09/03/27 19:28:17 RP8e1nJh
これは、筆者の中二的妄想による物語です。
過度な期待をしないでください。
なお、画面のスイッチはちゃんと入れてから読んで下さい。
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明日は小学校の卒業式。
ハルカやカナの進学祝いも兼ねた前祝いパーティーへ、マコトとトウマも呼ばれていた。
南家のあるマンションの前で二人はばったりと会って、一緒に部屋の方を見上げた。
「あーあ、ここに来るのもこれで最後か」
いつもの『マコちゃん』になってるマコトは、溜息まじりに言った。
「どうしてだよ。またくれば良いじゃないか」
トウマは意外そうな顔をして訊いた。
「ほら、声」
マコトの声は、半年前と比べて少しハスキーになってる。
「ああ、そうか。男なの忘れてた」
「そ、そんなぁ~」
「ごめんごめん。で、どうするのさ」
「来年から受験だからなかなか来れなくなる、ってことにする」
「そっか、中学生なんだっけ」
「うん。実は、カナにはもう頼んだんだ」
マコトは寂しそうに苦笑した。
「しょうがないな、そればっかりは。でも今日は楽しもうぜ」
「うん。行こうか」