【うpろだ】専用スレのないSS その2【代わり】at EROPARO
【うpろだ】専用スレのないSS その2【代わり】 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
10/06/12 22:18:58 LTHIulnV
捕集

251:名無しさん@ピンキー
10/07/04 19:45:53 Blw4yPok
補修

252:拘束
10/07/19 18:37:30 dBgMfA9R
元ネタ:バイオハザード
ジャンル:羞恥、調教系
エロ内容:腋毛描写や排泄ネタあり。

内容はバイオ5で語られる事の無かったジルの過去・・・の妄想です。
苦手な方は、お手数ですがIDでNGワード登録してください。



253:拘束
10/07/19 18:38:50 dBgMfA9R
アンブレラ設立メンバーであるオズワルド・スペンサー拘束任務の為、
現地に派遣されたジル・バレンタインはクリス・レッドフィールドを庇いウェスカー共々崖下へと落ちてしまう。
必死の捜索にも拘らず遺体も遺留品も発見される事は無かった・・・

――欧州、某国。
トライセル欧州中央研究所の地下深くにジルは隔離されていた。
任務より約半年が経過し、落下によって負った傷は既に癒えていた。
「・・・ここは、一体?」
ジルが目を覚ます。
確かあの時、自分はクリスを庇ってウェスカーと共に絶壁から飛び降りた筈だ。
今居るのが天国でなければ運良く救助され、病院の一室で治療を受けていたに違いない。
ぼんやりとした頭で真っ白な天井を見上げる。
徐々に意識がはっきりしてくる。
ナースコールのボタンを探そうとするが見当たらず、それどころか体が動かない。
周囲が騒がしくなり、扉の向こう側から複数の人間の足音が聞える。
自動ドアが開く。
ジルの顔が蒼ざめる。
「おはよう、意識を取り戻したようだね。」
サングラス越しに赤い瞳が見える。
あの時、命を掛けて倒した筈のウェスカーが居た。

254:拘束
10/07/19 18:40:10 dBgMfA9R
「それにしてもすごい格好だな。」
ジルが自分の体を見下ろす。
向き出しになった白い乳房だけではない。
それだけならまだマシだった。
M字開脚、手を後頭部の後ろで拘束された格好のジルは、
未処理の陰毛と腋毛が向き出しになっている。
その事を認識した瞬間、ジルの白い肌が羞恥に燃え、真っ赤に染まった。
ウェスカーは、この瞬間の為だけにやって来たに違いない。
ジルが身を捩るが大きな胸がプルプルと暴れるだけで股間や脇を閉じる事は出来ない。
「恥ずかしいのかね?」
ウェスカーが勝ち誇ったような笑顔を浮かべ、ジルの股間に手を伸ばす。
これから起こるであろう出来事に備え、絶対に声など出すもんか、決意を固める。
「いっ?!熱っ!」
予想外の感覚に思わず声を出すジルがウェスカーを見上げる。
硬く握り締めたウェスカーの手には、黒々とした太い陰毛が握られていた。
羞恥と怒りに涙を浮かべ、ジルがウェスカーを睨みつける。
「ふむ、まだまだ気丈なようだな。
 さすが私の部下というだけの事はある。」
「元、よ。元部・・・いっ?!」
ウェスカーの手が動き、今度は腋毛が毟られていた。
ジルが涙を浮かべ、自分の惨めな立場に唇を噛む。
ウェスカーはその表情に満足し、部屋を後にする。

更に一晩が経つ。
ジルは体をくねらせて尿意と戦っていた。
しかし、本当の敵は部屋の中の監視カメラだ。
・・・耐え切れずに漏らしてしまうだけなら兎も角、録画されるとなれば話は別だ。
しかし、膀胱はすでにパンパンになり限界が近付いている。
「ちょっと!見てるんでしょ!トイレに連れていって!」
叫び声には悲鳴のトーンが含まれている。
生理的欲求だと自分に言い聞かせ、頼むのは決して恥ずかしい事ではないと思い込もうとしている。
漏らす瞬間を録画されるよりはよっぽどマシな筈よ・・・
約10分に渡って叫び続けるが返答は無い。
「ねぇ、お願いよ!おしっこがしたいの!お願いだから!」
最早悲鳴に近い声が膀胱に響く。
脂汗がジルの全身から吹き出し、照明を反射して全身がヌルヌルと光っている。
「ねぇ、おしっこ・・・おしっこ・・・」
眉の八の字に歪めて連呼する滑稽な姿にスピーカーが答える。
「解った、解った。おしっこぐらいさせてやるよ。ちょっと待ってろ。」
笑いを噛み殺すような声で誰かが言った。
部屋の中の自動ドアが開き、一人の男が入ってくる。
ニヤニヤ笑いを浮かべ、完全に見下したような表情で。
「ねぇ、おトイレは・・・お願い、限界なのよ・・・」
失禁しないように必死に堪えるジルは、男の表情に気が付いていない。
「ああ、ちょっと待ってろ。」

255:拘束
10/07/19 18:41:31 dBgMfA9R
目の真に出されたのは、バケツだった。
ジルの顔が引き攣る。
「ちょっと!おトイレに連れてってよ!」
「恥ずかしがるなよ、今手伝ってやるから。」
男がジルの目の前にバケツを置いて、背後に回る。
その手がジルの下腹部に押し当てられてグイグイと膀胱を刺激する。
「ちょ?!お願い!お願いだから・・・」
「お、我慢強いな。だったらこれはどうだ?」
男が空いてる手でジルの胸を鷲づかみにする。
乱暴に揉み解される内に乳首が乳輪ごと硬くなっていく。
高まる快楽と膀胱を押される刺激にジルの息が荒くなる。
股間は漏らした訳でも無いのに濡れ始めていた。
乱暴に下腹部を押していた男の手は、優しくジルの下腹部を撫で始めている。
こそばゆい愛撫に自分のクリトリスが徐々に硬くなっていくのが解る。
男がたっぷりと焦らすように時間を掛けてジルの官能を刺激する。
約30分に渡る愛撫で足腰がガクガクになっているのが解った。
(わたし・・・なにしてるんだろ・・・?)
必死になって快楽と排泄の欲求を堪えていたが、股間に突如走った快楽の電流にジルの体が仰け反る。
「ィヒンッ?!」
何が起きたか解らないジルが痴態に相応しいメスの鳴き声を上げる。
羽毛で撫でるような愛撫から一転し、男が荒ららしくジルのクリトリスを押し潰したのだ。
イッてしまった後のぼんやりとした快楽の中で、勢いよく黄色い飛沫が迸る。
たっぷりと小便を亜溜め込んだ膀胱が空になっていく快楽は約1分近く続く。
ジルが溜め息のような、甘い吐息を吐きながら快楽に身を委ね続ける。
「これで全部か。たっぷりだしたな?」
「・・・え?」
ジルが正気を取り戻す。
体を拘束されて見知らぬ男に体を弄ばれ、失禁させられて・・・
「こ、殺してやる・・・絶対に・・・」
ジルがメデューサのような凶暴な目で男を睨みつける。
「おいおい、下の世話をしてやったのは誰だと思っているんだ?」
男がポケットからウェットティッシュを取り出し、ジルの股間に押し当てる。
「やっ?!止めなさい!」
しかし、男は手を動かし続ける。
「酷い匂いだな・・・我慢しすぎちゃ体に悪いぞ。」
バケツとジルを交互に見ながら男が言った・
ジルは唇を噛み、天井を睨みつける事で羞恥と戦う。
結局、この日は三回に渡ってジルは下の世話をされた。
その度に快楽攻めにあって、夜中には満身創痍でだらしなく拘束椅子にもたれ掛っていた。
白目を向いて、涎を垂らしながら正体を失った映像を見ながらウェスカーは考える。
これだけではまだ、足りない。
徹底的にプライドを破壊し、完膚なきまでに追い詰めなければ・・・と。

・・・To Be Continued?

256:名無しさん@ピンキー
10/07/21 01:26:09 GMa8GJcR
GJ。いいね。気丈な女性の恥辱責めはいい。
クレアやアシュリーはジルより堕ちるの早いのかなぁ

257:風女(0)
10/07/28 21:27:34 P5dA1w84
 オリでひとつ。スペースお借りします。

 【女装】(男子)が苦手な方はスルーしてください。

258:風女(1)
10/07/28 21:28:30 P5dA1w84

「痴漢?」
 少年、神代奈緒は思わずつぶやいた。ホワイトボードに同じ言葉が書かれたからであ
る。
「そうよ」ペンを持っている少女、西野七々美は部屋を見渡し、文字を示して注目を集
める。「女子寮に出没したみたいなの」
「前から知っていたような口ぶりだな、まるで」
 奈緒の指摘に七々美はうなずいて返した。
 というのも、この話自体は前から出ていたのだが、それらしい情報や被害も発見され
なかったため、今まで保留になっていたものだった。
「それまで噂程度の認識だったけれど、被害にあった生徒の話を聞いて、今日やっとこ
の場に出すことができたの」
「なるほど」
 その被害が報告されたのはつい先日。噂に乗じた犯行か、それとも今まで黙殺されて
いたかは定かでないが、明確な動機がなければ行動できないのも事実だった。
 彼らは学生であり、通う学校には寮がある。特に用事がなければお互いの寮に出入り
することもないが、一度被害が出た後の痴漢というのは恐ろしさが一気に増すものだ。
「今日からしばらく、夜に女子寮を巡回することにします。女子は二人以上を一組とし
て見回り、男子も同様に二人以上はこちらからの呼び出しに応じること」
 七々美はすぐにその組み合わせを発表し、今日の担当者にプリントを渡してまわった。
 奈緒のもとにも置かれ、その文面は彼を驚かせるには十分だった。
「では、これで今日の会議は終わりです。解散して」
 終了の合図とともに男子生徒たちが部屋を出ていく。女生徒もゆっくりと部屋を後に
し、奈緒と他の数名、そして七々美が残った状態になった。
「神代、意見なら会議中に挙手して」
「この場でも言い出しにくい事なんだけど……」
 視線に気づいたのか、奈緒が肩越しに口を開いた。
 むしろわかってて言っただろ、と言いたくなる口を押さえ、奈緒は会議を進行させた
リーダー格の少女を見やる。あちらも振り返ったようで、一段高い場所から冷たい黒の
瞳で奈緒を見据えていた。
「俺が巡回担当なのは何かの間違いか?」
 と、奈緒は自分の手元に置かれたプリントに書かれた文字を指さして示した。まぎれ
もなく男であるのに、なぜ女子を対象にした巡回メンバーに組み込まれるのだろう?
「間違いではないわ。あなたにも参加してもらうのよ」先ほどの話とは全く矛盾する回
答をしてみせる七々美。「女子だけだと危険でしょう?」
「それは確かにそうだけど……俺も男だぞ?」
 そう言うが、目が大きめに開かれ、鼻が小さく整った顔立ちをしている。髪も男子に
しては少し長めで、黙っていれば制服を間違えて着ている女子に見えなくもない。しか
し、奈緒は男である。二人以上とは聞いたが、先程の様子では最低人数の二人で巡回す
るようだ。痴漢が出没するというのに、男女の一組でいいのだろうか。
「そこは神代に期待するわ。同行した女子があなたを痴漢だと思わなければ、何も問題
ないでしょう?」
 委員長たる七々美の意見には逆らえない。本当に二人でやらせる気のようだ。他に残
っていた女子達から、わずかに笑いが漏れているのがわかる。
「その恰好じゃ相手に警戒されるから、制服は変えること」
「本気か?」
「見つけても逃げられたら意味がないわ。そのためには隠していないと」
 七々美は髪を指に絡めながら話をする。
 論点はそこではないのだが、どうやら汲み取ってはもらえなかったようだ。仕方がな
いと腹をくくる。
「カチューシャとオーバーニーがあれば問題ないわ」
「ここで言うなよ!」
 後輩と同級生に大笑いされたのは言うまでもない。

259:風女(2)
10/07/28 21:29:22 P5dA1w84
「…………よし」
 男子寮の一室。鏡が映していたのは女子の姿だった。
 そもそもの発端は罰ゲームとして女子の制服を着せられた事だった。まる一日その姿
で過ごしても何ら違和感なく、むしろ男子の間では好評であったから尚のことだ。以降
は事ある毎に女子の制服を着るようせがまれたこともある。
 同室の友人がまだ戻っていないのは幸いだった。しかし、その生徒が用意したつけ毛
を頭に乗せ、回って落ちないかを確認する。
 あとは、七々美に指示されたように頭には白のカチューシャ、女子であることを強調
するためのオーバーニーをぴったりと履き、姿見の前であらためて自分の格好を確かめ
た。
 すっかり夜になり、寮生も食事を終えて自室に戻っているころだ。単独で行動してい
たり人目につかないところを移動していれば、それがちょうど痴漢の標的になるだろう。
今回はその犯人を捕獲するため、女子寮を巡回するということだ。
 あらためて自分の役割を認識すると、奈緒は部屋を後にした。
 男子寮から出てきた姿をあまり他人に見られたくはないのだが、会議に使った部屋ま
でかなり距離があるので仕方がない。壊れたままなのか節電のつもりなのか、ところど
ころ消えている照明のせいで視界は悪いが、早足で集合場所に向かった。

「あ、女装男子」
 会議室につくなり、先に来ていた女子からそんな言葉が飛んできた。
「もう忘れてくれよ……」
 いきなり気力を削がれた奈緒は、言葉を意識することさえ忘れていた。そんな彼に、
あちらから「いけないんだ」という非難が寄せられる。
 忘れろ、と言ってもその当人が女子の制服を着ていれば説得力はほぼ皆無で、相手は
それをスルーして話を続ける。
「女の子がそんな言葉づかいじゃだめだぞ?」
「中身は男です!」
 小声で返した。ここにいる数人はこの女子が女装した男子であることを知らない生徒
で、口調ひとつでばれてしまっては元も子もない。もともとが高い声だったために、そ
のまま話してもすぐには男だと発覚しにくいが、他に数人いる生徒のことを考えれば、
ここは素直に直すべきだ。
「今は女の子なんだから、もう少し丁寧にしようよ」
「はいはい、時重さん……」
 もちろん、口が悪いという事にすればそれも通るのだが、奈緒は努めて丁寧な言葉を
選ぶようにしている。それも、いま話している時重いおりの影響だった。
 くせ毛なのか下に広がるようになっている特徴的な髪を揺らし、いおりはホワイトボ
ードの前に腰かけている生徒に声をかける。奈緒は先に進んだ彼女に続いて、その横に
並んだ。
「委員長、時重いおりと神代奈緒、揃いました」
 委員長、こと西野七々美は、いおりの隣にいる女生徒を見て一瞬目を見張るが、指示
した服装でいる奈緒であることを認識して話を始めた。
「では、これから女子寮のフロアを見てください。これを渡すから、何かあったら連絡
して」
 いおりは古いタイプの携帯電話を受け取った。会議室の番号が書かれており、この学
校だけで使うことができる特別な電話だ。連絡すれば担当の男子が応援に駆け付ける仕
組みらしい。

260:風女(3)
10/07/28 21:30:26 P5dA1w84
「終わったら戻って報告してください。二人が戻るまでここは開けておきますので」
「はい」
 返事をして、二人は部屋を出ていく。会議室の明るさになれると、廊下はやけに暗く
感じられる。実際、照明のほとんどが消されて非常口や消火栓を示す表示灯が点いてい
るくらいなのだから無理はないが。
「おお、いきなり暗くなると歩きにくいね」
 そう口にするいおりだが、すぐにエレベーターまで歩いていた。箱の中はしっかりと
明るく、目標の四階まですぐに上っていった。
「出ないといいんだけどね」
「捕まえる必要があるから、むしろ出た方がいいと思うけど、違う?」
 そうでなくても何かしらの手掛かりを入手できるだろうから、風紀委員としてはその
姿を目撃できた方が都合がよい。しかし、やはり女子の観点からすれば出ない方がいい
のだろう。痴漢の被害に遭わない前提の男子からすると意見の相違が目立つ。
「大体、なんで女子に見回りさせるかな七々……いや、委員長は……」
「委員長も考えがあってのことだと思うよ、たぶん」
 そもそも女装させてまで巡回に参加させる必要はないだろうに。男子にやらせれば、
少なくとも自分がこの格好で寮内を回ることは避けられたはずだが。いおりの言葉でも
疑問は晴れず、むしろ七々美が提案したことなのかとなおさら絡まるばかり。
 廊下には二人の足音が響くだけ。点在する緑や赤の光を目印に歩いているが、部屋の
ドアからは女子の笑い声や話し声がわずかに聞こえるくらいで、そうだとわからなけれ
ば何もない空間から声が聞こえているような状態だった。
「なんだかお化け屋敷みたいだね、神代“さん”」
 読まれた。奈緒はふと思う。
 寮のドアは暗くてよく見えず、その奥から聞こえてくる声はほんのわずかで正直不気
味なのだ。申し訳程度の照明も合わさって、お化け屋敷のそれに近い環境が出来上がっ
ている。痴漢以外のものが出てきそうだ。
「お化けか……そっちには出てきてほしくないかも」
 もとよりそんな類のものを信じる訳ではないので、出るわけないという考えの方が強
い。だがこの空間はそれさえ不安にさせる要素が山とある。
 見回りという事で足早に進むわけにもいかず、しかし暗くて視界が悪く早めに切り上
げたい気持ちがある。二人はぎくしゃくと歩きながら階段まで進む。
「やっとここまで来たって気分……」
 息をつくいおりに同意するように、奈緒はひとつ頷いた。明るいうちに歩けば一〇分
もかからないはずの通路が、なぜか長い。お化けか痴漢か、どちらを気にしていたのか
わからないくらいだ。
「さ、二階に降りよう」
 階段も階層を示す表示以外は照明が落ちている。窓から明かりを取り入れているが、
それがあっても満足な視界は得られない。
「ねえ神代さん」

261:風女(4)
10/07/28 21:31:15 P5dA1w84
 呼ばれて、奈緒は振り返る。相手の顔はうっすらと見えるくらいで、先に降りている
自分よりもだいぶ高い位置にいるのは確かだ。
「なに?」
 手すりにつかまり、慎重に引き返す。転げ落ちても危険、上りで躓いても危険と実に
厄介な設備だ。
「…………手」
「て?」
 何か言っていたのかと聞き返そうと思ったが、手すりを掴んでいない側にいおりの手
が触れていた。
「ちょっと怖いから……下に着くまででいいから」
 そう言う彼女のもう片方は手すりを掴んでいる。万が一の際に巻き込まないようにと
配慮したか、本当に怖いのかまではわからない。表情こそうかがえないが、奈緒の手を
握っているいおりの手にはあまり力が入っていなかった。
 途端に気恥ずかしくなった奈緒だが、だからと言ってその手を振り払うわけにもいか
ず、一段ずつ慎重に進んだ。すぐ下の階にたどり着くまで、実に五分以上はかかっただ
ろう。
 しかし、二階の踊り場はさらに暗い。大部分を窓からの光に頼っている廊下にはやは
り電灯が点けられておらず、わずかに外の明かりが入り込んでいるだけだ。同じ場所で
も昼と夜では印象が変わるもので、さすがに懐中電灯の一つもほしくなってくる。
「あの、もっと暗いけど大丈夫?」
「…………」
 踊り場に着いた時点でいおりは手を放していたのだが、奈緒が訊くとおずおずと手を
差し出した。それをしっかりと握り、短めの歩幅でゆっくりと進んでいく。
 上の階では笑い声や話し声がドア越しに聞こえてきたが、今度はそれがほとんどなく
二人の足音が反響している。まるで別の誰かが歩いているような感覚を呼び起こし、そ
れが恐怖心をやけに煽る。『女の子と手を繋いでいる』という事実さえ忘れそうなほど
に。
「……そうだ」
 しばらく歩いていると、いおりが突然声をあげた。
「渡したいものがあるんだ。ちょっと付き合ってくれる?」
 どうやら、この階に彼女の部屋があるらしい。まだ巡回の途中だが、それまで先を歩
いていた奈緒を引くように動いたいおりの勢いに逆らえず、その部屋へ連れ込まれた。

 部屋の明かりが点けられ、一気に視界が冴える。少しまぶしいと思いながらも、明る
い場所にいるという認識が安堵の息をつかせた。
 男女の差というのは身の回りにも顕著に表れるもので、この部屋は幾分すっきりとし
ていた。もっとも、奈緒の場合は同室のルームメイトが整理整頓をできないタイプなの
だが。
「はい、これ」
 紙袋を渡される。自然と受け取ってしまったが、中身を見て驚愕した。
「……これ?」

262:風女(5)
10/07/28 21:31:53 P5dA1w84
 何?と聞こうとしたが、その答えはわかりきっている。だが、そもそも自分が身に着
ける必要はない。サイズこそわからないが女性用の下着である。奈緒は赤くなりながら
袋を突き返す。
「何? って、下着だけど」
 平然とした顔で言ってのけるいおり。戻ってきた紙袋から淡いグリーンのブラを引き
出し、次いで肌色のパッドを掴みとる。一連の動作でも、奈緒は自分に渡された意味が
わからなかった。
「今の神代さんを見てるとね、何か足りないなって思ったの」
「それで、下着?」
 いおりは頷いてみせる。値札がそのままという事は買ったままの状態だと思うが、ま
さかそれを着けられるとは思ってもいなかった。
「制服の下はシャツ?」
「うん。ワイシャツだけ」
 と、制服の裾を少しめくる。きれいな白があらわれ、そのすぐ下は素肌。
「……いけない、鼻血出そう」
 ティッシュを掴んで鼻を押さえる。奈緒はしばらく首を傾げていたが、何かよからぬ
妄想の対象にされていることに気付いて抗議した。
「だって、いい女がノーブラですよ? 想像するだけで興奮しそう」
「もうしてる……と突っ込むのはだめですか?」
 目の前にいるいおりは普段の様子からだと想像ができないほど上気している。これは
奈緒が女装することになったあたりから見受けられるようになった独特の仕草だ。しか
も、あちらは完全に『女子』だと思っているらしい。
「じゃあ、まず上を脱いで」
「はい…………って、ちょっと待って」
 随分と自然な流れで服に手をかけたが、ふと思いとどまる。
「なんで今?」
「だって、教室だと男子と話してて忙しそうだし」
 こういう時じゃないといいにくいし、と付け足し、いおりは脱ぎ掛けの制服をぐいと
上げ、ワイシャツの胸元が出るようにした。ワイシャツにスカート、男子だとわかって
いてもこのスタイルは妙にいやらしい。
「だから、今やる」
 ボタンを器用に外していき、ついに奈緒は肌をさらすことになった。ばしょが場所で
女の子と二人きりのこの状態、一方的に脱がされたのでは恥ずかしさがこみあげてきて
たまらない。
「ふふ、可愛い」
 ぺた、と胸板を触れられる。階段や廊下では意識しなかったが、思いのほかやわらか
い手で、熱を持った体よりもひんやりと冷たい。
「これをこうして……」
 パッドを平坦な胸板に押し付け、落ちないように力を加えて密着。それから、ライト
グリーンのカップを背中からまわして固定する。

263:風女(6)
10/07/28 21:32:35 P5dA1w84
「はい、出来上がり」
 かくして、奈緒の胸は一回り大きくなった。といっても、元がほとんどないので微々
たる変化ではあるが。
 その胸を眺めていると、パッドの色があまり目立たないのが不思議だ。前面をブラで
覆っているため見えるものは見えないが、ただ一つ相違があるとすれば先端の有無にな
る。いおりに胸元をなぞられても何も思わないのがそれを裏付けている。
「……むしろばれそうな気がする」
「平然と乳揉みするような人が思い浮かぶならそうだけど。まあ、上から少し触るくら
いなら平気。あんまり強くすると奥までへこむから危ないけどね」
 言いつつ、背中に手をまわして両側から押し込む。パットが胸板まで押し付けられ、
そこはかとなく鈍痛を味わった。
 とはいえ、このパッドも思った以上にやわらかい。偽の胸とはいえ自分で触れても驚
くほどだ。
「さて、下着の方は……」
「待って、なんでナチュラルにスカートをめくるの?」
 奈緒が反応する間もなく、スカートをめくり上げるいおり。下には体操服のショート
パンツを履いているため、ここまでで男子だとばれる心配はそうそうない。
「もう、このコントラストがたまらない……」
 が、どうも彼女の考えは違った。
 スカートからはみ出ない程度にパンツが上がっているため、そのスカートをなくせば
必然的に脚が露わになる。さて、奈緒の脚を覆っているのはオーバーニーソックスであ
り、紺と黒の間でわずかに見える白い肌、この眺めが何とも言えない。
「中はやっぱり男物の下着ですか」
「選択肢が他にないよね?」
 件の罰ゲームでも完璧な女装は求められなかった。しかし、どういうわけかルームメ
イトがウィッグやカチューシャを寄越し、このオーバーニーも彼によるものである。だ
が、そこまで用意しても女性用の下着までこぎつけるには及ばず、奈緒はノーブラで男
物の下着を穿いている。もちろん、自分で用意するほど執着がないため、選択肢は一つ
しかない。
「なら丁度良かった。ここに、ブラと同じ色のショーツがあるんだ」
 いおりはショーツを袋から取り出す。すぐには確認しなかったが、どうやら同じ袋に
入っていたらしい。身に着けている下着と同じ色……つまり二つがセットなのは言うま
でもない。
「何も言わずに体操服を下ろすのはどうかと思うんですけど」
「こうでもしないと先に進まないでしょ」
 確かにそうだが、何かおかしい。すでに穿く以外の選択肢がないのだ。早々にパンツ
を下ろされ、スカートの中には不釣り合いなトランクスが少年の秘密を守っていた。
「うわっ!」
 その時点で奈緒はいろいろと壊されたような気がしたが、いおりは中のふくらみが気
になったのかおもむろに触れた。
 刺激に敏感な先端をさすられ、瞬く間に膨張して硬くなった。

264:風女(7)
10/07/28 21:33:17 P5dA1w84
「オトコノコですな」
「わかって頂けたようで……」
 呑気なコメントだが、それでも奈緒が恥ずかしい事には変わりない。しかし、その手
が触れたままなのでどうしようもできず、硬直してしまった。
「とりあえず下ろすよ」
「下ろすの!?」
 相手は特別どうとも思っていないのか、宣言した直後にトランクスをずり下ろした。
下向きの力を加えられていた茎が思い切り跳ね上がり、まっすぐ上を向く。
 その後、足首を掴まれ、その下着を取られた代わりに先程のショーツが片足をくぐっ
た。
 触れられたことで硬くなっているものをまじまじと見られ、羞恥以外の何物でもない
奈緒は、思わず顔を手で覆った。
「このままじゃ収まらないか」
 それに対していおりは随分と冷静である。
 まだもう片足を通していないが、きちんと穿かせるには、ぴんと上を向いている茎が
少々厄介だ。すぐ上をパンツで隠すとはいえ、これが収まらなければ下着として用をな
さない。
 そこで。
「っ!?」
 かぷっ。
 いおりは茎の先端を口に含んだ。そこに何の躊躇いも感じられなかったのが、却って
奈緒を不安にさせる。
「はひはらほははふ?」
「と、時重さん……?」
 咥えたままものを言われても伝わらない。奈緒は全く意味が分からず聞き返すが、い
おりも夢中になって口を動かしているのでこれといった反応はない。
 いおりは、出したら収まる?と聞いたのだが、どうやら言葉として通じなかったよう
だ。しかし、口を少し動かすと中であばれる奈緒の男に、わずかな喜びがあった。
「ん……んぅ、っく……」
 彼女が頭を動かすたび、ぐぽっ、じゅぽっ、と音が立つ。熱を持った口腔内で意外な
ほどおうとつのある舌が絡みつき、その動きに翻弄されて身動きが取れない。いつの間
にか腰に手をまわされ、意思に関係なく動く自分の陰茎を舐め上げられ、奈緒は寒気に
似た別の感覚に支配された。
「ひほひいいほ?」
「何言ってるのかわからないよ……」
 ニュアンス云々の問題ではなく、すでに言葉として成立していない。ゆえに奈緒もい
おりの言葉がわからず、しかしその動きを刺激として受け取っていた。
 特に抵抗しない奈緒に対して、気持ちいいの?と聞いたいおりだったが、やはり返事
はなかった。代わりに口に含んでいる太い茎が逃げるように動き、口から出そうになる
がどうにか押さえる。次第に苦味が増してきて、唾液以外の汁が口に溜まってくるが、
それを飲み込むしかないのが現状だった。

265:風女(8)
10/07/28 21:34:04 P5dA1w84
 じゅぷ、ぐぷ、くぷぷ……。
 数種類の液体が混ざった口腔では、頭を動かすたびに水音が響き渡る。時々それらを
嚥下するが、いつまでも増える一方。口の中にいる茎は硬さがさらに増し、時折震えて
何かを堪えているような印象さえ受ける。
「時重さん、頭……!」
 奈緒も言ったかどうか曖昧である。急に引き上げられた欲求を抑えられずに、しきり
に動いていたいおりの口へ精を放ってしまった。いおりも驚いた表情を作るが、それを
搾り取ろうとして痙攣する茎の先端を吸い上げた。
「…………ぷはっ」
 随分と吐き出したような気がする。いおりが口を離したのは奈緒が絶頂を迎えてから
一分以上は経った頃だった。
「うん、苦い」
「飲んだの!?」
 やけに長い時間、口を離さなかったと思えば、奈緒が吐き出した精を何事もなく飲み
込んでいた。近くの箱からティッシュを数枚取出し、わずかに水分をにじませた彼女の
口に添える。本当なら吐き出す選択肢もあったはずなのに、なぜ飲み込んだかは疑問の
まま。
「うっ!」
 それとは別の紙で、いおりはすっかり萎れた茎を包んで拭き始める。お互いが掃除を
しあっている状態になるが、再び刺激を加えられたことで血液がそちらに集中し始めて
しまった。
「……ねえ、神代さん」
 男を見ながら、しかし奈緒を女子だと思ってそう呼ぶ。わずかに硬くなっているその
部分に反応するように、いおりも下半身に妙な感覚を覚えていた。
 調光器で部屋の明かりを調節し、辛うじて相手が見える程度まで暗くしてしまう。視
界が悪くなったのか戸惑っている奈緒に、いおりはそっと近寄った。
「どうしよう、本当に興奮してきた……」
「……!」
 言葉を出す暇さえない。いきなり口をふさがれ、しかも舌がねじ込まれた。
 とても苦い口づけをしながら、恐る恐る舌どうしを接触させる。キスとフェラチオの
順序が逆だったせいもあるが、次第に苦味がなくなってきた。口を離すと、つう、と糸
を引く。

266:風女(9)
10/07/28 21:35:08 P5dA1w84
「神代さんの胸、柔らかいね」
 胸元をはだけたまま、むき出しになっている下着を触れられる。しかし、本来の胸板
はパッドに覆われており、感度ゼロのため触られても何も反応できない。感触を確かめ
るのは他人か、あるいは自分で触ってみるしかない。
「……ホンモノも触ってみる?」
 言いながら、いおりは同じように胸元をはだけさせる。暗い中にも彼女の下着はしっ
かりと映り、まだ迷っている奈緒の手を押し付けた。
 お世辞にも大きいとは言えないが、そのまま触れていると潰してしまいそうなほど柔
らかい。下着越しなのに熱が伝わってきて、奈緒は一人でどぎまぎしていた。
「あ、ふ……」
 手を動かすといおりは震える。ふにふにと形を変える様をひとしきり楽しむと、奈緒
ははだけた下着を上にあげ、小ぶりな乳房を露わにした。
「時重さんのは、もっと柔らかい」
「う……」
 感想をつぶやくと、いおりは恥ずかしそうに目をそむけた。こちらはパッドなどのま
がい物ではなく、しっかりと掌にとがった感触がある。揉むつもりで開いた手に、つん
と反抗する小さな突起を指先で触れてみる。
「ひゃっ」
 一際強い刺激に、いおりは上ずった声を出した。二人の片手はそれぞれ指が絡まって
おり、責められるのは片方だけ。そこばかりに集中してしまって、いつまでも触られて
いるとおかしくなりそうだ。
 しかし、奈緒がそんな思惑を汲み取れるはずはない。指ではじき、指の腹で押し、さ
らにつまみ上げたりと、むしろ反応を楽しんでいるようにさえ取れる。
「揉むのとこっち触るのはどっちがいいの?」
「さ、先……が、気持ちいい……よ」
 次第に息が荒くなってくる。同じ場所ばかり責め立てられてはたまらず、喘ぎ喘ぎで
ようやく言葉が出せるほどだ。手を握る力が一層強くなっていく。
「次は、こう?」
 ちゅっ。
「くは……っ!」
 少し屈んで、ぴんと立っている突起にキスする。それまで熱があったのに、急に冷や
されるような感覚に見舞われていおりは体を竦ませた。
「んっ……は、ふぁぁ……」
 ちろちろと舌先でつつく。小さいながらも存在感はしっかりとあり、転がすようにす
ると一段といおりの声が高くなっていく。
「ふぅっ……そ、んなに、吸ったら、っあ、ダメ……」
 ちう、と突起に吸い付く。ダメと言いつつ奈緒の後頭部に手がまわされ、それが頭を
押すようにしていて、言葉ほど拒否はしていない。
 唾液でじっとりと濡れ、その様子が明かりで妖しい光を放っていた。何もしていない
もう片方に比べると、ひどく淫靡な様である。
「……もっと、触って気持ち良くして……」
 とんでもない発言である。いおり自身もなんだかよくわからない感覚が下半身にあり、
それを鎮めてくれそうなのが奈緒以外にいない気がした。
 ここまで来て引き下がるわけにもいかず、奈緒は彼女のショーツに触れた。

267:風女(10)
10/07/28 21:36:01 P5dA1w84
「……うわ」
 随分と湿っていた。そのうえ熱っぽい。
 驚きのあまり手を引っ込めてしまうが、今度は向こうから手を取られて強引に触れら
れた。湿り気と熱のせいで、すでに下着としての用途を果たしていない。
 布越しにもかすかに水音がし、今まで以上に興奮が高まってきた。
「私、今すごくえっちな気分だよ」
「い、今頃?」
「ううん、ずっと前から……」
 そんなコメントさえ彼女らしい。普段はおとなしくて掴み所のない、特別クラスで目
立つような存在ではないが、ふとした理由で接点ができ、今は二人だけで秘密を持って
いる。その肌に触れる日が来るとは思わなかったが、目の前にいる時重いおりはとても
愛らしかった。
「はぁっ……」
 クロッチをずらし、内側に直に触れる。表面にさらりとした液があり、触れた指が滑
ってしまう。
 つぷ……。
「んあぁぁっ!」
 ワレメはあっさりと指を受け入れた。一、二関節まで入っていき、その指を締め付け
る。
 奈緒の肩に手をついて悶えるいおり。ゆっくりと抜き差しされ、脚に力が入らなくな
ってしまう。がくがくと震えだし、こみあげる感覚に思考を支配される。
「あ、あ、はぁぁっ! ……あぁぁっ……」
 一際大きく身震いしたかと思うと、同時に指への締め付けが一層強くなる。その直後、
力が抜けたのかいおりは膝をついた。
 がくん、と倒れそうになるが、肩に置いていた手で何とかぶつからずには済んだ。一
瞬意識が飛んだような感覚になったが、自分の体から指が抜かれたことで現実に戻され
た。目の前には女子の制服をまとった男子がいる。
 奈緒は指にまとわりつく液体の量にただ驚いた。すぐに指先から流れていくが、指を
合わせてから離すとわずかに糸を引く。うっすらとした明かりの中で光るようにも見え、
いおりがどんな気分だったかを暗示させる。
 膝をついたままのいおりは、肩に乗せていた手を奈緒の股ぐらに滑らせた。ついさっ
き小さくなったと思っていたのに、随分と硬く片手では収まらないほど大きい。

「……また、出さないと?」
 ようやく穿かせられると思っていたが、お互い興奮してしまってそれどころではなか
った。いおりも下半身がまだ疼いており、さらに強い刺激を求めているのが自分でもわ
かる。
 ただ、何も言わずに床に寝転がってみせた。
 展開を読み取れたのか、しかし戸惑うように動く奈緒。屹立をいおりの秘所にあてが
い、自分の指が入った場所を探すようにゆっくりとこすり合わせる。スカートを手に持
っていないと視界が遮られてしまい、今は両手がふさがっている状態だ。
 やがて、どちらが分泌した液なのかわからないが、つるりと滑るようになり、その中
でわずかな窪みに先端が埋まった。

268:風女(11)
10/07/28 21:36:55 P5dA1w84
「くっ……」
 お互いが思わず声を漏らす。少年の方はなかなか進まない焦り、少女の方はかすかな
痛みによって。
 入り口を見つけたものの、そこから先に進むにはかなり苦労しそうだ。先端は入り始
めているが、この時点でわずかに痛みを感じ、引き返しそうになってしまう。指への締
め付けもかなり強かった。それと同様の力を加えられれば敏感なこちらは耐えきれるか
どうか。一抹の不安を感じながらも、奈緒は慎重に体を進めていく。
 わずかに上げられていたスカートが落ちる。二人が一番近い場所を覆われ、少し不安
になる。何が起こるかわからず、いおりは下腹部に熱と痛みを覚えながら、わずかに顔
をしかめて床を引っ掻く。
「……あぁぁっ! ひ、ぐ……」
 何かを破られた感覚があった。直後に全身へ痛みが走り、視界が白く染まる。目を開
けると、すでに汗だくの奈緒の姿があった。
 鈍い音が一瞬したかと思うと、茎はすっかり全身を収めていた。暗がりではどす黒く
見える液体がつながりから溢れ、自分を締め付ける感覚と合わせて寒気を覚える。
 とはいえ、簡単には動けない。少しでも不安をなくそうとキスをすると、すぐに応じ
て舌が絡んだ。痛みを紛らわせようと乳首を指ではじくと、いおりは小さく体を震わせ
た。
「ん、ん……ううん……!」
 奥まで入ったものを少しだけ後退させる。しかし、想像以上の締め付けが襲い掛かり、
少しの動きでもピリピリと電気のような刺激が伝わる。
 口がふさがって呻くような声しか出せない。相手が動いたことで痛みは再びあらわれ、
できることならあまり動いてほしくはなかった。
 右手で目を拭いながら左手を絡ませる。不思議とその暖かさだけが心地よかった。
「はっ、あぁっ!」
 浅いところまで下がっていく。まるで中身を抜かれるような感覚が体を伝わり、下腹
部へ鈍い痛みとして残る。だが、その浅い部分へ到達する直前、痛み以外の刺激もしっ
かりと感じた。
 ゆっくりと引き上げた棒を、再び穴に進入させる。入り口の部分は先程よりも簡単に
進めるが、やはり奥の方はぎりぎりと締め付けられる。
「あっ、ん、やぁぁ……」
 先端、と思われる部分が出入りしている。指を入れられた時とさほど変わらない、痛
みを伴わない刺激にいおりは喘ぐ。
 にちゃり、と動きに合わせて繰り返される水音が耳に響き、奈緒はさらに入り口を責
め立てる。ずらしたままのショーツが茎の左側をこすり、それもあわせて快感としてい
た。
「あうっ……ん、ふぁぁ……っ!」
 次第に奥の方もほぐれてきたのか、随分と込み入った抜き差しを繰り返していた。い
おりの中から分泌した液が全体を覆い、それが滑りを良くしている。絡まった指をさら
に強く握り、夢中になって腰を動かした。
「か、みしろ、くん……っ! 神代くん……!」
 いおりはしきりにその名を紡いだ。痛みが完全に快感へシフトし、こちらから無理矢
理のつもりがこの結果で、泣き顔を作りながらも嬉しさを表現してみせる。
 すっかり奥まで入るようになった棒を飲み込みながら、押し寄せた波にのまれて、い
おりの体は大きくはねた。

269:風女(12)
10/07/28 21:38:52 P5dA1w84

「大丈夫?」
 行為の後、自分の脚や手を拭いていた奈緒の声でいおりは我に返った。
 床に倒れたままだったが、下半身の熱はすっかり失せ、しかし体中がわずかに汗ばん
でいる。胸をはだけた状態だが、制服を脱いでしまいたい衝動に駆られる。
 体を起こす。目の前にいる女子は男子……それまでのことを考えると、あまりにもイ
レギュラーな光景だった。女子の制服を着た男子と―その倒錯的な感覚が、却って彼
女を刺激させる。提案に乗って正解だったのだ。
「冒険はしなかったのね」
 そうコメントする彼女は、もういつもの時重いおりだ。
 いくら行為に夢中になったとはいえ、その場で彼女の中に精を放つことはなかった。
結果、彼女の腿を白濁が犯すことになり、そばに転がったティッシュがそれを物語って
いる。ただ、苦笑するしかない。
「遅くなったね。委員長になんて言おう?」
 言われて、奈緒は時計を探した。
 すっかり遅い時刻を示している。戻ってくるまで部屋は開けていると言ったが、まさ
かずっと待っているはずは……そう考えると、いきなり焦って口実を思い浮かべようと
してしまう。
 セックスしていました、などとは風紀委員の立場からすると声を大にして言えない。
「……くす」
 声に出して口実を考えている奈緒を見て、いおりは軽く笑んだ。
 それにしても、彼自身がかかわる内容ばかりが聞こえてくるのは気のせいだろうか?
「じゃあ、その下着は渡したから。ちゃんと着けて行ってね。……次回から」
「……本気!?」
 彼が二重の意味で焦っていたのは誰の目から見ても明らかだった。

270:風女(END)
10/07/28 21:39:58 P5dA1w84
 以上です。ありがとうございました。

271:名無しさん@ピンキー
10/07/30 18:29:03 8GlmEEDv
GJ!!

272:拘束 その2
10/08/01 16:27:32 0NSXVsHW
元ネタ:バイオハザード
ジャンル:羞恥、調教系
エロ内容:陵辱・レズ描写や排泄ネタあり。

内容は>>253-255の続きです。
苦手な方はお手数ですが、IDでNG登録お願いします。

>>256
ジルは堕ちるよりも延々と調教したいです、はい。
クレアやアシュリーは、最初は嫌がりながらも興味深々で楽しんでくれると思うんだ。

・・・エロパロにしては文章が硬いんじゃないかなぁ、と心配しています、はい。

273:拘束 その2
10/08/01 16:32:52 0NSXVsHW
捕まったジルは相変わらず拘束されたままだった。
何時もの快楽を伴う下の世話が始まるかと考えたジルが身構える。
しかし、現れたのは襟ぐりが深いベージュのドレスに身を包んだ美女だった。
滑らかな光沢を放つ生地は豊かな胸を隠しきれておらず、歩く度に左右に揺れて乳輪がはみ出る。
恐らく下着の類は一切着けていないのだろう。
生地越しに黒く茂った陰毛が透けて見える。
乳首が擦れる感触に酔っているのか、拘束されたジルの姿にサディスティックな悦びを刺激されたのか。
体から興奮したようなメスの匂いを発散させている。
ジルと違うのは、微かに匂う香水の薔薇の匂いだけだ。
エクセラが勝ち誇った笑みでジルに顔を近づける。
ジルの目を覗き込んだ後、顔を歪めてスンスンと匂いを嗅ぐ。
「酷い匂いねぇ。部屋に入った時から気が付いていたけど・・・
 貴方の脇の匂いだとは思わなかったわ。」
ジルが屈辱を見せまいと天井を睨んで平静を装う。
しかし、その表情はエクセラの手によって崩される。
大きく勃起した乳首を抓られ、捻られる快楽。
下の世話をする自称世話係によって繰り返し攻め立てられて体が反応するようになっている。
ジルは微かに涙を浮かべる。
同じ女から見下されたように扱われるのは、男に攻め立てられるよりも屈辱だ。
散々弄られた乳首が燃え上がる。
「熱っ?!」
その苦痛と快楽にジルの体がくねり、声を上げる。
エクセラが狐のような笑顔でジルの乳首をこね回し、引っ張る。
敏感になった乳首を包んでいるのはアルコールを含んだ綿だった。
必死になって体を捩ってもエクセラの執拗な責めからは逃げられない。
「ねぇ、動く度に匂うんだけど?」
その一言にジルが動くのを止める。しかし、エクセラの執拗な責めにモジモジと体が動いてしまう。
「自分ばっかり気持ちよくなって悪い娘ねぇ・・・
 涎を垂らしてパクパクさせちゃって我慢が出来ないの?」
秘所は既に濡れて椅子を汚している。エクセラがふっと息を吹きかける。
ジルがブルっと震え、気の抜けたような顔になる。
「これ・・・彼方達・・・何をしたの・・・」
幾らなんでもおかしい。普通の状態でここまで感じるなんて・・・
「食事に薬を混ぜておいたの。気が付かなかった?」
その一言は逆にジルを安堵させた。自分の体が強制的に快楽に支配されているのが理解できたからだ。
「でも、もっと凄いのを上げるわ。」

274:拘束 その2
10/08/01 16:37:03 0NSXVsHW
エクセラが一本の注射器を取り出す。
ジルの顔が引き攣る。幾ら薬で増幅させられた快楽でもジルの精神が耐えられるとは限らない。
毎日の下の世話だけでもジルの体は開発されてしまっている。
これ以上、強力な快楽を与えられれば壊されてしまうのではないか。
注射針がゆっくりと動き、ジルの乳房を捕らえる。
冷たい針は刺さる事無くジルの乳房を刺激し、乳房全体が徐々に熱を帯びる。
そしてゆっくりと執拗に乳輪をねぶり、甘い刺激にジルの吐息が荒くなる。
「いっ?!」
快楽から痛みへのギャップにジルが悲鳴を上げる。
「いっ?いぃぃぃぃ~~~」
顔が歪み、流し込まれる薬液の冷たい感触にいやいやと首を振るジル。
しかし流し込まれる薬液の勢いは止まらない。
これから襲ってくるだろう想像を絶する快楽の恐怖にジルが涙する。
「さぁ、入ってきて頂戴。」
そのの声に反応するように自動ドアが開き、何時ものの世話係がやってくる。
エクセラの丸く引き締まったヒップを食入るように眺める男の足取りは遅い。
横に立った時などはドレスからはみである豊か過ぎる乳房をじっと眺めていた。
世話係の視線に満足したような表情を浮かべるエクセラが言う。
「拘束を解きなさい。」
「はぁ・・・い、今何と?」
だらしなく顔を緩ませていた世話係の表情が一変する。
「拘束を解きなさい、と言ったのよ。」
エクセラの冷徹な視線に世話係が凍り付く。今殴られれば砕け散りそうな位だった。
ジルの復讐を受ける恐怖とエクセラに殺される恐怖を目の前にして、
結局世話係はジルの拘束を解く方を選んだ。

275:拘束 その2
10/08/01 16:40:02 0NSXVsHW
拘束を解かれたジルはゆっくりと椅子から降りる。
目は世話係への憎悪に燃えている。
続いて怒りに満ちた視線が向けられたエクセラは微動だにしない。
ジルはSTARS時代にフォートブラックのデルタフォースで訓練を受けている。
銃器や爆発物の訓練だけではなく、素手で人を殺す方法も学んだ。
それはあくまでもテロリストや犯罪者と対峙した時に気を付けるべき事として教えられた。
STARSは司法組織の実力部隊であって、殺人を目的とする軍事系の特殊部隊ではない。
しかしジルはゾンビ相手の実戦で素手での殺しを繰り返し行ってきた。
後ろから襲い掛かってきたゾンビを投げ飛ばし、頚椎を踏み砕いた事もある。
こちらに気付いていないゾンビの膝を背後から蹴り飛ばし、
バランスを崩したところで首を圧し折った事だってある。
目の前の二人を殺す事は可能だ。
最初に世話係の首を圧し折って殺し、エクセラを人質に脱走する。
しかし、瞬時に立てた計画は失敗に終わる。
「お座り。」
エクセラの一言に反応し、ジルがその場にしゃがみ込む。
「チンチン。」
今度は爪先立ちで犬のポーズを取る。
「・・・おしっこ。」
混乱しきった頭でジルは四つん這いになり、片足を上げる。
必死なって小便を出そうとするが膀胱は空っぽで出す事が出来ない。
うんうんと唸るジルを見ながらエクセラが満足そうに笑う。
「そんな所でいいわ。立ってお尻をこっちに向けなさい。」
ジルがその言葉に従い、立ち上がる。
そしてようやく理解する。
「我が社の新製品よ。どうかしら、気分は?」
つまりエクセラが打ったのは・・・
「洗脳薬。よく出来ているでしょ。
 そのまま両手でお尻を広げて、穴が見えるようにしなさい。」
ジルの細い指が豊かな双臀にめり込み、左右に広げるとココア色のアナルが剥き出しになる。
大きく目を見開き、恐怖に満ちた表情を浮かべる。
「笑顔を忘れないで。」
ジルが引き攣った笑顔を浮かべる。
エクセラが長い指を舐めて唾液を塗し、ジルのアナルに指を突っ込む。
突如襲う違和感を感じながらも笑顔を必死に維持しようとする。
指は遠慮なくピストン運動を繰り返す。
排泄に似た快楽が永遠に続くような錯覚を覚える。
「・・・もっと頑張って。」
肛門に力を入れるとエクセラが眉を顰めた。
「凄い締め付けね。指が食い千切られそう。」
エクセラが指を一気に引き抜くと、アナルからチュポンッという名残惜しそうな音が響く。
引き抜かれた指で肛門の周りに生えた毛をエクセラが引っ張る。
「もう普通の表情をしていいわよ?」
「うっ・・うう・・・」
恥辱と痛みに耐えながらジルが呻く。
肛門を出入りしていた指がジルの唇に押し付けられる。
ゆっくりと口紅を塗るように動くエクセラの指に嫌悪を感じるが体を動かす事は出来ない。
「綺麗にしなさい。ペニスをしゃぶるように熱心にね。」
ジルが嫌悪感に支配されながらも舌を出す。
何処に入っていたかは考えないように必死の努力をしてもダメだ。
エクセラの指を口の中に含み、吸い付くようなバキュームフェラをする。
それを見たエクセラは頬を上気させ、支配の喜びに打ち震えている。
ドレスからはみ出た乳房の先が硬くなっているが、気にする様子も無い。
「いいわぁ・・・その表情。」
クスクスと笑いながらエクセラが続ける。
「アレを用意しなさい。」
その淫靡な光景に見惚れていた世話係が回れ右をして部屋を出て行く。
数分後、世話係は椅子と共に戻ってきた。

276:拘束 その2
10/08/01 16:50:01 0NSXVsHW
その椅子には天井に向かって起立する細長い棒のようなものが取り付けられている。
「貴女はこれから・・・ちょっとした運動をしてもらうわ。」
内心とは別に、必死になってエクセラの指をしゃぶり続けるジルの視線が椅子に向けられる。
そして気付く。
椅子に取り付けられているのは、団子のようにビーズが連なったアナルバイブだ。
「さぁ、あの椅子に座って。ゆっくり、ゆっくり座りなさい。
 感想を言うのを忘れないでね。」
ジルが命令に従い椅子に座る。
目からは涙を零し、唇を噛んで恥辱に耐えている。
「お、お尻の穴にビーズが入ってきます・・・
 も、もう直ぐ全部、一つ目が全部・・入りました・・・
 変な感じがします・・・二つ目はもっと大きくて・・・苦しいです・・・
 濡れていないから・・・切れそうです・・・」
「あら、ごめんなさい。もう立ち上がって良いわよ。」
エクセラが指を鳴らすと世話係がローションの入ったボトルを取り出す。
「たっぷり濡らして上げるから。」
「う、嬉しいです。」
世話係がジルの後ろに回りこみ、アナルにボトルの先端を押し込む。
「い、いやっ?!何?!止めて、止めて!お腹痛い!いたいっ!入ってきてるぅ~」
ローションがジルの腸内に流し込まれる。
「すごく変な気分です・・・浣腸されてます!私、ローションで浣腸されています!」
殆ど悲鳴に近い声だった。下腹部がぽっこりと膨らんでいくのが見て取れる。
「じゃ、続けて。早くしないとローション、全部零れちゃうわよ?」
エクセラの指摘通り、ジルの肛門からローションが流れている。
「ブピッ、ブピッて音を立てながらローションが零れています・・・
 見ないで・・・見ないで欲しいです・・・全部、一気に出ちゃいそうです・・・」
「だったら早く座ってだらしないお尻の穴に栓をするのよ。」
ジルが諦めたようにアナルバイブに座り始める。
「手を使っちゃダメよ?」
ジルが豊かな尻を振りながら何とかハメようとするが、バイブは左右に逃げる。
「お願いします、手を使わせてください・・・でないと・・・これ、入らない・・・」
「おねだりが上手になったわね。使っていいわよ。」
ほっとした表情でジルがアナルビーズの上に座り込む。
「さっきよりスムーズに入ります。すごい・・・一気に二個入っちゃった・・・
 三個目・・・もっと大きいけど・・・んっ・・・入ったぁ~」
鼻息も荒くジルが囁く。異常な状況に興奮し始めている。
「もっと・・・後、一個・・・ダメ・・・これ・・・大きい・・・
 ダメ・・・もう入っちゃう!おかしくなる・・・全部入ったらおかしくなる・・・・だめ・・・
 でも・・・ははっ!入る!入っちゃった!」
エクセラが笑顔を浮かべたまま、拍手した。
「で、これから運動をしてもらうわ。」
「うん・・・どう・・・?」
肩で息をし、半ば正体を失った声で答える。
「スクワットをして貰うのよ。運動状態で薬がどれ位持続するか見てみたいの。」
ジルは自分がモルモットにされている事にようやく気付く。
しかし、命令を拒む事は出来ない。
ジルはゆっくりと腰を上げる。
「くぅ~・・・捲れてます・・・お尻の穴、捲くれてます・・・すごく変・・・だけど・・・
 あ、今度は・・・今度は入ってます・・・ビピブピ言ってます・・・お尻の穴が・・・
 豚みたいに鳴いています・・・全部、入るっ・・・!」
エクセラが目を丸くし、驚いた後に笑った。
「そうね、まだ前の命令が有効だったのね!
 頑張って鳴き続けなさい。予定では、後5分で薬の効果が切れる筈だから。」

277:拘束 その2
10/08/01 16:55:27 0NSXVsHW
ジルの目に希望の光が宿る。後5分堪えれば・・・自由になれる。
パンパンっと規則正しいリズムでヒップと椅子がぶつかり合うリズムが部屋を満たす。
時折ブピッ、ブピッとローションと吐き出される音が混じるのがジルにも解る。
何時果てるとも解らない羞恥にジルが下唇を噛む。
「変な感触が・・・どんどん・・・これ・・・どんどん気持ちよく・・・なってます・・・」
エクセラは汗だくになってスクワットをするジルを飽きずに眺めている。
3分が経過しても部屋から出て行くような真似はしなかった。
新しい快楽を開発され・・・半ば自主的にアナルを開発しているジルを飽きる事無く眺めている。
「らめぇ・・・またイっちゃううう!まら・・・おひりの穴でヒく!癖になりゅぅ・・・」
残り一分になってもエクセラは部屋を出ない。
既にジルの太腿は限界を超えている。椅子としりがぶつかり合う音は規則正しいリズムではない。
それどころか、一番下のビーズから尻を引き抜くのでさえやっとだ。
それでも薬はまだ効いている
「ん~・・・らめぇ・・・まら・・・落ひちゃう・・・一個・・・二個目・・・もっと・・・んひぃ?!
 ダメ・・・あひこひ・・・たたにゃい・・・これ以上・・・んぁ~入ってくりゅう・・・」
空気椅子の格好で暫く堪える。
しかし、ブブっと音を立てた椅子に座り込み、暫く動きが止まる。
顔は涎と涙でグシャグシャになっている。
「薬の効果は切れたけど・・・立ち上がる事は出来ないわね?」
エクセラが視線を飛ばすと世話係がジルを椅子から立たせ、そのまま床に降ろす。
強制的に齎された快楽地獄の中でも、ジルの殺意に変化は無かった。
今が脱出するチャンスだ。
しかし。

278:拘束 その2
10/08/01 16:59:48 0NSXVsHW
ジルが立ち上がろうとするが、生まれたばかりの馬のように立ち上がることが出来ない。
引き締まった太腿がふるふると震え、立ち上がろうとしては突っ伏す。
延々と続けたスクワットのせいで太腿の筋肉が限界を超えている。
どうやっても尻を突き出して左右に動かす事しか出来ない。
脱走しようとするのではなく、まるで男を誘うような動きにしか見えなかった。
「私も少し興奮しちゃった・・・」
自らの胸を揉みしだくエクセラを見て、世話係がゴクリと唾を飲む。
「ダメよ・・・その代わり、目の前にオナニーにぴったりの穴があるでしょ?」
世話係がチャックを下ろし、硬くなったイチモツを引っ張り出す。
そのままジルの細い腰を掴み、尻を持ち上げ、どうせならとアナルに挿入した。
ジルは背中を逸らし、エクセラはそれに答えるようにドレスの生地を股間に強く押し付ける。
濡れた生地はぴったりとエクセラの秘所に張り付き、世話係をますます興奮させた。
「・・・んっ。拘束もされていないし・・・薬の効果も切れてるのよね・・・」
生地越しに股間をぐにぐにと弄るエクセラが艶っぽく笑う。
「なのに抵抗一つ出来ずにアナルを穿られているなんてねぇ・・・」
緩んだジルの顔に恥辱の色が混じるのを見て、エクセラが更に興奮する。
舌を出して世話係を挑発すると、それに応じるようにジルの肛門を強烈なピストンが襲う。
ジルの直腸が自然とペニスを受け入れ、それどころかギュウギュウと締め上げる。
体が快楽に躾けられていた。
自然と漏れる喘ぎ声を噛み殺しながらジルが理解する。
しかし、それを認めたくない。
それを見抜いたエクセラが頬を赤く染めながら言った。
「今の貴女は、単なるオナホールなのよ?」
注ぎ込まれた大量の熱い精液に直腸に沁み込んでいく快楽にジルが涙を浮かべながら反論しようとする。
「わ、わたしはあぶ?!んぶぶぅ!ぶぶふぅ・・・うえっ・・・うぇぇぇ・・・げほっ・・・」
しかし、反論はエクセラの放った小便によって邪魔される。
弧を描いてほとばしる尿がジルの口の中に流れ込み、顔を黄色く染め上げる。
アンモニアの匂いと生暖かい飛沫越しに見るエクセラは舌を出し、快楽に浸っている。
「我慢してたから止まらないわ。すごい、こんなに・・・」
周囲に広がっていく水溜りの中でジルが唇を噛締める。
世話をされる側から一転して、精液や排泄物を処理する便器にされたのだ、とジルが悟った。
自分が性欲処理の道具に貶められた事実を知ったジルが涙を零す。
その涙が床に広がった黄色い水溜りに零れ、小さな波紋を生み出した。
「・・・私の粗相は、貴方に床を舐めてもらって掃除してもらおうかしら?」
ジルが絶望しきった表情でエクセラを見上げる。
「ウソよ、子猫ちゃん。」
気が緩んだジルは、そのまま水溜りの中に顔を突っ伏して、気絶した。


・・・To Be Continued?


279:名無しさん@ピンキー
10/08/02 00:18:08 pG/ZS+9G
GJ。強気な女はアナルが似合う

280:名無しさん@ピンキー
10/08/19 20:42:30 4AgpeTX5
>>273>>278
遅ればせながら楽しませてもらいました。
恥辱責め最高。

281:名無しさん@ピンキー
10/09/30 00:00:49 j60BoGH3
保守

282:名無しさん@ピンキー
10/10/29 11:37:25 W0Ozmq15
保守

283:名無しさん@ピンキー
10/11/07 05:59:46 /ENmf++m
開幕前夜(1/7)

現在国営放送局にて放送中の某サッカーアニメの監督(主人公)×広報で。
・若干無理矢理、のち和姦。エロ自体はそんなに激しくも変哲もないです。



「遅くなっちゃった」
そう独りごちて見た有里の腕時計の針は、午前0時を迎えようとしている。
「終電なくなっちゃう」
明日は大事な開幕戦。諸方面へのアポイントや、書類の整理に手間どって結局、事務所の最終退出者になってしまった。

重いカバンを肩にかけクラブハウスを出たとき、用具室から明かりが漏れていることに気付く。

(達海さん、まだ起きてるんだ)
こんな時間まで相手チームの映像チェックをしているんだろうか。
明日は試合なんだから早く寝たら、と一言言ってから帰ろうと思い、一度出たドアを引き返した。終電にはまだ間に合うし、むしろ今から行って駅についても延々と待たされるだけだ。

用具室のドアをノックする。
しかし反応は無い。
「達海さん?」
控えめにドアを開け、中を覗きこむ。
達海は、モニターをつけたままベッドの上で倒れていた。手にはリモコンが握られている。
どうやら映像を見ている間に眠り込んでしまったようだ。

「まったくもう」
春とは言え、3月の夜はまだ冷える。
何もかけずに寝て風邪をひかない保証は無い。

つかつかとベッドまで歩み寄ると、カバンを床に置いて
ベッドの下の方で丸まっている毛布を引っつかみ、ばさりと達海にかけてやった。
あまり丁寧とは言い難いかけ方が災いし、その風に鼻腔をくすぐられた達海が目を開ける。

284:開幕前夜(2/7)
10/11/07 06:01:02 /ENmf++m

「うん……?」
「あ、ごめんなさい起こしちゃった?」
言葉とは裏腹に、あまり悪びれたそぶりは無く有里は達海からリモコンを取り上げて、モニターの電源を落とした。
「明日は開幕戦なのに、風邪でもひいたらどうするんですか。もう今日は寝たほうがいいですっ」
「あぁ、有里ちゃんか…」
達海はぼりぼり頭を掻きながら上体を起こした。

「ありがと。でもまだやらなきゃならないこと、あるから」
「達海さんが今やらなきゃいけないのは、明日に備えて休むことでしょ!ほら、寝た寝た!」
有里は達海の肩に手をかけて体を倒そうとした。が、その拍子に床に置いていたカバンに足を取られ、そのまま達海の上に倒れこんでしまった。
「きゃっ!ごめんなさい」
達海の顔が未だかつてないほど至近距離にきたことに動揺しつつ、慌てて起き上がろうとする。

が、それを阻止する力を腕に感じて、有里は少しパニックになった。なんで、と思うのと達海が自分の手首を掴んでいることに気付くのが同時だった。

「有里ちゃんさぁ」
達海が低い声で呟く。その声に、有里は少し背筋がぞくっとするのを感じた。
「な、何よ」
「いくら俺がここの監督でも、やっぱり男一人の部屋に夜中に勝手に入ってくるってのは、ちょーっとまずいんじゃないの」
「な、何言ってるのよ、私はただ」
「言い訳してもだーめ。俺、その気になっちゃったから」
「ちょっと、『その気』ってなんのこ…」


有里の言葉は最後まで紡がれなかった。達海が口づけたせいで。
「決まってるじゃん」
達海は有里の上半身に腕を絡め、体制を入れかれると強引に組み敷いた。

「セックスしたいの」

事も無げに放たれた達海の言葉に、抵抗することすら忘れていた有里の表情がたちまち固まっていく。
「な……なに言って……っ」
わずかに自由になる足をバタバタさせてみるが、元スポーツマンの力に女性が敵うわけもなく、靴が脱げるだけに終わった。
「ごめんね有里ちゃん。俺、言い出したらきかないの、ピッチの上だけじゃないから」
微笑みすら浮かべてそう語る達海。
服をたくし上げられ下着を露にさせられた有里の目から涙が一筋、二筋とつたった。

285:開幕前夜(3/7)
10/11/07 06:02:36 /ENmf++m

「こんな…こんな…」

少なくとも有里は、達海に好意を寄せていた。
それが、幼い頃の憧れや、達海のカリスマ性に惹かれるサッカー関係者としてのものなのか、
恋愛感情に起因するものなのかは自分でも分かっていなかった。
でもそれがどちらにせよ、こんな形ではなくて、もっと丁寧に、優しく、段階を踏んで睦みあうことになったのならば、幸せだと思えたに違いなかったのだ。

けれど今、こうして半ば犯されるようにして用具室のベッドの上にいる。
それでも達海への好意を捨てきれない自分と、こんな形で体を許すなんてしたくないという気持ちのせめぎあいが、心と体を震わせていた。

達海が胸のふくらみの頂点に唇を寄せる。
「ひゃんっ!」
意図しない声が出てしまい、赤面する有里。
「有里ちゃんけっこうおっぱい大きいんだねー。知らなかった」
知ってるわけがないだろう、見せたことないんだから。

犯しているという自覚すらなさそうな相手に、有里は若干呆れてしまう。
そう、この人に常識なんて通用しないのはずっと前からよく知っていたこと…。
だからと言って力ずくで押し倒していいことにはならないが、欲望を吐き出すのに黒い感情を挟まないことに達海らしさを感じて、有里は少しだけ肩の力を抜いた。

286:開幕前夜(4/7)
10/11/07 06:04:18 /ENmf++m

達海の指が、衣服を取り払った有里の腰をなぞり、少しずつ下へと向かっていく。
その行方を想像して、有里は少しだけ期待をしてしまう。
この数年、仕事に夢中で恋人をつくるなんて考えたことは殆どなかった。
クラブ、サッカーが恋人だとまでは言えなくても、彼氏がいないことで寂しさを感じることなどなかったのだ。
でも、体は違っていた。時には一人で慰める夜だってあったのだ。

この期でそんな自分を思い出して恥ずかしくなり、有里は自分を心の中で叱咤した。
しかし、体の奥がじわっと熱くなってしまったのも事実だ。

達海の指は有里の内股を行き来する。だが、中心へは向かわない。
有里は少しじれったくなって、ついくぐもった吐息を漏らしてしまった。
それを聞いた達海がくすっと笑う。

「素直になんなよ」
「な、何のことよっ」
恥ずべき期待を見透かされ、食ってかかる有里。
「触って欲しいんじゃないの?」
「……っ、ちがうわよ」
嘘を見破られそうで、顔を背けた。

「じゃあ、どうして濡れてるのかな?」
不意に、ショーツ越しにそこを触れられ、有里の体を電流のような快感がひとすじ走った。
「っあ…濡れて、なんか」
「じゃあ見せて?確かめてあげるから」
臆面も無く言い放つ達海。その目は少しだけ意地悪だ。
「っ、勝手にすればっ」
「はーい、勝手にしまーす」
おどけたような返事をすると、達海は有里の下着に手をかけた。

287:開幕前夜(5/7)
10/11/07 06:05:55 /ENmf++m

「ほーら、やっぱり濡れてるじゃん。しかもすっごく」
「そんなのっ、こんな暗いとこで見たって、わからないでしょ」
「もうー、素直じゃないなぁ。触って欲しいならそう言えばいいのにー」
「だから違うってば!」
ちゅぷん、という音。
「あっ…」
達海の中指が、有里の入り口に入り込む。
「うん、すごく濡れてる」
その指が、そのまま蕾へと滑っていく。
「ひぁん!!」
「やっぱり、ここが好き?」
有里は必死で首を横に振る。でも、ほんの少し刺激されるだけで、頭の中がとろけてしまいそうだった。もちろん頭だけでなく、達海が触れるその場所も。
やわやわと、くにくにと、しばらくそこを弄ばれて、有里はもう艶かしい声を上げることに抵抗がなくなってきていた。

と、達海が手を放す。
有里はつい、物欲しげな目で達海を見てしまった。
それを達海は見逃さない。
「なに?どーしてほしい?」
「……して」
有里は、蚊の泣くような声で呟いた。
「聞こえなーい」
達海はニヤニヤしている。
「もっと、して!!」
顔を真っ赤にして有里が叫んだ。
「うん、素直でよろしい」
達海は体を下にずらすと、有里が求めた花芯へ舌を這わせた。

「あああああーっ!!」
指よりも、暖かく、淫らな感触。
有里は軽く気をやりそうになった。
尚も達海は舌を動かす。
舐め、つつき、僅かに吸う。
「あっ、あっ、あっ…もう…」
達海が顔を上げると、全身がうっすらと紅潮し、目に涙を溜めた有里がそこにいた。
ずくん、と自身が反応してしまう。

288:開幕前夜(6/7)
10/11/07 06:08:32 /ENmf++m
「いい……?」
達海は一応問う。
だがここでよくない、と言われてもおそらく自分を止めることはできないと思った。
視線が絡む。
ややって、有里はうなずいた。
その拍子、涙が一筋だけ流れる。

「大丈夫、俺、有里ちゃんのこと好きだから」

唐突にそう呟かれて、有里は達海の顔を見た。
真摯な瞳が自分のそれをじっと捉えている。
鼓動が早くなり、顔が赤くなるのが分かった。それを悟られるのが嫌で、悪態をついてしまう。

「好きだったら、何してもいいわけ?」
すると達海はにっと笑った。
「うん、いいの」

その瞬間、達海は有里の中に深く潜った。
たまらず高い声を上げる有里。

「だって、有里ちゃんも俺のこと好きでしょ?」
腰を少し引いて、自信たっぷりの顔でいたずらっぽく笑いかける達海。

「っバカ……、ひぁっ」
精一杯の抵抗の言葉を吐いた有里に、達海は再び沈み込む。

熱い塊りが自分の中を行き来する感覚、そして「好き」という達海の言葉。
有里は目を閉じた。本当は、私も、と言いたかった。
でもそれを口にしたら、この強引な行為を認めてしまうようで、悔しかった。
その代わり、達海の背中に腕を回した。

目を開けた時、達海と視線がかち合い、その眼差しがとても優しくて、そのまま口づけられて、舌を絡められても心地よかった。
(達海さんとキスするの、初めてだ)
ふと気がついて、ふふっと笑ってしまった。

「なに?」
唇を離し、少し怪訝な顔をする達海。
「なんでもない。それより達海さん、張り切りすぎないように腰、気をつけてよね」
「ばーか、このくらいなんてことねぇよ」
達海は少し憮然とした表情を返す。
子供みたいだ、三十も半ばのくせに。
俄然動きを激しくした達海を、有里はいとおしく思った。

289:開幕前夜(7/7)
10/11/07 06:11:36 /ENmf++m
狭いベッドで達海の横に引っ付きながら、有里は窓の外が少しだけ白んできたのを感じた。
「つかれたぁ~ふぁあ」
達海があくびまじりにぼやく。
「達海さん、張り切りすぎ!明日試合なのにもうこんな時間じゃない」
「思い知ったか、俺の持久力を」
「バカ!」
有里はくるりと達海の反対側を向いた。

「有里ちゃん、俺まだ返事聞いてないんだけど」
「なんの?」
「俺、言ったじゃん。『有里ちゃんも俺のこと好き?』って」
有里は全身の血が顔の方に集まってくるのを感じて口をわなわなさせた。
「ば、バカじゃないの、あんなの真っ最中のたわごとでしょっ」
「え~本気なんだけどなぁ。ま、いっか。おやすみー」
達海はそんな有里の背を見て微笑み、目を閉じる。

(もう分かってるくせに)
有里はすぐに寝息を立て始めた達海の方に向き直ると、頬に軽く、キスをした。



fin.


投稿後に1つ矛盾点発見してしまいましたすみません。キス2回目でした。

最近この二人の妄想にどうしてもとりつかれておりました、すっきりしました。
ありがとうございました。

290:名無しさん@ピンキー
10/11/13 19:15:24 AAtkVnVN
age

291:名無しさん@ピンキー
10/12/08 17:13:54 7l3OUYjl
保守

292:名無しさん@ピンキー
10/12/31 19:52:21 bgFknfkG
>>283 GJ!
二夜連続一挙放送を見て滾ってしまったのでSS読んで大変なことになった

293:名無しさん@ピンキー
11/01/08 13:59:53 fdiRV4NY
>>283
GJ!!
モーニング本紙は見限ったが、この漫画は好きだったので読めて嬉し
かった。
タッツミーも有里ちゃんもらしくて、脳内再生余裕でした。
アニメの方は観たことなかったけど、これを機会に観てみたいと思う。

294:名無しさん@ピンキー
11/01/19 23:45:45 jkm8jj9n
ホシュあげ

295:名無しさん@ピンキー
11/02/02 14:14:57 BsJGEe+P
ほしゅ

296:名無しさん@ピンキー
11/02/21 08:35:40.83 oUQmqCma
保守

297:【こくご】
11/02/22 22:42:25.91 qCANF8x0
てす


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