09/09/04 21:10:57 CvT0rLOw
それと同様に藤堂も女を知らない。お互いに初めてであるために挿入はスムーズにいかず進むにつれ藤堂は自身を絞めつけるような苦痛に見舞われ千葉は下半身を裂かれるような痛みと出血に見舞われる。
「ぅ…ひぁ、あぁあ、きょ…きょう、しろうさん」
千葉は必死に苦言を吐かず耐えてきたが藤堂の自身が半分以上なかに入ると痛みに耐えきれず涙を流してしまう。
「…凪沙」
藤堂は指で千葉の涙を拭い優しく語りかける。
不器用でありながらも自分にできる精一杯の優しさをこめて。
「止める…か…?辛いだけなら…」
千葉は藤堂の優しさと気遣いに喜びを感じながらも首を強く降り藤堂の申し出を断る。
「いいえ!このまま続けてくさい!」
「しかし…」
千葉の下半身は痛々しい鮮血が目に入り、経験がない自分がこれ以上行為を進めて上手くいかないのかもしれない不安と千葉を傷つける罪悪感に苛まれる藤堂。
「私…嬉しいんです…。ずっと…鏡志郎さんにこうしてもらいたかった…だから…」
しかし目を涙ぐませながらも真剣なまなざしで意志をつたえる千葉の言葉を聞き、彼女の真剣さを理解し藤堂は彼女の誠意最後まで続ける決意を固める。
「…ああ、すまない」
藤堂は千葉に優しくキスをして行為の続きを始め彼女を気遣いながら少しずつ挿入し続け最奥にまで到達した。
「…っあ…きょ、鏡志郎さん」
「凪沙…動くぞ」
藤堂の問いに千葉がこくりと頷きそれを合図にピストン運動を開始する。
「…っあ…!ひ…ぁ…鏡志郎さ…ん、あぁ…!」
「凪沙…!」
千葉には避けるような痛みが藤堂には自信をより締め付けるような痛みがそれぞれ二人に激しい苦痛が襲う。
藤堂が動く度に千葉の中からは鮮血の入り混じった白濁した液が漏れ布団を汚す。
それでもお互いを求めるあまり千葉の細い躯を強く抱擁し千葉は彼を求め離さないように藤堂の広い背中に爪を立てて跡を残す。