09/06/13 01:19:05 mSDk3Ozz
全然関係ないんだけど、娘と水牛という話を思い出したんで改変してみた。
ある日奉公娘が、沼にはまってもがいている水牛の子供を見つける。
彼女はそれを助けだし、屋敷に連れて帰る。屋敷の者はそれをみて、これは魔物の子に違いない。
だので捨てるか殺すしかないという。そうこの地域には、恐ろしい魔物が居るのだ。
躊躇する娘に、屋敷の奥方は、娘に面倒を見るように提案し、それで娘はその水牛を飼う事を決心する。
年月がながれ、娘の懸命な世話によって、水牛はほれぼれするほど雄々しく、かつ立派に成長した。
そんな時である。娘が浜辺に行くと、見たことのない男が歩いてきた。男につきまとわれた娘は、屋敷まで
逃げるが、追いつかれてしまう。
思わず悲鳴を上げると、小屋の水牛が咆吼をあげた。その声を聞いた男は逃げ帰った。
このとき、男はあきらめたかと思われたが、今度は草原で出会ってしまう。この前は気がつかなかったが
それは美しい青年であった。
男に話しかけられた娘は、まるで魔法にかかったかのように、言われるままに膝枕をし、渡された金の櫛
で彼の髪をとかした。しばらくして後、男は眠り始め、娘もうとうととし始めたころ、彼女は櫛を落とした。
ハッと目を覚ました娘は、男の髪の上に落ちた櫛をあわてて拾いあげた。櫛を見ると、その間に男の金髪
が数本絡まっている。どうやら引き抜いてしまったようだ。ここで娘は気がついた。その髪の根元には
白い砂と、海の底に生える海藻のクズが付いていたのだ。
そう、男は海の魔物で、彼女は魅入られたのである。このままだと、海の底に引きずりこまれてしまう。
娘は男を起こさないようにそっと立ち上がると、屋敷を目指して一目散に走った。
しかし、男はすぐに目を覚ますと、凄まじい形相を浮かべ娘へと迫ると、屋敷まであと少しと言うところで
ついに捕らえた。そしてそのまま娘の服を引き裂くと、乳房を揉みしだし、秘所をねぶり始めた。
抵抗も虚しく、娘の体は心に関係なく火照り始め、その秘所は蜜をしたたらせた。
男はあえぐ娘の股を開くと、いきり立った一物で、その秘所を貫いた。
ああと、うめく娘を男は激しく責め立て、二人は一気に駆け上がっていく。やがて、絶頂に達した男が、
娘の中に精を放とうと更に激しく腰をたたきつけた、。
水牛が鋭く、三度に渡る咆吼をあげたのは、そのときであった。
その様子に魔法が解けたように自由になった娘は、寸でのところで男の縛めを断ち切った。娘の秘所か
ら抜け出た男の一物は、反り返った勢いで自分の腹を打ち、放った精は虚しく娘の尻と背中を濡らした。
娘は助けて!と声の限りに叫ぶ。
その声に呼応するように、水牛は牛小屋を壊さんとするほど暴れ、その騒ぎを聞きつけた奥方と使用人
が飛んできた。奥方は男と娘を見出し、何が起きているかを悟った。使用人に小屋を開け放つように命じ
ると、水牛に言った。あの娘を助けておやりなさい!
水牛は、角を振りかざし凄まじい咆吼をあげると、地を蹴り、放たれた矢のように男に向かって突進した。
男は立ち上がると、暗く燃える目を水牛に向けた。そして、水牛の角が男を射ぬこうとしたとき、彼はその
本性を現した。鱗を持つ、見上げるほど巨大な海馬へと姿を変えた男はその巨体な馬蹄を持って水牛を
挽きつぶそうとする。しかし、そうはいかなかった。水牛もまた、海馬と同じほどに巨大化すると、二頭は
激しく争い始めた。凄まじい闘いであったが、終に水牛がその角を持って海馬を貫き、勝敗は決した。
娘と奥方は、この闘いを震えながら見ていた。
水牛は、かちどきをあげると、角を振り上げ、歌を歌いながら去っていく。
娘はそして、裸足のままかけだし、水牛を呼び止め言った。
魔物に汚された私は、人の中で生きていけません。せめて、あなたと一緒にいたい。
そして、水牛に口づけをすると、二人並んで歩き出す。
それを遠くから見ていた奥方達はきびすを返した。そう、魔物を拾って育てていた頃から、娘はすでに
こうなるさだめだったのだろう。だがその後、海の魔物は現れなくなったという。