コードギアス 反逆のルルーシュ エロstage14at EROPARO
コードギアス 反逆のルルーシュ エロstage14 - 暇つぶし2ch731:H.H.
09/09/04 21:09:03 CvT0rLOw

(だいぶ慣れてきたか…)
 愛撫により千葉の秘所は藤堂の指を二本受け入れられるくらいに解れており、そろそろ頃合いだと感じ藤堂は布越しからも熱の伝わる自身を取り出そうと褌を緩め自信を取り出すとその手に千葉の手が添えられる。

「…鏡志郎さん…」
 
「ん、なんだ…凪沙?」

 藤堂は千葉の様子にきょとんとし返事を返すと彼女は顔を赤らめ

「あ、あの…する前にお願いがあるんです…聞いてくれますか…?」

 藤堂は初々しい彼女の願いに頷きそれにこたえ千葉は口を開く。

「…も、もう一度、口付けをして欲しいんです……始めてで、不安だから…」

 あまりにもささやかな凪沙の申し出に少しばかりきょとんとしながら聞き返す

「それだけで良いのか?」
「はい、それだけで良いんです…ですから……」


 その様子に藤堂はほほを赤らめながら下を俯く千葉のあごを掴み上を向かせ浅い口付けをする。

「…っん」

 初めは浅いものであった口づけであったが次第に深さを増していく。

また先ほどの口付けと違い舌を入れ合いお互いを貪り味わうような深い口づけ。

口内をどちらの物とも取れぬ唾液が交差し合いお互いに舌を絡めお互いを求めあう。


「…ん…な…ぎさ…」
少し名残惜しそうに藤堂が唇を離すと二人の間をどちらの唾液とも取れぬ銀の橋を繋ぐ。

「…っあ…きょ……う…しろ……う…さん」

千葉はとろんとした目を涙で潤ませ、頬は少し火照るように赤らめ色に蕩けた表情で藤堂を見上げる。
その表情が藤堂の浴場に拍車をかけ、藤堂は千葉の足を開き熱く濡れそぼった秘所に醜くそそり立つ自信を宛がい、少しずつ自身を挿入し始める。

「…!あぁぁ、きょ…う…し…ろうさ…あぁぁぁ!」

 挿入に伴い千葉の下半身に痛みが走る。

「……っく…」

 千葉の中は想像以上に熱く狭く挿入を行う藤堂にも苦痛が伴った。
 いくら秘所を、愛撫を施し解したとはいえ千葉はまだ処女なのだ。男のそれはあまりにも大きい。


732:H.H.
09/09/04 21:10:57 CvT0rLOw


 それと同様に藤堂も女を知らない。お互いに初めてであるために挿入はスムーズにいかず進むにつれ藤堂は自身を絞めつけるような苦痛に見舞われ千葉は下半身を裂かれるような痛みと出血に見舞われる。


「ぅ…ひぁ、あぁあ、きょ…きょう、しろうさん」

 千葉は必死に苦言を吐かず耐えてきたが藤堂の自身が半分以上なかに入ると痛みに耐えきれず涙を流してしまう。

「…凪沙」

藤堂は指で千葉の涙を拭い優しく語りかける。
不器用でありながらも自分にできる精一杯の優しさをこめて。

「止める…か…?辛いだけなら…」

千葉は藤堂の優しさと気遣いに喜びを感じながらも首を強く降り藤堂の申し出を断る。

「いいえ!このまま続けてくさい!」

「しかし…」

 千葉の下半身は痛々しい鮮血が目に入り、経験がない自分がこれ以上行為を進めて上手くいかないのかもしれない不安と千葉を傷つける罪悪感に苛まれる藤堂。

「私…嬉しいんです…。ずっと…鏡志郎さんにこうしてもらいたかった…だから…」

しかし目を涙ぐませながらも真剣なまなざしで意志をつたえる千葉の言葉を聞き、彼女の真剣さを理解し藤堂は彼女の誠意最後まで続ける決意を固める。

「…ああ、すまない」
 藤堂は千葉に優しくキスをして行為の続きを始め彼女を気遣いながら少しずつ挿入し続け最奥にまで到達した。

「…っあ…きょ、鏡志郎さん」

「凪沙…動くぞ」

 藤堂の問いに千葉がこくりと頷きそれを合図にピストン運動を開始する。

「…っあ…!ひ…ぁ…鏡志郎さ…ん、あぁ…!」

「凪沙…!」

 千葉には避けるような痛みが藤堂には自信をより締め付けるような痛みがそれぞれ二人に激しい苦痛が襲う。

 藤堂が動く度に千葉の中からは鮮血の入り混じった白濁した液が漏れ布団を汚す。

それでもお互いを求めるあまり千葉の細い躯を強く抱擁し千葉は彼を求め離さないように藤堂の広い背中に爪を立てて跡を残す。

733:H.H.
09/09/04 21:11:35 CvT0rLOw
そして「愛おしい人と結ばれる」と言う激しい痛みと苦しみにも勝る悦びがあった。

「きょ、きょうしろ、うさ…ん。私、もう…い、一緒にぃ…」

 千葉は激しい痛みの最中も快感に生まれ快楽に飲まれそうになる。

「…ああ、私も…だ…一緒に行こう…」

 それは藤堂も同じで、藤堂は千葉に優しくキスをすると自身を千葉の最奥に突き上げる。


「っひ…ぁ、あ、あぁぁぁぁぁ…!」


「…っく…!」


 達したのは同時でその時二人は至福を感じ意識を手放した。





まだ仄かな月明かりが部屋を照らす部屋で藤堂は目を覚ました。

腕の中にはまだ眠りについている愛しい女性。
鎖骨に赤い花のように浮かぶ痣と内股を汚す血の混じった白濁とした液体が藤堂に少し罪悪感を灯す。

藤堂は二人が出会った日を思い出す。
 
 厳島の戦火の中、ブリタニアの爆撃により多くの人が死に絶えた中ただ一人息のある女がいた。

それが千葉凪沙だった。


734:H.H.
09/09/04 21:12:00 CvT0rLOw
 藤堂は一人でも多くの命を救いたいという一心で彼女を助けた。

 懸命な治療とその藤堂の想いが答え三日後に彼女は意識を取り戻した。
 


彼女の傷が完治するまで軍に置きその後は一般人に戻り女性としての幸せを願った。

 だが、遂に彼女の傷が完治した日藤堂は別れを告げようとしたが彼女はそれを拒んだ。

「私を軍に入れてください!」

 命を救った恩を返すために軍に入隊し戦いたいと強く頼んだのだ。
だが一人の女性としての幸せを願った藤堂は自ら死地に赴こうとする彼女の申し出をよしとしなかった。

それでも彼女は軍への入隊を望んだ。自分には誰も待ってくれる人がいない、だからあなたのために戦いたいと。
 
藤堂は天涯孤独で帰る場所がない千葉の居場所になろうと誓い彼女を軍に迎え入れた。

彼女に相応しい男性が現れる日までせめて自分が彼女の生き甲斐になろうと。

自分のような戦いしか知らない男など彼女は相応しくない、そう日々言い聞かせながら。

しかし千葉は藤堂が思っていた以上に深く藤堂を愛した。

そして藤堂もまた次第に千葉を愛するようになり彼女とともに生きる明日を望むようになった。



735:H.H.
09/09/04 21:12:23 CvT0rLOw

奇跡の責任をと戦いに身を捧げ死のうと思った。
それでも、許されぬことだと感じ彼女と共に未来を歩む道を望んでしまった。

ともに激戦をくぐり続け寄り添ってくれた彼女と。


藤堂は心地よく眠る千葉の顔に手を添え優しく口付けをする。一回、二回と。

「…っん」

 二度目の口付けで千葉は意識を取り戻し、少しずつ瞼を開け始め目の前の愛する人が視界に入る。

「…!お、おはようございます鏡志郎さん!」

 千葉は先程の情緒のことを思い出し、顔を赤らめ照れ隠しで思わず顔をそむけてしまいすこし気まずい雰囲気になってしまう。


「…凪沙こっちを向いてくれないか?」

 藤堂の優しい声で少し安心した千葉は振り返り藤堂のほうを向く。

「…は、はい」

 千葉が振り向くと藤堂は少し戸惑ったが声を出す。

「そ、そのすまなかった…。最初は引き留めるだけだったつもりなのだが初めてのお前にあのようなことを…これではお前に愛想を尽かされても文句は言えんな…」

「…!そんなこと言わないでください!」

千葉は藤堂の後ろ向き暗い意見を激昂し否定する。

「…私、ずっと鏡志郎さんにこうしてほしかった…貴方が好きだから…」

 緊張しながら不器用ながらも言葉を紡ぐ。

「だけど拒絶されることが怖かったから逃げようとしていたんです…だから少し驚いたけど凄く…」

だがその紡ぐ言葉を藤堂は唇で塞ぐ。これ以上の言葉はいらないから。

「……ん」

「ありがとう…私のほうこそすまなかった。私はお前が思う以上に臆病でお前に向き合えなかった…だからあんなことをしてしまった。それでもお前はこれからも私と一緒にいてくれるのか凪沙?」

 それは千葉にはこれ以上の無い言葉。答えはもう決まっている。

「…勿論です鏡志郎さん」


多くの激戦と犠牲の末に得た平和。

二人の生活は始まったばかり。


736:H.H.
09/09/04 21:15:00 CvT0rLOw
以上ですが今読んでも何というお目汚しの駄文orz
我ながらあんなに長い時間をかけた結果がこれかよと泣きたくなります(涙)

読んでくださった方はありがとうございます、そしてこんなお目汚しの駄文を投下してすみません…

737:名無しさん@ピンキー
09/09/04 21:32:57 JAEznoZz
>>781乙!
途中割り込んじゃってすんません…
千葉さん初々しくて可愛いなぁ

738:名無しさん@ピンキー
09/09/05 00:23:08 fQQh7avt
久々に藤堂千葉キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
忘れてないよ~

739:名無しさん@ピンキー
09/09/05 17:54:28 5/7JEiez
>>781氏、完結乙です!
続きを待ちわびておりました!

藤堂×千葉も中々いいもんだなぁ…

740:名無しさん@ピンキー
09/09/05 20:33:19 jf0tiwT5
ああキター!!
千葉さんかわいいよ千葉さん

741:名無しさん@ピンキー
09/09/06 03:02:34 iKNz0xTv
お疲れ様です

742:H.H.
09/09/06 21:48:16 neYhG4L7
こんばんは喜んでくださった方がいてよかったです…
もう少し修業を積んでまた籐千葉やライ千葉を描きたいです
ネタ提供があればお願いします

743:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」
09/09/07 01:38:27 3jcV7an7
・ルルカレ(完全にルルーシュ→←カレン状態)カップリング色強
・ガイシュツネタで申し訳ないがルル帝にカレンがついたら仮定
・捏造多数、エロは明日にでも投下出来ると思います。
・今回はごらんのありさまだよ!(エロなしの前半パートです)

無理だ、という方はNG登録宜しくお願いします。

744:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」1
09/09/07 01:39:39 3jcV7an7



  新生ブリタニア。新皇帝ルルーシュの統治は、当初こそ歓迎されたが次第に露見していく暴虐な皇帝の行動には
意を唱える者も少なくなかった。だが、圧倒的なブリタニア兵の数と、緻密な戦略、それを実行する有能な騎士達の
存在に、シュナイゼル他生き残った皇族や黒の騎士団側も逆転する機を得られず、淡々と時間は過ぎていく。
 特に「黒の騎士団」の中では、余りにも大きなイレギュラーが二つ起きてしまった為に半ば内部崩壊寸前だった。
 ゼロの正体がルルーシュ・ヴィ・ブリタニアであり、前ブリタニア帝国を討つ為に騎士団を利用し、そして己が皇帝と
なった今、容赦なく敵として―立ちはだかった事。
 そしてもう一つ。騎士団の中でも特化したKMFの操縦術を持ち、エースとして戦場を駆けた―紅月カレンが、
長らく培ってきた騎士団結成以前からの仲間をも裏切り、ルルーシュ皇帝の騎士となって枢木スザクと共に下って
しまった事。

 尤も信頼を置き、また一番の戦力であった紅月カレンの欠員は、交友の深かった扇等を動揺させ、その結果
不安定な状況に陥った騎士団の体制自体に不満を唱える者も出始めた。シュナイゼルとの会談もまた、ルルーシュ
の正体を知る事が出来たが、ブリタニア皇族である者と手を結ぶやり方に万人が納得したわけではない。
 ゼロ―否、ルルーシュ程のカリスマ性にも、判断力にも欠けた扇だが、事実上の騎士団総纏め役である。
 戦闘特化の藤堂達は戦う事に重きを置き、総指揮は扇要に預けられていたが―彼が一番気に掛けている事が
騎士団の存亡や対新生ブリタニア帝国ではなく、一人の女の安否である現状、ルルーシュが率いる新生ブリタニアに
対抗する術はなかった。
 しかし、そんな状況下で、騎士団を半ば包括したシュナイゼルは、機を逃すのではなく機が来るのを待っていた。
己の下にある「ナナリー」という最大の鍵を持って、そして世界最恐の破壊兵器の鍵を持って―虎視眈々と、
ルルーシュと対峙するその時を窺っていたのだった。




 ―新生ブリタニア帝国の玉座に構えるルルーシュの双璧を担うのは、白の騎士枢木スザク、そして紅の騎士、
紅月カレン。
 枢木スザクを裏切り者と笑えなくなった、とカレンは紅い騎士服を纏いながら一人自嘲する。兄ナオトの親友であり
自分にとっても兄妹のような人であった扇達の元を去り、今や世界の敵として畏怖される悪逆皇帝の騎士となった
己が、どうしてスザクを罵れるだろう。……ただ、全てを賭けた問いを向けた時、全てを投げ打っても良いと思って
ルルーシュに語りかけた時、「君は生きろ」と言った言葉と、共に復活した黒の騎士団として戦っていた頃に彼から
告げられた「全てが終わったら、一緒にアッシュフォード学園に帰らないか?」という言葉が胸に、心に響いて、
気付けば自分は聖天紅蓮を駆り、ルルーシュの元に向かっていた。
 ルルーシュすら予想していなかったカレンの行動、そしてスザクすらも剣を向けるのを忘れ、呆然とする中で、
「私はルルーシュにつく」とそう断言して、数週間―何がそうさせたのか、共闘する事となったルルーシュとスザク
の間の張り詰めた空気は、決して友情が再構築されたわけではない、と告げているようで、そんな関係を不審に
思いながらも、日本を行く末を気遣いながらまた矛盾してルルーシュに従う事を決めた自分も、他人のことを言えた
義理ではないと、苦笑する。
 カレンは信じていた。ルルーシュの本心は決して現状を望んでいない事を。仮面越しで、偽られ、裏切られもした。
だが、信じたかった。信じるに値すると思った。一体誰が敵となる側の者の生を望むだろう。一体誰が、取り戻せない
過去に一緒に帰ろうと言ってくれるだろう。
 今になって、少しだけスザクの気持ちが分かったような気がする。それでもやはり未だ共にルルーシュの下に付き
ながら彼の生き方を認められずに、小さく唇を噛む。だが、裏切り者の名と共に背負う罪の重さだけは、カレンも
深く感じていた。

 それでも―わたしは、ルルーシュを信じる。



745:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」2
09/09/07 01:40:30 3jcV7an7

予定外だった。全くの想定外、情に絆され易く、守るべき者がいる彼女がこちらに付くなど有り得ない、筈だった。
 この計画の中にカレンを巻き込んではいけない。カレンは、生きて次の世界を担うべき存在だ。彼女に悪役など
似合わない。蔑まれ、疎まれるのはもう俺とスザクだけで良い筈なのに―!
 苦い表情で広い私室の中、膝に置いた拳を震わせる。気付けば勝手に傍らで寛いでいた長い緑の髪の魔女が
呆れたように息をつく。
「カレンの前で、お前は仮面を被り続けなければならなかったのに、出来なかった。その理由が
……’それ’であるなら尚更難しい事だっただろうが、偽り続けなければならなかったんだよ、ルルーシュ。
女を甘く見過ぎていたな、女は逆境に立たされた時が強い。選択を迫られて選ぶものは唯一つ。お前の母親、
マリアンヌが肉体を失ってもシャルルの傍らにいたように、カレンも―」
「五月蝿い!」
 手近にあったグラスを壁に凭れるC.C.に投げる。錫製のそれは全く見当違いな方向に向かい、遠い壁に打たれて
床に転がった。哀れむように魔女は苛立つルルーシュに歩み寄り、その背中を抱き締める。
「もう手遅れなんだよ。大切なモノは決して近付けない、そうしてお前はナナリーを奪われた。そして大切では
なかった筈のモノがそれに変わった時、遠ざける事はもう叶わない。全てお前の思惑通りに行くとは限らない。
お前が幾つもの姿を持つように、父親の破滅とナナリーの幸せというアンバランスな願いを抱いたように、
ヒトはヒトである限り、想いが行動を決定する。……お前だってそうだろう?そうだったんだろう?」
 母親のように語り掛けるC.C.の言葉に硬く奥歯を噛み締める。それでも、それでも。そうだったとしても。
全て俺の過失であったとしても、ナナリーも、カレンも、そして生かすべき者は生きなければならない。
 淘汰されるべき者は淘汰されなければならない。―せめて、カレンが来た時に突き放せば良かったのに、
それすら出来なかった自分自身の意思の弱さが原因なのだ。
「―……まだ、間に合う」
 搾り出すような声で、ルルーシュは呟く。考えうる最良の選択。彼女を救う術。焦らなくてもいい、単純な事だ。
ただ―もう一度、そして深く傷つけてしまう事になるが、その選択以外には、彼女を無事、穏やかで平和な世界へ
連れて行く術はない。
「……今更、誰に罵られようと蔑まれようと、構わない筈だったのに」
 最愛の妹すら裏切る形でいるのに、今一度躊躇する己の甘さに嘲笑すら浮かぶ。
「それだけ深く惹かれたんだろう?」
 慈しむ声が上から降って来る。ルルーシュの頭を抱えて寄せるC.C.の手は赤子を受け止めるように優しい。
「せめて抱いてやれ。―ルルーシュ、一切の悔いを遺さないつもりなら、一度くらい向き合ってやるといい。
お前自身と、カレンの想いに。それがもしもう一度お前がカレンを裏切る事で深い傷を負わせる事になっても、
女は強い。お前が知る以上にな。……傷ついて血が流れても、その血は乾けば傷口を塞ぎ、守る。なら、
せめてお前の手で傷を作ってやるのも―」
 そこでC.C.の言葉が一旦途切れる。震えるルルーシュの身体をしっかりと抱き締めた。





                「……愛というものだ」






746:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」3
09/09/07 01:47:01 3jcV7an7
 

 深夜―ルルーシュの、皇帝の寝室に呼ばれてしまった。部屋の扉をジェレミアがノックした。ショートパンツに
タンクトップの格好のまま、慌てて出て、何事かと尋ねれば「陛下が寝室で待っておられる」と言われ、着替えも待ってくれずに
直ぐ向かうよう促された。思わず変な妄想に取り付かれてしまい、顔を赤くするカレンだったが、「陛下をお待たせする気か?」
と催促されて疑問も妄想も追いつかず、案内されるが侭、ルルーシュの寝室へ向かう。
 ―やがて皇帝の寝室の扉の前に辿り着いた。礼儀正しく去っていくジェレミアの背中を追った視線が扉に向かう。
細かな彫刻が施された高く天井近くまで伸びる扉、ノックすべきか、でもこの厚さじゃ届かないかもしれないし、
けどいきなり入るのも、一応相手は皇帝だし、それにこんな時間だ、いやだからこそ何故自分を呼んだのか、しかも寝室に。
拳を握り締めたまま悶々としていると、扉は内側から開かれた。

「いつまでそこに立っているつもりだ?―これだけ静かな廊下に靴音が響けばこの扉越しにも充分伝わる。
その場にいつまでも居たいと言うなら止めはしないが、その格好でいれば流石のカレンでも風邪をひくぞ」

 扉を開いて出て来た、呆れ顔のルルーシュが直ぐ傍にあり、思わずムッとして言い返そうと睨み返した時、カレンは
ルルーシュの服装があまりにその場にそぐわないものだと気付いた。寝着とも思えない、皇帝の正装とも違う、それに
その服装は、カレンも良く知っている―

「……アッシュフォード学園の、制服……」
 
 襟元を正しながら唯一残っていた一着があったんでな、と零すルルーシュに向かい、カレンは真っ当な疑問として

「もしかしてソレを着てずっと待ってたの?……ええと、制服フェチだったのは知らなかったけど、そんな趣味があったなんて、
あ……もしかしてスザクのだったりするんじゃ!男女関係なら兎も角男同士でどうにかなるかって質問ならお断りよ!」

 両手で身を引き大きく腕で×を示し、ドン引きするカレンの様子に、ルルーシュは思い切り眉間へ皺を深く刻んで
こめかみを押さえ、頭痛を堪えるよう溜息を漏らす。お前は一体ここ最近何を見て来たんだ?と問い掛けるルルーシュは、
スザクと俺がそんな仲が良さそうに見えるのかと逆に尋ね、カレンは、あ……と小さく声を漏らして落ち着いた。
 二人の間にある空気は同志や仲間などと言った穏やかなものではない。内にあるものをそれぞれ押し殺しながら共闘
しているように見えた。一時的な、何かによって。じゃあ何故?と問い掛けるカレンの眼差しを受けてルルーシュが
天蓋付きの大きなキングサイズのベッドに腰を落とす。視線だけをカレンに向け。

「アッシュフォード学園に帰れないのなら、せめて『ルルーシュ』としてお前と過ごしたい」

 ルルーシュは諦めていた。この先自分達があの懐かしい仲間達の中に戻れないことを。二度と花火を共に上げる事が
出来ないことを。懐かしむことの出来るただ一つの衣装、あの時ただの学生で、賑やかに生徒会で笑いあっていた頃の格好。
懐かしくて、切ない。

「わ、私は、ごめんなさい、持ってない。持ってくるのも忘れてしまって……せめて一緒に制服で、気が済むまで
懐かしい話でも出来たら良かったんだけど」
「構わない、カレンはそのままで。その方が脱がす手間が省ける」

 言って差し伸ばされた手に反射的に腕を伸ばし、掴まれてぐんッと引き寄せられ、カレンの身体はルルーシュの胸の中
に包まれていた。脱がす手間、ってそれは、まさか、そういう―?思わず真っ赤に染まった顔でルルーシュを見上げると
ルルーシュも少し戸惑いがちに視線をずらし、ふいと横を背いてしまった。だがほんの少し赤い頬がちらと見える。

「ル―」
「嫌なら何もしない。俺も初めてだし、上手く出来る自身もない。幻滅したというならそれは仕方ない。
だが前のように、ただ逃げ場にするつもりはない、慰めて欲しいからでもない、カレンが欲しいと思った」

 何と言えばいいのか、一先ず名前をと綴りかけたカレンの言葉を遮り、ルルーシュが続ける。アメジストの双眸がじっと
碧い瞳を捉えて離さない。―ああ、信じたいと願ったのは、信じると決めたのは、きっと私が、誰よりも。
 ルルーシュに惹かれていたからなんだ。
 カレンの背中にルルーシュの腕が回る。応えるようにカレンもルルーシュの背中に腕を伸ばし、抱きつく。
 瞳が近づく。互いの息遣いが触れ合う。長い睫毛がどちらともなく静かに落ちて、互い求め合った初めての口付けが
漸く―交わされた。

747:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」4
09/09/07 01:48:33 3jcV7an7


 


 ―バルコニーから見える空は曇り、だがその上に煌く要塞が空を制圧するが如く鎮座し、電子的な光で夜でも尚明るい
帝都の姿はどこか暗い影が被さって見えた。決戦の時は近い。バルコニーの柵を握り締めるスザクの手に力が篭った。

「どうだ?ゼロレクイエム前に望む光景は。お前が枢木スザクとして最後に見る夜景かもしれんぞ、しっかり焼き付けておけ」
「―C.C.」

 何時の間に傍らにいたのか、紅い色で満たされたグラスを回し、バルコニーに両肘をついて遠くを眺める緑の紙の魔女が
そう問い掛けてきた。ルルーシュのところに行っているのかと思ったよ、と事務的で冷めた声がスザクの口から漏れ、魔女は
ゆっくりグラスを回しながら気怠げにスザクを見やり、薄く笑みを浮かべて言った。

「今頃ルルーシュはカレンと最後の夜を過ごしてる。邪魔するのはあまりにも野暮だろう?」
「―じゃあルルーシュはやっぱりカレンをこの作戦に―…」
「逆だ。あいつは大事なものを遠ざけようする癖がある。それは恐らく一生治らないだろうな。最後の思い出作り、
といったところか。童貞坊やが無事致せるかどうかは分からないがな」

 そう言うと、C.C.はクッと紅い酒を一気に飲み干した。スザクの表情が一層やりきれない、理解できないと言いたげに
歪むのを横目で見やり、視線すら逸らそうとするスザクへ、空になったグラスを弄びながらC.C.は問い掛ける。

「何もせずに返すべきだと思うのなら、お前も子供の証拠だ。あの童貞坊やと何も変わらん」
「だけどカレンを巻き込まないつもりなら、そんな―」
「思い出を残すのは残酷だと言うのか?男の勝手な言い分だな。偽善にも近い。繋がる思い出すら得られずに
離れ離れになる方が女にとっては辛いものだ。―スザク、男はな、そうやって自分の弱さを女の弱さと決め付けるが
女は男よりずっと強い生き物なんだよ。……私が良く知る女で言えばマリアンヌ、お前で知るならユーフェミア、と言ったか?」
「…………っ!」

 最期まで、自分の事を、日本特区のことを気遣っていた、息も絶え絶えであるのに、迫る死にも怯えず微笑んだ彼女の
姿が脳裏に浮かび、拳が硬く握り締められる。ぐっと息を飲んで唇を噛んだ。
 そんなスザクの傍らでバルコニーにもたれ掛かり、曇った雲の中薄暗く光る要塞を見上げるC.C.。

「蟷螂の雌は、交尾が終わった後、雄を捕食するそうだ。それを残酷と思おうか?―雌はな、守らなければならないモノ
の為に何処までも強くなる。雄は、守るモノを与えてやらなければならない。たとえ己が朽ちても雌が守り、生き抜く為に」
「―…例えば?」
「美しい思い出、色あせていくかもしれないが愛し合ったという事実。それだけあれば充分あの女は立ち上がれるさ」
「ルルーシュのことだ、酷く裏切る形で突き放すんだろう?それでも―」
「それでも。ならその絶望に耐えうる強さを与えてやればいい、この先、失ったものに嘆き哀しむだけではないと気付ける
ように。もう一度立ち上がり、守るモノを見つけ、一人でも戦っていけるように」

 行かないで。行かないで。そう叫んでももう届きはしない彼女の冷えていく手。それから伝わったのは心優しい想いと願いと、
自分に宿ったのは復讐という憎しみ。だが女は違うのだろうか、同じ絶望を迎えても、そこから得るものが変わるというのか。
 スザクの視線にC.C.はふっと穏やかに微笑んで、言った。



    「女を舐めるなよ、お前達。力だけでこの世を変えられると思ったら大間違いだ。女の強さを思い知るがいいさ」

748:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」
09/09/07 01:53:36 3jcV7an7
途中改行失敗したけどすまん。
また明日改めてお邪魔します。

749:名無しさん@ピンキー
09/09/07 03:55:56 kHwIficM
すごい良い雰囲気だ。GJ!
続き待ってる

750:名無しさん@ピンキー
09/09/07 07:51:03 Udkwvtwv
ルルカレキター
さりげにスザクとCCの雰囲気もイイな
続き待ってます

751:名無しさん@ピンキー
09/09/07 11:33:33 teT8jExy
いい雰囲気だが、カレンロロ雑巾ルート?
黒の騎士団に裏切りが知られてるし、ルルーシュにまで裏切られたらカレン
帰るべき居場所がなくなっちゃう悪寒・・・

752:名無しさん@ピンキー
09/09/07 12:54:35 A2MWij4g
アッシュフォードか、オレンジ畑か…

753:名無しさん@ピンキー
09/09/07 22:04:15 Udkwvtwv
個人的にはいいんじゃないかと思うがなあ
カレンはルルーシュとの愛が報われなかったのが罰みたいなもんなんだし
結ばれたパラレルなら、そのくらいの罰があった方がリアルだと思ってしまう
まあ所詮二次妄想だし、要らんかとも考えてしまうがw

754:名無しさん@ピンキー
09/09/07 22:41:00 Z0XW2TH4
別にルルーシュが死ななくてもカレンとくっついたとは思わないし
それが罰って言うのは違うだろ。正直どんな罰だよ。

755:名無しさん@ピンキー
09/09/07 22:47:27 CebANj5u
だねえ
ルルカレは好きだが生きてても進展あるとは思えない…
その道が交わりそうで交わらないのがいいんだけどね

756:名無しさん@ピンキー
09/09/08 00:58:18 XwbcBOp9
>>793
GJ!
特にルルカレ好きだったわけじゃないが、
キャラ掴んでくれてるからのめりこんで読めた
あとC.C.がすごくいい女だ
続き楽しみに待ってる

757:名無しさん@ピンキー
09/09/08 01:24:49 H0/npk/G
ゼロレクイエムなんて物騒なこと考えなきゃなぁ
アッシュフォードで突き放さなきゃ普通にルルーシュにつくだろうし

皇帝と騎士の恋愛とか絶対両親になぞらえられてルルーシュがうんざりしそう

758:名無しさん@ピンキー
09/09/08 11:27:03 TGHseID1
つってもカレンはマリアンヌやスザクと違ってバリバリの騎士って感じはしないけどな、戦士ってイメージはあるが
とにもかくにも普通の学生というか、長所も短所も普通に持っているようなただの女の子なんだろう
何よりルルーシュもそれを望んでいたしな

759:名無しさん@ピンキー
09/09/08 17:44:50 ebfO3uqD
>>757
悪夢版神楽耶様×ナナリー×アリスも見てみたいけど、神楽耶様×ユフィの頂上決戦も見てみたい気が
ユフィを皇帝に推した時のやりとりをエロパロで見てみたいw

>>803
俺もカレンは「誰かの騎士」ってイメージはしないんだよな
「誰かのため」に動く事はあっても、騎士のように忠誠を誓うとか守り抜くとかそんな感じはしない

760:名無しさん@ピンキー
09/09/08 18:06:46 EJAjyNV+
正体バレるまでのゼロに対しては明らかに忠誠を誓うとか守り抜くとかで動いてたけどな。
普通の騎士に比べてワイルドつうか活動的つうか、そういう印象が強すぎるんだよねカレンは。
ぶっちゃけた話、格式ばったことと縁がないキャラだね。

たまに言われてることだが、シャルルに対するマリアンヌの立ち位置がぴったりなんじゃね?
騎士であると同時にパートナー・伴侶。
憧憬と忠誠と、そして愛情(対象が同性だったなら友情だろうか)が行動原理。

761:名無しさん@ピンキー
09/09/08 18:58:07 oyChjl+H
何があっても何がなんでもついていく、というタイプではないんだよな
自分のやりたい事がまずあって、それをかなえてくれるゼロだからついていくという形
だから自分の思惑と違う方向にゼロが進むと信じられないというか、信じない
基本的に一本気

762:名無しさん@ピンキー
09/09/08 19:06:15 oyChjl+H
敢えて言うなら「お兄ちゃんの騎士」みたいな
(ナオトもかたちがないんだけど)

763:名無しさん@ピンキー
09/09/08 19:45:00 TGHseID1
>>806
ああ、そんな感じ
騎士だのテロリストだのいう前に一人の女なんだよな。結局はそれが捨てきれてない
CCへの態度といい、「騎士」であるマリアンヌやスザクとはその辺の覚悟からして違うというか
だからこそルルーシュとの関係も彼らと違って「普通の男女」のものを築くことができるんだよな
他と比べてそこがルルカレの魅力なんだろう

つーかこれ以上はルルカレスレ向きかね

764:名無しさん@ピンキー
09/09/08 21:43:50 7iGZeWwD
スザ咲世という文字が頭の中に唐突に浮かんだけど
ネタは思いつかなかった

765:ノリでスザ咲世を書いてみたよ。でもエロは無理だったごめん。
09/09/08 22:20:42 aVFm23wG
>>809

 彼女はお茶を持ってゆく。その日も、その次の日も、その次の次の日も。
 ライトグリーンの淡い色。白い焼き物の内側に広がる優しい緑。温かい湯気を蓋に閉じ込めて。
 漆塗りの盆の上、楚々とした歩みの上で微動だにしない湯呑みと急須の揃い。

 誰も居なくなった彼だけの部屋に満たされる、茶葉の香り。
 許可を得て部屋に入ると、急須から湯呑みに注いでどうぞ、と差し出す。
 広い部屋、卓一つ椅子一脚、主一人の一室で彼女は微笑む。

 漆黒の仮面の人は何も言わない。湯呑みに手は伸びない。唯、小さく顎を引く仕草をくれる。
 そして彼女はまた微笑む。丁寧なお辞儀をしてその場から引く。

 それから暫く後、空になった湯呑みを下げに行くのだ。

「何故ゼロに日本茶を?」

 誰かに問い掛けられた時、彼女は微笑んで言う。彼は親日派ですからと。そう言って微笑む。

 
 本当は誰よりも日本を愛し憂い守ろうとしそして世界の為にその身を糧とした彼の為。
 日本を愛おしみながらそれを語れず偽りも出来ず今や誰に知らせる事も叶わない彼の為。

 今日もお茶を淹れる。二人の間に言葉はいらない。
 一滴も残さず綺麗に縁まで拭われた湯飲みが全てを語ってくれるから。

 今日も彼女はお茶をもってゆく。そして明日も、恐らくその次の日も。これからもずっと。
 言葉無くとも通じ合える和の文化を愛しと思いながら。


     「あら……茶柱が。きっと今日はいいことがありますよ。―さま」

766:名無しさん@ピンキー
09/09/08 22:42:55 7iGZeWwD
>>810
どうもありがとう
ほのぼの系だな

767:名無しさん@ピンキー
09/09/08 23:00:02 oyChjl+H
しんみりした

768:名無しさん@ピンキー
09/09/08 23:14:39 TGHseID1
いい雰囲気だな
しかしまさかスーさま…

いや、何でもない

769:名無しさん@ピンキー
09/09/09 12:17:35 p+Xp84n+
よかった

770:名無しさん@ピンキー
09/09/09 12:28:59 0WAKg0Lc
gj!

771:名無しさん@ピンキー
09/09/09 13:10:26 t989h3DU
URLリンク(ackcscdc.blog.shinobi.jp)

772:名無しさん@ピンキー
09/09/09 20:49:26 c9EJ27U4
きめえもん晒すなクズ

773:名無しさん@ピンキー
09/09/10 16:53:53 YGI3yrg0
腐れの宣伝乙

774:名無しさん@ピンキー
09/09/12 06:27:44 6kIRFPiF
ルルーシュの誕生日限定でとことんご主人様【ルルーシュ】に尽くすc.c.をみてみたい

775:名無しさん@ピンキー
09/09/12 12:46:53 bOnzjUsd
ルルカレが投下されただけでスレが活性化するあたり皆カレン好きだよなw

776:名無しさん@ピンキー
09/09/12 12:51:34 z8ETxWFC
そんなんじゃなくずれた認識を多少矯正したくなるだけなんじゃね

777:名無しさん@ピンキー
09/09/12 13:18:46 gn3YpmGy
女の子は皆大好きだぜ

ミレイさん物見たいなぁ

778:名無しさん@ピンキー
09/09/12 14:03:45 cfzcrRvd
カレン厨ウゼー
汁臭いんだよ

779:名無しさん@ピンキー
09/09/12 17:08:19 GOFTmEVp
ルルカレ厨がウザイ

780:名無しさん@ピンキー
09/09/12 17:11:52 z8ETxWFC
>>822
ルルミレの希望は何度かでてるけど職人来ないね…
具体的にネタ出せばだれか食いつく人がいるかも

781:名無しさん@ピンキー
09/09/12 17:18:01 J64oYnTU
>>825
ミレイさんが攻めになりそうってのもあるんじゃないかな?
エロパートに持ち込むにしても、エロパートでルルーシュが攻めになるにしても、
ミレイさんの方から迫ってくるって感じが頭に浮かんでなぁ…

尤も、自分から迫ってくるルルーシュってのが余程の事じゃないと思い浮かばねぇ…

782:名無しさん@ピンキー
09/09/12 21:06:10 oNEbzNAK
>>826
逆に考えるんだ…
ミレイが「処女vs童貞なら勢いで押した方が主導権!」と勢い込んで襲ったけど、いざヤってみたらルルにいいように弄ばれたと
その手段があるじゃないか

783:名無しさん@ピンキー
09/09/13 01:09:50 onw7IZgo
10時間ぶっ続けでやったらBGMの幻聴がするようになった

さて完徹で続き続きっと

784:名無しさん@ピンキー
09/09/13 01:10:25 onw7IZgo
誤爆しました

785:名無しさん@ピンキー
09/09/13 14:39:58 h1GORbqk
>>827
ルルーシュには無理だろ
エロパロだからエロパロ補正で可能だけど、
本編のルルーシュそのまま持ってきたらルルーシュが攻め側に回れるのって
頑張ってシャーリーとカレンくらいかな…
でもカレンだと言い合いになって雰囲気的にぶち壊れそうな気がしないでもない
まぁ、最後まで言い合いしつつ最後までやるのもありかもしれないけど

786:名無しさん@ピンキー
09/09/13 15:33:58 lZJET5DG
ラクシャータさんなら誰とがいいかな
ディートか玉城か卜部か…ロイド?

787:名無しさん@ピンキー
09/09/13 20:38:03 v9tn4OFR
誰でもいい

788:名無しさん@ピンキー
09/09/13 20:49:52 1DTsK4o/
>>831
卜部いいな。

789:名無しさん@ピンキー
09/09/14 06:05:31 Ic70OiNV
>>830
膣内敏感体質というエロパロギミックを搭載すればどうだ…?
なおかつルルーシュが遅漏れだったら…っ!

まぁ、エロパロ補正ならある程度どうとでもなるよ
問題は先入観を打破出来るだけの文章力を提示させられるかっていう問題に行き着くだけだし

790:名無しさん@ピンキー
09/09/14 10:09:12 JLz2zDHK
ラクシャータ姉さんにゲフィオンディスターバーの応用でなんとかしてもらうしかないな

791:名無しさん@ピンキー
09/09/14 10:27:35 RTzHQwF3
>>835
それでなんとかなるのはジェレミア卿だけだろうwww

792:名無しさん@ピンキー
09/09/14 11:57:31 i0zHEXpo
ロイドにドルイドシステムの転用で何とかしてもらうしか

ロイドに嫁がされる前に抱いてくれ、ってシチュならルルーシュ主導でいけると思うんだけどねぇ

793:名無しさん@ピンキー
09/09/18 18:05:56 dImTrXds
ロイドさんの場合、相手はラクシャータ姉さんかセシルさんかミレイさん辺りだろうか
…とはいえ、ラクシャータ姉さん以外に攻めてるイメージが思い浮かばない上に、
ロイドさん自身に童貞疑惑があるからなぁ…

正直、ロイドさんのエロSS読んでみたいがw

794:名無しさん@ピンキー
09/09/18 20:22:23 q2Ds4PB+
ロイドなんて言うんだろ?

795:名無しさん@ピンキー
09/09/18 23:21:57 fVla8rYN
ロイドさんの相手が人間かどうか心配です

796:名無しさん@ピンキー
09/09/19 00:09:21 ZOssqtOP
ロイド×紅蓮の強姦ものとな
魔改造的な意味で

797:名無しさん@ピンキー
09/09/19 10:22:12 YaffK/WJ
仮面優等生なナナリーと変態紳士ルルーシュの絡みを読んで見たい

798:名無しさん@ピンキー
09/09/19 20:11:30 X2CwqNDN
>>841
過去スレにあったなそうゆうの

「ひぃぃぃやあぁぁぁ やめてぇぇぇあたしの身体もてあそばないでええぇぇ」

みたいのが

799:名無しさん@ピンキー
09/09/19 22:20:59 tjidL/XP
ロイド×ランスロットもいける
お父様と清純派の娘的な

800:名無しさん@ピンキー
09/09/19 23:21:36 yc94+q3D
ガウェイン×紅蓮とか逆に見てみたいな
パイロットの性格をあんまり反映せずに

801:名無しさん@ピンキー
09/09/19 23:43:50 OwqgPOTp
ガウェインが攻めか
・・・いいかもしれない・・・

802:名無しさん@ピンキー
09/09/20 00:14:38 FzXGETc1
パイロットの性格反映したらC.C.攻めになっちゃうからな

803:名無しさん@ピンキー
09/09/20 03:15:39 GAhIEVG3
C.C.×カレンか…
ありそうでなかったな

804:名無しさん@ピンキー
09/09/20 16:37:11 1/jaTf21
>>848
一回あったけどな
少しギャグ路線だったけど

805:名無しさん@ピンキー
09/09/20 16:47:03 DSFGFXJF
カレCなら百合スレの方に投下されてたなあ。
Cカレは同人絵とかならちょくちょく見るんだけどな。

806:名無しさん@ピンキー
09/09/21 21:04:56 kzzoFNlh
嫉妬にかられたカレン×奴隷CCが見たいな

807:名無しさん@ピンキー
09/09/22 00:48:52 oijkKFxq
R2の6話「太平洋奇襲作戦」あたりのルルーシュ×ナナリーです
設定上1期も込みで

・ルルーシュが変態
・挿入はナシ

投下します

808:名無しさん@ピンキー
09/09/22 00:50:10 oijkKFxq
静かな浴室。
恐らくは此処にも以前は監視カメラが取り付けられていたのだろう。
しかし今は違う筈―。
数日前、学園全体を取り巻く全ての監視を逆手に取って、機密情報局を掌握した俺はゆったりとバスタブの中で手足を伸ばした。
久方ぶりに自分のペースと自由を取り戻したという実感に、軽い満足感を覚える。
・・・そもそも、このルルーシュ・ヴィ・ブリタニアを掌中に収めるなど不可能なこと・・・。
心の中で自分にとっての全ての敵に対し嘲りの声を響かせる。
流れるシャワーが体を這い、温い水温がじんわりと覆う。
流水音だけが流れる浴室は、他に誰も居ない所為か本当に静かだ。
最近は本当に、入浴は一人で行っている。それが普通だろう。

しかし。

――・・・一年前は、確かに此処に『もう一人』居たのだ。




『Secret Pastime』





暖かな浴室の気温は、俄かに一年前の記憶を喚起させる。
数週間前まで完全に忘れて、否、『忘れさせられていて』、それでも尚やっと取り戻した記憶―。
愛らしい顔。
蕩けそうな表情。
甘い声。
・・・俺にとって世界で唯一の、愛しい少女の記憶だ。
一年間、いつの間にか引き離され、行方を追い求め、遂にその声を、その無事を確認出来た妹。
俺はその鈴の鳴るような愛らしい声を、親友と思っていた最悪の敵の電話を通じて聞いたのだ。
そのことを思い出した瞬間、込み上げる激情を抑えることが出来ず、俺は一人拳を振り上げる。
「・・・・・・・・・・――クソっ・・・!!!」
静かな浴室では、俺の毒づく声と、壁を叩く音がよく反響していた。


そんな最愛の少女――ナナリーを、一時的にでも完全に忘れていた自分に抑えようも無い腹立たしさを覚えるとともに、
嘗て彼女と過ごした淫靡な記憶が今、俺の記憶の深層から蘇ろうとしていた。

*******************************************************


809:名無しさん@ピンキー
09/09/22 00:53:15 oijkKFxq





白いバスタブの中で、俺以外、一人の少女が居る。
波打つ長いアッシュブロンドが彼女の白い裸身に纏わり付く。
足を動かせない少女は、俺と同様に全裸のまま、ぺったりとバスタブの底に座っていた。

『・・・お兄様・・・、えっと・・・。その・・・』
ナナリーが顔を赤らめながら、俺をじっと見つめている。
否、正確には目が見えないので、伏目がちに俺の方を向いている、といった所なのだが。
自分の体形の幼さを恥じているのだろうか。細い腕で自分の小さな胸を隠している。
俺はそんな妹のいじらしさに、堪らず後ろから強く彼女を抱き締めた。
『ひゃんっ・・・。おにいさま・・・、あの・・・』
後ろから見えるナナリーの頬は愈々真っ赤だ。その林檎のような可愛らしさに、俺は不意打ちのようにちゅっと口付ける。
『・・・!!・・・あ、あの、おにいさま・・・、このままだと・・・、体が・・・洗えません・・・』
先程からゼロ距離のまま、ぴたりとくっついているのだから当然と言えば当然か。
『ああ、ごめん。ナナリー』
口では謝罪しつつも、妹の細い体から離れようとしなかった。


『・・・お・・・、おにいさま?』
これで何度目とも知れない、妹の俺を呼ぶ声がする。
如何にも戸惑っていると言わんばかりの、何処か不安げな声だ。
その様子に普段は隠している嗜虐心を擽られた俺は、更に体を密着させた。
―ぐり。
『・・・んぁっ・・・』
ナナリーが小さな声を上げる。僅かに熱を孕んでいる。
その声を聞いて笑みを深くした俺は、更に自分の体を動かした。
―ぐっ、ぐり・・・
『ぁっ・・・、あっ、駄目・・・です・・・、おにいさま・・・』
ナナリーの自制を促す声が響き、自由に動く上半身がもがいている。白い尻たぶが、上半身の動きにつられてゆらゆらと揺れている。
・・・俺が、後ろからナナリーの尻に緩く勃起したペニスを押し付けていたからだ。



810:名無しさん@ピンキー
09/09/22 00:55:24 oijkKFxq
下半身に感じる柔らかなマシュマロのような感触に歓喜しつつ、俺は更にナナリーの上半身にも手を這わせた。
折れそうに細い腰から両手ともに昇らせて、滑らかな肌の感触を楽しむ。
その手が、幼い二つの膨らみに到達する。

ふにゅん。

『っやんっ!!』
途端に、ナナリーの小さな体が撥ねた。その反応に満足げに目を細めながら、俺は更に小さな膨らみを陵辱する。
小さいながらも確かに幼い頃とは手ごたえが違ってきた、『女』の胸だ。
手の動きに合わせてふにゅふにゅと形を変えるそれは、まさに練り絹のように滑らかに感じられた。
態と焦らすように、薄ピンクの突起の周りを責めると、ナナリーの高い声が更に高くなる。
『・・・ぁ・・・、やぁっ・・・、お兄様ぁ・・・、そんな・・・トコ・・・ばっかり・・・』
その台詞を聞いた途端に、俺はナナリーが見たら竦み上がるだろうという笑みを浮かべた。
『ナナリー。・・・『そんなトコ』って、どんなところ?・・・どうして欲しい?』
ただでさえ赤いナナリーの顔が、更に赤く色づく。自分の言葉に恥じ入ったのか、小さな手を自分の顔を覆うように持って行く。
そんな様子を逐一観察した後、俺は再び優しく言葉を投げかけた。耳元に吹き込むように囁く。
『・・・お前がして欲しいこと、何でも言って良いんだぞ・・・?お前に、気持ちよくなって欲しいから』
『・・・んううぅ・・・。・・・・ふぅーー・・・、ぅーー・・・』
『・・・ヘンな時に強情にならなくて良いのにな』
妹は自分の喘ぎ声を抑えるように、手で口を覆っていた。その様子に僅かに呆れつつ、俺は彼女を『素直』にさせるための
方策を開始した。


側に置いてあったボディソープのポンプを押し、僅かにピンク掛かった液体を手に取る。
辺りをフローラルな香りが漂い始める。
両手を摺り合わせて僅かに泡立てると、滑らかな液体塗れになった両の掌を、再び妹の乳房に持っていった。
ぬるりとした手を滑らかな肌の上で躍らせる。
白い肌の上を、更に白い泡がふわふわと覆っていく。
10本の指を器用に動かし、それでもナナリーが望んでいるだろう決定的な刺激は与えない。
乳房の白い肌と、その頂周りの乳輪のピンク色の、その境目に触れるか触れないか、というぎりぎりのラインを掠るように触れる。
ナナリーはその度にぴくんぴくん、と体を震わせた。
彼女の胸の頂は、通常の状態よりも更に色身が濃くなって、膨らんでいるように見える。
ぴんと勃ったその頂に、俺自身の欲望から来る衝動に耐えられず、手を這わせようとした瞬間――。
   ・・・ナナリーが遂に『此方』に堕ちてきた。

『・・・んぁうっ・・・!・・・・おにいしゃま、・・・おっぱい・・・、めちゃくちゃに・・・してぇ・・・!!!』



811:名無しさん@ピンキー
09/09/22 00:58:19 oijkKFxq
どうやら妹は俺の腕の中で、心身ともに蕩けそうな快感に呂律が回らなくなってしまったようだ。
理性すらとろとろと蕩かされたナナリーが、自分の欲望に素直になったという事実に、強い征服感を覚える。
『・・・・お望み通りに。――俺のお姫様』
低い声を耳元で響かせると、その響きにさえナナリーは細い身を戦慄かせた。
ぶるっ、と震えた上半身を改めてぎゅっと抱き締めて、小さな胸の尖りに遂に指を滑らせた。

『ぁあーーーっ!!!・・・んんはっ、や、やぁっ!・・・おに、おにいひゃまっ・・・』
刺激を与えられて跳ねるナナリーの体を抱えながら、仄かな乳房を揉みしだく。
先程まで態と触れないでいた乳首を、親指と人差し指できゅっと摘む。
感触は予想通り、こりこりと固くしこっていた。
その固さをほぐすように柔らかく指で乳首を嬲るが、その動きは実際、更に刺激を送るものだ。
泡塗れになった胸から泡が伝い落ちて、ナナリーの真っ白な腹を彩る。
腹を更に下って、無毛の下腹部を隠すように泡が伝う光景が見えた。
淫猥な光景に俺は更に下半身に血を漲らせて、柔らかい尻へと押し付けていた。
『んにゃっ、やっ、あ、あっ、・・・!!!』
『ナナリー、・・・気持ち良い?』
俺の問いに素直にコクコクと頷いているナナリーの顔は真っ赤だ。
その細い腕が後ろを探るように動き、悪戯を続ける俺の腕に絡みつく。
刺激を加えられる度に上半身が揺れ、その振動が小さな尻と俺のペニスに伝わる。
文字通り、『めちゃくちゃ』にされた妹の胸には、泡で隠されているものの、その白い肌には赤い手の痕が残ることだろう。
――俺の掌の痕が。





不意に、ナナリーの小さな体がかくかくと震えたかと思うと、一気に緊張した。
『・・・・んんんぅぅうぅ~~~~~・・・!!!!』
真っ赤な顔をくしゃくしゃにしながら、ナナリーが声にならない声を上げた。
動く上半身がぴくん、ぴくん、と断続的に揺れている。
・・・・・ひょっとして――。
はぁ、はぁ、と荒い息を続けるナナリーに、意地悪な問いを投げかけた。
『ナナリー。――もしかして、・・・・・・イッた?』
俺の直接的な物言いにはっと我に返ったようになり、ナナリーは顔を両手で覆った。
何を今更、と言いそうになった言葉を飲み込み、俺は妹の秘所に手を伸ばした。


812:名無しさん@ピンキー
09/09/22 01:01:50 oijkKFxq


くちゅり。

やけに響いた粘着質な音を聴いて、ナナリーがびくりと体を揺らす。
見た目にはまだ子供のような、一本筋の入った妹の股間に手を差し入れ、柔らかな肉に人差し指と中指を宛がってぱくりと開いた。
開いた割れ目に感じるのは、明らかにボディーソープとも水とも違う、しとどに濡れた感触だ。
潤んだ其処は、俺が指を動かす度にぬめりを増していくように感じられる。
ナナリーの小さな体を抱え込んで、その部分を指で弄り続けてはいたのだが。
――ナナリーを背中から抱えた状態では、その部分をじっくり拝むことは出来ない――。
・・・そう考えた俺は、徐にナナリーの小さな体を反転させて、向き合う形となった。


『ふぇっ・・・、・・・・・・おにい・・・さま・・・』
ナナリーの甘い声を聞きながら、その部分をしげしげと見つめる。
柔らかな肉の唇の中の、更に生肉のような『女』の部分。
未だ包皮に包まれたままのぷくんとした肉芽。
色の白いナナリーによく似合った、綺麗なピンク色だ。
柔らかな肉を、透明な蜜がてらりとコーティングしている。
肉びらの奥に有るのは、まだ誰にも――この俺にさえ侵されたことの無い聖域だ。
小さな尿道口の下に確かに息づく、男を愛するための場所。
顔を近づけて見ると、女の香りが鼻腔を刺激する。
・・・俺は、それら全てをまさに目で犯すように、熱い眼差しで見つめていた。


妹の愛しい部分が自然とひくついて、奥から新たに蜜を溢れさせる様子を飽きもせずに見ていると、
遂にナナリーが耐えられないと言うように口を開いた。
『・・・おにいひゃまぁ・・・。あ・・・、あの・・・、そんなに見ないで・・・』
俺が顔を上げてナナリーの顔を見上げると、彼女は酷く恥ずかしいと言わんばかりに、細い眉根を寄せて真っ赤な顔をしていた。
妹は目が見えないが、俺の刺さるような視線と気配と息遣いを、ずっと自分の股間に感じていたのだろう。
しかしそんな俺の行為を咎めるような台詞を言った妹の手は、俺の肩口に添えられたままだ。
『・・・見られるのがイヤなら、隠せば良いんじゃないのかな?』
俺の意地悪にナナリーの頬の赤みが増すが、小さな手は俺から離れようとしない。
閉じた瞼に更に力を入れるように目を固く閉じて、長い睫毛がふわ、と揺れる。
そんな妹の愛らしさに、俺の心と下腹部がきゅんと弾む。
既に俺の劣情は、今にも噴出しそうな処まで来ていた。


813:名無しさん@ピンキー
09/09/22 01:04:43 oijkKFxq

『――ナナリー』
俺は低い声音を響かせると、自分に向かって正面を向いていたナナリーの体を返した。
長いアッシュブロンドに隠された白い背中と尻が、自然と俺のほうへと向けられる。
伏せた猫のようなポーズを取ったナナリーの細い腰を抱えて、自分の方へと引き寄せる。
このままだと頭に血が上る、と思った俺は、ナナリーの上半身も起こしてバスタブの縁に手を添えさせた。
ナナリーがバスタブの縁を掴んで、不安げに背後の俺を振り返る。
揺らめく湯気の中、僅かにぼやけた視界の中で、それでもナナリーのあられもない姿がよく見えた。
白い尻の間にある不浄の穴と、その下に息づいている、先程指と目で悪戯に愛した箇所。
開いた肉の花びらからは、透明な液体がほんのり糸を引いていた。
細い太股を割り開いて間に自分の腰を据える。

ごりゅ・・・。

完全に勃起した俺のペニスとナナリーの秘所が触れ合う。
『んあぁ・・・・』
『・・・っく・・・、・・・ナナリー・・・!』
暴発寸前の下半身には、僅かな刺激でも起爆剤になりそうで冷や冷やする。
俺の腰の上に自分の腰を載せられた格好のナナリーは、下半身に感じる熱さの虜になっているようにも見えた。
俺の肉芯がナナリーの柔肉をぐいぐいと押し上げている。
自分の意思の制御を外れて動いてしまいそうなところを、何とか押し留める。

『・・・ナナリー。女の子の大切なところ・・・、洗って・・・あげるから』

熱い吐息交じりの声で、俺は宣言した。





814:名無しさん@ピンキー
09/09/22 01:09:14 oijkKFxq

ぐっ、ぐっ、ぐっ・・・

『おに、ひゃま、っやっ、はっ、あっ、っ、んぁっ・・・』
『んっ、んっ、くは、・・・ナナ、リー・・・』
二人の荒い息遣いが静かな浴室に木霊する。
俺のペニスがナナリーのスリットをぐいぐいと押し広げている。
さぞや卑猥な形に広がっているんだろうと夢想しつつ、更に腰を動かすスピードを上げる。
俺のペニスの先端から溢れたぬらついたモノが、ナナリーの蜜と交じり合う音が聞こえる。
くにゅくにゅと、濡れた音を響かせながら腰をスライドさせる。
ナナリーの『一番大切なところ』に侵入はしていない。
ただ、柔らかく濡れた肉の間で、自分のペニスを扱き上げているだけだ。

くりゅん

『ゃはっ!!!』
ナナリーが頓狂な声を上げた。
柔肉の中の感じ易い箇所、クリトリスと、俺の亀頭がぶつかったのだ。
亀頭で小突き上げるように、包皮に包まれたその箇所をぐんぐんと攻める。
ぐしょぐしょに蜜に塗れた肉びらが、ペニスに纏わりついてくる。
・・・まるで、ナナリーの胎内に侵入したかのような錯覚を抱かせた。
既にナナリーは息も絶え絶えな状態になっている。
バスタブについた手に力が入りすぎている為か、指が白くなっていた。
俺は堪らず、ナナリーの背中に覆い被さり、ふわふわの髪に顔を埋もれさせる。
柔らかな髪、それでも水に濡れた今は、童話の人魚を思わせた。
俺はその人魚を抱く力を更に強くする。
バスタブに縋りついているナナリーの手の上に、自分の掌を重ねて、腰を荒々しく動かす。
傍目には、男が年端もいかない少女に覆い被さり、後ろから犯しているように見えることだろう。
『おにい、しゃま、あ、きもち、い、いっ、ぁうっ!』
『なな、ナナリ、・・・かわい、・・・可愛いっ・・・』
二人ともに理性が飛んでしまったような台詞を紡ぎだす。
ぷにゅんとした肉の壁の一つ一つが、やけにリアルに感じられる。
先走った俺の劣情は、ナナリーの秘口が齎す蜜と溶け合って、彼女の細い太股の間をたらたらと垂れているようだった。
余りに卑猥な光景と感触に、自分の射精管が焼け付くような気がする。
自分の限界を悟った俺は、これで最後とばかりに強く腰を叩き付けた。
『あ、あ、ぁあっ!・・・ひゃ、あっ・・、・・・・あぁーーーーっ・・・・!!!!』
ナナリーの長い悲鳴が浴室に響き渡る。
どちゅん、と勢いを持って俺の亀頭とナナリーのクリトリスがまたキスをした。
俺の先端の尿道口に、ナナリーのこりこりとしたクリトリスが嵌まり込む。
その感覚に、二人ともに耐えられなくなって――・・・。

『だめ、あ、いく、イ・・・・・・・・・!!!!んあっ!!!あ、やぁあ~~~~~~っ!!!!!』
『・・・ぁぐぅっ・・・!!、くっ、ん、んん・・・』
ナナリーの絶頂を迎えた高音を聞いて、俺は篭った声を出した。
――びゅぐっ、びゅっ、びゅく・・・・
俺のペニスから吹き出た劣情が触れ合ったナナリーの秘芽に、直接浴びせかけられる。
熱液の飛沫を感じる度に、妹はその熱さに甘い吐息を漏らした。
断続的に続く射精に釣られて腰をゆすると、ナナリーもまた体を大きく震わせていた。
息が落ち着いた後、そっとナナリーの体を返して再度向き合わせる。
こってりとした粘液がナナリーの秘部を白くデコレートしていた。
『洗う』と口ばかりの言葉で、実際には汚してしまった。
絶頂の余韻にひくつく秘所を、動かない足を開いて曝したナナリーに、極上の笑みを向ける。
自分が出した液を指に絡める。
ひくひくと蠢く男を知らない膣口を、その指の腹で少しばかり強く押した――・・・。

*******************************************************

815:名無しさん@ピンキー
09/09/22 01:12:38 oijkKFxq







・・・はぁっ、はぁっ・・・。

他に誰も居ない静かな浴室で、自分の荒い息が木霊する。
握りこんだ自分のペニスから、残滓を搾り出すように手を動かした。
嘗ての妹とともに過ごした、余りに幸せで淫靡な記憶に耽溺した俺は、何時の間にか自分で自分を慰めていたのだ。
自分の手の中に放ったのは、一年前に妹の体に放ったものと同じだ。
違うのは、

         ナナリー


・・・・お前が居ないことだけだ。






改めて体を洗い、先程の自慰の痕跡も何もかも消し去る。
体を清めながら、俺は絶対に妹を、ナナリーを取り戻す決意を固くしていた。
そして――・・・、


   ――お前を取り戻せたら、今度こそ『奪って』しまいそうだよ、ナナリー・・・。


自分の中の最も昏い部分に存在する欲望から発せられた呟きは、俺の胸の内だけに留められたのだった。





<終>


816:名無しさん@ピンキー
09/09/22 01:13:28 oijkKFxq
以上です
書き殴り申し訳ない

それでは失礼しました

817:名無しさん@ピンキー
09/09/22 13:39:20 eXWXbVde
>>861
GJ
エロすぎる…!!!

818:名無しさん@ピンキー
09/09/22 14:57:38 9XpghT9X
>>861
乙乙
ルルナナいいなぁ

819:名無しさん@ピンキー
09/09/22 22:44:23 ePuLj3wH
>>861
乙!
素敵だ

820:名無しさん@ピンキー
09/09/22 22:44:40 gMwqQYsY
>>861
ふぅ・・・堪らんです。GJ!!

821:名無しさん@ピンキー
09/09/23 15:22:42 MECPclHC
>>861
賢者タイムキター!!!
ルルナナ風呂ネタハァハァ(;´Д`)

822:名無しさん@ピンキー
09/09/23 22:12:14 T7ElZO9H
>>861
GJ!
ルルナナ良かったです

823:名無しさん@ピンキー
09/09/24 19:39:01 Imn9rjkV
GJ

824:名無しさん@ピンキー
09/09/26 10:16:50 PP2H25eh
保管庫更新きたな

825:名無しさん@ピンキー
09/09/26 13:54:33 +yCM/nKU
保管庫の人乙

後このスレで保管されてないのは・・・
とりあえずルルマリを書いてみたよ >>393-394
スザク・ジノ×ノネット >>460-463 >>465-468
ルルーシュ×カレン >>507-509
ナナリー7歳xゲンブ >>519 >>521 >>524
デリヘルカレン >>603-610
想いと、想い >>612-617 後日談 >>641-645
カグスザ >>627-629
さんどうぃっちーず >>668-669
スザシャリ >>710-726
H.H. >>770-771 >>773-780
守りしモノ >>789-792
ノリでスザ咲世を書いてみたよ。でもエロは無理だったごめん。 >>810
R2の6話「太平洋奇襲作戦」あたりのルルーシュ×ナナリー >>853-860

・・・いっぱいあるな・・・


826:名無しさん@ピンキー
09/09/26 14:06:17 iPG/+RYB
>>870
ここ最近、投下が増えてきたからなぁ…
傾向としてはいい傾向だし、まだスレも存続しているうちに保管されてるから
読む分には今のところ困らない

不安なのは、保管庫管理人様がついていけるかという点か
保管漏れもあったし

827:名無しさん@ピンキー
09/09/27 18:16:05 b2GY7miD
そういえば、このスレでも保管庫でもまだ取り扱ってないカプって何があったんだっけ?
確か5スレ目にあった、シャルル×マリアンヌとか保管漏れしてたような

828:名無しさん@ピンキー
09/09/28 19:03:56 SczPoiUp
このスレで挙がってたのだと、カノン関連とかロロ関連(ロロナナが一作くらいあったっけ?)とか、
あとナナリー攻めのいくつか。ロイド関連もなかったかも
それからスザク×カレンは前から何度か要望見たけどSSはなかった気がする

829:名無しさん@ピンキー
09/10/01 08:00:58 oWwS5JdO
スザクとカレンは、スザクがカレンに無理矢理ネタとかカレンによる足コキとか見たいな


830:名無しさん@ピンキー
09/10/01 10:04:43 /bLl3SC/
スザクが無理やり・・・・は見てみたい!!スザカレきぼんぬ。

831:名無しさん@ピンキー
09/10/02 14:56:00 blu6pG+s
逆にカレンのライバル意識が暴走して…みたいなのもいいな
生身では勝てないけど「生身」にはこんな意味もあるのよ、で攻守逆転みたいな

832:名無しさん@ピンキー
09/10/03 13:49:45 nn0Xp38G
ただゼロラブなカレンがスザクに体を許したがるとも思えないので
ここはディルドでスザクを掘るというのはどうだろうか

他スレ向きかな

833:名無しさん@ピンキー
09/10/03 20:40:00 vyZ32Tt4
>>877
・・・帰れ、腐女子

834:名無しさん@ピンキー
09/10/03 20:50:59 GGLEEnZm
ゼロラブ(笑)

835:名無しさん@ピンキー
09/10/03 22:46:58 f4Kcb14X
ゼロラブかはおいておいて、
黒の騎士団のためにスザクを誘惑するカレンという設定ならありじゃないか?

>>878
どっちかっていうとそいつ汁じゃないかと思ったけど

836:名無しさん@ピンキー
09/10/04 01:44:03 IoTHC2wO
となると一期、ランスバレするあたりまでがいいかもな
さすがに二期ではもう無理だろ

837:名無しさん@ピンキー
09/10/04 10:11:35 OEoozwJx
ヴァルキュリエ隊ものは

838:名無しさん@ピンキー
09/10/04 15:23:33 k+2STTCH
汁はルルカレルルシャリ厨だからな

839:名無しさん@ピンキー
09/10/07 17:46:08 8yZ5C9r/
スザク×カレンだと、状況的に神根島辺りは…
スザクが無理矢理でもいいし、カレンが>>876みたく…って感じでもいいし

840:名無しさん@ピンキー
09/10/07 18:45:07 C+njmImL
カレンが誘惑兼騎士団への勧誘なら、学校祭時期でもありだと思う

841:名無しさん@ピンキー
09/10/07 20:48:06 WH/VW15N
やるだけならR2で捕まった時に

842:名無しさん@ピンキー
09/10/08 13:00:19 tI6qE3jV
>>876のシチュいいなあ
カレンが強気に出るのがイイ

843:名無しさん@ピンキー
09/10/08 13:26:34 EPPFWpeC
強気に出て頑張ってみたけど、スザクの方が上手だったというオチが良いな
カレンから誘ったのであれば強姦にはならないなw

844:名無しさん@ピンキー
09/10/08 17:32:09 2vrqRLT4
そういやカレンが処女とか至る所で言われてるけど、情報ソースって何だっけ?
スザクが非童貞というのは、谷口と櫻井の対談か何かというのは知ってるが

845:名無しさん@ピンキー
09/10/08 17:37:44 o1fHE3El
猫騒動のときにファーストキスが!ってショック受けてたせい

846:名無しさん@ピンキー
09/10/09 12:39:07 iA9m/Q9Z
ファーストキスはルルーシュなんだな

847:名無しさん@ピンキー
09/10/09 13:03:33 iA9m/Q9Z
>>889
スザクは枢木家出てから拾われた?例のバイク乗りの姉さんに童貞奪われたのかね
それとも谷口の言ってた口には出来ない凄惨な少年兵時代の出来事なのか

848:名無しさん@ピンキー
09/10/09 17:58:30 vVpgx7gu
>>892
少なくとも、スザクの性格的に積極的に童貞捨てようとは思えないし(当時の年齢的にも)、
誰かに童貞奪われた方が可能性高いわな

口には出来ない凄惨な少年兵時代は初耳

849:名無しさん@ピンキー
09/10/09 19:49:58 vfzMQTf+
>>892
両方あったとも考えられる
バイクのお姉さんは世話にもなってるし、自分からではなかったにせよ
お互い同意の上で童貞奪われて、少年兵の時も何もなかったとは言い切れない

850:名無しさん@ピンキー
09/10/10 23:42:17 o6q+joG9
喰われるスザクぷまいです…

851:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」
09/10/11 00:57:43 pxOnOZdm
一月空けてしまいました。明日が今日まで延びてすいません。今回にエロ含みますが描写は温いです。
カップリング色は相変わらず強いので、ダメだという方は恐れ入りますがタイトルにNG登録をお願いします。

852:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」5
09/10/11 00:58:05 pxOnOZdm
「い、痛いのには慣れてるからッ!!」

 ベッドに二人が辿り着いた後のカレンの第一声が、それだった。

 
 手伝おうかとも一応聞いてみたのだが頑なに拒否され、脱ぎ切るまであっち向いててと枕を後ろ頭に投げ付けられて、―長く、
待った気がする。「焦るな、足掻くな、がっつくな」と母親面でC.C.に言われた時は五月蝿いと眉根を寄せていたが、今ルルーシュが心の中で
唱えているのがその三つで、余計な事をと思った忠告が今更有り難味を感じさせ、それがあの魔女の詞だと思うと妙な苛立ちを覚えるが、
初めて見たカレンの―シャワールームでの事故はノーカウントとして―素肌全て晒された様に、こくんと息を飲む。
 何処からどう触れようか、先ずはキス?ここは雰囲気に従って唇から?それとも緊張を取り解す意味でも頬にすべきか、等と考えあぐねて
いると、真っ赤な顔のカレンから、そんな台詞が飛び出してきた。
 覆い被さるルルーシュを見上げる瞳は真っ直ぐだが、唇もシーツを握り締める手も震えている。怖くなんて無い、ここは戦場ではないのだから
怖がる必要はないのだろうが、身体は強張って行動に至る前のルルーシュに対し、そんな宣言でここから先の行為に自分へ言い聞かせる
カレンと、突拍子もなくそう言われて思わずフリーズしてしまうルルーシュ。あうう…と呻くような声を漏らすカレンより、まだ自分の方が冷静でいる
と判断し、たとえ初めて同士であっても女性をリードすべきは男だと考えて、緊張しきりのカレンの頬へ手を伸ばす。
……脱ぐのに時間が掛かる等と言う理由をつけて着衣のままベッドに乗り込んだのは正解だった。でなければカレンに男としては貧弱な裸体
を晒して今頃赤面しているのは自分の方だっただろう。少々姑息だと自覚はありながらも事をスムーズに進める為、制服の襟元すら緩めずに
いるルルーシュが、カレンの頬を撫でながらゆっくりとした口調で宥める。

「―出来るだけ痛みのないように努力するが、そんなに力んだままだと痛みも恐らく増すだろう。無理な話かもしれないが、力を抜け。
俺も善処を尽くす。無理だと思ったら直ぐに言うんだ、無理をさせてまでしたくはない。……しかし、不公平だな」
「……う、うん、分かった。お願いする。―不公平って、ナニ、が?」
「男は最初から快感を得られるのに、女は苦痛が真っ先に来るんだろう?豪傑のカレンだって緊張してしまう程。幾ら快感の持続度が
女の方が長く得られるとしても、一度二度で慣れるものではないらしいし、本能的行為とはいえ体内に異物を挿入するわけだから―」
「……ルルーシュ、物凄く突っ込みたい箇所が二箇所ほどあるんだけど?誰が豪傑だッ!あとその、女の子の身体に関しての知識は
何処から仕入れてきたのよ?このむっつりスケベッ!確かに最初っからあんな事言った私が悪いんだろうけど、けどッ!この状況で理論
立てて悩まれても困るのよッ!そ、それにね、痛いのには多分理由があると思うのッ!―赤ちゃんを授かって産む時の痛みに備えられる
ように―って……だ、だから痛い時はすっごく痛いけど、き、気持ち良くなってきたらそういう感覚も長い、ようになってるんじゃないかしら」

 始めようとする空気が何だか違う方向に向かい始めた遣り取りからぽつりと漏れるカレンの言葉。子を孕み産み落とす女には、その際に
苦痛と、そしてそこに至るまでの長く得られる快感を。だが最初の破瓜の時は何時かやってくる新たな生命を外の世界に出してやる苦痛の
デモンストレーションを。―そうして腹を痛めて生む故に、母は子を愛すという。
 
 新たな世界が開けた時、その世界には生母に痛み寄越して生まれた者達全てが、幸せでありますように。
 母の愛情を信じ、注がれた想いが偽りにならず、何時までも愛すべき母を誇りに思い続けられますように。

853:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」6
09/10/11 00:59:04 pxOnOZdm
「……なるほどな。推論として扱うにも詰めの甘い話ではあるが納得は出来る。―…なら、悪いがその日の為に、痛みに耐えてくれ。
出来る限り俺も、苦痛以外のものをカレンに感じさせられるように努めるから」

 カレンの頬を撫で、誠意だけしか払えない自分を悔やみながら、ルルーシュはゆっくりと唇をカレンの頬に落とした。挨拶のそれのように
左右に、それから額に、そして唇に。触れるだけで留めておいたのは、こんな頼りない触れ合いが少しでもカレンの負担を和らげられるなら
という思いにより。それはカレンにも伝わったのだろう。緊張して硬く張ったカレンの肩からは力が抜けて、シーツの上から浮き上がらんばかり
に張り詰めていた身がゆっくりとそこへ沈んでいく。
 そうして、今度は首筋を舌で撫ぜる。ぴく、と震えが舌にも伝わってきたが構わずに、口付けたり吸い付いたり、細い首筋を丹念に舐って
―鎖骨を降り、目の前にある大きく瑞々しい膨らみへ―触れようとした時。

「……何で男の人って皆、おっぱいが好きなの?」
「―お前は空気を読むという事を知らないのか」

 恐らく身体における感度の高い箇所であろう淡い色をした先に息を飲み、キスするようにして含もうとした矢先の質問に対し、ルルーシュも
即座に突っ込んでしまう。この状況においてどれだけ俺が緊張しプレッシャーに耐えているのか分からないのか、この女。―と言いたいが、
互いに初心者、カレンは女であり受身であるから感じる恐怖や怯えもあって然り、突拍子の無い質問で自らの緊張を解そうとしているのなら
それは初々しいじゃないか、と思考を切り替えて溜息をつく。カレンの肩の隣に沈めていた片腕をのろのろと持ち上げ、それで手に余り零れる
膨らみの片方を柔く包みながら、

「一概に皆全員が同じ嗜好とは限らないだろう?世の中にはピザが嫌いな奴もいる。それと同じだ。コンプレックスの象徴とも言われてるが
実際のところはどうだろうな、逆を言えばロリータコンプレックスは女性不信が主な原因と挙げられているが―…そろそろ話題を変えたい。
突っ込むなり怒鳴るなりして貰わないと、言っている俺の方が居た堪れない状況なんだが」

 居たたまれずそう漏らす絵は、なかなかシュールだ。何時もは機会を待たずに突っ込んでくるカレンの攻めが来ない事を焦れて、寧ろ言えと
ばかり強要すると、カレンに真っ赤な顔で睨まれた。乳房に触れられている為、ルルーシュの手も払えずシーツをしっかり握り締め、目を潤ませ、

「っ……だって、あ、アンタが胸、触りながら平気で喋ってるしっ!―…る、るるーしゅも、好きなのかなって気になった……だけよっ!」
「平気だったら鬱屈した性的嗜好なんぞ語ってない!冷静でいられないから喋っているのは俺だって同じだ!……俺は、特別何処を、
と身体の一部を強調して見たりはしないし思ったりはしない。ただ、好きな相手の身体は―それだけで特別だろう?」

 これ以上語らせるなと怒鳴りあった後に溜息を漏らし視線を逃がすルルーシュに、言葉の意図を汲み取ったカレンが漸く、うん、と小さな
声で頷いた。男所帯にいたカレンの事だ、発育の良いこの箇所を指され冷やかされた事もあるに違いない。故にそんなありふれた質問も
不安と一緒に漏れ出たのかもしれないが、自分にとって凹凸の具合などどうでもよかった。それがカレンを形成するモノなら愛おしいと思う。
それだけの事だ。膨らみが大きかろうと小さかろうと―






「…………………くしっ。―っち、ルルーシュめ、初夜の最中に良からぬ事を考えていたな。粋がるなよ、童貞のくせに」
「偶然だろ、流石にそれは。……夜だし風も出てきた。部屋に帰ろう」

 鼻を擦り、唇を尖らせて不満そうに呟くC.C.を、流石にそれは無茶なこじ付けだとスザクが宥める。夜に吹く風は冷たい。自分達を見る、
世界の眼差しのように冷ややかで、そう思ってしまった自分の浅はかさを密かに悔やみながらスザクはC.C.の背を軽く押して促した。
 勘違いじゃないぞ、確かにルルーシュが余計な事を考えていた。と主張しつつもスザクの手に押されバルコニーから紅く敷かれた絨毯の上に
戻るC.C.。互いに違う方向に進める歩みをC.C.が一度止まり、スザクの背中に問い掛ける。


「お前はどうやらカレンを憐れんでいるようだが、一番憐れなのは誰か、お前自身が一番分かっているだろう?―なぁ、英雄」


 スザクは真っ直ぐに背筋を伸ばして歩く速度を、一度も緩めず振り向かずに、進んで行った。


854:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」7
09/10/11 01:01:17 pxOnOZdm
「ん、ぁ、あ……や、そこ、ばっかりは―…は、ずかしいってばっ……!」
「恥ずかしい、で気持ち悪い、でも、嫌、でもないんなら止める理由はあまりないな。最初から恥ずかしいのは分かっていただろう?
それにちゃんと―感じてくれているみたいだしな」

 交互に銜えて吸いつき、舌を絡めていったカレンの胸の先は、高い天辺で硬く尖りふるっと震えていた。押し返すカレンの手の力も弱い。
少々強引に押し進め、きつく吸い上げると猫が飛び上がったような悲鳴が聞こえた。いや、正しくは喘ぎ、だ。真っ赤になってこれ以上声を
上げまいと唇を噛むカレンに無駄な抵抗だと念入りに行う愛撫で伝える。
 震える肌に灯る熱。荒くなる呼吸。時折名前を呼ばれる。直ぐ傍にいるのにルルーシュと。だからここにいると押し当てた唇で紅い痕を残し
伝える。俺はここにいる。カレン、今俺はここに、カレンの一番傍にいるんだ―。


「い、た―……っう、くぅ―!」

 交わす唇、交わす息、交わる熱。
 どうしてカレンばかりが痛みを伴わなければならないのだろう。

 傷つけてばかりきた。
 大切なもの全てに深い傷をつけて、そして失くした。―幾つも。そしてこれからも。
 せめて今だけは優しい愉悦で包んでやりたいのに、己の技巧のなさを悔いるばかりだ。こんなに痛みを耐え忍んでいる姿を見て、何を思うのか
下肢の熱は更に滾り、狭い中で反り上がっていく。カレンの苦痛と引き換えに得る快楽に悦んでいる身体が憎らしい。

「る、ルルーシュ……ね、ぇ―わたしがいたい、ぶん、ルルーシュはちゃんとかんじて」

 震えた指に掴まれた肩。そこから離れて頬を撫でるカレンの指。泣く子をあやすように優しく撫でて、苦痛の中にいるカレンが微笑む。
 分かったという答え以外に何が返せただろう。彼女を感じる事が出来るのは、今しかないのに。そう、今しか。
 傷つけると分かっていて繰り返す律動。動かす腰付きを本能と言う名の欲望に預ける。柔らかい秘肉で擦られる快感。心地良く締め上げて
敏感な先頭がざらつく箇所で舐められる。そこで得る快楽を目指して挿出を繰り返す。大きく時間を置いた動きから急いて小刻みな突き上げ
に変わり、やがて目の前が白く―熱い吐精をカレンの中で―互い縋るように抱き合いながら、爆ぜた。

「ひ、ン、あ、あぁぁぁ―っ!」
「ふ、くぅ、う、ぁくぅうう……ッ!」

 


 初めてのそれは衝撃的な体験だった。一生忘れないだろう、今握り締める手のぬくもりも。
 ねぇルルーシュ―…倦怠感に包まれまどろむカレンの声が優しく語り掛ける。この前夢を見たの。私達が帰る学園があって、そこには
シャーリーもリヴァルも会長も、スザクも、ナナリーもいて、ルルーシュがいる。そして私。いつか帰れる、そう信じてる。あの頃に。帰ろう、二人で。
必ずあの頃に。
 ―砕けた硝子細工は二度と直せないんだと言い掛けるルルーシュの言葉を遮り―
 だいじょうぶ、私が貴方をかえしてみせる。
 ぎゅ。と眠りに落ちる一歩手前の時に篭められた手を握り締める強さと言葉。そのまま静かに寝息を立てるカレンの頬を撫でて、微笑った。
 泣きながら、微笑った。嗚咽を漏らし、肩を震わせ、泣きじゃくりながらぐしゃぐしゃになった顔で笑い続けた。彼女に捧げる新しい道に向かって。
 



 ―ありがとうカレン、そしてさようならカレン。
 






855:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」8
09/10/11 01:03:23 pxOnOZdm


「……ジェレミア」
「はい。こちらに―陛下」
「夜明けを待って、カレンを反逆罪で捕らえろ。黒の騎士団を裏切ったように見せかけて俺の首を取ろうとした―その罪で、だ」
「―我が君の仰せのままに」
「それからもう一つ、それだけでは証明が足りない。カレンが俺を狙ったという既成事実を造らなければならない。……ジェレミア、頼む」
「…―ご無礼を、お許し下さい。陛下」

 扉の向こうにはまだ何も知らず幸せそうに眠るカレンがいる。

 そして己は忠臣に右腕を差し出した。命令に珍しく躊躇するジェレミアへ向かい、やってくれと頼み―全てを知る側の部下は深くかぶりを
下ろした後に、人でない身の腕より音なく合成金属の刃が現れ、ルルーシュの生身の右腕を裂いた。迸る血に、流れる血が脈打ち熱感と
痛みが同時にやってくる。浅くない傷に直ぐ手当てをと言うジェレミアを左手で振り払い、滴る血をそのままに右腕に出来た紅い傷を睨んだ。

「この程度の傷、カレンのこれから知る痛みに比べれば―掠り傷以下だ」



「……ルルーシュ―そうか、全て片をつけてきたのか。その傷は……そうか、お前なりの贖罪というわけか、カレンへの裏切りに対する―
カレンは強い。この先も私が見守ろう。お前に替わって―スザクがゼロに替わるように、お前の新しい創造の中で見守っていこう。
絶望の淵に投げ込まれ、全ての希望を一度は失うかもしれない。だがカレンなら、大丈夫だ。私には叶わないことを成し遂げられる。
お前の意志を引き継いで、きっと―…
何だ?急に。マリアンヌの事を聞きたいとお前から言うのは少々意外だったからな。構わない、答えてやろう。聞きたいんだろう?お前は。

 ……愛していたよ。それがお前の受け入れられるものではなかったとしても。

 どれだけお前が恨み憎む対象として見ようと、マリアンヌの想いは変わらなかっただろう。行き違えた愛でも、それは愛だ。

 子を愛さない母親などいないんだよ、ルルーシュ。二十も生きてはいない童貞―おっとこれは訂正だな―甘ったれた坊やの分際で
 母の愛を理解するなんて出来るわけないだろう?これだから坊やは困る。……だが、満足したようだな。心の決着は、これで全てついたか?

 ……スザクがお前を待っている。私も行こう。世界の幕を閉じる為に向かおう。この世界に終わりを、告げよう」





 

 ねぇルルーシュ。
 夢を見たのよ。
 私と貴方と皆が笑い合える世界。
 きっと実現出来るわ、してみせる。

 貴方と一緒ならどんな事でも叶えられる気がするの。
 どんな夢でもきっと現実に換えられる―必ず、よ。

 だからルルーシュ、お願いよ。
 貴方が私を抱いて、大切にしてくれたこの夜を夢だと言わないで。
 目を開けたら貴方はきっと、傍にいてくれて、笑っていてくれる―
 それだけでどんな苦難も乗り越えられるから、お願いルルーシュ。
 


 昨日に繋いだ手をもう一度、目覚める時も繋いでいて。





856:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」9
09/10/11 01:23:24 pxOnOZdm





 ―ジリリリリリリリ……!

「うわ、遅刻ッ!!」

 赤毛の少女が豊かに育った膨らみを揺らし、盛大に寝過ごした時間を指す目覚まし時計を放り投げ、慌しく身嗜みを始める。
 どうやっても毛先が跳ねる癖毛は、ブラシを一通り通してそのまま好きなように跳ねさせておく。太腿までの靴下を引っ張り、制服のブレザーを
羽織り、小さな紅いタイを留めて、何とか登校出来る姿が完了した。

 今日も眩しく日は差し、朝の出勤と登校で行き交う人々が、ここ―日本にある東京の街を賑わせる。

 その東京の街の中の何処か、小さな狭い家の中の、一部屋で「よしッ!」と鏡の前、気合の入った声が響いた。アッシュフォード学園の
制服を着こなした赤毛の少女は、満足そうに掛け声を終えると急ぎ鞄を手にして、部屋を出ようとし―…玄関先でローファーを履きかけて
ハッと気付いたように顔を上げると、靴を脱ぎ捨て部屋に舞い戻った。幾つもの写真が貼られたコルクボードに在る、黒髪で紫の瞳を持つ少年
の姿を捉えた一枚に、爽やかな笑顔を向けて。



「―いってきます!おとうさん!」


 父親譲りの綺麗な紫の瞳を細め、朝の挨拶を告げた。



 人混みの中を駆け足ですり抜けて途中、一人の女性と肩がぶつかってしまった。長い鮮やかな緑の髪の女性にすれ違いざま、ごめんなさい
と告げて通り過ぎる。―…一瞬、彼女がこちらを向いて微笑んでくれたような、気がしたけれど。振り返る時間はなかった。




 新たに優しい世界が創られた。
 その世界の中で、繋がり守られていくもの。

 魔女は少女の背中を見送りながら青い空の下、微笑んだ。

「―ルルーシュ。お前が守ったモノが、新しい未来を繋げている―…カレンは守った。お前との大切な絆を守り、また一つ強くなったよ。
ふふ、もうお前に勝ち目はないな。ああ何一つ、カレンには敵わない。今のお前なら分かっているだろうが、敢えて言ってやろう。

                                                   ―『母は強し』とな―…」










                                                                    END

857:ルルーシュ×カレン「守りしモノ」
09/10/11 01:33:54 pxOnOZdm
ルルーシュ側の一幕とエロを大幅に端折りすぎた、大変反省している。今度はもう少しエロいの書けるように頑張ってきます。
お邪魔しました。ありがとうございました。

858:名無しさん@ピンキー
09/10/11 02:30:50 ZixciLdQ
乙!
やっぱりルルカレはいいなあ…カレンに種付けは本編でもしてたと信じてる
何気にスザクとCCの雰囲気がまた切なくて良かった
またいつか読ませてくれ

859:名無しさん@ピンキー
09/10/11 03:30:00 QjQCCBJA


やっぱりルルカレいいなぁ
自分も考えてみようかな

860:名無しさん@ピンキー
09/10/11 13:16:25 E5pp31n2
GJ!
不安を紛らわすための会話が面白かったw

861:名無しさん@ピンキー
09/10/13 23:59:05 65uzPsvc
GJ

862:名無しさん@ピンキー
09/10/14 00:03:00 jVrRoCBs
乙!!
GJすぎるほどのGJ!!!
こゆう切ないルルカレ好きだ。

863:名無しさん@ピンキー
09/10/14 17:03:02 CbR6CXWd
ほのぼのした初心者同士のやりとりも、その後を考えると切ないな
GJ

864:名無しさん@ピンキー
09/10/14 22:14:42 CKFO0Nqv
放送終了1年たっても書き手さんが残ってるとはありがてえ

865:名無しさん@ピンキー
09/10/19 00:19:25 1DdsdNfi
ほしゅ

866:名無しさん@ピンキー
09/10/22 20:16:54 cprBARdt
アーニャ×ノネット


ふとラウンズで百合を考えたらそこにいきついてしまった。

867:名無しさん@ピンキー
09/10/22 20:19:04 jj5QQLWr
モニカとドロテアさんも混ぜ混ぜして

868:名無しさん@ピンキー
09/10/22 21:39:05 31k3aAAW
更新来たな

869:名無しさん@ピンキー
09/10/23 17:25:55 wBdHUslz
前にナナリー&アーニャ&神楽耶&天子の4人で百合プレイしたらどうなるかって話があったが、
ラウンズ女性陣4人で百合ってのも面白そうだなw
皇帝の騎士に選ばれるぐらいだから体力は人並み以上にありそうだし

個人的にモニカとドロテアさんは早々とリタイアしそうな気もするがw

870:名無しさん@ピンキー
09/10/23 21:55:29 qPKl+OM+
ラウンズの男面子女面子分かれて、それぞれ品定めしてる姿が浮かんだわ。
四人の百合プレイは野郎チームが一度は話題にして各々妄想してるといい。

まとめサイトの管理人様乙です。

871:名無しさん@ピンキー
09/10/23 22:19:47 WFTc8fYK
管理人さんいつも乙です。
いまだに管理してくれてマジでありがたい。
携帯からも見られるし。

>>914
ノネットさんのオンステージな気がする。

872:名無しさん@ピンキー
09/10/24 00:41:00 0xC96J4b
>>915
そういやきっちり四人ずつなのな
上からくっつけると1と4、3と9、6と10、7と12
結構それぞれ合ってる気がする

873:名無しさん@ピンキー
09/10/24 03:13:17 si8iooaW
3と9の組み合わせに限りない可能性を見出せそうだ。

874:名無しさん@ピンキー
09/10/24 16:25:59 FTz/6yju
>>918
豪快なノネット姐さんと本気出せばよかったなジノかw

875:名無しさん@ピンキー
09/10/24 16:26:55 bK+2Hwmx
そんなとこにしか本気出せないのも情けないな…ノネットさんに指導してもらえよw

876:名無しさん@ピンキー
09/10/24 17:28:42 cxX8SkOL
3と9、7と12は組み合わせ的に特に良さそうじゃないか

877:名無しさん@ピンキー
09/10/24 20:43:24 si8iooaW

 ―私からすれば、お前は仔犬と何ら変わりない。……いや、褒めてるぞ、「可愛い」ってな!


 一度目の誘いで彼女の領地へ逆に誘い呼ばれた時は、正に天にも昇る心地で心の中では強く拳を握り、いけると感じたものだ。
 だが人見知り激しいらしい、コーネリア皇女殿下より「預かった」少年と面合わせさせ、己の嫁の如く彼を扱い愛でて、しまいには惚気まで
聞かされるという哀し過ぎるオチが待っていた。帰りに朗らかな笑顔で見送られても、その、私の気は晴れないのですがエニアグラム卿。

 二度目の誘いは、ラウンズの召集の際この機会を逃すべくはないと思い、エリア11まで出向いた彼女を思い切って誘った。さっさと帰ろうとする
背中を追い掛けその肩を掴まんばかりの勢いで呼び止めた―その日は、アーニャ同席の楽しい夕食会で終わった。確かに年少者を気遣う
豪快ながら優しい貴女と、同年代としても気心が知れたアーニャとの食事は楽しかった、否定はしませんが、私の希望は違ったんです……全く。

 三度目の正直。イレブンにはそういう言葉があるとスザクから聞いた―今度こそ、二人きりで、食事がしたい旨を強く強く主張し、ようやくっ!
本国に戻る機会があった時に約束をつけて、満天の星空の下二人きりのガーデンパーティを行い、ワイングラス片手にご機嫌良くほろ酔いになった
彼女へ思い切って問い掛けてみた。私のことをどう思いますか?ラウンズという立場を抜きにした前提で、と。
 アルコールで潤んだ双眸をしっかりと見つめ、冗句を飛ばすでもなくふと会話が途切れ静寂がやってきた瞬間を狙って、真顔で問うた。急く心が
そうさせたのか、私の両手はグラスを持たない彼女の手を握り締めていた。ゆるゆるグラスの縁に流れる視線を追い掛け、私の眸に戻って来るのを
待って、息を飲み込む。エニアグラム卿もラウンズの前に妙齢の女性だ。淑女とは言い難いがそのナイトオブナインの名に申し分ない貴族としての
地位も備えている。社交辞令で言った台詞ではないことは、気付いてくれている筈だ。ここまでして何も分からないという無粋は流石に言わない筈。
 ああ、そう信じて―握り締めた手にすら感じさせてしまうほど緊張で私の手は汗ばみ、瞬きすら出来なかったのに、彼女の答えは至って明快で、
簡潔なものだった。

「仔犬だな」

 そう。これが、彼女―ノネット・エニアグラム卿が私への想いの答えだったのだ。

「でっかくて、無邪気で、人懐こい。それでいて行儀もいいし時には猟犬のような力を見せるが―まだまだ子供だ、可愛い仔犬だよ、お前は。
ああこれは褒めてるんだ、とても可愛いってな。アーニャは猫だがジノは犬だな。可愛い大型犬の仔犬。―枢木は、何だろうなぁ……いやしかし、
今更何を聞くのかと思えば。もしかして何か心配事でもあるのか?思いつめるような事が。手に汗かいてるぞ。この私で良ければ話を聞こう」

 そう言って撫で撫でと。―あの明るく力強い微笑みを浮かべて撫でられて私は―何かが吹っ切れた。堪えていたものがこの機に溢れ出した
と言っても間違いじゃない。そうだ、姉弟よりも年の離れた彼女を想って望む答えが返って来るとは期待していなかった。だが、それでも!努力に
見合う言葉が、それが否定であっても返って来ると信じていたんだ。それなのに、それなのに。

「……ジノ?どうかしたの、かぁッ?!」

 私は無言でエニアグラム卿の、グラスを離れて私の頭を撫でる手を掴み下ろすと、女性では長身の彼女の体躯を抱き上げた。イレブンではこれを
「お姫様抱っこ」と言うらしいが、素っ頓狂な声を上げるエニアグラム卿を無視して、私は実力行使に出る事にした。伝わらなければ、もっと単純で
分かりやすい伝え方をしよう。私だって男だ、本来なら紳士的でないこのような段階を無視した事はしたくなかったが、エニアグラム卿いや、ノネットが
分かってくれないというのなら伝えよう。身体で。ジノ?と不思議そうに眺めながらも意外に大人しくして抱かれている彼女からは、アルコールと微かな
香水のにおいがして―…ひどく興奮した。部屋までの道のりが遠く、大きく一歩をとって歩く事すら止めて走り出したい位に。ベッドの上でノネットの
しなやかな肌を堪能したい。それが煩悩ではなく恋焦がれて求めた結果なのだとこの人に伝えたい―…


878:名無しさん@ピンキー
09/10/24 21:27:46 si8iooaW

「……。それで?」
「酷いんだ、ノネットったらベッドに辿り着いた途端『そうか、組み手の相手が欲しかったのか!良し分かった相手になってやろう!』なんて言って!
彼女にキメられた関節技で未だに首が曲がらない!しかも『ジノはいつまで経っても甘えん坊だなあ』なんて言う始末っ!酷いと思わないか?!」
「君のどうでもいい話のせいでナナリーの護衛に向かう先の途中足を止められた僕に対しても、酷いよね?ジノ」
「そりゃ薄着になって柔らかく張りのある膨らみや太腿や更にもっと秘めやかな箇所にも身体が密着して、何ともいえない恍惚感があったがその後
やってくる激痛に全て吹き飛ばされたんだっ!一切手加減はしてくれなかった!いや、手加減なしということは一人の男として見てくれた証拠かも
しれない。それは嬉しいっ!だけどベッド一つ男が女を抱いて連れ込んで行く先が寝技掛けとは、誰が想像出来る!?」
「いや、エニアグラム卿なら分からなくもないと思うよ。あと変に前向きだけど男として見てないからそうなったんであって、決して君を男として見てた
わけじゃないから、それ。―……って俺の聞いてないだろ、このお花畑三つ編み男。あとエニアグラム卿を名前呼びするのは脳内のみにしておく
べきじゃないかな?……やっぱり聞いてないし」
「激痛は伴ったがその、ノネットの唇が耳元に間近に来てどうだ?……なんて囁かれたりした時の、何ともいえない高揚感は今でもはっきりと―
あれ?スザク?話はこれからなんだぞ、待てってば!ここから先が盛り上がりどころで―」
「僕はね、馬鹿に付き合ってる暇はないんだよ、ジノ。その話はアーニャにでもしておいてくれないか?僕はナナリー殿下のもとに行かなくちゃいけない
から、花開いた話はアーニャならきっと記録しておいてくれるよ」

「―ってスザクが言ってくれたので、アーニャにも聞いてもらおうと思う!記録として残しておいてくれてもちろん構わないからなっ!」
「うかれとんちき。―…記録完了。これ以上私にその話をするなら、ジノ。……受け止めて、シュタルクハドロン砲」



「楽しそうだな、エニアグラム卿」
「そう見えますか?バルトシュタイン卿」
「―…ラウンズ同士で何を行おうと、皇帝陛下に捧げる忠誠に異なる事がなければ私は干渉しないが―少々遊びが過ぎるのではないか?」
「ふふ、何の事でしょう?私にはさっぱりですよ?身に覚えもありません。最近随分大人しくなったじゃないですか。現に貴方のベッドに忍び込む事も
なくなったでしょう?―いや、あの時のビスマルクの驚いた顔といったら……!」
「―…ノネット」
「はい、失礼しました。……だって可愛いんですよ、ジノがあんなに必死になってくれるからつい。可愛いから、私みたいなのに引っ掛からないよう上手く
かわしているだけです。ま、楽しんでますがね?あの仔犬っぷりを。おやもしかして、貴方のところにまで枢木とアーニャから苦情が来ていましたか?」
「分かっているなら自重したまえよ、エニアグラム卿。そう言って少年を弄ぶのは悪趣味だと思わんのか―ヴァインベルグ卿には同情しよう」
「おや、貴方が同情とは意外だな。どのような意味で?」
「―…狼に心奪われた哀れな子羊の行く末に、だ」
「狼だなんて、人聞きの悪い。ただちょっと、許容範囲が広いだけです。……今夜はモニカとデートの予定がありますので、これで失礼しますね?」
「ジノは如何する気でいるんだ?あのまま放っておくのか?」
「待ちますよ。―…私の悪戯心以外を揺さぶるいい男になってくれるまで、ね」
「ジノが育つのが先か、アーニャまで取り込むのが先か、私は後者の気がしてきた。こちらも頭痛の種をこれ以上増やしたくないので、以降この話題は
控えよう。……当分、男の側はルキアーノとジノの睨み合いになりそうだ―…全く、何処までも破天荒な女だな」
「ルキアーノよりジノの方が可愛いんだけどなぁ?マゾじゃないだろうか、ルキアーノのヤツ。褒め言葉として有難く。疲れたら胸を貸しますよ?ビスマルク
にはいつでも」
「気持ちは有難いが、暫く遠慮しておく。……ノネット―」
「はい?」

 擦れ違い様、触れ合う唇。交わす視線。この奔放ぶりを知りながら他の者が振り回される様を、楽しんでいるのは己の方なのかもしれない。何故なら
ラウンズの心を幾つも浚っては愛でている事実を今のところ知っているのは、己のみ。自由気侭に駆ける狼を、鎖もつけずに放し飼いにしているのは自分
なのだから。それもまた、高慢で浅はかな考えなのだろう。狼に鎖など掛けられない、罠に掛かった羊は己も同じか―自嘲するビスマルクに、優しい狼は
にんまり笑って去っていった。

879:名無しさん@ピンキー
09/10/24 21:44:00 si8iooaW
>>916が言ってたようにノネットさんオンステージにしてみた。
ジノが壊れすぎたのは反省している。もうちょっとジノならエスコートできる、かもしれなかった。

880:名無しさん@ピンキー
09/10/25 16:03:18 Pk04iY94
>>924

GJ!
長身のグラマラスなノネットさんは守備範囲が広そうだ
シュタルクハドロン砲フイタ

881:名無しさん@ピンキー
09/10/25 17:58:37 oYHDsy37
>>924
ジノって女性のエスコートうまそうだけど
自分が本気で惚れた女は振り回されそうかも。デレデレになるというかw

882:名無しさん@ピンキー
09/10/25 20:55:47 HiffkGjO
>>926
というか、自分が簡単に手の内に出来るような女性は、彼の好みでは無いと思う。
カレンとか、まさにそうだし。

883:名無しさん@ピンキー
09/10/25 21:00:12 VDd3t4ot
ジノ×カレン見たいな。

884:名無しさん@ピンキー
09/10/25 21:53:00 fzY70rGv
>>927
確かに自分には振り向いてくれないような気の強い姉ちゃんとか好きそうだよな
ノネットさんなんかも同じ系のタイプ

885:名無しさん@ピンキー
09/10/25 22:16:52 ixhtj37N
>>924
GJ!
ラウンズトリオの反応が面白かったw
何だかんだいって仲良いなこいつら

886:名無しさん@ピンキー
09/10/26 04:59:41 r5hP0oWF
>>924
超GJ!!
ジノさんテラカワイソスww
ラウンズ面白いなあ。

887:名無しさん@ピンキー
09/10/28 19:50:35 LAM/ZszR
「これはどういうことかな?アーニャ」
「イレブンの伝統、『夜這い』。夜、相手のベッドに忍び込んで狼になる……スザク、覚悟はいい?」
「いや、わざわざ部屋をノックしてベッドに来ていいか尋ねてやって来て抱きつくのが夜這いとは思えないんだけど、覚悟はまだかなぁ?」
「……じゃあ待つ。覚悟準備中のスザク、記録―…覚悟が出来たら言って。今夜の私は狼になる」
「うーん、覚悟は出来たけど僕、狼より猫の方が好きなんだ。どうせなら一緒に寝ない?それでも夜這いは完了になるから」
「狼は嫌い?……分かった、寝る。―スザクの貞操、ゲット。記録しておく……おやすみなさい」
「うん、一緒に寝ようね。おやすみ、アーニャ」


「―…ということがあったんだ、昨日」
「一昨日は私のところにもアーニャが来たぞ、何やらジノを手篭めにする、とかなんとか言っていたなあ。大人しくアーニャの部屋へ
連れ戻したけど、あれは何なんだろう―どう思います?エニアグラム卿」
「……あー、半月前には私のところに、その数日前にはバルトシュタイン卿の寝床に行っていたようだぞ、アーニャは」
「実を言うと私のところにも……」
「同じくだ」
「何で私のところには来ないィイイイイ!」
「ブラッドリー卿は置いといたとして、これは一体何だろう……」

「あの……」
「あ、ナナリー。どうかした?」
「これはナナリー殿下、いらしたのですね」
「実は……アームストレイム卿に日本の古い書物を紹介して欲しいと言われて、その―」
「源氏物語を紹介したの?……とするとアーニャは……」


「次のターゲットはアーサー。……ふふ、これでブリタニアの光源氏は私。古く記録されることも間違いなし―」

888:名無しさん@ピンキー
09/10/29 19:30:33 Oo3qAiNW
GJ!ラウンズいいなあ
アーニャかわええ

889:名無しさん@ピンキー
09/10/29 20:48:48 tT5qfS7p
>>932
テンさん…

スザクの口ぶりから察するに、実際に手を出してなさそうだなw

890:名無しさん@ピンキー
09/10/30 12:29:07 Y5UPMINp
あの日から僕はずっと「嘘」をついていた。0点を取っているという「嘘」を
名前も「嘘」、答案も「嘘」、「嘘」ばっかりだ。
全く変わらない世界に飽き飽きして、
でも「嘘」って絶望で諦めることもできなくて。だけど手に入れた。秘密道具を・・・!だから!

無理だと思っていた。ただの小学生が世の中をどうにかするなんて…。
現実的じゃない。ちょっと考えればわかることさ。しかし、秘密道具が手に入ったのなら…。
たぶん、僕が取るべき選択は…。


待っているだけでは世界は動かない。
しずかを捜し出し、守りきるためには力が必要だ。
スネオやジャイアンよりも強い力が…。手に入れてみせる。
秘密道具を操るその果てに。合衆国日本を中心とし、
アメリカを超える世界を創り出す。そのためにもまずはあいつを。偽りの妹ジャイ子を…。


よくもやってくれたな…、
僕を嘲い、踏みつけ、見下したあいつら…必ず勝つ!!
僕は出来杉に、ジャイアンに勝ってみせる!!
お前たちが、僕を標的として動くことは分かっている…。いいだろう、向かってくるがいい!
破壊してやる…絶望を見せ付けてやる…。その上で、しずかを奪い返し、ドラミを助け出す!最後に笑うのは…!


891:名無しさん@ピンキー
09/11/03 21:34:46 c8icwKPS
>>935
スレチだがワロタw

892:名無しさん@ピンキー
09/11/04 00:40:54 p/gaF6EP
秘密道具があれば小学生でも世界を変えることができるわなw
てか、野比レクイエムの時はドラえもんがのび太を殺すわけwwwwww

893:名無しさん@ピンキー
09/11/04 22:30:11 Pi08WbNj
妹がジャイ子とか嫌すぎるなw

そしてドラ美に何があったw

894:名無しさん@ピンキー
09/11/08 22:01:38 66FOhmMe
シュナイゼル「悲しいなルルーシュ。せっかく、彫ってあげようと思ったんだが」
ルルーシュ「やめろ・・・・・!!!!!」
シュナイゼル「しかし、私よりも相応しい相手がいる。おいで、ナナリー」
ナナリー「お兄様がゼロだったんですね」
ルルーシュ「ナナリーーー!!??」
ナナリー「これからは私が責任を持って、お兄様のアナルを開発しますので
      手加減を致しませんよ」



895:名無しさん@ピンキー
09/11/08 22:03:58 pg6wQiNE
彫るって書いてあったから手っきり刺青だと思った件
つーかきもいって言っちゃだめかな

896:名無しさん@ピンキー
09/11/09 00:10:26 TyfmU1CY
>>940
言っていいんだよ!
言っちゃいけないなんて、誰も言ってないんだよ!

897:名無しさん@ピンキー
09/11/09 17:10:08 rf9eP7bP
女のなら兎も角、野郎のアナルを開発されてもなぁ…

898:名無しさん@ピンキー
09/11/09 19:30:58 DxZmZa+M
あげ

899:名無しさん@ピンキー
09/11/09 23:01:38 8jmsimHl
>>941
ナナリーの声だなw

900:名無しさん@ピンキー
09/11/09 23:55:13 ZM3auNlO
ナナリーがルルーシュを逆レイプするのまだぁ?

901:名無しさん@ピンキー
09/11/12 23:45:18 KYLpNSuB
ドラの直後だったからてっきりナナリーが
ルルにドラの刺青(若しくは落書き)かますと思ったのは私だけなのだろうか

902:名無しさん@ピンキー
09/11/14 22:53:26 QqNr89/8
ドラギアス 反逆ののび太

っていうのはアニメ化して笑うよなw
ルルーシュとのび太って、運動以外は正反対じゃんw

903:名無しさん@ピンキー
09/11/15 13:12:52 FHl7kYMH
>>947
確かに運動能力はのび太とあんまり変わらないわ
学力もそんなに変わらないしwwwww


904:名無しさん@ピンキー
09/11/15 13:16:29 G3mv85Pz
学力は一応ルルーシュのほうが成績いいんじゃね?
留年しそうだったのは出席日数のせいだし
のび太の特技のあやとりはルルーシュも得意そう

905:名無しさん@ピンキー
09/11/18 00:39:26 zpwTlETY
のび太には脅威の射撃能力がある

906:名無しさん@ピンキー
09/11/18 02:30:59 v8WHLbDI
ルルーシュって体力がないだけでしょ?スザクの蹴りをガードしたり大きな爆弾持ったまま泳いだりしてたし
運動は人並みにはできるでしょ体力がないだけで

907:名無しさん@ピンキー
09/11/18 05:33:20 Mq9IoMKJ
ルルーシュはゼロの仮面着けたまま、振り向き様に射ってユフィを殺した。

ルルーシュも射撃能力は高いはず

908:名無しさん@ピンキー
09/11/18 13:03:30 vcnU0fT9
なんで、のび太とルルーシュを比べてんだw

まだ、夜神月とルルーシュだったらわかるけどwww

909:名無しさん@ピンキー
09/11/18 18:01:17 E4Ru95n5
月好きだからルルーシュと比べられるのやめてほしい
いい加減うんざりする

910:名無しさん@ピンキー
09/11/18 19:02:07 nTvJ4lh7
>>954
>月好きだからルルーシュと比べられるのやめてほしい
世の中には逆の考えの人もいるってことを忘れるなよ


911:名無しさん@ピンキー
09/11/18 19:07:17 8KsE0YS0
だな。
ルルーシュをのび太と比べると腐女子は怒るだろうが、ほとんどの善男善女にとってはのび太の方に失礼だ。

912:名無しさん@ピンキー
09/11/18 19:45:39 mfo3QFvn
つーかこのスレが何のスレなのか分からなくなってきた

913:名無しさん@ピンキー
09/11/18 20:40:35 E4Ru95n5
>>955
もし比較が始まったら月よりルルーシュの方が優れてる~みたいな流れになるだろ
ギアスのスレなんだから
もう何度も見てきてる流れだがらいい加減にしてくれといってるんだ
ましてエロパロで関係ないじゃん

914:名無しさん@ピンキー
09/11/18 20:46:22 9W26Upoo
ドラえもんがのび太を刺すという野比レクイエムと

スザクがルルーシュを殺すというゼロレクイエムでは

野比レクイエムの方が泣けそうだなwwww

大長編好きにとってはw

915:名無しさん@ピンキー
09/11/18 23:32:41 YB+J0t6L
次スレは必要なんだろうか
エロくないよ話題が!

916:名無しさん@ピンキー
09/11/19 00:11:53 DfN3NlXc
>>960
当然必要であります!
今スレの投下量は久々に大充実でありましたから
次スレまでは余裕で戦えます!

917:名無しさん@ピンキー
09/11/19 22:31:00 uN9/DtTJ
        , -─-- 、
      ト、  /  , - 、 ヘ> 、
     ト1 `  / /    \ } / ̄`ヽ、
     _j   __ ' /` ̄ ̄` ー -ミ   |,_ __ __ _
      ト、    」 - 、     , 1   |::||::||::||::| 今の私の仕事はナナリー様のパンツを洗うことだ
      、  ̄ ̄ ミ 、 \__  / !  ,ノ::||::||::||::|私に洗ってもらうのは光栄のことだと思え
       \ f⌒' 弋心ゞ  iヒン ∨ゝァ´::||::||::|
         ∧ヘ {          /、 ̄::::::::::::::ノ
       , ′\_'ヘ、 ー ‐一 /  '.  7 「´
       l     ̄ \____/x   | ,1 |
        |   ' =xィ:ヘ__M >f´  1  | |
       l    /###ヘo'只{#\__/- f´}ヘ
      丶  〈##く__Y::::{:◎}:!、#####{Y_ノ
        \ \##> 、:: ̄:::'V  ̄ ̄ 1.|
         `ー ヘ_ ノ::::::l}:::::ヘ    .| |
             7:::::::::/! :::::|    .| |
            ,′::::/ 1 ::::|    .| |
              l:::::::::l  {:::::::|    .| |
            f::::::::::}  1::,rヘ .   | |
           /_`Y  }/ r ヘ   |_|
           l____r '   `ー‐ '


918:名無しさん@ピンキー
09/11/20 12:49:19 hkNCjBeW
小沢「鳩山。約束通り。おまえがおれを殺せ」
鳩山「やるのか。どうしても」
小沢「予定通り、日本人の憎しみは今このおれに集まっている。
後はおれが消えることで、憎しみの連鎖を断ち切るだけだ」
麻生の仮面を鳩山に手渡す。
小沢「自民党には、麻生という伝説が残っている。
岡田も麻生に仕える。
これで日本は軍事力ではなく、話し合いという一つのテーブルにつくことができる。
明日をむかえることができる」
鳩山「それが」
小沢「ああ」
鳩山「小沢・レクイエム。
友愛の世界で僕たちは知った。人々が明日を望んでいることを」
小沢「ふん。なあ、鳩山。願いとは脱税に似ていないか」
鳩山「え」
小沢「自分の力だけでは叶わないことを誰かに求める」
鳩山「脱税、か?」
小沢「そうだ。おれは、人々を願いという名の脱税してやる。
世界の明日のために」


岡田「小沢、おまえは人々を不況に巻き込んだ代償として」
涙を流す岡田

小沢「売国していいのは、撃たれる覚悟のあるやつだけだ」

鳩山に討たれる小沢。

小沢 鳩山おまえは英雄になるんだ。
日本人の敵、皇帝小沢・ヴィ・ブリタニアから世界を救った救世主麻生に



919:名無しさん@ピンキー
09/11/20 13:30:57 o727Bi43
>>963
ワロスと思ったが憎らしいくらい笑えねぇ・・・
鳩とオジャー1はやばすぎる・・・

920:名無しさん@ピンキー
09/11/20 17:49:59 lkLwhzv7
政治厨もドラ厨もマジうぜぇ・・・
スレ違いだろ

921:名無しさん@ピンキー
09/11/20 18:28:09 GW1XtHuK
暇つぶしにセシルさんにちょっかいをかけるパンダさんとか読みたい

922:名無しさん@ピンキー
09/11/20 21:52:38 vsAOUA73
>>963
本気で憎しみが集まるから笑えねぇわw


923:名無しさん@ピンキー
09/11/21 18:11:29 gu6sOtKZ
このペースだと次スレは980ぐらいか?
最近エロ雑談も少なくなってきたが(代わりに変なのが入ってる感も否めないが)

924:名無しさん@ピンキー
09/11/21 19:30:15 M3zxYAgq
オレンジ×ヴィレッタって過去あったっけ?
最初のED絵はそれっぽいと思ったんだがまさか扇とああなるとは…

懐かしんでオレヴィレならどんなシチュが良いだろう?

925:名無しさん@ピンキー
09/11/21 22:24:16 nhNH9t26
>>969
保管庫に何作かあるよ
たまにはジェレヴィレも良いな
EDの大人ムードは良かった

926:名無しさん@ピンキー
09/11/22 22:52:30 Sq2f7Zmd
久しぶりに保管庫覗いたら11スレまでしか保管されてなかったんだがいつからああなったんだろうか


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