調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart30at EROPARO
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart30 - 暇つぶし2ch818:178 猟血の狩人~緋が暮れた国の王子と王女
09/04/14 00:22:33 AmcUuhpv
こんばんはです。今回は一ヶ月ちょいぶりくらいの猟血です
いよいよ吸血鬼だらけの展開に

○四章

"ガシャーン!"
"バリーン!!"

「っ?!」
廊下のほうから突然鳴り響いた破壊音に、眠りについていたララディアは反射的に飛び起きてしまった。
(まさか…また侵入者が?!)
昨夜の記憶が一気に蘇り、ララディアは着るものもそのままに枕元に置いてあった剣だけを取り廊下へと飛び出した。
そこで見たものは…
廊下の奥からひたひたと歩いてくる兵士と、こちらに走って逃げてくる兵士の姿だった。
「ラ、ララディア様!!逃げてください!」
首のあたりを抑えて逃げてくる兵士は、ララディアに必死の形相で逃げるように伝えてくる。だが、ララディアはどうにもその
事情が理解できなかった。
「ど、どうしたんだ!なんで逃げている!何で逃げろと私に言うんだ!」
「バ、化け物が、化け物が城中に……」
走り疲れて息も絶え絶えな兵士が必死に事情をララディアに語ろうとしている時、後ろにいた兵士が逃げる兵士に飛び掛ってきた。
ララディアの目に飛び込んできたその兵士の表情は、もはや人間の作り出すそれではなかった。
「ガァーッ!!」
口元から長い牙を光らせた兵士はそのまま逃げる兵士を組み付くと、兵士の首元にがっぷりと噛み付いてきた。
「ぐあっ!…あぁ……」
噛み付かれた兵士は最初こそ苦悶の表情を浮かべたものの、次の瞬間には顔も全身の力も緩ませくたくたとしゃがみこんでしまった。
噛み付かれた首と口の間からだらだらとこぼれる血と、それをズズッズズッと啜りこむ淫靡な音が廊下に響き渡る。
「こ、これって……、そんな……」
その光景に、ララディアは昼間のアレクサンダーとの会話を思い出していた。
人間に襲い掛かり、血を喰らう化け物。それはまさに吸血鬼という存在そのものである。
が、このメルキルスに吸血鬼が来れるはずがない。いるはずがない。そんなことは聞いたことがない。
だが、現実に目の前にいるのは吸血鬼…
「う、う、うわああぁっ!!」
訳がわからなくなったララディアは、衝動的に兵士に食いついている吸血鬼に突進しその頭を思いっきり剣の柄で突き飛ばした。
吸血鬼はその衝撃で口を首から外し廊下にごろごろと吹き飛ばされる。
「ガ、ガウゥ…」
一瞬怯んだ吸血鬼だったが、すぐに体勢を立て直してララディアへ牙を剥くが…
"ドスッ!"
次の瞬間、ララディアの剣が吸血鬼の胸板を貫いていた。
「ガ………?」
最初、自分に何が起こったのか吸血鬼は分からなかったようだが、分からないといった顔のまま前進から青白い炎が発火
して、そのまま燃え尽きてしまった。
「は、はあっ……。や、やっぱり、吸血鬼……なの……?」
ララディアはまだ信じたくないといった思いだったが、血を吸い目の前で発火して消えた化け物を見てしまってはもう吸
血鬼がいるということを受け入れざるを得なかった。


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