09/04/06 02:49:54 3QXGskCR
「まだ……うん。……じゃあまだ彼女にはしてくれなくてもいいよ。とりあえずは妹ってことで」
「あ、うん、そうだ。そうだね。妹で」
藤岡がそう口にすると千秋は口元をへにゃっと嬉しそうに歪める。
「なんだよー千秋ー、お前わたしの妹じゃないのかよー」
「うるさい馬鹿野郎」
そう言いながらも嬉しそうな千秋。
「……」
「で、わたしが中学生になったら彼女にしてくれるのか?」
その言葉に姉二人は相次いでツッコミを入れる。
「それはま、まだ早いぞッ! 千秋ッ!」
「そうよ。中学生だなんてまだ早いわ」
「そうだそうだ。彼女とか彼氏とかいうのは高校生になってからだ!」
なぜだかそう力説する千秋。その言葉に眉を一瞬だけぴくりとさせる春香。
「……だそうだからしばらくは妹でいい」
「そ、そうだね」
「何年かして私に初潮がきてもっと女らしい体になったら藤岡も私のみりょくにグっとくるに違いないよ」
「そ、そうだね」
「藤岡はハルカ姉さまみたいなスタイルのいい女の子は好みか?」
「あ、う、うん。もちろんだよ」
「私もハルカ姉さまの妹だからきっと高校生になるころにはハルカ姉さまみたいな曲線美を手に入れているに違いないよ」
「そ、そうだね」
「そのときにはもう彼女だからおかしな事をしてもいいよ」
「なっ」「えっ?」「千秋ちゃん?!」
「…へへへ」
そう微笑みながら藤岡の胸に顔を埋める千秋。
実際にはわずかその二年後に当時の春香を上回るナイスバディになってしまい
藤岡がその魅力に抗しきれなくなるのは、また、別のお話
つづかない