取り・寝取られ総合スレ11at EROPARO
取り・寝取られ総合スレ11 - 暇つぶし2ch802:凛ちゃん寝取られっ! ◆Gr5I7tVJbw
09/08/20 16:07:20 O88ipN11
12.
僕を不良たちに抑えつけさせながら、三澤は計画の説明をした。
「今から凛子がここに来る。お前らは隠れて様子を見とけ」
「…ここで、犯っちまうんすか?」
「それじゃつまらねえだろ。もっと楽しくなれる罠を仕掛けてやるよ」
「へへへ、教えて下さいよ、どんな罠なんスか?」
三澤はニヤッと笑って言った。
「…凛子にタバコを吸わせる」
「へ?」
「あいつ、彼女ヅラして俺のタバコをやめさせようとしてんだよ。キスすると
タバコ臭いって、いつも文句言いやがってよ」
「はあ…だから、タバコの味を覚えさせるんすか?それはいいスけど、罠って?」
「……お前らはホント、頭悪りィなあ」
三澤は苦笑した。
「いいか、俺が凛子にタバコを吸わせたら、お前らはあそこに隠れて…写真を撮れ」
「………なるほど!」
「学年ナンバーワンアイドル、正義の空手少女の喫煙写真ってワケだ。あとは…
どうすりゃいいか、お前らでも分かるだろ?」
「さすが三澤さん!大悪党!ヒャハハ、こりゃ面白れぇや!」
「ついでに、俺が吸ってるところも撮っとけ。いざとなりゃ、役に立つはずだ」
恐ろしい計画を三澤は愉快そうに喋った。
凛ちゃんの純真な恋心につけ込み、三澤は凛ちゃんをメチャクチャにするつもりだ。
「んーーっ!!むぐーーーっ!!」
猿轡をされた僕は必死に身をよじって、怒りの声を上げた。
だけど…僕の弱っちぃ抵抗など、不良たちにとって何の効果もなかった。
地面に押さえつけられた僕に、三澤は、また冷たい目をして言った。
「お前の大事な幼馴染なぁ…もう俺の女なんだよ。バージンも俺が奪ってやった。
いい味だったぜぇ」
「……!!」
「へへ…凛子はよぉ…俺のデカいのを突っ込まれる前に、お前のことを思い出して、
ちょっと泣きやがってよ」
頭を、激しく殴られたような気がした。
凛ちゃんが…三澤に処女を捧げる前に、凛ちゃんが…僕のことを…。
「だからよ、忘れさせるために、一気にズブリと貫いてやったんだよ」
「ん、むぐーーーっ!!」
「でもよ、もう今じゃすっかり俺のチンポの虜だ。お前のことなんて頭から無くなってるから、安心しな」
「……うむっ!!ぐーーっ」
「もうすぐ凛子が来るからよ。お前も一部始終を見とけ。ヒャハハッ!」
三澤は心から愉快そうに笑い声を上げた。

803:凛ちゃん寝取られっ! ◆Gr5I7tVJbw
09/08/20 16:07:57 O88ipN11
13.
凛ちゃんがあずま屋に現れたのは、それから10分ほど過ぎた頃だった。
「騒いだら、ここで凛子を犯っちまうからな。本気だぜ…じっとしてな」
僕を羽交い絞めにした飯田がそう耳元で言った。
「恭司さん、いる?」
凛ちゃんが、三澤を呼んだ。名前で。いつから、そうなっていたのだろう。
「おう、待ってたよ」
三澤があずま屋から、ゆっくり姿を現した。
凛ちゃんは、いそいそと三澤のもとへ駆け寄った。嬉しそうな様子が、切なかった。
僕には見せたことのないような表情を、凛ちゃんはしていた。
凛ちゃんは一度、自分が歩いてきた方を振り返って、誰もいないのを確認した。
それから…
「…ん」
三澤に向かって、目をつぶり、顔を上に向けた。
当然のように…三澤は凛ちゃんの唇にチュッとキスをする。
これが二人の挨拶なんだろう、と思えるほど、そのキスは自然だった。
「うふふっ」
キスを受けて嬉しそうに凛ちゃんは笑ったけど…それから言った。
「また、タバコの匂い。吸ってたでしょ?ダメって言ったじゃない」
「…まあいいだろ。ちょっとした優等生の息抜きだよ」
三澤はこともなげに言う。
「見つかったら、停学になっちゃうよ。せっかく推薦で大学決まったのに」
曲がったことや不正は大嫌いな凛ちゃん。
その凛ちゃんが、その程度にしか、三澤をたしなめないことが僕には不満だった。
「少しくらい、誰にも見せない悪い所もあったほうが魅力的だろ?」
「…でも」
「凛子にしか見せない俺なんだ」
「……」
「な?」
三澤がニッコリと笑って、凛ちゃんの顔を覗き込んだ。
「…うん…」
凛ちゃんは押し切られたように俯くと、そう答えてしまった。
そのまま三澤がぐい、と強く凛ちゃんの肩を抱き寄せる。
「…あ」
凛ちゃんの声。凛ちゃんはは深く三澤に唇を奪われた。
「…ん、むっ…」
くぐもった凛ちゃんの声。三澤の両手が凛ちゃんの背中に廻り、撫で回す。
やがて手が下がっていき、セーラー服のスカートの上から凛ちゃんのお尻に触れた。
でも、凛ちゃんは少し腰をよじっただけで、逃げようとはしない。
むしろ、手が凛ちゃんのお尻を撫で回すと、凛ちゃんは悩ましく腰を振って応えた。
僕は…僕は三澤を激しく呪いながら…
でも、この刺激的すぎる光景から、目を離す事が出来なかった。

804:凛ちゃん寝取られっ! ◆Gr5I7tVJbw
09/08/20 16:08:41 O88ipN11
14.
やがて、長いディープキスの後、三澤が凛ちゃんの唇をようやく解放する。
凛ちゃんは顔をあげられずに、そのまま恥ずかしげに三澤の制服の胸に顔を埋めた。
「…凛子」
三澤は言った。
「……ん?」
「ちょっと、吸ってごらんよ」
「え?」
凛ちゃんが驚いたように顔を上げると、三澤が一本のタバコを凛ちゃんに向けていた。
「え?え?…ダメだよ、私、タバコなんて…」
三澤はニッコリと笑った。
「だーいじょうぶだって。ちょっと冒険してごらん」
「だめ、絶対ダメだってば…」
「ねえ、凛子。凛子は真面目すぎるよ。そんなに固いと、俺は魅力感じないなあ」
「…え?」
凛ちゃんが三澤を見上げた。その目が、傷付いた子犬みたいに震えた。
「わたし…恭司さんに魅力ない…?」
「いや、あるけどさ。あんまり意固地だと、可愛くなくなっちゃうってことさ」
「……」
「俺のこと好き?」
「うん、好き」
凛ちゃんが間髪いれずに答え、僕の胸は鋭い針に刺されたように痛んだ。
「じゃあ、ほら」
また三澤が笑いながら、タバコを凛ちゃんに差し出した。
凛ちゃんの手が震えた。おずおずと、タバコに向けて、その手を伸ばしていく。
「ウヘヘッ、来たぜ、来たぜぇ。カメラ、ばっちし行けよ」
「まかせとけ」
不良たちが小声で笑いながら言い合った。
凛ちゃん、ダメだ。手を伸ばしちゃいけない。三澤は最低の悪党なんだ。
この罠に掛かったら最後、凛ちゃんは逃げられなくなってしまう。…凛ちゃん!
心の中で僕は大声で叫んだ。でも、身体は動かなかった。動けなかった。
凛ちゃんが、三澤からタバコを受け取る。
「口にくわえてごらん」
「……」
凛ちゃんが、三澤に言われるまま、ゆっくりとタバコを口に咥える。
三澤がライターを取り出し、火をつけた……。
カシャ、カシャ、カシャ…不良たちのデジカメや、ケータイの写メの音が響いた。
凛ちゃん。撮られてしまった…喫煙してるところを。こんな、こんなことって。
凛ちゃんが、タバコを咥えていたのは、10秒ほどだっただろうか。
でも、不良たちにとっては十分な時間だった。
タバコを口に咥えて、そのタバコから煙が上がっている。
咥えているのは、誰が見ても、香坂凛子、その人だ。そんな証拠写真が収められた。
「げほ、げほっ…こほっ…!」
煙を吸い込んだ凛ちゃんは、むせて、タバコを地面に落としてしまう。
「ごほっ…えほっ…恭司…やっぱりダメ…」
三澤は凛ちゃんの背中を、優しくぽんぽん、と叩いてやった。
「ごめんごめん、凛子。悪かったな。もう吸えなんて言わないよ」
でも、三澤の目は、狡猾な蛇のように、凛ちゃんを見下ろしていた……。

805:凛ちゃん寝取られっ! ◆Gr5I7tVJbw
09/08/20 16:11:15 O88ipN11
…続きます。 三澤悪玉説、バレバレでワロタw
皆さん、感想ありがとさんです。

ストックをほぼ投下してしまったので、次回までちょっと時間掛かるかも。すません。
次回は多分、飯田視点です。では ノシ

806:名無しさん@ピンキー
09/08/20 16:31:22 UsoUpAkm
GJ.
てか、すごいとこでお預け食らった!!w
まったり続きをお待ちしております。

807:名無しさん@ピンキー
09/08/20 18:08:38 D0MnUHWs
>>805

これはいい展開
wktkして待ってる

808:名無しさん@ピンキー
09/08/20 19:59:18 qjKeX3b9

これも素晴らしい作品ですね!

続きを楽しみに待たせていただきます。

809:786
09/08/20 20:08:02 m/V/IC+t
            __
          /    \
        / _ノ  ヽ、_.\
       / o゚⌒   ⌒゚o.\   ごめんお!
      .|  ///(__人__)/// |   先読みするつもりじゃなくて
       ゝ   ` ⌒´    -く   「こうだったらいいなぁ」っていう希望的妄想だったんだお
       /      ̄ ̄    .ヽ
       ! イ  °    °  ト!
       |     ,,∩,,   |
        ヽ  _ (::)(::).. _ /
         ヽ┘  ̄ ̄ └'

810:紅 kure-nai 学園の罠 中編
09/08/20 20:58:44 I7tZsmDn
 /崩壊/


 きっかけは些細な事だった。
 紫は真九郎に授業参観の出席を願い出て、真九郎はそれを了承した。しかし、用事がありいけなくなってしまった。ただそれだの、よくある話だ。
 本来ならば我がままを言って了解をもぎ取るか、さもなければ泣き寝入りか。所詮その程度の事。大概の場合は不条理として処理され堪える事しかできない。紫も、そうなるはずだった。
 問題は、まだ7歳の紫にとって、それは天地が逆転するほどの衝撃だった事。そしてありえないはずの逃げ道が用意されていた事。
 生まれて初めて無条件の信頼を寄せる事ができた相手の裏切りは、少女の心を深く傷つけた。その絶望と言えば、簡単に他者に推し量れるものではなかっただろう。
 ゆえに、紫は心の隙間を埋めようと自分を納得させるだけの何かを必死に探した。そして、すぐに極上の逃げ道がある事に気づく。何もかもを忘れられて幸福に満たされる、自分は何もする必要がない逃げ道。
 快楽と言う逃げ道が、紫を楽園に見せかけた牢獄に誘っていた。

 学校が終わり放課後、旧校舎理科室で待つ菅原に、紫は体当たりをするように抱きついた。
「おや、どうしたのかね?」
 菅原の声はいつものように優しい。その事に、心のそこから安心する。
「ぐちゃぐちゃに、してほしい。全部忘れさせて欲しいんだ……」
「紫ちゃん……?」
 怪訝そうな言葉に紫は反応せず、かわりに片手でショーツとスカートを脱ぎ捨てた。僅かも濡れていない秘所を、菅原に押し当てる。
 本当のことを言えば、とてもそんな気分ではなかった。けど、もう逃れる場所がここしかないのだ。
「本当に、いいんだね?」
 紫は顔が見えないように小さく頷く。今の泣いているような顔は、見られたくなかった。
「服を全部脱いで」
 言われたとおりに服を全部脱ぐ。
 菅原は持っていたバッグから、何かを取り出した。それら全てが、紫に見た事がないものだ。
「今の顔は見られたくないのだろう。ほら、口をあけて」
 言われたとおりに丸いもの、ギャグボールを加えると、後ろで固定された。同じように目隠しもされて、紫は見る事も喋る事もできなくなる。
 次に紫の体にベルトのようなものが全身に取り付けられ、締め上げられる。両手は背中で固定され、足も自由に閉じられないようにパイプに固定される。その状態で、紫は机に押し倒された。
 肌が露出している胸や腹の部分が、妙に冷たく硬い。また足も届いておらず、中に浮いている。文字通り身動き一つ取れない状態の不安と言うのを、紫は初めて知った。
 尻の穴にねとねととしたものが塗りつけられる。今までは始まるたびにぐちゃぐちゃに濡れていたからローションを塗る必要はなかったが、今日は全く濡れていないために使われた。
「ふぅっ、うう、ふぁっ、あう」
 指が表面を撫でて柔らかくし、少しだけ進入する。ギャグボールで声を堪えられない紫は、一つ一つの行為に丁寧に反応し、口の端から喘ぎ声を漏らす。
 刺激は次第に激しくなり、どれほどもしないうちにぬぽぬぽと音がするほど激しく挿入される。
「まだ7歳なのに、随分な変態になってしまったね」
 先ほどまで乾ききっていた恥部は、しっとりと濡れ始めている。全く発情していない状態から僅かな時間でこれほど濡れるのは、変態になっている紛れもない証だ。
 ずるりとローションと腸液に塗れた指が引き抜かれ、アナルパールが差し込まれていく。菅原の陰茎を何度も飲み込んでいるアナルは、直径が大きいボールを苦もなく飲み込んでいく。
 一玉ごとにぷちゅぷちゅと音を立て、小さな尻がひくつく。この尻が僅か7歳の子供のものであると信じられる人間は、一体どれほどいるだろうか。
「んふぁ! おお、ああぁ……うああぁ!」
 普段は羞恥心に負けて出さないような声も、ギャグボールが全て吼えさせる事を強要する。未だに理性の残っている紫には、己の恥を自覚させる拷問のようにすら思えた。
 アナルパールがいれ終わる頃には、紫の腹はぽっこりと膨れるほどになっていた。それほどの量が無理なく入れられるほど、アナルと腸は性的に開発されている。事実アナルパールを挿入されているときに、何度か絶頂した。
 しかし、それほどの刺激があっても今日の紫は満足できない。もっと頭が完全に壊れるほど、それこそ今までの自分が全てなくなって新しい、自分ができるほどの快楽を欲していたのだから。
「うん、十分濡れたね」
 菅原の指が、紫の無毛の筋を撫でる。指の腹にそってねっとりと淫液が絡みつき、濃い臭いを発している。
 ぴったりと閉じた恥丘の中心、膣の入り口に冷たいものが押し当てられる。指ではない、多分金属だろう。感触からして今まで入れられたどんなものよりも細かった。

811:紅 kure-nai 学園の罠 中編
09/08/20 20:59:11 I7tZsmDn
 普段ならば挿入される事に喜ぶか、細さに落胆していたが今の紫は怯えていた。なぜならば、初めて前の穴を使われようとしているからだ。
 数多の変態的な性経験をしていたにも関わらず、紫は未だ処女だった。それは菅原の配慮でもあったし、紫自身処女が大切なものだという程度の知識はあったので、そちらは求めなかったからだ。
 紫は自分の処女は、当然真九郎に奪われるものだと思っていた。それが無機質な棒で奪われるとなれば、恐怖に体が引きつるのも仕方ないだろう。
 しかし、そんな紫を察して、菅原は優しく頭を撫でながら言った。
「大丈夫だよ。これは処女膜を傷つけずに奥まで届かせる道具なんだ。無理やり紫ちゃんの処女を奪ったりしないから、安心しなさい」
 何の確証もない言葉に、紫は心から安心して体を脱力した。普段ならばたとえ本当でもそんな暴挙は許さなかっただろう。しかし、大きな心の隙間と快楽を欲する気持ちが、金属の棒を受け入れさせた。
 金属の棒は滑らかに紫の中に進入していく。菅原の言ったとおりに処女膜にはまったく傷をつけず、最奥の子宮口を突くまでたやすく挿入を許す。その代わりに、性的な刺激は極小で、紫を落胆させた。
「一応説明しておくとね、この道具は電気で君の肉を柔らかくする道具なんだ。いくら紫ちゃんが淫乱でも、膣の奥はまだ硬いだろうからね。それを今から、処女のままトロトロに柔らかくしてあげよう」
 何を、と疑問に思う暇すらなかった。菅原がスイッチを押すと、金属棒から微弱な電気が流れて膣全体を蹂躙する。
「んふぉおおおおおぉぉぉぉぉ!?」
「はしたない声だ。まるで獣の様だよ」
 下半身がびくびくと跳ねて、恥丘がくぱぁと開き中の処女膜すら開帳した。電気の為か痙攣を繰り返し、肉ヒダの一枚までもが震えている。
 手を離してもまっすぐ伸びていた金属棒が、今はやや下方に垂れ下がっていた。膣の奥はそれほど固かったのに、僅かな時間でそれほど柔らかくされたのだ。
「おおおぉおっぉ、ああああぁぁ!」
 紫の膣は、他者の数倍男を悦ばせる器官として存在している。しかし、それでもまだ7歳の子供なのだ。性交するために機能する訳がない。しかし、この調教で急速に、しかも強制的に女として開花させられた。
 女のしての器官は快楽を自覚すると、すぐに次の段階へと進化していく。男を受け入れるための女へ、そして雄に媚び蹂躙される為の雌へ。
 それは紫自身も同様だった。散々紫の体を弄び開発した菅原を、少しずつではあるが主と認めつつある。気の強い紫がそれを自覚するのはまだ時間がかかるとしても、体は半ば菅原を支配者と認識していた。
「どうだい、これが紫ちゃんの女だよ。ちょっと背中を押されただけでだらしなく愛液を垂れ流す、淫乱極まりない場所だ」
「ふぐうううぅぅぅ! うあ、きゅうううぅぅぅ!」
 金属棒が前後左右に動かされれば、紫の腰も自然と棒を追って振られる。先端が子宮口に押し当てられれば、体をつんのめらせてがくがくと震えた。
 電気で緩んだのか、それとも快楽のためか、紫の陰部は開ききってごぽごぽと愛液を垂れ流す。未通女とは思えないほどの伸縮性を見せ、金属棒が動く範囲がどんどん広がっていく。
 金属棒がGスポットに触れると、紫の体が一際大きく跳ねて尿道から白濁した液体を吐いた。
「んふぁああああぁぁぁぁぁぁ!」
 絶頂してもなおGスポットに押し付けられる金属棒。電気は尿道口にまで伝わり、紫が今まで必死に耐えてきた放尿を誘発する。
「ふうううぅぅうぅ! ああああ、いあああぁぁぁ!」
 首を振りながら拒否するも、菅原はそれを許さなかった。紫の努力を嘲笑うかのように電気棒を強くGスポットに当てて、粗相を促す。
 ちょろちょろと勢いのない尿が床に落ちて、愛液や潮と混ざり合い異臭を放つ。紫は情けなさに泣いたが、菅原はそれを許さなかった。
「ほら、元気がなくなってきたよ。快楽だけを受け入れて、恥も理性も捨ててしまいなさい」
「ぅあ、お、お、おううぅ! ああ、っふう、うあ!」
 アナルパールが少しずつ引き抜かれ、クリトリスも刺激される。巨大なボールが肛門を引っ張り、脱肛するほど内側からえぐる。開ききったアナルはボールが出るとすぐに限界まで閉じて、また最高の快楽を味わおうとする。
 クリトリスは皮をどけるまでもなく花開き、今か今かと刺激を待ち望んでいた。指先で触れるだけでも軽く絶頂できるそれを、両側から挟まれる。すぐに白濁液が撒き散らされ、それが連続して続く。
「ひゅぐううぅぅ! こわいぇ、こわいぇふぅ! わらひぃ、ほかじ……なふぅ!」
「いいじゃあないか。壊れたくてここに来たのだろう。しっかり変えてあげるから心配する事はない。君はただ、受け入れるだけでいいんだ」

812:紅 kure-nai 学園の罠 中編
09/08/20 20:59:52 I7tZsmDn
 菅原の激しい責めにも、雌になった少女は僅かも苦痛を感じなかった。アナルとクリトリスへの刺激から体を縛るベルトの窮屈さ、果ては息苦しさまでもが快楽として認識できる、恐ろしく高度な性奴隷だ。
 もう何度目か数えるのも馬鹿馬鹿しい絶頂の後、菅原は紫の陰部を確認した。そこは奥行きはともかく、穴の広さは大人のものすらくわえ込めそうなほど開発されている。雌穴として完成されたと言っていいだろう。
 金属棒とアナルパールが引き抜かれると、雌はまた潮を噴く。ギャグボールを取り去って、淫乱な少女が落ち着くのを待った。
 激しい動悸が収まり、やがて呼吸も落ち着いてくる。思考も幾分かは回復しただろう。それを見計らって、菅原は一つ命令を下した。
「おしっこを漏らしなさい」
「ぁ……はい」
 紫は主の言葉に従順に従い、勢いよく尿を排泄した。殆ど出されていたのか、放尿はすぐに止まってしまう。しかし、菅原はその行為に満足した。
 あれだけ嫌がっていた放尿を、今は命令一つで実行するようになっている。つまり菅原の命は、羞恥心や嫌悪感に勝っているという事だ。この少女は今、九鳳院紫ではない。例えこの瞬間だけだとしても、哀れな愛玩人形だ。
 そして、菅原にとってこの瞬間奴隷である事が大事なのだ。他者の命令を、自ら望むという形に変更できるのだから。
 ズボンのファスナーを下ろし、紫の股間に擦り付ける。肉棒の快楽をよく知る紫が感じたのは、間違いなく喜びだろう。幼い割れ目からクリトリスまで巻き込み、ゆっくりと前後させて肉棒の存在を刷り込む。
「紫ちゃん、私のこれで、君の処女を貰っていいかな?」
 びくん、と紫の体が跳ねる。それが快楽のためか、それとも処女と言う単語のためかは、彼女自身にすら分からなかった。
「もちろん紫ちゃんが嫌なら私はしない。そして、今日はもう終わりにする。しかし、今の君ならば処女でもしっかり感じられるだろう。なにより私が入れたいのだ。入れさせてくれるね?」
 紫の頭に、真九郎の顔が思い浮かんだ。しかしそれは一瞬で考慮に値しないと判断され、かき消される。残ったのは挿入される事による快楽と支配だった。
「はい。先生の、大きいので、わたしの処女を貰ってください」
「分かったよ。私が紫ちゃんの初めてを受け取ってあげよう。これで君は、立派な女だ」
 ずぷり、と紫に肉棒が突き刺さる。ぷちんという音が体の中から響き、痛みが脳を突き刺した。鋭い苦痛に歯を食いしばるが、それは一瞬の事だとすぐに知る。
 電気によって強制的に媚肉と化した膣は、信じられないほどの快楽を受け取っていた。思考が理性もろとも崩壊し、常識の埒外の法悦がなだれ込んでくる。
 膣が自分を侵略している陰茎を、きゅるきゅると隙間なく張り付く。初めての相手を忘れないように、自分を支配する相手を忘れないように。自分はこれで、雌になったのだと。
「ふああぁぁ、んんっ! これが、わたしの……」
「そうだよ。紫ちゃんはこれのものになったんだ。しっかりと味を覚えなさい」
 ずぷっ、ずぷっ、とゆっくり挿入が開始される。少女がくわえ込める大きさではないと言うのに、幼丘はぎちぎちに開かれながらも受け入れいている。
 初めてのセックスで余裕がない筈なのに、紫の膣は貪欲だった。肉ヒダの一つ一つが陰茎の血管一筋すら逃さずに、支配者を記憶する。
 だからと言って快楽を蔑ろにしているわけではなく、しっかりと男が感じるように内部は蠢いている。カリ首の裏側までねっとりと張り付いて、嘗め回すように媚肉の存在を主張した。
 紫の中は名器という言葉すら生ぬるく、正に男に奉仕するためにあると言っても過言ではない。膣はもはや子孫を残すための延長上に配置されるものではなく、純粋に雌として雄に貫かれるためにあった。
 決して男に逆らえず男に奉仕するための雌、それが九鳳院の女だ。自由を求めた誇り高い九鳳院紫も例外ではない、ただそれだけの話だった。
「ふああぁぁ、もっと……もっとぉ! お尻にも、ほしいぃ!」
「本当に貪欲だね」
 アナルに差し込まれたのは、アナルパールではなく金属棒の方だった。子宮口を媚肉ごしに突き刺され、電気が流れる。きゅっと閉じていた肛門がぱっくり開き、腸壁が丸見えだ。
 子宮口を亀頭で持ち上げながらえぐられ、さらに電気で解される。紫は涎を垂らしながら、快楽に喘ぎ続けていた。この姿を見て、誰が7歳で初体験だと思えるだろう。
「すご、しゅぎるぅ! きゅうううぅぅぅ! もっとぉ! はぁ、はぁ……。もっと、欲しいんだ!」
「随分と、飼いならされてきたね」

813:紅 kure-nai 学園の罠 中編
09/08/20 21:00:18 I7tZsmDn
 菅原の緩やかだった腰の動きはしだいに激しくなり、処女を喪失したばかりの相手には容赦がなさすぎるまでになった。それすら当然と言わんばかりに紫は快楽を得て、膣はより激しく萎縮する。
「ひゅうぅ、ああああぁぁ! うあぁ! はううぅ! きゅううぅぅ!」
「おや、もう喋る余裕もないか」
 内ももは淫液で濡れていない場所がないほど溢れ、もう足首にまで達している。汗をかいた背中に長い髪が張り付き、この幼さではありえない色気が漂う。まるで性を集めて凝縮したような少女だ。
 金属棒が引き抜かれ、代わりにアナルパールが入れられる。紫の肉は大きな玉と肉棒で、ごりごりすりつぶされた。
 菅原は紫の小さく軽い体を持ち上げて、椅子に座る。ごすり、という鈍い音と共に、紫の子宮口は子宮を潰さん勢いで串刺しにされた。
「ぎゅ! ふうううぅぅああぁぁぁああぁ!」
 性交というには暴力的に過ぎる行為、それすら紫には快楽にしか感じない。勢いは膣と共に腸すら穿って、深い絶頂を脳に刻み付ける。潮がぷしぷしと吐き出され、体全体が痙攣した。
「これでも快楽を得られるか。本当に凄いね」
「ぅあ! ぎゅう! ふえぇ!」
 紫の体は持ち上げられては落とされ、その度に絶頂する。潮が連続で吐き出され続け、床に白濁の水溜りができた。
 女の調教を生業とする菅原も、性奴隷となるために生まれた九鳳院の女相手には分が悪かった。具合が良すぎる紫の膣に攻め立てられ続け、ついに限界が訪れる。
「私ももう射精するよ。もちろん君の中にだ。かまわないよね?」
「うあ! ほ、しい! なか……ふあああぁ! わたしの、なかあああぁぁぁ! いっぱいに、してぇ! ひゅううぅぅぅ!」
 紫は全く拒絶する様子を見せない。本能でかそうでないのか、むしろ子宮を征服される事を望んでいた。
「これで、今日から新しい九鳳院紫だ」
 腸をまるまる制圧していたアナルパールが、思い切り引き抜かれた。同時に紫の体は落とされ、子宮口と亀頭が熱烈なキスを交わす。子宮口は僅かにだが開き、出される精液を飲み込んでいく。
「ふあああぁぁぁ! あっ……うああああぁぁ! イくううぅぅぅぅ!」
 それは、本当に紫にとって始めての体験だった。射精ならば、何度も腸内にされた事がある。しかし、この熱と衝撃は、子宮を満たされる圧迫感は次元が違うものだった。
 理性ではなく本能で、精液が喜ばしいものであると悟る。今まで喜びだと感じていた何もかもが馬鹿らしくなる、九鳳院紫という雌にとっての究極の悦びだ。これがなくては生きていけないとすら思える。
「はぁ……ふぅ……せいえき……さいこうだ……」
「うむ、よく理解したね。頑張ったよ」
 菅原の手が、紫の頭を撫でる。それは人間に対して行うものではなく、家畜に対して行うような手つきだ。しかし紫は、そのご褒美にえもいわれぬ幸福感を感じていた。
「君は今日一日で随分可愛くなったよ。可愛い、お人形にね」
 自分という人格を排除される事、他者の支配を受ける事は、紫にとって忌避すべきだったはずだ。なのに、菅原の支配を当然と受けている自分が不思議でしかたなかった。
 紫の目隠しが外される。視線を上げて見る菅原の顔は、初めて見る他人のように思えた。
 寄せられる菅原の顔。紫は自然と唇を合わせる。生涯で真九郎にしか許さないと思っていた唇をあっさりと許し、口内を舐る舌に自分から舌を這わせた。
 長いディープキスを終えて、菅原の口が離される。紫は犯された唇で、自然と言葉にした。
「ありがとうございました」
 何に感謝したのか、自分でも判らない。ただこうする事が、とても当たり前の事だと思ったから言ったのだ。
 今日一日で、随分嫌っていた事を拒絶できなくなった。自分がどう代わったのか、紫には認識できなかった。
 ただ、下腹部に感じる熱い精液の幸福感だけを信じて味わい続ける。

814:紅 kure-nai 学園の罠 中編
09/08/20 21:00:43 I7tZsmDn
 /捕らわれの子猫/


 紫が処女をささげてから、辛うじて保たれていた教師と生徒の関係から主人と奴隷のものに代わっていた。とは言え、外見的に何が変わったわけではない。
 放課後の僅かな時間、紫が求め菅原が答えるではなく、菅原が命じ紫が従うになっただけだ。以前の関係を二人以外の誰も知らない以上、この変化など無きに等しい。そう、当人意外は。
「んふぁ……ちゅ……ちゅぐ……ちゅう……んむ……ふあぁ……ぢゅうぅ!」
 紫は裸に剥かれて、左右の手首と足首同士を拘束されている。不自由な体勢のまま必死にフェラチオをし、前後の穴を犯すバイブに喜ぶ。かつての意志の強さなど面影もない、卑しい性奴隷がそこにいた。
 処女を失ってから紫は、少しずつ壊れていった。いくら最も好きな人に裏切られたからと言って、未だ好きな事には変わりないのだ。その人に奉げるはずだったものを、一時の感情に任せて捨て去ったのは少女の心に影を残す。
 幼い少女が自分の心を守るために取った手段は、貞操観念をなくすと言う事だった。
 処女なんて後生大事にするものではないし、キスだって大した事ない。当然尻を穿られながら尿を漏らそうと、男の怒張に頬ずりしようと、縛られ辱められようとも問題など何もない。むしろ気持ちいいだけ良い事だ。
 そして処女を失った罪悪感からまた快楽に逃げて、自ら泥沼にはまっていく。変態行為を一つ受け入れればまた罪悪感が溢れて快楽に逃げ、やがて快楽の比重の方が大きくなる。
 妥協する事が自分を貶めているのだと、恐らく紫は気づいていない。変わったのは自分の肉体だけだと信じているのだから。そうして、まだ辛うじて精神の均衡を保っていた。それも時間の問題でしかないのだが。
 九鳳院紫は、以前持っていた高潔さの殆どを失っている。未だに孤高の輝きを見せてはいるが、少し内側に入ってしまえばそれが張りぼてだと誰でも分かるだろう。なにせ、内側では淫欲が渦巻きそれ以外何もないのだから。
「ちゅぶううぅぅぅ……んぢゅうぅ! ちゅば、ちゅう、ちゅうぅ……じゅるうぅ!」
 フェラチオ奉仕が強力に派手になり、ガリガリと音がするほどバイブを床に擦りつける。菅原が視線を向ければ、そこには上目遣いで主にご褒美を要求する雌の姿。
 飼い猫にするようにあごを撫でてやれば、嬉しそうにペットが笑う。
 紫の口から陰茎を引き離し、うつぶせに押し倒す。アナルのバイブを引き抜いてゆっくり入れてばれば、そこにはどんな雌穴にも勝る快楽が待っている。
 両手足を拘束されて床に押し付けられるこの体勢を、紫は最も好んだ。多分自分で抵抗しようがない体位を選ぶ事で、少しでも仕方がないという免罪符がほしいのだろう。
 この少女が今の自分の姿を昔の自分に見られた時、どういう言い訳をするのかと考えた菅原は少し笑いそうになる。
「んあぁ……わたしのアナル、ぐちゃぐちゃだ……ふあぁ!」
 なにせ、尻の穴を穿られて喜ぶ姿に訳などありはしないのだから。これでまだ自分は大丈夫だと思っているのだから、滑稽以外の言葉が浮かばない。
 それでも油断は禁物だ。今ならばまだ、たとえ僅かでも持ち直す可能性がある。
 きっちりと落としきるには、今しばらく時間が必要なのだ。もっと念入りに、骨の髄まで、人格を保ちつつ性交が全てに優先するように。
「ふあ、あっ、あっ、あっ、うあっ、くぅ……きゅううぅぅ!」
 この尻を跳ね上げて快楽に溺れる7歳の少女の芯が強かったのは、まぎれもない事実なのだ。だからこそ大幅に削いだとはいえ、挽回する余地が残っている。
 焦る必要はない。菅原にとってこの仕事は、今より遥かに時間をかけてやるべきものだったのだから。これでも大幅に計画を前倒ししている。
「精液はどこに欲しい?」
「っ! 中で、わたしの、しきゅうで、たくさんびゅーってしてぇ! そのあと、なめさせて! せいえき、のませてっ!」
 恥部を淫らに彩っていたバイブを引き抜き、代わりに陰茎を差し込む。しかし、その後に動かす事はなかった。
「っぁあ! なんで! うごいて! イかせてぇ!」
「紫ちゃん、私は思うんだよ」
 菅原は耳元で、優しく囁く。こうして言い聞かせれば、紫は絶対に逆らわない。何度も同じ状況を作り、繰り返し実行させた事で紫に刻み込まれたのだ。
 仕込むのは簡単だった。真九郎という拠り所をなくした紫が菅原すら失えば、彼女の理解者はいなくなる。その恐怖感につけこめば、快楽の外でも言いなりにするのは難しくない。

815:紅 kure-nai 学園の罠 中編
09/08/20 21:01:09 I7tZsmDn
「いつまでも、真九郎君と言ったかな? と言う人と仲違いをするのはよくない。今夜にでも電話して、関係を修復したほうがいいだろう」
「したら、せーえきくれる? 子宮のなかに、たくさんくれる?」
 今では従属の仕込みも、どれだけ効果があるのか疑問だ。快楽を止めて脅迫すれば、よほどの内容でない限り実行するだろうから。まあ、なかったら危険であるし、二重の束縛と思えば安定感が増しているとも言える。
「ああ。すぐに射精してあげよう」
「じゃあする! ちゃんと真九郎と仲直りするから、精液入れてっ!」
 紫の言葉を確認して、すぐに菅原は紫に射精すべく動いた。
 事前に大した快楽がなくても中出しをされるだけで、紫は絶頂する。精液の味を子宮が敏感に感じ取り、雄の香りで子宮から絶頂するのだ。完全に精液中毒になっている。
 一度射精が終わった後は、愛液、腸液が付いていようとお構いなしに陰茎にむしゃぶりつく。口をすぼめて精液をすすり、一滴も逃すまいとするのだ。
 これが九鳳院紫改め、雌猫奴隷のある日の放課後である。

816:紅 kure-nai 学園の罠 中編
09/08/20 21:01:31 I7tZsmDn
 /intermission #1/


 教師としての仕事と紫の調教をする、いつも通りの仕事を終えて帰宅した菅原に、電話がかかってくる。元の菅原が持っていた電話にではなく、仕事用の携帯電話にだった。
「はい、ルーシーさん。何の御用ですか?」
『突然電話して申し訳ありません。お仕事の方は順調ですか?』
「予定より大分早く進んでいますよ。問題でも起こりましたか?」
 菅原は技術の性格上、単独で潜入する事が多いため、いつも連絡は必要最低限しか取らない。もしどこかで入れ替わった事が発覚すれば、それだけで菅原の仕事は失敗、最悪命がなくなるからだ。
 進行状況で連絡を取った事など、かつて一度もない。そのために、ルーシーからの電話は怪訝に思えた。
『いえ、あのクソガキに思わぬ利用価値が出てきたので。新しい社員を勧誘したのですが、見事に邪魔をされてしまいました』
「つまり、その人を釣るのに使いたいと」
『はい』
 菅原が知るルーシーと言う人間は、もっとスマートな人間だ。何度も仕事の窓口をしてきた相手だが、これほど愚痴を零した事は一度もない。それだけ腹に据えかねているのだろう。
 ふと、脳裏によぎるものがあった。大したことではないかもしれないが、一応聞いておいたほうがいいかもしれない。
「一応相手のお名前を聞いても?」
『構いませんよ。紅真九郎という男性です。あと少しで契約をできたのに、無能なクソガキに出しゃばられてしまいまして』
 やはりだ、と菅原は一人思った。紫に仕込みをしてこの電話、タイミングが良すぎるのではないかと思ったが、見事に的中してしまっている。
「すみません、ルーシーさん。それ、原因は私です」
『どういう事ですか?』
「いえ、対象の周囲に変化がありすぎると、護衛が何か調べだすんじゃないかと思いまして。波紋は小さいほうがいいと思って、彼女によりを戻すように言ったのですよ。その相手が……」
『紅真九郎という訳ですか』
 自分の仕事が順調すぎるくらい順調なのはいいが、それでルーシーの仕事を邪魔してしまったのは不味かったか。そう考えていると、ルーシーから否定する言葉が出てきた。
『今回の件は事前調査と連絡の不足から発生した事です。原因はどちらかと言うと私にありますので、そちらは気にせず仕事を続けてください。幸い、失敗したのは勧誘のみで仕事自体は成功していますので』
「それは良かった。幸い、調教自体は殆ど終えてますので、後は仕上げだけですよ」
『くれぐれも慎重にお願いします』
「分かっていますよ」
 電話が切られる。菅原は携帯電話を隠して、パソコンを立ち上げた。
 電子データの中には、事細かに紫の進行状況について記されている。完了、と記されている項目は多く、残りの項目は後僅か。これが終われば、紫の調教は完了するのだ。
 早めに紫を拉致する算段を考えよう、そう考えながら菅原はパソコンを見続けた。

817:紅 kure-nai 学園の罠 中編
09/08/20 21:01:55 I7tZsmDn
 /intermission #2/


「真九郎、早くするのだ!」
「待てよ紫。そんなに急ぐ事ないだろ?」
「何を言っている! たった一晩しかないのだぞ!」
 真九郎はぱたぱたと自分の周りではしゃぐ紫を諌めながら、自室に入っていく。
 ここしばらく、色々な事があった。紫と不仲になったと思えば、命がけで仕事をし、紫と仲直りをする。これほど濃密な日々など、真九郎のまだ長くない一生を思い出してもそれほど多くない。
 ようやく紫にも仕事にもひと段落つくと、紫が真九郎の家に泊まりたいと言ってきた。
 以前に何日も泊まった事はあったが紫の家が許可するとは思えず、真九郎は了承してしまう。結果、紫のお泊りはあっさりと決まった事を満面の笑みで伝えられた。
 九鳳院家は何を考えているんだ、と真九郎は頭を抱える。九鳳院家が真九郎の住処も真九郎自身にも危険はないと判断し、九鳳院家にいるのとそう変わらないと判断された事を彼は知らなかった。
「真九郎と夜を共にするのは久しぶりだな! 今日は10時まで起きているぞ。すごい夜更かしだ、もう大人だな!」
「人聞き悪い言い方をしないでくれ。あと早く寝なさい」
 いくら背伸びをしていても、所詮は7歳の子供だ。紫の夜更かしとは10時程度だった。
 押入れから布団を一式だけ出して、畳の上に敷く。もう一つ紫専用の布団があるにはあるのだが、彼女は何度言っても朝には真九郎の布団に潜り込んでいる。最近では聞かせるのを諦め、最初から一式しか用意しない。
「ほら、電気消すぞ」
「むう、仕方ない。布団の中で話せばいいか」
 布団の中で、真九郎はずっと紫の話を聞いていた。嬉しかった事、嫌だった事、それら全て。最近までそれすらない日々を送っていた紫には、全部喜ばしい事だった。
 それでも子供の限界が来て、口数が少なくなっていきやがて寝息が聞こえる。時刻は9時を少し回った程度。紫にしては頑張ったほうだろう。
 それからどれほどもしないうちに、真九郎も寝付く。久しぶりに落ち着いて寝付ける事を喜びながら。
 真九郎は夢を見ていた。暗くなった自分の部屋で、布団に入ったまま考えも覚束ない自分の夢を。
 なぜこんな夢を見ているのか、真九郎には分からなかった。こんなに意味があるのかないのか分からない夢を見るのは、初めてだったのだから。
 足元近くでくちゃくちゃと音がしている。視線をそちらに向けると、紫が獣のように自分の股間を嗅ぎまわり、ズボンの中に入れた手を必死に動かしていた。
 何をやっているのか、真九郎には理解できなかった。頭に霞がかかったように、具体的に物を考えられない。ただ、そこにあるがままの光景を受け入れるしかなかった。
「ん、ふぅ……たり、ない」
 紫が真九郎のズボンをトランクスごと咥え、引き摺り下ろす。まだ勃起をしていない状態の陰茎が、表に出される。紫はそれに鼻をくっつけ、大きく息を吸い込み香りを楽しむ。
 それだけで少女の顔は女になり、淫猥な蕩けた顔を真九郎に見せ付けた。
「ふふ……いい匂いだ」
 紫の舌が陰茎に触れ、なめくじのように這い回る。下腹部に熱溜りができ、意思に反した勃起をしていく。
 真九郎の知らない紫は、大きくなったそれを躊躇なく口の中に含んだ。少女の口は恐ろしく気持ちがよく、背筋まで快楽が伝わってくる。
 紫はズボンを下着ごと脱いで、幼い下半身をあらわにした。信じられない事にそこは淫らに濡れていて、しっかりと女として機能していることが分かる。
「おい……しい。がまん、できない……。こんなに……いいにおい……せいえきのにおい、してるんだ。しかた……ないんだ」
 一人でぶつぶつと喋りながら、真九郎に跨ってくる。見られている事を気づいているのかいないのか、そこまでは分からない。しかし、淫らに彩られ、雌の芳香を放つそこが真九郎に晒されたのは事実だ。
 ぶちゅぶちゅと指を何本も飲み込む幼丘は、既に処女を失っているように見えた。7歳の子供が性交を経験済みだなど、そんなはずはない。そう思っても、少なくとも今夢に登場している紫はそうなのだ。
 陰部から片手を抜いて、背後に回される。小さく美しい指は、彼女の尻の穴に飲み込まれていった。まさか、と思っても事実は変わらない。紫は前後の穴で自慰をしながら、真九郎にフェラチオしているのだ。
 真九郎は冷静に、自分の体が限界まで興奮しているのに気づいた。なんとか制御しようとして、どうせこれは夢で自分の制御下にないと諦める。下腹部から、溜まった熱が一気に吐き出された。
「んんんっ! んじゅ……じゅう、ケホッ! ちゅうぅ、ちゅるる」

818:紅 kure-nai 学園の罠 中編
09/08/20 21:02:19 I7tZsmDn
 真九郎の精液を必死に飲み込む紫。目の前で痴態を広げる少女は、本当に紫なのだろうか。よく似た誰かだと言われた方が、よほど納得できる。
 夢の紫は何もかもを無視して、いっそう興奮しだす。精液を口の中で回し、大事に大事に少しずつ飲み込む。
「ん……あぁ……たりない、たりないぃ……。もっと……」
 真九郎に背を向けたまま、体を下りていく。肉棒を手で掴むと、それを、信じられない事に自分の尻の穴にあてがった。
「んあ、あああぁぁぁっ!」
 口など比べ物にならない、大きな快楽。中は柔らかく舐め回し、入り口はきゅっと締めてしごいてくるのだ。我慢などできる筈もなく、あっというまに射精させられる。
「んあぁ精液、熱い……せいえきぃ……」
 紫もそれで絶頂を迎えたのか、小さな背中を思い切りそってビクビク震えている。長い髪の間から見えるうなじが、妙に艶かしかった。
「きもちいい……ふぅ、けど……早すぎるぞ。まだ、満足できない」
 紫がゆっくり腰を浮かせ、陰茎を引き抜く。亀頭の先端と少女の尻穴に、光の橋ができて崩れ落ちた。
 パジャマの前ボタンを外しながら、少女は前を向く。少女の目は淫らに染まっていたが、それ以上に媚びた目が気になった。それは、紫が最も嫌ったものだったのだから。
「つぎは……こっち」
 少女が開いたのは、まだ未成熟な幼丘だった。真九郎の陰茎を掴み、媚肉に擦り付けてくる。また下腹部に熱が溜まり始めた。
「あは。ピクピクいってる……かわいいな。まだ、大丈夫だ」
 やめろ、そう言いたかったが、体は動かなかった。まったく抵抗できず、少女の膣に飲み込まれてしまう。
 幼い陰部の肉が潰れるほど開かれ、今にも切り裂けてしまいそうだ。少女の膣は燃えている様に熱く、媚肉が淫液を絡めながら、ねっとりと吸い付く。まだ挿入しただけなのに、中は蛸のように絡み付いてくる。
 確かに紫のような少女の中は気持ちよかったが、気分は最悪だった。あの気高い九鳳院紫が、夢の中でとは言えぐちゃぐちゃに穢されたのだから。
「しんくろーの、すごいぃ……! おくまで、きゅんきゅんきてしまうぞ……」
 少女は雌の顔で心底喜び、上下運動を開始した。真九郎に向けられる媚びた目を、せめてもの抵抗としてにらみつけながら。
 真九郎の夢が終わる。
「おい、真九郎!」
「うわ!」
 体を叩かれた衝撃と大きな声で、真九郎は跳ね起きた。しばらく呆然としながら、部屋の中を見る。電灯はついていないのに、部屋は明るかった。窓を覗けば、青い空がもう朝である事をつけている。
「どうした、寝ぼけたのか? 真九郎は仕方のないやつだ」
 声の方に顔を向ければ、そこには私服姿の紫がいる。パジャマは既にたたまれており、したり顔で真九郎を見ていた。
 そこに、普通の、いつも通りの紫がいる。その事実に、しばらく呆然としてしまう。
「おい、本当にどうかしたのか? 体調がわるいのか? ならわたしが看病するが……」
 本気で心配そうに、紫が見ていた。真九郎は慌てて弁解をする。
「いや、違うよ。ちょっと寝ぼけてただけだ。心配いらない」
「そうか? ……ふむ、本当に大丈夫そうだな」
 やはり、夢は夢でしかない。内容こそ最悪だったが、そんなものは現実に如何ほども影響しないのだ。目が覚めれば、ほら、いつも通りの紫が笑っている。
 悪夢を振り払って、真九郎は気持ちを入れ替えた。もう学校に行く時間なのだから、急がなくてはならない。
 あまりの夢のインパクトに気おされ、真九郎は注意力を欠いていたのに気づかなかった。もしいつも通りの注意力があったのならば、あるいは気づいていたかもしれない。
 紫の股間が、淫液と精液でショーツを変色させるほど穢している事に。

819:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/20 21:03:00 I7tZsmDn
以上です。後編は多分来週の木曜になると思います。

820:名無しさん@ピンキー
09/08/20 21:13:14 msucN6U4
>>819
GJ!
続きを期待してます!

821:名無しさん@ピンキー
09/08/20 21:21:44 HQfyDdSG
>>819
素晴らしい・・・。心からGJと言わせていただきます

822:名無しさん@ピンキー
09/08/20 22:56:39 qjKeX3b9

素晴らしいですね!
良作が次々と書かれて、嬉しい限りですよ!

823:名無しさん@ピンキー
09/08/20 23:42:39 PxLE3Rbu
ちょっとは投稿の投稿の間隔ってもんを考えたらどうよ?

824:名無しさん@ピンキー
09/08/21 00:14:15 adqevquy
お前はまず落ち着け

825:名無しさん@ピンキー
09/08/21 00:57:17 SNcf0w/H
>>819
すごい良かった

後編、楽しみに待たせてもらいます

826:名無しさん@ピンキー
09/08/21 01:38:07 SzJR6sKI
>>819
相変わらずうまいっすね
GJ!といわせてください

827:名無しさん@ピンキー
09/08/21 03:07:45 24YtBD3E
>>819
読みました
いい感じに調教が進んでますな
紫が単なる色狂いになるのではなく、性格そのものは変わってないのがいい!
ただ、菅原が紫のアナルを初めて犯す場面は欲しかったかも
アナル好きーなもので
続きを楽しみにしています

828:名無しさん@ピンキー
09/08/21 12:47:39 A2OU6zco
>>819
中編、楽しませてもらいました!

紫の内心の葛藤が、すごくいいね
主人公のことはまだ好きだけど、体は完全に先生のものになってるとか最高!
あとは、上でも書いてる人がいるけど、アナルを初めてペニスで犯されるところは読んでみたかった
本物のペニスを初めて見た紫の反応とか

829:名無しさん@ピンキー
09/08/21 12:48:12 nvcEO7UM
> 凛ちゃん寝取られっ!
肝心の初エッチシーンがないのな
処女100人斬り目指してと言ってるのにそのシーンがないのは残念無念

830:名無しさん@ピンキー
09/08/21 16:37:05 4WMFlBQt
来てない間に二作品投下されてたw
すばらしい

831:名無しさん@ピンキー
09/08/21 16:45:42 Av7YQ/S2
>>829
逆に考えるんだ
描写されてないからこそ、自分の脳内で自由に想像出来るんだ、と

832:名無しさん@ピンキー
09/08/21 18:16:47 eKXFn1op
最近このスレはフィーバーしてるな(死語)

833:名無しさん@ピンキー
09/08/21 20:17:55 +hHkKdat
>>819
学校では先生の忠実な奴隷でありながら、主人公の前ではいつもどおり
主人公との関係を維持しながら性的な部分だけ変化させるとは、理想的な調教だ
表と裏のギャップがたまりません

834:名無しさん@ピンキー
09/08/21 23:55:49 CCtTP5/d
>>819
いいね。好きだな、こういうの。

心は主人公を愛したまま、身体だけは肉欲に落ちるなんて素晴らしい。
主人公には愛を、調教主には忠誠を。
この絶妙のバランスはツボだわ。

835:名無しさん@ピンキー
09/08/22 00:45:20 mfczM/K5
URLリンク(misao.fam.cx)

さっきのSSの挿絵描いてみた

836:名無しさん@ピンキー
09/08/22 03:52:31 I3umHYZq
790 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2009/08/21(金) 02:52:27 ID:fVeUnl9j0
なんかここにとばされるみたい URLリンク(nazokeijiban.hypermart.net)
でもここすぐに404になる ググッたらその4秒後にURLリンク(nazokeijiban.hypermart.net)
というURLに飛ばされますが 上記URLは現在404となっています。 ヘッダ情報が表示されたところでそれが記録されていても個人の特定には至らないため そこまではPC無害 人によってはその情報に
みたいなページがあって、(リンク先につながらず

837:名無しさん@ピンキー
09/08/22 14:37:52 0QoVdhIN
>>819
面白いし、すっごく興奮するけど、調教がちょっと順調すぎるような気もするなあ
紫には、一回くらい本気で抵抗する頑張りを見せてほしい

838:名無しさん@ピンキー
09/08/22 15:25:46 +mTuD/9J
>>819
とても良かったです。後編、楽しみに待たせていただきます。

839:名無しさん@ピンキー
09/08/22 20:08:08 izUdsP1R
>>805
ひさびさに抜ける作品キタ。
wktkして続きを待ってます。

840:名無しさん@ピンキー
09/08/23 07:33:04 WyRQzvco
ニトリがあるんだからネトリもあっていいような気がする

841:名無しさん@ピンキー
09/08/23 07:45:17 q7MUHl8m
そこはすでに佐藤登志雄が通った道よ・・・

842:名無しさん@ピンキー
09/08/23 08:43:32 sxyciQOZ
>>840
二トリネトリトトリか

843:名無しさん@ピンキー
09/08/23 14:08:02 MVnsXeYL
>>835
流れてたんで再うpキボン

844:名無しさん@ピンキー
09/08/23 21:54:54 +OVBxTpH
>>843
>>836なので、単なるトラップだお。

845:名無しさん@ピンキー
09/08/24 00:18:14 qfsAFfvL
>>844そうだったのか、㌧クス

846:名無しさん@ピンキー
09/08/24 03:54:50 5Ua/ORr/
なんかよくわからんが
どのURLも見られなかった

847:名無しさん@ピンキー
09/08/24 16:53:08 qfsAFfvL
唐突ですまんがスレタイ変えないか?
「NTR」って言葉もあることだし

↓こんな感じで
【寝取り】NTR総合12【寝取られ】

848:名無しさん@ピンキー
09/08/24 17:07:55 T4A1Kp7p
>>847
NTRという単語を入れるのは賛成だけど、タイトル自体を変えなくてもいいんじゃないかなぁ。

【NTR】寝取り・寝取られ総合スレ12

でよくね?

849:名無しさん@ピンキー
09/08/24 18:00:05 j5kAL1lT
最近はあちこちでNTRって略称が使われてて嫌な感じ

850:名無しさん@ピンキー
09/08/24 18:08:15 5z67iu8f
>>849
お前の中のNTRは、寝取られてしまったんだな。きっと。

851:名無しさん@ピンキー
09/08/24 19:33:47 AZ6DXeLB
理由があってこのスレタイになってるんじゃなかったっけ?

852:名無しさん@ピンキー
09/08/25 07:27:20 gYNhgAoy
うちで扱ってる品物でNTRって部品があるんだが
すまん、なんでもない

853:名無しさん@ピンキー
09/08/25 13:20:20 z6tFouNI
西川たかのり
だなワカリマス

854:名無しさん@ピンキー
09/08/26 19:46:42 D2C4CKXB
いよいよ明日は木曜日・・・!

855:名無しさん@ピンキー
09/08/26 21:16:18 FdvO8woN
「この糞ビッチ、ウゼェ死ね寝取られろ!」と思ってると寝取られが無く
「この子が真のヒロイン!寝取られは無いよな・・?」
と思うと寝取られる!不思議!

メインヒロイン程寝取られて欲しいキャラが沢山いて困る、存在が邪魔

856:名無しさん@ピンキー
09/08/26 22:57:18 rsMnOGMv
メインヒロインだけ寝とられがない
というパターンもある

857:名無しさん@ピンキー
09/08/27 05:57:33 eZ36dgQU
>>854
何かあるのか?

858:名無しさん@ピンキー
09/08/27 12:58:06 KTugS2mf
>>857
>>819のせいじゃないかな、多分。

859:名無しさん@ピンキー
09/08/27 13:25:10 lqM0CGvU
投稿予告UZEEEEEEEEEEEEE!!

860:名無しさん@ピンキー
09/08/27 16:22:11 x3JaSI/T
>>359
男爵いいかげんにしろ

861:名無しさん@ピンキー
09/08/27 19:16:17 x3JaSI/T
>>860は誤爆です。いま気がついたすまん

862:名無しさん@ピンキー
09/08/27 20:32:01 ISfmrDeE
そろそろご光臨?

863:紅 kure-nai 学園の罠 後編
09/08/27 22:33:38 cA5rFr6d


 /捕らわれていない子猫/


 菅原は重い荷物、子供一人分の重量を持って立ち上がった。彼が持っているバッグの中には、今回の標的、九鳳院紫が体を丸めて入っている。
 背負うのならばともかく、20キログラムほどの重量を片手で維持するのは楽な仕事ではない。肉体的にそれほど優れているわけではない菅原ならばなおさらだ。
 本当はそんな余裕などないのに、ちらりとバッグを見た。この中で紫はバイブの振動に揺られながら、夢見心地でいるだろう。気楽なものだ、と一人愚痴る。
 なにせ菅原はこれから今回の仕事の最大の山場、九鳳院の護衛の目を盗んで学校から脱出する、を実行しなければいけないのだ。愚痴の一つも言いたくなる。
「手はず通りに……行かなかったら命がありませんね」
 言うだけ馬鹿馬鹿しい話だった。菅原に護衛を退ける実力などない。一刀の元に切り伏せられる自信ならばあったが。
 肩を叩かれる。振り向いてみれば、そこに黒づくめの人間がいた。服装だけではなく、仮面のようなものも黒である。一人しかいなかった空間に突如現れた相手に、しかし菅原は驚かない。背後を取られる事など慣れている。
 その格好は思い切り目立ってしまうのではないだろうかと思ったが、能力さえあればどうでもいい事だ。
「あなたがそうですか?」
 返事はなかったが、その代わりに首を縦に振ることで肯定を表す。黒づくめは紫を受け取るとすぐに歩き出し、菅原もその後を追った。
 黒づくめは淀みなく歩き、無造作に校舎を出た。菅原はその行為に恐怖の冷や汗が出る事を自覚しながら、同じように校舎から出る。
 現在の小学校校舎の外とは九鳳院家の護衛の領域であり、誰一人として逃すことなく目を光らせている筈だ。そんな所を怪しい集団が通れば、どんな仕打ちを受けるか想像するだに恐ろしい。
 この黒づくめもプロだろう。護衛に見つからず脱出できる能力があると見込まれたからこそ派遣されたのだろうが、例えそうだとしても恐怖感が和らぐものではない。
 対面の壁までの数メートル、たかだかその距離に体中の気力を使った気がした。いつ見つかり拷問の末に死ぬのかと思うと、まるで生きた心地がしない。
 驚く事に、菅原たちは護衛に見つからなかった。壁にあらかじめ空けられた穴から抜けて、全員出ると黒づくめが穴を閉じて偽装する。これで僅かでも時間が稼げれば御の字、そう思っての行為だろう。
 用意されていた車の後部座席に紫を押し込み、運転席に黒づくめが、助手席に菅原が座る。緊張で極度に消耗したため、菅原は座った瞬間動けなくなった。
 ちらりと隣を見ると、黒づくめは平然とした顔で運転している。それだけ自分の技に自信があるのだろう。実際、恐ろしいまでの技能なのだが。
 それから三時間、車で移動しある場所に止まる。そこで菅原と黒づくめ、紫は別れて3方向に移動するのだ。別の車には菅原含めて四人の男がいる。また別の場所で止まり、分かれては進む。
 撹乱を何度も繰り返し、位置を特定し辛くする。別れていった人間の中には、公共機関を利用する者もいただろう。そうして半日、やっと目的地まで着いた。
「お久しぶりです、ルーシーさん」
「はい、お久しぶりです。仕事を達成していただきありがとうございます。やはり貴方に依頼してよかったですよ」
「気になさらず。私も所詮、金銭の対価に行っただけですから」
 紫は菅原より先に着いており、ルーシーは中身を確認していたのだろう。大きなバイブを二本もくわえ込み、涎を垂らして喜んでいる様を見ればできていないと言われるわけがない。
「実際調教自体は難しい仕事ではありませんでしたからね。その代わり、九鳳院をごまかすのには必死でしたが。こんな危険な仕事はこれっきりにして下さいよ。毎日気が気じゃありませんでしたからね」
「すみません、貴方が優秀すぎるからつい依頼してしまうんですよ。これほど危険な仕事はそうそうありませんから安心してください。それに、次はもっと楽で稼げる仕事を紹介しますよ」
「それはいい。無茶をしたかいがありました」
 菅原は小さくため息をつく。危険な仕事は確かに実入りは大きいが、いつ死んでもおかしくない。ただそういう仕事をある程度請けておけば、楽で稼げる仕事を優先してまわしてもらえる。
 今回の件など適任が一人しかいなかったのだから、さぞやいい仕事を回してもらえるだろう。貴重な技能を持っていると言う事は、それだけ大切にされると言う事なのだから。
「所で、こんなにゆっくりしていて大丈夫なのですか?」
「ええ、今回は気を使いましたから。少なくとも場所を特定されるまで三日はかかります」

864:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:34:07 cA5rFr6d
「それはなんというか、凄いですねぇ」
 九鳳院家の諜報相手に居場所を最低三日稼げるというのは、正に脅威の一言だ。菅原はてっきり海外に高飛びするものだと思っていたのだから。九鳳院相手にはそれでも足りないくらいなのに。
「世間話は終わりにしましょう」
 ルーシーはバッグの中の紫を引きずり出して、コンクリートの床に転がす。まだ気を失ったままで、めくれ上がった服の隙間からうっすら赤らんだ肌を露出している。
 今の紫は申し訳程度に手を縛っているだけで、拘束らしい拘束をされていない。意識を取り戻してもバイブを挿入していれば抵抗しないのだから。万が一の保険以上の意味はない。
 幼い性器から乱暴にバイブを引き抜くと、少女はびくびくと跳ねてごぷりと大量の愛液を吐き出した。
「本当にだらしない姿ね」
 ルーシーはその様子を蔑んだ目で見ながら、衣服を正して足を縛る。さらにアイマスクと猿轡を噛ませ、携帯電話のカメラで撮影した。
「何をしてるんです?」
「勧誘したい人がいるって言ったでしょう。この姿、いかにも無理矢理拉致されたように見えません?」
 くすくすと笑いながら、楽しそうに文字を打ち込んでいる。入力を終えると、近くにいた男に投げて渡した。あらかじめ決まっていた事なのだろう、男は何も言わずに携帯電話を持って出て行く。
「あまりリスクを負うような行為はしないで欲しいのですが……」
「申し訳ありません。ですが、もしもの時は菅原さんに迷惑をかけない事だけは誓います」
 と、ルーシーは断言した。そこまで言われれば、菅原は拒めない。知らずとはいえ、彼女の勧誘を邪魔するきっかけを作った負い目があるし、九鳳院が追って来ない限り関係ない話だ。彼女との関係を悪くしたくないと言うのもある。
 さて、とルーシーが前置きをして、ちらりと紫を見て笑った。
 見知った女性の表情に、思わず寒気がする。獲物を捕らえた蛇のようなルーシーを見て、女性は怒らせまいと心に誓った。
 なにせ車の中で行うはずだった最終調整の予定を変更して、自分の前で仕事の邪魔をした少女の没落を鑑賞させてくれと言うのだから。
 恐ろしく加虐的な蛇が、ウサギを前に舌なめずりをする。
「最後の『仕上げ』をお願いします」
 それは、とても残酷な笑顔だった。

 紫はまどろみの中を泳いでいた。心地よいはずなのに、妙に物足りなさを感じる。空白を埋めるように全力で泳いでも、まだぽっかりと空いた穴は何かを求めている。
 悪くないはずの感覚を、なぜか全力で否定してしまう。求めているのはこれではない、もっと激しいものを、と。
 つい先ほどまで、体中を弄ぶ激流に流される事ができたのに。一際大きい濁流が過ぎて、あとは嵐の後のように穏やかになってしまった。
 ただ流される事がこれほどの安心感をもたらすのを知らなかった。もっと流されたい。ずっと激流に飲まれて、二度と浮かび上がれないくらい沈められて、もっともっともっと―水の檻の中で。
「紫ちゃん」
「―ぁえ?」
 聞きなれた声に、紫は目を覚ます。冷や水をかけられたかのような急激な覚醒と感じる違和感に、少なからず戸惑ってしまう。
 背中に感じる暖かい感触で、菅原の上に座っている事に気が付いた。手は背後で縛られていて、動かす事ができない。
 これは別におかしい事ではない。放課後には日常的に行われている行為なのだから。
 まず、服を着ているのがおかしい。私服に汚れを残すわけには行かないので、いつもは全裸か縄、もしくはボンテージなのだ。
 次におかしいのが場所だ。ここは少しばかり寂れた旧校舎の理科室ではないのだ。もっと広くて寒々しい、まるで廃工場の跡地の様に見える。
 そして最も違和感を覚えるのが、こうして菅原と触れ合っているにも関わらず自分が犯されていないという事だった。菅原を見れば股が潤むし、触れ合えばショーツを汚してしまう。
 膣を制圧され肉が崩れるほどかき回されていないのが不思議で、我慢できない。
「あの、先生……」
「お久しぶりね、お嬢ちゃん」
 いつの間にか正面にいた女が紫に声をかける。声の主をしばらく呆けた顔で見て、誰だか理解できなかった。数秒の間をおいた後、柳眉を逆立ててかつて真九郎を騙した女、ルーシーを睨み付ける。
「お前! いつの間にここに!」
「あら、私は最初からここにいたわよ」
 ルーシーは嘘を言っていない。突如現れた訳でも気づかれぬようそっと前に出たのではなく、本当に最初から紫の正面にいた。ただ、淫欲に捕らわれた紫は犯されることしか頭になく、正面を気にする余裕がなかっただけだ。
「酷い格好」
 蔑んだ目で紫を見下しながら、ルーシーが言う。紫にその言葉を否定する事はできなかった。

865:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:34:41 cA5rFr6d
 見下すルーシーの言葉には、一点の偽りもない。半ばはだけた服は、少女の肩から膨らみのない胸の頭頂部近くまで見えている。下半身はスカートできっちり隠れているものの、中心部分は濡れて変色している。
 桃色の吐息を吐いて、わたしは発情していますと隠されもしない。紫は怒りを示しているつもりだろうが、その顔からは淫欲に対する媚びの方が比重が高かった。
「流石は九鳳院が誇る奥ノ院の雌ですね。所構わず発情するなんて、信じられない能無しの淫乱」
「ふざけるな! それよりなぜ、おまえがここにいる!」
「紫ちゃん、そんな言葉を使ってはいけないよ」
 背後からの言葉に、思わぬ人物と対面したショックで忘れていた菅原を思い出す。
「先生、縄を解いてくれ!」
「それはできないよ。紫ちゃん、逃げてしまうでしょう?」
「残念でしたね。私が菅原さんに頼んで、ここまであなたを連れてきてもらったんですよ」
 にこやかなルーシーの言葉に、紫は目の前が真っ暗になるほどの絶望を感じた。
 菅原が手を引いていた事など本当は分かっていた。それでも菅原を頼ったのは、心から信頼した人間を疑いたくなかったから。実は自分の味方でいてくれると、信じていたかった。
「先生、なんでわたしを裏切ったんだ……。いや、わたしの目が節穴だったんだな」
 始めてあった時に感じた違和感。紫はあれを信じるべきだった。
「裏切っただなんて心外な。私はただ、友人であるルーシーさんのお願いを聞いて、紫ちゃんと話す場を用意しただけですよ。その証拠に、ほら」
 菅原の手が、紫の股の間に潜り込んだ。湿ったスカートの上から、少女の形を確認するかのように柔らかく撫でる。
 紫の背中をぞくぞくと虫が走り、求めた刺激に脳が幸福の信号を出す。怒りや失望すら塗りつぶす幸福に、紫は恐怖した。こんなものを長く味わっていたら、間違いなく逆らえなくなる。
「い、やだぁ! やめてくれ!」
「はい、やめます」
「……え?」
 少女の女を刺激していた手はあっさりと引かれ、幸福の時間が終わる。急激に引く快楽に安堵を感じたが、それ以上に深い絶望を感じてしまう。
 紫は拒絶しても『無理矢理犯してくれる』と心のどこかで思っていたのだ。そうすれば快楽に負けて『支配される言い訳になる』とも。
 自分の浅ましい考えに気づき、急いで首を左右に振り否定する。これではまるで、本当はそうしてもらう事を望んでいるようではないか。
 紫の尻に硬いものが当たっている。何度も味わい絶頂をくれた、陰茎の感触。膣の奥底にある子宮が甘い熱を発し、粘度の強い液体を生産してショーツを濡らしだす。
「せん、せい。お尻に当たってるから、どけて、くれ」
「すまないね。これは生理現象だから自分ではどうにもならないんだよ」
 ならば足を縛ってそこらに転がしておけばいいだけなのに、それを指摘する事ができなかった。
 本当は、この熱い肉棒をどけて欲しくなどないのだ。緩やかだがねっとりとした快感がじわじわと体を上る。しかし、こんなものでは足りない。早く挿入して欲しい。
「は、早く用件を言え!」
 湧き上がる焦燥に任せて絶叫する。こんな状態が長時間続いたら、自分を保っていられる自信がない。
 まんまと手中にはまった少女に、ルーシーはほくそ笑む。
「それでは早速。お嬢ちゃんには紅さんに悪宇商会に所属するよう言ってもらうわ。用件はそれだけ」
「な!? ふざけるな! 誰がおまえたちなんぞにいいいいいぃぃぃ!?」
 全て言い終わる前に絶叫してしまう。尻に当たっている陰茎が少し動いて、紫の媚肉を僅かにえぐったのだ。それだけで紫の理性は決壊し、快楽が脳を突き抜ける。
 絶頂する寸前まで高められた性感に、舌を出しながら犬のように喘ぐ。怒りで体に篭ったはずの力は、一瞬にして散って弛緩する。
「はしたない顔だわ。とても会話をしようとしている人間には思えない」
 ルーシーはあごを掴み、上に持ち上げる。紫の視線の先にあるのは、九鳳院紫という汚物を見る女。刃のような鋭さが、少女のマゾヒスティックな性感を刺激して止まない。
「そんな事を言ったら失礼ですよ、ルーシーさん。もう少し気持ちよくなれば、ちゃんと返事できますよね?」
「ぅ、ん」
 紫が頷いたのは、菅原の言葉に同意したからではない。気持ちよくしてもらえる、それだけを汲み取ったにすぎない。
 浅く座って腰を前に突き出すような体勢にされ、ショーツとスカートを切り取られる。さらに大きく開脚してM字に固定される事で、紫の全てをルーシーに晒す形になる。
 上着の前ボタンもはずし、リンゴの様に赤く火照った幼い全身はとても淫らだ。盛り上がりなど無きに等しい胸なのに、乳首だけは強烈に自己主張をしている。

866:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:35:03 cA5rFr6d
 菅原の硬い指が幼丘の閉じた一本筋に沿って触れ、媚肉を少しだけ割って開き指を入れる。クリトリスを触れるか触れないかの高さでくすぐりながら前後し、秘所は前に後ろに口を開けてはつぐむ。
 これだけの痴態を見せ付けておきながら、最後の一線だけは死守しているようにも見えて滑稽だ。たとえ見た目がつぼみでも、中には淫蜜をたっぷり蓄えているのは誰の目にも明らかなのだから。
「いい? 我々悪宇商会は所詮ただの人材派遣会社なの。請け負う仕事が表沙汰にできないものばかりというだけで。能力があればその分悪宇商会も報いるわ。たとえば、菅原さんのように」
「ふゎ……ああぁ……あふぅ……うう……はあぁ」
 ルーシーの言葉に全く反応せず、菅原の指にのみ踊る。目の色はどんどん怪しくなり、濁った瞳はどこを見ているのかもう判断がつかない。
 尻穴が物欲しげにぱくぱくと開き、乳首も勃起して刺激を要求する。どちらも強い淫気を放ち、女性的な魅力を無視して男を惑わす魅力をかもし出す。しかし菅原はそのどちらにも触れず、淫気はさらに強くなる。
 浅く撫でるような動きの指を、幼女の淫肉がねっとりと絡みつく。ゆったりとした緩い刺激に膣は待ちきれず、なんとか自分から奉仕してさらに快楽を得ようとする。
「紅さんがしかるべし依頼料を払えば、悪宇商会は当然仕事をこなすわ。尤も、当社の不利益にならないようにではあるけれど」
「ひゅうぅ! はぁ、はぁ、くうぅ……! もっと……ふあぁ……なんで……」
 紫の体を知り尽くしている菅原は、絶頂できるほどの刺激を与えない。寸前の点を見極めて、ひたすら後一歩の時点で焦らし続けていた。
 全身が快楽地獄に悲鳴を上げて、何も考えられなくなる。スタンガンを押し付けられたような快楽が体を焼いて、心臓の鼓動がうるさいほど響いた。頭に溜まった血液が思考を破壊して、イく事しか考えられない。
 幼女の小さなつぼみがくぱりと淫猥な花を咲かせ、生臭い強烈な性臭が鼻腔の奥まで突き刺さる。膣と言う名の肉食植物が、肉棒と精液を欲してやまない。
 陰部からこぼれる愛液は開ききっただらしない肛門の内側、腸内にながれていく。さらに腸液と混ざり合って獣臭を放つ混合液ができあがり、蓄積限界を超えたものが淵から割れ目を伝って流れる。
 人間らしさを忘れた一匹の雌は、顔の前に出された指に吸い付いた。持てる舌技を駆使するという淫らさを持ちながら、顔は赤子のように純粋だ。
「商売である以上、信用こそが命だから我々は社員を裏切らない。腕に覚えがあるのなら最適の就職先であるという自負を持っているの。……もう聞こえてないみたいね」
「ちゅば、ちゅぶ、ぢゅるぅ! もう、イかへて、イかへてぇ」
「と、言っていますよ、菅原さん」
「困りましたね。イき始めたら話どころではなくなるから寸止めにしているのですが」
 くすくすと、世間話でもしているかのように笑う二人。
「私は紫ちゃんに、ルーシーさんのお話を聞いて欲しいだけですから」
「私も、紅さんが悪宇商会に登録していただけるまでお願いするだけです」
 つまりルーシーの話に乗るまで、永遠にイかせてはもらえないのだ。最初から拒否権など存在しない、最悪の取引だと言う事にやっと気づく。
 真九郎を裏切る事はできない。しかし、それと同じくらい絶頂を味わいたい。紫の思考は壊滅寸前だ。
 何も言う事ができず表情を強張らせている紫に、菅原はじゃあ、と囁く。
「紫ちゃんも一緒に悪宇商会に登録しましょうよ。そうすれば真九郎くんと一緒にいられますし、何も問題はないでしょう?」
「ぅぁ?」
 それは何の解決にもならない、悪宇商会自体が悪辣な会社なのだから。その正常な紫の考えは、快楽に染まった紫に蹴落とされる。
 どれほど回答を考えてもすぐに蹴落とされてしまい、答えが纏まらない。焦らし攻めに思考と我慢の限界は着々と削られ、もうこの時が終わりさえするならばなんでもいいと思えてしまう。
 結局紫が用意できた考えは最低のもの、菅原に全ての答えをゆだねると言う事だった。
「ほん、と? それで、なにも、もんだい、ない?」
「ええ、本当ですよ。これで皆の要望が満たされますから」
「じゃあ、そう、する。せんせいの、いうとおりに、する。から、イかせて……」
 こんなに簡単な事だったのだ。隷属を宣言した瞬間、紫の心はすっと軽くなる。もう悩みなどなにもない、たとえできたとしても他人が答えをくれる。
 紫の体が持ち上げられ、菅原と対面になる。淫欲に蠢いて仕方がなかった花びらの中心に、最高の花粉を吐く雄しべがあてがわれた。紫の雌しべが歓喜にうねり、それをルーシーが手で静止する。
「なん、なんでぇ。ちゃんと、言われたとおりに、するから」

867:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:35:25 cA5rFr6d
「と言われてもね。我が悪宇商会は無能なクソガキなんてこれっぽっちも欲しくないんですよ。つまり、紅くんは欲しくてもお嬢ちゃんは要らないの。分かる?」
「そん、なぁ」
 紫が泣きそうな目でルーシーを見る。その瞳に、ルーシーは絶頂しそうなほどの快感を味わった。
 かつて紫の登場により勧誘を妨害されたルーシーは、依頼抜きに紫をむちゃくちゃにしてやりたいと思うようになっていた。だからこそ業務に影響の出ない範囲、つまり止めを自分の目の前で鑑賞できるようにしたのだ。
 あの強気な表情など影も形もなくし、怯えた目を向ける少女に密かに満足する。そして笑顔の仮面の下にどす黒い欲求を隠しながら、あらかじめ決められていた『妥協案』を言った。
「でも、家畜としてなら話は別よ。無能なクソガキは許せないけど、相手がペットなら仕方ないと思えるもの。ちゃんと命令を聞くペットなら、責任を持って飼ってあげるわ」
 紫は自分で答えを出す努力を完全に放棄して、菅原にすがる目を向ける。それは九鳳院紫が堕落したと二人に確信させるのに十分だった。
「それがいいですよ」
「する! ペットになって、言う事をちゃんと聞くぞ!」
「随分態度の大きいペットね。誰がわざわざ何もできないペットを飼ってあげると思ってるの?」
「うぁ、ごめんなさい! ルーシー様! ご主人様ぁ!」
 ずぶりと音を立てて陰茎が挿入され、紫はそれだけで絶頂した。見も心も満たす幸福感は、これが正解であると証明しているように感じる。脳が蕩けながら現実を歪めて認識し、快楽の祝福を受け取った。
「ちゃんと私の言う事を聞くわね?」
「はい」
「紅さんにも命令できるわね? しっかり働くように」
「はい」
「いい子ね紫。ご褒美にたくさん楽しんでいいわよ」
 ご主人様のお許しが出た紫は、菅原に寄りかかりながら全力で腰を振り出す。脳が壊れる寸前まで焦らされた後の快楽は、天に上るほどすばらしいものだった。
 ひと擦りごとに絶頂する。力が抜けていく足腰を痙攣させるほど酷使し、僅かでも強い快楽を得ようとするが満足できない。少女の媚体は、もう自分で動いただけでは満足できないほど快楽に支配されていた。
「んひぃ! もっと、もっとくだしゃいぃ……きゅううぅ!」
「紫はもう人間じゃないの。年中発情する猫になった事を自覚するのよ」
「はいぃ、わたし、ねこれすぅ。ルーシーしゃまぁ」
「よろしい」
 ルーシーはバイブを手に持って、少女のすぼまりが来るあたりに固定する。擬似陰茎の先端と寸分の違いなく紫の小さなつぼみはバイブを捕らえた。
「んおおおあああぁぁっぁあああぁ!」
 予期していなかったアナルへの刺激に、はしたない声で絶叫する。同時に強い絶頂が襲い掛かり、淫液が尿を漏らしたかのように溢れる。
 快楽に体を仰け反らせながらも、腰だけは別の生き物になったかのように振り続ける。とどまる事を忘れた紫は、もう快楽以外を幸福と感じる事ができない。
 アナルと膣は今まで経験を総動員して棒に奉仕する。片方はそれで快楽を感じられるものではないと知っていても、もう紫には関係のない事だ。
 無能な猫にできる事は、ただ奉仕する事だけ。それを理解した紫は、相手が何であれ全力で奉仕する。ましてや尻穴も膣も両方彼女の主が犯しているのだから、気合の入りも桁違いだ。
 ただでさえ名器といえる紫の奉仕に、射精を耐えられなくなる。いくら菅原が女を調教するのが仕事とは言え、これだけ快楽を与える膣は味わった事がないのだから。
「もう中に出すよ」
「にゅううぅぅ! うん、くらしゃい! わらひのぉ、うあああぁぁ! なかに、いっぱいぃ……きゅあああぁぁぁぁぁ!」
 中で出される精液をすすり上げ、子宮口を開いて子宮に受け入れる。待ちに待った男の射精はどんな媚薬よりも強く作用し、とてつもない威力で体の中から焼夷した。
 人生最高の幸福を味わいながら、九鳳院紫はこの瞬間に終わった。

 ふぅ、と菅原はため息をついて、紫を床に転がした。それほど交わっていたわけではないにも関わらず、腰が抜けそうになっている。なんとも情けない姿だった。
「随分と早かったんですね」
「いやお恥ずかしい。この子見た目に反して随分な名器でしてね」
 誰も7歳の子供が女に慣れた人間を簡単に射精させるとは思わないだろう。ましてや調教師となればなおさらだ。
「へえ。こんなメス猫でも一つくらいはとりえがあったんですね」
 ルーシーはどうでもよさそうに答えながら、紫を脱がしていく。次に変態的なボンテージを着せて、手足にも同様の皮でできた手袋足袋を付ける。

868:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:35:49 cA5rFr6d
 ここまではまだ理解できたのだが、次に出されたものは菅原の想定外だった。猫の耳のようなものがついたカチューシャ、尻尾のようなアナルバイブ、おまけに鈴が付いた首輪まで用意されている。
 それらを全てが装着された紫を満足げな表情で見るルーシーに、菅原は温い表情を向けた。それに気づいたルーシーは慌てて弁解をする。
「これは依頼主の要望であって、誓って私の趣味ではありません。まずそれを理解してください」
「そうですか。私はてっきり、随分と特殊な趣向をしているなと……」
 そういった行為が好きな人間がいるのは知っているし、実際にそうなるよう調教した事もある。しかし、それが知り合いだと妙な気分になるのを始めて知った。
「なんでまたここで着替えさせるんです? 依頼主の元についてからでもいいでしょう」
「これは依頼主に渡しませんよ。成果を映像に撮って、依頼達成の結果としてお渡しするんです」
「私が気にする事ではないのでしょうが、それでいいんですか?」
「ええ。元々引渡しまでは依頼内容に含まれていません。一度抱くくらならば話は別ですが。それに、その後はこれを使って九鳳院との交渉が待ってますんで、どちらにしろ手放せませんよ」
 凄いものだ、と素直に感心する。ルーシーの中では、既に九鳳院相手の交渉手順も頭の中にあるのだろう。どれほどの能力と胆力が必要なのか、菅原には予想もできない。
 ルーシーが手元のリモコンを操作すると、バイブが振動を始めた。気絶していた紫の変化は劇的で、目を見開きながらがくがくと震える。
「着いて来なさい、紫。今から貴方がド変態のペットになった事を証明するビデオを撮るから」
「はい、ルーシーさま」
 あれだけ反抗していた相手に、紫は従順についていく。調教が完璧である事を確認した。
 たとえ相手が憎く思っている奴でも、激情に駆られて傷つけるような真似はしないだろう。ルーシーは仕事人なのだから。
 余計な心配はせず、ここ暫くの疲れを癒すためにゆっくり休む事にする。命の心配をせずに眠れる事など、調教をしている時はなかったのだから。
 紫の艶声は、一晩中途切れる事がなかった。
 少女のはしたない喘ぎ声を子守唄に寝ていた菅原は、肩を揺すられながら起こされる。
「菅原さん、起きてください」
 久方ぶりの安眠のためか、まだ体は睡眠を欲している。時計を見てみればまだ深夜と言ってもいい時間だった。太陽はあと2時間はしなければ顔を見せないだろう。
「どうしたんですか、こんなに早く」
 いまだぼやける目を擦りながら、ルーシーに問うた。別の人間ならばともかく、菅原では睡眠時間が短いのは辛い。
 ルーシーの顔はすがすがしく、眠る前までのしかめ面ではなかった。随分とストレスを発散できたようだ。こんな仕事を続けていれば、相応に溜まってしまうものなのだろう。
「いえ、撮影が終わりましたので、ビデオを持って一足先に脱出してもらおうかと」
「ルーシーさんはどうするんです?」
「私は最後の勧誘が残っていますので。それさえ終われば、後を追いますので」
「ああ、例の……」
 もうすぐ紅真九郎がここに来るのだろう。後は彼を連れて行けば、今回の仕事は完璧な形で終了だ。
 菅原に持っていかなければならない荷物はない。全て処分してあるので、身一つでいいのだ。
「さあ、早くいらっしゃい」
 ルーシーの呟きを背に、菅原は廃工場が出て行った。

869:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:36:22 cA5rFr6d
 真九郎は怒りに表情を歪ませて、誰もいない夜道を走る。手元の携帯電話を壊れそうなほど握り締め、紫の無事を祈った。
 昨日の午後、いつも紫が小学校を出る時間に合わせて迎えに行ったが、紫は一向に現れなかった。少し遅れているのだろうと考えて九鳳院の護衛と待っていたが、30分も遅れる頃には調査が決意される。
 結局、紫も彼女の担任も見つからず大々的な調査網が敷かれる事になり、真九郎は協力を申し出るも邪魔だからと帰される。なんとか紫が見つかった場合の連絡だけはもらえるようにしてもらえたが。
 部屋に帰っても落ち着ける訳がなく、一人電話機の前でうろうろしていた。そんな時だったのだ、静かな部屋にがこんと音がしたのは。耳が痛いほどの静寂に突如響き、真九郎は飛び上がるほど驚いた。
 音の先は扉の投函口だと気づき、そちらに近寄る。手紙にしては妙に重く堅い音だったし、時間的にもう郵便局は働いていない。不信に思いながら、中を確かめる。
 入っていたのは、携帯電話だった。いよいよ不信感は高まり、携帯電話を開くとそこには縛られている紫の姿。拉致された事を核心させるには十分だった。
 すぐに九鳳院に連絡しようと思ったが、誰にも連絡するな、の書き込みがそれをとどまらせる。さらに交通経路等が記載されている事に気付き、こいつらの狙いは自分なのだと気付いた。
 真九郎は誰にも気取られぬよう、慎重に移動する。犯人たちの狙いが自分であるとしたら、真九郎が従えば紫は無事に帰される可能性がある。念を入れて部屋に書置きをしているので、万が一の場合でも九鳳院が動くだろう。
 そして、真九郎は怒りを押さえ込みながら単身、敵の根城へと向かった。移動は長く、着いたのが今正面に見えている廃工場だ。
 入り口の先の暗闇に、一人の男がいる。それに気付いても真九郎にはどうもできず、堂々と進入した。
「紅真九郎様でございますね?」
 姿形の見えない、恐らく男であろう人物が確認を取る。静かな物腰だったが、逆にそれが真九郎を苛立たせた。
「お前たちの要求通り着てやったぞ。紫は無事なんだろうな」
「申し訳ありません、私は紫、という方を存じ上げておりません。真九郎様がいらっしゃった場合に案内をするよう命じられているだけですので」
「……なら早く案内しろ」
「承知致しました。こちらでございます」
 目の前の男を締め上げたくなったが、その行為が紫に危害を加えないとも限らない。怒りを抑えて、男の後について行く。
 用意された場所は、小さな部屋だった。部屋の中心に一つだけ椅子が用意され、その正面に大きなディスプレイが置いてある。
「こちらで少々お待ちください」
 それだけを言い、男が去っていく。鉄でできた物々しい扉は閉められたものの、鍵はかけられていない。こちらが逃げるわけには行かない事を見越した、挑発行為にも思えた。
 乱暴に椅子に座り、相手から連絡があるのを待つ。静かなだけの無骨な部屋で、相手からの行動があるのをひたすら待った。
 それほど待っていたわけではないのに関わらず、真九郎の怒りは限界に達しようとしていた。終始落ち着きがなく振る舞い、正面のディスプレイを睨み付ける。紫の無事、せめてそれだけでも確認したかった。
 どれほど時間が経ったのか、ディスプレイの電源が付く。真っ暗だった部屋に薄い明かりが差し込み、やがて映像が映し出された。
『お久しぶりです、紅さん』
 映像の中の女は、まるで旧友に会ったかのように挨拶する。それに反吐を吐く思いを感じながら女、ルーシー・メィを見た。
「あんただったのか」
『ええ。もう一度、我が悪宇商会にご案内しようと思いまして』
 真九郎の言葉に答えが返ってくる。この部屋にもカメラが仕込まれているのだろう。ならば、この映像は録画されたものではなくリアルタイムで今起こっていて、向こうも自分を見ている。
「無茶をしすぎたな。流石のあんたたちでも、九鳳院に手を出したらただじゃすまない」
『それはどうでしょうね?』
 大した問題ではないと言うかのように、クスクスと笑うルーシー。元々好きになれない相手だったが、今回さらにその想いが強くなった。
 ルーシーは足を組んでいるが、その先までは見えなかった。画面の外に出ているからではなく、彼女にかしずく一人の少女によって。
 完全に背を向けているので顔は見えないが、体格からして紫と同じくらいの年齢だろう。露出度の高いエナメル質の服が、長い髪の隙間から覗く。
 少女はルーシーの足を持って、大切な物を扱うように舐めているのが判る。ぴちゃぴちゃという音が漏れて、真九郎まで届いていた。股の間に二本の玩具を挿入し、驚く事に少女は感じているらしい。淫らな液体の輝きがある。

870:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:37:07 cA5rFr6d
 頭には獣を模した耳が付けられ、よく見れば首輪も巻いていのが分かった。どれほど教育されたのか、少女は嫌がる様子を欠片も見せない。むしろ喜んでいるようにすら映ってしまう。
 最悪に趣味の悪い見世物だ。嫌悪感がこみ上げるのを耐えもせずに、真九郎は吐き捨てた。
「そんなものを見せる為に呼んだのか」
『あら、気付かないのですか?』
「……なに?」
『ほら、挨拶なさい』
『んぷちゅぅ。はい、ルーシー様』
 初めて言葉を発した少女に、真九郎は何も言う事ができない。少女の綺麗な透き通る声は、毎日のように聞いていたものと同じだったのだ。だからこそ、信じる事ができない。
 少女の体が傾き、顔が画面に映されようとする。嘘だ、と何度も心の中で唱え、祈りにも似た悲鳴を上げた。背中が凍てつき、頭から血が失せる。
 口元を涎でべたべたに汚し、瞳は潤んでいる。高い気品を漂わせる顔は赤く染まり、緩みきった表情で淫欲を貪っていた。かつては意志の強さを伝えたであろう顔立ちは砕け、かわりに媚が張り付く。
 いやらしくも美しい容貌は、やはり、最悪な事に、真九郎の良く知るものだった。
『ルーシー様のペットの紫です』
「貴様ああああああぁぁぁぁぁぁ!!」
 喉が張り裂けるほどの絶叫。椅子を吹き飛ばして走り、ディスプレイに掴みかかった。
「紫に何をしたあああぁぁぁ!」
 自分の大切な少女、自分の心を守ってくれた少女、それが穢されている。
 何があったのかなど分からないし知りたくもない。ただ、紫を犬か何かのように扱っているのが許せなかった。かつて感じた事がないほど明確な殺意が湧き出し、ルーシーを捉える。
 真九郎の殺気にも、画面の女性は眉一つ動かさずに微笑を保っていた。
『私は何もしていませんよ。紫は自分からペットになったんですから、ねえ?』
 あごを撫でて可愛がるしぐさは、家畜を可愛がるそれと変わらない。だと言うのに、紫は淫猥な笑みを浮かべて喜んでいる。
『はい。紫は、自分から望んで、ルーシー様に飼って頂いています』
『素直でいい子ね。ご褒美をあげるからいらっしゃい』
『わぁ……はい』
 一連のやりとりを見ただけで、この少女は本当は紫ではないのだと否定したくなる。しかし、真九郎の記憶の中にあるものは全て少女が紫であると断言している。
 もう訳がわからない。真九郎は現状を何一つ理解できなかった。それでも一抹の望みをかけて呼びかける。
「紫ぃ! 俺だ、真九郎だ! 目を覚ましてくれ!」
『しんくろぉ』
 ルーシーに抱えられた紫が、真九郎の名を呼ぶ。しかし、それはとても正気に見えるものではなかった。
 見慣れた顔で、見た事のない表情をする少女。だらしなく淫欲に塗れて、快楽以外を欲しがらない恥女の顔。僅か7歳の子供がこれほど変えられた事に恐怖を覚えた。
 怒りに冷静さを奪われる中、ふと記憶の中の紫に今と同じ表情をしているものを捕らえる。
 薄暗い闇の中。真九郎に跨り。男根を旨そうにしゃぶり。恥を忘れて自らの尻穴に導く。
 あれは夢だったはずだ。しかし、あれが夢でなかったとしたら、それほど昔から紫は嬲られていた事になる。
 真九郎は自分の頭から血が抜けていくのを感じた。もし、あれが本当にあった事だとしたら。それは変えられていく紫に気付かなかった自分に責任がある。
『紫、新しくなった自分を見せてあげなさい』
『きゅうぅ、んんっ! ルーシー様、るーしーさまぁ!』
 子供にとても入るものではない大きな玩具は、ルーシーの手で簡単に出し入れされる。少女とは思えないほど媚肉は柔らかく、擬似陰茎に柔軟に対応した。
 紫は首輪の鈴をちりちり鳴らしながら、ルーシーの上で喜びに踊る。殆どない胸を突き出して強調し、少女の色香というものを十二分に発散していた。
 淫らな欲望に駆られながらも、紫は命じられた言葉を忘れない。アナルの中で振動する尻尾付きバイブを突き出し、真九郎に披露する。尻尾を振る幼い尻が、男の興奮を誘っていた。
『ねえ、紅さん。大人になってもう一度考えましょうよ。悪宇商会に登録したって何も悪い事はないんですから』
 ルーシーの言葉に、真九郎は何も答えられない。目の前の現実離れした光景が、発言を許さなかった。
『給料は高価ですし、社員あっての企業ですから貴方を裏切りませんよ。ほら、我々に何か依頼をするのにも安くないお金がかかりますから、丁度いいじゃないですか』
 大きな猫が主に甘えながら、淫らに遊ぶ。股間からだらだらと愛液を漏らして飛び散らかしているのに、それを気にする様子が全くない。

871:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:37:29 cA5rFr6d
 ひと擦りごとにぶちゅぶちゅと大きな音がし、はしたない姿を見せ付ける。紫の視線は真九郎に向けられる事など一度もなく、飼い主であるルーシーに媚びた目を向け続ける。
『それにほら、紫もこちらに来たのですから、もう何も問題はないでしょう。いい事尽くめですよ』
 そうだ、紫だ。たとえ真九郎の知る紫ではなくなったとしても、真九郎を救ってくれた事にはかわりない。自分が守らなければいけない少女を、こんな目に合わせた奴の言う事など聞けない。
「紫を無理矢理こんな目に合わせておいて、よく言う……!」
『あら、まだそんな人聞きの悪い事を。紫は自分で決めたんですよ。ほら、説明しなさい』
『はい。しんくろう、わたしは、望んでペットになったんだ。ルーシー様は無能なわたしを飼ってくださっているんだぞ。事実無根の妄言を吐くならとっとと失せろ、目障りだ。ルーシーさまぁ、もっとください』
 真九郎などどうでもよさそうに言い切ると、再び快楽に溺れる。既に紫には自分が人間であるという意識はなく、ペットになっている事に何の疑問もなかった。主と快楽以外には興味など持てない。
『それに、紅さんに来てもらえないと大変なんですよ。ペットにお金を使う気にはなれませんから、自分で稼いで貰わないといけませんので。屈強な人が多いですから、すぐに壊れてしまいますね』
 そんな事を嬉々として語るルーシーは、悪魔にしか見えなかった。その悪魔は、真九郎が詰んだ状態で呼ぶという周到さを見せた。もう打てる手はない。
『それに、金銭しだいでペットの販売もしますよ。もっとも、血統だけは無駄にいいので高いですが。購入予定の方がいれば、無能な猫でも大切に扱うことを約束します』
 紫に挿入されている二本のバイブが強く振動し、幼い肉を抉り取るのではないかというほど暴れる。陰部が充血するほどの暴力的な刺激にも喜び、長い黒髪を振り乱し発情期の猫のように鳴く。
 猫はずっと主に媚び続けている。たとえ主が、猫の事など歯牙にもかけなかったとしても。機械的に与えられる快楽に喜び、どんどん上り詰めていった。
『きゅうぅ、んああああぁぁ、イくうううぅぅぅ!』
 猫は絶頂し、潮と尿を撒き散らす。そんな刺激にすら喜んでいるのか、びくびく体を震わせて満面の笑顔を浮かべる。
 真九郎は溺れた紫の表情を見て、やっと本当に紫が居なくなってしまった事を理解した。結局画面の少女は、自分など見向きもせずに快楽をくれる主人と戯れていたのだから。
『私の話はこれで終わりです。もし悪宇商会に来ていただけるのでしたら、外に車が用意されていますのでそちらに乗ってください。私は来ていただける事を願っていますので。では』
 ディスプレイの明かりが消えて、真九郎は一人闇の中に取り残される。
 紫はもう帰ってこない。それが分かっている。それでも、搾取されるだけの紫を捨ててはおけない。 真九郎が付いていけば、少しは負担が軽くなるだろう。
 真九郎は車に向かう。もう二度とここに戻って来れない事を感じながら。

872:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:37:49 cA5rFr6d
 /終わった物語/


「おひさしぶりですわ、ルーシー様」
 見た事もない美少女に話しかけられ、ルーシーは一瞬思考を停止した。知り合いではない相手に名を知られている事に驚いたが、それ以上にこの場にいることにより驚愕した。
 ここは悪宇商会の拠点となっているビルであり、関係者以外は厳重な警備で入れないようになっている。まさか美少女だからと言って進入を許すわけでもあるまいに、この少女は平然としてそこにいる。
 悪宇商会の人間でない事ははっきりしている。ルーシーの頭脳は、悪宇商会に登録されている全ての人間の顔と名前を覚えているのだから。
 デスクワークの手を止めて数瞬考え込み、検索の末、一人だけ引っかかる人間がいた。
「ああ、ああ! ええと、今は……」
「エレナです」
「そうですか。エレナさん、ご苦労様です」
 その美少女は、かつて菅原と名乗っていた人間だった。
 彼、もしくは彼女が他人になる能力を持っている事は知っていた。しかし身長や性別すら無視して擬態できるという事までは、ルーシーは知らなかった。その為にここまで驚いたのだ。
 エレナを談話室に案内し、珈琲を振舞う。業務の終了報告とともに、休憩がてら雑談をする事にした。
「しかし、驚きましたよ。てっきり父親の方にすると思っていましたから」
「彼の方は仕事がありましたから、なりきるのが面倒だったんです。エレナなら余計な気を使わずにすんだので、こちらを選びましたの」
 嬉しそうに語るエレナのしぐさは、少女のそれだ。実は本人であるといわれても疑えないほど完璧に、エレナになっている。
「所で、あの後九鳳院とはどうなりました?」
「気になるんですか?」
「ええ。相手が相手ですし、ちゃんと決着がついた事を聞くまでは安心できませんもの」
 エレナの言い分はもっともだ。他ならばいざ知らず、九鳳院は強力な私兵を持った大財閥。一言命じれば、エレナを暗殺する事など容易いだろう。
 ルーシーは納得し、かいつまんで説明を始めた。
 紫を連れ去ってすぐに始められた事は、九鳳院との交渉だった。今回の件は依頼であった事を説明し、紫の現状を知らせる。この時点で紫は九鳳院にとって庇護の対象ではなくなり、削除したい汚点となる。
 悪宇商会を潰したいものの、経済的なつながりは存在しなにより汚点を握られている。迂闊に手は出せなかった。また、紫は九鳳院に対する切り札になるので、悪宇商会が捨てる事はありえない。
 妥協案として、九鳳院は悪宇商会に二つの依頼をする。紫の隠蔽と、依頼主の発見。これらの依頼はすぐに達成され、九鳳院に連絡が入った。
 悪宇商会は依頼主を裏切ったわけではない。ただ、今回の依頼が入る事を予測しており、依頼主に盗聴器を仕掛けておいたのだ。一晩紫を嬲り者にしていい気になった依頼主は、べらべらとその事を周囲に触れ回る。
 あとは録音したテープを九鳳院に渡し、依頼主一族と紫の事を知った者すべてが粛清されて手打ちとなった。
 これで九鳳院は汚点を隠し、悪宇商会は九鳳院にすら手を出せる人材を持っていると名を広められた。もっとも、今回の件でより九鳳院と悪宇商会のつながりは強くなったので、今後はこのような状況にはならないだろうが。
 九鳳院は悪宇商会の最大の客先となる事で、自分に牙が向くのを封じたといえる。それに、私兵よりも派遣員の方が有能であると今回証明されてしまったのだ。これを使わない手はない。
 かくして、悪宇商会は一段と名声と権威を高め、巨大な客先まで手に入れた。これが九鳳院誘拐事件の顛末である。
「なんと言うか、見事なマッチポンプですね」
「こちらも相応に危ない橋を渡ったのですから、有能な人材の勝利といって欲しいですね」

873:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:38:13 cA5rFr6d
「まあ、そう言われれば悪い気はしませんけど」
 エレナの苦笑に、ルーシーはやり遂げた笑みで答える。実際に人材の手配等で骨を折ったのだから、それも当然だろう。見事な采配だったと言っていい。
「当事者の紫様はどうなりましたか」
「そちらも上手くいっていますよ。それが私の仕事ですしね」
 紫は相変わらずの発情した猫であり、一度も以前に戻った事はない。
 真九郎の対策もしてある。まず直接接触させないし、ごねる事がない様に一度紫の輪姦現場を見せた。それからはしっかりと業務に忠実だ。
 紫も精液中毒である以上、放置しておはけない。体が壊れるような激しいものはなくなったが、悪宇商会専門の娼婦として働いている。あんなに幼くても需要がない訳ではないのだ。
 あとは調教をする側の技術を教え込まれて、年齢性別問わず淫欲に堕落させている。意外な事に、腕は悪くないようだ。
「ところで、今日は紫様はいらっしゃらないようですね」
 いつもならば、場所格好構わずにじゃれてきて、調教を要求している。菅原が菅原でなくなった事に当初は戸惑っていたが、今では慣れたものだ。
 エレナの疑問に、ルーシーは皮肉たっぷりに答えた。
「ええ。今は愛の巣にいますから」

874:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:38:39 cA5rFr6d
 /愛の巣/


 金属で囲まれた部屋に、二人の男女がいた。一人はがっちりとした体格の裸の青年であり、もう一人はまだ幼女と言える年頃の女の子だ。
 幼女は青年と違い、服を着ている。しかしそれは、一般的に服と呼ばれるものではなかった。体を窮屈に縛るボンテージに、猫のような耳。不釣合いな首輪には鈴をつけて、尻の穴に尻尾を挿している。
 両者の姿を考えれば、皆幼女が変態的に犯されていると思うだろう。しかし実際には、青年の方が幼女に犯されていた。
「んうぅ! ほら、もっとだ! 気合を入れて舐めるんだ! あんんっ! そうだ、それでいいぞ!」
 幼女、紫は後ろ手に拘束されベッドに寝転がる青年、真九郎の顔に跨り、毛一つ生えていない恥部を押し付けている。僅か7歳の少女の体重など、手が使えなくても真九郎ならどけられるだろう。
 しかし、真九郎は抵抗を見せなかった。それどころか紫の命令に従順に、舌を伸ばして懸命に幼丘を舐め、クリトリスを弾き、膣にまで進入させる。
 どろどろと際限なくあふれ出る愛液を、脇に溢れたものまで舐め取る熱心さで奉仕した。その姿は紫がルーシーにするような、ペットが主人に奉仕する姿に似ていた。
「お前も大分おとなしくなったな。そうだ、そうやってちゃんと従うんだ」
 紫に頭を撫でられて喜んでいる自分がいる事を、真九郎は恥じた。しかし、これはもうどうにもできない事なのだ。
 ルーシーは調教をするという事に才能を見せた少女に、一つの事を命じた。それは、真九郎を自分に従順なペットにしろという事だった。
 当然真九郎は拒否したが、すれば紫に対する暴力的な陵辱が待っていた。そんな光景を耐えられるはずもなく、調教を受ける事を決意する。自分の心が折れなければいいのだと念じて。
 専門の教育を受けた紫の調教は、真九郎が考えるほど甘いものではなかった。どんどん紫に飼いならされ、逆らえなくなっていく。
 最初は少女を守るための決断だった、それには違いない。しかし罵られ、射精させられ、命じられるうちに調教自体を望む心が生まれてきてしまう。凌辱という枷が無くても調教を拒絶する自信は、今の真九郎にはなかった。
「ほら、大好きなご主人様のアナルだ。綺麗になめ取れ」
 アナルバイブが刺さったままのアナルを、円を描くように舐め取っていく。口の中に尻尾の毛が入っても、顔中に淫液がかかっても忠実に。
 舌の刺激で、もこりとアナルが盛り上がってバイブを排出する。隙間からごぽごぽと腸液を真九郎の口の中に吐き出すと、またバイブを根元まで飲み込んでいく。紫なりのペットへのご褒美だった。
 真九郎の顔から陰部をどけて体に乗る。足でぐちゅぐちゅと男根を弄びながら、猫はペットに試すような視線を向ける。
「お前は何だ?」
「ペットでううぅぅぅっ!」
 答える瞬間にあわせて、紫の足が激しく動く。ただ強いのではなく痛めつけるのでもなく、大きな快楽を感じられるものだった。陰茎は足に負けてびくびくと跳ね、真九郎の思考を妨害する。
「何だ? ちゃんと答えろ。雄の癖に弱い奴だ。ちょっと足で気持ちよくしてやっただけで、情けない顔を見せるんだからな」
 紫の言葉は真実だ。実際に彼女が本気で足を使い始めれば、陰茎は連続で射精を始める。真九郎はそれを味わわされた事があり、幼女の暴虐に逆らえなくなった事件の一つでもある。
 真九郎が答えようとすれば、尿道をいじり、竿をしごき、カリ首を撫でる。そうして言葉が詰まるのを楽しみながら、徹底的に自分が情けない存在であると刷り込む。紫の調教方法の一つだ。
「もう一度だ。お前はわたしの何だ?」
「ペッくううぅぅ! ペットです! 紫様の家畜です!」
 紫は自分のペットの従順な姿に喜び、同時に情けない姿を蔑む。こんなものが自分より頼りにされていると言う嫉妬だった。かつて好きだった相手への恋慕は、とっくになくなっている。
 真九郎の少女に対する呼び方は、以前のような呼び付けではない。いつでも様付けであり、もうその事に忌避感を持てなくなっていた。
「では、私はお前の何だ?」
「紫様は俺のごしゅ、うううぅぅっ! ご主人様ですぅうあああぁぁぁ!」
 耐えに耐えたが、紫の足技に勝てるわけもなく射精をする。勢いよく飛んだ精液は、紫の尻にまで降りかかった。主の許可なく射精した駄ペットに、容赦なく失望の視線を向ける。
「この程度で射精するなんて、本当に使えない奴だ。もったいない、こんなに出して」
 紫は尻に手を当てて、精液を掬い取り舐める。精液を受け取るというのは、真九郎の調教という面白くもなんともない作業の唯一つの楽しみなのだ。

875:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:39:00 cA5rFr6d
 ペットの体に付着した精液を舐めとり、尿道に残ったものも全て吸い尽くす。そんな作業ですら男根はまた絶頂し、少女の口の中に精を吐いた。
「じゅる、ちゅるぅ。ん、ただでさえ精液が薄くて膣内出しですらイけんと言うのに、すぐにぴゅっぴゅ出しおって、この早漏が」
「くぅ……、申し訳ありません」
「ふん、まあいい。お前のチンポがどれだけ情けない早漏チンポだろうと、わたしには関係ないからな。それよりもだ、お前の主はわたしで、わたしのご主人様はルーシー様なんだ。忠誠を誓うな」
「はい、俺は紫様とルーシー様に、絶対の忠誠を誓います」
 もう何度も言ってきた言葉だが、これだけは重さが違った。少しでもルーシーに反抗的な態度を取れば、紫の本気の調教が待っている。三日間射精できずに紫の調教を受け、そのまま仕事に放り出されたのだ。
 きっちり仕事を終わらせて、ルーシーに謝罪をしてやっと射精することができた。真九郎が完膚なきまでに抵抗の心を折られた時の話だ。
 その事があったからこそ、紫は普段仕事に影響が出ない程度に調教を手加減しているのだと知った。同時に薄ら寒くなり、紫を見ると勃起し抵抗してはいけないと思うようになる。
「わたしは心が広いからな、お前みたいな変態でも命令を聞けば飼ってやる」
 紫は真九郎の上に跨った。先ほどのように恥丘を押し付けるのではなく、目の上で陰部を広げて膣が見えるように。赤く熟れた媚肉を見た瞬間、男根は今までなど比べ物にならない堅さになる。
「どうした、幼女マンコ欲しいか? 次の仕事もちゃんとこなすなら、ロリコン変態に7歳のマンコを使わせてやる」
「はい、働きます! 働きますからペットに紫様のマンコを使わせてください!」
 紫がにやにやと見下ろすのも気にせず、真九郎は絶叫した。今までは心の中だけでも抵抗していたが、彼女の陰部を見た瞬間それすら吹き飛ぶ。それほどまで目の前の幼女のそこは魅力的だった。
 真九郎が逆らえない最大の理由、それは紫の膣の味を知ってしまったからだ。初めての紫とのセックスで、少女と交わる事の抵抗を全て壊された。ただ男根を飲み込まれただけで理性が全て焼け、あとは快楽しか感じられなくなる。
 会話の内容すら覚えていないが、真九郎の下半身だけは魔性の膣を覚えていた。魂ごと搾り取られるほどの淫夢に、幼女の体に完全に骨抜きにされてしまう。
 これを味わうためならば何でもできる、そう断言できるほどの強烈な思い出だった。真九郎の目は血走って興奮し、まるで別人になってしまったかのようになる。
「急に獣みたいに、ちょっと可愛がってやると言えばすぐこれだ。次の仕事で失敗したら承知せんぞ!」
「はい!」
「ふん。……ほら、味わえ!」
 男根は紫の中に隠れ、ぶちゅぶちゅと音を立て幼い膣を割り開く。肉ヒダの一つ一つが正確に真九郎の弱点に絡みつき、あっという間に膣内射精を強いられた。
「あああぁぁっ!」
「薄い精液だ。ちっとも気持ちよくない。これなら他の男の搾りかすの方がまだ気持ちいい」
 子宮内に精液を出されても、紫は少しも興奮することができない。だからアナルに挿入されているバイブの振動を最大にして、自分で自分を責める事にした。これなら、少しはイけるだろうと。
 一方の真九郎の快楽は、想像を絶するものだった。ただでさえ狭い膣に、薄肉ごしにごつごつとした感触と強力な振動があるのだ。陰茎は射精をし続け、気が狂わんばかりの絶頂感が支配する。
「うあああぁぁぁ! あぁっ! あああぁぁぁぁ!」
「あなるすごいいぃぃ! イくううぅぅ! おしり、ばかになるうぅぅ!」
 尻穴のバイブが蠢くのと同時に、膣も蠢動する。じゅるじゅると真九郎の陰茎をすすり上げて、射精させ続けようと努力する。
 紫は軽く絶頂しながらも腰を動かして、獣の淫靡さを見せた。人間としての矜持を捨てて手に入れた、人外の安心と快楽。それを受け取ることができる真九郎は、ある意味幸せなのかもしれない。
「このっ、へんたいぃ! おまえは、っにゃあああぁぁぁ! バイブ以下の粗チンだ! きゅううぅぅ! ごしゅじんさまも満足にイかせられない、っふぅ、うあああぁぁ! 早漏め!」
 真九郎に答える余裕はなく、代わりに獣の絶叫をする。紫は真九郎の事情など無視して罵り続けた。
「子供にいいようにされる男など、女は誰も相手にしないぞ! ゅぅぅうううああ! け、けどな、安心しろ! ペットのチンポの世話くらいはしてやるぞ! うはあああぁぁぁ!」
 ぎゅるぎゅると、紫が本気で膣を動かしだす。真九郎はもう意識があるのかないのかも分からず、がくがくと震え精液を出すだけの人形になる。

876:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:39:21 cA5rFr6d
 意識が真っ白に溶けたところに、紫は自分の快楽を強制的に叩き込んだ。少女の快楽は面白いように真九郎に浸透し、抵抗の余地がまたなくなっていく。
「ペット幼女のマンコ忘れられなくしてやる! お前はここで射精したくてしたくてしかたなくなって、そのためなら何でもするようになるんだぞ! ふにゃううぅぅぅ! わたしがお前をそういうペットに調教するんだ!」
 紫の膣と腰は勢いを増し、奉仕するための、自分が感じるための動きから相手を攻め立てるものに変わっていく。子宮口すら開いて性器として機能し、亀頭を柔らかく咥えて揉み解す。
 僅かに堅さを失い射精の勢いも衰えていた男根は、拷問のような快楽攻めで再び力を取り戻す。とっくに萎えていてもおかしくないのに、まだ勃起と射精を強要される。
 紫最高の調教技術、快楽調教は圧倒的な効果を発揮していた。真九郎はこの時点でも十分紫に逆らえないだろう。それでもまだ紫は満足できない。もっと従順に、反抗など思いつきすらしない、ペットにしてやるのだ。
「お前を、命じられれば人前で幼女マンコにしゃぶりつくように教育してやるぞ! 変態と罵られるのも気にしないで、マンコぺろぺろ舐めるペットになるのだ! ご主人様以外何もいらないペットだ、嬉しいだろう!」
 このペットはそれほど時を置かずに、近々そうなるであろう事を紫は確信していた。これはもう紫のマンコ中毒なのだ。いまさら止める事はできない。
 そこまで従順にすれば、ルーシー様に褒めてもらえる、紫はそれを想像すると、それだけで絶頂しそうになった。先生もきっと褒めてくれる。そうすれば、またあの激しい調教をしてもらえるのだ。
 思い出しただけで、背筋に強力な電流が走った。数ヶ月の紫を作り変えた調教から、ルーシーのペットとして始めての撮影。どれもがすばらしい快楽で、思い出しただけで体がおかしくなる。
「うああ! イくうぅ、イくのおおおぉぉぉ! ルーシーさま、ああぁルーシーさまあああぁぁぁぁ!」
 ご主人様の愛を体が再現し、潮と尿まで漏らす強い絶頂に見舞われた。はしたない膣がぎゅるりと収縮し、精液を最後の一滴まで搾り取る。アナルバイブは半ばまで抜けて、桃色の可愛らしくもいやらしい尻穴を覗かせる。
 ひゅうひゅうと小さな呼吸をしながら、いまだ跨ったまま整える。膣に入っていた陰茎は、既に小さくなって紫の中から叩き出されている。
「ふあぁ……。不覚だ、こんな奴のチンポ入れながらイくなんて」
 紫は立ち上がり、真九郎の縮んだ陰茎を踏みつけた。真九郎はとっくに気絶していたらしく、反応はなにもない。面白くなさそうに鼻で笑うと、真九郎を放置して部屋から出て行った。
 あのペットを調教した分、ルーシーにご褒美をもらえることになっている。そうすれば、調教でイけなかった分まで思い切り絶頂させてもらえるのだ。
 紫は既に、真九郎など眼中にない。それでも真九郎は守らなければと、健気に尽くしている。
 しかし、それがただの主従関係になるのは、そう遠くないだろう。

877:紅 kure-nai 学園の罠
09/08/27 22:40:10 cA5rFr6d
これで終わりです。

878:名無しさん@ピンキー
09/08/27 23:16:49 AnvxWlib
>>877
GJです!
後編、心待ちにしてました!

879:名無しさん@ピンキー
09/08/28 00:04:46 jKJitktw
私は42歳の主婦です。私には高校2年生の娘香織がいます。香織の彼氏と8月の
末に男女の関係になってしまいました。ごめんね、香織、でもお母さんもU君の事
好きだったの。U君は香織より3つ年上の大学生です。中学三年の時近所の人から
紹介されて香織の家庭教師をしてもらいました。おかげで難関と呼ばれた志望校に
入ることができてその後二人は付き合いはじめました。U君が家庭教師だったこと
もあり家に遊びに来ても自然な感じで二年が過ぎようとしてました。
8月の末、香織が友達と出掛けてる時のことでした。U君が香織を映画に誘いにき
ましたが香織が出掛けてると告げるとがっかりした様子でした。


880:名無しさん@ピンキー
09/08/28 00:05:08 CjJaH4PN
よければおばさんもその映画見たかったから一緒に行こうかというとU君はあっさ
りOKしました。少しびっくりしましたが何か私の方がどきどきして思わず「ちょ
っと待ってて」と言って部屋にもどり軽く化粧をして薄いブルーのブラウスに着替え
ました。「お待たせ」玄関に待ってるU君に声をかけると「おばさん、綺麗」とほめ
てくれたので「じゃ今日は私とデートだ」なんて軽い調子答えるとU君ものってくれ
て「奥様お手をどうぞ」と手を引いてくれてU君のRV車に乗りました。
郊外のシネコンでラブストーリーの映画を見てる間ずっとU君は私の手をつないで
くれてました。主人とは久しくないときめきを感じながらゆっくりとU君の肩に頭
を預けると肩に手をまわしてくれました。私の中で「女」が目覚めはじめてしまい
ました。ラブシーンの連続に刺激を受けたせいもあるかもしれません。周りをみま
わすと他のカップルたちも同じような姿勢で映画に見入ってます。U君もスクリー
ンをじっと見てます。私は素早くU君の唇に軽いキスをしました。U君の肩に回し
てる手がぎゅっと強くなったのがわかりました。私はつないでる手をゆっくり私の
胸に持って行きました。U君が耳元で「おばさんまずいです」「私はU君の事がす
きよ」U君がツバをごくりと飲む音が聞こえました。U君はブラウスのボタンをはず
すとゆっくり胸に手を入れてきました。ブラが邪魔なのか手のぎこちない動きが私
を刺激します。私は少し前かがみになるとブラのフォックを外しました。U君は少
し大胆に揉み始めました。乳首を指で転がされた時思わず声が出そうになるのを堪
えるのが精一杯でした。私はU君の股間に手を当てズボンの上から刺激を与えると
硬くなっていくのがわかります。映画がエンディングを迎えようとしてました。
周りが動き始めたので服を整えU君の手を解きました。


881:名無しさん@ピンキー
09/08/28 00:05:37 CjJaH4PN
シネコンを出るとU君が切なそうな顔をしてます。「どこかで二人きりになろう」
私は自分でも驚くくらい大胆になってました。
少し離れた国道沿いのホテルに入りました。部屋に入るとU君は我慢できなかった
のかいきなりディープキスの嵐を私に浴びせてきました。体をまさぐられ私もすぐ
裸になって彼に抱かれたい気持ちを押さえ「ちょっと待って、シャワーを浴びさせ
るのが大人の男よ」とリードしました。U君はベットに腰をおろし私はシャワーを
浴びました。ホテルのガウンを素肌の上に着てU君にシャワーを勧めました。
U君がシャワーを浴びてる間にベットサイトの自販機でスキンを買い、ジュースを
飲みました。U君が出てくると私は彼のガウンを脱がせました。「あわてないで、
私が気持ち良くしてあげる」彼のそそり立つペニスをゆっくり刺激すると私のガウ
ンを脱がそうとしました。私は手を払いのけると「まだよ」じらすようにしまし
た。彼はベットに横になると私が舌と手でU君の体を舐めてあげました。U君の息
が荒くなってます。聞こえないふりをしてフェラをはじめると我慢できなかったの
かすぐ射精してしまいました。「若いのね」とあくまでも私がリードしてるのよとい
う姿勢を崩さずそのまままたフェラをするとすぐ硬くなりました。

882:名無しさん@ピンキー
09/08/28 00:06:10 CjJaH4PN
さすが20歳です。ガウンをきたままU君のペニスにスキンをかぶせ女性上位の
体制で彼を導きました。
すごくふかくまで刺さってるのがわかります。私はU君にガウンを脱がせて
もらい突き上げる腰の動きに合わせました。自分でもわからなくなるくらい乱れて
しまいました。二回目はU君にバックからしてもらいました。主人はこの体位を嫌
うので一度してみたかったのです。胸を痛いくらい揉まれ首をひねりながらのキス
は私の高揚感を高めます。3回しました。それでもU君のペニスは張りがありまし
たが帰る時間も近づいてきたので名残惜しかったのですがホテルを出ました。
家の近くで車を降りました。「おばさん、またデートしてくれますか」「いいわ
よ」と答えてしまいました。家に戻ると香織が帰ってました。この時はじめて私の
中に罪悪感が生まれました。ごめんね香織、U君を誘ってしまったの。
そして昨日またU君とホテルで4時間愛しあってしまいました。
もうU君は私の「彼氏」です。



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