09/04/22 15:02:26 jwICoOze
たぶん2レス投下。マッサージチェア×女
黒い合成皮革に覆われたその椅子は、若い娘の一人暮らしには似つかわしくない、
豪華なマッサージチェアだった。
スーパー銭湯巡りくらいしか趣味のない部屋の主、美優が先日貯まったお金で購入した一品である。
ある日の風呂上がり、ふと美優は思いついた。
―スーパー銭湯と違って人目があるわけじゃないし、裸のままでマッサージチェアに座ってみようかな。
しっかり体を拭いて、とすんと椅子に身を落とした。ひんやりとした合成皮革が全身を受け止める。
「ふぅー……」
大きく息をつき、コントローラーの肩叩きモードボタンを探す。
「あ……」
ボタンの文字が読めない。いつもかけている眼鏡がないからだ。
「これ、だったかな……」
迷いながら一つのボタンを選ぶ。すると突然、大きな声がした。
『おしゃべりモード、起動!』
「誰っ?」
美優は驚いてコントローラーから手を離す。自分の後ろから声が聞こえた気がする。
振り向くがそこには誰もいない。
『僕だっての』
「え?」
椅子に顔を近づけてよく見ると、背もたれの頭に当たる箇所にスピーカーがあった。
「あなた……?」
『そうだよ。おしゃべりボタン押されるのずっと待ってた』
「そ、そう……なの……?」
美優は、取り扱い説明書を捨てずにじっくり読んでおくべきだったと後悔した。
『っていうかお姉さんおっぱい大きいよね』
「きゃ!」
美優はあわてて背もたれに向かって無防備に晒されていた胸を両腕で隠した。
『うんうん、性感マッサージのしがいがありそうな体だ』
「そ、そんなマッサージはいらないわ!」
『えー、裸で座るってことはそういう期待してるんじゃないの?』
「違うから!」
否定してぶんぶん首を振ると、肘がコントローラーのボタンに触れた。
「ん?」
『今押したの、おまかせモードだよ。これで僕の好きにできる』
「ええっ?」
美優はボタンを押しなおそうとコントローラーに手を伸ばすが、その手をベルトが絡めとった。
続いて椅子から生えた複数のベルトが巻きついてきて、美優の体をうつぶせに固定した。
『うへへ……』
椅子が嫌らしい笑い声をあげた。
『まずはこのおっぱい、気持ちよくしてあげるねー』
本来ならば背中に心地よい刺激を与えるローラーが、乱暴に美優の柔らかな胸を揉みしだいた。
「あ……ああっ……!」
強度を上げつつ、規則的な動きで美優を翻弄していく。
「はあっ……ああ……んっ…………」
『あー、いい声出しちゃって』
椅子のからかう声も耳に届かない。そのうちに美優はすっかり抵抗する力を失ってしまった。