09/09/04 21:11:35 CvT0rLOw
そして「愛おしい人と結ばれる」と言う激しい痛みと苦しみにも勝る悦びがあった。
「きょ、きょうしろ、うさ…ん。私、もう…い、一緒にぃ…」
千葉は激しい痛みの最中も快感に生まれ快楽に飲まれそうになる。
「…ああ、私も…だ…一緒に行こう…」
それは藤堂も同じで、藤堂は千葉に優しくキスをすると自身を千葉の最奥に突き上げる。
「っひ…ぁ、あ、あぁぁぁぁぁ…!」
「…っく…!」
達したのは同時でその時二人は至福を感じ意識を手放した。
まだ仄かな月明かりが部屋を照らす部屋で藤堂は目を覚ました。
腕の中にはまだ眠りについている愛しい女性。
鎖骨に赤い花のように浮かぶ痣と内股を汚す血の混じった白濁とした液体が藤堂に少し罪悪感を灯す。
藤堂は二人が出会った日を思い出す。
厳島の戦火の中、ブリタニアの爆撃により多くの人が死に絶えた中ただ一人息のある女がいた。
それが千葉凪沙だった。