【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合37at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合37 - 暇つぶし2ch50:名無しさん@ピンキー
09/03/15 03:21:17 +cBMUHd4
女王でなかったら確かに糞ビッチであるのでGJ

51:名無しさん@ピンキー
09/03/15 05:37:51 tf/tqy1J
アン様かわいいよアン様


52:名無しさん@ピンキー
09/03/15 07:57:00 /bXugUma
糞ビッチという言葉を見ると
マグカップ
チゲ鍋

という言葉を思い出すキチガイは俺だけでいい

53:名無しさん@ピンキー
09/03/15 15:51:07 fWxYoo1U
俺はサウスパークを思い出す 正確にはスーパービッチだが
>>48 乙! ヘレン婆さん 人としての気概は立派なんだがなぁww

54:名無しさん@ピンキー
09/03/15 16:20:09 kCmLTQJB
そのうち本家で屋敷を徘徊する女の幽霊話とかでてきそうだなw
実はアン様が徘徊してましたとかいうオチwwww

55:名無しさん@ピンキー
09/03/16 00:19:19 nJSkj03N
32だが


原作読んでないとサッパリわからんことに今更気づいた

56:名無しさん@ピンキー
09/03/16 00:19:49 jP8h20S/
色。色を求める。

57:名無しさん@ピンキー
09/03/16 00:26:30 nJSkj03N
ともあれ>>48さん
GJです

58:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/03/18 03:40:27 ViS1IWmy

さてと。前スレの「めいKING!」のタバサルート。投下いくよー。
ちなみに久々の投票ものですので、心の準備をよろしく。

59:めいKING!~タバサの別離 ◆mQKcT9WQPM
09/03/18 03:41:02 ViS1IWmy
アンリエッタと才人の婚約発表は、内密のうちに行われた。
近しい家臣のみの集まった席で、女王自らが、告げたのである。
『くれぐれも内密に』と宣言し、国民への発表はもう少し情勢が整ってから、と女王は言った。
もちろんその情報は、漏れることになる。
女王アンリエッタは、それを承知の上で、婚約を発表したのだ。
この内密の婚約を外部に漏らすことによって、益を得るもの。
いよいよ現実となった『平民出の王』誕生を阻止する事を企む者。
その人物こそが、獅子身中の虫であった。
そして、情報漏洩のルートは瞬く間に暴かれ、芋づる式に『反アンリエッタ派』の貴族の名もリストアップされていった。
こうして、トリステイン王国の内憂は取り除かれたのである。

そしてその情報は、ルイズの耳にも届くこととなる。

「…これは、直接当人たちに問いただす必要がありそうね…!」

その当人たちの片割れ、ルイズの使い魔は今、王都で公務の真っ最中だ。
英雄を擁する水精霊騎士団は、最近あっちこっちで引っ張りだこである。
今日は、王立の孤児院にて、イーヴァルディの物語を演じることになっている。
ちなみに題目は『超変身!仮面の騎士イーヴァルディ』という、剣戟活劇である。
そういう経緯もあって、今学院に才人はいなかった。
なのでルイズは馬車を仕立て、即座に学院を発つ。
シエスタも、せっかくですから~、と何やら黒い笑みを浮かべながらルイズに着いていく。
なんのかんの言ってもシエスタだって女の子である。チャンスがあれば才人を独り占めしたいのだ。
そして、二人を乗せた小さな馬車は、一路王都を目指す。

60:めいKING!~タバサの別離 ◆mQKcT9WQPM
09/03/18 03:41:36 ViS1IWmy
その馬車と入れ違いに、学院の上空から青い風韻竜が降りてくる。
タバサに言われ、王都に才人を迎えにいっていたシルフィードである。
どうして、公務の最中の才人がシルフィードに着いてきたのかというと。
女子寮の前に着地したシルフィードから、慌てた表情の才人が飛び降りる。
即座にシルフィードも人の姿に形を変え、才人に併走する。

「急ぐのね!お姉さまいつ発つか分からないって言ってたし!」
「わかってるよ!」

孤児院で悪の蜘蛛怪人をやっていた才人は、慌てた様子のシルフィードから、話を聞かされていた。

『お姉さまがガリアに帰っちゃうって!』

理由を尋ねたがシルフィードは知らないのね、の一点張り、いつ発つのかと聞くと、明日にはもうトリステインの国境を越えるつもりだと聞かされた。
才人は代役をレイナールにまかせ、シルフィードに跨り慌てて学院に飛んだ。
もちろん、あの小さな姫君に帰国の理由を尋ね、できれば別れの言葉を、よしんば引き留めるためであった。
上りなれた階段を上り、いつもはノックして入る部屋のドアを、乱暴に開けて飛び込む。

「シャルロット!」

慌てて飛び込んだそこには。
いつかどこかで見た魔法陣の中央に、ちょこんと立つ、大きな杖を持った青い髪の小さな少女。
雪風のタバサこと、シャルロット・エレーヌ・オルレアン。
彼女が、待っていた。
タバサは驚いた風もなく、こくん、と頷いた。
それは、才人の言葉に対してではなく。
扉の前で、ニヤニヤ笑顔を浮かべる、自分の使い魔に対して。
そして、主人のサインを汲んだ使い魔は、遠慮なくそのドアを閉じた。

「それじゃ~お二人さん、ごゆっくり~、なのね」

捨て台詞を残し、シルフィードはドアを閉じた上に、先住魔法による封印まで施す。
これで、彼女の意思抜きではこのドアは外からも内からも開かない。

「…シャルロット…?」

さすがにいぶかしんで、才人は疑問を露にする。
しかしタバサはいつも通りのポーカーフェイスで、才人に杖を突き出して、言った。

「迂闊」
「い、いきなりそれはねーだろ!心配して帰ってきたってのに!」

いきなりの言いがかりに軽く憤る才人。
そんな才人の反応は予測済みなタバサであった。
杖を軽く抱え込み、右手の指を立てながら、才人の迂闊な部分を挙げていく。

「ひとつ。ガリアに今すぐ発つつもりならシルフィードを使う。
 ひとつ。サイトを呼びにいかせるのに詳細を告げないわけがない。
 ひとつ。あの子の演技に騙されるのもどうかしている」

全部で三つ。指を立ててタバサは才人に突きつける。
そして当然ながら、才人は思う。

「…じゃあ、ガリアに帰るってのは俺を呼び出すための嘘ってわけか?」

そう思うのも無理からぬことであろう。
しかし、それに対する返答は、才人の予想とは違っていた。

61:めいKING!~タバサの別離 ◆mQKcT9WQPM
09/03/18 03:42:30 ViS1IWmy
「…違う。それは本当」
「え」

才人は目を丸くする。
そんな話はついぞ聞いていなかった。
タバサ本人からも、当然噂や、ガリアとの政治情勢からも予想はしていなかった。
タバサは淡々と続けた。

「私はガリアに帰る。今度いつトリステインに戻ってこれるかは、わからない」

そして、休学届けも学院長に提出した、とタバサは言った。

「ど、どうして?」

才人の疑問に、タバサは応える。

「ガリアを取り戻す。無能王から、取り返す」

タバサの真剣な言葉に、才人はそういえばこの娘ガリアのお姫様だったっけ、などと今更なことを思う。
そして当然、才人はこう言い出すわけで。

「な、なら俺も手伝うよ!」

しかし、タバサはふるふると首を振る。

「必要ない。力で取り戻すわけじゃないから」

そして、自分はできるだけ穏便に、正式な形で王冠を叔父から返してもらうのだと、タバサは言った。
もちろん、狂気の無能王に正攻法が通じるとは欠片も思ってはいない。
だが、タバサには秘策があった。
才人と過ごした日々が、彼女にその秘策を授けていたのである。
そして才人は、タバサの言い分から、王族に戻って正式に王権を譲り受けるつもりなんだと解釈した。

「…だったら、いいや。頑張れよシャルロット」
「…ありがとう」

才人の激励の言葉に、満面の笑みで答えるタバサ。
才人と出会う前には、けして見せなかった柔らかい表情。
しかしまてよ、と才人はもう一つの、根本的な疑問を思い出す。

「…だったら、どうしてこーいう状況にする必要があるわけだ?」

62:めいKING!~タバサの別離 ◆mQKcT9WQPM
09/03/18 03:42:54 ViS1IWmy
当然の疑問である。
わざわざ才人を閉じ込めてまで、するような話ではない。
そして才人は自分の放った疑問に、自分で答えを見つけてしまう。
だが、その言葉を口にする前に、タバサがつ、と才人に寄ってきた。

「…あのー。シャルロットさん?」

タバサは眼鏡の下から上目遣いに、才人を見上げている。
その頬は軽く朱に染まり、目が潤んでいる。
見慣れた表情。俗に言う『タバサおねだりモード』である。

「…帰る前に、思い出がほしい」

まあ思い出っつったらアレでソレでコレなナニなわけで。
しゃーないかあ、だったら一丁気張りますかね、と半分臨戦体制になった才人だったが、その才人の機先を制し、タバサは続けた。

「…大きくなった私と、今の私。どっちが好き?」

才人は思い出した。
この足元の魔方陣。いつぞや、タバサが大人の、といっても数年後のだが、姿になるために使った儀式魔術のそれではないか。
逡巡する才人に、タバサは期待いっぱいの熱い視線で、才人ににじり寄りながら答えを急かす。

「ねえ、どっちがすき?」

眼鏡越しの潤んだ瞳に、才人が答えたのは。

63:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/03/18 03:45:47 ViS1IWmy
さて、今回の選択肢は、

「大きいタバサ」か「ちっちゃなタバサ」

かを選んでいただきます。「大きいタバサ」の詳細は保管庫読むとよろし(ぁ
それ以外の選択は受け付けませんのでよろしく。締め切りは19日0時ジャストまで。
投票所は↓でございます。
URLリンク(zerokan.g.ribbon.to)

ではよーい、どん。

んじゃねゆノシ

64:名無しさん@ピンキー
09/03/18 11:55:35 Gjw09v/D
久しぶりのアンケートだぬ

>才人と過ごした日々が、彼女にその秘策を授けていたのである。
お尻のことですね判ります

65:名無しさん@ピンキー
09/03/18 20:20:22 T01uHrVx


66:名無しさん@ピンキー
09/03/18 21:33:53 e2kMJqOq

( ゚д゚)、ペッ

67:名無しさん@ピンキー
09/03/18 23:10:03 bjyVIh0Y
>>63
乙!

68:名無しさん@ピンキー
09/03/19 04:05:50 /eaEdmPf
>>63
CV:こおろぎさとみ

ですか、そうですか……。

69:名無しさん@ピンキー
09/03/19 04:42:16 aJ174Aca
大がいいです

70:バレット
09/03/19 11:41:08 dyIv3Vo9
もはや月刊どころか季刊だぜシャーンナロー!!
マジで久しぶりです。
て昼間っから投下させて貰いますけど、今回はちょっと議論を巻き起こしそうな回になります。
詳しくは本編にて。



71:13:ウォッチメン
09/03/19 11:42:17 dyIv3Vo9
とある休暇、ラグドリアンの湖畔に設けられた小さめのお城にて。


「ねえ、サイト」       「ねぇ、イザベラ?」
「「んぁ、何だよ?」」




「「男女の夜の営みというものは一体どうやってするものなんだい?(なのですか?)」」
「「ぶほぁ!!?」」




別々の部屋で、徐に相席していた相手からそんな事を聞かれた2人の男女は、まったく同じタイミングで口に含んだワインと紅茶を噴き出した。


「い、いきなり何ちゅー事聞いてくるんだいアンタは・・・」
「いえだ、だって、私と忌憚無く話してくれる方といえばイザベラやシャルロットぐらいしか居ませんから」

そんなもんかねぇ、と大国ガリアの王女様であるイザベラは改めて目の前の女性を見つめる。
少女はイザベラと同年代だが、恰好は彼女同様豪奢だがイザベラが王家の血筋の現れである空よりも蒼い髪と同じ色のドレスに対して、少女の方は髪は柔らかい質感の茶色だがドレスは純白である。
顔つきとかも如何にも清楚っぽいけど、悪く言えば世間知らずな箱入り娘とも受け取れそうな雰囲気。
いやうん、身体の極一部はかなり攻撃的だけど。

――まぁウチ(ガリア)とは違ってトリステインの王宮に居るのは固いのばっかりらしいしねぇ。
実際の所、主に王様である自分の父親がはっちゃけ過ぎなだけなのも彼女はよーく理解している。

「だからって、人に直球でそんな事聞くもんでも無いと思うよ、アン」
「しかしイザベラ達とサイト様との関係は、王宮内でもそれはとてもとても有名ですから」

トリステイン王国王女、アンリエッタ・ド・トリステインはちょっと恥ずかしそうにしながらもそう白状した。



72:13:ウォッチメン
09/03/19 11:46:10 dyIv3Vo9




ガリア・アルビオン・トリステインのそれぞれの王家の祖先はどれも同一人物――始祖ブリミルとされている。
その為に国家間の政治的情勢はさておいて、王家間の関係は基本的に良好であった。
もちろん更に個人的な関係云々はまた別問題になるが、少なくともガリアの後継ぎたるイザベラとトリステインの後継ぎたるアンリエッタは仲が良かった。
同年代だが、感覚的には面倒見の良いちょっと強気な姉と蝶よ花よと大事に育てられてきたお淑やかな妹とでもいうべきか?
でもってイザベラの許嫁が表向き平民出身貴族のサイトである事はよく知られていて、更にサイトが他にもイザベラの従妹やアルビオンのハーフエルフの王家の少女とも『良好な関係』を築いているのも周知の事実であり。

ついでに言うと、アンリエッタにも許嫁が居た。
プリンス・オブ・ウェールズ、アルビオン王国皇太子ウェールズ・テューダーだ。
現在彼も休暇という事で、王族達のバカンス用の避暑地として利用されているラグドリアンの畔のこの城に滞在中である。
いかんせん2人共他国の人間だけに顔を合わせる機会は少ないが、関係そのものは良好なのはイザベラも知っている。
もちろんサイトもイザベラと一緒だ。あとシャルロットにティファニアにマチルダも。
但しこの4人は今この場には居ない。だからこそ、アンリエッタはこんな事を聞いてきたんだろうか。



「王宮の方でも少しはそういう話とか聞かないのかい?」
「関係云々といった内容の話はよく聞きますけど、行為等の詳しい話については流石に」
「メイド達だって居るじゃないか、その子達に聞こうとはしなかったのかい?」
「そうしようとした時もあるのですが、皆さん固くなってしまって聞けるような雰囲気ではありませんでしたし・・・」
「あーまあ確かにそうなるだろうねぇ普通は」

ウチの所はかなりフレンドリーだけどねぇ、と呟く。
だがガリアだってサイトが現れるまでは似たようなものだった気がする。
サイトがやってきた影響ってこんなに大きかったんだと再認識。父親があそこまで愉快になっちゃったの思い出してちょっと消沈。
やっぱり変わり過ぎだよ父様。魔法使えなくて絶望してたアンタどこ行った。

「せめてメイドに密かにそういった本街で買ってきて貰うよう頼めば良かったのに・・・」
「け、けれどそれも恥ずかしいではないですか・・・」

ゴニョゴニョゴニョとアンリエッタ、また赤面。
彼女も王家の一員として色々プライドとか体面とか気にしてるんだろうね、と思う。
しかしふと気になったので、ぶしつけとは分かっていとも一応聞いてみた。

「アンの母親のマリアンヌ様とかはそういうのは無いの?そういった話は私も聞いてないけどね」
「母は未だに亡くなった父に操を奉げているので」
「・・・私の所とは大違いだね」

道楽王として有名だが、ジョゼフは浮名を流してる部分でもかなり有名だった。新しく若い妻を娶ってからは彼女に夢中だけど。

「そ、それでは改めてお聞きしますけど、異性とのまぐわいというのは一体どのように行うものですか?」

少し鼻息荒くして詰め寄るアンリエッタの気迫にイザベラ、さりげなくちょっと後退。何をそんなに期待してるというのかこの子は。
まあ何となく分かるけど。アンリエッタも1人の年頃の少女、恋バナ(?)には興味津々なのだろう。
気を許せる同年代の友人がまったく居ない王宮にいつも居るのだから娯楽にも飢えてるっぽいし。


73:13:ウォッチメン
09/03/19 11:52:47 dyIv3Vo9

・・・でもやっぱり恥ずかしい。
つーかぶっちゃけ、自分と身内の恥を晒すようなものだ。
最初はともかく途中からシャルロットにティファニア、マチルダも加わって4(ぴー←修正音)は当たり前。
後ろの穴に胸使ったり口使ったり髪使ったり股に挟んだり玉なめなめしたりお漏らし異物、野外に羞恥にソフトSMとスライム―――

少しは自重しろ、自分。

「・・・・・・」
「あら、具合でも悪いの?」
「いや、何かもう何時の間にここまで女として大切なもの無くしてたのかと思うと頭がね・・・・・・」

ちょっと泣きたくなった。でもまたその時サイトに求められたらやっぱり受け入れちゃいそうな気がビンビンしてホロリときた。
自覚があるだけまだマシである。

気を取り直して。

「でもアレかい、そういうのの相手にアンタが考えてるのはやっぱりウェールズなんだろ?」
「は、はい、国と王家同士の結束を強めるという理由があるとしても、私としても彼の事をお慕いしていますから」

どこか嬉しそうにアンリエッタは笑って言った。
確かに顔よし器量よし家柄メチャよし魔法の実力もトライアングルクラスで人望も高い。完璧超人とはああいうのを言うに違いない。
まぁ恋愛はそんな要素で100%決まってしまうものではないけれど、イザベラ自身サイトという相手が居てもウェールズの事は本当に良い男だと思っていた。
根っからの貴族の中には表向き平民上がりのサイトの事を良く思わない輩も多いが、ウェールズに限ってはそんな事も無くサイトと親交を育んでいるし。

ならば、と助けになろうとするのが彼女の姉御気質たる所以である。

まずはアンリエッタからちょっと離れてその身体を上から下まで舐めるように眺めた。
更に一緒に入浴した時の記憶も引っ張り出して邪魔なドレスを取っ払った姿を想像する。
顔は問題なし、身体つきもキュルケやティファニアほど攻撃的でないにしても同性のイザベラから見たって十分魅力的だ。
こう、ドレスなどであちこち締め付けられてはいるが実際にはふくよかだし。

「まずはそうだね、こう男のを刺激させて固くさせてから」
「と、殿方のものはどどどれくらい固くなるものなのでしょうか?」
「うーん、どう表現したらいいのか・・・・・・ユニコーンの角よりも硬そうな感じだねぇ」

ちなみにハルケギニアのユニコーンの角は火山山脈に生息する火竜の頑強な鱗も貫けるぐらい頑丈である。

「そ、そそそそこまで!?」
「そう、それでいて炉から出したばかりの鉄みたいに熱くてね」
「あああああああああ!?」
「それからこう、私とかの場合だと揉んだり挟んだり擦ったりしてだね」
「も、もも揉んだり挟んだり擦ったりとはどのような事なのですか!?」
「だから胸で―――ってあーもう無理!やっぱり無理だよ私にはこれ以上言えないよ!」

唐突にうがーっ!!と頭を掻きむしりながらイザベラ絶叫。
頬もおでこも真っ赤っか、文面だけみれば淡々と説明してた風に思えるがやっぱり恥ずかしかった様で。
大体誰が好き好んで男との情事を赤裸々に詳しく解説してやらにゃいかんのか。何かもう普通に羞恥プレイの一環じゃなかろうか。

・・・・・・親友のゲルマニアからの留学生は初めて本気で付き合っている男性教師とのニャンニャンを喜々として教えてくれたりしてたけど、それはともかく。



74:13:ウォッチメン
09/03/19 11:54:20 dyIv3Vo9
「だ、大体だね、こういうのは勢いなんだよ!好きな男とそーいう雰囲気になったらあっという間に押し流されてコトに及んじゃうもんなの!
そ、そそそりゃあ自分の意思で行動しなきゃ始まらない時もよくあるけど!私の時だって最初は私からサイトがお風呂に入ってるのに押し掛けててって何白状してるんだよ私―!?」
「と、ととと殿方と一緒に湯浴みみみみぃ!?」

イザベラ、パニクリ過ぎて更に白状してしまい頭を抱えて絶叫。
アンリエッタ、自分が異性(もちろん相手は決まっている)と裸で同伴の図を想像してしまいイヤンイヤンと悶絶。
普通にカオスだった。

「と、とにかく付け焼刃の知識は役に立たないんだからとにかく夜中にウェールズの奴の寝床にでも忍び込んで押し倒せ!アンタぐらいかわいけりゃそれで大丈夫だよ!!多分!」

人、それを逆夜這いという。

「で、ですけれどやはりやり方が分からなければ、そこ止まりに終わってしまう場合もあるのではないでしょうか・・・?」
「ぬ、ぐうう・・・」

もっともだった。ただ流石にウェールズがそこまで朴念仁だったりアンを子供扱いしたりまさか彼女みたく彼もやり方知らなかったりする筈はないから大丈夫だと思うけど。
・・・・・・イザベラは知らない。文字通り最後がドンピシャである事に。
さてどうしたものか、とイザベラは再び頭を捻りだし、

「う~~~~~・・・・・・仕方ないねぇ、アンタの為に一肌脱いでやるよ!」

顔を真っ赤にして、そう宣言したのであった。




75:バレット
09/03/19 11:57:49 dyIv3Vo9
今回分はこれで投下完了。

ここではアン=ビッチ(原作でも似たようなもんだけど)が定番みたいだが敢えて言おう!自分はその流れに反逆する!
そんな訳でウチのアン様は色んな意味で世間知らずです。この先どうなっちゃうが自分でも分からないけどな!!



あ、それからどなたか、年末に投下させて貰った分のログ、保管庫の方にアップしてもらえたら幸いです。
メインもバックアップもお釈迦です。恨むぞウィルス。

76:名無しさん@ピンキー
09/03/19 12:21:49 RQwmWRKT
アンリエッタの髪が茶色?

77:名無しさん@ピンキー
09/03/19 13:06:06 lcJk/hb3
バレット氏最高だよ……最新刊のイザベラのくだり読んでまず「バレット氏は咽び喜んでんじゃないか?」と思ったけどどうなんだろ

78:名無しさん@ピンキー
09/03/19 13:07:40 RV5g4Mtw
イザベラ萌えの境地を最初に切り開いた人だからな

79:名無しさん@ピンキー
09/03/20 00:32:22 law9XNOQ
呼び起こしそうな議論て今更アン×ウェールズのことかな…
それは話だから好きに書けばいいんだが、後書きのほうも微妙な気分になる
ビッチとか別に当たり前じゃないから…

80:名無しさん@ピンキー
09/03/20 01:01:02 K43xO+la
>75
ログあったので挙げておいたが…適時、編集してくれ

81:名無しさん@ピンキー
09/03/20 01:25:18 p4ArkwIp
>>79
スルーしろ

82:名無しさん@ピンキー
09/03/22 17:36:49 8wE3zpkT
やっと原作一巻借りて読んだぜ。うん原作が一番だね

83:名無しさん@ピンキー
09/03/22 20:35:07 ER07atQ5
test

84:名無しさん@ピンキー
09/03/22 22:10:08 WvYZssOl
…今のところメディアミックスしてるのって人間試験だけだよね?

85:名無しさん@ピンキー
09/03/22 22:50:07 UKY0r1Nz
>>75
流れを無視してバレット氏 GJ!

86:バレット
09/03/23 00:42:43 JPWTHTWr
年末の話保管庫に上げてくれた人乙なんだけど、あれ番外編扱いなんで修正しときました。スマソ。
あと冒頭部分抜けがあるんでどなたか追加プリーズ。もっと過去のスレは問題無く見れてるのに前スレだけ過去ログ倉庫で見れない不思議。

・・・もう1回バックアップに残ってないか探してみるか。とりあえず続き投下いきやす。

87:13:ウォッチメン
09/03/23 00:44:34 JPWTHTWr
さて時間は過ぎて多数の滞在客がベッドにもぐりこんでいる時間帯。
2つの満月の下、水辺に沿って静々と歩く影が2つあった。
言わずもがなイザベラと、彼女に誘われて付いてきたサイトである。
正確にはサイトの方もイザベラに何か用事があったらしくて、丁度出て来た所をイザベラと出くわしたそうなのだが。

「うわっ、スッゲェ綺麗だなー」

淡い2色の月光を煌めかせる水面を目の当たりにして、サイトは感嘆の声を漏らした。
水質かはたまたここに住む水の精霊の存在によるものかは詳しく分からないが、他の水場とは一味違う透明さと荘厳さが感じられる風景だ。

「本当だねぇ・・・」

イザベラも同意する。正直言って実は単に夜の湖を見に来た訳でもないのだけれど、こんな美しい光景を見る音が出来たのは嬉しい誤算というものであった。
とはいえその直後、ハルケギニアではもはや立派な大人の仲間入りをしている癖に子供みたいに無邪気な表情のサイトの横顔に見とれてしまうのはご愛嬌。
それもまた惚れた側の弱み也。サイトだってベタ惚れ具合は負けないが。
それだけの愛情を掛けている女が他にも何人か居るというのはそれはそれで大いに問題ありだが、周囲はその事自体については彼らも周りも大して気にして無いので放っておく。

「これならシャルロットやティファニア達も見せてやりてぇなぁ・・・」
「こーら、今アンタの隣に居るのは誰だと思ってんだい。学院に居る間とかはずっと皆もべったりくっついてるんだから、今ぐらい私の事だけ見てくれたって良いだろう?」
「あー、確かにそうだな。ゴメンイザベラ」
「やーだね。絶対許してやらないよ♪」

何かもう言葉と口調が嫌って程合ってない。
イザベラはわざわざ胸の間に埋めるようにサイトの腕を抱き締めながら頭を擦りつける。
その様子が猫っぽくて思わず顎の下をこちょこちょしてみたら「ふにゃ~」と甘えた声が漏れた。
借りてきた、どころかマタタビで酔っぱらった発情期の猫みたいな有様である。
この場合2人っきりの夜のデートなシチュエーションに酔っている、とでも言えばしっくり来るかもしれない。
とりあえずこれだけは言わせて貰おう、ええいこのバカップルめっ!!

―――ハッ!?いけないいけない、スイッチ入るのはまだ早いよ!?

慌てて頭を振っても興奮して赤くなった顔の厚さは抜けない。しかし何とか落ち着きに目的を思い出して周囲を見やった。
そして目的の場所を見定めるとそっちの方へサイトを引っ張っていく。湖岸から少し離れた林の中で、城の方から近づいてくる者にとっては死角になる部分だ。

・・・今回企んでいる事にはうってつけのポジションである。


88:13:ウォッチメン
09/03/23 00:45:28 JPWTHTWr

「サイトぉ・・・」

人1人ぐらいは簡単に隠してしまうぐらい太い幹の陰に滑り込んだ途端に、イザベラの方から唇を奪っていた。
何時もの情事の始まりと比べて幾分落ち着いて、しかし丹念に舌と舌が絡み合う。
どちらからとも無く、あるいは両方から少し苦しく多分に甘い呻きが漏れている。お互いの唾液を飲みくだして喉を潤す。

「んーっ・・・」
「なんか、いつもより積極的だな?」
「良いじゃないかいたまには」

一旦唇を離すとまた甘えたように唇を突き出してきたイザベラの様子に思わずそんな言葉を漏らした。
すると自覚があったのかちょっと目を逸らして顔色の濃さを一段階上げて、ああもう可愛いなあコンチクショウ。

「ん、俺も大歓迎」
「あむんっ」

舌だけでイザベラを奔放しながら同時並行でサイトの両手が少女の胸元へ。
次に唇が離れた時には、ドレスの胸元が解かれて開かれた部分から胸から肩までVの字に、眩い白さの肌が露出していた。
その肌が月光に照らされて、ランプの光とは一味違う儚げに映し出される姿にサイトは思わず呟いていた。

「・・・妖精みてぇ」
「うえっ?」
「イザベラ、マジで、綺麗だ」

『可愛い』では無く『綺麗』。
素でポロリと漏れた言葉の発音に、本心でそんな風に感じてくれたとイザベラが悟るまで数秒。

「ふにゃぁ///」

今度こそ全体的に薄暗い中でもハッキリ分かるぐらい真っ赤になったイザベラが漏らした声は、さっきまでの5割増しで蕩け切っていたのだった。

―――だもんだから、とっくにイザベラの脳裏からは他にも少女が1人、この一部始終を見届けるべく潜んでいるというたくらみの事など綺麗サッパリ吹っ飛んでいた。






「あわ、あわわわわわわ・・・・・・」

他に感想を漏らそうにも、頭が茹ってしまっている今の現状では口から漏れるのはそんな間抜け声の繰り返しだった。
百聞は一見にしかず、と聞き慣れないが確かにと何処か納得出来る諺をイザベラに言われて―
―実の所、イザベラもその諺はサイトから教えて貰って初めて知ったのだが、発祥の世界そのものが違うのだからしょうがない―
―覗き見なんぞをする事になったのであるが・・・・・・正直言って予想以上な光景が繰り広げられていて、覚えようとする以前にリアルタイムでアンリエッタの脳裏に目の前の光景が焼き付いていく。

接吻の意味ぐらいはアンリエッタも分かってはいたが、果たしてたった今繰り広げられているのは接吻なんて生易しい物じゃない。
お互いの全てを吸収せんばかりに舌を絡め合うなんてやり方、アンリエッタは知らない。
それだけで余りの淫靡さに見ていたアンの腰が抜けた位、サイトとイザベラの口付けはアンからしてみれば激しいのである。


89:13:ウォッチメン
09/03/23 00:46:36 JPWTHTWr


と、何時の間にやらイザベラのドレスが大きく開かれて、固く尖った先端までのラインが切り絵みたいにくっきり月光を切り取っていた。
男の手がイザベラの少し鋭角的なラインの膨らみに触れる。優しく揉みほぐす、それだけで甘い啼き声がアンリエッタの耳にも届いてきた。
何時だって強気で、高貴な家柄の人間特有の傲慢さも混じっているけれど、隠しようの無い彼女の本質である優しさを感じさせるイザベラ。
数時間前にも聞いた彼女の声と口調からは想像の使用が無い位幸せそうに理性が消えかけた喘ぎに、またアンリエッタの精神はショートする。

イザベラのお相手たるサイトは、アンリエッタからしてみれば執拗に思えるほど2つの膨らみを中心に責め立てた。
それこそ揉んだり舐めたり齧ったり寄せて上げて引っ張ってぱふぱふして、ってな位にである。
ちなみにぱふぱふというのは専門用語としてではなくて、単にサイトがイザベラの胸の谷間に顔をぐりぐり埋めてたのがそんな風に感じて見えただけであるのであしからず。
ともかく、その度に甘い掠れ声が聞こえてきた。
また1本、アンリエッタの中で何かが切れていく。
無償に身体が熱くなっていた。何時の間に熱病でも発症していたのかとアンリエッタは誤解しそうになるが、体内の熱の渦巻き方は単なる病とはまた違う。
痛い位に自分の乳首が立っているのが自覚できた。ドレスの胸元の布地に抑えつけられて擦れる度何故かビリビリ痺れて、そんな経験アンリエッタは初めてだった。

胸元を見て、先端を口に含まれて「ひぎんっ!」と熱っぽい悲鳴を漏らしたイザベラを見て、固く突き出てビクビクと震える膨らみの先をもう1度見。

―――理性よりも、初めて湧き上がる熱情に軍勢が上がった。

きゅっ、とぎこちない手つきで、自分の胸の先端を摘まむ。
その瞬間、胸から奔って脳天を貫く『ライトニング=クラウド』よりも強烈な電流。

「くひゅ―――!!!!?」

掠れた声とも言えない音しか漏れなかったのは偶然である。
1度始めてしまえばもう後戻り不能。もはや問答無用。
正直な話、それが快感だとはアンリエッタにはまだ思えていない。しかし何故か指は止まらなかった。

「んん、んんん!?んなっ、これ、これはなんでぇっ?」

まるで自分の手が自分の手とは思えない。勝手に動いてアンリエッタの精神をどんどん追い込んでいく。
気がつけば、先端から下半分まで覆う支え代わりの分厚い布地をずり下げて直接胸全体を弄っていた。
片手は持ち上げる様に片方の胸を支えながら揉みしだいて、もう片方の手は自分で自分の色素が薄い桜色の登頂を抓りあげている。
強弱の激しい電撃の奔流にもはや腰砕け、アンリエッタはへなへなとへたり込み。

・・・・・・下腹部より更に下の辺りで湿った音がした。
正確には、太股の間で。

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

無言、というより荒い息だけ吐き出しながら、ドレスの上から太股の間に手を伸ばす。
最高級の布地がそこだけ湿っていて、その湿りは酷くなる一方。僅かに身じろぎするだけで小鳥の鳴き声みたいな音がしてその度、胸とはまた一味違う痺れが走った。
すぐ向こうの木の所では、イザベラのの足元に跪いたサイトがドレスの裾を盛大にまくりあげて太股を張り開いて間に顔を埋めている真っ最中。
一際耳を痺れさせるイザベラの甘い声―――どれほどの快楽を感じているのだろうか。

・・・・・・・・・・・知りたい。

ももはや衝動に駆られるまま、欲情に駆られて、こちらもへたり込んだ時に捲れ上がった裾から手を突っ込んで。
汗以外の自分が漏らした液体で濡れに濡れた太股伝いに、己の手を導く。

「始祖ブリミルよ、お許し下さい」

思わずそんな懺悔の言葉を漏らしながら、下着で覆われている筈の部分に触れた。


90:13:ウォッチメン
09/03/23 00:47:06 JPWTHTWr

瞬間。

「――っ、―――!!――――~~~~~~~!!?!」

液体が迸った。ドレスに隠れて詳しくは分からなくても、あっという間に何層も織り込まれて分厚い筈のドレスのスカート部分が湿っていくのが分かる。
反射的に指を口に含む事で声を押し殺す・・・・・・指に舌が絡む、ぬるぬるとした熱さにまで興奮してしまう身体。
何とか口を塞いでも悲鳴の様な呻きは完全に殺せなくて、サイトとイザベラがアンリエッタ以上の激しさで声を上げて夢中になっていなければ気付かれていただろう。
今度こそ草むらに腰を下ろしたまま、アンリエッタの身体は力無くへたり込んでいた。腰が抜けて足腰に力が入らない。
アンリエッタの耳に今聞こえるのは己の心音と息使いだけで、どちらもうるさく頭に響いている。
ほんの10メイルあるかないかの距離で行われている、初めて目の当たりにする情事もうすらぼんやりして熱っぽいアンリエッタの意識からしてみれば、遥か聖地での出来事のようにも思えてくる。



だから。
すぐ背後まで近付いてきた存在にも、その手が肩に触れるまでアンリエッタは気付けなかったのだ。



「アンリエッタ?」
「だ―――――!?」



次に上げた悲鳴は他人の手によって塞がれる。
背後からそうされたとなっては精一杯もがこうとするのは当たり前の反応。もしくはショックで身動きが取れなくなるか。
アンリエッタの場合が前者だった。盗人よろしくコソコソ隠れるには水晶付きの高級な誂えの杖は邪魔なので持ってこなかったのが悔やまれる。
イザベラに言われた通り箱入り娘故に杖か王冠以上重い物を持った事が無いアンリエッタの抵抗は、闖入者からしてみればさぞ非力らしくて全く振りほどけない。

だが、アンが抵抗していたのはその一瞬だけ。
何故ならその直後、耳元で囁かれた声にはハッキリ聞き覚えがあったから。

「落ち着いてくれアンリエッタ」

多分、声の正体を悟った瞬間アンリエッタの心臓は跳び上がっていたに違いない。
・・・どうして貴方がここに居るの?

「ウェールズ、さま?」
「ああその通り、僕だよアンリエッ、タ?・・・・・・・・・」

金髪碧眼、いつも浮かべるはにかんだ微笑みがトレードマークの空飛ぶ大陸の皇太子。
正体がそんな彼だと知って、勢いよく振り向くアンリエッタ。
――その正面像がウェールズの視界に捉えられた瞬間、彼の身体が固まった。こう、ビキッ!とひび割れた様な感じで。
思いっきりほんの僅かな間だけ目を見開いてから、かなり気まずげにウェールズの首はぎこちなく回る。
珍しくもこめかみから流れ落ちていくのはでっかいマンガ汗。その様子に幾分頭が冷え始めたアンリエッタも戸惑う。


91:13:ウォッチメン
09/03/23 00:48:29 JPWTHTWr


「うぇ、ウェールズ様?」
「その、アンリエッタ?胸元の覗いているそれを隠して貰えたのなら、流石の僕も君の綺麗な姿をまっすぐ見る事が出来るようになれるんだけどね」

言われてようやく思い出す自分の霰の無い姿。
顔を真っ赤にして胸元を隠したアンリエッタだけれど、今まで自分がしていた事を思い出してでもって今やグショグショのスカートの感触に粗相をしてしまったと勘違いして何かもう恥ずかし過ぎて頭がぐちゃぐちゃになって来て。
でもって、そんな自分の姿を顔は出来る限り逸らしながらもチラチラと興味を隠せず視線を送って来るもんだから。
―――情事覗き見+それオカズに初自慰×婚約者に目撃=死亡確認!!

「・・・・・・・・」

無言でポロポロ涙がボロボロ。スタジオジ○リはおもひでぽろぽろ。
これにはウェールズもちょっとパニクる。咄嗟に慌てて群青色のコートをアンリエッタの肩にかけてから抱き締めて、涙を自分のシャツに吸い取らせる。
ついでに漏れ始めた嗚咽の声もそうして塞いだ。




どうしてこんな事になっているのか、とウェールズは思い返す。

実は彼もまた、初めて出来た対等の友人であるサイトの提案でこの場に居たのだった。
最初はあれこれアルビオンの宮殿内でも王家の一員であるティファニアや有名な大貴族の1人娘であるマチルダとの関係から経験豊富と有名なサイトから、色々と『そういった話』を聞くだけの事だった筈。
しかしあれやこれやと話を聞いている内に自分の知識不足がハッキリ露呈されたかと思えば、百聞は一見にしかず(名言だ、とウェールズは思う)とのサイトの意見で彼と恋人との行為を覗き見て参考にする・・・・・・
なんて話になってしまって、あらかじめ下調べした場所に潜んでいる内に事が始まって――今に至る。
アンリエッタも僅か数メイル斜め前に潜んでいたなんて気付いたのもたまたまだった。
サイトと相手のイザベラは熱中していて気付いていなくても、アンリエッタのすぐ後方(木の影に隠れていたしこっちも草むらに隠れていたので気付かなかったんだろう)に居た彼の位置は実は風下だったのである。
だもんだから風上に居たサイト達はアンリエッタが漏らした声や身じろぎの僅かな音が聞こえなかったし、逆にウェールズにはそれらが風に乗って聞こえた、という顛末だ。


はてさてどうしたものなんだろうか、と悩む。
このままアンリエッタを放っておく訳にもいかないし、このまま泣かせっぱなしというのも気が引けるし酷ければ今度こそハッスル中の2人―
――正確にはイザベラに覗き見していた事がバレかねない。自分が怒られるのではなく企てたサイトに籍が及ぶ事を恐れている事が彼の本質を現しているだろう。
何でアンリエッタもこんな所でこそこそ覗き見してたのか、という疑問は敢えて考えない事にした。今の彼女にそれを問い詰めるのは酷だ。
とりあえず向こうの事が済むまでこうしておいた方が得策な気がしてきたので十とアンリエッタを抱き締めて息を潜める事にする。

で。
1分も経たない内にその選択をウェールズは後悔し始めていた。
・・・・・・だって、落ち着いてきたら何だか甘くてどこか刺激的な初めて嗅ぐ噎せ返りそうな『女』の匂いとか胸元でグニグニ形を変えてポヨポヨとした感触を伝える物体とかががががが。
コレは何というかかんというか、思い返せば年頃の淑女とここまで触れ合ったのも初めてなら、ついさっきまで自慰中だった半裸の少女を抱き締めるのも初体験だった。


92:13:ウォッチメン
09/03/23 00:49:34 JPWTHTWr
前者はともかく後者の体験者というのはそうそう居ないと思われるが、それはともかく。

――うう、これは・・・何というか・・・

顔は涼しげでもダラダラ流れる冷たい汗は隠しようが無いし、心臓に至っては全速力で駆ける馬の蹄のリズムよりも速く打っていて何時アンリエッタがそれに気づくか気になってしかたない。
女っ気は余りなくともそれとこれとはまた別な話、ウェールズだって男なのだ。枯れてもいなければアーッ!!な性癖でもないのだ。
そんなんだったら最初っからサイトに今話冒頭のあんな台詞を口走ったりしない。

ウェールズのアンリエッタに対する評価はお淑やかな可憐な少女というものだったが、それは現在進行形で変わりつつある。
欲情で尖らせた先端と血色が濃くなった肌は信じられない位の色気を放っていて、胸の内で恥ずかしさのあまり泣いているそのギャップが又いい。どう言えばいいのか分からなくてもとにかくいい。
ふと気付く。いつの間にか自分の股間にも誤魔化しようの無い熱と血が集まっている。何かもう痛い位に。
頭がくらくらしてきていて、腕の中の少女がひどく魅力的でしょうがない。

――ああ、僕も欲情しているんだなと、ウェールズは悟った。

悟った瞬間、抑えがたい衝動に駆られて、アンリエッタの唇を奪い取っていた。
いきなり唇を塞がれたアンリエッタの方はたまったものじゃないが、ぼやけた視界にウェールズの顔がどアップにあって状況を理解した途端、強張った身体から力が抜ける。
そのまま、見せつけられていたサイトとイザベラの口付けの光景を思い出して唇を突き入れてみる。
頭の中が真っ白になる。お互い衝撃に打ち震えたまま舌を絡め合う。

・・・・・・30秒ほどで逆に酸欠で意識が飛びそうになったのでようやく離した。
初心者はキスしながら鼻で呼吸する事を忘れがちなので要注意。
お互い荒い息を吐いたまま、視線を交わす。

「うぇーるず、さま」
「アンリエッタ、綺麗だ」

うわ言みたいに漏らしたアンリエッタとは対照的にウェールズはハッキリそう告げた。
それが彼女のほんの僅かに残っていた理性の糸をブッツリ断ち切ったに違いない。
今度はアンの方からウェールズの口を塞ぐ。ウェールズもそれに応えながら、衝動に身を任せて理性から身体のコントロールを奪い取った。
滅茶苦茶に唇を離したり交わったりしながら、がむしゃらに背中に廻されたウェールズの手が少し大きめのお尻を布越しに揉みしだく。
揉み方自体は荒っぽく力もこもり過ぎだったが、それでも少女の口からは甘い響きが漏れる。
初めて聞く彼女のそんな声にまたウェールズの頭に血が昇る。

背中に衝撃。気がつけばウェールズが下でアンリエッタが上、少女に押し倒される格好に。
しかしそれ位気にもならず、ズリズリ少女のスカートを引っ張り上げて、背中側から彼女のふくらはぎから太股の付け根まで露になる。本人は気付いているのやらいないのやら。
ずり上げた裾から直接、彼女の臀部に触れる。

「ひぅっ!」
「これは・・・凄いな」

下着らしき布は滴るぐらい濡れ切っていた。なにせ彼女の胸とはまた違う少し芯のある膨らみを揉んでいるだけで水っぽい音がするくらい、液体が溢れ出して広がっているのだから。
その底を沿った先にある割れ目の中は、炉よりも高い熱を湛えている風に感じてしまう。
焼き立てのレアステーキを切り分けたみたいに、絶えず肉汁が割れ目から湧き上がっていた。
今その部分は何層かの布越しに、同じぐらい熱を持ったウェールズの張りつめた下腹部に擦りつけられている。
大した知識は持っていなくても、次にどうすればいいのかは本能の部分で分かっていた。



93:13:ウォッチメン
09/03/23 00:50:37 JPWTHTWr
アンリエッタはウェールズによく見えるように前側のスカートの裾を持ち上げると、ウェールズはズボンの前部分にあるファスナー代わりのボタンを外して男の象徴を曝け出した。
初めて直視する異性のモノに一瞬息を呑んだものの、アンリエッタは意を決して持ち上げた裾を口に咥えて両手で身体を支えながら、ゆっくりと腰を下ろし―――

にゅちゅっ!

先端は触れたものの、その先へと押し進む事無く秘裂から逃れた先端と茎が秘裂の少し上の豆を大きく擦った。
裾を噛んでいなければ盛大に声を漏らしていたに違いない。

「!!っ!?~~~~~~!!?」
「待ってくれ、アンリエッタ、僕も一緒にするからゆっくりと腰を下ろして・・・」

また涙まみれになり掛けたアンリエッタにウェールズはそう言うものの、彼の方も言葉は冷静そうでも極度の興奮状態である事は真っ赤な顔と脱水寸前の真夏の犬より荒い息を見れば明白である。
ウェールズもしっかり彼女の腰を持つと、ゆっくりと秘裂に先端がほんの僅かに入ったのを確認してから彼女の腰が前後しない様にして落とさせていく。
別段太い訳でもないのだが全く経験無しのアンリエッタには十分以上に大き過ぎるらしく、口から吐き出されるのはさっきまでとは違う苦痛の喘ぎ。

「いっ、ぎぃ、ぐ、くあぁ」
「す、すまない・・・っ!」

口では謝罪しても押し込む力が緩みはしなかった。熱く濡れたアンリエッタの中、早くも虜になってしまって止められないのである。
それどころか遂に耐え切れず、遂にウェールズの方から腰を突き上げた。
にゅっぷじゅっぷと水っぽい音が響く度に脳天まで突き抜ける衝撃がアンリエッタを襲う。


94:13:ウォッチメン
09/03/23 00:51:28 JPWTHTWr
文字通り身を引き裂くような鋭い痛みも感じていたが、何度も突き上げられている内にいつの間にかアンリエッタ自身もまた上下に肢体を揺らしていた。
泣き叫ぶ様な呻きも、今では鼻にかかった甘いものに変化している。上下に動く度に釣られて上へ下へ柔らかく揺れる何気に自己主張激しい胸部装甲は激しく目の毒である。
ウェールズとする前から既に準備万端だったのが功を奏したのかもしれない。

「いぅ、いっ、いひっ、んむ、むう、むひゅぅぅぅ!」
「く、あ、アンリエッタ、君の中は気持ち良過ぎるよ!」

全体的に細長いウェールズの先端はごつこつとしきりにアンリエッタの頂点を叩き、経験無しとは思えないほど深いアンリエッタの底は根元までまんべんなくウェールズを包み扱く。
お互いがお互いに絶え間無く刺激を相手に与え続けていたものだから限界は両方とも早かった。

どくん、どくどくっ!
ぷしゅぁ~~~・・・・・・

もはや口を裾で塞ぐのも限界に達し、声にならない叫び声と共に透明な潮を迸らせながら、ぐったりとアンリエッタの肢体は力を失って前のめりに倒れ込んだのだった。






「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・すごかった・・・ですね・・・・・・」
「・・・・・・ああ・・・・・・・正直、想像以上だったよ・・・・・・」

さて我に返ってみれば互いに顔を合わせられないお二方。
お互い好き合ってたんだから嬉しいっちゃ嬉しいんだけどここに至るまでの過程は大いに問題ありなものだから、なんつーか色々と気まずい。
それでも時間が経ってくると間が苦しくなってきたので、どちらからともなく渋々といった風に首が回っていく。
視線が合うと、お互いの瞳に飛び込んでくるのは恥ずかしそうに顔を歪めた相手の姿。
そしてまた、どちらともなく笑った。

「その、月並みな言い方になってしまうが、とても可愛かったよアンリエッタ」
「は、恥ずかしいですから言わないで下さいまし・・・」

とは言いつつ満更そうでもない様子で赤面のアンリエッタ。
ちょっと頬を膨らませながら、お返しとばかりに彼女の顔は婚約者の顔に近づいていって・・・・・・・・・



「なぁイザベラ、俺らの時もあんな感じだったのかな?」
「恥ずかしい事思いださせないでくれよ、もう!」



すぐ隣で聞こえた声に、『フライ』を使ってないにも関わらず一瞬空中浮遊。
ズバッと振り向けば、彼らはそこに居る。
見てた最中にはアレだけ乱れてた筈の服まで何故か皺も無く綺麗なままなのが不思議だった。

「あはは、何か、考えてた事一緒っぽかったな」
「ま、結果オーライになったんだから良かったじゃないか2人共」

とっても面白そうなモノを見た時みたいな表情のバカップルが1組。
ウェールズはバツ悪げにまた顔を赤らめながら苦笑を漏らす程度だったのだが、アンリエッタの方はというと。

「・・・・・・・きゅぅ」

恥ずかし過ぎて今度こそ意識を手放す事になった。


95:13:ウォッチメン
09/03/23 00:52:17 JPWTHTWr






今回の教訓:『深淵を覗き込む者は注意せよ、深淵もまたそちらを覗いているのだから』

「ってなお話だったって訳だな」
「何か使い方とか意味合い違うくないかい?」

96:バレット
09/03/23 00:57:08 JPWTHTWr
今話はこれで投下完了。次回は半年後になったりして(オイ)

外伝3巻速攻ゲット。本編でもようやくイラ付きで出てきたのは嬉しいんだけど正直言って外伝みたいなエロ可愛いイザベラの方が大好きです。
文句あっか!そして外伝何でいっつも重くて切ないんだ!これぐらいネタばれじゃないよな?
詳しくは原作買って読め!

では失礼。


追伸、前回投下後のあとがき、余計な事書いてゴメンなさい。

97:名無しさん@ピンキー
09/03/23 01:16:29 IPQm9Ldj
>>96
乙乙乙。
一部が騒いでるだけだから気にしなくていいよ。ビッチを本当の悪口で
言ってる人なんてほとんどいないと思うし。一つの愛情表現。

98:名無しさん@ピンキー
09/03/23 01:36:15 tAm74Uyx
>>87
>こーら、今アンタの隣に居るのは誰だと思ってんだい。

いつもながら思う
高貴な出のはずなのに蓮っ葉なイザベラ可愛いよイザベラ

バレット師匠はイザベラ萌えのパイオニアにしてフロンティアー
敬服しまつ

>次回は半年後になったりして(オイ)
えー
もっと読みたい
とろとろになったイザベラを可愛く喘がせてー


ビッチはアン様の敬称なのでキニシナイ!
ビッチアン様もかわいいよアン様

99:名無しさん@ピンキー
09/03/23 01:41:43 v1jVB8Cj
>>96
乙です
>>97
いや書き手はそのへんに神経つかうべきだろ。
たしかに不快に思ってるやつもいるんだから。

100:名無しさん@ピンキー
09/03/23 21:09:39 /XPmVZh9
>>96
乙です。
流石バレット様です

101:名無しさん@ピンキー
09/03/23 21:10:38 /XPmVZh9
下げ忘れた。すみません

102:名無しさん@ピンキー
09/03/23 21:22:55 e1R+odQ6
なんかバレット氏の地の文、活弁士みたいになってきてないかw
ともあれgj!

103:名無しさん@ピンキー
09/03/24 00:33:01 EeS3Tny6
が、外伝が……外伝が……萌え殺されてしまう

104:番外編を補填した者
09/03/24 01:26:49 svwyFnXs
>96
申し訳ない、抜けていたので冒頭部補填した

105:名無しさん@ピンキー
09/03/24 02:29:08 z5uILkkj
ゼロ魔キャラの中では挿入されて喘いでイッちゃう図が一番想像しやすいんだよな>イザベラ

106:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/03/24 23:48:03 gCSVn+OD
すいません、ずいぶん遅くなりました。
つうかね、めっちゃすごいミスをやらかしたのよ。
投票結果は「ちっちゃなタバサ」だったのに…。

何を勘違いしたのか「大きいタバサ」で書き上げちまいましたァーっ!

あ、アリエナス。超アリエナスですよ…。
つうか確認しろよ自分。てか何で勘違いしてたんだ俺。
投票してくれた皆さんすんません、とりあえずできたぶんだけ投下しまする

107:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/03/24 23:48:53 gCSVn+OD
ごくり、と才人の喉が鳴る。
どっちがいい、と聞かれても、正直な話。
どっちもいい、としか答えられない才人だった。
だがしかし、やっぱりベタだがここは。

「俺は、今のままのシャルロットが好きだなあ」

その言葉にタバサの頬が朱に染まる。
そして、嬉しそうに微笑む。
このひとならこう言うだろう。そう言ってくれるだろう。タバサが期待していたとおりの言葉を、才人は言ってくれた。
だからこそ。
彼には、一番きれいな自分を、見てもらいたい──。
だからこそ。
タバサは、この日のため、才人のために、いくつもの準備をしていたのである。
タバサは、自分の発言に照れくさそうにしている才人に背を向け、魔方陣の中央に立つ。

「ありがとう、サイト」

そして、全身全霊の感謝を込めて、言葉を紡ぐ。
才人からは背を向けたタバサの表情は見えなかったが、タバサはこの上なく幸福そうな微笑を湛えていた。
そしてその瞳に宿るのは、決意。
もう、彼女は決めていた。
彼には、一番綺麗なシャルロット・エレーヌ・オルレアンを、その全てを捧げる。
魔方陣の中央に立ち、スカートのホックを外す。
ふぁさ、と丸くスカートが魔方陣の上に広がり、タバサの下半身が露になる。
輝かんばかりに白い臀部は、しかし膨らみがいささか足りず、柔らかさよりも張りのほうが目立っていた。

「え?シャルロット?」

何の前触れもなく、いきなり脱ぎだしたタバサに軽く驚く才人。
そんな才人に、タバサは説明する。

「成長したら、服が入らなくなるから」

その言葉に、才人はいつだったかタバサが魔法を使って大きくなったときの事を思い出す。

なるほど、さっきの『大きいの小さいの』ってのはそういうイミか。
てっきりお兄さんおっぱいのサイズのコトかと思ってましたァーっ!

どこまでおっぱい魔人なのかこの男。
しかしそうなると才人の期待のボルテージも否が応にもマックスになるわけで。
上着のボタンを一つずつ外し始めたタバサのお尻を、思わず凝視してしまうわけで。
ボタンを外し終わり、上着を脱ぎかけたタバサの手が止まる。
首だけ後ろを振り向くと、鼻の下の伸びきった才人と視線が直交する。

「…サイト、その顔イヤらしい」

ちょっとイヤそうな顔で、そう言って、脱ぎかけた上着の前を合わせる。

「…術が完成するまで、あっち向いてて」

さすがにそんなエロい目で凝視されていては、術に集中できない。
そう思って、タバサは才人に釘を指し、もう一度背を向け、今度こそ上着をふぁさ、と床に脱ぎ去る。
美しい雪山を彷彿とさせる、しみ一つない柔肌が露になる。
少し興奮しているのか薄く桃色に紅潮した、幼さゆえの瑞々しさが目にまぶしい。
しかしやはりその曲線は緩やかで、女性よりも幼さを感じさせた。
お尻の先からうなじにかけて、なんだか生暖かいものを感じるタバサだったが、もうこの際突っ込むのはヤメにした。

108:めいKING!~タバサの別離(大) ◆mQKcT9WQPM
09/03/24 23:50:06 gCSVn+OD
…だって、そういう人だって分かって好きになったんだもの。

才人のエロい視線を背中に浴びながら、タバサは朗々と詠唱に入る。
心の内側から湧き出る力が、呪文と杖を介して魔力に変換されていく。
ときめきと恥じらい、期待と不安とが入り混じり、どんどん力が溢れてくる。
魔力とは心の力そのものである。
才人を想う愛も、才人に抱かれたいと思う欲求も、才人の視線を恥らう羞恥も、魔力の強さに直結する。
タバサには、必要以上の力が、溢れているのが分かった。
しかし、この魔方陣による術式には三人分のキャパシティがある。多少魔力が溢れたところで、暴走の心配はないだろう。
もうすでに、十分な魔力は充填した。
そう判断したタバサは、術式を起動した。

火照るタバサの身体を凝視するあまり、前のめりに出てきた才人が、魔方陣に入り込んでいることに気づかないまま。


青い光が晴れると、タバサは成長していた。
流れる青い髪は美しく腰まで伸び、清流のようにさらさらと空気の揺らぎに合わせ、わずかに揺れている。
青い髪に縁取られた顔からは幼さが消え、少し吊り上った瞳とすらりと通った鼻筋が、理性と知性を感じさせた。
可憐な唇は軽く引き絞られ、柔らかく湿った桜色に染まっている。
なだらかだった曲線は、極端といっていいほどきついカーブを描いている。それはまるで、白磁の花瓶を連想させた。
桜色の可憐な果実に彩られた白磁の球体は、奇跡的な張りと柔らかさのバランスを保ち、美しい顔の下で、美しさと隠微さのバランスをきわどい位置で融和させている。
きつく絞られた腰から広がる裾野には、かなり密度のある青い茂みが、姫君の聖域を覆い隠していた。
瑞々しい果実を連想させる真っ白な双丘の谷間は、薬品と数々の行為によって、色素の沈着もなく、まるで生まれたての赤子のような桃色をしていた。
そして、それら全てを、彼女の中に流れる高貴な血が、神々しさすら感じられる景色に纏め上げていた。
ほう、と術式の余韻に漏らすため息すら、極上の香に思える。
そんな成長したタバサが、きっととんでもなくエロい目で見つめているであろう自分の使えるべき相手に注がれる。
タバサの振り向いたそこには。
ひげ面の、ちょっと冴えない青年が、ひきつけを起こしたように倒れていた。
思わず目を点にするタバサ。
そしてこの状況を考える。

…『成長』の術式は成功している。
…ちょっと興奮しすぎて、魔力の調整を誤って、多めに術式に使ってしまった。
…そして、えっちぃ目で私をジロジロ見てたサイトは、ガマンきかなくなって魔方陣の中へ。
…そして、サイトにも術式がかかってしまった…。

全部正解である。
つまり、今目の前で伸びているのは成長した才人。
なぜ伸びているのかはよくわからないが、きっと術式が身体に合わなかったのだろう。
このテの変化系の術式は、身体に合わないと気絶したり、そもそも変化が起きなかったりもする。
まあしかし、これで原因はわかった。
伸びた才人を魔法でベッドの上に寝かせると、タバサは準備に入る。
この時のために、あらかじめ用意しておいた服を着込み、そっと才人の横に座り込む。
そして自分と同じく少し成長した才人の間抜けなひげ面を眺めながら、思った。

…ヒゲの伸びたサイトも、ちょっとダメ男っぽくて好きかも…。

ちょっと将来が心配な王女様であった。


才人が目を覚ますと、顎の下がじょりじょりした。
ていうか、かなりダメな感じに伸びたヒゲが、顎から生えていた。

「なんじゃこりゃああああああああ?」

思わず叫んでしまう才人。
その傍らに控えていた青い髪の少女が、そんな才人に申し訳なさそうに言った。

109:めいKING!~タバサの別離(大) ◆mQKcT9WQPM
09/03/24 23:50:44 gCSVn+OD
「ごめんなさい、サイト」
「え」

思わず才人が振り向くと。
そこには青い髪の女神がいた。
正しくは、素肌の上に大きめのワイシャツだけを羽織り、薄いブルーのショーツを履いた、白いニーハイソックスの。
成長したタバサがいた。
はちきれんばかりに膨らんだ胸の谷間を開いたボタンの間から容赦なく覗かせながら、四つんばいで才人に語りかける。

「術式があなたにもかかったみたい。それでその姿に」

タバサの説明もしかし、才人は半分上の空で。

「そ、そうかあ、それじゃあしょうがないなあ」

ちらちらと脇見でワイシャツからこぼれる白磁の球体に目を奪われながら、才人は頭をぽりぽりと掻きながらそう答える。
正直、理性ががけっぷちであった。
まあ両者とも合意の上だから理性が多少ブッチしたところで問題はないのだが、成長したタバサのかもし出す高貴な雰囲気が、才人の貧相なパンピー根性を萎縮させていたのである。
分かりやすく言うと、成長したタバサの姿をヤらしい目で見るのは、ものすごくイケナイことのように感じてしまったのである。
しかし当の王女様はやる気マンマンなわけで。
四つんばいのまま才人の太ももにたす、と手を置いて、潤んだ目で才人を見上げた。

「わたし、ヘン…?」
「へ?」

とつぜんのタバサの台詞に、才人は思わずタバサのほうを向いてしまう。
眼鏡の向こうの潤んだ瞳と、モロに視線がぶつかった。
吸い込まれそうな蒼い瞳が、容赦なく才人のハートを鷲掴みにする。

「あなたが大きいのが好きだから、成長した姿になったけど。
 …好みじゃ、なかった…?」

普段よりずいぶんと感情が載った、饒舌な言葉。
成長した身体が、タバサの心にも影響を与えているのだろう。
そんなタバサに、才人はぶんぶんぶん!と頭を振って応える。

「い、いやそんなことないっす!
 メチャクチャストライクです!むしろデッドボールみたいな!」

言葉の意味はよくわからないが、とにかく気に入った、ということらしい。
タバサはその言葉ににしゃあ、と物凄くうれしそうに相好を崩すと。

「嬉しい」

そう言って、才人の胸に容赦なくもたれかかる。
そうすると。
神の造形によって顕現した、完全に釣り合った天秤のバランスのごとき、極上の柔らかさと至高の張りの調和が、才人の下腹部に薄い布切れごしに押し当てられる。
薄い布越しにも分かる先端の塊が、これまた才人の煩悩を容赦なく狙撃する。
連続ヘッドショットでフラフラの才人の煩悩を、タバサは決定的な一言で完全にトドメを刺す。
その言葉は、才人の嗜好に合わせたように、幼いタバサの、抑揚の少ない声になっていた。
この短時間で、熟れた大人の外見と、幼い少女の中身という、とんでもなくインモラルな存在に、タバサは進化していた。

「サイト。硬くなってる」

見上げながら、嬉しそうに、そして恥ずかしそうに微笑む、という神の、いや悪魔の所業をあっさりとやってのけるタバサ。
成長したのは、身体だけではなく、表情を動かす顔の筋肉も、柔らかく強靭に成長していた。
その顔の筋肉は、細やかなタバサの感情を、欲求を、余すことなく表情に換え、才人に伝えていた。
一流の娼婦は、ウインク一つで男を勃たせることができるという。
タバサは、その技術を、本による知識と、才人に与えられた経験、そして成長した体でモノにしていたのだ。

110:めいKING!~タバサの別離(大) ◆mQKcT9WQPM
09/03/24 23:51:37 gCSVn+OD
完全に勃起した才人の牡を、タバサは下腹部で柔らかく刺激しながら、淫靡に微笑んだ。

「…ズボン、邪魔…?」

布越しの刺激もたしかにタマラナイものがあったが、どうせなら、その極上の柔らかさを持つ肌に、直接滾る肉棒を押し当てたい。
そう思った才人は、頷いた。

「そ、そうだな。邪魔だな」

才人の言葉を聞くと、タバサは嬉しそうに頷いて。

「じゃ、脱がせてあげる」

そう言って、手馴れた動作であっという間に才人のズボンと下着を脱がしてしまう。
そして、上着だけになった才人の胸板に、もう一度しなだれかかり。

「硬い…」

きゅ、きゅ、と、その硬さを確かめるように、タバサは白魚のような指を才人自身に絡ませ、何度も揉む。
その極上の刺激に、才人はう、と声を漏らし、快感に耐える。
たかだか指コキ程度で逝っていたのでは、男の意地がすたるのである。
耐える才人に、タバサの中で嗜虐心がうずうずとうずき始める。
いつもは責められる立場のタバサだったが、才人のこういう表情を見ると、思わず虐めたくなってくるのだ。
タバサはそんな才人の一物をしごきながら、彼の腰をまたぐ。そして。
才人の一物から手を放して、ワイシャツの前を完全にはだけると。
ぐにゅ、と下腹部の一番柔らかい部分で才人の牡を押しつぶす。
そしてそのまま、その裏筋を、絶妙な弾力を誇る腹筋で、くりゅくりゅと刺激していく。

「く、くぁ!」

さすがの才人もたまらず、より一層大きなあえぎを漏らす。
タバサに密着している裏側、粘液を運ぶ管が、びくびくと震え始めた。
射精の前触れである。
しかし必死に耐える才人に、タバサはトドメを刺す。
彼の胸板に全体重を預けて自らの胸を押しつぶし、その鼻先に、甘く湿った吐息を吹きかけたのである。
その刺激に、才人の堰が崩壊する。

「で、出る!」

タバサの下で才人が仰け反る。
それと同時に、タバサの押しつぶしていた才人の先端から、熱い迸りがびゅるびゅると噴射され、タバサの露になった下腹部を、胸の谷間すらも、汚していく。

「あ、ふぁ…!」

その熱さに蕩け、タバサも軽く痙攣する。
ぷし、と蒼いショーツの中で、タバサの雌が軽い潮を吹いた。
タバサはそのまま、荒い息をつく才人の上で起き上がると、胸の谷間から下腹部までを汚している才人の精液を、掌で肌に塗りこんでいく。

「さい、との、精液…。熱い…」

そして掌に付いたその一部を口元に持っていき、ぴちゃぴちゃと舐め取る。
生臭く、苦味すら感じるその味は、けして美味とは言い難い。しかし、タバサは。

「サイトの精液…だいすき…」

嬉しそうに微笑み、そう言ってのけた。
そんな淫靡な姿を目の前で見せ付けられ、才人が滾らないはずがない。

111:めいKING!~タバサの別離(大) ◆mQKcT9WQPM
09/03/24 23:52:15 gCSVn+OD
再び復活し始めた才人を見て、タバサは。
ころん、とベッドに仰向けになると、足をM字に開いて。
べしょべしょに濡れたショーツごと、自らを割り開く。
そして、言った。

「ねえ、サイト。見て…」

くぱぁ、と粘液の糸を引いて限界まで開かれたタバサのそこは。
普段は、その細い指によって、かなり奥の方まで深淵を覗かせるそこは。
入り口から少しいったところで、ぴっちりと肉の襞が塞いでいた。

「え?これって…」

そう、今才人の目にしているそれは。

「処女膜を、再生した…」

頬を朱に染めて、タバサは驚く才人に応えた。
そして続ける。

「もう一度、私の『はじめて』をもらってほしい。
 あんな、無理やりじゃなくて、サイトの意思で、私を『女』にしてほしい…」

タバサの処女喪失は、半ば才人の意思を無視して行われた。
強力な術式のために才人の精を胎内に取り込むことが必要だったため、無理やり才人を挿入したのである。
それは、半ばタバサからの強姦に近いものがあった。
だから、タバサは、もう一度才人に処女を捧げるべく、自らの処女膜を再生したのである。
才人は、そんなタバサの視線を、真摯な表情で受け止める。
そして頷く。

「わかった。じゃあいくぞ。
 俺の意思で…シャルロットを、俺の『女』にする」

そう言って、タバサに覆いかぶさっていく。
タバサは秘裂を伸ばし広げる指を緩めることなく、涙を貯めた笑顔で、才人を迎えた。

「嬉しい…」

二人の唇が重なる。
二人の性器が、触れ合う。
互いに粘液を分泌し合い、ぬるぬると互いに塗りこんでいく。
唇の中で、お互いの舌が絡み合い、溢れた唾液を互いに嚥下する。
やがて舌を絡めあっていた二人は、唇を離し、見詰め合う。
もう十分に互いを濡らし終わった性器どうしが、まるで互いを求めるように蠢いて。

ぶつん。

「ぃたっ…!」

二度目の破瓜が、タバサを襲う。
そして、痛みと同時に訪れる、たまらない多幸感。

満たされている。私の中は、いま、大好きな人で満たされている…!

全てを奪ってくれた愛する人を、タバサは腕で、足で、抱きしめる。

「サイト、き、つ、あっ」

それでもやはり処女膜を再生させた膣内はきつく、タバサは少し苦しそうだ。

112:めいKING!~タバサの別離(大) ◆mQKcT9WQPM
09/03/24 23:52:44 gCSVn+OD
それを見て、ぴた、と才人の動きが止まる。

「…きついなら、抜こうか?」

初めてをもらうという目的なら、もう果たした。
そう思って、才人は優しくタバサを見下ろす。
少し老けて貫禄の増したそんな才人の頬を、タバサは両の掌で優しく包み込む。
そして。

「だめ、このまま…」
「え?でも」
「ずっと抜かないで。全部出して。私の中で、いっぱいきもちよくなって…」

言葉と同時に、少し力の抜けた足で、精一杯才人を締め上げる。
その言葉に、才人は頷く。

「それじゃあ、抜かないからな?
 全部、膣内で出すからな?」
「うん、うん…♪
 奥まで全部、サイトでいっぱいに、して…♪」

空色の髪の女神は、そう言って微笑んだ。
そこからは、もう止まらなかった。
才人の腰が、遠慮なく動き始める。
じゅぷじゅぷと互いの粘液を攪拌する音が、淫らに響き渡る。
二人は先ほどしていたように互いに抱き合い、舌を啜りあう。
粘膜の結合部が、じゅるじゅるぴちゃぴちゃと、どちらが立てているのか分からないほど濃厚な水音を立てる。
二人の間で、先端を極限まで勃起させた、薄桃色に染まった肉の玉が暴れまわる。
唇から、舌から、胸から、性器から、全身に快楽を打ち込まれ、タバサの膣道が蠕動しはじめる。
舌を舐めあげられ、胸板に極上の弾力を押し付けられ、性器を絞り挟まれ、才人の肉棒が震撼する。

「い、く、も、いく、サイト、サイト、サイト、サイト、サイトぉ!」
「シャルロット、全部、だすぞ、シャルロットの中に全部出すぞっ!」

ずぶ!

最奥まで突き刺し、才人の動きが止まった。

どくどくどくどくどく!

タバサの子宮口に、遠慮なく熱い迸りがぶちまけられ、肉の顎がそれをこくこくと飲み干していく。

「うぁ、あ゛、あ゛あ゛あああああああああああぁぁあぁぁ!」

サイト…!

獣のような啼き声を上げ、心の中だけで世界で一番愛しい人の名を呼びながら、タバサは、虹色の闇の中に堕ちていったのだった。


113:めいKING!~タバサの別離(大) ◆mQKcT9WQPM
09/03/24 23:54:32 gCSVn+OD
才人が目を覚ましたのは、それから丸一日たってのこと。
どうやら、タバサが水魔法で自分を眠らせたらしい。
才人がベッドから降りると、テーブルの上に一通の手紙があるのを見つけた。
その手紙には、こう書かれていた。

『サイト、最後の思い出をありがとう。次に逢う時は、たぶんきっと『タバサ』はもうこの世にはいません。
 だから、今度逢うときは、必ず『シャルロット』と呼んでください。
 誰がいても、かまいません。私はあなたのシャルロットです。
 間違えたら、おしおきします。大人になった私のおしおきは、ちょっとすごいと思います。
 それでは、また逢う日まで。 
    シャルロット・エレーヌ・オルレアン、あなたの永遠の従者より』

「…シャルロット…」

才人は、窓から覗く青い空を見上げた。
数刻前に愛した少女の髪と、同じ色の、美しい空を見上げていた。


そのころ、トリステイン魔法学院から南へ数リーグ離れた、遥か高空。
青い風韻竜が、己が主人に問いかけていた。

「きゅいきゅい。ホントにいいの?おねえさま?」
「…大丈夫。もう、私は一人じゃない」

言ってタバサ──シャルロットは、己が下腹部にそっと手を添える。
注がれた彼の精が、どろりどろりと自分の胎内でうごめくのが分かる。
その胎内では──卵巣から吐き出された卵子が、彼の精子を受け入れている最中だろう。
そう。
タバサの準備は、大人になる『成長』の術式だけではなかった。
彼の証、才人と愛し合った証拠を、己が身に宿すため。
彼女は、懐妊の秘薬をあらかじめ飲み、才人に抱かれたのである。

この子が、私を強くする。

母として、負ける訳にはいかない。
現ガリア王家に。トリステインに。アンリエッタに。
全てを手に入れ、シャルロットはその全てを才人に捧げるつもりであった。
そんなシャルロットに、シルフィードは思わず。

「きゅい。おねえさまなんか老けた?」
「……」

言ってはいけないことを言ってしまい、脳天を巨大な杖でぶん殴られた。

「きゅいー!なんなのねなんなのねもう!ぼーりょくはんたい!韻竜虐待はいけないとおもいまーす!」
「黙れ」

そして上空でドタバタやりながら、すばらしいスピードでガリアへ向けて飛び去っていった。
…竜騎士隊の警護する、ガリア国境まであとわずか、という地点での出来事であった。~fin

114:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/03/24 23:56:45 gCSVn+OD
すんません、以上で終わりです。
しかしこりゃもう(小)のほうも書けってフラグですねorz
くそう、今回は二本書く気なかったのに…。
ロリコンじゃないから小さいほう書くのはきがすすまないな(棒読み

んじゃそのうち小さいほうも頑張って書きます。
んじゃねゆノシ

115:名無しさん@ピンキー
09/03/25 00:18:17 HQ0KuALg
>>114
GJ。

タイトルの(大)で「ああ、ついにウンコを食べる話か」と思ったのはオレだけですね。
へんたいさんはそこまでのへんたいではなかったのですね。

116:名無しさん@ピンキー
09/03/25 00:26:37 iVignSHq
>>114
濃厚シーン、GJっす。
しかし、次に会うときは「できちゃった、責任とってね」アタックですね。

なんか、そのとき子連れのわたあめと乳革命が同席していそうな悪寒が・・・

117:名無しさん@ピンキー
09/03/25 00:46:00 6568ZDen
わかってるよ、へんたいさんww
ほんとは両方書きたくて堪らなかったんだよねwwww

118:名無しさん@ピンキー
09/03/25 01:02:03 1XEIqQ8x
not A but loli

119:名無しさん@ピンキー
09/03/25 10:45:50 i5wdoorz
>>118
Aではないがロリである
すなわち、ロリ巨乳が欲しいという意味ですね、わかります

120:名無しさん@ピンキー
09/03/25 15:59:42 jUpXWUpJ
GJです。最高です。あなたは神だ


121:名無しさん@ピンキー
09/03/25 22:17:57 uM9yI+rP
何も言わん。ただGJとだけ・・・

122:名無しさん@ピンキー
09/03/26 00:04:15 YZV2340R
バレット氏もへんたいさんもGJ!でした

123:名無しさん@ピンキー
09/03/26 11:40:34 jg9QLtCj
GJっす!

きゅいきゅいに対する、相変わらずのSっぷりを見てると、画面が霞んでしまうのさ。
嗚呼。w

124:名無しさん@ピンキー
09/03/28 14:07:56 OsxVDyVn
32だ
11巻まで読んだ。シャルロット可愛いわ。好きになった

125:名無しさん@ピンキー
09/03/28 21:50:06 y7Ei4r2D
アンリエッタ女王を甘い拷問にかけるSSはまだですか?

126:名無しさん@ピンキー
09/03/29 01:54:10 ns0+hE95
サイトがハルキゲニアに召喚された後の記憶を失って
動揺のあまりルイズに乱暴するssって何だっけ…

127:名無しさん@ピンキー
09/03/29 02:43:06 /d7xQqWp
外伝3出てたんだな。表紙見た瞬間イケる!イケるよ才人と思った
ルイズ親子丼に続きタバサ親子丼も性覇しちゃうんじゃないかエロパロ的に

128:名無しさん@ピンキー
09/03/29 04:04:54 f8+3l3XQ
>>126
URLリンク(www.google.com)

129:名無しさん@ピンキー
09/03/29 09:29:45 KVPBwa8y
外伝ってどんな内容なの?

130:名無しさん@ピンキー
09/03/29 13:07:13 mrEuz2So
王女時代のタバサがまんま某への人の初期タバサだった件

まあ執事のひとも昔は饒舌だったって言ってたしそうなるか

131:名無しさん@ピンキー
09/03/29 13:25:39 KVPBwa8y
面白い?
面白かったら読もうか迷ってるんだ。

132:名無しさん@ピンキー
09/03/29 14:12:40 xI/SD7LZ
風呂覗きイベントのタバサ視点エピソードは面白かったな。
韻竜の生態が2ページ分くらい紹介されてるので、資料として買うも良し。
ただ、「オルレアン公暗殺以前、イザベラとシャルロットは仲良しでした」という妄想は打ち砕かれた。

133:名無しさん@ピンキー
09/03/29 17:22:22 KVPBwa8y
>>130
>>132
ありがとう。参考になった。

134:名無しさん@ピンキー
09/04/01 01:43:22 C/O3yfQ5
ゼロ魔最終巻発売日決定か、いよいよだな・・・

135:名無しさん@ピンキー
09/04/01 01:44:37 gk+YjMd6
>>134 あれ? まだ買ってないの? もう殆ど売り切れてたけど大丈夫?

136:名無しさん@ピンキー
09/04/01 04:14:08 Zq7hgQ/E
まさかサイトの父ちゃんがラスボスとはな……

137:名無しさん@ピンキー
09/04/01 04:58:48 D1Rm15B4
test

138:名無しさん@ピンキー
09/04/01 09:47:21 6wnVSNIO
しかしアンさまの外伝が二次元ドリーム文庫から出るとはすげーな


139:名無しさん@ピンキー
09/04/01 13:54:20 fJGQAm+O
アンリエッタ外伝2はノベルズのほうで出て、陵辱調教のさまがねっとり書かれるそうだ

140:名無しさん@ピンキー
09/04/01 13:57:36 wM0Dn+46
>138-139
原作者自身が18禁脚本家ですからね……流石に二次元は無理でしょうけど、完結後に同人とかで鬱憤を晴らすかのようにエロを書きそうだ。

141:名無しさん@ピンキー
09/04/01 14:04:06 NiQWgkN1
>>139
ウソついていいのは午前中だけだぞ

142:名無しさん@ピンキー
09/04/01 14:13:18 olIo26wd
らぶらぶエッチな文庫
ハードエロ調教なノベルズ


早速予約した

143:名無しさん@ピンキー
09/04/01 14:36:11 K/fF7Zl3
ううう、ひさびさにのびてると思ったら…不覚(;´Д⊂)

144:名無しさん@ピンキー
09/04/01 17:45:29 E0P8fhNz
ああ今日はそうだったか
ヒロイン達そういう日だと知ったら才人に
赤子ができましたとか嘘付いて迫るんだろうな

145:名無しさん@ピンキー
09/04/01 19:36:52 bbdie1oA
そろそろボルボ分が足りなくなってきた
ボルボ兄貴早く頼む…

146:名無しさん@ピンキー
09/04/01 19:39:39 K/fF7Zl3
きょうの24時までだったら
「すんどめしません」って言いながら寸止めしても、いい日らしいよ?>せんたいさん

147:名無しさん@ピンキー
09/04/01 20:03:15 5QkK9XcA
205氏の姿見ないなぁ・・・
不幸せな友人達でルイズがサイトの死体に寄り添って眠るシーンは
まじで背筋にゾクっとくるほど美しいと思った。真剣に泣いた。

美しさ奥深さの205氏、暴力的なまでの淫靡表現のボルボ氏。まじ愛してる

148:名無しさん@ピンキー
09/04/01 20:37:35 Qxi1Ilr0
五分レスがなかったら
へんたいさんが俺だけのためにお尻なタバサを書いてくれる

149:名無しさん@ピンキー
09/04/01 21:01:18 jvaSftWN
>>148
おめでとう
だが、今日はエイプリルフールだから残念だったね

150:名無しさん@ピンキー
09/04/01 22:41:46 XGjaD+zC
だからウソをついていいのは午前中だけだと何度言えば…

151:名無しさん@ピンキー
09/04/01 23:04:25 89ssW1RO
>>148
トリの割れてるへんたいさんのフリして、 だけのため ってなら、メアド晒そうねっ
とかって凶悪な悪戯を思いついたけど、>>150 のせいで実行は思いとどまっとく

152:名無しさん@ピンキー
09/04/01 23:23:29 aKtACjCC
>>32だがやっと本編読み切ったよ。疲れた

153:名無しさん@ピンキー
09/04/01 23:39:52 K/fF7Zl3
>>152
おつかれ。けっこう重たいでしょ本編

まとめサイトをどうぞ
URLリンク(zerokan.g.ribbon.to)

154:名無しさん@ピンキー
09/04/02 00:13:20 tpBQ0w5c
>>153
ありがとう。確かに重たいね。
改めてSSを読むとガラッと変わるね。

155:名無しさん@ピンキー
09/04/02 00:14:33 tpBQ0w5c
すいません。sage忘れました。

156:女王陵辱
09/04/02 02:58:25 IwFMybi8
そのむかし「チクトンネ街の女王」なんてSSを書いてた俺だが
いつまで待ってもボルボ師匠がアンリエッタ陛下を甘く可愛く拷問してくれないので

しょうがないので自分で書いた。

投下する。

157:女王陵辱(上)
09/04/02 02:59:00 IwFMybi8
---------------------------------
トリステイン王国。王都トリスタニア。
その中心に位置する、トリステイン王宮。

その王宮の一角にある王の私室。
その私室の中、天蓋つきの大きな寝台。
そのシーツの上で、トリステイン女王アンリエッタ・ド・トリステインはその生涯最大の危機に瀕していた。



粘りつくような男の視線が、露わになったアンリエッタの乳房に絡みつく。
その視線はアンリエッタの90サント近くにまで成長した豊乳の内側に妖しい熱を生んでいく。
「い、いや…いけません、今ならまだ―」
「こんなエロい乳してやがったのか」
覆面の男が女王の声を遮る。
仰向けになってもつんと美しく盛り上がったふたつの美峰。それは男の目を捉えて離さない。
抜けるような白さ。絹のような肌理の乳は、うっすらと血管を透けさせている。
トリステインの男なら誰でも、ドレスを内側から突き上げるこのふくらみを妄想したことがあるだろう。
その妄想にも勝るとも劣らない美巨乳がそこにあった。



アンリエッタはその正装である絹のドレスのまま、寝台の上に仰向けに倒れている。
紫のケープは剥ぎ取られ、床に千切れ落ちている。
ドレスの胸元は覆面の暴漢の手によって引き裂かれ、その内側からこぼれる美巨乳を外に晒してしまっている。

ティアラを頭上に載せたままの小顔をふるふると振り、生まれて初めて感じる暴力への恐怖を
その麗しい顔に貼り付けながら、寝台のシーツの上で身じろぎをする。



魔法で両手を後ろ手に拘束されたアンリエッタ女王は、身動きができない。
女王の私室は人払いがなされ、「サイレント」と「ロック」の呪文で完璧な密室と化している。
そこは女王が恋人である才人と逢引をするために作り上げた秘密の愛の園だった。
そして、アンリエッタ自身が作り上げた自分自身のスキルニルが王都の別宮に出向いているのだ。

誰も異変に気づく筈はなく、誰も助けに来てはくれない。

唯一の頼みの綱の才人は、この覆面の男に魔法で昏倒させられてしまって床にのびている。



恋人と誰にも邪魔されない睦み合いを持とうとした女王の一瞬の隙を突くことに成功した覆面の男は、
この国でもっとも尊い美女を自らの欲望のままに汚そうとしている。


158:女王陵辱(上)
09/04/02 02:59:22 IwFMybi8
暴漢の目を捕らえて離さない、健康と扇情に満ちた乳房。
アンリエッタが身体を逃がそうと暴れるたびに、中身がしっかりと詰まったそのふくらみは右に左に
揺れ、瑞々しい弾力でもって男の目を誘う。

「さ、サイトさんッ…サイトさん、助けてくださいましっ」
 アンリエッタは恋人の名を呼ぶが、床に突っ伏したままの彼女のシュヴァリエはぴくりともしない。

その先端の桜色の乳暈。その中心の小指の先ほどの可憐な乳首。
覆面の男が天蓋付きのベッドに入り込むと、アンリエッタは必死に後ずさろうとする。

その先端の桜色の乳暈。その中心の小指の先ほどの可憐な乳首。
男を誘うような乳房の曲線。覆面の男はその柔らかそうな丸みに手を伸ばす。
完璧な美乳が、男のごつい指で歪められる。
「なんていやらしいおっぱいなんだ…毎晩コイツに揉まれてたんだろ?」
両の膨らみを男は鷲づかみにする。
「ううううっ」
破裂せんばかりの衝撃にアンリエッタは反射的に弓なりにのけぞる。
汗ばんだ暴漢の掌が、真っ白い乳肌を陵辱する。
「こんなエロい体してんじゃ、こんなヘナチョコ騎士だけじゃ満足できねえだろ? こんなバカでかいおっぱい―」
再び鷲づかみの衝撃。
「ひいっ」
「くっくっく…たっぷりと可愛がってやるからな…泣いてもわめいても、やめてなんかやんねえぞ」
 乳肉を寄せて上げて作った純白の肌枕に暴漢は顔を埋めると、頬刷りし、覆面から露出した唇で
その肌を舐め穢していく。

 その気色悪さに眉を寄せるアンリエッタ。その南の海のような色の綺麗な瞳にはうっすらと涙が盛り上がっている。
 暴漢は乳肌の匂いを吸い込み、肌を味わい、柔らかさを確かめている。
「エロい匂いがぷんぷんするぜ。もうガマンできねえ」
 男の唇がアンリエッタの乳首を捕えた。
 必死に抗おうとする女王の両肩を男の丸太のような腕が掴むと、もうアンリエッタにはどうすることもできない。

 吸われる。甘噛みされる。啜られる。唇で食まれる。
 男は獣のような唸りをあげながら、その極上の乳房を愉しんでいる。

 左右の膨らみを互い違いに動かされ、もみ立てられる。
 骨ばった太い指で、乳首をキュっと摘み上げられる。

 純白のドレスの胸元をはだけられた女王陛下は、その度に首を振り、必死にその刺激を拒絶しようとする。
しかし、その肉体の内側に感じるのは恐怖だけではなかった。妖しい寒気のような感覚を身体の奥底に
覚えてしまう。
「感じてんだろ? あ? 清貧女王とかいいながら身体はこんなにエロエロなんだからな」
 そういいながら覆面の中の黒い目がアンリエッタを射抜くように見つめる。

 それに見つめられたアンリエッタはゾクゾクという後ろ暗い感覚が胸の奥に沸き立ってしまう。
 これから、どんなことをされるか。今晩遅く、スキルニルが帰ってくるまでにどれだけのことをされてしまうか。

 陵辱の限り。いちどもされたことのないような酷い事を、されてしまう。

 アンリエッタは恐怖のあまり身体から力が抜けてしまった。
 細かく震えだした肌は、うっすらと汗をまとっている。


 男の手がスカートの内側に入ってきた。
「だ、ダメです。そ、そこはいけませんっ」
 震える口調に興奮したのか、男はアンリエッタのドレスのスカートを捲り上げる。
 スカートの中の熱されていた空気が解放される。
 胸の愛撫に応えるかのように熱くなった秘部。
 暴漢はそのすべすべの絹の下穿きを一気に引き降ろす。

159:女王陵辱(上)
09/04/02 02:59:36 IwFMybi8
「おいおい、剃ってんのか!? とんだエロ女王もあったもんだな」
 全くの無毛のアンリエッタの秘所。
 それが男の手によって露わにされている。
 そこはアンリエッタの皮膚の中でもひときわ白く、国中でもたった一人の男の目以外には
晒された事のない陰部はそのなかで恥ずかしそうに薄いピンクの色で佇んでいる。

 しかし、そのピンクは濡れていた。
 その内側から熱せられた粘膜は、じわじわと透明な液でその姿を濡らしている。
「うへへへへ……乳揉まれただけでこんなになってやがる」
 暴漢の言葉を否定しようにも、アンリエッタは声がでてこない。
 足首に下穿きを絡めたままの足指が、反射的に握り締められる。

 男の舌が、アンリエッタの肉裂に触れる。
 びくん、と一瞬激しく反応したアンリエッタだが、その刺激を無視しようと必死に
身体に力を込める。
 その振る舞いを笑うかのように、暴漢の舌はアンリエッタの秘部全体を愛撫するように這い回る。

 恋人との交わりで幾度も快楽を知ってしまった18歳の少女の身体はその刺激を受け止め、
受け入れ始めてしまう。
 必死に身体を強張らせてその刺激を無視しようとしても、淫裂に口付けられると体が脱力してしまう。
 眉を寄せてその舌技を拒もうとしても、腰の奥がじんわりと熱を帯びてきてしまう。
 妖しい感覚がへその下あたりから湧き上がってくる。ピリピリという快楽電気が
全身にかすかに帯電するように広がっていく。

 その気持ちに気づいたアンリエッタは頭を振り、その感覚を吹き飛ばそうとするが
重たげに乳房を揺すってしまっただけのこと。プルン、と波打った乳房の内側にその白い
快楽電流の飛沫を感じるだけで、全身に帯びる微かな快美感は去ろうとしない。

 痛みだったら拒絶できた。
 しかしこの舐められる快感には、性感を開花させてしまった美少女には抵抗することができない。
 暴漢が舌を深々と膣の入り口に差し込んでくる。
 ゆっくりとその内側を撫でるように舌が粘膜を削ぐように動く。
 その舌の動きに合わせてアンリエッタは切ない吐息を漏らしてしまう。
 舌が粘液にまみれながら桜色の粘膜を穢していくたびに、胸の鼓動は全身を震わせていく。
 意識が白い快楽に濁っていってしまう。

 イヤな筈なのに。
 感じたくないのに。
 才人に少女から女へと開花させられた肉体は暴漢の愛撫を嬉々として受け入れていってしまう。
 どんなに拒もうとしても、淫蜜のたぎりを止められない。
 どんなに唇を固く閉じようとしても、甘い嬌声が漏れ出てしまう。

 唇の端から愛液の液の橋を引きながら、男の舌がアンリエッタの膣口からようやく離れた。
 その重い愛撫が止んだ事に安堵したアンリエッタはやっと深く息をすることができるようになった。
 腰のなかにジンジンという甘い痺れが溢れている。身体に力が入らない。

 アンリエッタが涙で滲んだ瞳を開けると、暴漢は汚らしいズボンを脱ぎ捨てて下半身を丸出しにしていた。

 南国の海の色の瞳が恐怖に見開かれた。
 凶悪な肉塊がアンリエッタの視界に入ってきたのだ。

 普段才人と愛し合うときはいつも部屋を暗くしていたので、アンリエッタが男性器を目にするのは
生まれて初めてのことだった。

 その赤黒い物体に、アンリエッタは恐怖した。
 アレが入ってきたら。
 アレに蹂躙されたら。

 自分がどうなってしまうのか、容易に想像できたから。

160:女王陵辱(上)
09/04/02 02:59:48 IwFMybi8
「そ、それ、それだけは、許してください…」
 頭をくなくなと力なく振るアンリエッタ。
 暴漢はそんな美貌の女王陛下の姿にさらに興奮を高めていく。

「あんなヘナチョコ騎士のモノなんかよりはよっぽど愉しませてやるぜ?」
 下卑た言葉が女王の耳を撃つ。

 恐怖が心臓を掴む。
 息ができない。
 頭の中が真っ白になり、全身に冷や汗が流れ、思考が上手くまとまらない。

「う……!」
 繊細な女の子の器官がじっくりと、ゆっくりと男の肉槍によって押し広げられる。
 アンリエッタは息もできない。
 無毛の肉裂の中心を、暴漢の肉棒が蹂躙していく。
 淡い色の粘膜を掻き分け、覆面の男の男性器が気品ある女王の秘室へと入り込み始めたのだ。

 アンリエッタの豊かな胸の中で心臓が暴れていく。
 男の肉棒の形が強制的に感じさせられてしまう。
 身体を逃がそうにも、男の腕はびくともしない。
 背中で封じられた腕はぴくりとも動かせない。
 恋人の声がアンリエッタの脳裏で蘇る。
(サイトさん…許してください…アンは、アンは…穢されてしまいます……!)
 恋人のための部屋。大好きな男の人一人にしか許していないアンリエッタの膣に、暴漢の
凶悪な男性器が無理矢理押し入ってくる。

「あっ?くぅっ…」
 体中が焼けてしまいそうなほど熱い肉塊が、膣口を無理矢理押し広げてめり込み始める。
 ぴっちりと肉槍をくわえ込む結合部から、アンリエッタの熱い粘液がぬるりとこぼれる。

 ズブズブと侵入を続ける男の肉棒。
 固く張り出したエラが、高貴な膣肉を掻き広げながら奥へと潜り込んでいく。
 その圧力にアンリエッタは息すらできなくなる。ただ唇をぱくぱくと動かしながら、
その痛苦をこらえるほかない。
背中で封じられた掌でシーツに爪を立て、眦を真ん丸く開きながらアンリエッタはその衝撃に耐えようとする。

「ぬ、抜いて、抜いてくださいまし」
 蒼白のアンリエッタは必死に懇願する。
 しかし暴漢のペニスはアンリエッタの最奥に達し、尚もそこをズズと押し上げてくる。
 可憐な唇をぱくつかせながら女王は声すら出ないで喘いだ。
「姫さま、すげー、気持ちいいぜ」
 男の声が触れ合った胸から、腹から直接伝わってくる。
 暴漢の胸との間で押しつぶされ、乳房が柔らかく変形する。


 恋人の為だけの愛の器官を、汚されてしまった。
 その衝撃と悲嘆でアンリエッタは蒼白になる。
(もう、サイトさんはわたくしのことを、愛して下さらないかもしれません…
 こんな、穢れた女の事など…)
 絶望で目の前が暗くなる。


「くうっ…姫さま、すげー、キツいぜ…中は熱くてどろどろになってて、ひだひだがぎゅうって
締め付けてきて…イイ。うねってるぜ。すげー、名器だぜ姫さま」

 にゅるっ…じゅぶっ…ぬるぅぅっ…

161:女王陵辱(上)
09/04/02 03:00:48 IwFMybi8
 にゅるっ…じゅぶっ…ぬるぅぅっ…

 そんな擬音を立てながら、男のピストン運動は始まった。
 太いものをいきなり挿入された軽い痛みはしかし、数度の抽送で太陽に照らされた霜のように蒸発してしまった。
 男を知り、男に快楽を幾度となく味わわされた膣肉は、押し入れられるその剛直に
その歓喜の味を思い出してしまっていた。男の淫靡な腰遣いに、性感が勝手に高まっていってしまう。

 たった一人の男しか知らない、女王の身体はこの暴漢の恥技に耐える事ができない。
 突き入れ、引き抜く。
 単調で単純な動き。
 しかしその動き一つ一つにいちいち息ができなくなり、甘い痺れに目の前が暗くなってしまう。
 男のペニスの脈動に一喜一憂させられてしまう。

 男の動きに腰が動かされる。
 浅く幾度か突かれたのち、いきなり深く突き入れられる。
 一番奥、子宮口をペニスの先端で何度かキスをするようにつつくとそのままさらにそこをこじ開けるように
抉りたててくる。

 アンリエッタは理性を振り絞り、その動きに耐えようとする。
(い、いけません、サイトさん以外の男の…そんなモノで…きもちよく…きもちよくなんかっ)
 だがその暴漢の熟練した腰遣いはそれを許さない。
 腰で円を描くように粘着した動作で子宮口を捏ねられると、アンリエッタの全身の白い肌はうっすらと
汗のヴェールを浮かせてしまう。
 一番奥まで突き入れられたまま、小鳥が餌をつつくように微かに快感を与えられると、アンリエッタの
宝石のような瞳の奥で真っ白なスパークが弾ける。


「へっへっへ…キスするぜ姫さま」
 快楽に濁った男の声がアンリエッタの耳をくすぐる。
「だ、だめですっ、それ、それだけはっ―」


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とりあえず今日のところはここまで。
全三回の予定。
続きもなるべく早くに投下する。
・・・投下したい。
・・・投下できるといいな。
まあ覚悟しておけw

162:名無しさん@ピンキー
09/04/02 03:19:33 0xGi64Nb
さてはて、どんなオチがつくものやら
残り2回楽しみに待ってます。GJ!!

>>156
あと、これから読む人のために「陵辱・オリキャラ注意」

163:名無しさん@ピンキー
09/04/02 19:37:12 xF6EKvvk
ありがとうございました、GJどころの騒ぎじゃねぇ
続きもよろしくお願いいたします

164:名無しさん@ピンキー
09/04/02 20:31:23 LPc6Xr0i
陵辱ものは滅多にありつけないからなぁ・・・。GJです。
続き楽しみにしとります

165:名無しさん@ピンキー
09/04/03 14:56:25 mYS9ms2n
>>164
確かに
せんたいさん陵辱書いてくんねえかなあ

166:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/04/03 21:48:42 pu6ijkng
まいどー。
ハクアの「なんでもはダメなんだから!」に萌え狂っていたら投下遅れちゃった♪てへ♪

そいじゃあお待ちかね、「タバサの別離(小)」いくよん

167:タバサの別離(小) ◆mQKcT9WQPM
09/04/03 21:49:28 pu6ijkng
少し、才人は考える。
目の前の小さな少女の、一番喜びそうな回答を。

「俺は、今のままのシャルロットが好きだなあ」

その言葉に、タバサの頬に朱が注す。
そして、才人は続ける。

「それに俺は大きさなんてどうでもいいと思うぜ」

チョットマテ。
何の話をしている。

「まあ確かにサイズも大事だけどもさ。やっぱ形とか感度とかも大事だと思うし」

…何を言い出すのかと思えばこのおっぱい魔人め…!

滔々と己の理想のおっぱいについて語りだした目の前の変態さんに、タバサは呆れた。
そして、思わず手にした大きな杖で才人の頭をごつん、と小突いてしまう。

「あで!あにすんだよシャルロット!」
「…誰も胸の話なんてしていない」

眉根をへの字に歪め、タバサは不機嫌そうに杖を才人に突きつける。
確かに。
タバサの聞きたいのは、『成長した自分がいいか、それとも今のままの自分がいいのか』である。
胸の大小などどうでもいい。
それに、いかに将来大きくなるとはいえ、今の自分を捕まえておっぱい談義とは。

「…もうちょっとデリカシーを持って」

タバサは軽く怒った顔のまま、杖を引く。
さすがの才人も、ここまで来ると自分の失敗に気が付く。

「…悪い、調子に乗りすぎた」

才人はぽりぽりと頭を掻きながら、素直に謝る。

「…分かればいい」

そして、タバサは改めて尋ねる。

「大きい私と今の私、どっちがいい?」

少し質問の内容が変わっている。
先ほどの才人の間抜け発言を受けてのことだろう。
そして、才人は。
答えの代わりに、タバサを抱きしめる。

「あ」

才人の思わぬ行動に驚き、しかしその腕の中でうれしそうに微笑み、タバサは愛しい人を抱きしめ返す。
手にした大きな杖がその拍子に、がらん、と音をたてて魔方陣を敷き詰めた床に転がる。
そして、才人は腕の中で自分に身を任せるタバサをお姫様抱っこで抱え上げる。

168:タバサの別離(小) ◆mQKcT9WQPM
09/04/03 21:50:10 pu6ijkng
「あ、ちょ」

慌てて抗議しようとするタバサだったが。

「あ。イヤだった?」

ちょっと困った笑顔を向けられると。

「い、イヤじゃなぃ…」

その瞬間にタバサの頬が真っ赤に火を噴き、思わず顔を逸らしてしまう。
そういえば、普通の『抱っこ』は何回もしてもらっているが、こんな風に抱き上げられるのはあまりない。
ちょっと嬉しくなって、でもやっぱり無駄に赤くなった顔を見せるのは恥ずかしいので、顔を逸らしたまま、タバサは才人の首筋に抱きつく。
そして、才人はベッドに向かって歩き出そうとする。
だが。

「あ、待って…」

きゅ、とタバサが首筋に絡めた腕に力を篭め、才人を制する。
才人は足を止めて尋ねた。

「何?」
「も、もう少しこのまま…」

もう少し、この状態でいたかった。まるで、物語に出てくるお姫様のように、王子の腕の中で甘い時間に融けていたかった。
だいぶ赤面が収まったので、タバサは視線を才人に合わせる。
少し桜色に染まった頬と、眼鏡の下で潤んだ瞳。腕の中の少女の身体から、服の布地を通してときんときんと動悸の音が聞こえているのは、気のせいなどではないだろう。
普段凍りついたように表情を動かさない雪風の少女が、自分の腕の中で融けている。
それだけでなんだかもう滾って仕方のない才人だった。
どれだけの間、そうしていただろう。
かなり長い間その格好のまま動きを止めていた才人が、我慢がきかなくなってタバサに尋ねる。

「…あのさ。そろそろ…」
「う、うん…」

改めて、ベッドに向かう事を告げられると、タバサの頬がいよいよ赤くなる。
何度も繰り返してきた行為とはいえ、やはり性交に対する背徳感は拭いきれないタバサだった。
そして。
才人の体温と匂い、優しく抱き上げられるという行為が、彼女の『おんな』を焚き上げていた。
体中が火照り、臍の内側に特に熱を感じる。普段は動かさない、牝の器官が、ホルモンの分泌によって準備を始めていた。
度重なる行為が、タバサの身体を、才人専用の牝へと造り替えていたのである。
そして、才人にも、タバサの身体の変化が手に取るように分かっていた。
頬を染めて腕の中で融ける少女の身体から、牝の匂いが立ち昇っていた。
それは、どんな香水でも出す事のかなわない、『シャルロットの匂い』。
牡を、いや才人だけを誘うためにタバサの身体から溢れる、彼女の想いの証。
少しつんとしたその匂いを堪能しながら、才人はタバサをベッドの上に横たえる。
その通り名のとおりまるで風に舞う雪のように軽い少女を、雪原のように白いシーツの上に横たえる。
シーツの皺の陰影に縁取られた青い髪の少女は、ベッドの上で才人を潤んだ瞳で見上げたまま、軽く両腕を広げ、きゅ、と両手を軽く握り締め、ふわりと広がった短いプリーツスカートから伸びる、白いタイツに覆われた細い脚を軽く内股にして、才人の次の行動を待つ。
才人はベッドの上で切なそうなため息を吐いた少女に覆いかぶさると、その細い顎に軽く指を絡めた。
それだけで、タバサの心臓がどくん、と痛いほど脈打つ。そして、タバサはきゅ、と目を閉じて、顎を突き出す。
柔らかいキス。一度ついばんだ後、しっかりと唇を重ねて重いキス。もう一度唇を離し、今度は重ねたまま内側の歯の感触が分かるほど押し当てる。
自然と唇が開き、舌が入り込む。どちらが先に侵攻を始めたのかわからないほど、そのタイミングは同じ。舌の先同士を舐めあい、そして、お互いを絡ませあう。
互いの唾液の味が口の中に広がり、嚥下しあう。唇の中だけは飽き足らなくなった舌が勝手に暴れだし、唇を、その周囲をなぞるように舐めあう。
しばらくそうした行為を続けていたが、先に我慢できなくなったのは牡のほう。
唇を離し、今度はその通り名のごとく白い、今は興奮で桜の色に染まっている細い首筋に吸い付く。

169:タバサの別離(小) ◆mQKcT9WQPM
09/04/03 21:50:53 pu6ijkng
「ふぁ」

動脈の上を舌で吸い上げられ、タバサの喉が反射で囀る。
そうして才人はいくつも、タバサの首筋にマーキングを重ねる。
首筋だけでは飽き足らなくなり、胸元のボタンを外して素肌をさらけさせ、鎖骨の上あたりにまでその版図を伸ばす。
桜色に染まった肌の上に、痛々しい赤い花がいくつも咲く。
少しぴりぴりするキスマークの余韻に、タバサの表情が蕩けていく。

「いっぱい…。サイトの、しるしがいっぱい…」

嬉しそうに微笑みながら、はだけられた胸元に刻まれた紅い刻印を、タバサの細い指がなぞる。
その指にまで、才人は喰らいつく。それはまるで、骨の一片までもしゃぶりつくすような、肉食獣を髣髴とさせる。
細い指を咥えられ、ちゅるちゅると吸い上げられ、時には甘く歯を立てられる。
性感帯ではないはずの指の関節に感じるその感覚すら、タバサの身体は快感と感じ、くべられた薪をそのまま炉に運んでいく。
タバサの炉は既に火が入り、あとは燃え盛るのを待つのみ。
あと少し、焚き上げられれば理性を融かしつくし、どろどろとした本能のみにおぼれる事ができる。
しかし、指を咥えられる程度では、胸を撫で回される程度では。
感覚が、もう一段上に上がってくれない。
そして、次に折れたのはタバサのほう。
指を丹念に犯し続ける才人に、タバサは語りかける。

「あ、あのっ」
「ん?」

呼びかけられ、顔を上げる才人。
興奮したその頬は上気し、そしてその目は完全にけだものの目だった。
その視線に射抜かれた瞬間、ずくん、とタバサの臍の奥が啼いた。
今までどろどろと渦巻いていた炉の入り口がたまらずぱく、と開き、ぬる、と溢れて下着を汚す。
タバサは自分の欲求に素直に、才人に語りかける。

「もっと、ちゃんと、してほしい…」

その言葉に、才人の嗜虐心が疼く。
そして、彼はタバサの期待の斜め上をいく。

「ちゃんとって何?具体的にどうぞ?」

えぐ、とタバサの顔が羞恥に歪む。
しかし、これは自分のわがまま。仕えるべき相手に対し、欲求を通そうとする、あってはならないこと。
だから、耐えなければいけない。
桜色に染まった頬をさらに紅くし、タバサは応えた。

「わ、私の感じるところ、直接、弄ってほしい…」

その感じるところ、は既に零れた粘液でぬるぬるにコーティングされ、今か今かと愛撫を待ち構えているのである。
才人はにやり、と笑うと。

「よくできました」

そう言って、タバサの上から一旦身体を退けると。

「それじゃあ、四つんばいになってみて」

体位の変更をタバサに要求する。
犬のように四つんばいになれ、と要求され、タバサの顔に一瞬、困惑が浮かぶ。
しかし、愛しい主人の命令を、この小さな従者が突き放すはずもなく。
ころん、と一旦うつ伏せになると、肘と膝を立てて、白いタイツに包まれた臀部を才人に向けて差し出すように持ち上げる。
タバサの突き出されたお尻を見て、才人はんー、と考える。
思いつきだけで四つんばいを要求した才人だったが、タバサの恥ずかしいポーズを見て、ティンときてしまった。
つい、とベッド脇に目をやると、水差しの乗った小卓が目に入る。

170:タバサの別離(小) ◆mQKcT9WQPM
09/04/03 21:52:14 pu6ijkng
「これで、いい…?」

肩越しに才人を振り返るタバサ。
すると、才人は手に小さな果物ナイフを持っていた。
それは、タバサが夜食用のりんごを剥くために、部屋に備え付けておいたもの。
ベッド脇の小卓に置かれていたそれを、才人が手にしていた。
当然、タバサは疑問に思う。

「それで何をするの…?」

少しおびえたようなタバサの言葉に、才人は、突き出された丸いお尻を覆うプリーツスカートを捲り上げる。
その微かな感触にひぅ、と喘ぎを漏らしてしまうタバサ。
露になったタバサの下半身は、恥ずかしいほど潤っていた。
白いタイツの股間は、既に広がった染みで、その純白を濁らせていた。
才人はその上部、芸術的な丸みを帯びる双丘を撫で回す。

「あ、ふぁ」

臀部への愛撫。
それはタバサにとって、背徳を帯びた極上の快楽への準備。
タバサにとって一番『好き』ではないが、一番の『キモチイイ』。
才人によって一番変えられた、タバサの最も恥ずべき、最も愛しい感覚。
タイツと下着の下で、ぱくぱくとタバサのもう一つの性器が物欲しそうに蠢いている。

だめ…!違う、そっちじゃない…!

心の中でタバサは否定するが、執拗に撫で回される臀部から、容赦なく刻み込まれる優しい愛撫が、より一層切なくもう一つの性器に火をくべる。
そして、粘液を分泌する機能のないそこの代わりに、牝の器官が次々涎を零す。
タイツの染みが広がり、よりいっそうタバサから『牝』の匂いが立ち上る。
膝が勝手にひくんひくんと跳ね上がり、淫らに腰を震わせる。
はぁはぁと荒い息をつきながら突っ伏してして腰を震わせるタバサを見下ろし、才人は果物ナイフを構えた。

「そろそろ、かな」

そして。
タバサの下半身の中央、女陰と臀部の境目にその先端を突き立てる。
ぴり…と軽い音を立てながら、冷たい刃の峰が、タバサの肌に当たる。

「ひ!」

ぞくり、と刃物に秘部を舐められる恐怖と、背筋を這い回る負の快楽が、タバサの喉を震わせる。
そして、才人は果物ナイフの峰をタバサの谷間に滑らせる。

ぴぃぃぃぃぃ…!

谷間の終焉までナイフを走らせ、布を切り裂いていく。

「や、やぁっ!」

タバサは思わずお尻に手を伸ばし、才人の暴虐を止めようとする。
才人は果物ナイフを放ると、その手を掴んで言った。

「イヤだった?」

そしてタバサは当然の疑問を口にする。

171:タバサの別離(小) ◆mQKcT9WQPM
09/04/03 21:53:55 pu6ijkng
「ちが、そうじゃない…!
 で、でも、何も切ることはないんじゃ…!」

しかしそこはさすがの才人。タバサの想像を軽く斜め上に超える回答を返してきた。

「いやあ。たまには着たまんまもいいかなーって」

照れ隠しのように頭を掻く才人に、タバサは。

「この、へんたいっ…!」

精一杯の強がりで、タバサは顔を逸らしながら、才人に罵声を浴びせる。
才人はそんなタバサの強がりをふふん、と鼻で笑って流すと。

「それは我々の業界ではごほーびといいます」
「…ばかっ…!」

この総天然色の変態に何を言っても無駄だと悟ったタバサは、これから訪れる最高の、そして最低の瞬間に備えて、枕を抱え込んで顔を埋めてしまう。
そして、才人は。
剥かれて露になった、白い谷間をぐに、と広げる。
その奥には、ありえないほど桃色をした、色素の沈着など一切ない、完全に牡を受け入れる事を期待している、タバサの肛門。
それはまるで大陰唇のようにはくはくと蠢き、奥の壁まで覗かせている。
腸内が蠕動しているのか、ふ、ふ、とそこからため息のように空気が漏れている。
その匂いは信じられない事に柑橘系の果物の香りがした。
つまりは。

「嫌がっといて、しっかり準備してんじゃん。
 すっかりけつまんこ大好物になっちゃったなシャルロット」

才人の言葉どおり、タバサは肛門性交に備え、丹念に腸内を洗浄し、肉襞に香水交じりの薬液を浸透させ、肛門から腸までを才人専用の精液処理器官に変えてしまっていた。
もちろん、タバサの肛門の色は、数日でできるものではない。
度重なる肛虐と、タバサ自身による薬品を使った度重なる『準備』によって、肛門の組織から色素が抜け落ち、内側に流れる血液の色を滲ませ、綺麗な桃色に染めているのである。
もう、タバサの肛門は、排泄ですら小さな快楽を得られる、淫らな器官に成り果てていた。
自らの器官を『けつまんこ』と称されて嬲られる言葉すら、タバサの背筋にどくどくと負の快楽を注いでいく。

「さ、サイトのためだからっ…!」
「へ?」

不意に聞こえた、タバサの強い声。
タバサは枕から顔を上げ、泣きそうな、真っ赤な顔で才人を肩越しに見つめ。

「サイトが私の『けつまんこ』大好きだからっ…!
 いつでも使える様に、してあるんだからっ…!」

後ろ手に手を回し、臀部を自ら割り開く。
そして。

「シャルロットの『けつまんこ』で、いっぱい気持ちよくなって…」

蕩けた表情で、『最低』のおねだりをする。

「わかったよ、シャルロット」

言って才人は、ズボンをずりさげ、いきり立つ自分自身を今か今かと陵辱を待ち受けるタバサのもう一つの性器に押し当てる。
ぱく、とその入り口が開き、牡を迎え入れる準備をする。
既にその動きから、タバサの肛門は一般のそれを遥かに凌駕する逸物といえた。
ぶちゅちゅちゅ、と鈍い肉の音を立てながら、タバサの肛門は才人の男根を飲み込んでいく。

172:タバサの別離(小) ◆mQKcT9WQPM
09/04/03 21:54:46 pu6ijkng
「はぁぁぁぁぁぁ…!」

細く長い喘ぎは、挿入に押し出された空気が肺から出て行くせい。
そして息を吸い込むと同時に、タバサはきゅ、と自らの意思で括約筋を締め上げる。

「く…!やっぱさいこーだな、シャルロットのけつまんこは…!」

才人の賞賛の言葉に、タバサの中で嬉しい、という感情と恥ずかしいという感情が二律背反を成しせめぎあう。
そして、勝ったのは。

「あっ、あっあっあっ、いいのっ?わたし、の、きもち、いいのっ?」
「ああっ、最高だ、最高だよシャルロット…!」
「あは、ふは、うれ、うれしい、い、いぁっ!」

だらしなく緩んだ眉、とめどなく溢れる涎。
恍惚としたその表情は、普段の『雪風』からは想像もつかないほど、乱れた娼婦の顔だった。
そして。

「く、出るぞシャルロット、シャルロットのけつまんこに出すぞ!」
「あ、ひ、だひて、わたひのおしりにっ、だして!」

限界を告げる才人とタバサの声が重なり合い。

どくどくどく!

熱い迸りが、タバサの腸内に満たされていった。

絶頂に完全に脱力したタバサが、どさ、とベッドにうつ伏せに沈む。
絶頂してなお貪欲にすがりつくタバサの肛門から才人は己自身を引き抜くと、肛虐に真っ赤に染まったタバサの臀部をひとしきり眺める。
牡を飲み込み、なおもひくひくと物欲しげに蠢く双丘は、未だ扇情的に才人の牡を誘う。
そして、その下でタイツに覆われた牝の本体は、白いタイツをべしょべしょに濡らし、はっきりとその形を浮き上がらせていた。
その様子が気になった才人が前に手を回し、まだ無事なタイツの前をつまむと。

ちゃぷ。

まるで水に浸したように、そこはしとどに濡れていた。

「すげえなシャルロット、けつまんこでお漏らししたみたいにたぷたぷだぜ…」

ちゃぷちゃぷと水音をたてるタイツの中は、下着とタイツの吸水要領を超えた液体でぐちゃぐちゃになっていた。

「やぁ!」

絶頂の余韻に浸っていたタバサの喉が踊る。

「これ、おつゆだけじゃねえよな…」

そして、才人は。
タバサを一度仰向けにひっくり返すと、タイツに手をかけ、ショーツごとずりおろす。

むわ。

そこから匂ってきたのは、牝の性臭だけではない。
少し生臭い、アンモニアの混じったにおい。

「シャルロット、お漏らししたろ」
「…!!」

才人の指摘に、タバサの顔が羞恥に火を噴く。
確かに、肛虐によって絶頂した瞬間に気が緩み、少なからずお漏らしをしてしまっていた。


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