【何発でも】腹責め専門SS・その6【叩き込め】at EROPARO
【何発でも】腹責め専門SS・その6【叩き込め】 - 暇つぶし2ch350:腹は災いのもと
09/10/14 23:59:30 VnN+ETHZ



「……ぃ…おい、おい哲哉よぉ!!」
会長の声で目を覚ますと、俺はジムの壁にもたれ掛かっていた。
不思議と意識はハッキリしている。顎は凄まじく痛むが。
「悪かったな、ひでぇ役押し付けちまって。誰か他の奴に来させるからよ、堪忍してくれ」
会長は俺に薄い頭を下げた。そんな弱気な姿を見るは初めてだ。

ふと辺りを見ると、恭子は変わらず長椅子に横たわっていた。
よく見るとその手首は椅子の下に回され、縄跳びで厳重に縛められている。
またブラを取り去られ、裸に剥かれた上半身に無数の赤い線が浮かんでいた。
縄跳びで鞭を打つように折檻されたのだろう。会長が怒るとよくやる事だ。
最も、そこまでやるのはスポ根仲間の恭子にだけだが。
「プロが素人と同じ調子で息を上げてちゃしょうがねぇだろうに。
 一応折檻はしといたからよ」
会長が言う。だが、俺の気は収まっていなかった。
「会長、俺、続けますよ」
俺はたぶん薄笑いを浮かべて言ったと思う。
「で、でもお前さっき…」
「大丈夫。第一、このまま引き下がれませんよ。練習生として」
俺は収まらなかった。怒りがではない。興奮が、だ。
恭子の腹を打てる、こんな機会が何度もあるとは思えない。
「へっ、モヤシ君のお礼参りですか」
俺が股の間に戻ると、恭子が悪びれもせず言った。
「ああ、そうだ」
俺はその言葉の終わらぬ内に、肘打ちを真っ直ぐに振り下ろす。
「ふ、うぇええ!?」
恭子はまたしても虚を突かれ、情けない悲鳴を上げる。だが可愛い。
俺はほどよく温まった肩を回し、渾身の力を込めて腕を振り落とした。


351:腹は災いのもと
09/10/15 00:00:03 om/XiyNd

「ごじゅう…ろっく!ごじゅう……っしっち!」
俺は恭子の腹に鉄槌を振り下ろしながら、数を数えるようになっていた。
何発腹に叩き込んだのか、と考えるとたまらない。
「ふしッ……、ふしッ……!」
恭子は歯を喰いしばって耐えていた。
縛られた手首を椅子越しに背に貼りつけ、腿を張らせて腹筋の途中のようになっている。
その顔は、はっきり言って相当可愛かった。

赤い目から涙を流している。垂れ目にも釣り目にも見え、ウサギっぽい。
額と鼻頭と唇の上、すべてに汗が浮いた赤い顔は湯上りのようだ。
白い歯を覗かせるぽってりとした唇は、ものすごくキスしたくなるが多分噛まれるだろう。
腹部には臍を中心に赤い楕円が広がっていた。俺の拳の痕だ。
今や腹筋は一撃を入れるごとにぷるぷると震え、拳の先に触れる表皮は相当に熱い。
ばちんばちんっ、ときついのを二つ入れた後、俺は拳を止めた。
恭子は今度は油断せず力を入れ、唇を震わせて息を吐きかけ、警戒したのかまた息を吸う。
俺はフェイントを翳しながら、その鯉のような動きを愉しんだ。

「どうだ、きつくなってきたろ?」
俺は真っ赤な腹を撫で回しながら問う。腹は子供でもいるかのように痙攣していた。
「ううぇっ!……え、えつに?たいしたことないあよ」
恭子は最初明らかに嗚咽し、その後も怪しい口ぶりで強がった。
吐瀉物が胃の辺りまできているのか、それとも口内が唾液でいっぱいだからか。
「へぇ、そうなんだ。スゲーな」
俺はどうしても吐かせたくなり、指を立てた拳を恭子の臍の辺りに突き立てた。
恭子が目を瞑る。なんだか吐きそうだ。
俺はその腕を支えに圧し掛かるようにして、体重すべてを恭子の腹に乗せる。
「うわああぁっ!い、痛い、やめて!!」
メリメリという感覚で恭子の腹がへこんでいく。さすがにこの重さだと腹筋に押し勝てる。
さらに力を入れようと前のめりになると、急にがくんと身体が下がった。
拳が滑り、恭子の下腹を撫でるように股の方へ降りる。
「ん、はぐっ…!」
恭子は小さくそう呻いた。その、直後。
俺のズボンを何か生暖かいものが濡らした。驚いて飛びのくと、恭子のスパッツから薄黄色い液が流れ出ている。
「ははっ、お漏らしかよ?」
俺がなじると、恭子は意外にも睨んでこない。ただおろおろと視線を彷徨わせている。
どうやらこの喧嘩女王、失禁したのは初めてらしい。
俺はひとつ、勝った、と思った。

352:腹は災いのもと
09/10/15 00:00:37 VnN+ETHZ

「しょうがねぇ奴だな。ほぉら、脱ぎ脱ぎしようぜ」
俺は笑いながら恭子のスパッツを引き下ろす。
「や、やめて、ちょっと!!」
恭子が慌てて防ごうとするが、手を縛られ、股の間に俺がいるのではどうしようもない。
むしろ柔らかい太腿が俺の興奮を煽るだけだ。
唯一抑止力となりうる会長を見やると、彼は気まずそうに目を背けた。
もう誰も止められない。
スパッツをずり下げると、下から薄緑の下着が覗く。
もっとも尿に濡れて濃緑色に変化しているが。
「へぇ、緑かよ」
そう言うと恭子が片目を閉じるようにしてこちらを睨む。相当恥ずかしいのだろう。
だが本当に恥ずかしいのはその後だった。
ショーツをずらすと髪同様によく手入れされた茂みが現れる。
やはり基本的に律儀なのだろう。
「へへ、可愛い恭子ちゃんのヤリマンご開帳だぜ」
恋心と裏腹な罵りをしながら、その茂みの奥に手を滑り込ませる。
変態、変態、と恭子が何度も叫んでいるが、膣に触れた時、俺は笑みを浮かべる。

「変態なのは、お前じゃねーか」
俺はその慎ましい割れ目の中に指を潜らせた。
ぐちゅり、と音がする。恭子が目を見開いた。
「何だよ、この音は?」
「ば、ばっかねぇ、ほんのちょっと前の事も頭に残んないの?
 そ、それ、わ、私がさっき、おし…っこ、漏らしたじゃない」
白々しい、言い訳だった。
「あのさ、こんな肌と肌触れ合ってて、そんな薄っぺらい嘘が通じると思う?」
ぐちゅぐちゅ、とかき回す。
恭子が眉根を寄せて頬を引きつらせる。
「ぐっちょぐちょじゃん、中。小便なんかとは全然違う。
 恭子お前、俺に腹殴られて濡らしてたのかよ」
「ち、違うってば!!ちょっとおっさん、こいつ何とかしてよ!やばいってこれ!!」
恭子は会長の方を振り仰いだ。しかし返事はない。
「諦めろって、俺が貰った二時間はまだまだ残ってるんだからさ」
俺はさらに責めを強める。
親指を半分皮の剥けた陰核に添え、中指と薬指で膣の中…Gスポットの辺りを探る。
「ああっ!」
その場所は恭子がわかりやすく示してくれた。
「ここか。ほら、気持ちいいだろー、気持ちいいよな?」
俺は陰唇を挟むようにしながら右手でぐりぐり陰核とGスポットを擦りあげる。
恭子は唇を噛み、背を微かに浮き上がらせて悶えた。その瞬間。
「おいおい、腹がお留守だぜ!?」
俺の左拳が強かに恭子の腹へ突き刺さった。
力の抜けきってやわらかい、やわらかい腹へ。

「おぶっ………!?
 ……か、かは…っ…ぉ、んおうげええええっ!!!!!!」

ついに。
ついに恭子が身を捩り、横を向いて溜めに溜めた吐瀉物を吐き出した。
びちゃびちゃと床に半固形の液が広がっていく。
その間も俺の右手は彼女の局所を嬲りまわしていた。
腹も責められ、股間も弄られ。

恭子の地獄巡りは、ここから始まった。


353:腹は災いのもと
09/10/15 00:01:24 VnN+ETHZ
「あっ、あ、ああ!あぅう~っく、あ、ああ!!」
陰核を弄り回され、乳房を誇るかのように背を仰け反らせた途端、
「む!…ぐぅおおおうええええ゛!!」
腹に一撃を叩き込まれて悶絶し、唾液に溶けた白い液を飛沫かせる。
鼻腔はひくひくと開きっぱなしになって鼻汁を垂らし、唇の横にも嘔吐の跡がついている。
どれほど造りがよくても台無しだ。
仰け反ったり縮こまったり、今や恭子は完全に俺の玩具と化していた。
「ほら、逝くのか吐くのか、はっきりしろよ」
俺は脇腹に縦拳を連打で叩き込みながら、Gスポットを擦る。
俺の打撃など知れているが、腹筋の力がまるでない今の恭子にはたまらないだろう。
「くっ、くるし、苦し、とえて……やぁ、い、いぐううっ!!!!」
言葉だけなら完全にマゾの領域で、恭子は口をへし曲げながら嘔吐し、同時に膣を収縮させた。
全く器用な事だ。
もしかしたら、本当にマゾなのかも知れない。
俺は完全に崩壊した恭子の腹筋をべちべちと叩きながら、そう嘲笑った。






大学生になった今、俺には困った事がひとつある。
「また圧勝ー!これで8連続防衛、ベルトの移動はもう無いのかー!?」
リングの上で黒髪の女性が拳を振り上げている。
相手は何と言ったか忘れたが、確か前蹴りを伝家の宝刀と言っていた相手だ。
だがその伝家の宝刀は悉く黒髪女性の腹筋に弾き返され、足首を捻挫してからはまるでサンドバッグだった。
…などと冷静に分析していると、いきなり頭上が暗くなる。
見あげると、勝者である黒髪の女性がトップロープを蹴っていた。
「これはもはやお約束っ!チャンピオン愛のダイビングだ!!」
がしゃん、と音がして俺は椅子から転げ落ちる。女はちゃっかりと俺の腕の中に納まっている。
いいなー、うらやましいなー、そんな野次が周りから飛んできているようだ。

「おい、コレいい加減恥ずかしいからやめろ…」
俺が呻くと、女―恭子は猫のように瞳を丸めて意地悪く覗き込んでくる。
「ねぇ、ビビッた?モヤシくん。」
そう言ってくすくすと笑いやがる。
「…諦めなよ。私をこんな性癖にしたの、モヤシくんじゃない」
恭子は腹部を俺に擦り付けながら囁いた。勘弁してくれ、と俺は思う。

あれ以来恭子は、腹部を痛めつけられると火照る身体になったらしい。
だから試合がある度、俺は腹を叩きながら抱くという奇怪なプレイに強制参加させられる。
しかも恭子の腹筋は、最近いよいよ岩のように硬くなってきていた。
よほどの力で殴らないと痛みが伝わらない、というのだ。
ならば力を抜けというと、それは気持ち悪くてダメと駄々をこねる。
今日は実に2ヶ月ぶりのプレイだ。
こいつがエクスタシーに達するのと、俺の拳がお釈迦になるのは、果たしてどっちが先だろうか…。


                   おしまい

354:腹は災いのもと
09/10/15 00:03:23 om/XiyNd
>>345 ミス
芦屋きょうこ(なら・・→あしや・・)

なら、どこから来たんだ…orz

355:名無しさん@ピンキー
09/10/15 01:01:33 BLCW0GJa
最高です!!!

356:名無しさん@ピンキー
09/10/15 01:04:42 OnWkZk2v
>>344
その気迫と文章力にGJ!!
ホント言うと甘いのは苦手なんだが、文章が好みなんでつい最後まで読んでしまった。
どうしてくれるww


357:名無しさん@ピンキー
09/10/15 10:38:03 Uzo3bzBq
俺もチラ見ぐらいなのに上手すぎて見入ってた。リズムがいいのかなぁ読みやすい

358:名無しさん@ピンキー
09/10/15 23:09:16 K7ACN9fL
このスレには思いもよらぬ良SSがいつのまにか投下されてるから
油断できねえw

359:名無しさん@ピンキー
09/10/18 00:05:53 Yy4f7LD3
最後のレスの試合を書いて欲しいなんて言っちゃったりして
固い腹のど突き合いを読みたいです

360:名無しさん@ピンキー
09/10/18 20:58:42 4oPoJsda
>>354
まさかあなたのSSをここで読めるとは
まあいままでこのスレに来なかったのが不思議なくらいだったんだけどW

361:名無しさん@ピンキー
09/10/21 02:42:20 eoCWBuKN
足を閉じて腹筋運動をしている女性が突如として絶頂感に達する“コアガズム”とは
URLリンク(rate.livedoor.biz)

恭子が濡れたのはきっとこのせいだw

362:名無しさん@ピンキー
09/10/22 23:05:27 qGbWbrm9
上のほうで悪霊とかの話題が出てて、
悪い赤子の霊に取り付かれた巫女さんが内側から腹を叩かれまくって悶絶するのを妄想した

363:名無しさん@ピンキー
09/10/23 00:07:42 VMbuF2X+
映画「エイリアン」のビッグチャップは、まさに内側からの腹責めの極みだぜw

364:名無しさん@ピンキー
09/10/23 20:03:41 SGgyLfq0
必死に人類に仇なす存在を産むまいと堪え続けるヒロインを内部からの突き上げで苛む異星物
ボコボコとでたらめに変形する腹部が一気に膨れ上がり、白目絶叫のヒロイン
そして破滅の刻が訪れ、破裂した腹から這いずり出でる触手生命体…。
戦闘用に強化改造された肉体のために辛うじて、死ぬ事は免れたヒロインだが大事な腹の全ては持っていかれてしまい、
か細い弱々しい呼吸を虚ろにするだけで、パタン…っ力を込めていた拳もほどけて力なく地面に落ちて、その四肢をだらしなく広げて横たわる

そんなヒロインの虚ろな目に異星物が自らの誕生を謳歌する奇怪な叫びを上げる姿が映り続ける…。

こんなんだな

365:名無しさん@ピンキー
09/10/23 21:49:49 zYEkut9u
それもう腹責めやない、グロや

366:名無しさん@ピンキー
09/10/24 00:03:15 VMbuF2X+
>>364
やべ、思わず抜いちゃったw

367:名無しさん@ピンキー
09/10/25 00:53:27 BK7fWgSh
俺のID、ポフス → ゴゲフ

368:名無しさん@ピンキー
09/10/25 00:53:57 BK7fWgSh
うん、全然ちがた

369:名無しさん@ピンキー
09/10/28 20:45:34 YdZeF815
芦屋をどう読めばならになるのかわからなかったがやはり間違いか
つーかどうしたら『あしや』と『なら』を間違えるんだよwしかしながらGJだ

370:名無しさん@ピンキー
09/10/29 00:38:23 IcYoAHXJ
2行下の「なら」をコピペしたまま手違いで貼っちゃったのよ

ところでくすぐり責めで笑わせまくって腹筋崩壊ってのも腹責めに入るのかな

371:名無しさん@ピンキー
09/10/29 06:51:31 U9YqnGgB
過程に重きを置くか、結果に重きを置くかだな

372:名無しさん@ピンキー
09/11/01 21:05:58 AuVXVgYM
詐欺師悪女に鉄拳腹責め制裁age

373:名無しさん@ピンキー
09/11/04 14:45:07 mx9ZJJZ8
隊長!
屋上に女の子が居ます!
何ッ!?
自殺志願者かッ!?
と、止めろッ!
よ、よし、ならばゴムバズーカを奴の土手っ腹にお見舞いしてやれ!
狙撃兵ッ、前へッ!

イエッサーッ!
目標、屋上の女の子ッ!
狙うぜ、狙い打つぜッ!
よし、標準定まり次第撃て!
イエッサーッ!
隊長ぉッ、定まりましたッ!

よしッ、てーッッ!
バスッ!
ヒューン…ボスッ!
隊長ぉッ!
当たりましたッ、命中です!
双眼鏡を覗く隊員が、報告する。
報告によると、腹にゴムバズーカを受けた女の子は、
ウッと腹を抑えてくの字に身体を折り曲げて、黄色い胃液や吐瀉物を撒き散らしながら後ろに吹っ飛び気絶したらしいと。
報告を受けた隊長は

でかしたッ、狙撃兵ッ!
任務完了だッ!
警察へ連絡しつつ撤収ッ!
イエッサーッッ!
腹撃ちバズーカ隊は、気合いの号令一過そそくさと撤収したのであった。
屋上では、腹を抑えて白目を剥き気絶した女の子が倒れて居たが、間も無くやってきた救急車に運ばれて行った。

内臓破裂をしては居たが、一命を取り留めた。
一命を取り留めた女の子は、死ぬ苦しみを知り二度と自殺すると言う気持ちにはなれなかったと言う。

~完~

374:名無しさん@ピンキー
09/11/04 14:48:10 mx9ZJJZ8
失禁描写が抜けた…まあ、保守用小ネタだからいいか。

375:名無しさん@ピンキー
09/11/04 16:45:34 zedrWIhA
このソフトな腹責めは個人的に好きですわ

URLリンク(m.youtube.com)

376:名無しさん@ピンキー
09/11/07 22:07:03 /Ze1gSvC
どぼぉ
げふぅ

377:名無しさん@ピンキー
09/11/08 21:26:35 NywEtxww
黒髪魔女のベヨネッタのどてっ腹に鉄拳めり込み制裁age

378:名無しさん@ピンキー
09/11/12 00:17:04 EU2FkY9N
防御機能に優れたボディスーツを自慢げに着こなしているヒロインが、
灼熱のヒートナックルを鳩尾深くにまで抉り込まれて、腑を焼き尽くされるような激感に
首を左右に振りたくって泣き喚くなんて良いよね

379:名無しさん@ピンキー
09/11/17 19:15:25 ODbIbscn
保守

380:名無しさん@ピンキー
09/11/20 00:45:46 edjkyGab
>>364

なんか似たような感じの超人がキン肉マン2世にいたなぁ(Vジャンプ版のやつ)
敵の体内に入り込んで、腹とか目玉とか触手で突き破って相手をバラバラにして倒しちゃう奴

381:名無しさん@ピンキー
09/11/21 09:37:56 H6/BXjWl
URLリンク(www.nicovideo.jp)
これの詳細kwsk

382:スポーツ少女パンチャー
09/11/21 23:20:49 0KqadsW9
いまだ。今しかない…。
1年間待ち続けたこのチャンスを逃したら,リベンジは果たせない。
こいつらがもっと力をつけたら,本当にかなわなくなっちまうかもしれない。

俺は空手道場の片隅でそのチャンスをうかがっていた。
デブな俺,キモい俺。もう,名前すらもどうだっていい。この道場で空手を習ってはや1年。
しょぼい俺は,あいつらと戦うことにすら,びびっている。
でもいい,もうここを辞めるんだ。今日で終わりだ。

あいつら。緑川姉妹。この道場の看板娘だ。強くてかわいいときたもんだ。
あいつらにとっちゃ俺なんて虫けら以下の存在に見えるんだろう。
全く神様は不公平だ。年もこんなに離れているのに,俺は男なのに,あっちは女の「子」だぞ。
あのときのくやしさといったら…。

俺は1年前,負けた。ガチで負けた。しかも当時中2の妹のほうにだ。
体格差は倍以上あった。なのに,負けた…。同級生じゃ男子もかなわない。
パワーはそれほどでもなかったが,スピードでめちゃくちゃに翻弄された。
まぐれで俺の突きが顔面に入り,たじろがせたのが精一杯。
もちろんその後,さらにぼこぼこにされたのは言うまでもない。
その後,姉妹は俺を見下し始めた。
弱くてキモいお兄ちゃんのイメージが,しっかりとすり込まれている。

どうせ,俺をサンドバッグぐらいにしか思っちゃいない。だがな,稽古は積んだ。傍目から見たら
しょぼい目標だ。女の子に勝つために稽古したんだからな。どう転んだって男になんて勝てない。
でもいいんだ。あいつらにだけは勝って,見返してこの道場を辞めてやるんだ。自信はある。


「なあ,胴着着てるうちにさ,勝負…しようぜ。」
わざと自信なさげに,稽古後のクールダウンを終え,着替えて帰ろうとしている緑川姉妹に話しかける。
「え,もう帰るんだけど。明日にしてよ。」
素っ気なく姉が答える。
姉の名は,緑川鈴佳。高校2年生である。数々の大会で優勝している強豪選手。軽量級だが,パワーとスピードは
人一倍ある。モデルと言っても通用しそうな長身とその容姿で,何人もの対戦相手を床に這いつくばらせてきた。

「いや,今日でないとダメだ。明日は俺はいない。」
「え,何で?」

「今日で俺はこの道場を辞めるんだ。」

「やったー。」妹の綾佳が叫ぶ。
気に触るやつだ。キモいやつがいなくなると思ってうれしがっているんだろう。
妹の綾佳は中学3年生。姉によく似ているが,やはり年齢のせいか,若干線が細く,顔もあどけない。しかし,強豪選手に変わりはない。
姉にはさすがにかなわないようだが,試合ではそこら辺の女子など,相手にはならない。

「綾佳,言い過ぎだって。あはは。綾佳,勝負してやんなよ。すぐに勝負つくんだからさ。いつまでもいられると,うざいし。」
自分が戦うまでもないと思っているんだろう。妹を俺と戦わせようとしている。まあいい。どちらが先でもかまわない。

「お姉ちゃん,じゃあこいつ,ぼこぼこにしていいよね。」
綾佳が自信たっぷりに姉のほうを振り返る。一応,お互いに拳にサポーターをつける。
勝負開始だ。
「なあ,綾佳。腹にサポーター着けないのか。痛い目見るぞ。」一応。申し訳程度に言っておこう。
「はあ?あんた相手にそんなのいるわけないじゃん。舐めないでよね。」
予想通りの反応だ。着けろとは言ったんだ。何が起きても俺のせいじゃない。

383:スポーツ少女パンチャー
09/11/21 23:22:16 0KqadsW9
「暑っつ!」この道場の胴着は元々袖が短い作りになっているのだが,綾佳はさらにその袖を肩までまくり上げる。
細いが筋肉質でよく鍛えられた腕だ。肩幅も人並み以上にあり,いかにも女性格闘家というにふさわしい。
腹回り。俺の一番の狙い所だ。綾佳はいつもガードが高い。よってボディがよくがら空きになるのだ。
もっとも,そのがら空きの腹にうまく突きや蹴りを入れられるかは別の問題だが。
構える。試合開始だ。

「綾佳,30秒以上倒せなかったら,帰りにアイス買ってもらうよ。」姉が叫ぶ。
「じゃあ,30秒以内で倒したら,あたしがアイスもらうね。」

ふざけやがって。まあいい。すぐにあいつらはアイスを食うどころじゃ無くなるんだからな。

綾佳の目が鋭い格闘家の顔に変わった。
バシッ!綾佳のローキックが俺の足を襲う。正直,マジ痛い。しかし,ここで負けたら,リベンジは果たせないのだ。
続いて,鋭いハイキックが俺の顔面を狙って飛んでくる。
「くうッ!」
間一髪でかわす俺。一年前なら,確実に食らってKOだったはずだ。だが,今は違う。
「ちっ!」
綾佳はこの一撃で俺をKOするつもりだったらしく,悔しそうな顔をする。負けず嫌いな綾佳の性格はよく知っている。
綾佳の一番の得意技は中段突きだ。姉のパワーに勝るとも劣らない中段突きは,試合のたびに相手の腹に突き刺さり,
何人もの空手家をうずくまらせてきた。俺なんて何度あとから吐かされたことか。だが,そんな日々ももう終わりだ。
俺はこの一年,腹筋を鍛えまくった。まず防御だ。その後,さらに鍛えた拳で反撃する。見かけは相変わらずのデブ腹だが,
中身は一年前とは違う。筋肉の鎧が,この脂肪の下にあるのだ。

綾佳は上段,中段,下段と,コンビネーションを駆使して俺を倒そうとするが,何とか耐えしのぐ,俺。
たまに,攻撃の時に隙ができる腹部に突きを打ち込む。
さすが有段者。弾力のある腹筋が,俺の拳とせめぎ合う。
「ふッ」,「ふッ」。俺の突きが打ち込まれる瞬間。綾佳は腹筋を締め,最も固い状態を作り上げる。
毎日の鍛錬の様子はよく観察している。綾佳は腹筋をよく自慢していた。元々体脂肪率は低い体のようだが,以前
着替えの時に,うっすらと割れた腹筋がTシャツの合間からちらりと見えたことがある。相当鍛えていることは確かだ。
自らが中段突きを得意とする以上,腹部をやられた時の苦しみはよく分かっているのだろう。
その腹部を,突く。もちろん,全力ではない。
「(効くわけないじゃん。)へ。効かせてみなよ。へなちょこ。」
やはりガードは高めだ。フックが何発か入る。
きっと綾佳は,俺の突きは耐えられると思っているはずだ。
馬鹿を言え。同い年の女の子の細腕と一緒にされちゃ困る。
データ採取,完了。
緑川姉妹の戦い方は,研究し尽くしてきたのだ。相手にとって不足はない。

「綾佳ぁ!なにやってんのよ!もう30秒だよ~。アイスもーらいっ!」
「え~,お姉ちゃん,ひどいよ。」
「30秒たったぞ。俺なんか相手に,所詮ガキだってことだ。」
わざと挑発的に言ってみる。まあ,これも,このあとの考えがあってのことだ。

「マジむかつく!もう本気出してやるんだから!」
所詮子どもだ,悔しさのあまり,頭に血が上っている。そして,一年前俺を倒した中段突きの連打を,俺の腹に打ち込んできた。
ドボッ!ガッ!
確か2発でやられたんだっけか。あのとき。だが今回は効かない。いや,もう少し効いた振りをしていよう。
「やっ!」数発のストレートの後,アッパー気味の一発が撃ち込まれる。とどめのつもりなんだろう。
「ぐう…」演技演技。腹を押さえてうつむき,後ずさり,肩で大きく息をする振りをする。綾佳は,少し顔を紅潮させ,
俺のダメージを確かめるように俺を伺い,きれいな構えをとる。
(やった。やっぱ弱いな,こいつ。)

「やり過ぎたぁ?ごめんね,弱い人相手に,本気出しちゃった。泣いちゃダメだよ。」


384:スポーツ少女パンチャー
09/11/21 23:23:20 0KqadsW9
ふ…泣くのはお前だ。」わざとトーンを低くして言ってみる。
「な!?(うそ…結構強めに入れたのに。)」

綾佳は相当驚いている様子だ。それはそうだろう。自分の渾身の突きを思いっきり打ち込んだのだ。倒れないはずはない。
他の大人は倒せなくても,俺には楽勝。そう思っていたはずだ。

「お姉ちゃん!こいつ,こんなに頑丈だっけ!?」焦った声で姉に話しかけ,平静を保とうとする綾佳。
「気をつけて!なんか様子が前と違う。油断しちゃダメ!」

「油断なんてしないって!やあっ。(とにかく,ボディ効かせて弱らせて…)」
中段突き連打。単調だ。
「なあ。」
腹をボコボコ打たせつつ,あくまでも冷静に話しかける。ちょっとやせ我慢。
「こんなに俺のこと殴ったんだからさ…。」
「な,何よ。」
密着して突きを打ち込んできているので,お互いの顔はすぐ近くにある。
「一発ぐらい…殴り返したって,いいよ…」
「え?」
綾佳は俺の動きを察し,腹に力をこめた。ちょうどいい。ベストの状態をつぶしてやろう。
「なああああッツ!!」
ゴッ!
鬼のような形相で、右手の拳を握りしめ,俺に密着してきている綾佳の腹に拳をねじり込んだ。
「ううっ…ん?!!(う,嘘でしょ!効くうっ!」
入った!俺の拳は胴着とTシャツを巻き込み,空手少女の鍛えた腹筋を見事にへこませて,唯一の弱点とも言える腹部を貫いた。
腹筋の固い感触が拳に伝わってくる。さすが毎日鍛えているだけあって,中3の女子にしては見事なものだ。
だが,大人の俺の前ではなんの役にも立たないことを,ここで思い知らせなければならない。
成人男性の本気の力を見くびった罰だ。
「お…ごあ。(これが大人の本気!?めいっぱいお腹に力いれてたのに…)」
タイミングを見計らった渾身の突きだ。効かないはずがない。
線の細い,女の子の胴体のど真ん中,誇らしげに結ばれた,使い込んで色落ちした黒帯の結び目の少し上。
絶妙の位置に、万年白帯の俺の拳が深々と打ち込まれているのである。
俺の拳とのせめぎ合いに力尽きた綾佳の腹は,がっちり固めた格闘家の腹から,もはや柔らかい,少女の腹に変わっていた。
「ふん,油断したな。」
拳をゆっくり引き抜く。
綾佳は目を見開き,思わず腹を押さえ,くの字に体を折り曲げる。
「く…ううっ…う…げ(こ,こんな…一発で…お腹に力がはいんないよ…やばい…」
力なく内股になり,うめき声をあげながら,よろよろと後ずさる綾佳。

「あ,綾佳が…あいつに腹を効かされた!?」大苦戦を強いられている妹の姿を,信じられないようすだ。

そんなに力が強いわけではない俺だが,少女の腹筋が,大人の男性の突きをしのぎきれるわけもない。
たった一発の突きで,綾佳の動きは止まった。
「なんだ,ボディ一発でダウンかよ。ご自慢の割れた腹筋,キモい俺の拳が見事に砕いてやったぜ。
。どうだ?自分の得意技でやられる気持ちは。大人相手なら,お前の実力なんて,そんなもんだ。」

「ふうっ…はあ…」「ふうッ…,ふうッ…あ(やばい…息整えて,反撃しないと…」
苦痛に顔を歪ませながら,何とか顔を上げ,俺をにらみつける綾佳。地区大会優勝のプライドがそうさせるんだろう。
息を吐き,懸命に呼吸を整えようとしている。
こんな悔しそうな顔は初めて見たかもしれない。年も体格も違うんだから,気にすることないのに。

「綾佳あ!」姉の鈴佳が駆け寄ろうとするのを,綾佳が制止する。
「ぐ,お、お姉ちゃん,ダメ…こいつはあたしが倒すんだから…」
腹を右手で押さえ,いかにも苦しそうだ。足にきているのか、ヒザががくがくと言っている。
小1から姉と一緒に空手を始め,稽古を重ねてきた。今までの稽古の全てを,拳一発で砕かれたかのようだ。
腹を効かされて,動きも鈍っている。試合で繰り出す多彩な技も,これでは出しようがない。
「手ぇ…出しちゃダメ。こんなやつ,本気でやればすぐに…。」
「やあああっ!」


385:スポーツ少女パンチャー
09/11/21 23:24:20 0KqadsW9
来たな。だが,動きの鈍った女子中学生空手家など,俺の敵ではない。
髪を振り乱し,ものすごい形相で向かってきているが,俺は繰り出される技の一つ一つを,パワーで丁寧につぶしていった。
今までのダメージの蓄積で,相当きついようだ。
かわいそうだ。そろそろ終わりにしてやろう。
「やッ!」
綾佳の右中段蹴りが飛んできた。こんな状況でなかなかの威力だが,俺はその蹴り足をがっちりとキャッチする。
これには綾佳は驚きを隠しきれない様子だった。それはだろう。一番の得意技を,俺が封じたのだ。
このまま軸足を刈ってもいいが,せっかくだ。
俺は渾身の力で綾佳の右脚を絞り上げた。普段なら反則だが,これは試合じゃない。
「があ…は,離せ…」
綾佳の顔が苦痛に歪む。ただでは離さない。
そして綾佳の気持ちが足に集中しているそのときを狙って,がら空きの腹に軽く一発入れておく。
「う…うぷッ」
不意打ちのせいか,思いのほか効いたようだ。まあ,こんなのはジャブ。そろそろとどめといこう。
俺は綾佳を左右に揺さぶると,左側の壁に思いっきり押しつけ,体重で押しつぶす。
「ぐへッ」
もはや,綾佳の心は完全に折れている。
もう終わりにしてやろうか,そう思ったのだが…
「どけよ…でぶ…」
やっぱり許さん。
「謝れよ。」
右フック。
「ごふッ!」
簡単に脇腹にめり込む。
左フック。
「うう…んッ」
もう腹に力を込める気力はないようだ。
「はあ…く,くそお…ッ。(悔しい…悔しいよ)」
壁にもたれかかり,力なくガードの構えをとる綾佳。
しかし,俺の拳は細腕のガードを難なくはじき飛ばし,へそのあたりから鳩尾に向かって左の拳でボディアッパーをえぐり込ませた。
「げえ…ッ!あ…ん(もう…ボディは…)」
俺の拳が空手少女の腹に突き刺さる,
苦悶の表情を浮かべながら必死に俺の拳を引き抜こうとするが,パワー差のせいでそれもままならず,もがくのみ。
「ふんっ!」
素早く左の拳を引き抜いた俺は,渾身の右ボディを,綾佳のへそのあたりに深々とめり込ませた。
「ごふっ」
絞り出されるような咳のあと,頬をふくらませ,両腕で腹を抱えながら,綾佳はゆっくりと膝をついた。
鍛え上げた自慢のボディを,さんざん馬鹿にしていた俺に効かされてダウンさせられた悔しさは相当のものだろう。
「あがあっ…」
腹を押さえて床を転げ回る綾佳に姉の鈴佳が駆け寄る。
「綾佳!綾佳大丈夫!?」
「う,ごめんお姉ちゃん。やられちゃったよ…げほッ!げッ」
額にぐっしょりと汗をかき,ようやく聞き取れる声で答える綾佳。
「綾佳…。」
鈴佳は,鬼のような形相で俺をにらみつける。
「よくも綾佳を…。あたしは綾佳みたいにはいかない。次はあたしの番だ。」

凛々しく構えをとる鈴佳。
俺も相当消耗しているが,もう一人何とかねじ伏せてやろう。負けるわけにはいかない。
「そうだな,確かにお前の番だ。床で転げ回る順番な。」



386:名無しさん@ピンキー
09/11/21 23:39:33 5OxCTr3J
終わり?
デブ男の執念ここに極まれりだなw
生意気女子中学生を拳で屈服させるのはやっぱりイイ!
姉との後半戦ではデブ男らしいショルダータックルやら、壁際に押し付けての頭突きなど
その体重を利用した攻撃をして、より強い姉の屈服ダウンを見れると良いな。
拳一辺倒だとちょっとワンパな気がするんで。
投下GJ!

387:名無しさん@ピンキー
09/11/21 23:56:41 W+yp0LiZ
美女格闘家姉の6パック腹筋をぶち抜くデブ漢の拳に期待age

388:名無しさん@ピンキー
09/11/22 07:27:17 juTIA0kM
なんか情念を感じていいね

389:名無しさん@ピンキー
09/11/23 10:03:18 1BOVjbYA
流石パンチャーさん

390:名無しさん@ピンキー
09/11/23 11:17:09 b0Fz/W0a
一人称視点なのに相手の心の声が聞こえるの?

391:名無しさん@ピンキー
09/11/23 13:55:32 RrsvLHLW
まあそこは顔見て心情読み取ってるとかでいいじゃん
細かい重箱の隅突付きしててもナンセンスだろう

392:名無しさん@ピンキー
09/11/29 12:20:58 b2BzDfb+
保守ぬるぽ

393:名無しさん@ピンキー
09/11/29 12:50:36 fjXrakLY
保守ガッ

394:名無しさん@ピンキー
09/11/29 15:18:32 vEdtfuuQ
保守どぼォオオ!げうッ・・・き、効いた・・・
age

395:名無しさん@ピンキー
09/11/29 20:20:54 mV/YBQyj
吸血鬼ハンター見たいな感じで
子宮に杭を打ち込んで倒すようなSSが読みたいんだが。

396:名無しさん@ピンキー
09/11/29 20:22:23 Dbmst7DH
保守レスに萌える

397:美少女格闘物   1/4
09/12/03 09:58:43 oUS3xRnD
少し書かせてもらいます


「アキ! 相手脇腹、開いてるよ!」
「綾香さん、右、右に回って!」

ここは彩玉県にある亜辻女子高校の体育館。
中にはリングが造られ、二人の少女による格闘技の試合が行われていた。

シューズやグローブなどを青色で統一し、髪を短く整え、少し日に焼けた肌の少女の名は
『坂崎アキ』 亜辻女子高校の二年生。

ジャブを放ちながら、ガードの隙を狙っている少女の名は 
『上総綾香』
日本人形を思わせる長い黒髪に白い肌が特徴的な少女は、こちらは全ての装備を白一色で
統一している。

少女は共にトップレスで、あとはショートタイツを身につけているのみであった。
そのためお互いの拳や蹴りが相手の体を打つたびに、美少女拳闘士の形の良い胸は大きく
揺らいでいた。
互いが、互いの肉を打つ音がリングの上に響き、二人の汗が飛び散る中、少女を応援する
友人達の声援が体育館にこだまする。



昨今の格闘技ブームにより、学校教育の中でも授業カリキュラムの中に、様々な格闘技を
取り入れる学校が増え、男女平等の考えと相まって、このように男子生徒と同じ
上半身裸で格闘技に望む娘たちも急速に増えていき、今ではこのような光景は、
決して珍しい物ではなくなっていた。
また、出来るだけ体に何も身に付けていない方が、傍から見た時にダメージが、
伝わりやすいと言うのも大きな要因であった。



綾香の方は先ほどアキの強烈なミドルキックを二回ほど脇腹に受けて大きく痣ができていた。
そして、アキの方は両胸が真っ赤に染まり、お腹周りも、何度も打撃を受けた為に痣が
できていた。



398:美少女格闘物   2/4
09/12/03 09:59:33 oUS3xRnD
「アキ! 効いてる効いてる、ガンガン攻めちゃえ!」
「綾香さん! シッカリ守って!」

両者は全身にくまなく汗が流れ、それが遮る物の無い素肌の上を滑り落ち、或いは打撃の
衝撃で飛び散り、両者の肌を艶めかしくも、美しく輝かせ続けていた。


(やっぱり強いや綾香、こんだけ攻撃してるのにちっとも隙が出てこない)
がっちりとガードを固め少しづつプレッシャーを与えるようにじりじりと前につめてくる綾香。
攻めている筈のアキは、その圧力にじりじりと交代させられる。
(くっ、ビビッたら駄目だ!)
左肩部分を狙い撃ちする様にハイキックを繰り出す。
綾香は一瞬苦痛で顔を歪ませるがまたじりじりと足を進めていた。

ルール上、選手の安全面を考えて、首から上は狙ってはいけない事になっている。
そうすると、当然狙うのは
(やっぱり、思いっきりボディを叩かないと駄目か)
と、いう事になる。
だが当然、綾香もそれを警戒してシッカリと腹部はガードしている。
(よし、一か八か!)
撃つのを止めて、アキは半歩後ろに下がる。
降って沸いたチャンスに綾香は間合いをつめた、まさにその瞬間。

「!? キャぁぁ!!」
綾香は突然巻き起こった激しい痛みに堪らず悲鳴を上げた。

アキが足を大きく振り上げて、下から綾香の胸を蹴り上げたのである。
それも女子にとっては致命的とも言える、急所の胸の先端部分を的確に蹴り上げたのだ。
柔らかい胸は大きく弾みをつけて、ぷるぷると上下に振るえる。
大事な部分をブーツのつま先で蹴り上げられたのだ、少女である綾香にとって、肉体的にも精神的ダメージの方も相当なものであろう

「う、くくぅぅ……」
その為試合の最中にも拘らず綾香が思わず足を止めて、両胸を押さえてしまったのも仕方
の無い事であった。
だが、アキはまさにそれこそ狙っていたチャンスであった。一瞬だけ背を向けると、彼女のがら空きになった腹部へと、渾身の回し蹴りを叩き込んだ。


399:美少女格闘物   3/4
09/12/03 10:01:38 oUS3xRnD
「げぶぅ……っ!!」

思わずえびのように体を仰け反らせて、悲鳴を上げる綾香。
すさまじいまでの威力の蹴りがスキだらけの腹部にヒットし、
白い腹がリングブーツの形に大きくへこんだ。
ガクリと膝から崩れ落ち、だらしなく大きく開いた口からは、嗚咽と唾液がこぼれ落ちる。

「やったねアキ!!」 友人たちからの歓声と、逆に反対側から大きな悲鳴が巻き起こる。
(完全にヒットした)
これでほぼ自分の勝ちは間違いない。
勝ちを確信した彼女は自分のコーナーへと戻ると、じっと対戦者が立ち上がるのを待つ。
だが恐らくはもう立ち上がってこないだろう。
仮に立ち上がってきたとしても、また腹に叩き込めば良いだけだ。

カウントが進み、よろよろと綾香が立ち上がろうとするのが見える。
驚きと同時に、だがアキは心の中でまだ彼女と闘えるのを嬉しく思っていた。
『もう立ち上がらないで』
『早く立ち上がって続きをしよう』
相反する気持ちが心に同時に浮かぶ。

「上総選手OK?」
レフェリーが立ち上がった綾香に確認を取る。
「だ、だい、丈夫です……」
苦しそうに呼吸をしながら綾香はファイティングポーズを取る。
先ほど自分が蹴り上げた胸の突起がぴんと張り詰め、お腹にはくっきりと、ブーツの痕が
残っているのを満足げに見ると、アキもまた、同じくファイティングポーズを取りリング中央へと足を進めた。

(今日の試合は私が勝つ!!)
綾香は今まで何度も闘いあった良いライバル。
(前回は負けたけど今回は……!)
止めを刺すべく綾香との間合いをゆっくりとつめ始めた。
「終わりよ!」
開いた脇腹に右足のミドルキックを叩き込もうとしたアキは、だが、次の瞬間、笑顔が凍く!


400:美少女格闘物   4/4
09/12/03 10:05:42 oUS3xRnD
綾香はアキのミドルキックをキャッチするとそのままカウンターのストレートパンチを
アキのみぞおちめがけて食い込ませてきた。
「!? う、ぐぐぼぅ……!」
そのまま綾香は、キャッチした足を離さずに何度も何度も拳をアキの日に焼けたお腹めが
けて叩き込んでいく。
そのたびに、パクパクと口を開き、短い悲鳴を上げさせられ続けていった。

「ぐひぃ! や、やめ……ぎやぁ!」
体勢を低くし、次々と自分のお腹に拳を叩き込んでいく綾香に対して、アキは何も抵抗出
来ないまま、ただされるがままになり続けていく。
褐色の肌は段々と痣色に変わって行き、苦しさのあまり、声になら無い悲鳴を上げ続けていた。
「アキ……拳って言うのは……こうやって叩き込むの」
一発、一発、教え込むように何度も何度も重い一撃を綾香は腹に叩き込んでいく。
「そして……」
そう言うとようやくアキの足を解放し、ようやく解放されたアキは間合いを取ろうとした時に、
首を掴まれてまるでお辞儀をするように上半身を屈ませられる、
(!?)

そして。

「!? あ、あぎゃがあオォォ……!!」
「こうやって膝は叩き込む物……分かった?」
アキの腹に今までとは比べ物になら無いほど強烈な痛みが走る。

綾香の膝蹴りがアキに情け容赦なく突き刺さる!

身体がふわりと浮かび上がるかのような強烈な膝を何度も受け続け、必死に逃れようと、
もがき続けるが、膝蹴りは何度も何度も腸をえぐり続けるかのように突き刺さり続けた。
「ゆ、ゆる……し、ぎゃぁ!!」
がっしりと逃げられぬように首を押さえつけられたまま、ギブアップすらも出来ない状態
に絶望を感じながら、ついには体を激しく痙攣させると、ゆっくりとアキは体の力を亡くしていった。
「そ、それまで!!」
完全に失神したアキを見て慌ててレフェリーが停めに入る。
そして、高らかに勝者の名前を告げた。
リングの上には、勝利宣言と共に、レフェリーに両手を高く掲げられて、会場から拍手を
浴びる勝利者の姿と。

その足元で、腹部を完全に破壊されて、青色のショートタイツを、自らの体液で大きく濡
らしてしまった、敗者の姿がそこにはあった。


401:名無しさん@ピンキー
09/12/03 10:07:12 oUS3xRnD
以上です、有難うございました。

ではまた~。

402:名無しさん@ピンキー
09/12/03 10:08:14 rLKTOxnX
とりあえずまた来てくれ!

403:名無しさん@ピンキー
09/12/03 13:50:17 1XmXoA97
MFマニアさんGJ

404:名無しさん@ピンキー
09/12/05 17:31:59 wmcbEB9X
腹ぬるぽ

405:名無しさん@ピンキー
09/12/07 05:01:19 J7FKqzvm
腹ガッ

406:名無しさん@ピンキー
09/12/08 15:48:51 /9m5dA0M
やはりいいな、スポーツ少女パンチャー

407:名無しさん@ピンキー
09/12/10 21:19:51 ZmiKBoEf
URLリンク(www.youtube.com)
こんなそそる腹をじっくりねっとり責めて

408:名無しさん@ピンキー
09/12/12 00:32:55 BweeEqCu
腹筋浅べそ興味無し

409:名無しさん@ピンキー
09/12/17 12:25:09 m7ZT7DOa
保守
腹ぬるぽ

410:名無しさん@ピンキー
09/12/18 03:34:52 5AM2SlfK
ガッ

411:名無しさん@ピンキー
09/12/23 18:20:34 bbLdPYtQ
5日経ったので三度腹ぬるぽ

412:名無しさん@ピンキー
09/12/23 19:21:49 8ZPlzwYP
腹めがけて
ガッ!


413:名無しさん@ピンキー
09/12/23 21:11:43 Y2lfIixM
除夜の鐘替わりに除夜の腹打ちネタでいっちょ書いてみるか…

414:名無しさん@ピンキー
09/12/23 21:28:36 JONJJnet

百八連発の腹責めか良いねぇ
腹責めされまくって悶え苦しむ女の声で年越し

415:名無しさん@ピンキー
09/12/26 02:08:04 UuujGlNy
>>413
切に切にお願いします
嘔吐ありで

416:名無しさん@ピンキー
09/12/26 19:05:12 rJzcnL4v
漫画にしてるやつもいるしな>除夜の腹責め

417:名無しさん@ピンキー
09/12/28 17:40:41 1VtlY8yY
本当に更新が遅いスレだよなここ…
最近格闘物が多いので俺も除夜の腹責め拷問が欲しい

418:名無しさん@ピンキー
10/01/03 00:28:41 CPIlemUi
腹責めましておめage

419:名無しさん@ピンキー
10/01/03 10:33:34 F4D43xKg
お年玉の代わりに拳を落としていくのか…

420:名無しさん@ピンキー
10/01/05 02:12:32 0XOtfTH+
当たり障りの無いシチュエーションが投下しにくい雰囲気

421:名無しさん@ピンキー
10/01/05 08:22:50 jKukfLS+
>>420
んなこたーー無いbyタモリ

422:名無しさん@ピンキー
10/01/07 23:25:13 lZXXjaee
URLリンク(kinnix.seesaa.net)
腹筋パンチはバコーンていい音するねw

423:名無しさん@ピンキー
10/01/09 11:12:32 5VY+XsoJ
>>422
全然めり込みないな。。

424:名無しさん@ピンキー
10/01/13 03:47:29 yIQdViLL
>>422
最後の動画の1発目は強めに打ってたよね。GJ

425:名無しさん@ピンキー
10/01/22 01:18:33 uhmzB3BS
age

426:名無しさん@ピンキー
10/01/22 20:26:56 oS4NJ7Fi
はじめまして。
実体験で良いなら書き込みますが、どうですか?
ここ数ヶ月で、多分数百発?は打ってると思います。

427:名無しさん@ピンキー
10/01/22 20:48:44 oS4NJ7Fi
スレ違いですね、すいません。
もう一つのスレに行きます。
ここのSSは事前にまとめサイトで全て読ませて頂きました。
みなさん文章がうまく、良い参考になりました。
ではノシ


428:名無しさん@ピンキー
10/01/23 02:46:09 M4a1/5AN
いや別にここでイイと思いますが・・・

429:名無しさん@ピンキー
10/01/23 03:06:36 HdqoCneG
わざわざ実体験だとか言わずにSSとして落とすならアリだと思うけど
つか自己完結が恐ろしく早えなw

430:えすえす
10/01/23 08:29:11 LD8xqOSV
では、SS?の形として、書き込ませていただきます。
それと、まとめサイトの管理人様、私がこれから書く内容は
サイトには載せないで下さい。

では、下手糞な、文章ですが綴っていきます。
さて・・・と、どこから話しましょうかね・・・。

文章を投下していく中で、腹パンチに関して、疑問とか質問とか
そういうのがあったら、どうぞ。
私の経験の範囲内で、答えられるものであるなら、答えます。

431:えすえす
10/01/23 08:33:01 LD8xqOSV
まずは、事の経緯から説明しますと。
私が、こういう趣味を知ったのは1年と半年程前でした。
ネットで知って、頭の片隅にはあったのですが、その時は、
あぁ、世界には色んな趣味の人がいるなぁ、と思う程度でした。
私は、どちらかといえばMな方で・・・・って、ここは省きます。


432:えすえす
10/01/23 08:41:40 LD8xqOSV
私は勤め人なのですが、会社が傾き、すでに会社が潰れるのが先か、
私が退職するのが先かと言った状況です。
その中で、何か副業的なものを考えていた中で、
供給が少ないものである上で、一般のアダルトビデオからは、一線を
画した、こういう趣味なら、需要もあるかと、個人的に撮影を行い、
販売、または広告収入などで・・・・・・・


って
まぁ、要は儲けたいと思ったんです。



433:えすえす
10/01/23 08:42:18 LD8xqOSV
ビデオを撮って、売ったり、広告収入などでですね。


434:えすえす
10/01/23 08:49:54 LD8xqOSV
そこでまず、研究からはじめることにしました。
主にネットの世界からです。
2ちゃんねるや、個人サイト、動画サイト、海外サイト・・・などなど。
中から、参考になるような動画を、お金を出して買ったりもしました。

で、あ、こういうのだったら私にも作れそうだな・・・と。

435:えすえす
10/01/23 08:59:54 LD8xqOSV
撮影の中で、一番大変なのが、出てくれる女性を探す事です。
どうやって、見つけたのかは内緒ですが、大事な事は

信用とお金

です。
片方が欠けても駄目ですね。

それに、内容が内容ですから、撮り手としては、
かなりリスクの高い撮影でもあると言えます。
誤って相手を、内臓破裂などでもさせようものなら、その時点で
全てが、オシマイです。
かといって、良くある
>422
のような、軽い感じでは、嘘をついている事になります。

そこらへんの加減に、かなり神経を使いました。
思いもよらず、お腹に拳が入り込むことも、度々あって、
その度に、肝を冷やします。


436:えすえす
10/01/23 09:04:13 LD8xqOSV
殴る際、絶対に固めた拳で叩いてはいけない箇所があります。

それは肋骨です。
肋骨は、骨が弱い人であるならセキやくしゃみをしただけで折れる事が
あるそうですから・・・撮影を行う際は女性にまず立ってもらって、
肋骨の位置を確認するところからはじめてます。

437:えすえす
10/01/23 09:09:49 LD8xqOSV
お腹には、急所、
殴られたら、非常に息苦しく痛い思いをする、箇所が2つあります。

みなさんご存知でしょうが、「鳩尾」と「肝臓」です。
私も、叩く時は、この2箇所を意識して拳を振ってます。
特に、腹筋が緩んでいる時に、この2箇所を打たれると、どんなに鍛えた人でも
うずくまってしまいます。
それが、たとえ、子供のパンチであったとしてもです。

438:えすえす
10/01/23 09:15:30 LD8xqOSV
上記で「拳」
と書きましたが、正確ではありませんでした。

固く握り締めた拳と言うのは、固いものを砕く時には向いてますが
お腹を「効かせる」ことに主点を置いた場合、適切ではありません。
腹筋が強い人ならなお更で、衝撃が中まで届かずに、皮膚と筋肉で
とまるからです。

439:えすえす
10/01/23 09:20:34 LD8xqOSV
正しい打ち方としましては・・・。拳を緩く握り、スナップを利かせ、
斜め上方、鳩尾の方に向かって振りぬきます。チョップや
手の平が有効だったり、手首が有効だったりと様々ですが、とにかく「拳」は
不向きというのが、経験から分かったことです。

440:えすえす
10/01/23 09:23:20 LD8xqOSV
疲れました。

441:名無しさん@ピンキー
10/01/23 11:26:22 AsKeMBdK
感触とかどうだった?
殴る以外の責め方はしたのかな?

442:名無しさん@ピンキー
10/01/23 11:32:49 yEpYSQ0D
これのどのあたり、SSだと思って書いているんだろうか。
自分のサイトにお帰りあそばせ


443:名無しさん@ピンキー
10/01/23 13:19:58 DIlAsTfR
小説の体裁を保ってたらその知識もでリアリティが出てよかった。
仮名で女の人を出して撮影か何かを文章にしてみたらどうだろうか。

444:名無しさん@ピンキー
10/01/23 15:18:35 M4a1/5AN
いやいや、腹筋鍛えてる女への効果的な腹の効かせ方、興味ありますw
腹圧鍛えてる相手には、いくら拳撃っても全然響かないってのは経験ありますもんw

445:えすえす
10/01/23 19:27:34 LD8xqOSV
>441
>感触とかどうだった?

①脂肪の厚さ
②筋肉の厚さ
③腹筋に力を入れているか否か
④内臓の感触

これら4つの要素の違いと組み合わせによって変わってきます。
同じ女性のお腹でも、打ち方とかタイミングとか強弱を
少しかえるだけで変わってくるので、一概には説明出来ません。
柔らかい時は、ゴム風船のようですし、固い時は、タイヤのように固いです。
だから加減が難しいのです。
タイヤの感覚で殴っていたのが、ふいにゴム風船に変わり
思わぬタイミングで、拳が入り込む時があり焦ります。
そういった意味で、腹筋が固いお腹程、加減が難しいと言えます。
内臓の感触は、ぐにゅっと柔らかく水っぽいです。
ぼちょっ ぼちょっ っと音が鳴る事もあります。

>殴る以外の責め方
殴る・蹴る・膝・踏む etc

色々とやりました。
まだ模索中です。
良いアイデアがあれば、教えて欲しい位です。

>443
えすえすです。
その内に消えます。
ここの書き手の方には、お世話になりましたので、
私の経験も、資料として頂ければ幸いです。

>444
打ち方や・拳の強さと言うより、タイミングの問題です。
腹筋が強いお腹に、これと分かるタイミングで打った拳と
言いますのは、まず利きません(肋骨・胸骨は除きます)
皮膚や筋肉のダメージにはなりますが、内臓には届きません。
これは、僕も意外でした。
女性のお腹と言うのは、柔らかいものであると思ってましたから・・・。

一番有効なのは「目隠し」ですね。
来るタイミングの分からない打撃と言いますのは、対処(腹筋を締め上げる)
し辛いからです。

打ち方としましては、先ほども言いましたが、ぎゅうっと固めた拳で打つのは
お勧めしません。ダメージが皮膚と筋肉で止まりますし、万が一骨に当たった
場合、そこを骨折させてしまう可能性があるからです。

446:えすえす
10/01/23 19:40:25 LD8xqOSV
そうですね・・・・。
あとは、時間の勝負と言うのもありますね。
数打てば当たると言いますが、ひたすらに数を打ち込んで行くのです。
強弱を付け、タイミングを変え、打つ場所を変え、相手の方を疲れさせる
というのも手です。腹筋も疲労していきますし、ダメージも筋肉に蓄積され
て行きます。撮影も後半になるにつれて、お腹が弱ってる感じというのは
わかります。

447:えすえす
10/01/23 19:41:56 LD8xqOSV
壁や床を背にしてもらうと、打撃の衝撃が全てお腹に吸収される形と
なりますので、これも有効です。
あとは・・・・。

448:えすえす
10/01/23 19:50:37 LD8xqOSV
あぁ、一つ有効な打ち方?があります。
目隠しをしてもらうのが一番なんですが、それが適わない場合。
それは・・・相手の方に床に仰向けに寝てもらい、両手の平をお腹に
乗せた状態で、瞬間的に一点に体重と力を込める、というやり方ですね。
心臓マッサージの要領と同じですね。
これですと、打撃の瞬間が読まれにくいですし、有効的です。
さらに、これを足でやると・・・。

449:えすえす
10/01/23 20:02:52 LD8xqOSV
もう一回のやりとりで、やめます。
本格的に仕事として動き出すのは今年の後半からです。
そうですね・・・・小説を書いてみましょうかね。

それでは、これ以降は 小説となりますので、
全てフィクションと捉えて下さい。
私も、そのつもりで書きますので・・・。
まとめサイトの管理人様、稚拙な素人の文章で宜しければ
これ以降の分の掲載を、お願いします。
掲載に不適切と判断された場合には、それに従います。

450:えすえす 1
10/01/23 20:15:08 LD8xqOSV
その女性と知り合ったのは、知人の紹介からであった。
君の撮影に、適当な女性がいる 話だけでも聞きたいそうだ。

と。
撮影と言うのは、女性の「お腹を殴る場面」を延々と撮るといったものだ。
どうして、こういうものを撮影しようと思いついたのかに関しては、
省かせて貰う。話せば長くなるし、このスレではそういった理由などは
無意味だからだ。

451:えすえす 2
10/01/23 20:19:04 LD8xqOSV
話をしたのは、喫茶店だった。
全体的に線の細い、スラっとした美しい女性だった。
顔も愛玩動物のように可愛らしく、ショートの黒髪が良く似合っていた。
だが、その顔は緊張に強張り、あからさまに撮影者である僕を、
警戒しているようであった。

無理も無い。
撮影の、内容が内容なのだから。

452:えすえす 3
10/01/23 20:26:43 LD8xqOSV
僕は緊張する彼女に、なるだけ自然体を心がけながら接し、
撮影の内容と・方法・報酬についてを詳しく説明をした。
30分程説明に時間はかかったが、結局彼女は撮影を了承した。
少なくない報酬額に加えて、親しい知人からの紹介であることが大きいだろう。

撮影は、その日に行われた。

453:えすえす
10/01/23 20:29:23 LD8xqOSV
疲れました・・・続きはまた明日。

454:名無しさん@ピンキー
10/01/23 22:32:56 EXnaGuDi
>>453
聞きたいんだが
腹殴られて嘔吐する、ってまじにあるのか?
もしあるならば、どんな感じか詳しく書いてくれないか

455:名無しさん@ピンキー
10/01/24 04:23:40 lMysobG+
うん、俺も本当に胃液は出るのかってのは気になる。
書いててモヤモヤするんだわ。


456:名無しさん@ピンキー
10/01/24 15:43:57 VsSSrLOY
子宮とか卵巣のあたりを殴られると、他とは違う痛みがあるのかな?


457:名無しさん@ピンキー
10/01/24 15:51:33 1BH80adr
Bodyzoneでやれ

458:名無しさん@ピンキー
10/01/28 17:59:55 9I0H3YmU
そして誰もいなくなった

459:えすえす
10/01/29 00:50:43 K6xJ1Dcu
>454
食後など、吐くものがあれば当然に吐くと思います。
それは、透明な綺麗なものではないとは言っておきます。
撮影は、撮影前から食事を控えてやるので、吐くものはないのですが、
それでも、吐きそうになるとは言ってます。
尚、胃が膨れてる状態での撮影は内臓破裂の危険が大きいので、やりません
>455
まとめサイトのSSは全て読ませて頂きましたが、中にはヤケにリアルな
ものもありますね・・・。
>456
子宮とか卵巣のあたりと言いますと、下腹の辺りですかね?
でしたら他とは違う痛みは、特に無いようです。普通に痛いだけのようです。
男が金玉殴られた時のような反応はありません。

それでは。SSは頭働かないので、また明日以降書きます。

460:名無しさん@ピンキー
10/02/02 18:25:50 srHgcWq/
かれこれ4ヶ月間、新作投下無しか…職人さん戻ってこないかねぇ。

461:名無しさん@ピンキー
10/02/02 19:22:40 pJsGwwRk
作品一本書き上げてある者なんですけどね、投稿しようとしたらアクセス規制に巻き込まれてるとかで、書き込むことができないんですよ…。

462:名無しさん@ピンキー
10/02/02 23:48:43 5vR+BEuA
>>461
そうはゆうても、書きこんどるやないですか兄さん・・・
あんましお預け食らわせよったら、
そりゃこっちだって重いの一発腹に喰らわせまっせw

463:名無しさん@ピンキー
10/02/03 00:18:49 8z9iEXU8
>462
いや、携帯からやっと書き込んだのよ。
PCの方は相変わらずアクセスできず。
なんとか方法聞いてがんばってみます。



464:名無しさん@ピンキー
10/02/03 00:46:52 /gtBdoRz
風船割り競争…と言うのが思い浮かんだ。
膣内に水が大量に入った風船。
これを自分のが割れる前に相手のを叩き割ったら勝ち。
負けると大量失禁っぽくって辱め効果抜群。
もちろん服着用。
水の量はそのままハンデキャップとなる。
(動きにくさと割れ易さから…)

465:名無しさん@ピンキー
10/02/03 13:42:50 bwwfYpyu
いくら殴った所で、柔らかい肉に包まれた風船は割れないだろ

…と思ったが、中国拳法の試験として化頸を使うということならいけそうだ

466:名無しさん@ピンキー
10/02/05 10:29:06 T+sqslFX
461ですが、避難所に書き込みさせてもらいました。
よろしくどうぞ。


467:名無しさん@ピンキー
10/02/06 14:28:54 KarHrVXn
避難所どこー

468:名無しさん@ピンキー
10/02/06 16:24:49 gQfOeY5/
>>467
>>3

469:名無しさん@ピンキー
10/02/06 18:43:41 qLusBqU/
避難所にきてたのか

470:名無しさん@ピンキー
10/02/06 19:47:05 KpnjTeMG
おみやげにそそる腹をおいときますね
URLリンク(www.youtube.com)

471:名無しさん@ピンキー
10/02/06 22:42:00 ZnbhXxtN
白くてポヨポヨしてて幼いほうが好きだなぁ

472:名無しさん@ピンキー
10/02/09 21:44:25 dcQ/OK5I
避難所に小説上げさせてもらってる者です。
話の途中ではございますが、
まことに勝手ながらしばらく掲載を中断させていただきたく思います。

というのも、小説だけではキャラのイメージがつかみにくいだろうと思いまして、
絵の方を少し手掛けておりまして。

遅筆のためいつ出来上がるか確約はできませんが、
できるだけ頑張りますので生暖かい目でお待ちいただきたく。

物語自体はもう完結しております故、このままブラックアウトということは決して致しませんのでご安心を。

ごめんぴ。



473:名無しさん@ピンキー
10/02/10 00:06:01 U57ptwjD
>>472
よし腹ガードして待ってる!

474:名無しさん@ピンキー
10/02/10 02:11:30 UUe7Mg7c
小説書けて絵も描けるって神かよ

475:名無しさん@ピンキー
10/02/11 21:05:17 2Bmpes08
俺も久々に描き始めた

476:ooおお
10/02/11 21:08:35 TSnls4CN
アメリカと中国の全面戦争は激しさをました

アメリカ軍 第75レンジャー連隊 アレックス ノンフィールド二等兵

午前9時30分
戦闘がはじまりアメリカ軍は前進を開始した・・・

「いこう!みんな!」
と叫ぶ{ジョセフ アレン伍長}
私のタイプで本気で好きな男性・・・

アメリカ軍は圧倒的な戦闘力で中国軍を圧倒した
午前9時55分中国軍が撤退を開始した・・・
勝利を喜ぶアメリカ軍・・・
しかし・・一瞬だけ強い光が眼に映った・・・・
その瞬間から味方のAH-64Dヘリが次々と墜落し

戦車のM1A2エイブラムスは機能停止した・・
兵士たちの光学機器は機能停止した・・
兵士が戸惑っている瞬間空からヘリが落下してきた・・・



477:名無しさん@ピンキー
10/02/13 01:03:14 i/eLm9bw
絵を1枚描いてみたので、試しに上げてみました。

うPろだ@2chライブラリーの lib213069
DLキーは duel

鉛筆描きのうえ着色無し、構図なんかも全くなってない絵ですが、取り敢えず登場人物やシーンのつかみ程度に思っていただければ。

堪忍してつかあさい。


478:名無しさん@ピンキー
10/02/13 01:42:13 dnsDxaHX
ktkr。素晴らしいです
あれ・・・どこかで・・・

479:名無しさん@ピンキー
10/02/13 08:37:58 ohnDG+qr
>>477
なんというか、お帰りなさいw
腹パン絵もwktkして待ってる

480:名無しさん@ピンキー
10/02/14 12:44:45 YGYKHEZR
どうすれば見れるの??

481:名無しさん@ピンキー
10/02/14 14:42:24 9hz8fgqa
頑張れば見られるよ

482:名無しさん@ピンキー
10/02/14 14:57:24 tGa9UHAn
>>480
「うPろだ@2chライブラリー」で検索してごらん?
携帯からだと見れるかはわかんない

483:名無しさん@ピンキー
10/02/14 19:13:45 YGYKHEZR
あざっす

484:INHUMAN
10/02/15 17:24:54 QuD/7QnL
ちょっと、あんたたち!!
こんなスレッド立てて恥ずかしくないの!?
そのうち削除依頼を出して、
消してもらうつもりだから、
覚悟してなさいよね!!

さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ~!!
まともに潰れなさいよ~!!


485:名無しさん@ピンキー
10/02/15 22:50:33 KMtmKjrT


486:名無しさん@ピンキー
10/02/18 21:55:57 v2OWT1pu
これは、四人まとめて『腹ボっ娘』にしなければ!!

487:名無しさん@ピンキー
10/02/19 22:51:10 YFdDM3gi
作品上げたいけど、いつも規制で書き込めないんだと言い訳をしてみる

488:名無しさん@ピンキー
10/02/20 01:08:33 7lzfYRoG
書き込みテスト失礼。

489:名無しさん@ピンキー
10/02/20 01:09:23 7lzfYRoG
初心者で、書き込めるか知らないけど、一応SSを書いてみた。長編になる予定ですが、一応
最後までネタは出来てるんで、暇を見ては続きを書きたいなと思う。
とりあえず、最初のシーン。ただ、最初は世界観うんたらかんたらで少し(多分)長いんで、
飛ばし読みをお勧めしてみる。
『概要』
ファンタジー世界の軍隊物。女性だけで構成された特殊部隊のアジトに、全身を
鋼鉄の鎧や装備で纏った最強の傭兵が潜入する。雑魚兵戦ももちろんあり。
メインは、敵の幹部(4人)と敵の総司令との戦闘シーン。
特殊な力をもつ幹部達を一人ずつ完膚なきにまでフルボッコする予定。
エロは概ね皆無。頭の中で勝手に付け足してください。

  ・・・・こんな感じのSSなんだが、投下してもよろしい??

490:名無しさん@ピンキー
10/02/20 01:27:14 RvuzAbLg
>>489
おk!
下半身待機であります!

491:名無しさん@ピンキー
10/02/20 07:38:21 +S7bc8TZ
>>489
わっふるわっふる

492:名無しさん@ピンキー
10/02/20 13:56:38 7lzfYRoG
  ~(1)~

「こちらRED1。Cブロック1から5、異常なし。」
「――了解。RED1、任務を続行。続いて6から10の調査へうつれ。」
「RED1了解。」

オーラン大陸最東部の街よりさらに東。かつては隆盛を誇った大都市オックスが、
度重なる不景気や災害によって衰退し、人が去って瓦礫の山と化してからおよそ数十年。
人の姿が消えてから久しいこの残骸都市に、この日は珍しく人の姿があった。
「こちらRED1。Cブロック全域の調査終了。異常なし。これよりDブロックの調査に移る」
「――了解。任務を続行せよ。」
凛凛しく澄んだ声に無線機から返されたのは、同じく透き通った可憐な声。
瓦礫の街に不釣合いな人間の正体は、その可憐な容姿に似合わぬ物々しい装備をまとった、少女達だった。
特殊部隊、という言葉が見るものの脳裏によぎるだろう。
紺色で迷彩柄のズボンに、上着がわりにかけた漆黒の防弾チョッキ。各関節にはプロテクターをつけ、
肩から小銃をぶらさげ、顔には暗視ゴーグルという念の入りようだ。
無線機を閉じ、ズボンのポケットにしまった小隊長は、ため息を一つ吐き、任務続行を部下に告げた。

旧大都市オックスは、オーラン大陸にその名を轟かす大軍事国家アーヴィングの領内にあった。
近年は、大陸の西部全域に展開するルフス王国軍との全面戦争に備え、軍備増強政策を続けていた。
大陸を南北に両断する大山脈を境ににらみ合いを続ける両国、特にアーヴィング側としては、
東部地域に部隊を展開する意味もない。ルフス王国軍も全戦力をもって正面からぶつかる構えを見せている今、
最低限の護りを東部地域にのこして、ほぼ全軍を西部側に送っているのが現状だ。

しかし、本来ならば西部に向かうべき地位にいる一人の人物が、本部に直談判し、最最東部である瓦礫都市に
自分の部隊を配置させた。自身の持つ特殊部隊を、自分の思う最高の地で鍛え上げ、
人員不足が懸念されている後詰め要員として、また、本国の特殊工作部隊へ送りたいためだという。

一体いつ戦争の火蓋が切って落とされるか分からない現状況で、貴重な兵員を東部へ回すなど、
何をふざけたことを・・・と、誰しもが思った。
しかし、なぜかこの案は承諾され、現在にいたる。なぜ承諾されたのか、上層部の思惑は何なのか、
様々な憶測が飛んだがそれは本部の上層部、及び本人以外、だれもしらない――。

493:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:01:23 7lzfYRoG
かくして、旧オックスの残骸の中に隠れるように、アーヴィング軍特殊部隊、
通称「白雪(ホワイト・スノウ)」が誕生した。
本部が唯一・・・上層部の意向とは別に、助かった点があるとすれば
「白雪」の総司令にして今回問題となった人物が、既存の兵員の強化ももちろん
各地域から新たな兵を募集して、兵数の底上げを図るよう働きかけていることだ。
上層部の承諾印を見てもなお、不満の声を上げた長官達を黙らせたのも、この働きがあったからといっていい。

・・・・なぜ、この部隊の兵達が皆、女性なのか・・・
その疑問も、彼女達の個々の能力・働きをみた後では、なんの意味のない物となった。


話は、瓦礫都市に戻る。
今回の任務に同行することになった新兵の少女エヴィは、心なしか・・・いや、目に見えて不機嫌だった。
本来ならば訓練は午前中で終わり、午後からは非番の筈だったのだ。
部隊専用の秘密通路を通って、街に繰り出して休みを満喫するはずだったのに。

「(どうせ、センサーの誤作動よ・・・わざわざ確認なんて・・・)」

他の隊員の顔を見やる。同期の面々も、先輩も後輩も、隊長でさえも、表情は若干暗い。
貧乏くじを引いたものの顔とは、かくもこんなに暗いものなのか・・・。
 特殊部隊の隠れ蓑であるこの瓦礫都市には、いたる所にセンサー兼カメラが仕掛けられている。
部外者が来れば、即座に反応して本部にデータと映像が送られる。
過去に十数回、隣街とこの瓦礫都市をさえぎる広大な森から魔獣が紛れ込み、それの鎮圧に兵が向かったことがあった。

 しかしそれは、カメラがしっかり映像を捕らえていたからであって、今回のような・・・
センサーだけが、不特定な生命体の反応を、わずか数秒だけ捉えた、ということだけで
簡単に兵隊は動くものではない。
それはこの場に居る8名はもちろん、熟知していることだ。だというのに・・・

「なんか問題っぽいのでー・・・お暇でしたら、見てきてもらってもいーですかー?」

 というなんとも気の抜けた声で、総司令直属の配下にして我等が四幹部が一人
リンワン大佐の直々の命がくだったのだ。
「はぁ・・・」
「ちょっ、エヴィ!」
真後ろから、同期のアイリからの焦ったような忠告が、小さく聴こえた。
「ふぇ?・・・あ」


494:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:06:27 7lzfYRoG

目の前に、拳骨が迫っていた――

 ゴツッ
「~~~~~~ッ!!?」
「こらエヴィ。しっかりしないか。任務中だぞ?」

拳骨を遠慮なく振り下ろした今任務の小隊長ミレイユが、綺麗な長い黒髪を揺らめかせ
右手首をぷらぷらさせていった。
周りのメンバーからも、くすくすと笑い声が漏れた。もっと早く教えてくれてもいいのに・・・。

「すいません隊長・・・」
「・・・まぁ、気持ちはわかるがな。私とて、今日の午後の予定は全て後日にまわすハメになったんだ。
もし何もなければ、機器整備班に抗議しなければ」
「全くですよ!私も今日の午後をどんだけ楽しみにしていたか。
ケーキ・服・お菓子・おやつ!買うものいっぱい考えてたんですよ!」
「アイリ、そのうち三つは同種よ」
「私も昨日できたっていう新しいお店いきたかった・・・」
アイリの一言にあわせて、周りからも同じような声があがった。
「やれやれ。こんなに騒がしくては、特殊部隊の意味がないな・・・」
 次第に文句から変わっていった笑い声や隊長の苦笑い。
どれもこの場所では不釣合いなことこの上無いが、それは同時に、少なくとも此処は
彼女達にとって居心地の良い場所であることを示していた。
このまま何事もなく終わればいい。休暇など、この先いくらでも取れる。
突然の仕事に文句を言いながらも、本音は皆一緒であった。


495:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:10:19 7lzfYRoG
 
と、突然――
「―こちら本部!RED1応答を!」
 無線機越しに、緊迫した声が響いた。一気に周囲の空気が張り詰めたのを皆が感じた。
至極冷静を保ち、ミレイユ隊長が応対した。

「こちらRED1。何事だ?」
「――RED1と反対側を調べていたGREEN1からの応答がない。至急現場に向かってほしい」
「場所は?」
「――Fブロック3、旧デパートの一階広場に全隊員の生命反応を確認」
「・・・生命反応は正常、か。そこで休憩をしているわけでは?」
「――それにしては応答が全くない。ガネッサ隊長が定時連絡を怠るとも考えづらい。
なにより・・・」
「なにより?」

「――かれこれ10分以上、全隊員の誰もが、ピクリとも動いていない」
「!!・・・わかった。RED1、直ちに向かう。」

 通信を切り、部下に向かって振り向いた隊長は、すでに戦闘員の顔をしていた。


  Fブロックは、他の地区と比べ比較的、娯楽施設用の大型建造物が目立つ地区だ。
かつては魔力で動く射影機などで巨大スクリーンに映像を常時流し続け、人々の活気が騒音に拍車をかけた場所。
今はそれらはただの機械の残骸でしかなく、光と活気の途絶えた室内では余計に不気味に見えた。

 そのうちの一つ。巨大デパートの一階広場の中央、巨大な柱を中心に円形に椅子を並べた
ロビーの休息所を前に、駆けつけたRED1チームは固まっていた。
「馬鹿な・・・!」
 冷静沈着なはずのミレイユも、このときばかりは動揺を隠し切れずにいた。


496:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:13:57 7lzfYRoG
 
 GREEN1が全員、戦闘不能状態に陥って、椅子にならんで座らされていた。
一応息はしているが、無事かどうかは判断が難しい。皆口からだらしなく涎や胃液を
あるものは血を流し、中には全身をピクピクと痙攣させているものもいる。
辺りには彼女達が流したであろう胃液や吐瀉物が散乱し、すっぱいような臭いとなって一面に広がっていた。

「腹部を酷く殴打された形跡がある・・・あきらかに、人為的なものだ」
 ミレイユ隊長が、GREEN1隊長であるガネッサの服を捲り上げて、原因を特定した。
臍から鳩尾にかけて赤く、さらにその中央は青に近い色に変色し、ヒクヒクと震えていた。
その事実にも驚いたが、皆の目は隊長の・・・ちょうど腹部辺りが砕けちった防弾チョッキに向いていた。

「それに・・・気をつけろ。どうやら私達は罠にかかったと考えていい」
「え?」
「ガネッサ隊長をはじめ、全員椅子にご丁寧に並べさせられたこと。彼らの手に、生体反応用のイヤリングを
 わざわざはずして持たせていること・・・敵はすぐ近くに――」

 ドゴンッ!!
「!!!?」
 突然、砲弾でも飛んできたかのような破壊音が響いた。かすかに、床が振動しているのがわかる。
全員とっさに、小銃、ナイフ、魔法、あらゆる攻撃手段でかまえた。
場所は、先ほど自分達が突入した正面入り口。そこには、周囲警戒用にアイリ一人をおいてきていた。
「アイリ・・!」
「・・・エヴィ、私と来い。他の物は周辺を警戒。固まって行動するように。」
 そう短く命じて、ミレイユは走った。われを忘れ走った、エヴィを追いかけるように。

「アイリ!」
 エヴィは隊長の話が終わるより早く駆け出していった。アイリは広場の惨状をしらない。
何事もないことを祈りながら足を動かすと、探し人はすぐにみつかった。
 アイリの後姿を見て、エヴィは走りながらも安堵した。
入り口の柱に寄り添って、外を見つめている。かけつけて声をかけようとしたとき、エヴィはふと、違和感を感じた。

「あれ・・・・?」
アイリがもたれかかっている柱が・・・砕けている?


497:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:18:07 7lzfYRoG
「・・アイ・・リ?」
 声をかけるが、外を見つめたまま友の声に振り向きもしない。
違和感は確信に近いものへと変わり、序如に心を不安と絶望に染める。そして・・・

「!?いやあぁぁッ!アイリぃ!!」
 エヴィは叫んだ。
アイリは、すでに犯人の手にかかっていた。
「が・・・はぇ・・・ぅっ・・・」
 目は空ろに虚空を見つめ、全身が小刻みに痙攣していた。
だらしなく開いた口からはだらだらと涎と胃液が流れ、内股に震える両足も、別の液で既にぬれていた。
力なくおろされた左手から、ガシャンと小銃が落ちた。ピクピクと痙攣しながら右手が抑えている腹部は
一部がクレーターの様に酷く陥没していて・・・
「~~~~!!アイリから離れて!!!」

 エヴィは反射的に、アイリの目の前の空間に向けて、小銃を乱射した。
しかし、弾丸はアイリの前でとまらず、全弾がはるか前方の建物の壁にめり込んだだけだった。
 なにかが今そこで彼女の腹部を押しつぶしている・・・
その考えを、ある意味常識的な話を、真っ向から否定された。

「うそ・・・なんで!なんで・・・アイリ!」
「げ・・ほ・・・・」

 陥没痕がゆっくりと修復し、もとの形に戻る瞬間をエヴィはみた。
グポッという音が不気味にも鮮明に聞こえた。その瞬間、まるで見えない拘束が解かれたかのように
アイリの体がグラリと傾き、エヴィはとっさに倒れこむ彼女を支えた。

「アイリ!しっかりして、アイリ!!」
「なんという、ことだ・・・」
 後から駆けつけたミレイユは、全ての状況を理解した。
敵は我々の想像を超えた、化け物のような強さを持っていること。
そして、私達が今、それに狙われているということ。
その事実に、背筋がぞっとするのを感じたのもつかの間――

「!!!」
 たった今はなれた部下達のいる方で、爆音が響いた。
小銃の乱射音、魔法による爆破、物が砕け散る破壊音・・・あきらかな戦闘音だ。
「いくぞエヴィ!!」
「ぐすっ・・は、はい!!」

 涙するのは後だ。急げば救急班がかけつけ、みんな助けてくれる。
そう自身を奮い立たせ、涙を拭い去って、仲間の下へ走ろうとした。
「だ・・・め・・・!」


498:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:22:46 7lzfYRoG
 
 弱弱しい小さな声に、エヴィだけが気がついた。
振り向くと、震えて激痛に耐えながら、エヴィに訴えかけようとするアイリの姿があった。

「アイリ!」
「だ・・ぇ・・行った、ら・・・だめ・・・」
「アイリ、無理しないで!大丈夫、すぐに救急班も応援もくるから、ね?」
「エ・・ヴィ・・だ、め・・・」
「アイリ?」

 なにかを言おうとしているのだが、聞き取りづらい。
エヴィは顔を近づかせ、友の言わんとすることを聞こうとした。

「か・・ぇな、い・・・勝て、ないよ・・・・」
「え・・?」
「て、き・・・・見え・・・なかった・・・」


「・・・いったか。」
 ・・・動くなら、そろそろだな。
隊長と思しき隊員と一人の兵士が走り去ってすぐ。俺は行動を開始した。
音も無く、振動も最小限に抑え、隊員の一人に近づいた。隠れもせず、堂々と目の前に立っているのに
これから意識を刈り取られる標的はあさっての方向を向いて、俺に気づく気配もない。
いつもどおりの事だ。特殊なスーツを纏った俺は、今や周囲の景色と同化して、誰にも姿を見られることが無い。

 最小の動きで、最大の効果を。
俺は右拳をぐっと握りなおし、腕を引き、狙いを定めた。
標的は他の隊員と比べて、若干年齢をとっていて、どうやらこの隊の副隊長らしい雰囲気を感じた。
それでさえ、おそらく20代の前半といったところだろう。防護服の上からでも豊満な体つきが覗え
その二つのふくらみの、中央にして真下の一点を狙う。これを打てば、戦闘が始まる。
 これからの任務を思えば、今こんな段階で被害をこうむるわけには行かない。

 しばしの間・・・意を決し、俺は拳をぶちこんだ。
ドグォッ!!
「げふぅっ!!?」
 見事命中。完全に油断しきった体に、拳が一瞬丸ごと埋まったのを感じた。
正拳突きを何の準備もなく食らった標的の鳩尾が数秒、そのまま凹んだ。両足がうき、モロに受けた拳の威力に
のせられたまま、後ろにとんだ。

「ごふ・・ぐ、う・・げぇぇ!」
 本人はおそらく何が起こったのかまるで理解できていないだろう。
突然大砲を間近で受けたような衝撃と、あとからじわりと腹部全体を襲う灼熱のような痛み
そして激しい吐き気に襲われたのだ。もはや腹を両腕でおさえごろごろ転がりながら
胃の中のものをぶちまけて白目をむく以外、出来ることはなかった。

499:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:29:41 7lzfYRoG

「ひっ!ろ、ローレンス副隊長!?」
「な、なに!?何なのよ!!」
 突然、戦闘不能の状態におちいった副隊長に、予想通り残された兵士達は慌てふためいた。
どうやらこの隊は新兵を中心に編成されているようだった。恐る恐る、倒れた副隊長の下へ駆け寄ってくる一人の隊員。
 それはつまり、何の準備もなく俺に向かっているということだ。
 ズドォッ!!
「!!・・・・がっ・うぐぇえぇ!?」
 狙い澄ました肘鉄が、かけよる少女の臍辺りを真下から突き上げた。
両足が一気に浮き、への字になって空中を瞬時漂う。
かわいらしい口元がぷくっと膨らんだのもつかの間激しく嘔吐をはじめた。
地面にうつぶせのまま激突した少女は、尻を突き上げるような格好で弱弱しく震えながら、失神した。

「!!だ、誰だ!?」
「!」
 失態だ。真上に浮きあげてすぐに吐かれたのがまずかった。
胃液の一部が足にかかり、シルエットをつくってしまっていた。
 突然の敵の襲来を理解した隊員達の行動は、なかなかに早いものだった。
小銃を乱射し俺を牽制する。当たるわけにもいかないので後ろに飛んで距離をとると、
銃兵の背後で準備を整えた魔術兵が、大き目の火球を放った。

 しかし、完全に俺の姿が見えているわけでもない。
よけるのはたやすく、それは彼女達にとっての失態だった。爆炎と煙に包まれた中で、
不完全だった俺のステルス迷彩を援護する結果になったからだ。
 俺は足にかかった胃液を素早くふき取り、完全なステルス状態を取りもどった。
すぐさま走り柱の壁にはりつき、まずは厄介な銃兵に狙いを定める。
 未だ爆炎の中にいると思ったのか、見当違いの方向に銃を乱射している
一人の兵士に向かって右腕を構える。ギミックの一つが作動し、小さめの鉄球が発射体勢にはいり・・・

ボンッ・・・・ドボォ!!
「ゲボォォっ!!」
 少女の腹に猛スピードで放たれた鉄球が命中した。そのまま後方に飛ばされ、壁に激突する。
壁にクレーターを作り、その中央に貼り付けにされる少女の意識は、すでに闇に落ちている。
 そのままギミックを操作し、鉄球を引き寄せようとし、ふと気づく。
そして、狙いを魔導兵にさだめ、ボタンをおす。
 
 本来は引き寄せるための装置を利用し、逆に体自体を鉄球のほうへ引き寄せる。
体が力強く引っ張られ、その勢いのまま、進路上にいる少女に突進する。

500:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:33:17 7lzfYRoG

ドスゥ!!
 すれ違い様に、先にやられた少女に気を奪われ油断した兵士の腹を
アッパー気味に拳を突き上げた。
「ごふぅぅぅッ!!」
 そのまま後ろに吹き飛び、アーチを描いて仰向けに地面におちる少女。
栗色のはねっ毛が左右に揺れ、はげしく嘔吐しながら意識を手放していく。
穿った腹は、まだ修復できていなかった。

「ゲフゥ、エグッ・・うぐぅぅ・・・」
「ひ・・・!?」
 残す敵は、あと一人だけだった。
下手に銃を乱射されたら逆に対応に困るところだったが、幸い戦意を喪失しているようだった。
姿を見せない何かに、一瞬で仲間を全滅させられたのだ。恐怖のあまり、銃を取り落としてしまう。
しかしそれを拾うことも無く、ついに少女は後ろをむき、泣き叫びながら走り出した。

 にがすわけにもいかない。俺は右腕をひき、戻す途中だった鉄球を手元にもどし、また大降りに横に投げつけた。
大きく右腕を振ると、見えない鉄球が鎖に引かれ、少女にむかって横から大きく弧を描いて向かう。
ドゴォっ!!
「!!!か・・・ふっ・・!?」
 突然右脇腹にはしる衝撃。遠目から見ても、不自然に横腹が凹んだのが分かる。
走っていて不安定だった体はたやすくバランスを崩し、もんどりうって横に転んだ。そして、反応は今までどおり。
苦しげに口から胃液を流し、やがて意識を手放し・・・周囲に静寂がおとずれた。

・・・およそ一分。
小隊一つを倒すのにかかった時間としては、まずまずの成果だ。

「な・・・お前達、しっかりしろ!」
 突然静寂を破ったのは、先ほどこの場を離れたうちの一人で、隊長らしき女性だった。
仲間達がボロボロにされ、さすがに取り乱さずにはいられないだろう。
しかし、彼女は他の隊員とはやはりちがった。
「・・・誰だ、そこにいるのは・・!!」
 気づかれた。いや、正確な位置はつかめていない。
しかし、気配を感じ取れるあたり、やはり熟練されている。
まだうら若き乙女といっても過言ではない程に若い女性が。


501:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:37:54 7lzfYRoG

 しばし、考える。今作戦の任務と依頼主の事。
今までより危険が多いかといえば、決してそうはいえない。
いままでにも、数千人が厳重に護る要塞に単身乗り込んだこともあった。
 まして今回は、女性のみで構成された部隊との事。依頼内容を心の中で反芻し・・・
・・・やめた。今はそんなときではない。
それは・・・目的が達成してからだ。


 気を失ったアイリをその場に寝かせ、広場に戻ったエヴィが見たものは、信じがたい光景だった。
「隊長!」
「ぐっ・・あ・・!」
 広場に残った隊員が皆、GREEN1と同じ状態に陥っていた。
腹を両腕で押さえ体を屈めてもなお、口から苦しそうに汚物を吐き出す者。
体を崩れたブリッジのようにのけぞらせて辺りに胃液を撒き散らす者。
すでに白目をむいて口から泡を吹く者。
 皆重傷なのは見て明らかな状態だった。そして彼らの中央で、ミレイユ隊長が“浮いていた”。
両足が地面から数十センチほど浮き、顔が上向きに、表情は苦しそうに歪み
首の前の虚空を隊長の両手が掴んでいた・・・明らかに、隊長の前に『何か』がいる!

「く、来るな・・エ、ヴィ・・・!」
「し、しかし隊長・・・ヒッ!?」

 銃を構えようとしたエヴィは、思わず後ずさった。
一瞬、隊長の前の景色が揺らめいた。そう思った瞬間、なにもないはずの空間に『目』のような光が浮かび・・・
明らかに、エヴィはそれと目があってしまった。

「本部にもどれ、エヴィ・・ぐっ・・・早く、ほう、こくを・・・うっ!?」

 目のような光が消え、謎の揺らぎが突然消えた次の瞬間。
宙に浮く隊長の体が大きく後ろにさがり・・・
ボグォオッッ!!
「ぐぼぁ!?」
 後ろに大きく揺さぶられた隊長が、前に戻りきる寸前、腹部が多きく凹み
体全体がくの字に曲がった。
口から勢いよく唾液と胃液の塊が溢れ出て、一気に汗が全身から噴出したのが分かる。
ビチャビチャと吐瀉物が地面を染めた。


502:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:43:01 7lzfYRoG

「ゴボェェェ!グブゥ、オエェッ!!」
 深刻なダメージを受けた腹は、おそらく臍の辺りをまるごと陥没させられたのだろう。
エヴィの手の平など容易にはいってしまえるほど広く、そして深く抉られた腹から
グチュ、という生々しい音が発せられた。黒い長髪を優雅にたなびかせていた隊長は、
今は吐瀉物にまみれて無残な姿になった。

「げふっ、え・・・おえぇぇぇっ」
完全に白目をむいて、絶え間無く口から胃液を零れ落とす隊長。
 暫くして、ミレイユの体がカクンとうなだれ、両手足から力もなくなったのを
見計らうように、再び敵が目の前に現れた。

 グラグラとゆがむ空間は、人型をしていた。背丈はかなり高く、その朧げなシルエットからも
その体つきの良さが見て取れる。そして、うなだれて今度はへの字の状態で宙に浮かぶ隊長の腹から、
太い一本の・・・おそらく、腕と思われる揺らぎが見て取れた。
 その揺らぎが隊長の体から離れたことにあわせて、隊長の体はようやく地面に落ちた。
ピクピクと微かに痙攣を起こしているあたり、GREEN1やRED1のメンバーと似たような状態・・・つまり、
今すぐに命の危険をどうこういう段階ではない、ということがわかった。

 が、問題はここからだ。

 正体不明の敵・・・それも、特殊部隊の猛攻を掻い潜り、全員を戦闘不能にした強敵と
まさか・・・自分ひとりだけが対峙している。
いままで、持っているインカムが部隊内通信のみの専用機であることを、ここまで恨めしく思ったことがない。
せめて本部に通信したくても、通信が届く仲間は全員、目の前で虫の息になっている。
本部へとどく道は、隊長の腰にかけてあるものだけだった。

「あ・・・・あぁ・・・・!」

 怖い、怖い、怖い、怖い、怖い・・・・
もはやエヴィの頭には、恐怖しかなかった。

 揺らぎの、頭部と思しき箇所に、ふたたび一対の目が現れた。
完全に、エヴィの方をむき、確実に視界に捕らえている。
 揺らぎが、ぐらぐらと動き出した。棒立ちのまま動けない、エヴィのほうに。
「い、いや・・いやぁ!こ、ここ・・こない、で!」
 ガシャン、ガシャンと、不気味な足音が次第に大きくなる。
すでに揺らぎは、自分と目と鼻の先にある。そしてそれは、震えながら上を見上げるエヴィと、目が合った。


503:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:47:33 7lzfYRoG
「・・・お前達は、『白雪』の構成員だな・・?」
「ひっ!」
 震え上がったエヴィを見て・・・なんとなくだが・・・
謎の目が、細くなった気がした。
「答えろ。」
「は・・・・え・・・そ、そう・・です・・」
「そうか・・・」

 会話がしばしとまる。
何を考えているのか、不気味に宙に浮く目が、あさっての方向を向く。
この間、エヴィの心臓は弾けんばかりに鼓動を刻んでいた。

「・・・・・よし。お前」
「ひゃぃ!!」
 突然向き直り目があったエヴィは、またしても体がビクンと跳ね、声が上ずった。
そしてまたしても、目が細まった。
「案ずるな。私は無駄な戦闘はしない・・・彼女達は皆、無事だ」
「・・・へ・・?」
「今はこの通りだがな・・・君もあとでわかる。すぐ良くなるよう準備だけは整えてある。
 今は私としては、任務を続けなければならない。
 当初の予定とは狂ったため、強行軍になりそうだな」
「は、はぁ・・・」

 ・・・何をいっているんだろう、この人は・・・うん?人??
「よもや私を、魔獣か何かだと思ってはいまい?」
「ひっひぃぇえ、めめ、滅相もッ!!」
「そうか・・・どうして考えていることが分かったのか、そういった顔だな?」
「ひっ!?」
 クックと笑い声が響いた。
誰の?・・・おそらく目の前の、人・・・だろう。
「そんな魔法は使えんよ。ただ、相手の表情をみてなんとなく・・・
 おっと、そんな話はどうでもいい・・・エヴィ・・だったかな?」
「は・・・はひっ!」
「私は君らの隊長に用がある。ああ、彼女じゃない。君達の親玉。総司令殿に用がある」
 すぐ横で倒れ付している黒髪の女性をみやり・・・
つぎに、とんでもないことをつげた。

『白雪』の、総司令に用?
謎の人物が、とんでもない力をもった敵が、自分達の総司令様に!?

「そ、そんなこと、できるわけ・・・!」
「あぁ、今は無理だ。なにせ場所が分からない。しかし、それを知っている人物を見つけ
 ・・・こうして手に入れることが出来た」

 そういって、目の前の揺らぎが動き・・・エヴィの左肩を掴んだ。
ビクンと、大きく体が跳ねるように震えた。
「・・・つ、つまり私に・・・アジトへ連れて行け・・と・・?」
「出来ない話ではあるまい?」
 自分の右頬に、固いごつごつしたものが触れるのを感じた。
おそらく、彼の左拳が当てられているのだろう。存外に、やさしい力遣いだったのに違和感を覚えた。


504:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:50:35 7lzfYRoG
 そういえば、目の前に居る男は・・・といっても
声の質でなんとなくそう感じただけだが・・・今も敵であるはずなのに
どこか紳士的にさえ感じさせる雰囲気があった。最初の緊迫した空気が、若干だが、薄れているのが分かる。

「いっておくが、私は今まで、本気の2割も出してはいない」

 前言撤回。とんでもない脅し文句が飛び出した。
もし断れば、ミレイユ隊長やアイリにされたことの、倍以上の拳をうけるというのか・・・

「わ・・・わかり、ました・・」
 脳裏にうかんだ、総司令の声。
初めて隊に所属したとき、激励の意をこめて総司令自ら話しかけてくれた言葉。

『無理はしないように、ね?大事な命なんだから』

その言葉を尊重することで、エヴィの脳内で開かれた緊急会議は一致された。
「そうか。それは助かった。
 ではそうだな、お礼に・・・」
そういうと、目の前の揺らぎが一層激しくなり、バチバチと全身からスパークが生じた。

「自己紹介をしておこう」
 揺らぎが足元から、バチバチという耳障りな音をたてながら消えていく。
代わりにその場に現れたのは、漆黒に近い銀色の靴。ついで膝、太もも、腰と順々にゆがみが
消えていくが、現れるのは一様に鋼の鎧に包まれた体だった。
ただ呆然と、ゆがみが消えるのを目で追ったエヴィは、ついに謎の敵の正体と、改めて目があった。

「私はウスター・・・ただの傭兵だ。」 

『鋼の死神』ウスター・ゾヘル
 大陸全土にその名を轟かす、正体不明にして世界最強の傭兵を前に
ついにエヴィの意識は途切れた。



505:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:53:53 7lzfYRoG
 ・・・すいません、長すぎた;;
ひとまず第一章完。次回、四幹部の一人と対面予定。
 ・・・いや、一応それも書き終えてはいるんですが
あんまり長いと顰蹙買われそうなのでひとまず;;

506:名無しさん@ピンキー
10/02/20 16:13:09 +S7bc8TZ
こいつ…ッ!ハッタリじゃねぇ!

507:名無しさん@ピンキー
10/02/20 17:08:56 PRnH+5SU
スレタイ通りかつ読めない展開 やりおる!

508:名無しさん@ピンキー
10/02/20 21:33:02 O5boUdIm
これで2割か…ワクワクしてきたな…

509:名無しさん@ピンキー
10/02/20 22:36:25 RvuzAbLg
・・・ふぅ。

510:INHUMAN
10/02/21 15:52:16 5gsrOuz3
ちょっと、あんたたち!!
こんなスレッドを立てて非人間的だと思わないの!?
削除依頼を出して消してもらうかどうか、
分からないけど覚悟してなさいよね!!

さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ~!!
まともに潰れなさいよ~!!


511:名無しさん@ピンキー
10/02/21 16:35:35 Q7BNR+1q
>>510
強気ヒロイン腹潰しでフンガと逝くシチュですね、わかります

512:名無しさん@ピンキー
10/02/21 22:39:49 6WHLEf2R
>>510
お前良い腹してそうだな

513:名無しさん@ピンキー
10/02/21 23:18:22 rOi1odi0
うざいだけのコピペと思ってた>>510
>>511-512のレスでとたんに萌えレスに見えてくる不思議w

514:平凡な男
10/02/22 03:35:17 NGyoaR30
襲撃
十一月の中旬、都内のマンションが密集する団地の公園に、一人の少女がブランコに乗っていた。
「勇、まだかな」
彼女の名前は広前 華乃、私立霧名高校の三年生で、武術部のキャプテンをしていた。元々スポーツ名門である霧名高校の武術部部長である華乃は三年の春の大会までは戦績は優秀であった。
その後も華乃の戦績が評価されスポーツ推薦で有名大学への進学を決めていた。そのため毎日、高校の部活に顔を出しては練習に勤しんでいる。
水色のカッターシャツの上から紺色のブレザーを羽織り、スカートは最近の女の子らしくスカートをわざと短く履いていた。そして、防寒対策にピンク色のマフラーと黒いストッキングを履いていた。
彼女が待っているのは夏に別れた元彼氏の日比谷 勇。今日は彼の誕生日で、華乃はどうしても渡したいものがあって、彼の帰宅路であるこの公園で待っているのだ。
「勇、私のプレゼントなんて・・・嫌がるかな・・・」
そう言って華乃はかばんの中にしまってあるプレゼントを心配そうな目で見つめる。
二人は小さい頃からの幼馴染で、今は都内に住んでいるが元は東北の人間だ。
親が親友同時の勇と華乃は兄弟のように日々を過ごしていた。だが、華乃が五歳のときに彼女を悲劇が襲った。華乃の両親が交通事故で他界したのだ。
それで、親戚も身寄りもなくなった華乃は、親の親友であった勇の両親に引き取られることになったのだ。
華乃が勇のことを好きになったのはそれからすぐ後のことで、落ち込んだ彼女をやさしく励ましてくれた彼の優しさに惹かれたのだ。
それから二人はスポーツに頭角を現すようになり、華乃は武術に、勇はテニスに才能を発揮し始めた。そして、名門私立高校である霧名高校にスカウトされ、高校生で上京したのだ。
そこで、二人はマンションで隣同士の部屋となった。
小さいころから勇のことが好きであった華乃は別として、勇はそのころには大人に近づきつつあり、華乃を異性として認識し始めていた。そして、華乃の気持ちにようやく気付いた勇は華乃に告白し、二人は結ばれたのだ。
それから高校三年生の夏までは二人は順調に進んでいた。しかし、夏休みに入った頃に二人は大喧嘩をしてしまう。理由は、勇がテニス部の後輩の女子と歩いていたところを華乃が目撃したからだ。
勇はただの後輩と無罪を主張したが、昔から負けず嫌いとやきもち焼きは人一倍の華乃は我慢しきれずに勇の顔面に一撃を御見舞してしまったのだ。武術部最強の女子である華乃と、テニスプレイヤーである勇とでは勝敗は明らか。
勇は一撃で目を回した。
その後、華乃は自らがやりすぎたことを反省し、勇と仲直りはしたもののさらなる悲劇が二人を待ち受けていた。


515:平凡な男
10/02/22 03:36:44 NGyoaR30
夏休みの練習帰りに、華乃はまたしても、部活帰りに後輩の女子と歩いている勇を目撃してしまったのだ。しかも、その後輩の女子がとてもかわいらしかった。
体つきも、筋肉質な華乃と違い、ほっそりとしてどこかか弱く、胸も華乃より飛び出ていた。そうなれば、もはや華乃の焼きもちは嫉妬へと変わり、問答無用と
その場で後輩の女子の鳩尾に強烈な一撃を御見舞してしまったのだ。
後輩の女子は白目をむいて痙攣してしまった。
そして、そこで勇との恋もついえたのだ。
それが原因で、華乃は夏の大会で試合に集中出来ず、一回戦で敗退してしまった。
そして、その後も勇への想いを捨てきれない華乃は、長い間悩み続けたあげく、勇の
誕生日に汗拭き用のハンカチを贈ることにしたのだ。ハンカチには華乃自ら刺繍した勇の名前があった。なれない裁縫をしたために華乃の手はばんそうこうだらけであった。
「勇・・・」
先ほどから華乃の胸の高鳴りは一向に収まらない。
そんな時だ。
(あれ)
公園に人影が現れた。華乃のいる公園はマンションに付属しているもの。マンションの住人が来るぐらいならなんの不自然もない。だが、公園にやってきたのは明らかにマンションの住人ではないのだ。
(やだ・・・まさか・・・)
やってきたのは、全身黒ずくめ人。顔も黒いマスクをかぶっているために男か女もわからない。
(こないでよ・・・おねがいだから・・・)
だが、華乃の願いに反して、黒ずくめはどんどんと華乃のほうへと歩いていく。
(どうしよう、逃げたほうがいいかな・・・)
そう思い、逃げようとした時だ。華乃に妙案が浮かんだ。
(そうだ。もし、こいつが私に何かしたら少しぐらいわざと襲われて傷つけば、勇が優しくしてくれるかもしれない)
華乃には、目の前の黒ずくめが自分より弱い自信があった。だから、わざとやられてもいくらでも挽回出来る。返り討ちにして、なおかつ被害者となって勇に優しくしてもらえる可能性がある。
(やるしかない)
華乃は逃げるのをやめ、黒ずくめに向き合った。
ただ、華乃の作戦には一つだけ問題がある。この黒ずくめが襲ってこなければ作戦事態が成り立たないのだ。
(でも、その心配はなさそうね)
華乃は黒ずくめが確実に自分との距離を詰めてきていることから、相手が自分を襲うであろうと確信した。


516:平凡な男
10/02/22 03:37:10 NGyoaR30
そして、黒ずくめが目前に迫ったとき、ついにその時が来た。
黒ずくめが、拳を華乃の鳩尾めがけて突き出してきたのだ。
(きた!)
華乃は一応腹筋を固め、敵の一撃を受けることにした。だが
ズム!
「こあぁ・・?!」
華乃の目が、信じられないといように見開かれた。
(え・・?)
黒ずくめの拳が華乃のカッターシャツの中心にずっぽりと埋没していた。
「え・・・うぅ・・・」
長年かけて鍛え上げてきた腹筋が、たったの一撃で貫かれていた。
「そ、んな・・・うぅ!!」
不意に、華乃の口の中に生温かい液体がこみ上げてくる。
(くそ!)
華乃はすぐさま黒ずくめとの距離を取るべく大きく後ろへ飛んだ。そして
「う・・うげぇ・・・」
胃からこみ上げていた物を吐き出した。
そして華乃は相手を甘く見すぎていたことを後悔した。もし、腹筋を固めていなければ一撃でノックアウトしていただろう。
華乃はいまだにじんと痛む腹を片手で押えながらきっと黒ずくめを睨みつける。
(ちょっとやばいかも)
華乃の目が、格闘家の鋭い物に代わる。そして、ブレザーを脱ぎ捨て戦いやすいように体を軽くする。
(少し痛むけど、まだ平気ね)
自分が腹部に受けたダメージを再確認し、まだ十分に戦えることを認識した華乃は冷静に黒ずくめの動きをとらえる。
一方、黒ずくめは華乃に向けて歩き始める。
二人の距離がどんどんと縮まり目と鼻の先まで迫る。
「やぁあ!!」
先に仕掛けたのは華乃だった。
得意の回し蹴りで相手の首筋を狙う。スカートが翻り、水色の紐ショーツが丸見えになることなど気にしていられない。
至近距離から放っただけあって、華乃の回し蹴りは見事に相手の首筋に直撃する。
「・・・!!」
声は出なかったものの、相手が呻くように顔をのけぞらせたことからその効果がわかる。しかし、黒ずくめは倒れない。


517:平凡な男
10/02/22 03:37:40 NGyoaR30
もちろん華乃もたった一撃で敵を倒せるなど思っていない。華乃は直ぐに足を戻すと今度は拳を握り、相手の鳩尾へと叩き込んだ。
バシ!!
今まで多くの女選手をこの一撃で倒してきた。女性特有の鍛えても、鍛えてもどこか柔らかい鳩尾にずっしりとめり込んでいくあの感触。そして、自らの拳に伝わってくる相手の臓器の生温かさ。最後は頬をほのかに赤らめた選手達の目が白で満たされ、崩れていく様。しかし
「うそ・・・」
黒ずくめの鳩尾は男性の腹筋のような硬さであった。
(やっぱり、男・・・)
だが、華乃の一撃を受けてうめき声を上げない男などいない。なのに、目の前の黒ずくめはまったくと言っていいほど平然としている。目の前の黒ずくめは、今まで華乃が戦ってきた全ての男を凌駕する腹筋を持っているのだ。
そんなことを考えている華乃に出来た隙を敵は見逃さない。黒ずくめは未だに鳩尾に押しつけられている華乃の腕を掴んだ。
「し、しまっ!!」
慌てて後退しようとした華乃であったが遅すぎた。黒ずくめは万力のような力で華乃の腕を掴んで離さない。
そして黒ずくめは動揺する華乃の鳩尾に渾身のアッパーを突き刺す。
ぼくん!!
「かはぁ!!!」
二つの小ぶりのメロンのような双乳の真下にみちりと音を立てて圧倒的な破壊力を持つ凶器が埋没し、華乃の肉付きのいい丸尻がぶるりと震える。
「あ・・・くぅ・・・」
黒ずくめの拳は肋骨をかいくぐり、寸分の狂いなく華乃の急所にめり込んでいる。
今まで出会ったことのない圧倒的な力で鳩尾を撃ち抜かれ、華乃は涙を浮かべながら精いっぱい見開かれた。
だが、黒ずくめは拳を引き抜くと再度同じ場所に引き絞られた凶器を打ち込んだ。
「ごえぇ!!」
華乃の腹筋を完全に破壊した拳は、カッターシャツをらせん状にまきこみながらまたもや華乃の中に埋没する。巻き込まれたカッターシャツにより、肉付きのいい華乃の乳房がこれでもかと強調されていた。
胃を押しつぶされながらも必死にあふれ出てくる胃液を飲み込み続けた華乃であるが、既にあどけなさを残す唇の両端から黄色い液体が滴り始めている。
黒ずくめが華乃の中から拳を引き抜くと、華乃は力なくその場に崩れていく。だが、黒ずくめは許さない。


518:平凡な男
10/02/22 03:38:05 NGyoaR30
華乃の落下に伴い、めくれるスカート。そこに現れた水色の紐ショーツ。黒ずくめはその中心に強烈な一撃を叩き込む。
「ひゃぁぁぁぁぁ!!!」
最凶の一撃が華乃の下腹部を壮絶に突き上げる。
めくれたスカートから露わになった真白な華乃の丸尻が頭より上の高さにまで突き出た。
黒ずくめの拳は手首まで埋没し、螺旋状に引き絞られた紐ショーツは華乃の秘部の形を惜しみなく露わにする。
「ひ・・・ひぐぅぅ・・・」
最強にまで引き絞られた拳は、華乃の未だ成熟しきっていない子宮を難なく破壊していた。
いつか、愛する勇との愛の結晶を宿らせようと、大切にし続けていた揺り篭の崩壊を感覚的に理解した華乃の目から大粒の涙がこぼれる。
だが、黒ずくめはそれでも飽き足らず、女の密集地帯とも言うべき下腹部に埋没させている拳を大きく捻じったのだ。
「ひぅぅぅぅ!!!」
途端、華乃の体に稲妻が走ったようにびくんと痙攣した。そして、華乃に第二の悲劇が襲うのだ。
「ひゃぁ!!」
ばしゃぁぁぁぁぁ!!
音を立てて決壊した華乃の膀胱から、小水が勢いよく溢れ出た。
水色の紐ショーツを一瞬で濡らした小水は黒いストッキングを濡らしていく。
そして次の瞬間、か細い華乃の喉元が大きく盛り上がった。
「こ・・・くぇ・・・・おげぇぇぇぇ!!!」
幼げな唇から黄色い液体が噴出した。
黄色い液体は華乃の喉を辿りカッターシャツを黄色く染めていく。
しばらくして、全ての内容物が華乃の胃から押し出されると黒ずくめは拳を引き抜いた。
体に力の入らない華乃は受け身もとれぬまま地面に落ちた。
「はう・・・」
白い尻を天につき出す格好で地面に落ちた華乃は満足に動くことも出来ず、両手で鳩尾を押さえた。
黒ずくめはそんな華乃を仰向けにすると、胃液よって黄色く染まった華乃のカッターシャツを躊躇なく引き裂いた。
すると、そこから現れたのはスポーツブラによって封印されている巨大な乳房と、うっすらと筋の通った引き締まった腹部、そして可愛く窪んだ臍であった。
「い・・・や・・・」
華乃は自らの肉体に視線を感じ、最大限の力を振り絞って黒ずくめの顔に拳を打ち込んだが、上下の急所を打ち抜かれた少女のそれな手の平で顔に触れるのと同意であった。


519:平凡な男
10/02/22 03:38:29 NGyoaR30
だが、黒ずくめはそれを反撃とみなして可愛く窪む華乃の臍に猛撃をたたき落とした。
ドスン!!
「ごぇ!!」
鋼鉄のような硬さを誇る拳と地面とのサンドイッチ。黒ずくめの拳には、少女の生温かい肝臓を抉る感触が確かに伝わってきた。
「う・・・おぇ・・・」
あまりの鈍痛に何かを吐き出そうと喉をびくつかせる華乃であるが、既にその胃には胃液一滴残っていない。ただむなしく苦しげに舌を突き出して失った酸素を取り戻そうと口をぱくぱくさせるしかなかった。
そして黒ずくめは華乃のスポーツブラも引きちぎった。するとそこには予想通り、大きすぎもせず、小さすぎもしない、メロンと呼ぶにふさわしい真円の乳房が露わになった。
「わぁ・・・」
自らの胸が自由になったことを感じ華乃の頬がほのかに赤らめる。
だが黒ずくめは続いて華乃のスカートを引きちぎると紐ショーツへと手を伸ばす。
「いや・・・やめ・・・ひゃぁ!!!」
子犬のような声で哀願した華乃であったが、ショーツの中心を豪快に抉られると全身を狂ったように痙攣させる。
「あ・・・う・・・」
下腹部に再び猛撃を打ち込まれて華乃の戦意は完全に消沈する。
華乃がおとなしくなったことを確認した黒ずくめは、華乃の小水によって湿り気を帯び、なおかつ華乃の肉付きのよさを強調するショーツを容赦なく引きちぎる。
今まで勇にしか見せなかった華乃の、一切の茂みのない秘部が月光に照らされる。
(あぁぁ・・・)
絶望的な恐怖のあまり、華乃の目に涙が浮かぶ。
(助けて・・・勇・・・)
恐怖で怯える華乃をよそに、黒ずくめはポケットからあるものを取りだした。
(え・・・なに・・・それ・・・)
黒ずくめが取りだしたのは、男の肉棒の形をした棒だ。正確には、銀で出来ているようであった。
黒ずくめは、その銀で出来た肉棒を勢いよく華乃に挿入した。
にゅち
「あうぅぅぅぅ!!」
今までに勇の肉棒のみを迎えてきた華乃の秘部が、思わぬ物をねじ込まれて悲鳴をあげる。
だが、銀の肉棒は華乃の意思とは無関係に華乃の中を突き進み、そしてその最深部へ突き刺さる。
華乃の瞳孔が点のように縮小した。


520:平凡な男
10/02/22 03:39:00 NGyoaR30
「あ・・・ごぇ・・・い・・・や・・・いさ・・・む・・・」
(いや・・・いやだよ・・・勇・・・)
今まで、華乃は自らの体をずっと勇に捧げたがっていた。胸も、あそこも、みんな勇のために、そして、破壊された子宮も勇の愛液で満たされ、そこで二人の愛の結晶を宿らせるための物。それを、華乃は圧倒的な力で破壊された。
だが、黒ずくめはやめない。今度は、ポケットから最悪とも言える危険物を取りだした。
「ス・・・タン・・・ガン・・・?!」
青い稲妻をビリビリと発生させる武器、スタンガン。用途は護身用から対テロ特殊兵器と幅広い物であるが共通して言えることは人体の内部に多大なダメージを与えるということ。黒ずくめの持っているスタンガンは明らかに軍用のようだ。証拠に稲妻の大きさがまともではない。
黒ずくめは、それを華乃の体に押し付けるのではなく、あまりの長さに華乃の中に収納しきれず飛び出している銀の肉棒へと近づけていった。
(ひ・・・!!!!)
高校三年生であれば必ず習う、物体の電導性。銀は、全ての物体の中で最も電気をよく通す物だ。それにスタンガンが触れればどんなことになるか。
あまりの恐怖に、華乃の肉列がびくびくと震えて黄色い液体を漏らす。
「いや!やめてぇ!そんなことしたら・・・きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
懇願が受け入れられることはなかった。
目で見えるほどの大電力のスタンガンが銀の肉棒の根元に押し付けられた。
「あがぁぁぁぁ!!!!」
華乃の体が極限までブリッチし激しく痙攣した。凄まじい電流が華乃の体内を駆け巡りでたらめに様々な器官を刺激していく。
「ごぁ・・・ひゅう・・・」
そして何を勘違いしたのか、小ぶりのメロンのような乳房の先端、ピンク色の乳首から白い愛液が噴水のように溢れ出る。
「やぁ・・・やめぇ・・・・」
体中に電気を流されながらの華乃は必死に哀願する。だが、黒ずくめは無情にも最後の一撃を放とうとしていた。
「いやぁ・・・・」
スタンガンを銀の肉棒の根元に押し付けたまま、黒ずくめはもう一方の拳を固く握り空高く掲げると、美しい三角ラインを描いている下乳の狭間にたたき落とした。
ズドン!!
「ぐぇぇぇぇ!!!」
公園に地震のような衝撃が走り、同時にぐちゃりという音が響いた。
華乃の危うすぎる肉体が完全に破壊され、肉列から流れる小水が滝のように吹き出てくる。


521:平凡な男
10/02/22 03:39:49 NGyoaR30
最後の一撃は華乃の胃を破裂させたばかりか、肋骨を粉々に砕いて彼女の背筋まで抉っていた。
「か・・・こぇ・・・・」
もはやそれは少女の耐えられるものではない。上半身では鳩尾を深々と抉られ、下半身では強烈な電流が流し込まれていた。二つの急所をめちゃくちゃにされ華乃の意識は瞬時に吹き飛んだ。
そして、力の抜けた秘部からはとろみのある大量の蜜がこぼれだしていた。
「い・・・さ・・・む・・・」
ただ、一言を残して。
黒ずくめは確認のために鳩尾深くに埋没させた拳を大きくひねるが、もはや華乃は反応しない。その光の失われたうつろな目でただ自分を襲った犯人を見つめるだけ。
すると黒ずくめはようやくスタンガンを離して、拳を引き抜いた。
ぐぼっ!という音と共に拳が引き抜かれ華乃の唇からぷくりと胃液がこぼれる。
だが、襲撃者は本当の意味でのとどめを刺そうと、懐からダガーナイフを取りだした。
後はナイフを心臓に突き刺すだけ。だが
「何をしてる!!」
部活帰りの勇が、その光景を見てしまった。
いきなりの怒鳴り声に黒ずくめは驚いて走り出し、夜の闇へと溶けて行った。
その後、勇は目の前の光景に唖然とする。
「華乃・・・・」
可愛くて、でも強い、そんな華乃が口からは大量の胃液を吐き出し、秘部からは卵巣から無理やり蜜を押しだされ、膀胱をつぶされて小水を漏らし、秘部
には銀色の棒のような物が突き刺さっていた。おまけに、びくんびくんと体中が痙攣し、大きな二つの胸が大きく波立っている。その上、その先端からミルクが溢れているのだからそれも驚きだ。
「華乃!!」
勇はぐったりと横たわる華乃に駆け寄り、制服が胃液で汚れるのも構わず抱きかかえた。
「華乃!華乃!しっかりしろ!!」
すると、光を失っていた華乃の目に再び光が戻った。
「い・・・さ・・・」
しかし、その眼は焦点が合っておらず、目も開いてはいるがちゃんと見えているのか定かではない。
「華乃、俺だ!勇だ!」
すると華乃の目から大粒の涙がこぼれた。
「い・・さむ・・・」
「ああ、なんだ」
「か・・・ばん・・・」
「かばん?」


522:平凡な男
10/02/22 03:40:30 NGyoaR30
「とって・・・」
勇は言われるがまま華乃のかばんを取ると、中からプレゼント用の包装に包まれた物を見つけた。
「これ・・・まさか・・・」
「う・・・ん・・・」
華乃は勇からその包を受け取ると、再び勇の前に差し出した。その震える手で。
「お・・・たんじょう・・・び・・・おめで・・・とう・・・」
「まさか・・・このために・・・」
勇はその時、ようやく華乃の手がばんそうこうだらけであるのに気がついた。
「華乃・・・」
「勇・・・ごめん・・・ね・・・」
「謝るのは俺のほうだ・・・ごめん・・・」
もっと早く帰宅していれば、そもそももっと早く仲直りをして、一緒に帰宅していればこんなことにはならなかった、と勇は自分を責めた。
「勇・・・」
「なんだ」
「好き・・・キス・・・して・・・」
「ああ、俺も好きだ・・・愛してる・・・」
勇は華乃の唇に自らの唇を重ねた。
(うれしい・・・勇・・・)
華乃の意識はそこで暗転していった。
「華乃?」
唇を離してみるとすでに華乃の目から光が消えていた。
「華乃!」
勇は華乃の大きな胸をかき分けて谷間に手を突っ込むと、すでに心臓がその鼓動を停止させていた。
「駄目だ華乃!死ぬな!」
勇はその後、心臓マッサージと人工呼吸を繰り返した。
華乃の悲鳴を聞いた近所の人の通報と勇の懸命な救命活動により華乃は一命を取り留めることができた。しかし、体の損傷はあまりにも酷く、肋骨
の粉砕骨折、子宮、膀胱、卵巣の圧壊、肝臓損傷、胃の破裂、電流による神経系の損傷と十四時間にもわたる大手術が必要な程であった。当然ながら、彼女の格闘家としての選手生命は永遠に断たれた。




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