【何発でも】腹責め専門SS・その6【叩き込め】at EROPARO
【何発でも】腹責め専門SS・その6【叩き込め】 - 暇つぶし2ch484:INHUMAN
10/02/15 17:24:54 QuD/7QnL
ちょっと、あんたたち!!
こんなスレッド立てて恥ずかしくないの!?
そのうち削除依頼を出して、
消してもらうつもりだから、
覚悟してなさいよね!!

さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ~!!
まともに潰れなさいよ~!!


485:名無しさん@ピンキー
10/02/15 22:50:33 KMtmKjrT


486:名無しさん@ピンキー
10/02/18 21:55:57 v2OWT1pu
これは、四人まとめて『腹ボっ娘』にしなければ!!

487:名無しさん@ピンキー
10/02/19 22:51:10 YFdDM3gi
作品上げたいけど、いつも規制で書き込めないんだと言い訳をしてみる

488:名無しさん@ピンキー
10/02/20 01:08:33 7lzfYRoG
書き込みテスト失礼。

489:名無しさん@ピンキー
10/02/20 01:09:23 7lzfYRoG
初心者で、書き込めるか知らないけど、一応SSを書いてみた。長編になる予定ですが、一応
最後までネタは出来てるんで、暇を見ては続きを書きたいなと思う。
とりあえず、最初のシーン。ただ、最初は世界観うんたらかんたらで少し(多分)長いんで、
飛ばし読みをお勧めしてみる。
『概要』
ファンタジー世界の軍隊物。女性だけで構成された特殊部隊のアジトに、全身を
鋼鉄の鎧や装備で纏った最強の傭兵が潜入する。雑魚兵戦ももちろんあり。
メインは、敵の幹部(4人)と敵の総司令との戦闘シーン。
特殊な力をもつ幹部達を一人ずつ完膚なきにまでフルボッコする予定。
エロは概ね皆無。頭の中で勝手に付け足してください。

  ・・・・こんな感じのSSなんだが、投下してもよろしい??

490:名無しさん@ピンキー
10/02/20 01:27:14 RvuzAbLg
>>489
おk!
下半身待機であります!

491:名無しさん@ピンキー
10/02/20 07:38:21 +S7bc8TZ
>>489
わっふるわっふる

492:名無しさん@ピンキー
10/02/20 13:56:38 7lzfYRoG
  ~(1)~

「こちらRED1。Cブロック1から5、異常なし。」
「――了解。RED1、任務を続行。続いて6から10の調査へうつれ。」
「RED1了解。」

オーラン大陸最東部の街よりさらに東。かつては隆盛を誇った大都市オックスが、
度重なる不景気や災害によって衰退し、人が去って瓦礫の山と化してからおよそ数十年。
人の姿が消えてから久しいこの残骸都市に、この日は珍しく人の姿があった。
「こちらRED1。Cブロック全域の調査終了。異常なし。これよりDブロックの調査に移る」
「――了解。任務を続行せよ。」
凛凛しく澄んだ声に無線機から返されたのは、同じく透き通った可憐な声。
瓦礫の街に不釣合いな人間の正体は、その可憐な容姿に似合わぬ物々しい装備をまとった、少女達だった。
特殊部隊、という言葉が見るものの脳裏によぎるだろう。
紺色で迷彩柄のズボンに、上着がわりにかけた漆黒の防弾チョッキ。各関節にはプロテクターをつけ、
肩から小銃をぶらさげ、顔には暗視ゴーグルという念の入りようだ。
無線機を閉じ、ズボンのポケットにしまった小隊長は、ため息を一つ吐き、任務続行を部下に告げた。

旧大都市オックスは、オーラン大陸にその名を轟かす大軍事国家アーヴィングの領内にあった。
近年は、大陸の西部全域に展開するルフス王国軍との全面戦争に備え、軍備増強政策を続けていた。
大陸を南北に両断する大山脈を境ににらみ合いを続ける両国、特にアーヴィング側としては、
東部地域に部隊を展開する意味もない。ルフス王国軍も全戦力をもって正面からぶつかる構えを見せている今、
最低限の護りを東部地域にのこして、ほぼ全軍を西部側に送っているのが現状だ。

しかし、本来ならば西部に向かうべき地位にいる一人の人物が、本部に直談判し、最最東部である瓦礫都市に
自分の部隊を配置させた。自身の持つ特殊部隊を、自分の思う最高の地で鍛え上げ、
人員不足が懸念されている後詰め要員として、また、本国の特殊工作部隊へ送りたいためだという。

一体いつ戦争の火蓋が切って落とされるか分からない現状況で、貴重な兵員を東部へ回すなど、
何をふざけたことを・・・と、誰しもが思った。
しかし、なぜかこの案は承諾され、現在にいたる。なぜ承諾されたのか、上層部の思惑は何なのか、
様々な憶測が飛んだがそれは本部の上層部、及び本人以外、だれもしらない――。

493:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:01:23 7lzfYRoG
かくして、旧オックスの残骸の中に隠れるように、アーヴィング軍特殊部隊、
通称「白雪(ホワイト・スノウ)」が誕生した。
本部が唯一・・・上層部の意向とは別に、助かった点があるとすれば
「白雪」の総司令にして今回問題となった人物が、既存の兵員の強化ももちろん
各地域から新たな兵を募集して、兵数の底上げを図るよう働きかけていることだ。
上層部の承諾印を見てもなお、不満の声を上げた長官達を黙らせたのも、この働きがあったからといっていい。

・・・・なぜ、この部隊の兵達が皆、女性なのか・・・
その疑問も、彼女達の個々の能力・働きをみた後では、なんの意味のない物となった。


話は、瓦礫都市に戻る。
今回の任務に同行することになった新兵の少女エヴィは、心なしか・・・いや、目に見えて不機嫌だった。
本来ならば訓練は午前中で終わり、午後からは非番の筈だったのだ。
部隊専用の秘密通路を通って、街に繰り出して休みを満喫するはずだったのに。

「(どうせ、センサーの誤作動よ・・・わざわざ確認なんて・・・)」

他の隊員の顔を見やる。同期の面々も、先輩も後輩も、隊長でさえも、表情は若干暗い。
貧乏くじを引いたものの顔とは、かくもこんなに暗いものなのか・・・。
 特殊部隊の隠れ蓑であるこの瓦礫都市には、いたる所にセンサー兼カメラが仕掛けられている。
部外者が来れば、即座に反応して本部にデータと映像が送られる。
過去に十数回、隣街とこの瓦礫都市をさえぎる広大な森から魔獣が紛れ込み、それの鎮圧に兵が向かったことがあった。

 しかしそれは、カメラがしっかり映像を捕らえていたからであって、今回のような・・・
センサーだけが、不特定な生命体の反応を、わずか数秒だけ捉えた、ということだけで
簡単に兵隊は動くものではない。
それはこの場に居る8名はもちろん、熟知していることだ。だというのに・・・

「なんか問題っぽいのでー・・・お暇でしたら、見てきてもらってもいーですかー?」

 というなんとも気の抜けた声で、総司令直属の配下にして我等が四幹部が一人
リンワン大佐の直々の命がくだったのだ。
「はぁ・・・」
「ちょっ、エヴィ!」
真後ろから、同期のアイリからの焦ったような忠告が、小さく聴こえた。
「ふぇ?・・・あ」


494:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:06:27 7lzfYRoG

目の前に、拳骨が迫っていた――

 ゴツッ
「~~~~~~ッ!!?」
「こらエヴィ。しっかりしないか。任務中だぞ?」

拳骨を遠慮なく振り下ろした今任務の小隊長ミレイユが、綺麗な長い黒髪を揺らめかせ
右手首をぷらぷらさせていった。
周りのメンバーからも、くすくすと笑い声が漏れた。もっと早く教えてくれてもいいのに・・・。

「すいません隊長・・・」
「・・・まぁ、気持ちはわかるがな。私とて、今日の午後の予定は全て後日にまわすハメになったんだ。
もし何もなければ、機器整備班に抗議しなければ」
「全くですよ!私も今日の午後をどんだけ楽しみにしていたか。
ケーキ・服・お菓子・おやつ!買うものいっぱい考えてたんですよ!」
「アイリ、そのうち三つは同種よ」
「私も昨日できたっていう新しいお店いきたかった・・・」
アイリの一言にあわせて、周りからも同じような声があがった。
「やれやれ。こんなに騒がしくては、特殊部隊の意味がないな・・・」
 次第に文句から変わっていった笑い声や隊長の苦笑い。
どれもこの場所では不釣合いなことこの上無いが、それは同時に、少なくとも此処は
彼女達にとって居心地の良い場所であることを示していた。
このまま何事もなく終わればいい。休暇など、この先いくらでも取れる。
突然の仕事に文句を言いながらも、本音は皆一緒であった。


495:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:10:19 7lzfYRoG
 
と、突然――
「―こちら本部!RED1応答を!」
 無線機越しに、緊迫した声が響いた。一気に周囲の空気が張り詰めたのを皆が感じた。
至極冷静を保ち、ミレイユ隊長が応対した。

「こちらRED1。何事だ?」
「――RED1と反対側を調べていたGREEN1からの応答がない。至急現場に向かってほしい」
「場所は?」
「――Fブロック3、旧デパートの一階広場に全隊員の生命反応を確認」
「・・・生命反応は正常、か。そこで休憩をしているわけでは?」
「――それにしては応答が全くない。ガネッサ隊長が定時連絡を怠るとも考えづらい。
なにより・・・」
「なにより?」

「――かれこれ10分以上、全隊員の誰もが、ピクリとも動いていない」
「!!・・・わかった。RED1、直ちに向かう。」

 通信を切り、部下に向かって振り向いた隊長は、すでに戦闘員の顔をしていた。


  Fブロックは、他の地区と比べ比較的、娯楽施設用の大型建造物が目立つ地区だ。
かつては魔力で動く射影機などで巨大スクリーンに映像を常時流し続け、人々の活気が騒音に拍車をかけた場所。
今はそれらはただの機械の残骸でしかなく、光と活気の途絶えた室内では余計に不気味に見えた。

 そのうちの一つ。巨大デパートの一階広場の中央、巨大な柱を中心に円形に椅子を並べた
ロビーの休息所を前に、駆けつけたRED1チームは固まっていた。
「馬鹿な・・・!」
 冷静沈着なはずのミレイユも、このときばかりは動揺を隠し切れずにいた。


496:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:13:57 7lzfYRoG
 
 GREEN1が全員、戦闘不能状態に陥って、椅子にならんで座らされていた。
一応息はしているが、無事かどうかは判断が難しい。皆口からだらしなく涎や胃液を
あるものは血を流し、中には全身をピクピクと痙攣させているものもいる。
辺りには彼女達が流したであろう胃液や吐瀉物が散乱し、すっぱいような臭いとなって一面に広がっていた。

「腹部を酷く殴打された形跡がある・・・あきらかに、人為的なものだ」
 ミレイユ隊長が、GREEN1隊長であるガネッサの服を捲り上げて、原因を特定した。
臍から鳩尾にかけて赤く、さらにその中央は青に近い色に変色し、ヒクヒクと震えていた。
その事実にも驚いたが、皆の目は隊長の・・・ちょうど腹部辺りが砕けちった防弾チョッキに向いていた。

「それに・・・気をつけろ。どうやら私達は罠にかかったと考えていい」
「え?」
「ガネッサ隊長をはじめ、全員椅子にご丁寧に並べさせられたこと。彼らの手に、生体反応用のイヤリングを
 わざわざはずして持たせていること・・・敵はすぐ近くに――」

 ドゴンッ!!
「!!!?」
 突然、砲弾でも飛んできたかのような破壊音が響いた。かすかに、床が振動しているのがわかる。
全員とっさに、小銃、ナイフ、魔法、あらゆる攻撃手段でかまえた。
場所は、先ほど自分達が突入した正面入り口。そこには、周囲警戒用にアイリ一人をおいてきていた。
「アイリ・・!」
「・・・エヴィ、私と来い。他の物は周辺を警戒。固まって行動するように。」
 そう短く命じて、ミレイユは走った。われを忘れ走った、エヴィを追いかけるように。

「アイリ!」
 エヴィは隊長の話が終わるより早く駆け出していった。アイリは広場の惨状をしらない。
何事もないことを祈りながら足を動かすと、探し人はすぐにみつかった。
 アイリの後姿を見て、エヴィは走りながらも安堵した。
入り口の柱に寄り添って、外を見つめている。かけつけて声をかけようとしたとき、エヴィはふと、違和感を感じた。

「あれ・・・・?」
アイリがもたれかかっている柱が・・・砕けている?


497:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:18:07 7lzfYRoG
「・・アイ・・リ?」
 声をかけるが、外を見つめたまま友の声に振り向きもしない。
違和感は確信に近いものへと変わり、序如に心を不安と絶望に染める。そして・・・

「!?いやあぁぁッ!アイリぃ!!」
 エヴィは叫んだ。
アイリは、すでに犯人の手にかかっていた。
「が・・・はぇ・・・ぅっ・・・」
 目は空ろに虚空を見つめ、全身が小刻みに痙攣していた。
だらしなく開いた口からはだらだらと涎と胃液が流れ、内股に震える両足も、別の液で既にぬれていた。
力なくおろされた左手から、ガシャンと小銃が落ちた。ピクピクと痙攣しながら右手が抑えている腹部は
一部がクレーターの様に酷く陥没していて・・・
「~~~~!!アイリから離れて!!!」

 エヴィは反射的に、アイリの目の前の空間に向けて、小銃を乱射した。
しかし、弾丸はアイリの前でとまらず、全弾がはるか前方の建物の壁にめり込んだだけだった。
 なにかが今そこで彼女の腹部を押しつぶしている・・・
その考えを、ある意味常識的な話を、真っ向から否定された。

「うそ・・・なんで!なんで・・・アイリ!」
「げ・・ほ・・・・」

 陥没痕がゆっくりと修復し、もとの形に戻る瞬間をエヴィはみた。
グポッという音が不気味にも鮮明に聞こえた。その瞬間、まるで見えない拘束が解かれたかのように
アイリの体がグラリと傾き、エヴィはとっさに倒れこむ彼女を支えた。

「アイリ!しっかりして、アイリ!!」
「なんという、ことだ・・・」
 後から駆けつけたミレイユは、全ての状況を理解した。
敵は我々の想像を超えた、化け物のような強さを持っていること。
そして、私達が今、それに狙われているということ。
その事実に、背筋がぞっとするのを感じたのもつかの間――

「!!!」
 たった今はなれた部下達のいる方で、爆音が響いた。
小銃の乱射音、魔法による爆破、物が砕け散る破壊音・・・あきらかな戦闘音だ。
「いくぞエヴィ!!」
「ぐすっ・・は、はい!!」

 涙するのは後だ。急げば救急班がかけつけ、みんな助けてくれる。
そう自身を奮い立たせ、涙を拭い去って、仲間の下へ走ろうとした。
「だ・・・め・・・!」


498:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:22:46 7lzfYRoG
 
 弱弱しい小さな声に、エヴィだけが気がついた。
振り向くと、震えて激痛に耐えながら、エヴィに訴えかけようとするアイリの姿があった。

「アイリ!」
「だ・・ぇ・・行った、ら・・・だめ・・・」
「アイリ、無理しないで!大丈夫、すぐに救急班も応援もくるから、ね?」
「エ・・ヴィ・・だ、め・・・」
「アイリ?」

 なにかを言おうとしているのだが、聞き取りづらい。
エヴィは顔を近づかせ、友の言わんとすることを聞こうとした。

「か・・ぇな、い・・・勝て、ないよ・・・・」
「え・・?」
「て、き・・・・見え・・・なかった・・・」


「・・・いったか。」
 ・・・動くなら、そろそろだな。
隊長と思しき隊員と一人の兵士が走り去ってすぐ。俺は行動を開始した。
音も無く、振動も最小限に抑え、隊員の一人に近づいた。隠れもせず、堂々と目の前に立っているのに
これから意識を刈り取られる標的はあさっての方向を向いて、俺に気づく気配もない。
いつもどおりの事だ。特殊なスーツを纏った俺は、今や周囲の景色と同化して、誰にも姿を見られることが無い。

 最小の動きで、最大の効果を。
俺は右拳をぐっと握りなおし、腕を引き、狙いを定めた。
標的は他の隊員と比べて、若干年齢をとっていて、どうやらこの隊の副隊長らしい雰囲気を感じた。
それでさえ、おそらく20代の前半といったところだろう。防護服の上からでも豊満な体つきが覗え
その二つのふくらみの、中央にして真下の一点を狙う。これを打てば、戦闘が始まる。
 これからの任務を思えば、今こんな段階で被害をこうむるわけには行かない。

 しばしの間・・・意を決し、俺は拳をぶちこんだ。
ドグォッ!!
「げふぅっ!!?」
 見事命中。完全に油断しきった体に、拳が一瞬丸ごと埋まったのを感じた。
正拳突きを何の準備もなく食らった標的の鳩尾が数秒、そのまま凹んだ。両足がうき、モロに受けた拳の威力に
のせられたまま、後ろにとんだ。

「ごふ・・ぐ、う・・げぇぇ!」
 本人はおそらく何が起こったのかまるで理解できていないだろう。
突然大砲を間近で受けたような衝撃と、あとからじわりと腹部全体を襲う灼熱のような痛み
そして激しい吐き気に襲われたのだ。もはや腹を両腕でおさえごろごろ転がりながら
胃の中のものをぶちまけて白目をむく以外、出来ることはなかった。

499:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:29:41 7lzfYRoG

「ひっ!ろ、ローレンス副隊長!?」
「な、なに!?何なのよ!!」
 突然、戦闘不能の状態におちいった副隊長に、予想通り残された兵士達は慌てふためいた。
どうやらこの隊は新兵を中心に編成されているようだった。恐る恐る、倒れた副隊長の下へ駆け寄ってくる一人の隊員。
 それはつまり、何の準備もなく俺に向かっているということだ。
 ズドォッ!!
「!!・・・・がっ・うぐぇえぇ!?」
 狙い澄ました肘鉄が、かけよる少女の臍辺りを真下から突き上げた。
両足が一気に浮き、への字になって空中を瞬時漂う。
かわいらしい口元がぷくっと膨らんだのもつかの間激しく嘔吐をはじめた。
地面にうつぶせのまま激突した少女は、尻を突き上げるような格好で弱弱しく震えながら、失神した。

「!!だ、誰だ!?」
「!」
 失態だ。真上に浮きあげてすぐに吐かれたのがまずかった。
胃液の一部が足にかかり、シルエットをつくってしまっていた。
 突然の敵の襲来を理解した隊員達の行動は、なかなかに早いものだった。
小銃を乱射し俺を牽制する。当たるわけにもいかないので後ろに飛んで距離をとると、
銃兵の背後で準備を整えた魔術兵が、大き目の火球を放った。

 しかし、完全に俺の姿が見えているわけでもない。
よけるのはたやすく、それは彼女達にとっての失態だった。爆炎と煙に包まれた中で、
不完全だった俺のステルス迷彩を援護する結果になったからだ。
 俺は足にかかった胃液を素早くふき取り、完全なステルス状態を取りもどった。
すぐさま走り柱の壁にはりつき、まずは厄介な銃兵に狙いを定める。
 未だ爆炎の中にいると思ったのか、見当違いの方向に銃を乱射している
一人の兵士に向かって右腕を構える。ギミックの一つが作動し、小さめの鉄球が発射体勢にはいり・・・

ボンッ・・・・ドボォ!!
「ゲボォォっ!!」
 少女の腹に猛スピードで放たれた鉄球が命中した。そのまま後方に飛ばされ、壁に激突する。
壁にクレーターを作り、その中央に貼り付けにされる少女の意識は、すでに闇に落ちている。
 そのままギミックを操作し、鉄球を引き寄せようとし、ふと気づく。
そして、狙いを魔導兵にさだめ、ボタンをおす。
 
 本来は引き寄せるための装置を利用し、逆に体自体を鉄球のほうへ引き寄せる。
体が力強く引っ張られ、その勢いのまま、進路上にいる少女に突進する。

500:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:33:17 7lzfYRoG

ドスゥ!!
 すれ違い様に、先にやられた少女に気を奪われ油断した兵士の腹を
アッパー気味に拳を突き上げた。
「ごふぅぅぅッ!!」
 そのまま後ろに吹き飛び、アーチを描いて仰向けに地面におちる少女。
栗色のはねっ毛が左右に揺れ、はげしく嘔吐しながら意識を手放していく。
穿った腹は、まだ修復できていなかった。

「ゲフゥ、エグッ・・うぐぅぅ・・・」
「ひ・・・!?」
 残す敵は、あと一人だけだった。
下手に銃を乱射されたら逆に対応に困るところだったが、幸い戦意を喪失しているようだった。
姿を見せない何かに、一瞬で仲間を全滅させられたのだ。恐怖のあまり、銃を取り落としてしまう。
しかしそれを拾うことも無く、ついに少女は後ろをむき、泣き叫びながら走り出した。

 にがすわけにもいかない。俺は右腕をひき、戻す途中だった鉄球を手元にもどし、また大降りに横に投げつけた。
大きく右腕を振ると、見えない鉄球が鎖に引かれ、少女にむかって横から大きく弧を描いて向かう。
ドゴォっ!!
「!!!か・・・ふっ・・!?」
 突然右脇腹にはしる衝撃。遠目から見ても、不自然に横腹が凹んだのが分かる。
走っていて不安定だった体はたやすくバランスを崩し、もんどりうって横に転んだ。そして、反応は今までどおり。
苦しげに口から胃液を流し、やがて意識を手放し・・・周囲に静寂がおとずれた。

・・・およそ一分。
小隊一つを倒すのにかかった時間としては、まずまずの成果だ。

「な・・・お前達、しっかりしろ!」
 突然静寂を破ったのは、先ほどこの場を離れたうちの一人で、隊長らしき女性だった。
仲間達がボロボロにされ、さすがに取り乱さずにはいられないだろう。
しかし、彼女は他の隊員とはやはりちがった。
「・・・誰だ、そこにいるのは・・!!」
 気づかれた。いや、正確な位置はつかめていない。
しかし、気配を感じ取れるあたり、やはり熟練されている。
まだうら若き乙女といっても過言ではない程に若い女性が。


501:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:37:54 7lzfYRoG

 しばし、考える。今作戦の任務と依頼主の事。
今までより危険が多いかといえば、決してそうはいえない。
いままでにも、数千人が厳重に護る要塞に単身乗り込んだこともあった。
 まして今回は、女性のみで構成された部隊との事。依頼内容を心の中で反芻し・・・
・・・やめた。今はそんなときではない。
それは・・・目的が達成してからだ。


 気を失ったアイリをその場に寝かせ、広場に戻ったエヴィが見たものは、信じがたい光景だった。
「隊長!」
「ぐっ・・あ・・!」
 広場に残った隊員が皆、GREEN1と同じ状態に陥っていた。
腹を両腕で押さえ体を屈めてもなお、口から苦しそうに汚物を吐き出す者。
体を崩れたブリッジのようにのけぞらせて辺りに胃液を撒き散らす者。
すでに白目をむいて口から泡を吹く者。
 皆重傷なのは見て明らかな状態だった。そして彼らの中央で、ミレイユ隊長が“浮いていた”。
両足が地面から数十センチほど浮き、顔が上向きに、表情は苦しそうに歪み
首の前の虚空を隊長の両手が掴んでいた・・・明らかに、隊長の前に『何か』がいる!

「く、来るな・・エ、ヴィ・・・!」
「し、しかし隊長・・・ヒッ!?」

 銃を構えようとしたエヴィは、思わず後ずさった。
一瞬、隊長の前の景色が揺らめいた。そう思った瞬間、なにもないはずの空間に『目』のような光が浮かび・・・
明らかに、エヴィはそれと目があってしまった。

「本部にもどれ、エヴィ・・ぐっ・・・早く、ほう、こくを・・・うっ!?」

 目のような光が消え、謎の揺らぎが突然消えた次の瞬間。
宙に浮く隊長の体が大きく後ろにさがり・・・
ボグォオッッ!!
「ぐぼぁ!?」
 後ろに大きく揺さぶられた隊長が、前に戻りきる寸前、腹部が多きく凹み
体全体がくの字に曲がった。
口から勢いよく唾液と胃液の塊が溢れ出て、一気に汗が全身から噴出したのが分かる。
ビチャビチャと吐瀉物が地面を染めた。


502:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:43:01 7lzfYRoG

「ゴボェェェ!グブゥ、オエェッ!!」
 深刻なダメージを受けた腹は、おそらく臍の辺りをまるごと陥没させられたのだろう。
エヴィの手の平など容易にはいってしまえるほど広く、そして深く抉られた腹から
グチュ、という生々しい音が発せられた。黒い長髪を優雅にたなびかせていた隊長は、
今は吐瀉物にまみれて無残な姿になった。

「げふっ、え・・・おえぇぇぇっ」
完全に白目をむいて、絶え間無く口から胃液を零れ落とす隊長。
 暫くして、ミレイユの体がカクンとうなだれ、両手足から力もなくなったのを
見計らうように、再び敵が目の前に現れた。

 グラグラとゆがむ空間は、人型をしていた。背丈はかなり高く、その朧げなシルエットからも
その体つきの良さが見て取れる。そして、うなだれて今度はへの字の状態で宙に浮かぶ隊長の腹から、
太い一本の・・・おそらく、腕と思われる揺らぎが見て取れた。
 その揺らぎが隊長の体から離れたことにあわせて、隊長の体はようやく地面に落ちた。
ピクピクと微かに痙攣を起こしているあたり、GREEN1やRED1のメンバーと似たような状態・・・つまり、
今すぐに命の危険をどうこういう段階ではない、ということがわかった。

 が、問題はここからだ。

 正体不明の敵・・・それも、特殊部隊の猛攻を掻い潜り、全員を戦闘不能にした強敵と
まさか・・・自分ひとりだけが対峙している。
いままで、持っているインカムが部隊内通信のみの専用機であることを、ここまで恨めしく思ったことがない。
せめて本部に通信したくても、通信が届く仲間は全員、目の前で虫の息になっている。
本部へとどく道は、隊長の腰にかけてあるものだけだった。

「あ・・・・あぁ・・・・!」

 怖い、怖い、怖い、怖い、怖い・・・・
もはやエヴィの頭には、恐怖しかなかった。

 揺らぎの、頭部と思しき箇所に、ふたたび一対の目が現れた。
完全に、エヴィの方をむき、確実に視界に捕らえている。
 揺らぎが、ぐらぐらと動き出した。棒立ちのまま動けない、エヴィのほうに。
「い、いや・・いやぁ!こ、ここ・・こない、で!」
 ガシャン、ガシャンと、不気味な足音が次第に大きくなる。
すでに揺らぎは、自分と目と鼻の先にある。そしてそれは、震えながら上を見上げるエヴィと、目が合った。


503:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:47:33 7lzfYRoG
「・・・お前達は、『白雪』の構成員だな・・?」
「ひっ!」
 震え上がったエヴィを見て・・・なんとなくだが・・・
謎の目が、細くなった気がした。
「答えろ。」
「は・・・・え・・・そ、そう・・です・・」
「そうか・・・」

 会話がしばしとまる。
何を考えているのか、不気味に宙に浮く目が、あさっての方向を向く。
この間、エヴィの心臓は弾けんばかりに鼓動を刻んでいた。

「・・・・・よし。お前」
「ひゃぃ!!」
 突然向き直り目があったエヴィは、またしても体がビクンと跳ね、声が上ずった。
そしてまたしても、目が細まった。
「案ずるな。私は無駄な戦闘はしない・・・彼女達は皆、無事だ」
「・・・へ・・?」
「今はこの通りだがな・・・君もあとでわかる。すぐ良くなるよう準備だけは整えてある。
 今は私としては、任務を続けなければならない。
 当初の予定とは狂ったため、強行軍になりそうだな」
「は、はぁ・・・」

 ・・・何をいっているんだろう、この人は・・・うん?人??
「よもや私を、魔獣か何かだと思ってはいまい?」
「ひっひぃぇえ、めめ、滅相もッ!!」
「そうか・・・どうして考えていることが分かったのか、そういった顔だな?」
「ひっ!?」
 クックと笑い声が響いた。
誰の?・・・おそらく目の前の、人・・・だろう。
「そんな魔法は使えんよ。ただ、相手の表情をみてなんとなく・・・
 おっと、そんな話はどうでもいい・・・エヴィ・・だったかな?」
「は・・・はひっ!」
「私は君らの隊長に用がある。ああ、彼女じゃない。君達の親玉。総司令殿に用がある」
 すぐ横で倒れ付している黒髪の女性をみやり・・・
つぎに、とんでもないことをつげた。

『白雪』の、総司令に用?
謎の人物が、とんでもない力をもった敵が、自分達の総司令様に!?

「そ、そんなこと、できるわけ・・・!」
「あぁ、今は無理だ。なにせ場所が分からない。しかし、それを知っている人物を見つけ
 ・・・こうして手に入れることが出来た」

 そういって、目の前の揺らぎが動き・・・エヴィの左肩を掴んだ。
ビクンと、大きく体が跳ねるように震えた。
「・・・つ、つまり私に・・・アジトへ連れて行け・・と・・?」
「出来ない話ではあるまい?」
 自分の右頬に、固いごつごつしたものが触れるのを感じた。
おそらく、彼の左拳が当てられているのだろう。存外に、やさしい力遣いだったのに違和感を覚えた。


504:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:50:35 7lzfYRoG
 そういえば、目の前に居る男は・・・といっても
声の質でなんとなくそう感じただけだが・・・今も敵であるはずなのに
どこか紳士的にさえ感じさせる雰囲気があった。最初の緊迫した空気が、若干だが、薄れているのが分かる。

「いっておくが、私は今まで、本気の2割も出してはいない」

 前言撤回。とんでもない脅し文句が飛び出した。
もし断れば、ミレイユ隊長やアイリにされたことの、倍以上の拳をうけるというのか・・・

「わ・・・わかり、ました・・」
 脳裏にうかんだ、総司令の声。
初めて隊に所属したとき、激励の意をこめて総司令自ら話しかけてくれた言葉。

『無理はしないように、ね?大事な命なんだから』

その言葉を尊重することで、エヴィの脳内で開かれた緊急会議は一致された。
「そうか。それは助かった。
 ではそうだな、お礼に・・・」
そういうと、目の前の揺らぎが一層激しくなり、バチバチと全身からスパークが生じた。

「自己紹介をしておこう」
 揺らぎが足元から、バチバチという耳障りな音をたてながら消えていく。
代わりにその場に現れたのは、漆黒に近い銀色の靴。ついで膝、太もも、腰と順々にゆがみが
消えていくが、現れるのは一様に鋼の鎧に包まれた体だった。
ただ呆然と、ゆがみが消えるのを目で追ったエヴィは、ついに謎の敵の正体と、改めて目があった。

「私はウスター・・・ただの傭兵だ。」 

『鋼の死神』ウスター・ゾヘル
 大陸全土にその名を轟かす、正体不明にして世界最強の傭兵を前に
ついにエヴィの意識は途切れた。



505:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:53:53 7lzfYRoG
 ・・・すいません、長すぎた;;
ひとまず第一章完。次回、四幹部の一人と対面予定。
 ・・・いや、一応それも書き終えてはいるんですが
あんまり長いと顰蹙買われそうなのでひとまず;;

506:名無しさん@ピンキー
10/02/20 16:13:09 +S7bc8TZ
こいつ…ッ!ハッタリじゃねぇ!

507:名無しさん@ピンキー
10/02/20 17:08:56 PRnH+5SU
スレタイ通りかつ読めない展開 やりおる!

508:名無しさん@ピンキー
10/02/20 21:33:02 O5boUdIm
これで2割か…ワクワクしてきたな…

509:名無しさん@ピンキー
10/02/20 22:36:25 RvuzAbLg
・・・ふぅ。

510:INHUMAN
10/02/21 15:52:16 5gsrOuz3
ちょっと、あんたたち!!
こんなスレッドを立てて非人間的だと思わないの!?
削除依頼を出して消してもらうかどうか、
分からないけど覚悟してなさいよね!!

さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ~!!
まともに潰れなさいよ~!!


511:名無しさん@ピンキー
10/02/21 16:35:35 Q7BNR+1q
>>510
強気ヒロイン腹潰しでフンガと逝くシチュですね、わかります

512:名無しさん@ピンキー
10/02/21 22:39:49 6WHLEf2R
>>510
お前良い腹してそうだな

513:名無しさん@ピンキー
10/02/21 23:18:22 rOi1odi0
うざいだけのコピペと思ってた>>510
>>511-512のレスでとたんに萌えレスに見えてくる不思議w

514:平凡な男
10/02/22 03:35:17 NGyoaR30
襲撃
十一月の中旬、都内のマンションが密集する団地の公園に、一人の少女がブランコに乗っていた。
「勇、まだかな」
彼女の名前は広前 華乃、私立霧名高校の三年生で、武術部のキャプテンをしていた。元々スポーツ名門である霧名高校の武術部部長である華乃は三年の春の大会までは戦績は優秀であった。
その後も華乃の戦績が評価されスポーツ推薦で有名大学への進学を決めていた。そのため毎日、高校の部活に顔を出しては練習に勤しんでいる。
水色のカッターシャツの上から紺色のブレザーを羽織り、スカートは最近の女の子らしくスカートをわざと短く履いていた。そして、防寒対策にピンク色のマフラーと黒いストッキングを履いていた。
彼女が待っているのは夏に別れた元彼氏の日比谷 勇。今日は彼の誕生日で、華乃はどうしても渡したいものがあって、彼の帰宅路であるこの公園で待っているのだ。
「勇、私のプレゼントなんて・・・嫌がるかな・・・」
そう言って華乃はかばんの中にしまってあるプレゼントを心配そうな目で見つめる。
二人は小さい頃からの幼馴染で、今は都内に住んでいるが元は東北の人間だ。
親が親友同時の勇と華乃は兄弟のように日々を過ごしていた。だが、華乃が五歳のときに彼女を悲劇が襲った。華乃の両親が交通事故で他界したのだ。
それで、親戚も身寄りもなくなった華乃は、親の親友であった勇の両親に引き取られることになったのだ。
華乃が勇のことを好きになったのはそれからすぐ後のことで、落ち込んだ彼女をやさしく励ましてくれた彼の優しさに惹かれたのだ。
それから二人はスポーツに頭角を現すようになり、華乃は武術に、勇はテニスに才能を発揮し始めた。そして、名門私立高校である霧名高校にスカウトされ、高校生で上京したのだ。
そこで、二人はマンションで隣同士の部屋となった。
小さいころから勇のことが好きであった華乃は別として、勇はそのころには大人に近づきつつあり、華乃を異性として認識し始めていた。そして、華乃の気持ちにようやく気付いた勇は華乃に告白し、二人は結ばれたのだ。
それから高校三年生の夏までは二人は順調に進んでいた。しかし、夏休みに入った頃に二人は大喧嘩をしてしまう。理由は、勇がテニス部の後輩の女子と歩いていたところを華乃が目撃したからだ。
勇はただの後輩と無罪を主張したが、昔から負けず嫌いとやきもち焼きは人一倍の華乃は我慢しきれずに勇の顔面に一撃を御見舞してしまったのだ。武術部最強の女子である華乃と、テニスプレイヤーである勇とでは勝敗は明らか。
勇は一撃で目を回した。
その後、華乃は自らがやりすぎたことを反省し、勇と仲直りはしたもののさらなる悲劇が二人を待ち受けていた。


515:平凡な男
10/02/22 03:36:44 NGyoaR30
夏休みの練習帰りに、華乃はまたしても、部活帰りに後輩の女子と歩いている勇を目撃してしまったのだ。しかも、その後輩の女子がとてもかわいらしかった。
体つきも、筋肉質な華乃と違い、ほっそりとしてどこかか弱く、胸も華乃より飛び出ていた。そうなれば、もはや華乃の焼きもちは嫉妬へと変わり、問答無用と
その場で後輩の女子の鳩尾に強烈な一撃を御見舞してしまったのだ。
後輩の女子は白目をむいて痙攣してしまった。
そして、そこで勇との恋もついえたのだ。
それが原因で、華乃は夏の大会で試合に集中出来ず、一回戦で敗退してしまった。
そして、その後も勇への想いを捨てきれない華乃は、長い間悩み続けたあげく、勇の
誕生日に汗拭き用のハンカチを贈ることにしたのだ。ハンカチには華乃自ら刺繍した勇の名前があった。なれない裁縫をしたために華乃の手はばんそうこうだらけであった。
「勇・・・」
先ほどから華乃の胸の高鳴りは一向に収まらない。
そんな時だ。
(あれ)
公園に人影が現れた。華乃のいる公園はマンションに付属しているもの。マンションの住人が来るぐらいならなんの不自然もない。だが、公園にやってきたのは明らかにマンションの住人ではないのだ。
(やだ・・・まさか・・・)
やってきたのは、全身黒ずくめ人。顔も黒いマスクをかぶっているために男か女もわからない。
(こないでよ・・・おねがいだから・・・)
だが、華乃の願いに反して、黒ずくめはどんどんと華乃のほうへと歩いていく。
(どうしよう、逃げたほうがいいかな・・・)
そう思い、逃げようとした時だ。華乃に妙案が浮かんだ。
(そうだ。もし、こいつが私に何かしたら少しぐらいわざと襲われて傷つけば、勇が優しくしてくれるかもしれない)
華乃には、目の前の黒ずくめが自分より弱い自信があった。だから、わざとやられてもいくらでも挽回出来る。返り討ちにして、なおかつ被害者となって勇に優しくしてもらえる可能性がある。
(やるしかない)
華乃は逃げるのをやめ、黒ずくめに向き合った。
ただ、華乃の作戦には一つだけ問題がある。この黒ずくめが襲ってこなければ作戦事態が成り立たないのだ。
(でも、その心配はなさそうね)
華乃は黒ずくめが確実に自分との距離を詰めてきていることから、相手が自分を襲うであろうと確信した。


516:平凡な男
10/02/22 03:37:10 NGyoaR30
そして、黒ずくめが目前に迫ったとき、ついにその時が来た。
黒ずくめが、拳を華乃の鳩尾めがけて突き出してきたのだ。
(きた!)
華乃は一応腹筋を固め、敵の一撃を受けることにした。だが
ズム!
「こあぁ・・?!」
華乃の目が、信じられないといように見開かれた。
(え・・?)
黒ずくめの拳が華乃のカッターシャツの中心にずっぽりと埋没していた。
「え・・・うぅ・・・」
長年かけて鍛え上げてきた腹筋が、たったの一撃で貫かれていた。
「そ、んな・・・うぅ!!」
不意に、華乃の口の中に生温かい液体がこみ上げてくる。
(くそ!)
華乃はすぐさま黒ずくめとの距離を取るべく大きく後ろへ飛んだ。そして
「う・・うげぇ・・・」
胃からこみ上げていた物を吐き出した。
そして華乃は相手を甘く見すぎていたことを後悔した。もし、腹筋を固めていなければ一撃でノックアウトしていただろう。
華乃はいまだにじんと痛む腹を片手で押えながらきっと黒ずくめを睨みつける。
(ちょっとやばいかも)
華乃の目が、格闘家の鋭い物に代わる。そして、ブレザーを脱ぎ捨て戦いやすいように体を軽くする。
(少し痛むけど、まだ平気ね)
自分が腹部に受けたダメージを再確認し、まだ十分に戦えることを認識した華乃は冷静に黒ずくめの動きをとらえる。
一方、黒ずくめは華乃に向けて歩き始める。
二人の距離がどんどんと縮まり目と鼻の先まで迫る。
「やぁあ!!」
先に仕掛けたのは華乃だった。
得意の回し蹴りで相手の首筋を狙う。スカートが翻り、水色の紐ショーツが丸見えになることなど気にしていられない。
至近距離から放っただけあって、華乃の回し蹴りは見事に相手の首筋に直撃する。
「・・・!!」
声は出なかったものの、相手が呻くように顔をのけぞらせたことからその効果がわかる。しかし、黒ずくめは倒れない。


517:平凡な男
10/02/22 03:37:40 NGyoaR30
もちろん華乃もたった一撃で敵を倒せるなど思っていない。華乃は直ぐに足を戻すと今度は拳を握り、相手の鳩尾へと叩き込んだ。
バシ!!
今まで多くの女選手をこの一撃で倒してきた。女性特有の鍛えても、鍛えてもどこか柔らかい鳩尾にずっしりとめり込んでいくあの感触。そして、自らの拳に伝わってくる相手の臓器の生温かさ。最後は頬をほのかに赤らめた選手達の目が白で満たされ、崩れていく様。しかし
「うそ・・・」
黒ずくめの鳩尾は男性の腹筋のような硬さであった。
(やっぱり、男・・・)
だが、華乃の一撃を受けてうめき声を上げない男などいない。なのに、目の前の黒ずくめはまったくと言っていいほど平然としている。目の前の黒ずくめは、今まで華乃が戦ってきた全ての男を凌駕する腹筋を持っているのだ。
そんなことを考えている華乃に出来た隙を敵は見逃さない。黒ずくめは未だに鳩尾に押しつけられている華乃の腕を掴んだ。
「し、しまっ!!」
慌てて後退しようとした華乃であったが遅すぎた。黒ずくめは万力のような力で華乃の腕を掴んで離さない。
そして黒ずくめは動揺する華乃の鳩尾に渾身のアッパーを突き刺す。
ぼくん!!
「かはぁ!!!」
二つの小ぶりのメロンのような双乳の真下にみちりと音を立てて圧倒的な破壊力を持つ凶器が埋没し、華乃の肉付きのいい丸尻がぶるりと震える。
「あ・・・くぅ・・・」
黒ずくめの拳は肋骨をかいくぐり、寸分の狂いなく華乃の急所にめり込んでいる。
今まで出会ったことのない圧倒的な力で鳩尾を撃ち抜かれ、華乃は涙を浮かべながら精いっぱい見開かれた。
だが、黒ずくめは拳を引き抜くと再度同じ場所に引き絞られた凶器を打ち込んだ。
「ごえぇ!!」
華乃の腹筋を完全に破壊した拳は、カッターシャツをらせん状にまきこみながらまたもや華乃の中に埋没する。巻き込まれたカッターシャツにより、肉付きのいい華乃の乳房がこれでもかと強調されていた。
胃を押しつぶされながらも必死にあふれ出てくる胃液を飲み込み続けた華乃であるが、既にあどけなさを残す唇の両端から黄色い液体が滴り始めている。
黒ずくめが華乃の中から拳を引き抜くと、華乃は力なくその場に崩れていく。だが、黒ずくめは許さない。


518:平凡な男
10/02/22 03:38:05 NGyoaR30
華乃の落下に伴い、めくれるスカート。そこに現れた水色の紐ショーツ。黒ずくめはその中心に強烈な一撃を叩き込む。
「ひゃぁぁぁぁぁ!!!」
最凶の一撃が華乃の下腹部を壮絶に突き上げる。
めくれたスカートから露わになった真白な華乃の丸尻が頭より上の高さにまで突き出た。
黒ずくめの拳は手首まで埋没し、螺旋状に引き絞られた紐ショーツは華乃の秘部の形を惜しみなく露わにする。
「ひ・・・ひぐぅぅ・・・」
最強にまで引き絞られた拳は、華乃の未だ成熟しきっていない子宮を難なく破壊していた。
いつか、愛する勇との愛の結晶を宿らせようと、大切にし続けていた揺り篭の崩壊を感覚的に理解した華乃の目から大粒の涙がこぼれる。
だが、黒ずくめはそれでも飽き足らず、女の密集地帯とも言うべき下腹部に埋没させている拳を大きく捻じったのだ。
「ひぅぅぅぅ!!!」
途端、華乃の体に稲妻が走ったようにびくんと痙攣した。そして、華乃に第二の悲劇が襲うのだ。
「ひゃぁ!!」
ばしゃぁぁぁぁぁ!!
音を立てて決壊した華乃の膀胱から、小水が勢いよく溢れ出た。
水色の紐ショーツを一瞬で濡らした小水は黒いストッキングを濡らしていく。
そして次の瞬間、か細い華乃の喉元が大きく盛り上がった。
「こ・・・くぇ・・・・おげぇぇぇぇ!!!」
幼げな唇から黄色い液体が噴出した。
黄色い液体は華乃の喉を辿りカッターシャツを黄色く染めていく。
しばらくして、全ての内容物が華乃の胃から押し出されると黒ずくめは拳を引き抜いた。
体に力の入らない華乃は受け身もとれぬまま地面に落ちた。
「はう・・・」
白い尻を天につき出す格好で地面に落ちた華乃は満足に動くことも出来ず、両手で鳩尾を押さえた。
黒ずくめはそんな華乃を仰向けにすると、胃液よって黄色く染まった華乃のカッターシャツを躊躇なく引き裂いた。
すると、そこから現れたのはスポーツブラによって封印されている巨大な乳房と、うっすらと筋の通った引き締まった腹部、そして可愛く窪んだ臍であった。
「い・・・や・・・」
華乃は自らの肉体に視線を感じ、最大限の力を振り絞って黒ずくめの顔に拳を打ち込んだが、上下の急所を打ち抜かれた少女のそれな手の平で顔に触れるのと同意であった。


519:平凡な男
10/02/22 03:38:29 NGyoaR30
だが、黒ずくめはそれを反撃とみなして可愛く窪む華乃の臍に猛撃をたたき落とした。
ドスン!!
「ごぇ!!」
鋼鉄のような硬さを誇る拳と地面とのサンドイッチ。黒ずくめの拳には、少女の生温かい肝臓を抉る感触が確かに伝わってきた。
「う・・・おぇ・・・」
あまりの鈍痛に何かを吐き出そうと喉をびくつかせる華乃であるが、既にその胃には胃液一滴残っていない。ただむなしく苦しげに舌を突き出して失った酸素を取り戻そうと口をぱくぱくさせるしかなかった。
そして黒ずくめは華乃のスポーツブラも引きちぎった。するとそこには予想通り、大きすぎもせず、小さすぎもしない、メロンと呼ぶにふさわしい真円の乳房が露わになった。
「わぁ・・・」
自らの胸が自由になったことを感じ華乃の頬がほのかに赤らめる。
だが黒ずくめは続いて華乃のスカートを引きちぎると紐ショーツへと手を伸ばす。
「いや・・・やめ・・・ひゃぁ!!!」
子犬のような声で哀願した華乃であったが、ショーツの中心を豪快に抉られると全身を狂ったように痙攣させる。
「あ・・・う・・・」
下腹部に再び猛撃を打ち込まれて華乃の戦意は完全に消沈する。
華乃がおとなしくなったことを確認した黒ずくめは、華乃の小水によって湿り気を帯び、なおかつ華乃の肉付きのよさを強調するショーツを容赦なく引きちぎる。
今まで勇にしか見せなかった華乃の、一切の茂みのない秘部が月光に照らされる。
(あぁぁ・・・)
絶望的な恐怖のあまり、華乃の目に涙が浮かぶ。
(助けて・・・勇・・・)
恐怖で怯える華乃をよそに、黒ずくめはポケットからあるものを取りだした。
(え・・・なに・・・それ・・・)
黒ずくめが取りだしたのは、男の肉棒の形をした棒だ。正確には、銀で出来ているようであった。
黒ずくめは、その銀で出来た肉棒を勢いよく華乃に挿入した。
にゅち
「あうぅぅぅぅ!!」
今までに勇の肉棒のみを迎えてきた華乃の秘部が、思わぬ物をねじ込まれて悲鳴をあげる。
だが、銀の肉棒は華乃の意思とは無関係に華乃の中を突き進み、そしてその最深部へ突き刺さる。
華乃の瞳孔が点のように縮小した。


520:平凡な男
10/02/22 03:39:00 NGyoaR30
「あ・・・ごぇ・・・い・・・や・・・いさ・・・む・・・」
(いや・・・いやだよ・・・勇・・・)
今まで、華乃は自らの体をずっと勇に捧げたがっていた。胸も、あそこも、みんな勇のために、そして、破壊された子宮も勇の愛液で満たされ、そこで二人の愛の結晶を宿らせるための物。それを、華乃は圧倒的な力で破壊された。
だが、黒ずくめはやめない。今度は、ポケットから最悪とも言える危険物を取りだした。
「ス・・・タン・・・ガン・・・?!」
青い稲妻をビリビリと発生させる武器、スタンガン。用途は護身用から対テロ特殊兵器と幅広い物であるが共通して言えることは人体の内部に多大なダメージを与えるということ。黒ずくめの持っているスタンガンは明らかに軍用のようだ。証拠に稲妻の大きさがまともではない。
黒ずくめは、それを華乃の体に押し付けるのではなく、あまりの長さに華乃の中に収納しきれず飛び出している銀の肉棒へと近づけていった。
(ひ・・・!!!!)
高校三年生であれば必ず習う、物体の電導性。銀は、全ての物体の中で最も電気をよく通す物だ。それにスタンガンが触れればどんなことになるか。
あまりの恐怖に、華乃の肉列がびくびくと震えて黄色い液体を漏らす。
「いや!やめてぇ!そんなことしたら・・・きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
懇願が受け入れられることはなかった。
目で見えるほどの大電力のスタンガンが銀の肉棒の根元に押し付けられた。
「あがぁぁぁぁ!!!!」
華乃の体が極限までブリッチし激しく痙攣した。凄まじい電流が華乃の体内を駆け巡りでたらめに様々な器官を刺激していく。
「ごぁ・・・ひゅう・・・」
そして何を勘違いしたのか、小ぶりのメロンのような乳房の先端、ピンク色の乳首から白い愛液が噴水のように溢れ出る。
「やぁ・・・やめぇ・・・・」
体中に電気を流されながらの華乃は必死に哀願する。だが、黒ずくめは無情にも最後の一撃を放とうとしていた。
「いやぁ・・・・」
スタンガンを銀の肉棒の根元に押し付けたまま、黒ずくめはもう一方の拳を固く握り空高く掲げると、美しい三角ラインを描いている下乳の狭間にたたき落とした。
ズドン!!
「ぐぇぇぇぇ!!!」
公園に地震のような衝撃が走り、同時にぐちゃりという音が響いた。
華乃の危うすぎる肉体が完全に破壊され、肉列から流れる小水が滝のように吹き出てくる。


521:平凡な男
10/02/22 03:39:49 NGyoaR30
最後の一撃は華乃の胃を破裂させたばかりか、肋骨を粉々に砕いて彼女の背筋まで抉っていた。
「か・・・こぇ・・・・」
もはやそれは少女の耐えられるものではない。上半身では鳩尾を深々と抉られ、下半身では強烈な電流が流し込まれていた。二つの急所をめちゃくちゃにされ華乃の意識は瞬時に吹き飛んだ。
そして、力の抜けた秘部からはとろみのある大量の蜜がこぼれだしていた。
「い・・・さ・・・む・・・」
ただ、一言を残して。
黒ずくめは確認のために鳩尾深くに埋没させた拳を大きくひねるが、もはや華乃は反応しない。その光の失われたうつろな目でただ自分を襲った犯人を見つめるだけ。
すると黒ずくめはようやくスタンガンを離して、拳を引き抜いた。
ぐぼっ!という音と共に拳が引き抜かれ華乃の唇からぷくりと胃液がこぼれる。
だが、襲撃者は本当の意味でのとどめを刺そうと、懐からダガーナイフを取りだした。
後はナイフを心臓に突き刺すだけ。だが
「何をしてる!!」
部活帰りの勇が、その光景を見てしまった。
いきなりの怒鳴り声に黒ずくめは驚いて走り出し、夜の闇へと溶けて行った。
その後、勇は目の前の光景に唖然とする。
「華乃・・・・」
可愛くて、でも強い、そんな華乃が口からは大量の胃液を吐き出し、秘部からは卵巣から無理やり蜜を押しだされ、膀胱をつぶされて小水を漏らし、秘部
には銀色の棒のような物が突き刺さっていた。おまけに、びくんびくんと体中が痙攣し、大きな二つの胸が大きく波立っている。その上、その先端からミルクが溢れているのだからそれも驚きだ。
「華乃!!」
勇はぐったりと横たわる華乃に駆け寄り、制服が胃液で汚れるのも構わず抱きかかえた。
「華乃!華乃!しっかりしろ!!」
すると、光を失っていた華乃の目に再び光が戻った。
「い・・・さ・・・」
しかし、その眼は焦点が合っておらず、目も開いてはいるがちゃんと見えているのか定かではない。
「華乃、俺だ!勇だ!」
すると華乃の目から大粒の涙がこぼれた。
「い・・さむ・・・」
「ああ、なんだ」
「か・・・ばん・・・」
「かばん?」


522:平凡な男
10/02/22 03:40:30 NGyoaR30
「とって・・・」
勇は言われるがまま華乃のかばんを取ると、中からプレゼント用の包装に包まれた物を見つけた。
「これ・・・まさか・・・」
「う・・・ん・・・」
華乃は勇からその包を受け取ると、再び勇の前に差し出した。その震える手で。
「お・・・たんじょう・・・び・・・おめで・・・とう・・・」
「まさか・・・このために・・・」
勇はその時、ようやく華乃の手がばんそうこうだらけであるのに気がついた。
「華乃・・・」
「勇・・・ごめん・・・ね・・・」
「謝るのは俺のほうだ・・・ごめん・・・」
もっと早く帰宅していれば、そもそももっと早く仲直りをして、一緒に帰宅していればこんなことにはならなかった、と勇は自分を責めた。
「勇・・・」
「なんだ」
「好き・・・キス・・・して・・・」
「ああ、俺も好きだ・・・愛してる・・・」
勇は華乃の唇に自らの唇を重ねた。
(うれしい・・・勇・・・)
華乃の意識はそこで暗転していった。
「華乃?」
唇を離してみるとすでに華乃の目から光が消えていた。
「華乃!」
勇は華乃の大きな胸をかき分けて谷間に手を突っ込むと、すでに心臓がその鼓動を停止させていた。
「駄目だ華乃!死ぬな!」
勇はその後、心臓マッサージと人工呼吸を繰り返した。
華乃の悲鳴を聞いた近所の人の通報と勇の懸命な救命活動により華乃は一命を取り留めることができた。しかし、体の損傷はあまりにも酷く、肋骨
の粉砕骨折、子宮、膀胱、卵巣の圧壊、肝臓損傷、胃の破裂、電流による神経系の損傷と十四時間にもわたる大手術が必要な程であった。当然ながら、彼女の格闘家としての選手生命は永遠に断たれた。



523:名無しさん@ピンキー
10/02/23 14:45:21 KHoF/DhF
ここで終わりなの?

524:名無しさん@ピンキー
10/02/27 13:52:02 PEzDGQKE
なんぞこれ

525:名無しさん@ピンキー
10/02/27 21:43:50 Ycf47hMg
いやうまいじゃんw

526:名無しさん@ピンキー
10/02/28 00:22:57 iccKRR2D
やっぱ鍛えた腹筋を壊すのはいいね
腹筋と一緒にプライドも破壊したい

527:名無しさん@ピンキー
10/02/28 11:40:54 QXpkL0+C
ラブラブ系は他所でやれ

528:名無しさん@ピンキー
10/03/01 00:55:17 bTlFPS2h
ここってラブ系禁止だったっけ?腹攻めならokな気がするが…

529:名無しさん@ピンキー
10/03/01 02:50:00 nA3EZvIt
腹責めがオマケで、ラブがメインとかにならない限りは大丈夫かと

530:名無しさん@ピンキー
10/03/03 20:55:00 lFovYvQf
腹パンありゃ俺はおk

531:名無しさん@ピンキー
10/03/03 23:25:38 OU9Ll8e/
530に同意

532:名無しさん@ピンキー
10/03/04 01:43:21 KaLmTww0
避難の方に職人きてた
転載が大変なんでアドレスだけ
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)


533:名無しさん@ピンキー
10/03/04 09:05:38 z/wJXI2F
>>532
以下参照

>>466
>>472

534:名無しさん@ピンキー
10/03/04 19:20:18 KaLmTww0
そりゃ残念な話だ

535:名無しさん@ピンキー
10/03/04 19:27:35 R69sah/c
>>522
GJ

536:歌手VS子役   1/7
10/03/07 18:09:16 /cM8xkzr
久しぶりに書かせてもらいます。


「それではこれよりCDリリースを掛けてのタイトルマッチを開始します!」
スタジオ内に設けられたリングに上がった男がマイクで宣言をすると同時に、
観客席からは大きな歓声が上がった。

「青コーナー、パラドックス事務所所属~、YUMA!」
リングアナのコールで、青コーナーの女性が手を上げてリング中央まで歩み寄る。
二年ぶり、4枚目のシングルを掛けてこのリングへと上がっていた。
学生のころグラビアアイドルとしてデビューし、後にロックミュージシャンへ転向、
その恵まれた体を惜しげも無く見せ付けるかのように、きわめて布地の薄い
黒のセパレートタイプのコスチュームを身につけている。
「YUMA!ガンバレー!!」 観客席からの声援に右手を上げて笑顔で答える。 
自軍のコーナーに戻ると、YUMAのマネージャーが、近づき、そっと耳打ちをする。
「大丈夫か星野」
「大丈夫よ、グラビア時代は良くジムとかに通ってたんだから」
「それだって何年前の話だ?」
「それに、ボイストレーニングの為に腹筋だって、ほら」
そう言いながらグローブをはめた手で自分のお腹を指し示す。
其処には鍛え上げシッカリとした‘腹筋,がある。
「それに、リーチがぜんぜん違うわよ」
そう言って対戦相手の少女のほうに目を向けると同時に、リングアナのコールが起こる。

「赤コーナー、ファイナル・プロダクション所属~、姫野若葉!」
呼ばれた少女はパタパタとリング中央まで元気に走ってくるとジャンプしながら両手を挙げる。
「応援よろしくお願いしマース!」
まだ、かばんを背中に背負う姿が似合う少女だ。
ツインテールにした髪形に、かわいらしいピンクのコスチューム。
腰のところにスカートのような、短いヒラヒラが付いており、それが動くたびにピラピラと、捲くりあがる。
そのたびに会場からパシャパシャとフラッシュがたかれる。
顔に満面の笑みを浮かべながら大きく両手を振り観客にぺこりとお辞儀をする。
大手芸能プロダクションに所属し、3歳の頃にドラマデビューを果たし、
このたび、写真集の着いたデビューシングルを出す予定だという。
芸暦はYUMAよりも大先輩に当たる。
そんな彼女であるからYUMAとのリーチの差は明らかだった。


537:歌手VS子役   2/7
10/03/07 18:10:32 /cM8xkzr
勝った方はCDが発売されて、負けた方は『そのCDの発売禁止』を受ける。
『日本著作権管理運営委員会』によるまさに生き残りを掛けた厳しい闘いである。

やがて二人ともレフェリーによりリング中央にまで呼ばれ細かな指示を受けていく。
おおむねボクシングのルールと同じだが、顔面へのパンチだけは今後の仕事に差し障るので
禁止されている。並んでみると、若葉はYUMAの胸の辺りまでしか届いてない。
「おい、チビ、痛い思いをする前にギブアップしちまいな」
「はい? それはこっちの言葉なんですけど?」
始まる前からお互い一歩も引かない覚悟で激しくにらみ合いが続き、その様子に会場から歓声が上がる。

レフェリーに促され両者コーナーに戻り互いに相手を睨み合う、と、
「ファイッ!!」
レフェリーの掛け声と共に勢い良くYUMAはダッシュをかけ若葉の『薄い胸板』に拳を叩き込む。
「キャッ!」
それを受け苦痛に顔を歪ませながら二、三歩後ろによろよろと若葉は下がる。
「逃がすかよ!」 YUMAは追い討ちをかける為踏み込み肩と言わず、胸と言わず、
情け容赦なく拳を叩き込んでいった。その度にYUMAの自慢の胸が大きく揺れ動く。
YUMAのファンから歓声と、若葉のファンから悲鳴とYUMAに対する罵声が飛ぶ。
若葉は両手で固くガードを固めるが、それをこじ開けるように力ずくで拳を叩き込んで
行き、ついにはズルズルとその場に力なく倒れこんでいった。
「おい、レフェリー! ダウンだ!」 YUMAは叫びながら倒れた若葉にグローブを突きつけアピールする。
「あ、ああ、ニュートラルコーナーに下がれ……ん?」 レフェリーがYUMAを下がらせ
若葉に向き直った時。
だらんと足を投げ出した若葉はオイオイと涙を流していた。
「おい、あのちび泣いてるぞ! 私の勝ちじゃないのか!?」
YUMAに指摘されレフェリーも困惑した表情で「おい、姫野降参か?」
戦意を確認するとフルフルと首を振りヨロヨロと立ち上がる。
「ま、まだ……闘え、ます」そんな健気な仕種に会場中から歓声が巻き起こる。
「ちぃ……」 YUMAは軽く舌打ちをすると、ごしごしとグローブで涙を拭いている若葉に近づいていく。
「ん、だよ、これじゃあ本当にただの弱い物苛めじゃねえか」
(しゃあねえなぁ、とっととブッ倒しちまうか)


538:歌手VS子役   3/7
10/03/07 18:11:18 /cM8xkzr
「おい、ちび、こんだけ引っ叩いたんだから、その水着の下のちっちぇ胸は大きくなるだろうから写真集取り直せよ」
パシパシと両手のグローブを叩き合わせながらゆっくりと若葉に近づいていく。
一方、YUMAが近づくたびに恐怖に怯えた表情で両手を顔のところに当てたままその場を動かない若葉。

観客は今まさにライオンに食べられる小鹿を連想していたであろう。

悲鳴にも似た歓声が会場に響く。
(取り敢えずもう胸じゃなくて腹に思いっきり叩き込んでやるか)

思いっきり踏み込んでアッパー気味に叩き込むしかお腹に当てるのが良さそうだ。
ロープ際から動かない若葉との距離をじりじりと詰めて行く。
「悪いけどこの後、新曲発表会見やるからあんまり時間無いんだ」
じっくりと距離を詰め若葉の幼いお腹に叩き込むため拳を引くYUMA。

と、

すっと後ろに下がった後若葉はロープの反動を利用し急速に前に出る。
そして、
ドス!
YUMAの鍛え上げた腹筋を打ち崩すかのような渾身の一撃が今までの恨みを晴らすかのように叩き込まれた。
「あ!? う、うげ……」
腹のそこからこみ上げてくる物を我慢するよりも早く、若葉のパンチが次々と、YUMAの
腹へと叩き込まれてゆく。
「い、いぎ! あがぁ」
声になら無い悲鳴を上げるが若葉の拳はYUMAの腹筋へと情け容赦の無いダメージを与え
続けていった。
観客達は思いもかけない逆転劇にシンと静まり返っていたが、やがて大歓声が巻き起こり
会場は最早若葉コール一色であった。
(こ、こいつがきの癖になんでこんな重いパンチ撃てるんだ?)
取り敢えず距離を取ろう、そう思った瞬間。
ギュッ!
自分のリングシューズを、若葉が踏みつけてきた。
「逃げようとしても無駄だよ」
驚いたYUMAの耳に若葉の冷たい声が響く。


539:歌手VS子役   4/7
10/03/07 18:12:25 /cM8xkzr
「最初に美少女ボクサーがピンチに陥ってその後、大逆転これが今回の私の役」
そう言うとにやりと笑い、「あんたはそのヤラレ役ってわけ」
「くっ!」
とにかくこの状況をどうにかしないと。
そう、YUMAは考え、動きを止めるべく拳を若葉へと叩き込むが先ほどまでと違い、
若葉は全く動じた様子は無い。
「ど、どういうこと?」あせるYUMAに、 「アンタほんとにバカねさっきまでのは演技」
ドス!
絶望的な言葉と共に絶望的な一撃がYUMAの腹へと叩き込まれ。
「あ、あががぁぁ」大きく目をむくYUMAの足から若葉はスッと自分の足をどける。
その途端支えを失い前のめりにYUMAが倒れこむ。
「やったね、わーい、勝ちました!」早々とニュートラルコーナーに戻ると観客席に笑顔で手を振る若葉。
最早試合前半のダメージは完全になさそうだ。
その様子を、マットに倒れたまま憎憎しげにYUMAは見つめる。
「くそ、おかしい、あのチビの体であんなパンチが出せるはず……」
その間もレフェリーのカウントが進んでいるのに気が付き、慌ててYUMAは立ち上がる。
何とかカウント8でファイティングポーズを取る。
「やれるか? YUMA?」 レフェリーの確認にコクリト頷く。
だが腹へのダメージは思ったより大きいフラフラとした足取りで若葉に近づく。
若葉も一瞬不愉快そうな顔をしたあと観客へのアピールを止めYUMAへと歩を進める。
カーン。
二人が近づくより早く第一ラウンドが終了する。
YUMAは安堵で、若葉は名残惜しそうにそれぞれのコーナーへと戻る。
「ひどいな」YUMAのセコンドは腹の具合を見ながら呟く。
氷嚢で冷やしているが、赤黒く晴れ上がり、とてもあれほど年下のパンチを受けたとは思えない。
自慢の腹筋は完全に破壊されていた。
チラリと二人は反対コーナーを見た。


「ねえ、あいつらこっち見てるよ」
YUMAと目があった若葉は傍らに立つ男に声をかける。
「ああ、姫野ちゃんが何でこんなに強いのか不思議に思ってるのよ」
「マネージャー、念のためグローブを普通の物に取り替えて、此処からは私のパンチでも倒せるから」
「わかったわ」


540:歌手VS子役   5/7
10/03/07 18:13:05 /cM8xkzr
姫野若葉の陣営は、予めグローブに仕掛けを施しておき、そのパンチ力を増していた。
また、コスチュームにも、吸収剤のような物を付け多少のパンチならば、
ダメージが通らないようになっている。
「姫野ちゃん、焦り過ぎよ、本当なら3ラウンド目ぐらいで倒す予定だったのに」
「うるさいわね! アイツ、ムカついたんだもん、それにこれ結構痛いんだけど欠陥品じゃないの?」
マネージャーに対して怒りを露にはしているが、顔は勤めて冷静さを保ち、
時折かかる声援には笑顔で答え手を振る。
「兎に角、アイツのお腹もうぼろぼろよ、次に私自身で完全に壊してやるんだから見てなさい!」

反対側のYUMA陣営では、
「ねえ、あいつ、グローブ取り替えてない?」
「ああ、くそ! そういうことか、あいつらなんか細工してやがったんだ」
「なるほどね、道理であんなチビがあんなパンチ出せたわけだ」
「おい、そうするとたぶんアレにもなんか細工してるんじゃねえのか」
マネージャーがピンク色のスカート付きの水着を指差す。
(そうかもね)
YUMAは心の中で呟く。 其れならば今までの事が全て納得いく。
「おい、星野」
「棄権なんてしないわよ、あのガキに世間の恐ろしさ叩き込んでやるわ」
氷嚢をマネージャーに渡し、立ち上がると、反対コーナーの対戦相手の少女を睨みつけた。


「ねえ、マネージャー、あいつすっごく睨んできてムカつくんだけど」
「熱くなっちゃ駄目よ姫野ちゃん、冷静に行かないと」
「五月蝿いわね! いいわアイツに芸能界の恐ろしさたっぷり叩き込んでやる!」
そう言いながらぴょんと立ち上がると、
「観客の皆さん! 若葉、次のラウンドも頑張りますので応援お願いします!」
客席にぺこりと頭を下げる。
その途端会場中から歓声が沸き起こる。


541:歌手VS子役   5/7
10/03/07 18:14:07 /cM8xkzr
第二ラウンドのゴングが鳴り、今度は若葉が矢の様に飛び出してくる。

「このー!」 可愛らしい掛け声と共に、的確に痛めたYUMAの腹へと拳を叩き込んでくる。
「さっきとは全然重さが違う、テメエやっぱりグローブに細工してやがったな」
ガードを固めながらYUMAが若葉を睨みつけると、
「当たり前でしょ、アンタみたいなやつとまともに殴り合えるわけ無いじゃない」
涼しい顔で若葉が告げる。
「!? この、てめえぇ!」
ドス!
怒りに任せて若葉の体に拳を叩き込む。
「ふわ! い、イターい!」
良く通る若葉の悲鳴が会場を包み、会場からは一斉に『若葉ちゃん頑張れ』コールが起こる。
「ほーら、皆アンタの負けを期待してるよ?」
グローブで顔を隠しながら若葉が挑発する。
「このくそガキ!」
だが、YUMAが踏み込んだそれにあわせる様に、若葉は一歩踏み込むと、
強烈なボディーブローを叩き込んだ。
「ぐへぇ……!」
威力はさほどでもない、だが、今までのダメージの為、YUMAの身体が大きく沈む。
(楽勝ね、思ったよりも梃子摺ったけど)

「会場の皆さーん、皆さんの声援のおかげでワカバ、勝てました!!」
両手を振り上げぴょんぴょんと飛び跳ねる若葉。

(今だ!!)

崩れかけていた体勢を立て直すと、軸足に力をこめて、残った力を右腕にこめる。
其のまま隙だらけの、目の前の標的に向かいYUMAは飛び上がるように拳をその腹へと叩き込んだ。
「エッ……! ブオォ!!」
若葉のコスチュームの防御機能を完全に上回ったYUMAの全身全霊の拳がその幼い腹へと叩き込まれ、
一瞬その小さな身体が宙に浮いたのではないかと、誰もが錯覚するような一撃だった。
今までの可愛らしい悲鳴ではなく、くぐもり潰れた様な声を上げ、若葉は崩れ落ちていった。
「レ、レフェリー……カウントを……」そう告げると、YUMAはどさりと背中をコーナーポストへと預ける。


542:歌手VS子役   7/7
10/03/07 18:14:51 /cM8xkzr
「あ、ああ……ワーン・ツー……」
ピクピクと痙攣していた若葉はカウントを聞くと、ジリジリとロープを掴み立ち上がり始めた。

「わ、……わたしは、負けない……!」
じりじりと歯を食いしばりながら少しずつロープを掴み上へと上がっていく若葉。
がくがくと震えてくる足に必死に力をこめる。
だが、気持ちとは裏腹に足には力は戻らない。
「あ、くっ! くそー!」
汚い言葉を吐き、力なくズルズルと崩れ落ちていく若葉、
ドスンとしりもちを突き、ブルブルと若葉が体を揺らす、その途端。

「あ! いや! いやああ!!」
ぶしゃあああアアアアア!!!
スカートの中の股間部分から足元に水溜りを造って行く。
ビクビクと体を震わせながら若葉は絶叫した。
「いやああ! だめええ! とるな!! 撮るなぁぁあ!!」
「……ナイン……テン!!」
少女の絶叫と共にテンカウントが告げられ、パシャパシャと一斉にフラッシュが巻き起こる。
「勝者! YUMA! 之によりCD発売権はYUMA選手の物になり姫野選手のCDは発売中止となります!」
アナウンスが会場に響き、YUMAは大きく右手を上げる。
リングサイドからは感極まったマネージャーが飛び出し、YUMAへと抱きついた。
「おい、やめろって、発売が決まっただけだろ」
そう言いながらチラリと、対戦相手だった若葉を見る。
ショックの為か、気の抜けたような顔をし、完全に前後不覚になっている。
「あの子にとってはキツイ歌手デビューになっちまったな」
ボソリと呟くと、会場に向かいもう一度大きく片手を掲げた。


後日、YUMAのCDは順調な売れ行きを見せ、
また、若葉の事務所は写真集の方だけ発売し、それは先の事件と相まって、跳ぶように売れたという。


543:名無しさん@ピンキー
10/03/07 18:18:02 /cM8xkzr
有難うございました。

そして、5が二つできてしまったのと、
sageと入れたのに下がらなくてすいません。

ではまた。

544:名無しさん@ピンキー
10/03/07 18:30:39 rjzqQlNX
GJ過ぎる
アイドル同士の腹責め、しかも、片方にジュニアを持ってくるあたり、フェチってモノを分かっている

545:名無しさん@ピンキー
10/03/07 21:39:06 +stvVzki
奇を衒ったわけでもなくふつうにボクシングなのもいいですね。
楽しませていただきました。

546:名無しさん@ピンキー
10/03/07 21:41:46 tPkODcCY
今夜のオカズだぜ!>>542

547:名無しさん@ピンキー
10/03/08 00:50:58 3X+HveFl
こんばんは。
避難所をお借りしている者です。

絵が描けましたので、うPさせてもらいました。クズみたいな不味さの絵だけど、話の雰囲気をつかむ程度に思っていただければ。

場所は前回と同じうpろだライブラリー。

lib221270

パスは前回と同じです。
んで、小説の方も絵の展開と同じだけ更新しておきました。

やっぱり名乗らずにいても、絵柄でわかっちゃうものですかね?

また描いたら話の方も更新していきます。

お待たせしてごめんなさいまし。



548:名無しさん@ピンキー
10/03/08 15:14:41 1pVHwHcn
くぎゅボイスの悪魔娘の続きは?

549:名無しさん@ピンキー
10/03/10 23:23:19 o7MqrXi/
>>547
遅かったか……再うp願えないでしょうか!
小説が良かっただけに余計に気になる!

550:名無しさん@ピンキー
10/03/11 19:59:49 gcdvUQbM
>>547
すみませんが、もう少し場所を教えてください(頭を下げる)

551:名無しさん@ピンキー
10/03/11 23:38:22 NiIBN7JH
うpろだ@2ちゃんライブラリに再うpしておきました。
lib222680
DLキーも前回と同じです。

かッ、勘違いしないでよね!?
アンタがどうしてもっていうから仕方なくうpしてあげただけなんだから!!!



552:名無しさん@ピンキー
10/03/11 23:49:18 Z3J7ccl9
微妙にツンデレになってないw

553:名無しさん@ピンキー
10/03/12 00:30:02 e8WbE+Mu
その前回のキーを探しにレス遡るのが微妙にめんどくさい
いや、しっかりローカル保存しましたがw

554:名無しさん@ピンキー
10/03/12 01:04:20 EimAv98t
確かに目欄にでもパス書いておいてくれるとより一層ありがたいかも知れないwww

555:名無しさん@ピンキー
10/03/12 02:36:48 zxoKYCUM
絵がある方がより一層興奮するなw
続きもwktkしながら待ってます

556:名無しさん@ピンキー
10/03/12 16:15:45 GhY+82TT
>>551
すみませんがパスワードを教えてください(頭を下げる)

557:名無しさん@ピンキー
10/03/12 17:00:44 fN21UDPF
那覇市

558:名無しさん@ピンキー
10/03/12 17:01:25 fN21UDPF
すいません誤爆

559:名無しさん@ピンキー
10/03/12 20:39:08 JhK0lmgC
>>551
ありがとうございます!小説との相乗効果もあって最高の絵でした。
絵も小説もこのレベルとは本当に多芸な事で羨ましい限りですw
これからも是非頑張って下せえ。

560:名無しさん@ピンキー
10/03/13 02:59:25 cfuqFuF/
腹責めは狭いようで幅広いジャンルだけど、好きなシチュ(または好きなSS)ってなんだい?

何かグッと来るものがあれば、それに応えられるSSを書こうと思ってまふ。

561:名無しさん@ピンキー
10/03/13 03:09:33 nAcAp82g
ストイックな格闘美女が今まで培ってきた自信毎ブチ抜かれる感じが

562:名無しさん@ピンキー
10/03/13 03:17:03 sC29pkoz
悪くは無いがそのシチュ何度目だ

563:名無しさん@ピンキー
10/03/13 03:18:33 aGgOfY+g
逆に腹筋が欠片も無い少女か幼女が固すぎる肉棒でお腹をこねくり回されるとか

564:名無しさん@ピンキー
10/03/13 03:29:13 aI1+5Nr2
>>562
何度でもおかわりできますw

565:名無しさん@ピンキー
10/03/13 04:01:24 fEqcDrPP
>>560 好きなシチュっつーか好きな妄想をw 
書いてもらえたら泣いて喜びます
鍛えてるかっこいいお姉ちゃんが、何らかの脅迫を受けてリングに上がる。
セクシーな衣装を着せられた女の対戦相手は異常な馬鹿力の男で、序盤の善戦も虚しくフルボッコ。
最終的にアザで真っ黒になった腹筋を押さえながら病院送りに…
 
ってな感じでw
お目汚しサーセンw

566:名無しさん@ピンキー
10/03/13 12:55:07 XKZ/F5tE
>>560
前から打つ腹もいいけど
下から打つ腹もいいものですよ…
膝とか、振り上げるタイプの蹴りとか

「赤ちゃん産めなくなっちゃう」
「産む気だったのか?それは残念だったな…だがその心配はもう必要ない」
いままで金的蹴りで対戦相手を倒してきた女格闘家が…みたいな

567:名無しさん@ピンキー
10/03/13 13:57:59 Lv4k7450
負けたほうが脱がされるとか輪姦されるとかで必死に打ち合う女の子達とかいいな

もちろんMFも好きです。
技量では負けず懸命に反撃するも、一方的にダメージ蓄積していく格闘少女・・・
気力で立ち続けるもついに膝を付き悶絶とか嘔吐とか。

雪辱のため過酷なトレーニングに耐えるシチュも好き。

568:名無しさん@ピンキー
10/03/13 20:32:54 aI1+5Nr2
>>565
・・・・・・・・ふぅ

569:名無しさん@ピンキー
10/03/13 22:53:06 fA8piM38
絵師さんが昔公開してた絵みたいに、地下ボクシングっぽい
シチュエーションがいいなぁ。
それに腹にめり込むならグローブが一番映えると思うんだw

570:名無しさん@ピンキー
10/03/13 23:49:14 DiEo64YP
めり込むというか、グローブは内臓に衝撃伝わる感じがいいんだよね。
素手とかじゃ表面の痛みが増えそうで

571:名無しさん@ピンキー
10/03/14 15:26:22 iecRG+T6
金髪ヘソ出しカウガールボクサーが最初は艶やかな笑顔でエキビジョンマッチのリングにノリノリで挑むも、
技量もパワーも何もかも上なスキンヘッドのガチな攻撃に圧倒されて足元とかフラフラ
コーナーポストまで追い詰められてドコドコとリズミカルに腹部を連打されて、
打ち終えた時にしどけなくスキンヘッドにもたれかかりがらズルズル崩れていくのとか好き

572:名無しさん@ピンキー
10/03/14 18:46:49 wVPjdnee
おまいらそこまで具体的な妄想なら自分で書けよww

573:名無しさん@ピンキー
10/03/15 00:24:07 x/ekQahc
>>572
妄想内でなら毎日10作は出来てるから問題無い

574:名無しさん@ピンキー
10/03/15 01:22:01 v74zJc7U
>>573
それ書いたって言わない
尚更自分で書いてみたら?
じっくり熟成させたらGJの嵐が吹き荒れるかもよ

575:名無しさん@ピンキー
10/03/15 04:42:41 XzCAGAw0
とりあえず>>565をネタに書いてみます。
どんくらいかかるか分からないので気長に待っててね

576:名無しさん@ピンキー
10/03/15 14:34:24 g4wuQQcw
文才が無い俺には妄想は積み重なっても十行より長い文章は書けないんだ・・・
もしくはスイーツ()みたいな文章になる

577:名無しさん@ピンキー
10/03/15 16:53:51 XzCAGAw0
>>565を元にssを書いているのですが、
「脅迫を受けて女の子が戦う」という部分について、こんな脅迫がいいという注文はありませんか?
女の子の闘志の原動力になりつつ、失神KOされた時により悲惨さが増すような、
カタルシスが得られる動機はないでしょうか

初ssなもので、住人に頼ってばかりですみません!
>>576も書いてみなよ
俺だって文才に自信は無いよ

578:名無しさん@ピンキー
10/03/15 16:56:14 XzCAGAw0
ちなみに主人公は学生です

579:名無しさん@ピンキー
10/03/15 17:32:48 nkB/04Ww
>>567みたいに負けたほうが脱がされたり輪姦される条件だといいと思うの

580:名無しさん@ピンキー
10/03/15 17:51:38 XzCAGAw0
御意見ありがとう
無理やり脱がせるとかいかにも女同士のやり方っぽくていいですね。
何らかの裏イベントの試合って感じで書いてたけど、恨みを持つ他学生による決闘と見せかけた罠!
という感じにでもしてみます
脱がせたり、ライバルの彼氏にレイプされるといった表現はあるかもしれませんが、輸姦はちょっとかけないかもしれません。


581:設定など書いてみました
10/03/15 18:51:59 XzCAGAw0
鈍い音を鳴らしながら古びた扉を開け、少女が中に入ってくる。
少女の身長は170cmほどだろうか。そのポニーテールに纏められた美しい黒髪と、魅力的な褐色の長い肢体が強烈な印象を与える。
辺りを見回すと、小さめの倉庫の中はほとんどからっぽで、ポツンと佇むリングを中心にいくつかのパイプ椅子が置いてある。
少女はリングを見据え、ゆっくりと前に歩き出した。

少女の名前は夜上美夏。
18才の高校3年生で水泳部のキャプテン、更に小学校の時から空手を習っており、黒帯を締める程の実力者だ。
17才の時美夏は空手で県大会ベスト3に輝き、地元ではちょっとした有名人だった。
彼女を注目の的にしている理由はこれだけではない。
彼女の三体数は86・56・83と、まだ学生とは思えない驚異的なプロポーションの持ち主だった。
生まれつきのスリーサイズに加え、彼女のシェイプアップされた健康的な肢体は間違いなく彼女の血の滲む努力で作り出されたものである。
大きな胸は肩の筋肉に支えられ、水着を突き破らんばかりの激しい自己主張をしており、男女問わず注目を集める。
スラリとしながらも筋肉の密集した腰にはほとんど脂肪が付いておらず、彼女のアイデンティティでもある6つに割れた腹筋が常に浮かび上がっている。
そして長い手脚はしなやかに鍛えられ、その筋肉の密度にも関わらず女性的な魅力を失ってはいなかった。
もちろんそんな彼女を男子たち(正確には一部に女子生徒もいるようだが)は放っておかず、何人もの生徒が告白したが、未だ交際を了承された者はいない。
彼女は正義感も強く、気弱な男子生徒や後輩の女子には慕われ、優しくストイックな性格と外見的魅力も合わさって学校のヒーロー…いや、ヒロインとなっていたのだった。

しかしそんな魅力たっぷりの彼女にも敵対する者はいる。目立てば目立つほど嫉妬は買うものだ。
特に彼女と犬猿の仲の女生徒達がいる。同じ学校の生徒であり、更に同じ空手道場に通う三人組だ。
三人の内のリーダーは菊池松子(「まつこ」ではなく「しょうこ」)。彼女もまた美少女で、段位は美夏に一つ劣るものの黒帯を締めている。
多くの共通点をもつ2人だが、大きな違いは性格にあった。
美夏が学校のヒロインなら、松子は学校のイジメッ子達のリーダーといったところだろうか。

582:名無しさん@ピンキー
10/03/15 21:09:52 lK6Yp0q7
水泳部という設定は必要なんですかね?

583:名無しさん@ピンキー
10/03/15 21:21:46 bsSUCdg3
水着の美少女がバトルの末にボロボロにされる姿は良いものだと思う。


584:名無しさん@ピンキー
10/03/15 21:33:33 nkB/04Ww
「しょうこ」なのは「まつこ」だと更衣室シリーズのが浮かんじゃうからでしょうかw

相手が不細工でも、男でも、美少女同士でもそれぞれおいしい。

585:名無しさん@ピンキー
10/03/15 21:34:17 lK6Yp0q7
それは単純に着せればいい話であって、水泳部設定が必要だと思わないけど
強さの説得力を損ねさせる水泳部という設定は不要ではないかと
ストイックに鍛えてたのなら、なんで二足のわらじ履いてんだ…という疑問が沸いたので

586:名無しさん@ピンキー
10/03/15 21:34:21 XzCAGAw0
日焼けした肌が好きなんで…
特に手足、首が日焼けしてて普段競泳水着を着ている胴体だけ白いってのが…
戦うときは競泳水着は着ません。腹筋に刻まれたアザが見えないので
でもポニーテールにできるほど長髪の水泳部ってよく考えると変w

587:名無しさん@ピンキー
10/03/15 21:36:28 XzCAGAw0
キャラの名前は更衣室シリーズとミストさんの作品のオマージュです
今ボコられるシーンを書いてるんだけど、正直仕置き人さんのパクリと呼ばれないか心配だw

588:名無しさん@ピンキー
10/03/15 21:43:15 XzCAGAw0
>>585
アドバイスありがとう!
今見たらこの設定は趣味で付けただけで後の展開に関わってなかったので消してみます。
日焼けは普段肌出して活動してるから、ってことにしときますね。

589:名無しさん@ピンキー
10/03/15 22:34:23 r20qwUMm
連投が過ぎるよ。
初SSで興奮してるんだろうけど、スレの私物化をしないように気をつけて
作品は期待してる

590:仕置きな人
10/03/16 00:47:51 QgEgige3
>>587
全裸待機で応援してるお!

・・・自分は妊娠中の嫁にコノ趣味知られてエライことになったw
みんなも気をつけるべしw

591:名無しさん@ピンキー
10/03/16 01:59:24 5aeb0IFX
>>586
君望だと思えばおkw

まあ個人的にスイマーは肩幅はグングン広がってくのに脂肪残して筋肉テクスチャー目立たないので好きでもなかったりするw


592:名無しさん@ピンキー
10/03/16 05:58:07 MaM+n6Ne
>>590その名前…仕置き人さんですか!?
僕仕置き人さんの作品読んでこのジャンルに興味持ったんですよ。
本人にコメントされたなら光栄です。

今、主人公の対戦相手の男のスペックを書き直しているんですが、外見的特徴や
言動について、こんな外道なら良い。という注文はありませんか?
>>589さんの言う様に、ちょっと書き込みし過ぎたので、以後自重します。

593:名無しさん@ピンキー
10/03/16 09:06:27 XlrnZJxb
いい加減にしろ
お前は他人の望んだ物しか書けんのか?
読み手ってのは職人のオリジナリティを見たいんだぜ。
んな媚びられても嬉しくもなんともないわい

594:名無しさん@ピンキー
10/03/16 09:30:16 XZAl0kXK
痛い人なんだろうな
自分のブログでも作ってそこでワイワイやってくれ


595:名無しさん@ピンキー
10/03/16 11:43:07 kCsDLT11
スゲー
書くのって中々大変なもんだけど、読むだけの奴が要望聞かれただけで何言ってるんだ

596:名無しさん@ピンキー
10/03/16 14:38:47 XZAl0kXK
このスレはあいつの日記帳じゃねーぞ
他で書いてろ

597:名無しさん@ピンキー
10/03/16 15:06:52 bL4lTTyt
少しマナーがよろしくないな。
SS書きってのは役者みたいなもんだ。
これから観客の前で劇やろうって人間が、作品について一言二言いうぐらいならともかく、
これはこうであそこはこんな設定で…って何時間もくっちゃべってたら野次が飛ぶだろ?
今はそういう状況。

ただ文章力はありそうなんで、作品には超期待している。頑張ってくれ。

598:エネエネ
10/03/16 17:27:11 poj4Bei8
良スレ発見
今のが落ち着いたら書いてみようかな。かなりマニアックになるけど

599:腹パン+恥辱責め (1/5)
10/03/16 20:57:17 MaM+n6Ne
夜のボクシング部部室、リングの上には2人の少女が互いを睨みつけながら佇んでいた。
背の高い少女の名前は夜上美夏。18才の女子高校3年生で、ボクシング部の部長を務めている。
背丈は170cm代前半といったところだろうか。ポニーテールに纏められた黒髪、
三白眼の鋭い目つき、そして褐色に日焼けしたグラマラスな肉体が強烈な印象を与える。
彼女の趣味は肉体を鍛錬すること。その肉体は筋肉の密度の割に女性らしいフォルムを失っておらず、
特に彼女のアイデンティティでもある美しい6つに割れた腹筋はシャツを着てもその形が分かるほどだった。

対のリングポストに佇む少女は、同じ学年、同じ部に所属する菊池松子(「まつこ」ではなく「しょうこ」)。
栗色のウェーブした髪をツインテールに纏め、同じく魅力的ながらも真っ白な肌は、ワイルドな美夏とは正反対の、
お嬢様のような印象を与える。しかし高慢な彼女もボクシングへの興味は強いようで、肉体の鍛錬は欠かしていないようだ。
彼女は県知事の娘で、生まれの良さを利用して傍若無人に振舞っており、学校で恐れられていたのだった。

2人はなぜこれから戦おうとしているのか。
肉体を美しく保つことが生きがいの美夏に対し、松子の生きがいは学内の生徒を屈服させ、お嬢様気分を味わうという幼稚なものだ。
しかし松子にとって、自分の仲間たちの脅しや嫌がらせに屈せず、部長という立場や実力でも優位に立ち続ける美夏は存在が不快だった。
2人は入部当時からいざこざが絶えず、どちらも部内のエースを争う実力者だが、未だ決着は着いていない。
松子の、自らの征服欲を満たせない美夏への嫉妬、憎悪は限界に達しつつあった。
ついに2人は決闘という形で雌雄を決しようとしていた。「負ければ勝った者に従う」という、松子らしい悪趣味なルール付きでだ。
美夏はそれに不安を感じながらも、彼女の好戦的な性格と、卒業前にライバルとの決着を着けたいとの思いから、了承したのだった。

600:腹パン+恥辱責め (2/5)
10/03/16 20:57:44 MaM+n6Ne
「あんた、負けたらしっかり約束守ってもらうよ。」鋭い目で相手をみながら、落ち着いた口調で美夏が言う。
「ふふ、もちろん。あなただって負けて泣きべそかいても、許してあげませんよ?」からかう様な子供じみた口調で松子が返す。
美夏のウェアは、上はハーフトップ型のスポーツブラで、胸から下は普段服の下で日に焼けていない自慢の腹筋が見て取れる。
下に履いているのは、トレーニング用の光沢ある素材のホットパンツだった。魅力的な足が強調されている。
男子の目が無い女子高だからこそ、このような格好で部活に参加しているのだろう。
松子の格好も、美夏の美貌に対抗してかほぼ同じだが、違いはスポーツブラの色が黒で、花の刺繍がワンポイントになっているくらいだろうか。
ボクシングシューズは2人とも同じ物を使っていた。

部室に居るのは2人だけではない。他の部に所属する者が2人。
2人の名前や所属する部活は美夏の記憶に無いが、いつも松子とつるんでいる、腰巾着のような2人組だ。
松子が2人に命じ、開始のリングが鳴ろうとしている。基本ルールは一般のボクシングと同じだが。
この決闘はラウンド制を無視する。なので2人はどちらかが倒れるまで休み無しだ。
カァン!! ゴングが鳴る。
美夏の感覚は研ぎ澄まされ、真剣勝負の期待に肌が沸いた。

試合開始から2分ほど経つ。
まだ大きな動きは無いものの、両者の間でハイレベルな拳の応報が繰り広げられる。
美夏には松子との決闘にに臨むにあたって、1つ有利な点がある。
松子の得意技、必殺のフィニッシュブローは、相手の体力を浪費させてからの渾身のボディブロー。
しかし対する美夏は彼女の得意技を受け止められる程の腹筋をもっているのだ。
試合は続く。松子のブローを紙一重で避ける度、美夏のスリルを求める本能が刺激される。
(よし! 乗ってきた! 次のラッシュの間にアイツをKOしてやる!)
松子のパンチに合わせ疾風のようにカウンターパンチを放つ。松子は運良く交わすが、絶好調の美夏を前に血の気が引いた。
松子は慌てて距離をとり、気を落ち着かせる。美夏は余裕なのだろうか、積極的に責めない。
その澄ました態度が松子をイラつかせる。彼女は勢いよく美夏へ距離を詰めた。松子はいつも焦ると得意技を振り回す癖があった。
(来た!ボディ撃ちより早くあたしの拳をアイツの顔面に届けてやる!)美夏も上半身を前に出し、素早く前に出る。しかし次の瞬間
 ズルッ! 前に飛び出しながら踏み込んだ足が思い切り滑った。リングは濡れていない
(あれっ!?何でこんなところで滑るの?ちゃんとシューズの手入れしてるのに…)慌てて眼を足元から前に戻すと、松子の拳が迫っていた。
ドゴッ!!「ゲボォォッ!」鈍い音と同時に呻き声が響く。美夏は自分の全体重と前進のスピード、そして怒りに燃える松子の全力が合わさったボディ撃ちを受けたのだ。

601:腹パン+恥辱責め (3/5)
10/03/16 20:58:13 MaM+n6Ne
「うぐぅぅぅうぅぅぅうぅ!!??」腹を押さえ、立ったまま大きく体を屈し、足は内股になる。
美夏は思考が定まらずパニック状態だ。滑ったこと、最悪のボディブロー、そして松子の拳に感じた硬い感触だ。(まさか、あいつ…)
しかし今はこの状況を脱しなければ。体制をとりなおし、素早く後ろに振り向きながら前を見渡す。視線の中に松子がいない…
瞬間、彼女の視線の斜め下から拳が見える。(クソッ気付かなかった。横から!)
ドグゥ!「ゴブッ!」ガードも間に合わず、またもや拳が腹筋に突き刺さる。圧縮された胃の内容物がほんの少し、口から飛び出す。
「ぐえぇぇ!」美夏にとってこの2発目は致命的だった。怪しい点はあるものの、彼女の自身の表れがたった2発で打ち砕かれたのだ。既に美夏の膝はガクついている。
「松子ぉ…あんた、何か…」口から液体をたらし、相手を睨みつけてつぶやく。松子は無言だ。ポーカーフェイスの裏では美夏の様を嘲笑っているのだろうか。
再び拳の応報。しかし体力を失い、精神ダメージも負った美夏に先ほどのキレは無い。一心不乱に攻める美夏。
しかし彼女が大ぶりの拳を放った途端強烈なカウンターがの彼女の頬に返ってきた。一瞬意識が飛ぶがすぐにガードを固め持ち直す。
松子は美夏と数cmの距離まで距離を縮め、左手で彼女の片手を無理やり捉える。ガードをこじ開け、右手は大きく振りかぶっている。
(まさか…まだ狙う気なの…)いつの間にか強気な彼女は松子におびえ切っていた。正確には松子でなく、彼女の拳なのだが。
なんだかスローに感じる。美夏が片手でパンチをガードしようとしながら、松子の目を見た。
いつものふざけた態度から想像もつかない暗い目つき。その目つきは崩れかかった美夏の心に殺気すら感じさせた。「や、やめ…」
グチャッ もはや弛緩した腹筋は防御もままならない。一瞬遅れて美夏の口、鼻から吐瀉物がまき散らされる。
足に力が入らない。呻き声とも悲鳴ともとれない声をあげ膝を着き、松子にしがみつく様に前に倒れる。
「汚いわね、触らないで!」松子に突き飛ばされ仰向けに倒れた。顔全体に吐いたものがかかってしまった。
松子の合図を受け、取り巻きが嘲笑いながらリングに寄ってくる。痛み、そして格下と思っていた相手に負ける悔しさの中、美夏は意識を失った。

602:名無しさん@ピンキー
10/03/16 20:58:19 +78D/8ci
腹パン小説さえ読めれば私は嬉しい。

603:腹パン+恥辱責め (4/5)
10/03/16 20:59:06 MaM+n6Ne
どれほどの時間が経ったか、水をかけられ美夏が目を開ける。
リング上で仰向けに大の字で倒れている。体は汗だくで服が張り付いている。足はほとんど動かない。まだダメージは抜けていない様だ。
目の前には松子とその取り巻きがおり、松子はすでに制服姿だ。取り巻き連中が手に持つ物は何だろうか。カメラ?逆光でよく見えない。
「起きたわね、美夏。さっきは惨めだったわ。あんな醜い負け方、恥ずかしくない?」いつもの上から見下すような態度だ。
「…松子、私のシューズと、あんたのグローブ、何か…」言いながら首を起こした美夏だが、恐ろしいものを目にする。
両者のシューズとグローブは脱がされている。これでは不正の確認ができない。しかしそんなことより、美夏は自分の腹部を見て絶句した。
彼女の白く、自慢の腹筋に3つのドス黒い痣ができている。その痣を中心に腹筋全体が歪んでいた。(な、なによこれ……)
視認した途端、忘れていた腹部の鈍痛が戻ってくる。美夏は顔を歪めた。
「シューズとグローブが何か?まさか、私達が何か細工したとでも?あなた、負けておいてそんなことを言うなんて、見損なったわ」蔑みの表情を浮かべる。
「せっかくあなたを倒すために必死で特訓したのに、あんまりだわ。」もっともらしく言うが嘘だろう。
「もしかして、負けてからそんなこと言う為に、わざとシューズの確認をしなかったんじゃねーの?」「うわっサイテーだこいつ」ようやく2人の取り巻きが口を開いた。
「とにかくあなたは負けたの、美夏。約束には従ってもらうわ。」3人がにやりと笑う。
「な、なによ…一体何をしろっての…?」怪訝な顔で美夏が言う。
「そうねえ。まずは私への服従の印として、ヌードモデルにでもなってもらおうかしら、2人とも!」取り巻きが美夏の手足を一本づつ無理やり抑えた。
「え…なっ…何考えてんのあんた!話せよお前ら!」抵抗しながら必死に叫ぶ美夏。
「うっせーよ!負け犬が命令すんじゃねえ!」「うっわ、汗くっせえなコイツ、きったねえ。」取り巻きの屈辱的なセリフが美夏に刺さる。
(畜生、こんな格下、私のパンチ一発も耐えられない癖に…)
「コイツ抑えらんねーよ。松子、お願い!」右の女が言う。
笑いながら松子が片足を上げる。その足で自分をどうするか悟った美夏。
「い、いや!お願い!やめて」言い終わると同時に足が降ってくる。
ズムッ 彼女の腹にローファーが食い込む
「ぐえ゛ぇ゛ぇぇえ゛!」
目は見開き、もはや中は空っぽの胃はまるで動物のような呻き声を絞り出すしかなかった。
かろうじで荒い呼吸を保つ美夏。抑えられた両腕と弛緩した下半身、反射的に曲げられた膝、まるでおむつを替える赤子の姿だ。
ぐったりした彼女の耳に、ジョキンと嫌な音が聞こえる。我に返ると、ブラは斬られ乳房に三人の視線が集まっていた。
「あっ、あああ…」絶望の表情で美夏は呻いた。薄く開いた目から、静かに涙が流れる。

604:腹パン+恥辱責め (5/5)
10/03/16 20:59:38 MaM+n6Ne
誰にも見せたことの無い美夏の胸。大きく形のいい乳房が波打つように揺れている。
日焼けした手足と違い白く、汗でしっとりとした胸の真ん中にピンク色の乳首が上を向いている。その様子に、押さえつけている2人は息を呑んだ。
「あらあら、こんなにきれいなオッパイを持ってたなんて知らなかったわ。他の人にも見せてあげなくちゃ。ふふふ」
もはや美夏は無抵抗だった。
「じゃあ、次はこっちを取ってあげましょうか。」3人の視線が美夏の下半身に集まる。
汗と、腹部への責めにより漏れた液体で湿ったアンダーウェアが、開いた両足の間に張り付いている。
こちらはハサミを使わず足の間を通して脱がすつもりのようだ。2人が美夏の太ももを抱え、下半身を軽く浮かせる。
ウェアがズルズルと脱がされ始め、ついに陰毛が見えるかという時、美夏の手がゆっくりとウェアをつかんだ。
「お願い…そこだけは許して…そこだけは…」美夏は意識を保っているのだろうか、同じ言葉をうわごとのように繰り返す。
「あら、まだ起きてたなんて、あなたってすっごくタフなのね。見直したわ。でももう無理よ。明日にはあなたの写真がそこら中で見れるわ。」
残酷すぎる言葉を放つ松子だが、美夏には届いていない。
「お願い…やめて…他のことなら何でも聞くから…」
「へえ、他のこと?そうね……じゃあ、諦めなさい」冷たく言い放つと、再びゆっくりと足を上げる。
もう美夏の意識は消えかけ、最後に考えていたことを壊れた再生機のように繰り返していた。
(おねがい…ゆるして…もうやめて…)
ズシッ 美夏に衝撃が走る。
再度、無慈悲な足が振り下ろされ、更につま先で美夏の内臓をぐりぐりと踏みにじった。
ビクッ、ビクンと、美夏の全身が痙攣する。この攻撃が、弱り切った彼女への止めとなった。
消えかけの意識に霧がかかってゆく。周囲の状況は地獄だが、ようやく解放された彼女には快感を伴って感じられた。
震えていた体がゆっくりと地に投げ出され。彼女の守っていたアンダーウェアがついに取り外される。
無理やり開脚させられ、陰部どころか肛門まで3人に観察される。
美夏は気にしていなかったのか、ちじれた陰毛は量は多くないものの殆ど処理されてない状態だった。
「ハーフパンツ穿いてるからって、ムダ毛処理くれえしろよ!」取り巻きの1人が笑う。
「ほんと、身だしなみもできない女だったなんて、見そこなったわ…それに、オシッコ臭いし…」臭いの原因は明らかに松子の暴行によるものだが、松子は無責任に呟く。
「オイ、こいつ、すごい表情で寝てるよ!」顔のそばにしゃがんだ女が言い、美夏の顔に3人の視線が集まる。
その顔、目は白目を向き、下はダラリと垂れ、顔中の穴からは体液が流れ出していた。
どれだけの苦痛を受けたか物語る表情を浮かべているが、まるで笑っているかの様にも見える奇妙な表情だった。
観察に飽きると3人は美夏を持ち上げ何処か外に運び出す。
部室の電気が消え、扉が閉ざされると、無人の部室は静寂に包まれた。

おわり

605:名無しさん@ピンキー
10/03/16 21:20:21 KGvdyxA8
すばらしい出来 GJ

606:名無しさん@ピンキー
10/03/17 00:09:18 y+U1FXnK
・・・ふぅ。

607:名無しさん@ピンキー
10/03/17 00:54:39 w0Nn8KWF
おお、初SSとは思えない良作だ。GJ!
これからめきめき実力を伸ばして名書き手になる匂いがするぜ。

前書き・後書きどっちか入れるぐらいなら全然構わないが、
あまり書く前から喋りすぎると叩かれる事が多いから、そこだけ注意な。
後は全く問題ナシ。むしろ非常にすんばらしい。改めてGJ。

608:名無しさん@ピンキー
10/03/17 05:06:14 P3gat2c9
投下前に呟いてた内容とずいぶん違うな。
書き直した?
なんにせよ濃くて気に入ったよ。
次はもっと失禁要素多めでw

609:名無しさん@ピンキー
10/03/17 18:22:53 kd2USpFW
うまいけど萌えキャラ(?)に三白眼って珍しいなw

610:名無しさん@ピンキー
10/03/17 18:40:55 aISYHVSt
三白眼ってスト4のジュリで初めて知ったわ
あーいう眼が好きな人もいんのね

611:名無しさん@ピンキー
10/03/19 01:56:50 3Y1Fpu8d

URLリンク(www.kotaro269.com)
見ると、なんだか腹に重いこぶしを喰らった痕の凹みみたいで興奮しるwww

612:名無しさん@ピンキー
10/03/25 23:44:02 Zm2wE2rk
平凡さんの522ってあれで全部なの?

613:名無しさん@ピンキー
10/03/27 23:43:43 TqbmiolA
格ゲーの腹パンならデドアラ2HCでタッグ技で羽交い締めにして腹パン連打するやつが萌えたな
3以降に実装されてるかしらんけど、されてるならハイデフ画質で腹パン拝みたいもんだ

614:名無しさん@ピンキー
10/03/31 20:57:46 Fk0Y6/ec
かなり大きめのアップロダありますか?
うpします。

615:名無しさん@ピンキー
10/03/31 22:01:41 c3qBlBZv
具体的に何Mかにもよる
斧なら問題なく対応できると思うが

616:名無しさん@ピンキー
10/04/01 00:33:56 YI8ywEyu
「女子ボクサー調教 ぼっくす! りみっくす」なるゲームを作ったのでそれうpしようと思うんですよ。
あとTRPG版もある

617:名無しさん@ピンキー
10/04/01 00:48:51 cGrthX6r
ほう。興味ある。
で、何メガくらいだい

618:名無しさん@ピンキー
10/04/01 01:39:34 Ty1D48Vu
うほッ芯棒たまらんぜw>>616
ぜひぜひうpっしてくれい

619:614
10/04/01 12:00:34 nvOagrpS
スレッドを間違えました。
もう一つの方にうpします。
>616
がんばって作ってください。

動画です。

620:616
10/04/01 15:12:12 YI8ywEyu
ごめん、実はエイプリルフールなので>614の書き込みを便乗&利用させてもらったw

621:名無しさん@ピンキー
10/04/01 18:08:55 mriAGeJm
ちょっと理解に苦しむ

622:名無しさん@ピンキー
10/04/01 20:11:59 cGrthX6r
つまらんな

623:名無しさん@ピンキー
10/04/02 01:36:07 X32Lmn95
モチベーションうpにそそる腹でもどうぞ
URLリンク(www.nicovide.jp)

624:名無しさん@ピンキー
10/04/02 04:05:41 YikCYzxs
さすが に やって いいこと と わるいこと は くべつ しようね

625:エネエネ
10/04/05 14:54:12 LaKtD4nO
この雰囲気打破の為にちょっとしたの書くかな…金髪美女が凌辱されるの

626:名無しさん@ピンキー
10/04/05 15:17:02 nQvqAaR3
>>625
ぜひぜひおながいします
ところで陵辱って腹責めー>陵辱のコンボだよね?

627:エネエネ
10/04/06 14:34:30 Mzfc2ywP
わっ反応あったw
今夜か明日あたりスタートさせます。
もちろん腹責め凌辱ね

628:名無しさん@ピンキー
10/04/12 00:20:47 QlGgQ2yF
週末まで待ったけど、投下無いね

629:名無しさん@ピンキー
10/04/12 01:21:38 gi4UM7w8
そうだね

630:エネエネ
10/04/12 15:48:39 FLE4vz+3
颯爽と書き込もうとしたら自宅PCがアクセス規制くらったのorz
会社PC&携帯から書き込むからもうちょっと待っておくれ

631:名無しさん@ピンキー
10/04/12 20:53:07 AP88kkQ0
最近なんか規制ばっかりだわね。
どうなってんのか

632:名無しさん@ピンキー
10/04/13 04:39:29 yO2xan7z
嫌ですわねえ奥さん

633:名無しさん@ピンキー
10/04/14 00:52:46 /HI91/Q2
ってか投下するする言ってる嘘つきどうにかしろよ

634:名無しさん@ピンキー
10/04/16 01:27:54 5Z5SbPtG
もうちょっと待てっておっしゃってるじゃない

635:名無しさん@ピンキー
10/04/16 01:52:28 3BfWf+oG
エクササイズで引き締まった腹がセクシーなツンデレ美女の>>633
を羽交い絞めにして
力の限り腹パンチ
という妄想w

636:名無しさん@ピンキー
10/04/16 07:10:03 q0KCsBKB
パンチではなくくすぐりというのはスレチだろうか

637:名無しさん@ピンキー
10/04/16 07:36:49 7J5Q+1Fa
くすぐり→パンチ→くすぐり→繰り返し
なら至高。

638:名無しさん@ピンキー
10/04/16 20:10:36 /xqtq0LX
どんな理由であれ、すぐに投下出来ないのなら宣言なんてしないほうがいい
投下がくるまで息を潜めて皆でじっと大人しく待っちゃうスレだからね
題材のわりに対応が良スレだよな、ココ


639:名無しさん@ピンキー
10/04/16 23:28:46 8lCxkpDT
腹責め紳士とでも呼ぶが良い

640:名無しさん@ピンキー
10/04/17 00:30:37 P9lBLWiG
まさかこのスレでエネエネさんを見かけるとわw
某浣腸スレではめちゃくちゃ興奮しました!。
俺は2チャンネルの中でも抜群に文才があると思うので、期待してます!!。

641:名無しさん@ピンキー
10/04/17 01:31:52 r6vQs4Ac
鈴木サリナがどっかの番組で腹筋自慢してて、軽く腹パンチさせててめちゃ興奮したw
鍛えた腹筋が自慢のアイドルを番組で腹責めしまくるシチュとかいいな
土気色の顔してても、事務所のために
「まだまだ・・・これくらいのパンチ、全然平気ですョ」
とかいっちゃうのw

642:名無しさん@ピンキー
10/04/17 03:10:10 r6vQs4Ac
きれいな腹してんなあ
URLリンク(www.nicovide.jp)
めっちゃそそるぜ

643:名無しさん@ピンキー
10/04/17 08:50:22 AgQ/r4FQ
ちょいと16レスばかし失礼を。
>>345-353の続きの話。

644:続・腹は災いのもと
10/04/17 08:51:20 AgQ/r4FQ

ラブホテルの照明というやつはよく出来ている。
その黄金色の光にかかれば男の肌さえ妖艶に映るからだ。
しかし俺の前に横たわる女は、そんな小細工など必要ない。いい肌だ。
さて、こいつは何者か。
160cm51kg、スタイルを見ればグラビアアイドルとも思えるだろう。
だが腹を触れば異常なほど鍛えられている事がわかる。
吸い付くような手触り、これはそこらの女と同じ。
だが1度押すと驚く。まるで生ゴムのような弾力性なのだ。
体重を込めて肩で押し込むと逆に上半身が跳ね返ってしまう。
「うっ!……はッ…は、モヤシくぅん、いいよそれ」
女が喘いだ。
モヤシくんとは俺の呼び名だ。嫌味っぽく聞こえるが愛称だと信じたい。

俺をモヤシ呼ばわりするこの女は芦屋恭子(あしやきょうこ)という。
女子キックボクシングの元フライ級日本王者だ。
8連続防衛という化け物じみた記録を持ち、誰も挑戦者しなくなったので最近階級を上げた。
つまり今はスーパーフライ級になる。
もっとも彼女のキック力は男を2発で泣かすレベルなので、1階級上げても変わりがない。
むしろ相手に勝つより、体重が階級の下限リミットを割らないよう苦心するらしい。
男なら暴食して膨らませれば済むが、あいにく恭子は見目がいい。
客の大半は恭子のスレンダーな肢体を見に来ているので、下手に体重を増やせないのだ。
今の女子キックの興行を支えているのがまさに恭子と言っても過言ではなく、
スタイルが崩れでもしたら協会からお叱りを受けるのだとか。

考えてみてくれ、そんな相手からセックスしろと強いられる男の気分を。
しかもただのセックスじゃない、“腹を殴りながら”の結合だ。
そう、この恭子は腹を殴られて火照る変態なんだ。
……そうしたのは他ならぬ俺なんだが。

645:続・腹は災いのもと
10/04/17 08:51:45 AgQ/r4FQ

「モヤシくん、早く続き……してよ」
恭子が蕩けた目で催促してくる。
しばらくぶりのセックスだからか、ひどく張り切っている様子だ。
俺は再び恭子の腹に触れた。
前にやった時は本当に岩のようだったが、今はうっすらと脂肪がついている。
今が試合のないオフシーズンだからだ。
この時期は練習を押さえ目にしてフィジカル中心で鍛える。
ケーキや肉も食い放題で、恭子にとって最も幸せな期間だろう。
殴る方としてもこの状態の腹が一番楽しい。

俺は汗にてかる恭子の下腹を円を描くように撫でた。
凹凸が心地良い。つくづく見事な腹だと思う。
腰から尻にかけてのラインは女性的だ。
ただし普通の女性とはやや違い、よく練りこまれた、という細さだ。
側筋が綺麗に浮かび上がっている。
よく見れば薄らと6つに割れてもいるが、逞しいというよりセクシーだ。
涼やかな顔やすらりとした太腿がそう思わせるのかもしれない。

俺はその美しい腹にやおら鉄槌を振り下ろした。
「むぐっ!」
恭子が呻き、ベッドが軋む。俺は腕を引き絞ってさらに左右の連打を叩き込む。
恭子は息を詰まらせながら俺の目を見つめていた。
頬を真っ赤にし、口端が上がっている。なんともあどけない微笑だ。
「ふん、何だよその顔。変態め」
俺もつられて笑いながら殴り続けた。
「う゛、ぐふぶっ!んぐうっ、ぐむ゛っ!!」
恭子は弾むベッドに身を預け、されるがままになっていた。
殴るたび白い脚がぴくんと跳ねる。
次第に開いていく脚の間からは蕩けた秘部が覗いていた。
汗の匂い、女の匂い、健康的な肌。
それらの情報で俺の逸物は痛いほどに屹立していく。

646:続・腹は災いのもと
10/04/17 08:52:18 AgQ/r4FQ

俺は恭子の腿の間に腰掛けて腹を殴り続けた。
尻にむちむちした腿が擦れて気持ちいい。
「あが、うぐ、お…うっぐ!!!」
恭子が目を瞑った。
秘部に目をやるとシーツにまで愛液が伝っている。だらしない事だ。
だがその開いた割れ目の前では、俺の逸物も同様に先走りを零していた。
もうお互いの興奮も限界らしい。
「恭子、挿れるぞ?」
聞くと、恭子は目を開いて頷いた。
情熱的な恭子は中出しを好む。
だから俺達のセックスはいつもピルを飲んでの生性交だ。
腰を進めると、もう互いに愛液塗れ、ぬるりという感触で滑り込んでしまう。
「あ、入って、くるっ……。」
恭子が小さく呟いた。
膣内は熱く相当にきつい。そこへ奥まで無理に捻じ込む。
恭子が腰をうねらせた。
それがあんまり可愛くて、腹にフック気味の一発を見舞ってやる。
「うぉぐっ!!」
恭子が身を捩って叫んだ。同時に俺の逸物に痺れが走る。

足腰を鍛えた女性は締め付けが強い。
恭子は特に強烈で、挿入したまま腹を叩くと肉を食い千切りそうな圧力になる。
例えるなら、自分の逸物を両手で、全力で握りしめるようなものだ。
俺も初めは余りの痛さに叫びながら腰を引き、抜き去る途中で射精するという無様を晒した。
だが慣れというものは恐ろしい。
今や恭子のその締めでないと射精に至らないようになりつつある。

647:続・腹は災いのもと
10/04/17 08:53:08 AgQ/r4FQ

俺は逸物を根元まで沈めたまま恭子の腹を殴り続けた。
恭子はそのたび嬌声を上げて締め付ける。
ぐっちゃぐっちゃぐっちゃ、ばちっばちん、ばちん。
水音と激しく肉のぶつかる音が何重にもなって響く。
「あん、あう、うう、ぐうっ、くあう!!」
恭子がそのたびに良い声を上げる。
俺はその声に昂ぶり、ある時ついに背がぞくりとする射精感を覚えた。
極まりだ。
俺は腰を入れて最後に強烈な裏拳を叩き込む。
すると恭子の中が逸物へ噛み付くように締まり、うねり、ふうっと緩まった。
その弛緩に許されて逸物から熱い迸りが流れ出す。
迸りはどくどくと恭子の膣奥に流れていく。
亀頭の先の辺りが痙攣しているようだ。恭子も達したのだろうか。

俺はいつも射精をさなか、汗にまみれた恭子の身体を抱き締め、
ああ今この身体を孕ませてるんだな、なんて妄想をしてしまう。
雄としてこれほど誇らしい瞬間は他にない。


結合を終えた後、回復が早いのはいつも俺だ。
逸物を抜き去って冷蔵庫へ向かい、恭子の分のコーラも出してやる。
恭子は横向けになって腹部を撫で回していた。余韻に浸っているのだろう。
自分では解っていないだろうが凄い姿だ。
顔は熱があるように赤く、乳首はしこり立ち、腹筋は痙攣し、秘部から愛液が溢れ出し。
持ってきたコーラをちょいと腹に当てると、びくんと跳ねる。
「ば、馬っ鹿!冷たいよ」
恭子は今さら恥らいながらコーラを受け取った。

俺はコーラを飲む恭子を眺めつつ、鞄から二枚のチケットを取り出す。
格闘マニアの女子高生が活躍するという新作映画だ。
恭子はこの手のアクション物が好きだった。
「おお、『旋風少女』かよ!?観る観る!!」
チケットを見せると案の定の好感触だ。
「来週、練習が終わったら観に行こうぜ。ジムまで迎えに行く」
俺はにやけるのを我慢して言う。
「おうっ!」
恭子は勢いよく頷いた。

648:続・腹は災いのもと
10/04/17 08:53:49 AgQ/r4FQ


翌週の水曜、俺は数ヶ月ぶりにジムの前に立っていた。
大学入学を期にやめはしたものの、高校時代は随分と世話になったものだ。
恭子と出会ったのもここだった。
ただそんな大切な場所に、俺はある理由で中々近寄れずにいた。

午後3時、そろそろ恭子と約束した時間だ。
そろりとジムの戸を開ける。
途端に縄跳びの音、サンドバッグの軋む音が響いてくる。
ジムに恭子の姿はなく、代わりにすぐ近くの椅子に会長が座っていた。
前より髪の毛が薄くなったかもしれない。
「……会長、ご無沙汰してます」
俺はそっと会長の元へよって耳打ちした。
すると会長が振り向き、目を見開く。
マズい。
「うおお哲、哲じゃあねえか!!てめぇ久しぶりだな、達者でやってたかよ!?」
会長は椅子から立ち上がるなり大声を張り上げた。
ジム中の視線が俺に集まる。
すると髪を赤や金に染めたいかにも族な女達がたちまち俺を取り囲んだ。
彼女らは俺を凝視して息を吸い込む。
「………お久しぶりィーーっす、哲哉先輩ッッッ!!!!」
ジムを震わせるような大声が響き渡った。
俺は思わず竦んでしまう。

俺がジムに寄りたがらない理由はこれだ。
ジムのボスである恭子と付き合っているせいで、俺までこんな恐ろしい奴らに慕われている。
「おい、モテモテだなぁ哲!」
会長が丸太のような腕で背中を叩いてくる。冗談じゃなく背骨が折れそうだ。
俺は苦笑いしながらジムをうろつく。
リング近くに山口先輩がいる。ラガーマンのような体格だ。
昔はその見た目が苦手で避けていたが、話してみると案外温厚な人だった。
クルーザー級のキックボクサーで、実力は日本王者の恭子に次ぐ。
まぁそれゆえいつもスパーリングでボコボコにされている可哀想な人でもある。
「山口さん、お久しぶりっす」
近寄ってみるとやっぱり怪我をしている。
「お、哲っちゃんか。久しぶりじゃのぉ」
先輩は足にテーピングを受けながら俺に視線を向けた。
「あいつ、相変わらず容赦ないですね……」
俺は何故か申し訳ない気分で頭を下げた。
しかし先輩は笑う。
「いや、今日は随分とご機嫌じゃ。これもはしゃぎ過ぎての一発だしの。
 何かえぇ事でもあるんじゃろうか?」
山口さんは全てを知っている笑みで俺に問いかけた。

俺が頭を掻いていると、更衣室の戸が開いて噂の恭子が姿を現す。



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