ライアーゲームでエロパロat EROPARO
ライアーゲームでエロパロ - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
09/07/27 23:49:58 3XdA+CIQ
神まだいる? 秋直読みたい

101:78
09/08/01 14:04:28 4/ta0c+V
ごめんなさい
今、秋直で話浮かばないので、
需要無さげな78はここで終了ということで><

ROM専に戻ります。

私も秋直読みたいです。
どこかの神様お願いします!

102:名無しさん@ピンキー
09/08/02 12:00:14 GmL2UVRt
>>78

自分は78さんの続きをwktkで待ってるので、ぜひともこの後もお願いします!
需要よりも自分の好きなものを書けばいいと思うよ

103:名無しさん@ピンキー
09/08/04 03:32:21 tqtnlE+q
>>101
続き読みたいです!せっかく盛り上がってきたところなので、続き気になります!

復活待ってます!

104:名無しさん@ピンキー
09/08/07 15:19:55 1TfEL4Ns
続き楽しみ

105:名無しさん@ピンキー
09/08/08 23:14:37 knZGs0j2
いじめられる直たんかわいいよ
78復活待ってるよ!

106:名無しさん@ピンキー
09/08/14 01:48:03 2yMlPxMp
GJ

107:名無しさん@ピンキー
09/09/06 11:19:35 WmYP0L1D
ドラマ開始まであとちょっとの辛抱だ

108:名無しさん@ピンキー
09/09/14 17:12:48 C7Otyb7B
GJ-!!

109:名無しさん@ピンキー
09/09/15 23:45:34 B0JV3tmA
じっと待つ

110:名無しさん@ピンキー
09/09/22 11:36:19 p/p+57ei
保守

111:名無しさん@ピンキー
09/09/24 19:48:00 VBPZuTFP
78待ってます

112:名無しさん@ピンキー
09/09/25 02:28:38 8yvHMWnZ
ライアードラマ二部&映画にwktkしてage

113:名無しさん@ピンキー
09/09/26 21:05:20 LqNQyb8h
保守上げ

114:名無しさん@ピンキー
09/10/01 00:26:01 /EAcvCZp
ドラマ二期は楽しみでもあるが怖くもあるな

115:名無しさん@ピンキー
09/10/07 22:30:19 5iV419tk
保守

116:名無しさん@ピンキー
09/10/10 19:14:48 Tq47Qmt5
あと1ヶ月か…
どんなふうに直たんをいじめてくれるのかなハアハア

117:名無しさん@ピンキー
09/10/15 19:02:59 jmDu8qXm
ドラマ再開まであと一か月ですね(´∀`*)
そんな訳で保守でSS投下させて頂きます。

ドラマ設定、エロ有りです

再開されたゲームの四回戦も終わり、秋山は請われるままナオの部屋を訪れていた。


久しぶりに訪れるナオの部屋はいくつかの家具の配置が変わっていても、彼女独特の柔らかく居心地の良い雰囲気は以前と何も変わらなかった。


二年ぶりにナオの姿を確認した時、秋山は少し戸惑った。
柔らかなウェーブを描いて、華奢な身体を守る様に肩から背中に流れる髪。
幾分か女性らしい丸みを帯びた体。
自分の知っているあどけなさの勝った少女は、ずいぶんと大人びて見えた。

再会のあの瞬間、秋山に気付きナオは黒目勝ちな大きな目をさらに見開いた。
一瞬の戸惑った彼女がはにかんだ様な泣き出しそうな笑みを浮かべた途端、彼女は自分の知っているナオに戻り秋山の胸が痛んだ。

「秋山さん」
「…ああ」

物思いに耽り立ち尽くす秋山をナオの声が現実に引き戻した。
ナオと並んですっかり暗くなったガラス窓の向こうの景色をぼんやりと眺める。

「本当に……お久しぶりですね」
「ああ」
「秋山さんは、お元気でしたか?」
「何とかな」

すぐ隣で少し寂しそうに笑うナオに秋山の胸が締め付けられた。

「お前こそ、元気でいたか?」
「はい…」

お決まりの質問の後のしばらくの沈黙の中、ナオが意を決した様に切り出した。

「秋山さん……。秋山さんは……」
「どうして、遠くに……行って…しまっ……」

秋山を見上げるナオの大きな瞳が見る見る内に潤み、その問いかけは最後まで言葉にはならなかった。

「……泣くなよ」
「……だって…」

言葉に詰まらず喋れる事を確認しながらナオは必死に続ける。

「秋山さんが居なくなって…ずっとずっと寂しくって…、いっつも秋山さんのこと心配して……」
「俺の事なんてさっさと忘れれば良かったんだ……」
「そんなの……そんなの絶対イヤです!」

ナオは大粒の涙をこぼしながら子供の様に大きく首を横に振り秋山の言葉を否定した。


118:2
09/10/15 19:04:17 jmDu8qXm
これではまるで彼女に言い掛かりをつけているようだ。
突然の別れに彼女が心を痛めるのは当然で、自分の言い分が身勝手なだとは分かってはいても、秋山には苛立ちを隠すことが出来なかった。

ナオは自分の事など忘れては幸せになっていなければいけなかった。

ホスピスを最後に訪れた日から続いた平穏な日々。

すでに不要になった自分がナオの傍らに居座る罪悪感。
贖罪のチャンスをくれた彼女にこれ以上を求めることは出来ない。

だから秋山はナオの元を去り、彼女は中断されていた幸せな日々を再開している筈だった。
離れて過ごす日々、幸せに暮らす彼女を思うことが秋山に取っての救いだった。

「俺はお前に……幸せになって欲しかった」
「そんなの……無理です……」

堅く握りしめたナオの手にぽたりと涙の滴が落ちる。

「……頼むから……泣かないでくれ」

涙を拭おうと秋山が彼女の肩に触れた瞬間、ナオは無意識に秋山の胸へしがみついていた。

「……なお」

少し間が空いてナオの背中に秋山の腕が回される。
大きくて温かな秋山の手を感じ、ナオは秋山に体を預けた。
世界で一番安心できる場所。
秋山の腕の中に居るとナオは急に自分が無力になってしまったような気がした。
拒まれなかった事に安堵してまた涙が頬を伝う。

「秋山さん……ずっと、会いたかったんです」
「――俺だって……会いたかった」



胸の奥で深く息を吐き秋山はもう一度ナオを抱きしめた。
息苦しいほどの抱擁。

それ以上、言葉を探す事ももどかしく秋山はナオの唇に自分のそれを重ねる。
少しひんやりとした柔らかな唇の感触にナオは小さく息を呑み、目を閉じた。

「ん……」

長い口付けに応え、僅かに開いたナオの唇の隙間に舌を差し入れ秋山はほのかに甘く温かなナオの口内を味わった。

濡れた音を立て、口付けから解放される。
秋山からはすぐに俯いたナオの表情は見えないが、その身体が僅かに震えているのが見て取れた。

119:3
09/10/15 19:08:44 jmDu8qXm
彼女にもっと触れたい。
一度、その肌を指先に感じれば自制心は脆くも崩れ落ちる。
離れていた時間がそのままナオに抱く感情への耐性になる訳では無いと秋山は今更ながらに
思い知らされた。

秋山は両手でナオの頬に触れ、撫でる様に滑らせた指先で長い髪をかき上げる。
露わになったナオの首筋に秋山の唇が触れ、僅かに濡れた感触に彼女は身体をすくませた。

秋山は過去の行為を辿る様にナオの白い皮膚に唇を這わせる。

「んっ……」

ナオの唇から小さな声が漏れるが、抗う様子はない。
ちろりと舌で鎖骨をなぞり、喉元に軽く歯を立てる。
硬質で滑らかな秋山の歯の感触にナオの肌がぞくりと粟立ち、彼女に強い刺激を期待させた。

「ふ……、あ」

緊張で身体を強ばらせながらもナオはあくまでも従順に秋山に応える。
ナオの背を撫でる秋山の指先がファスナーを探り当て、するりとそれを下ろす。

抱き寄せていた腕をゆるめると、密着していた腰のあたりでわだかまっていたワンピースが
支えを失い、肌を滑り落ちる。
柔らかな色合いの生地の中から徐々に白く滑らかな肌が露わになる様はどこか羽化を思わせた。

不安気にきつく目を閉じたまま、ナオは大人しく秋山に身を任せている。

華奢な印象は記憶の中の彼女と変わらないものの、その身体は以前よりも柔らかな曲線を描いていた。
柔らかなウェーブの掛かった髪を一房すくい取り、そっと口付ける。
甘やかな彼女の香りは二年前と変わらないと思った。

「………おいで」
「……はい」

ナオはそっと差し出された秋山の手を取り、足元に落ちきった生地の上を通りベッドへと向かった。



秋山は横たわったナオの、最後に身を守るには余りにも頼りない下着の繊細なレースと胸元の
境界線を指でなぞる。

「ふ……」

柔らかな膨らみに沈める様に、レースの下へ指先を潜り込ませる。
温かく滑らかな肌の上、しっとりと僅かに感触の異なる部分をゆっくりと指で撫でた。

「あっ……」

胸元から甘いものがこみ上げ、ナオの声が詰まる。
敏感なナオの反応に秋山は満足げな笑みを浮かべた。



120:4
09/10/15 19:10:30 jmDu8qXm
秋山が右手を背中の下へ潜り込ませ、器用に留め金を外すとナオが弱々しくかぶりを振った。

「秋山さん……明るいの…や、です」
「―ああ」

緊張に震えた小さな声。
秋山は僅かに口元に笑みを浮かべ起きあがると、照明を常夜灯へ切り替えた。

考えるよりも先にナオの部屋のスイッチの場所をまだ体が覚えている。
自分が思っていた以上にこの部屋で長い時間を過ごしてきたことに気がついた。

ベッドサイドへ戻った秋山は、まるで祈る様に胸元で組まれたナオの両手を自分のそれで
身体の両脇に固定し、柔らかな双房へ唇を寄せる。

強い口付けにナオの肌がじわりと薄紅色に染まった。

「あっ…あ、……」

秋山はぷくりと立ち上がった珊瑚色の蕾を口に含み、軽く吸い上げる。
秋山の舌先が先端を掠める度にナオは甘やかな声をあげた。

「はっ……、や、あ」

触れられた箇所から身体の中心に向かってナオの身体に熱が蓄積されていく。
全身へさざ波のように淡く痺れが広がり、ナオは自分の反応に戸惑いを隠せずにいた。

秋山が素肌に触れているというだけでこんなにも感じてしまう。
ずっと遠ざかっていた感覚にいとも簡単に自分が支配されてしまっていることが怖かった。

「……どうした?」
「いいえ……何でもないです」

秋山はどこか怯えた表情を浮かべるナオの額にキスをした。
すらりと伸びやかな彼女の脚を撫で、そのまま小さなレースの下着の上からそっとナオの下腹部に触れる。

「……っふぅ」

光沢のある布地の上から柔らかな狭間に指を埋める。
秋山の指が何度かそこを往復すると薄い布地は滲みだした果蜜を含み、次第に指先に抵抗を感じさせる。

切なげな瞳に見つめられ、秋山は今すぐにでもナオの中に自らを沈み込ませたい衝動に駆られた。


121:5
09/10/15 19:12:56 jmDu8qXm
「あ……」

秋山は抗議とも期待ともつかない声を上げるナオの脚からするりと最後の一枚を抜き取った。
羞恥心からか再び固く目を閉じているナオの瞼にそっと口付け、秋山は指先を柔らかな狭間に滑らせる。
熱を持ったそこは果蜜ですでにたっぷりと潤んでいた。

焦れったい程の単調さで秋山の指が上下する。
直接敏感な箇所に触れられる生々しい感触にナオは身をよじらせた。

「あ、はっ……!」

指先が小さく尖る花芯に触れる度、ナオの身体がぴくりと小さく震える。
秋山はナオの反応の良さにゆるりと笑みを浮かべ、尚も単調な動きを繰り返す。
深く浅く、巧みに指が動く度にじわりと甘やかな痺れがナオの身体に満ちる。

「も……っ、やぁ…」

どこか満たされ切れない、抗い難い感覚に堪えきれずにナオの腰が跳ね上がる。

「……あきやま、さ…」

秋山はとろりと柔らかな花弁から敏感な花芯を探り出す。
薄い皮膜を持ち上げ、揃えた二本の指で小さな花芯を捕らえた。
蜜液で濡れた人差し指と中指との溝に小さく尖るそこを滑らせ、時折挟み込む。
ピリピリと刺すような鋭い快感。
まるで神経全てがその小さな箇所にすべて集中してしまった様に、ナオは秋山から
もたらされる全ての刺激に反応する。

「んっ……っ、んっ!」

断続的な水音と自分の口から漏れる掠れた声だけがナオの聞こえた。
圧倒的な快感に時間の感覚すらおかしくなってしまいそうだった。
記憶の中に有るものよりもずっと鮮烈な刺激はナオの身体全てをとろかしてしまった様で、
ただこの感覚を受け入れる事しか出来ない。

不意にふわりと空気が動き、ナオは秋山が身体を起こしたことに気づいた。
けれどそれを疑問に思う間もなく、ナオの一番敏感な花芯が温かく柔らかなものに包まれた。

122:6
09/10/15 19:14:08 jmDu8qXm
ぞくりと一際強い電流のような刺激が爪先から駆け巡る。
一瞬遅れてその温かなものが秋山の唇だと気づき、恥ずかしさでナオの頭が真っ白になる。

「だめっ……!秋山さん…っ、だめ……!」
「やっ…!だめ……だめえ…っ」

必死で制止の声を上げるナオに構わず秋山は固く尖らせた舌で花芯を突き、時折軽く吸い上げる。
びくびくと震えるナオの腰を逃れられぬ様に押さえつけ、舌先で敏感な箇所を弄ぶ。

「んっん……や、あきやま…さ…んっ」
「ひぁ、……あっ!」

秋山はぴたりと唇を密着させ、舌を押し当てたままナオの小さな突起をゆっくりと吸い上げる。
初めは弱く、徐々に強い力で秋山は口内の柔らかな粘膜と花芯を密着させた。
逃れる術のない強く長すぎる快感にナオは目が眩みそうになる。

「つっ……!」

瞬く間に絶頂へと導かれ、ナオの身体から力が抜けた。
秋山は絶頂の余韻を残すナオの身体を腕の中へと引き寄せる。

ナオと身体を重ね合わせる感覚を思い出すことを秋山は心のどこかで恐れていた。
けれど大人しく身体を委ねるナオの髪を梳いてやりながら秋山はこれ以上引き延ばすことは
不可能だと感じた。
途方に暮れてしまう程、今はただ彼女が欲しかった。


123:7
09/10/15 19:16:01 jmDu8qXm
「ねえ、……いい?」

秋山はナオの耳元に囁いた。
その吐息の熱さが耳朶を通してナオの全身に広がる。

「は…い」

組み敷かれ、宛てがわれた秋山の硬さと熱に蜜口がひくりと震えた。

「ひっ…あ……」
「もう少し力抜けって……」
「だって、久しぶり…なんですもん……」

痛いほど背中にしがみつかれ、秋山は苦笑を浮かべた。

「―他の奴とは?」
「そんな事……してません……!」

きりりと秋山を睨みつけるナオの澄み切った視線に寂寥が滲む。
少し怒った口調と強い眼差しに秋山は安堵を覚え、そんな自分の独占欲と身勝手さに自嘲する。

「秋山さんじゃないとイヤなんです……」
「そう……」
「―私には……、秋山さんだけですもん……」

ナオの言葉に胸が熱くなるのを感じながら、秋山はナオをきつく抱きしめた。

「やっぱり少し、怖いです……」
「……怖い?」

幾度も交わした行為の筈なのにナオは子供の様に怯えている。
秋山は自分を頼るナオの力の籠もった小さな手にそっと口付け、柔らかな髪を撫でた。

「―大丈夫だから」
「ゆっくり、して…くださ……」

頷いて目を閉じたナオの蜜口に秋山は再度自身を宛てがう。
強い抵抗を感じさせながらも、先程までの愛撫で潤んだ花壁は秋山を徐々に受け入れる。
直に感じるナオの体温は皮膚から感じるよりもずっと熱く、それだけで秋山は自身が昂ぶるのを感じた。

「っ……!」

鮮烈な異物感にナオの息が詰まる。
上手く力が抜けない分、身体の中の秋山を鮮明に感じてしまう。
僅かに秋山が動く度にぞくぞくと甘い痺れがナオの首筋を駆け上り、
今までどうやってこの行為に応えてきたのかが思い出せない。


124:8
09/10/15 19:17:24 jmDu8qXm

「きつ、……」
「…っ、……ふ」

ゆっくりと突き上げられ鋭敏な箇所に先端を押しつけられると、
まるで微弱な電流でも流された様にナオの身体が微かに震えた。

「あ…っ、は……」
「痛くないか?」

ふるふると首を振り否定するが、ナオはこわばった表情で必死で何かを堪えている。

「本当に平気か?」
「大丈夫…で、す」

「ひゃ、ん……っ!」

秋山が僅かに動く度にびくりとナオの身体が震える。
苦痛とは明らかに異なる反応に秋山は思わず口元を綻ばせた。

「―感じやす過ぎ……」

―変わらないな。
呟いた秋山の言葉にナオの頬が赤く染まる。

「いじわる、です……」

僅かに潤ませた瞳と拗ねて尖らせた唇。
彼女は変わらず愛らしい。
ごめん、と秋山が耳元で囁くとナオはその吐息にすら小さな声を上げ敏感に反応する。

「だって……ずっと、こんな事してなかったんですもん」
「だから、ゆっくり……するんだろ」

自分を見つめる秋山の愛おしげな眼差しにナオの胸がきりりと痛む。

「…………っ」

自分の意志とは関係なく、また涙がこみ上げてきてナオは顔をそむけた。
長い彼の不在。
忘れる事など出来るはずも無かった。

急に幸福感と不安感が交互に訪れて自分の感情が制御出来ない。

「秋山さん……ぎゅって、してください……」
「うん……」

動きを止めた秋山は繋がったままの体勢できつくナオの身体を抱きしめる。
記憶の中よりもずっと温かで柔らかでか細いナオの身体。
どうして離れていられたのかと不思議に思う。
触れ合った胸から感じる鼓動は自分のものなのか彼女のものなのか解らない。
今はナオを彼女の望むだけ甘やかしてやりたいと思った。


125:9
09/10/15 19:18:47 jmDu8qXm
秋山の胸の中に抱きしめられ、髪を撫でられるだけでナオはまた泣きだしたくなる程の安堵感に包まれた。
手を伸ばしナオは秋山の黒い癖のある髪に触れる。
彼の頬に落ちる髪を耳に掛けると、印象的な瞳が露わになった。

秋山のその瞳がまっすぐに自分だけを見つめている。
目を細めて優しく微笑む秋山の表情にナオの胸が痛くなった。

そっと秋山の頬に触れ目を閉じると、彼の唇がナオへ重ねられた。
ナオが僅かに唇を開くと柔らかな秋山の舌がナオのそれに触れる。
より深く舌を絡め、肌を密着させるためナオが回した腕に力を込めると不意に身体の中心がずきりと痺れた。

繋がったままでいた事を意識した途端、急速にナオの身体が熱くなる。

「んっ……」

時間を掛けて秋山に教え込まれた感覚。
この先、自分がどうなってしまうのかナオは痛い程に理解している。
快感で神経が研ぎすまされる。
もっと強く確かな彼の感触が欲しくてナオは秋山の背中にしがみついた。


「あっ、んっ……、ふぁ…っ!」

ナオの最奥を突き上げ、絡みつく花壁の感触を楽しむ。
秋山はナオの甘やかな声に酔いしれ、より切なげな声を上げさせるために彼女を責め立てた。

快楽に溺れるという表現は的を得ているように思う。
息苦しい程の快感の中、秋山はナオに口付ける事でようやく呼吸が出来ている気がした。

上がりきった体温で二人の境界線が徐々に溶けていく感覚。
秋山の僅かな動きにも敏感なナオは全身で反応を示した。


「あきやまさん、あきやまさん」
「好き…すき……」

「わたし、……ずっと」

秋山は切羽詰まった声色で、言葉にならないナオの言葉の続きを聞くのが怖かった。
言葉の続きも秋山自身の答えも解っている。


無意識の内に秋山はナオの腰を引き寄せ、勢いに任せて最奥に叩きつける。

「ひゃっ…ん……っ」

ナオの華奢な身体が一際激しくなった動きに合わせて大きく波打つ。
突き上げられる動作に耐える様、必死に両手でシーツを掴んでいる。
そんな状態まで彼女を追いつめているのは自分なのに、いかにも頼りなさげなその姿に彼女を
庇護したいという矛盾した衝動に駆られる。


126:10
09/10/15 19:20:42 jmDu8qXm
「んっ…んっ……!」

秋山は幾分か強引にナオの頭と背中の下に手を差し入れて抱き寄せた。
新鮮な空気を求めて喘ぐナオの唇を秋山は自らの唇で塞ぎ、あやす様に舌を絡める。
全身を支配する甘い痺れから逃れるようにナオは夢中で秋山の口付けに応じた。

「も…だめ……秋山さ、だ…め……」
「いいよ、……そのままいって」

どこまでも柔らかくきつく絡みつく花壁に一際の熱を感じた途端、強く締め付けられる。

「……あ…あぁっ!」
「……くっ」

意志を持った様に収縮する蜜奥に秋山は高ぶりきった熱と衝動を解き放った。


力の抜けきったナオの頬をそっと撫でる。
大きく肩を上下させて必死に呼吸を整えるナオの無防備な様子が愛おしく秋山は
そっと彼女を抱き寄せた。


「―愛してる」


思いも掛けない秋山の言葉にナオが顔を上げると、その言葉を口にした秋山本人が
彼女以上に呆気に取られた表情を浮かべていた。

「……秋山さん」
「―私も……」
「……うん」

全てを口にする前にナオの身体は秋山に抱きすくめられた。

結局のところ、簡単に足元はすくわれてしまった。
けれど不思議と悪くない気分で秋山はナオの額にキスをした。




気だるさと心地よい疲労感。
ナオは抗いがたい眠気に襲われ瞼が落ちそうになる度に必死で秋山のシャツの裾を掴み直した。
目を覚まして自分一人になってしまうのが怖かった。

「眠たかったら無理すんな……」

小さく笑う気配を感じ、顔をあげたナオの額に秋山はそっと口付けた。

「全然、眠たくなんて無いですもん……」
「ふーん」

幼い子供を寝かしつける様に秋山はナオの髪を撫で続ける。
ナオは秋山の優しい指先の心地良さに身を委ねた。



127:11
09/10/15 19:22:03 jmDu8qXm
「秋山さん……、あの並木道にあるカフェに行った時のこと、覚えてますか?」
「……ああ」

唐突なナオの質問に少し間を置いて秋山が答える。

「私がコーヒーにお砂糖三つ入れたら、信じられないって顔してましたよね」
「あんな小さなカップなのに三つも砂糖を入れるからだろ」
「だって、私も秋山さんと一緒にコーヒーが飲めるようになりたかったんですもん」
「それで……?」

当時を思い出したのか、くすくすと楽しげな笑みを浮かべるナオに秋山は先を促した。

「それで……、私、あの時の秋山さんの顔、すごく好きです」

秋山の腕の中、悪戯っぽくナオが微笑んだ。

「今までで一番びっくりしてる秋山さんの顔でした」


それから少しの間、二人は他愛もない日常の話をした。
今までに出かけた場所、課題にかこつけてはナオが秋山の部屋を訪れていたこと。

愛おしい何気ない日々。

ぼんやりとしたオレンジ色の常夜灯と相手の顔を交互に見ながら話をしていると、
二年間の別離などどこにも無かった様に錯覚しそうになる。


―どうして。
ふと会話が途切れた時、ぽつりとナオが口を開いた。

「どうして、遠くに行ってしまったんですか。―私を置いて」

それはこの二年間、ナオが幾度と無く胸の内で繰り返した問いかけだった。
先程も最後まで続けることが出来なかった質問。
ぼんやりと彼の去っていった理由は分かっていたけれど、ナオはどうしても
秋山本人からその答えを聞きたかった。



「………………」
「―君にはもう俺が必要無いと思った……」

短い沈黙の後の秋山の返答はナオの予想通りのものだった。
そして彼にその決断を下させた自分の言葉の足りなさが恨めしかった。

「私は……必要じゃなくても、…秋山さんが大好きだからずっと一緒に居たかったんです……」


128:12
09/10/15 19:24:30 jmDu8qXm
二年前に伝えたかった言葉。
ゲームに巻き込まれ、誰よりも頼りになる秋山に惹かれて居たのは事実だけれど、
それ以上にナオは彼の何気無い表情や仕草が好きだった。

「私が秋山さんの驚いた顔や笑った顔を好きなのは、ゲームなんて関係ないし、不安だからでも寂しいからでも無いです」
「……………」

それはナオに取って余りにも当然過ぎる事実で秋山にもそれを分かって貰えているつもりでいた。
―彼の傷の深さに気づかずに。

結局、一番大切な気持ちを伝えられていなかった事をナオはずっと後悔していた。

「だから、秋山さんが私を嫌いになっちゃったら……どうしようもないんですけど……、
まだ好きでいてくれたら……もう、置いていかないで……」

目頭が熱い。そう思った次の瞬間には温かい涙がまたナオの頬を伝う。

「何度も……ごめんなさい」
「ーーいや」

ナオは秋山の肩口に額を押し当てて、もう一度きつくシャツを掴んだ。
ようやく自分の気持ちを伝えることのできた安堵感に涙が止まらない。

「多分……俺が、間違ってた」

―ごめん。
秋山はしゃくりあげるナオを安心させる様にその胸でナオを包み込み、
何度も小さな背中をさすった。
暖かな抱擁に安心したのかナオは秋山の胸に頬をすり寄せる。

「もう寝な……」
「寝たくないです……」
「今日はもう疲れただろ」

秋山はナオのシャツを掴む手を解き、自分の指と絡めるように手を繋いだ。

「どこにも行かないって」
「……本当ですか?」
「そんなに心配なら鍵でも隠しておけば?」

そうします……と小さく答えて起きあがりかけたナオを秋山は胸の中へ引き戻す。

「信用無えなあ…」
「……秋山さんのせいです」

苦笑する秋山に拗ねた声色で答えるものの、それも長くは持たずナオの口元に笑みが浮かぶ。
ナオの笑顔を見るだけで秋山は心が満たされるのを感じた。

「―今度は、どこにだって一緒に連れてってやる」

潤んだままの瞳で嬉しそうに微笑むナオの髪に口付け、秋山は彼女の耳元にそっと囁いた。


「―ただいま」

「……おかえりなさい」


//終わり

129:名無しさん@ピンキー
09/10/16 11:03:54 /LBwS9Us
新作GJ!上手い職人さん戻ってくれて嬉しい!
個人的に秋山の「信用ねえなあ」が、ドラマでも聞きたくなった。

130:名無しさん@ピンキー
09/10/17 01:07:17 M0pgGsQC
うおおおおお!来てたああああGJ!
やっぱり秋直はエロいな!たまらんww

ドラマには何か美味しいシチュエーションを期待する

131:名無しさん@ピンキー
09/10/17 09:32:09 EP6AV7Ex
原作ファンの私は脳内変換してよませていただきました///
ふぅ・・・しかし秋山エロいなぁw

132:名無しさん@ピンキー
09/11/05 11:17:06 pYJv2WDm
原作新刊出てたんであげときます

133:名無しさん@ピンキー
09/11/09 21:49:58 wIN9JT6B
新刊は孤島が舞台か
あんなこととかこんなこと出来そうだなwwww

134:名無しさん@ピンキー
09/11/10 18:31:25 IzbBVY4n
フクナガさまに大暴れして欲しいな
ナオちゃんじゃ手も足も出ないから、やりたい放題でしょ
ハメて莫大な借金を背負わせて、手ゴメにして秋山も脅して欲しい

135:名無しさん@ピンキー
09/11/10 18:56:07 D+Uke57S
自分的には今日は10時10分から脳内祭りがはじまるんだが
職人さまどうにかしてください

136:名無しさん@ピンキー
09/11/10 22:15:47 6Q1wFfok
キノコ!

137:名無しさん@ピンキー
09/11/10 22:20:03 xFBt7oXA
ドラマ見て久しぶりに探してみたらスレあって嬉しくなった!
職人さんまってます期待age

138:名無しさん@ピンキー
09/11/11 20:32:52 gthrp8OX
ドラマOPの背中合わせなところにちょっと萌えた

139:名無しさん@ピンキー
09/11/13 01:00:39 G5VAwjMf
脳内会議とか復活してほしいなww

140:名無しさん@ピンキー
09/11/14 22:43:52 aBwmZd3A
脳内会議とか懐かしいなw
まとめにもあるけど、誰か過去スレのログ持ってる人いないかなぁ

141:名無しさん@ピンキー
09/11/17 21:47:03 21ibEQ65
秋山イケー!

142:名無しさん@ピンキー
09/11/17 23:58:06 9JqqMjlE
何という過疎…保管庫を読んで堪えるしかないのか…。

143:名無しさん@ピンキー
09/11/18 20:39:27 NdEDugvr
相手チームの眼鏡と女が可愛くて仕方無いんだが
誰かいつか書いてくれないものかと思っている

144:名無しさん@ピンキー
09/11/18 21:57:37 IL2EStbi
>>143
それは四回戦の相手だよな?
俺も見たいなあ
職人さんきぼん!

145:名無しさん@ピンキー
09/11/23 15:14:39 QWy3hNjf
28歳心理学教授が気になってる、雰囲気かわいい!
原作の心理学かじり事務局員にあたるのか、ヨコヤポジションにくるのか…(あれ?ドラマのヨコヤって感染ゲームに来れる?脱退した??覚えてないや)

146:名無しさん@ピンキー
09/11/23 23:21:00 RKK1nZSt
引き分けたから、ヨコヤも棄権費用\0だろうし、
復讐心とかも消えちゃったっぽいし、腑抜けヨコヤは視聴者的にも面白みがないということで
このままフェードアウト。というかすでにアウトだろう。

147:名無しさん@ピンキー
09/11/24 21:12:04 EeN6047W
ドラマ放送中age

148:名無しさん@ピンキー
09/11/24 22:03:58 y18b1SvK
まさかキノコの「あはっ☆」が可愛いとは…

149:名無しさん@ピンキー
09/11/24 22:51:07 ydBVWPXZ
大将戦は野球拳です

150:名無しさん@ピンキー
09/11/25 22:08:16 R0UL0sDk
ドラマ版フクナガがオオノ様にご奉仕するss読みたい

151:名無しさん@ピンキー
09/11/25 23:06:57 eZTJ1+DS
>>150
過去一作くらいあったよね??

なんにせよオオノたちとナオが仲良くしていたっていうのが嬉しかったなー。
フクナガとオオノはどうにかなったりしてないんかな???

152:名無しさん@ピンキー
09/11/26 00:10:10 QAAtZ9nC
ドラマ板で拾ってきた

[568]名無しさんは見た!@放送中は実況板で [] 2009/11/25(水) 02:01:38 ID:FZRkZtpxO
AAS
『いいか。俺から目をそらすなよ』

『お前が負けを認めるまで俺はお前をイかせない』

『どうした?』

『現状をよく見ろ
お前が泣こうがわめこうが
何にも変わんないと思うぞ?』

『どうした?
小さくて聞こえないな。』

『俺がお前を摩擦するスピードが早くなるだけだぞ』

153:名無しさん@ピンキー
09/11/26 00:29:36 ctYazfya
>>151
え、マジ?過去ログ倉庫では見つけられなかった。
読みたかったなー面白そう。

誕生日会、相手チームだった歯並び悪い男の人もいたよね。
なのに呼ばれてないエトウかわいそう。


154:名無しさん@ピンキー
09/11/26 02:26:51 5hUrGCxJ
URLリンク(unkar.jp)
URLリンク(unkar.jp)

とりあえず3と4はみれるみたい

155:名無しさん@ピンキー
09/11/27 19:46:03 txdhxFhq
>>154
1と2も探してきたけど、ご奉仕フクナガなかった

あの髪型うえから見たら女に見えるよね。



156:名無しさん@ピンキー
09/11/30 14:41:45 gnWgVMNw
>>153
完全にライアーゲームから切り離してあげたんじゃない?

いたら嬉しかったけどな!

157:名無しさん@ピンキー
09/12/01 21:59:23 Ns/btfJ3
去年の夏にめっちゃ規制かかってた時に落ちたんだっけか?
ずっと「GAME」で検索してたからドラマ始まってもスレが無い無いと思ってたけど
もしやと思ってライアーで検索したらあったああああああっしゃああああああああ!!

脳内会議が好きだったw

158:名無しさん@ピンキー
09/12/02 20:39:12 2rpTEFSh
昨日のドラマは秋直だったなあ

159:名無しさん@ピンキー
09/12/02 21:27:34 q4H/Hosm
ほんっとうに バ カ ! だよねぇぇぇ!!!!!>>158ちゃんは!!!




昨日のはフク直だろ

160:名無しさん@ピンキー
09/12/02 21:36:25 XCssyreo
>>159 同意
嫉妬秋山のフラグも見えた気がする

161:名無しさん@ピンキー
09/12/02 22:51:36 FqsAWRc8
ぴったり寄り添って座る直からさりげなく距離をとる秋山さんの純情さも思い出してあげてください


…それともあれか、あそこ脳内会議か。

162:名無しさん@ピンキー
09/12/03 01:27:53 Eki0N+Pm
いくつかの雑誌で二人して表紙飾ってるのが気になって仕方がない。

(・∀・)ニヤニヤ

163:名無しさん@ピンキー
09/12/03 02:50:52 Sf6p1HMf
ドラマ版フクナガの過去の悪行やコサカが社長って設定が無くなってて残念

164:名無しさん@ピンキー
09/12/04 01:47:09 fxPtI3dZ
>>163
しかしドラマ版コサカが社長だったら「そりゃ傾くよw」ってなるわな

165:名無しさん@ピンキー
09/12/04 03:29:44 RVFgjUOh
>>161

A「あ…え?いきなり直たんが!あの可愛い直たんが俺の隣りに!?」

B「っていうか、密着?」

C、D「密着ぅうぅうう!?」

A「ってことはアレか?ついに俺と直タンも…あんな関係や、こんな関係になる日も近いのか!?」

B「いや、さっき福永も触ってたし。しかも、かなりベタベタと。」

C、D「さ、触ってたぁあぁああ!?」

A「おのれ~!!バカくそキノコめが~!お前のクビを
そげ落としてスーパーの店頭に並べてやろうかぁああああ~!!」

C、D「班長、落ち着いて下さい!」

続く

166:名無しさん@ピンキー
09/12/04 10:33:23 tGvX/wql
脳内会議キター――!

167:名無しさん@ピンキー
09/12/04 15:02:05 eWFm+92K
脳内会議ktkr!!
好きすぐるw

168:名無しさん@ピンキー
09/12/08 22:34:50 tR0nFKbI
ドラマ1と2、で2はドラマは原作と結構キャラ違うな。

169:名無しさん@ピンキー
09/12/09 23:02:33 budENi3Y
映画のポスターがかなり秋直らしいんだが…
見た人いる?
映画サイト更新まだかな~wktk

170:名無しさん@ピンキー
09/12/10 00:08:44 e576nmDj
今週のWJに映画の広告が載ってて、それがかなりの秋直。コンビニに急げー

171:名無しさん@ピンキー
09/12/10 08:55:42 xMXZIf01
YJ映画のページ見つけられなかった…
何ページ目?

172:名無しさん@ピンキー
09/12/10 23:46:29 ayTKSxuA
>>171
ジャンプ違い

173:名無しさん@ピンキー
09/12/11 00:19:30 EyB5iusu
YJ違うww
WJ言ってるだろww少年、の方だ。

174:名無しさん@ピンキー
09/12/11 20:44:37 r5RD6thq
素で間違ったww
無事見られました。秋直

175:名無しさん@ピンキー
09/12/11 23:30:42 Iua6m/ek
映画ポスターって2パターンあるのか?

176:エッチくん
09/12/14 00:58:20 ov0D/Dmm
ライアーゲーム

177:浅田真央
09/12/14 01:05:03 ov0D/Dmm
ライアーゲーム、私も好きです!では、明日にエッチなこと書きますね♪

178:浅田真央
09/12/14 01:06:33 ov0D/Dmm
明日じゃ、ないけど、、、。

179:浅田真央
09/12/14 01:07:21 ov0D/Dmm
ライアーゲーム、私も好きです!では、明日にエッチなこと書きますね♪

180:浅田真央
09/12/14 03:10:13 ov0D/Dmm
カンザキナオ 死ね!!!!!!!!!!!!!!!!ヨヨヨヨヨヨ

181:名無しさん@ピンキー
09/12/15 00:25:53 VfhYy9Im
人居ないな…寂しい
賑わってた頃が懐かしいよ

182:名無しさん@ピンキー
09/12/15 00:45:50 MkJeIZ3O
>>181
俺がいるよ!!!
でも二人でも淋しいな…秋山の脳内だけで四人もいるのにな…

ちなみに俺は秋山と直タンが同棲しちゃえばいいと思うんだよ
あと直の部屋って入口からベッド見えるのどうかと思うんだよね

183:名無しさん@ピンキー
09/12/15 03:43:17 lGxFKfjx
予告動画が…!

184:名無しさん@ピンキー
09/12/15 17:43:09 sP5/Wshg
>>183

映画の予告動画なら、自分も見てあまりの秋直に萌死んだ。

185:名無しさん@ピンキー
09/12/16 00:13:46 EA0xt5wh
エロくなくても小説投下していいかな・・・?

秋ナオ←ヨコみたいなものなんだが

186:名無しさん@ピンキー
09/12/16 00:50:40 xC2DmIbV
メガネが「神崎さん」から「直ちゃん」に呼び方変わった時、
秋山がじっと座っていたが、
あれは脳内会議中で動けなかったんだよねw。

187:名無しさん@ピンキー
09/12/16 01:49:36 l/GvUwkm
>>185
イイヨイイヨ~!

しかし…感染ゲームだとそうも思わなかったのに、天使と悪魔で「接触」って言われると妙にエロいな

188:名無しさん@ピンキー
09/12/16 02:37:30 2mRjGGe+
接触はエロい

189:名無しさん@ピンキー
09/12/16 02:42:22 TpiGIs+F
>>185
待ってるよー

接触がセックスに聞こえたのは俺だけで良いw
にしても今週は秋直回だったなぁ

190:名無しさん@ピンキー
09/12/17 01:14:47 iGS0PmaW
今度時間があるとき、秋直の微エロぐらいかな・・投下したいです。

映画の予告はみんな公式サイトで見るべきです!
禁断の・・・・

191:名無しさん@ピンキー
09/12/17 03:12:25 kTX57pOq
映画のポスターが秋直すぎて見に行った映画の内容全然頭に入らなかったw

192:名無しさん@ピンキー
09/12/17 03:56:35 1akfDHEs
もう貼ってあるのか~裏山!
7種あるらしいが、どれも触れそうで触れない距離なのかなー
1枚くらいはがっつり絡み合ってることを期待
むしろ押し倒ry

>>190
待ってるー!

193:名無しさん@ピンキー
09/12/17 16:17:25 kTX57pOq
>>192
そんなに種類あるのか
俺が見たやつはこれだった
URLリンク(imepita.jp)
ガラガラな映画館だったから撮っちゃったよw

194:名無しさん@ピンキー
09/12/17 16:41:02 nbt/e4gk
>>193
これって7色の内の1種類かな?
手が…腕が…ハァハァ

195:名無しさん@ピンキー
09/12/17 17:31:12 K/83York
>>193
なにこのテラウエディングっぷり!!!!
もお直ちゃんは秋山さんの持ち物でいいよ、うん

196:名無しさん@ピンキー
09/12/17 18:11:05 GAKfuk3W
>>193
ぐは!!なにこれなにこれなにこれ!?
二人はやっぱりケコンすんの!?

197:名無しさん@ピンキー
09/12/17 18:45:58 CEUQ3nhn
193GJ!ポスターだけで萌え殺される…!


198:名無しさん@ピンキー
09/12/17 19:51:18 u58w/Z+d
>>193乙!
自分今までに三種類みたが193のが一番密着度高いな。
そして三枚共視線があってなくて違う方向向いてる。

199:名無しさん@ピンキー
09/12/17 19:56:43 kTX57pOq
喜んでもらえて何より
>>198の言う通り視線が合ってないってのがちょっと気になるけど…
全種類見るのは難しそうだね
文章も投下してないのに長々と申し訳ない
ロムに戻るよ~

200:名無しさん@ピンキー
09/12/17 20:32:57 dy4SLsES
来週の展開で眼鏡が正直でも嘘つきでも、私は眼鏡×直を待ち続けるでしょう

201:名無しさん@ピンキー
09/12/17 23:33:07 poyMPu4A
>>193
萌 え し ん だ



なんだこれwwドラマじゃこんな雰囲気全然しないんだがw
少なくとも現段階では

あと3話で2人の関係もうちょい突っ込んだり
映画で何らかの絡みなければまさにライアーゲ(ry

202:名無しさん@ピンキー
09/12/18 06:20:34 Vi5lMWKT
>>193

どこの映画館か教えてエロい人!

203:名無しさん@ピンキー
09/12/18 22:55:30 lGkam2bb
なんか映画館での予告も秋直みたいね。
誰か見た人、kwsk!!

あー映画が楽しみすぐる!

204:名無しさん@ピンキー
09/12/18 23:12:45 0Orx/7b/
>>202
193だけど田舎だよwスマン

205:名無しさん@ピンキー
09/12/19 02:19:15 XxyXYa7M
>>203
東宝MOVIENEWSで見れるよ、劇場で流れてる予告。
秋直の人にはかなりの破壊力だ。

206:名無しさん@ピンキー
09/12/19 02:54:42 J5OBMvyD
>>205
ほんとだ!見られました!!
ありがとう!!!

すごすぎて何がなんだか・・・
二人の痴話喧嘩にしかみえないよ・・・

207:名無しさん@ピンキー
09/12/19 03:26:29 CFcPVzrk
平手とか最後の秋山の「俺の負けだ」とかww
壮大な痴話喧嘩にしか見えない。映像差し替えたらそのまま使えるんじゃないかw

208:名無しさん@ピンキー
09/12/19 03:46:27 Fxae1y7o
壮大な痴話喧嘩吹いたw

あれですね、これはライアーゲーム自体が2人の絆を深めるための試練で、
それを乗り越えてポスターの結婚式につながるわけですねw

209:名無しさん@ピンキー
09/12/19 07:24:04 HmuL2Ffc
秋直界ではエデンは結婚式場で、エリーさんはやり手のウエディングプランナーらしいw

210:名無しさん@ピンキー
09/12/19 09:52:55 MQvXgWEM
>>193
もう一度お願い !!!!

211:名無しさん@ピンキー
09/12/19 11:13:29 UWD3VfRu
葛城 「神崎さん私に負けたペナルティーとして約束通り私の前でオナニーなさい」

212:名無しさん@ピンキー
09/12/19 11:26:40 BtzbOzd+
予告でこれだけ煽って実際ふたを開ければたぶん何の進展もない
なのに期待してしまうちきしょおぉぉぉ

213:名無しさん@ピンキー
09/12/19 12:05:16 fw8sjkuU
ほんとポスター明らかに嘘予告すぎで酷いww

ポスターでこんだけ煽るなら本編でも結婚させろよw詐欺め

214:名無しさん@ピンキー
09/12/19 12:59:51 uYi3X75K
ハイ注目!ハイちゅーもく!お前ら!みたいな!馬鹿が!騙されたからって!
文句を言ってはいけません! キノコ



215:名無しさん@ピンキー
09/12/19 15:44:49 QjKhw3J1
嘘予告だとしても全力で釣られてやるぜ
ああもう秋直萌える

216:名無しさん@ピンキー
09/12/19 18:06:53 H/RBxo6a
193
もう一回up頼む



217:名無しさん@ピンキー
09/12/19 22:42:47 BFM73YpN
>>216
まだ見れるよ?

218:名無しさん@ピンキー
09/12/19 22:45:49 wVUSPeMv
平手ってなんですか?
映画予告の中にあったっけ?

219:名無しさん@ピンキー
09/12/19 23:28:56 td8O/AFQ
公式に予告追加されてるよ
直が秋山をひっぱたくシーン

220:名無しさん@ピンキー
09/12/20 00:51:46 rzFeFs5Q
>>216
昨日PCからやったら「期限切れ」で見れなかったけど
今携帯からアクセスしたら見れたよ
本当腕絡みすげぇw
193うp感謝!

221:名無しさん@ピンキー
09/12/20 09:30:41 cEQASV+O
>>193…あいつ神かよ

222:名無しさん@ピンキー
09/12/20 11:02:18 cu2caqn3
ポスター撮っちゃうその勇気に乾杯
なんかここが活気付いてるの久々にみた気がするよww

223:名無しさん@ピンキー
09/12/20 12:01:23 CUyaHHHa
ポスター見たいんだが誰かupしてくれないか

224:名無しさん@ピンキー
09/12/20 16:21:18 cu2caqn3
>>223
>>193のだったら携帯からしか見れない設定?なのかな
違うポスターのことだったらごめん

225:名無しさん@ピンキー
09/12/20 19:51:14 vf1UZ8IR
公式にうpされた、予告編やばいです。
やばいですっ。
みんな見てくださいw

226:名無しさん@ピンキー
09/12/21 00:11:10 3oxJB4jQ
2期から入った新参だけど、このスレは原作とドラマ兼用でいいんだよな
ようやく原作揃えて1期見たらドラマとの違いにびっくりするけど、両方好きなところがあって二度おいしいなー
キノコも好きだけど、アレは予想してなかった…まさかのフクナガさんに萌えて大変だw
これで映画の予告とか、ライアーと秋直熱が止まる気がしないww幸せだ

227:名無しさん@ピンキー
09/12/21 07:40:18 q1KPlS9K
関東圏は26日から1期が深夜枠で再放送だよー


228:名無しさん@ピンキー
09/12/21 10:52:59 LaR/NMor
このゲームを支配しているのはXじゃない
この俺様だ

229:名無しさん@ピンキー
09/12/22 02:12:22 z1PdC4eb
前売りの特典待ち受けってどんなのでした?
秋直的に買う価値あり?

230:名無しさん@ピンキー
09/12/22 22:47:16 FZsCJpUK
ようやく秋直がくっつくのか……ふぅ

231:名無しさん@ピンキー
09/12/22 22:59:34 S7nOGRYY
葛城から直とメガネくんを庇うように前に立った秋山さんかっけぇw
今回は秋直シーン多かったなあ

232:名無しさん@ピンキー
09/12/23 00:35:51 ntQ+hau8
≫231
それ思った!あの秋山さんかっけえよね。


233:名無しさん@ピンキー
09/12/23 00:50:47 /PzL8T/k
今日の秋山、妙に優しかったな。

234:名無しさん@ピンキー
09/12/23 01:07:54 5ux0wOf9
古本屋に昨日はおいてあったライアーゲーム全巻買いに行こうと思ったら・・・
今日はダブりの2巻だけを残してすべて売り切れていた・・・

235:名無しさん@ピンキー
09/12/23 01:55:40 tQmnSoQn
ファンなら新刊で買えばいいと思うよ!

なに今日のドラマ禿萌えたんですけど!
秋山カコイイよ秋山!!

236:名無しさん@ピンキー
09/12/23 02:42:54 4cFE1Bzl
映画の予告が想像していた以上の秋直でやばい!
破壊力抜群すぎる

237:名無しさん@ピンキー
09/12/23 09:33:59 ntQ+hau8
私も古本屋で買おうと思ったら、3巻以外消えてた…。
悔しいから新刊で揃えますっ。

映画の予告やばいよね!
問題はビンタのタイミングだと思ふw
禁断の・・・や抱き寄せの後なら振られ山だと思ふww
しかしLOVE or MONEYって・・・・萌え死ぬ

238:名無しさん@ピンキー
09/12/23 09:41:47 z89iQIL0
禁断のキスとかlove or moneyって明らかにゲームの内容だろ。
予告コマ送りで見るとゲームの説明ぽい画面にアダムとイブ?がハートと現金持ってるのが映ってる。


239:名無しさん@ピンキー
09/12/23 12:20:13 SqV3nSG+
映画予告で動揺している秋山さんに萌え~
映画、エロ的に楽しみ♪

240:名無しさん@ピンキー
09/12/27 15:27:36 B+0H4W/x
牧園ワタル
URLリンク(wwwz.fujitv.co.jp)

「どうしましょう…。そもそもギャンブルは苦手だし、
こんなつらいゲームで戦っていく自信が僕にはないので
海外にでも逃げちゃうかもしれません(笑)。
イヤなんです。本当に参加したくないです。どうすれば逃げられますか?」

ちょっとカマっぽい気がしたのですが、実際どうなんですか?

241:名無しさん@ピンキー
09/12/28 17:19:42 NWGDHRB0
ここってドラマ版専用なんけ

242:名無しさん@ピンキー
09/12/28 18:17:09 RKy5OigI
え?両方アリでしょ。

243:名無しさん@ピンキー
09/12/29 02:34:41 7uNIiepL
原作のちょっぴり茶目っ気有りな秋山さんも
ドラマのダークでどう見ても悪人面の秋山さんもいいと思う

キノコなフクナガもオカマなフクナガもいいと思う

原作の巨乳な直ちゃんもドラマのスリムな直ちゃんもどっちもエロいと思う

244:名無しさん@ピンキー
09/12/29 10:31:03 twfcBo7y
じゃあそろそろ誰か原作の秋山×オカマフクナガを書いてもいい頃

245:名無しさん@ピンキー
09/12/29 16:30:16 7uNIiepL
映画の予告みた!!ビンタ禿萌えた…!!
ヨコヤもキノコも出るしテラ楽しみだ!!!!

246:名無しさん@ピンキー
10/01/07 16:26:06 jfqKL3r4
直「この驚きをお伝えするために私も…ライトになります!」
URLリンク(www.youtube.com)

キノコ「直ちゃーーん!前にMって言ってたのに、やっぱり直ちゃんは…ライアー!ライアー!」

247:名無しさん@ピンキー
10/01/14 17:22:49 0FF7EN6l
ドラマオリジナルゲームキターと思ったら密輸の焼き直しとか…!

248:名無しさん@ピンキー
10/01/16 12:10:42 iE9QLPoV
映画予告見てきたこれは

249:名無しさん@ピンキー
10/01/16 12:22:14 zM8moTWx
直「秋山さん!接触してください!」

秋山「いいや、まだ早い…もう少し待て」

直「お願いです!今すぐ接触してください!」

秋山「神崎直、もしかしてお前…待てないのか?待てなくなってしまったのか?」

250:名無しさん@ピンキー
10/01/17 09:13:36 IsrWUHP6
ライアーゲームは人が騙しあうためのゲーム
つまり、エロパロを展開するためのゲームではないということだ
そしてLGT事務局が本当に求めているのは
人は騙しあわずに信じあえるということの確信を
ライアーゲームを通じて得ることにある
このことからわかるのは、ライアーゲームをエロパロに使うなど
持っての他だということに他ならない
事務局は決して自らの利益追求のためにこのゲームを
進行させているのではなく
その確信を得るために行っているということになる

251:名無しさん@ピンキー
10/01/17 23:19:00 IsrWUHP6
秋山「噂で聞いたんだが、このスレの「255」で
誰かが、地球に住んでいる全ての雄が腹を抱えて勃起してしまうくらい
興奮し過ぎる刺激的な書き込みをするらしい…
そしてその書き込みの刺激的度合いといったら半端無いものらしい
さらに言うなら、その書き込みは今までの2chへの書き込みの中で
郡を抜いて一番エロい、否、エロすぎる書き込みらしい…
こいつぁ~期待できるな」

252:名無しさん@ピンキー
10/01/18 16:39:29 5vnvUvER
>>251
非道いです秋山さん、スレストを誘発させるだなんて!
みんなで助け合えばきっと>>255さんも他のレス番もエロく出来るはずです!

253:名無しさん@ピンキー
10/01/18 16:52:40 NGEEg5LR
>>252
俺も噂で幾度と無く聞いたのだが、
>>255さんはヤバイほどエロい発言の書き込みをするらしい
そのエロい発言による勃○率は相当なものらしい
これはもう、期待するしか他無いと言えるでしょうね…

254:名無しさん@ピンキー
10/01/18 20:25:32 PVwOw4yO


255:名無しさん@ピンキー
10/01/19 09:36:43 ubyJ2LTc
神崎直役の戸田エリカが可愛すぎてたまりません!
私のタイプど真ん中!
ドラマを見るたびに興奮がとまりません!
もうどうにかなっちゃいそうです!
興奮して興奮して興奮して興奮して興奮してたまらん!!
どうにかなってしまってほしいとさえ思います!
取りとめの無いこの高ぶる鼓動、そして
ざわめく気持ちはどうしたらいいのでしょう!
本当に、今日放送の最終回が始まってしまったら
どうにかなってしまいそうです!
さらに、ファイナルステージを見に行った日には
どうにかなった上で、からの、どうにかなっちゃいそうです!
お願いです!
この興奮を止めてください!!!
やっぱり興奮してたまらん!たまらん!たまらんぞーー!

256:名無しさん@ピンキー
10/01/19 12:33:41 wvrIz2tZ
カツラギ「残念でしたねぇ皆さん。これはライアーゲーム、騙し合いのゲームですよ?
まさかあんな噂を真に受けるなんて…秋山くん、そろそろ本気出して下さいよ。」

257:名無しさん@ピンキー
10/01/20 17:59:14 /OAkhzm7
パソコンから193のポスター見ようとしたけど
ウイルスだった。

258:名無しさん@ピンキー
10/01/20 20:49:32 nipCU57H
302 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2010/01/12(火) 22:46:10 ID:A3RiRMxb0
菊地凛子に耳元で淫語責めされながら手コキされたい

葛城「これが気持ちいいんですか? 変態ですね」

葛城の性格からして寸止めするにちがいない

寸止め→『本当にイカせて貰えるとでも・・・思ったんですか?・・・・・・さよなら。』

259:名無しさん@ピンキー
10/01/21 18:21:51 ACROuw7r
ライアーゲームは人を騙しあうためのゲームです。
つまり、このスレも騙しあいだということになります。
その上でまだ信じたいというのならば勝手にすればいいでしょう。
ただし、結果の保証はできませんよ。
何しろこれはライアーゲームですからね。

260:名無しさん@ピンキー
10/01/21 18:22:49 ACROuw7r
ライアーゲームは人を騙しあうためのゲームです。
つまり、このスレも騙しあいだということになります。
その上でまだ信じたいというのならば勝手にすればいいでしょう。
ただし、結果の保証はできませんよ。
何しろこれはライアーゲームですからね。

261:名無しさん@ピンキー
10/01/21 20:03:43 E4o8dvQp
白いワンピース、その下は淡いピンクの薄手のセーター、その下にはまた一際白い肌。
甘ったるくてイライラとしてくる。

「いや、です…!!」

彼女を見下ろす私を見上げ、彼女がもう一度言う。
「どうしてこんな事するんですか。やめて下さい葛城さん。」

目元は不安からか潤んでいる。
本当に甘ったるくてイライラさせる。

セミファイナルが終わって一週間、私は何をしに此処へ来たのか。
突然の訪問に対して、彼女は快く部屋に通してくれた。
安っぽく甘ったるい彼女のテリトリー。

「葛城さんっ」

抗議を上げる口元も語感も妙に甘ったるい。
思考を止める五月蝿い口を指で塞ぐ。
口の中に無理矢理突っ込むと、彼女の歯が当たった。
不快な表情をわざと浮かべると、ビクリとして抵抗を緩めた。

「本当にあなたは、お馬鹿さんですねぇ」
(ご自分のおかれてる状況がわかっているんですか?)心の中で付け加え、彼女の状況を確認しながら口腔を犯してみる。

「ふっ、っん、…ん、ぐっ……」

まだ差ほど乱れていない衣服から伸びる色白な四肢。
両の手を頭上で一くくりにされ、下部に下げられない様に固定されている。
スカートから伸びる脚は訪問者が持参していたステッキの両端に固定され、閉じる事も開く事も許されず、固定に使われている細い紐が食い込んだ足首が痛々しい。

何故、私は此処に来たのか…そんな事は、今更考えても意味のない事。
それよりも……

「さて、これからどう進めましょうか。ご希望はありますか?」
口腔を塞がれた彼女の反応を目元に求めてみる。

262:261
10/01/21 20:53:03 E4o8dvQp
いったいどうしてこんな状況になったのか…直は必死に考えていた。

今日は休日だというのにこれといった予定はなく、快晴の休日を惜しみながらもせめてお買い物だけはしてこようと出掛けた。

大量の荷物を両手に抱え帰宅してみると、葛城さんが居たのだ。

「こんにちは」

私と目が合った彼女は、少し申し訳なさそうに遠慮がちに見えた。
今までの彼女からは感じなかったそんな姿に、私は落ち着かず慌てて鍵を出そうとしたが、荷物の一部を落としてしまった。
本当にドジだっと思った瞬間、彼女がそれらを拾い上げてくれた。
その時、自分も彼女とわかり合えると感じたのだ。
それなのに、どうして今こんな状況なのか…目の前の葛城との差に恐怖に似た不安で一杯になる。その後の事を思い出そうと目をつぶる。

「さて、これからどう進めましょうか。ご希望はありますか?」

先ほどから黙っていた葛城が突然口を開いた。
抗議のチャンスと思い、やめて欲しいという気持ちと何故?という先ほどからの疑問をぶつけたい。
塞がれた口で言葉を紡ごうと試みる。

「か…っん…っ…」

口の中で指に強く制止され、言葉が作れない。
動きが強くなり、不快さが増し、吐き気のような感覚が込み上げる。
浮かんでいた涙が零れた。
こちらをじっと見ていた葛城がニッコリと笑った。

「世の中には涙の通じない相手もいるものです。今日はそれを教えてあげましょう。あなたのために。」

そう言って指を抜き出し、口腔で付着した液体を私の髪に擦りつけるように拭った。
何をされるのか想像がつかず、セミファイナル前半で感じた葛城への恐怖感が戻る。


263:261
10/01/21 20:56:23 E4o8dvQp
下げ忘れました

その上規制の為携帯で作ったら下書き間違って消してしまい…続きの投下が………orz
また打つのまんどくさい

264:名無しさん@ピンキー
10/01/21 20:58:12 E4o8dvQp
連続本当にすみません
更に下げ忘れ
もう消えますから許して

265:名無しさん@ピンキー
10/01/21 21:01:06 ooHoGrGg
「ふっ、っん、…ん、ぐっ……」
↑これどんな顔して打ってるの?

266:名無しさん@ピンキー
10/01/21 22:40:19 Pm4vKewD
GJだけど続き投下するまで許さない

267:名無しさん@ピンキー
10/01/21 22:47:41 ACROuw7r
キノコ「そんなに嫌なら見なきゃいいじゃーん!」

268:名無しさん@ピンキー
10/01/21 23:41:33 84zCa53q
続きを期待する!!

269:名無しさん@ピンキー
10/01/21 23:42:26 E4o8dvQp
>>265
打つの面倒だなぁと打っているからそういう顔だと思うけどw
不快な人もいるみたいだし続きやめときまふ

270:名無しさん@ピンキー
10/01/22 08:59:48 bWLHW3W6
ファイナルステージでは、関めぐみのエロい演出に期待する

271:名無しさん@ピンキー
10/01/22 13:42:25 Pk1kcEI8
>>261さんの葛直作品たのしみです!

272:秋×直 最終回後①
10/01/22 14:10:08 Pk1kcEI8
セミファイナルステージがようやく終わり、メンバーは個々に会場を後にする。

神崎直も、その内の一人だったが会場の入口で、ただ立ち止まっていた。
切なげに見詰める視線の先には秋山深一。
そして彼とは一定の距離を保って葛城リョウがいる。
二人とも視線を交わすことはあまりないが、何やら親密に話し込んでいるのは
少し離れた距離にいる神崎直にも簡単に理解できた。
秋山と葛城の間には、他の人間は近付けない様なオーラが漂っている。
でも、二人は今までのような忌み嫌う同士ではなくなっていて、口を開く合間に秋山は微笑みさえ浮かべていた。

(秋山さんのあんな表情、初めて見た…。)

結局、葛城と秋山の間に何があったのか直には知るよしもないが
秋山は今までとは打って変わって楽しそうな表情を浮かべていて
それが秋山と葛城の二人の歴史の深さを感じさせた。

葛城を救済したのは、本当に正しい判断だったのだろうか…?

直は、ふと湧き出た自分の中の黒い感情に戸惑った。
葛城を助けなければ、"ライアーゲームの参加者を誰も不幸にさせない"という自分のポリシーに反することになる。

でも…

今、葛城の隣で微笑んでいる秋山の顔を見ると、直の心は揺れた。

273:名無しさん@ピンキー
10/01/22 19:34:28 EGKWg4uc
映画の予告を参考に。

秋山は直の腕を掴み、人気の無い部屋の隅へ両腕でとじこめた。
直「秋山さん??何ですか話って」
秋山「・・・・・・」
直「何で黙ってるんですか?もうすぐゲームがはじま・・・きゃっ」
秋山は急に直を強く抱きしめた。
秋山「好きだ。神崎直。初めて話したときから・・好きだったんだ」
直「なっ//急にそんなことっ・・・・あ、 秋山さん離して・・っ」
秋山「いや、離さない。もう絶対に離さない」
直は見開いた目で秋山をみつめる。秋山は、直の唇を右の手の指で
優しく触れる。ゆっくり顔を近づけ―
直「秋山さん―」
二人は初めて唇を重ねた。
そのキスは優しく、徐々に激しさを増す。
秋山は笑顔で
「大人しいな?神崎直。次は―ここ・・」
直「あ・・ン////」
 秋山の左手は、直の胸に触れた。



274:名無しさん@ピンキー
10/01/23 10:50:48 ylOAxr8t
スレが盛り下がってる気がするので、やっぱり投下することにしました。

煽り耐性ないヘタレ素人の駄文ですが、職人さん復活祈願に勇気を出して投下します。

読みたくない方はスルーお願いします。

275:葛城直①
10/01/23 10:51:51 ylOAxr8t
白いワンピース、その下は淡いピンクの薄手のセーター、その下にはまた一際白い肌。
甘ったるくてイライラとしてくる。

「いや、です…!!」

彼女を見下ろす私を見上げ、彼女がもう一度言う。
「どうしてこんな事するんですか。やめて下さい葛城さん。」

目元は不安からか潤んでいる。
本当に甘ったるくてイライラさせる。

セミファイナルが終わって一週間、私は何をしに此処へ来たのか。
突然の訪問に対して、彼女は快く部屋に通してくれた。
安っぽく甘ったるい彼女のテリトリー。

「葛城さんっ」

抗議を上げる語感も口元も妙に甘ったるい。
思考を止める五月蝿い口を指で塞ぐ。
口の中に無理矢理突っ込むと、彼女の歯が当たった。
不快な表情をわざと浮かべると、ビクリとして抵抗を緩めた。

「本当にあなたは、お馬鹿さんですねぇ」
(ご自分のおかれてる状況がわかっているんですか?)

心の中で付け加え、彼女の状況を確認しながら口腔を犯してみる。

「ふっ、っん、…ん、ぐっ……」

まだ差ほど乱れていない衣服から伸びる色白な四肢。
両の手を頭上で一くくりにされ、下部に下げられない様に固定されている。
スカートから伸びる脚は訪問者が持参していたステッキの両端に固定され、閉じる事も開く事も許されず、固定に使われている細い紐の食い込んだ足首が痛々しい。

何故、私は此処に来たのか…そんな事は、今更考えても意味のない事。
それよりも……

「さて、これからどう進めましょうか。ご希望はありますか?」

口腔を塞がれた彼女の反応を目元に求めてみる。



276:葛城直2
10/01/23 10:54:42 ylOAxr8t
いったいどうしてこんな状況になったのか…直は必死に考えていた。

今日は休日だというのにこれといった予定はなく、快晴の休日を惜しみながらもせめてお買い物だけはしてこようと出掛けた。

大量の荷物を両手に帰宅してみると、葛城さんが居たのだ。

「こんにちは」

私と目が合った彼女は、少し申し訳なさそうに遠慮がちに見えた。
今までの彼女からは感じなかったそんな姿に、私は落ち着かず慌てて鍵を出そうとしたが、荷物の一部を落としてしまった。
本当にドジだっと思った瞬間、彼女がそれらを拾い上げてくれた。
その時、自分も彼女とわかり合えると感じたのだ。
それなのに、どうして今こんな状況なのか…先程との差に、目の前の葛城へ恐怖に似た不安が溢れる。
その後の事を思い出そうと目をつぶる。

「さて、これからどう進めましょうか。ご希望はありますか?」

先ほどから黙っていた葛城が突然口を開いた。
抗議のチャンスと思い、やめて欲しいという気持ちと何故?という先程からの疑問をぶつけたい。
塞がれた口で言葉を紡ごうと試みる。

「か…っん…っ…」

口の中で指に強く制止され、言葉が作れない。

「!…ふぅ、んんんっ」

動きが強くなり、不快さが増し、吐き気のような感覚が込み上げる。
止めて欲しいと目で懇願すると浮かんでいた涙が零れた。
こちらをじっと見ていた葛城がニッコリと笑った。

「世の中には涙の通じない相手もいるものです。今日はそれを教えてあげましょう。あなたのために。」

そう言って指を抜き出し、口腔で付着した液体を私の髪に擦りつけるように拭った。
セミファイナル前半で感じた葛城への恐怖感が戻る。



277:葛城直3
10/01/23 10:59:28 ylOAxr8t
彼女の瞳の色が困惑から恐怖に変わった事がわかる。
それでも尚、甘ったるさが残る空気に苛立ちが募る。

(どうしてこんな人が…)

浮かんできた言葉を彼女から目を逸らす事で打ち消す。
逸らした目が彼女の部屋をさ迷い、キッチンを捉える。
整然と調理器具が並ぶ中にキッチンバサミを見つけた。
再び彼女に視線を戻し、固定されている四肢を確認しハサミの方へ向かう。

「丁度いいものがありましたよ。」

視界の端に映る彼女は、私の視線が捉えたものを知ってか知らずか、先程以上の恐怖の色を浮かべている。
ハサミの他にもいくつかの調理器具を調達し、彼女の側へ戻ると、彼女の息が若干荒くなっていた。

「今からそんなに興奮しないでくださいよ。お楽しみはこれからですよ?神崎さん。」

恐怖心から呼吸が乱れている事を承知で、わざと性的な羞恥心を煽る言葉で声を掛けてみた。

「………」

彼女からの答えはない。
篭代わりにしたステンレスボールの中にある器具類を不安そうに見ている。

(本当に何をされるのかをわかっていないのかもしれない)

そう思うと自然と変な笑いが込み上げた。
ハサミを選び取り彼女の横へ腰掛けると、先程汚した髪に手が触れた。

彼女が身を竦める。

「髪にハサミを入れたりしませんよ。」

そう言って刃先を彼女に近づけ、白い肌を傷付けないようにワンピースの肩部分を挟む。
ようやくハサミが何に使われようとしているかを理解した彼女が顔を羞恥に染め、抵抗のつもりなのか身をよじりだした。

「動かないでくださいね。流血沙汰はごめんですから。」

こう言うと刃物への恐怖が戻ったのか、彼女は唇を軽く噛み簡単に大人しくなった。


278:葛城直4
10/01/23 11:00:21 ylOAxr8t
ワンピースの両肩を裁ち切ると、胸元にも数センチ程の切り込みをいれた。
繊維の方向を確認し、手で下方に向け適当な所まで引き裂いた。
ウエストラインを少し越えた所で止まってしまったが、取り敢えずは十分なので横に置いておいたハサミをボールへ戻し彼女の顔を見る。

軽く噛まれた唇はそのままだったが、開かれていた目も、現実を拒むようにギュッと閉じられている。
構わずに淡いピンクのセーターに手を掛け、一気にたくし上げてみる。

「やっ!」

閉じられていた目がこちらを向く。

まるで何を考えているのかわからない!

といったような、困惑の表情が戻っている。
強い視線を返すと、一瞬目を逸らし、それでも私の真意を確かめようと再度こちらを向いてきた。

「かっ、葛城さんは、そんなに私が嫌いなんですか?」

興奮で呼吸が乱れ顔がくしゃくしゃになってゆく。

「だとしても、…だからといって、こんな事は、こんな事って……なんでなんですかっ…どうして………」

涙がどんどん溢れている。
それでも目を逸らさずに必死で問い掛けてくる。

(なんでだろうか)

既にしゃくり泣き状態になり問い掛けの続きができない彼女の代わりに自問してみる。

頭に靄が架かったみたいに考えはまとまらない。

「本性を確かめたいから。…ですかねぇ。」

自分でもしっくりこないが、取り敢えず浮かんだ事を口に出してみた。
これが本心だとしても、彼女のどのような本性を暴きたいのか……
どのような本性に期待し、確かめたいのかまではよくわからない。

更に数十秒考えてみる。

やはりすぐには答えがでない。
今考えてもしょうがない事と思い、彼女へ意識を戻す。
しゃくり泣いていた彼女は、少しだけ落ち着きを取り戻し、私の様子を観察しているようだった。
心の中を見られた気がして苛立ちが戻る。
苛立ちに嗜虐的な感情が加わりブラジャーに手を掛けた。

「さて、本性を見せて頂きましょう。」



279:葛城直5
10/01/23 11:06:54 ylOAxr8t
直の問い掛けに

「本性を確かめたいから。…『ですかねぇ。』」

と疑問形で呟き、なにやら物思いに耽ってしまった葛城と急に目が合った。
瞬間、不快そうな表情に変わり、すぐに意地悪そうな笑みを浮かべた葛城が口を開く。

「さて、本性を見せて頂きましょう。」

反射的に身体が縮まったが、直後、セーターの下に直接着ていたブラジャーを、肌に押し付けるように無理に上へずらされた。

「いたっ」

恥ずかしさより先に、摩擦による痛みが走る。

「随分と可愛らしいおっぱいですね。」

右の胸を強い力で掴まれる。

「いっ、痛いですっ。やめてください!」

本当に痛くて恥ずかしいなどと思う状況ではない。
少しでも痛みが軽減したくて、自然と身をずらそうと身体が動く。

「感じないんですか?」

掴んでいた手が一度緩み少しだけ緊張から解放されたが、またすぐに別の形に胸を歪ませられ痛みが走る。

「んうっ」

痛いという言葉の代わりに喉が軽い悲鳴を上げた。
昨日まで他人に触れられた事がなかった胸には、無理矢理歪められた後が欝すら赤く浮かんでいる。



280:葛城直6
10/01/23 11:08:16 ylOAxr8t
「まぁ、これで感じる人は珍しいでしょうね。」

葛城はそういうと力を緩め、カーブを描くような甘い動きに変えた。
反対の手を首筋に置き左の胸に顔を近付け蕾を口に含んだ。

「あっ…」

湿った感覚に思わず悲鳴とは違う声が漏れる。
葛城の顔がすぐ近くに来ていた。
すぐ目の前で葛城の口が自分の胸の突起を含み、怪しく光を帯びた舌で転がしている。
呼吸が乱れているため胸全体が明らかに上下しており、まるで葛城の口の中に自ら蕾を擦り付けてるように見えた。
更に吸い上げられ卑猥な音がたつ。

ぴちゃ…ちゅちゅっ

有り得ない光景に意識が遠のきかけていた直だか、湿った音に意識が戻る。
途端に羞恥心が込み上げる。
手の痛みを堪え抗議をする。

「やっ…やめてください葛城さん!!こんなのどうかしてますっ。」

乱れた呼吸のまま一気にまくし立て、更に呼吸が乱れる。
それでも言わずにはいられなかった。

「葛城さん。もうやめてっ!っん…。」

抗議の途中で蕾を軽く噛まれた。
痛みではない変な感覚が走る。

(!!!感じてる?そんなわけはないっ)

直は先程走った感覚と頭に浮かんだ事を必死に否定した。
そもそも『感じる』という事自体、これまで性経験と言える程の経験をしていない直にはよくわからないのだ。
知識の上では多少知っている『感じる』という感覚を、同性である葛城から与えられる…という事態は理屈抜きに嫌悪の対象である。
絶対に否定したい、認めたくない事態を漠然と想像し嫌悪が込み上がるが、直の思い構わず葛城の愛撫は濃厚さを増してゆく。
既に胸だけではなく腹部や形の良い敏感なへそ周辺までも葛城に占領され、身体が熱を帯び始める。


281:葛城直7
10/01/23 11:08:53 ylOAxr8t
けして心地好いとは思わないが、篭る熱が理不尽な状況への怒りからなのか、それとも認めたくない理由からなのか直には判断がつかない。

「はっんっっ、やめてっくだっさ…っい。」

不自由な身体を可能な範囲で引いたり押したりし、葛城の体温から逃れようともがく。
次第に呼吸が更に苦しくなり拒絶の言葉すらままならなくなってゆく。

「はぁぁ。ふっやぁです。ひっく…あぁ……やっ。」

腿の付近からワンピースが捲くられ、内股にも愛撫が及ぶ。
足を閉じたくて力が篭るが、開いたまま固定されていて動かそうとしても足首に痛みが走るだけだ。
気持ち内股気味に足の角度をずらすが、理不尽な熱に浮かされ度々力が抜けてしまう。
直はもうどうする事もできず固く目を閉じて熱に身を委ねる。
どんなによく知っていると言っても異性には知り得ない、同性だからこそ熟知し得る感覚を身体の中心に近い場所へ、執拗に与え続けられる。
時間の感覚はとおになくなっている。

ちゅぷ…

熱に身を委ね意識を遠くに追いやる事で、どうにか過ごしていた直の中心に痺れが走る。

「はぁぁぁんっ。」

信じられない位の甘い声が漏れてしまった。

(やだ…やだやだやだ)

手放しかけていた嫌悪感が戻るが、

にゅちゅ…ちゅぷぷ

それまで身体の外側から受けていた刺激とは明らかに異なる刺激を受け、頭の芯が痺れる。
いや、身体の中心が蕩けそうになる。

「指1本なんて余裕過ぎましたね。」

葛城が何かを言った。
すると、身体の中心に向かう感覚が痛みに変り、甘い声の代わりに息を殺すような悲鳴が漏れた。

「んつぅっ」

「流石に2本はきつめですね。でも大丈夫。すぐに良くなりますよ。」

先程までの質量とは違う存在感と動きに、熱が増す。


282:名無しさん@ピンキー
10/01/23 11:14:27 zOFXlAfo
擬音や息の書き方がギャグっぽいw

283:葛城直8
10/01/23 11:16:30 ylOAxr8t
「はぁ…やぁぁ、はうんんっ んーー、あぁぁ。」
彼女の喘ぎに確かな手応えを感じ、出し入れしている手とは反対の手で真珠への刺激も加えてみる。

「ふぅーーんっ。」

甘ったるい声に何かを堪えるような気配を感じた。

「いきそうですか?」

意地悪く声を掛けてみる。
が、未知の感覚にセーブを掛けるのに必死なのか、彼女の答えはない。
彼女の足を固定するステッキが邪魔になり真珠を刺激していた手で足だけを解放してやった。
その間、彼女自身には集中できなかったが、彼女の熱が逃げる事はなかった。
解放した足に角度をつけさせ、間に滑り込む。
彼女のそこはやはり甘ったるかったが、ヒクヒクとして甘さ以外の何かを秘めている気がした。
そっと口を近付け新たな刺激を与えてみる。

「ひゃうっ。」

足を解放されたおかげもあってか、彼女がしなるように反応した。
手を絡めるように腰骨を押さえ固定し刺激を与え続ける。
指と舌を使って繊細に大胆に繰り返す。
彼女の腰が震えいよいよ我慢できないようすだ。

(もう少しですね。)

そう確信した時、彼女が突然激しい抵抗をしてきた。
足の固定を解放していたため、激しい抵抗に体勢が崩れる。

(こんな華奢な身体のくせにっ)

心の中で舌打ちをする。
腕の固定のため、上半身が起こせない分、下半身をバタつかせている。
怪我をするのは馬鹿らしいから勝手に体力消耗するのを待つことにする。
案の定ヒステリックな抵抗は数分で幕を閉じた。
熱は随分解放されたと思われたが、一からというわけでもないと彼女の中心に手を掛ける。

ビクッ

やはりしなるような反応が返ってきた。
支配欲が満たされるような感覚を覚え、2本の指を揃えて挿入する。
始めよりは時間を掛けずに激しさを加えてゆくと彼女に熱っぽさが戻ってるくるのがわかる。

「ふ…んっ、ふぁぁ…。」

弱々しながらも甘い声が漏れている。



284:葛城直9
10/01/23 11:17:50 ylOAxr8t
自分にコントロールされる彼女を見ながら、ふと先程先送りにした自問を思い出す。

(彼女にどのような本性を期待しているのか)

打ち消すように、より熱い愛撫をする。

「はぁぁっあん。ぁ…」

弱々しかった彼女の声が大きくなり、腰が浮いた。
クスッと、変な笑いが込み上げてくる。

(やはりね…。)

なんだかそんな言葉が自嘲気味に浮かんできた。

「ぁきやまさん…」

(………?………)

彼女から突然彼の名前が上がり指が止まる。

「あきやまさんっ、助けて…ぁきやまさん。」

身体を起こして彼女の顔を伺う。
涙で顔をくしゃくしゃにしながら彼の名前を何度も呼んでいた。

罪悪感が沸いたわけではない。
だが今の状況がどうでもよくなってしまった。
そもそも自分は何故ここに来たのか。

ワンピースの裾を戻し淡いピンクのセーターを突起が隠れる程度にだけ下ろしてあげる。
彼女はまだ泣きじゃくっている。
ステッキを拾い上げ念のため自分の衣服を確認する。
問題が無いことを確認し玄関に向かう。
深呼吸をして、彼女をもう一度見る。

「謝りません。」

しゃくり上げていた彼女の呼吸が一瞬止まった。

「私は神崎直さん、貴方のようにはなれません。」

彼女のしゃっくりのような呼吸が続いている。
私は再び玄関に向かいながら言葉を続けた。

「ですが、貴方の事は認める事にします。」

また彼女の呼吸が止まり、こちらを見たような気がした。

玄関の前で彼女の手が解放されていない事を思い出した。
ちょっとした悪戯心が生まれ目に留まった彼女の電話から彼のアドレスを探しcallする。
3度程ワンギリを繰り返して電話を置いた。

(さようなら。)

と心で呟き玄関を出た。


おわり。

285:名無しさん@ピンキー
10/01/23 13:28:18 qATcJ0W+
GJ
こういうユリとか結構好きだな。
ごちそうさまでした!

286:名無しさん@ピンキー
10/01/23 19:26:44 9jhPnVXO
GJ
そして葛城の悪戯心にもGJ
このあとどうなるのか非常に気になるw

287:名無しさん@ピンキー
10/01/24 00:56:27 RSKNL+yq
GJ
そこで終わっちゃうのか!さすが葛城、焦らしやがるぜ…

百合はいいものだ

288:名無しさん@ピンキー
10/01/24 01:32:36 3IPPUGn9
スイーツの日記と、ヲタのエロ小説は似ていると感じた

289:名無しさん@ピンキー
10/01/24 02:38:08 PLPo+sZx
スイーツ日記でスミマセン…orz

秋直になりますが続きの投下もしてみます
ホント煽り耐性低いんで嫌な方はスルーお願いします

んで今回は断続的になるので職人さんいらしたら途中でも新規投下してください
職人さん復活マジで期待してます

290:秋直1(葛直の続き)
10/01/24 02:40:57 PLPo+sZx
セミファイナルステージが終わってから一週間、秋山は結果を受け止めきれないままでいた。
数日前、電話で話した直は気持ちの整理がついているのか明るい様子だった。

「残念ですけど、後悔はありません。」

そう言い切った彼女に返す言葉が見つからず、心がチリチリとした。
いつもなら沈黙など気にしなかったが、心の中を探られるような気がして適当な言葉を探した。

「悪かったな。守ってやれなくて。」

この場に相応しい適当な言葉。

「いいんです。私、秋山さんに沢山助けて貰って、守って頂きましたよ。お返しができないのは残念ですけど…」

予想と変わらない彼女の応えに適当に相槌を打ち電話を切った。

秋山も結果は結果と認識できるのだが、感情として割り切れないものを消化仕切れずにいるのだ。

「秋山さんに全てを託します。」

頭の中で直の言葉が響く。
信頼の証ととれるその言葉が気分を重くさせる。

直がファイナルに進まなくとも自分は進む

以前からそう考えていた。
そして彼女は負債を抱えずに離脱できたのだ。
何の問題もない。
そう…自分と彼女は離れたとしても問題などありはしないのだ。

「まぁ考えてもどうにもならない。」

わざと口に出し考えを断ち切ろうとした時、不意に電話が鳴った。



291:秋直2
10/01/24 02:44:46 PLPo+sZx
ピロリロ…

(メールか?)

画面を見てみる

『不在着信1件』

誰からなのか確認操作をしようとすると再度電話が鳴った。

ピロリロピロリ
『着信中 神崎直』

認識とほぼ同時に音が鳴り止む。
無意識に眉間にシワが寄る。

ピロリロピロ…

今は直からの電話に出る気分ではなかったが、3回連続の着信に不信を覚え反射的に応答ボタンを押した。
が、切れてしまった後だった。

(なんなんだ一体。)

腹が立ち電話をベッドへ投げ捨てる。

今は彼女とは話したくない

秋山は本心からそう思っていた。
故に、さっきの電話は繋がらなくてよかった…気分を変えれば落ち着くはず…なのに苛立ちが消えない。
フゥーーー…と少し深めの溜息を吐き目を閉じる。

(どうして彼女の事になると簡単に振り回されるんだ。)

自嘲気味に自問し、気分を沈めていく。
答えはわかっているが頭の中身を空にし、ほんの数秒間だが自分自身すら感じないような時を過ごす。
そして目を開けた。
視界に電話が映る。

「はぁーーーっ」

声と言える程の明るめの溜息をわざと尽きながら電話を取り、彼女にcallする。

(駄目だな俺は。)

心配性な兄のような役処を自分に演出しながら応答を待つ。
が、6回程のcallで留守番電話に切り替わる。
無理に引き寄せた明るい空気が散っていく。

(………本当に駄目だな俺は。)

今度は心底そう思いながら財布とキーを取り玄関へ向かった。



292:名無しさん@ピンキー
10/01/24 12:26:07 A+JN9TCa
>>272
地味に続き期待してる

293:名無しさん@ピンキー
10/01/24 20:02:18 UHsH20n/
うおお…秋直展開wktk

294:名無しさん@ピンキー
10/01/24 21:10:29 J2xO+dBI
GJGJ秋直

続き楽しみだW

295:名無しさん@ピンキー
10/01/25 00:09:14 M6JCPaN9
だんだんスレが伸びなくなってきたな
この調子だと>>299で必ず止まるな
途中から流行りだしたストーリー口調に期待&応援
しかしこのスレは確実に止まってしまうだろうな

296:秋×直 最終回後②
10/01/25 03:23:50 XhTTTuYv
「ふぅん…なるほどねぇ…。」

秋山と葛城の様子を遠くから見ていた直の耳元で、聞き覚えのある高めの声がして
直は思わずギョッとして振り向く。

「フクナガさん…!」
不意に現れた福永に、直は動揺した。
でもキノコヘアーのメガネは悪びれる様子も無く、言葉を続ける。
「直ちゃんさぁ、前から思ってたんだけど、君には欲ってものがないわけ?」
「よ…欲…ですか?」
「大体君の望みは、なぁに?」
「望みって…そりゃあ、参加者の皆さんが誰も不幸にならずに安全にゲームを抜けて、それで…」
福永は途中まで話を聞くと、いいから、という様に直を制した。
「俺は直ちゃんが、とぉ~っても良い子で人徳もある人だっていうのは良く知ってるよぉ?
この薄汚いライアーゲームの中に突如現れた…まるで女神様みたいだ。」

「…何が言いたいんですか?」
福永のトゲのある言い方に、直も少しムッとした。
「俺が言いたいのはね、欲の無い人間は不自然だってこと。」
「不自然…??」
「俺はさ、ずっと金が欲しかったの。金こそ俺の欲。生きる源。君にもあるんじゃないの?
欲がさ。それが無かったら…」
「フクナガさんの言ってることよく解りません!それが無かったら、何だって言うんですか?」
そう直に言われて、福永は意地悪く笑った。
「欲が無い人間なんてさ、死人と一緒だよ。」

「…!え…!?」
福永の言葉にショックを受け、直はうなだれた。
「直ちゃんにもあるんじゃないの?欲が。欲しいんじゃないの?秋山のこと。」

私が?秋山さんを欲しい??どういうことだろう。

「そんな!!秋山さんを、まるでモノみたいに言わないで下さい!!」
福永は食ってかかる直を相手にせずに、ファイナルステージが終わったら連絡するから。
と言い残して去って行った。

サラサラのオカッパ頭で去って行く彼の後ろ姿は…まるで毒キノコだ。

297:秋×直 最終回後③
10/01/25 03:25:34 XhTTTuYv
もう、帰ろう。
フクナガさんの言ってることにムキになって言い返したのは、きっと…
彼の言っていることが図星だったからだろう。

「何だか私、どんどん嫌な女になっていくみたいだ…。」
自己嫌悪の塊になった直が、トボトボと家路に着こうとしたその時、彼女の腕が何者かに掴まれた。

振り向くと、いつものポーカーフェイスで秋山が、いつの間にかそこに立っている。

「俺に一言もナシに帰るだなんて随分じゃないか、カンザキナオ。」
「秋山さん…」
怒ってるのかな…?
でも、秋山さんだって葛城さんと話し込んでたし、こうするしかなかったとも思う。

「なあ、お前に来て欲しい所がある。」
秋山は直の腕を掴んだまま、ただ黙って直の家とは反対方向に歩き始めた。

途中、何回も どこへ行くんですか?と尋ねても
「来れば解る。」
と短く答えるだけで、直は彼についていくしかなかった。

しばらく歩くと、一件の安アパートが見えてきた。
秋山は、そのアパートの階段を上がり鍵を開けて、直に中に入るように促した。

298:秋×直 最終回後④
10/01/25 03:26:25 XhTTTuYv
「あの~…ここってもしかして、秋山さんの家ですか?」
直が落ち着かない様子で聞くと、
「鈍感なヤツだな…」
と呆れて秋山はさっさと部屋に入る。
どうぞ、とソファに腰掛ける様に言われて直はぎこちなく座った。
秋山はキッチンに向かうと、手際よく二人分の紅茶をいれている。

待っている間、直は部屋中を見渡す。
…物がない。ワンルームにしては広いが、あるのはセンスの良いデザインのテーブルとソファだけ。
テレビどころか、ベッドすらない。

「お待たせ。」
秋山はアンティークらしいティーカップを直の目の前に置くと、自らはテーブルを挟んだソファに座る。
「何で…私を部屋に入れて下さったんですか?」
直が問い掛けると、秋山は
「君と、ちゃんと話してみたかったから。」
と優雅に紅茶をすすっている。
「何も…部屋に呼ぶのは私じゃなくても良かったじゃないですか。その…葛城さんでも…。」
「葛城…??」
直の回答に秋山は明らかに驚いている。
「私、秋山さんと葛城さんが和解できた事は本当に良かったって思ってます。でも…」
「でも…?」
「か、葛城さんは私の知らない秋山さんをたくさん知っていて…
それで私は…私は…」

しまった、と思った。
さっき福永に変なことを言われたせいもあって、直は完全に自分の気持ちに混乱していたのだ。

「私…嫉妬…した…。」

しばらく沈黙した後、直は消え入るような小さな声で言う。
「嫉妬って…」
秋山も何やら神妙な表情で下を向く。
「なあ…カンザキナオ。俺は…」
秋山が重苦しく口を開くと、直はその先が聞きたくなくて
「良いんです!」と制した。
「私は秋山さんにどう思われてても良いんです。さっき、フクナガさんに言われたんです。
君の欲しいものは何か?って。」
秋山は顔を上げると、今まで見たこともない様な真剣な表情で直を真っ直ぐに見つめた。
「私…考えなくても、すぐに答えは出ました。」

「欲しいのは、秋山さん。あなたです。」

299:名無しさん@ピンキー
10/01/25 03:32:33 XhTTTuYv
小分け投下になってしまってごめんなさいorz
あと一回の投下で完結させて頂きます。
その時には、一回で読み易いようにアンカーも付けさせていただきますので お許し下さいorz
エロも頑張ってみます。

300:名無しさん@ピンキー
10/01/25 07:38:55 kDaJSa2S
待ってました!
嫉妬する直が新鮮で良かったです。続き楽しみにしてます

301:名無しさん@ピンキー
10/01/25 12:24:48 JkDOR0jN
GJ!なおちゃんが可愛いなぁ。
続きwktkして待ってます。

302:290
10/01/25 18:26:43 qyTz8Pbw
296さんGJです!
直ちゃんとっても可愛いですね
続き楽しみだー

290の続きの件なのですが無駄にものすごく長くなってしまい(秋山がなかなかエロに突入してくれなくてw)続きの投下迷っています
初SSで文章が激しく変なんですよね(葛直パートも本当に変ですよね)
スレ汚しになりそうなので暫く様子見にします…Orz

303:名無しさん@ピンキー
10/01/25 18:51:10 JpoWDGKL

>>302
とてもぅGJだったよ!無駄だろうが長かろうが290の続き超待ってます!
秋山さん早く直ちゃんをイかせてあげてーーーー!!

>>296もGJ!


304:名無しさん@ピンキー
10/01/25 23:39:20 M6JCPaN9
今日も疲れた仕事から帰ってきた
仕事では上司からスパルタ教育的業務
そして帰宅後は子供から小遣いをせがまれ
妻からは不倫を察せられ、離婚を言い渡される一歩手前
こうして私が書き込めるのはある意味奇跡かも…
そんな私の希望の光は、ただ1つ、このスレの物語だけなのです
こういう場所でしか楽しむことができない私ですが
どうぞ続きをよろしくお願いします
私の唯一の楽しみを決して奪わないでください
お願いします

305:名無しさん@ピンキー
10/01/25 23:53:46 ve7qjMFH
おいしいいい!
GJ!続きを気になって待ってます!

306:秋直(葛直の続き)
10/01/26 01:22:15 8oZOYwPG
葛城直パート全9
>>275->>285付近完結済み
秋山直パート1~2
>>290 >>291

続き投下します

注意※
マジで無駄に長いです。
省くというスキルがないため酷いです。
時間の無駄が嫌な方はスルー推奨!
それでも読んで下さるかた感謝です。

307:秋直3
10/01/26 01:27:25 8oZOYwPG
彼女の家に行ってみよう

決断してしまえば秋山の行動は早かった。
30分程で直の家付近に来ていた。

駅からの道のりを急いで進み彼女の家が見えてくると自然と気が緩む。
余裕が生まれ景色を見遣る。

(!?……)

不意に視線を感じ、周囲に視線の主を探す。

(誰もいないか…)

気のせいと思い直し彼女のアパートに入る。
直の部屋の前に到着し、呼び鈴を鳴らす。

ピンポーン

内装のイメージとは違い彼女の部屋の呼び鈴はクラシカルな音がする。
インターフォンではないので扉が開くのを待つ。
暫く待つも扉が開く気配がなく秋山はガックリとする。

(駄目というよりも馬鹿だな俺は。)

携帯からの着信だったのだから家にいたとは限らない。
しかも今日は休日だ。
出先からだった可能性は大いに有り得るというのに、何故考えが至らなかったのか。

(……………)

盛大な溜息をつきたいところだったが場所を考え押し殺す。
しかしどうしたものか…先程の電話はやはり気になるため、このまま帰る気にはなれない。
安否の確認だけでいいのだ。
だが、住民でもない者が他人の住居前にずっと居るわけにはいかない。

(取り敢えず離れるか。)

扉に背を向け電話を取り出す。
アパート出口に向かいながら直にもう一度callしてみる。

♪天国じゃなくても~♪

背後から軽快な音楽が流れる。

(!!)

聞き覚えがあった。

「古めの曲ですけど、大好きなんです。秋山さんからの着信コレにしてるんですよ!」

以前、直がお気に入りだと聴かせてくれた曲に似ていた。
歌詞のサビの部分が自分達に合っている気がして…などと話しは続き、苦笑いをしながらも直には合ってる気がすると思い聴いていた。



308:秋直4
10/01/26 01:30:25 8oZOYwPG
♪あなたに会えた幸せ…♪

(間違いない。)

後ろを振り返ると音の発信源は予想通り直の部屋である。
耳を近付けると、音楽が止んだ。
手元の電話からは留守電アナウンスが流れており、秋山は電話を切った。
40分程前に自分に着信があった事は確かだ。
その後に携帯を忘れ外出したのか…可能性はある。
が、無償に安否が気になった。
知った仲とはいえ無断で入る事は流石に抵抗があり、再び呼び鈴を押して中の気配を探る。
助けを呼ぶような声はないが微かな気配を感じた…ような気がした。
何故か嫌な感じがして、堪らずドアノブを回してみる。

ガチャリ

鍵が掛かっていない。
いくら無防備な彼女でも外出時に鍵を掛けないわけがない。
漠然と沸いた嫌な感じが確信めいた胸騒ぎに変わり扉を開けた。

バンッ

視界の中で白いモノが動いた。
皺の寄ったオレンジ色のベッドカバーの上に細く白い足がある。
頼りなげに重なる二本の足首には細い紐が幾重にも巻かれている。
それぞれの足首に緩く巻かれたそれには拘束力はないと思われたが、1番華奢な付近には痛々しい鬱血痕がある。
靴を脱ぎ捨てながら声を掛ける。

「なおっ!?」

「こないでくださいっ!!」

強い声音に足が止まる。
が、秋山は既に部屋に上がっていた。
一歩奥に上がっただけだったが、障害物であった壁の先が目に入ってきていた。

(――――)

一瞬で頭の中が白くなる。
スカートは下腹部から大腿を覆っていたが一見して不自然であり、すぐに裂かれた跡に気付かされる。
インナーも捲くり上げられており彼女の柔らかそうな白い肌には鬱血痕が点々と散らばっていた。散らばる痕に目を配ると、胸の膨らみの一部が視界に入る。
明らかに誰かに乱暴されたと思わせる光景だ。

「ぁきやまさんっ」

搾り出すような直の声で我に返る。
返事はできない。
彼女に近づき着ていた服を胸元から腹に架けて被せてやる。
だが掛けた上着に視線を落とし再び動けなくなる。
しなければいけない事は沢山あるはずだった。
しかし思考がまともに働かない。


309:秋直5
10/01/26 01:32:12 8oZOYwPG
思い切ったような声が直の口から出た。

「あのっ、手を、解いて貰えますか?」

掛けられた声になんとか反応し彼女の腕を探す。

(手を解く…?)

思考が鈍いまま肩から、その先に延びる手を確認する。
紐が幾重にも巻かれていた。
足首のそれとは違い、今見ているそれは現在進行形で拘束力を発揮している。

流石に頭より先に身体が動いた。
痛々しい手首、不自然に上がる肩を庇うように曲げられた肘…とにかく一秒でも早く解放してやりたい。
左右に視線を配り近くにハサミを発見する。
金属製ボールの中にいくつかの器具と一緒に収まっていた。
色々と引っ掛かる事はあるがハサミを取り上げ彼女の側へ戻る。
拘束を逃れようとした結果なのか、白い肌に紐が食い込んでいる。
傷付けないように手を添えると、彼女の肌はとても冷え切っていた。
急いで、でもなるべく丁寧に刃を入れ拘束を解く。

拘束を解かれた彼女は、慌てて上半身を起こし自分の身を庇うように上着を掴んだ。

「っっつ。」

ビクッと肩を上げ小さな悲鳴を漏らした彼女は、上着を離し顔を歪ませた。
長時間無理な体勢でいたせいか逆姿勢に痛みが走ったのだ。

咄嗟にインナーに手を掛けて腹まで降ろしてやる。
思考が動きだし『いったい何があったのか』
問い質したい衝動が沸く。
しかし先ずは彼女の身体を労るのが先だと思い改めバスルームへと足を向ける。
知らない領域であったがバスタブに詮をして湯を落とし始めた。
温度確認をしながら先程の光景を思い出す。

直の無防備さが招いた事かもしれなかった。
彼女のそういった部分には、何度も苛立った経験がある。
だが実際こうなると彼女に対して怒りは向かわない。
見えない相手への怒りが暴走しそうになるが何度も深く息を吐き気分を落ち着かす。

(今は絶対に感情的になっては駄目だ。)


310:秋直6
10/01/26 01:38:58 8oZOYwPG
バスルームから戻ると彼女はベッドカバーに身を包んでいた。

「なお」

なるべく優しく声を掛け、反応を見ながらゆっくりと近くに寄る。
斜め前に位置を取ってしゃがんでから彼女の顔を見つめた。
俯いていた彼女は少しだけ顔を上げ視線に応えてくれた。

「肩は大丈夫か?他に痛む処や怪我はないか?」

コクンと健気に頷く彼女。
すぐにでも抱きしめてやりたくなる。
しかし今はそんな事をするわけにはいかない。
彼女が怖がらないように、安心できるように一定の距離を保ったまま再び声を掛ける。

「風呂入れそうか?」

「はい…。」

今度は声に出した返事が返ってきた。
バスルームから遠い椅子に腰を掛け彼女を見守る。
着替えを取りバスルームへ消えて行く姿を見送ると、間もなくしてシャワー音が聞こえてきた。
取り敢えず安心したが、すぐさま部屋全体の確認に入る。
二人掛けのダイニングテーブルにカップを2つ発見する。
近付き中身を覗くと、残留している中身からは甘い香がしてココアだとわかった。
だが分離現象が起きていた…恐らく薬でも混入しているのだろう。
顔見知りが相手だろうと思われ、余計に彼女が不憫になる。
カップを持つ手が震え、身体が熱くなるのを感じるが、心を沈めるために目を閉じる。



311:秋直7
10/01/26 01:41:35 8oZOYwPG
10分程前、バスルームで湯を張りながら秋山は心の整理をした。

ここ数日、確かに秋山は苛立っていた。
セミファイナル後の状況変化をきっかけに、直への特別な思いから色々な感情が生まれコントロールしきれない状態だった。
直との関係に不満が生まれ、同時に勝手な理想を抱き…またそれを否定し自己嫌悪に堕ちる。
子供っぽい怒りを直にぶつけたい衝動に秋山は振り回されていた。
しかし、状況はそれどころではなくなった。

心配性の兄のような役処でも構わないと自然に思えた。
側で今の直を助けてやれるなら…むしろ都合が良いポジションである。
彼女が離れるかではなく、自分が彼女を守りたいのだ。
もちろんライアーゲームなど関係ない。

秋山は気持ちを切り替えバスルームを出てきたのだ。


(怒りで思考を鈍らせている時ではない。)

カップを置きながら再び自分に念を押し、彼女のこれからについて思考を巡らせてゆく。
状況を考えると異性が立ち入るのは好ましくないと思われたが、見過ごして救われる事態ではない。
床に落ちていた紐や下着や服の残骸を全てビニールに詰めながらセカンドレイプという言葉が浮かんでくる。
被害を訴える事は正しい姿だと思うが、見返り以上に精神的苦痛が伴うだろう。
彼女はどう考えるだろうか。
カップや調理器具を適宜な位置に片付けながら、妊娠の可能性も考えた。
予定日でなくとも非常事態に排卵~望まぬ妊娠という話しは聞いた事がある。
とにかくアフターピルの処方は受けた方がいい…時間制限がある中でどう切り出そうか…

カチャリ

考えがまとまらないうちに彼女が戻ってきた。
時計を見ると20分程経過している。



312:秋直8
10/01/26 01:43:35 8oZOYwPG
(案外早いな。少しは落ち着いたのだろうか。)

彼女を観察する。
表情は強張っているが顔色はだいぶ良くなっていた。

「秋山さん」

先に声を掛けてきたのは彼女だった。

「ありがとうございました。それと心配を掛けてすみません。だけどもう大丈夫です。」

彼女は一気に言葉を連ねた。
バスルームで言葉を考えて来たのだろう。
言い終えた彼女が自分の反応を待って身構えているのがわかる。
取り敢えず落ち着かせようと近くの椅子を薦めてみると、彼女は素直に従った。
少し時間をおいてから、なるべく静かに話し掛ける。

「辛いだろうが率直に言う。婦人科に行くべきじゃないか。」

彼女が俯く。
返事がないので、言葉を続ける。

「頼れる女性がいなければ、俺がついて行く。警察なんかは別にしても、身体は大事にしないと…な?」

語尾を上げて彼女の返事を促す。
暫く沈黙が続いたが、彼女の言葉を待っていると

「身体は大丈夫です。」

とだけ返ってきた。
しょうがないので覚悟を決めて話しを続けた。

妊娠の可能性やアフターピルの話に性病の話しも付け加えた。
もしも思い当たるなら、怪我がなくとも病院に行くべきだと。

これ以上は繰り返しになると思い、彼女の返事を再び待つ。
ずっと黙っていた彼女が俯いたまま話し始めた。

「妊娠はないです。」

いきなり言い切る彼女に、『だってされたんだろ?』と思わず問い質したくなったのを堪える。

(油断をすると、俺という奴はすぐにこうだ…)

自分に注意を促し黙っていると、予想外の言葉が続いた。



313:秋直9
10/01/26 01:52:21 8oZOYwPG
「相手は男性じゃないんです。」

話しが予想外に向き彼女の顔を確かめずにはいれなかった。
遠慮を忘れ視線を向けると、彼女は焦ったように話しを続けた。

まとめると、『高校時代の同級生が悪戯をしてきた』という内容だった。
『昔も少しいじめを受けていた』だとか、『変わった人だから』だとか…色々言っているが、内容からも様子からも到底信じ難かった。
繰り返し尋ねても同じような話しでかわされてしまうため作戦を変え、彼女の真意を探る。

「仮に本当だとしても、拘束されたんだろう。悪戯で済む話しではないんじゃないか?」

彼女は『拘束』という言葉に動揺を見せたが、『少し変わったタイプの人だけど根は優しいはず…』などと言い出した。
半ば呆れ気味に語気を強めて問い質す。

「じゃぁ君は、久し振りに訪ねてきた元同級生の女に犯されかけたって言うのか?」

ストレートな言葉に直の顔が見る見る赤くなる。

(しまった)

誰が相手でもレイプ被害に遭ったのは事実なのだ。
こんな言い方はするもんじゃなかったと大失態に焦る。
と、直が口を開いた。

「もうこの話しはしたくありません!秋山さんに心配されなくても妊娠なんかしていないし、相手を教える気はありませんからっ!」

「それに、助けて欲しいなんてお願いしてません!!」

「それに……………」

顔を真っ赤にした直の言葉は続く…頭の中がグラグラした。
何やら先程の説明を支離滅裂に繰り返している。
『よけいなお世話』と言わんばかりの言い様と、度々出る『相手』と言う言葉使いが特にグラグラくる。



314:秋直10
10/01/26 02:05:11 8oZOYwPG
(相手って……同意だったのか?いや馬鹿な…消えた状態で放置されてたじゃないか…)
(助けはいらない?なんだよそれは…庇ってるのか…レイプだろ?)
(乱暴されても庇いたい相手だって事か??)
(身勝手に暴力を振るわれたんだろ?…そんな奴許せるわけがないだろう…好きだからなのか??………ちょっと………)

「ちょっと待て!!」

立ち上がり大きな声で彼女の言葉を遮る。
彼女の視線はまだ何かを言いた気だったが無視をして背中を向けた。
セミファイナルからずっと疲れていた。
感情の起伏に限界を感じた。

「もういい。」

一言漏らすと、後は勝手に続いた。

「お前との面倒事は懲り懲りだ。冗談じゃないっ。茶番は仕舞いだ。もう二度と…」

ドンッ

最後の言葉が出掛けた時、背中に重みを感じた。

「ごめんなさいっ。でも、本当にこれ以上話したくないんです。秋山さんが好きだから、こんな状況に堪えられなくて…だから、それであんな酷い言い方しちゃってごめんなさい!!」

胸の辺りに回り込んできた手が震えている。

「怒らないでください。秋山さんに嫌われたくありませんっ。」

(あぁ…俺って奴は…)

情けなくて振り返る事ができなかった。
震え続ける手に手を重ね、やっとの思いで口を開く。

「なお。悪かった。大切にしたいのに上手くいかない。慎重に大事に労ってやりたかったのに…」

そこまで言うと背中で涙を感じた。
身体を一度離して振り返り、抱きしめ、ずっと言えなかった言葉を口にする。

「君が好きだ。」



315:秋直11
10/01/26 02:07:25 8oZOYwPG
普段は言葉選びに余念ないというのに、そう言うのが精一杯だった。

暫く抱き合っていると彼女が顔を上げこちらを向いた。

「私も…秋山さんが大好きです。」

もう一度抱きしめてから彼女をベッドの上に誘導し、二人で腰を掛けた。
それから、言う必要はないと思ったが、ここ数日の彼女への気持ちを正直に話した。
子供っぽい感情を持った事や、それに振り回されて過ごしていた事など。
柄ではないが、一度きちんと話しておきたかった。
彼女は驚いたように、謝ったりはにかんだりしながらも嬉しそうに聞いてくれた。
そのうち彼女が、『いつから好きだった』とか『どこが好きだ』とか甘ったるい話しを始めた。
嬉しくはあったが、甘さに耐えられなくなり顔が歪んでしまう。

「照れ屋ですね。」

こういう雰囲気は苦手で肩を竦めると、彼女が更に調子に乗り始めマシンガントークが続く。
やられっぱなしは流石にないと思いジッと見つめてやると、今度は彼女が肩を竦めたが、またすぐに口が開く。
だが、その唇に唇を重ね止めてやる。
一度離して

「そんなに話してると喉が渇くぞ。」

そう言ってから再び重ね、少しだけ舌を絡ませる。
反応を確かめるが抵抗する様子はなかった。
もう一度離れ姿勢と角度を変えて、今度は深く味わう。
彼女の手が膝に乗りキュッとズボンを掴んできた。
身体の芯が熱くなる。
すぐに離れると不自然なので少ししてから唇を離し、頭をポンポンと叩いてやる。
彼女のトロンとした表情に夕暮れの色が刺ささっていた。
その姿にまた身体の芯が温度を上げる。
どうにかなってしまう前に口を開いた。



316:秋直12
10/01/26 02:10:31 8oZOYwPG
「そろそろ帰るな。」

彼女が何か言う前にと立ち上がり玄関に向かう。

すると玄関横の下駄箱台の上に直の携帯を見つけ、忘れ掛けていた昼間の出来事を思い出す。

「なお」
…昼間の電話

続けようとして、躊躇した。
アノ話に戻ってしまうだろう…これ以上は話したくないとハッキリと言われていた。
少なくとも帰り際にする話ではない。
何か別の言葉を掛けようと思い彼女を見ると、先に声を掛けられた。

「秋山さん…泊まっていきませんか?」

激しく動揺してしまう。
感情の起伏の激しかったここ数日でも、今が1番動揺しているかもしれない。
悟られただろう。
仕方ないので開き直って無視をした。
先程気にした下駄箱上の電話も無視して靴を履くと彼女が近付いてきた。

「今夜、ちゃんと恋人にしてくれませんか。」

思いきって言ったのがわかる。
そんな彼女を無視するわけにいかず、身体を向き直し応える。

「今日はタイミングが悪い。君が嫌なら昼間の話しはしたくない。だが、納得できたわけではないんだ。」

彼女の目が潤むのを見て本音を付け加える。

「君を大事にしたいけど、今夜そうなったら大切に扱えそうにないから…」

もう少し何かを続けようとしたが、彼女が真剣な表情で手を掴できた。

「靴、抜いでください。」

掴んできた手に力が篭る。

「大切に扱わなくていいですから。今夜恋人にしてくださいっ!!」

最後の部分をかなり大きな声で言いきって抱き着いてくる彼女に、愛しさが込み上げ肩を抱いた。



317:秋直13
10/01/26 02:22:55 8oZOYwPG
またベッドへ戻って来ていた。
彼女を座らせると掴んでいた手を優しく外し、膝の上に乗せてやる。

「ちょっと待ってな。」

と声を掛けてから部屋中のカーテンを閉じて回った。
優しい時間にしたいと思っているが、身体が熱くなりきってしまえば、自信がない。
滑稽だと思ったが、なるべく今のうちにできる事をしておく。
エアコンの温度設定を高めに設定し、リモコンを持ったままキッチンへ向かう。
勝手に冷蔵庫からミネラルウォーターを拝借した。

(ゴムないな…)

と思ったが、昼間の件を思いだして今日に限り中で出すと決めた。

(万一ガキができたら俺のに決まってる。)

ようやく彼女の隣に戻り、ペットボトルとリモコンを床に置き髪を撫でる。
彼女に緊張が走るのを感じた。
空気を緩めたくて咄嗟に思いついた意地悪を言う。

「よかったのか?さっき…あんな大胆な事玄関前で叫んでさ。」

言葉の意図が通じなかったのか、彼女が目を丸くしてこちらを見る。
『ご近所さんに…』と補足してやろうと思ったら急に察したのか顔を赤く染めて玄関を見る彼女に思わず笑いが零れた。

クックック

からかわれたと気付いた彼女が半分怒った表情で抗議をしてくる。
お陰でこちらの緊張も解けた。

適当な言葉で抗議をなだめながら、ゆっくりとキスをする。
軽く離れて彼女の唇を近くに感じたまま最終確認をした。

「いいんだな。」

返事はわかっていたが、コクリと頷かれると身体がほてった。
身を任せてきた彼女のカーディガンを脱がせてやると、髪の毛が少し乱れた。


318:秋直14
10/01/26 02:29:33 8oZOYwPG
そのままベッドに彼女を倒しキスをする。
唇を重ねながら髪を指で梳いてやる。
何度もそうしてから、胸元に手を掛けると彼女が少し身をよじる。
一度身体を離し、ブラウスのボタンを丁寧に外していく。
白いカップ付きのキャミソールが現れる。
今度はキャミソールの裾へ手を掛け、やはり乱暴にならないよう気を付けながら上に捲る。
薄暗くしておいたが、鬱血の痕が容赦なく存在を主張してきてチクリと胸に刺さる。
沸き上がる感情を追いやりながらカップの部分も捲り上げると小さめだが形の良い胸があらわになった。
吸い寄せられるように触れ、下から持ち上げるように感触を確かめてみると、予想とは違いかなりの弾力性があった。
嬉しい誤算に一瞬和む。

(男って馬鹿だよな。)

が、やはり例の痕はココでも主張をしている。
彼女をもっと味わいたくて、その痕を消してしまいたくて、髪を耳に掛けながら肩を落とし覆いかぶさろうとした。
すると彼女が急に両腕を滑り込ませ、胸を隠した。

「あの…秋山さんは脱がないんですか?」

遠慮がちに可愛い事を言われ、予定外に熱が増す。
ここは少し落ち着こうと身体を離し彼女を見下ろす。

「じゃぁさ、脱がせてよ。」

彼女の顔が予想通りに焦りを見せ、また体温が上がる。
上半身を起こしてやり、手をシャツに誘導する。
ひとつずつボタンを外し始めた素直な彼女が可愛いくて髪に手を掛けまた撫でてやる。
脱がされきっていない上半身が可愛いらしさに反してやけに淫らで色っぽい。
熱っぽさをごまかすために、またからかいたくなってしまった。
彼女の胸元をジッと見てから目を逸らし、切なげに言ってやる。

「その痕、気になるな…。」



319:秋直15
10/01/26 02:37:33 8oZOYwPG
ボタンに掛かっていた手を戻し、すぐに腕で身体を隠す彼女。

「ごめんなさい…。」

悲しそうにする。

(おいおい…ごめんやり過ぎた。性格悪いんだ反省するよ。)

慌てて彼女の顔を覗き込んでフォローする。

「あんまり可愛いから困らせたくなった。ごめんな。」

なっ?と付け加えると、彼女は俯きボソリと言った。

「でも、気になるのは本当ですよね?」

(そりゃぁ本音はね…)

と思いながらも、本気で反省する。

(デリカシーなさ過ぎた…困った。)

すると彼女が胸の前を開けて、まだ身体に残っていたブラウスとキャミソールを脱ぎ始めた。
そして勇気ある驚愕な反撃を口にする。

「デリカシーないと思いますけど、秋山さんが上書きしてくださいっ!」

キャミソールを手に握り顔はそっぽを向いている。

(-------)

一瞬ポカンとしてしまった。
重苦しい雰囲気が晴れてゆく。

(確かに、それもデリカシーないよな。)

苦笑いしつつも救われたと思った。
耳元でもう一度ゴメンナと呟いてから自分もシャツを脱ぎ捨てた。


おわり。




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