【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 11 【P3・P4】at EROPARO
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 11 【P3・P4】 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
09/03/10 18:22:07 ByTooE+S
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3:名無しさん@ピンキー
09/03/10 22:10:11 V9jk+rh6
乙ラギオンでございます

4:名無しさん@ピンキー
09/03/10 22:24:35 rV5Ua/5I
ご立派様も乙と仰っておりました。

5:名無しさん@ピンキー
09/03/11 02:22:12 hGMKZ+jA
>>1乙!

6:名無しさん@ピンキー
09/03/11 10:50:20 q8kOEGvw


てかもう一つあったな

7:名無しさん@ピンキー
09/03/11 22:25:31 G9+l2LM5
新スレ乙
随分前のスレでキタロー×ゆかりッチを投下した者です。
P4全盛の中、P3ネタでもういっぺんお借りします。

カップリング:キタロー×ゆかり
属性:ラブラブ調教

8:夜にペットと散歩する
09/03/11 22:26:49 G9+l2LM5

「今日から二、三日、タルタロス攻略は休みます」
 夕食後、皆がくつろいでいる寮のロビーでそう宣言した後、彼はちらりと私の方を見た。
「おっ、やりィ。久しぶりにゆっくり寝るっス」
「現段階で行けるところまでは行っているのだしな。数日休養をとるのもいいだろう」
「それじゃ、今までのシャドウのデータとか、まとめておきますね」
 この一週間ほど、私達はかなりハイペースで登っていたから、疲れもたまっていた。
だから皆特に疑いもなく、よろこんでこの提案を受け入れた。彼の視線と、その意味に、
気付いたのは私だけだった。


 その夜。
 真夜中の少し前に、私は足音をしのばせてロビーへ下りる。先に来ていた彼が
ソファから立ち上がり、右手に持ったトートバッグをちょっと持ち上げて微笑んだ。
「じゃ、行こうか」
 二人でそっと裏口から外へ出て、並んでぶらぶら歩く。夜の住宅街には人気がなく、
ひっそりと静まり返って、私の心臓だけがどきどき鳴っている。
 ちょうど表通りへ出る交差点のところで、あれが来た。時間がくだけて、ぐにゃぐにゃに
崩れていくような感覚。影時間が始まる時の、軽いめまいに似たそれが過ぎると、
緑色をした冷たい月の光の下に、私達以外何一つ動くものはない。
 彼が私の方を見て、何も言わず微笑む。それだけで、私は自分から上着のボタンに
手をかける。彼に見守られながら、街灯の光の下で、私はゆっくりとシャツを脱ぎ、
スカートを脱ぎ、下着を脱いでいく。ミュール以外何も身につけない裸になると、彼が
チョーカーを付け替えてくれる。リードのついた、ピンクの可愛らしい犬の首輪に。
 私とキタロー君の夜の散歩は、こうして始まる。


9:夜にペットと散歩する
09/03/11 22:27:53 G9+l2LM5

 表通りに出ると、緑色に静止した風景の中に、真っ黒い棺桶が点々と
たたずんでいた。象徴化した人たちだ。この人たちにとって今の時間はないのと
同じで、まわりで何が起きていてもわからない。そう頭ではわかっていても、
裸で大通りを歩くというのはとんでもなく恥ずかしい。しゃがみ込んでしまいそうに
なるたび、彼がリードをちゃらりと鳴らし、そうすると反射的に私の足は前へ出てしまう。
今通り過ぎた、よく行くコンビニの店先に立っていた棺桶は、顔見知りの店員かも
しれない。そこの横断歩道の途中にいるのは、もしかしたらこの近くに住んでる
クラスメートかもしれない。そんなふうに考えるたび、頭の奥の方がかっと熱くなって、
意識が遠のきそうになる。
 つつ、と太ももを何かがつたい落ちた。
「………っ!」
 恥ずかしいのに、今すぐ逃げ出したいのに、そう思うほど、頭の芯が燃え上がり、
その熱が体中へまわって、ぽうっとなってしまう。うつむいて足がもつれたのを、
キタロー君が見逃すはずはなかった。
「今日は早いね? だんだん慣れてきたかな」
「……そんなこと、ないっ……!」
 こたえる声が、少しふるえているのがわかる。通り過ぎた家の窓をちらりと見ると、
真っ赤に上気して、まるで何かを期待しているみたいな私の顔が映っていた。
 交差点を一つ曲がるたび、通りに見かける棺桶の数がふえていく。繁華街へ
向かっているのだ。私の頭はどんどん熱くなり、足どりはフラフラとおぼつかなくなる。
巌戸台駅前広場にたどり着いたときには、もう立っているのがやっとだった。

 路上ライブでもやっているのか、広場の中心に十数個の棺桶がかたまっている。
改札近くや自販機の前にも、ちらほらと棺桶が立っていた。キタロー君は広場の
真ん中まで来ると、軽く私の頭を撫でる。口に出さなくても、何を命じられているのか
わかる。私は彼の正面にまわって膝をつき、ズボンの前に顔を近付けて、口で
ファスナーを下ろす。

10:夜にペットと散歩する
09/03/11 22:29:12 G9+l2LM5
 ぼろり、とこぼれ出てきたものは、中性的で線の細いキタロー君の顔立ちからは
想像もできないくらい大きくて、たくましくて、グロテスクだった。鼻先をよせて、
すっかり慣れた強いにおいをいっぱいに吸い込む。それだけで頭がくらくらしてくる。
「……っ」
 すぐ横にかたまって立っている棺桶が、みんな私たちを見ているような気がする。
ちらちら横目でそっちを気にしながら、私はおそるおそる舌を近付けていった。舌先が
先端に触れると、キタロー君がぴくりと震える。
「ん………ん。ちゅっ……ん……」
 ぺろぺろとアメをしゃぶるように何度も舌を往復させ、唇でねぶり、先端を舐め回す。
半勃ちの状態でもズボンの上からわかるくらいだったキタロー君のペニスはぐんぐん
大きくなり、完全に勃ちきってしまうと、もうとても口の中には収まらない。湯気の
立つような充血したそれに唇を這わせると、酸っぱいようなしょっぱいような味と匂いで
口の中がいっぱいになる。これで私は何度汚され、何度イカされたかわからない。
キタロー君の味。何度も何度も体中に教え込まれたせいで、すっかり「いやらしい味」と
して私の中にインプットされてしまった、キタロー君のおちんちんの味。自分でも
意識せずにこくり、と喉が動く。
 ヌルっとした感覚が、喉の奥を下りていく。それで、スイッチが入ってしまった。
頭の中に、とろんと霞がかかる。自分の格好とか、ここがどこかとか、そういうことが
すうっと遠ざかっていって、目の前にある彼のおちんちんだけが、私にとっての
現実になる。唾液と彼の先走りとがまじった透明なぬらぬらする汁で口元を
べたべたにして、私はひたすら彼をしゃぶる。しゃぶるだけでは我慢できなくなって、
口全体で彼を呑み込む。
「んぐっ……
 口の奥いっぱいまで含んでも、彼のペニスはまだ少し余っている。苦しいのをこらえて、
頭を前後に動かす。キタロー君のペニスの味と、匂いと、熱さと、堅さとで、舌も鼻も
口の中もぜんぶ犯されて、頭の中がおちんちんだけにされていく。
「んっ、んっ、んぐっ、ンッ、んむ、ちゅプ、んも、れる、はぷ………ん、んも、んっ、
んんんーーーーっ!?」
 口の中のキタロー君が、ぶわっと一瞬ふくらんだ。と思う間もなく、融けたゴム
みたいな熱い塊が喉の奥へ飛び込んでくる。私はごくり、ごくりと喉を鳴らして、
必死でそれを飲む。一滴でもこぼしたら、ご褒美がもらえない。しつけられた犬のような、
その思考に私はもう疑問を持たなくなっている。


11:夜にペットと散歩する
09/03/11 22:30:35 G9+l2LM5
 熱くて苦いそれがぞるり、ぞるりと喉を下りていくたび、背筋がふるえる。
体の内側が犯され、染められていく感覚。ものすごく濃くて量の多いキタロー君の
精液を全部飲み終えた頃、私はすっかり蕩けてしまっていた。
「あ……ふやぁ……」
 腰に力が入らなくて、立つこともできない。キタロー君は半勃ちに戻ったペニスを
ぶらぶらさせながら、やさしく私の頭を撫でてくれる。
「よくできたね」
 髪をさわる彼の手が気持ちいい。だけど、彼はそれ以上何もしない。何も言わない。
このまま黙っていれば、くるりときびすを返して寮に帰ってしまうだろう。
 待っている。私がこらえきれなくなって、自分からご褒美をねだるのを待っているのだ。
 こんな場所で、こんな姿で、こんなことをさせて、それでもまだ恥ずかしい目に遭わせ
足りないというのだ。体の芯がかっと熱くなり、目尻にじんわりと涙が浮かんでくる。
でも、それは怒りでも、屈辱でもない。
 私は犬のように舌を出す。舌の上に残る彼の精液が、空気に触れて苦い味になる。
口の中にねばつく白濁の残りを、もう一度こくんと飲み下して、私はふるえながら
小声で、その言葉を口に出す。
「お願い……お願い、……もう我慢できないの……欲しいの、キタロー君の、
……おちんぽ、ください……」
 彼がにっこりと、満面の笑みを見せた。

 私の手をとって立たせて、そばにある棺桶につかまらせる。お尻を突き出した姿勢に
なった私の後ろから、彼の体温がそっと覆い被さってくる。それだけで、私は膝が
崩れそうになって、待ちきれない気持ちで泣き出しそうになる。
「キタロー君……キタローくぅん……!」
 大きなあたたかい手が私のお尻をつかみ、とっくにびしょびしょになってるそこに、
熱いものがぴったりと押し当てられる。と、思う間もなく、それがグッと一気に私の中へ
入ってきた。
「へぅっ…………!!!」
 最初の深い一突きで、私はイッていた。お腹の奥の方が狂ったように動いて、
キタロー君を締めつけているのがわかる。全身が悦びで痙攣して、指一本動かせない。
そんな状態なのに、キタロー君は私の腰を抱え込んで、激しく動き始める。

12:夜にペットと散歩する
09/03/11 22:32:01 G9+l2LM5
「ひっ!? あ、あ、駄目、うっ動かさないで、いま、今イッた、今イッてるから待って! 
あ、あ、駄目、だめらメぇぇぇ!? またっ、またイク、またイクのにもっとするの駄目ぇぇぇ!! 
ゆっ許して、あっあっあっイク、またっまたゴリゴリしないでぇぇぇ!」
 信じられないくらい太くて固いキタロー君のものが、私の中を何度も出たり、入ったり
する。そのたびに私の内側がゴリゴリ擦られて、子宮から脳天まで火花が突き抜ける。
熱くて、気持ちよくて、溶け去ってしまいそうになる理性を、
「みんな見てるよ」
 キタロー君の一言が引き戻す。ここは巌戸台駅前広場。友達といっしょに、毎日
行き帰りしている場所。
 その場所で今、私は全裸で犯されている。
「……あ、あ、ひゃ、はぅううううっ!? ふあぁぁあああぁあぁああああっ!!」
 ものすごい何かが背筋をかけのぼってきて、私はそれだけでまたイッた。目の前の
黒い棺桶に、私の顔が映っている。舌を突き出し、よだれを垂らし、眼の焦点は
合っていない、だらしない顔。この棺桶が誰なのか知らないが、今の私の顔を
見たらどう思うだろう。
 キタロー君のカリが私の弱いところをゴリッと削っていって、私はまた悲鳴を上げた。
「ひぁぁあああっ!! あっ、あっあっあ、きっキタロー君、きたろー君、もう駄目っ! 
私、わたひ、駄目だからぁっ! お願い、ひぃっ、おっお願いだから、あぅぅぅうっ!!」
 立て続けにイカされて、足に力が入らない。限界が近いことを、キタロー君も感じた
ようだった。腰の動きが早くなり、突き上げてくる先端のところがぐっと堅く、
大きくなったのを感じる。その先端が私の一番奥の弱いところに突き当たった瞬間、
「いくよ…………っ」
「ひぐ……!!」
 さっき私が飲んだのと同じ熱い塊が、今度は私の子宮に叩きつけられた。
 頭の中がみんな吹っ飛んでしまうくらいの熱い快感。信じられないくらいの量と熱が、
私の中いっぱいに溢れかえる。膝が痙攣して、崩れ落ちそうになったのを、
キタロー君が後ろから抱きかかえてくれた。
「あ、あ、あ……熱っ、凄……あっ、あくっ、ひぃ……!!」
 どくん、どくん、と、私の中の爆発はいつまでも続いている。影時間には精子が
機能しないから中出ししても大丈夫、と最初に彼が言い出した時はバカじゃない
のかと思ったが、どうやら本当みたいで、もう何度こうして生出しされたか
わからないくらいだが、今のところ問題がない。

13:夜にペットと散歩する
09/03/11 22:33:19 G9+l2LM5
 長い長い射精の間中、ずっと私はイキっぱなしで、ようやく爆発が収まった時には、
もう支えられていないと立つこともできなくなっていた。
「あ………は………」
 全身が甘くとろけてしまったみたいな気分だ。ぬぷ、と音を立てて彼のものが
抜けると、私の中が名残惜しそうにひくつくのがわかった。精液と私の恥ずかしい液で
どろどろになったペニスは、あれだけ出したのに少しも萎えていない。私を棺桶に
もたれさせるようにして支えると、キタロー君は私のお尻を少し持ち上げて、
その中心にそれをあてがった。
「え………? ちょっ……」
 ギンギンに硬いままのキタロー君が、私の後ろの穴にキスしている。お尻を締めて
拒もうとしても、さっきイカされまくったせいで、括約筋に全然力が入らない。
「そっ、そっちは待って、ちょっと待って、今そっちは駄目、だから、あ、あ、あああああ、
あ゛へぇっ!」
 一番太い部分がお尻の中へ入ってきたとき、私が上げた声は我ながら豚みたい
だった。たぶん、それだけで軽くイッていたと思う。ゆっくり引き抜かれると、お腹の
中身が全部引きずり出されるみたいで、カリの所が入口にひっかかって、ぐいっと
引っぱられただけでまたイッた。そこからドスンと一番奥を突き刺されて、もう一度イッた。
 二往復目からは、ほとんどずっとイキっぱなしだった。
「お、お、お尻っ! お尻が溶ける! あ゛、あ゛、お゛、あ゛、きっ、キタ、キタロー君、
キタローくぅん! おね、お願い、もう許ひて、また、また、おああ゛あ゛あ゛っ!? 
あ゛ーー、あ゛ーーっ! お尻、お尻の中熱いぃぃいいっ!!」
 削岩機のような硬い硬いペニスが、私のお尻を掘りくずしていく。私は顔中をよだれと
涙でべとべとにして、ただ泣き叫ぶことしかできなかった。
「ゆかりって本当にアナル好きだよね」
「ち、ちがっ! そんなこと、あっあっ、そこ、そこ駄目、そこ早くするの駄目ぇ!!」
「この辺ほじられるの好きでしょ」
「ひーーーーっ!! きっ気持ちいい、気持ちいいからもう止めてぇえっ! こわれ
ちゃう、私こわれちゃうからぁあ! あ、あ、あ゛ーーっ!」


14:夜にペットと散歩する
09/03/11 22:34:07 G9+l2LM5
「『ゆかりは駅前広場でお尻の穴を犯されて喜ぶエッチな子です』って言ったら許すよ」
 信じられないようなことを、涼しい顔で言う。でも、それを拒む理性も、逆らう気力も、
とっくに突き崩されてしまっていた。ぐちゃぐちゃになった意識の中で、私は夢中で
腰を振りながら、赤ん坊のように彼から教えられた言葉を反復する。
「わ、わたっ、わたひは、ゆかりはぁ……! あ゛ぐっ、え、えきまえ、広場で、
あああああっ! お、お尻、お尻ぃぃぃぃぃいいいっ!!」
「お尻の穴、でしょ」
「あな、お尻の、お尻の穴っ! あな、あなを、おおおお犯されて、おかっ、犯されてる、
お尻ぐちゃぐちゃにされてっ、喜んでるエッチな、エッチな子れす、お尻エッチ好き、
好きれひゅっ! キタロー君にお尻犯されるの、大好きぃぃいいいいっ!」
「…………!」
 叫び終わったとたん、抱き寄せられて激しいキスをされた。同時に、彼の動きが
激しくなった気がする。気がする、というのは、もうその時には私の意識は半分
とろけてしまっていて、詳しいことを覚えていないからだ。はっきりしているのは、
それから間もなく彼が射精したこと。
「ゆかり……!!」
「おっ…………お゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
 三度目の射精をお尻の奥にぶつけられた私が、そのまま意識を失ってしまったこと。
 そして、失神した私を、キタロー君が優しく抱きとめてくれたことだけだ。



15:夜にペットと散歩する
09/03/11 22:36:12 G9+l2LM5


「……信っじらんない。バカじゃないの。バカじゃないの? ってか、バッカじゃないの?」
 小一時間後。
 影時間が終わり、元通りの深夜に戻った街並みの中を、私は早足で寮へ急ぎながら
ひたすら「バカじゃないの」を連呼していた。かっかと火照る頬に、夜気が冷たい。
隣を歩くキタロー君の頬も真っ赤だが、これは私が思いっきり張り倒したせいだ。
「いくら特殊なプレイったって、限度ってもんがあるでしょ!? あれじゃまるっきり
変態じゃない! もし途中で影時間が切れたりしたら、私たちどうなってたと
思ってんの!? 補導じゃすまないよ!?」
「気持ちよかったくせに」
「うっさい!!」
 寮の建物が見えてきた。もう一度全身を見回して、おかしなところがないか確かめる。
首輪を替え忘れていたことに気付いて、すました顔の彼から慌ててチョーカーを
ひったくった。
 実際、あんなにワケがわからないくらいになったのは久しぶりだ。気持ちよすぎて、
おかしくなりそうだった。絶対言うつもりはないけど。
「それで次のプレイだけど、タルタロス探索中にこれを入れておくというのは」
「いい加減にしろーっ!!」
 肘打ちがきれいに入って、懐から取り出したピンクローター(五個もあった。どことどこに
入れる気だ)と一緒に、キタロー君が後方へ吹っ飛ぶ。
「大体、次は私の順番でしょ! がっつり奢ってもらうんだからね。洋服とか見て、
綺麗なレストランでご飯食べて、夜もロマンチックな感じで」
 ぶちぶち言いながら、車道へ転がったローターを拾い集める。今までにも、何度か
使ったことのあるやつだ。その時の感覚を思い出して、少しだけ芯の方が熱くなった。
鳩尾をさすっているキタロー君のポケットにそれを突っ込んで、
「だから! ……その、こういうのは、またその次に、ね?」
 ポケットに入れた手を掴まれて、そのまま抱き寄せられた。もとどおりの青白い色をした
月光の中で、私たちは短いキスをして、それから今度は手をつないで、早足で寮へ戻った。


End

16:名無しさん@ピンキー
09/03/11 23:12:14 q8kOEGvw
なんという調教wwww
ゆかりかわいいなーGJ!

17:名無しさん@ピンキー
09/03/12 00:02:14 WWF72tlP
P3いいな。GJ!
4ばっかりだったがやっぱり3もいいな。

18:名無しさん@ピンキー
09/03/12 00:41:32 YRB+zOFr
前に書いたやつってキタローがゆかりにDVしちゃうやつかな。

19:名無しさん@ピンキー
09/03/12 21:37:25 YBAqb9W7
>>15
GJ!
キタロー変態過ぎるw


20:名無しさん@ピンキー
09/03/12 22:50:30 Txi+Y7p2
やっぱゆかりっちはいいなぁGJ。

ゆかりにはラブラブが一番しっくりくるなぁ。
調教モノやSMモノであっても芯に「ラブラブ」さえあればゆかりSSっぽくなる。
やっぱ愛だね愛。

21:7
09/03/13 01:27:59 SA7i4cBe
感想どうもでした
>>18
前に書いたのはゆかりが朝フェラしてデートに行く話です

22:名無しさん@ピンキー
09/03/13 10:58:21 CpQKetcX
伊達に恋人コミュ持ちじゃねーなw

あれ? りせちーも恋人コミュだったよね?

23:名無しさん@ピンキー
09/03/13 10:59:17 cqs7nV1J
恋人コミュならたくさんいるぞ

24:名無しさん@ピンキー
09/03/13 11:01:04 CpQKetcX
間違えた・・・
恋愛コミュだったorz

25:名無しさん@ピンキー
09/03/16 02:32:08 5w5+v7EZ
キツネって一応メスだよな?

26:名無しさん@ピンキー
09/03/16 10:19:20 o1TA72Xi
狭い密室に二人きりなのになぜ鼻×マーガレットがないのかとふと思った
鼻はとんでもないマーラ様を持ってると推測されるのに…

27:名無しさん@ピンキー
09/03/16 10:27:32 ZNYtOgaF
マガレさんは底無しなイメージが。
ところで俺、獣もいけるんだよね

28:名無しさん@ピンキー
09/03/17 17:27:56 HpDrjg4s

前スレでちょっと話にあがったジュネス×雪子のネタを思いついたから書いてみた。

エロは触りだけで最後までやっていない。
設定が3年生になった時だから番長は全くいない。
合わないと思ったらスルーでよろ

29:花村×雪子 1
09/03/17 17:30:39 HpDrjg4s
パラパラ。
校舎に雨の雫が叩きつけられ、本格的に降り出した。季節は梅雨の六月で、時々天気予報を裏切って雨が降ることがあった。外にいた生徒は慌てて雨宿りできるところを探して走り出す。
雪子は靴箱から靴を取る手をピタリ、と止めた。玄関先に目を向け、止みそうにない雨を見つめる。
「わっ、すげー降ってんな」
後ろから聞き慣れた声がした。雪子は振り返ると、オレンジ色の髪が視界に映った。
「花村君」
花村は軽く手を振った。
「もう帰り?里中はいねーの?」
「千枝は委員会の話し合い。遅くなるから先に帰ってって言われたけど…」
再び視線を雨に戻す。
「家の人に迎えに来てもらうしかなさそうだね」
「その必要はないぜ」
雪子の隣に来た花村は一本の黄緑色の傘を差し出した。
「これ、貸すよ」
雪子は首を振った。
「そんな、それじゃあ花村君のが、ってあれ?」
もう片方の手には鞄と一緒に別の傘もあった。青空のような色をしていた。
「大丈夫だって。前に傘を忘れてさ、二本あんだよ」
花村はウインクをした。
「それに俺としては天城に貸しができて、ビフテキの一つでも奢ってもらおうって考えているしさ、受け取ってよ」
雪子はクスリと笑う。
「それじゃあ、お願いしようかな」
白く細い手は黄緑色に伸びた。

30:花村×雪子 2
09/03/17 17:32:08 HpDrjg4s

ポタンポタン。断続的に雨が傘に当たって音楽を奏でる。でも二人が会話をするには邪魔にならず、まるでBGMのようだった。
「そろそろ梅雨も終わりね」
「やっぱ晴天のがいいよなー!ちょっと調子狂うっていうか、ま、でも去年よりは嫌いではないけどな」
去年。仲間たちとテレビに入って世界を救った、あの一年間。テレビに誰か落とされていた時、現実世界での雨の後の霧を心配しながら戦った。
今では霧が出ても何も心配はいらない。戦いは終わったのだから。
「私も、今は雨はそんなに嫌いじゃない」
雪子は空を見上げた。
「目まぐるしい一年間だったね。今のゆったりした生活が少し信じられない」
「あぁ…色々あったよな」
花村の声のトーンが少し落ちた。雪子は花村の表情に苦痛を見た。
雪子たちはテレビに落とされた人々を救い出してきた。しかし全員ではない。取りこぼしの中には花村が想いを寄せていた人も含まれていた。
湿った雰囲気が二人を囲む。雪子はかけるべき言葉を探していると、花村は頭をブルブルと振り、雪子に笑いかけた。いつもの花村の笑顔だ。
「結構天城に助けられたな~本当、ありがとな!」
「私だって花村君に庇ってもらったり、すごく助けられた。…ありがとう」
「…っていうかなんでこんなしんみりした話してんだ俺ら?それより今度のテストが問題だぜ!」
そう言って花村はブツブツと文句を言い始めた。今年は大学受験だからということで、ほとんどのテストは広範囲から出題される。勿論受験生たちは不満タラタラだが、先生たちは気にもとめない。
「ふふ、頑張るしかないよ」
「そうだな…お、じゃあ俺こっちだから」
T字路に辿り着いた時、花村は雪子の旅館とは反対方向を指差した。
「傘、明日返すね」
「おう、分かった」花村は頷いた。
「また明日」
雪子は手を振る。花村も振り返しながら歩いた。
「またな!…お疲れ様」
青空の傘はドンドン遠くに離れていく。黄緑色の傘も家路へと歩き始めた。
(そういえば、花村君と二人きりで帰るのは初めてだ)
いつもは千枝と二人か、花村がいても他の仲間と一緒だった。よく一緒にいたから違和感を感じることなく二人で帰れた気がする。
(また、一緒に帰りたいな)
雨道を進む足取りは楽しそうであった。

31:花村×雪子 3
09/03/17 17:36:59 HpDrjg4s

翌日は雨の香りを感じさせない晴天だった。校内になる木々はカラッと乾いており、サラサラと枝先の葉が揺れていた。
もうすぐで七月になる、夏の気配が近づいてくる。
雪子はスタスタと校舎へと入った。手には鞄と黄緑色の傘がある。自分の靴箱を開けて上履きを取り出そうとした。
「あら」
上履きの上には一通の封筒があった。封筒を取り出し、裏返した。何処にも名前は書いていなかった。
「おっはよー!雪子」
元気な声が雪子の耳に届く。
「おはよう千枝」
千枝の目は封筒に向いた。
「お!ラブレター?」
顔がニヤリとした笑みになった。猫じゃらしを見つめる猫のように目は好奇心でいっぱいだ。
「そうじゃないよ多分…まだ中も見ていないし」
「あんたは相変わらずよねーま、そういう所がいいんだけどさ」
雪子は苦笑した。
雪子はこれまでに異性に何度も告白されたり、こういった手紙で想いを伝えられてきた。見知った者から初対面まで、様々な男子から付き合いを申し込まれた。
雪子自身、何故そこまで想われるのかが分からなかった。自分より千枝の方が魅力的であるはずなのに、逆に千枝からそういう話を聞いたことはない。
「雪子は好きな人いないの?」
「好きな人…」
雪子は銀髪の少年を思い出した。
去年の四月に転校して来た、どこか不思議な魅力を持った少年。テレビでの戦いでリーダーを務めて自分たちをずっと引っ張って来た。
今年の三月に都会に戻り、去年のように好きな時には会えないが、長期休みの時には会う約束をしている。先月の五月もゴールデンウィークの時にみんなで集まって遊んだ。
意思の強い目、頼りがいのある背中、優しい心。もし誰かを本当に好きになるのなら、彼のような人だろうと思った。
でも何かが違った。彼は確かに素晴らしい人だったが、どうしても仲間の域から踏み外して見ることはできなかった。

32:花村×雪子 4
09/03/17 17:38:51 HpDrjg4s
「私のことより一条君はどうなのよ?」
千枝は照れ臭そうに笑った。
「にへへー週末はデートなんだ」
「あらやだ、嫉妬しちゃう」
雪子はクスクスと微笑んだ。千枝が一条と付き合い始めてから、千枝と過ごす時間が少し減って寂しいが、楽しそうにしている千枝を見ていると雪子も感化されて嬉しい気持ちになっていた。
「まぁ、とにかく」
千枝は自分の靴箱を開けて上履きを取り出した。
「一度付き合ってみるのも手だと思うよ。そこから好きになるってこともあるし」
千枝は脱いだ靴をしまい込み、上履きを履いた。
「誰彼構わずってわけじゃないよ、この人いいな~って思う人がいたらの話」
「そうかな…」
雪子は封筒に目を落とす。
「そうそう!何なら他に気になる人がいたら自分から話してみたらいいよ。いっそ゛結婚してください゛とか言っちゃえば」
「言わないわよ!」
「冗談だって~」
カラカラと千枝は笑った。雪子はもう、とため息をついた。


階段を上って教室の前まで行くと、そこで雪子は千枝と別れた。
今年は雪子は千枝とは違うクラスになってしまったが、花村とは一緒だったので普通に話せる相手はいた。
また、雪子は自分から周囲と話せるようになり、花村や千枝がいなくても新しいクラスでは孤立することはなかった。自分のシャドウと向き合ったこと、そして仲間と一緒に戦った一年が、雪子を鳥籠から出させたのだ。
雪子は花村の傘を傘箱に入れ、教室のドアを開けた。
「ゆっきーおっはよー」クラスメイトが声をかけてきた。雪子はおはよう、と挨拶を返す。
自分の席について鞄を下ろした。
「今日はゆっきー日直だよね」
そういえば、と雪子は黒板を見た。黒板の左端に日付の下に日直の名前が書かれていた。そこには雪子ともう一人の名前があった。

33:花村×雪子 5
09/03/17 17:39:59 HpDrjg4s

「よっす天城」
朗らかな声が耳に届く。雪子の隣に男子学生が立った。彼はCDラジカセと二メートルはありそうな巻物を持っていた。
「花村君!ごめん一人で準備させて。うっかり忘れてた」
花村はいやいや、と頭を振った。
「いいっていいって。女の子にはあんまり重いのは持たせらんねーし」
「私だってその巻物は持てるよ」
クラスメイトは意外だと言わんばかりに雪子を見た。
「ゆっきーって箸より重いのは持ったことがなさそうって感じなのに」
「扇子で敵を焼き尽くす天城様だぞ?見た目と違って結構やる時はやるんだぜ」
敵?焼き尽くす?クラスメイトは首を傾げる。雪子は目で花村を窘めた。花村は悪戯っぽくウィンクをする。
「じゃあ別の授業の準備の時は頼んだ」
雪子はうん、と頷いた。「二人って二年の時から仲が良いよね~」
「うん。前から一緒にいることは多かったから」
「へぇ~」クラスメイトの含みのある言い方と視線に雪子は気付かない。
花村は溜め息を吐いた。
「一応言っておくけど、里中とか転校していったあいつとかと連んで一緒にいたってことだからな」
「なぁーんだ」クラスメイトは明らかにガッカリした声を出した。
「そんなにガッカリなら、考えていたことを俺が今ここでやってやろうか?」
「!最低っ」
クラスメイトは顔を真っ赤にさせると教室を出て行った。
「何想像してたんだよあいつ…」
ヤレヤレ、と花村は肩をすくめた。雪子は話についていけずにキョトンとしている。
「何でもねーぜ。とりあえず黒板綺麗にするか」
「そうね。あ、それと傘ありがとう。傘箱に入れておいたよ」
「お、いえいえどう致しまして」
雪子はニコっと笑った。
「雑巾、持ってくるね」
頼んだ、と花村は答えた。雪子は早歩きで教室を後にした。

34:花村×雪子 6
09/03/17 17:45:03 HpDrjg4s


封筒の中身は千枝の言う通りラブレターだった。一緒に写真も同封されており、隣のクラスの男子だと分かった。
一言二言言葉を交わした記憶はある。
容姿も悪くなく、周りから見たら雪子と彼の組み合わせは何の違和感も感じないだろう。
悪い人ではない、と雪子は記憶と写真、文章の印象から感じた。
けれども彼のことをもっと知りたいとか、そういう欲求は生まれてこなかった。
雪子は持っていた便箋で返事を書き、彼が書いたラブレターと一緒にそっと彼の靴箱に入れた。
放課後の玄関にはあまり生徒がおらず、こっそり行動するのが容易かった。
そっと靴箱から離れ、辺りを見回す。誰も雪子を気に留めていなかった。
雪子はほっと一息をついて階段を上がった。まだ日直の仕事は残っており、花村の手伝いをしなければならない。
教室の扉を開けると真ん中にポツンと花村が座っていた。花村は顔を上げると手を振った。
「おかえり、とりあえず日誌はもうすぐで書き終えるぜ」
「ごめんなさい、ありがとう」
雪子は花村の前の席に座った。
「日誌を終えたら資料を持って行って終わりかな」
「あと戸締まりな」
「そうだね」
雪子は手に握られた鉛筆の動きに目を合わせた。カリカリカリ、と一定のリズムで文字が書かれていく。
ジィーっと見ていると、右からフワッとオレンジ色が滲み出た。雪子は顔を右に向けると、日がちょうど沈んでいるところだった。
外から開かれた窓に光が差し込み、二人に直接オレンジ色があたってくる。

35:花村×雪子 7
09/03/17 17:47:28 HpDrjg4s

「おーっ綺麗じゃん」
花村も光に気付いて同じ方向を見ている。雪子は花村の横顔をチラリと目を向けた。
夕日の影は花村の髪に触れ、目を見張るようなオレンジのグラデーションを作っていた。
顔はいつもより暖色系に光り、ほんわかとした魅力を滲ませる。夕日を見つめる表情に凛々しさが伴っていた。
トクン、と心臓が跳ねた。雪子は慌てて胸を押さえる。鼓動がいつもよりも忙しない。
(どうしたのかな、私)
天城?と頭上から花村の声がした。
「おい!気分でも悪いのか」
雪子の肩を手が掴んだ。雪子の胸はさらに高鳴る。
大丈夫だと、何でもないと言わなければいけない。
雪子は顔を上げると心配そうな目とぶつかった。いつもの茶化したような笑みはなく、真摯な顔になっている。
花村の目を見ながら、様々な映像が脳裏を過ぎった。
鳥籠から救い出された時、授業中に花村が眠った時、林間学校の時、生田目の病室に行った時、共に戦った時。教室では見られない、色んな表情を見てきた。良い所も悪い所も全部。
(花村君は表情豊だわ)
千枝のようにクルクルと表情が変わる。だけどふざけた態度の奧には一歩引いて周りを見る冷静さも窺えた。今は混乱しているようだ。
(もっと、花村君のことを知りたいな)
自然とそう思えた。同時に今朝の千枝との会話を思い出した。
「保健室まで行けそうか、いや、俺が先生を呼んで来る……天城?」
椅子から立ち上がろうとした花村の腕を雪子は掴んだ。花村の顔に驚きと困惑の色がある。
"一度付き合ってみるのも手だと思うよ。この人いいな~って思う人がいたらの話"
「花村君…」
"何なら他に気になる人がいたら自分から話してみたらいいよ。いっそ…"
「結婚、して下さい」

36:花村×雪子 8
09/03/17 17:49:27 HpDrjg4s

時間が止まった。妙な静けさが訪れ、今なら針が落ちた音も聞こえそうだ。
さっきまでの高鳴りが嘘のように鎮まっている。台風の目に入ってしまったような感覚だ。
「あま…ぎ?」
狼狽えた声に雪子はハッと意識が戻った。頭が真っ白になる。自分は今とんでもないことを言った気がする。
目の前の唖然としている花村を見て更に焦りが増した。
「ごっごめんなさい!気にしないで!!大丈夫だから!」
雪子は慌てて席を立とうとしたが花村にガシッと腕を掴まれた。逃げることを許さないと言わんばかりだ。
「冗談…だよな?」
雪子は顔を伏せた。頭がすごく熱い。夕日の影が二人を赤く照らすが、それがなくても恐らく雪子自身は肌が赤く上気しているに違いない。
「天城」 花村の気配が近付いてきたように感じた。
(落ち着かないと)
雪子は深呼吸をした。少しだけ余裕が戻って来た。
(花村君のことは…まだそういう風に好きかどうか分からない)
だけど、
(今まで告白をしてきた人たちよりも、花村君のことをもっと知りたい)
千枝が言っていた"いい人"に当てはまるのはきっと花村なのだ。冗談ではない。このことをキチンと伝えなくては。
雪子は顔を上げ、花村を真っ直ぐに見た。
「冗談じゃない。本当に…そう思うから」
目を逸らさずに気持ちを伝える。雪子も花村も、瞬きをすることさえ忘れてお互いに見入っていた。
数分ぐらい過ぎた頃だろうか。徐々に雪子は落ち着きを取り戻していき、花村に掴まれている腕の痛みを知覚した。
「花村君、腕…痛い」
「え?あぁ、すまん」
花村はそう言うが、腕を離そうとはしなかった。雪子の顔をジーッと見ているだけである。
花村の様子を雪子は怪訝に思った。一体どうしたというのか。
しばらくすると花村は空いている手で頭をかいた。つまりだ、と確認するように呟く。
「天城は俺と結婚したいくらい本当に好きなんだな」
えっ、と雪子は喉が一瞬詰まった。"結婚"?雪子は花村の言葉に驚きを隠せなかった。
(結婚って、え?何で……あっ!)
千枝の言葉を思い出した時、千枝が言ったことをそのまま言った気がする。結婚して下さい、と。
雪子は花村が意味していた冗談を取り違えていたことに気がついた。

37:花村×雪子 9
09/03/17 17:54:02 HpDrjg4s

「ご、ごめんなさい!違うの!」
「何が?」花村は雪子を捕らえたまま席を離れ、雪子の目の前に立った。
「花村君…っ」
パッと腕を引っ張られて雪子は立たされた。花村は雪子の首筋に顔を埋め、軽く噛んだ。
「んっ」雪子の体はピクンと跳ねる。花村の唇は首のラインに沿って耳元に来た。鼻先が耳の裏側をツイッと撫でて、その感触に雪子は体を震わせる。
左手は赤いカーディガンの中に入り、制服の守りも通り抜けて指先が背筋に触れる。
ゾクッとした感覚に雪子は花村から離れようとしたが、右腕が雪子を逃がさないように腰をガッツリと掴んでいて無理であった。
それでも身を捩って逃げようとすれば、股の間に花村の脚が入り、体を動かすと股関が脚に掠って別の刺激が全身を走る。
「や、めて…」 初めての感覚に雪子は涙を浮かべた。動こうにも動けず、その間も花村の手は雪子の体を自由に触る。
左手は脚に下り、尻との境界線をなぞった。
「やだぁ…っ」
涙がドンドンと溢れていき、こぼれ落ちて頬を濡らした。嫌々と頭を振り続ける。
「お願いやめて…」 力のない手で花村の体を押す。花村はビクともしない。
しかし、左手は脚から離れ、右腕と一緒に雪子の体を抱き締めた。雪子の股の間にあった脚も離れていた。
「…悪い、泣くなよ」
花村が申し訳なさそうに呟く。
「うぇ…っだ…って」
涙は止まらず花村の制服に染みを作っていく。
「どういうつもりか分からねーけど、天城が結婚したいなんて言うからだろ。天城が言うと冗談に聞こえねぇから、言わない方がいいぜ」
「じょ、冗談じゃ、ひっ、ない…」
あーっ、と花村は溜め息を吐いた。
「ほんっとどっちなんだよ。とりあえず落ち着け」
母親が泣いている子供の背中を叩くように、花村はポンポンと優しく叩いた。
「ーっ…」 先ほどまでの恐怖が抜け落ち、雪子は安心したせいか、更に涙が溢れた。
夕日は、そんな二人を温かく包み込んでいた。

38:花村×雪子 10
09/03/17 17:55:57 HpDrjg4s


チュンチュン。小鳥が元気よくさえずっている。
ふぁ~と千枝は大きな欠伸をした。二時間目の歴史がようやく終わり、やっと堂々と背を伸ばせた。
「かったり~」
首をグルグル回して骨を鳴らした。その時バンッと音が鳴った。振り向いて見ると花村がドアの所に立っている。
「里中!」花村は千枝に駆け寄った。いつもと違って真剣な表情だ。
何?と聞く前に花村は窓際の席にいる一条に顔を向けた。
「ちょっと里中を借りるぞ」
「え!?あ、うん」
有無を言わさない声色と態度に一条はただ頷くしかなかった。
花村は千枝の腕を掴んで歩き始めた。
「ちょ!痛いってバカ村!」
抗議の声をあげつつ千枝は席を立ち、クラスメイトの好奇な視線に囲まれながら花村についていった。


「お前、天城に何て唆したんだ?」
非常階段の重いドアを開け、千枝をそこに招き入れた後に花村は聞いた。千枝はハァ?と唸る。
「唆したって何が」
「…あいつ、昨日俺にプロポーズしたぜ」
「ぷ、プロポーズ!?」
千枝は目を見開いた。
「えっプロポーズって、結婚だよね?」
「そうだよ」
「何で雪子がアンタにプロポーズすんのよ!」
「んなの俺が知りてーよ!」
千枝は頭を抱えた。花村の様子からして嘘を言っているようには思えない。
もしかして雪子が今日休むと言った理由はこれなんだろうか。電話で話をした時、休みの理由はハッキリと言わず、体調を崩した訳ではないとだけ答えていた。
だが原因はプロポーズのせいかもしれないと納得したが、それでも何故急にそういうことになったのかは謎であった。
それに千枝は雪子が花村を好きだったこと事態、初めて知った。
(何考えてんのよ…結婚とか、…っあ!)

39:花村×雪子 11
09/03/17 18:00:37 HpDrjg4s

「まさか…」
千枝は昨日の朝の会話を思い出した。雪子はあれをそのまま実行したようだ。
「やっぱお前のせいか!」
「や、うん、そうなるけど…え?つまり、それって…」
(花村が雪子にとっての…)
花村はハァーと息を出した。
「何言ったか知らないけどな、言っていいことと悪いことが
「認めない!」
突然の大声に花村はビクッとなった。
「え?はい?」
「何かの間違いよ!てかアンタ、雪子に何もしてないでしょーね!?」
恐ろしい剣幕で千枝は花村に詰め寄る。花村は思わず後ろに下がった。
「えっと、落ち着いて下さい里中さん」
「手を出してないわよね?」
「…少しだけ、注意を…しました」
「何て?」
「…世の男どもの怖さを少し、体験させる程度ってうぉ!?」
ヒュンッと花村の横を拳が飛んだ。
「ぶっ殺す」
「里中さん落ち着いて!!やってないから!ちょっと触ったぐらいだから!」
「どこを、よ!!」
今度は足が飛んできた。ギリギリでかわし、花村は非常階段を駆け上った。千枝は追い掛ける。
「待てこの野郎!!」
「待てるかー!!」
カンカンカン、という音と一緒に、怒声が響き渡る。音を聞きつけた教師に捕まった二人がこっぴどく叱られたのは、しばらくした後のことだ。


自室の布団の上で雪子はボーっとしていた。昨日の放課後、泣き止んだ後は花村に先に帰るように勧められた。雪子は花村の言葉に甘えて、後の日直の仕事を任せて帰った。
旅館に帰って手伝いをしても、花村のことを考えてしまい不注意でミスを連発してしまった。
これでは仕事の邪魔になるので部屋で休むことにしたが、一夜明ければ、花村に会うのが恥ずかしくなって母にお願いをして学校を休む許可をもらった。
母が何も聞いて来なかったのが救いだった。でも今日だけだと釘を刺されているから、明日は行かなくてはならない。
(明日、大丈夫かな)
真面目な目でジッと見つめる花村を思い出し、雪子は頬を赤らめた。胸の鼓動も早くなる。
(お風呂入ろう…)
雪子は起き上がった。考えていても切りがない。風呂に浸かって落ち着いてみよう。
雪子は風呂の準備をすると、部屋を出て行った。

*終わる
時間できたら続き書く

40:名無しさん@ピンキー
09/03/17 19:39:03 yjND7NdU
仲間同士ってのも良いね。
ヤングライフを満喫させてください。GJ

41:名無しさん@ピンキー
09/03/17 20:05:14 bA6AUnj1
甘酸っぱいなw続き楽しみにしてます

42:名無しさん@ピンキー
09/03/18 18:27:28 Kssj4Ysd
GJ!続きも楽しみにしてる!

43:名無しさん@ピンキー
09/03/22 22:26:20 eDrF2rM2
ほしゅ

44:名無しさん@ピンキー
09/03/23 23:50:44 sU+tJeT4
>>39
初々しいな、ちくしょうw

45:名無しさん@ピンキー
09/03/24 19:11:24 NO1jBSuG
過疎‥

46:名無しさん@ピンキー
09/03/24 19:15:23 UxlRVkHs
そらあんだけ職人追い出せばね・・・・

47:名無しさん@ピンキー
09/03/24 22:06:38 RM353+2m
これが望んだスレの姿なんだよ

48:名無しさん@ピンキー
09/03/25 20:51:06 fqxQ02S0
荒れまくってたあの頃に比べれば過疎の方が断然いいさ
気長にいこうぜ

49:名無しさん@ピンキー
09/03/26 04:15:11 fmFFrd9u
しかし惜しむらくは花村はイマイチなキャラなんだよなもともと原作が
面白味が薄いというか

50:名無しさん@ピンキー
09/03/26 05:37:47 /TXCYw9i
>>47
惜しい

これが君らの望んだアバドン王であり、スレの『将来』なんだよ

ってなってれば、メガテンっぽい書きこみだと思った

51:名無しさん@ピンキー
09/03/27 10:48:06 KAlxV+Z1
後悔先にたたず
逃した魚は大きい
自業自得

荒らしに噛み付く奴もまた荒らしである

52:名無しさん@ピンキー
09/03/27 18:02:11 IXHDRJvJ
だったら蒸し返さないでね


それよりマーガレットの銀髪か白髪かわからん髪にこちょこちょしてもらいたい

53:名無しさん@ピンキー
09/03/27 19:18:07 G9YUaVPg
雪子の黒髪で髪コキしてもらいたい

54:名無しさん@ピンキー
09/03/27 19:24:07 oJ6Lp8oJ
逆に蒸し返しまくるのはどうだろうか
それですっきり精算する事にしてさ
最近の腫れ物に触るようなスレのふいんき(ryは息が詰まる
職人さんも投下しにくくないかね?

55:名無しさん@ピンキー
09/03/27 20:07:47 /nLnP2IM
とりあえず半年ROMれば?

56:名無しさん@ピンキー
09/03/27 20:53:48 IXHDRJvJ
自分が空気悪くしてることに気づくまでROMってろ

髪コキはストレートも非常にいいがウェーブもいいと思うんだ
りせとかあいとかみたいな感じの

57:名無しさん@ピンキー
09/03/27 20:54:55 /nLnP2IM
あの髪にダイブして怒られたい

58:名無しさん@ピンキー
09/04/01 01:36:55 UbXNCJxf
ウェーブのふわふわ
ストレートのさらさら

どちらも実に捨てがたい・・・

59:名無しさん@ピンキー
09/04/03 20:53:06 nDh8nBiv
よっぱ、明日休みなの?

60:名無しさん@ピンキー
09/04/04 09:42:12 Bl49mqA7

足立×テレビとか、そういうのありか?
いやないよな

61:名無しさん@ピンキー
09/04/04 10:04:53 teT+axNL
テレビも悪くないが足立に犯されまくる早紀先輩を是非

62:名無しさん@ピンキー
09/04/04 12:59:02 Bl49mqA7
いいのかwwwwww
先輩だけではなく山野アナもむらかみてるあき並に汁まみれにして欲しい

63:名無しさん@ピンキー
09/04/04 13:21:10 D6cEfH/7
>>60
うちのテレビは雄ばっかだったからイマイチ想像できんが、興味はある。
とりあえず書き込んでみろよ。

64:名無しさん@ピンキー
09/04/04 16:00:54 NMuVDkAl
>>60
新しい自分に目覚める可能性がある
かまわん、続けてくれ


65:名無しさん@ピンキー
09/04/05 11:01:23 TcF2Cf6M
足立「何だ?今日は変な放送やってんなぁ
しかしこの影…微妙に真由美に似てるような」

ジジーッ

足立「しゃぶれよ真由美なんつって」
ズゴゴゴ
足立「うおっ!何だこれは吸い込まれるようだ!激しいよ!激しいよ真由美ー!…うぐおおおっ」ドビュピュシュ




足立「力に気づいたのは偶然だったよ」

66:名無しさん@ピンキー
09/04/05 13:25:39 ZnWG3qjR
>>65
がっかりだよ

67:名無しさん@ピンキー
09/04/05 17:14:59 rsaVroWh
>>65
ふいたwwwwwwwwwwwwww

68:名無しさん@ピンキー
09/04/05 17:22:04 qpbTUNNs
ワロタwww

テレビ×足立っぽいwww

69:名無しさん@ピンキー
09/04/05 18:18:40 b4bpwUvz
足立直斗を無理やり変換すれば?

70:60
09/04/05 19:30:52 rsaVroWh

足立×小西で足立×テレビ
強姦と和姦(?)

相手はテレビだけのつもりだったけど>>61のコメで別のネタが思い浮かんだ。
苦手そうならスルーしてくれ

71:足立×小西×テレビ 1
09/04/05 19:33:49 rsaVroWh

「んーーっんっんっ」
くぐもった声が取調室に響く。声の主の顔は見えない、というのも胸の所までテレビの中に入っているからだ。着ている服から女子高生だと分かる。
その異常な光景を目の前にして、女の傍にピッタリと立っているスーツ姿の男は笑っていた。
男は女の両脚を腕で支えていた。男のズボンと下着は踝にまで下りており、男根は女の膣に差し込まれている。
「ギュウギュウ締めつけて、よっぽど好きなんだね~」
嘲笑が女に降りかかった。
「んっんっんっ」
女は反論しようとしているみたいだ。しかしその口にはボールが詰められており、言葉を防ぎ出すことはできない。
男が念の為に持ってきたものだが、役に立っているようだ。手もネクタイで縛られて自由がきかず、男のされるがままだ。
男は左腕を伸ばしてテレビの中に入れた。女の体が一瞬跳ね上がる。
男の手が制服の下に滑り込み、乱暴に胸を掴んだからだ。指先が固い乳首をこねくり回す。
「生田目なんかより僕の方がいいんじゃないの?」
男は腰を動かす。熱が膨張し、女の中をさらに犯していく。女の呻き声に恐怖や拒絶以外のものが混ざり込む。
徐々に快楽の色を帯びる声は、男を喜ばせた。
「たっぷり、可愛がってあげる」
男は動きを早めた。
もっともっと奥へ、もっともっと深く。
さらなる快楽を貪りたい。男の体は無意識の内に前へ進んでいた。

72:足立×小西×テレビ 2
09/04/05 19:36:02 rsaVroWh

「んんっ!?」
テレビの向こうから切羽詰まったような声が聞こえた。男がその声に違和感を覚える前に、急に下半身の締め付けがなくなった。
「え?」 男は間抜けな声を出す。
目の前にいた女が消えていた。男は呆然としていたが、ハッと思い立ってテレビに顔を突っ込んだ。
テレビは男を拒絶せず、スンナリと中を見させた。男が視線を下に向けると、仰向けに女が倒れているのが見える。
何が起きたのかをすぐに理解した。
「ちょっと、何だよこれ。最悪じゃん」
最後の最後でとんだお預けを喰らってしまった。肉棒はビンビンに膨れ上がっており、熱を解放したがっているのは明らかだった。
女を犯したいが、その為にテレビの中に飛び込む程男は考えなしではなかった。入ったら戻って来れる手段がないどころか、死ぬ危険もある。
男は溜め息を吐く。気が乗らないが、自分で後始末をするしかないようだ。
男の手が熱を掴む前に、ふと気紛れにテレビの中へ入った。手首まで入れてから、引き戻し、また入れる。
その動作を繰り返している間、ブワンブワンと、手はテレビのディスプレイの感触を感じていた。
冷たくて、フワフワしたような、ねっとりとした感覚。
男はテレビから手を離すと性器を掴んだ。そのまま前に進み、それをテレビに近付けた。
テレビは男の頭と同じく、性器も受け入れた。
しかも手で感じていた以上に、肉がディスプレイを穿つ感触は神経を刺激させる。まるで女の手のように、男を包み込む。
男は両手をテレビの上に置き、腰を前後に動かし始めた。
女の膣のようなきつい締め付けはなかったが、今までに味わったことのない奇妙な快感が男を舞い上がらせた。自然に動きも早くなる。
「あっあ、いい、ね」
男は息を荒げた。異常な性行為による背徳感が男をドンドン興奮させる。再び熱が上がっていき肉はさらに膨張した。
「ーーーっっ!」
白い光が男の頭の中で一瞬輝き、電流が走った。下半身も熱を一気に放出し、気怠さが訪れる。男はテレビに体をもたれさせた。
「はぁー、はぁ…」
男はウットリとした表情を浮かべる。奇妙なことになってしまったが、男は満足していた。
「これはいいかも…」
新しい玩具を見つけた子供のように、男は笑うのだった。

73:足立×小西×テレビ
09/04/05 19:38:20 rsaVroWh


堂島は苛ついていた。
上司に小言を喰らったり、外の自動販売機でコーヒーを買おうとしたら小銭を落としてマンホールの穴に入ってしまったりと、些細なことではあるがそういうことが積み重なって苛々が山となっていたからだ。
しかも部下が何処かに消えて今いない。携帯を鳴らしても出なかった。
今日起きたことは全部あいつのせいだ、と理不尽極まりないな怒りをぶつけていた時、戻りました~と気の抜けた声がした。
堂島は振り返ると、やはり視線の先にはヘラヘラと笑う部下がいた。
「どうしたんですか堂島さん。怖い顔して」
その瞬間に堂島の拳が足立の頭を叩いた。
「いったー!何すんでしかぁ」
「仕事中に無断で何処かにいくお前が悪い。ったく…」
堂島はおや、と足立の首もとを見た。
「ネクタイどうしたんだ」
「え?あーこれですか」
足立はニヤニヤと笑う。表情の変化に、堂島は生理的に嫌な印象を抱いた。
「ちょっと、落ちちゃいまして」
「"落とした"んじゃないのか?」
足立は黙って胡散臭い笑みを浮かべた。これ以上触れて欲しくないということなんだろうか。
「…まぁいい。これから外に出るぞ」
はいっと足立は元気よく返事をした。堂島は椅子にかけていた上着を取り、歩き出す。足立が後ろからついてくる足音がした。
足立がどんな表情をしているのか、堂島には見えない。


****終

74:名無しさん@ピンキー
09/04/05 20:01:52 ZnWG3qjR
>>65でがっかりしたが>>71でみなぎってきた。
なんだよ、やれば出来る子じゃないの。

75:60=70
09/04/05 20:05:41 rsaVroWh
>>74
自分は65じゃないぞwwww

76:名無しさん@ピンキー
09/04/05 20:54:03 TcF2Cf6M
キタコレ!!これはGJ!!!!
犯されまくる早紀先輩の御配慮ありがとうございます

しょーもない事書いてすまんかったw

77:名無しさん@ピンキー
09/04/05 20:54:49 ZnWG3qjR
>>75
すまんこw

78:名無しさん@ピンキー
09/04/05 21:59:58 Tvy2kaj/
>>76
おまえかw

二人ともGJ

79:名無しさん@ピンキー
09/04/10 11:16:54 xW8zDwOk
誰も保管作業しないのな

80:名無しさん@ピンキー
09/04/10 19:58:49 G4bgucos
そもそも見てるやついるのか

81:名無しさん@ピンキー
09/04/12 17:46:06 O0CM/VJ1
>>80
ノシ

82:名無しさん@ピンキー
09/04/16 23:07:44 H48C0sll
ほs

83:名無しさん@ピンキー
09/04/16 23:25:25 P7djhH6x
age

84:名無しさん@ピンキー
09/04/17 00:16:58 9fRXN/u8
場をつなぎます。
主千枝です。



85:名無しさん@ピンキー
09/04/17 00:18:15 9fRXN/u8
>3月20日…
>八十神高校屋上…
千枝が膝枕をしてくれている…

千枝「風、気持ちいいね…」
千枝「あたし、春をこうやって体験するの、初めて…」
千枝「でも、この季節も過ぎてっちゃうんだね…」
千枝「キミと一緒に戦って、自分のシャドウと向き合って」
千枝「あたし、少しわかった気がする」
千枝「あたしの探してたもの、守るってなんなのか」
千枝「それは多分、逃げないできちんと考えること、自分と向き合うこと…」
千枝「自分の力が足りないってわかったとき、悔しくなった訳も今ならわかるよ」
千枝「だから、あたし決めたんだ」
千枝「これからもずっと、キミを守りたい、キミの力になりたい…」
千枝「こんなの、きっとあたしじゃなくても出来ることだけど…いいんだ」
主 「泣かないで」
千枝「そうだよね、おかしいよね。せっかく大切なことがわかったのに…」
>遠くから、陽介たちの声が聞こえる…
千枝「みんな…」
>春の陽射しがあたたかい…
>なんだか眠気がしてきた…
千枝「ありがとう…本当に…疲れたでしょ?今はゆっくり休んで!」
千枝「あたしは、ずっと、ここにいるから…」
千枝「みんなとも、すぐに会えるから」
>だんだん眠くなってきた…
千枝「安心して、いつでもそばで、あたしが守るから…」

86:名無しさん@ピンキー
09/04/17 00:19:08 9fRXN/u8
以上です。

87:名無しさん@ピンキー
09/04/17 00:23:22 jLppTu+N
ちょwww

88:名無しさん@ピンキー
09/04/17 00:58:36 +0Mt10R+
バカヤロw

89:名無しさん@ピンキー
09/04/17 03:44:33 5yzHETYd
一行目でオチがまるわかりだろw

90:名無しさん@ピンキー
09/04/17 07:21:19 5niOPuJi
ん?オチとかよくわからん・・・
エロい人教えて

91:名無しさん@ピンキー
09/04/17 08:40:34 vHOQ6KQn
キタロー

エロじゃねーだろ!下ろしたパンツどうしてくれる!

92:名無しさん@ピンキー
09/04/17 18:56:42 qgYnoSSk
>>91
縛ったりせに顔射するんだ

自分もオチが分からないが膝枕は萌える

93:名無しさん@ピンキー
09/04/18 01:02:18 04cIKdMs
3のエンディングを丸々改変しただけというオチ

94:主人公×キツネ
09/04/18 04:40:44 V+S2zv4+
獣姦で強姦注意

**************************


コンコンコンコン。
コンコンココンコンコンコッココン。コンコンココン、コンコン…コンコン。
コン、コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン。
「キツネ…」
コンコンコンコンコンコン。コンコン?
コンコンコンコン。コンコン、コンコンコンコンコッココン。
コンコン?コンコンコッココンココンコンコンコンコン。コンコンコンコンコンコンコンコンコンコン。
「大丈夫、俺に任せて」
コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコッココン。コッココン、コンコン、コン…コン、コンコンコンコンコンコンコンコン。
コッココンココンコンコン。コンコンコンコンコンコンコッココンココンコンコンコンコンコッココンココンコンコン。コンコン!
コン、コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン。
「…ここ、いいんだな」
コンコンコンコン!コンコン、コンコンコンコンココン。
コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコッココン。
コッココン、コンコンコンコンコンコンコンコン。コンコン。
コッココンコンコン。コンコンコンコンコンコンコッココンココンコンコンコンコンコッココンコココン。コンコン。
コンコンコッココン!コンコンコンっっ
「こんなにいやらしく尻尾をふって…いけない子だな」
コッココン!?コンコン…っ コッココンココンコンコン!!
「分かる?濡れているの」
コンっコンっコッーコンコン!コンンンンンンンンンンコンコン!!コンコンココン!!
「指をそんなにくわえ込まないで、あとでもっといいのをやるから」
コンコンコンコン。コンコン…コンコンコンコンコンコン。
コッココンココンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン。
コ、コンコン…コンコン…っ コッココンココンコンコンココンコンコンココンコンコン。
コンコンコッココン。コンコンコッココン…コンコンコッココンココンコンコンコンコン!
コンコンコッココンココンコンコンコンコン。
コンコンコンコンコンコンコンコンコッココン。
「入れるよ」
コッココンココン!コンンンンンンンンンン っ コッコンッココッコンっっ!
ココンコンコンコッココンココン。
コッコンッココッコンコンコンコッココンココン。ココンコンコンコッココン。コッココンココンコンコン。
「全部入ったのわかる?」
コンコンコッココンっ コッコンッココッコン。
ココン?コッココンコンコンコンコンコンコン。
コンコンコンコンコッココンコンコンコンコン。コンコンコンコン。
「動くよ」
コンコンココンコンコンコッココン。コンコンココン、コンコン…コンコン。
コン、コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン。
コッコンッココッコン コッコッコンッン。
コッコっコン!コンンンっっっ コッココンコッコンコココっコン!!!
コッコッコンッンコッコッコンッンコッコンコッココンコッコッコンッン!コンッコンッコンッ
コンッコンッコンッコンッコンッコンッっっっ
「キツ、ネ」
コッコッコンッンコッコッコンッンコッコッコンッンコッココンコッコッコンッン!!
コンッコンッコンッコッコッコンッンコンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン


膝の上に眠るオレンジの毛並みを撫でた。スヤスヤと気持ちよさそうに寝ている。
キツネを見つめる少年の目は穏やかで、優しさを感じさせた。
キツネの耳がピクッと立った。しかしまだ夢から覚めていないようだ。
少年は微笑み、顔をキツネの耳元まで下げた。銀髪とオレンジの毛並みが混ざり合う。
少年の口が言葉を紡いだ。その言葉はキツネにだけ囁かれた。果たして、キツネは夢の中で少年の言葉を聞けただろうか。
静かに眠る表情は、相変わらず気持ちよさそうだ。

95:名無しさん@ピンキー
09/04/18 05:24:28 KmLd6AaG
お前ら俺を笑い殺す気かw

96:名無しさん@ピンキー
09/04/18 07:25:12 tV3S1iOX
>>94
しまった…最高w
ただキツネを男子高校生が強姦してるのって、傍から見てると変態以外の何物でもないなw

97:名無しさん@ピンキー
09/04/21 22:19:55 HqjtNHJs
>>96
何処から見ても間違いなく変態だろ

98:名無しさん@ピンキー
09/04/23 00:33:03 OmJwO0Cu
主人公×千枝を保管庫に投下しました。
前回以上に長くて連投規制くらいそうだったので…すみません。
主人公は相変わらず「月森 孝介」くんです。

99:名無しさん@ピンキー
09/04/23 19:48:30 J7HBZ6FX
思ったのですが
P4の主人公が女で、ヒロイン勢が男の場合
コミュをマックスまであげると主人公はビッチということになってしまうのでしょうか

100:名無しさん@ピンキー
09/04/23 21:21:18 BL4sqHpz
そうなるな

101:名無しさん@ピンキー
09/04/23 21:31:22 rBZkZqtE
>>98 GJ!!

102:名無しさん@ピンキー
09/04/24 15:03:32 hYTYVGdy
もう、誰も見てない。

103:名無しさん@ピンキー
09/04/24 16:12:05 d1/ddxji
P1P2はスレちだっけ、ここ

104:名無しさん@ピンキー
09/04/24 16:36:21 UjAlhXMR
>>103
スレタイを見るぞよ。「総合」と書いてある。例外はライドウのみ。

105:名無しさん@ピンキー
09/04/24 20:51:01 dW0HKcu0
>>98
ニヤニヤがとまらん
GJ!


人少なくなったな(´・ω・)

106:名無しさん@ピンキー
09/04/24 21:32:12 82rwOhUY
ここやらに張り付いて荒らしてた奴はとっくに飽きて
他のジャンル荒らしてるんだろうな・・・

107:名無しさん@ピンキー
09/04/24 21:46:12 irBCTgD7
>>104
ライドウはこっちじゃないよ?

108:名無しさん@ピンキー
09/04/24 22:19:07 UjAlhXMR
>>107 「例外」とは「ライドウは別スレだよ」という意味で書いた。勘違いさせてごめんね。

109:名無しさん@ピンキー
09/04/25 01:18:57 cqQFmf+e
いや、普通にあんな突込みが出たことにびっくりした
あの文章からなんで誤読したのか

110:名無しさん@ピンキー
09/04/25 04:15:40 lSX8LCjp
つか何でライドウ?

111:名無しさん@ピンキー
09/04/26 10:00:06 yfG1tvdJ
>>105
保管庫の観覧数は普通に伸びてるから
単にこのスレを見なくなったってことなんだろうな。
まあ前スレとか見てればその気持ちわからんこともないが

112:名無しさん@ピンキー
09/04/26 13:41:42 HFkI8NOL
どこも荒れてる時期だから晒し首にされたんだとは思うが
前のアレ見たら流石に引くわなー


113:名無しさん@ピンキー
09/04/26 13:57:19 lDLNCox0
前スレだけでなく前々スレやらでも既にそうなってた気が

114:名無しさん@ピンキー
09/04/26 16:48:44 HFkI8NOL
投下激減して削除が増えた分1作品を見る数が増えたんだろうな・・・かなり皮肉な話だけど

115:名無しさん@ピンキー
09/04/26 20:09:48 kqdxM7qb
URLリンク(www.youtube.com)
これどうぞ・・・

116:名無しさん@ピンキー
09/04/27 15:11:38 Zz5krhWr
保守

117:名無しさん@ピンキー
09/04/27 23:44:42 4B9ORtKm
>>98の千枝は番長が帰ったあとは自家発電にいそしんでそう

118:名無しさん@ピンキー
09/04/29 18:16:35 3sFQ+FHj
本当に廃墟になったな・・・・・・・・・・・・・

119:名無しさん@ピンキー
09/04/29 21:49:17 BX3WOkrV
P4フェスさえ出ればあるいは……。

120:名無しさん@ピンキー
09/04/30 01:30:25 c4SO0Hcf
燃料あっても出てった職人は帰って来ないってな

121:名無しさん@ピンキー
09/04/30 01:49:45 TxMunVLW
出てった職人ってどんだけ居たっけ?
堂島直斗と足立直斗は流石に覚えてるが

122:名無しさん@ピンキー
09/04/30 07:59:41 UPgjjAqY
これだけ書いてないんだから残ってる方を数えた方が早いし
一々名前出すから他の書き手も二度と現れないんだよ

123:名無しさん@ピンキー
09/04/30 08:06:45 0DlorMxA
まぁもうなったことは仕方ない。
他の職人の作品をゆっくり待つ。
とりあえず場つなぎに。

■直斗の一人遊び
■直斗→りせ
■影と対峙する前

124:直斗 1
09/04/30 08:12:52 0DlorMxA
何故女に生まれてしまったのか。こんなにも男であることを切望しているのに、神は残酷だ。無慈悲だ。…ただ無力なだけかもしれない。
「…………っぅ」
下半身の熱が全身のあらゆる所を巡る。毛穴が開き、そこから出た汗がシーツにしっとりと染み付く。
薄く開いた目の先には硬くなった胸の突起が見えた。決して小さくはない乳房。それだけでも自分が女であることを嫌でも思い知らす。
いらない。必要ない。捨てたい。
「……あっ」
膣の入り口の周りを弄っていた指先が滑って中に入った。一瞬の鋭い痛みの後に膣が指を締め付けた。もっと、もっと欲しいと、求めている。
けれどもそこから指を離した。本当に求めているものはこういうものではない。
指は茂みの中へ進んだ。大事に隠されているものをすぐに見つけ、親指と人差し指で摘んだ。
「………っ」
いつも通りの甘美な痺れが訪れる。摘んだものをクイッと引っ張った。
それはいつも通りほんの少ししか伸びない。そしていつも通り、そこで熱が少し冷めた。
しかし一度火照った体を慰めるために、いつも通りに突起を揉み始める。
女性の体にも小さいながらも男性の性器と似たものがある。しかしあまりにも小さい女性の性器は挿入には全く向いていない。
尿を排泄するか、こうやって刺激して快楽を得るくらいにしか使い道がない。男性であった場合でもそれは変わらない。
ただ膣に入れられるかそうでないか、という違いだけだ。
汚らわしい、と思う。しかしその汚らわしい行為に走っている己は何と説得力のないことか!
この行為の最中に想いを寄せるあの人に対して何て失礼なことか!
あのかわいらしい後ろ姿、揺れる髪、イタズラっ子のような目、笑った顔、そして、
"直斗君"
「…………っっ!」
頭の中に響いた声に興奮して突起を思わず強く揉んでしまった。
背は彼女よりも小さいが、彼女のあの声で名前を呼ばれると、男になったような気がする。
だから名前を呼ばれるのは好きだった。もっと呼んで欲しかった。

125:直斗 2
09/04/30 08:15:42 0DlorMxA
乳房の先にも熱さが集まる。触って欲しそうにビンビンと立っていた。
しかしこの汚れた行為の中で乳房に触れたことはなかった。触ろうとも思わなかった。
視覚だけでもこの体が女であるという嫌悪感に苛まれるというのに、自ら女であることを認めるようなことは決してしたくはなかった。
じくり、と胸の痛みが疼き出した。昔に一度、この胸を切り取ろうとしたことがある。
その時はあまりの激痛で失神し、目覚めた時は病室のベッドに横たわっていた。その後こっぴどく叱られ、泣かれ、二度としないと誓った。
今はその傷の痕はすっかりなくなっている。
しかし、ずっと残っていたら女の体であることを否定する証となっていたと思うと、時折あの激痛を思い出すように記憶にある傷痕を指でなぞっていた。
胸の肌は生まれたてのように白いが、その裏側に醜い傷痕を隠している。この行為の最中には必ずその傷痕が痛んだ。
"あ…あ、直斗君…"
彼女が一糸纏わぬ姿で、華奢な体を火照らせて、熱っぽい目で、不安そうに見上げてくる。
大丈夫だよ、と彼女に言った声は大人のように低い声で、彼女を抱き締めた腕も細くない。
彼女は安心した顔になり、照れ臭そうに笑う。彼女に少しずつ重なり、はちきれそうな性器を彼女の膣にあてる。
その瞬間、かわいい声が鳴る。あまりにかわいくてそのまま入れていくと、彼女が涙目になる。
いやいや、と首を振る仕草の意味を知っている。もっと欲しがっているということ。
好きだよ。そう耳元で囁いて首筋にキスをすると彼女は歌うような声を出す。あぁ、かわいい。
奥まで入れると腰を動かし始めた。
"あっ、やっ、なお、あぁっ"
涙をポロポロと出してまるで宝石みたいだ。宝石を舐めとると彼女が顔を上げてきて、唇を重ねる。甘く、柔らかい。
彼女の胸を優しく触る。フワフワとしていて、触り心地が良い。彼女の胸はかわいくて好きだ。それ以上に彼女が好きだ。
腰の動きを早める。そろそろ一緒にイキたい。彼女がさらに乱れて、いやらしくなって、もっとかわいくなる。
"なっお、とっなお、あっ"
世界が白く輝く。眩しくて目をつぶった。彼女の顔が見えない。代わりに声を振り絞って呼んだ。
「り、せ」

126:直斗 3
09/04/30 08:16:42 0DlorMxA



汚らわしい。汚らわしい。
その単語が幾度も頭の中で繰り返される。汚らわしい。
熱いシャワーで体を洗い流す。少し高い温度の湯に痛みを覚えるが、温度を下げようとは思わなかった。
あの汚れた行為をした後は酷い嫌悪感と罪悪感に打たれる。少しでも和らげたくて自ら熱いシャワーを浴びるが、結局その程度の罰しか自らに課せることしかできない。
また周りを悲しませるぐらいに自分を傷つけようとするのが分かるから、何もできない。
何か罰があれば少しは救われるだろう。何もないからこそ苦しい。もしかしたら、これこそ、罰なのかもしれない。
「無様だ」
そう呟いてシャワーを止めた。
体を拭いて寝間着をつける。シャワー室を出るとベッドが見えた。
部屋にトイレとバスが備えられているので、あの汚れた行為の後だと誰にも会いたくないから、この設備は有り難かった。
タオルで頭を拭きながらベッドへ向かい、パタンと倒れる。
彼女が、りせが自分の想いを知ったら何と思うのだろう。軽蔑するだろうか。軽蔑してくれたら、いいのに。
隣にあるテーブルの時計をセットした。明日も学校だ。またりせと会える。
あのかわいらしい笑顔で名前を呼んでくれるだろうか。それでまた性欲に駆られてしまいそうだ。
自然と溜め息が零れる。それから瞼を閉じた。
夢で会えたらいいのに。直斗はそう願いながら、深い眠りに落ちた。

127:直斗 3
09/04/30 08:18:21 0DlorMxA


汚らわしい。汚らわしい。
その単語が幾度も頭の中で繰り返される。汚らわしい。
熱いシャワーで体を洗い流す。
少し高い温度の湯に痛みを覚えるが、温度を下げようとは思わなかった。
あの汚れた行為をした後は酷い嫌悪感と罪悪感に打たれる。
少しでも和らげたくて自ら熱いシャワーを浴びるが、結局その程度の罰しか自らに課せることしかできない。
また周りを悲しませるぐらいに自分を傷つけようとするのが分かるから、何もできない。
何か罰があれば少しは救われるだろう。何もないからこそ苦しい。もしかしたら、これこそ、罰なのかもしれない。
「無様だ」
そう呟いてシャワーを止めた。
体を拭いて寝間着をつける。シャワー室を出るとベッドが見えた。
部屋にトイレとバスが備えられているので、あの汚れた行為の後だと誰にも会いたくないから、この設備は有り難かった。
タオルで頭を拭きながらベッドへ向かい、パタンと倒れる。
彼女が、りせが自分の想いを知ったら何と思うのだろう。軽蔑するだろうか。軽蔑してくれたら、いいのに。
隣にあるテーブルの時計をセットした。明日も学校だ。またりせと会える。
あのかわいらしい笑顔で名前を呼んでくれるだろうか。それでまた性欲に駆られてしまいそうだ。
自然と溜め息が零れる。それから瞼を閉じた。
夢で会えたらいいのに。直斗はそう願いながら、深い眠りに落ちた。

128:名無しさん@ピンキー
09/04/30 08:19:29 0DlorMxA
すまない、>>124-126で終わりだ

129:名無しさん@ピンキー
09/05/01 01:01:16 eK6728pM
直斗もりせもかわいいよ!
ごちそうさま!

130:名無しさん@ピンキー
09/05/01 19:09:48 wn9JPYt2
>>117
そのあたりはまた書いていくつもりですが
付き合う前はこんな感じです

131:名無しさん@ピンキー
09/05/01 19:10:39 wn9JPYt2
「今度キミの家に連れてっちゃおうかな~…」
雪子を守りたい、って思ったきっかけになったあたしの家のムク。
この前、月森くんと特訓した時についつい言っちゃったけど
後から思い出すとすごく恥ずかしいこと言ったと思う。
確かに月森くんの家には一度行ったことがある。
あの時は何とも思わなかったのに…何だろうこの気持ち…

…昼休み…
お弁当も食べ終わって、午後の授業が始まるまで後少し。
「あ~午後の授業ってほんっとダルいよね~!」
あたしは体を伸ばして心の底から叫ぶ。
「お前はいつもダルがってるだろうが!」
「うっさいなー花村!…ってあれ?月森くんは?」
隣の席に月森くんがいない。もう午後の授業が始まるのに。
「昼休みに海老原さんと学校から出て行くの見たぞ。サボッてんじゃねーの。」
海老原さん…って確かサッカー部のマネージャーの人だっけ。
この前、愛家に月森くんとご飯を食べに行った時に聞いた話を思い出す。
それよりも月森くんがサボリ!?しかも女の子と…
「どうした里中、心配してんのか?メールでもしてみりゃいいじゃん。」
「い、いやいいって!ほ、ほら、鞄も置いてあるしすぐ帰ってくるだろうからさ!ね!」
何だか胸が痛くなってくる。どうしたんだろうあたし…
「千枝、先生来てるよ…」
雪子の言葉であたしは我に返る。
「ご、ごめん雪子!」
午後の授業が始まった。
あたしは自分の気持ちが分からないまま月森くんが帰ってくるのを待つ。
授業の内容なんて全然頭に入らない。

月森くんは…放課後になるまで帰って来なかった。

132:キミが見れない2
09/05/01 19:11:21 wn9JPYt2
…放課後…
雪子は旅館のお手伝い、花村はバイトでもう下校しちゃった。
帰ってきた月森くんは…疲れた顔をしている。
「お、お~す!月森くんが授業サボるなんて珍しいじゃん!どこ行ってたの?」
なんかしゃべりづらい…な…なんでだろう…
「ちょっと沖奈まで」
結構遠くまで行ったんだ…
「モロキンに見つかったら停学になっちゃうよ~気をつけないと!」
「次からね」
落ち着いてるな、月森くん…
「誰かと一緒に行ったの?」
あたし知ってるのに…何で聞いてるんだろう…
「マネージャーの海老原さんとだけど?」
やっぱり、そうなんだ。
「花村が色々言ってたよ~あいつに変な噂流されないように気をつけないとね。」
「うん、気をつける。」
月森くんがニッコリ微笑む。
彼の笑顔にあたしは少し安心した。
でも、あたしのこの気持ちは…

「今日は特訓どうする?」
「ご、ごめんあたし今日は用事があるから!」
何で…何で断ってるのあたし…
「そっか、じゃあまた今度」
月森くんが残念そうな顔してる。そんな顔、しないで…
「う、うん。まったね~」
あたしは急いで教室を後にする。なんだかキミの顔が見れないから…

133:キミが見れない3
09/05/01 19:12:18 wn9JPYt2
……

帰ってきたあたしはそのまま布団に飛び込んだ。
今日の事を考えると胸が苦しくなる。
花村と違って落ち着いてて、周りに色んな人が集まる月森くん。
そんな月森くんがあたしのことなんか仲間としか思ってないってわかってる。
それに…月森くんには、雪子みたいな女のあたしでも守りたくなるような
女の人が相応しい、って思うんだ。

でも…あたしだって…

キミの顔が思い浮かぶと、あたしの体がすごく熱くなっているのがわかった。
全然大きくない、胸。
手を伸ばしてセーラー服の上からそっと手を触れると…
「あっ…!」
自分でも想像してなかった刺激で、思わず声が漏れる。
(こんなこと、しちゃダメ、月森くんの事を想像しながらなんて…!)
そう、思っていても止められなかった。

134:キミが見れない4
09/05/01 19:13:06 wn9JPYt2
今度はセーラー服の下…ブラを外して直接触れる。
「ひう…!」
体が痺れるような感覚が走って、思わずあたしは口を塞いだ。
(や…おかあさんがきちゃう…!)
少しずつ自分の気持ちが焦りだしても、自分の意思で止めることができなかった。
口を塞ぎながら、自分の乳首を弄ってみる。
…月森くんのことを思いながら。
一緒に愛家に行った時に見せてくれた優しい横顔。
虫が苦手だって言った時に「可愛いよ。」って言ってくれた彼の声。
一緒に修行した時に触れた、彼の体。
ダメだと思っても、彼と過ごした時間を思い出すことが
あたしの体を熱くする。

固くなってしまった乳首をから手を離して今度は…
一番熱を持っている場所にあたしの手が向かった。
(だめ、だめだよ…)
意思に反して、あたしの手はスパッツの上から…自分の大事なところに触れる。
くちゅ…と湿った音がして、自分への嫌悪がさらに強くなっていく。
「月…森…くん…!」
堪えられなくなって彼の名前を呼んでしまう。
そんな最低なあたしの指は…スパッツの中に向かっていた。

135:キミが見れない5
09/05/01 19:14:00 wn9JPYt2
(な、なにこれぇ…)
見なくても、糸が引いてるのがわかるくらい湿った自分の女の子の部分。
それに…あたしの乳首よりも固くなっている…ところ。
こんなことになってしまうのが初めてだったあたしは…
そのままその部分に触れてみた。
「ああう!」
口を押さえても漏れてしまう声に、汗も噴き出してくる。
これ以上のことはしてはいけないとわかっていても…止められない。
あたしは…彼の事を思いながらもう一度触れた。
「は…う!」
さっきよりも激しい刺激が体を襲って、精一杯我慢する。
そこを弄りながら、絶対に呼んではいけない名前を
あたしは無意識のうちに叫んでいた。
「孝…介…くん!」
彼の事が好きでも、あたしが呼んではいけない名前。
彼を思い浮かべて、彼の名前を叫びながらそこをつねった瞬間
あたしの意識は真っ白になっていく…

136:キミが見れない6
09/05/01 19:18:07 wn9JPYt2
……

目が覚めてから、あたしは自分の顔を両手で覆った。
どんなに涙を拭っても、止まらないから…
あたしにあんなに優しくしてくれる彼を汚してしまった自分が
とてつもなく嫌になる。

「ごめ…んね…月森くん…」

もうキミの事見れないよ…あんなに近いところにいるのに…
学校に行くのがつらくなる。
もうあたしなんて、キミと一緒にいちゃダメ…
涙であたしの顔がどんどんグシャグシャになっても
拭おうとする気力が起きなかった。

でも、あたしだって…
こんな卑怯で最低なあたしだって…
キミのことを守りたい、守りたいんだよ…


137:名無しさん@ピンキー
09/05/01 19:19:09 wn9JPYt2
以上です。

138:名無しさん@ピンキー
09/05/01 21:02:20 /uxy1VVG
空前の自慰ブーム到来

139:名無しさん@ピンキー
09/05/01 23:47:44 nD0ke/Fz
雪子が自慰をする時にタイツを脱ぐことは許さない。絶対に絶対にだ。

140:名無しさん@ピンキー
09/05/02 01:53:15 aX9CYhlF
りせは確実に道具派だろうな

141:名無しさん@ピンキー
09/05/02 10:08:02 q8j7hvX0
小西弟×姉が見たい

142:名無しさん@ピンキー
09/05/02 12:19:39 RE8Q8BoA
>>140
ピンクローターを事務所の先輩から貰っちゃったか

143:名無しさん@ピンキー
09/05/02 12:24:29 NCfmve4U
>>141
髪の毛が触手になるのか

144:名無しさん@ピンキー
09/05/02 14:35:10 AdCemsxr
>>143
触手やめろww

145:名無しさん@ピンキー
09/05/03 16:38:24 h9Fw7SDZ
自慰スポットと聞いて

146:名無しさん@ピンキー
09/05/03 19:54:49 WARcU7v5
だれ
うま

147:名無しさん@ピンキー
09/05/03 20:25:38 +PSph6sJ
かゆ うま

148:名無しさん@ピンキー
09/05/03 23:34:33 TUTm5Dwn
これが本当の自慰ショック
( ´w`)ナンチテ

149:名無しさん@ピンキー
09/05/04 06:27:26 f6I9ZT44
>>148
エロパロ板にまで…帰りますよ
[ー。ー]つ<<<< ´w`)

150:名無しさん@ピンキー
09/05/04 21:15:51 nbNN2rQS
流れを読まないですいませんが、P3で書いてみました。文才ありませんけど・・・
P3は最近やり始めて、フェスのエピソードアイギスが終わった時に考えたこうであったらよかったな、と思った妄想物語です。
主人公の名前は、漫画と同じで『有里 湊』にします。ゲームもその名前でやっていました。物語は、コロッセオで仲間同士争っているあたりからです。主観は変わったりして読み難いかもしれません。
色々、おかしいだろこれ、と思うことがあるかもしれませんがスルーしてください。エロはあまり無いです。
読んだ感想などあればありがたいです。


151:もうひとつの未来(あす)1
09/05/04 21:18:07 nbNN2rQS
『もうひとつの未来(あす)』



有里湊が暗闇の空間に扉のようなものに縛り付けられていた。湊には見えるはずのない目にある光景が見えてきた。

何故、こうなってしまった?

影時間は消えた。タルタロスも存在しなくなった。僕のすべてを捧げて・・・・命を失ってもよかった・・・・これでもう、仲間たちが傷つくことはない・・・僕は守りたい人達を守ることができた・・・・だから、これでいい・・・・荒垣さんもこんな気持ちだったのかな・・・

何故、こんなことに?

記憶を失っても思い出して、約束を果たしてくれた大切な仲間たち・・・本当に大切でかけがえのない仲間たちが・・・・

何故、傷ついている?
何故、血を流している?
何故、叫んでいる?
何故?何故?

湊がそう思った瞬間、全身に激痛が走った。湊の体を禍々しく黒い巨大な手が握り締めてきたのだ。湊はその痛みを無視して考える。

何故・・・大切な仲間たちが・・・仲間同士で争い合っている!?


152:もうひとつの未来(あす)2
09/05/04 21:20:56 nbNN2rQS
有里湊が亡くなって数日が過ぎさった。湊の死は、桐条グループによって隠蔽され、月光館学園を転校したことになった。
真実を知らない湊の学友たちは、挨拶もなしに居なくなった湊に対して無関心な者もいたが、湊と交流があり、強い絆を持つものは深く悲しんだ。
湊に好意を持っている少女、伏見千尋は学校の屋上から飛び降り自殺までしようとして、先生や生徒に止められた事が起こったりして騒動になった。
湊が消えることは誰も想像できないことだった。


153:もうひとつの未来(あす)3
09/05/04 21:21:58 nbNN2rQS
恋しい・・・愛おしい・・・私の心が有里君を求めている・・・私の体が有里君を感じたくて疼く・・・こんな時の私は、自分を静める術をひとつしか知らない。
「有・・里君・・・」
そう呟き、岳羽ゆかりは自室で上半身を裸にして、自分の手を湊の手と思い込み、敏感な胸と秘所を擦る。
「・・・・っ!」
自分を自分で慰める・・・こんなことしかできない私が嫌になる。
「あ・・・ふぁ・・・」
それでも私は、止める事ができない。
「・・・はぅううううっ!」
早く終わらせようとゆかりは、尖った乳首を弄り回し、自分の大事なところに指を二本使い出し入れする。愛液が溢れ出てくる。
たりない・・・ぜんぜんたりない・・・有里君のじゃないと満たされないよ・・・
「有里君・・・有里くぅん・・・!」
ゆかりは、湊と交わった時のことを思い出す。
「は・・う!・・・・あの時みたいに・・・ふぅああっ・・・・あんっ・・・私をめちゃくちゃにしてぇぇ!!」
限界が近づいてきたゆかりは、動きを激しくする。
「あっあっイクッ!ふあぁぁあああぁあっ!!」
ゆかりは絶頂に体を痙攣させ、自分の体を強く抱きしめた。まるで誰かに抱きしめられているように。
「・・・・・有里君・・・」
私は、居るはずのない彼に手を伸ばす・・・この手の先に有里君がいるようなきがした・・・

呼吸が落ち着いてきた私は、ある少女の言葉を思い出した・・・・生徒会の会計やってる伏見さんだったかな?・・・・私は、彼女が自殺しようとした時に言っていた言葉を思い出す。

『離してください!・・・有里さんが!有里さんが居ないのに・・・!私が生きてる意味も理由もありません!有里さんが居ないと私は生きていけないんです!!』

彼女は抑えられながら、ずっと『有里さんが居ないと生きていけない』と泣き叫んでいた。まるで有里君がこの世に居ないのが分かっているみたいだった。
今は、彼女は落ち着いて学校に来ているけど・・・いまにも死のうと思っている顔をしている。
私も同じ顔してるかも・・・・
「・・・私・・・何の為に生きているんだろ・・・?」
有里君のことを考えながら・・・私の意識は真っ白になっていく。
瞳を閉じたゆかりの頬に涙が流れる。


154:もうひとつの未来(あす)4
09/05/04 21:22:50 nbNN2rQS
コロッセオの中心にアイギスを囲むように炎となっていた者がもとに戻っていく
ゆかりの意識が戻ると目の前に、アイギスがいた。
そうだ・・・私は、アイギスに負たんだった
さっきまでのは夢みたいなものだったんだ・・・現実でも夢でも変わらないんだ私・・・でも・・・絶対にこの鍵を手に入れる・・・!約束を破ってでも・・・有里君を救うために・・・!


155:もうひとつの未来(あす)5
09/05/04 21:24:41 nbNN2rQS
私は何を得たのでしょう・・・皆さんと争ってまで手に入れたこの鍵を私はどうしたら・・・
アイギスは自分の手の中にある鍵を見つめる。
「アイギス!その鍵を渡して・・・!あんた、鍵の使い道考えてないんでしょ!」
ゆかりは、アイギスを睨みつけ鍵を取ろうと手を伸ばす。
ゆかりさんの言葉が、私の心に響く・・・私には心がないのにそう感じる・・・答えを出せない私よりも・・・ゆかりさんは湊さんに会いたい、救いたいとはっきり断言した。
私もゆかりさんと同じのはず・・・でも、あの時私たちが何も出来なかったのも事実・・・
湊さん・・・教えてください・・・私はどうすればいいですか・・・私は、湊さんに何も出来ないで・・・湊さんに何があったのかも知らずに・・・・
「その鍵は姉さんにしか使えません。あなたが使おうとしても何も起こりません。」
メティスの言葉に、ゆかりの動きが止まりその場に崩れ落ちた。
アイギスはその様子を見ながら、ある疑問が出てきた。
私たちは何も知らない・・・湊さんに何があったのか・・・湊さんがあの時何をしたのか・・・
アイギスはゆかりに視線を向ける。
「ゆかりさん!」
「何・・・アイギス・・・」
弱弱しい返事だが、その声には敵意がこめられている。
「私の答えが決まりました・・・!」
「・・・よかったわね・・・早く鍵を使って玄関の扉開ければいいじゃない!」
ゆかりは、涙目になり叫ぶ。
「ゆかりさん・・・・私が開けるのは、玄関の扉ではありません・・・」
アイギスの言葉に真田明彦と天田乾が反論する。
「アイギス!お前まで過去をやり直すと考えているのか!?」
「やり直したくてもできないのが過去なんです・・・過去は変えることは出来ないんです!」
アイギスはこの場にいる全員に目を向けた。
「私たちは、過去、未来よりも・・・今、知らなければならないことがあります。」
伊織順平が首を傾げる。
「今、知らなきゃいけないこと・・・?」
「はい・・・湊さんがあの時何をしたのか、私たちは知りません・・・だから確かめたいんです。」
全員、アイギスの言葉に何と言っていいのか困惑していたが、桐条美鶴が言葉を出した。
「・・・しかし、確かめるにしても、どうすればいい・・・?」
「外へ繋がる扉は、湊さんの部屋と玄関だけではありません。」
「他の扉があるってことなの?でも他の扉って・・・!もしかして!」
山岸風花が何かに気づいた。
「ワン!」
コロマルも気づいたようだ。
「・・・・ポロ二アモールに通じる扉です。」


156:名無しさん@ピンキー
09/05/04 21:26:58 nbNN2rQS
続きますが、ひとまずここで書き終えます。

157:名無しさん@ピンキー
09/05/05 07:12:40 MymiDPBV
上げてる時点で読む気しない

158:名無しさん@ピンキー
09/05/05 08:35:35 SLq4uB/H
>>156
sage注意な

4しかやったことないけど続き読みたくなった!待ってるな!

それにしてもまた自慰wwwwwwwwwwww

159:名無しさん@ピンキー
09/05/05 09:08:38 elFRmvlo
女の子の自慰をジーと見つめる
( ´w`)ナンチテ

160:名無しさん@ピンキー
09/05/05 11:16:14 DjwDNG4I
>>159
さっさと、帰りますよ。

[ー。ー]つ<<<< ´w`)


161:名無しさん@ピンキー
09/05/06 11:20:26 syBBIoYV
女の子の好きな人を想いながらの自慰ってエロ哀しくて好きだ。

162:名無しさん@ピンキー
09/05/07 12:49:11 PslwA7q9
やったなお前ら。P5がPS3で出るみたいだな。だが、その前にPS2でP4フェスを出してほしい。

163:名無しさん@ピンキー
09/05/07 14:32:36 8GDHWHGn
確定でもない情報書いて回るのやめたほうがいいよ

164:名無しさん@ピンキー
09/05/07 14:42:36 McNuxUtY
>>162
海外のゲームサイトやゲーム雑誌って、ソースの無い嘘の情報を平気で掲載するゲハ以下なのがデフォだと知ってる上での発言か?

しかもあれ、和訳したら「ソニーがアトラスにペルソナ5をPS3で出して、と頼んだ噂があるよ。ソースはないけど」だぞw

165:名無しさん@ピンキー
09/05/07 17:52:24 PslwA7q9
ごめんね、確定でもないのに書き込んで。でも一つだけ、書いて回っているのは俺じゃないよ。


166:名無しさん@ピンキー
09/05/07 19:10:47 cRcYULYh
以下ホラ吹きはほっといて俺が自慰

167:名無しさん@ピンキー
09/05/08 17:30:58 UhkCzyxc
過去ログが見れたので前スレと前々スレ見たけど…すごいw
今の流れでも平和に見える
それはそうとGJです

168:名無しさん@ピンキー
09/05/08 17:44:41 UhkCzyxc
ついでに保管しておきました

169:名無しさん@ピンキー
09/05/09 08:23:05 pz8ja2rJ
平和が一番ってことだな。
保管乙

170:名無しさん@ピンキー
09/05/09 18:00:42 pz8ja2rJ
あれ、保管に新しいのあるww
主千枝は割とどんな内容でもおいしいな。甘いのが一番だが。GJ!

171:名無しさん@ピンキー
09/05/10 20:53:43 gvugo3B2
もうひとつの未来(あす)の続き書きます。

172:もうひとつの未来(あす)6
09/05/10 20:55:40 gvugo3B2
現実と夢の狭間に存在するベルベットルーム。
そこに、目を閉じ、椅子に座っているイゴールと、立ちながらペルソナ全書を見ているエリザベスが居た。
エリザゲスが愛おしそうに、ペルソナ全書のペルソナカードに触れる。
湊様の力の結晶はわたくしの元にあるというのに・・・湊様もう、わたくしの元へは訪れないのでしょうか・・・・寂しいという感情はこれなのですね・・・
ペルソナ全書をめくり次のページを開くエリザベス。
わたくしは、湊様と出会い・・・変わりました・・・湊様が成長することが喜ばしいと感じました・・・湊様と同じ時を過ごすことが楽しいと感じました・・・
エリザベスの頬が少し赤くなる。
エリザゲスは湊の部屋を訪れたときのことを思い出した。


173:もうひとつの未来(あす)7
09/05/10 20:56:26 gvugo3B2
わたくしが、湊様の部屋を訪れたらそこにいるのはお互いを求め合う男と女・・・
舌同士が擦り合うように舐め合う。
「あん・・・・・んちゅ・・・・ふぇれろ・・・・んちゅ」
湊の股間はズボンの上からでもわかるぐらい張っていた。
「わたくしに・・・させて・・・下さい。」
ズボンを脱がすと膨れあがった陰茎が飛び足してきた。
「失礼します。」
エリザベスは飲み込むように咥えた。
「こうすれば・・・んちゅ・・・・じゅぽっ・・・・よいで・・・ございますか?」
湊は我慢出来ずにエリザベスの口の中で射精してしまった。
「んんんっ!!!」
エリザベスはなんのこともなく全部ごくごくと飲み干していく。
「んぱっ・・・・」
唇から精液が垂れる顔で微笑むエリザベス。そして両足を開き、秘所を見せつける。
「わたくしを、湊様で満たしてください。」
エリザベスの声に促されるように、湊は自らを中へと押し込んでいく。
「はあんっ・・・すごいですわ・・・・・こんなに・・・・・あんっ・・・・・あなたを感じることが出来るなんて!!」
湊はゆっくりと腰を動かす。
「ふぁあっ・・・んんっ・・・・あんっ・・・」
ゆさゆさと揺さぶられ、大きな胸も同じように動く。
「あなたは気持ちいいですか?・・・・・んはっ・・・・・私はいかがですか?」
湊は何も言わずに口づけをした。口を吸いながら喘ぐ。キタローは込み上げる絶頂を感じてさらに腰を素早く動かしていく。
「あんっ・・・・んんっ!!・・・んうっ!!」
エリザベスも察したのかただ湊を受け止めようとしがみつく。そんな時に絶頂は来た。
「んああああぁあああっつ!!!!」
エリザベスは大声を発しながら、中に出された精液を感じた。
湊とエリザベスはお互いを見つめあい、最後に優しい口づけをしたのだった。


174:もうひとつの未来(あす)8
09/05/10 20:57:13 gvugo3B2
湊様と契りを交わした時・・・・わたくしはとても幸福で、湊様に満たされました・・・
エリザベスがペルソナ全書を閉じる。
そして・・・湊さまは、力を管理するわたくしに見事に勝利しました・・・
エリザベスが、目を閉じた。
・・・もうわたくしに出来ることはないのでしょうか・・・湊様のお仲間のように・・・
瞼を開いたエリザベスの瞳には、決意が秘めていた。
わたくしも、湊様のためにやらなければならないことがあるはずです!
エリザベスは、イゴールの正面に移動し話しかける。
「イゴール様・・・お伺いしたいことが」
「お行きなさい・・・エリザベス・・・」
イゴールがエリザベスの言葉を遮った。
「お前が望んだことならば・・・・」
イゴールが眼を開け、エリザベスを見据える。
「・・・お行きなさい。」
エリザベスは少し驚いた表情をしたが、イゴールに向かって頭を下げた。
「ありがとうございます・・・イゴール様。」
多くを語らないイゴールに、感謝の言葉を述べるエリザベス。
ペルソナ全書を抱え、ベルベットルームの扉に手をかけた。
「・・・行ってまいります・・・」
エリザベスの背をイゴールは無言で見送った。

湊様・・・待っていてください・・・今度はわたくしが、湊様の元へ参ります。


175:もうひとつの未来(あす)9
09/05/10 20:59:06 gvugo3B2
時の狭間の最深部でそれは起きていた。

やめろ

湊は目の前の化け物『エレボス』を見る。

僕に向かって来い!・・・仲間を傷つけるな!

エレボスは、アイギスたちに向かって拳を振り下ろす。
アイギスたちは苦戦している。

どうして、僕なんかのためにこんなところまで来てしまったんだ・・・!

湊は仲間たちがここまで来る一部始終を見ていた。

僕は何も出来ないのか!・・・ここで縛り付けられて・・・傷ついている仲間たちを見ることしか!

「きゃぁぁぁぁ!!」
ゆかりが吹き飛ばされた。
「!・・ゆかりさんっ!」
「大丈夫か!ゆかりッチ!」
よろよろと立ち上がるゆかり。
「こんなのどうってことない!!」
顔を上げ前を見る。
「有里君が見てるんだから・・・!」

僕はどうすればいい・・・・どうしたらいい・・・

深い絶望感が湊を包む。

悲しいね・・・

湊の背後から突然声が聞こえてきた。その声は湊のよく知っているこえだった。


176:もうひとつの未来(あす)10
09/05/10 21:01:31 gvugo3B2
僕という死を乗り越えたのに・・・・みんなはまた死の運命に揺さぶられている・・・

・ ・・綾時なのか・・・?

湊が後ろに振り返り、声の主を見る。

そうだよ・・・僕はニュクスであり、君の知っている望月綾時でもある。

なんで、ここに?

本当はもっと前からここにいたよ・・・そして、君のことを見ていた・・・

どうして今・・・僕に話しかける?

君が・・・・とても苦しくて、辛い思いをしていることは分かってる・・・・けど・・・このままだと君は

綾時・・・

湊の呼びかけに、綾時の言葉が止まる。

・・・頼みがある。

湊の言葉に、綾時は悲しげな表情で答えた。

みんなを助けたい・・・・残念だけどそれは今の状態じゃ無理だ。

なんとかならないのか・・・

君は今、僕を封印しているんだ・・・君が離れたら・・・ニュクスが出てくることになる・・・・

湊が封印の役割をしていることで、ニュクスの出現を防ぎ、世界を死の世界にしないように守っているのだ。

もし君が、封印を解くことになれば・・・ニュクスの復活することになる・・・・!

綾時の視線を受けながら、湊は戦っている仲間たちに目を向ける。

そうだとしても・・・僕は嫌だ!・・・守りたい人たちが目の前で傷ついているのを見ていることしかできない!・・・何もできない!・・・そんなのは嫌だ!

湊の瞳から涙が零れ落ちた。


177:名無しさん@ピンキー
09/05/10 21:03:56 gvugo3B2
また途中で申し訳ないですけど、一旦終わります。

178:名無しさん@ピンキー
09/05/10 21:20:25 0PUolCU+
乙乙

179:名無しさん@ピンキー
09/05/10 21:57:37 DuUwIZ24
乙だがちゃんとさげなさい

180:名無しさん@ピンキー
09/05/10 22:08:27 TAYnJ24Q
なんであげるの?バカなの?

学習能力ないんだねー

181:名無しさん@ピンキー
09/05/10 23:11:19 N7wyRxvK
やり方わかんないのか?
メールのところにsageって記載したらいいぞ
良いの書いているけどsageないとまた文句言われるよ

182:名無しさん@ピンキー
09/05/10 23:39:15 asTOy4k/
なんだ?また追い出す気か?

183:名無しさん@ピンキー
09/05/10 23:42:31 OBZMnMGo
何ピリピリしてんのさ? 下げろって注意してるだけだろ

184:名無しさん@ピンキー
09/05/11 00:00:17 TAYnJ24Q
下げも知らないなんて…


半年ROMれよ
いや冗談ぬきに


感想よりもさげろっていわれるほうが多いのわかるだろ?

185:名無しさん@ピンキー
09/05/11 00:11:47 XSMCdAdR
前もさげろって注意されてなかったかwwww
釣りとさえ思えてくるわ

186:名無しさん@ピンキー
09/05/11 00:15:35 96wkYJtc
SS投下の時なんかは読んでもらいやすくするためにageるって話は聞いた事あるけどな
そういうルールもあるって事でいいんじゃないのもう
>>177乙 続き待ってるよ

187:名無しさん@ピンキー
09/05/11 00:25:57 qQe9MCYU
保管しておきました
でもジャンルの表記はどうしたらいいんだろう…
指定あったら言ってくださいね

188:名無しさん@ピンキー
09/05/11 07:34:56 6LSpZUPL
>>187
保管乙!

最近ふと生菜々を受信した

189:名無しさん@ピンキー
09/05/11 13:05:44 g2SRyr1E
なにをカリカリしてんだ
ここの住人は

190:名無しさん@ピンキー
09/05/11 13:27:06 2HqIHe0K
エリザゲスって書いてあったから思わずドルマゲスを思い出しちゃった

191:名無しさん@ピンキー
09/05/11 13:27:44 KXuRnzn4
あっしはムラムラしてやす

192:名無しさん@ピンキー
09/05/11 14:08:53 mhoOlgjd
投下が無いっちゃ文句言い、投下されたらマナーがなってないと文句言い

スレ殺しだな(苦笑)

193:名無しさん@ピンキー
09/05/11 14:13:57 Wu5V+aNa
前に投下した時にさげなさいと言われてるんだから
下げようぜって話じゃないか。
それも無視するようならマナー違反と言われても仕方無い

194:名無しさん@ピンキー
09/05/11 17:29:51 qQe9MCYU
>>190
修正しておきました
結構人いますねw

195: ◆/pDb2FqpBw
09/05/11 19:38:53 rYmH7dxE
・主人公×雪子
・エロなし小ネタ

196: ◆/pDb2FqpBw
09/05/11 19:39:34 rYmH7dxE

「ううん、別に特に気にしてないから。」

尖ってるみたいに聞こえる声。
意識的に突き放したみたいに口に出した声。
やだなあ。と思う。
性格悪くなったんじゃないだろうか。私。

彼が困った顔をして頭を掻いているのをいらいらしながら見ていると、
廊下をすれ違った同級生が私の顔を見ながら少しびっくりしたような顔で通り過ぎていく。

きっと私の不機嫌そうな顔にびっくりしたんだろう。
昔だったら、取り繕うように笑えたのになあ。
いや、中学生位の頃からは学校で不機嫌そうな顔すらも殆どした事は無かった。
喜怒哀楽は、出来るだけ奥に押し込めていたから。

無難にクールそうに取り繕う態度と、いざと言う時の愛想笑いは
天城屋旅館仕込みの私のトレードマークだから。

ああ、困ったような顔でこっちを見ている。
「りせちゃん、待ってるんじゃない?」
もう一度突き放すように言う。言葉に出した瞬間、ずきん、と胸が痛む。

そう思いながらも彼が頭を掻きながら立ち去るのを見て、また少し、胸の奥がもやもやとする。
これからりせちゃんと楽しく帰るんだ。
どっかで買い物とかしちゃうんだ。
なんかちょっとしたハプニングとかおきちゃったりして
これは先輩とりせの秘密ですね。なんて言われてにやにやしたりしちゃうんだ。

ああ、自分が嫌になる。自己嫌悪に陥る。
「じゃあ、天城といるよ。」
なんて言われたら今よりずっといらいらしてしまう事なんて、判ってるのに。


197: ◆/pDb2FqpBw
09/05/11 19:40:10 rYmH7dxE
@@

「雪子がこんなに恋愛体質だとはねえ・・・」

がふっと咥えていたストローを吐き出す。
飲み込もうとしていたコーラが口の端から垂れる。

「ち、千枝?わ、私、そ、そ、そんな事言ってないじゃない。私は私と先に約束したのに、
後から約束した、りせちゃんとの約束を優先するその神経が判らないって言っているの。」

慌てて口を拭いながらそう言うと千枝が私に向かって気だるげに手を振ってみせてきた。
「いーのいーの。判ってるから。あーあ。私の雪子、取られちゃったなあ・・・」

「だから、違うって、怒るよ千枝!」
ばんばん。とテーブルを叩くと、バキッ、と派手な音がした。
そんなに強く叩いてないのに。
なんだかすごくはしたない事をした気分になってかっと顔が赤くなる。
う、プラスチック製の机はこれだから。
フードコーナーと言えども風雪に晒されるんだからもっと丈夫なテーブルと椅子にするべき。
花村君に、テーブルは頑丈にしたほうが良いよ。とアドバイスしようか。
と頭の中で慌てて花村君の所為にする事で、「こんな所、もし見られたら凄く恥ずかしいんじゃ・・・」
なんて事を咄嗟に考えてしまった自分の思考をそらす。

「そういうのじゃなくて、信頼関係の問題でしょう?約束って、そういうものじゃない。
私は真面目な話をしてるの。これでもマヨナカテレビの問題とかだって真面目に考えてるし、
だからこそお互いが信頼できない状態って何笑ってるのよ千枝…」

オレンジジュースのストローを咥えたまま肩を震わせてくっくと笑っている千枝を睨みつける。
と、千枝はひとしきり笑った後、少し笑いながら、少しだけ真面目な顔をした。

198: ◆/pDb2FqpBw
09/05/11 19:40:45 rYmH7dxE

「あーあ。おかしい。だってさ。
今までの雪子だったらさ、男の子との約束なんて、そんな事した事あったっけ。
ま、でさ、もし、もしそういうのがあったとしてもさ。
それがすっぽかされたからってそんなに怒る?雪子が?」

「だから、すっぽかされた事に怒ってるんじゃないの。」
「んーん。違うね。すっぽかされた事に怒ってるんだよ。雪子は。」
「な・・・」

被せるような千枝の言葉に絶句した。
「だから、要はさ。雪子は嫌だったんでしょ。主人公君がりせちゃんと仲良くするのが。」
「ち、違うってっ」
思わず叫んだ後、違うもの。と小さく付け足すと、千枝ははあ。と溜息を吐いた。

「じゃあさ、どうすればよかったのさ主人公君。雪子に謝ってきたんでしょう?
しょうがないじゃん。あの子がパパラッチに困らされてるなんて聞いたらさ、
主人公君の性格だったら助けに行こうってそうなるでしょう。
主人公君が、そういうのほっといて雪子と遊ぼうなんて性格じゃないの雪子だって知ってるでしょう。」

「あ、遊びに行くってその、そういう訳じゃないし・・・」
そう。助けを求められたら断れない性格だなんて、そんな事は判っている。
判ってて、でも嫌なんだもの。

「で、そういうの知ってて、それでも嫌なんでしょう。
 はあ。まったく、雪子こういう所は中学生みたいなんだから。」
「な、な、何が中学生よ。」
「えーと。愛情表現の幼さ?」
ふふん。という感じでこちらを見つめてくる千枝に思い切り怒鳴る。
「あ、あ、愛情表現なんかじゃないっ!千枝!怒るよ!ぜ、全然違うよ。」

「違わないって。」
こちらが怒鳴ってもどこ吹く風だ。
これだから親友って言うのは遠慮がなくて困る。
怒鳴った言葉の行き先が何処かへ行ってしまって、でも悔しいから知らない。と言ってそっぽを向いてやる。

199: ◆/pDb2FqpBw
09/05/11 19:41:16 rYmH7dxE

「白状してみ。主人公君がりせちゃんと仲良くして嫌だって。うりうり。」
なんだか千枝にそうやって言われると自分が物凄く幼いような気分になる。
ストローを咥えたまま私をからかう千枝に邪険に手を振りながら、
悔しまぎれに反撃するつもりでくるりと向き直った。

「千枝、いじわる。大体千枝だって普段はこういう話弱いくせにさ。
千枝の好きな人の話だって、私まだ聞いてないよ。」

その瞬間、千枝の頬がぼっと染まった。
ボーイッシュな振りをしていても実はこの手の話に千枝は弱い。
すぐに赤くなるし、絶対に本当の事を話さない。
普段なら私がからかう役なのだ。

「ゆ、雪子、わ、私の話はいいよ。」
「散々からかっておいて?好きな人、いるんだよね。さて、誰なのかな。」
「ほ、本当にいいから。」
真っ赤になって横を向いてしまう。
それを見て、また私もストローを咥えた。
今日はここまでにしておく。深追いしないのが私達のルールだ。

200: ◆/pDb2FqpBw
09/05/11 19:41:48 rYmH7dxE

暫く黙ったまま、赤く染まった夕暮れを見ながら2人でずずず、とジュースを啜った。
千枝がなんだか真面目な顔で、夕日を見ていた。
ボーイッシュなようで実はとても女の子らしく整っている千枝の顔。
ちょっととんがった唇がかわいらしい。

ぼう、と千枝の横顔を見ていたら
ずずずずずーと下品な音を立てながら最初に千枝が飲み終わった。

もごもごっと口を動かして、それから私の方に少しだけ視線を動かして。
それから千枝はそっぽを向いたまま、こう言って来た。

「わ、私は良いと思ってるんだよ。だって雪子、閉所恐怖症みたいな顔、あんまりしなくなったじゃん。
私は、それだけですっごく嬉しいよ。だから、その、良いと思ってるんだ。
その、上手くいえないけどさ。私、雪子の事、大好きだし。でも、うん。雪子、元気になったから。
だから良いと思ってる。」

これだから親友って言うのは。
ピンポイントで胸に刺さる痛い言葉とこういう優しい言葉を使い分けてくるんだから。
千枝の言葉はとても嬉しくて私の胸に届いてにやけそうになってしまったから、
私は夕焼けを見ながらそれに返事はしなかった。


201: ◆/pDb2FqpBw
09/05/11 19:42:56 rYmH7dxE
@@

千枝と話して少しだけ気が晴れて。
でも家に真っ直ぐ帰るって気分にはまだなれなかった。
今日はダイエットとかそういう事は考えない事にしてもう一本、ジュースを買って。
河原そばの公園のベンチで1人座りながら物思いに耽っていると
様々な考えがてんでバラバラに頭の中を流れて行く。


いまごろりせちゃんと楽しく会話してるんだろうな。
外食してたりして。
もしくはりせちゃんちでおばあちゃんと一緒に食べてたりして。

一緒にご飯食べたいな。

恋愛体質。ねえ。
本当にそうなのかな。
私のこれは、恋愛なのかな。

千枝の好きな人って誰だろう。
主人公君かな。
なんか、そんな気がする。
時々見せる千枝の女の子っぽい仕草は、物凄く可愛らしいけれど、
特に主人公君と一緒にいる時に多い気がする。

何かそれはそれでいいな。と思う。
千枝と一緒の人を好きになるって何か、なんとなくありだ。
修羅場とかになるのかな。
でもなんか私達はそれでも仲良くしてそう。
こんなのって願望なんだろうか。
でも例え結果がどうあっても、何か納得できそう、そんな気がする。

千枝とのことで今日みたいな事があったら、私はどう思うんだろう。
やっぱり、こうやって怒るのかな。
嫌な気持になるんだろうか。


202: ◆/pDb2FqpBw
09/05/11 19:43:33 rYmH7dxE

真っ暗な夜空を見上げると、星空が光っていた。
ここはあんまり星は見えないけれどそれでもぽちぽちと所々で光って見える星を数える。

ほうっと溜息を吐く。
あーあ。
ぐぐうっと伸びをした。公園には私しかいないから思いっきり行儀悪く。

「そう。」
声に出して言う。

そう、嫌だったな。
だって私と先に約束したんだもの。
買い物に行きたいって思っていたんだもの。
お弁当の材料とか。作り方の本だとか。

買い物が終ったらどっかで買い食いとかして、いろんなお話をして。

それ全部、りせちゃんとやってるのかも。
判ってるけど、でも納得いかない。

でもあんな冷たい態度取って、どう思っただろう。
聞き分けの無い女、なんて思ったかな。
やな感じだったな。私。

「あーあ。」
声に出す。
頭の中がごちゃごちゃ。


203: ◆/pDb2FqpBw
09/05/11 19:44:09 rYmH7dxE

それでも千枝と話した事で大分落ち着いていた。
私は、主人公君の事を好きなんだろうな。と思う。

ごめんねって謝ろう。
私がいやだった事、それは置いておいてあんな態度をとってごめんねって伝えよう。
で、その。お詫びに今度は本当においしいお弁当を作って行って。
まあ、今回はお詫びの印だから板前さんとかの力を最大限に借りる事にして。

「うんっ」
そう言って立ち上がろうとした瞬間だった。
後ろから声が掛かった。
「あれ?」

深夜の公園。私は1人。落ち着いた感じの男性の声。
でも声を聴いた瞬間、口元が緩むのを抑えられない自分がいる。

何だ。声だけで判っちゃうんだ私。
1人だけっぽいし、りせちゃんはいないっぽい。

ふうっと息を吐いた。
口元を引き締めてくるりと振り返る。
さりげなさと少しの驚きを顔に表現させようとさせつつ
「あれ?主人公く・・・・」
目に入った主人公君の姿に本当に目が丸くなった。

なんだか全体的に色素の薄い感じの清潔さ。
整った顔立ちと特徴のある目。
雰囲気よりも実際には意外と高い身長。
の主人公君の手に持たれているでっかい魚。



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