【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 4冊目at EROPARO
【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 4冊目 - 暇つぶし2ch90: ◆JI6GRfrLos
09/06/16 00:29:36 52b2djzH
「観念したら?真九郎くん?」
「くっ…だれがっ!」
どん。と衝撃を受け、壁にぶつかり、自分が殴られた事に気付く。
血と胃液がせり上がり、強烈な吐き気とめまい。
絶奈との戦力差は歴然だった。
「今ので気絶してればよかったのに…頑丈なのも考え物ね。まぁたっぷり苦しんで…」
「お待ちなさいっ!」
コンクリートの壁を突き破り、そのまま絶奈を吹き飛ばす。
立つ影は2つ。
「真九郎さんをいぢめる人は許さない!おねぇちゃんホワイト!」
「同じく、おねぇちゃんレッド…」
「「2人はプリプリ!!」」
どっごん。とカラフルな煙幕が立ち込める。
「夕乃さん!…紅香さん?!何をしてるんですか?」
「真九郎さん。わたしはおねぇちゃんホワイトです。おねぇちゃん、と呼んで下さい」
「いや、でも」
「呼んで下さい」
「あの…」
「呼んで下さい」
「…おねぇちゃん」
「なんですか?真九郎さん?」
聞きたい事はいくらでもあるが、とりあえずは…
「…その格好は?」
おねぇちゃんホワイト(夕乃さん)はフリフリのレースをふんだんに使ったドレス。
青いリボンがアクセントになっている。
頭にはヘルメット。色つきのカバーガラスで顔の上半分を伺う事は出来ない。
おねぇちゃんレッド(紅香さん)は赤い皮のスーツに赤いサングラス。
いつもの拳銃片手に佇んでいる。
…紅香さんって年齢的におねぇちゃんは…
「真九郎。考えた事を口にだしてみろ」
「…スーツ。よくお似合いですね」
危なかった。
「真九郎さんっ!わたしはどうですか?」
「…夕乃さんも可愛いですよ?」
「今はおねぇちゃんです」
「…おねぇちゃんかわいい」
プライドよりも、命は大事だ。考えるんじゃない。感じよう。
「もうっ真九郎さんったら。年増なんて目でもないなんて大胆過ぎですよ?」

――――
あれ…おかしいな…俺、夕乃さんバージョン書こうとしてたのにな…まぁいっか。


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