【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合37at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合37 - 暇つぶし2ch350:名無しさん@ピンキー
09/04/20 23:49:13 EkWzJPJx
おもらしテファ…だと…GJ!!


351:反・胸革命!
09/04/21 19:29:02 OO1Chzc+

双月の月明かりは今日も煌々と学院を照らしていた。
そんな学院の部屋の一室で、二人の男女が床を共にしている。
男女、といっても二人ともまだ年齢的には少年と少女といっていい二人である。
少年の名は平賀才人。
少女の名はキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーといった。

「キュルケ……」
「あぁ……ダーリン」

その夜、サイトはキュルケの部屋を訪れていた。
二人はどちらが言うでもなく、その夜も酒瓶を少しばかり減らし、談笑した後、ムードに乗ったところで熱い口づけを交わした。
今、キュルケはサイトの男性自身を自らの中へ迎え入れていた。
規則的な間隔でベッドが軋む音を立て、その度に二人は微かな喘ぎ声を漏らす。
キュルケの十代の少女のものとは思えない色気に、サイトはその手を彼女の胸元へ伸ばした。
ブラを外したベビードールの薄い繊維越しに、柔らかな乳房の感触を存分に堪能しつつ、口では絶えず彼女の生々しい舌を絡め合う。

「ん……ちゅっ……あはぁ……」

キュルケの漏らす吐息が耳元をくすぐる。
ベッドが軋む音が徐々にだが短くなっているのに彼女は気づいているだろうか。
サイトは自分のペニスを絡み取る彼女の膣内の蜜の滑りや、上気した頬の色、
そして何よりガンダールヴの力を借りて彼女の絶頂が後どれほどで訪れるのかを知っていた。

(も、もうちょい……!)

しかし、当のサイトの方は限界が既に迫っていた。
少年の悲しい性だろうが、ここ三日ほどキュルケとの時間がとれず、
精を放つ機会がなかったせいで彼のペニスは今にも暴発してしまいそうな勢いなのだ。


352:反・胸革命!
09/04/21 19:29:38 OO1Chzc+

「あっ……あぁん……あぁ……」

キュルケは自分の腕の中で確実に快感を高めてくれている、この勢いを逃したくはない。
そう、ほんの少しでもキュルケに気持ちよくなって欲しかったのだ。
彼の脳裏に、先日の言葉が思い出される。

〝……二回だけじゃ、分からないわよ、本当の愛なんて〟

前に言われた言葉を、彼なりに解釈した結果は、やはり彼女とより多くの時を過ごすくらいしか思いつかなかった。
ここまで深い男女関係など経験したことのないサイトは、
とにかく今はそれを信じてキュルケとの短い時間を必死になって作っていたのだった。
三日ぶりの逢瀬を、彼女より先に達してしまうという情けない結果に終わらせるわけにはいかない。

「ね、ねえ……ダーリン?」
「はぁっはぁっ な、何?」
「あんまり我慢しなくても先に一回イッちゃっていいのよ?」
「だ、大丈夫だよ! ははは!」

やせ我慢は男の甲斐性、だったか、とサイトは自分に言い聞かせる。
そう強がりを見せて額に脂汗をかくサイトを、キュルケはじっと見つめていた。
そして、ペロリと紅い舌で唇を舐め、酷薄な笑みを見せると、次の瞬間、サイトには予想外の行動に出た。

「ダ・ァ・リ・ンっ!」

正常位で女性側の動きが制限された体位だと安心していたサイトだったが、
一瞬のうちにキュルケはその肉感的な美脚でサイトの腰を挟み込んだのだ。
ピストンをキャンセルされたサイトは、彼女の深くまで挿入したまま腰を固定されてしまった。



353:反・胸革命!
09/04/21 19:30:16 OO1Chzc+

「あうっ!? ちょ、キュ、キュルケっ!?」
「ふふっ……」

キュルケは腕を彼の首に絡め、引き寄せた彼の耳元で囁いた。

「ダーリンの、私の中でピクピクいってるわよ?」
「そっ、そんなことねえよ!」
「あーらそうかしら?」

キュルケは意地悪く笑い、深くまで男性を挿入された腰をベリィダンスのようにくねらせた。
その瞬間、単なる上下運動では得られない感覚がサイトを襲う。
予測のできない膣内のうねりに、腰を固定されたサイトのペニスは逃げ場がない。
それが、引き金だった。

「あぐっ!?」

歯を食いしばったが、もう彼の自制心ではどうしようもなかった。
彼の奥底から、塊となって精液が噴出してくる。
まるでマグマのようなそれは、これ以上ないほどに勃起しきった彼のペニスを伝い、彼女の子宮口まで到達する。

ドックン!

「ああんっ! 熱いのがきたわぁ!」
「うああぁっ!!」

キュルケの身体を力強く抱きしめ、腰を痙攣させて彼は射精した。


354:反・胸革命!
09/04/21 19:30:53 OO1Chzc+

ドクッ! ドクッ! ドピュドピュ! ドピュルッ!

「あ……あ……」

射精がこんなにも長いものだと知らなかったとばかりに、サイトは大量のスペルマを放出していた。
コンドームの先端はパンパンになっていることだろう。
腰が抜けたのではないかと思うような射精感に、
彼はまだ少量の精を小刻みに出しているにも関わらず彼女の身体の上にぐったりと倒れ込んでしまう。

ピュクッ

「あん……凄い……まだ出てる」
「はぁー……はぁー……」

二人はしばらくの間、荒い息が整うまでそのままの体勢で余韻を楽しんだ。
しかし、サイトの心には一つの後悔が残る。

(……キュルケより先にイッちまった)

申し訳なささえ感じて、サイトは余韻もそこそこに身を起こそうとする。

「あっ! やだ、サイト」
「え?」
「もうちょっと、このまま……」

キュルケはどこか恥ずかしげにサイトを制した。
少し回復したサイトが彼女をそっと確認すると、膣内が微かに収縮を繰り返していることに気づく。



355:反・胸革命!
09/04/21 19:31:30 OO1Chzc+

(あ……ひょっとして?) 

キュルケも、サイトの絶頂と同時に達していたのだ。

(あれ、でもどうして?)

ガンダールヴの力は本来武器を扱う能力であり、女の武器はやはり専門外なのだろうか。
サイトは安堵すると同時に釈然としないものも感じる。

「キュルケ、気持ち良かった?」
「あん……そうじゃなさそうに見えるの?」
「い、いや」
「ふふ……」

キュルケはサイトの予想していたよりもずっと満足そうだ。
結果オーライだが、これからはもっとがんばらないといけないと思う。
サイトは腕の中の初めての女性を優しく抱擁すると、決意を新たにしたのだった。


・・
・・・

356:反・胸革命!
09/04/21 19:32:04 OO1Chzc+

翌日

「あら、いらっしゃいな」

その日はルイズがたまたま早くに休んだため、キュルケの部屋を前日に続いて訪れることができた。
サイト自身、騎士団の訓練などで決して疲れていないわけではないが、そこは青い春の成せる技か、
キュルケの笑みを見ただけでそんな疲労感は吹き飛んでいた。

「今日も月が綺麗よ」

キュルケは蝋燭の灯りだけで彩られた部屋の窓際で夜風を楽しんでいるようだった。
彼女の服装は白いガウン一枚、おそらく風呂上がりに涼んでいるのだ。
サイトは彼女の隣へ行くと、双月を一緒に見上げた。

「この季節の月の美しさはゲルマニアもトリステインも変わらないのね……」
「へえ、じゃあキュルケの故郷でもこんな夜空が見れるんだな」
「ええ。ま、そもそもトリステインとの国境線にあるのが私の領地だし、当然かしら」

他愛もない会話だが、キュルケとこうしてじっくり話をするのはどこか心地良く感じられる。
甘いワインを勧められ、酔いが回らない程度に口をつける。
窓から微風が入り込み、キュルケの豊かな紅い髪を撫でた。
月明かりに照らされる褐色の少女の姿は、ただそれだけで絵になっている。

「……ホント、綺麗だ」
「ええ、そうでしょう? だから、この部屋結構気に入ってるの……」

キュルケがサイトの視線が夜空ではなく自分に向けられているのに気づいた。


357:反・胸革命!
09/04/21 19:32:38 OO1Chzc+
サイトもその潤んだ瞳に思わず自分が無意識に言った言葉にはっとしたが、ここで怯むのでいけない、ともすぐに思い至った。
こういう時、貴族とかならどう言えばいいのだろう。
この時ばかりは、いつもスラスラと異性への讃辞を並べることのできるギーシュの才能が羨ましくなった。
愛してる、好きだ、あの双月も君の美しさにはかなわないよ……
そんな感じの言葉が良いのだろうか。いや、しかしそれこそ月並みに聞こえる。

(月……月か)

サイトは高校で日本史を学んでいた時の言葉を咄嗟に思い出した。

「君が一緒にいると、月が綺麗だ……」

キュルケの目が大きく見開かれた。

「サイト……」

彼女がそんな純朴な乙女のような表情ができるのだと、サイトは初めて知った。
いくら経験豊かと言っても、やはりキュルケも十代の少女には違いなかった。
サイトはこの機を逃さないように、彼女の唇にそっと自らのそれを近づけた。

「ん……」

そのぎこちないキスが、もう恋人同士のそれであることは、鈍いサイトにも理解できた。


358:反・胸革命!
09/04/21 19:33:12 OO1Chzc+

・・
・・・

天蓋付きベッドの上で、二人は一糸纏わぬ姿となって寄り添っていた。

「あ……んぅ……あぁ……」

サイトの予想とは裏腹に、今夜のキュルケの求めは普段の積極的な彼女からすれば慎ましいものだった。
まず、サイトにも裸になって欲しいと言い、愛撫も激しさやテクニックよりも、互いに密着したスタイルを望んだ。
前日のようにキュルケに主導権を握られないよう身構えていたサイトにとっては計算外である。
さっきからサイトは丁寧だが基本的な、指で彼女の花弁や芯を刺激する愛撫しかしていない。
普段彼女にこんな調子で前戯をしていたら、あっという間に主導権を奪われているに違いない。
しかし、今の彼女は時折キスを求めてくる以外、まるで処女のようにされるがままだ。

「……っん!」

キュルケが突然シーツを握りしめて胸を反らせた。

「キュルケ?」
「はぁ……はぁ……」

キュっと内股を閉め、小刻みに震えている。
そして、サイトに抱擁を求めるようにキスをする。
しばらくして、キュルケが軽く達したのだとサイトにも分かった。
だが、突然のことで、ガンダールヴの力でさえ察知できなかった。


359:反・胸革命!
09/04/21 19:33:43 OO1Chzc+

(どうしたんだろう? 今日のキュルケ……)

指にはねっとりと彼女の蜜が垂れていた。
これだけ濡れているなら、もうインサートする頃合いだ。
彼女の快感の波が収まるまでに避妊の準備をしておく。
ピリリとコンドームの封を切る音に、キュルケが紅潮した顔で彼を見た。

「あぁ、ダーリン……」

いつもと雰囲気は違うが、これはこれでいじらしい可愛さがある。
サイトは笑みを浮かべ、彼女を安心させるように再び口づけをした。
そして、今の彼女に最善の体位を考え、そっと彼女の花弁に自身の男性器をあてがう。

「……いくよ?」

サイトの問いに、彼女はそっと目を閉じて応じた。
それを肯定と取ったサイトは、そのままゆっくりと腰を入れていった。

「んぁ……っ!」

キュルケがサイトの背中に手を回した。
サイトは寄り添ったままの体勢での挿入を試みたのだ。
正常位を横に倒した状態で行う、いわゆる『側位』でのインサートだ。
この体勢は互いの負担感が少ない分、激しい動きができない欠点があるが、ゆったりとしたセックスには有効だった。

360:反・胸革命!
09/04/21 19:34:17 OO1Chzc+

「あっ あっ あふっ んぁっ はぅぅ」

キュルケも漏らすような喘ぎで、不満もなさそうにそれを受け入れた。
それどころか、口の端に自然と笑みをつくり、サイトと抱き合うようにして楽しんでいる。
サイトの胸板には彼女の美巨乳が押し当てられ、長く流麗な線を描く脚は同じく彼の脚と絡まっている。
彼はその感触でも快楽を得ることができた。
情熱的な刺激よりも、しっとりとした確かな満足感。奪い合うのではなく、与え合うセックスだ。
こういうのもありなんだな、とサイトは腕の中の少女の豊かな髪を撫でながら思った。
サイトは射精感を抱くようになると、キュルケの耳元で囁いた。

「イキそうだ……」
「いいわ……きて」

おそらく彼女は激しい絶頂までは達することはできないだろう。
しかし、今のこの行為はそんな肉体的な快楽を得ることだけが目的ではないのだ。
サイトはそのことに気づき、先に彼女の中で果てることにそれほど申し訳なさは感じなかった。

「くっ!」
「ぁはっ……!」

小刻みにピストンを早めたかと思うと、二人は一際強く抱きしめあい、その時を迎えた。

トクッ… トクッ……

射精は男性の絶頂を意味するが、今のそれはむしろ、行為の幕を引く一種の区切りとしての意味を持つもののように思えた。


361:反・胸革命!
09/04/21 19:34:49 OO1Chzc+
気持ちよくないわけではない。
だが、サイトの抱いた感情は、絶頂感よりも、温かなキュルケの裸体を抱きしめたまま果てることのできる充実感の方が大きかった。

「キュルケ……」
「サイト……」

二人は絡み合ったまま、今日何度目かも分からないキスを交わした。
しかし、

(恋人に……俺はなれたのかな?)

満足感を壊したくない彼は、ただそれだけを聞く勇気がなかったのだった。


<続く?>

362:170cmOver ◆0qdPkucgTU
09/04/21 19:37:00 OO1Chzc+
やっとこさ引っ越し先でネット繋げるようになったんで続き書いてみました。

363:名無しさん@ピンキー
09/04/21 19:49:05 aR/pOPKk
>>362
GJなんだぜ

364:名無しさん@ピンキー
09/04/21 21:17:25 687L3jZd
>>362
乙乙。
ルイズやタバサも良いが実際に嫁にするならキュルケだな

365:名無しさん@ピンキー
09/04/22 00:28:13 gVpvBmIR
キュルケは金銭感覚が問題
ルイズ以下だろ

366:名無しさん@ピンキー
09/04/22 00:34:09 W7RIhq/N
筆卸ならキュルケ
ラブコメするならルイズ
セフレにするならシエスタ
浮気するならアンリエッタ
なでなでするならタバサ
嫁にするなら・・・モンモランシー?


367:名無しさん@ピンキー
09/04/22 00:39:03 C+zwmSKv
俺は包むより包んでほしいタイプだから姉御肌のキュルケがいいん

368:名無しさん@ピンキー
09/04/22 00:47:18 9ZDlZjc5
ルイズやタバサやモンモンと違って包めるサイズだしな



なんか向こうが急に明るk

369:名無しさん@ピンキー
09/04/22 01:11:28 Pohksa6X
じゃあベアちゃんは俺の嫁な


370:名無しさん@ピンキー
09/04/22 11:11:50 FL8V3Kt4
筆卸:カトレア姉様
ラブコメ:テファ
セフレ:アンリエッタ
浮気:キュルケ
なでなで:シルフィ
嫁:シエスタ

異論は認める

371:名無しさん@ピンキー
09/04/22 15:10:29 9IAJRkpX
筆卸:モンモン
ラブコメ:ルイズ
セフレ:シエスタ
浮気:アン
なでなで:シャルロット
嫁:アンリエッタ

ラブコメってことは主従関係ないよな?
まぁあってもルイズなんだけれども

372:名無しさん@ピンキー
09/04/22 15:12:55 YZU1D3l2
>>362
キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─!!
GJ!!!!

373:名無しさん@ピンキー
09/04/22 21:34:29 cKR5MDyP
>>371
主従関係なしなのにサイトに対してあの扱いだったらさすがにやばいだろ。

ていうか、やっぱりラブコメ枠以外にルイズの名前はないんだな
まぁ自分もそうするだろうけど。

374:名無しさん@ピンキー
09/04/22 21:56:02 9IAJRkpX
>>373
あぁすまん 説明不足だったな
どう言えばいいかな・・
ラブコメとかセフレとか一つ一つのジャンルでキャラを選ぶんだろ?
「ラブコメ」の基本要素に主従関係はないんだし、本質でルイズを選ぶというか・・

すまんわけわからんな
読み飛ばしてくれ
>371の一文は読み飛ばしてくれ

375:反・胸革命!
09/04/23 11:01:52 ND0dfjJ+

その日の昼休み、女子生徒たちが庭の白いテーブルを囲んで話す内容はどこも似たり寄ったりだった。

「呆れたわねぇー」

キュルケがそう苦笑いを浮かべたのを見て、モンモランシーが怒りを滲ませた。

「全くよ! ギーシュったら、あそこまで節操ないとは思わなかったわ!」
「ホントに思ってなかった……?」
「あ、いや、ギーシュならやりかねないわ、とも思ってたけど……」

モンモランシーも何だかんだで粘り強いわね、とキュルケは感心する。
そして、ムスっとした顔のまま眉をぴくぴくとさせているルイズに話しかける。

「テファの一件の頃は評価右肩上がりだったのに、もったいないことしたもんねぇ」

それが彼の使い魔、平賀才人のことを指すのは自明だった。

「しばらく再起不能になるくらい鞭打ちしてやろうかとも思ったわ……」

怒りの余り、ルイズはもはや激情を表すことさえ忘れているようだった。
あらあら、とキュルケはその負のオーラに気圧され、反らすように晴天の空を見やった。
すると、周囲からは他の女子たちのそれはそれは厳しい話し声が耳に入ってくる。



376:反・胸革命!
09/04/23 11:02:32 ND0dfjJ+

「信じられませんわ! まさか地下まで穴掘って覗きにくるなんて!」
「本当は変態の集まりだったのね!」
「淑女の敵よっ!」

あはは、とキュルケは笑うしかない。
なぜこんな噂話で持ちきりなのかは彼女自身、昨日の出来事を知っているのでよく分かる。
そう、好評価著しかった水精霊騎士隊が一転、ハレンチ隊の汚名を着けられる事件が起きたのだ。
昨夜のことである。
彼らは女子入浴中の大浴場をなんと地下までトンネルを掘ってまで覗きにやってきたのだ。
それも、騎士隊全員という組織的犯行である。
バレた後、あえなく全員が捕縛され、激昂した女子から手痛い仕返しまで受けた。
キュルケにとってもなぜこんな時期に彼ら水精霊騎士隊の面々がそのような暴挙に出たのかは理解しがたい。
だが、他の女子よりも男の欲求というものを知っている彼女には、
なんとなくだが同年代の少年ばかりで構成されている彼らが何かの拍子に悪ノリしすぎたのだろうとは想像できた。
しかし

(もう……そもそも裸見たいんなら私がいるでしょうに……!)

キュルケにはそこだけが気になった。そう、他でもない、覗き事件にはサイトが加わっていたのだ。
つい先日の言葉を思い出す。

『君がいると、月が綺麗だ……』

「……そう言ってくれたじゃない……」

悲しげにポツリと呟く。



377:反・胸革命!
09/04/23 11:03:06 ND0dfjJ+

「何か、あったの?」
「え?!」

キュルケがいつの間にか憂いの表情になっていたのを、隣で本を読んでいたはずのタバサが気づいていた。

「な、何でもないわ」
「……そう?」

普通の人間が見れば無表情だが、タバサの顔には確かに心配そうな感情が交じっているのにキュルケは焦った。

(タバサになら打ち明けてもいいんでしょうけど……)

サイトとの関係については遅かれ早かれそうするつもりでいたのだが、昨夜の事件で機を逸する形になってしまった。
しかも、ルイズの折檻なり学院側からの罰則なりをしばらく受け続けるであろうサイトには、表だって会う機会も少なくなる。
なぜと問い正したい気持ちももちろんあるが、それ以上にサイトに会えないのがキュルケには寂しかった。


・・
・・・

(何してるんでしょ、私……)

夕方になってキュルケは自室とそう遠くないルイズの部屋の前に立っていた。
この中にはサイトが事実上軟禁されているはずだ。
本当ならほとぼりが冷めてからの方がいいはずだ。彼女はその辺の計算は間違えないタイプである。
だが、今はなぜか無性に彼のことが気になって仕方がなかった。
せめて一目会いたい。しかし、ルイズに不審に思われない程度の理由が思いつかなかった。
と、


378:反・胸革命!
09/04/23 11:03:52 ND0dfjJ+

「ぜぇぜぇ」

突然扉が開いた。
中からは凄まじい形相のルイズと、彼女の手に引きずられている何かの物体。
ボロ雑巾? とキュルケは一瞬ぎょっとしたが、よく見るとそれは見るも無惨な姿となったサイトだった。

「あらら……」

昼間言ってたこと、有言実行したのね、とキュルケは悟った。
そんな彼女にルイズは目尻のつり上がった視線を送る。

「アタシの部屋の前で、何してんのよ?」
「え? ええ、たまたま通りがかったら何か凄い音が聞こえるから何事かしらって思って」

キュルケはルイズの問いに咄嗟にそう答えていた。
半分嘘で、半分本当である。これだけのことをサイトにしておいて、静かだったはずはないだろう。

「ふんっ! ほら、キュルケ、アンタの使い魔のエサにでもしていいわよ」

きゅるきゅる、とキュルケの背後に控えていたフレイムが、心なしか驚いたように見えた。
逆に、思わぬ収穫を得ることになったキュルケは、できるだけ平静を装ってルイズに確認する。

「あら、いいの?」
「知らないわっ!」

そう言い残して彼女はずんずんと歩いて行った。
おそらく、夕飯もとらずに彼をしばき倒していたのだろう。


379:反・胸革命!
09/04/23 11:04:39 ND0dfjJ+

「今更ながらよく生きてるわねぇ……」

ツンツンと肉塊寸前のサイトをつつき、キュルケはその生命力に感心する。
そして、フレイムに命じて彼を自室へと引きずっていったのだった。


・・
・・・

「う、う~ん……」

サイトは朦朧とする意識の中、ようやく目を開けることができた。
どれくらい気を失っていただろうか、今は何時で、果たして自分は生きているのだろうか。
そんなことを考えてしまうほど、今回のルイズの仕置きは凄まじかった。どこぞの残虐時代劇漫画のレベルだ。
薄れ行く意識の中で、思い浮かべたのは……

「……キュルケ?」

そう、彼の初めての相手であり、確信はないもののおそらく恋人でもある少女の裸身。
その彼女が今目の前にいた。
ということはこれは気を失った後の夢の続きなのだろうか。

(あれえ、でも夢とはちょっと違うような……?)

夢で慈母のように微笑んでいた彼女とは違い、今の彼女の笑みはどこか酷薄で妖しい雰囲気を漂わせている。
そして、なぜかセクシーな黒いガーターベルト姿でこちらを見下ろしていた。
もう夜になっているのか、部屋は蝋燭の光で満たされている。
その中に浮かび上がるガーターベルトに身を際だたせた彼女の肢体は、たまらなく扇情的だ。


380:反・胸革命!
09/04/23 11:05:17 ND0dfjJ+

「気がついたようねぇ?」
「あ、ああ、おかげさまで」

間抜けな返事だったが、それは今自分がおかれた状況がどういったものなのか、少しずつ分かってきたからだった。
具体的には、なぜか両手両脚がベッドの支柱にロープで繋がれ、自由がきかないことなどである。

「こ、これは一体……?」
「今頃ね、モンモランシーはギーシュを水責めしてるらしいわよ?」
「は、はあ、そうなんだ?」
「でね、私はどんなお仕置きをすべきなのかしらって考えたわけ」
「え、えーと……」

サイトは嫌な予感に冷や汗をかく。

「これ以上責められたらさすがに命が危ないんですが……」

なんとかそれだけを伝えると、ベッドの柵に綺麗な脚を組んで腰掛けている彼女の片足が伸びた。

「なあに言ってるのよ、ここ、こんなにしといて?」
「あぅ!?」

ペニスの裏筋に、ストッキングの柔らかな感触が走った。
いつの間にか、彼の股間はボロボロの身体に反して固くそそり立っていた。



381:反・胸革命!
09/04/23 11:06:07 ND0dfjJ+

「そういえば知ってるかしら? 殿方の身体は命の危機に直面すると子孫を残すことだけを考えるようになるそうよ?」

クスクスと笑いながら、キュルケは足の裏で彼のペニスを弄び続ける。
疲れマラと同じ原理なのだろうか、既にクライマックス状態だった彼のものは、それだけで射精の兆候を見せた。

「あぁっ! だ、ダメだ! も、出ち……」
「誰がイッて良いって言ったかしらぁ?」

キュルケがひょいと杖を振った。
すると、頑丈そうな紐が飛んできたかと思うと、彼のペニスの根本に巻き付く。

「あぐっ!? ちょ、こ、これじゃっ!?」
「あは、出ないでしょ?」

こみ上げてきた精液が、行き場を失って根本で暴れている。
ビクンと腰を痙攣させ、サイトはまるで拷問される罪人のように懇願した。

「た、頼む! い、一回出させて!」
「だめよぉ、簡単にイカせちゃお仕置きにならないでしょう?」

そう言っている間にも、彼女の足先は彼のヒクつくペニスを刺激し続けている。

「あああぁああぁああぁ」


382:反・胸革命!
09/04/23 11:06:41 ND0dfjJ+

「煩いわねぇ」

彼女は立ち上がり、彼の眼前でパンティに手をかけた。
するり、とそのムチムチの太股を伝って下着が脱がされていく。
その間に、愛液の銀色の糸がかかっているのを、サイトははっきりと見た。
不幸なことに、本来なら快感のはずのその視覚的刺激は、せき止められた精液をより一層せり上げる力になってしまう。
再び悲鳴じみた声を上げる彼に、キュルケは脱ぎ去った下着を丸めて言った。

「これでも噛んでなさい」
「うぐぐ!?」

そのまま口の中へと押し込み、猿ぐつわ代わりにしてしまう。
この世界では珍しいブラジャーも外してしまい、彼女はガーターベルトだけを身につけた状態になる。
彼の上に乗ったキュルケは、自分の尻に押し当てられている固い存在に嗜虐的な笑みを浮かべた。

「あらあら、そんなに私に射精したいのかしら?」
「うーっ! ううーっ!」
「ホント、ルイズが言ってた通りあなた最低よ。節操なく発情する犬みたいだわ」

ギーシュがモンモランシーに水責めされているのなら、キュルケの場合はさしずめ言葉責めといったところだろうか。

「あらら、サイト、あなた私に罵られて感じちゃってるのかしら?」
「うう……」
「節操ないだけじゃないわ、あなた変態よ」

冷めた目でサイトを見下し、彼女は続けた。


383:反・胸革命!
09/04/23 11:16:56 ND0dfjJ+

「変態相手に本番許したんじゃゲルマニア貴族として名誉にかかわるわ。
ここまでにして後はルイズにでも代わってもらおうかしら……?」
「っ!?」

この世の終わりのような表情を浮かべるサイトに、キュルケは言いようのない快感を覚えていた。
今、サイトの全てを支配し、かつ最高の快楽を与えることができるのは自分しかいないのだ。
しかし、いじめ倒したい一方で、自身も彼のそそり立つものを堪能したくもあった。
彼に救いの手をさしのべるように、そっと耳打ちする。

「どうしようかしら、一回だけイカせてあげてもいいけど、イキたい?」
「ううっ!」

コクコクと首を縦に振る。
それを見た彼女は、ニヤリと意味深な笑みを浮かべた。

「た・だ・し……」

彼女の手がペニスを捉え、自らの膣口に先端の照準を合わせる。
クチョリと彼女の愛液が先端をぬらす。

「私がイクまで我慢するのよっ!」

その瞬間、彼女が腰を落とした。

「あうぅーっ!」
「うぐぉっ!?」

獣のような声で二人が結合する。
熱いキュルケの膣内は、石のように固くなったサイトのものをすんなりと受け入れていた。
同時に、二人ともその爆発的な行為に普段では感じられない興奮を得ている。
しかし、サイトにとってはキュルケのワンサイドゲームであり、いかにして射精感を抑えるかが問題だった。
とはいっても、自由のきかない彼にできることなど限られている。


384:反・胸革命!
09/04/23 11:17:48 ND0dfjJ+

「あんっ! あんっ! 凄いわっ! こんな固いの初めてよっ!」

キュルケが腰を激しく振る度に、サイトはじりじりと追い詰められていき、やがて絶頂を迎えてしまう。

「ぐううぅぅーーっ!」
「ああん! 中でビクビクいってるわ!」

だが、その絶頂に射精は伴わない。
彼女の膣内で、空しく肉棒を震わせるしかないのだ。
サイトはその破滅的な絶頂感に、今にも気を失いそうになる。

「ダメよ! まだ私はイッてないんだから」

キュルケは馬に拍車をかけるように膣壁を締めて彼の意識を取り戻した。
そして再び激しい律動を始め、彼を責めたてた。
彼女の絶頂が近くなる頃には、サイトはもう意識を保っているのがやっとという状態になっていた。
腹上死という、冗談のような死因が頭をチラつく。
だが、キュルケとセックスして死ねるならそれはそれで幸せかもしれない、とぼんやりと思う。

(キュルケは結局俺のことを好きでいてくれてるのかな……?)

ギーシュたちが覗きをやろうと企画したのも、実は彼女との関係に悩み、
ため息ばかりついていたのを騎士隊の連中が見かねたからだった。
そういえば、そのことについてもまだキュルケには説明していない。



385:名無しさん@ピンキー
09/04/23 16:21:54 eKXv2yUB
つ、続きはどうしたーっ!?

386:名無しさん@ピンキー
09/04/23 16:22:04 QvDbomv0
キュルケの時代来たな。

387:名無しさん@ピンキー
09/04/23 16:35:31 ADd6zthA
GJ!なんだけど、どこでGJ!したらいいのかわからん!! w

388:170cmOver ◆0qdPkucgTU
09/04/23 17:40:22 oz6fCRTj
ちょっと途中でなんか書き込めなくなってたました……
続きいきまする

389:反・胸革命!
09/04/23 17:40:54 oz6fCRTj

「あっ! イク、イクわっ! 私も……私もイクぅーっ!」

彼女の中が激しく収縮し、もう感覚がなくなりかけたペニスも最後の刺激に反応した。

「あはぁっ! 偉いわ、最後までがんばったわね!」
「うう……」
「ご褒美よ!」

彼女はさっと腰を浮かせて膣内から男性器を引き抜くと、紐をほどいてから内股と花弁の合間に挟み込んだ。
いわゆるスマタの形だが、縛めを解かれたサイトのものは、最後の力を振り絞ってせき止められていた数回分の精液を発射した。

ドックンッ!!

「きゃあっ!?」

噴水のように吹き出した精液は、キュルケの顔まで一直線に飛びかかった。
そして、断続的に射精を続け、あっという間に彼女の身体全身を白に染めていく。

「あふ……凄いわ、こんなに出されたの初めて……」

彼女は顔にかかった黄ばんだ精液を指先ですくい、その量と強烈な臭いに酔う。
それはとてもではないが一人の男性が一度に出す量ではない。
サイトは意識が朦朧としてくるのを感じていた。


390:反・胸革命!
09/04/23 17:41:37 oz6fCRTj

「あら、そういえば口に下着入れたままだったわね」

キュルケはひょいと彼の口から自分で入れた下着を取り出した。

「あ……ふぁ……」
「サイト?」
「きゅる……け」

彼の目の焦点が合っていないことに、彼女も気づく。

「ちょ、大丈夫!? サイト!」

彼女の声が遠のいていく。

「ダーリンしっかり!」

ああ、良かった。
俺のこと、まだ『ダーリン』って呼んでくれるのか……

彼は安堵の表情を浮かべると、そのまま暗い意識の果てへと旅だった。


・・
・・・


391:反・胸革命!
09/04/23 17:42:10 oz6fCRTj

ルイズが腰に手を当てて叫んだ。

「どーして一回飯抜いたくらいで倒れるのかしらね!」
「だから、あんだけ痛めつけられたら普通そうなるってば!」

サイトは包帯だらけのミイラのような姿で反論した。
彼はまた医務室の常連と化していたのだ。
むろん、今は他の水精霊騎士隊の面々と同様、見舞いにくる女の子などいない。
ルイズはひとしきり憤慨すると、彼の粗末なベッドに一発蹴りを入れて出て行った。

「同情するよぅ」

マリコルヌが隣で言った。

「ありがとさん」

サイトは薄い毛布をひっかぶって久方ぶりの睡眠につくことにした。
彼にはキュルケのベッドで気を失ってからの記憶がすっぱりなくなっていた。
気がつけば包帯を巻かれてここに寝かされていた。
日付を聞くと、キュルケの部屋から一晩たっていたそうだ。
マリコルヌによると、夜遅くにここへ担ぎ込んだのは一匹のサラマンダー……おそらくフレイム……だということだ。
周囲では行き倒れているところを使い魔仲間のよしみでフレイムが助けたのだろう、という話になっている。


392:反・胸革命!
09/04/23 17:42:45 oz6fCRTj

「はあ、キュルケにはなんて説明しよ……」

なんだか、まだ何も解決していないような気がする。

「あれえ、フレイムじゃないか」

同じく隣で水責めの怪我により入院中のギーシュが声を上げた。

「きゅるきゅる」

身を起こすと、確かにそこにはゆらゆらと炎を灯した尻尾を持ったサラマンダーがいた。
学院探してもサラマンダーの使い魔をもっているのは一人しかいない。

「良かったなサイト、使い魔仲間の見舞いがあって」

そう自嘲的な笑い声を上げて、部屋の同僚たちはフレイムから興味を失った。
フレイムはサイトの側へ寄ると、ずいと首を突っ込んできた。

「何だ?」

ただの見舞いかと思いきや、よく見るとフレイムの首輪に何かが提げられている。

(手紙?)

サイトはそれを引っこ抜いて開いてみた。
それを確認したのか、フレイムはさっさと部屋を去っていってしまう。

(なんだったんだ?)

ベッドの中でこっそりと蝋で封じられた手紙を開けてみる。


393:反・胸革命!
09/04/23 17:44:04 oz6fCRTj

(こ、これって!?)

タバサに教えてもらって、なんとか読める程度だが、その手紙にはこう書かれていた。

〝ハァイ 怪我の具合はどうかしら?
こないだの騒ぎでもう懲りたでしょ。
だから、女の子の裸がみたいなら私にまず頼みなさい!
私との約束。

追伸
あの夜はちょっと私もやりすぎちゃったかも、ごめんなさいね。でもダーリンが悪いんだから!
身体、早く良くなるといいわね。

あなたの『恋人』 キュルケより〟

手紙の最後には口紅の跡が付けられ、紙からはほのかにキュルケの香水の香りがした。

「……恋人、か」

(なんだ、最初から全部解決してるんじゃないか)

ぎゅ、と胸にその手紙を忍ばせる。
キュルケの微熱で、心なしか温かくなったような気がした。


<続く?>

394:170cmOver ◆0qdPkucgTU
09/04/23 17:46:04 oz6fCRTj
とりあえずここまでです
投稿に合間あいちゃってすんませんでした!

395:名無しさん@ピンキー
09/04/23 17:48:15 j3BCFJkB
よーし、やっとGJが言える!
全裸で待機してた甲斐がありました!

396:名無しさん@ピンキー
09/04/23 18:20:20 cueEnRCl
GJ
マイナーカプは貴重だ


397:名無しさん@ピンキー
09/04/23 19:51:12 eKXv2yUB
果てしなくGJ!
キュルケってホントいい女だよなー。
氏の作品でヒロインとしてのキュルケが好きになった人も多いんじゃなかろうか?w

398:名無しさん@ピンキー
09/04/23 20:05:51 AYSH50fJ
こっぱげは好きだが原作のあの展開だけがいただけないと思ってる

399:名無しさん@ピンキー
09/04/23 22:04:26 I689SWoj
アメリカンジョーク風ゼロの使い魔


今日の水精霊騎士隊は休憩中。女生徒も混じってお茶を楽しんでいる。
ところが、その楽しい時間はギムリの叫びで打ち砕かれた。

「大変だ!メイドの一人が木に登ったまま降りられなくなった!」
「何だって!こうしちゃいられない!みんな助けに行くぞ!」

ギーシュの声にみんな立ち上がり、揃って森の中へ走っていく。
すると、いち早く見つけたルイズが、

「あれはシエスタよ!きっと木の実を取ろうとして降りられなくなったんだわ!」

シエスタは必死に木の枝にしがみつき、今にも落ちそうだ。ギーシュが叫ぶ。
「まずい、シエスタが落ちそうだ!みんな、僕の指示に従ってくれ!」
「おーーっ!」

「マリコルヌ!君は風の魔法でシエスタを静かに降ろすんだ!」
「分かった!」
「サイト!君は万が一シエスタが落ちてきたときに備えて、下で受け止めるんだ!」
「任せとけ!」

隊長ギーシュの矢継ぎ早の指示に、隊員達は感嘆の視線を送って次の言葉を待つ。
ギーシュはそれに応えるように、隊員達に向かってコクリと頷く。

「残りのみんなは、万が一サイトが彼女を受け止めた場合に備えて――」


「――ルイズを取り押さえておいてくれ」

400:麗羅
09/04/24 09:55:23 aMMuIbeG
死百、いただきます。

401:名無しさん@ピンキー
09/04/24 12:43:40 5fjk6D6v
>>399

HAHAHAHAHA

いや、ジョークになってねぇよw

402:名無しさん@ピンキー
09/04/24 23:54:48 2WA81USo
>>394
キュルケの人キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

403:名無しさん@ピンキー
09/04/25 00:03:42 /gsBX/z3
>>399
ワラタ
そして久しぶりGJ
また書いてくれ

404:名無しさん@ピンキー
09/04/26 15:32:24 Kpv+SRIP
>>400
なぜブラックエンジェルズ?

405:名無しさん@ピンキー
09/04/27 01:01:37 Fv+scAyY
170cmOverさん及び >>399のジョークの人GJ!でした


406:名無しさん@ピンキー
09/05/01 06:25:36 JiHSWLkV
保守

407:名無しさん@ピンキー
09/05/02 00:34:02 NbboO1T8
さびれたな

408:名無しさん@ピンキー
09/05/03 06:29:31 6+7H/s06
   (~)
 γ´⌒`ヽ
  {i:i:i:i:i:i:i:i:}   このセーター
 ( ´・ω・)  しまむらで買ったんだ。
  (:::::::::::::)
   し─J


409:名無しさん@ピンキー
09/05/03 20:49:02 UaJV1O7e
紳士なら黙って保守するのだ

410:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/05/03 22:16:19 zgu+Fbjg
まあ春先でいろいろ忙しいんでしょうよ。
実を言うと俺も忙しい。連休?なにそれくいもんすか?

さて、それでは「めいKING!」続き投下です。

あ、ちなみに途中まで、えろまでいっておりません。続きは後日。

411:たったひとつの冴えたやりかた ◆mQKcT9WQPM
09/05/03 22:17:49 zgu+Fbjg
ガリアの玉座の間。
そこに出入りする人間はそう多くない。
現ガリア王ジョゼフにその王の位が移ってからは、その数もめっきり減った。
王の狂気が知れ渡ると、進言に訪れる家臣も、取り入ろうとする輩もいなくなっていたからである。
しかし、そんな玉座の間だとて、警護の者にとっては守らねばならない職場である。
今日も、早朝のチェックをするべく、警護の壮年の騎士が玉座の間にやってくる。
王権によってその職に縛られている彼らには、現王に対する忠誠心はあまりない。とはいえ、騎士として王に仕える以上、そして貴族である以上、彼らの矜持が職務を遂行させていたのである。
そして、広い玉座の間の奥、一段高く設えられた玉座に、その日は異変があった。
玉座に、人影が掛けていた。
その人影は、ジョゼフ王ではない。
細く華奢で、そしてなにより小さい。
その身体に不釣合いな、大きな杖を持った少女を見た瞬間、騎士の喉の手前まで登ってきていた「狼藉者」の大音声が飲み込まれる。
彼はその姿を知っていた。
彼が望むガリアの正統。いや、ガリアが望む、本当の王家の末裔。

「シャルロットさま…!」

飲み込んだ声の代わりに搾り出されたのは彼女の名前。
シャルロット・エレーヌ・オルレアン。
現王ジョゼフの姪にして、正統なる王の座を追われたとされる、王弟シャルルの忘れ形見。
名を呼ばれた少女は、ゆっくりと立ち上がる。
そして、壮年の騎士は、己が職務を思い出す。
彼の仕事…。そう、現王家にあだなす、全ての敵に立ち向かうこと。
例えそれが、己が敬愛する相手であってもだ。
愚直に過ぎるその性格が、彼を今の地位に縛り付けていたのである。
彼は剣を抜き、目の前の少女に切っ先を向ける。

「…その玉座は貴女の座っていい場所ではありませんぞ、シャルロット様」

本心はそうではない。できるなら、彼女にそこへ座っていて欲しい。
そうは思うが、彼の騎士の矜持がそれを言わせなかった。
そして、剣に対面する少女は、彼を見据えて言い放つ。

「ガリア王ジョゼフ一世は死んだ。私が殺した」

そして。
冷たい眼差しとともに、懐から白く輝く王冠を取り出す。
それは、ガリア王の頭にのみ光り輝くべきもの。神より賜りし、王権の象徴。
騎士の見守る前で、タバサ──シャルロットはその王冠を何の遠慮もなしに自らの頭に載せる。
騎士の剣は動かない。現王を殺したと言い切る目の前の狼藉者に対し、彼の矜持は動きを止めていた。
凍りついた騎士めがけ、シャルロットは最後の一言を下す。

「我が名はシャルロット・エレーヌ・オルレアン。
 このガリア王国の、正統な王である」

声と同時に、騎士の手にあった剣の切っ先が、真横を向く。
剣の腹に両手を沿え、捧げ持ち、騎士は傅く。
彼の矜持が──王家に仕える騎士の矜持が──彼をそうさせていた。

「おかえりなさいませ。我が王」

そしてこの日。
ガリアの王の名は挿げ替えられ、新たなる王がガリアに誕生したのである──。

412:たったひとつの冴えたやりかた ◆mQKcT9WQPM
09/05/03 22:18:42 zgu+Fbjg
その前日に話は遡る。

ガリア王宮グラン・トロワに併設された離宮、プチ・トロワ。
そこは離宮とは名ばかりの、魔道具の実験場であった。
時にはおぞましい生物実験も行われるそこの管理を一手に担っているのは、長い黒髪の美しい女性。
虚無の使い魔ミョズニトニルン──シェフィールドである。
彼女は今日も今日とて、主の欲する他の虚無の力を手に入れるため、魔法具の開発に勤しんでいた。
今開発しているのは、自己増殖と修復を繰り返す、ほぼ不死のゴーレム。
しかし修復と増殖を同時にこなすには、何かが足りなかった。
ちなみにこの前に開発していたのは拷問用の触手。見た目は小さな指輪で、はめると無数の触手を自在に操れるようになる。

「…少し、休みましょうか」

掛け眼鏡を外し、図面から顔を上げて、シェフィールドは天井を仰ぐ。
そして、いつもの自問自答を繰り返す。

…こんなことを続けていて、いいのだろうか。

主の言うままに、魔法具を作り、時にはその魔法具を使い、暗躍する。
しかしそれとて主にとっては戯れに過ぎない。
そして何よりも。
主の願いをどれだけ叶えても、主の気持ちが自分に向くことはない。
分かってはいるが、それを思うとシェフィールドの胸はちくんと痛むのだった。

「…だって、女の子だもん」
「…そうそう。
 …っていつの間に!?」

不意に間近から聞こえた聞き覚えのある声に、シェフィールドは慌てて椅子から立ち上がり振り向く。
彼女の背後から突然声をかけてきたのは。
小さな身体に不釣合いな大きな杖を持った、トリステイン魔法学院の制服を着込んだ少女。
元北花壇騎士七号、雪風のタバサ。
慌てて戦闘体制を取るシェフィールド。まさか油断していたとはいえ、敵の接近にここまで気づかないとは─!
その原因に、シェフィールドはすぐに気づく。
杖を持ち、目の前に立つ少女からは、一切殺気が感じられないのだ。

一体何を企んでいる…?

しかし自分の能力はあくまで魔法具を使いこなすこと。
人の心が読めるわけではない。
あくまで警戒を解かないシェフィールドに、タバサは手を差し伸べ、言った。

「あなたに、いいものをあげる」

その手には、鈍色に光る一対の指輪があった。

…魔法具?一体なにを…?

それがもし呪いのかかったものだったとしたら。
それがもし魔法による爆発物だったとしたら。
その可能性を考えたが、それならば手に取ることをシェフィールドの意思にゆだねる説明が付かない。
しかし、タバサの考えていることが分からないこともまた事実。
シェフィールドはしばらく逡巡していたが。

「…何を企んでいるのか知らないけど、私はミョズニトニルン。神の頭脳よ。
 呪いの魔法具程度でどうにかなるとでも?」

タバサの手にあるそれを、指で摘み、手にする。
もし魔法具だったとしたら、彼女に御せないはずがない。

413:たったひとつの冴えたやりかた ◆mQKcT9WQPM
09/05/03 22:19:16 zgu+Fbjg
「…呪いの品なんかじゃない。それはあなたへの贈り物」

タバサは言って、優しい笑みをシェフィールドへ向ける。
その視線から感じられるのは──憐憫。
その視線の意味を汲み取れたのは、シェフィールドの額のルーンが光り輝き、魔法具の詳細を彼女が知ってから。

「こ、これ、まさか──!」
「そう、そのまさか。それをあなたにあげる。
 でも、交換条件がある。聞いて欲しい」

魔法具の詳細を知ったシェフィールドに、タバサの提案を跳ね除ける気など、なくなっていた。

「…ジョゼフ様の命とか言うなら聞けないわよ。
 …そ、それ以外だったら大抵大丈夫だけど」

手の中の指輪をいじくりながら、興奮した面持ちでシェフィールドは言う。
それほど、彼女にとってその指輪は魅力的なものであった。
そう、これがあれば。
この魔法の指輪があれば、きっと。

「…あんな、女の子の気持ちもわからない唐変木な中年の命なんかいらない」
「…唐変木って…。まあ確かにそうだけど。
 …じゃあ、何が望みなの?」
「…私とあなたが、幸せになる方法。たったひとつの、冴えたやり方」

そして、タバサはとつとつと語り始めた。
二人が、『幸せになる方法』を──。

ガリア王ジョゼフが、『急用ができた』とグラン・トロワを後にするのは、それから三十分ほどしてからのことである。

414:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/05/03 22:21:19 zgu+Fbjg
今日は以上。続きは明日以降。あまり期待せずに待つのが吉ですよっと。

ではではノシ

415:名無しさん@ピンキー
09/05/03 22:23:13 Wrn65w4b
>>414
毎度寸止め乙です
でも貴族なら「剣」じゃなくて「杖」じゃね?

416:名無しさん@ピンキー
09/05/03 23:34:35 xlw6yfK7
剣のように長い杖の事と好意的に解釈した
へんたいさんGJ

417:名無しさん@ピンキー
09/05/03 23:49:02 Qpdsj/Rh
絶望した!

へんたいさんの寸止めに絶望した!

続き早くPLZ>>414

418:名無しさん@ピンキー
09/05/04 00:34:54 NSGhpJII
へんたいさんはひどい。エロ無しで寸止めなんて!
続きが読みたいじゃないか!


というわけでエロ成分投下。
>>156-161
URLリンク(zerokan.g.ribbon.to)
の続き。女王陵辱(中)

あ、陵辱がダメなひとは読まないでね。
でわ


419:女王陵辱(中)
09/05/04 00:35:16 NSGhpJII
「だ、だめですっ、それ、それだけはっ―」
 アンリエッタは拘束されたまま暴れ、その顔を男から遠ざけようとする。

「暴れんじゃねえよ」
 そういって男はアンリエッタの美巨乳をぎゅうっ、と握り締めた。
 強い刺激に全身に電流のような刺激が走る。思わず息が止まり、身体を動かせなくなる。

 その隙に男の指がアンリエッタのあごの動きを封じる。
 野太い指に嵌められた指輪の冷たい感触が一瞬だけアンリエッタに伝わってくる。

 顔を捻って男の唇を避けようとするアンリエッタ。
 しかし、固い男の亀頭が女王の内側の一番弱いところを突付いてくるともう上手く身体が
操れない。腰全体が熱く甘くなり、呼吸が荒く浅くなる。

 男の顔を避けることすら忘れたアンリエッタの唇に、ねっとりとした感触が襲い掛かってきた。

 キスされている、と気づいた瞬間その気色悪さに、アンリエッタは体中に汗が噴き出してきてしまう。

「んっ、むっ―」
 叫ぼうにも、逃げようにも、どうにも逃げ場がない。
 深く突きこまれた肉棒がサイトに開発されたアンリエッタの膣の天井をゴリゴリと刺激し
甘い快感を腰の中に生む。
 その快楽が体中に染み渡っていく。

 恋人にだけしか許した事のないそこを誰ともわからない男に穢されてしまっている。
 絶望がアンリエッタの胸の中を苛む。

「アンリエッタ陛下の唇がこんなに甘いとは」
 感動した暴漢は覆面から露出した、女王の唾液で濡れ光る唇をニヤリと歪ませると
「もっと味わうことにするか」
と言った。

 再び気味の悪い唇がアンリエッタの唇を奪う。

 真っ白な肌の中に浮いた可憐な唇は上唇も下唇も、男のぬるぬるした唾液で汚されていく。
甘く噛まれ、きつく吸いたてられ、唇で食まれると、アンリエッタの背筋にはぞっとした寒気が
走ってしまう。

 その口付けをかわそうとしても、膣の一番奥を鋭く突かれてしまうとアンリエッタの動きは
強制的に停められてしまう。乳首をきつく捻られるだけで、アンリエッタの抵抗は不発に終わる。
包皮の中から顔を出した女芯を指先で軽く撫でられただけで、アンリエッタは口を大きく開けて喘ぐこと
しかできなくなる。
甘い呻きを漏らすその唇に舌を差し入れられる。

 恋人にだけ許していた秘め事を、暴漢にされてしまう。

 その美しい唇も。
 その可憐な舌も。
 才人にだけしか触れられた事のない、口内粘膜も。
 たわわな乳房を暴漢に犯されていく。
 秘めやかな女陰も男の剛直で蹂躙されていく。

 アンリエッタが絶望する間もなく、男は次の責めに入る。
 キスしたまま、上気したアンリエッタの頬がへこむほど強く吸われると、
口内の唾液が全て男に吸い出されてしまう。
 そしてくちゃくちゃと暴漢の口の中で混ぜられた唾液が再びアンリエッタの口の中に戻される。
 もはや何も抵抗ができない女王は、その唾液をこくんと飲み込む事しかできない。
 絶望感とともに喉を下り、胃に達するそれはたまらなく熱くアンリエッタの身体を責め苛んでいく。

420:女王陵辱(中)
09/05/04 00:36:30 NSGhpJII
 灼熱のペニスがゆっくりと引き抜かれる。アンリエッタのピンク色をした粘膜をズリズリと引っ掻きながら
凶悪な雁首が抜け出る。
 そして半分抜けかけた肉槍は一瞬動きを止め、次の瞬間にはまたアンリエッタの奥深くまで
打ち込まれる。

 アンリエッタはその衝撃に眩暈を感じてしまう。
 恋人である才人の優しい腰遣いとは違う。
 獣のような腰の動き。
 女をモノとしか見ていないような、激しい運動だった。
 女をただ屈服させるという、そんな思いの篭った陵辱。

 甘く切ない快楽の奔流が、アンリエッタの脊椎を流れ昇ってくる。
 ビリビリと白く痺れるような甘痒い電撃が、津波のように女王を襲う。
 膣粘膜が蕩けそうなほど熱い。内側に感じる暴漢の男性器がさらに熱を伝えてくる。

「姫さまはこんなエロいなんてなあ。そこのヘナチョコな男じゃ全然満足できねえだろ?」
 緩慢な引き抜きをしながら暴漢は身体の下のアンリエッタに問いかける。
 才人は未だ床に倒れたままだ。
「そ、そんな、サイトさんは、サイトさんはっ、そんな―」
 引き抜かれた次にやってくるのは強烈な突きこみ。
 アンリエッタはその恐怖と衝撃に身構えてしまう。
 反射的に膣襞がきゅっ、と窄まっていく。
「ほら、そんなにシテ欲しがってんじゃねえか!」
「だめっ、そんな―」
 下半身がばらばらになるような衝撃。
 アンリエッタは無理矢理に女の悲鳴を上げさせられる。
 深く食い込んだ肉棒の熱さと硬さに女王陛下はなにもできない。
 抜かれる。叩き込まれる。
 引き抜かれる。突き入れられる。

「あああっ……ううぅ…いやっ、あっ…ああああっ!!」

 ひと突きごとにそんな色めいた声を漏らしてしまう絶望感に、アンリエッタの瞳に涙が滲む。

「こんなエロエロな身体持て余してンのは可愛そうだな。今日これっきりってのは姫さまもイヤだろ?」

 この男は何を言っているのだろう?
 アンリエッタは男の激しいレイプで飛ばされそうになる意識を必死に集中しながらその言葉を聴いた。
「や、やめなさい、いま、やめたら、罰する事はしませ―っ!!!」
 ズン、と一気に突き入れられてアンリエッタの乳房が大きく弾む。
 背筋の中を真っ白な電流がながれていくようだ。
 暴漢の腰が動くたびに筋肉がほどけていく。力が入らなくなる。

「夜、護衛を下がらせて窓開けとけよ。そしたらまたこんな風に可愛がって…やるぜっ」
 打ち付けられる肉棒。一番根元まで突き入れられた腰どうしがぴちゃ、と汗をはじく音がする。
「そん、そんあ、こと、しませんっ」
 アンリエッタはもうなにも抵抗できないでいた。
 全身から溢れる汗は宝石をまとったように光り、乳房の先端の赤い実もジンジンと甘く疼ききっている。
 血色のよくなった唇が浅く開きっぱなしになり、その中から真珠のような白い歯列と舌先を覗かせている。

「ウソつけ。姫さまのココはそうは言ってねえぞ。もっとしてください、ってキュンキュンと締め付けて
きてんじゃねえか」
 男のからかいの声にアンリエッタは消え入りそうな恥ずかしさに真っ赤になって身悶えしてしまう。
 そんなことはない、といくら固く誓っても、恋人に開発されきった身体は男の執拗な腰遣いに
反応してしまっている。ゆっくりとした抽送が、突然激しく速いピストン運動に変わる。
 その腰遣いに敏感に反応してしまうアンリエッタ。腰が勝手にそのグラインドを追いかけるように
うねってしまう。
「ふぅっ…あっ…そ、そこはっ…ああっ」
「姫さまがして欲しかったら毎晩でもシてやるぜ?」
 甘く痺れる乳首を色が変わるくらい強く潰される。

421:女王陵辱(中)
09/05/04 00:36:52 NSGhpJII
「ひっ―」
 その痛みすらもアンリエッタの乳肉の中で広がるうちに白い快楽に変わっていってしまう。
 痛む乳首を優しく舐め上げられ、唾液でコーティングされた乳首を優しく甘く唇で刺激される。
 その快美感は肺を犯し、アンリエッタの浅い呼吸の度にその吐息の中に喜びをもらしてしまう。

 その最中も暴漢の腰は浅く、時には深くと動き続ける。
 勝手に動こうとする腰を止めようにも、女王陛下にはもう身体のコントロールが効かない。
 抜かれる男根を追うように浮きあがり、そして深く突き入れられるとそれを受け止めるようにいやらしく
淫らにくねってしまう。


「そ、そんなところ、ああっ、いけませんっ。お、奥、そんな奥っ…だめ、だめですっ」
はっとなったアンリエッタはそこで言葉を止めた。
「感じすぎてしまいますから」
と続けそうになったから。

 その淡い桜色が色をなくすほど固く食い締められた唇も、しかし暴漢のねちっこい腰遣いの前では
容易くその守りを崩されてしまう。

 上向きに反り返った肉棒の先端が、アンリエッタの膣の裏側の弱いところを擦り立てる。
 その弱点を見つけたのか、滾った熱い肉槍の先端はそこを執拗に狙ってくる。

 才人との愛の交わりでもってすっかり開発されきったアンリエッタの肉壷は、その淫猥な
痴技に抵抗できない。
 男に握り締められた乳房の芯に甘い痺れが生じる。
 魔法で後ろ手に拘束されている絹の長手袋のなかの掌が固く握り締められる。

―サイトさん。サイトさん、ごめんなさいっ―
 アンリエッタはもはや声にならない声でそう哀願していた。
 悲鳴にも、うめきにも似た声。

―アンは、アンは、サイトさん以外の男の人に、気持ちよくさせられてしまっていますっ―

 ひと突きごとに脳裏が白く飛んでしまう。
 理性が蒸発し、甘く切ない官能の沼にズブズブと沈み込んでいってしまっている。

 柔らかな膣襞をゴリゴリと擦られるだけでアンリエッタはなにも考えられなくなる。
 硬く張り詰めた肉のエラが、アンリエッタの媚粘膜を歪めていく快楽は、女王陛下の腰を
勝手に動かしていってしまう。

「あっ! あっ、そ、そこっ! 奥にっ! 奥ッ!! あ、あたって、あたってえぇっ!!!」

「キモチイイのかよ姫さま!?」
「あっ。ああああっ。 ら、らめっ、そこ、そんらにっぃぃ―」
 うら若き女王陛下の瞳はもはや焦点を失ってしまっている。
 アンリエッタの一番弱いところに肉棒の先端が当たっている。
 アンリエッタが腰を動かし、その弱点をペニスの先端に押し当てている。

 一突きされるだけで気持ちがいい。
 先端でつつかれるだけで恍惚となってしまう。

「だ、だめっ! お、お尻っ! お尻が、勝手にいっ!!!」
 アンリエッタはそう叫んでいた。
 身体が自分の言う事を聞かない。

 男の腰は複雑な文字を描く。
 アンリエッタの内側のどこが感じるのか、それを探るように浅く深く抽送は続いていく。


422:女王陵辱(中)
09/05/04 00:37:08 NSGhpJII
 そこに触れられると気持ちよすぎて、アンリエッタは腰を逃がそうとする。
 しかしどんなに腰を逃がしても、男の先端はアンリエッタの弱点から離れない。
 腰で追いかけ、男性器を突き入れてその敏感な一点を責め続ける。

 アンリエッタにできることはおとがいを反らしたまま甘く熱い吐息を吐くだけ。

 突き入れられたままの男の太い肉の槍が膨らんでくる。
 それが何を意味しているのか、アンリエッタは知っていた。
 男根がびくり、と脈動する。
 その感触がアンリエッタを絶望させる。
「中はっ! 中だけはだめですっ!!」
 そう叫ぶものの、気持ちよくなってしまっている乳房をぎゅうっと握られながら
女陰の一番奥深くを突かれると声すら出せなくなる。
「出してやるぜ。一番奥に、子種をたっぷりとな」
 恐怖と快楽に染め上げられたアンリエッタは言葉にならない絶叫をあげる。
 子宮から生じた快楽電気が脊椎を駆け上がり、脳裏を真っ白くスパークさせる。
 全身を痙攣が走り、男根を招くように膣道が勝手に収縮してしまう。

 暴漢はアンリエッタの乳房を掴むと、腰を一番奥まで叩きつけた。
 先端を子宮口に押し当てたまま、痙攣するアンリエッタの媚肉の感触を味わいながら
射精した。

 びゅくっ!

 子宮になだれ込んでくる熱い感覚にアンリエッタは呆然となる。
 女にだけある、赤ちゃんのための小部屋。
 アンリエッタがいつか才人と作りたいと思っていた、小さな赤ん坊のための部屋を
暴漢に汚されてしまった。
 絶望感と、それと正反対の快楽。
 脈動するペニスの吐き出す第二射が子宮口を押し割り、その熱い白濁がアンリエッタを染めていく。
 背徳感と恍惚感の混ざり合った気持ちがアンリエッタの脳裏を焼いていく。

「さいと…さん…」

 真っ白く染まりつつある視界のなかでは、思い描いた恋人の顔ですら薄れていってしまう。

 息すらできない快楽の濁流の中、アンリエッタは意識を喪った。

―――――――――――――――――――


423:女王陵辱(中)
09/05/04 00:37:31 NSGhpJII
中篇は以上です。
次で完結予定・・・しばしお待ちを

424:名無しさん@ピンキー
09/05/04 00:58:51 aQ4wPPq7
GJ
たまには凌辱もいいね
続きが非常に気になる

425:名無しさん@ピンキー
09/05/04 06:33:59 NWGf+mLm
>>423
乙。続き楽しみにしてます

426:名無しさん@ピンキー
09/05/04 08:46:34 uyStWxne

【表現規制】表現の自由は誰のモノ【118】
スレリンク(news2板)

427:名無しさん@ピンキー
09/05/04 11:42:03 DTdg2bQW
>>423
GJですぅ
陵辱には陵辱の味わいがある

428:名無しさん@ピンキー
09/05/05 07:17:05 wkhi7lc9
>>423
つまんないです

429:名無しさん@ピンキー
09/05/08 20:55:54 +5KC7ARK
アメリカンジョーク風ゼロの使い魔


(なんて素敵な方かしら) 少女は馬の上でそう思った。

(道に迷って困ってた私を、この騎士様は馬に乗せて送ってくれるとおっしゃった。
 もしかしてこれは運命の出会い?)

(精悍な顔立ち。流れる汗が輝いて見える。度々振り向いて見せる横顔が素敵)

(何より、この馬の扱いといったらないわ。こんな速い馬は初めて。

 広い草原を飛ぶように駆ける様は一陣の風のよう。
 深い森の木々を縫っていく様は次々と広がる炎のよう。
 険しい崖を駆け下りる様は怒涛のごとく流れ落ちる滝のよう。
 死線を潜り抜けてきたと思わせる真剣な眼差しは力強い大地のよう。

 降ろしてくれるはずだった街はとうに過ぎ去ってしまった。
 ひょっとしてこのままこの騎士様に私は攫われてしまうのかしら。キャッ☆)

(ああ、それにしても・・・)



(ずっと続いてるこの爆発は何かしら)

430:名無しさん@ピンキー
09/05/08 21:08:05 wNVepPdd
>>429
GJ! たまにならイイネこういうの(・∀・)

431:名無しさん@ピンキー
09/05/08 21:10:20 Dx8PH8x1
ほのぼのとワラタ

432:名無しさん@ピンキー
09/05/08 21:13:28 8ucjnMjc
はたしてアメリカンジョークなのかわからんが、こういうのもよいね

433:名無しさん@ピンキー
09/05/08 21:21:14 WE/t+1f1
ハルケギニアジョークということにしちゃえばいい

434:名無しさん@ピンキー
09/05/08 22:31:49 OzB2CEoQ
>ときどき振り向いてみせる横顔
背後に迫りくる桃色髪の悪魔に怯えまくってるんですねw

435:名無しさん@ピンキー
09/05/09 00:25:32 lzDswf25
夜闇と風を切って、馬を走らせて行くの誰?
それは、少女を連れた騎士であった
騎士は少女を腕にしっかりと抱きよせていた
温もりをわけあって
お嬢さんさん お嬢さん! あれが見えないの?
魔王の娘が、あの暗い闇に現れたよ!

こんな情景が浮かんできた

436:名無しさん@ピンキー
09/05/09 00:34:57 srT2r52w
>流れる汗が輝いて見える
背後に迫りくる桃色髪の悪魔に怯えまくってるんですねw

437:名無しさん@ピンキー
09/05/09 07:45:51 xs7I2cSQ
>>435
魔笛かw
以外にあってるかも名w

438:名無しさん@ピンキー
09/05/09 08:46:43 isLFhs9J
魔笛じゃなくて魔王だな。シュペー卿の

439:名無しさん@ピンキー
09/05/09 11:46:32 ilv8VodA
魔王と言えばガイドライン。

440:アトピック ◆Xz18YlHQYY
09/05/09 12:04:13 tmxN3oxe
こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのは誰だろう。
 それはサイトとルイズだ。サイトは媚薬で達しそうなルイズをひしと抱きかかえている。

サイト   「ルイズ、我慢しなくていいんだぜ」
ルイズ   「ば、馬鹿サイトォ…。馬に乗りながらなんて・・・」
サイト   「通り抜ける風が涼しくて気持ちいいだろう?」
アンリエッタ「サイトさーん、私も、私も混ぜてくださーい。そして、お城にいけば心地よいベッドといい感じに緊縛させたアニエスが待っていますよ。」
ルイズ   「サイトォ!サイトォ!。わらし…もう、だめぇ。」
サイト   「おっとまだだめだぜ。」
アンリエッタ「さぁサイトさん行きましょうアニエスと私がもてなします。あなたにここちよく奉仕して、イッて、犯されてしまいます。」
ルイズ   「やだ、やだ!抑えないで、抑えないで…壊れちゃうぅっ」
サイト   「だったらイっちゃう?お馬さんの上で淫らなルイズ」
アンリエッタ「放置プレイですか!あぁ、でもそれでもこんなに…あぁ、もう力づくでも犯してもらいます」
ルイズ   「サイト!サイト!私もうだめ!い、イッちゃ…くぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
サイトはルイズの腰を上に持ち上げ、一気に下に落とした。あえぐルイズを両腕に抱え、サイトも欲望のタケをルイズの中にぶちまけた…
城で拘束されていたアニエスは身悶えていた。

441:名無しさん@ピンキー
09/05/09 12:10:06 lzDswf25
ドSアニエスをM調教したい

442:名無しさん@ピンキー
09/05/09 13:25:07 W1fa3qcX
>>440
久しぶり乙ですw

443:名無しさん@ピンキー
09/05/09 14:21:54 srT2r52w
媚薬、で萎えた

444:名無しさん@ピンキー
09/05/09 22:39:06 G1edAIfI
魔王はそのまんまタイトルになってるSSが保管庫にあるよな。

故205氏のSSの中でもあれは今でも伸びがいい。やっぱみんな鬼畜好きなんだね。

445:名無しさん@ピンキー
09/05/09 22:52:30 isLFhs9J
故いうなおいw

446:名無しさん@ピンキー
09/05/09 23:30:02 W1fa3qcX
殺すなよw

447:名無しさん@ピンキー
09/05/10 04:12:44 5HDmAnQE
なら旧・205氏で

448:名無しさん@ピンキー
09/05/10 10:14:17 75PDXY2v
それだと新・205氏がいることになるぞw

449:名無しさん@ピンキー
09/05/10 11:45:23 +9eYfgXN
んじゃ先行試作型205氏で

450:名無しさん@ピンキー
09/05/10 16:24:38 XdSmyV53
なら
へんたいさんの余剰パーツで組まれた
陸戦型へんたいさんもだな(ry

451:名無しさん@ピンキー
09/05/10 16:57:03 KhzJfSgN
ガチ**で****なSSを書きまくる
へんたいさんのさらに上を行くへんたいさん飛行試験型もな

452:名無しさん@ピンキー
09/05/10 17:18:02 jPM3R3jE
じゃあ誰にも理解できない異次元なエロを書くへんたいさん宇宙戦仕様も。

453:名無しさん@ピンキー
09/05/10 17:25:35 uuO8lyay
205氏の平賀さん家へいらっしゃいの続きが読みたい

454:名無しさん@ピンキー
09/05/10 19:52:46 4axImlqH
作品の投下は無いけど。

健康で元気でいてくれたらお母さんなにも言う事はありません、205氏


でも投下してくれるともっと嬉しい

455:名無しさん@ピンキー
09/05/10 20:10:16 h36j/Pz9
205氏はハルケギニアに取材のため休載します

456:名無しさん@ピンキー
09/05/10 21:41:48 4814+qdg
俺だったら絶対帰ってこないんですが

457:名無しさん@ピンキー
09/05/10 22:35:52 k27ZTjG2
テレビもパソコンも水道も日本式風呂もないぞ?

458:名無しさん@ピンキー
09/05/10 22:39:48 h36j/Pz9
TV 普段から見ない
風呂 作ればいい
パソコン ワールドドア目指していざ聖地に!でもノート持ってなかったら死ぬ

459:名無しさん@ピンキー
09/05/10 22:43:19 INE71I+c
>>458
ネットブック+コッパゲのワンセットじゃなければ動かないよなw

460:名無しさん@ピンキー
09/05/10 23:13:39 BDl11arE
こうすればおk
URLリンク(japanese.engadget.com)

461:名無しさん@ピンキー
09/05/10 23:17:30 h36j/Pz9
>>460
アホ過ぎてワロタw

462:名無しさん@ピンキー
09/05/11 13:18:12 16AEh1SR
>>460
筋トレじゃねぇかw

463:名無しさん@ピンキー
09/05/11 13:38:50 vR9ACpPA
>>460
これをモバイルといっていいのか?ww

464:名無しさん@ピンキー
09/05/11 15:02:40 3EuNvB2t
後は太陽電池か物理的な逐電方法を取り付ければ完成だなw

465:名無しさん@ピンキー
09/05/11 15:12:10 ukg+3L28
今気付いたんだが、1巻でギムリ出てるんだな
キュルケの所の、「今夜は僕と過ごすんじゃ(ry」の男の中に入ってたわw
脇役ってか、どうみても使い捨てっぽかったのに…出世したなw

466:名無しさん@ピンキー
09/05/11 15:16:23 l6rciHrQ
キュルケは学院の何割ぐらいのちんこをくわえ込んだんだろう

467:名無しさん@ピンキー
09/05/11 15:19:16 oHWmyqyo
割合で言うとルイズのトップとアンダーの差くらい

468:名無しさん@ピンキー
09/05/11 16:35:01 3EuNvB2t
いくらおっぱいが大きくてもヤリマンビッチのキュルケはダメだな
未使用のテファは大歓迎

469:名無しさん@ピンキー
09/05/11 16:36:51 l6rciHrQ
テファは巨乳っていうかもはや奇乳の領域だからなぁ
もうすこし控えめなほうがよかった

470:名無しさん@ピンキー
09/05/11 16:38:56 QbJpOeMR
>>469
もう少し張りがないとな
あと年取って垂れるとかマジ簡便

471:名無しさん@ピンキー
09/05/11 16:41:24 l6rciHrQ
エルフは長命って設定だった気がする
年に関して言えばテファ一強だなぁ
ずっと若い奥さんとか素敵過ぎる

472:名無しさん@ピンキー
09/05/11 16:54:38 JCPQYWoA
でも自分だけ歳重ねていくのは結構キツいな
不老不死ならともかく

473:名無しさん@ピンキー
09/05/11 17:21:22 7DIcM+kO
ハガレンのホーエンハイムのように、愛する人と一緒に生きて、年を取り、死んでいける、そんな研究を始めるテファですか。

474:名無しさん@ピンキー
09/05/11 18:38:14 sGWowlxi
エルフの年齢から考えるとティファは完璧なロリ巨乳

475:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/05/11 20:35:42 eUqnPeBb
どうもこんばんわ、
ふうかたいせん買って久方ぶりに舞-HiME見て
URLリンク(www.nicovideo.jp)
で萌え狂っていた強行偵察型せんたいさんです。

おまたせしておりました
「たったひとつの冴えたやりかた」の続きいきます。

476:たったひとつの冴えたやりかた ◆mQKcT9WQPM
09/05/11 20:36:37 eUqnPeBb
ジョゼフがグラン・トロワを後にしたのは、シェフィールドから呼び出しがあったからである。
『頼まれたものができあがった』と。
しかし、ジョゼフの今立っている実験用の倉庫の中には、彼の予想していたものは影も形もなかった。
何もない倉庫の床に、ミョズニトニルンが傅いている。

「…どこに、そのゴーレムがあるというのだね?」

その声は少し不機嫌に聞こえたが、今のシェフィールドにはそんなことは気にならない。
そして主の言葉に即座に応える。

「申し訳ありませんジョゼフ様。
 …そのようなものはどこにもありません」

悪びれもせず応えた声には、自信のようなものすら宿っていた。
ジョゼフの頬がぴくん、と跳ねる。
不機嫌を露にするジョゼフのこの表情、前に見たときは陳情に来た愚かな貴族が領地を剥奪された時だった。

「…言っていることの意味が掴みかねるのだが。ミューズよ」

呼び出されたというのに、その用件自体がなかったという。
ならば何故自分はこんなところにいるのか。まるで意味がないではないか。
ジョゼフが怒りを感じるのも無理からぬことであった。
そして、ジョゼフが己が使い魔に近寄ろうとした瞬間。

ごす。

巨大な杖が、ジョゼフの後頭部を思い切りぶったたき、昏倒させたのだった。

477:たったひとつの冴えたやりかた ◆mQKcT9WQPM
09/05/11 20:37:35 eUqnPeBb
「…お目覚めですか?ジョゼフさま」

ジョゼフが目を覚ますと、頑丈な木の椅子に縛り付けられていた。
全裸で。
目の前には、肌が透けるほど薄い紫のベビードールに身を包んだシェフィールド。

「…何のつもりだ?」

不機嫌を露にし、ジョゼフはシェフィールドをねめつける。
そんなジョゼフに、シェフィールドは淡々と応えた。

「まだお分かりになりませんか?ここまでしておいて」

肌も露な男と女。この状況で考えられることは一つ。

「…まさか、お前まで発情した宮廷女のような事を言い出すのではあるまいな?
 神の頭脳、ミョズニトニルンよ」

ジョゼフは一応そう言っては見るものの。

「下半身総立ちにしておいてそんな事言っても説得力ありませんわね」
「…ぐ」

実際シェフィールドはプロポーションもよく、それなりの美女である。
健全な中年男性であるジョゼフの雄が、肌も露な美女に反応しないはずもなく。

「まあそんなあなただからこうしようって思ったんですけども。
 言っておきますけど、私、虚無の使い魔である以前に、女ですから。
 どこかの冴えないキチガイ親父に使役されるにはそれなりの理由があるんです。その理由ご存知ですか?」

縛られたまま強がるジョゼフを見て、シェフィールドの中でヘンなスイッチが入ったらしい。
頬を朱色に染め上げ、獲物の前で舌なめずりする肉食獣のような表情で、ジョゼフを見つめる。

「し、知らぬ!いいからこの縄を解けミューズよ!」

あくまで抵抗を続けるジョゼフ。
縛られれば少し素直になると思ったが、結局、シェフィールドの考えていた展開になってしまったようだ。

…でもそれも望むところ。

シェフィールドは、右手の甲をジョゼフの顔の前にかざしてみせる。
その中指には、青い宝石をあしらった指輪が。

「…この指輪は、『以心伝心の指輪』といいます」
「…?」

いきなり指輪の説明を始めたシェフィールドに、ジョゼフの顔が疑問符に歪む。
当然である。ジョゼフはそんな指輪のことなど知らないし、知る必要もない。
シェフィールドは構わず続ける。

「この指輪は二本で一対になっていて、魔法が発動すると嵌めているもの同士の心の中を筒抜けにしてしまいます。
 そしてこの片割れは、あなたの指に」
「…何!?」

シェフィールドの言うとおり、彼女のしているそれと全く同じ意匠の指輪が、ジョゼフの右手の中指に嵌っていた。
そして、シェフィールドの額のルーンが輝き、指輪に光がともる。

「…私の気持ち、受け取ってください」

478:たったひとつの冴えたやりかた ◆mQKcT9WQPM
09/05/11 20:38:15 eUqnPeBb
その言葉と同時に。
ジョゼフの心の中に、感情の奔流が流れ込んでくる。
それは、『好き』の塊だった。
王だから、美丈夫だから、天才だから、そういった事では一切なく。
『ジョゼフ様だから好き』その想いが、溢れんばかりに伝わってくる。
言葉や文字だけでは決して伝えきれない、焦げ付きそうな感情。
それがダイレクトにジョゼフの中に流れ込んできていた。
そして、今こうしていることに対する不安と贖罪、そして何よりも一緒にいられることへの多幸感。
それらが全て奔流となって、ジョゼフの中に流れ込んでくる。
ジョゼフの心に、熱い何かが点る。
それは弟への渇望を溶かし、目の前の女性に対する情念へと転換される。
いや、彼とて男である。己に付き従う美女を前に、思慕の情を僅かでも抱かないはずがない。

「い、いやちょっとまてミューズ!落ち着け!」

正直言ってかなりまずい状況だった。
普段なら冷静な顔をして受け流せばいいのであるが、魔法の指輪によって流れ込んできた感情が、ジョゼフの冷静な部分を根こそぎ奪い去っていた。
シェフィールドってこんなエロ可愛かったっけ、などと訳の分からない言葉が沸き起こるほどに。

「…や、やだもう何考えてるんですかジョゼフさま…」

その感情が伝わったらしく、身体を捻って真っ赤になって照れるシェフィールド。
その仕草もなんていうか。

…萌え。

「…ばか」

今度は上目遣いで見上げてくる。

いかん待て落ち着け自分!目の前のコレはトチ狂った使い魔であってだな!
いやだから太ももにおっぱい押し付けるんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁ

ジョゼフの中で何かが壊れた音がした。

「…わかった、お前の気持ちはよーく分かった」

目が据わっていた。
その据わった目で、ジョゼフはシェフィールドを見つめる。
文字通り、二人の間に言葉はいらなかった。
要するにもう完全に二人の頭の中はエロいことで一杯だったのである。

479:たったひとつの冴えたやりかた ◆mQKcT9WQPM
09/05/11 20:39:05 eUqnPeBb
まずシェフィールドがしたことは、目の前でそそり立つジョゼフに優しく口付けすること。
先走りの溢れる先端に軽く開いた唇を押し付け、何度も何度も赤黒い亀頭にキスの雨を降らせる。
そして軽く口を開くと、かぷかぷと充血した亀頭を甘噛みし、ちゅうちゅうと音を立てて吸う。
ジョゼフの喉から漏れる喘ぎ。そして伝わってくる快感。シェフィールドは、己が股間にないはずの男性器の快感を感じていた。
先端が唾液と先走りでどろどろになると、今度は竿に唇を押し当て、皮を吸い上げながら、優しくグラインドさせる。
余った右手で先端をこね回し、左手は陰嚢を揉み解す。
唇に当たるジョゼフの硬さが限界になると、今度は口をあけ、先端から遠慮なくジョゼフを飲み込んでいく。
頭を前後に揺らし、口内をすぼめて刺激を与える。
やがて、その刺激にジョゼフが限界を迎える。
シェフィールドの口内で、雄が弾けた。
生臭い匂いとともに、シェフィールドにも感じる射精の快感。
喉と膣を同時に震わせ、びくん、びくんと身体が震える。
シェフィールドは、快楽に負けじと口の中に流れ出す精液を愛おしく飲み干していく。
やがて射精の勢いが弱まると、今度は先端に唇を密着させてじゅるじゅると尿道に残った精液も吸い上げていく。
薄れていく理性、混じる感覚。心の奥から溢れてくる、体中を融かしつくしそうな多幸感。
そして蜜のあふれ出す股間に感じる、たまらない渇望。
それは、魔法の指輪によってジョゼフにも伝わっていた。
シェフィールドは顔を上げる。口許から精液交じりの涎を零し、淫欲に真っ赤に染まった頬で、牝の視線でジョゼフを見上げる。
ジョゼフは牝を見下ろす。絶頂の余韻に粗く息をつきながら、それでもなお収まらない己が分身を間に挟んで。
言葉すら交わさず、シェフィールドは椅子の上で縛られたままのジョゼフの身体をよじ登っていく。
やがて、そのそそり立つ雄の上に、涎を垂らしながらはくはくと蠢く、牝の顎が合わせられる。
一瞬の間もなかった。
雄の肉槍が一瞬で牝の肉門を貫き、一番奥の本丸への門を押し上げる。
体中を駆け抜ける快楽に、シェフィールドは我を忘れてジョゼフにしがみつき、甘い甘い甘い泣き声を上げる。
それは今わの際の獣の鳴き声のようであったが、確かにその中にはジョゼフの名前が何度も刻まれていた。
互いの声と心が融けあい、言葉が意味を成さなくなっていく。
意識の外で勝手に身体が動き、牝は腰を上下に振りたて、雄は下から突き上げる。
互いの身体をむさぼり食らう行為が、しばらく続くと。
二人の泣き声が止み、そして、全身が震える。

「ジョゼフさま、ジョゼフさまぁっ…!わ、わたしもうっ…!」
「シェフィールド、で、出る…っ!」

最後にお互いの名前を呼び合い。
一番奥で噛みあった牝と雄は、同時に果てたのだった。


480:たったひとつの冴えたやりかた ◆mQKcT9WQPM
09/05/11 20:39:35 eUqnPeBb
タバサがシェフィールドに『以心伝心の指輪』を与える代わりに出した交換条件。
それは。

『一地方貴族となって、ジョゼフとともにそこで死ぬまで幸福に暮らす事』

であった。
地位も領地も、王となったタバサ──シャルロットが準備する、という。
それを、シェフィールドは。
何の躊躇もなく快諾したのである。
もちろん、その領地に篭ってからは一切ガリア王家との関係は絶つこと、ジョゼフが余計な野望を抱かぬよう監視することも条件であった。
そして、この『以心伝心の指輪』の最大の特徴──それは、伝えたいと思ったこと以外は伝わらない、というものであった。
この性質のおかげで、シェフィールドとタバサの密約がジョゼフに漏れることはなかった。
しかしまた、『以心伝心の指輪』を着けて性交をした二人は、お互いの気持ちを完全に伝え合い、そして。

「…わかった。そこまで言うのなら、王冠はお前に託そう」

真夜中のグラン・トロワ城門。
そう言ってジョゼフは、目の前に立つ姪に王冠を手渡す。
シェフィールドの気持ちを完全に理解してしまった今、彼にとって弟のことなど大したイミを持たなくなってしまった。
これもタバサの計算のうちである。

…だって、全力で愛されて、幸せにならない人間なていないもの。

タバサは才人との学院での性活を思い出し、そう思っていた。
昔なら目の前にジョゼフがいて、こんな事を口走ったのなら問答無用で『ジャベリン』の一撃でもお見舞いしていたことだろう。
しかし、今は彼の気持ちもよくわかる。
そして、もう一人の気持ちも。

「何してるんですかぁー?早く行きましょうジョゼフさまぁ~」

いつもの魔女のような格好とは違い、紫の豪奢なドレスに身を包んだシェフィールドが、荷物を満載した荷馬車の上から声をかける。

「わかったシェフィ、今行く」

いつの間にやら愛称まで付けたらしい。ジョゼフはタバサに軽く手を振ると、愛しい人の待つ荷馬車へと急ぐ。
タバサはそんな二人の門出を、言葉少なに見守ったのだった。

「ねえジョゼフさま、領地につくまでの間、今までのぶんいっぱい可愛がってくださいね♪」
「何を言うか。領地についてからも死ぬまで可愛がってやるからな。覚悟しておけよこの淫乱め」
「やだもう、このス・キ・モ・ノ♪」

…はいはいワロスワロス。

半分以上呆れながら、タバサは二人に背を向け、王宮へと戻る。
そう、これから始まるのだ。

女王となって、サイトに正式に娶ってもらって、毎晩世継ぎを作る楽しい生活が!

満天の星空の下、そんな夢想に焦がれるシャルロットの唇からは、ちょっと涎が垂れていた。


…ガリアがダメになる日も近いかもしれない。~fin

481:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/05/11 20:41:18 eUqnPeBb
さて今回は試験的に擬音も台詞も抜いてエロシーン書いて見たけど。

…なんだかアレですね。ぜんぜんえろくないや。

まあ次でがんばるのでカンベンしてたもれ。
んじゃまたノシ

482:名無しさん@ピンキー
09/05/11 20:47:55 l6rciHrQ
いいよいいよー
エロアイテム捏造していろいろできるミューズはエロ向きキャラだよね
屋敷での生活とタバサの性活も見てみたい

483:名無しさん@ピンキー
09/05/11 22:00:43 aDmTEQYv
いやいやいや大人のエロって感じでGJです




ロ○コンなへんたいさんにはものたりないかもしれないですけどね

484:名無しさん@ピンキー
09/05/11 22:06:25 xi4cYtgg
強行偵察型さんGJ
さすがへんたいさん

485:名無しさん@ピンキー
09/05/11 22:41:15 VQaHxh42
せんたいさん、ハッピーエンドでGJっす。

>ガリアがダメになる日も近いかもしれない。
もう、すでに手遅れじゃないでしょーか・・・・・・。

486:名無しさん@ピンキー
09/05/11 23:05:23 XwchzpaR
せんt…いやいやへんたいさんGJ!
>>才人との学院の性活
一瞬誤字かとおもったがそんなこと無かったぜ…

487:名無しさん@ピンキー
09/05/12 00:02:13 uIJ/21Gi
ガリアがテロリストならぬエロリストにより、陥落した日であった

488:名無しさん@ピンキー
09/05/12 00:17:34 wZvjBDbO
>毎晩世継ぎを作る楽しい生活が!
そしてトリステインやエルフ、ヴァリエールとの戦争が始まるのだった…

489:名無しさん@ピンキー
09/05/16 05:40:38 r0NxAmEw
あげ

490:名無しさん@ピンキー
09/05/16 11:21:49 SwnUtE86
へんたいさんまだかな

491:名無しさん@ピンキー
09/05/16 15:46:50 n0CM4Com
そんなことより新刊はまだか…
ノボル神頼むぜ

492:名無しさん@ピンキー
09/05/16 17:42:39 EKEqfbf3
神じゃなくて天使だ

493:名無しさん@ピンキー
09/05/16 17:47:45 eUR13FeV
>>492
つノボル三位一体説

天使でもあり、ブタでもあり…とかいってるとキリがないぞ
作者=全能の神ということで見逃しとけよ


494:名無しさん@ピンキー
09/05/16 18:30:43 3Y9/dCyD
この流れなら言える
あと三十分書き込みなければ俺が…へんたいさんだ!

495:名無しさん@ピンキー
09/05/16 18:33:32 2upaatfY
>>494
お前が変態なのはわかった

496:名無しさん@ピンキー
09/05/16 18:35:57 EKEqfbf3
じゃあ>>494は「風の変態さん」って事で

497:名無しさん@ピンキー
09/05/16 19:56:40 dn5/y5Xk
>>491
URLリンク(www.mediafactory.co.jp)

498:名無しさん@ピンキー
09/05/16 20:41:33 gWxvqKQe
一世代前の人達がメインなエロというカオスな電波が…

ヒロインは若い頃のシュヴルーズ先生やマリアンヌetc.
一体俺に何をしろと…

499:名無しさん@ピンキー
09/05/16 21:07:10 VpQMgs6n
そういやどっかのスレに才人の父とジョゼフが大学以来の友人ってのがあったな

才人の父ちゃんがジョゼフの世界扉でハルケギニアにナンパに行ったりして
賊に襲われていたマリアンヌ助けたとか、キュルケママに誘惑されたとか

500:名無しさん@ピンキー
09/05/16 21:08:21 uiGB5LTn
どSのカリン様もベッドの上ではかわいらしい小さいにゃんにゃんでしたとさ

501:名無しさん@ピンキー
09/05/16 21:09:06 uiGB5LTn
>>499
SSでくれ

502:名無しさん@ピンキー
09/05/16 21:31:40 9E2CseVt
>>499
親子二代で勇者とかラムネ&40かとw

まぁ両世界で時間の流れが違う辺りはちょっと似てる気もするが…

503:名無しさん@ピンキー
09/05/16 23:40:22 8kHNQBsl
>>502
サイト父がジョセフに頼んで作ってもらった
ワンオフモデルのヨルムンガンドに乗って戦うサイトですね、わかります

「俺は今!猛烈に!!(性的な意味で)熱血してるゥ!!!」

504:名無しさん@ピンキー
09/05/16 23:42:12 SGY2xj7g
それ熱血ちゃう、充血(股間的な意味で)や

505:名無しさん@ピンキー
09/05/17 01:56:24 f1y2YNvn
不用意にカタツムリ食ってハルケギニア住血線虫に寄生されるきゅいきゅい

506:名無しさん@ピンキー
09/05/17 01:58:34 1A0huebH
ドラゴンはその体に棲む寄生虫さえ高価な霊薬って設定がファンタジーにはよくあるな

507:名無しさん@ピンキー
09/05/17 11:32:09 vo6ZmIvH
>>502
ヒロインが桃髪ツンデレ貧乳お嬢様だしな。

ルイズは大食いじゃないが…

508:名無しさん@ピンキー
09/05/17 20:14:57 X1He3VJO
>>499
才人父とジョゼフが友人となると
ジョゼフは才人の事を赤ん坊の頃から知っていて
イザベラやシャルロットとは幼馴染みとか

509:名無しさん@ピンキー
09/05/17 20:25:18 CZWvHSwZ
ジョゼフは娘のイザベラと親友の息子のサイトをくっつけようとしてシャルロットの邪魔をする
そしてそれが裏目に出てシャルロットにフラグが立ってしまい、絶望
シャルルを殺害してシャルロットを追い遣ることに
そしてタイミングを計ったようにサモンサーバントでサイトはルイズの使い魔に
ジョゼフのトリステインを目標とした戦争ゲームが始まる

510:名無しさん@ピンキー
09/05/17 20:43:22 2aQqE91u
シャルルを殺すとまではいかなくとも何かありそうだな
あとそのジョゼフだと日米貿易摩擦、バブル景気、失われた10年の頃の日本を知っていそう
宇野総理の辞任や、金丸信が捕まった事も知ってるとか

511:名無しさん@ピンキー
09/05/17 21:44:09 2P3f4BkL
アメリカンジョーク風ゼロの使い魔


才人が行方不明になって早数ヶ月・・・
息子がいつ戻ってきてもいいようにと、両親は彼の部屋を整理していた。
すると、

「・・・あの子ったら、こんな本をベッドの下に隠してたのね」
「ん?どうしたんだい・・・」
「ほら、Hな本がこんなにいっぱい・・・」
「ああ、才人くらいの歳なら大抵隠れて見ているもんさ」

父親は、母親から本を受け取るとパラパラめくってみた。

「あの子がここにいたら、こっぴどく叱ってやることも出来たんでしょうね」
「そうだな・・・」


「だが・・・どうやら、あいつにはお仕置きしても逆効果なようだ」
父親は本の内容を見ながら言った。

512:名無しさん@ピンキー
09/05/17 21:49:06 BcXhpnYD
サイトがマゾかよwww
ヤプーでも見つけたのか?www

513:名無しさん@ピンキー
09/05/17 21:53:06 CZWvHSwZ
ワロタ
これは普通にアメリカンな感じだね

514:名無しさん@ピンキー
09/05/17 21:54:24 Wx/fJ19H
笑うけどちょっとしんみりしちゃうな
才人の両親は心配してんだろうなあ

515:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/05/17 23:57:04 fLW4MdHq
>>506
>>ドラゴンはその体に棲む寄生虫さえ高価な霊薬って設定がファンタジーにはよくあるな

その電波…確かに受け取った!

516:名無しさん@ピンキー
09/05/17 23:59:18 2aQqE91u
若かりし頃の才人パパの恋のお相手

マリアンヌ、シュヴルーズ先生…まだ結構いそうだな

517:シルフィ売られる ◆mQKcT9WQPM
09/05/18 00:00:16 fLW4MdHq
※このSSの内容は16巻に準拠しています。せんたいさんのSSとは独立しています※

ガリアは困窮に瀕していた。
それは当然である。ロマリアに敗北し、戦敗国として多額の戦時賠償金を請求されたからだ。
それは、前ガリア王ジョゼフの溜め込んだ財産を売り払っても、国庫を空にしてもなお、利息にしかならないほどの金額であった。
そこで、現ガリア王シャルロットは、行動に出る。
火急にこの戦時賠償金を消化すべく、資金を作るために。

ここはガリア辺境の貴族の屋敷。
金にあかせて作った、無駄に広い成金趣味の邸宅。
そこで、今夜、闇のオークションが開かれる。
しかし闇のオークションとはいえ、この秘密の会場に官憲の手が入ることはない。
なぜならば。

「まさか、シャルロット女王陛下自ら私にお声がかかるとは…光栄にございますな」

いまやオークションの始まろうという、その貴族の屋敷のホールに設えられた、オークション用舞台の舞台裏。
下卑た笑いを浮かべるこの屋敷の持ち主の前に立つのは。
女王としての格好ではなく、かつてトリステイン魔法学院で『タバサ』として着ていた、魔法学院の制服に身を包んだ、シャルロット女王。
シャルロットは、この貴族と関わりがあった。
かつて、『北花壇騎士七号』として、この貴族の主催する闇のオークションの警護を担当したことがあるのだ。
そこでは、禁制とされる薬品や、危険度の高い幻獣、国家機密すら取引されていた。
そして、今。
女王となったシャルロットは、ジョゼフの持っていた禁制のマジック・アイテムなどを、この貴族のオークションで金に換えようとしていたのである。

「お世辞はいい。はじめて」

『雪風のタバサ』と名乗っていた昔と変わらぬ冷たい表情で、女王は淡々と貴族に告げる。
貴族は慇懃に礼をすると、舞台に上がる。
そして。

「皆様お待たせいたしました。早速競りを始めましょう。
 さあ、まずは最初の品です。
 今や入手も困難、超レア中のレア、『オーガの血』1ダースからいってみましょう!」

会場に集まった、正体のばれないよう仮面をかぶった人々からは、ちょっとした町くらいなら丸ごと買える様な金額が飛び交う。
このぶんなら、相当な金がガリア王家に転がり込む。
シャルロットが心の中でほくそ笑んでいると。

「…あのー?おねえさま?」

隣から間抜けな声がする。
そこにいたのは、シャルロットの使い魔、風韻竜シルフィードの化けた、蒼い髪の美女。
肌も露な蒼い夜会服に身を包み、そして、その首には無骨な鎖につながれた、赤い革の首輪が嵌められている。

「なに」

使い魔の質問に、シャルロットはぶっきらぼうにそう答える。

518:シルフィ売られる ◆mQKcT9WQPM
09/05/18 00:01:17 /SUk9Fhk
シルフィードはこの会場に着くやいなや、人間に化けさせられ、この格好をさせられたのだ。
そして何をするのかも言われないまま、この舞台裏で待機している。

「シルフィ、なんでこんな格好しなきゃなんないの?
 首輪くすぐったくてイヤなのね。きゅいきゅい」
「すぐわかる」

使い魔の質問にほとんど答えず、そう言ったきりシャルロットは押し黙る。
シルフィードは主人がそれ以上問答する気がないと察すると、きゅーいきゅーい言いながら、鎖をじゃらじゃら言わせて遊び始めた。
しばらくすると、先ほどの貴族が舞台裏へやってくる。

「お待たせいたしました。それではトリをお願いいたします」
「分かった」

貴族の言葉に従い、シャルロットは舞台へと歩き出す。
シルフィードの繋がれた鎖を手にして。
くいくいと引っ張られ、シルフィードは抗議した。

「な、なにするのねちびすけ!そんな引っ張らなくても自分で歩けるのね!きゅいきゅい!」

そう言ってシャルロットを追い抜き、舞台へと出る。
シルフィードの視界に、異様な光景が写りこむ。
そこそこ広い会場の中には、まばらな人影。さきほど飛び交っていた声から予想される人数より、ずいぶんと少ない。
全部で十二人しかいない会場は、やけにさびしげだった。
最後の品まで待つような好事家は、この程度しかいないようであった。
シルフィードはきゅい、と首をかしげる。

「そーいえば『おーくしょん』ってなに?」

主人から『オークションに出る』とは聞いていたものの、『オークション』の意味が分からないシルフィードだった。
そのシルフィードに対し、脇に控えるシャルロットが囁く。

「竜に戻って」
「え」

シルフィードは驚いた。
今まで、人前でしゃべるなだの姿を変えるなだの言われ、ひたすら正体を隠してきたのに。
いきなり、衆人環視の前で竜にもどれ、と言われたシルフィードが驚くのは当然と言えた。

「で、でもいいの?」
「構わない」

まあご主人様がこう言ってるし、とシルフィードは納得する。
そして。
一息息を吸い込むと、身体にかかった呪を解き放つ。
一瞬で蒼い髪の美女の姿は掻き消え、そこには真っ青な風竜が顕れる。普通の素材だった夜会服は大きくなった身体に耐え切れず千切れ飛んだが、魔法がかかっている首輪だけはそのままだった。
おおお~、とどよめく会場。
シルフィードはそんなふうにどよめく人間どもを見て、首輪がくすぐったいのも気にならないほど気をよくしてしまう。

ふふん。所詮人間なんてこの程度なのね。

そして、威嚇といわんばかりにぎゅるおおおおおおお、と重低音で鳴いてみせる。
会場がさらにどよめく。
そして、次の命令が主人から飛んでくる。

「人間に化けて」
「きゅい?もう~?」

もう少しこのまま会場にいる人間どもをびびらせてやりたかったが、主人の命令とあらば致し方ない。

519:シルフィ売られる ◆mQKcT9WQPM
09/05/18 00:02:05 fLW4MdHq
シルフィードは呪文を唱え、人間の姿に戻る。
首輪を嵌めただけの、扇情的な身体の蒼い髪の美女が、そこに現れた。
そして再び、どよめく会場。

ふふん。風韻竜の威厳にびびりまくってるのね!いい気味なのねー!

鼻高々のシルフィードだったが、そこへ先ほどの貴族の声が聞こえてくる。

「ご覧いただけましたでしょうか?彼女はご覧の通り伝説の韻竜なのです!
 女王陛下の使い魔である伝説の韻竜、今回は女王様のご好意により、韻竜の『お口』でのご奉仕が競売にかけられました!」

おおおおおおおーっ、とどよめく会場。

「へ?なに?お口???」

意味が分からずきょとんとするシルフィード。
しかしそんな間もなく、会場から湧き上がるとんでもない金額の声。
その声が飛び交う間、シルフィードは先ほどの貴族の言葉の意味を考える。

きょうばいって、モノを売ることなのね?
いんりゅーのおくち?シルフィのおくち?
おくちでご奉仕…。
おねえさまがサイトにしてたみたいな…。

「ええええええええええええええーっ!?」

驚くシルフィードの声と。

「二十億!」

白髪に金色の仮面をかぶった男から告げれたとんでもない金額がかぶさり。
それから少しの間、会場が静まり返り。

「では、二十億で『韻竜のお口』落札です!」

主催者の声が、オークションの終了を告げたのだった。

520:シルフィ売られる ◆mQKcT9WQPM
09/05/18 00:02:35 /SUk9Fhk
そして、貴族の屋敷の裏手。
小さな森の中にある泉で、『お口』でのご奉仕は行われることになった。
さんざん渋ったシルフィードだったが、シャルロットにガリアを救って欲しい、と頼まれてはしかたない。
新たに手渡された質素なベージュのワンピースを着て、シルフィードは待ち合わせに指定されたそこへ来ていた。

「…しかたないのね。苦いお薬だとでも思ってガマンするのね」

心底イヤそうな顔でシルフィードが手近な木にもたれかかっていると。
そこへ、先ほどの白髪に金色の仮面をかぶった男がやってくる。
そして、シルフィードの格好を見るや否や、彼は激昂した。

「…どういうことだ、その格好はなんだ!」

…なんなのねもう。全裸がいいの?やっぱしこういうの好きなヤツってへんたいさんばっかしなのね。

心の中だけで突っ込み、シルフィードはしぶしぶ、ワンピースを脱ぎ始める。

「…脱げばいいのね?脱いでするのがいいのね?」

白髪に金色の仮面の男は、その言葉にうむ、とうなずく。
すぐに全裸になると、シルフィードは男に寄って行く。
そして男はいそいそとズボンを…下ろさなかった。
それどころか、さらに激昂しだした。

「…まて!そうじゃない!違うだろう!」
「…きゅい?」

意味が分からない。裸になった。あとは咥えるだけ。これ以上何があるというのか。

「…なんなのねもう。約束はクチだけなのね。胸なんか使わせてあげないのね」
「何を言っている!私は竜の口で咥えられるのを所望したんだ!人間の女なんぞに興味はない!」
「…ほえ?」

シルフィードの目が完全に点になった。

そして、シルフィードは彼の言うまま、竜になって彼を丸ごと口の中でしゃぶりたおした。
小一時間シルフィードの口の中でねぶりたおされた彼は、竜の涎まみれで泉に放り出される。
涎にまみれて『ああ、もう死んでもいい』と夢見心地に呟く彼を見てシルフィードは思った。

…人間のオスってへんたいさんばっかしなのね…。

当然その中には主人の想い人も、学院にいたあの丸いのも含まれているのであった。~fin

521:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/05/18 00:04:01 /SUk9Fhk
しまった注釈ミスったw
※このSSの内容は16巻に準拠しています。せんたいさんのSSとは微妙に独立しています※
イヤ最初はからめるつもりあんましなかったんで。ええ。少し絡んじゃいました。ええ。

んじゃ寝ますノシ

522:名無しさん@ピンキー
09/05/18 00:04:52 +bHYlhJe
アホ竜モノには大いに期待

523:名無しさん@ピンキー
09/05/18 00:05:33 QXSRbmgf
>>521
お休みなさいませw

つか、なんつー変態だよこの貴族w

524:名無しさん@ピンキー
09/05/18 00:10:12 WWFr9s2D
>>521
シリアスものなのかと思った~<導入


525:名無しさん@ピンキー
09/05/18 02:11:13 lgm0bkBB
>>521
俺が食ってた夜食のラーメンの返還を要求する

526:名無しさん@ピンキー
09/05/18 12:38:06 CuezY9dH
>>525
俺ので良ければ
つザーメン

527:名無しさん@ピンキー
09/05/18 17:28:06 +LIMJCoz
>>526
汚ねぇw

528:名無しさん@ピンキー
09/05/18 18:22:45 vJMFi/QO
アン様あたりなら美味しそうに吸いあげるだろう

529:名無しさん@ピンキー
09/05/18 19:08:18 XaLse/zQ
>>499>>508を組み合わせてちょっと妄想

27歳当時の才人パパとジョゼフ@1986年の東京
ジョゼフ「お互いもうすぐ父親か…」
才人パパ「ジョゼフ、コーヒー入ったぜ」
ジョゼフ「お、悪いな」

才人パパ「俺達が出会って8年か…」
ジョゼフ「大学に入学した時からだからもうそんなに経つんだな」
才人パパ「あん時は、まさかお前が魔法の国の皇太子殿下だとは思わなかったな」
ジョゼフ「ま、驚くのも無理はないがな」
才人パパ「思えばあっちでは色々あったよな…」
ジョゼフ「どうした?」
才人パパ「いや、何でもない…」

畜生!俺に文才があれば…

530:名無しさん@ピンキー
09/05/18 20:48:09 XD2usUVP
若き日のヒロイン達のママ(一部除く)とサイトパパの実らずに終わった恋

なんでだろ、妄想したらBGMに『ルビーの指環』や『ワインレッドの心』が何故か…

531:名無しさん@ピンキー
09/05/18 21:48:06 JR+lPtPJ
ルイズ「どうして私だけ魔法が使えないのかしら・・・くすん」
カリン「今まで黙っていたけれどあなたの本当のお父様は平民なの、たぶんそのせいで魔法が使えないのよ」
ルイズ「?!」
公爵「(柱の影で)?!!!」
サイトパパ「(異世界で)へっくしょい!」

532:名無しさん@ピンキー
09/05/18 21:52:49 iL3Mosvl
なんかサイトパパのイメージが高槻巌になってきたw

533:名無しさん@ピンキー
09/05/18 22:12:03 SbA3yLP4
>>532
ミョズニトニルン「バカなっ!私のゴーレムを魔法を使わずに破壊するなんて!?」
ヴィンダールヴ「獣たちが怯えきってる…あなたは何者です!?」
サイト父    「何、通りすがりのサラリーマンだよ」

こうですね、わかります

534:名無しさん@ピンキー
09/05/18 22:24:37 +axYZcPA
もう6月に17巻出るのか
ノボルいつでも賢者モードになる術を身につけたな

535:名無しさん@ピンキー
09/05/19 23:53:32 Y8B+9wQX
>>530
娘に話して聞かせてたりしてそう
「黒い髪に黒い眼鏡をかけてて、見た事もない武器を使う人なの…」
とか

あとナンパの邪魔をしたグラモン元帥を怒りに任せてボコボコにして親子二代に渡る因縁作っちゃったとか

536:名無しさん@ピンキー
09/05/19 23:57:56 TyQM4sgV
サイトパパ「俺と彼女の運命的な出会いを邪魔しやがって!このっ!このっ!」
と、コブラツイストをかけられて悲鳴をあげる元帥ですか

537:名無しさん@ピンキー
09/05/20 20:10:52 V9XdYL5Y
>>532
紅音也もいける

538:名無しさん@ピンキー
09/05/21 23:58:50 t2MnIfkT
その線で行くとサイトのお母さんはハルケギニア出身でサイトは混血って事も。

サイトママ「有楽町西武か、お父さんと結婚する前に初めて地球でデートした場所なの。」
サイトパパ「あん時、まだ開業したばかりだったな。それと、お前が興味津々だったの覚えてるぞ。」
サイトママ「そりゃもう、ガリア出身のお母さんからすれば目新しい物ばかりだったから。」

とか

539:名無しさん@ピンキー
09/05/22 00:02:17 qdWVTMr5
>>537
年代的にも一致する気がしてきたw
確かにおとーやんなら、ハルキゲニアで才人以上の浮名を流すことも楽勝だろうよ

540:名無しさん@ピンキー
09/05/22 18:20:24 CnP3Eyz5
若き日のサイトパパとジョゼフ、色んな意味で最強コンビなこの二人

地球から色々持ち込んではハルケギニアで騒ぎを起こし、
カリンママでさえもこの二人にだけはお手上げだったとか。

541:名無しさん@ピンキー
09/05/22 19:43:06 Q4TMKsES
>>540
>サイトパパとジョセフが最強コンビ

 サイト父→真
 ジョセフ→百舌鳥さん
 サイト→イカルガン

こんな構図がふと頭をよぎった
……バレット氏のSSの読みすぎだ

542:名無しさん@ピンキー
09/05/22 19:44:22 RCXX0PMe
今、デルフに命を吹き込んでやる

543:名無しさん@ピンキー
09/05/22 23:47:19 n5j5xCTM
悪漢達「(剣を折られ)ひぃぃぃぃぃっ!」
サイトパパ「やっぱ刃物には飛び道具でしょ」
ジョゼフ「よくそんな物持ってるな」
サイトパパ「こう見えても昔はワルだったから」

544:名無しさん@ピンキー
09/05/23 04:47:17 PMZrF8TP
>>543
なんかいい感じだなっ
もっとやってみろ

545:名無しさん@ピンキー
09/05/23 19:07:18 RBGjPQk/
>>543がマリアンヌとの出会いだったらとして勝手に続編を妄想

ジョゼフ「ところでこいつらどうする?」
サイトパパ「そうだな…速達で地獄に送るか」
ジョゼフ「こんな安物に速達は勿体無いだろ」
サイトパパ「じゃ遅配で」
悪漢達「ひぃ~!御免なさい~!」
サイトパパ「あ、逃げた」
マリアンヌ「あ、あの……」
サイトパパ「駄目だよ、あんな有害ゴミがうろついてる場所に一人でいちゃ」
ジョゼフ「次から気をつけるんだぞ」

546:名無しさん@ピンキー
09/05/23 20:47:00 hd31JlNk
何故かサイトパパのイメージが柴田恭兵になってきた

547:名無しさん@ピンキー
09/05/23 20:54:57 EQAspNWb
>>546
セクシー平賀w

ならジョゼフは舘ひろしだな。

548:名無しさん@ピンキー
09/05/23 21:48:18 LDOT6fUf
>>547
やめれwww
お目付け役の課長が胃を悪くしまくリングwww

549:名無しさん@ピンキー
09/05/23 22:15:58 MvEDboTp
なんという危ない二人…。

550:名無しさん@ピンキー
09/05/23 22:49:25 E2fmF3fz
>>548

課長=シャルル。つまり彼の死因は神経性の胃潰瘍だったんだよ!!


じゃアレか、ガリアの宝物庫にはグラサンにショットガンにハーレーが保管してあるのか。

551:名無しさん@ピンキー
09/05/23 23:06:13 6/wVsIqs
>>550
>グラサンにショットガンにハーレー
タイガー戦車の裏に隠してありました。

552:名無しさん@ピンキー
09/05/24 04:40:33 2+tyDWnA
>>545
タバコが縁で出会ったキュルケママとか

サイトパパ「あれ?ライター、ライター…」
ジョゼフ「火なら貸してやるぞ、ほれ」
キュルケママ「あら、火なら私が用意致しますわ」
サイトパパ「あ、どうも」
キュルケママ「その火を点ける物や煙は一体なんですの?」

とか

553:名無しさん@ピンキー
09/05/24 23:52:25 RkyfZqhC
サイト・イザベラ4歳、シャルロット2歳当時

ジョゼフ「イザベラやサイト君は?」
サイトパパ「遊び疲れて、二人の姫君と共にお休みだよ」
ジョゼフ「どれどれ、後のガリア皇太子と皇太子妃の寝顔でも…」
シャルル「兄さん、皇太子妃と言うのはシャルロットの事だよね?」
ジョゼフ「おいおい、イザベラに決まっているだろ」

親バカな兄弟をちょっと妄想してみた

554:名無しさん@ピンキー
09/05/25 07:32:36 KyM3VB0q
ときどきでいいから、黒髪のメイドも思い出してあげてください


555:名無しさん@ピンキー
09/05/25 09:59:32 mh8pjpsR
ジェシカのこと?

556:名無しさん@ピンキー
09/05/25 10:37:10 aUBanhSA
たぶんパエリヤ

557:名無しさん@ピンキー
09/05/25 14:15:28 m8X0sSFa
シエスタママとの出会いだったら

ドライブでタルブに出かけて
シエスタママ「祖父の同郷の方だったんですか…」
才人パパ「まさか同郷の墓を見つけるとは思いもしませんでしたよ。」
ジョゼフ「うちもあの通りだから、人が流れ着いてもおかしくはないだろ。
ところで、あのゼロ戦どうするか?」
才人パパ「そうだな~、工学部のあいつらでも連れて来るか……どうかしました?」
シエスタママ「あ!いえ……別に何でも…」

558:名無しさん@ピンキー
09/05/25 21:15:01 Kl1HzZcI
考えてみると結構出会ってそうだよな

若い頃のマザリーニやフサフサの頃のコルベール、若手時代のマルトーとか
子供の頃のエレ姉さんやワルド、バーガンディとか

召喚されたサイトを迎えに魔法学院に出向いて
サイトパパとシュヴルーズ先生がかつて恋仲だった事が発覚するとか

559:名無しさん@ピンキー
09/05/25 21:24:33 GMjxyfmR
息子が突然行方不明になってしまいサイトの母ちゃんは必死に耐えてるのに、
旦那はハルケギニア行った事あるのを黙ってるって鬼畜過ぎだろ。


560:名無しさん@ピンキー
09/05/25 21:27:57 8013owiB
世界鏡的なアイテムでこっそり息子の勇姿を観察してたりして
サイトママ「あらあら、あの子もあなたに似て手が早いわねぇ・・・(ニヤニヤ)」

561:名無しさん@ピンキー
09/05/25 21:36:52 m8X0sSFa
才人ママは実はジョゼフが紹介したどっかの没落貴族の娘とか、王宮のメイドだったとか

562:名無しさん@ピンキー
09/05/25 21:52:23 JhhmI/1+
サイトママは老いて懐かしいサイトのことを想って亡くなったルイズが転生した存在
やがて部分的に記憶を失ってサイトパパと出会う

563:名無しさん@ピンキー
09/05/25 21:59:34 nBKp+d2+
昔の少女漫画かなんかでそんな設定見た気がする

564:名無しさん@ピンキー
09/05/26 00:34:26 f/pc4DAA
>>562
ネトラレ云々以前に
運命の恋人が母ちゃんになってたってどんな悪夢w

565:名無しさん@ピンキー
09/05/26 05:13:34 vqFEmIdK
トリスタニアで騒動を起こし、カリンママと鬼ごっこになった最強コンビ

才人父「ハッハッハ、ザマ見やがれ!」
ジョゼフ「魔法衛士隊はエリートと聞くが、大した事ないな。ほれ、タバコ」
才人父「センキュー!……おや、まだ一名追ってきてるのがいるな………!!」
ジョゼフ「伏せろ!魔法攻撃だ!」

才人父「あら!?これいつからオープンカーになっちゃったの!?」
ジョゼフ「とにかく飛ばせ!公爵夫人とブタ箱デートは勘弁だろ!?」
才人父「俺、そんな悪趣味じゃねーよ!」


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