【逆レイプ】男が女に犯されるやつ 11スレ目at EROPARO
【逆レイプ】男が女に犯されるやつ 11スレ目 - 暇つぶし2ch164:お姫様×僧侶的な
09/07/09 20:06:57 wY0NSHBW
「おねえさま、届きましたわよ」
「どれ」
濃厚な花の香りと二人ぶんの女の声でセリムは目を覚ました。
目隠しはもうされていないようだ。
だが未だ視界が朦朧としていてぼやける。
「ほんとうに、あの方にそっくりだ」
「でしょう?間違いないですわ」
「さて・・・」
バチン、といきなりセリムはビンタを見舞われた。
「ちゃんと眼を覚ませ」
低い女の声だった。
花の香りはこの女の香油のようだ。
セリムの叩かれた頬の痛みと連動して、思いだしたかのように後頭部も痛んだ。
そして戒められた両手足の痛み。
尋常な状態ではない。
そしてここはどこで目の前の女は誰なのか。
「お前がセリムか?」
そう言った女の顔をみてぎょっとする。
亜麻色の髪で、奇妙なことに銀の仮面をしていた。
仮面の奥の金色の瞳だけが興味があると物語っていた。
「首の後ろに確かに印がありましたわよ、おねえさま」
次に顔を出したのは同じ髪の色をしたふくよかな女だった。
この二人は姉妹のようだ。
「早く答えよ、また殴られたいか」
仮面の姉が低くよく通る声ですごんで言った。
「お前が、セリムか?」
「は、い・・・」
セリムの顔を汗が伝う。
誰かもわからないのにこの名を明かしてもよかったのだろうか。
「声もそっくりですわ!」
妹の方はキンキンと甲高い声だった。
姉はあきれたようにため息をついて妹に言った。
「ポニカ、お前はあの方の声を聞いた事などなかろう」
「想像してた通りって事ですわ。おねえさま、早くしてしまいましょうよ」
妹ポニカは何かを急かすように、姉にすり寄った。
姉の方はそれに構うことなく、セリムの検分にかかる。
「お前は自分の出生の秘密を知ったか?」
急にセリムの頭が冴える。
危険な問答だ。
セリムは何も答えず視線をそらした。
「それより、ここはどこですか?」
落ち着いて見渡すと、ここがどこかの地下牢であることが想像できる。
石畳に石壁のひんやりとした空間、高い位置に鉄格子があり月光が差し込んでいる。
自分がさらわれてからどのくらい時間が経ったのだろうか。
その冷ややかな光が、銀の仮面を不気味に浮かび上がらせていた。
「お前の父親の事をシャラに聞いただろう」
シャラの名前にセリムの鼓動が跳ねあがった。
その動揺した様子に女は仮面の下でやはりな、とほくそ笑む。
「わらわはキイア、皇太王女だ」
その名はあまりに有名な名だった。
この国に生まれた者なら誰でも知っている貴人、次代の女皇帝である。
その皇女は不幸にも顔に醜い傷を負ってしまい、人前では仮面を被っているという、
その噂は本当だったようだ。
その他にもいろいろよからぬ噂はシャラの宮で耳にしていた。
「殿下・・・!」


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