
清く正しくセックスをしてくれた方がよっぽど安心で安全と考えたのだ。二人は
月に二、三回はこんなふうに一夜を共にする。それが、もう数ヶ月も続いていた。

 竜児は必殺のアッパーカットを放ったままの格好で寝ている大河の左手首を握り、
もう一度、彼女の耳元に顔を寄せた。
「大河、・・・大河」
 ゆるゆると大河の瞼が開いていく。
「あ、ぅん、りゅーじ」
 大河の意識が少しはっきりしてきたのを確認して、竜児は彼女の左手を彼女の胸元に
おいた。
「おはよう。大河」
「うっ、またやっちゃった?」
「ちゃんとよけたよ。遺憾なことにはなってねぇ。気にすんな」
 無論、遺憾な事になったこともあったりする。
 竜児は腕をついて上体を起こした。
「はぁ、よかった・・・ねぇ、りゅーじ」
 大河は再び瞼を閉じた。
「ん? 寝るなよ」
「いぢわる」
 竜児の口元が緩んだ。その表情は、今まさにどつき合いを始めようとしている
ちょっとワイルドなYAHさんにしか見えないのだが、実際は彼女のしおらしさにニヤけて
いるだけだったりする。
 竜児は身体の位置を少しずらして、腕で身体を支えるようにして大河に近づいていく。
わずかに開いて待ち構えている大河の唇に、同じように少しだけ開いた竜児の唇が触れた。
弛緩した軟らかい部分をやさしい圧力で密着させて湿っている部分まで触れ合わせるような、
互いの呼吸を混ぜ合わせるような、そんなキスを二人は楽しんだ。大河は二度、三度と
ついばむ様に竜児の唇を食み、竜児も大河の軟らかい感触を楽しんだ。竜児が顔を
上げて唇が離れると、大河の口から甘い吐息がもれた。



520:きすして 3/9
09/06/17 08:04:48 OkG13OEe

「ね、もう、いっかい」
 消えそうな甘い囁きに応えるように竜児の唇が大河の唇を塞いだ。長く、味わう
ように唇で触れ合う。竜児は右手を大河の頬に添えて、中指で耳朶を、小指でうなじを
くすぐるように撫でた。大河の小さな身体が微かによじれて、ふさがれたままの
唇から熱い息が漏れだした。竜児がゆっくりと頭を上げると二人の唇をつなぐ細い糸が
かすかに光ってすぐ消えた。

「おしまい?」
 大河は恨めしげな潤んだ瞳で竜児を見上げた。

「お、おぅ。いいかげんにしとかないと、その、やりたくなっちまう」
「・・・す、する?」
「ば~か」
 竜児はそう言いながら大河の頭をくしゃくしゃと撫でた。
「生理中だろうが。大体、朝っぱらからするかよ」
 それは大河にとってはちょっと遺憾な事態だった。
 昨日、予定より数日早く生理が始まってしまい、結局、昨晩は一年前の二人の
日常を再現したみたいな過ごし方になってしまったのだ。三年になって別クラスに
なった二人にはいくらでも話すネタがあった。春田は相変わらずアホなのか?とか
北村の脱ぎグセが悪化したとか、そんな友人達の近況などを交換しているうちに
夜は更た。二人は一つの寝床に仲良く収まって軽くイチャついてから寝た(睡眠
という意味で)。そんなわけで、二週間ぶりのお泊まりは二人にとって消化不良
気味に朝を迎えた。


521:きすして 4/9
09/06/17 08:05:30 OkG13OEe

 大河は上目遣いに竜児の様子を伺いながら、髪の毛を顔の前で指に巻き付ける
みたいにして弄っていた。
「ごめんね」
「なんで謝るんだよ。地獄アッパーは避けたぞ」
「ばか」
 大河の目が一瞬だけジトっと竜児を睨らみ、すぐに竜児から目を逸らした。そして、
口を尖らせてイジイジとした口調で話す。
「せっかくのお泊りなのに、その、させてあげられなくて、さ・・・」
「どっちがバカだよ。んな事、気にすんな」
 言いながら竜児も大河の髪の毛を弄る。
「・・・うん。ありがとね」
 大河は力なく微笑んだ。

「痛いんだろ」
「・・・うん」
 痛みに共感するのは難しい。
 だから、竜児は大河が痛さや辛さを隠さないで訴えてくれることが嬉しかった。

「そか、もう少し寝てろ。俺は飯の仕度を・・・」
 起き上がろうとする竜児のパジャマの胸元に大河の左手がしがみついた。
「りゅーじ。もうちょっと、ね。昨夜みたいに、して」
 大河に甘えた声で囁かれると、どうしたって竜児は逆らえない。
「大河・・」


522:きすして 5/9
09/06/17 08:06:23 OkG13OEe

 竜児はもそもそと元の体勢に戻って、左腕で頬杖をつくようにして大河を見た。
それから右の掌を大河の下腹にやさしくあてがった。竜児の掌から大河に温もりが
伝わっていく。ただ、手を当てるだけ。だから手当て。一番、原始的な治療法。
効くのか効かないのかわからないけれど、でも、嬉しい。優しさが伝わるから。

「あったかいよ・・・りゅーじ」
 竜児の大きな手で暖められて、大河の胸に甘い痛みが広がった。
 大河も竜児に抱かれたかったから、昨日の朝、アレが始まってしまった時はかなり
落ち込んだ。それで竜児に八つ当たりして困らせた。でも、それすらも受け止めて
くれる竜児の優しさに愛されている事を実感して、彼の事が、竜児の事が愛しくて
たまらなくなった。だから大河は、竜児の寝床を血で汚してしまってでも昨夜は
竜児に抱かれたかった。

「りゅーじ・・・きすして」大河は瞼を閉じた。
 竜児はバランスを崩さないように、右手に体重がかからないように慎重に、大河の
口元に自分の顔を近づけていった。ちょっと湿った音がして、唇がふれあった。互いの
唇を食んだり、竜児が引くと大河が少し顎を上げて追いかけたり、二人は戯れるみたいな
キスをした。竜児は一度離れてから、今度はかるく触れる様なキスを何度も繰り返した。
唇が離れるたびに吐息が混じり合った。竜児が頭を上げて目を開けると、大河の顔は
すっかり上気していて、瞳は溶けだしそうに潤んでいた。


523:きすして 6/9
09/06/17 08:07:02 OkG13OEe

「りゅーじ・・・したく・・なっちゃった」
「いや、まずいだろ」
 生理中にしちゃいけません、と泰子から言い聞かされている。その理由も知って
いる。そういうところは堅すぎるぐらいに堅いのが竜児である。勢いで駆け落ちする
ことはあっても、勢いでやっちゃう事は無い。
「・・・うん」
 大河の声は小さくて切なげだった。そういう風にされると竜児も切ない。
「もう少しだけ、するか?」
 大河はコクリと頷いて目をつぶった。竜児は大河のネグリジェのボタンを外して
いく。一つボタンを外すたび大河の白い胸元がさらけ出されていく。ボタンが外される
度に大河の唇から小さな声と息が漏れる。大河の香り、息づかい、声、コットンの
ラッピングから覗く白い肌、それらが竜児の理性を溶かそうとする。
 それでも竜児は踏みとどまった。竜児と大河の気持ちがそれを望んだとしても、
今の大河の身体は竜児を受け入れるべき状態ではない。そんな彼女を自分の欲望の
はけ口になんてできる筈が無い。
「下着・・・みないで」大河が泣きそうな声で言った。
「わかってるよ」
 竜児は四つ目のボタンを外し、ネグリジェを肩の方から大きくはだけさせた。
大河の細く華奢な肩から胸、くびれたウエストまでが露になった。


524:きすして 7/9
09/06/17 08:08:02 OkG13OEe

「きれいだ」
 思った事がそのまま言葉になって竜児の口から漏れた。
 きれいな白い肌、薄桃色に染まる首筋と頬、首から肩、肩から脇、胸から腰のラインの
美しさ、何度見ても見る度に竜児はそう思った。あまりに美しくて抱いている事に罪悪感
みたいなものを感じる程だった。

「やっぱ、はずかしい」
「んなことねぇ。すげぇ、きれいだ」
 確かに慎ましい大きさだけれど大河の乳房はしっかりとふくらんでいて、決して
哀れ乳などでは無かった。竜児は大河の胸に顔を埋めるようにして、鎖骨の付け根に
キスをした。竜児は両腕で身体を支えて体重が大河にかからないようにしながら
彼女に覆いかぶさった。
 竜児の唇が大河の身体を啄んでいく。首の付け根からみぞおちへ降りていき、左の
胸のふくらみへ。ふわふわとした柔らかい肉を食むように、時に湿った音を立てながら
キスが繰り返されて、大河の身体を竜児の唾と大河の汗が濡らしていく。
 大河は竜児の髪の毛を鷲掴みにして、荒い呼吸を繰り返している。時に、それが
乱れて言葉ではない声が漏れる。その音が竜児を急き立てる。桃色の小さな突起を
唇で、舌で、歯で弄ぶ。

「あたし、・・・たべられ・・ちゃってる」
 熱にうなされているように呟いた。竜児は乳房の下側から脇に向かって彼女の
柔らかいに肉を食べていくように唇を這わせていく。左のふくらみを食べ尽くすと
右側も同じように食べていく。竜児が乳房を食むたびに熟れた果物を食べる様な
音がした。竜児はこぼれた果肉を舐めとるように大河の肌に舌を這わせる。汗で
しっとりと濡れた肌に竜児の唇が触れるたびに、湿った音がして、その音が大河の
理性を舐り麻痺させていく。
 竜児は一度、身体を起こしてパジャマの上だけ脱いだ。もう一度、大河に覆い
かぶさり汗で湿った彼女の胸と自分の胸を合わせた。肌と肌が吸い合うように貼り
付いて、互いの鼓動が同期していくようだった。
 熱い息を漏らす大河の唇を竜児の唇が塞いだ。大河の舌が誘うように竜児の舌先を
突つく。それに応えて竜児は大河の中に入っていく。混ざり合う三十七度の体液の
中でお互いを味わうように、口の中で抱き合うように舌を絡め合う。大河の口元に
溢れた涎が流れ出て頬を濡らした。それが頬を伝う感触に大河の身体は短く震えた。
 竜児は一度頭を持ち上げて、大河の右の首筋にキスをした。唇を這わせていくと
大河の唇から苦しげな声が漏れ始める。耳もとへと唇が近づくと大河の身体は
ひくひくと震えだした。白いネグリジェに包まれている細い足が小さく暴れ、強ばり、
膝と膝を擦り合わせる様に切なそうに踊る。


525:きすして 8/9
09/06/17 08:08:49 OkG13OEe

「だめ、いっちゃう」荒い息に混じって弱々しい声が漏れだした。
「いいぞ」竜児は大河の本当に耳元で囁いた。
 大河の両腕が竜児をきつく抱きしめた。竜児は頭を上げて大河の左の首筋にキスを
していく。うなじに向かって湿った音を立てながら大河を食べていく。その度に大河の
身体はもだえ、震える。

「すきだ」竜児は大河の耳元で呟いた。
「りゅー・・じ」
 竜児は右腕で身体を支えたまま、左腕を大河の背中にまわして強く抱きしめた。
そのまま大河の左の耳朶を甘噛みした。大河は一瞬喘いで切ない声を漏らした。
顎を上げ、小さく反り返り、小さな身体が痙攣したように何度も撥ねた。まるで
そこが本当に竜児に貫かれていたかのように大河の腰がガクガクと暴れ、竜児の
背中に彼女の爪が食いこんでいく。二度、三度、四度と灼ける様な刺激が波のように
押し寄せて、その度に華奢な身体は竜児に抱きすくめられたまま、うなされるままに
暴れ続けた。大河の身体から熱が引いていくまでの間、竜児は大河を抱いていた。

***

「竜児。あんた、エロいわ。エロすぎよ!」
 落ち着きを取り戻した大河は竜児の方に背中を向けて寝転がったままぶつぶつと
文句を言っていた。
「もうすこし~で良かったのよ。それをあんなに・・その・・はげしく・・」
「あ~、悪かった悪かった」
「・・・べつに悪くないわよ・・・」
「どっちなんだよ?」
「もういいわ。その、まあ、気持ちよかったし・・・」
 大河はころん、と向きを変えて竜児の方を向いた。そんなに転がって大丈夫か?と
竜児は思ったのだが、今は彼女が着用している生理用ショーツ(お色気=ゼロ%)の
防御力を信じるより無い。
「でも、竜児はいいの?」
「お、おぅ、俺も気持ちよかったし、問題無い」
「これ、でっかいままじゃない。説得力ない」
 そう言いながら大河は竜児の股間を指先でくりくりと突ついた。
「突っつくな! 腫れてるだけだ、ほっときゃ治る」
 竜児は起き上がって寝床から出た。
「とにかく、メシだ、メシ。支度をしねぇと」


526:きすして 9/9
09/06/17 08:09:41 OkG13OEe

 竜児が部屋着に着替え終わる頃には腫れ?も引いて、『やりたい気分』もどうにか
収まっていた。まだ燻っている性欲も家事で身体を動かせば鎮火するだろうし、
大河が帰ってからさっきまでの出来事をオカズにしてセルフサービスで適当に処理
しておけば良いのだ。大河の事だ、次の土曜日にリベンジしに来るに決まってる。

「大河。汗かいたろ。先に風呂使うか?」
「いい。ちょっと休憩。ご飯できたら起こして」
「へぃへぃ。寝るなら汗拭いてからだぞ。身体、冷やすんじゃねぇぞ」
「わ、わかってるわよ」
 竜児は彼なりに微笑んでから大河に背中を向けた。それが微笑みだと分かる人間は
相変わらず凄く少ない。勿論、大河はその中の一人だ。

「りゅーじ」
 部屋を出ようとする竜児を大河は呼び止めた。
「どうした? 大河」
 竜児は立ち止まって振り返った。
「・・・すき」
 頬を紅く染めた大河はそれだけ言って毛布に潜り込んだ。

「・・・だから、身体を拭いてから寝ろって・・・だぁーっ、もう・・・」
 外から漏れてくる竜児の声に、毛布の中で大河は悪戯っぽく微笑んだ。
「だから、すき」

(おわり)


527:356FLGR
09/06/17 08:10:25 OkG13OEe

以上、投下完了


528:名無しさん@ピンキー
09/06/17 08:17:52 9JzSG94d
うおお、久々の竜虎SS
GJ

529:名無しさん@ピンキー
09/06/17 09:43:46 2IYOdvW0
みのドラ、プリーズフリーズ

530:名無しさん@ピンキー
09/06/17 11:23:00 tW7BrSMJ
久々の竜虎GJ

531:名無しさん@ピンキー
09/06/17 11:43:30 opWB8Zad
久々に竜児×大河ssを読んだ気がする
これが公式カップリングなのに、これがこのスレの魔力か
ともあれ356FLGR氏GJ!!

532:名無しさん@ピンキー
09/06/17 12:07:39 xlsU6NwE
>>529
は荒らしです、無視するように

533:名無しさん@ピンキー
09/06/17 12:28:02 De6mYjSL
>>527
ええわあ……
癒された。
GJ!!

534: ◆SKzthWrpk6
09/06/17 16:22:39 J/t+3hyW
最近、職人様の人数が増えてきましたので、私もトリを付ける事にしました。
名無しのままだと余計な誤解を招きつつあるので、一度、自分の作品を整理してみました。
未完を作品を少しづつでも、潰せる様頑張りたいとおもいます。今後とも宜しく。

保管庫管理人様へ
7皿目「本音サミット」
8皿目「コレカラモズット」
9皿目「香椎奈々子の憂鬱」
9皿目「亜美ちゃんの電子辞書」
9皿目「すみれの挑戦状」
10皿目「失恋決闘」
10皿目「流石、亜美ちゃんだ。多少、オカルトでもなんともないぜ。」
10皿目「大胆無敵萌えロボブラボーエプロン取っちゃいけません。」
11皿目「我が家の腹黒様」
14皿目「勝手にチワドラP」
お手数ですが、以上の作品の作者欄の変更をお願いいたします。

535:名無しさん@ピンキー
09/06/17 16:28:54 Edn5dfin
>>527
GJっ!!
竜虎萌えな俺にとっては最高のおかずだ。
また竜虎で何か書いてくれよな!

536:名無しさん@ピンキー
09/06/17 17:29:50 2IYOdvW0
>>535グレギブンバゾ!(笑)

537:名無しさん@ピンキー
09/06/17 18:36:10 2IYOdvW0
(・∀・)ο彡みのりん、みのりん!

538:名無しさん@ピンキー
09/06/17 18:36:21 thTJGCvt
>>527
GJ!
やっぱり竜虎はいいわあ~

539:名無しさん@ピンキー
09/06/17 19:59:06 YcGg5U1D
>>532
は荒らしです、無視するように

540:名無しさん@ピンキー
09/06/17 23:06:01 6xqjAZob
大河SSは久し振りだな。
作者さんGJ!
なかなかにエロかったw


541:名無しさん@ピンキー
09/06/18 00:36:59 g4A2wMab
>>534
貴方様の作品は大好きなのでぜひぜひ続きの投下を。

542:名無しさん@ピンキー
09/06/18 00:46:52 uRifLg9x
>>534
大胆無敵ryの作者が自ら名乗るとはいい度胸だ。何を言われるかわかるな?





続き書いて下さいお願いします

543:名無しさん@ピンキー
09/06/18 02:19:05 7LxjrxUl
>>534グギグギグバソ、グレギブンバゾ!(笑)

544:名無しさん@ピンキー
09/06/18 06:57:29 eFBWnud+
>>534
俺のお気に入り作品のリストアップかとおもた。
サミット作者は実乃梨派だと思ってたけどあーみん派だったんだな。
サミットや腹黒様みたいな長編も読みたいけど、失恋決闘やオカルトみたいな短編も読みたいです。
続きでも新作でもとにかく投下待ってます。

545:名無しさん@ピンキー
09/06/18 10:31:37 7LxjrxUl
ゴズブゾゲゲバ、グレギブンバゾ!(笑)

546:名無しさん@ピンキー
09/06/18 15:04:23 7LxjrxUl
重ねてるのに一つ叶えて貰えるなら、グレギブンバゾ!(笑)

547:名無しさん@ピンキー
09/06/18 15:04:44 7LxjrxUl
フレッシュグレギブンバゾ!(笑)

548:名無しさん@ピンキー
09/06/18 15:05:43 7LxjrxUl
吉田グレギブンバゾ尚徳

549:名無しさん@ピンキー
09/06/18 15:20:29 oyEaxTNL
GJ!

550:名無しさん@ピンキー
09/06/18 18:42:43 uGzFicTg
久々来たら何かいつかのギアススレみたいになってるな
職人さんは気にせず自分のペースで頑張ってくれ

551:名無しさん@ピンキー
09/06/18 19:49:38 7LxjrxUl
ギナザバグゲバ、ザグベダグレギブンバゾ!(笑)

552:名無しさん@ピンキー
09/06/18 19:50:34 7LxjrxUl
グレギブンバゾ!(笑)
ビグベグボンザ、ザグベダグレギブンバゾ!(笑)

553:名無しさん@ピンキー
09/06/18 19:54:26 VFWTWRtr
一通りログ集まったら規制依頼する

554:名無しさん@ピンキー
09/06/18 19:59:16 k/fjezMn
マジで頼む、こいつはエロパロの癌、速攻始末すべき

555:名無しさん@ピンキー
09/06/18 20:04:17 6onFgEk6
プロバイダ丸ごと無期限規制とかありえないからそれは勘弁

556:名無しさん@ピンキー
09/06/18 20:25:14 lj2dmr8E
腹黒様のえらいひとありがとう
奈々子嬢の魅力に気づかせてくれて本当にありがとう

557:名無しさん@ピンキー
09/06/18 21:12:34 eFBWnud+
九皿目の「香椎奈々子の憂鬱」っていうのだけ読んだ事ないから、気になって今読んでみたんだけど…
あれ?これ日記だよ…な?サミット作者=日記作者とか言ってた奴いたけど、あれマジだったの?

558:名無しさん@ピンキー
09/06/18 21:26:23 wSgmgoVj
おい俺毎日日記つけてるんだけど読んだ事ないから、気になって今読んでみたんだけど…
あれ?これ日記だよ…な?俺=日記作者だったの?マジ?

559:名無しさん@ピンキー
09/06/18 21:31:40 vSBE12pv
一読して分かったけどな
日記=サミット
表現に、この書き手特有の変なクセがあるんだよ
ネタにつまって、焼畑農業みたいに、色々書いては放棄を繰り返すのは
いい加減にしたほうがいい
それが本人のためでもあるんだが、ま、聞く耳もたんだろ

560:名無しさん@ピンキー
09/06/18 21:42:27 k7xAOUTx
>>559
俺たち乞食が言っていいことじゃあないぜ

書き手が書きたいように書きたいだけ書けばよいのだ

561:名無しさん@ピンキー
09/06/18 21:44:35 mtB2K/EI
一応擁護しとく
スレリンク(eroparo板:378番)-
378 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/05/13(水) 23:27:20 ID:HWz0d6gI
まとめで奈々子様日記形式を見て、思いつき書き出し。
SSとは微妙に形式ちがうかなぁと思うんで、不安もありますが、行かせてください。
次レスで投下行きます。
379 名前: 日記。徒然に。。 [sage] 投稿日: 2009/05/13(水) 23:28:35 ID:HWz0d6gI

562:名無しさん@ピンキー
09/06/18 21:45:30 vSBE12pv
>書き手が書きたいように書きたいだけ書けばよいのだ

本人か? 
だとしたら、やはり馬耳東風か

563:名無しさん@ピンキー
09/06/18 21:57:40 kEFORgSp
>>562
書き込んでんのはお前と作者以外にもいるんだぞ
一目で見抜いたとか批評家ぶるより
もっと心に余裕をもてよ

564:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:02:35 QQHo4SPA
>>562
その読解力の無さ。さては日本人じゃないな?


565:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:02:41 almUC3rs
このスレ頻繁に偉そうな評論家が出るね

566:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:06:26 dHzaDUuK
>>534
改めて、まとめて読んでみました。 なるほど、独特の空気をお持ちですね。
大胆無敵~みたいなぶつっと切れてるようで、話がきちっと終わってる所、
独特な情緒感があって、面白い表現だなと思いました。
全体的に短編の方が良い感じかも。



567:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:21:23 7tMx4yFh
アク禁の可能性もあると思う。

568:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:22:31 7LxjrxUl


569:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:24:27 7LxjrxUl
インリン・オブ・ジョイトイ♪

570:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:26:17 7LxjrxUl
作家もこまめに作品投下しないとスレが荒れるか過疎る事をいい加減理解しなちゃい。ヾ(=^▽^=)ノ

571:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:27:10 7LxjrxUl
グベダグレギブンバゾ!(笑)

572:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:32:58 k/fjezMn
>>555
こいつと一緒のプロパイダの奴には運が悪かったと諦めてもらうしかない

こいつはもう永久追放されても文句言えないレベルの荒らしだし

573:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:34:55 AzJYEygo
自分の好きな場所を自分で駄目にしてるんだな
まぁ、俺はもう書かないけどね

574:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:55:11 vSBE12pv
まさに焼畑農業だな
これが、自分の首を締めているとも知らずにね

575:名無しさん@ピンキー
09/06/18 22:57:31 almUC3rs
今荒してるの携帯厨だから規制しても被害は軽微じゃね?
パソコンからは・・・に見える所は携帯からだと絵文字連打だし

576:名無しさん@ピンキー
09/06/18 23:05:04 k/fjezMn
どちらにしてもさっさと運営には何とかしてほしいわ
他のスレにも被害が出てるんだし、早く汚らしい膿は摘出してほしい

577: ◆SKzthWrpk6
09/06/18 23:07:00 Eqwecg2o
念の為に是正しておきますと「日記。徒然に。。 」は私の作品では無いです。
私としては、あえて主張する様な事では無いのですが、やはり、本当の作者さんに申し訳ないのでキチンと言っておきます。
と、いうか私も日記さんのファンの一人でして、つまり、早く続きが読みたいのです。(未完作品の多い私が言うのもなんですが)

578:名無しさん@ピンキー
09/06/18 23:21:02 eFBWnud+
>>577
今、過去スレ確認してきたら、日記が初めて投下された日に、チワPを投下されてますね。
どうみても別人です本当にありがとうございました。

俺と>>559とんだ赤っ恥だ。なあ、今夜、一緒に吊ろうぜ?

579:13
09/06/18 23:33:28 ucDU+cvd
579

580:名無しさん@ピンキー
09/06/18 23:48:16 8NyE6hX2
「辞書にそんな意味は載ってないお(キリッ)」
とかなんとか言って比喩の理解もできんような馬鹿を晒して恥かいた奴がずっと粘着してるのか。
ニヤニヤしながらスルーするのが一番っぽいな。

581:名無しさん@ピンキー
09/06/18 23:57:31 ZtyT7dMq
普通に作品投下されてるし荒らしとかどうでもいいわ

582:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:22:59 bZyxIX3t
こんばんは やっと書けたんで投下させて頂きます。
概要は以下です。よろしくお願いします。

題名 : Happy ever after 第1回
主役 : 竜児、亜美
時期 :とらドラ!P 亜美ルート100点End後
方向性:まったりゆっくりラブコメを目指し、1話完結の連作もの


583:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:23:52 bZyxIX3t

Happy ever after 第1回

「これからゆっくり、話していこうね、竜児」
こうして、高須竜児と川嶋亜美は末永く、幸せに暮らしました。めでたし、めでたし

とは簡単には行ってなかった。

「予想はしてたけどね、まさかここまでゆっくりって、どういう事よ」
川嶋亜美は自販機の間に身をおいて、一人反省会を行っていた。

一度は大橋高校を離れた彼女であったが、「「高須竜児を落とすため」」と高校3年の5月に戻ってきた。
いや、やっと帰って来る事が出来た。

学校を離れている間、彼女は不安で一杯だった。

もし、既に逢坂 大河や櫛枝 実乃梨が高須と付き合っていたら、
そこまでで無いにしても以前のように彼女が入る余地の無いほどの仲になっていたら、
数えれば切りが無いほど嫌な想像が浮かんでは消えた。

だが、彼女は耐えた。
自分が選んだ仕事を中途半端にしては、胸を張って戻る事が出来ない。
彼の前を歩き、導ける自分でありたい。
自分が居ていい、いや自分自身もその一部である世界が待っていてくれる事を、
そして、目つきの悪い、心根の優しい少年の事を信じて

結果として、映画の仕事は一定の評価を得、ドラマの仕事も勝ち取った。その上での転校である。
もっとも、北村祐作を通して近況の確認は常にしていたのだが。

「そりゃ、私だってそんな簡単に行くとは思っていなかったわよ、あの高須くんなんだから」

そうは言っても、転校前日の川嶋亜美は遠足前の小学生よろしく、希望的観測を膨らませていた。
もう、自分にはチャンスは無いと諦めかけていたはずなのに、あの高須竜児がキスまでした。
とあれば、期待しない方が嘘というものだろう。

-実乃梨ちゃんとも、タイガーとも付き合ってないって事は私を待っててたくれたと思っていいよね。
 営業用の顔でも、演技でもない、本当の私がいいって・・・・、キスをしてくれた。
 
 だとしたら、再会の時、高須くんは何って言ってくれるのかな。もしかしたら付き合ってくれとか言われたりして。
 ううん、もっと凄い事かも、例えば
  「嫁に来いよ!」とか
  「死ぬまでの俺の人生をお前にやる!」とか超言いそう。
 早すぎだよね、私の芸能人人生考えたら。でもスキャンダル的に取り上げられるよりいいのかな。

 ってさすがに高須くんに夢見すぎか、そんな純情一直線男、今時居ねって。理想押し付けすぎだろ、私は。   
 兎に角、私を待っていてくれた事は間違い無いとして、高須くんが言い出し易いようにリードしないと。
 鈍感な高須くんにも判るように、しっかりとスタートラインを切れるように、みんなの前で宣戦布告して。
 最初が肝心だから、呼び方も変えよう。高須?ううん、これだと余計友達感覚だし、竜児くん、竜ちゃん、もう一歩か、
 竜児! これいいな、これにしよう。
 ちょっと、タイガ-の事羨ましがってたとか思われそうだけど、これから二人の関係を作っていけばいいだけだし、楽・し・み -

転校前日の亜美の頭の中は正にお花畑状態だった。だが現実はサボテンしか生えてない荒野である。

584:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:24:45 bZyxIX3t

「はい、はい。私が馬鹿でしたたよ。ほんと、ばっかみたい。気の利いた言葉はあの口からは出てこないだろうなと思ってたけど、
 いくら私がアクションとっても「おぅ」とか「あぁ」とかばかり。マジ酷い。
 なんか前までは楽しかった会話も、空気重いし。
 あれかな、久々にあって思わずキスしちゃって、引いちゃった?でも、ほっぺだよ。マジチューとかじゃないじゃん。恥ずかったけど。
 もしかして、タイガや実乃梨ちゃんと条件が同じどころか距離広がってる? 

 なんでだろ、高須くんは融通は利かないからかな、
 その分嘘はつけないけど、誠実だし。
 びっくりする程鈍くて、色恋沙汰に関して馬鹿だから?
 だから相手の事を一生懸命理解しようとしてくれるんだけどね、優しいし.....」

亜美は物思いにふけりながら静かに目を瞑った。自然と口元がにやけてしまっている。
恋する少女は無理やりにでも、サボテンの花をさかせてしまう。
モデルとして、人様には見せられないあられもない表情になってしまているが。

その静寂を一つの音が破った。誰かの足音がする。それは聞きなれた足音だった。
-高須くん!どうする。どうしよう?
 とりあえず、軽く挨拶して、えーと、今日のスケジュールは、ラッキー、夜の撮りまで時間空いてるから放課後は大丈夫。
 スドバにいく流れに持っていって、お茶したいな。
 んー、でも高須くんはゲーセンの方が喜んでくれるのかな、それなら、それで......、
 嘘、足音止まった。もう目の前じゃん。とりあえず声かけないと、元気ないって心配されるかも -

急いで、しかし、柔らかく、上目遣いを意識して顔を起こし亜美は声を掛けた。
「竜児。おは・・・よ・・・・う?」

そこには
後ろ足に体重を掛け、上体をそらし、目を異常に開き、凶悪な眼光を眼底に湛えたチンピラが
いまにも”ここは誰の島か解ってるんかい”と言いそうな感じで口を半開きにし立っていた。

「はぁー、あんた何キョドってるの。キモイんですけど」

高須竜児は微動だにせず、いや出来ずに返答する。
「い、いやー、吃驚しちまって、固まちまった」

「なにを今更、ここで亜美ちゃんと会うなんて、いつもの事じゃない」
亜美はイライラした様子で、右手で髪を掻き揚げながら言った。

「そうか、いや、俺は誰も居ないと思ってたんだが、そしたらお前が」


-すごくカチンと来た。何だそれ。無理、もう無理-
亜美は勢い良く立ち上がると、そのまま立ち去ろうとした。
それを引き止める様に竜児は問いかける。

「川嶋?どうした、おい」
「さあ~、なにかな、なんだろうね」

手をヒラヒラと振りながら、竜児の問い掛けには答えず、亜美は振り向かないまま、その場を立ち去った。



585:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:25:50 bZyxIX3t

     ***

放課後までの授業中、亜美はずっと考えていた。
命題は、「「なぜ竜児の態度が変わってしまったか」」 だ。

その解は
高須くんは何かしらの事情があって、今現在!一時的に!元気がない
それを調べて、問題を解決してあげれば、いつもの高須くんに戻るはず。

という都合のいい結論に至った。何だかんだで高須竜児に甘い亜美だった。
まずは調査をしないといけない。そこで友達たちに聞いてみた。

質問
 みんなと一緒に高校生活を送ろうと思ってたのに、少しでも離れ離れになちゃってすごく寂しかったよ~
 大橋高校に居ない間、みんなが元気だったかすごく心配しちゃった。
 元気でよかったよ。亜美ちゃん超うれしい。 
 ところでさ、高須くんだけ、なんか近づき難さ当社2割増しなんですけど~、何かあったのかな~

回答者1 木原麻耶ちゃん
「高須くん?すごいんだよ。2年の3学期から、すご~く成績よくなっちゃって。
 まるおを抜いた時もあるんだよ。まるおも凄いんだけどね、まるおは元から頭いいのに....」
 以下祐作の事、興味が沸かない

回答者2 能登くん
「高須?普通だったよ、むしろ気合入ってるって感じ、例えばさ、4月って新入生歓迎レクとかやるんだけど、
 その実行委員って人気ないんだよ。春休み潰れるし。誰も遣りたがらなくて困ってる時にさ、
 あいつ、自分からやるって、そんなキャラじゃなかったんだけどな。で、その仕切りが病的にキッチリしてて、
 結果レク大成功。それで.........」
 あまり役に立つ情報じゃない、能登君使えない

回答者3 アホの春田君
「高っちゃん、忙しそうだったよ、もうビュンビュン音がなる感じ、違うかな、ビューかな、ゴアーかも、
 もう教室にもほとんど居なくってさ、あんまり遊んでくれなくてさって、あれ話もういいの?亜美ちゃん?」




586:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:27:34 bZyxIX3t

     ***

「祐作どう言う事よ!」
-元2-Cのみんなに聞いたが、高須くんが変わった理由がまったく解らない。
 そもそも近況を祐作に聞いていたが、何も変わりないと言っていたのに!-

「よう、亜美。生気がみなぎってるな表情だな。いいぞ。24時間ぐらい働けそうだな」
「何それ、意味わかんねえし」

亜美は、いつもお気楽そうな幼馴染を生徒会室で捕まえた。
ちょうど北村祐作以外誰もいなかった。亜美はクレームで食っている悪徳業者のような勢いで、噛みついていった。

「あんたさ、私に適当な事を言ったでしょう?」
「心外だな、俺は適当な事は言わないぞ」

 -さも、私は善人ですって顔で返事をする男だ、この顔が昔からムカつく。なんだそのしたり顔は-
「あ、あれよ。私が居ない間、メールでみんなの近況聞いたでしょ、で、特に変わった事ないて書いてあったけど、
 でも、変じゃない。たとえば高須くんとか」

北村は携帯を取り出すと、メルメルと操作をした。

「メールってこれか、ええと

 Hello 祐作。そっちはどう 
 こっちはすごく順調、ってか大絶賛、やっぱ才能のち・が・い?
 大橋高校もみんなは元気?なんかあったら教えてね♪
 特に高須くんなんだけど、インフルエンザで入院するわ、
 記憶喪失になるわで不幸続きだから大丈夫かなって
 まぁ、タイガーや実乃梨ちゃんとかいるから大丈夫だとは思うけど
 とにかく何でもいいから返信するように、どんな細かい内容でもいいから
 PS
 絶対返信する事、なるべく早く、急ぎなら電話でOK、しなきゃ一生恨む」


「うぜーから、声だして読むな、真似るな。それ恥ずかしい
 一応言っておくけど、そのメールだけじゃないからね、他にも出してるでしょ、ちょと、読まなくていいから!」

「他のメールったて、ほとんどコピーの手抜きメールだろ。しかも3日に1回、酷いときは半日に1回って、
 お、そうかこれはお前のバイオリズムと連動してるのか、生理とか」
「だから、うぜーての」

「それに全部返信しただろ」
「同じ内容でね、世は全てこともなし だっけ」

「ちゃんと毎回、手打ちだ」
「そういう事じゃなくて、これって正確なの、高須くん明らかに変わったよ」

「高須自身は変わってないと思うが、どっちにしろ、お前が心配してる事は起きてないぞ、亜美」
「別に心配なんて」


587:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:28:21 bZyxIX3t

「それにしても、亜美可愛くなったな」
「ふん、なにその露骨な話のすり替え、やめてよね」
「高須を紹介してよかったよ」
「!!」

 亜美は顔を赤らめて、一瞬フリーズする。彼女の頭の中でいろいろな関連付けと、過去の反芻を行っていた。
 余計、顔の赤みが増していく事から、内容は推して知るべし

 -なんで、ここで血液が集まる私の顔、体、あんなにメンテしてやってるのに-
「い、意味解かんねぇし。いいやもう、祐作と話してらんない」

「いいから、本人に聞いてみろ」
「言われなくても、そうするわよ」

亜美は、怒りの表情をつくり、そそくさと生徒会室を出て行く亜美、幼馴染の生徒会長が笑顔で見送る。



     ***

-とは、言ったものの、さてどうしたものかと廊下を歩いていると高須くんに会ってしまった。
 というか、私を探してたの?高須くん-

廊下で向かい合う二人
不満そうな表情を作って高須を眺める亜美と、どうしても睨みを効かせてるよう見える竜児
この二人の迫力に廊下を通る僅かな生徒も、その雰囲気に追われて知らぬそぶりで早足で歩き去ってしまう。

「川嶋、すまん。何か怒らせちまったか、俺」
「ふ~ん、竜児でも怒らせた事くらいわかるようになったみたいね。」
-心の準備無しに高須くんに会ってしまった。どうすればいいかな、もういいや、取りあえず聞くしかないか-

「で、怒らせた理由、見当はついた?」
-無茶な言い方だよね、怒った直接の原因は置いといて、
 根本的な原因はキスまでしてくれた高須くんが私の事をどう思ってくれてるのか解らないってことだもの-

「正直、お前が怒ってる理由がよくわからん、だが、お前が怒るんだから、もっともな理由があるんだろうし、
 知りたいと思う。」

「そう、ならヒントをあげる」
-口先だけで謝られてもしょうがないし、正直に言ってくれた事と、知りたいと思ってくれた事
 すごくうれしいよ、高須くん-

「じゃ、これからの質問に答えて下さい」
-ごめんね、高須くん、君の事を知りたいだけなんだ、そして私が思ってることを知ってほしい。
 少しでも今の私の事を見てくれるんだったら、もう一回からかわせて、それでチャラにさせて-


588:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:29:43 bZyxIX3t

「一つ目の質問、みんなが嫌がるレクの実行委員の仕事を率先して竜児は行ったそうですが、
 文化際の実行委員を決めるとき、亜美ちゃんが竜児に手伝って欲しいから、実行委員になって
 頼みましたが、断りました。何故ですか」

「春田が既になってたろ」
「じゃんけんの結果、春田君になっただけじゃない。レクの実行委員立候補するくらいだったら
 あの時、代わってくれても」

「おまえなら、春田をコントロールして要領よくやれると思ったから、実際うまくやれたと思うぞ」

「む~」
-ちょっと冷静になろう、ここはあまり深く考えない考えない-

「2つ目の質問、クリパとかレクとかの実行委員をやって苦労をしった竜児は、今思うと、
 亜美ちゃんに悪かったなとか謝罪の言葉は浮かぶと思いますが、どうでしょうか」

「本当、クラスやグループまとめるのって大変だよな。実際やって痛感した。その上
 おまえ実行委員と、プロレスショーの主役とミスコンの司会同時にこなしたのな、すごいと思うよ。」

「いや、だから、そうじゃなくて。いいや、別な質問
 竜児は2年の3学期から、成績が上がったそうですが、なにか理由がありますか。
 例えば、タイガ-の世話する時間を少なくしたから、勉強の時間が増えたとか」
「いや、大河と一緒にいる時間はそんなに変わってないぞ、というか、あれだ。
 たんにやる気が出ただけだ。」

「3学期って、私転校した後だよ」
「そうだな。?」

「む、む では最後の質問です」
 今日、自販機スペースで会った時、なんで私がいないはずって思ったの」
「なんだろう。何時もそうだったから?」


「今は一人の場所なんだ、私の知りたい事が解ったよ。ありがとう高須くん」
-その時の私はなんの感覚も沸かなかった、意識して言葉も選べない。
リミッターが切れた時はこんな感じなんだろうか。てっきり、ストカー騒ぎのように、ブチ切れるかと思ったが-

高須くんの顔を見ることもなく、下駄箱に向かった。



     ***

-下駄箱で、上履きから、靴に履き替えてる。
 なんで、こんな私の動作は緩慢なんだろう、そうでは無い、時間の流れが遅く感じるのだ。
 なんか時間感覚がかなりおかしい。-

夜の撮りまで、このテンション戻るかな
なんで、今日は夜まで撮りがないんだろ、最悪だ
放課後すぐに仕事なら良かったのに、時間が空いてる分もっと落ち込みそう

そうやって、外に出ようとしている時、亜美は外に香椎奈々子がいる事に気づいた。


589:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:30:20 bZyxIX3t

「奈々子、奈々子にお願いがあるの。今日、帰りスドバに寄らない」
「どうしたの、調子悪そうだけど」

「ちょっとね、私の我侭だって解ってるんだけど、期待してた事と、実際起きてる事があまりにも違って、
 私が確信してた事も私の単なる思い込みじゃないんじゃないかって、自信なくなっちゃった」
「仕事の話?」

「そんな感じ、とっても大事だと思ってた事なんだけど、それも勘違いかも」
「大変そうだね。ちょっとまってて麻耶ちゃんも誘ってみるから」
奈々子は携帯を取り出すと、アンテナが立ってなかったのか小走りで校舎の影に走っていった。

スドバへの道を奈々子と二人で歩く、麻耶ちゃんは少し時間がかかるので、
二人で先に行ってて欲しいとの事だった。

「麻耶ちゃんから、亜美ちゃんが転校している間のみんなの事、気にしてたって聞いたんだけど」
「そうだね、みんな普段通りだったみたいだね」

「それで、高須くんの事も心配してたって聞いたけど」
「聞いた聞いた。元気だったって、私がいる時よりもずっと」
「元気なかったと思うよ」

「うそ、だってみんな、成績が上がったとか、実行委員やってたって」
「私の感想だけど元気なかったと思う、だけど頑張ってた」

「どういうこと?」

「亜美ちゃん転校してから、高須くんが他の人と教室で騒いでるのあまりみてないんだ。
 春田君とか能登君は、高須くんが遊んでくれないってぼやいてた。
 高須くんが成績上がったり、実行委員やったりしてるから我慢してたみたいだけど」

「・・・・・」

「それにね、高須くん教室にいる事自体が少なくなったと思う。
 休み時間になるといつのまにかいなくなって、次の授業までには戻ってくるんだけど、
 缶ジュースとか手にもって入ってきちゃうから、よく先生に怒られてたっけ、
 昼休み以外は自販機つかったちゃだめだとか」

 ふと、小走りな足音が聞こえて来た。聞きなれた足音だった。麻耶ちゃんと後もう一人
「亜美ちゃん、奈々子お待たせ。急いで高須くん連れてきたよ」


590:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:31:50 bZyxIX3t
     ***

須藤コーヒースタンドバーに向かう道の途中の住宅街、香椎が裏道を選んでいた為、人通りはほとんど無い。
亜美と竜児が対峙する形で向き合い、距離をおいて二人を見守る香椎と木原。

「竜児、で何の用なの」
平静な面持ちで言葉を発する亜美、声色からも特に感情の揺れは感じられない。

「川嶋、すまん、お前が怒ってる理由、結局、自力では解らなかった」
一方、竜児は顔の筋肉に無為に力が入っている、だが言葉の一言、一言は落ち着いた感じ。

「それで?誰かに教えてもらったの?」
「いや。 ただ香椎からアドバイスをもらった」

「なんて」
「お前に心配掛けたく無い と思ってる事を伝えた方が良いって」

 亜美の目が少し見開かれ、僅かに唇が震える。
「言って」
「俺は、お前が映画撮影なんて、すげー所で、自分のやりたい事を果たそうと努力してるのをみて
 お前との距離を広げられたくないと思った。いや違うな、お前に心配されるのが嫌だった。
 後ろにちゃんと居るのか、ついてこれるのか、
 結局はお前に届かない男だと、その程度だと思われるのが嫌なんだ。
 たしかにお前は俺の前を行ってるんだろう、
 だが、俺は今の俺に出来ることを精一杯やって、いつかお前に追いつこうと思っている。

 まぁ、なんだ、お前が俺の事を心配するなんて確定事項のように考えてる事自体が
 俺の思い込みでしかないんだが、呆れてるか?」

「.....うっ......」
 亜美の瞳から、1粒の涙が落ち、亜美の声色が変わる。か細く、泣き声のように



591:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:32:17 bZyxIX3t

「心配した。
 高須くんが私の言う事、私自身の事を気に掛けてないんじゃないかって心配した。
 高須くんが考えてる事、私には言ってくれないと思って心配した」

「すまない」

「蜂蜜金柑」
「それがどうした?」

「あれ飲んだとき、ちょっと落ち着いた。だから蜂蜜金柑のお湯割りが飲みたい。
 そしたら許してあげる」
「あぁ」

「これからも心配掛ける度に作って、そうしたら安心出来るから」
「あぁ、お安い御用だ」

静かに振り向くと、亜美は少し気まずそうに、困ったように香椎と木原の方を見た。
「奈々子、麻耶ちゃん ごめん」

香椎は静かな微笑で亜美に答える。
「いいよ、そのつもりで麻耶ちゃんに高須くん連れて来てもらったんだから。
 スドバはまた今度3人で行こうよ」

「ありがとう」
亜美はその言葉を聴き、亜美の顔はほどける様に満面の笑み変わった。
その笑顔を見て麻耶は思わず感嘆の声を上げてしまう。そして小さな声で奈々子に囁く

「女優の仕事ってすごいね。モデルの時の亜美ちゃんも可愛かったけど
 仕事で磨かれたのかな、すごく、すご~く、亜美ちゃんの笑顔、可愛いくなってる」


END


592:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:32:47 bZyxIX3t
以上で、メインのお話終わりです。
連投なんですが、エピローグ的な話を、別SSとして投下させて頂きます。

題名: Happy ever after 第1回 追伸
主役: 竜児、亜美
方向性:山も谷もありません


593:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:33:16 bZyxIX3t
Happy ever after 第1回 追伸

「川嶋、座ったか?邪魔だから新聞はどけていいぞ」
「ありがとう、竜児」

焼けた畳の居間に亜美を座らせると、竜児は台所に立ち、手早く薬缶に水を入れ、お湯を沸かしに入った。
高須家では、電気ポットはあるがあまり使われることはない。
ポットで保温するより、毎回沸かす方が少々手間だが経済的だし、環境に優しい。

ふぅー、台所に立つと落ち着く。
川嶋と二人きりで帰ってる時は死ぬかと思った。
櫛枝の時といい、本当に俺ってTOO SHY SHY BOYだぜ、すげー落ち込む。
学校でも、川嶋に不意に会うと言葉を失う。
意識するだけでこんなに変わるとは、こんな事が川嶋にばれたら一体どんな罵声をくらうか知れたものではない。
いや、嘲笑うだけ、嘲笑って、ねっちこくからかいそうだ。あいつは意地悪姑の素質があるから。

そっと、居間の川嶋を覗き見る。心の声を聞かれてないか不安になった。
何故か台所を見ていた川嶋と目があう、只でさえ緊張するのに、あいつはニッコリ笑いやがった。
照れ隠しに言葉を掛ける。

「川嶋、本当に、金柑の蜂蜜付けの付け汁の方でいいのか?
 蜂蜜入りホットミルクも割とお勧めだが」
「うん、蜂蜜金柑の方でいい。私はあの味ここでしか飲めないもの」
「あぁ、これは高須家自家製の味だからな」

「そうだね、あまり飲める所ないよね」

やっと最近になって解ってきた。こいつは時々、寂しそうな顔をする。
俺が気づかなかっただけで、今までも一人でこういう顔してきたんだろう。
と言っても、またこういう顔をさせている訳だし、その理由も解らない訳だが。
くそ、精進足りねえな、俺も。

「ねぇ、竜児、私に近づくために努力したって言ってくれたよね
 それは私が帰ってくるて思ってたから?」

「それはちょっと違うな、お前が戻ってくるとか、来ないとかじゃなく
 お前に、期待外れな男だと思われるのがしゃくでかな、あと精進が足りねえ!」

「私は頭がいいとかそんなの期待してる訳じゃないのに」
「何か言ったか」

「ううん、なんでもない。でも私が期待するのは、そうだな。
 映画撮影中でも、私を迎えに来てくれる男の子、竜児はそうしてくれた?」

 寂しそうな顔をさせたお詫びに頑張ってみた。
「そうしたかもな、例えば、お前がイタリアで映画撮影中に、男を上げた俺と偶然出会って」
「私を虜にするって、あは、竜児、すごくロマンティク!90点あげる」

そこで丁度お湯が沸いた。俺みたいに蒸気を上げて。

594:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:33:46 bZyxIX3t

飲料用に別にしているタッパから、前回の蜂蜜金柑の漬け汁を出し。
2つのコップにスプーンで入れる、川嶋は割りと甘いのが好きだが、
カロリーの事を考えて、2杯ぐらいにしておいた。そして沸かしたばかりの熱いお湯を注ぐ

「ほら、川嶋」
「ありがとう」

川嶋は、両手でカップを受け取ると、そっと香りを嗅いだ。
「ふふ、金柑の香り」

一口飲み、亜美は長い息をついた。
「うん、これがいい」

そして、カップを置き、懐かしそうに部屋を見渡す。
「この部屋も久しぶりだな、何度かお邪魔したけど竜児と二人きりなんてあの時以来だね。
 やっとここまで戻ってこれた」

ふと、目に入った亜美の横顔は、差し込む夕日のせいで淡い橙色にかすかに染まり、茶色の瞳も琥珀のように透き通っていた。
あの日の亜美のままに

「ねぇ、竜児。竜児は私には慣れた?すごく歪んでいて、超腹黒で、意地悪っ子な素の亜美ちゃんに。
 嫌いになってない?」
自嘲の色を瞳に浮かべ、こちらを伺うように尋ねてくる。

その瞳を正面に見据えて、からかう様に言葉をつむいでみた。ちょとした逆襲のつもりで
「ならねぇよ、素直じゃなくて、無駄に悩んで気使って、意地っ張りな女だろ、本当の川嶋亜美は」

ちょっと驚いた顔を川嶋はしたが、なにか企んでるニヤリ笑いをしやがった。やばいな藪を突っついちまった。

猫のように身を屈め、手を畳につけるとそっとテーブルを迂回してくる。
そして亜美は体を寄せてきた。金柑が香る。
「竜児は、私が、本当の私を見せたら・・・・・どうするんだっけ・・・」

川嶋の顔が静かに近寄ってくる。30cm、10cm、瞳が目の前に.....
「ねぇ・・・・ほら、早くしないとまたタイガ-が来ちゃうよ」

再び触れた川嶋亜美の唇は、やはり熱く甘かった。

END


595:0Jp+V6Mm
09/06/19 00:34:33 bZyxIX3t

以上で全て投下終了です。
今後、シリーズものとして続編投下させて頂きたいと思っております。
お粗末さまでした。


596:名無しさん@ピンキー
09/06/19 00:51:01 qpf5G3Qx
御馳走様でした。GJ

597:名無しさん@ピンキー
09/06/19 00:54:41 QzZGytuS
>>595
うおおお!GJ!あーみん可愛いよあーみん(;´д`)ハアハア

598:名無しさん@ピンキー
09/06/19 01:19:19 EpiLAKCJ
甘すぎる・・・
なんだこのちわドラは!1

大好物です超GJ

599:名無しさん@ピンキー
09/06/19 01:20:24 QGj8XmpV
あんだけ自信満々に「一読すれば解る(キリッ)」
とか言ってた奴どこいったんだ?
今頃、顔真っ赤なんだろうな。俺だったら恥ずかしくて二度と書き込めないけど、書き込んじゃうんだろうね。

600:名無しさん@ピンキー
09/06/19 01:33:38 Mbk3tLaz
>>595
前回投下時より随分良くなってると思います。
ただ、-は無くてもいいかもしれません。
話は面白かったです。 同じPSP亜美アフターものを投下している身としては、
応援せざるを得ないw GJを送らせていただきます。
それでは、次回作も楽しみにしています。

601:名無しさん@ピンキー
09/06/19 03:57:07 qTU6k35u
仮面ライダー>>555

602:名無しさん@ピンキー
09/06/19 11:10:09 rVTQN/ga
>>593の、90点endの小ネタに思わずニヤニヤ。
GJ!!


……ああ、青春の日々……

603:名無しさん@ピンキー
09/06/19 15:53:18 qTU6k35u
>>603かげがえのない日々は、おっくせん!おっくせん!
過ぎ去りし日々はグラフィティ

604:名無しさん@ピンキー
09/06/19 18:00:10 aA9ywCGW
ここらでみのりんのガッツな逆レイプものがよみたいです><

605:名無しさん@ピンキー
09/06/19 19:37:03 tTmfxrtd
エロSSでは少ないみのりんの奥手なエロも読みたいw

606:名無しさん@ピンキー
09/06/19 21:00:26 ptZcU7a0
【堅牢】トリップの新方式を考えてみませんか【互換性】
スレリンク(operate板:352番)

352 名前:動け動けウゴウゴ2ちゃんねる[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 13:16:16 ID:bgXqg9KD0
#に続けて1~1024文字を入力するとトリップに変換される

"#1~11文字"で従来の10桁トリップ("##16進8桁の10進表示とsalt2桁"でも指定できる)
"#12~1024文字"では12桁の新型トリップが発生
"##12文字以上"と"#$12文字以上"は未定義として◆???に変換

つまり
#abcd1234XYZ   → 従来トリップ10桁
##DEADBEEF00 → 従来トリップ10桁
#abcd1234WXYZ → 新トリップ12桁

##hogehogehogehoge → ◆???
#$hogehogehogehoge → ◆???

これでおk?

607:名無しさん@ピンキー
09/06/19 21:20:54 iRFDlcu7
>>599
変に絡んでる奴と
連投荒らしは一緒には現れないんだ
不思議だよね。何故だろうね

608:名無しさん@ピンキー
09/06/19 21:30:14 iewr8OJ/
はぁ…結局日記の頃がいい感じの流れだったんだな

609:名無しさん@ピンキー
09/06/19 21:44:29 AlOeOK9n
ここってわたしたちの田村くんSS投下してもいいの?

610:名無しさん@ピンキー
09/06/19 21:46:46 YKTq89Kg
スレタイと>>1も読めんのか

611:名無しさん@ピンキー
09/06/19 21:47:32 qTU6k35u
>>609いいよね?答えは聞いてない!

612:名無しさん@ピンキー
09/06/19 21:48:15 AlOeOK9n
ああスマン
出直してくるわ

613:名無しさん@ピンキー
09/06/19 21:50:58 P800VrND
>>612
出直す前に投下忘れてるぞ!

614:名無しさん@ピンキー
09/06/19 22:36:58 1N338s1z
今の方が落ち着いてていいんじゃね?
むしろいろんな作者が投稿してるし
作品の質だって向上している


615:名無しさん@ピンキー
09/06/20 00:05:36 QKxTU/gQ
ギズバザグンババ、グレギブンバゾ!(笑)

616:名無しさん@ピンキー
09/06/20 00:15:46 RF5MOdoP
日付変わってすぐにあぼんしやすいようにIDを出すとは
何がしたいのかわからん荒らしだな

617:名無しさん@ピンキー
09/06/20 00:16:39 MgpdH7pI
日記とかに否定的な雰囲気だと、キチガイが出るんだな
なるほど…


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