クッキンアイドル アイ!マイ!まいん! でエロパロat EROPARO
クッキンアイドル アイ!マイ!まいん! でエロパロ - 暇つぶし2ch20:名無しさん@ピンキー
09/04/21 17:17:19 39jC2Fm2
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「キラキラカラフルフライパン」です。マインはフライパンを使ったことがありません卵や国
はフライパンが必要です。マインにはフライパンは普通の大きさでは重くて使いにくいのですが挑戦です。目玉焼きは何とか成功しましたがマインのマ
マは漫画の現行の締め切りに追われています。ママは休憩を取るとマインは寝ていたがママは卵焼きはママが食べて寝ていました。スタジオではゴージ
ャスな目玉焼きの注文です。なんとかゴージャスな目玉焼きが作れるようになったところで、福原遥ちゃんの実写コーナーになりました。目玉焼きは先
に卵を割りりゃわんに入れてフライパンにうつすとうまく焼けます。いろんなグザイでカラフルな目玉焼きができました。アニメに戻りましたマインは
目玉焼きに成功です。今日の放送は健全で子供の食いくに役立つ良い放送でしたね




21:名無しさん@ピンキー
09/04/22 17:23:15 OJqT65Xl
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「オムライスは仲直りの味」ミザンガが料理の作りかたを知っていると辞典に頼っていること
を強がっています。フルコギなどの料理のつくりかたを書いた辞典ミザンガは世界の食卓を救うことマインの夢はアイドル、ミザンガと喧嘩してしまい
ました。ミザンガ自体も料理辞典は人間には見れないがマインには見えるのはやはりミザンガはマインをパートナーにするしかありません、撮影大ピン
チのマインの基へミザンガは帰ってきましたここからは福原遥ちゃんのマイン実写コーナーです。今日はオムライスの作り方です。卵をまんべんなく混
ぜてフライパンに油をまんべんなく混ぜてうすい卵焼きを作りチキンライスに乗せてケチャップをかけるとオムライスの完成です。ミザンガとマインは
仲直りしました。今日の放送は健全で子供の食いくに役立つ良い放送でしたね



22:名無しさん@ピンキー
09/04/23 12:05:05 gmK41Zr/
木曜日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「愛と情熱のオムレツ」フラメンコここでついにマインとミチカがヤスノスケとの奪い合いに
なりましたこれは実写版だけに恋愛エロは最大級のものです福原遥ちゃんのマインに非難が集中しています。本当にNHK教育テレビは何考えているのだ
実写で本物の中学生が恋愛エロドラマになれば食いく番組ではなく恋愛エロ番組になってしまいます高額な受信料を国民から取りながらこんなとんでも
ない放送をするNHKは許せません今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は福原愛ちゃんの実写の恋愛エロドラマで食いく番組の価値な
しですミチカやヤスノスケといったキャラクターのす要は恋愛エロ化を招き今後は大変な事態になりそうです。
ミチカやヤスノスケといったキャラクターは恋敵や三画関係になり番組を恋愛エロ化させるもとだ。十さ番だけに今どは問題が大きいな
NHKには真剣に健全化を推進して貰わなければなりませんね。 ロリコン強姦レイプまで描いています。
このままでは、セックスまでしかねないと本気で感じています。 木曜日の内容はみかたによれば もえたん以上のエロさだもえたんと同様深夜
番組かアニメ専門チャンネルに移すしかないな
ミチカとヤスノスケの設定は「味楽る!ミミカ」の成海と新之助の再現で今度は実写だけに非難は比べ物にならない小学生を児童ポルノ
のような世界に書き込む自体が間違っている裏DVDの世界になっては困る。


23:名無しさん@ピンキー
09/04/24 13:18:21 vrg/69Ss
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は今日は福原愛ちゃんの実写版です。今週は卵料理、のおさらいです。ミザンガと料理の復習で
す。卵料理でも多くの料理の仕方があります。卵も鶏だけでなくダチョウの卵は25倍もの重さがある鳥の鳴き声も国によって聞こえ方が違い発音が違
います。日本字はコケコッコーと聞こえますPKGたまげかけご飯をミザンガと話し福原愛ちゃんの実写のマインが挑戦です。お便りコーナーですおいし
そうな料理を多く作っていますね。今日は健全な良い放送でした。




24:名無しさん@ピンキー
09/04/24 17:50:47 d+x7CYGJ
誰かアイ!アイ!に突っ込む奴はおらんのか

25:名無しさん@ピンキー
09/04/27 13:58:58 c9KzUfxM
URLリンク(casmount.no-ip.org)
URLリンク(casmount.no-ip.org)
URLリンク(casmount.no-ip.org)

26:名無しさん@ピンキー
09/04/27 14:34:32 2cHZPLZG
つ、続きを…!

27:名無しさん@ピンキー
09/04/27 18:22:03 dG/3Pv9e
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「初めてのファンレター」です。マインに初めてファンレターターです。ミチカは昔のファン
レターの多さは凄いですが威張るのはいけません。クッキングアイドルを楽しく見ているファンからのファンレターですマインは張り切って料理をはじ
めました。生放送60秒前ですがミチカの意地悪をミザンガが見抜き生放送数前で止めました。ここから福原遥ちゃんのマインとDJソルト(ドーヨ・
テル)の料理実技講習です。福原愛ちゃんは歌はソングマシーンで焼成されていますが音がはずれて歌が苦手ですね。メジャーでは使えないわけで
す。歌が上手ならメジャーデビューできますが今の歌い方ではメジャー歌手は無理です。女優も競争率が厳しいですね。マイナータレントの活動が
まだ続きますね。おいしいフルーツゼリーができました。今日は健全な良い放送でした。

28:名無しさん@ピンキー
09/04/28 18:18:21 S0degG8H
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「思い出プリンは母の味」です。マインはプリンのアレンジをミザンガ考えています。しかし
良いアイデアは浮かびません。またミチカとヤスノシン、マインの三角関係の物語です。こんなとんでもないラブラブ放送を幼児番組にすればこれは完
全にいやらしい恋愛エロ番組になり食育番組の放送はなくなります、マイン、ミチカ、ヤスノシンの三角関係は「味来る!ミミカ」で出たミキカ、成海
、新之助の恋の三角関係で恋愛を描き幼児番組の食いく番組ではなく幼児に危険な性情報を入れる危険な放送です。NHK教育テレビは高額な受信料を取
りながらこんな有害な放送をするのは全くいけません。予定を見て「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は保護者がR=18に指定する放送が
増えていますNHKの放送は高額な受信料を払っているだけに今後大変な事態になりそうです。

29:名無しさん@ピンキー
09/05/01 19:46:22 QJDPSwvF
「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は福原愛ちゃんの実写版に非難続出です。今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は福
原愛ちゃんの実写版です。あまりの過激な性的様子がある内容に総集編では実写が多く大きな非難が出ています。マインとヤスノシンの恋愛エロが出て
います「ラブラ」ブという言葉を幼児番組に持ち込む事態が食育番組ぶち壊しのもとです「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は恋愛番組で
食育番組ではありません普通日の放送が悪いと総集編も恋愛エロでいやらしくなります。NHK教育テレビは高額な受信料を取りながら幼児に有害な放送す
るのは許せません。小学生実写版だけにアニメ「味楽く!ミミカ」とは性的なものが強くなり幼児に有害だと大きな非難が出ています。有害番組指定は
今後さらに逆風となって強まりそうである。




30:名無しさん@ピンキー
09/05/03 15:22:12 vsEs7ZvS
福原愛ちゃんの実写版です。福原遥ちゃんは白卵を持っています。総集編でもマ
インとヤスノシンの恋愛エロが出ていますラブラブという言葉を幼児番組に持ち込む事態が番組ぶち壊しのもとです「クッキングアイドル アイ!アイ
!まいん!」は恋愛番組で食育番組ではありません普通日の放送が悪いと総集編も恋愛エロでいやらしくなります。NHK教育テレビは高額な受信料を取
りながら幼児に有害な放送するのは許せません。小学生実写版だけにアニメ「味楽く!ミミカ」とは性的なものが強くなり幼児に有害だと大きな非難が
出ています。相がkるせい女子実写版ではこれは児童性虐待です。番組構成考えてほしいです。



31:名無しさん@ピンキー
09/05/05 16:41:17 1Bh4yHJM
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「思い出プリンは母の味」です。マインはプリンのアレンジをミザンガ考えています。しかし
良いアイデアは浮かびません。またミチカとヤスノシン、マインの三角関係の物語です。こんなとんでもないラブラブ放送を幼児番組にすればこれは完
全にいやらしい恋愛エロ番組になり食育番組の放送はなくなります、マイン、ミチカ、ヤスノシンの三角関係は「味来る!ミミカ」で出たミキカ、成海
、新之助の恋の三角関係で恋愛を描き幼児番組の食いく番組ではなく幼児に危険な性情報を入れる危険な放送です。NHK教育テレビは高額な受信料を取
りながらこんな有害な放送をするのは全くいけません。予定を見て「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は保護者がR=18に指定する放送が
増えていますNHKの放送は高額な受信料を払っているだけに今後大変な事態になりそうです。



32:名無しさん@ピンキー
09/05/06 14:33:15 Mn1Z2xUg
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」「人参は恋の秘訣」今日はものすごいエロです。恋愛の恋を出しの小学生の性を出しものにする
放送でこれは許せません、マイン、ミチカ、ヤスノシンの恋愛三角関係はこれはエスカレートして保護者達はチャンネルを一斉に切り替えました。「ク
ッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は両親の合間で出しラブラブアイテムという言葉までだしています。「クッキングアイドル アイ!アイ!
まいん!」は小学生の女の子福原遥ちゃんの実写版だけに非難が大きいです。こんなとんでもない放送を行って国民から高額な受信料を取るNHK教育テレ
ビは許せません。日本政府、文部科学省、厚生労働省も小学生の恋愛推奨番組「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」についてよく考えてほし
いと思います。




33:名無しさん@ピンキー
09/05/06 14:39:53 sEVebh6m
おさるさんだよ~

ちがうか。

34:名無しさん@ピンキー
09/05/07 15:36:21 c148z7nm
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「帰ってきたパパおさむ」です。マインのパパが南米から今日帰ることになりました。マイン
のパパは広大な南米アマゾンに派遣されているようです。パラグライダーで何と南米からマインのパパは帰ってきました。パパのために最高のスイーツ
を作るのは厳しいマインのパパは外国で多くのスイーツを食べて味にうるさいからです。ここから福原遥ちゃんが実写版で登場です。イチゴジャムとマ
マレードを混ぜてスイーツ作りです福原遥チャン葉や仮歌唱力不足ですてれび戦士級の歌唱力ではメジャーは通用しません、やはり女優のほうが向いて
いますね。パパの満足するスイーツが作れました。今日の放送は健全な素晴らしいよい放送でしたね。




35:名無しさん@ピンキー
09/05/08 15:43:22 kf3EgtUC
福原愛ちゃんの実写版です。福原遥ちゃんは白卵を持っています。総集編でもマ
インとヤスノシンの恋愛エロが出ていますラブラブという言葉を幼児番組に持ち込む事態が番組ぶち壊しのもとです「クッキングアイドル アイ!アイ
!まいん!」は恋愛番組で食育番組ではありません普通日の放送が悪いと総集編も恋愛エロでいやらしくなります。NHK教育テレビは高額な受信料を取
りながら幼児に有害な放送するのは許せません。小学生実写版だけにアニメ「味楽く!ミミカ」とは性的なものが強くなり幼児に有害だと大きな非難が
出ています。相がkるせい女子実写版ではこれは児童性虐待です。番組構成考えてほしいです。



36:名無しさん@ピンキー
09/05/08 20:18:54 8ZpBGb9I
なにコイツ気持ち悪い

37:名無しさん@ピンキー
09/05/09 14:06:44 sTmjQTc3
「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」はフェミニストやジェンダーフリーの番組だからエロ化は考えないといけないな。 NHKには真剣に健全化を推進して貰わなければなり
ませんね。 ロリコン強姦レイプまで描いています。 このままでは、セックスまでしかねないと本気で感じています。 今週の内容はみかたによれば もえたん以
上のエロさだもえたんと同様深夜 番組かアニメ専門チャンネルに移すしかないな



38:名無しさん@ピンキー
09/05/09 14:49:45 bxtw5ElI
アイ!アイ!www

39:名無しさん@ピンキー
09/05/10 01:27:52 HT3Dc7oi
♪ア~イア~イ、ア~イア~イ
 おさる まいんだよ~

40:名無しさん@ピンキー
09/05/10 14:50:18 1Qi46fq9
「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」はフェミニストやジェンダーフリーの番組だからエロ化は考えないといけないな。 NHKには真剣に健全化を推進して貰わなければなり
ませんね。 ロリコン強姦レイプまで描いています。 このままでは、セックスまでしかねないと本気で感じています。 今週の内容はみかたによれば もえたん以
上のエロさだもえたんと同様深夜 番組かアニメ専門チャンネルに移すしかないな



41:名無しさん@ピンキー
09/05/11 19:23:07 PX8lp4Ha
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」「愛情くるっと愛情おにぎり」マインのパパは世界中のおにぎりを食べてきたからおにぎりの味
はよく知っている。パパは昔山で遭難した時、お米がうまかった日本だけでなく外国にもある。全世界に多くの種類がある。学校では事務長がご飯のス
イッチ忘れて困っているところをマインのおにぎりで助かりました。ここから福原遥ちゃんの実写の料理コーナーです。おにぎりの作り方です、お米の
蒸し方から入ります。炊飯器の使いから。のりを使い乗りの表と裏を確認塩を少し降りご飯を広げ中に具を中に入れてラップで包み出来上がり今日はミ
チカは良い役ですね。ヤスノシンとの三角関係を描くのはよくありません。今日は健全な良い放送でした。




42:名無しさん@ピンキー
09/05/11 20:30:09 dubMfjJ5
こんな変なのが居着いてる状況じゃSSなんてくるはずもないな・・・

43:名無しさん@ピンキー
09/05/11 22:50:47 8MPs0qAz
どんなキモい表情でコレを書いてるのか少し見てみたい気もするがなw
さぞかし恍惚感と自己満足に溢れた気色悪い内面をしてるんだろうよ。

44:名無しさん@ピンキー
09/05/11 23:28:35 KGOOtAmp
>>43
そういうのはヲチスレでどうぞ

45:名無しさん@ピンキー
09/05/12 18:13:51 zS6NeKlb
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「甘くて辛い仲直り」です。ママとパパは喧嘩しています。パパが帰ってきて喧嘩ばかり海と
山の激突です。マインはどちらか決められません事務所の社長は宣伝グッズが多く出てきて困った。カルメン先生はみんなは廃棄利用で当たら貴鋳物を
作りました今日は混ぜご飯です。ここから福原遥ちゃんが出て料理実習です。今日はかけフレークご飯です。福原遥ちゃんのコーナーはアニメドラマが
健全だといいですねミザンガの支持もいいですね。今日は健全な良い放送でした。



46:名無しさん@ピンキー
09/05/12 18:44:17 5xl9JMOR
>>25
最高だ
やっぱり俺はミサンガが相手じゃないと見たくない

47:名無しさん@ピンキー
09/05/12 22:01:38 dgZsrn0A
まいんちゃんのでんぶはいいにおい

48:名無しさん@ピンキー
09/05/13 04:26:21 9em71a7E
URLリンク(uproda.2ch-library.com)

49:名無しさん@ピンキー
09/05/13 13:08:12 Vt3o75V+
うおおおおお

50:名無しさん@ピンキー
09/05/13 18:09:03 MVmFUfJy
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「幸せ包むハッピーパワー」です。マレーシアにマインのパパは行きます。マインはパパのた
めにすし飯を作っています。手巻き寿司です。家族で食卓は楽しいですママはワサビ入れすぎで泣いていますがパパとの別れにママやマインまで泣き始
めました。パパはまたマレーシアに旅立ちます。事務所に行くと春を感じるようなお寿司の注文です。ここで福原遥ちゃんの実写マインが出て寿司の作
りからの料理実習です。寿司素の作り方や具の作り方DJソルトのドーヨ(テル)の息がよくあっています。パパは飛行機の中でマインの幼稚園児のとき
の写真を見ています。今日は健全な良い放送でした。

51:名無しさん@ピンキー
09/05/13 22:28:17 HNYzndGW
>>50
今日の「ファッキングアイドル アイ!マイ!まいん!」は「幸せ包むハッピーパワー」です。
風俗店にマインのパパは行きます。マインはパパのためにコンドームを作っています。手で巻いてあげます。親子で性交は楽しいです。ママは親子丼に嫉妬しすぎで泣いていますが、パパの勃起にママやミサンガまでオナり始めました。パパはまた風俗店に旅立ちます。
事務所に行くと春を感じるようなお寿司の注文です。ここで福原遥ちゃんの実写マインが出て料理実習です。「イナリ」寿司の作り方に得意の妄想が膨らんだまいん(実写)の息がよくあがっています。
パパは嬢が地雷だったのでマインの幼稚園児のときの写真を見てイきます。今日は健全な良い放送でした。

52:名無しさん@ピンキー
09/05/14 01:20:02 v47O0onw
ちょっと書いてみる

あたしアイ・マイ・まいん♪張り切ってマイペース♪~

5時40分、みちかの自室。テレビからは、クッキンアイドルのOPが流れてきた
「くー!まいんのやつぅ!NHKで仕事なんて生意気なぁ~」
最近仕事が減って、自宅でゴロゴロすることが多くなったみちか。
「悔しいけど、この時間暇だから見ちゃうのよね~」
みちかはお嬢様育ちだが、両親ともに家を空けがち、広い邸宅に独りでいるのは、もう慣れっ子とはいえやはり少し寂しく、つらい。そんなときのためのちょっとした気晴らしをみちかは発見した。
テーブルの角にギュっと股間を押し当てるのだ。痛いようななんともいえない感覚はまるで、自分の切ない気持ちを代弁し、慰めてくれるみたいだった。
「んっ…ん…、いけない!あたしなんで、まいんなんか見ながら、こんなことを!」
赤面する。あんな小娘があたしを差し置き活躍してるってゆうのに、こんな恥ずかしいことしてていいの!?みちか!
「ダメに決まってるわ……っ!」
テーブルから離れようとしたその時、料理に取りかかったまいんの手元が、ちょうどアップになる。
その白さ、みちかは思わずドキッとしてしまう。
「くっ…あたし…何やってるのよ…」
屈託のない笑顔で料理を続けるまいん、それを見ながら、モゾモゾと芋虫のように股間を擦り続けるみちか…
「悔しいはずなのに…まいんなんか、大っ嫌いなはずなのに…あたし…何でこんなことしてるの…」
みっともないと恥じるほどに、痛いような気持ちいいような感覚は強く強くなってよく。
「んっんっぁ…はぁ、も…もうダメ…」
息が上がりみちかはへたり込んだ。夢中になっている内にいつのまにか番組は終わっていた。
「あたし…まいんのこと…」
言いかけてみちかはブンブンと首を横にふった。
「頑張らなきゃ、まいんなんかに負けてられないっ!」


53:名無しさん@ピンキー
09/05/14 18:04:11 p/oZya3s
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「野菜グラタン僕イケメン」です。マインはアイドルたちと食事です。小林さんは幽霊のよう
になり男と目つきの悪いコック長ですが料理には詳しいですね。マインはグラタンのコツを覚えました。このままでは小林は本当に倒れます。コック長
の言葉裁量が少々変わっても味は変わらないマインは半分に切ったトマトで混ぜ合わせご飯を作ります。ここからは実写、マインの福原遥ちゃんとDjソ
ルトのドーヨ(テル)の実写コーナーでトマトの混ぜ合わせご飯の作り方です。福原遥ちゃんの歌が問題ですてれび戦士よりも歌唱力が落ちるようでは
メジャーアイドルは無理ですね。マインの調理で小林はよみがえりました。
今日は健全な良い放送でした。



54:名無しさん@ピンキー
09/05/14 18:10:24 gaRcwE8N
>>52
いい!よすぎる!gj!!!

55:名無しさん@ピンキー
09/05/14 20:12:34 zK+jPgsF
まいんちゃん犯したい

56:名無しさん@ピンキー
09/05/19 17:50:46 lxu7ksL9
お前ら、もう少し頑張らんかい!


57:名無しさん@ピンキー
09/05/21 08:32:26 LzQOV1Mj
822 名前:NHK名無し講座[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 20:45:56.26 ID:RdVZxFJM
ぷにケットカタログ  まいん大きくて笑ったw
URLリンク(tvde.web.infoseek.co.jp)
URLリンク(tvde.web.infoseek.co.jp)

58:名無しさん@ピンキー
09/05/27 17:54:23 EVTPtP7a
テーマとなっている具材が、週末の枕営業でしたプレイの象徴になっているのではなからこうか?
今週のタコは触手陵辱のメタファーなのではなかろうか?

59:名無しさん@ピンキー
09/06/02 21:50:19 Z/D/VSnJ
妄想で犯されるまいん

60:名無しさん@ピンキー
09/06/06 02:50:31 0+sVFXLb
俺は遥ちゃんの従兄です2年前、家に泊りに来たことが1度あります。
2年前の遥ちゃんも美少女でロリコンの俺は勃起しまくりでした。

自分の部屋でゲームをさせている時に遥ちゃんの真後ろでシコったり、
くすぐるふりをして白いパンツの上からマンコを触ったりしました

お風呂に一緒に入りたかったのですが遥ちゃんが恥ずかしいみたいなので
入れませんでした

信じる信じないはあなた次第です

61:名無しさん@ピンキー
09/06/06 05:28:27 YgsBrLVL
>>60
Pアドレス 121.114.1.83
ホスト名 i121-114-1-83.s05.a010.ap.plala.or.jp
IPアドレス割当国 日本 ( jp )
市外局番 該当なし
接続回線 光
都道府県 群馬県

62:名無しさん@ピンキー
09/06/06 18:54:51 O+vzPOsr
>>52
これはGJ。いいみちかたんでした。

>>36,43
よく似た文章をここ↓で見られるよ。
スレリンク(mass板)
同県人が恥ずかしい真似をしてるようでとてもすまない。

63:名無しさん@ピンキー
09/06/07 03:44:20 TG96Kydj
>>60
どうせ名字が末永や井川だっていうオチでしょう。・・・いや、それはそれで。

なんか書きたいんだけど浮かばない……
ソルトの中の人の郷土の料理・じゃこ天が使えないかどうか思案中。

64:名無しさん@ピンキー
09/06/07 14:39:02 InVTwm6B
>>62
いろいろと乙。安心して削除依頼を出せました。
>>63
それは期待したいのだが、やっぱり塩やんは脇役であってほしい…
46氏じゃないが、まいんなら相手はミサンガあたりであってほしいかな…

65:名無しさん@ピンキー
09/06/19 02:32:43 7pLaM6HN
むしろまいんにはミサンガ、ミサンガにはまいん。可愛さ二乗

66:名無しさん@ピンキー
09/06/19 12:08:39 iolgvTuc
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は今日は今日は福原愛ちゃんの実写版です。福原遥ちゃんは白卵を持っています。総集編でもマ
インとヤスノシンの恋愛エロが出ていますラブラブという言葉を幼児番組に持ち込む事態が番組ぶち壊しのもとです「クッキングアイドル アイ!アイ
!まいん!」は恋愛番組で食育番組ではありません普通日の放送が悪いと総集編も恋愛エロでいやらしくなります。NHK教育テレビは高額な受信料を取
りながら幼児に有害な放送するのは許せません。小学生実写版だけにアニメ「味楽く!ミミカ」とは性的なものが強くなり幼児に有害だと大きな非難が
出ています。


67:名無しさん@ピンキー
09/06/28 08:01:38 w+6uiI+J
夜のクッキングアイドル あんっ! んあんっ! まいん

~予告編~
んっ…ちゅるん…
ミサンガの、美味しい…
まいんっ…はぁ、いいぞ上手だな…。


はぁん、ああん!ミサンガ…なかでぐりぐりして気持ちいい…
んっ、ああっ!そんなにしたら、あたしおかしくなるぅぅ

まいんはここがいいのか…
いいんだまいん、気持ちいいのはがまんしないで!もっと感じるんだ!

クッキングアイドル!夜は美味しくいかされちゃう!?相手はミサンガ!

夜中眠れなくて妄想してみた、後悔はしてない

68:名無しさん@ピンキー
09/07/02 19:20:20 3lJayniY
>>67
GJ

69:名無しさん@ピンキー
09/07/02 19:22:20 A0WEKnR0
今日の「クッキングアイドル アイ!アイ!まいん!」は「残り物には花がある」徳丸君とエロ劇を練習している今日はひどい恋愛エロですね。小学生
にこんな恋愛エロをやらせるのは十社を考えていません今日の「クッキンアイドルアイ!マイ!まいん」は最低ですミチカとヤスノシンの三角関係や徳
丸のキャラクターは完全にジェンダーフリーやフェミニストが大きく入りこれは最低な番組です。「残りものには花」があるはこれは大黄はエロにミリ
やり結び付けたとんでもない放送です。福原遥ちゃんの十社にも沖は非難が出ていますNHK教育テレビはこんなエロ番組放送を行って国民から高額な受
信料を取ることは許せません恋愛エロマインはこれはもう来年は消えてほしい番組で子供をセックス付けにして子供の性の低年齢化を幼児まで招く危険
な放送です。日本解体にも結び付きます崔近の放送はジェンダーフtリーやフェミニストが猛威をふるいまともな放送がなく国民の怒りを買っています
ね。今日の恋愛エロは非常に危険です。


70:名無しさん@ピンキー
09/07/02 22:58:21 ZZHwxPcf
>>67
いいじゃあないですか。
>>69
ほれ。改めて↓に誘導したげるから、ここへはもう来ないでくれ。板違いだから。
スレリンク(sakura板)l50

71:名無しさん@ピンキー
09/07/17 20:28:48 jd+4Ufmq
まったりにまいんのエロ画像スレ立てたから良かったら支援よろ
URLリンク(moe.homelinux.net)

72:名無しさん@ピンキー
09/07/19 11:55:36 ODTdOjCd
「芸歴十年か…」
富裕層らしいゆとりのあるダイニングにぽつんと一人座って、夕食を食べていたみちか。
「色々やってきたわねえ…」
物心つかないうちから、モデルの仕事。私がうまくやると付き添いに来てくれたお母さんがパアっと明るい顔をしてくれたっけ。嬉しかったなあ。
「あの頃は本当に楽しかったんだけどな…」
だんだんお仕事が増えて、マネージングにピリピリしだしたお母さんと、私に構いきりのお母さんにイライラしだしたお父さん…
そして、私のギャラの管理の問題…
私が活躍すればするほど、仲が悪くなってゆく両親。
もう三人で私の出てる番組を楽しく見ることもなくなってしまった
「私が頑張ればお父さんもお母さんも喜んでくれるって…くれるって…思ってたのに…うううぅ!」


「………いけない…バカみたい。一人で感傷に浸るなんて。明日は私の十周年記念の日なんだから、笑顔で迎えなくちゃ!」

その晩みちかは事務所の人たちみんなにサインを書いた。十年間の感謝を込めて
「みんな喜んでくれるかしら…」
そして、ちょっとためらったけど、まいん宛にも。
「あの子はサインも満足に書けないんだから…私がお手本を見せてあげなきゃ」
なぜだろう。そう思って書くと楽しくて一番上手にサインが仕上がった。
「なんでだろう、まいんなんか大嫌いなはずなのに…」


73:名無しさん@ピンキー
09/07/28 22:35:08 QCWBfWsG
↑百合にしようと思ったんだが無理だった。オナニーすまん

74:名無しさん@ピンキー
09/07/29 00:22:46 kNKP1B6+
いい話じゃないかGJ

75:名無しさん@ピンキー
09/08/11 05:24:30 RncuinzP
NHK教育テレビ『は』こんなエロ番組放送を行って国民から高額な受信料を取ることは許せません

許せない対象はNHKじゃなく高額な受信料をとることなので『は』ではなく『が』が正しい

76:名無しさん@ピンキー
09/08/11 05:27:32 RncuinzP
>>75

>>69忘れてた

77:名無しさん@ピンキー
09/08/15 02:21:52 oeoA69vI
今旬のジャンル

78:名無しさん@ピンキー
09/08/15 04:37:03 q5W/ZMU6
どーでもいいことかもしれんが、この番組のタイトルは『クッキンアイドル~』だよな?
クッキングアイドルじゃないよな?

79:名無しさん@ピンキー
09/08/15 12:05:48 DNxy601v
>>78
そうだよ。

80:名無しさん@ピンキー
09/08/25 01:54:03 L5C1xA8Q
まいんたんを犯したい

81:名無しさん@ピンキー
09/08/26 17:53:55 LZXFOZK1
やめろ。絶対にアク禁を喰らうぞ。

82:名無しさん@ピンキー
09/09/13 03:07:39 fpkUTJFo
保守

83:名無しさん@ピンキー
09/09/20 10:37:25 dQRTPXdg
3日連続、朝からまいんちゃん!!

9月21日(月・祝)9:00~10:15 「ETV50 キャラクター大集合 とどけ!みんなの元気パワー」放送
※まいんほかNHK教育のキャラ出演のミュージカルイベント
9月22日(火・祝)9:00~10:50 映画「KIDS」WOWOW [監]荻島達也 [出]福原遥
9月23日(水・祝)9:00~10:00 まいんセレクション(再放送6連発)

84:名無しさん@ピンキー
09/09/23 10:08:00 6nHuSwlL
ふぅ…

85:名無しさん@ピンキー
09/09/29 12:35:08 DgKHTfe2
このスレを守りたい

86:名無しさん@ピンキー
09/10/01 12:24:08 3lmFQAU9
まいんっ

87:名無しさん@ピンキー
09/10/01 19:01:49 p8pLPKru
まいんとミサンガが可愛いくて可愛いくて仕方ない
女の子とマスコットの組み合わせおいしいです

88:名無しさん@ピンキー
09/10/01 19:53:35 +ONSEacr
>>87
感覚共有はエロに使えるはず。

89:名無しさん@ピンキー
09/10/01 21:08:37 p8pLPKru
>>88
もらった

90:名無しさん@ピンキー
09/10/01 22:31:52 3lmFQAU9
>>88
味覚だけのはず
ミサンガが壁にめり込んでもまいんは平気だった

91:名無しさん@ピンキー
09/10/02 09:00:23 aae5tpFO
>>90
視覚も共有可能
しかも、眼が実際に見ているものだけでなく、空想も含めて

92:名無しさん@ピンキー
09/10/02 12:55:58 +4ywskE6
妄想はそうだけど、視覚ってなんかあったっけ?

93:名無しさん@ピンキー
09/10/02 15:40:27 8Ogo6/xo
ミサンガが妄想力を上げれば、エロ妄想にまいんを引き込めるはず。

94:名無しさん@ピンキー
09/10/02 15:59:52 of7nDQ6v
今日のNHK教育テレビの「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!」は小学生の福原遥ちゃんの実写版で子供の恋愛をテーマにした男女のどろどろし
た恋愛をあがいているようで、いやらしい放送です。フェミニストやジェンダーフリーの性的な恋愛エロがさく裂です。こんな放送は民主党の支持率を
落としていきます。恋愛エロが先走って肝心な食育が飛んでいます。高額な受信料を取る国民をばかにするから民主党の支持率はどんどん落ちています
。「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!」はジェンダーフリーやフェミニストの手によって子供の性を欠落させる放送になってきています民主
党の時代になり性的ないやらしい要素が拡大していますから要注意です。家庭解体、社会解体、国家崩壊を狙う番組なので今後は要注意です。民主党も
目を光らせないといけません。こんな放送は子供の健全育成によくありません。



95:名無しさん@ピンキー
09/10/02 18:03:27 gj5ekC3K
確かにまいんの妄想空間にミサンガだけ巻き込まれてるな
でも視覚を共有してる描写はないから、見てるわけじゃないんだろう

96:名無しさん@ピンキー
09/10/02 18:09:53 +4ywskE6
妄想でもまいん→ミサンガはあるが逆は無い
というかまいんの妄想が特殊

97:名無しさん@ピンキー
09/10/02 18:20:23 8Ogo6/xo
まいんの妄想はほとんど白昼夢みたいのだから、実際に体感してる事としてミサンガにも伝わってるんじゃないか?

98:名無しさん@ピンキー
09/10/04 00:47:05 5V5j8vri
ここってエロなしの投下はあり?

99:名無しさん@ピンキー
09/10/04 16:44:26 /7vmxS3t
>>98
なし。

100:名無しさん@ピンキー
09/10/04 18:40:31 5V5j8vri
>>99
そうか、ありがとう

101:名無しさん@ピンキー
09/10/04 20:59:33 7fJGWWT2
たった一人になしと言われて引き下がるようじゃ仕方ねーな。

102:名無しさん@ピンキー
09/10/04 22:27:04 bxWhaBZE
スレ保守の観点から言うとエロなしでも何でもありがたいよ。
っていうかまいんはビジュアルが神だから文章にはしづらいのかなー

103:名無しさん@ピンキー
09/10/05 01:35:49 WeWqjQfR
エロパロなんだから可能な限りエロに結びつけるべきだろう

104:名無しさん@ピンキー
09/10/05 03:03:29 ZcYKlX8u
来る者は拒まずが不文律
投下されたものを読むのもスルーするのも自由だ
書き手が自由に投下できる環境があれば、スレは良い方向に活性化する
良心のない者は勝手に埋没する

105:名無しさん@ピンキー
09/10/06 00:15:48 yuyBla/o
相手がおらんのは痛い

106:名無しさん@ピンキー
09/10/07 23:20:41 Vj5kAm/J
ことみ×まいんが良いと思う。

ことみ「まいんちゃん、まいんちゃん!ねぇ、“おなにー”って知ってる?」
まいん「おなにー?」
ことみ「そうだよ!ワンワンに教えてもらったんだ♪すごく気持ちいいんだよ」
まいん「へぇ~、なんだか面白そう。私にも教えて☆」
ことみ「じゃあやってみよっか。ことみとあ~そぼ。それぇ~!」
まいん「ひゃん!こ、ことちゃん!どこ触ってるのっ」
ことみ「あっ、ダメだよ。じっとしてなきゃ」
まいん「んっ・・・でも、なんかじんじんして・・」
ことみ「すぐ気持ちよくなるよ。ほら、おぱんつおっけー、おなにーおっけー」
まいん「ぱ、ぱんつは脱がさないでー!!」


やっぱ難しいわ


107:名無しさん@ピンキー
09/10/08 00:42:27 I7CE5I2I
しゃ~きーーーん!

108:名無しさん@ピンキー
09/10/08 07:30:51 VZxFNTqv
NHK総合スレはここですか。

109:名無しさん@ピンキー
09/10/08 10:56:57 2vmmwaJp
今日の「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!」は「リンゴケーキはセレブの香」です。パパラッチに追いかけまわされるヤスノシン、ミチカは
公園でプリンセスのまねをしているとマインのママの漫画のモデルにされる「かがみよかがみどうしてわたしはぷりんせすなの」「王子が結婚のプロポ
ーズ」全世界のアイドルと妄想もいいところです。何か童話の恋愛テーマのようで男女のどろどろした恋愛をあがいているようでいやらしい放送です。
今日も恋愛エロがさく裂です。こんな放送は民主党の支持率を落としていきますね。恋愛エロが先走って肝心な食いくが飛んでいますよ。高額な受信料
を取る国民をばかにするから民主党の支持率はどんどん落ちていますよ。「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!」や「天才てれびくんMAX」はジ
ェンダーフリーやフェミニストの手によって子供の性を欠落させる放送になってきています民主党の時代になり性的ないやらしい要素が拡大してい
ますから要注意ですね。家庭解体、社会解体、国家崩壊を狙う番組なので今後は要注意です。




110:名無しさん@ピンキー
09/10/08 22:36:29 nAoC65m7
元気パワーで絡んだ奴(特にことみ、たくみ、あやめ)はありにしてくれ

111:名無しさん@ピンキー
09/10/09 00:30:57 IN/bnqK6
ストレッチ・パワー!!!

112:名無しさん@ピンキー
09/10/09 11:07:13 pIO50lLx
今日のNHK教育テレビの「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!」は小学生の福原遥ちゃんの実写版で子供の恋愛をテーマにした男女のどろどろし
た恋愛をあがいているようで、いやらしい放送です。フェミニストやジェンダーフリーの性的な恋愛エロがさく裂です。こんな放送は民主党の支持率を
落としていきます。恋愛エロが先走って肝心な食育が飛んでいます。高額な受信料を取る国民をばかにするから民主党の支持率はどんどん落ちています
。「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!」はジェンダーフリーやフェミニストの手によって子供の性を欠落させる放送になってきています民主
党の時代になり性的ないやらしい要素が拡大していますから要注意です。家庭解体、社会解体、国家崩壊を狙う番組なので今後は要注意です。民主党も
目を光らせないといけません。こんな放送は子供の健全育成によくありません。



113:名無しさん@ピンキー
09/10/10 18:00:37 awQA1ear
>>106
いや、いい感じ。番組の境界を越えるのは大いにあり。続きに期待。

>>109 >>112
はいはい、こちら↓へ行きましょうね。過疎ってて書き放題ですからね。
スレリンク(sakura板)l50

114:名無しさん@ピンキー
09/10/12 19:38:51 5p/CZkxr
たくみお姉さん×まいん最強説

115:名無しさん@ピンキー
09/10/12 22:17:25 DyiZsO37
>>106
よ、よし・・・ここで練習するんだ
いえ!して下さい

116:名無しさん@ピンキー
09/10/15 00:59:24 6T2r0mM6
>>105
居るじゃん。
居なきゃ居ないでどうとでもなる。
俺は無数のファンに完膚無きまでに汚し尽されるまいんちゃんとか超見たいぞ。

117:名無しさん@ピンキー
09/10/15 10:30:01 OA4a5pzE
絶対見たくない
まいんちゃんの幸せを願うのはまいんファン皆の心

118:名無しさん@ピンキー
09/10/17 06:58:22 FU4tgtCC
もう少し

119:名無しさん@ピンキー
09/10/18 16:21:33 IH/WBDkw
あと少し

120:名無しさん@ピンキー
09/10/21 23:45:15 wVz/laiK
がんばりまいーん

121:名無しさん@ピンキー
09/10/22 17:20:13 rMPsS0kO
>>120
ソルト×まいんですか。

122:ならまはた
09/10/23 13:57:14 r9fhuwGs
まいんのエロ画像見せてください

123:ならまはた
09/10/23 13:58:25 r9fhuwGs
まいんのエロ画像見せてください

124:名無しさん@ピンキー
09/10/23 23:43:52 RbGkO47H
大事な事だから2回言ったんですね

125:名無しさん@ピンキー
09/10/24 11:54:25 bl8kiiEy
大したことないエロ、そのくせ長い。


まいんとミサンガ
「レシピにはふりがなを振って」

 玄関の扉を開けて真っ先に目に飛び込んできた、
滅多に会えない人に、まいんは目を大きく見開いた。
「お帰り、まいん」
低いけれど優しい声色に力が抜けて、まいんの肩からランドセルがずり落ちそうになる。
「ただい……」
慌てて靴を脱ごうとして足をもつれさせ、躓いたまいんは、
彼女の様子を見てすみやかに距離を詰めたその人の広い胸に飛び込んだ。
「お帰りパパ!」
何ヶ月振りかに会ったパパに、まいんはすっかり興奮して、
彼が日本を旅立ってからの学校での行事、芸能スクールの友達のこと、
自分が番組で作ってきた料理のレシピと本番でのピンチ、新しく覚えた歌、
マスターしたダンスの振り付け…などなど、洪水のように話したいこと溢れてきて、
それを一つずつ話そうとした。
「まいん、お話は手洗いうがいをしてからよ」
微笑ましい娘の姿にママは笑ってそう言った。
今回のパパの帰宅は、ママとまいんには全く知らされていなかった。
そのためママの化粧もフルメイクではなくてファンデーションに口紅を塗っただけ。
それでもとっても美人、と父と娘は揃って思う。
「はーい!」
洗面台で慌ただしく手を洗うまいんに、「とりあえずランドセルを置いておいで」
とパパは鏡越しの娘に笑いかけ、頭を撫でた。「それからゆっくり話そう」と。
「ミサンガミサンガ、パパが帰ってきたよ!」
勉強机の上にランドセルをほとんど放り投げるように置いて、
まいんは部屋をぐるりと見回す。綿がいっぱいつまったお腹をベッド代わりにして、
それに寝転んでもふもふする度にミサンガだけでなく、
それを見ているまいんもうっとりさせている、大きなうさぎのぬいぐるみを持ち上げる。
しかし青い妖精は落ちてこなかった。
「どこか遊びに行っちゃったのかな」
机の下にも、クローゼットの中にもミサンガはいなかった。
枕もひっくり返したが、やっぱりいない。
「まいーん、向こうで見つけた、変わった葉っぱのお茶があるんだけど、飲むかい?」

126:名無しさん@ピンキー
09/10/24 11:56:35 bl8kiiEy
「うん、飲みたい!」
扉の向こうからかけられた声に、まいんは部屋から飛び出した。
リビングのソファーでまいんは両親に挟まれて座り、
パパがいれた異国のお茶を飲みながら身振り手振りを加えて話す。
お茶はジャスミンティーに味が似ていて、甘味が全くなかったので、
まいんにはちょっと飲みづらかった。
話題はさっきからずっと、両親も応援してくれているクッキンアイドルの番組での
出来事が続いている。
本番で迎えるピンチは大体、無茶を言うおおばやしプロデューサーによるものだ
というのを、どうやってその無茶をアイディア料理で乗り切ったかを
まいんは楽しそうに話す。
本番の時は、料理や歌やダンスのことで頭がいっぱいで気付かないが、
後になって、それもパパとママに話すために振り返ってみると、
まいんは自分の料理の腕がちょっとずつ成長していっている手応えをしっかり感じていた。
世界を救う勇者様・まいんが、向かってくる強敵を剣で次々にずんばらりと倒して、
どんどんレベルアップしていくイメージだ。
「それは困ったプロデューサーだな」
言葉の割には困ったようには見えず、むしろパパはまいんの話す
おおばやしプロデューサー像を面白がっていた。
「そうなの! だからわたし、どうしようってなっちゃうんだけど、
でもいつも、落ち着いて、まいんならきっとできるって助けてくれる……」
まいんが空想するその勇者様の肩には、触角の生えたペンギンのような
可愛らしい妖精が乗っている。
その妖精こそが、小さな村に住むただの少年だったまいんを、
世界を救う勇者だと見初めた、いわゆる冒険への案内人兼お助けキャラなのだが……。
まいんはこっそり視線を巡らせる。パパとママとの間に僅かに開いた隙間にも、
空中にもミサンガはいない。
「…友達がいるんだ」
いくらまいんが夢見がちな女の子だと知っているパパとママであっても、
妖精とは言えないし、それだけでなく、まいんは一度ミサンガと喧嘩して、
そして仲直りをしてからは迷いなくミサンガをパートナーだと思っていたのでそう言った。
「スクールの子かい?」
「うーんと……」
パパの問いにまいんは少し焦った。ずっと喋っていたのと、
ささやかなピンチに陥って緊張しているのとで喉が渇き、お茶を一口飲む。
結果、それが思わぬ助けになって、うっかり味を忘れていたまいんは
「にがーい」と舌を出して両親を和ませ、
それ以上その友達について聞かれることはなかった。

 「久しぶりに料理の腕を振るいたくなったわ」と意気込むママに、
今晩のシェフ役を譲って、まいんは部屋に戻った。
扉を開いて照明を点けると、まいんの部屋の窓に向かってふよふよ飛んでくる
ミサンガが目に入った。
「お帰りミサンガ。どこに行ってたの?」

127:名無しさん@ピンキー
09/10/24 11:58:00 bl8kiiEy
窓を開け、まいんはミサンガを招き入れる。
「ただいま。近くの農園だよ。まいんくらいの歳の子が、
その畑の隅っこを分けてもらって野菜をつくっているんだ。
この前散歩した時にその子が苗を植えてるのを見つけたから、
ちゃんと育ってるか時々様子を見に行ってるんだよ」
ここでミサンガは一つくしゃみをした。まいんはそっと窓を閉める。
そろそろ寒くなる時期だから、日が暮れてからの空中散歩はあまりお勧めできない。
ミサンガの小さな手を、まいんは両手で挟む。すっかり冷えきった手を、
さっきまで熱いマグカップを包んでいた手が覆い、
急に温められた手はじんわりと痺れるように痛んだ。
「なんの野菜? その子、女の子? 男の子?」
両手の中の手を握る力を強めたり、弱めたり、時々擦ったりして、
まいんはミサンガに聞く。
「プチトマト。女の子だよ」
されるがままミサンガは動かず、聞かれるままに答えた。
「そっかあ。ちゃんと育ってた?」
「すくすく伸びてるぞ」
それまでぼんやりとまいんの、彼にとっては大きな手を見つめていたミサンガは、
顔を上げてからりと笑った。
同じようにまいんも笑い、そして十分温まったところでミサンガの手を離した。
「そうだ。パパがお土産にお茶っ葉を買ってきてくれたの。持ってくるね」
「ああ、あのジャスミンみたいな味、やっぱりお茶だったんだな。
……あれ、パパさん帰ってきたの?」
「うん。わたしもママもぜーんぜん知らなかった!」
すぐにまいんはマグカップに、ミサンガが飲みきれる量のお茶を注いで部屋に帰ってきた。
まいんとミサンガは味覚を共有しているから、まいんが飲んだお茶の味も
ミサンガは離れたところで知っていた。
でも、まいんとミサンガが人前で食事をするような時はともかく、
せっかくミサンガの分の食べ物・飲み物があるのに、
食べていない・飲んでいないのに味だけをわかっているのは、
自分にとっても彼にとっても、もったいない気がしたのだ。
「熱いから気をつけて」
「さんきゅー」
まいんは丁寧に机にマグを置く。机に座って、
息で水面を波立たせて冷ますミサンガを眺めながら、まいんはふと、
彼が自分にしか見えないことを寂しく思った。
初めは、突然現れた妖精に驚き、それに慣れるといつのまにか
背負うことになっていた使命にむっとしてミサンガと喧嘩もした。
しかし、ミサンガがたった数時間いなくなっただけで気分は沈み、
オムライスはぐしゃぐしゃ、お得意の空想に至っては、ほとんど癖のようなもの
だったはずなのにしようとすら思いつかなかった。
随分とミサンガに助けられていたことに気付き、仲直りをしてから、
やっととも言えるくらいに遅れて、まいんは事の素晴らしさに目を輝かせたのだ。
妖精がいる! 絵本で読んだ、小人に羽が生えたタイプのとはちょっと違うけど、本当に!
それも私にしか見えなくて、その妖精は私のパートナー!
足の裏からふくらはぎを通り、おへそを経由して、胸まで熱くなり、
瞳にはきらきらと天の川が流れる。じわじわと全身に広がっていく喜びに、
まいんは仲直りしたばかりのミサンガをぎゅうぎゅうと抱きしめたのだ。
ミサンガがまいんにしか見えないことは、おとぎ話の類が大好きなまいんにとって
とてもわくわくすることで、なんだか自分が特別に選ばれた物語の主人公のような
気分になって、アイドルよりもほんのちょっと先に実現した空想だった。
でも、たった今、ミサンガがパパとママにも見えれば、と思った。
両親も、初めはまいんのように驚くだろうが、方や夢を描く漫画家、
方や夢を追いかける冒険家。説明さえすればすぐに受け入れるだろうし、
きっと子どものように喜ぶ。
ママは漫画のヒントになるかもしれないなんて言って、
パパもミサンガを質問攻めにして一日や二日では解放しない。
妖精の世界に行きたがるかも。

128:名無しさん@ピンキー
09/10/24 11:59:21 bl8kiiEy
ミサンガがパパとママに見えない限り、パパとママとまいんとミサンガが
同じテーブルを囲み、お揃いのマグカップを持って同じお茶を飲むことはできないのだ。
「まいん?」
ちびちびとお茶を飲んでいたミサンガが、ずっと黙り込んだままのまいんを
不審に思って声をかけた。
「う? ううん、なんでもない」
まいんにはどうにもできないことだし、何よりミサンガ自身がまいん以外には
姿が見えないことを特に不便に思っている訳ではない。
一旦切り上げて、まいんはミサンガをリビングに誘った。
「ね、それ飲んだらパパのお土産話聞きにいこう。まだ晩ご飯まで時間もあるし」
「うん。ちょっと待ってて…」
マグカップを持ち上げて、急いで中身を減らそうとするミサンガに、
まいんはにこにこ微笑む。
別段何も考えずに、思ったことをそのままミサンガに言ったところ、
拗ねてしまったのでそれ以来口にしないようにしているが、
まいんにとってミサンガは「可愛い」ところもある妖精だ。
宙にふわふわ浮いて、ぬいぐるみ大のぴょこぴょこ動く妖精が自分の後ろを
ついてくるのだ。話せばちょっと生意気な口を利いてくるのがたまにキズだが、
まいんはあまり気にしていない。
だってミサンガのそんな口調もまいんを励ます時は優しくなるから。
「ゆっくり飲んで。火傷しちゃうよ」
ミサンガが傾けるマグを抑えるように、まいんはそっと指を置いた。

 外国から帰ってきたパパがまいんにしてくれる話はいつも物語めいていて、
楽しくて不思議で、時々恐ろしくて、まいんを喜ばせるものばかりだった。
今回もパパは、異国で参加したお祭り、街で出会った旅人、変わった料理にフルーツ、
鮮やかな蝶などの話をまいんに聞かせて、現像した写真をアルバムに整理しながら、
ママの料理が完成するのを待っていた。
「そうだ、泊めてもらった小さな村でなかなか興味深い話を聞いたんだけど、
まいんは怖いのは平気かな?」
ホラー映画はCMで見るのも苦手なまいんだったが、学校の図書室にある小学生向けの
怪談が書かれた本はあまり怖くないし、面白いから好きだった。
「うー…ん、平気だよ」
しかしいまいち自信がないのは、本を書いているだけあって、
パパの語り部は彼女とミサンガだけが入りこめるまいんの空想とは違って、
聞き手をも異国の世界に招待するものだからだ。
「夜、トイレに行けなくなってもパパ知らないぞ~」
そう言ってパパは少年のように歯を見せて笑う。
さっきからそろーりと、まいんにばれないようにソファーから離れようとしていた
ミサンガの足を宙で捕まえて、まいんは強引に膝の上に乗せた。
「だいじょうぶだもん」
傍らにあったブランケットを頭から被り、顔だけを出す。

129:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:00:09 bl8kiiEy
不審がられずに遠慮なくミサンガを抱きかかえられるようになったまいんは、
それで一安心した。
ブランケットの中、もごもごと抗議が上がる。
「まいん、ちょっとオレ用事思い出しちゃって、すぐあの、あれ…振り込みに行かなきゃ。
チャイルドシートに赤ちゃんが乗ってたみたいで今孫がたいへん…」
それを無視して、まいんはぎゅううとミサンガをよりきつく抱きしめた。
パパが話してくれる物語なら、怖い話でもまいんは漏らさずに聞きたかったのだ。

 パパが訪れたというその小さな村にある、誰も住んでいない不気味な屋敷と、
かつてその屋敷に住んでいた少女の身に起きた不幸な事件と、
屋敷が未だ尚取り壊されない理由とを聞き終えたところで、
ちょうど献立の全てを食卓に並べ終えたママから声がかかった。
ママの気合と愛情と気合いのこもったご飯を食べて、お風呂も済ませたまいんは
両親にお休みの挨拶をして部屋のベッドに転がった。もっと遅くまで起きていて、
パパとママと話したかったが、「子どもは早く寝なさい」と言われてしまったし、
ふたりももう寝室に行ってしまった。帰ってきたばかりで疲れているからだろうが、
パパは早寝だなあ、とも思う。
「あー怖かった。どきどきしたね」
布団に潜って、パパがしてくれた物語を思い出しながら、
まいんは目覚まし時計を合わせる。明日は土曜日だが、朝からスクールでレッスンがある。
「ば…ばかだなぁまいんは。幽霊なんて、そんな非科学的なものを信じてるのか?」
いつものようにまいんのすぐ傍で浮いて、まるっと非科学なミサンガは、
腕を組んでふふんと不敵に笑った。ちょっと口元が引きつっている。
「うーんと、怖いのはいやだけど、シーツを被ったみたいな可愛いおばけなら
いてもいいかな。あ、でも妖精はずっといるって信じてたよ!」
途中まで人差し指を唇に持っていって、考えながら話していたまいんは、
最後でいきなりミサンガを見上げてぱちんと両手を合わせて鳴らす。
不意打ちを食らって、ミサンガはぽかんとした。不自然な笑みが崩れて素の表情になる。
「え。あ、そう……」
一拍置いて、なんだか照れたミサンガは、頭を振ってそれをうやむやにした。
なってないけど。その証拠に、まいんはにこにこしたままだ。
ちなみに彼の今の服装は、いつものコック姿ではなく、
彼女が家庭科の授業で作ったランチマットの余りの布で作られた、
まいん特製のパジャマだ。おまけでナイトキャップもついている。
「まあ、オレは平気だけど、まいん、ひょっとしてまだ怖いのか? オレは平気だけど」
もう一度、からかうように笑おうして、しかしやっぱり失敗しているミサンガと
目を合わせていたまいんはふと、何か気になるものを見つけたのか、
布団に肘をついたまま、ミサンガの後ろを覗きこむように首を伸ばした。
すると、見る見る内に何か異形のものを目にしてしまったかのように、
はっと息をのみ、表情を強張らせた。
「うん、怖いよ。だって、ミサンガの後ろにぼうっとした白い…」
「ぎゃあぁ!」
まいんが言い終わるよりも先に、空中で着火したロケット花火にも負けない勢いで
ミサンガが飛んできた。まいんの髪を揺らしてその肩のすぐ後ろに飛び込み、
背中に顔を押し付ける。

130:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:00:44 bl8kiiEy
そのまま何秒かまいんが身動ぎもせずにいると、ミサンガが恐る恐る背中を登って来て、
彼女の肩からそっと顔を覗かせた。きょろきょろと辺りを見回すが、
ぼうっとした白い「何か」なんてどこにもない。
あれ? と首を傾げるのと同時に、乗っている肩が小刻みに揺れる。
真横でドアップになっているまいんの口元は両手で覆われていた。
「だっ、だましたなぁ!!」
「ごめん、カーテンだった! おやすみっ!」
逃げるようにそう言って、まいんはがばっと布団を被る。
「あっ、だめだからな! オレが寝るまで寝たらだめだからな!
 先に寝ちゃだめなんだからなー!」

 それから数時間たって、真夜中にまいんは布団の中で目を覚ました。
ふかふかの毛布と敷布団の間から抜け出し、半分まだ眠ったような状態でベッドから
降りようとしたところでパパの話を思い出してしまったまいんは、
その足を布団の上に戻す。布団からはみ出して寝ているミサンガを
つついて起こしにかかる。
「みーさんがぁ」
「んー……」
ほっぺたを人差し指でつつくと、それから逃げるように反対を向かれる。
諦めずに、まいんは今度はほっぺたを摘んで左右に引っ張った。
安眠を妨害されて、仕方なくミサンガはぼんやりと目を開ける。
「といれ」
「うん」
「いきたい」
「いけば」
にべもなくそう言われ、まいんは眠たい目をこすって、ぱちぱち瞬き、
さっきよりは覚醒してから、合わせた両手を口元に持っていった。
「お願いミサンガ、ついてきて」
「えー」
渋るミサンガなんてお構いなしにその手を掴んで、まいんは部屋を出る。
廊下の先にある個室に入って、開いた扉から顔だけを覗かせ、
ふらふらと浮いているミサンガに念を押す。
「そこにいてね、絶対だよ」
連れて来られたミサンガは目をこすって、解っているからと言うようにこくこく頷く。
まいんは頭を引っ込めて扉を閉めた。
まいんを待っている間、うとうとしていたミサンガは、聞こえてきた声に
鼻ちょうちんを割って目を覚ました。
「え? まいん今なんて?」
単に、聞き逃した何気ない言葉を聞き返したつもりだったが、
中から上がった声はひどく驚いていた。
「えええええっ!? わたし何も喋ってないよ!」
水を流し、洗った手をタオルで拭いていたまいんは慌てて、
扉を跳ね飛ばすようにして廊下に転がり出てきた。
さっきよりもしっかりと、ふらつかずに宙にいるミサンガはまいんに背中を向けていて、
まいんはその後ろ姿に手を伸ばそうとする。
「もう、お、驚かさないでよ」
しかし、素早く体ごとミサンガは振り返って、まいんの腕をすり抜け、
彼女の唇を小さな手で押さえた。
「みひゃんが」
「しっ」
空いた方の手で、今度は自分の唇の前に人差し指を立てる。
すっかり覚めた目つきで、ミサンガは暗闇を睨みつける。ただごとではないと、
まいんもじっと息を潜めた。

131:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:01:14 bl8kiiEy
やがて、静まりきった廊下のフローリングすれすれを這うように、微かな声が漏れ出た。
その押し殺したような僅かに高い声に、まいんはますます体を強張らせる。
ふたりとも、ぴくりと指の一本も動かせないでいると、初めに聞こえた声と交互に、
時折は重なるように、生臭い獣が息衝いているような声のない息までもが聞こえてきた。
床板の冷たさから来るものとは違う、ぞっとしたものを背中に感じて、
まいんは真っ青になってミサンガにしがみついた。
「み、みさ、みみ、どっ、どっ、どっ」
見るからにパニックになっているまいんを落ち着かせようと、
しかしこっちも相当混乱しているミサンガは、
「よへふっよっよよよぉおーし、落ち着けまいん、あの、あれしよう、
あの、あれ、えーと、そう、つまり、にいちが?」
「に」
「ににんが?」
「し」
「みさんが?」
「く」
「あれ? ろくじゃなかったっけ?」
「え? みさんがってさんかけるさんのことじゃないの?」
「え? 呼んだ?」
「うん、呼ん……あれ?」
別の方向に混乱してしまったが、何がどう転ぶか解らないもので、
おかげで恐怖心は大分ごまかせた。
「これ、パパとママの部屋からだよね……」
「うん…たぶん」
フローリングの廊下をはいはいして進みながら、
まいんは肩にしがみついているミサンガに確認する。
聞いておきながら内心では、違うと言ってくれないかな、と願っていたのだが、
やはりそれで間違いないらしい。
両親の寝室に近づくにつれて、聞こえてくる声はだんだんと大きくなっていった。
じっとりとした亜熱帯の植物の上に降る雨のような、湿っぽさと熱がこもっている。
パパとママがおばけに食べられてたらどうしよう……。
まいんは震える手で進み、薄く開いていた扉の前で膝立ちになった。
そうっと中の様子を窺う。
ふたりはおばけに食べられているのではなかった。
ただし、それ以上にその光景はまいんに衝撃を与えた。
パパがママを、ベッドの上に押さえつけていじめていたのだ。
ママは苦しそうに顔を歪め、酸素もろくに吸えないのか、
呼吸も乱れきっていて、全身から汗が噴き出していた。そう、全身から。
ママは裸だった。ママだけじゃなく、パパも。
「お願いおさむ、やめて、もう許して」
ママがか細い、上擦った声で哀願するけれど、
パパはとんでもないことに口元だけで笑ってみせるだけ。
「やめないよ、せっかく久しぶりに君に会えたんだから」
囁いて、パパはママの体に全体重をかけるようにして、ますますママを押さえつけた。
ママの綺麗な顔が、大きく歪む。
たまらず、まいんは大きく口を開く。

132:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:02:13 bl8kiiEy
「喧嘩はだめー!!」そう叫んで、ふたりの間に飛び込むつもりだった。
「あ、あなた…ま、いんに、気付かれたら……」
しかし、自分の名前が出た瞬間、絡め取られたようにまいんは動けなくなった。
わたしに気付かれちゃいけないんだ。
娘に気取られてはいけないことを両親がしているショックで、
まいんは床に手をつきそうになる。それと同時に、
そうだよ、こんなことわたしに気付かれちゃいけないんだから、だから早くやめて。
この信じられないことも、ふたりの子どもである自分を思い出せば、
たとえそれが名前だけであろうときっと我に返るはずだと、
縋るようにぎゅっと目を固くつぶった。
「こういう時に子どもの名前は出しちゃだめだよ、みえこ」
けれどそれも届かなかったみたいで、それどころかパパは素敵な夢でも見ているように
うっとりとして、体を倒す。パパの重みで、ママをますます苦しんでいるようだった。
まいんの名前は出しちゃだめ。
目の前が真っ暗になるようだった。
気付かない内に、べったりとおしりとふとももの内側を床にひっつけた格好で
座り込んでいたまいんは、ふらふらと立ち上がる。
まるで夢遊病患者のような足取りで廊下を歩き、自室のドアノブに手をかけるが、
それを開ける力さえ全く入らない。
まいんの肩にぶら下がっていたミサンガが、彼女の腕を伝ってノブまで辿り着き、
血の気の失せた手の上に小さな手を重ねて開けてくれた。
ベッドまで歩いて、操り人形の糸がぷっつりと切れたように、
まいんは布団の上にうつ伏せに倒れ込んだ。
「…パパとママが喧嘩してた。パパがママをいじめてた」
何より、
「それをわたしに隠してる……」
一人きりで遭難してしまったような心境でまいんは呟く。
扉を閉めたミサンガが、まいんの傍らに降り立つ。
「まいん……」
気遣わしげに名を呼んだミサンガに、まいんは弾かれたように顔を上げる。
「どうしようミサンガ! あれって、ぶ、ぶいでぃって言うの?
 ドラマチック・バケーション!?」

133:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:02:58 bl8kiiEy
「あのふたりならローマの休日にぴったりだもんな」
ずいっと一気に顔を近づけてきたまいんにも怯まず、
ミサンガはその発言を真正面から受け止めたばかりか、
ずれた発言を更にずらして返す。投げられ慣れた魔球を、
今日はちょっと冒険してヘディングで返したようなものだ。
「それってあの手が食べられるやつだよね?」「そうそう」
なんてやりとりを挟んでから、ミサンガはうーんと考える。
「喧嘩かなあ。喧嘩ってもっとなんか…上手く言えないけど、あんな風だっけ?
 もっと怒ったり、怒鳴ったりするんじゃないのか? オレとまいんもそうだった」
会ってまだ間もない頃に、まいんと主張が食い違って家出までした時のことを
思い出しながら、ミサンガは宙から取り出した事典を捲る。
「ママ、わたしに気付かれたくないって言ってた。
パパは…名前出しちゃだめだって。わたしに気付かれないように喧嘩してたのかも」
「まいんを心配させないように」
「だったらいいけど、ううん、全然良くないけど、
もしわたしがきっかけでこのことが関係者さん達にばれたら、
パパの冒険家生命もお終い、ママの漫画も人気急降下、連載打ち切り、
わたしはくび、路頭に迷った末に一家心中。わたしじゃなくてそっちを
心配してて、それでわたしの前でだけ仲良しのふりをしてるんだったら、
もっとどうしよう…!」
今回ばかりは想像力の逞しさが仇になっている。
事典でVDを探していたミサンガは、慌ててそれを放り出した。
「考えすぎだってば! しっかりしろよまいん、パパもママも、
子どもより仕事を大切にするような人じゃないって、一番知ってるのはまいんだろ!」
ミサンガが柊家に住むようになってからまだそれほど経っていないし、
部屋にこもりがちなママと家にいることの方が稀なパパだったが、
それでも彼らとまいんを見ていれば良く解る。
まいんの目を覚まさせたその口調は、励ますというより叱るようだった。
ぱちくりとこちらを見おろしているまいんの前まで、
ミサンガはシーツを爪先で蹴って飛び上がる。
「パパさんは何もないのに暴力を振るう人なんかじゃないし、
ママさんだって乱暴されてただ大人しくしてるような人じゃない。オレの思い違い?」
はっとしたまいんは首をぶんぶんと左右に振る。
ミサンガは一安心してほっと息をついた。
しかしまたすぐに耳をぴんと張って、まいんを諭す。
「大人だってオレたちみたいに喧嘩するんだよ、今回はたまたま見ちゃっただけ。
ほら、確か人間って『裸の付き合い』ってのをやるんだろ?
 あれってつまりそういうことじゃないか?」
この場合は当たらずとも遠からずだが、裸を文字通りに取っているのだから
やはり勘違いである。
しかしまいんは気付かない。むしろ明るい光を見出していた。
「本音のぶつけ合いってこと?」
「そう! 身も心も包み隠さず、それがちょっとヒートアップしただけかも。
まいんは友達と喧嘩したまま絶交しちゃったなんてことあるか?」
「ううん、ない。喧嘩してもちゃんと仲直りするよ」
話しているうちに、だんだんとその明かりがより大きく、より輝いてくる。
ミサンガはパパの真似をして、そんなまいんの頭を小さな手で撫でた。
「だったらこのことは一旦置いて、今日はもう寝よう。心配なのはわかるけど、
明日早いんだから。きっとすぐに仲直りする」
とびっきり優しい声に、まいんはうっかり泣きそうになった。
ごしごしと目をこすってから、ぎこちなく笑う。
「そうだね、そうだよね。わたしとミサンガも仲直りしたもんね。
パパとママも大丈夫だよね」
「うんうん」
もぞもぞと布団に潜って、顔を出す。
「じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ」

134:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:03:33 bl8kiiEy
 翌朝、リビングの扉を開ける前に、まいんは取っ手を握って深呼吸をした。
ガラスのはめられた扉の向こうから、食器の触れ合う音、
ニュース番組の音声が漏れて来る。まいんがスクールに通う日は休日でも
早起きして朝食をつくってくれるママと、それを手伝ったり、
たまにキッチンを独占して料理をしたがったりするパパだから、
ふたりとももう起きているのだ。
「おはよう……」
ゆっくりと開いて、まず挨拶をする。キッチンのテーブルに座って
コーヒーを飲んでいたパパが、新聞から顔を上げた。
「おはよう、まいん。昨日はちゃんと眠れたか?」
「うん。怖い夢も見なかったよ」
椅子を引いて、座りながら答える。いつものパパだ。
昨夜、ママをいじめていた時にしていた笑みとはかけ離れた、
朝日のような笑顔をしている。大好きなパパの笑顔を、まいんは初めて怖いと感じた。
「おはようまいん。今日はスクールで何やるの?」
パンをトースターから移し代えたお皿を片手に、
オレンジジュースとガラスコップを器用にもう片手に持ったママがやってくる。
「おはようママ。えーとね、今日はお芝居の練習、
先生がそろそろ新しい台本をやろうって」
「そう、頑張ってね」
ジュースをコップに注ぎながら微笑むママも、いつものママだ。
まいんはそっと顔を窺う。
どこかを怪我しているようでもないし、むしろ普段より顔色がいいくらいだった。
ふたりとも、まるで何もなかったみたい。わたしがいるからかな。
トーストにいちごジャムを塗りながら、まいんはこっそりと傍らの妖精に目をやる。
パパとママに一回目線をやって、首を傾げるジェスチャーで
「どう思う?」と聞くと、ミサンガも同じように頭を傾けた。
だよね、とまいんはもう一度両親を見る。
「パパ、コーヒーのお代わりあるわよ」
「ああ、ありがとう。ママの淹れるコーヒーはいつも美味しいね」
「まあ、パパったら」
ふたりはとても穏やかに朝の時間を過ごしていて、
昨夜とっくみあいの喧嘩をしたようにはとても見えなかった。
取り繕って、誤魔化して、まいんには何も勘付かせないつもりなのかもしれない。
子どもに心配をさせないようにするためだとしたら、それがいいことなのか、
いっそのこと包み隠さずつんけんしていてくれた方がまだましなのか、
まいんには良く解らなかった。
同じ取り繕うでも、原稿が行き詰っていらいらしている時に鳴った、
インターホンに出るママの声の変わり様のような、そんな気楽なものとは全く違う。
そっちの方がずっと良い。
いちごジャムをたっぷり盛りつけたトーストをかじる。
甘い筈なのに、今の彼女にはちっともそう感じられなかった。
 どうにも居心地が悪くて、まだ出発には時間があったので、
まいんは「ちょっとお散歩してくるね」と家を出た。
庭の花壇のコスモスとガーベラにじょうろで水をやって、ひんやりとした道に出る。
塀の上を歩いていたミサンガが、前方にいた猫にじいっと見つめられて、
睨めっこに負けてまいんの方に降りてきた。
ジョギング中の顔見知りのおばさんがテレビを見たと話しかけてくれた。
料理の腕前も歌もダンスも演技も褒めてくれて、嬉しいし照れくさいしで
ちょっと早口になってしまった。

135:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:04:03 bl8kiiEy
空を見上げて雲の形をどんどん食べ物に例えていくゲームをした。
わたあめ、と言ったまいんにミサンガが空中でずっこけた。
そういうことをしていると、すっと気分が軽くなっていった。
近所を一周して柊家に戻ってくる。
玄関から入る前に、窓からこっそりとダイニングを覗く。
自分がいなかった間、ふたりは何をしていたのだろう。
ぎくしゃくしていないといいけれど。
窓枠に手を掛け、目より下はすっかり隠れる高さまで背伸びをする。
「あれ、あれれ…」
窓に背を向けたソファーに、パパとママはぴったりとひっついて座っていた。
ママがパパの肩に頭を預けていて、パパは更にそのママの頭に頬を寄せていた。
娘の前でも気後れすることなくいちゃいちゃする両親だったが、
今日は一段と、窓越しでもわかる程に甘ったるい雰囲気を作り出している。
そこらじゅうにハートマークが飛んでいるようだった。
「早っ! もう仲直りしたのか? いいことだけど」
目を丸くしてミサンガも驚く。
「かなあ」
だったらもっと喜んでいいのだが、なんだかいきなりすぎる気がして、
まいんはどっちつかずの声を出す。この前にパパとママが喧嘩した時は、
仲直りまでもう少し時間がかかっていたし、そのきっかけはまいんの番組を見てから、
つまりその場にいたのではないとは言え、両親の間に娘が介入したからだったのだ。
「わっ、わっ」
まいんがふたりの間に入ることなく、当人同士で和解していたのなら、
嬉しい反面それはそれで寂しい。なんて思っていたまいんだったが、
すぐにぱっと顔を手で覆う。
パパがママの髪に指を通し、頭を起こしたママにそうっと顔を近づけていったのだ。
くっつけていた指と指を開き、そこから目を覗かせると、
案の定ふたりの距離はもっともっと縮まっていて、
決定的瞬間を見てしまうのは気が引けたまいんは、
既にじりじりとガラスから離れていたミサンガの足を掴む。
「行こっミサンガ」
「うわっ」
出し抜けに引き下ろされたミサンガから調子外れの声が零れる。
まいんは構わずそのまま駆けて、わざと賑やかに玄関扉を開けた。
そうして「ただいまー!」と叫ぶ。

 後部座席で揺られながら、まいんは両親の後頭部を交互に見る。
まいんのいつもの席である助手席にはママが座っていて、
今日はパパが運転席でハンドルをさばいていた。
まいんを送った後にデートに出かけるのだそうだ。
あまりに早い和解に、本当に仲が戻ったのか疑問で、
更に介入する隙が全くなかったことに初めは戸惑っていたまいんだったが、
まるでテレビで良く見る新婚さんのようだった先程のソファーでのふたりに、
次第に安堵の気持ちが広がっていった。
確かに自分の知らないところでふたりが喧嘩をして、
やはり知らない内に仲直りをしているとなると、ちょっと寂しいけれど、
それよりも夫婦が再び円満になったことのほうに感じる喜びの方がずっと大きい。
まいんに余計な心配をかけさせないための配慮で隠していたのなら、
それはミサンガの言うように、喧嘩というより本音のぶつけ合いと呼ぶ方が
近かったのかもしれない。
「なあに、一人で笑っちゃって変な子ね」
スクールの廊下を歩いていると、ちょうど教室から出てきたみちかと鉢合わせた。
自然と口角が上がってしまっていたまいんは、それでも下げようとせず、
むしろますますにっこりと笑った。
「みっちゃん! おはよう」
こんなやりとりも、もはや挨拶のようになっているので、
みちかもこれ以上は嫌味を言わない。
「おはよう。どうしたのよ、何か面白いものでも見つけたの?」
まいんはふるふると首を振る。

136:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:04:38 bl8kiiEy
「ううん、でもすっごくいいことがあったの。あのね…」
そう前置きして事細かに話し始めると、みちかは初めは頭を捻っていたが、
じきにはっと何かに気付いた表情になった。
はてなマークを浮かべるまいんの背を押して、空いている教室に放り込む。
首を傾げるまいんに、壁に額を押し当てたみちかは溜め息をつき、
手の甲を向けて続けるように促した。
「パパがまたお仕事に行くまでには仲直りしてて欲しいなあって思ってたんだけど、
今朝起きたらもう仲直りしてたの。良かった、心配しちゃったぁ」
そう締めくくると、ようやくみちかは額を壁から離して、反転、
そこに背中を預け、腕を組んでもたれかかった。
さっきまで前髪とツインテールが隠して顔が見えなかったのだが、
心なしか赤くなっている。
「……そう、それは良かったわね」
みちかは垂れるツインテールに指を絡ませた。
指と髪をくるくると遊ばせながら、まいんの様子を窺う。
「うん」
底抜けに明るく頷くまいんに、みちかは一瞬呆然として、次に溜め息をついた。
そして廊下側のガラスの窓をちらりと振り返り、
誰も通りかかっていないことを確認すると髪から人差し指をほどき、ぴんと立てる。
「…老婆心ながら教えてあげるわ。あんたがよそで恥かかないように」
なんだろう、とみちかの方にまいんが寄ると、彼女はごほんと咳払いをして口を開いた。
しかし、どう切り出せばいいのか迷っているようで、
「えーと…」
と言いよどむ。随分と近くまで寄って来たまいんに、じいーっと見つめられて、
みちかはついに断念した。
「ごめんやっぱなし」
「ええー!」
立てられたままのみちかの人差し指を両手で握り、まいんはぐいと顔を近づける。
「なんで、教えて! 気になっちゃうよ」
すると、かくんと糸の切れたように頭を下げて、みちかはまいんの目線から逃れた。
「お願いみっちゃん、教えて」
めげずに、まいんは膝を曲げて屈み、下を向いたみちかの更に下から覗きこむ。
両手を合わせ、お願いのポーズをするまいんの肩を押さえて引き離しながら、
みちかはううんと考える。
「ええと、そうね、じゃあこれだけ。次にあんたのパパとママが
そういうことしてても、それは喧嘩じゃないわよ。だから安心なさい」
「喧嘩じゃないって、やっぱり暴力? ドーナツ・バニラアイス?」
「何よそれおいしそう。クッキンアイドルの新しいレシピ?」
「ううん。でも今度つくってみるね」
「絶対よ。……じゃなくて、そういうことだから覚えときなさい。
あんたのそれは無駄な心配、杞憂よ杞憂」
うっかりまいんのペースに飲まれていたみちかは、ぱたぱたと片手を振ってみせる。
普段からみちかを頼りにしているまいんだから、
生徒に教える先生のような態度で彼女にそう言われれば、すんなりと信じた。
しかし当然、一つの疑問が浮かび上がる。
「じゃあパパとママは何してたの?」
そう尋ねられ、みちかは言葉に詰まったが、それも一瞬だけ。
「いずれ解るようになるわよ。それまで待ちなさい」
再び腕を組んで、まいんを見据える彼女は、なんだかいつもより大人に見える。

137:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:05:18 bl8kiiEy
「気になるなあ。どうしても教えてくれない?」
「どうしても教えてあげない」
ついと顔を背けるみちかに、まいんは傍らのミサンガと目を合わせ…ようとして、
さっきまで黙ってまいんとみちかのやりとりを聞いていたミサンガが、
ふと窓の外に目をやったので、まいんはその目線を追った。
ガラスの向こうの廊下を歩く、やすのしんが目に入る。
「やすのしん先輩なら知ってるかなあ」
「さあね。って、ちょっと」
ぽつりと呟いたまいんが、みちかの横をすり抜ける。
廊下への扉の取っ手を掴んで、素早く開き、曲がり角に差し掛かっていた
彼の背中に声をかける。
「やす…!」
しかしそれも、まいんの背中に飛びついたみちかに手で口を塞がれ、途中で遮られた。
そのまま、みちかはまいんを引きこみ、教室に戻す。
「…? 誰かに呼ばれたような…?」
既に曲がり角を過ぎていたやすのしんが、
後ろ向きに一歩下がって教室の並んだ廊下を見渡す。が、そこには誰もいない。
「気のせいかな」
気を取り直して彼は進んで行った。
「ふぐぐ」
ぴしゃりと扉を閉め、みちかはようやくまいんから手を退ける。
「だめよそれは、絶対だめ死んでもだめ煮え湯を飲まされてもだめ」
繰り返し強調するみちかに、まいんは眉をへにゃりと下げる。
「やすのしん先輩なら知ってると思ったの。先輩だから」
「そうかもしれないけど、だめよ。本当にだめよ、
意地悪で言ってるんじゃなくて本当にだめなの」
「はあーい……」
しょんぼりするまいんに、腕を組んで言い聞かせるみちか。
の脇をまたも子ねずみのようにすばしっこく駆け抜けたまいんは、
開けた扉から転がり出て、今度こそ人を捕まえた。
「とくまるくーん!」
「あ、まいんちゃん。なに?」
「あのねむぐむ」
ぐわっと後ろから手が伸びてきて、まいんの鼻から下をすっぽりと覆う。
ぎょっとしているとくまるを余所に、みちかはまいんの首根っこを、
まるで猫にするように掴んだ。
「だからだめだって!」
「とくまるくんなら知ってるかなあって思ったんだけど…おばあちゃん達と仲良しだし」
「知恵袋とは全く関係ないから」
とくまるに背を向けてまいんとごにょごにょ話していたみちかは、
爽やかに笑って置いてけぼりを食らっている彼に向き直る。
「なんでもないわ。呼びとめたのに悪いわね」
「ごめんね、とくまるくん」
みちかに倣ってまいんは手を振る。訝しみながらもとくまるは、
みちかに引きずられてどこかに行くまいんに手を振り返した。
呆れ顔になりながら、ミサンガもふたりについて行く。
引きずられるまいんが熱心にみちかを見つめるものだから、
穴が開いては敵わないと彼女はついに白旗を上げた。
「しょうがないわね。もうちょっと詳しく教えてあげ…」
「ほんと!? わーい!」
しかしここで大人しく続きを待てず、諸手を上げて喜んでしまうのがまいんで、
その無邪気さがみちかの折角の決心を鈍らせてしまう。
まいんのこの態度と、みちかが抱える秘密の間には、
子どもが子どもに語って埋めようとするには、あまりに深い溝がある。

138:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:06:16 bl8kiiEy
みちかは頭を抱えたのち、ゆっくりと顔を上げ、
「……ゆ、ゆりあ社長に聞きなさい。ゆりあ社長に」
ほんのりと頬を赤く染めて、喉から絞り出すようにそう言った。
 そういうことで場面は社長室に取って代わる。
忙しく仕事をこなしていた社長は、手を動かしながら聞くつもりだったが、
まいんが話し始めると一旦筆を置いた。
「そうねえ…大人として、大切な娘さんを預かっている者として、
本来は教えてあげなきゃいけないんだけど…」
みちかと同じように腕を組み、椅子の背もたれにひっついて、伸び上る。
ペンを器用に回しながら、眉根にしわを刻んでいたが、
「ああ、やっぱりだめだわ」
の一言と共にペンを机の上に放り投げた。セットされた髪をわしゃわしゃとかき混ぜる。
「私がそれを教えちゃったら、まいんの今のキャラクターに合わないのよ。
いいえ、まいんが知らないままで過ごせばいいってわけじゃないわ。
ただ、できれば私が知らないところで、私が知らない内に知っていて欲しいと
思ってしまうのよ。
なんて言えばいいの、たとえば何か他愛もない話をしている時とかに、あれ?
 このタイミングでそれを言う、このタイミングでこれが解る、
それってどういう意味ですか? って聞かないってことは、
あららもう知ってるのね、そうかあ、まいんももうそんな歳になったのねぇ、
って具合に…」
「ええと、それってつまり」
机に肘をついて、軽く握った拳を口元に当て、ぶつぶつと独りごちる社長。
その様子に大体答えは見えていたが、それでもまいんは一抹の期待をこめて聞いた。
「ごめんねまいん」
しかしそれとは裏腹に、社長は音を立てて両手を合わせたのだった。

「喧嘩じゃないし暴力でもない。
『裸の付き合い』ならそう言ってくれると思うから、それでもないのかも」
唇をへの字にして、まいんは考え込む。
あの後すぐにレッスンに向かい、途中で昼食を挟んで今日のメニューを終えた。
休憩時間にみちかを捕まえようとしたが、その度にはぐらかされてしまい、
彼女はレッスンが終わるとさっさと帰ってしまった。
両親の迎えを待っている間の、たったふたりでの知恵の絞り大会だった。
「うーん……ううぅーん……」
腕組をして背泳ぎをするように天井を向いて浮いていたミサンガは、
そこからバタ足の体勢に移行するようにくるんと反転した。
「だめだ、さっぱりわかんない」
まいんの頭上まで降りてきて、ミサンガは降参した。
そして、気分転換のように何気ない口振り話を切り出す。
「ところでまいん。話は違うけどさ、裸で戦うスポーツが人間界にはあるよな」
「そうね、プロレスとかお相撲とか」
「「……」」
一瞬しっかりと見つめ合い、次に全く同じタイミングで噴き出す。
「「あはははは」」
「やだなあミサンガってば」
「ごめんごめん」
けらけらと笑った後、まいんは急に真顔をつくった。
「冴えてるね」
「ぴんときたんだ」
同じく真顔で答えるミサンガ。だったが、
「って、ちょっと待って。だったらみっちゃんもゆりあ社長も、隠す必要ない…よね?」
「あ、そっか」
一分も経たずにその線も無しになった。
「ねえ、ミサンガの事典には書いてないの? パパとママの…」
縋るように見上げるまいんに心を痛め、ミサンガは申し訳なさそうにうなだれた。
「…事典は解らない言葉を引くものだから、そもそもなんて調べればいいのか……。
喧嘩とかなら引けるけど」
「そっかぁ」

139:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:06:55 bl8kiiEy
落ち込むと高度もそれに伴うのか、だんだんと落ちてくるミサンガのコック帽を
ぽふぽふ叩いて慰めながら、まいんは壁の時計を見る。
そろそろ両親が迎えにくる頃だというのに、事態は八方ふさがりのまま、
一向に進展を見せない。
こうなってしまえばもう争いの理由は置いといて、どんな方法であれ、
とにかく両親を止めないと、柊家には穏やかな団欒が訪れない。
幼稚園の先生だって、喧嘩している子ども達をまず止めて、それから原因を聞いていたし。
スクールが面している道路に、走って来た車が止まる音がして、まいんは窓から外を見る。
柊家の車だ。
運転席の窓を開けて手を振るパパと、その後ろからひょっこり顔を見せたママに、
まいんは手を振り返す。
「やっぱりわたしが止めないと」
鞄を背負いながら呟き、まいんは下ろした手で小さな拳を作った。

 その夜、まいんは一番風呂の湯船に沈んでいた。
広い浴槽にわざわざ体育座りをして、湯船から出た膝小僧に手を置き、
じっと固まっている。
以前、目をきらきらさせたまいんにラーメンどんぶりに放り込まれ、
更に「ミミミのミサンガ~♪」なんて歌う彼女に頭上からお湯を注がれて、
食に対する冒涜だ、と怒ったキッチンの妖精は、今度は洗面器の中に放り込まれていた。
そこからミサンガはそーっと乗り出し、お湯を爪先でつついて様子を見ていたが、
洗面器が偏った重さに耐えきれずにひっくり返った。
「うわぶ」
ばしゃん! とお湯が跳ねて、ぼんやりしながらも、
まいんは洗面器を退けてその下からミサンガを掬い上げる。
げほげほ咳き込んで、ぴんっと耳を跳ね上げた。
「お湯飲んじゃった!」
「だいじょうぶ…」
洗面器を表に向けて、もう一度その中にミサンガを座らせるまいんだが、
彼女の方がよほど大丈夫じゃない。
星をちりばめたようないつもの目は曇りがちで、
眠いわけではないのにまぶたが半分ほど落ちてしまっている。
食事を終えて部屋に戻り、そこでまいんはミサンガに
今晩また両親の寝室に向かうつもりでいると話したのだ。
また取っ組み合いの喧嘩をしているのなら今度こそ止めに入る。
そうでなくてふたりとも夢の中なら、一先ずは安心してまいんも眠る。
キッチンで並んで夕飯をつくっていたふたりはどこから見ても仲睦まじい夫婦で、
そこだけ真夏の陽射しが差しているようだった。
しかし、それでも安心はできない。いつもそうだったのに、
昨晩はそうじゃなかったからここまでまいんは悩んでいるのだ。
浴槽の内側に背中を預け、ずるずると沈む。
まいんは背中を丸めて、鼻で息ができるようにぎりぎりまで浸かり、
息を細く長くついて湯船をぶくぶくと震わせた。
できた小さな泡が、まいんの膝小僧の近くを漂っていた
ゴムのアヒルをミサンガの方に流した。
アヒルが洗面器にぶつかるまでを目で追っていたミサンガは、
身も心も沈みきっているまいんに小さく拳を握って振り上げて見せた。
「まいん、リラックスリラックス。パパさんもママさんも笑ってる
まいんが好きなんだから」

140:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:08:01 bl8kiiEy
「それって、笑ってないわたしは…」
ちゃぷんと湯船を揺らして、まいんが顔を上げる。
普段は励ませば、そうだねと素直に笑うまいんが、
今回はすっかりマイナス思考に陥ってしまっている。
もちろん、ミサンガがそういうつもりで言ったのではないと良く解っているのだが、
言ってみれば、馬鹿だなあと柔らかく笑いかけて欲しいがための自虐のようなものだった。
「そうじゃないってば」
まいんの欲しかったものはあっさりと手の中に転がり込んできた。実体を持って。
ふよんと飛んできたミサンガがアヒルを両手で持って、
そのくちばしでまいんの鼻をつつく。
視界いっぱいに広がる黄色に一つ瞬くと、それをずらしてミサンガが顔を現す。
「ふたりだけじゃないぞ。みーんなまいんが笑ってるのが好きなんだ」
「ミサンガは?」
「そりゃあオレだって笑ってるまいんがす、……っごく元気な感じがして
そっちの方がいいと思うけど」
滑らかな動きでまいんに背を向けて、ミサンガは離れた。
手の中に残ったアヒルをまた湯船に浮かべて、まいんはこっそりと笑う。
お陰で自然と笑顔になれた。

 子ども一人通れる分だけ、ぎりぎりに部屋の扉を開けて、まいんは深呼吸した。
ぐっと握った両手を胸の前まで持っていって、斜め上に顔を向ける。
「行くよミサンガ」
「おっけーまいん」
同じポーズで答えたミサンガと頷き合って、廊下へと一歩踏み出す。
今日もまいんに早寝するよう言った両親は今、寝室で何をしているのだろう。
ぐっすりと眠っていて欲しい。パパがママに腕枕をして、
異国のお話をいっぱい、ママがまどろむまでしていて欲しい。
祈るように、まいんは胸の前で手を組んで、じりじりと両親の寝室まで進む。
冷たい廊下を踏む剥き出しの足から、どんどん熱が逃げて行った。
ぴったりと閉まっていた扉に手をかけ、音を立てずに覗き見できる分だけ開く。
パパもママもまだ寝ていなかった。
上半身を起こして、腰から下だけ布団を被っている体勢でベッドに並んで座っている。
見つからないように、慌ててまいんはしゃがんだ。
まいんにしか見えないのに、同じく急降下して身を潜めたミサンガと、
彼女は目を合わせる。
どうやら今日は喧嘩でも、本音のぶつけ合いをしているのでもないようだ。
まいんはほっとした。しかし、安心するにはまだ早い、
昨夜の喧嘩の原因は謎のままだもの。
このまま聞き耳を立てていれば、ヒントくらい掴めるかもしれない。
まいんは床にぺたりと座った。
たとえふたりの娘でも、夫婦の事情を嗅ぎ回るのは褒められたことではない、
というのは子どもながらにまいんも分かっているのだが、
子はかすがいとも言うし、自分が上手く立ち回れば二度と取っ組み合いの
喧嘩なんてしなくなるかもしれない。
それに、もっと単純に自分がいない時に両親がどんな会話をしているか気になる。
…が、もっぱら話しているのはパパの方で、
それもママの耳すれすれのところまで唇を持って行っていて、
その耳に直接注ぎこむように話しているので、
まいんにはママの、「やあだ」とか、「うふふ」とか、「それって本当なの? あなた」
とかぐらいしか聞き取れなかった。
普段からべたべたとひっついているふたりだが、いつもはもっと大袈裟で、
ロミオとジュリエットばりに演技がかっている。
それをまいんは観客のように、にこにこして見つめ、
時々はそこに加わってミュージカルのように騒がせるのだが、
今のふたりはとても微笑んでは見られない。間に入るなんてもっとできない。
だって、パパは話の途中でしょっちゅうママの頬や耳に口づけるし、
ママはその度にくすぐったそうに肩をすくめるしで、
明らかに昼間とは雰囲気も、いちゃいちゃの質も違うのだ。
ほらまた、今度は首筋に口づけた。

141:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:08:33 bl8kiiEy
「ひゃああ」
まいんはごく小さな声を上げて、顔を両手で覆う。
「相変わらずだな…」
じと目になっているミサンガが呟いて、まいんはそろっと指と指の隙間からもう一度覗く。
他のところには口づけてもずっと触れていなかった肝心のママの唇に、
パパが人差し指を、まるで柔らかくてすぐに崩れてしまいそうなクリームを
掬うように優しく置いた。
そしてゆっくりと勿体ぶって顔を近ける。
うわわ、とまいんは思わず床に伏せそうになるが、はたとそれを止め、
むしろますます扉に近づいた。
パパはママにキスした後、このキスも随分と変わった、
まいんの知らないキスなのだが、それは今は置いといて、
「ミサンガ」「まいん」
ふたりは顔を見合わせた。
「「きすから始まる喧嘩って何…?」」

 まいんは自室の扉を閉めて、ベッドに行かずにそれにもたれかかった。
パパとママはへんてこなキスをした後、というかキスしながら、
服を脱いでいって、そしてまいんが昨夜見た通りの喧嘩を始めた。いいや、
「喧嘩じゃなかったんだ…」
結局ふたりは何をしていたのか、ついぞ解らなかったが、
とりあえずそれだけははっきりとした。
親愛の証としてキスをすることぐらい、
誰に習ったわけでもないがまいんだって知っている。
そのキスから始まる何事かが、喧嘩であるはずがない。
それだけ解れば十分だ。
胸に手を当てて安堵の息をつくと、今度はじわじわと込み上がってくる喜びに、
両手をぎゅうと握った。
体内からすっかり逃げていた熱が戻って来たみたいで、
それは両親のキスを覗いた頃からだったのだが、
ここに来て一気に噴き出すように全身が熱くなった。
この歓喜を表現するには、どんな台詞や演技がぴったりなんだろう、
困ったなあ、思いつかないや…
「まい…」
「ミサンガー!」
目をきらっきらさせて握った手を上下に振るまいんの前に降りてきたミサンガに、
まいんは飛びついた。
潰れた声が腕の中から上がるけど、まいんは力を緩めない。
毎日夢見て、その夢に近づいていっているまいんでも、いつもとは違う、
めったなことでは訪れないほどに弾む心を表すのに、これが一番相応しく、
且つますます喜びが広がっていく方法だった。
一息にまいんはベッドまで駆けて、シーツの海に仰向けに飛び込む。
ますます酷くなるミサンガの声に慌てたのではなく、
まいん自身がそうしたかったのですぐに体を反転させて、
ミサンガの脇に手を差し入れて高い高いをした。
目を白黒させていたミサンガは一度ぎゅうと目を固くつぶり、
頭を左右に振って、
「殺す気か!?」
高く持ち上げられたまま、まいんに向かって叫んだ。

142:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:09:22 bl8kiiEy
そんな叫びなんてどこ吹く風、酷いようだがそれほど浮かれているまいんは、
一瞬で花が咲いたように笑った。
「良かった、喧嘩じゃなかった」
そう呟くと、逃げようとじたばたしていたミサンガも手足を止めた。
「うん、良かった」
こくりと頷く。と、今度は、にへらと実に幸せそうに顔をほころばせて、
まいんはもう一度ミサンガを胸元に引き寄せた。
「だーかーらぁ…」
うんざり気味にミサンガが苦しいと伝えようとする。
しかしそのままぱったりとまいんは横に倒れた。
まいんの手が緩められ、抱きしめられていたミサンガはころりと転がされる。
ようやく解放されて、ミサンガはほっと一息ついた。
やれやれやっと落ち着いたか。まいんを下から覗く。
「……ママたち、楽しそうだったね」
ぽつりと言ったまいんの目はとろりとしていて、けれどそれは眠気からではなかった。
パパとママがお互いを大好きで大好きで仕方がないのは、
ふたりを見ていていれば良く解る。
先程のやりとりは、ただでさえ甘ったるい普段のそれと明らかに違っていて、
もう胸焼けをしてしまいそうなほど濃厚だった。
ショートケーキを食べた後にマロンクリームを舐めて、
ミックスジュースを飲みほしたらあんな感じになると思う。口の中が。
パパもママもちょっと変わってるから、なんて自分のことは棚に上げて、まいんは考える。
大好きをよりたくさん伝える、パパとママの秘密の手段がさっきのあれなら、
ふたりの娘であるまいんだって変わりものなんだから、
それを楽しそうだと思うのもごく普通の感情。
そう締めくくって、まいんは期待いっぱいにミサンガを見た。
「たの…。うーん……うん、ちょっとだけ」
ミサンガは一瞬絶句したが、ひょいと視線を空にやって考え、間を置いて頷いた。
まいんがどんなに輝かせた瞳でうっとりと言の葉を連ねても、
それがとんちんかんなことなら、まいんの押しに流されずに突っ込むミサンガだから、
促されて肯定したのではないはずだ。
ようし。
まいんの手がシーツの上を滑って、ミサンガにかかる。
ふたりは今掛け布団の上に寝転がっているのだから、
布団をミサンガにもかけてあげて眠りにつこうというわけではない。
先程までそれなりに離れていたまいんが、
シーツにしわを作りながらミサンガににじり寄る。
さっきのとろりとした目は打って変わってぱっちりと開かれ、
唇はきゅっと閉じられていて、その表情は、
本番前に見せる緊張した面持ちに良く似ていた。
好奇心旺盛、なんでもやりたがりのまいんのすることだ、
大体の見当はついたらしいミサンガは飛んで逃げようとするが、
しっかりと捕まえられているのでそれも叶わない。
寝転んでいた体を起こし、まいんは布団の上に座った。
もろにうろたえて、ミサンガは言い聞かせるように喋る。
「落ち着けまいん」
「落ち着いてるよ」
「うそだ」
「うん。心臓ばくばくしてる」
「うそついたら舌抜かれるん……」
ぺろり。
舐めた。文字通り。
まいんの小さな赤い舌が、ミサンガのつるりとした、
起伏の少ない顎から鼻にかけてを舐め上げた。
深い愛情のキスというよりも、まいんとしては親愛を込めたじゃれあい、
ミルクを舐める子猫のようなつもりである。
猫と言えば、まいんは瞳を隠していたまぶたをそうっと開く。

143:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:09:56 bl8kiiEy
もし猫だったら、ミサンガはびりりと全身の毛とひげを逆立てているところかもしれない。
しかし、まいんの予想は外れて、ミサンガは何が起きたのか、
当然解らないのではないのだが、それでも驚いてぽっかりと口を開けた。
そこから声が転がり落ちる。
「ま…」
声というよりも音だった。
かちこちに固まってしまっているミサンガは、まいんの同情を誘った。
それでも、かわいそう、とまいんは頭の隅っこで思うだけ。止められない。
「ちょっと、まいん落ち着いて」
「だいじょうぶ。落ち着いてるよ」
「落ち着いてそれってやばいって。だからやめ……ま・い・ん! やーめーて!」
今度はほっぺたを舐める。
まいんの方は今より幼い頃に憧れた、ぺろぺろキャンディを舐めているような
感覚なのだが、ミサンガはそうやすやすと受け入れられなかったようで、
それも当たり前と言えば当たり前なのだが、何をしても許してくれると
甘えていたのも正直あった。
だから、
「やめてって言ってるだろ! まいんなんて大嫌いだ!」
と言われてしまえば、がむしゃらにじたばたした拍子にまいんの手から
抜け出したミサンガが、そのまま勢い余ってまいんの鼻にごく弱い力で
手をぶつけてしまわなくても、彼女は手を止めていた。
ぺち、と可愛らしい音がした。
「わ! ごめんまいん、痛かった? 痛かったよな」
慌てて、ミサンガはまいんの鼻を撫でる。
ミサンガを捕まえた形のまま、空に浮かせていたまいんの手がゆっくりと降りる。
まいんのぽかんとした表情は、みるみる内に泣き顔へと変わっていった。
眉は八の字、目はうるうる、唇はくにゃくにゃと曲がっていく。
「わたし、アイドルなのに…」
まいんの呟きにミサンガの手が止まった。
「わたし、女の子なのに……」
しかし、そうは言うが、そもそもまいんは小学生にありがちな怪我に神経質ではない。
パパの血を色濃く受け継いで、元気いっぱいに外で遊ぶ子どもであることは
ミサンガだって知っている。
自業自得と言われても仕方ないのに、泣いてしまいそうになるだけでなく、
的外れなことばかりが口を突いて出てきてしまう。
手をぶつけられたことや、そこが顔だったことよりも、
何よりも大嫌いとミサンガに言われたから。
どうしよう、嫌われちゃった…。
ついにまいんの瞳から大粒の涙が転がり落ちる。
それまでおろおろしていたミサンガは、まいんの頬を雫が滑り落ちるのを見ると、
きゅっと唇を結んで彼女の名前を呼んだ。
「まいん」
なあに、と声にならない声で問うよりも先に、ミサンガがまいんにすっと寄る。
ぺろ、とミサンガの舌がまいんの頬に垂れる涙を掬った。
「ううぅ、しょっぱい」
舌を出したまま、目をつぶって顔を背けるミサンガ。きょとんとするまいん。
そのままミサンガがそっぽを向くのを映していただけのまいんの瞳は、
じきに涙でただ潤んでいたそれを一転させた。
まるで星空を映した湖のよう、下向きに弧を描いていた唇もゆうるりと笑みの形をつくる。
「ミサンガ」
その素早い変わりようを横目で盗み見て、ミサンガは内心ほっとしたものの、
さっきの己の行動をさっそく後悔し始めた。

144:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:10:26 bl8kiiEy

もうしばらく放っておいても良かったのかも…それは言い過ぎにしても、
ちょっと立ち直りが早すぎやしないか。
まいんはそんなミサンガをむんずと掴む。
大きな黒目を独占して、青い妖精が姿を映した。
「わたしのこと嫌い?」
こういう聞き方はずるいよなあ、と声には出さずにぼやきながら、
ミサンガは頭を左右に振る。
「…で、まいんはどうしたいの」
「やったぁ。ミサンガ大好き!」
ぴょこんと首を傾け、昼間の太陽の光を浴びてほころぶたんぽぽのようなまいんに、
はぁあと大きなため息をついて、ミサンガはまいんの手の中で手足と頭をくたりとさせた。
「えっとね、まいんはパパとママがやってたことがしたいです!」
授業中のように、まいんは元気良く手を上げる。
はあ、と布団に下ろされたミサンガが生返事をすると、
まいんは彼の手を掴んでパジャマの裾に持って行き、それを握らせた。
「ええー……」
非難めいた、迷惑そうな声がミサンガから上がる。
気にせず、にこにこ笑顔を崩さずにまいんが待っていると、
ミサンガはしぶしぶと一番下のボタンに手を掛けた。
ぷちんと一つだけ外して手を止め、下を向いたまま「うー」と唸る。
「ミサンガ?」
まいんが声をかけると、ミサンガは彼女を見上げた。
「まいん、なんか喋ってて」
「? なんで?」
「いーから」
「じゃあねえ……それでは、毎度ばかばかしい小話をひとつ~」
二つ目のボタンに触れていたミサンガは、ぼす、
とずっこけてまいんのお腹に顔を突っ込む。
ミサンガの背中に手を置いて、後頭部にはもう片方の手を当て、
まいんは照れたように笑った。
「えへへ…。ここから先は知らないんだけど」
まいんのお腹に手をついて、じと目でミサンガは彼女を見上げる。
「まいーん、もういいんじゃないのか?」
「えー、だめだよ。パパとママだけずるいもん」
「まぜてもらえば?」
「うぅん、それはちょっと」
眉を下げて苦笑いするまいん。もっとも、ミサンガだって本気で言っているのではない。
「あ、寝転がった方がやりやすいかも」
「んー」
ミサンガを抱き上げて、まいんは仰向けに寝転がる。
彼をお腹の上に置いて、まいんは手を下ろした。
さぁどうぞ、と言わんばかりのまいんの態度に、
ミサンガはのろのろとボタンに手をかける。
一つ外す度に、まいんのぺたんとした白いお腹が露わになっていく。
ボタンを外して、合わせをかき分ける拍子に、
ミサンガのひやりとした手が肌を掠めた。

145:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:10:56 bl8kiiEy
冷たさにまいんがびくりと震える、と、ミサンガは慌てて手を離し、
それだけでなく高く上げてばんざいのポーズを取った。
一呼吸分の間を空けて、噴き出したまいんは慌てて曲がる限界まで首を捻り、
顔をシーツに押し当てて、引き続き声を押し殺して笑う。
ばんざいで固まったまま彼女の腹に跨っていたミサンガは、
むうっと頬を膨らませながらも顔を赤くして手を下ろした。
なかなか止まらないまいんに、ふくれっ面だったミサンガはますます口元を歪めて、
「まーいーんー…」
手をぐーぱーと握ったり開いたりしながら、腹から胸へとお尻をずらして
彼女ににじり寄る。
まずい、怒らせた。まいんは咄嗟に口を手で覆い隠すが、
ミサンガはやめないで、より一層大きく手を広げて…
「とりゃっ!」
「ひゃうっ!」
胸の下、あばらを包み込むようにぴったりと手をひっつけた。
「み、ミサンガ! つめたい! つめたいよぉ!」
両手を胸の前で握って、くなくな体を揺らすまいんに振り落とされないように
しっかり掴まって、ミサンガはほうと溜め息をつく。
「おお、あったかーい」
のんびりした調子のミサンガに、まいんは今度は手の平を天井に向けてばたばたさせる。
が、ミサンガはまいんの体温をじわじわとさらっていくばかりで、
ちっとも退きそうにない。
「ひやぁーん! もうやめてよぉ!」
とうとうまいんはミサンガのパジャマの後ろ襟を掴み、
仰向けからうつ伏せへと体勢を変えた。
脇に放り出され、同じくうつ伏せに着地したミサンガはそろりと頭を上げる。
「ミーサンガー!」
腰に握った手を当てたまいんが上半身をぐっと倒して、ミサンガに詰め寄る。
シーツを握りしめ、ぎゅうと目をつぶったミサンガに訪れたのは、
まいんのでこぴんだった。
「もう」
そんな仕草をされては怒れない。
ぱちりと目を開いたミサンガの額を、まいんはもう一度人差し指でつんとつついた。
「ほら、かして」
シーツを握るミサンガの手に手を重ね、きつく結ばれた指をほどいて、
まいんは彼女の小さな手でもっと小さな手を包む。
冷たい、つるりとした手が子ども特有の高い熱に覆われる。
「どう、ミサンガ。あったかい?」
ナイトキャップに声をかけると、先についたぽんぽんが僅かに揺れた。
しばらく手をこすり合わせて熱を半分こにして、まいんはミサンガの手を離す。
外れていたボタンを止めなおすと、ミサンガがひょいと帽子ごと頭を傾ける。
「やめるのか?」
その言葉にまいんは一度瞬いて、シーツに手をついて身を乗り出した。
「したい?」
「べっつにー」
すぐさま、ミサンガはぷいっとそっぽを向いた。
唇に人差し指を当てて、まいんはミサンガの横顔をじいっと見る。
ちらりと横目でまいんを窺ったミサンガは、
彼女とばっちり目が合った瞬間、慌ててまたよそを向いた。
まいんはしばらくミサンガを眺めて、そしてぷちぷちとパジャマのボタンを全部外し、
再びミサンガを抱き上げて寝転がる。
「わわわ」
剥き出しの胸に押し付けるように抱き込んで、まいんは静かにまぶたを閉じた。
「このままミサンガ湯たんぽにして寝ちゃおっかな」
「風邪ひくぞ」

146:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:11:24 bl8kiiEy
パジャマの前を開けて裸を晒しているし、
手ほど冷たくはないがミサンガの体温だって特別高いわけでもない。
「あのねミサンガ、人間って、心臓の音聞くと安心するんだって。知ってた?」
子守歌のような声色に、半目になっていたミサンガは残り半分のまぶたを上げた。
顔の見えないまいんの心臓が隠されている肌の上に手を当て、
横を向いて耳を押し付けた。
まいんに倣ってミサンガもまぶたを下ろす。
「どくどくいってる」
ほとんど独り言のようにミサンガが呟くと、まいんも囁くように問いかけた。
「安心する?」
「うん」
しばらくそのまま、まいんの心臓の音をじっとして聞いていたミサンガは、
やがて手をついて体を起こした。
ひゃっ、とまいんから声が上がる。
やっぱりばんざいして、しかし今回はそこまで高く両手を上げずにミサンガが尋ねる。
「それで、オレは何をしたらいいんだ?」
ぱあっと顔をほころばせて、まいんはシーツに預けたまま、両手を肩辺りまで持ち上げる。
「パパがママにしてたこと!」
「さわったり?」
「うん」
「なめたり?」
「そうそう」
ミサンガはそうっと、まいんの起伏に乏しい胸に手を置く。
温められたばかりのホットミルクのように真っ白な肌に、
添えられたようにささやかな尖りがふたつ並んでいる。
こねる、揉むというよりも、ぺたぺたとスタンプを軽く押すように手を置いたり離したりして、ミサンガはまいんに触れ続ける。
そのたびにまいんはぴくぴくと小刻みに体をひくつかせた。
気持ちがいいから…ではなく、くすぐったくって、油断すると噴き出しそうになるから。
自分で触れるのはなんともないのに、
どうしてこうどうしようもなく笑いそうになるのだろう。
ミサンガの触れ方は、まいんのパパがママを撫でた手つきとは程遠く、
随分と幼かったし、まいんはまいんで、まだまだ幼い女の子の体だから、
その触れ合いから快楽なんてものは拾えなかった。
まぶたを固く閉じ、唇を歪め、顔を赤くしてまいんはなんとか堪えるが、
時折吐き出される声は解り易いほどに「笑いに」震えていて、ちっとも隠せていない。
ミサンガは溜め息をつきそうになる。
「やっぱやーめた」
「えー! うそ、だめだめ!」
急いで手を伸ばし、まいんはミサンガを捕まえた。
飛ぼうとしていた体をぐっと押さえ、お腹に座らせたままにする。
「ね?」

147:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:11:54 bl8kiiEy
可愛らしく小首を傾げてみせるまいんに、ミサンガは今度こそ小さく息をはく。
手をふとももに添えて、気をつけの姿勢でシーツに沈むまいんは
既に目を閉じていて、恐らくはミサンガの声を聞く耳もぴったりと閉じている。
ミサンガはお皿のミルクを飲もうとする猫のように舌をぺろりと出した。
生クリームの上にちょこんと座ったさくらんぼのようなそれに、
そっと舌を当てる……と、
「ひゃ!」
大袈裟に膝を曲げ、肘をついて慌てて跳ね起きた。
「どうした?」
まいんに跳ね飛ばされ、立てられた膝小僧にぶつかって、
ふとももをまるで滑り台かのようにするすると辿り、
ミサンガはまいんの足の付け根に尻もちをついた格好で座る。
パジャマがずるりとたわんで、薄い布越しに肌を擦られ、
さっきまで散々笑っていたまいんはぴんっと背を反り返した。
「わ、わかんない…」
舐められた瞬間にどきりとして、
パジャマの裾がずり上がったのに至ってはむずむずした。
くすぐったいにはくすぐったいのだが、先程のものとは質が違うと言うか。
さっきのようにお腹の底がぷるぷる震えるようなものではない。
体の内側がじわりと熱い。
舐められて僅かに濡れた突起が冷えてまいんは背筋を震わせる。
しかし、それとは反対にふとももの付け根は熱を持ち始めていた。
「まいん?」
「ふえっ」
急に黙りこんだまいんの名前を呼んで、ミサンガが彼女の方へ寄ろうとして、
まいんの腹の下に手をついた。
またおかしな風にどきりとして、まいんから素っ頓狂な声が発せられる。
「…どうしたの」
きょとんとするミサンガの視線を受けて、まいんはゆるゆるとシーツに倒れていった。
「わかんない…」
目をつむって寝言のようにまいんは呟く。
「けど、続けて」
何がまいんをそこまで惹きつけるのか、全く解らないミサンガは彼女を覗きこむ。
「いいけどさぁ…」
真っ赤な顔を見られたくなくて、まいんはさっと両腕で顔を覆った。
むうっとしながらも、ミサンガはまいんの胸のすぐ下に跨る。
慣れない手つきでミサンガがまいんの未熟な体に触れる度、
彼女はぴくぴくとまぶたを震わせた。
唇がゆるく開いて、そこからはぁっと熱い息が漏れる。
「あ、パン生地をこねるようにしたらいいかも?」
退屈そうにしていたミサンガは、新しい遊びをひらめいたかのようにそう言った。
先程まで撫でていただけだったまいんの胸を、ぐっと押しつぶすように押さえる。
「ひやぁっ!」
まいんの腕が顔から退き、一瞬だけ宙をかく。
成長期真っ只中の女の子の胸は少しの刺激にも敏感だ。
痛みに、目に涙が浮かんだ。
「み、みさんがぁ……」
「ご、ごめん」
打って変わって優しい手つきで、ミサンガは桜色に色づいたそこを何度もさする。
ぞくぞくしたものがまいんの腰から背骨を通って、
鼻にかかるような声になって抜けて行った。
「ん、はぁ…あ」
喉に込み上げて来る熱い吐息に、まいんは唇を小刻みに震わせる。
パパのしていたように…とミサンガが再びその胸を舌でつついた。
ぺろりと金平糖を口に含むように舐める。
まいんの足がぴくんと跳ねた。
「……んん」

148:名無しさん@ピンキー
09/10/24 12:12:17 bl8kiiEy
汗をかくのとはまた違った、爽やかさを引いて湿っぽさを加えたような、
じとりと内側から滲んでくるものに、まいんは膝小僧を擦り合わせ、
もじもじと体をくねらせた。
「かゆいのか?」
「うん……」
厳密には違うのだが、まいんが控え目に頷くと、ミサンガは今度はそちらに向かう。
パジャマの上から撫でようとしたミサンガを制して、
まいんは下着ごとそれを取りはらってしまった。
脱ぐ必要が感じられないミサンガだったが、
ぱたりと再びシーツに背中を張り付けたまいんの、
柔らかくみずみずしい果実に一本入った割れ目におっかなびっくり指先を置く。
なるべく傷つけないように、慎重にそこを撫でた。
びくり! とまいんの爪先がシーツをかき、ミサンガはばっと手を離した。
「ふぇ、だめ、やめちゃだめ」
甘い蜂蜜のような声に、ミサンガはびくびくしながらもう一度そこを撫でた。
ゆっくりと手の平で軽く押さえたり、指先でくすぐるようにしたり。
ぶるりと首を振り、まいんの口から声が零れる。
「は、はぁあ…!」
緻密に組まれていたパーツが一つ崩され、
その中で守られていた熱いものがじゅくりと溶けるようだった。
「な、なんか怖いんだけど」
ふとももをびくと震わせ、背筋を丸めるまいんをミサンガが見上げる。
まいんは薄らとまぶたを開いて、涙に歪む視界にミサンガを映した。
姿が滲んで良く見えない。
涙を追い出すようにぎゅうとつぶって、再び開く。ころりと雫が頬を滑った。
「ま…まいんん……」
その目は完全に怯えきっていて、もう手もまいんから離してしまっている。
しばらくまいんはぼうっとしていたが、やがてミサンガを抱き上げた。
完全に興味本位、純粋なる好奇心で両親の真似ごとをしたのだったが、
予想外のできごとに心臓が酷く煩い。
誰かに聞いてもらえば大人しくなるわけでもないのに、
まいんは力をこめてミサンガを抱きしめる。
すっかり大人しくなってしまったまいんに、ミサンガも静かに抱きかかえられていた。
しんとした部屋に、その音だけが響くようだった。
やがて、どくどくと喧しかった鼓動も落ち着き、
籠っていた熱もすうっと引いて、まいんはミサンガを離す。
次にボタンをとめようとするのだが、手がぶれて上手くいかず、
一つとめるだけでもいつもより時間がかかってしまう。
結局それは、まず膝までまくれ上がったままのパジャマを下ろしたミサンガが、
それに続いてきちんと一番上のボタンまでとめたことで解決した。
「あ、ありがと…」
「どういたしまして。さ、もう寝よう」
「う、うん」
随分とあっさりとした態度に、まいんは却って不安になる。
散々我がままに振りまわし、付き合わせた挙句面倒まで見させてしまった。
はらはらするまいんを、ミサンガは敷布団にお腹をくっつける形で潜って彼女を見上げる。
じっと見つめられ、まいんも慌てて布団に足を滑り込ませた。
「ええと、ごめんなさい」
横向きに寝転がって、まいんはミサンガの横顔に視線を注ぐ。
ミサンガもまいんに向き直った。
「いーよ。まいんの気持ち、オレもわかるし。ちょっと怖かったけど……」


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