09/04/26 01:12:38 foljTto3
part30 スレリンク(eroparo板)
part29 スレリンク(eroparo板)
part28 スレリンク(eroparo板)
part27 スレリンク(eroparo板)
part26 スレリンク(eroparo板)
part25 スレリンク(eroparo板)
part24 スレリンク(eroparo板)
part23 スレリンク(eroparo板)
part22 スレリンク(eroparo板)
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Part7 スレリンク(eroparo板)
Part6 スレリンク(eroparo板)
Part5 スレリンク(eroparo板)
Part4 スレリンク(eroparo板)
Part3 URLリンク(idol.bbspink.com)
Part2 URLリンク(www2.bbspink.com)
Part1 URLリンク(www2.bbspink.com)
3:名無しさん@ピンキー
09/04/26 06:20:22 lP4b3+MG
>>1乙
向こうが埋まったらこっちだな。
4:名無しさん@ピンキー
09/04/27 02:12:49 FSrFdH8V
向こう埋まったよー
5:名無しさん@ピンキー
09/04/27 04:49:16 +CsYs/sN
投下します。
「どう?悪者に負ける気分は」
「卑怯よ!サファイア!」
ミルキーパールは敵の女幹部に捕まり、敵のアジトに繋がれていた。
「なんとでも仰い。所詮すべては勝った者が正義なのよ」
「ミルキーダイヤの偽物を使うなんて…」
「あら?私、ダイヤの偽物だなんて言ったかしら?……ふふ、ダイヤ」
「およびですか?サファイア様…」
「ダイヤ?…あなた、本物のダイヤなの?裏切るなんて、私たちの誇りを忘れたの?!」
「誇り、ですって。そんなクズみたいなものよりもっと価値のある物をダイヤは見つけたのよ」
「何ですって?!」
「パール、私と一緒にサファイア様の僕になろう?その方がパールにとっても幸せだよ」
「目を覚ましてよ、ダイヤ!!」
パールの悲痛な叫びには、誰も呼応しなかった。
「ならば…私とゲームをする?」
「ゲーム?」
「ダイヤに施した術をあなたにもするわ。それに屈しなければあなたの勝ち。屈したらば…あなたは私の下僕になる。どう?」
「くっ…ダイヤのためなら、負けないわ!」
「いいわ。じゃあ、始めましょう?」
サファイアはマッチに火をつけ、部屋の松明に灯をともした。
途端に甘ったるい匂いが部屋を覆う。
「なによ…これ…」
パールの頭の中が、霧がかかったようになる。
「まずは第一段階だ。どうだ?屈するか?」
「なにが…こんなの……全然効かないわ…」
「そうでなくてはな」
サファイアはパールに近づき、目を合わせる。
サファイアの瞳は名前の通り、宝石のように青く澄んでいる。
「私は…お前の中にゆっくりと入っていく…ゆっくり…ゆっくり…」
「あ……ああ…い、いや……」
パールの抵抗は弱まっていく。いやだといいながら、サファイアの瞳からは目をそらせずにいる。
「お前の中に私がいる…お前の中にいるのはだれだ?」
「私の中には…私しかいない…」
「本当か?……おまえのなかには」
「わたしの…なかには…」
「サファイアがいる」
「さふぁいあが……いる」
「そうだ……おまえの中にはサファイアがいる」
譫言のように、パールは何度も繰り返す。
次第にその言葉は確固たる意志を持ち、発される。
6:名無しさん@ピンキー
09/04/27 04:51:57 +CsYs/sN
「私の中にはサファイアがいる…」
「そうよ…サファイアの意志がお前の意志」
「サファイアの意志が私の意志」
「私の体はサファイア様のために」
「私の心はサファイア様のために」
「サファイア様こそが正義」
「パール、勝負はついたわね?」
「サファイア様に勝とうとした私が愚かでした」
「全てを受け入れ、生まれ変わりなさい。ブラックパール」
その場に倒れ込む。
「パール、大丈夫?」
「………ダイヤ、ごめんね、サファイア様の素晴らしさもわからずに、裏切り者だなんて」
「美しい友情も元に戻ったところで…パール。私の僕には必ず、体を増強するためのナノマシンを入れることにしているんだけど…あなた、どうする?」
「入れてください!サファイア様のお役に立ちたいんです!…今まであんなことをしてしまったから……」
パールが唇をかみしめ、サファイアに楯突いていたことを悔やんだ。
「わかったわ…でも、あなたのそれが演技かもしれない…本当の忠誠をはからせてもらうわよ…パール、足を開きなさい」
「え…」
「いいから」
パールは大きく足を開いた。
「いい子ね」
サファイアが自分のスカートをめくる。
「さ、サファイア様?!」
サファイアの股間にあるもの、それは男性のモノと同じだった。
「私のこれは人工よ。ナノマシンを注入するための特別製」
ナノマシンをモノの中に埋め込む。
「んっ…くはっ」
きゅうっと締まったパールの中にモノを入れていく。
「あぅ…出して、いただけないんですか…?」
「もっと奥。体の中枢まで入れなきゃ」
ズブズブとそれが入っていく。
「あぁぁぁぁっ!くるぅっ!きちゃうぅ」
「ここが一番奥かしら?」
「サファイアさまぁっ!サファイアさまぁ!!ひゃあぁぁぁっ!」
ナノマシンがパールの官能を高めていく。
「もっとぉ、もっと突いてぇ!!壊してぇぇ!!」
「いい子ね、パール」
ブシュゥゥっと一変に潮が吹き出し、白目をむいてビクンとしていた。
―――――
「用意はいい?ブラックパール、ブラックダイヤ」
「サファイア様のためなら」
「命も捨てましょう」
ナノマシンのせいではちきれんばかりのバストとなった二人は、黒衣を身にまといサファイアのそばにいた。
「勝った者こそが正義なの。この世を快楽で埋め尽くしなさい!」
end.
7:名無しさん@ピンキー
09/04/27 04:53:01 +CsYs/sN
以上です。
読んでいただきありがとうございました。
感想いただけたら嬉しいです…
8:名無しさん@ピンキー
09/04/27 11:35:54 NOag+7US
続編
9:名無しさん@ピンキー
09/04/27 16:07:57 XIPGnc1o
GJ
ナノマシンって便利でいいよね、洗脳も肉体改造も思いのままに…悪堕ちロマン溢れる技術
今日の晩飯はニラ玉とニラの味噌汁にしよう。
10:名無しさん@ピンキー
09/04/27 16:47:36 rPDSyBVK
韮
11:名無しさん@ピンキー
09/04/27 18:57:49 rO5aHxfJ
ヴァ韮
12:名無しさん@ピンキー
09/04/27 23:11:57 YmgcnJ+2
まさかの悪堕ち
URLリンク(www.morinaga.co.jp)
13:名無しさん@ピンキー
09/04/27 23:20:01 rc04+cDy
実に斬新だなこれはw
14:名無しさん@ピンキー
09/04/27 23:23:38 qASgTkCb
失楽園でも読んどけ
15:名無しさん@ピンキー
09/04/28 01:17:27 McXv55wZ
ワラタ
16:名無しさん@ピンキー
09/04/28 01:51:41 ZZ4YDBQb
流れぶった切るが、PSPで何かオススメの悪堕ちある?
シチュエーションは問わない
できればゲーム自体も楽しめるとありがたいかな
17:名無しさん@ピンキー
09/04/28 02:21:44 zErgHwWp
>>16
悪魔城乗り込んで吸血鬼退治
18:名無しさん@ピンキー
09/04/28 09:59:35 SC2VX17a
プリクラのグラドリエルとかも
19:名無しさん@ピンキー
09/04/28 20:50:46 uPcCdxYX
>>16
ゲームアーカイブスでラングリッサー1&2が出てると聞いたような
2の闇ルートマジおすすめ
20:名無しさん@ピンキー
09/04/29 01:36:34 stxfjbYP
ファンタシースターポータブルで、ヴィヴィアンが敵に
21:名無しさん@ピンキー
09/04/29 06:44:03 A1q3OnT7
流れ切るが、
見たところマイカの新作についてあんま話題になってないから報告っつーか感想書いたほうがいい?
22:名無しさん@ピンキー
09/04/29 06:47:09 ZG1EaTyV
前スレに幾つかあったがそれほど話題に挙がらないという事はお察し
別に感想書く分には誰も文句言わんと思うが
23:名無しさん@ピンキー
09/04/29 07:12:23 A1q3OnT7
>>22
ああ、そっか。買うか迷ってる人のために感想だけ。まだの人はネタバレ注意
まぁストーリーはいつものマイカだから気にしないとして
悪堕ちは結構悪くなかった。つか、悪コスは斬新でよかった。かなり。
けど、なんつーか悪堕ちの過程というか…いや過程はあったんだけど、
個人的には悪コスに着替える描写みたいなのがほしかった。まぁこれは個人的な趣味かもしれんが。けど、何か足りない印象。
あと、半分ぐらい異形相手のセクロスだった。そんなのいらんから悪堕ちでのレズセクロス増やしてくれって言いたかった。
というのも悪堕ちした後の絡みが少ししかなかったし、悪堕ちしないヒロインもいるから。
ただ、エルフを無理やり悪堕ちさせたのはかなりいい悪堕ちだった。
24:名無しさん@ピンキー
09/04/29 09:21:34 vINH2iyU
報告乙。
テトラを買うなら、自分がまだ買って無いインカ学園買うかな
25:名無しさん@ピンキー
09/04/29 10:13:06 Cp9zMX2S
じぃーん、じぃーん
26:名無しさん@ピンキー
09/04/29 10:21:10 2dctJ2Iz
今回はじぃーんじゃなくうぃーんだったぞw
しかし魂のご主人様というフレーズは聞き飽きた
変身モノだけじゃなくNOZOKI魔でも使ってたな
27:名無しさん@ピンキー
09/04/29 10:27:08 WxwXmMQZ
それなりに抜けるとこはありそうだけど
安くなってから買うかな
28:名無しさん@ピンキー
09/04/29 10:47:04 A1q3OnT7
つか、異形相手のセクロスとかホントにいらん。
主人公との絡みもあんまりいらんし。ただ、女の主人公ならいるが。
てか、個人的な趣味は置いといてもサキュバスもっと有効に使えよ…。悪コスをサキュバスに作らせて着せ替えさせるとかさ…。
まあ悪堕ちスキーなら買っていいと思う。俺的にはソルディバンと同じ評価。ただ、悪コスはこっちのがよかった。
29:名無しさん@ピンキー
09/04/29 11:12:42 2dctJ2Iz
そう言えば今回モブ輪姦もなかったな
というか一般人とのエロシーン自体が無い
30:名無しさん@ピンキー
09/04/29 12:03:04 12FFFQEY
テトラは普通に良作だと思うぞ。異形とのセクロス。特に馬嫁は良かったし
ただしメインのグレンが悪堕ちしないというのは、いただけない
『うぃーん』は確かに五月蝿かった
31:名無しさん@ピンキー
09/04/29 12:05:43 ZG1EaTyV
少なくとも主人公との絡みすらいらないというのは
このスレの中でもちょっと変わってる部類な気がする
32:名無しさん@ピンキー
09/04/29 13:29:12 nW3sS+X2
テトラ買いました。
無茶苦茶非難する内容ではないと思うけど非難する人がいるのも理解できます。
不満だった点はメインヒロインの悪堕ちがない点。今までの舞花作品では初めてではないでしょうか?
あと青の声では抜けないです。赤と緑の声は良かった。イラストも満足。
尺はやはり短い印象。歌はいらないからシナリオ増量希望。総合点ではソルディバンの方が良かったね。
追伸 ソルディバン以降恋愛要素が入るようになったけどアレはいらないと思います。
33:名無しさん@ピンキー
09/04/29 16:32:40 12FFFQEY
青が一番好きだったのに……orz
凌辱メインのエロゲーでの純愛ルートと同じぐらい恋愛は要らないよね
あったとしても歪んだ形であってほしい
34:名無しさん@ピンキー
09/04/29 19:25:24 j9JcsAaf
カミラ様のレズ調教はえがったなぁ
35:名無しさん@ピンキー
09/04/29 19:37:03 3Scayf49
>>34
禿同だ、友よ
36:名無しさん@ピンキー
09/04/29 19:59:02 9YS/afZp
テトラはまあ予想通りとして
姫狩りが意外と悪堕ち的によかったかも
37:名無しさん@ピンキー
09/04/29 20:06:56 KzvKKwfc
姫狩り洗脳キャラが多いから即落ち仕方ないが
同社幻鱗の姫将軍2のシェラぐらいのが何個か欲しかった所だ
38:名無しさん@ピンキー
09/04/29 20:16:42 bNATstR0
今日買ってきた真田クロさんとこのスペクトラルフォース本良かったぜ
エロ堕ちでNTR要素もあって大満足
39:名無しさん@ピンキー
09/04/29 21:31:49 y53ATpx7
気になるけどスペフォの認知度ってどんなもんなんだろうなぁ
自分はKOCから触れてるけど世間ではIFなんて地雷メーカー扱いだし・・・
40:名無しさん@ピンキー
09/04/29 22:14:34 +5F04+ik
スペクトラルシリーズには気になる絵柄だがどうも忌避感が働くんだよなぁ
SLGなのに続編出しまくりで前作での結末ご破算とかされると著しくやる気が起きないんだよなぁ
41:名無しさん@ピンキー
09/04/29 22:23:38 y53ATpx7
同じ世界観で続けていくにも、上手くやれば某エウシュリーみたいになったろうに
GOC3辺りから雲行きが怪しくなった
42:名無しさん@ピンキー
09/04/29 22:35:06 A1q3OnT7
>>34のカミラ様っての何の作品?
43:名無しさん@ピンキー
09/04/29 22:38:41 9YS/afZp
流れ的にプリギアじゃないか
44:名無しさん@ピンキー
09/04/29 23:10:22 +5F04+ik
鬼畜王ランスかと思った
45:名無しさん@ピンキー
09/04/29 23:13:10 77KjRP75
プリギアよかったなぁ・・・
46:名無しさん@ピンキー
09/04/29 23:29:44 Cp9zMX2S
>>40
でもフォース2は良げーだと思うんだ・・・
悪堕ちもあるし
47:名無しさん@ピンキー
09/04/29 23:32:53 dZxFXdKR
ログはwiki
48:名無しさん@ピンキー
09/04/30 00:48:39 wSHZJ+jS
ちょっと関係ないけど、マイカの作品でSP3だと同じ音声流れっぱなしってのは対応パッチでてたのな
49:名無しさん@ピンキー
09/04/30 06:55:50 wBOQqzWK
そんなことより、悪堕ちのボリュームを増やしてほしいぜ
何パターンも悪堕ちする方法があるとかさ
50:名無しさん@ピンキー
09/04/30 11:21:22 c5kDpd+N
こんなとこでうだうだ言ってるくらいならアンケ送ってやれよ
もっともアンケの結果なんて反映させてなさそうだけどなw
51:名無しさん@ピンキー
09/04/30 13:37:11 8VJUHHBL
正義のヒロインs悪堕ち洗脳改造憑依同化etcゲー?
いくらなんでも窓口狭すぎないか
いや出たら買うけどさもちろん
52:名無しさん@ピンキー
09/04/30 13:57:43 0Dj0Pm2f
闇の声は連鎖有り、堕ち方にもパターン有りと良い感じだが
別に悪に堕ちてるってわけではないのよね
システムとしては悪堕ちゲーの理想形かもしれんけど
53:名無しさん@ピンキー
09/04/30 16:07:14 UI5zjrxo
上のほうで名前が出てたけど、プリティギアって悪堕ちとかあるの?
54:名無しさん@ピンキー
09/04/30 16:19:18 c5kDpd+N
>>52
その理屈だと、あれのシステムから産まれたマインデッドブラッド辺りが理想形になりそうだな
まさに犠牲者の行動が悪堕ち化してるし
ただ本編だと主人公が影薄いんでFDの方になるか
55:名無しさん@ピンキー
09/04/30 17:00:02 Pxl68Fu9
過去に魔物に捕らわれ長期間、性的な調教をされた経験があるヒロインが再び、捕まって
忌まわしい過去と調教経験を魔物に諭されないように粘るが激しい陵辱と過去の調教で淫乱になった身体では隠しきれず過去を暴かれ
再調教と想像を絶する激しい陵辱により快楽漬けにされ悪の虜に
そんなヒロインを探してる
56:名無しさん@ピンキー
09/04/30 17:10:36 RRW9eisO
>>53
あるよ
ヒロイン3人がそれぞれMC人形化、家畜化、射乳レズ奴隷化されて敵の手下になる
あと別ルートで主人公(男)が自ら悪に堕ちてそれの奴隷になるパターン(こっちは薄い)
悪コスはないけどな
57:名無しさん@ピンキー
09/04/30 17:11:36 9bRQMx6Z
>>55
魔法少女アイ2の雌豚メグなんかそんな感じじゃね?
洗脳云々じゃなくて素でへたれて敵側になるけど
58:53
09/04/30 17:38:49 UI5zjrxo
>>56
サンクス
59:名無しさん@ピンキー
09/04/30 18:38:10 15XI1rGu
>>55 お前は俺か?
そのプロット頂き。
週末は少し書き物に勤しもう。
60:名無しさん@ピンキー
09/04/30 20:32:18 ne+zUcHB
今すぐNHK総合つけろ
61:名無しさん@ピンキー
09/04/30 20:38:02 0Szi19zY
>>59
無理はするなよ?心身的な意味で
62:名無しさん@ピンキー
09/05/01 01:28:46 HrDXRMvs
宇宙をかける少女 洗脳悪堕ち・悪コスまとめ
次女
URLリンク(kissho.xii.jp)
URLリンク(kissho.xii.jp)
URLリンク(kissho.xii.jp)
URLリンク(kissho.xii.jp)
URLリンク(kissho.xii.jp)
URLリンク(kissho.xii.jp)
四女
URLリンク(kissho.xii.jp)
URLリンク(kissho.xii.jp)
*実用性あるのでサイズでかめにしたよ
まだどんどんネルヴァリスト増えるんじゃないかなあ
18話以降、相当素晴らしいことになりそうで期待
63:名無しさん@ピンキー
09/05/01 01:31:41 u5SmiyWB
どうでもいいけど4女は悪堕ちじゃなくて素だよなあれ
64:名無しさん@ピンキー
09/05/01 01:32:08 wkRIiWQR
次女はすぐ元に戻ってしまうだろ・・・
OP的に考えて
65:名無しさん@ピンキー
09/05/01 01:53:22 ZVuU3e0h
4女は元がビッチ過ぎて、全然ダメだった
堕ち前の堕ち後のギャップが良いと言うのに
66:名無しさん@ピンキー
09/05/01 03:23:26 HrDXRMvs
12話見返してるが、ベンケイがエクスクルーシブコントロールを発動後、
秋葉の目がレイプ目になって背中に何か紋章が刻まれるシーンがあるな
これってネルヴァル烙印なんだろうか
高嶺が月に浚われた時同様、これが洗脳の第一段階目だとすると
これからの展開でかなり美味しいことになりそうな気もする
まあ、期待してたのにすぐ戻っちゃったよっていうガッカリは
毎度毎度してるが、やっぱここでワクテカするのが楽しいんだよな
67:名無しさん@ピンキー
09/05/01 03:26:31 HrDXRMvs
間違えた秋葉じゃないほのか
うーんこの作品に限っては大量洗脳があり得る
後で拍子抜けする可能性は否定できないがね!!
68:名無しさん@ピンキー
09/05/01 03:29:22 WtF6wmPk
>>67
ほのかとイグジステンスが姉妹ってとこだから
同じ遺伝子情報で影響云々とかあってもおかしくねえんじゃないか
むしろそっちのにおいくさいが
69:名無しさん@ピンキー
09/05/01 09:30:37 V8RMwgbM
次女四女は元から腹黒臭してたから萌えないんだよな
そういう意味じゃ秋葉が堕ちるのが一番良い
長女は堕ちないだろうな
彼女堕ちたら何のために次女敵に回ったんだよwってなる
70:名無しさん@ピンキー
09/05/01 12:34:58 gWNeXW8L
>>62、頑張れ応援しているから……
俺もこの作品は悪堕ち悪堕ち言われているけどピンとこないんだよなぁ
71:名無しさん@ピンキー
09/05/01 12:48:44 Sj/8CruM
>>69
次女は最初からいい人だったでしょ。
ただセリフなしなのが残念。
72:名無しさん@ピンキー
09/05/01 13:52:02 lUJj+Yk/
圧倒的な力でねじふせられて恐怖のあまり従う、そんなSSでオススメはありませんか
73:名無しさん@ピンキー
09/05/01 19:07:33 y8wn10ii
>>72
URLリンク(library.s12.dxbeat.com)
続編があればいいんだが……
74:名無しさん@ピンキー
09/05/02 00:18:12 5uRzuajh
そらかけは折角刻印押したりするシーンがあるんだから
押された途端うつろ目になって足元に這い寄って足にキスするくらいやってもいいと思った
75:名無しさん@ピンキー
09/05/02 07:06:40 l+rWfrgH
アダルトじゃないけど最高の悪堕ちは小説版ハンニバルのクラリスだと思う
76:名無しさん@ピンキー
09/05/02 07:16:16 1dpIi5Ge
既出だと思うが、吸血少女良かった
これは良い悪堕ち
77:名無しさん@ピンキー
09/05/02 13:25:32 XM8jrbZ0
なんかいい悪堕ちエロゲないかな…
ぴんくはてなの姫神ってこのスレ的にはどうなのか知ってる人いる?
78:名無しさん@ピンキー
09/05/02 13:32:38 ZVOdNZlv
ゲームとしては堕落、人外化メイン
特定の対象に隷属するといった感じではない、故に野良悪堕ちなんて評価を貰ってたり
基本的にシーンはビフォアアフター的なものが多い為に変化の過程は薄い
が堕ち後のシーンは多め、そしてバグも多め
79:名無しさん@ピンキー
09/05/02 13:54:25 XM8jrbZ0
㌧クス
絵が好きだから買おうかと思ったが、悪堕ち過程が少ないのか…しかも黒コスっぽいし、こりゃ回避かな
それにしても悪堕ち過程はほとんどのゲームではぶかれるなぁ
80:名無しさん@ピンキー
09/05/02 13:57:22 bVmWZUkk
過程こそが重要なのになあ。堕ち過程を省いたんじゃ、実質別人になったのと変わらん。
81:名無しさん@ピンキー
09/05/02 14:36:25 ZVOdNZlv
良い点も挙げとくと、堕ち後の立ち絵がしっかりある、それなりに連鎖堕ちする
特定の人物に執着したりと堕ちた後も別人28号になりすぎない
まぁヒロインが本当に人間やめちゃうのがお好きな人には悪くないかな
以下参考までに
URLリンク(a-draw.com)
URLリンク(a-draw.com)
82:名無しさん@ピンキー
09/05/02 15:03:54 mRY9goRf
>>37
アイテムで洗脳らしいがなんかイベントあるの?
顔変わったり服変わったりする?
83:名無しさん@ピンキー
09/05/02 15:22:57 YfWn1dyV
>>82
ない。
条件満たして洗脳を実行して即落ち。
姿とかは変わらなくて虚ろ目になるだけ。
洗脳状態でのエロとかはない。
戦闘前会話で「正気に戻ってください!」みたいなのはあるけど。
84:名無しさん@ピンキー
09/05/02 16:03:43 UzASOQy/
悪堕ち特化ゲーでないかな~
85:名無しさん@ピンキー
09/05/02 17:39:07 jJ5Mmr4+
エロゲメーカーのPに知り合いが数人いるんで
以前悪墜ち需要のこと話したことあるんだけど、
ブランドカラーがあるから難しいっていわれたんだよな。
86:名無しさん@ピンキー
09/05/02 20:10:44 QyWk1BzQ
ちと失礼。いつぞやFLASH作ったものです。どこも規制だらけでどうにもならんのでカキコかわりにページ作りました
URLリンク(custank.k-server.org)
という事で半年ROMります。あとはたの む
87:名無しさん@ピンキー
09/05/02 21:07:37 4gvIXDnl
ごめんなんか自分語りのしつこさに引いた
88:名無しさん@ピンキー
09/05/02 23:32:38 9S6gp0J1
ふたばでいつも変なの上げてる奴か
89:名無しさん@ピンキー
09/05/03 01:03:28 bp1pGhbL
半年と言わず一生ROMっとけ
90:名無しさん@ピンキー
09/05/03 01:31:08 EnoDRVjW
レギオスはどうなるか……
可能性低そうだがなぁ
91:名無しさん@ピンキー
09/05/03 02:52:21 GFbRQ8rt
>>パ○ックドールズを作ろう!と思ったけど挫折中。
まぢでがんばってくれ!!!
92:名無しさん@ピンキー
09/05/03 05:19:41 9YWB18FJ
シナリオが簡単なのでいいなら、過程を重視した悪堕ちってすぐ考え付くんだけどな
悪堕ちする→女幹部に新しい悪コスを着せてもらう→それを着たことによる体の変化が始まる。体の変化は選択肢によって変化
1、肌が紫や茶色になり、尻尾と角がはえる
2、悪の道具を装着し、ふたなりに。これにより連鎖堕ちルートへ
3、肉体改造
女幹部にその姿を誉められ一層忠誠心が高まる
とか
これなら、人外が嫌な人やふたなりが嫌な人に保険もかけれる気がする
あと、女幹部に無理やり繭の様なものに入れられて、強制悪堕ち、なんてルートもあったほうが需要ありそう
住民的にはこういう悪堕ちゲーがあったら買うか?
ここをみてるメーカーさん、まるパクりしていいからこういうの作ってくれないかな
93:名無しさん@ピンキー
09/05/03 06:39:34 fp21QSqG
分かった
プランナーに提案してくる
94:名無しさん@ピンキー
09/05/03 08:07:20 Ma96BEZ1
こんなことはやめといてね
『河原崎家の一族2 完全版』にOSをレイプ・中田氏しされて、マルウェアを仕込まれたでござる★2
スレリンク(news板)
95:名無しさん@ピンキー
09/05/03 08:28:26 9YWB18FJ
>>93
冗談だと思うが、もしマジで社員なら
過程が重要なので、体の変化や悪コスを着たときの快感なんかをヒロインに喋らせたり、思わせたりすればさらにいいと思う
あと、繭に入れられて嫌々ながら悪堕ちっていうのや、道具を無理やり付けられて悪堕ちっていう強制悪堕ちとかもよさそう
あんたがマイカやぴんく?辺りの社員だといいなあ
96:名無しさん@ピンキー
09/05/03 10:53:23 y70+M+nK
(^ω^;)
97:名無しさん@ピンキー
09/05/03 11:01:18 j7JDiacX
正直パニックドールズの焼き直ししてくれればそれだけでいいのにと十年来思ってる
98:名無しさん@ピンキー
09/05/03 11:22:00 GFbRQ8rt
書こうと思ったら>>97に書かれてた
マイカとかブサイクであのシステムやったら最強なのにな
99:名無しさん@ピンキー
09/05/03 11:49:34 A+LT88Rp
中古で「巫女乙女洗脳調教」なんて名前のタイトルを見つけた。
タイトルのストレートさにはある種の男らしささえ感じるけど
購入には迷ってる。中身はこのスレ的にはどうなんだろうか?
どなたか知りませんか?
100:名無しさん@ピンキー
09/05/03 12:55:25 WInpCZ63
ディケイドを見終えてフレッシュ待ちの中書き込んだ>>95は落ち着いたか?
101:名無しさん@ピンキー
09/05/03 13:08:00 C21MmcLO
>93
社員乙。しっかりプレゼンしてくれ。
ぶっちゃけウチも作りたいんだけどなあ。
5000以上はけるなら作りたい思ってる俺は雇われ社長なんだぜ?
好きなゲームつくりてえ。
102:名無しさん@ピンキー
09/05/03 13:49:51 9uz/RT9Z
>>83
>
とん
幻鱗2みたいにはいかんか・・。
103:名無しさん@ピンキー
09/05/03 15:26:09 BYKNd+YH
ひっじょーに今さらな話題で恐縮だが、サンダークラップスって悪堕ち的にどうだったんだ?
ちょっと気になってるんだ
104:名無しさん@ピンキー
09/05/03 16:16:05 UbcaskHs
素朴な疑問なんですが、そもそも悪堕ちってビジネスというか、
売上的にどうなんだろ?
メーカーにつくってくれ~、など考えるなら避けては通れない問題だろうし、
うまいこと多くさばける作り方とか提案できれば、いいと思うのだけど。
105:名無しさん@ピンキー
09/05/03 16:38:37 C21MmcLO
テトラスターで製作費3000マソちょいぐらいじゃね?
それがペイできるならビジネスになるって感じ。
舞夢とか天夢は黒だったらしいよん。
106:名無しさん@ピンキー
09/05/03 16:46:21 EnjgYq8r
悪堕ち自体かなりマイナージャンルだから
悪堕ちメインのゲーム作るにしても
悪堕ち以外の要素で売上げのばすしかないんじゃないかな、でもそれだと
悪堕ちじゃなくてもいいんじゃねってことになるから
悪堕ちメインのゲームをわざわざ作ろうというメーカーも中々出てこないんだと思う
107:名無しさん@ピンキー
09/05/03 17:40:40 j7JDiacX
今のところa悪堕ちそのものを売りにしてる作品も微妙に俺らの嗜好から外れてるという感じだから判断しにくいんじゃないかなあ
出してくれる分にはありがたいけどね
俺敵にここ数年のがっちり該当作は紗枝くらいかな
108:名無しさん@ピンキー
09/05/03 18:01:12 9YWB18FJ
ちょw俺は社員じゃねえぞw
つか、やっぱ悪堕ちゲームってリスク高いし、マイナーだからあんまり作られないのかな。
でも、結構需要はあると思うんだが…
109:名無しさん@ピンキー
09/05/03 18:13:03 okvATFtt
需要があるように見えて全体で見たら取るに足らん程度でしかないんじゃないかね
110:名無しさん@ピンキー
09/05/03 18:38:20 j7JDiacX
戦うヒロイン大成の一里塚となった初代プリヴェみたいなんが出て作り手受け手にしっかりアピールできればね
当時はあの界隈もこことおんなじ様なこといってくだ巻いてたし結構衝撃的だったよ「ついにキタ」って
そこからアイがきて三角が来てアリスが来て…あのくんだりは作り手的にも参考になるんじゃないかな
あああれも10年前か
111:名無しさん@ピンキー
09/05/03 21:14:28 NjeyEc6A
>>103
このスレ的には微妙じゃないかね。
悪落ちと言うにはちょっと違う。
112:名無しさん@ピンキー
09/05/04 00:00:46 UbcaskHs
言い忘れてましたけど、天夢に悪堕ちありました。
そっか・・・ペイできたんだ~・・・。
113:名無しさん@ピンキー
09/05/04 00:54:39 DC+J1Q2r
タユタマがちょっとよさげかな?
114:名無しさん@ピンキー
09/05/04 06:27:51 mRE2PPi3
そういや2月から更新止まってた某所がまた更新はじめたね。
115:名無しさん@ピンキー
09/05/04 09:17:02 40Bj5+bE
>>114
サイト名を知られてはいけない理由でもあるのか?
116:名無しさん@ピンキー
09/05/04 09:24:50 bFajxoOW
まぁ言うまでもなく分かるし
117:名無しさん@ピンキー
09/05/04 09:39:40 40Bj5+bE
でも某所でわからないと質問する奴がでると二度手間じゃね?
ちなみにクロイツキで合ってる?
118:名無しさん@ピンキー
09/05/04 10:11:01 0Yt3pI9m
(´゚c_,゚` )
119:名無しさん@ピンキー
09/05/04 10:45:50 DC+J1Q2r
名前伏せる意味がわからんな
知ってる古参連中だけで語らいたいとでも言うのかね
サイト側が嫌がってるならわざわざ再開の話をここで出すのもおかしいし
120:名無しさん@ピンキー
09/05/04 11:32:58 40Bj5+bE
いいかげん某~は苛々する
121: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
09/05/04 11:35:21 hWK/SPMh
ィニ三≡ヽ
/jj7 \ミt
彡jj_r==i_r=tiミ
彡l.  ̄・・ ̄ ミ
_lt '=t /__
_, -t"lt__ j l ^゙''ー 、
/ ヽ ̄ 丿7 \
/ `-‐''゙ ヽ
/ \t | j. ゙l
|  ̄7 tl }
| | | ゝ
j j `--──-、__l__, -一l"
'‐、一冖、^ミ=ー‐--  ̄ ̄ / ノ
122:↓知ってる古参連中だけで語らいたい 某~ を使う馬鹿ども
09/05/04 11:47:56 GSIYHzH1
30 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/02/28(土) 19:42:16 ID:L0eNDz7B
>>29
あの人の事ではないな
差分の2Pカラーだけで悪堕ち絵だと思ってる自意識過剰と思われる某氏さ
まあこれ以上はゴダゴダになるだろうから控えますがね
94 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/03(火) 00:22:19 ID:BeeYXnsB
まぁ目にあまるほどの批判もアレだけど、
スレ検索とか某ログに親切にもスレ番まで載ってるから見に行くとか
最低限やるべきことやらずに聞くのはどうかとは思う
96 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/03(火) 00:46:15 ID:kcgCMt9u
某神のサイトが……
あの感じだと当分更新はないな
123 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/03(火) 18:05:31 ID:QC9g8/Ta
>>119
いや、某イベントで一週間切っていてこの告知だから界隈者だと予測したんだけどね。
線画だけだから確証持てないし、塗りが全く違うから別の人だと思っている。
100P上巻出す所だと予測したんだけど違うな。きっと
128 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/03(火) 21:49:33 ID:8aEJ//x6
今更だが某神のサイト縮小するんだな
数ヶ月未更新だったこともあったし嫌な予感はしてたんだが
これからは数ヶ月ごとに更新が当たり前になるのか…
152 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/04(水) 03:11:23 ID:lEsV6rEN
博麗神社例大祭に出る某サークルの東方の洗脳同人本って委託あるのかな…?ないなら就活蹴ってでも買いにいくんだが……
246 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 04:52:07 ID:iXmXNRwf
>>244
ひょっとしていつも長文の文字コラ投下してくれる人?もしそうならまた来週楽しみにまってるぜ(違ってたとしても楽しみなのには変わりないが
昨日は例の祭があったはずだけど某サークルの悪堕ち同人買いにいった奴いるのかな
386 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/16(月) 00:42:09 ID:YUWlQGRA
GJ!
某所の小説も好きです応援してます
389 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/16(月) 13:00:12 ID:R8j6fg0P
更新停滞した某所の影響でラミア化にハマッてる俺には最高だ・・・
400 名前:献血の紅[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 12:12:30 ID:uLqx5Nvn
みなさまお久しぶりです。 献血の紅であります。
今回は現在稼働中のクイズマジックアカデミーⅥの2次創作です。
Ⅵから新しく就任してきた某先生が悪堕ちします。
描写が悪いと思いますが、楽しんで頂ければ幸いです。
178様、初ヶ瀬マキナ様、お二人様のSS面白かったです。GJであります。
それでは投下いたします
413 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 18:04:34 ID:OxHjdK10
黒い人って某東界隈のあの人なのか
123:続き
09/05/04 11:50:27 GSIYHzH1
788 名前:「始まりはいつも些細なことで」[sage] 投稿日:2009/04/12(日) 10:11:49 ID:KPGrwTrf
某ブログの主のホロです
やっとSSでけた・・・
といっても完成ではないのですが載せます
いちよ巫女とか出ますが現代の巫女なので、期待しないでね
何度か読み直しましたが、誤字脱字あれば言っていただければ嬉しいです
それではどうぞ
157 名前:名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 00:24:12 ID:3nKO8f17
そのまま某企画に引きずり込まれそうな予感
679 名前:名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 01:53:52 ID:MAQiUnes
某所のネタだけど三国志大戦でも悪堕ちって可能だよね
時代を超えて出てきた黄布軍の妖術で女キャラを次々を洗脳していくって
結構いい感じのネタかもしれん
知略キャラから武力キャラまで幅多いし
326 名前:名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 21:15:36 ID:YQ7EYRQJ
外国の某所でそんな感じの作ってるな
主人公女でやられると同族に堕とされて村襲ったりするの
英語だからいまいち分かりにくいが
124:名無しさん@ピンキー
09/05/04 11:51:50 YHsv0Tdc
黒月と魔転狼ごっちゃになってないか?
125:名無しさん@ピンキー
09/05/04 11:54:15 YHsv0Tdc
ってただ抽出しただけか
126:名無しさん@ピンキー
09/05/04 11:54:25 GSIYHzH1
398 名前:名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 16:14:53 ID:m5eLQgCq
>>396
危うくグローザム(某暗黒四天王)って書き込みかけて
直した筈なのに直したのも間違ってたとは
すいませんです。本当に
410 名前:名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 01:15:23 ID:EfiLZ8N/
セーラームーンといえば…
某サイトのネコンネルが気に入ってるんだが、原作はこのスレ的にどうなの?
450 名前:名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 04:25:55 ID:BIa390eY
ところで最近、何かハマった洗脳とか悪堕ちコミックとかありますかい?
ちなみに自分は、中古で買ったボンボンの某料理バトルマンガ。
451 名前:名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 05:16:39 ID:KwXVDC9Y
URLリンク(kissho2.xii.jp)
某所での3Dまとめ
DLPASS:akuoti
494 名前:名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 00:44:45 ID:5NDugrpo
某所の文字コラしてる人です
下の息子から血涙が出そうなほどに感動しています
悪ノリで始めたダーククロスがここまで成長してくれるとは正直思ってもいませんでした
ダーククロスやセイバーズは3Dカスタム少女職人さんや、悪堕ちスレの皆さんが作り上げたヒロイン達ですので
皆さんもどんな淫怪人が出たらいいかとか、こういう悪堕ちさせたらどうか
などなど、お好きに想像してみてくださいね
さて・・・もう一回ヌイとくかな・・・
733 名前:名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 22:44:11 ID:0RuDyFrO
某ブログの連続SS。
長いだけでたいしたものじゃないが、機械雌猫が可愛い。
921 名前:名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 22:14:39 ID:7zaFMobh
>>920
まったくもってそうだよなぁ
まあ、ひっそりやりたいのに騒がれて他の類似スレに逃げちゃった職人とか、
ニッチなままでやりたいのに騒がれてやる気無くす人もいるってことを
某所で布教活動してる人ともどもわきまえてほしいもんだがね
966 名前:名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 15:49:06 ID:wItvJOnu
>>965
やってみたけど何も考えずにプレイして選択肢一発目で悪堕ち吹いたw
そいや880あたりでも話題にあがった某コテは不気味スレのほうでも暴れてるみたいだな
いい加減自重すべきだろ、あれは
967 名前:名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 16:48:44 ID:KlRTRoY9
他スレのことで、しかも某コテとか言われてもわからんな
またこのスレで議論始めたいのかもしれんけど
どっちにしろ書くならはっきり書いてくれ
457 名前:名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 18:46:44 ID:DucvwRzH
ビストロレシピじゃないの?
魔受胎とかもそうだったけど、今まで頻出してたものの話題を
急に「某」だとか「ヒント」みたいに勿体ぶりはじめる人がいるのがよくわからない
↑が指摘するも全く無視して使い続ける
127:名無しさん@ピンキー
09/05/04 11:57:10 GSIYHzH1
29 名前:名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 17:16:42 ID:jdeM/myB
歌による洗脳っていうと某狼氏のミクが思い浮かぶ
66 名前:名無しさん@ピンキー :2008/08/30(土) 00:20:51 ID:Keqbe+MD
個人的に凄いマイナーだけど某プラモシリーズの武者斎胡や砕虎魔亜屈みたいに心や魂自体は悪に染まって無いけど
何らかのアイテムを介して操られてしまうって感じが意外にツボな自分が居る。正気に戻っても自分のした事を悔いて悩んで思い詰めて暴走する場合もあるから
558 名前:名無しさん@ピンキー :2008/09/21(日) 00:55:56 ID:e3ru73xh
>>557
なんと作者さんが住人でいらっしゃったか・・・
リンク勝手に貼り付けてしまって申し訳ないっすorz
某クロさんといいFEでのネタは結構いいのがちょろちょろと
672 名前:名無しさん@ピンキー :2008/09/24(水) 00:55:15 ID:aaRoWREs
某ノベル雑誌っぽくてイイなぁ
おつかれさま!
俺もカス女で作ってるが時間かかるんだよなぁ
まだまだあるけどそろそろやめとく
128:名無しさん@ピンキー
09/05/04 12:05:28 4IGUDskm
これはGWだからなのか
129:名無しさん@ピンキー
09/05/04 12:13:13 iPgbKqIB
>>119
>>120
同意
何でわざわざ伏せる必要があるのか?
分かる奴だけ分かればいいみたいな不親切な古参気取りは見てて腹立つわ
ちなみに>>117そこで合ってるよ
130:名無しさん@ピンキー
09/05/04 12:26:34 4IGUDskm
確かに伏せる必要はないがそんなスルーできなくて拒否反応起こすくらいなら「某」をNGにでもしとけ
苛々するのはお前らの勝手だけどわざわざそれを書き込んで結果的にスレ荒らしてるほうが某~以上に迷惑なんだが
131:名無しさん@ピンキー
09/05/04 12:28:30 UylPlgC/
正直そんなどっちでもいいことによくむきになれるなっておもうます
132:名無しさん@ピンキー
09/05/04 12:33:17 cqnS3AZO
お前らは何時になったら真・スルーを閃いてくれるんだ!
133:名無しさん@ピンキー
09/05/04 12:57:00 fSE46U/N
ぞうしてメーカーは悪堕ちさせてくRPGを作らないの??
134:名無しさん@ピンキー
09/05/04 13:11:25 rdT7oVpD
MC系と悪コス変身(完全別人)系の2つに分類可能かねえ?
私的には後者ですが。
ただ、主人公より年上が入るのはちょっと。
135:名無しさん@ピンキー
09/05/04 15:16:49 jDordQB1
>>134
ラストスタンドでもやってろ
136:名無しさん@ピンキー
09/05/04 15:26:29 wG04ZhIY
ネガティブな物言いがちょっと出たぐらいで「荒れてる」とか言い出すのは違うと思うなあ
137:名無しさん@ピンキー
09/05/04 15:47:18 J7V+w85O
で?
138:名無しさん@ピンキー
09/05/04 15:52:20 FewRpU5i
悪堕ちというからには、堕ちた後で悪いことをするんだけど、どんなことをするのが
一番クるだろうか。
1.一般人相手に無双
2.かつての仲間を虐待、殺害
3.連鎖堕ち
4.性奴隷状態、エロ
これに、
A みずから進んでやる
B 体を操られたり、心のどこかで拒否しながらやる
の組み合わせ方でバリエーションが増えると思う。
個人的には、3とAの組み合わせが好き。
139:名無しさん@ピンキー
09/05/04 16:27:30 7tCaMlLA
>>138
よくこういう風に何が好きかってきいているやつがいるが、何のためにきいてるんだ?
答えたら何か作ってくれるんだろうか
140:名無しさん@ピンキー
09/05/04 17:00:07 8fHSUrjb
>>139
構って欲しいんだよ。こういう風に聞いて自分の付けたレスに答えてくれるとかさ。
で、決まって付ける返答が俺がいるとかナカーマとかさ。
141:名無しさん@ピンキー
09/05/04 17:04:28 4ga6O8LK
お前ら心が荒んでるんだな
142:名無しさん@ピンキー
09/05/04 17:17:02 kp0yLIHC
>>139=>>140=さっきのコピペ荒らし
自演で荒らすならもっとバレないようにしようぜ!
143:名無しさん@ピンキー
09/05/04 17:33:23 c1iX4d7+
ここまで全部俺の自演なんだよ
ネタバレすると
144:名無しさん@ピンキー
09/05/04 18:01:10 5LKqkmjb
んで?今年のエロゲの悪堕ちはまだMAIKAだけなんだな?
145:名無しさん@ピンキー
09/05/04 18:36:56 fSE46U/N
>>135
ありゃ妹だけだし主人公が堕とすわけじゃないだろw
146:名無しさん@ピンキー
09/05/04 18:53:28 cqnS3AZO
ラストスタンドは露出が少なすぎるんだよな
攻略本の設定画ではミニスカワンピ&ガーターストッキングでいい具合の露出加減なんだけど
あれが決定稿にならなかったのが惜しい
147:名無しさん@ピンキー
09/05/04 19:41:09 l6CPSmHM
だってサイトの名前入れると
売り込んでるみたいと批判する奴がいるじゃないか
毎回いちいち名前いれるとそれこそ大御所気取りとか言うし
だから某でいいんだよ
分からないなら聞いてそれに答えてあげれば済む話
148:名無しさん@ピンキー
09/05/04 20:45:02 5LKqkmjb
↑こいつの空気の読めなさは異常
149:名無しさん@ピンキー
09/05/04 20:56:19 c1iX4d7+
某は俺が育てた
150:134
09/05/04 21:22:20 rdT7oVpD
独り言。
1. キャラクター間に血縁のあるもの(姉妹、親子等)
2. ふたなり
2. 悪堕ちの際に皮膚の色に肌色が残るもの
も(3についてはできるだけといった感じだが)避けたいと思っている。
さらに言うなら、悪堕ちヒロインがかつての仲間を捕まえておき、
主人公がそいつを堕とす・・・という連鎖堕ちがほしい。
そして主人公には別に2人のライバルが存在すると。
151:名無しさん@ピンキー
09/05/04 21:51:31 QTOh53/T
3をできる限りといわずにもっと主張してやってくれ
2ばっか3回も出て目立って可哀想だ
152:名無しさん@ピンキー
09/05/04 21:57:40 Wg85TEXR
>>150-151
3は皇魔化みたいに肌の色も変えろよ! という主張という理解で良い?
あと、>そして主人公には別に2人のライバルが存在すると。
の意味がよく分からん。
主人公(堕とす主体)に男のライバルが二人いるという理解で良いの?
153:名無しさん@ピンキー
09/05/04 22:08:17 QTOh53/T
>>151はそういう意味で言ったんではないんだけどな・・・
おそらく>>150がいいたいのは人外の色に肌がなるんじゃなくて
普通に肌色のままがいいってことじゃないかな
本人じゃないから分からないけれども
あと最後の行の主人公については自分もよく分からない
154:名無しさん@ピンキー
09/05/04 22:11:18 5HdgETAQ
ニホンゴムツカシイネー
155:名無しさん@ピンキー
09/05/04 22:12:49 Wg85TEXR
>>153
逆だったのね。把握
>>154も言ってるけど、日本語って難しいね
156:名無しさん@ピンキー
09/05/04 22:13:45 CQoSQkCf
人外肌は受け入れられる奴って少なそうだしな
157:名無しさん@ピンキー
09/05/04 22:15:13 Wg85TEXR
>>156
某チョコレートのお陰で青紫なら何とかOKになったけど…
緑とか、黒とかはちと辛い
158:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:01:22 40Bj5+bE
>>157
また某かよ。絶対に許さない。絶対にだ
159:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:27:12 Bq4vFCvv
ID:40Bj5+bE
160:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:34:43 QTOh53/T
個人サイトの名前は悪堕ちが関係あってもやっぱり
直接名前を出したりするのはよくないと思うんだ
ずっと前にここで名前だされてるのをみて
サイトに名前だったかURLだったかを書かないでください
といってた人もいたことだし・・・
ただ商業作品なり商品なりはもっと名前だして
話題を広めるなりする方がいいと思う
少なくともここは情報交換が最近じゃメインになってるし
わざわざ伏せるような回りくどいことする必要はないと思うんだ
そういう意味ではID:40Bj5+bEの言いたいこともわかる
まぁ過剰反応し過ぎだから嫌ならNG登録しろってだけなんだけどさ
161:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:35:27 40Bj5+bE
ホントに某を使う意味が解らないだけなんだ
162:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:40:28 mZqftIgr
いやならNGしろ
クレクレなら黙っとけ
以上
163:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:42:51 40Bj5+bE
クレクレしてないよ
164:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:51:51 qO45iutZ
一生ROMってろと言いたい
165:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:54:03 vYmi3QUC
死ね
166:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:54:53 giVFiZGb
某某某ー某・某ー某某
167:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:56:11 40Bj5+bE
うっせえハゲ
168:名無しさん@ピンキー
09/05/04 23:59:27 UylPlgC/
正直そんなどっちでもいいことによくむきになれるなっておもうます
169:名無しさん@ピンキー
09/05/05 00:01:38 40Bj5+bE
デスヨネー
170:名無しさん@ピンキー
09/05/05 00:34:54 8fvHc84c
>>168
どっちでもよくなく思ってる奴もいるって事だろ。お前の感覚か多数派の感覚か知らんけど、それで他人を計ってやるなよ
171:名無しさん@ピンキー
09/05/05 00:50:32 chKuLt4k
自演乙
172:名無しさん@ピンキー
09/05/05 01:24:10 MYGo98ME
で、ID:40Bj5+bEは悪堕ちしてどんなIDに変わったんだ?
173:名無しさん@ピンキー
09/05/05 01:29:02 a38Nt1jJ
ブラック・ブラッド・ブラザーズ10読んだんだが
ドキッとする悪墜ち未遂があった。
これまで悪墜ちしたやつらは絵柄のせいもあって微妙だったが
今回は見た目が可愛らしい少女かつ
敵には親を殺された恨みがあったり…未遂でも結構良い感じだ。
174:名無しさん@ピンキー
09/05/05 02:26:17 BCA3UKuX
書いてみたので投下。エロ無し注意。
NGワード 紅戦士転生
175:紅戦士転生
09/05/05 02:27:33 BCA3UKuX
『紅戦士転生』
20XX年、怪人たちを率いる謎の組織・イビルアイは日本中で犯罪活動を繰り広げていた。
超自然の力を操る怪人の前に、警察、そして自衛隊は全くの無力。
だが、彼らの野望の前に、2人の戦士が立ちふさがった。
魔導装甲を身にまとう、正体不明の仮面の戦士。
ガードスターズを名乗る彼女たちは何度もイビルアイの怪人たちを倒してきた。
だがその戦いも、ある廃倉庫において劇的な局面を迎えようとしていたのだ…
「いい気味だこと、ファイアスター」
怪人たちを率いる悪の組織イビルアイの女幹部、メデューサは余裕の笑みを浮かべながら、
炎をあしらったメタリックな鎧に頬をよせた。紫のマニキュアの塗られた指が、鎧の上を這い回る。
「完全無欠の魔導装甲も、この吸魔生物の前では全くの無力だったわねえ。もうちょっとがんばってくれると思っていたんだけれど」
『クソッ、魔法が通じたらこんな奴、一撃で倒してやるのにッ!!』
ファイアスターこと星川朱美は、仮面の奥で唇をかみしめた。四肢に精一杯の力を込めてみるものの、彼女の手足を拘束する触手はびくともしない。
こんなことなら、蒼(そう)の言うことをちゃんと聞いておくのだった。
彼女のけんか友達にしてガードスターズのもうひとりの戦士、アクアスターの小言が思い出されるが、もう遅い。
いつものメデューサの悪だくみと思って突入してみたものの、待っていたのは魔導装甲の力を吸収する能力を持った敵。
のらりくらりと彼女の魔法を吸収する相手に、ついかっとなって必殺技をたたき込んだはいいが、その隙をねらっていたもう一体の触手に捕らえられてしまったのである。
176:紅戦士転生
09/05/05 02:29:41 BCA3UKuX
「ウフフ、私の演技にまんまと騙されて単独行動に出るなんて、なんてウブで可愛いのかしら」
「黙れ、この薄汚い怪人め!」
怒鳴った口に、ぬるりとした感触。
メデューサの顔が眼前に、そして唇のこの感触は……
「!!!!!」
キスをされた、という認識が頭に浮かぶよりも早く、朱美は顔を背けていた。
「なによぅ、そんなに嫌がらなくったっていいじゃない」
キッ、とメデューサのにやけた顔を睨んだ朱美は、そこでやっと、事態の意味を理解した。
「やっと気がついたの? ンフ、思ってたよりも可愛い顔よね、ファイアスターちゃん」
そう、彼女の顔を隠していたはずの仮面は、いつのまにか消え去っていた。つまり、彼女の魔導装甲を維持していた魔法力が消失しかけているのだ。
『クソ、このままじゃまずい!』
心の焦りを気取られまいと、ふふん、と鼻で笑ってみせる。
「何のつもりか知らないが、この程度であたしたちをやっつけたと思わないことだな」
「そう?」
メデューサの声が、ことさらに楽しげなものへと変わる。
「でもあたしにとっては、目を見られるだけで十分なのよねぇ」
しまった、と思ったときにはもう遅かった。メデューサの目は、見るものを幻想の中へと引きずり込む。
メデューサの作り出した精神世界にとらえられた人間は、心に秘めた思いの全てを読み取られ、もてあそばれてしまう。
「ああ、やめろぉ…」
抵抗むなしく、朱美の意識は闇へと沈んでいった。
177:紅戦士転生
09/05/05 02:30:41 BCA3UKuX
ぬるま湯につかっているような心地よさが、体を包んでいる。朱美はどことも知れぬ空間の中を漂っていた。
「これが、メデューサの精神世界…」
アクアスターから話は聞いていたが、彼女がここへくるのは初めてだった。
見渡す限り何もない空間に、夕暮れ時のようなうすぼんやりとした明かりがあふれている。
ふと思いついて体を動かそうとするが、やはり体に力が入らない。
触手に捕らえられたままの現実の影響だろう。
「お前の能力はわかってるぞ!」
何もない空間の中、朱美は叫んだ。そう、要するに精神力で負けなければいいのだ。
この世界を作り出しているあいだ、メデューサの本体は現実世界で無力なまま。
自分が粘り続けていれば、仲間がなんとかしてくれるに違いない。
「まあ、すばらしい精神力だこと」
虚空からにじみ出るように、メデューサが姿を現した。
「あたしを簡単に料理できると思ったら、大間違いだ」
「そう、きっとそうでしょうね。あなたはとても優秀な魔法使いだもの」
「どういう意味だ」
ふふ、と笑って、メデューサは言った。
「あなた、私たちと戦うとき、生き生きしてるわよね」
「…何の話をしている?」
「あなたはすごく魔法の使い方がうまいと思うわ。ついこの間まで、魔法の存在を知らなかったなんて思えないくらい」
「フン、あたしにゴマをすろうっての?」
「あなたは今まで、私たちと戦うためにその力を使ってきた。そのためにこそ、その力を使うことが許されていた。そうでしょう?」
メデューサの声が、いつの間にか妙な反響を伴っていた。彼女の声を聞いていると、どこか、頭の中が痺れてくる。
「そうだ…父さんが作った、最強の鎧…イビルアイと戦うために…」
「わたしたちを倒してしまったら、その力はどうなるのかしら?」
一体、何の話をしているのだろう。たしか、しなければならないことがあったはずだ。
いや、知られてはいけないことだった? それとも、知ってはいけないこと?
「…わからない…」
今はなんの話をしているのだったか。全てが霧の中のようで、そもそも自分は誰と話していたのだったか?
目の前には、女が一人。焦点を合わせようとするのだが、どうしてもその顔をはっきりと捉えられない。
何かがおかしい。だけど、何がおかしいのかわからない。
「そう、でもきっと、取り上げられてしまうわねぇ。あなたの素敵な魔法の力」
178:紅戦士転生
09/05/05 02:32:10 BCA3UKuX
「え…」
朱美の顔に不安の陰がよぎる。
「だってそうでしょう、本当はただのつまらない女子高生のあなたが、そんな強大な力を持っているなんて、おかしいもの」
「そんな…あたしはただ…」知りたくない。
「あなたはただの女子高生。魔導装甲がなければ、何の取り柄もない女の子でしかない」
「そんなことない…」
違う。
「いいえ、だってあなたは、あの天才、星川博士の子供なのに、全然優秀じゃない。そうでしょう?」
「ちがう、ちがうもん」
朱美は弱々しく首を振る。
「あなたのお友達だってそう思ってるわよ。あの学園一番の秀才。あの子は陰で、あなたを笑ってる」
「そんなことない、そうはいい子だもん」
「いいえ、ホラ、見えるでしょう、あなたがいなくなって、せいせいしたって言ってる。自分の言うことを聞かない人間はいらないって」
「そんなの、そんなのいや、いやだよ…」
もう朱美は子供のように、小さく丸まって耳を塞ぐばかりだ。
そのようすを見下ろしながら、メデューサはにやりと笑みを浮かべた。
縮こまる朱美の体を包むように、あるいは捕らえた餌を吸い尽くそうとする蜘蛛のようにして、メデューサは彼女の耳にささやきかける。
「彼らを見返してやりなさい」
179:紅戦士転生
09/05/05 02:33:47 BCA3UKuX
ぴく、と朱美の体が震えた。
「あなたの魔導の才能を、好きなだけ使って構わないの。その力で、邪魔者たちを支配してしまえばいい。私たちは、あなたの味方。あなたは、私たちと同じ」
耳を塞いでいた手が、少しずつ離れていく。
「あなたは自由、あなたは、好きにしていいの」
「わたしは、すきなことをしていいの?」
「ええ」子どもをなだめる母親のような優しさで、メデューサは言う。
いつの間にか、現実の世界に戻ってきていることにも、朱美は気づかない。ただ、メデューサに体を預けて、じっとしている。
「さあ、星川朱美ちゃん、本当の自分に生まれ変わるの。思うがままに魔力を行使する、ほんものの魔女としての自分に、ね」
メデューサはつぶやくと、彼女の瞳をのぞき込んだ。虚空を彷徨っていた視線が、しだいに焦点を結んでいく。
「うん、わたし、うまれかわるの。だれもわたしにすきなことをやめさせることなんてできない。わたしはつよくなるの。ずっと、ずっとつよく……!」
彼女の手に握られた宝石、魔導装甲の起動アイテムであるフレイムジュエルが、微妙にその色を変える。炎の明るい赤から、
沈んだ闇をたたえた血の色へ。そして、同じ色の光の、いや、闇の帯が宝玉から伸びていく。
それはリボン状になって、朱美の体の周りに浮かび、幾重にも彼女を包んでいく。
メデューサはそっと彼女から離れ、その様子を満足げに見守っている。と、次第に緋色のリボンは朱美の体にまとわりついていく。
彼女の制服はリボンが触れた場所から浸食されるように塵と化して消えていく。まるで朱美が今までの生活を脱ぎ捨てるように。
そして、リボンは体に巻き付くと姿を変えていく。あるものはブーツに、あるものはロンググローブに、そしてあるものはドレスに。
変化が終わった後、そこに立っていたのは、ファイアスターと呼ばれていた戦士とはまるで違う存在だった。
ワインレッドを基調としたドレスは、胸元が開き、そこから黒のレースを覗かせている。裾は短く、同じく赤いブーツとの間に輝くように白い脚を覗かせている。腰まで伸びた髪は艶やかに、かつての快活さは消え去り、あるのはただ、人を惑わす妖しさだけ。
「おめでとう、朱美」
ゆっくりと開いたその瞳には、凶暴な光が灯っていた。
180:紅戦士転生
09/05/05 02:34:38 BCA3UKuX
「あぁ」
彼女は息を漏らす。その息にすら、人を惑わす魔力が込められている。人をかしずかせ、絶対の忠誠を誓わせる魔力だ。
「メデューサ様、わたし、最高の気分です」
そう、と答えて、メデューサは朱美だった存在の頬に手を触れた。ぴくり、と彼女の体が動く。
メデューサにも、彼女の中を駆けめぐる魔力と、それが彼女にもたらす快感が流れ込んでくる。
「すばらしいわ、朱美ちゃん」
言って、新たに誕生した魔女の唇をなぞる。ふたたび、彼女の口から、魔性の吐息が漏れた。
「あなたに、新しい名前をあげる」
「あたらしい、名前?」
「そう、私たちの同胞としての名前よ。あなたは、セイレーン」
「せい、れーん…」
「その姿を見るもの全てを魅了する、妖艶なる魔女」
セイレーン、という新たな名を、かつて朱美だった存在はもう一度つぶやいた。
「そう、わたしはセイレーン。人々を魅了し、従わせるの。誰も私の力には逆らえない…」
その口に笑みが浮かぶ。妖しく、人を惑わす微笑みが。
「ああ、早く人間たちのひれ伏す姿が見たい。ねえ、メデューサ様、お許しをいただけるかしら?」
その物欲しげな瞳に、さすがのメデューサもうなずいてしまいそうになる。
今のセイレーンの力は、メデューサすら魅了しかねない力を持っていた。
その凶暴な魔法力は、ただし、直接にメデューサを操ろうとはしない。
彼女にとって、メデューサは自分の存在を受け入れてくれた居場所であり、世界でただひとつ、自らの主として認める存在であった。
だからこそ、セイレーンの『お願い』に、メデューサはやんわりと答えることができた。
「そのためには、まずあなたの昔のパートナーを狙わなくちゃ。そうでしょう?」
その言葉に、セイレーンの瞳がぱっと輝いた。
「ええ、もちろんだわ! まずは蒼、あの子を快楽漬けにして、わたしに犬みたいにおねだりするようにしてあげる。そう、ほんとに首輪をつけて、犬として飼うの。ああ、待ちきれない」
かつての彼女であれば、思いつくことすらできないような言葉を並べ、楽しげなセイレーン。
その変貌ぶりに、思わずほほえんで、メデューサは彼女の頭を抱いた。
「これから、すてきなことが沢山待っているわよ」
「ええ、とっても楽しみ♪」
そして二人の魔性は、貪るように互いの唇を求め合うのだった。
END
181:174
09/05/05 02:36:39 BCA3UKuX
以上。
最後の方はやっつけみたいになってしまった。
ものを書くのは難しい…
182:名無しさん@ピンキー
09/05/05 03:35:03 sLQpVo28
いやいや、GJですよ
口調がこういう風に変わってしまうのはちょっと新鮮だったかも……
183:名無しさん@ピンキー
09/05/05 06:32:33 /eZR7zXc
>>174乙
まさかとは思うけど>>55じゃないよな。
シチュも違うし。
まぁフラグ立てているから次回も期待
184:名無しさん@ピンキー
09/05/05 10:11:39 b7EbJ47E
GJでした。
楽しませていただきましたー。
185:名無しさん@ピンキー
09/05/05 12:20:36 ZACN2wHi
ここまでSS無し・・・と思ったら投下キタ!
乙なのですよ~
あ、そういやガンダムフォースのウィキペをつらつら見てたら
続編構想でヒロインの悪堕ちとか書かれててハアハア
何で続編作らないのかバンダイ
186:名無しさん@ピンキー
09/05/05 12:55:55 h7BXCWJA
GJでした
悪堕ちしてドレスになるパターンってしばらく見ないな・・・
ていうか朱美がセイレーンなら蒼はなんだろ
187:名無しさん@ピンキー
09/05/05 13:16:05 KkaQwWl1
GJ!
エロじゃないのにエロい…
188:名無しさん@ピンキー
09/05/05 16:17:24 xA6ZItvE
これだよ…見事に悪堕ちのツボがわかっている…
GJ
189:名無しさん@ピンキー
09/05/05 18:21:30 gcnJMzbw
で、蒼悪堕編もあるんだよね?
190:名無しさん@ピンキー
09/05/05 19:01:53 S7l99osR
GJでさぁ。続編はぜひエロに挑戦して欲しい……
191:名無しさん@ピンキー
09/05/05 22:09:17 Zu3jf/jN
これはこれで十分にエロいぜ
まあそれはそれとして連鎖堕ちは希望するわけだが……
192:名無しさん@ピンキー
09/05/06 00:13:34 ukqTm4EV
メデューサタンの台詞に催眠CDの雰囲気を感じた
やるな!
193:名無しさん@ピンキー
09/05/06 00:41:03 Q15yLpAj
エロなしなのに十分抜ける。
>>174は悪堕ちというものをわかってるな。
レズキスも最高だ。
194:名無しさん@ピンキー
09/05/06 04:08:09 arPos312
エロはいらんとは言わんが悪堕ちはこういう方がぐっとくるんだよな
エロはあんまり重要じゃない
前に話題に出てたエロゲ社員はそこのところが全然わかってないんだよな…
ともかく最高でしたGJ
次はふたなり希望
195:名無しさん@ピンキー
09/05/06 04:25:53 QNs5ZLbZ
>>174
これぞ悪堕ち!GJですなあ
196:174
09/05/06 06:10:11 0XNT/6wg
続きができたので投下。エロはあるけどフタ注意
少し長くなったのでそれも注意
NGワード 紅戦士転生の2
197:紅戦士転生の2
09/05/06 06:12:26 0XNT/6wg
「蒼戦士堕落」
夢を見ていた。
おかしな話だけれど、夢の中で、私は安らかに眠っていた。
誰かの膝枕に身を預け、何も身にまとわず、裸の私。
膝枕をしてくれる誰かが、私の頭をなでてくる。やさしい仕草。
私はその人のことが好きでたまらない。その人は、誰だっただろう?
…ご主人さま、そう、私のご主人さまが、やさしく声をかけてくれる。
「いい子ね、蒼(そう)。無防備なあなたは、とても可愛らしいわ」
私は、わうん、と恥ずかしくなるような媚びた声を上げ、でもやっぱり頭をなでる感触がうれしくて仕方がない。
そう、夢の中の私は犬。
ただご主人さまの命令に従い、そしてご褒美をもらえるのが大好き。
そんな単純な生き物。
この幸せが、永遠に続けばいいのに。そう思いながら、私はご主人さまを見上げる。その顔は、私のよく知っている人で…
耳元で響く携帯電話の電子音に、和泉蒼(いずみ そう)は目を開いた。
朦朧としながらもとっさに手にした携帯から、聞き慣れた友人の声が飛び込んでくる。
『ひさびさの事件だぞ、蒼』
「事件?」
ぼんやりと呟いた頭が、急速に現実を把握する。ふつうに勉強していたはずなのに、いつの間に眠ってしまったのだろうか?
机上の時計で時間を確認する。午後8時。勉強を始めてから、それほど経ってはいない。
いや、そんなことよりも、今は『事件』だ。
電話の相手、星川朱美が事件というならば、それはつまり彼女たちの出番、ということなのだから。
『テレビを見てみなよ。どこのテレビ局も生中継してる』
「イビルアイなの? 最近はご無沙汰だったけれど、ようやくといったところかしら」
朱美が単独行動でピンチに陥って以来、この2週間ばかり、イビルアイは鳴りを潜めていた。
だが魔導装甲の対抗策が破られたくらいで諦める彼らではないことは、蒼もわかっている。
連中が密かに、何かの準備が進めていたであろうことは、想像に難くない。
部屋のテレビをつけると、報道ヘリの空撮映像が飛び込んできた。
街のど真ん中に、大きな蔓状の植物が生えている。
それも規格外の大きさだ。隣の駅ビルほどもあり、中心部から生えたいくつもの触手が、どうやら人を襲っているようだった。
198:紅戦士転生の2
09/05/06 06:15:54 0XNT/6wg
「…ずいぶん派手な挑戦状だこと」
『派手な戦いになりそうだ。蒼、あたしはもう近くまできてるんだけど…』
その言葉に、蒼は先ごろの戦いを思い出した。
朱美が独断で戦った結果、もう少しで彼女を失うところだったのだ。
「…いいえ、まず一度落ちあいましょう。駅の裏手の路地に。そこで作戦を立ててから、行動開始よ。わかった?」
『へいへい、わかりましたよ、リーダー様』
「私もすぐに行くから、それまで我慢してちょうだい」
携帯を切って、蒼はため息をついた。
自分が損な役回りをしていることはわかっている。
学園きっての秀才と呼ばれ、人を率いていく立場を押し付けられ、幼馴染の朱美とも、知らず知らずのうちに距離ができてしまった。
それでも蒼はみんなの期待に応えたいと思っているし、そうやって幸せをもたらすことが、自分の喜びでもある。
朱美とともにガードスターズとして戦う道を選んだのも、そう思ったからだ。
けれど、今のように親友から皮肉な態度をとられると、憂鬱な気分になってしまう。
ふう、と再び溜息をつきながらも、てきぱきと身支度を整える。
「そういえば…」
さっき見ていた夢に、朱美が出てきたような気がする。
しかし、どんな役回りだったのか、そもそもどんな夢だったのかすら、少しも思い出せない。
実際のところ、最近の蒼はよくこんな目覚めを経験していた。
「もしかして、何かの象徴なのかしら…」
だとしたら、朱美は何の意味を持っているのだろう?
何にせよ、今は現実の問題をなんとかしなければ。
朱美がいつもの短気を起こさないよう祈りながら、彼女は家を出たのだった。
ガードスターズの正体は、人類に魔法の力を受け入れる準備ができるまで、秘密にしなければならない。
それは魔法装甲の開発者である天才、星川博士の遺言だ。
だから今日も、朱美と蒼の二人は、人気のない場所を探さなければならなかった。
人気のない路地裏。駅前の植物に群がる報道陣も、駅をはさんだ反対側まではやってこないようだった。
「じゃあ、あなたが前衛。敵の攻撃をうまく誘導して、街に被害が出ないようにして。そのあいだに私があの植物を分析するから」
「突っ込んで必殺技をブチあててやればいいんじゃない?」
朱美の言葉に、蒼は首を振った。この間のこともある。すべてが彼女たち二人をはめるための罠かもしれないのだ。
慎重にやらなければならない。なにせ、人々の命がかかっているのだから。
199:紅戦士転生の2
09/05/06 06:19:14 0XNT/6wg
しかしなんだろう、この違和感は。
蒼は朱美の顔をまじまじと見つめた。
言っていることも、蒼の言葉に不満げに頬をふくらませる子供っぽさも、いつもどおりの彼女だ。
けれど、どこかが違っている。なんというか、色気のようなものを感じるのだ。
テレビのいわゆるお色気タレントのような、男に媚びるそれではなく、どことなく高貴な、それでいて艶めかしさを感じさせる…
もしかしたら、男でも作ったのだろうか?
まさか!
頭に浮かんだ思いを打ち消すように、蒼はぶるぶると首を振った。
「どうした?」
「なんでもありませんわ。早く変身しましょう」
ぷい、と顔をそむけて、蒼は言った。
「あなたの役目はおとりなんですから、このあいだみたいに無茶をしてはダメよ」
「この間、ねえ…」
朱美の声の調子が、微妙に変わる。
けれど、自分でも気づかぬままに顔を赤らめた蒼は気がつかない。
「そうよ。朱美ったら、もう少しでメデューサのおもちゃにされるところだったんだから」
「メデューサ様のおもちゃ…」
「そう、あいつの邪眼に取り込まれてしまったら…、って、メデューサ『様』? あなた、一体なにを!」
言いながら、朱美からぱっと離れる。と同時に、いつでも変身できるよう、水の宝玉、アクアジュエルを構える。
朱美の顔には、今まで見たことのないような妖しい笑みが浮かんでいた。
「あーあ、蒼ったら、変なところで勘がいいんだから」
朱美が言いながら、綺麗な長い髪をかきあげる。
長い髪?
朱美はずっと、ショートカットで通してきたはずだ。髪を長く伸ばすのが煩わしいと言って。
なぜ気がつかなかったのだろう。この間の戦いまでは、確かにベリーショートだった髪が、いつの間にか伸びていたことに。
たった2週間で、これほど髪が伸びるわけはないというのに。
「メデューサ様の玩具…それもいいかもしれないわね。あなたがこれから私の玩具になるみたいに!」
その言葉とともに、朱美の体を炎が包み込んだ。
眩しさに目を細めながらも、蒼もまた叫んでいた
「清らかなる水の力よ、我に守りの鎧を与えよ!」
地面から噴き出した清流が、蒼の体を包み、瞬く間に強固な鎧へと姿を変えていく。
「アクアスター、セットアップ!!」
「ンフフフフ、魅了の魔女セイレーン、こ・う・り・ん♪」
その姿は、まさに魔女という言葉にふさわしいものだった。体のパーツそれぞれを見れば、確かに彼女は星川朱美その人に他ならない。
けれど、その表情、仕草、すべてが妖しげな魅力に満ち溢れている。
まるで朱美を一度分解して、妖艶という名の粘土でもう一度作り上げたかのような存在が、そこに立っていた。
200:紅戦士転生の2
09/05/06 06:21:19 0XNT/6wg
「朱美、本当に朱美なの?」
蒼は信じられない思いで呟いた。
「いいえ、私はもう星川朱美なんてちっぽけな存在ではないわ。メデューサ様に仕える魔女セイレーン。それが今の私」
言いながら、すっと右手を伸ばす。と、何もない空間からねじくれた杖が出現した。
ほぼ同時に、アクアスターも水流を操り、自らの武器、水霊槍ゲイボルグを手にする。
「メデューサ様の邪魔をするアクアスター、あなたを破壊してあげる」
まるで、フィルムの間が飛んだようだった。目の前に現れた杖を、なんとかいなす。
きらりと目の端で光った何かに反応し、アクアスターはかろうじて、小手で第2撃―セイレーンの左手に握られた血の色をした短剣―を受け止めた。
「さすがに、秀才は違うわねえ」
「目を覚ましなさい! あなたはメデューサに操られているのよ!!」
体をかわしつつ、蒼はいったん距離をとる。
「思い出しなさい! あなたはもっと、純粋で、まっすぐな人間だったはず」
「そうねえ、あなたはいつでも、私をおっちょこちょいな子どもだって思っていたものねえ」
「そんなことは…!」
再び、打ち合う両者。
「生まれ変わる前は、あなたのことを憎んでいたわ。でも、今はそうでもないの」
押し負けないよう、必死のアクアスター。だが、セイレーンは余裕の表情で、顔を寄せてきた。
耳元に、甘い吐息が吹きかけられる。
「私、ずっとあなたの心を覗いていたのよ。あなたの夢の中も、ね♪」
「なんですって!!」
力任せに霊槍を振りぬくアクアスター。
「私の心を覗いたですって!! よくもそんな…!」
「ええ、だからあなたが心に秘めた望みも全部知っているの。自分では気がつかないくらい、奥底に秘めた望みもね」
これはもはや、いつも喧嘩しながらも、心の底で親友と認めてきた人間ではない。
アクアスターは、ゲイボルグを構え直した。アクアスターの必殺技、『百鬼貫破』の構えだ。
「邪に堕ちたかわいそうな朱美、私の全力を以て倒します!!」
「さあ、どうかしらねえ、かわいい蒼ちゃん♪」
瞬間、強烈な光があたりを覆いつくした。
201:紅戦士転生の2
09/05/06 06:24:21 0XNT/6wg
勝てなかった。
仰向けに転がった蒼は、絶望的な心でその事実を認識した。
彼女は半壊したビルに倒れ伏していた。魔法装甲は失われ、破れかけた制服が体にまとわりついているだけだ。
その眼に映るのは、星のない空ばかり。
けれど、かつ、かつ、と近づいてくるヒールの音が、勝者が誰であるかを如実に物語っていた。
「あらあら、かわいそうな姿になっちゃって」
朱美であった魔女の嘲る声が聞こえる。
その魅惑的な顔が、首を動かすこともできない蒼の顔をのぞき込む。
彼女は、笑っていた。先ほどの妖しげな笑みとも違う、どちらかといえば、かつての朱美のような笑顔。
体育祭で優勝杯をつかんだ時に見せた笑顔だ、と、絶望に打ちひしがれる蒼の頭のどこかが、懐かしい思い出を引きずり出す。
けれどもその視線が向けられたものに気がついて、蒼は息を呑んだ。
「いい格好ね、きっと学園の男子たちが見たら、鼻血を出しちゃう♪」
彼女のボロボロの制服は大きくはだけ、そこから胸が露出していた。
「きれいな乳首。うらやましいわあ、こんなに大きくって」
「や、やめなさい!!」
ワインレッドのグローブが、蒼の乳首をとらえ、いじくりまわす。
「ちょっと立ってきたんじゃない? まったく、学園一の秀才なんて言われていながら、こんなにいやらしい体をしてるんだから」
セイレーンの声はあくまで楽しげ、だがそこに含まれた残忍な響きを感じて、蒼はなんとか彼女の手から逃れようとする。
が、その動きがグローブと乳首との摩擦を生んでしまう。
「ヒィん!!」
思わず声が上がる。自分でも驚くような、はしたない声。
「ああ、いい声ね」
恍惚とした表情で、セイレーンは自らの獲物を見下ろす。
「これからあなたの望みを解放してあげる。わたしなりにアレンジしたやり方だけれど、蒼も気に入ると思うわ♪」
そう言って、彼女は自らの長い髪を一本引き抜いた。
「あなたに、魔法のほんとうの魅力を教えてあげる。きっと病みつきになるわよ」
いいながら、手にした髪の毛をしごく。柔らかだった髪が一本の針へと、姿を変えた。
「ちょっと痛いかもしれないけれど、我慢してね」
抵抗しようとしても、体が動かなかった。その針は、露出した胸、鳩尾、腹部をなぞり更に下へと向かう。
「や、やめろ!」
その向かう場所に気がついて、蒼はよわよわしい拒否の声を上げる。
だがそれすらも、今のセイレーンにとっては興奮をもたらすスパイスにしかならないようだった。
「い・や・よ♪」
プスリ!
202:紅戦士転生の2
09/05/06 06:26:27 0XNT/6wg
「あああああッ!!!」
クリトリスを襲った痛みに、蒼は思わず悲鳴を上げた。
「あーあ、正義の戦士が女の子みたいな悲鳴を上げちゃって。ああ、今はただの女の子だったっけ」
楽しげに言って、ぺろり、と蒼の頬を嘗める。
「でも、もう蒼はふつうの女の子じゃなくなるのよ」
「あ、あ、あああああッ!!」
蒼の下半身に、いつもの魔法とは違う、得体の知れない力が集まっていく。それは出口を求めるように一点に集い、さらに外へと突き進む。
「いや、出ないで、出ないでぇッ!」
叫びとともに、それは姿を現した。
「ああ、私に、こんなモノが…」
力なくつぶやく蒼。話には聞いていたが、実物を見るのは初めてだった。
そもそも、それがほんとうにそうなのかもわからない。
だが彼女の生物としての本能が、それがなんであるかを告げていた。
「ああン、とっても大きなおちんちん生やしちゃったねえ」
紅の魔女が、楽しげに言う。
「うそ、うそよ、こんな…」
「まだ認められないの?」
困ったわねえ、と口にしてはいるが、セイレーンの眼に浮かんでいるのは紛れもない好奇心の光だ。
「ねえ、それ、触ってごらんなさい」
「え…」
その言葉の意味を考える前に、手が動いていた。
現実を否定したい、という無意識の動きは、けれど、目の前に散った火花に打ち砕かれた。
「あぅぅン!! なに、なによこれぇ…」
自分を襲った快楽を認識することもできず、呆然とした表情で、けれど体は今の快楽をもう一度、と動いていた。
「あ、あ、ああああああッ!!」
もう触るだけではおさまらない。天に向かって突きたったそれを、はじめはゆっくりと、徐々に大胆になでまわしていく。
「触るだけじゃなくて、しごいてみたら?」
誰かの声。それが誰かを認識することすらできない。指が勝手に動き、
「あヒ、ヒぃぃぃん!!」
獣のような声を上げながら、彼女は新たに生まれた器官に刺激を送り続ける。
そして、すぐに頂点が訪れた。
「あ、また出ちゃう、なにか出ちゃうぅぅぅッ!!」
腰が浮きあがり、体が突っ張る。
ビクッ、ビクンッ
吹きあがった白い液体が、体中に降りかかる。生暖かい感触。
射精したのだ、という実感が、そのぬるぬるとした感触とともに湧いてくる。
「こん、な…こんなことって」
プライドをずたずたにされ、呟くしかない蒼。
「すごかったわねえ、でも、これはまだ序のクチだからね」
魔女の言葉が、さらなる絶望の始まりを告げた。
203:紅戦士転生の2
09/05/06 06:30:11 0XNT/6wg
「ほら、見て♪」
射精の後のけだるい疲労の中、言われて蒼は顔をあげた。
蒼の体をまたぎ、見下ろしているセイレーン。
彼女の纏う、真紅のドレス。セイレーンはその短い裾を、ゆっくりとたくし上げていく。
驚くほど白い脚の付け根。見てはいけないはずのものが、露わになる。
「あなたのいやらしい姿を見ていたら、こんなになっちゃったのよ」
彼女の秘部は、蒼にもはっきりとわかるほど濡れていた。
一度は萎えていた男根が、再び頭をもたげていく。
「だ・か・らぁ」
にんまりと笑った彼女の表情に、蒼が抱いたのは、恐怖だっただろうか、それとも、期待だっただろうか。
「責任、とって頂戴♪」
一気に腰が下ろされる。
「あああン♪」
「いヒャアああああ!!」
二人の声が、夜空に響く。ドクン、ドクンという脈動を感じる。
2度目の射精。だがそれは、更なる快楽の入り口にしか過ぎなかった。
「入れてすぐに射精なんて、はしたないんだから!!」
言いながら、魔女は腰を動かす。
つながった二人の秘所のあいだから、赤いものが見えた。
「あなたのために、はじめてをとっておいたのよ! あン、痛いけど、気持ちイイ!! あなたはどう、ねえ、気持ちいい?」
親友に、処女を捧げられた。その事実が、頭の中に残っていた最後の一線を突き崩した。
「ああ、気持ちイイ! 私も気持ちイイですぅ♪ 朱美の中、さいこぉ!!」
言いながら、腰を突き上げる。もう彼女の頭の中には、ガードスターズとしての使命も、才女としてのプライドも、なにもなかった。
「獣みたいに交わるの、いいでしょう!?」
初めてとは思えない腰付きで蒼の快楽を引き出しながら、セイレーンが言う。
「うん、いい、とってもイイ!!」
子どものように、蒼は応える。
全てから解放され、獣のように。
『ああ、そうだ…』
頭のどこかで、蒼は感じていた。
ずっと夢見ていたこと。
叶わないとあきらめ、心の奥底に閉じこめてきた願望。
それが今、彼女の手の、いや、彼女の肉体すべてにもたらされているのだ。
204:紅戦士転生の2
09/05/06 06:37:15 0XNT/6wg
なんて、すてき…
快楽に半ば麻痺した蒼の心に、肉体の快楽とは違う、心の奥からの歓喜がわき上がる。
なにを考える必要もない。
ただ、朱美のもたらす快楽に身を任せていればいい。
「ああ、ン!! みんなから期待されて、何でもかんでも押し付けられて、辛かったでしょう? 礼儀正しい、完璧な人間を求められて、心の奥ではこんなにッ!!」
セイレーンの膣が、蒼のペニスを締め上げた。
「あ、また、また出るぅ!!」
脈動とともに、今までため込んでいたものが全て吐き出されていく。
それでも彼女のペニスは、3回の射精にもまったく萎えることなく。さらなる快楽を求めて愛しい人の体を突き上げる。
まだ足りない。最後の、あの夢の望みは、まだひとつ、かなっていない。
「こ、こんなに、あヒぃん、欲望を溜めこんでぇ。ひあぁん、いけない子♪」
「は、はいぃ、わたしはいけない子なんですぅ、だから、だからもっと苛めて、気持ち良くして、おねがいしますぅ!!」
セイレーンが蔑むような眼を向けてくる。そう、その眼で、あと一つだけ…
「お願いしますご主人さま、でしょう? このメス犬!!」
蒼の中で、全てがあるべきだった場所にはまりこんだ。もはやなにもかもが明快で、単純で。
今までの自分とはまったく違う、あるべきだった自分。その自分が命ずるままに、彼女は叫んだ。
「ああ、おねがいしますご主人さま、もっと、もっと!!」
まさしく犬のように舌を突き出し、征服されること、支配されることを求める。
「あら、ちゃんと言えるじゃない。じゃあ、ちゃんと言えたご褒美をあげなきゃね」
ごほうび。
その言葉に、蒼の心は歓喜に震える。目の前をパチパチと火花が飛び、ペニスは一段とその硬さを増す。
「それじゃあ、最高の快楽をあげる。魔の力が導く最高の快楽を。その快楽の中で、あなたは生まれ変わるのよ。嬉しい?」
「はい、はいィ! とっても嬉しいです、だからこのメス犬に、ご主人さまの気持ちいいのをください!!」
蒼は声も枯れんばかりに叫ぶ。
セイレーンは満足げに笑みを浮かべると、自らの腹部に手をあてた。そこに秘所を中心とした紋様が浮かび上がり、そして。
「!!!!」
そこから先は、声にならない世界。別の生き物のようにうごめく肉襞に、蒼は口を開き、けれどそこから声は出ず、おそらくあえぐこともできないまま、
ただ精液を吹き出し続けるペニスの脈動が自分の鼓動、自らのすべてとなるばかり。
「いいわ、とってもいい! わたしも、もう、イっちゃう!!」
主人の声。彼女の与える動きに満足したその声に、のぼりつめた筈の精神がさらに高いところへ昇っていく。
そして。
「「あああああぁッッ!!!」」
主人と下僕。二人の声が、夜空に響き渡った。
205:紅戦士転生の2
09/05/06 06:41:10 0XNT/6wg
どれだけの時間、彼女たちは天に昇っていたのだろう。先に正気に戻ったのは、セイレーンのほうだった。
呆けた表情のまま痙攣している蒼を見下ろし、
「んンッ」
さすがに硬さを失いつつあるペニスを引き抜く。同時に、激しい性交に広がったままの膣口から、注ぎ込まれた精子が糸を引いた。
「ほら、起きなさい、わたしのかわいいワンコちゃん」
声をかけると、うう、といううめき声とともに、蒼が体を起こす。けれど、その眼はまだぼんやりとしたままだ。
セイレーンはその頬に手を添えて、自分に向き直らせた。焦点の合わない瞳を覗きこみ、囁きかける。
「これでもう、あなたはただのメス犬になった。これからは、煩わしいことを考える必要はない。ただ、主人である、わたしの命令に従うだけでいいの」
わかった?
問いかけると、ぼんやりとしていた目が次第に焦点を結んでいく。
「はい、ありがとうございます、ごしゅじんさま。わたしはごしゅじんさまのいぬ。ごしゅじんさまのごめいれいにしたがいます」
それじゃあ、とセイレーンは、蒼の手に、転がっていたアクアジュエルを握らせた。
「さあ、あなたのほんとうの姿に変身なさい。今までの自分を捨てて、欲望の化身に生まれ変わるの」
「はい、ご主人さま」
握ったアクアジュエルの色が変わっていく。清廉な水の蒼から、淀んだ欲望の色へ。その光が蒼の体を包み込む。
光が収まったとき、そこにいたのは、もはや人とは言い難い存在だった。
その耳はイヌのものへと変化し、尻にはふさふさとした尻尾が、まさに喜ぶイヌのように左右に振れている。
青味がかった瞳は欲情の光をたたえ、半開きになった口からははぁ、はぁ、と発情したメスの吐息が漏れている。首には当然のように、鎖のつながった首輪。
体はきわどい黒のボンデージに包まれ、大きく開いた胸の部分からは、明らかに膨れ上がった乳房がこぼれんばかりになっている。そしてその股の間。
「あら、これは…」
欲望を丸出しにした獣をイメージしていたセイレーンが、驚きの声を上げる。
それは紛れもなく貞操帯だった。大きな錠がかかっていて、黒いエナメルラバーの下には、窮屈そうに押さえつけられたペニスの形がはっきりと浮き上がっていた。
「あン、ご主人さま、あんまり見られると、切なくなっちゃいますぅ♪」
恥ずかしそうに頬を染めた、かつて和泉蒼という名だった生き物は、手にしたものを差し出した。
「こ、これを、ご主人さまに…」
それは、鍵だった。大きさからいって、それが彼女の貞操帯のものであることは明白だった。
「あの、はしたないわたしが、ご主人さまに背いた行いをしないようにと思って…」
「そう、そういうことなの…」
セイレーンは鍵を受け取り、彼女の犬を抱き寄せた。
「あなたは思っていた以上に、かわいいペットになりそうね」
多少予想とは違ったが、これはこれでおもしろい。堕としたあとはただの獣として扱うつもりだったが、気が変わった。
「あなたに、新しい名前をあげる」
「新しい名前、ですか? うれしい!!」
抱きしめられたまま、耳をぴくぴくと動かす。
「あなたはこれから、ケルベロス。私たちの大切な同胞の一人。いい?」
「はい、ご主人さま、わたしはケルベロス。ご主人さまに忠誠を誓うメス犬です」
いいながら、まるで犬のように、顔をすり寄せる彼女の頭を、セイレーンは目を細め、なでてやる。
「わうぅん」
ケルベロスの甘えた声は、幸せそのものだった。
206:紅戦士転生の2
09/05/06 06:45:13 0XNT/6wg
……
「つまらない役回りだわ」
メデューサは炎と煙の立ち上る空中で、蟻のように逃げまどう人間たちを見下ろしていた。
辺りは地獄の様相を呈していた。先ほどまで五月蠅いハエのようだったヘリも、あらかた彼女の作った巨人植物が引きずり落としてしまった。はじめ大人しく地面から生えていた蔓の化け物は、今では神話の巨人よろしくビルのあいだを歩き回り、建物を破壊している。
人間たちはなすすべ無く、巨人の行く手から逃げようとするばかりだった。
「そろそろ、あの子の様子を見に行ってみようかしら」
わざわざ残しておいた一角に目をやる。と、そこから飛び上がる人影が見えた。
その二人の人物は、一直線にこちらへ向かってくる。
「ずいぶん時間がかかったわねえ」
赤いドレスの娘に、声をかける。
「申し訳ありません、メデューサ様、でも、とってもすばらしいペットが手に入りましたわ」
セイレーンは、手にした鎖をじゃらり、と鳴らした。
鎖の先につながれた、かつての仇敵のあられもない姿に、メデューサは満足げにうなずく。
「ほら、メデューサ様にご挨拶なさい」
言われて、アクアスターだったモノが進み出る。
「メデューサ様、わたしはご主人さまよりケルベロスの名をいただいたメス犬でございます」
「あら、ちゃんと名前をあげたのね?」
意外そうに、メデューサが片眉をあげた。
「ええ、だって、とっても可愛くなってしまったんですもの」
そしてしおらしげに、「お気に召しませんでしたか?」と付け加える。
「いいえ、彼女も優秀な魔法使いですもの、問題はないわ」
メデューサの言葉に、セイレーンの表情が輝いた。
「ありがとうございます、メデューサ様。わたしたちの今までの行いは、決して償いきれる物ではありませんけれども、せめてこれから、命を賭してもイビルアイのために尽くしていきますわ」
優雅に一礼する。
「そんなに堅苦しくすることはないわ。ねえ、そこまで言うのなら、まずはこの街の人間をみんな虜にしてご覧なさいな」
悲鳴の響く街を指し示す。
「いつか言っていたでしょう、人間どもを残らず従わせたい、って」
「お許しをいただけるのですか?」
歓喜に満ちたその声。けれど彼女は、それを押さえ込むようにして続けた。
「ですが、その前にもう少し、じっくりと楽しみたいと思いますわ。よろしいですか?」
「好きになさい。あなたの欲望のままに、ね」
メデューサは内心満足しながらうなずいた。
人々をもてあそぶことこそ、魔女の神髄。セイレーンはそのことを、かつてのパートナーを貶めることで学んだようだった。
「まずは、メデューサ様にちゃんとご挨拶できたご褒美をあげないとね」
ご褒美、という言葉に反応したのだろう。
今まで大人しくしていたケルベロスが、尻尾を激しく振った。
「さあ、狩りの時間よ。できるだけ可愛い子をつかまえていらっしゃいな。もちろん、そのペニスの虜にしてしまって構わないから」
「あ、ありがとうございます、ご主人さま♪」
セイレーンが貞操帯の鍵を外してやると、いきり立った肉棒がはじけるように姿を現す。
「ああ、ご主人さま、切なくってたまらない、早くオマンコでもお尻でもおちんちん突っ込んで精子注ぎ込みたいよぅ」
「我慢することはないわ。すぐに行っていらっしゃい」
優しくキスをして、愛らしいメス犬を送り出す。
「ご主人さま、行ってきまぁす♪ すぐに戻ってきますからね♪♪」
はっ、はっ、と完全にイヌそのものの息をつきながら、彼女は地上へと降りていった。
「まずはペットにご褒美? ずいぶんと余裕が出てきたみたいね」
言いながら、メデューサが腕を絡ませてくる。
「ええ、あの子が十分に狩りを楽しんでから、ゆっくりと楽しみますわ。堕とす人間はこんなにたくさんいて、わたしたちに与えられた時間も無限にあるんですもの」
でも、その前に…
言って、上目遣いに視線を送る。
「わたしにも、ご言いつけ通りにしたご褒美をいただけるかしら?」
「ええ、もちろん♪」
人々の阿鼻叫喚のバックコーラスのなか、体を絡め合う二人の魔女。
夜の闇は、いまや朱く染まり、それは人類の黄昏のようにも思われるのだった。
END
207:174
09/05/06 06:51:12 0XNT/6wg
以上、長文失礼。
キャラの口調が安定しないとか、エロ描写が微妙とか、似たような言葉の使い回しとか、
聞いたことある台詞ばっかとか、いろいろ問題はあるけど、好きなこと書いたから満足した。
あと、GJくれた人に感謝を。ありがとう。
208:名無しさん@ピンキー
09/05/06 06:54:54 FnpEKbwz
よかった
209:名無しさん@ピンキー
09/05/06 07:43:38 49meQ2qI
>>174
GJ
エロゲっぽくて良かったよ。お疲れ様
210:名無しさん@ピンキー
09/05/06 07:47:38 fGwDrib7
朝から良い物見れた ありがとう
211:名無しさん@ピンキー
09/05/06 08:09:40 0EySbtaj
電車の中で読んで勃ってしまった俺はどうすれば……
212:名無しさん@ピンキー
09/05/06 08:33:44 QNs5ZLbZ
そうか 脱げばいいんだ
213:名無しさん@ピンキー
09/05/06 14:27:51 FXlugU6h
それ以上いけない
214:名無しさん@ピンキー
09/05/06 14:30:25 YS2EM9kr
__[警]
( ) ('A`)
( )Vノ )
| | | |
215:名無しさん@ピンキー
09/05/06 15:55:35 Fmtr1wnI
フツーだったな
216:名無しさん@ピンキー
09/05/06 16:05:47 Fj7logvX
>>207
GJ
美味しくいただきました
217:名無しさん@ピンキー
09/05/06 16:55:29 RjjJCJB8
こういう心の隙をつくの、いいね。
MCっぽいというか。
218:名無しさん@ピンキー
09/05/06 17:16:22 VDJVkjnq
>>207
良かったよ。
219:名無しさん@ピンキー
09/05/06 19:10:53 swlBgmpA
>>207
GJ!
二人組が悪堕ちして精神的順位?みたいなのが逆転するシチュいいよな 大好物だ
>>213
…あいつ… あの目
220:名無しさん@ピンキー
09/05/06 19:27:14 vU6MJlIM
>>207
ふぅ…
大したことねぇな。
221:名無しさん@ピンキー
09/05/06 19:55:00 uaBkAtlU
犬って、なんていやらしい響きなんだろう。
GJでございますよー
222:名無しさん@ピンキー
09/05/06 21:01:44 9l7FhkeF
>>174
>>207
GJ!久々にここのSSで抜きました
223:名無しさん@ピンキー
09/05/06 21:27:35 arPos312
神
やっぱ悪堕ちのポイントがしっかりわかってるな
ふたなり大好きだから続編希望
224:178 性戯使徒アユミ
09/05/07 21:40:04 T1oCsNzk
こんばんはです。今回はアユミのターンでございます
この回が一応最終回…なのですが、内容を濃くするため2つに分けました
というわけで、もう少しお付き合いください
『性戯使徒アユミ~琴・ショルーノフ&吟・ショルーノフ』前編
いつもと同じ晴れた朝。いつもと同じ通学路。いつ一緒の登校風景。
だが、何かが違う。
それが何かは言い表せない。だが、いつも同じ事を繰り返しているがゆえに、その違いを漠然と感じることが出来る。
「……ねえ、ギンちゃん……」
双子姉妹の姉、琴・ショルーノフは妹の吟に不安そうな顔を向けた。
「ん?どしたのキン姉。そんな今にも死にそうな顔しちゃってぇ」
「はい…。なんか、いつもと違うような感じを周りから受けないですか?
なんというか……、何かに見られているような……」
「見張られている?」
吟はあたりをきょろきょろと見回してみる。が、そこには吟たちと同じく学校に向う学生がパラパラといるぐらいで別に
不審者がいるような気配はない。
「…気のせいよキン姉。それに見られることには慣れてるじゃない、私たちはさ」
吟は自分の銀髪と姉の金髪を指差しながらケラケラと笑った。
そう、髪の色から見ても分かるとおり琴と吟は純粋な日本人ではなくロシア人の母親をもつ日露ハーフであり、琴のほう
は母親譲りの蜂蜜色の髪の毛を持ち、吟は琴に比べ色素の含有が生まれつき低く銀髪といってもいい色合いをしていた。
双子で殆ど同じ顔形をしている上に髪の毛の色が金銀と明確に別れているため、琴と吟は異様に周囲から目立ち常に奇異
と好奇の視線に晒されていた。
小学生の頃は周りからあまりに浮いている自分たちに、琴は心を閉ざし気味になり吟は誰かれ構わず反発しまくったが、
現在は周囲の人間も琴と吟の存在に慣れて普通の15歳の少女としての生活を送れるようになっている。
が、幼少のトラウマというものはそう簡単に消え去るものでもなく、琴は外を歩く時はついビクビクと周りを気にし、吟
は自分が弱く見られないよう尊大な態度を取りがちになる。まあそれも個性というものではあるのだが。
「……ええ、そうですね。ごめんなさいね、私ったらつい周りを気にしすぎてしまって……」
「全然構わないってキン姉。そんなへたれた所もひっくるめてこそのキン姉なんだからさ」
しょげる琴を、吟はまるでバカにするかのような物言いで励まし、バチンと力強く背中を叩いた。おそらく、これでも吟
的には琴を励ましているのだろう。
琴もそんな吟の本心を察しているのか、クスッと笑って応えた。まあ生まれた時から一緒にいる姉妹だしその辺は互いの
心の内も理解しているのであろう。
「さ、もう気にすることなんてないんだから、今日も張り切っていこうよ」
「ええ。きちんと勉強をね……。ねえギンちゃん」
「うっ……!」
数々の喧騒の中、琴と吟の姉妹は他愛のない会話を交わしながら天童学園へと向っていった。
だが、そんな姉妹をじっと見ている目は確かにあったのだ。けっして琴の気のせいではない、姉妹の一挙手一投足、顔の
筋肉の動きからその息遣いまでも逃さないほどに。
「………」
「…………」
琴と吟の周りにいる学校への通学路を共に進んでいる学生達。一見思い思いのままに学校へと向っている彼ら彼女らは、
琴たちに気取られない程度に彼女達を取り巻きじっと監視をしていたのだ。
彼女らを見る学生の生気のない目は限りなく深い闇に彩られ、果てしない淫欲に濡れ光っていた。
225:性戯使徒アユミ
09/05/07 21:41:03 T1oCsNzk
「みなさん。今日の授業はいつもと違うことを行います」
一時限目の授業が始まる時、教壇に立った女教師が突然突拍子もないことを言い始めた。
(いつもと違うこと?)
数学でいつもと違うこととは何なのだろうか。琴の頭の中では数字を用いる以外の数学の姿を想像することは出来なかった。
というか、この教師は教科書も何も持たずに教室に入ってきた。そんな中で一体何をしようというのか。
「一体何をするんだろ?」
「すっごく楽しみ~」
教室の所々で何が始まるのかと勝手な想像を騒ぎ立てているが、琴はどうも嫌な予感がしてならなかった。
(先生…いつもそんなことを言う人ではありませんのに…)
朝から感じているどことない違和感が再びむくむくと頭をもたげてくる。
「琴、先生何をしようとしているのかしらね?正直、数学やるより面白いことがいいわよね~」
「は、はい…」
そのため後ろからの声にも、琴は生返事でしか返すことは出来なかった。
「みなさん、今日の授業は……」
そこまで言ってから女教師は、ビシッと琴のことを指差した。
「琴さんを犯す授業になりました」
「え……?」
最初、琴は教師が何を言ったのか理解できなかった。自分を犯すとか何とか言っている気がしたが、常識的に考えてそん
なことが起こり得るはずがないではないか。
あまりの酷い悪ノリに、琴は怒ることすら忘れてしまっていた。
ところが、琴のまわりでは
「やったーっ!!」
「あの琴を犯せるんだーっ!!」
「おもしろそーっ!」
等々、教師の言葉に賛意を唱える生徒で溢れかえっていたのだ。中には歓声を上げている輩までいる。
「え、え、ええぇっ?!ど、どういうことです……」
「うふふ~、琴~~~」
訳の分からない事態に戸惑う琴の肩を、後ろにいる同級生がぎゅっと掴んできた。
「じゃあ、私からさせてもらうわねぇ~~」
「ち、ちょっと、冗談は止めてくださ……」
悪ノリ激しい同級生に琴は苦笑いをし…、そのまま凍りついた。
「うふっ、うふふふ~~~~!」
琴を掴むクラスメートの肌の色は毒々しい紫色に染まり、自我が感じられない顔には果てしない淫欲を求める笑みが張り付いている。
腕の関節は変な方向に曲がっており、体中からぽき、ぱきといった乾いた音が鳴っていた。
「な……肉人形?!」
226:性戯使徒アユミ
09/05/07 21:42:03 T1oCsNzk
あの玉王が使う人間をベースにした肉の傀儡である肉人形に成り果てていた同級生に、琴は息を呑んだ。
「なんで…あなたが肉人形に………はっ!」
肩をつかまれたことと突然目の前に現れた肉人形に気を取られてしまった琴だったが、自分の周りを囲む異様な気配に気
づいて周りを見渡すと、そこには琴の想像を越える光景が展開されていた。
「うふふ……」
「くひっ、くひひ……」
「おかす……おかぁすぅ……」
なんと、クラス中の生徒全員が肉人形化して琴を取り囲んでいるではないか。もちろん、言い出しっぺの教師も立派な肉
人形になって長い舌をべろんべろんと垂らしながら琴に迫ってきている。
「な、なんでみなさん……どうして、みんな肉人形に……」
突然の事態に琴は翔儀天使に変身することも忘れ、呆然と自分に迫る肉人形を見つめていた。
(肉人形は、玉王が使うもの……、で、では玉王は生きているのですか?!
そんな、玉王は確かに倒されたはずです。歩美さんの、手によって……)
ビチャッ……ズルズル……
「…ハッ!」
逃げることも進むことも出来ず固まっていた琴は、周りで聞こえる粘ついた粘液の滴る音に我に帰った。
「おかすぅ、おかすぅぅ……」
「エヘヘ…キヘヘヘ……」
いつの間にか、琴の周りには教室中の肉人形がにじり寄ってきていた。
「い、いけません!」
はっきり言って、ここまで寄られてしまっては変身する時間的余裕もありはしない。琴は自分の剣呑さを後悔しながらも
すぐさまこの魔窟と化した教室ら脱出しようと廊下へと走り出そうとした。
が、廊下への扉はすでに肉人形生徒たちによって塞がれていてとても通れそうにない。
「…っ!」
琴は慌てて窓のほうへと振り向いた。この教室は二階だが、飛び降りれないこともない。
しかし、窓側もすでに肉人形による肉壁が出来ていて飛び降りることはおろか窓を破ることすらまず不可能だ。
自業自得ではあるのだが、ちょっとの間逡巡していた時間により、琴の退路は完全に断たれてしまっていた。
「へっへっへ~~~きぃんさぁ~~~ん!」
男子生徒…だった肉人形が関節が幾節も増えたような腕をぞろりと伸ばし、琴の腕に掴みかかってきた。
琴も何とか避けようとしたが、周り中に肉人形がいるので殆どからだの自由が利かず、あっさりと腕を掴まれてしまう。
「キャアッ!」
粘液が滴り異常に熱もっている掌のおぞましい感触に、琴は背筋を震わせてしまった。
「「「「キャハハハハ―ッ!!」」」」」
その腕を皮切りに、琴の四方から舌やら腕やら触手やらがズルズルッと覆い被さってきた。逃げようにも腕をつかまれて
いるのでそれすら叶わない。
「い、いやあぁぁっ!!!」
もうどうにもできない…、琴は覚悟を決めてぎゅっと目をつぶった。せめてあの無数の触手が自分に巻きつかれる光景は
この目に焼き付けたくはない。
が、その時
227:性戯使徒アユミ
09/05/07 21:43:03 T1oCsNzk
"ドバーンッ!!"
廊下の引き戸が派手な音をしてぶち壊され、その弾みで近くの肉人形も吹き飛ばされた。
そうして出来た隙間から、銀色に光り輝くものが弾丸のような速さで飛び込んでくる。
「どおりゃああ――っ!!」
派手な掛け声をあげながら『それ』は琴を掴む肉人形に突っ込み、華麗なとび蹴りを深々と食い込ませた。
「ぎいぃっ!!」
蹴り飛ばされた肉人形はその拍子で琴を掴んでいた腕を外し、そのまま教師肉人形のほうへと突っ込み、幾体かを巻き添
えにしてぶっ倒れた。
「え……?」
一瞬何が起こったのかわからず立ち尽くす琴の前に立っていたのは、銀色に輝く翔儀天使のコスチュームに身を包んだ妹
の吟だった。
「大丈夫キン姉!どこもやられてたりしないよね?!」
「ギ、ギンちゃん!なんでここに?!」
突然目の前に、しかも翔儀天使の格好で現れた妹の姿に、琴は信じられないといった思いを抱いていた。こういう状況で
白馬に乗った王子様が助けにくるというのはよく思い至る夢想ではあるが、まさか妹がその役を担うとは。
「なんでって……、多分キン姉と同じ理由よ。
いきなりクラスのみんなが肉人形に変わって襲ってきてさ……。まあ手当たり次第にぶっ飛ばしたんだけれどね。
そしたら、ひょっとしたらキン姉のほうも同じ事になってやしないかって思って急いで駆けつけたのよ。
ま、大正解だったみたいだけれどね!」
同じ顔形をしているにもかかわらず、おとなしく控えめな性格をしている琴に対し、吟は非常に活発で口も早ければ手も
早い。二人が混ざって一つになれば理想的な人間になるとは口悪い同級生の弁だ。
だが、琴の前でガッツポーズを取る吟は、今の琴には非常に頼もしく見えた。
「とりあえず、早くキン姉も変身して!このままじゃ肉人形に押し潰されちゃうよ!」
「そ、それはわかってるんだ、けれど……」
それは分かっている、と琴の顔は語っているが、琴は天使に変身することを躊躇っていた。
琴の逡巡も分かる。変身するにはどうしても一瞬ではあるが周りに対して無防備になる時間がある。ここまで周りを囲ま
れていたら、例え吟のフォローがあったとしても変身しきる前に邪魔をされるのは間違いない。
そんな姉の思いを、双子の持つ感応力なのか吟は素早く察知した。
「うっ…、確かにここで変身するのは難しいか……」
となると、この教室から脱出するしか打つ手はない。
だが、廊下のほうからはどこにこれだけいたのか続々と肉人形が教室内へと入ってくる。まるで三年生の生徒全員が肉人
形になってここに迫ってきているみたいだ。
そうなると、脱出する道は窓からしかない。
「キン姉!」
迷っている暇はない!吟は琴の襟首をむんずと掴むと、そのまま窓目掛けて走り出した。もちろん立ちはだかる肉人形を蹴散らしながら。
「ちょっと?!ギンちゃん?!」
「キン姉!飛び降りるからその隙に!!」
"ガッシャァーン!!"
吟の勢いをつけた蹴りで分厚いガラス窓は粉々に砕け散り、その勢いで二人は校舎の外へと飛び出した。
「き、きゃあぁっ!!」
たちまち重力に引っかかり落下する琴は、慌てて体内の『力』を集中しその身を翔儀天使へと化身させた。
その背中に生える純白の羽は空を飛ぶにはいささか無理があるが、高層階からの落下速度を和らげるには充分な能力を持
っており、二人は優雅とまではいかないまでも比較的軽やかに校舎間の中庭に着地を果たした。
228:性戯使徒アユミ
09/05/07 21:44:03 T1oCsNzk
窓ガラスが破れたところからは中の肉人形の騒ぎ声や姿が見えるが、さすがにそこから落ちてきてまで琴たちを襲おうと
する輩は出てこない。
「ふう…、とりあえずは逃げられたか……」
「このこと、皆に伝えないとね…。それから…」
吟は上で騒ぐだけの肉人形を見て安堵の溜息を漏らし、琴は溢れる肉人形の群れに不安の声を呟いた。
この時、まさか校内でこれほどの数の肉人形に襲われることなど考えてもいなかったので、琴も吟もそのことだけに頭が
向いておりそれ以外のことに気を配る余裕がなかった。
だからこそ肉人形の群れから逃げられたことを素直に喜び、それに対する手立てにしか頭が働かなかった。
少し冷静になればすぐに思い至っただろう。
同級生で同じ階にいる歩美、喬、圭はなんでこの異常事態に顔を出してこなかったのかを。
「っ!ギンちゃん!」
異変に先に気が付いたのは琴だった。
校舎の陰の一角から突如、肉人形が沸いてくるかのようにぞろぞろと飛び出てきた。その数たるや一学年の数に匹敵するものだ。
「ま、まずいっ!」
吟も琴も慌てて肉人形がいないほうへ駆け出すが、その方向からも同様に肉人形の群れが現れた。完全な挟み撃ちだ。
「ギ、ギンちゃん……」
教室より下手に広いだけに肉人形の密度はさっきの比ではない。これなら教室内で限られた数を相手にしていたほうがま
だ戦いやすいというものだ。
「こ、これじゃあ教室にいたほうがよかった……?!」
その時吟はふと気づいた。教室内での肉人形の密度は廊下側に比べて明らかに窓側のほうが薄かった。廊下から入り込ん
で来ていたから当然のことだと思っていたが、それを差し引いても薄すぎた。
まるで吟たちを窓側に逃げるように誘導させるみたいに…
「まさか……、嵌められた?!」
「ピンポンピンポン。大正解~~~!」
肉人形の群れの中から、どことなく間の抜けた声が聞こえてきた。その声に琴も吟もギョッとなって声の方向へ頭を向けた。
なぜなら、その声はとても聞き覚えのある……
「ちょっ!歩美!!」
「歩美さん……なんですか?!」
「うふふ~~、そうだよ。私以外の誰に見えるのかな~~~」
ウジャウジャといる肉人形をかきわけ、二人の前に現れたのは間違いなく二人の仲間である翔儀天使の一人、兵頭歩美だ。
だが、その姿は二人の知っている歩美では決してなかった。
髪はおろか全身の体毛は真っ赤に染まり、同じく赤く染まった瞳からは寒々しいまでの邪悪な光が輝いている。
一糸も纏わぬ体は腹部が異様に膨らみ、まるで妊婦のような外観である。
そして、その全身から漂ってくるあまりにもおぞましい気配。
「な、なによ歩美……、あんた、なんて格好してるの……。それに、そのお腹……」
「い、いえ…。そんなことより、なんで肉人形の中から出てきたんですか…、歩美さん……」
琴も吟もその気配には覚えがある。だが、それを信じたくはなかった。勘違いだと思いたかった。
「なんでって?ふふふっ、もう二人とも分かっているんじゃないの~?」
が、歩美はそんな二人の心を見透かすかのようにくすくすと笑った。
「見てみてこのお腹ぁ。ここにはね、もうすぐ復活される玉王様が宿っているんだよ。
玉王様を復活させるため、学園のみんなぜぇ~~んぶ食べちゃったの。残っているのはもう、琴ちゃんと吟ちゃんだけ」