09/09/29 04:45:14 ZrSS/ioi
「青柳君、なんで私の手のひら押してるの」
無意識に僕は金沢先輩の右手を掴み、指で先輩の掌を押していた。意味が解からない。しかし、極限状態にいた僕には
何かしら有効な行動だったのだろう。
「よく判らないけど、放してくれない」
ふにふにと柔らかい先輩の掌。癒しの効果は有りそうだ。ふにふに気持ち良い。
「ちょ、ちょっと青柳君。聞いてるの?」
先輩の指にはタコが無い。残暑が懐かしい今は10月。馬肥えて受験の追込みが本格化する秋にも関わらず、受験生で
ある金沢先輩にタコが無いというのはアレか、今になって足掻く様な不便な頭はしてなくてよ、とかいう既に推薦が通っ
ているとか、お勉強は日々の積み重ね、ワタシ試験勉強とかした事無いの、とか言っちゃう学力エリート様だからか。
「放してッ、ひッ。放せ青柳!」
凄いぜ、金沢先輩。顔が良いだけじゃなくて頭まで良いとは恐れ入る。その縁無し眼鏡は伊達じゃないと。しかし、表
情がもっと、こう何ていうか柔らかくなるとよりイケる、っていうかモウッ!この時間が素敵に青春な1ページになる
のに大変惜しい。
「聞いてッ、青柳君。それ以上はダメ!私の手を放して」
しかし素直クールというのは一体どうなのだろうか。クールという部分は置いといて、素直の部分は正直理解が出来な
い。明け透けというか猜疑心が無いというのか、どれもしっくり来ないが実際、邪気無く「素直」的行動を起せるもの
だろうか。アレは一時期流行った褒め殺しにしか見えない。勿論、褒め殺しはイヤガラセである。もし真に子供の徳で
ある素直が思春期以降の人格で発現するのならば、脳が物理的にどうにかなっている気がする。
「やッ、ダメっ、放して、もう放してよ。ダメだからぁ、青柳ぃ、ダメなの、駄目なのぉ」
クール。アメリカスラングのCoolというのはカッコイイの代名詞的な言葉で一昔前のHotと意味合いに違いは無いのだ。
いま僕たちがナウだのヤングだの言わないのと一緒でクールは流行り言葉に過ぎない。本当のクール(冷やか)は実際
やると人間関係に傷が付く。だから金沢先輩はあと一歩なのだ。クーデレとかそんなモンは無い。もし金沢先輩がいわ
ゆる1つの素直クールだったら、2人きりの図書室でさえ何も起きない僕には脈が無い事になってしまうではないか。
「ひふっ、あっあ、ひっあ、あ、またっ、あっああ、ああああぁぁ」
ぱふッ、と倒れ込んできた金沢先輩がそのままズリ落ち、最終的に僕の股間に頭が沈み込む形で納まった。
「えっ、えぇぇぇぇ!ど、どうしました金沢先輩!」
先輩の暑い息がズボンとパンツを突き抜けチ○コにまとわり付く。一体どんな奇跡が僕に起こったのだろうか。それと
もこれが素直クール。言葉をスッ飛ばして行動が、欲望が素直。クールはどこに行ったかは知らない。先輩の手は柔ら
かい。
226:図書室ではお静かに 3/6
09/09/29 04:47:27 ZrSS/ioi
股間がとってもホットな僕はこの状況をこれからどの様に展開すれば良いか知識も経験も無い。とりあえず、椅子か
らずり落ちそうな金沢先輩のお尻を元に戻そうと試みる。
うぅ、ズボン越しとはいえ僕のチ○コが先輩の顔に。顔ズリとか凄い高レベルプレイだよ、ギン立ち、汁塗れのチ○コ
を女の子の顔に擦り付けるとか。素直にフェラ行けよ、とか思うのは浅はか。フェラは慣れると女の子も気持ち良くな
れる(らしい)のだ、口内が性感帯なんてのは結構いるし。キス好きの娘とかは適正が高い(らしい)。でも顔ズリ、
ありえないね。顔は化粧をしてまで綺麗に見せたい場所なのだ。相当の色情狂かベタ惚れ恋人でもなきゃ、チ○コで顔
こすられて平気なわけが無い。そんな嫌がる行為にこそ、真のエロがある。だから僕は先輩の顔を汚したい。
話が逸れた。早く金沢先輩の小さく可愛いお尻を救出しなければ、このままでは床に叩きつけられてしまう。そうする
と今のこの青春状況が日常の救急活動に移行してしまう。やっとの事で先輩の腰の下に手が届く。これを持ち上げるの
は結構キツイ、片手だからキツイ。腰を浮かしてる間に先輩の椅子を足で僕の方にずらすして、成功。お尻着席。
動かした所為かスカートが少々、捲れてしまったので直してあげる。ついでに御褒美も頂く。先輩ありがとうございま
す、お尻もとっても柔らかいです。
この柔らかさはマイクロビーズのクッションに並ぶ驚異のふもふも感である。しかし、いま僕と金沢先輩のお尻の間に
は、野暮ったいゴワついた学校指定のスカートとチラッと見えた青白ストライプのパンツが存在する。つまり、これら
が一切無い状態、お尻直触りではどれほどのモフモフ感を得る事が出来るのか。確かめねば成るまい。
しかしスカートを捲るというのはかなりのドキドキ感がある。それは無邪気な少年時代とは異なり、女の子の神秘にト
キメク青春時代にいる僕とソレとは目的の度合いが違うからだ。イザ、桃源郷へ。
227:図書室ではお静かに 4/6
09/09/29 04:49:16 ZrSS/ioi
金沢先輩のスカートの下は驚愕のワンダーランドだった。第一に、青白ストライプのパンツは紐パンだった。しかも
ローレグ。驚きのあまり、すぐさま紐を解いて脱がしてしまった。第二に、脱がしたパンツと先輩のお尻の間に銀の橋
が架かっていた。そう、先輩は濡らしていたのだ、パンツが使い物に成らなくなるほど。第三に、そんな濡れ濡れの先
輩のお尻が予想を超えて神々しかった。白く輝く先輩のお尻は尻タブが縦に重なり、つきたての鏡餅の如く美しかった。
後先考えず両手で掴み、引き上げて、僕の上でマングリ返しにした先輩を舐めたり、突いたり、噛んだり、吸ったり、
銜えたり。先輩が失禁するまで夢中でねぶり続けた。
その後、セルフ顔射ならぬセルフ顔面放尿を達成した先輩を腹這でカウンターにセット。先輩の足はカウンターから垂
れ下げておいたが床までちょこっと隙間があった。
「らめ、許して青柳君。私、バージンなの。好きなヒトがいるの」
衝撃の告白だった、けど関係ない。僕はもう止まらないし、止められない。神話の時代から続く寝取りの系譜をいま、
僕が継ぐ。ベルトを外し、ズボンと一緒にパンツを下ろして飛び出すチ○コを金沢先輩のおま○こにセット。先輩は力
が入らないながらも精一杯、腰を逃がそうとする。だけど僕は右手一本で先輩を押さえつけて、一気に挿入。左手でお
ま○こをしっかり開かせておいたので一回で成功。
「はうっ、いやぁ!挿入れないで、青柳君の挿入れないで」
「挿入ったよ、先輩。これで金沢先輩は僕のモノだ。誰か知らないけど先輩が好きなヤツなんてどうでも良いよ。絶対、
僕を好きにさせてやる」
「イヤ、ヤダやだヤダ!動かさないで、私ならない、青柳くぅ、青柳なんて好きにならない」
「僕が一番先輩の事が好きなんだ」
僕も先輩もはぢめてだったけど、もうガムシャラに腰を振った。振るというか、打つけた。バンバン打つけた。先輩の
おま○こは愛液の洪水でジャブジャブいってた。僕の動きでジャブジャブバンバン、僕も先輩も大声で罵り合って喘いだ。
228:図書室ではお静かに 5/6
09/09/29 04:51:29 ZrSS/ioi
「いやぁぁ、暴れないで、私の中で暴れないでよ、うぅ、ひぃ、ぞこ擦っちゃヤダぁ」
「好きになってよ、いっぱい気持ち良くさせるから、先輩の事気持ち良くさせるから」
いやぁ、と鳴き続ける先輩に僕は苛立っていた。いっぱい絶頂かして上げてるのに先輩は全然応えてくれない。ココは
1つ強烈なヤツをお見舞いするしかない。
僕はチ○コを先輩の最奥、コツンと鳴るところまで突っ込む。ひゃぎぃ、と先輩が絶頂ったけど本番はこれから。先輩
の脚と肩を持って、カウンターの左に仰向けに転がす。チ○コに凄い摩擦が来て射精てしまう。ドリルのように先輩の
子宮口を掘削しつつザー○ンを子宮に叩き込む。
「かねざわ先輩ぃぃ、射精るぅう、ぐっはぁぁ」
「いいいイィィッ、ぎゃひ、い絶頂っちゃうぅぅぅ!」
盛大に絶頂と射精をした僕たちは抱き合って休息にはいった。
大きく開いた先輩の脚の間を割って抱きつく僕の顔は金沢先輩の胸の位置に来る。ふかふかのおっぱいの感触を味わお
うと左右に顔を振ると硬い。おかしい、そのとき僕の第7感が先輩のおっぱいを直ぐに確かめろと告げた。僕は射精後
の気だるさを振り払い、先輩のおっぱいを確かめるべくブラウスのボタンを外し始めた。
「ん、青柳ぃ、なにやっ、て駄目ぇぇぇぇぇぇ!」
「ブばハァぁッ」
もの凄い勢いで先輩に平手を喰らわせられる。しかも往復。イヤァァァとその後、胸を抱きかかえておっぱい死守の構
えを取る先輩に僕はチ○コで反撃。可能な限り早く、深く突きまくる。
「ひぃぃ、駄目、あん、あっああん、やぁ、おっぱい、いぐ、あ、おっぱい駄目ぇ、ひぐうぅ、あひ」
「見てやる、舐めてやる、噛んでやる。絶対、先輩のおっぱい吸ってやる」
僕のピストンで先輩の腕組みが少し緩んだところで、すかさず引き剥がす。もうボタンをちまちま外したりしない、そ
のまま強引に開く。ブツブツブツ、とボタンが飛びブラが見える。しかし、先輩の手が戻ってくる。だけど僕は一気に
ブラに手をかけ引き千切った。ポンポンッと何か肌色的な物体が7・8枚舞い上がる。落ちてきたソレを掴み見てみる
とパットだった。
「見ないでって言ったのにぃぃぃ」
酷い、青柳は酷いヤツだと先輩は泣いてしまった。僕の目の前にはなだらかな丘が2つ。その頂にはこれでもかとイキ
リ立つピンクの乳首が1つずつあったので思いっきり捻ってやる。
「ぎゃあああぁぁぁぁぁ!」
予想外の絶叫に驚いた僕は急いで先輩の口をふさいだ。少し考えて手を外し、改めて口で先輩の口をふさいだ。舌を入
れたら噛み付かれた。
229:図書室ではお静かに 6/6
09/09/29 04:53:27 ZrSS/ioi
「うぅ、ヤダよぉ、うっうっ」
金沢先輩はまだ泣き言を言っているが無視だ。だいたい指で手のひらを押されたぐらいで絶頂ってしまう様なエロい身
体をしている先輩が悪いのだ。髪や制服、パンツがびしょ濡れなのは先輩が汁っ気がありすぎる所為だし、ブラウスと
ブラが駄目になったのも矯正機能とパットで虚乳を作っていた先輩の所為、ファーストキスと処女を散らした相手が僕
になったのも身持ちが硬かった先輩の所為なのだ。ただ、中で出してしまったのは男のエチケット『近藤さん』を持っ
ていなかった僕の所為かもしれない。今日朝起きた時、まさかこんな事になるとは思いもしなかったし。
もう少し休んだらまた中に出そう。嫌がるだろうけど金沢先輩が僕のモノだって解らせるには中出しが一番だ。その次
はアレ、顔ズリ。フェラも捨てがたいけど今はまだ噛まれそうで怖い。でその次はまた中出し。今日の目標は先輩に僕
を「好き」だって言わせること。
せいいっぱい、下校時間まで頑張ろう。
図書室ではお静かに 終
230:終日喫煙 ◆gCgQRkIN7w
09/09/29 04:58:46 ZrSS/ioi
またネタが出来たら投下します。
さあ、これから出勤だ。徹夜でSS作りはもうしない。
231:名無しさん@ピンキー
09/10/05 23:58:14 rNKXTcbV
GJ
男がヤンデレっぽいのは個人的に好きなんだぜ・・・
>今日の目標は先輩に僕を「好き」だって言わせること。
「またネタが出来たら」ってことはこれをやって頂けるんでしょうか!?
232:名無しさん@ピンキー
09/10/12 22:51:27 8BYrceU0
ほ
233:名無しさん@ピンキー
09/10/17 19:16:02 OHPAiVEa
―見た目からして、15~17歳位だろうか。私が彼女を拾ったのは、北陸道の親不知インター手前だった。
私は、新潟の上越市から名古屋へ10tトラックで行く途中だ。
途中で眠気覚ましに缶コーヒーを買いに自販機に横付けした所、彼女が近寄ってきた。
「…このトラックの運転手さんですよね?」
「は?…ええ、そうですが」
「私を名古屋まで乗せていってください」
ヒッチハイカー。私も仕事柄、たまに遭遇する事はある。
だが、仮にも仕事場であり、同乗者の存在は想定されて居ない。
なのでもし死傷事故が発生したら、私の責任になる。
私は悩んだ。もし何かあったら懲戒免職も有りえる。
「…乗せていってもいいが、何があっても責任は持てない。良いね?」
「覚悟の上です。凍死よりはよっぽどマシですから、ね」
「そうだろうな。じゃあ、助手席側に回ってくれ。はしごみたいになってるから気をつけるんだよ」
「ありがとうございます!」
3段のステップを踏み、キャブが左右に揺れる。
「コーラで良いか?」
「良いんですか?…ありがとうございます。」
「ああ。久々の来客だからな。ちょっと揺れるけど我慢してくれ。じゃ、出発するよ」
パーキングブレーキを解除。ニュートラルから2速へ。
総重量25トン、排気量13000ccの巨体が静かに動き出した。
深夜2時25分。現在地は東海北陸道白川村インター付近。そろそろ飛騨トンネルだ。
流石にこの時間になると、普通車は余り走っていない。
居るのはバスかトラックのみといった具合。お陰で走りやすい。
世界遺産や聖地巡礼にも目もくれず、ひたすら走る。
「寝れないのか?」
「はい。そう言えば、お互い自己紹介がまだでしたね。私は如月なつき、です」
「なつきか…いい名前だ。俺は岩崎薫って言うんだ。よろしくな」
「はいっ!」
飛騨トンネルを抜けて、直ぐの飛騨河合パーキングエリアへと滑り込む。
このパーキングエリアは加速車線が首都高並みに短く、加速が大変だ。
ニュートラルへシフトレバーを動かし、パーキングブレーキを作動。
エアーの抜ける音と、エンジン停止に伴う振動と音がキャブを揺らす。
ドアを開け、ステップを駆け下りる。もう一人は慣れていない様で、少し時間が掛かった。
「ところで、さっきから時々ケータイで何か見てるみたいだけど、何か面白いニュースとか有る?」
「はい。…まぁ、詰まらない事ですけどね。保守、と」
「えっ?」
「なんでも無いですよ。そう言えば、知ってます?……」
二人旅はまだ道半ばだ。
234:名無しさん@ピンキー
09/10/19 01:52:32 93ZgVofn
続きが欲しくなる良保守だった
235:名無しさん@ピンキー
09/10/27 23:53:12 jKtPTwUC
投下します。予定では18レス消費。
タイトル:不確定性原理と神はイコールで結べるか
236:不確定性原理と神はイコールで結べるか 01
09/10/27 23:53:56 jKtPTwUC
2016-10-17 06:00
「おはよう」
午前6時。鳴り響く携帯を手に取り最初に耳にしたのがこのセリフ。
早い。どう考えても6時は早い。だからオレはもっと怒ってもいいはずだった。
しかし、相手は香澄だった。
「どうした?」
「窓の外を見て欲しい」
こいつとはガキの頃からつきあいだが、
いたずらとか嘘とかには無縁の人生を送ってきた不思議な奴だ。
論理の塊であるところの彼女は、決して思いつきで行動したりはしない。
オレはなんの反論もすることなく、
言われたとおり、パジャマのままベッドから出て、片手で窓を開けた。
9月下旬。晴れた空。街の外はガキのころから見慣れた景色。
背が伸びた分だけ、昔とは視点が違ってるぐらいで。
「別に、かわったことは……」
そう言いかけたとき、微妙な違和感を感じる。
何がそう思わせるのか、オレは必死で考えた。
そして……気がつく。街に誰もいないことに。
人影も、チャリも、車も、なんにも。
目をこらしてみても、駅に向かう道になんの姿もない。
いつもなら結構な数の人が駅に向かってる時間だった。
「誰もいない……ちょっと待て」
ふと思いつく。妹は? オヤジは? お袋は?
ダッシュで部屋を出て、隣の妹の部屋を開ける。誰もそこにはいなかった。
階段を駆け下り両親の寝室をあける。もぬけの殻だ。
オレは茫然自失となり座り込む。
「達也!?」
オレの息づかい以外聞こえない静かな空間、手元の携帯から香澄の声が響く。
「……いねぇ!」
「家族のことか?」
「あぁ」
「妹さんとご両親だった……かな」
「あぁ、それがみんな居ねぇんだよ! なんなんだよいったい、これは!」
「同じか」
「……えっ、じゃあ、おまえんとこも」
「あぁ、こっちは兄と両親が忽然と消えてしまった」
「なんで」
「原因はわからない。
さっきテレビをつけたが、全てのチャンネルがテストパターンか、
音楽クリップを流していた。おそらく自動設定のものだと思う。
インターネットコンテンツも、3時間前に更新が止まっている。
日本だけじゃなく、世界中の全てのコンテンツが」
オレは絶句した。
237:不確定性原理と神はイコールで結べるか 02
09/10/27 23:54:53 jKtPTwUC
「今、私は達也の家の前にいる。悪いんだが、着替えて外に出てきてくれるか?
いくつか確かめたいことがある。つきあってくれ」
「あぁ、わかった。すぐ行くよ」
習慣で学生服用のYシャツに手を通しそうになったが、
気が変わってプルオーバーとジーンズにする。
玄関を出たとこに香澄は立っていた。彼女もジーンズにパーカー姿だった。
別の高校に入ってからあまり顔を合わせることはなかったが、
半年ではそれほど雰囲気も変わってはいなかった。
「まず、達也の携帯のメモリーすべて、かけまくってくれ」
「OK」
メモリーの最後まで試したが、全てアウト。
「やはりな」
オレの報告に香澄は冷静に答えた。
「先ほど私もやってみたが、全滅だった」
「……駅に行ってみるか?」
「そうだな」
おそらくこの街で一番人が集まるはずの場所。多分そこで全てがわかる。
いつもならこの時間に開いてるような店が、軒並みシャッターを下ろしていた。
住宅のカーテンはそのほとんどが閉まったまま。
家から漏れるTVの音も聞こえない。
人も車もいない街は、限りない静寂を保ち続けていた。
一軒だけ店が開いていた。24時間営業のコンビニ。
自動ドアは何の問題もなくオレ達を迎え入れてくれる。
だが、客の姿は当然のようになく、レジにも店員が居なかった。
「すみませ~ん」
呼びかけに答えはなかった。バックヤードに入ってみたが同じ。
「行こうか」
「あぁ」
このままあけっぱなしでいいのか、って思いが頭をよぎったが、意味が無いことに気付く。
品物を無断で持ち去ってしまう方の人間もいないのだから。
「事態は最悪だが、ライフラインが生きてるのは不幸中の幸いというべきだな」
確かに香澄の言うとおりだ。少なくとも生活には困らないだろう。当面は。
というか、なんでこいつはこうも冷静なんだろう。
しかし、オレの次の発言もどっこいどっこいだ。同じ人種かもしれない。
「どれくらいのスパンで、供給設備が無人であることが許容されてるか……だな」
「私もそれが心配だが、確認のしようがない。
原子力発電所の安全装置とか、そんなのは普通の高校生じゃ知りえない範囲だ」
そんな話をしているうちに駅に着く。上り電車がひっそりと止まっていた。
「入場券、買うか?」
「いや、この状況では不要だろう」
「まぁ、そうだな」
238:不確定性原理と神はイコールで結べるか 03
09/10/27 23:56:01 jKtPTwUC
ひとつだけ自動改札のないところを通ってホームに入る。
見渡した線路、左右とも遥か先まで動くものはなかった。
ホームの先に止まってる電車は灯りを消して真っ暗な状態。モーター音もしない。
香澄は少し離れた場所で時刻表を見ていたが、すぐに戻ってきた。
「あの列車はこの駅始発の一番電車だ。本来ならば午前四時に入線予定だった。
少なくとも昨夜の終電以降現在に至るまで、電車はこの路線を走ってない。
これはネット上の状況と符合している」
「そっか」
わかっちゃいたことだったけど、目の前の事実はあまりにも重い。
おまけに移動手段として電車が使えないのが確定した。
のどが渇いてカラカラになってた。
「なんか飲むもの買ってくる」
そう言って、オレは少し離れた場所に向かう。
自動販売機で、アイスコーヒーと苺牛乳パックを買った。
ホームのベンチに座り、オレはプルタブを開け、隣ではストローを刺してる。
「それにしても、よく覚えてたな、私の好みを」
言われて初めて気付いた。
香澄の分として、なんのためらいもなく苺牛乳をチョイスしたことに。
「まあな」
オレはボーッとしたまま空を見上げる。衝撃がでかすぎた。
「……達也」
「なんだ?」
「突然で悪いんだが、手を握ってくれないか」
「え?」
見ればパックを持つ彼女の手が震えていた。
「怖いんだ。正直に言うと」
オレは無言のままそっと手を添える。
見ると、中身がストローの先からあふれてきていた。
オレの力が入りすぎてるのかと思ったが、そうじゃなかった。
香澄の指がガチンガチンに強張っていた。
こいつもオレとおんなじで、事態の見極めがつくまで、
無理して自分自身を冷静に保ってた…というわけか。
あわてて、もう一方の手で固まった指をはがす。
パックを横の席に置いて、汚れた彼女の手をハンカチで拭く。
「すまない、こんなときに感情をコントロール出来なくて」
「全然。だいたいこんな事態で平然としてられるヤツなんて、そうはいない」
「でも達也は」
「怖いのは一緒さ。でもオレって見栄張るのは昔からうまかったろう?
だいたい、女の子の前でオイオイと泣くわけにもいかないんだ、男って」
239:不確定性原理と神はイコールで結べるか 04
09/10/27 23:58:16 jKtPTwUC
「……達也が私を女の子として見てくれてるとは、正直驚きだな。
この発見は、唯一この事件に感謝すべき点と言えるかもしれない」
珍しく冗談を言って、ぎごちなく香澄が笑った。
一瞬、彼女を抱きしめたくなったのは……オレが悪いんじゃない。
あまりにも可愛かったんだ、そんときの香澄が。
そんな突然の行動に香澄は一瞬驚いて体をこわばらせたあと、
力を抜いてオレにもたれかかってきた。
香澄のにおいが鼻腔からとびこんできて。
腕と胸から女の子の柔らかい感触がしてて。
彼女を落ち着かせるためにしたことで、逆にオレは不安定な状態に陥る。
ありていに言えば、下半身の一部が強烈に反応してた。
場違いだろ、静まれよバカ!
心の中でそうどなりつける。
オレがそうして煩悩と戦ってるさなか、彼女が体を離した。
見ればさきほどの震えはすっかりおさまっているようだった。
「ありがとう。もう大丈夫だ。おかげで落ち着いた」
「そっか… じゃ、帰ろうか」
帰り道は来たときと同じだった。景色には何の変化もない
コンビニに寄って、朝食用にサンドイッチと紅茶のペットボトルを買う。
一応お金は置いといた。
「やっぱり、どこもかしこも更新は日本時間の午前3時が最終、
ブラウザのキャッシュ残りなんかじゃない」
オレの部屋でサンドイッチをかじりながらネットを検索して、
ソースまで確認した上でオレは結論を出した。
「決定か」
「認めたくないけど答えはひとつ」
どうやらこの地球上で残ってるのはオレと香澄の二人だけ。
いや、インターネットの繋がらない場所に誰かが残ってる可能性もあるが、
こればっかりは確認のしようもない。
オレが飛行機を飛ばせるとか、海を越えられるほどの船を動かせるなら話は別だが。
「達也」
「なんだ?」
「達也は神を信じるか?」
「……やぶからぼうに、すごい質問だな。
そんな言葉、おまえに似合わない気がするけど?」
240:不確定性原理と神はイコールで結べるか 05
09/10/28 00:01:11 jKtPTwUC
「いや、科学は全てを証明したわけじゃない。
実際の所、科学の不可知領域と神の領域は言い方の差にしか過ぎない。
いまさらアインシュタインでもないが、
観測できない事象に関して人間は無力だ。できるのは推測しかない。
冷静に見れば、現在の私達の知識量でこの事態を解明し復旧するのは、
おそらく不可能と見るべきだろう」
「それは同感だな」
彼女が大きく息を吐いた。そして言葉を繋げる。
「そこでふたつの考え方が選択肢として出てくる」
「神が私達二人だけを地球上に残したとするなら、
なんらかの意図があるのだろうから、それに沿って進めば、
神の御心が私達を助けてくれるだろうというもの。
クリスチャンになるか仏教徒になるかアラーの神を信じるか、
どうであろうと『先方』の希望が明確ならそれに従えば済む事だ。
ただ、今までの所、なんのメッセージも来てない点に問題がある」
「もうひとつは、
なんらかの原因で、不確定性原理的に、私達二人が偶然残されたというもの。
根拠は、一定の条件の中で二人揃って最も優秀な個体であった、
という推論に関して、その可能性がゼロに近い、という点だ。
このようなスタートラインから見て、この世に今現在、他の意思など存在しない、
単になんらかのさいころが振られたに過ぎない……という前提からするならば、
これからどうするかについては、二人の話し合った結果が全てであって、
決定権はあらゆる意味において私達の手にある、と考える」
「このふたつに集約できると思う。で、達也はどう考える?」
「オレは第3の意見」
「ほう」
「なるようになる。適当にする。以上」
「はは。いかにも達也らしいな。
なるほど。それもいいかな。当面の方針としては正しいのかもしれない。
情報量の少ない今の状態で方向性を決めてしまうのは、リスクが高い」
二人だけのサバイバルっていうべき状況ではあるんだけど、
木の皮をむいて食べるとか、川の魚を採るとか、
別にそういう状態になってるわけじゃない。
少なくとも2~3日の余裕はありそうだから、
神につくか科学に頼るか哲学者になるか独裁者になるかを決めるのは、
今じゃなくてもいいはず。
オレ達はそんな仮の合意の下に、
とりあえず緊急課題として昼飯のことを考えることにした。
「香澄は麺は固いのと柔らかいのどっちがいい?」
「普通で。しかしほんとにいいのか? 手伝わなくて」
「たかがインスタントラーメン。慣れてるから大丈夫だ」
ガスは使えた。そして水道も。
食堂のテーブルに差し向かい。二人で麺をすする。
241:不確定性原理と神はイコールで結べるか 06
09/10/28 00:02:22 jKtPTwUC
「おまえとはもうじき会えなくなるな」
オレはラーメンにぶちこんだキャベツを箸でつまんで語り掛ける。
「野菜だけは自分達で作る必要があるな。
しかしキャベツを作るのは敷居が高そうだ。本当にお別れかもしれない」
「ほうれん草とか小松菜とかトマトとかが、オレ達のお友達かな?」
「たぶんその辺だろうな。難易度からみて」
つかのまの満腹状態で、朝からの緊張が多少和らぐ。
「ごちそうさま」
同時に口にしたオレ達の言葉は、文字通り感謝の思いに満たされていた。
「結局、なんつーか、この社会って、
えらく沢山のひとの分業制によって成立してたんだってこと、
いまさらながら思うよな」
「ああ、そのとおりだと思う。
私達がいくら頑張っても、昨日まで消費していた商品に関して、
一つたりともちゃんと作れないだろう。多分何年掛けてもな。
それぞれの工程のスキルを一人で得るのは不可能だし、
だいたい数多くの人間がたずさわらなけりゃどんなものも作れないし」
「逆に今ある残存物を消費するだけだから、二人ならなんとかなるわけだが」
「長い時間をかけ人間が培ってきた生産に関するノウハウも、
そして、社会という枠組み自体も、全部パァか~」
「つくづく思う。なりゆきではあるんだが、
継承者として、自分自身の力不足が慙愧に耐えないというか」
「ハハ。まったく香澄は真面目すぎるな。
この際、過去の常識や価値観は一切捨てたほうがいいぞ」
「だいたい、高校一年生二人じゃなんもできやしないさ。
誰も期待してないだろう、救世主じゃあるまいし」
「なるようになる。適当にする……か?」
「そういうこと」
そんなわけで、オレたちは危機的状況と関係なく、ゲームを始めることにした。
一日で蒙ったとんでもない衝撃を和らげるために、リラックスタイムも必要だろう。
しかし、香澄は異常に強かった。
12連鎖をくらい、オレの陣地は一瞬にして黒いもので埋め尽くされる。
「おまえ、強すぎ」
「いや、達也が弱すぎるだけだ」
そんなこんなで、中途半端な人類滅亡の初日は過ぎ、夕食の時間になった。
「なんか手伝おうか?」
「今はいい。というか、達也は何か作れるのか? インスタントラーメン以外に」
「いや、全然」
「やっぱりそうか。気にしなくてもいい。食事を作るのは嫌いじゃないから」
「ヒューッ、助かった」
「母親が働いていたせいで、それなりの物は作れる」
出来上がったものは、決して『それなり』じゃなかった。
242:不確定性原理と神はイコールで結べるか 07
09/10/28 00:03:32 jKtPTwUC
「めっちゃうめぇ~
こんな料理が毎日食べられるなら、今すぐ嫁さんにしたいところだな、ハハ」
「喜んでくれるのは嬉しいが、
三つ目の段落に関しては、難しい問題があると思うんだが?」
香澄はきゅうりの酢の物を口に運びながら、そう言った。
「三つ目? あぁ、『嫁』ってとこ?」
「そうだ」
……なるほどね。
今現在は衣食住の全てにおいて困ってはいない。
そして、この世界に残ったのはどうやら香澄とオレだけ。
現在、恋人同士でもなんでもない、幼馴染ってだけの二人は、
これからどういう関係に?
ヒトという種を残すために、個人の感情なんて無視して子作りに励む……
なんてのも、考え方としてはある。
しかしそれじゃオレたちってパンダとかトキなみ。
よく言えばアダムとイブかもしれないけど。
一方で、種の保存に義務を感じなくて、二人にその気もなければ、
何十年か先にオレたち二人が順番に死んで、結果として人類が滅ぶわけだ。
ま、別に胸は痛まないけど。正直『人類』なんてカテゴリー、でかすぎ。
「結構難しい問題なんだな、冗談のつもりだったけど」
「実は昼頃からずっと考えてたんだ、最優先課題として」
「それにしてもすごいな。イエスノー以外の選択肢がまるでない状態って。
『ノー』といった瞬間に一生独身が決定するってどうよ」
「あぁ、世界中の誰も考えたことのない事態だ」
「ま、2・3日考えるよ」
「そうしてくれ。私も考えておく」
お茶碗を台所の食洗機にぶちこんで、食後のお茶にする。
黒糖だけを使った究極の羊羹に、二人で舌鼓をうつ。
昨日おふくろがどっかから買って来た超高級品だ。
「眠いな。早起きしたし、頭使ったし、腹はいっぱいだし。
で、今夜はどうする? 別々の家で寝るのはないだろう、こんな日に」
「さしせまった危険もなさそうだが、こんな日に一人はつらいな、正直」
「よし! じゃ、香澄の所に行こうか?!
オレどこでも寝られるから、香澄のお兄さんの部屋で寝るよ」
話が決まり、ジャージを抱えて、二軒隣の香澄の家に行く。
243:不確定性原理と神はイコールで結べるか 08
09/10/28 00:04:43 jKtPTwUC
「景気づけに枕投げでもしてみる?」
「いや、遠慮しとく」
と、香澄はさりげなく拒否。キャラ的に合ってないのは確かだ。
香澄の部屋。二人ともパジャマ代わりのジャージ姿。
二人してベッドに腰掛けてる。微妙な距離を置いて。
意外にも、彼女の部屋は結構女の子っぽかった。
お人形があったり、可愛い硝子細工とか、いろいろと。
なにより香りがなんというか……
「父親がなんだかんだと買ってくるんでこうなってるが、
全部が私の趣味ってわけじゃない」
変に顔を赤くして視線をそらす香澄。
部屋の中に女の子と二人だけ。
今朝起きるまで考えたこともないシチュエーション。
しかしワクワクの気分なんてちっとも起きない。
明日からのことに心が行ってて、頭がそっちに行かないみたいだ。
でもこの際、さっきのことは言っちまったほうがいいか?
だな。考えても考えなくてもおんなじなんだから。
「さっきの話だけどさ」
「?」
「いや、嫁がどうのこうのの話。
先に言っておくわ。どうせ答え決まってるんだから」
「そうか、じゃ、聞こう」
冷静な言葉の割にはなんかおどおどした感じの香澄。
なんだ、こいつ。
「オレ、香澄のこと好きだったんだよね、ずっと前から。
こんな状態で告白っていうのもどうかと思うけど、
ま、はっきりしておいたほうがいいんだし」
香澄はオレの言葉にポカンとしたままこっちを見てる。
「中学の卒業式の日に告白するつもりが、やっぱ勇気なくてさ。
高校が別になって、もう終わったと思ってたんだけど、
こんな形で言うことになるとはね。
でも、ちゃんとこうして気持ち伝えられて、オレ的には満足」
「ま、そういうこと。報告終わり」
「よくわかった。次は私の番だな……
結論から言うと、達也の配偶者となることについて、私は全く異存がない」
なんか、種の保存……っぽい雰囲気だな、その言い方。
うれしくもあり、うれしくもなし。男として微妙な……
「あ、今のは正確な表現ではなかった。達也が誤解してるようだ。
改めて言う。
私も達也のことが好きだ」
「これでわかって貰えただろうか?」
244:不確定性原理と神はイコールで結べるか 09
09/10/28 00:05:54 /WDLYIVR
オレはまじまじと香澄を見つめてしまった。
「恥ずかしいからそんなに見つめないでくれないか?」
「いや、香澄、そんなそぶり全然見せてなかったし」
「それは達也も一緒だろ」
ま、そうだけど。それにしても。
「人類滅亡の日に告白か。
もし明日の朝、間違って新聞が発行されたら、
一面トップだぞ、これは」
「あぁ、他にニュースはないしな。
三大紙を筆頭に、駅売りのスポーツ新聞のトップも軒並み。
朝のニュースも時報のあと一番に私達のアップが映ることだろう」
笑える光景だ。
「ということで最重要課題はこれでかたづいたが、他の課題が」
「考えたくないほど山積みだな。
食料の確保。残存人類の捜索。その他にもいろいろ。
明日はまず、チェックリストを作ることから始めようか」
「あぁ、それは必須だな」
「しかし16才でこれだけの難問を抱えることになるとは、
わからないものだな、人生というものは」
「あぁ、できることなら今すぐ普通の高校生に戻りたいよ」
「そうなったらほんとに嬉しいと私も思ってる」
「明日の朝起きたら、さりげに元に戻ってたなんてことは」
「多分起きないとは思うが、希望を持つのは必要な事だと思う」
言うべきことは言った。そして明日は明日の風が吹く……
寝るか。
本日の寝室へ向かうためドアを開けたとこで振り向き、声をかけた。
「じゃおやすみ、『オレの嫁さん』」
一拍間が空く。さーっと香澄の顔が赤くなった。
「……おやすみ」
彼女が小さな声で答えた。
245:不確定性原理と神はイコールで結べるか 10
09/10/28 00:07:57 jKtPTwUC
「目玉焼きとスクランブルエッグ、達也はどっちが好きかな?」
「目玉焼きにしてくれる?」
「了解。あ、念のために聞くが、ピーマンは大丈夫か?」
「ガキじゃねぇし」
「それは初耳」
「言ってろ」
朝。オレたちは二人だけの世界にいた。
しかしそれが比喩的表現じゃないのが激しく素敵だ。
朝起きたとき、世界は元に戻ってなかった。
窓の外を見て落胆はしたが、実際、昨日ほどの衝撃はない。
というか、エプロンつけた『彼女』がキッチンで朝食を作ってる光景ってどうよ。
個人的には、この事態がそれほど悪くは思えなかった。正直言うと。
朝食を終え、ダイニングで作戦会議が始まる。
電力を失ったとき、東京という街は住むのに厳しすぎる。
夏は暑いし冬は寒いし。それに野菜の確保が困難だ。
移動手段を確保し、温暖で食糧自給に最適な居住地を見つけ、
そして生活のベースをそこで作り上げることになるだろう。
少なくとも冬が来る前に。
そこで暮らし、そして……
「そこでオレ達『子作り』したりするのか?」
「まぁ、流れ的にそういうことになるな」
空白の時間が流れる。
「いや、こんなことを冷静に朝から語れる自分が怖い」
「私も同感だ」
言葉は相変わらずクールだが、香澄の頬は心なしか赤かった。
「……だけど……医者がいない」
「出産だけじゃなく、普通に病気とかも怖いな」
「あと歯医者もいない。歯磨き励行がお題目じゃすまない世界ってわけだ」
「いいんじゃないか、達也も、いい機会だし」
虫歯になっても誰も助けちゃくれないんだよな、やっぱり。
作り上げたチェックリストの優先順位に従い、まずオレは車の運転を練習開始。
なににせよ絶対必要な技能だ、移動手段として。
二人でネットを駆使し、取り出し可能で長く持ちそうな冷凍食品保管場所をチェック。
これから先も生き続けるために必要なことを、オレ達は協力しながらこなしていった。
そんな日々を過ごすうちに、気付けばあの日から一週間が経っていた。
246:不確定性原理と神はイコールで結べるか 11
09/10/28 00:09:15 /WDLYIVR
「笑わないで欲しいんだが」
そんな前置きをして居住まいを正した彼女。
オレたちの今後の生活も、不確実ながらなんとか見通しがつき始めていた。
夕食の片付けも終り、今オレたちはジジババっぽく二人でお茶をすすってたんだが、
そんな穏やかな雰囲気を叩き壊すかの如く、彼女は爆弾を投下した。
「達也と私の子供が欲しくなった」
「な、何を唐突に」
「ありとあらゆる制限事項がここには存在しない。
規範も法律も道徳も。なにもかも。
その上で、私が今一番欲しいものを考えてみた。
答えは、達也と一緒に居ること、そして達也との間の子供だった」
「一番目は既に達成した。そして二番目のためにはプロセスが必要だ。
……いや、正直に言おう。プロセスとは全然思ってはいないことを。
そう。私は今、達也に抱かれたいと心から思ってる」
「もうちょっと事態が落ち着くまでということなんだろうが、
達也はそんな雰囲気を、男としての欲望を、ここまで全く見せてこなかった。
私の知る範囲では、男の子はもっと積極的で性的な存在だと思っている。
しかし遠慮はいらない。私の心の準備は十分にできている。
また、付随する結果として子供ができたなら、それもまた喜ばしい。
このことに関して、達也の率直な意見が聞きたい」
……すごいな、あいかわらず香澄は一直線だ。
しかしここはガツンと。
「……まぁ、おおむね賛成……なんだけど、
ちょっと、それはないんじゃない? って思うとこが一箇所ある」
「どこだろう」
やっぱ全然わかってない。ま、いいか。
実力行使!
オレはテーブルを回り香澄を後ろから抱きしめた。
固まってる彼女の耳元でささやいた。
「香澄を抱きたい」
見る見る目の前で、香澄の耳が真っ赤になった。
口ほどじゃないんだ、こいつ。
オレ的にはギャップ萌え。
首筋に唇を落とす。くすぐったそうにしてる。かまわず続行。
「や、やめ!」
「ダメだ。オレのセリフを奪った罰だ。大人しく我慢しろ」
意味がわかったのだろう、くすぐったさを必死で我慢してる。
247:不確定性原理と神はイコールで結べるか 12
09/10/28 00:11:46 /WDLYIVR
いい加減かわいそうなので中止する。
そして頬を両手で挟んでこっちに向けた。
至近距離で見つめあう。
オレが顔を近づけると、香澄はそっと目を閉じた。
初めてのキス。頭の奥まで衝撃が走った。
接触した粘膜が強烈な刺激を絶え間なく発してる。
オレたちはしばらくそうしてた。
唇を離してすぐ、半分飛んでたオレの意識が急速に戻り始めた。
しかし目の前の香澄は、目を閉じたまま唇は半開き状態。
ほっぺたを指先で軽く叩いた。
目がうっすらと開く。しかしまだ焦点が定まらない様子だ。
徐々に開いた目がいつもの輝きを取り戻すのに数十秒かかった。
「結構強烈なんだな、これって」
オレの言葉に香澄は恥ずかしそうにうなずいた。カクカクと。
「部屋に行こう」
香澄を立たせて歩こうとしたが、彼女の足取りがおぼつかない。
「うわっ」
オレが彼女を抱え上げたときの悲鳴だ。
キャッじゃないとこが香澄らしい。
香澄の部屋のベッドにそっとおろす。
そのまま熱いキスをかわす。
彼女の両腕がオレの背中を抱きしめてる。
唇をこすり合わせるようにして互いの気持ちを伝え合う。自然に。
少し体を離し、キスをしたまま彼女の胸に触れた。
柔らかい感触。下にブラはつけてないようだ。
オレの手の動きにあわせ、それは形を自由に変える。
唇を離し、手も離して、体を半分起こした状態で彼女の胸を見る。
ふくらみの頂点がジャージ越しにしっかりと盛り上がってた。左右とも。
誘われるように指先でそっと触れてみた。
「うっ!」
うめき声とともに香澄の体がビクッと震えた。
反対側も。ついでに。
「ハアッ」
恐ろしくなまめかしい吐息が香澄の口から漏れた。
てのひらとか指先とか、両手を交互に使って胸に触れる。
香澄は俺の腕をつかみ、とぎれとぎれの喘ぎ声を出しながら、
体をのけぞらせるように耐えている。
「しんどい?」
中断して聞いてみた。
「……それは……ない……けど」
「けど?」
「よくわからない感覚で、非常にとまどっている」
248:不確定性原理と神はイコールで結べるか 13
09/10/28 00:20:00 /WDLYIVR
痛くないのなら問題ないだろうと、勝手に決めつける。
ジャージをめくりあげる。おっぱいとご対面だ。
柔らかくてまるいものがふたつ、目の前にある。
真っ白な乳房の上の乳首はきっちりふくらんでて、
おいでおいでと、いかにもオレを呼んでる風情だった。
迷うことなく口でむしゃぶりついた。
「アッ!」
盛大な喘ぎ声。のけぞる背中。
唇と手と指と、全部を総動員して、
香澄のおっぱいをオレは好きなだけいじくりまくった。
上を脱がし、下もおろして足から抜き去り、
そう、目の前の香澄はパンツ一枚の裸。
「きれいだ」
「……ありがと」
とっくにオレのモノはがちがちになってた。
ほんとは、食堂でキスしてからずっとだったけど。
あとはあのパンツを脱がして、そしてこいつを香澄の中に……
「あっ」
「どうした?」
「コンドーム買ってない……けど、おれたちには必要ないか」
彼女の第三の希望に沿えば、避妊する必要性がない。そしてオレも同意してる。
それが証拠に、ベッドの香澄は笑顔でうなずいてるわけで。
そうとなれば、あとは……
多分、その瞬間、オレの頭の中は『けだもの』状態になっちまったんだろ。
初めてなんだから優しくしなければ、と、直前までは思ってたんだけど、
もうそんなの完全にぶっとんでて。
気付いたら、香澄がオレの胸を押しながら、
「痛い!」と大声で叫んでた。
彼女の下半身を広げるようにオレの腰が割り込んでて、
下のほうを見ると先っちょが少し入ったぐらいの状態だった。
「ごめん」
おれは素直に謝り、腰を引いた。
「いや、だいじょうぶだ。続けてくれていい」
「でも」
「我慢する。達也に気持ちよくなって欲しい。それが私の一番の望みだ」
オレを見つめる香澄の目は、彼女の思いの全てを映し出していた。
ここで引いちゃ、彼女のせっかくの気持ちを踏みにじることになる。
「じゃ、いくよ。遠慮しないから」
249:不確定性原理と神はイコールで結べるか 14
09/10/28 00:23:27 /WDLYIVR
言葉とは裏腹に、オレが奥へ挿入しようとする間ずっと、香澄は抵抗を続けていた。
しかしある瞬間、オレのものがすべて香澄の中に収まった。
あったかい。そしてオレのものは香澄にギュッと締め付けられてる。
ずっと荒い息を吐いてた彼女が、ぎごちなくオレに笑顔を向けた。
「うれしい」
「そうか」
目の前で盛大に痛がっていた香澄に対し、
さらに動かしたいという欲望に支配されつつあったオレは、
正直、途方に暮れていて、返事が半端になる。
「動いてくれていいから」
「?」
「そうしないと気持ちよくならないのだろ? 男は」
「そうなんだけど、でも」
香澄がキスをしてきた。そして耳元で囁く。
「もう私は達也の妻だ。神父も神主もいないけど、私達がそう決めた。
夫である達也の願いに従うことは、同時に妻である私の希望でもある。
だから、ためらう理由なんてどこにもないんだ」
ほんの一瞬その言葉の意味を考えた。
そしてオレは香澄の中に埋まっていたものを動かし始める。
苦痛でゆがむ彼女の顔を見ながら、
その優しい思いやりとオレに対する限りない愛情の中、
すぐにオレは限界点までたどりついた。
「行くよ」
「……きて」
その言葉と共に、彼女は両手両足をからみつけるように、
オレの体を力いっぱいひきつける。
奥に挿入したものを更に奥へといざなうような動きは、まるで、
射精される精液をとりこぼすことなく子宮の内部へと迎え入れたい欲望に、
彼女が支配されているかのようだった。
同時に発生した香澄の粘膜の激しい締め付けに、
一気に限界点を越え、オレは射精を始めた。
香澄の中へと欲望の証を注ぎ込みながら、オレは香澄の唇に唇を重ねる。
愛おしかった。こいつの全てが。
表情も、体も、性器も、性格も、瞳も、おっぱいも、思いも、肌も、全部が。
ようやく射精が終わったとき、あらためて香澄を抱きしめる。
「ありがと」
「私こそ、こんな幸せな気分になれて感無量だ」
後始末をして、腕枕で香澄をかかえた状態でオレは眠りについた。
あたたかい思いとともに……
250:不確定性原理と神はイコールで結べるか 15
09/10/28 00:26:25 /WDLYIVR
目が覚める。
半端な覚醒状態の中、強烈な違和感に襲われた。
その正体は音だった。
ノイズのように押し寄せる音の正体は、複合した音たち。
この1週間、無音のこの街で聞いたことのない音。
そしてそれは……その前、人々が沢山いたときにオレが普通に耳にしていた……
ベッドから飛び起きると、そこはゆうべ居たはずの香澄の部屋ではなかった。
オレの部屋、間違うこともない、いつもの部屋。
窓を勢いよく開けた。
街には人がいた。
たくさん。ここかしこに。普通に。
力が抜けたオレは、窓際でへたり込む。
大きく息を吐いた。
どんな理由にせよ、世界に二人だけ、っていう事態は解消した。
とりあえず今。
何の気なしに携帯を手に取る。
表示を見た。
2016-10-17 06:00
自分の目を疑う。これは、全てが始まった、一週間前のあの日。
オレの感覚からすればきょうは一週間後の……
電話をかける。香澄に。つながった。
「きょうは何日なんだ?」
前置きなんかまどろっこしすぎた。
「どうやらリセットされたようだ」
「リセット?」
「あぁ。ついさっき、私も日付には気付いた。
家族のものにさりげなく聞いてみたが、
彼らにとっては普通に連続した日のようだ、今日という日は」
「でも」
「そうだ。少なくとも今こうして話している達也と私にとっては、
全く連続してはいない。しかし、ちゃんと一週間の記憶は保持されている」
「……あの一週間が、なんかの夢だったりとかいうオチは?」
「それはない」
「どうして?」
「下半身の一部が現在も強烈に痛い。
これは9時間前にあった出来事の十分な証拠といえる」
うおっ!
一瞬、香澄の肌の感触を思い出してしまったオレ。
ゆうべ二人で、あんなことやこんなこと、うわっうわっ!
251:不確定性原理と神はイコールで結べるか 16
09/10/28 00:28:02 /WDLYIVR
「でも、よかった」
「?」
「私だけが記憶を持ち、そして達也の記憶が消えていたら……
その可能性を思いついたとき、私の思考は停止してしまった。
その瞬間だったんだ、達也から電話が来たのが。
最初の一言で、私の心配は杞憂にすぎないとわかった」
「私はその時、とてもうれしかった……」
二人して無言になる。
この一週間の間に二人で築き上げたものがちゃんと残っていると分かり、
心から安堵した瞬間だった。
「……まぁ、誰に話しても、絶対信用してもらえねぇとは思うけどね」
「いいんだ。少なくとも、私達の間では真実なんだから。
それ以上はいらない。必要もない。
まして、あの一週間は私にとって至福の時だったのだから」
「いやいや、それは間違いだよ、香澄さん」
「?」
「終わってない。というか始まったばかりだよ、オレたち」
「……そうだな。うっかりしてた」
オレと香澄は話し合い、普通にそれぞれの生活に戻ることにした。
ガッコに行った帰り待ち合わせをして、話す。
どこにでもいる高校生のカップル、それがオレたちだった。
キスまではしたが、それ以上のことはしなかった。
急ぐ必要がないことは二人の暗黙の了解事項だったのだから……
252:不確定性原理と神はイコールで結べるか 17
09/10/28 00:31:50 /WDLYIVR
普通の世界に戻ってから三週間ほどが過ぎた頃、昼休みにオレの携帯が震えた。
珍しく、彼女からだった。
「今、いいか?」
「だいじょうぶだけど」
心なしか彼女の口調が固い。いったいなにが……
「いや、あの…まぁ、どうやら……子供ができたようだ」
「へっ?」
「さっき病院に行ったら妊娠してるとドクターに言われた」
って、それは…… あっ! あの日!
すっごい身に覚えが……
「それって一分の一の確率?」
「ということになる」
いやいや、驚き。あるんだ、そんなこと。
「この件に関して、達也にすまないと思ってる」
「え、なんで?」
「いや、あのとき私がわがままを言って、
そのせいでこんな事態になってしまって本当に」
「はいそこまで!」
「???」
同級生に、この時点で情報が漏れるのは得策ではないので、
廊下の端っこ、人気の少ないとこに移動していたオレ。
「わがままというなら、それは二人とも。
香澄が子供が欲しいと言って、オレもそれでいいと思った。
そしてその思いは……今でも全然かわってない」
「?」
「つまり、その子は生を受けるべき命だったんだよ。
二人だけの世界で意思決定された、
いってみれば全世界で祝福された子供なんだよ」
「ということで、香澄。
その子、気合入れて生んでくれ。そして二人で育てよう」
泣いていた。香澄が携帯の向こうで。はっきりと。
「とはいってもハードルが滅茶苦茶高いな~
オレ、結婚可能な年齢じゃないし、両方の親の説得とか…… うわぁ~
……でもなんとかする。少なくともオレたちの決めたことなんだから」
「……うん」
ハナをすすりながら彼女が答えた。
「でも……多分……うちの親は……大丈夫だと思う」
「え?」
253:不確定性原理と神はイコールで結べるか 18
09/10/28 00:32:50 /WDLYIVR
香澄の話は驚くべき内容だった。
以前から彼女の母親は『早く孫の顔が見たい』と言ってて、
『いいのよ香澄ちゃん。好きな人が出来たら子供つくっちゃっても。
あなたが高校卒業するまでは私がちゃんと面倒みるから』
と口癖のように繰り返していたんだそうだ。
仕事は? と聞いても、『なんとかなる』と即答だったって。
「だから私の家のほうは全然心配要らないと思う」
これで少なくとも第一ハードルはクリアか。
オレんちは面倒そうだけど、なんとかするしかない。正念場だ。
「あと、オレたちに関しては、避妊もできないバカップルと認定されるだろう。
あの一週間の終わりに二人が選んだことだったんだけど、
世間がそんなオレたちの事情を知ることは、未来永劫、絶対にない。
だからこれは二人で耐えていくしかない事柄になる」
「それは大丈夫だ。10年も経てば笑い話にしかならないことだと思う。
だいたい、達也と『この子』と私が一緒に暮らす生活と、世間体と、
重要なのがどっちなのかは検討する必要がないほど明白だ。
言ってしまえば、予定のコースに関し、タイミングが前後しただけに過ぎない」
オレはそれを聞いた瞬間、彼女が可愛くて、すぐにこの腕で抱きしめたくなった。
「しかし、どこの神様だか知らないけど、
すれ違ったオレ達の未来を強引に結びつけてくれただけじゃなく、
子供のおまけまでつけちゃうなんて、よっぽどせっかちなヤツなんだな」
「いや、もしかしたら、縁結びの神と安産の神を兼任してる忙しい神様で、
ノルマをふたつ同時に達成したかっただけかもしれない。
よくあることだ」
ねぇよ!
「じゃ、両親には話しておくから、今晩うちに食事に来てくれるか?」
「あぁ、そうする」
「あと、今はまだ受胎直後なのでセックスは控えたいところだが、
これからしばらく、体を触れさせることもないまま、
夫を欲求不満に陥らせるのは妻として本意ではないので、
今日の所は、代替的に口と手、あるいは素股とかいうやり方で」
「やめんかい!」
いやいや、オレの人生、これからいろんな意味で楽しくなりそうだ……
254:名無しさん@ピンキー
09/10/28 00:38:23 /WDLYIVR
以上です。
マーフィーの法則に、次の文章を追加すべきだと思うのは、
もう何度目になりますか。
「文字の間違いを見つけるのは、2chに投下した次の瞬間」
#01
× 9月下旬
○ 10月中旬
このように脳内訂正願いますm(__)m
255:名無しさん@ピンキー
09/10/28 00:42:18 Le71g77m
>>254
GJ!
素直クールな香澄がよかった!
256:名無しさん@ピンキー
09/10/29 02:07:00 m3j6m/xF
すっごくよかった。GJ!
257:名無しさん@ピンキー
09/11/03 17:46:52 3jrgYiTA
良いね
実に良いね
258:名無しさん@ピンキー
09/11/03 18:09:05 OVq2/UBY
>>228
GJ
実はパットとかいいね。
「好き」と言わされる話期待
259:名無しさん@ピンキー
09/11/05 21:12:25 6DNqpR8w
最終決戦で二人きり(格闘系)
260:名無しさん@ピンキー
09/11/09 07:15:36 Opl7Wut4
>>259
負けた女の子が犯られ続けるんですね。
261:名無しさん@ピンキー
09/11/09 09:37:54 yvIxK4S+
>>260
負けた男の子が絞り取られる方がモアベターよ
262:名無しさん@ピンキー
09/11/17 14:33:54 Q0FDhAzG
最終決戦目前で二人きりとかも良いな
死亡フラグっぽいけど
263:名無しさん@ピンキー
09/11/18 17:00:11 ZRMOIikh
>>262
愛を確かめあうとかいいな。
死亡フラグの場合は、多分その時に孕む。
そして最終決戦のしばらく後、男の死で生きる気力を無くしていた女に生き甲斐が出来る、と。
264:名無しさん@ピンキー
09/11/20 00:31:42 isztIDtl
いいな最終決戦。
戦闘後とかもありか?
ガンダムチックな複座式宇宙機動兵器に二人乗りでカク挫、
漂流しながら生命維持装置が切れるまでの最後のよすがに求め合うとか。
とあるRPGに、コックピットが緩衝用兼生理処理用にぬるぬるの生体部品で覆われた、
子供しか乗れないロボットというのがあったが、年頃寸前の少年少女が二人乗りとかすると、
ぬるぬるで絡み合ってそりゃもうすごいことに、とか妄想したな。
265:最終決戦後に二人きり
09/11/22 21:58:40 zZq4eVbM
「「ファイナルゥ!・バースト!!」」
「グギャァァァァァァァァァァ!!!」
「……大丈夫?ヨースケ」
「……それなりに」
漆黒の宇宙の中それはたたずんでいた
鋼鉄の巨人ガイアースと呼ばれ、数々の宇宙獣を葬ってきた手足は既になく
ただ複座式のコクピットが残っていた
「終わったんだね…」
「そうだな…」
宇宙獣を生産、そして司令塔だった“核(コア)”
それを内部から破壊するためにガイアースのフルパワーを使ったのだ
そのため最低限の生命維持装置を残し救援も呼べぬまま、こうやって漂っていたのだった
「…紺野、おまえの望んだとおり普通の生活が帰ってきたんだぞ」
「…ヨースケこそまだ暴れ足りないって顔している」
「確かにな。でもまあそれなりに満足している」
九郎陽介はゲーマーである
ガイアースのメインパイロットに抜擢され、訓練していた
いざ出撃と言うときアクシデントが起こる
詳しい説明は省くがサブパイロットのデータが何ものかに書き換えられたのだった
その名前は紺野香織。 普通の学生だった……
こうして、二人で迫りくる宇宙獣と戦うことになったのだった……
冒頭だけ、続けるかどうか分からない
266:名無しさん@ピンキー
09/11/23 11:58:45 jJifeISW
>>265
GJ
最終決戦は背景が難しいねー
267:名無しさん@ピンキー
09/11/23 18:37:38 sS7QmwdX
>>265
がんばれ
268:名無しさん@ピンキー
09/12/13 19:48:22 8I5v9zSp
冴えないサラリーマンの父親と反抗期のコギャル娘が、宇宙人の「人間の感情の変化の調査」の被験者に抜擢されて
何故か全裸で一緒に閉じ込められる、というシチュを妄想したことがある
娘は最初「こっち見んな!」って父親に怒鳴りつけたりしてるんだけど
食事に性欲を刺激する薬が混ざっていて、二人とも少しずつ興奮してくる
が、狭い部屋なので自慰をすりゃバレる状況
父はたまに見える娘の若い裸体にどぎまぎしつつ手塩にかけてきた娘であることと妻に申し訳がなく、
娘もたまに見える父親の意外と大きい張り詰めた肉棒にドキドキしちゃうけど、相手が相手なんでどうしようもなく苛々してしまう
んで、色々あって最終的にセックス三昧、親子仲は修復されてめでたしめでたし
269:名無しさん@ピンキー
09/12/15 10:51:41 sUQ6o5sb
>>268
その色々をkwsk
270:名無しさん@ピンキー
09/12/15 16:32:34 GZsy2KWO
>>268
セックス三昧kwsk
271:名無しさん@ピンキー
09/12/15 21:07:34 ghgfKQ2g
お前らwww
とりあえず、どうでもいい設定。
閉じ込められた部屋は八畳程度の広さで、隅に牢屋みたいなトイレがある(仕切りは無し)。
壁は真っ白で、そのうちの一つにデジタル時計が埋め込まれており、時間を知らせる(ガラスは硬くて割れない)。
朝七時、昼1時、夜八時になると天井(かなり高い)から仙豆みたいな栄養素のパン(性欲促進剤入り)が降って来る。
夜24時になると部屋の角からガスが噴出し、強制スリープ。朝六時きっかりに起きる。
このサイクル。
んで。
わけも分からず唐突にこんな状況に放り込まれた二人。
気温設定がしっかりしているらしいが着ているものはなく、全裸であり、持ち物も何も無い。
娘は当然「こっち見んなオッサン!」と怒鳴りたて、父はずっと壁の方向を見る日々。
最初は壁を蹴り付けたり大声で喚いていたりしてた娘だが、三日くらい経つと大人しくなる。
それでも父親が気遣いの言葉をかけようとすると「黙ってろ!」と一喝。
こんな汚い親父じゃなくて彼氏のダイスケ(仮名)くんと一緒のほうが良かった、と嘆く。父は黙ってる。
他にもトイレの使用で一悶着、食事を取りに行くときに一悶着。
暇を潰す娯楽が何もないので、段々とストレスが溜まっていく。
そのうち、性欲促進剤の影響で双方ムラムラしてくる。
父は性欲の向上で顔を赤らめる娘の小麦色の肌を見て罪悪感と共に興奮を覚え、
娘も「こんな汚いおっさんとなんて死んでも嫌だ!」と思いつつも、彼氏を遥かに凌ぐギンギンに張り詰めた父の肉棒をちらちら見てしまう。
が、お互い手が出せないまま性欲は更に上昇。
ある日、娘をガン見している父に気付いた娘は怒りで父の肉棒を踏んづける。
その刺激で達してしまう父、物凄い激しさの射精に余計に興奮する娘。
父、娘にイかされたショックで涙を流す。流石にうろたえる娘。
父、ついにプッツン。娘に襲い掛かる。
娘は抵抗するが、男の腕力にかなうはずもなく、挿入を許してしまう。
己の膣内を掻き混ぜられる感触に抗えず、更に中出しの快楽でイってしまう(彼氏とはコンドームを使ってた)。
行為後、謝る父。怒りを露にする娘。だけど気持ち良かったことは事実だった。
娘は父に絶縁宣言を叩き付けるものの、食事には相変わらず性欲促進剤が混ぜられており、
父に中出しびゅーびゅーされる記憶が蘇って寝付けない。
数日後、我慢出来なくなった娘は「父が勃起して苦しそうだったから仕方なく」という名目で父を逆レイプする。
父は快楽に抗えずに腰を振り、外に出す。
その後もしばらくそんな関係が続くが、娘が中出しじゃないと満足出来ない身体になっており、ある日蟹鋏で強制中出し。
この頃になると反抗期が薄れ、素直になってきている娘。
二人は娯楽もないので、毎日セックスして過ごす。
やがて、二人は来たときと同じく唐突に解放される。
だが、二人は快感を忘れられずに、人目を忍んでセックスに励むのだった―
という話を誰か書いてくれ。
272:名無しさん@ピンキー
09/12/18 08:30:57 UvhpgCpn
>>271
そこまで書いたなら(ry
273:名無しさん@ピンキー
09/12/19 10:55:55 Oo6tfSFT
ロリスレにどっちに投下するか迷ったけど、このスレ好きなのであえてこっちで行きます。
シチュはありがち直球ど真ん中の無人島物、ロリ分大量。
ロリやそういうのが嫌いな方は「無人島」でNGワードにしてください。
30レス程投下させていただきます。
274:無人島
09/12/19 10:57:28 Oo6tfSFT
目を開けて飛び込んできたのは太陽の眩しい光、決して俺の住んでいる汚いボロアパートではない。
耳に入る音は近所を歩く学生の足音ではなく、さざ波と海鳥の鳴く音。
「ここは……どこだ?」
という極めて定番の台詞を口に出すが、残念ながら答えは帰ってこない。
「俺は……」
誰だとはならなかった、記憶喪失では無いのでそれぐらいは分かる。
俺は加藤直也、どこにでもいるしがない大学生だ。
性癖はややアブノーマル、ストライクゾーンは下のほう。
うん、どうやら頭の方ははっきりしているみたいだ。
さて、頭の体操もしたところで、なんで俺がヤシの木茂る南国の砂浜に居るのかをゆっくり思い出すとしよう。
...
......
大学に入ったはいいが、それは周りの友達が入ってるから大学に入っただけで、俺には大学で何かやると言った目標というものが無かった。
単位も進級に支障が無い程度、バイトもサークルもそれなりにはやったものの、熱意は特に無し。
実家から離れてただダラダラと大学生活を過ごすこと三年、これじゃイカンと思って何かしようと思ったのが切掛だったか。
とりあえず自分を見つめ直すために旅行、それも海外旅行なんて良いんじゃないかと思い立ち、貧乏大学生でもなんとかなる格安ツアーを発見し、南の国への海外旅行が実現したのであった。
だが格安ツアーというのには格安となり得る理由があり、それが判明したのは当日になってからのことであった。
怪しい日本語を離すツアーガイドに引かれ、目の前に提示されたのはパンフレットに掲載されていた写真とは似ても似付かぬボロ船がそこにはあったのだ。
デリヘルもびっくりの写真詐欺具合に、俺はその時笑いすら出なかった。
この時点で嫌な予感はしていたものの、これ以外に行けそうなまともな海外行きツアーが無い以上、キャンセルなんて選択肢は無かった。
俺以外に居た家族連れやおっさんたちの考えも同じだったようで、お世辞にも乗り心地が言えないというボロ船に乗り込んだのであった。
275:無人島
09/12/19 10:58:16 Oo6tfSFT
参加者は全部で十人だが、うち6人は常連らしき慣れた様子のおっさん。
そして残り4人が親子3人の家族連れという具合であった。
乗り心地は最悪なものの、慣れてしまえばどってことはない。
危ないので甲板には出させてもらえないが、まぁ何もない海を眺めてもしょうがなかったので問題はない。
だが何もしないのも暇となるもので、おっさんのうち一人が俺に話しかけてきたのであった。
「あんたはどういう経緯でこのツアーに参加したんだい?」
「いや、海外旅行に格安で行きたかったなーぐらいで」
「なるほど、あんたはそっち目的の参加じゃないんだな」
「そっち目的?」
「ああ、大きな声で言えないけど分かるだろ、規制の少ない南の国でウハウハさ」
だいたいおっさん達の意図がつかめた、このツアーはつまりそういうものだったのだ。
南の方の貧しい国でやってる売春ツアーに俺も興味が無いわけではないが、日本語の通じない相手は残念ながら守備範囲外。
どちらかと言えば、あっちの家族連れの娘さんの方だったら大歓迎というクチだ。
むしろストライクゾーンど真ん中、好みのタイプである。
「あんたは俺たちと同類だと思ったんだけどなぁ……」
「ははは……あっちにはバレないようにして下さいね」
「分かってる分かってる」
無邪気に騒ぐ小学生ぐらいの女の子と、女の子をなだめる夫婦。
狭い船内に詰められたあの家族も、漏れてくる声を聞く限りではだいたい俺と同じ事情のようだ。
どうやら暇を持て余しているらしく、何かやることはないのかしきりに両親に尋ねている。
丁度いい、暇なのは俺も同じなので同じ境遇同士話を聴かせてもらうことにしよう。
「暇だよー?」
「暇なら何か話でもしない?」
「お兄さん誰?」
「加藤直也って冴えない大学生だよ」
「ふーん、私は遠藤佳奈だよ!」
遠藤佳奈と名乗ったセミロングに黄色いワンピースに藍色のスカートを着た少女が、俺に向かって元気に挨拶を返してくれる。
えへへと笑うカナちゃんの笑顔は、俺の目にとても魅力的に映った。
カナちゃんとお互い名前を教え合った後に、カナちゃんの両親に向かって会釈をする。
「もしかしてあなた方も格安ツアーの文字に釣られて?」
「ええ、そうなんですの……」
276:無人島
09/12/19 10:59:19 Oo6tfSFT
カナちゃんのお母さん曰く、カナちゃんの友達が海外旅行に行って、その友達が話した自慢話に真に受けたせいで海外へ旅行したい!と散々駄々をこねられた訳だ。
だがカナちゃんの両親も余り余裕があるとは言えず、家族皆でなんとか海外旅行へ行った上で、ギリギリまで安く済むツアーを探してここへ行きたったというわけである。
そんなわけで予想通り事情は同じらしく、ツアーに騙されたという失敗話を種に盛り上がることになった。
そんな話をしてカナちゃんの両親と打ち解けた頃、疲れてるので娘の世話をしてくれと頼まれたのであった。
可愛い女の子の世話なら悪くないと思い、二つ返事で了承する。
「すみませんね加藤さん、こんなことさせちゃって」
「いやいや俺は暇を持て余してやることが無かったんで、これぐらいお安い御用ですよ」
「ありがとう、娘のことをよろしく頼むよ」
「分かりました」
カナちゃんの両親はそのまま寝入ったらしく、俺たちはケータイでゲームをしたり、電源無しでも盛り上がれるしりとりやあっち向いてホイ等の単純な遊び等をしていたのであった。
俺好みの可愛い美幼女カナちゃんといい感じになって、もしかするとこの旅行に参加したのは正解かなーなんて思った頃このことであった。
そんな感じで楽しくなり始めた旅行に、暗雲が立ち込めたのは突然だった。
突如ガタンと船が大きく揺れ、寝入ってたカナちゃんの両親やおっさん達も一斉に目を覚ますこととなった。
日本語の怪しいツアーガイドに尋ねたところ、どうやら暴風雨に突っ込みかけていることが分かったので路線変更しているとのこと。
俺や皆はちゃんとしてくれよとツアーガイドに念押しし、ツアーを散々困らせたところで結局船室に戻ることにした。
まぁ俺が騒いだところでどうにもならんし、黙って暴風域から抜けるまで我慢するしか無いようだ。
「ガタガタ揺れて怖いよう……、ねぇ、これって本当に大丈夫だよねお父さんお母さん」
「大丈夫、大丈夫だから心配するな佳奈」
「そうそう、こういう時はあっちのおじさん達を見習って寝るのが一番だよ、こんなんじゃ遊びもできないしね」
不安がるカナちゃんをなだめる両親と、その横でカナちゃんを宥めたり寝たり頑張る俺、図太く眠るおっさん達。
俺も寝ようと頑張ってみるのだが、残念ながら揺れが激しすぎてどうにもならなかった。
揺れは収まるどころか徐々に激しくなり、図太く眠っていたおっさん達ですら流石に異常事態だと気がついたようだ。
甲板の方は酷い嵐で、グラグラ揺れており、ちょっと油断すると落っこちそうな状態だ。
船はもはや自走するのすら厳しく、波にゆられるままとなった。
おっさん達はツアーを怒鳴りつけ、弱ったツアーは結局責任者らしき男と話を付け、救命胴衣を客に配ることにした。
救命ボートもあるのだが、この嵐の中ボートに乗っても転覆するだけであろう。
277:無人島
09/12/19 11:00:01 Oo6tfSFT
「お兄さんこれって何?」
「救命胴衣さ、とりあえずカナちゃんもこれを着て」
「そうだ、万が一のために付けるんだ佳奈」
「う、うん!」
俺やカナちゃん達一家もそれを見につけ、俺も荷物を固める。
とりあえず医療品やらナイフやら何やらを鞄に掻き入れ、覚悟完了する。
さぁいつでも気やがれと思うが、ガタガタ揺れる船は意外や意外にも頑丈であった。
「どうやら嵐も終わったみたいですね」
「ほ、本当!」
「どうやらそうみたいだ、良かったわね佳奈」
結局嵐が収まりかけるまで水漏れやパニックということもなく、カナちゃんが泣き止んでヤレヤレと一息付いたところでそれは起こった。
船は真っ二つに折れ、大量の水が船内に突入してきたのであった。
「カナちゃん!」
俺はその時とっさにカナちゃんの手を握り、結局その後カナちゃんと一緒に荒れ狂う濁流に飲み込まれて意識を失ったんだっけか。
...
......
以上、回想終わり
嵐に飲まれた船から投げ出された俺は、どうやら海を漂い続けてどこかの島に漂着したというわけだ。
とりあえずここに居る経緯をきっちり頭に叩き直した俺は、まずどうやってこの状況から抜け出すかを考えることにした。
水でグチョグチョに濡れたポケットから携帯電話を取り出すが……当然のように故障していた。
バカ学生の俺には復活の方法は思いつかない、そして札束の入った財布も恐らく状況的に無縁の長物だ。
周りを見渡すが何にもない……とはならなかった。
幸いにも俺が医療品やら何やらを詰め込んだ鞄はうまいこと近くに漂着していて、中身も電子機器を除けば使えそうなものばかりであった。
278:無人島
09/12/19 11:01:03 Oo6tfSFT
最先良しと踏んだ俺は早速島の探検に出るが、途中濡れた服が気になったので脱ぎ捨てることにした。
どうせ無人島(?)だ、誰も俺の裸など見まい。
とはいえ有人島だったら怖いので、パンツだけは履いておくことにした。
ズボンと上着は近くの流木に掛け、天日干しでもしておけばいい。
意気揚々とナイフをブンブン奮いながら探検をする。
適当に歌でも歌いながら行進するが、さっぱり人影は見えない。
海岸沿いに歩き続けてしばらく進み、俺はこの島を恐らく無人島と断定する。
島の中央にある小山とジャングルの他に何も無く、人が住んでいた形跡や桟橋すら無いからだ。
有人島、もしくはかつて人が住んでいたなら文明の痕跡があるはずだが、そんなものは欠片も見当たらない。
世界が繋がり、誰でも気楽に好きなところに行ける現代にまさか無人島なんてものが残ってるとは思いもよらなかった。
ある意味でラッキーなのかもしれないが、残念ながら日本在住の現代っ子としては一刻も早く故郷の土を踏みたくてしょうがない。
救助に関してはなんとかなるだろと高を括っていた、海外旅行ツアーで遭難した日本人十人ともなればそれなりのニュースになるし、そうなれば俺たちの捜索も早めに開始されるはずだ。
すぐに助けは来るだろう。
ということは、最悪でものんびり一ヶ月も暮らしてれば間違いなく助けが来るだろうということだ。
馬鹿駄目大学生でもそれぐらいはきっと楽にこなせるさ。
まぁ、暇で暇でしょうがないので話し相手ぐらいは欲しい。
そんな俺の願いを聞いてくれたのだろうか、俺は砂浜に人間が一人倒れているのを発見した。
カナちゃんだ。海岸に横たわる彼女に動きはない。
カナちゃんに動きが無いため、俺は彼女が死んでないかの確認を急いで行った。
心臓も脈を打っているし、呼吸も規則正しく行われている。
俺の浅い知識を総動員した結果、多分カナちゃんは気絶してるだけだろうと判断した。
というか、そうじゃないと困る。
279:無人島
09/12/19 11:01:57 Oo6tfSFT
ミネラルウォーターを鞄から取り出し、彼女の頬に振りかけながら体を軽く叩き、反応を見る。
ううん……と声を上げるもカナちゃんは起きない。
もうちょっと刺激を与えないといけないなと思い、俺はどうするか考える。
そこで俺はよからぬ考えにいたり、ゴクリと生唾を飲む。
どうせ起きないんだったら、カナちゃんの…つるつるおまんことか……
恐らく彼女の誰も触れたことの無い秘所のほうへ手を伸ばそうと、スカートに手を滑らせようとしたところで、カナちゃんは目を覚ます。
「んっ……」
「あっ、良かった……」
「おにさ……きゃあああああ!!」
「ちょ…カナちゃん!」
ぱちくりと目を覚まし、俺の顔を見て安堵したまでは良かった。
しかし俺の裸の上半身を見たのがいけなかったらしく、彼女は俺から一目散に逃げ出してしまった。
カナちゃんと俺の追いかけっこは、我に帰ったカナちゃんがその場に止まったところで唐突に終了した。
「すすすすいません!」
「いやいや、しょうがないよ……」
真っ赤な顔をしたカナちゃんが俺にペコペコ謝る。
俺はそんなカナちゃんをなだめ、なんとか落ち着かせることに成功する。
とりあえず現状を話し、不安で泣き出しそうになったカナちゃんをもう一度慰めてなんとか状況説明。
そしてカナちゃんと手分けして島をぐるりと二周した結果、この島には俺たち以外誰も居ないことが分かった。
その事実をカナちゃんに伝えると、やはりカナちゃんは不安で泣き出しそうになってしまったのである。
「そんな、おとうさん、おかあさん、ううっ……」
「わーわー! お兄さんがいるから大丈夫だって!
きっとカナちゃんのお父さんもお母さんもどっか別の場所で助かってるはずさ!」
「そうなの?」
「そうさそうに決まってる!俺たちだけが運悪く無人島に付いちゃってなんてるオチに決まってるさ」
「ううっ……それはそれで嫌だなぁ……」
「あはは……」
「はぁ、でもお兄さんだけでも居てくれて良かったです」
「ありがと」
280:無人島
09/12/19 11:03:13 Oo6tfSFT
ってな感じで泣き虫カナちゃんを宥めることに成功した俺は、何をするのか考えることにした。
とりあえずは生きていく上で必要な食べ物と飲み物を探すこと。
俺の鞄の中にミネラルウォーターや乾パンがあるものの、二人の一食分程度の心許ないものだ。
食料に関してはそこら中に生えてる椰子の実を取ればどうにでもなりそうだが、危ないのでこればかりに頼るわけにもいくまい。
つーわけでカナちゃんと俺は水と食料探しにジャングルへ入ることに決めたのだ。
「じゃあカナちゃん、ジャングルに行くけどいい?」
「うん、でもその前にお洋服がベトつくから……」
男の人が居るせいで脱ぐに脱げなかったが、服が水でベトベトにくっついていたのは気になっていたらしい。
俺はカナちゃんの上着とスカートを脱がしてあげた。
カナちゃんは子供用の白いネグリジェとキャラ物のパンツだけの、その趣味の方には刺激的な姿になってしまった。
かくいう俺にとってカナちゃんはストライクゾーンど真ん中であり、薄着の彼女を見て勃起することを抑えるのに必死であった。
腰をちょっと引き、彼女の姿を見ないようにすることで対処した。
頭の中では般若心経や勃起を抑えるおばさん芸能人の姿が絶えず行進を続けている。
集中力やら何やら落ちているが、手をつないでいるのではぐれることはあるまい。
ジャングルの獣道も平坦で柔らかく、障害になりそうなものはない。
とはいえ虫やら何やらは怖いので、靴だけはちゃんと履いてきている。
ジャングルは特段深いということも無く、そして危険な動物の気配もあるでなく。
渡り鳥らしき鳥の姿がチラホラと、虫ぐらいしかそこにはいなかったのであった。
しかし嬉しいことに食料となりそうな果実はジャングルに豊富に存在し、食料の心配は無さそうであった。
さらにラッキーなことに、島の中心付近にはなんと小さいながらもちゃんとした水源もあったのだ。
生水を飲めない日本人としては衛生面がちと厄介な感じではあるが、まともな水が少ない以上我慢するしかあるまい。
水源はちと往復が面倒な感じではあったが、カナちゃんでも数分走れば楽に到達出来る程度の物であり問題はない。
鳥や虫以外の動物は姿すら見えないので、狩りはできないが危険とは無縁ということになった。
つまり水食料の心配なし、とくれば後は住だ。
住居を建造するとして場所は決まっている、海岸だ。
流石に虫のうようよ居るジャングルの中で暮らしたくはないし、病気も怖い。
そして海岸なら他の救助が来ても真っ先に分かるというわけだ、捜索側にも優しい。
281:無人島
09/12/19 11:04:27 Oo6tfSFT
方針も決まり、島をブラブラと歩いた時に見つけた流木の位置を思い出しながら帰ろうとするが、カナちゃんの足が動いていないことに気がついた。
「カナちゃん?」
「お兄さん、水浴びしていい?」
「あ……、うんいいよいいよ」
忘れていたが、体が十分乾くに従って体の表面や神に付いた塩が気になってきたのだ。
俺は男だから余り気にしていなかったが、カナちゃんは女の子だしそういうのも気になるというわけである。
「じゃ、お兄さんは見張りしてるから」
「うん、ありがとー」
俺はカナちゃんにOKを出し、見張りを願い出る。
しかしカナちゃんは一向に水に入ろうとせず、おずおずと俺に話しかけた。
「お兄さん、恥ずかしいから見ちゃダメだからね!」
「あー、分かった分かった」
「ほんとに?」
「ほんと」
「うー」
俺はカナちゃんと水場から背を向ける。
カナちゃんは子供だから裸は恥ずかしがらないかなと思っていたが、立派に思春期だったらしい。
なるほど、そりゃ男の裸を見て逃げ出すわけだ。
背中向きで彼女の服を受け取り、水浴びの音を聞きながら俺は約束を守り向こうを見ないようにする。
今俺の後ろで裸の少女が水浴びをしているかと思うと、俺は思わず欲情してしまう。
が、俺には俺の方針があるのでここはぐっと我慢、彼女の信頼を勝ち取らなければいけない。
そうこうしているうちにザバッという音がして、カナちゃんは水場から上がったようだ。
「タオルは?」
「……残念ながら無いんだよね」
「えーっ!?」
「俺の服が乾いたと思うから、それで拭いて我慢して……」
「うー……わかったよう」
282:無人島
09/12/19 11:05:55 Oo6tfSFT
カナちゃんはブーブー文句を垂れるが、裸を見せるのは嫌らしくしぶしぶ濡れたまま下着を身に纏う。
彼女からいいよの合図を聞き、俺は彼女の手をつないで歩き出した。
早く体を拭きたいのか、やや早足で彼女は駆け出す。
カナちゃんがくしゃみを一度付いたぐらいでようやく元の海岸へと戻る。
天日干しされた衣服はすっかり乾いていたが、哀れにもカナちゃんのタオル替わりにされてしまいまた濡れてしまった。
まぁ、それはそれで俺としては嬉しいんだけどね。
とりあえず雨宿りをできる小屋を作るべく、俺は流木集め、カナちゃんは屋根にする葉っぱ集めを担当した。
サイズが不揃いであり、道具もせいぜいナイフ一本しか無いため見てくれは貧相になりそうであった。
が、そもそも建築や加工技術なんて持ってない俺は使えそうな流木を重ね、間に葉っぱを敷き詰めただけの小屋が作れれば十分なのであった。
丸太が崩れると危ないので、石で一応補強はしておく。
まぁそれでも嵐で崩壊前提の建築なので、期待はしていない。
いざとなればジャングル内部で雨宿りをすればいい。
小屋ができる頃にはすっかり夜になり、俺とカナちゃんはクタクタの体を寄せあって小屋の中で眠りに付いた。
食住は揃った、衣もないわけではないので暮らすには十分。
夜も暖かい南国には感謝せざるを得なかった。日中の熱さには参るけどね。
生活に関してはおおよそ必要なものが揃ったので、俺はカナちゃんが想像すらしていない邪な考えを再び浮上させる。
無人島に好みの幼女と二人きり、これを天の遣わした大大大チャンスと解釈しないで何になるだろうか?
俺は救助が来る前に、カナちゃんを手込めにする計画を立てていた。
濡れたパンツ越しに見えたツルツルの割れ目、そして膨らみかけのおっぱい。
小さくて柔らかそうな唇と体、それにお尻を堪能するまでは救助なんてもっての他だ。
このチャンスを逃したら、俺好みの可愛い少女をゲットするなんてことは一生無理の非モテ生活を送ることになるだろう。
そんなことは絶対にあってはならないのだ。
283:無人島
09/12/19 11:07:33 Oo6tfSFT
だが俺だって故郷に戻って牢屋に入りたくはない、むしろ帰ってからもカナちゃんの幼い肉体を堪能したい。
なので救助に関してはむしろ消極的に過ごし、彼女を十分エッチに慣れさせてから救助してもらう。
最初はこのまま無理やり強姦ってのも考えたが、一緒に旅行に来て、一緒に遊んだ幼女を蹂躙するのには流石に良心の呵責ってもんがある。
だから、カナちゃんをエッチに慣れさせ、その上でバレないようきっちり口止めをする。
これで俺はカナちゃんとたっぷりエッチでき、かつ日本に帰ってからも彼女と付き合う希望も芽生えるわけだ。
なんなら、責任だって取っていいさ。むしろ取らせて欲しいぐらいだね。
とはいえ、今日はもうクタクタなので寝ることにした。
いくらなんでも3日で救助は来るまい、頼むから来るなよ?
朝起きてまずやったことは、救助が来ていないかの確認
まぁ、確認だけであり俺はやる気が無い。狼煙を炊いて積極的に助けを呼ぶということはしない。
救助が来て無くて残念だねとカナちゃんに偽りの言葉を投げかけ、俺たちは朝ごはんを探しにジャングルへと侵入した。
食料に関してはジャングルにある果実を適当にもげばお腹を膨らますのには十分な量があった。
まぁ、俺はお腹を壊したくないので程々に、カナちゃんにはそれなりに。
それが終わって次にすることは、トイレの建設である。
下の話は文明から切り離されれば切っても切れないものである。
砂浜を小屋の方向に掘り、引き込んだ水路に用を足すということで解決した。
カナちゃんの羞恥心を沈める程度に流木と葉っぱで覆い隠し、簡易トイレは出来上がった。
そして無人島生活で最も大事な火おこしに入ることにした。
記憶の底から火おこし器の姿を思い描き、ナイフで削った細い棒を乾いた木片に擦り合わせる。
かなり長い間悪戦苦闘するも、なんとか火を起こすことに成功する。
小屋の前に焚き火が置かれ、カナちゃんと共同で管理をすることにした。
284:無人島
09/12/19 11:08:29 Oo6tfSFT
と言ってもやることは殆どない、食料も水も簡単に確保出きてしまうからだ。
水源に関しては衛生面で不安だが、そればかりはしょうがない。
今日飲んだ分に関しては今のところダメージは無い、たぶん大丈夫とカナちゃんに言い聞かせる。
ここまで色々生活基盤を整えるころにはすっかり夕方になっていた。
が、俺もカナちゃんも一日目ほど疲れていなかったため、海辺で一緒に遊ぶことにした。
そして俺が裸になったところで、カナちゃんはあわあわと慌てる。
「ぱ、パンツ抜いじゃうんですか?」
「だって水着ないし、濡れたら困るからね」
という最もな言い分を元に俺は全裸になる。
裸になって何が悪いと言える環境が素晴らしい。
カナちゃんはどうしても恥ずかしいのか結局下着姿で海に入ったのであった。
俺の服は彼女のタオル替わりにされ、俺は焚き火で体を乾かすことに。
その後洋服とカナちゃんは水場で洗われ、びしょ濡れのカナちゃんの体が乾く頃にはすっかり夜になっていた。
下着は相変わらず濡れてしまっているため、今日のカナちゃんは洋服にノーパンスカートという刺激的な格好である。
これで寒くならないのが南国のありがたさであり、俺はパンツ一丁である。
遊び付かれたカナちゃんはスゥスゥと寝息を立てている、起きる気配はない。
俺はじっくりじっくり待ち、火もすっかり消えて夜目になれた頃に行動を開始した。
まず彼女の太股をつんつんと突っつき反応を見る。
ぷにぷにとした太股にしばらく触り続けたが、彼女の寝息に変化はない。
俺はスカートを持ち上げ、星明りでも見えない彼女の秘所に指をツンツンと伸ばした。
彼女の反応に変化がない事を確認し、俺は指を滑らせて秘所を探る。
やがて割れ目らしき物に指が突き当たり、ぷっくりとした肉感のそこに指を滑り込ませる。
「んっ……すぅ…」
285:無人島
09/12/19 11:09:28 Oo6tfSFT
流石にカナちゃんの反応も変わるが、しばらくして寝息は落ち着いた。
俺はまだおまんこに指を入れるのは早いと判断し、周りを丁寧に愛撫し始めた。
つるつるぷにぷにとした、無毛のスリットの手触りを十分に堪能する。
カナちゃんの寝息が若干荒くなったところで、潮時と判断した俺はそこで愛撫を中断した。
俺が寝床に入ったところで雨らしきポツポツとした音が響く。
服は濡れたら困るものだが、カナちゃんを全裸にさせることを考えれば恵みの雨である。
今日の愛撫がバレても困るし、俺は何も知らないまま眠りに付いた。
「お兄さん、お兄さん……!」
「ふわぁ~あ」
次の日の朝はカナちゃんに体を揺さぶられて目を覚ました。
昨日聞いた通り、外はすっかり雨である。
「ほらほら外が雨!お洋服を取り込まないと!」
「そうだね、カナちゃん!」
俺たちは岩の上に天日干ししていたが、雨でぐしょぐしょになってしまった衣服を回収する。
結局俺達が小屋に戻ってきた頃にはいま着ている服も濡れてしまい、取り込んだ衣服も完全に濡れてしまった。
俺もカナちゃんも濡れ濡れであり、替えの衣服はない。
「カナちゃん、このままじゃ風邪を引いちゃうから服を脱がないと」
「ふえっ!?そ、そうなの!」
「うん、ほら早く!」
「あ、お兄さんこっち見ないでね!」
286:無人島
09/12/19 11:10:18 Oo6tfSFT
カナちゃんと俺は背中合わせで服を脱ぎ、衣服を絞って水分を切る。
雨漏りしている小屋でそんなことをやっても焼け石に水かもしれないが、しっかり絞った衣服で体の水滴を取る。
春先でも夏並みに暖かい南国でも、さすがに雨ともなれば寒くなるものだ。
カナちゃんにはエッチになって欲しいが、風邪は引いて欲しくない。
背中合わせでくっついた俺たちは背中越しにお互いの体温を感じながら雨宿りをしていた。
雨漏りは結構酷い、が凌げるだけまだマシなんだろうか。
「クシュン!」
「カナちゃん、寒い?」
「うん、ちょっと……」
まぁそうなる、ならばこうするしか無い。
「寒いときは体を寄せ合ってくっつくといいらしいよ」
「ほ、本当!?」
「うん、そうだよ」
「……えっちいなぁ」
「エッチとかエッチじゃないとかじゃなく、カナちゃんが風邪を引かない方が今は大事だよ」
「う、うん……」
俺はカナちゃんを説得すると、カナちゃんを俺の胸の中に座らせ、ピタっとくっついた。
正直言ってものすごいエロい、全裸の俺と全裸のカナちゃんが同じ向きでくっついているわけである。
俺のアソコとかなちゃんのツルツルのアソコがもう眼前に迫るぐらい密着をしているのだ。
挿入できないのが誠に残念であるが、チャンスはまだある。
「わ、わわっ……!」
「どうしたの?カナちゃん」
「お、おちんちんがおっきい……それに固い」
「あーそれは朝だからね」
「そうなの?」
「そういうものなの」
ほぼ嘘である、雨に濡れて朝立ち分はほぼ解消されたので実際はカナちゃんに欲情した分である。
カナちゃんにはこれは男ならかならずあることだと説明させ、納得させた。
お父さんにもあるの?って言われたら、あるんだろうねとしか言わなかった。
287:無人島
09/12/19 11:14:50 Oo6tfSFT
俺はカナちゃんを抱きしめ、カナちゃんは俺の体に包まれて寒さを凌ぐ。
そのうちカナちゃんの心拍が上がり、興奮しているのが伝わってくる。
まぁ目の前にフル勃起のアソコをチラチラ見せられたら、思春期の女の子としてはたまらないわけでして。
こんなシチュエーションじゃなかったら明らかに犯罪である。
俺はカナちゃんの柔らかな肉体を胸で堪能し、カナちゃんは俺のアソコを見てドキドキしている。
二人とも無言のままじっとしているが、やがて暇を持て余したのかカナちゃんが話しかけてきた。
「ねえ、お兄さん」
「ん?」
「お、…おちんちん触っていい……かなぁ?」
「うーん……お兄さんだけ見せるのは不公平かなぁ」
「じゃあどうすればいい?」
「カナちゃんのココを触らせてくれたらいいよ」
「う~ん、分かったよう……」
カナちゃんも思春期である。男のおちんちんを見せつけられて興味が無いはずが無いのだ。
結構カナちゃんはウブなほうではあるみたいだが、こうまで暇だとそうも言ってられないらしい。
お陰で俺はカナちゃんのつるつるおまんこを双方合意の元弄れる事になったのが有り難い。
やがてカナちゃんは意を決したのか、俺の肉棒に手を添え始めた。
「あ……硬くてドクドク言ってる…おっきぃ……」
第一声からしてすでにエロい、カナちゃんの温かい手が俺の肉棒を包む。
それからツンツンと突っつき、おちんちんの弾力を楽しむ。
カリ首の先を触ったり、玉袋をつっついたり、手でぎゅっと押し付けたりして思い思い楽しむ。
このままでも中々ドキドキできるのだが、俺はより良い関係になるためにここでひと押しをする。
「手でぎゅっと握って上下にこすると、お兄さんは気持ちよくなるんだ、やってみて」
「え……うん」
おずおずと右手で俺の肉棒を包み込み、上下にしごく。
不慣れではあるが、そのぎこちなさと初々しさに俺は逆に興奮する。
「わっ、何かおちんちんの先から出てきた」
「これはお兄さんが気持ちよくなったから出てきたんだよ」
「これってせーえきなの?」
「いや、カウパーとか先走り汁っていうものさ」
「へぇ……」
288:無人島
09/12/19 11:16:22 Oo6tfSFT
カナちゃんはさらに俺の肉棒を扱くペースを上げる。
俺の肉棒はカナちゃんの手によってどんどん性感を高められ、ついに爆発に到達した。
「うっ……出る!」
ビュクッビュクッと音がして俺の肉棒の先から白濁液が放射される。
白濁液は俺とカナちゃんの足先を白く染め、手や肉棒も汚す。
「変な匂い……」
「これが精液だよ、お兄さんが気持ちよく無るとおちんちんの先から出てくるんだ。
授業でやらなかった?」
「うん、やったよ」
「よく覚えておくんだよ」
「うん」
「それじゃ、今度はお兄さんがカナちゃんを気持ちよくしてあげよう」
カナちゃんは少し恥ずかしがったが、やがて俺のほうに体を預けた。
「その……優しく触ってね」
「勿論分かってるよ」
カナちゃんのこどもおまんこを凝視する。
人生で初めて見るそこは完璧な美しさを誇り、ただそこにぷっくりとした縦筋だけが走っていた。
カナちゃんはじっくり見られるだけですでに恥ずかしいようだが、触って気持ちよくするまでがお返しである。
俺は手を縦筋の近くに添え、ぷにぷにとした弾力を楽しむ。
カナちゃんに余り反応が無いのを確認した上で、縦筋の上を指で軽くなぞる。
「んっ……!」
可愛い喘ぎ声を上げたところで、縦筋周辺をじっくりなぞってゆく。
プニプニクニクニとおまんこを弄り続け、少しずつ少しずつ彼女の花弁を押し開いてゆく。
少しそこが開いたところで、俺はクリトリスらしき突起をなぞる。
「い、痛っ!?」
「あ、ゴメン……」
「ううん、そんなに痛くなかったけどあんまり触らないでね」
「分かった」
289:無人島
09/12/19 11:16:54 Oo6tfSFT
クリトリスは諦め、少しずつ縦筋の境界をなぞってゆく。
少し水音がしたかなと思い、指先で彼女のそこをゆっくりと押し開く。
くぱぁとはいかなかったが、ピンク色の綺麗なアソコが俺の前に晒されることになった。
彼女の敏感なそこは空気に晒される程度ですら彼女に刺激を与えていた。
ゆっくりゆっくりほぐす様に弄り続け、俺の指先にも彼女の愛液が付くようになった。
俺は愛液の付いた指先を彼女に晒す。
「これっておしっこ?」
「違うよ、カナちゃんが気持ちよくなったから出てくる液体さ、ネバネバしてるでしょ」
「へぇ……、汚くないの?」
「汚いとは思わないなぁ」
「私は汚いと思うけどなぁ」
「カナちゃんが俺のおちんちんを擦って出てきたカウパーをあんまり汚いと思わなかったでしょ、あれと同じ」
「ふーん」
むしろ俺は舐めとりたいぐらいだがそこはぐっと我慢する。
「気持ちよくなった?」
「うーん、なんかピリピリして変な感じ、でも嫌じゃ無いかな」
まだまだ開発が足りていないようだ、先は長い。
俺はその後も彼女のそこを弄ろうとしたが、恥ずかしいのかそれで終わりになった。
その頃には雨脚も弱まっており、少し打ち解けて雑談をした頃にはすっかり雨は止んでいた。
俺とカナちゃんは海水で精液を洗い流し、遅い朝ごはんをジャングルで調達してくる。
三日目ともなると果実にも飽きてくるため、釣り道具でも作るということになった。
適当にジャングルで捕まえた虫を餌に、魚のいそうな場所に急増の竿を下ろす。
天敵がいないのんびりした環境のせいか、間抜けな魚たちは哀れにも素人相手に入れ食い状態で釣り上げられ放題になってしまった。
290:無人島
09/12/19 11:18:09 Oo6tfSFT
雨のせいで難しくなったものの、なんとか濡れていない流木を調達して火おこしをする。
火を維持するための簡易竈もその場で作り、木を削った串で焼き魚をカナちゃんと一緒に食べた。
塩しか味付けがされていないものの、中々の美味であったのは収穫だった。
満腹になったカナちゃんと俺は、夜も更けてきたし寝ることにした。
3日目ともなればカナちゃんはすっかり島の生活に適応してしまったが、俺はまだである。
カナちゃんのアソコを弄り回し、少し反応が変わった所で俺は眠りに付いた。
次の日は再び晴れた、むしろ熱いぐらいである。
カナちゃんと俺は蒸し暑い地上に別れを告げ、全裸で水遊びを始めた。
あの雨の一見が原因か知らないが、カナちゃんは裸を晒すことに余り羞恥心を感じなくなってきたようだ。
いい傾向である、俺も割と羞恥心が無くなってきたが。
水浴びに関しては相変わらずガードが固いが、まあしょうがないだろう。
カナちゃんの要望でお風呂を作るということになり、計画だけ立てて今日は寝ることにした。
今日もアソコを弄り回し、アソコを濡らす程度には彼女も刺激には慣れてきたようだ。
次の日、カナちゃんと俺は水を溜められそうな容器を探す……が見つからない。
結局砂浜に海水を薄く引き込み、太陽熱で温まった海水に入ることで風呂に関しては妥協をしたようだ。
カナちゃんと俺は浅瀬に引き込んだ温水を堪能し、俺は俺でカナちゃんの縦筋を堪能させてもらった。
ちらちらアソコを見るのは俺もカナちゃんも同じで、どうやら互いに意識しているようである。
いい傾向だ。
カナちゃんの開発は少しづつ進んでいる、しかしペースアップをしなけりゃ救出までに十分堪能はできないだろう。
291:無人島
09/12/19 11:18:58 Oo6tfSFT
その次の日は雨だった、実に有り難い。
下着は内干ししているため俺たちは下着姿で服は濡れているが、暇なのはどうしようもない。
そこで俺は彼女の開発を進めるべく、一つ進言をすることにした。
「暇だねぇ」
「うん、暇」
「何かして遊ぶ?」
「しりとりとかあっち向いてホイとかはもう飽きたよ」
「だよねぇ、じゃあエッチな遊びでもする」
「え、エッチ!?」
あうあうあわわと慌て、カナちゃんの反応が変わる。初々しくて良いなぁ。
カナちゃんは少し黙り込んだが、小声で…いいよと言ってくれた。
俺は肉棒をパンツから取り出し、カナちゃんはパンツを下ろした。
「じゃ、カナちゃん自由に弄っていいよ」
「う、うん」
カナちゃんはおずおずと俺の肉棒に触り、しごいたり曲げてみたりと反応を見る。
流石に曲げたのは痛いので注意をする、それで少し萎縮したが、彼女もだんだんノリノリになってきて肉棒弄りに熱中している。
カリを触ると俺の声色が変わるだとか、先っぽを触るだとか、色々反応を見て楽しんでいる。
だが残念なことにそれを口で含むと言ったような考えには至らないようだ。
「そろそろ出るよ」
「じゃあ私に掛からないようにして……」
「出るっ!」
ピュッピュと精液が小屋の下の砂に飛び散る。
彼女は精液を手にとり、ネバネバを確認したり匂いを嗅いでいるようだ。
さて、そろそろ攻守交代とさせてもらおう。
「それじゃカナちゃん、いいかい?」
「うん……いいよ」
292:無人島
09/12/19 11:20:43 Oo6tfSFT
カナちゃんのアソコをまじまじと眺め、彼女を赤らめさせる。
勿論それでは終わらないので、彼女の弱点らしき縦筋をじっくり弄ってゆく。
この数日間の開発の成果があり、彼女は刺激にも慣れ始めているようだ。
クリトリスが見え始めたので、触っていいか彼女に許可をとる。
「ここ、触っていい?」
「……うん、いいよ」
カナちゃんのクリトリスに優しく、そっと触れる。
ぴくんと体が震えて、反応を見る。
いいかいと再び訪ね、コクリと彼女が頷いたのを見てもう一度ゆっくり触る。
「あんっ…」
カナちゃんはクリトリスで気持ちよくなれたようだ。
夜中こっそり弄り回した成果がココに来て出てきた。
クリトリスをゆっくりと嬲り、彼女の喘ぎをより激しくさせる。
が、まだイクには至っていない。ここらが潮時か。
俺はそこで一旦動きを止める。
「どう、気持ちよくなったでしょ?」
「うん、なんか変な感じだけどピリピリして気持ちよかった……」
「今日はここまでだけど、次はもっともっと気持いいことしてあげるね」
「もっと気持ちよくなれるの?」
「勿論」
興味津々で食いついてくる、よしこのまま行けば十分間に合いそうだ。
とはいえここで強引に勧めるわけにもいかないし、焦らしも兼ねてここで一旦終了。
俺とカナちゃんは火照った体で抱き合い、雑談を楽しんでいた。
雨は一向に止みそうにないので、俺は雨の中裸で駆け出し果実を収穫してくる。
びしょ濡れの体をそろそろ布擦れが気になってきた服で吹き、カナちゃんと雨の中の食事を楽しんだ。
とはいえ流石に寒いので体をくっつけて温めてもらった。
紅潮したカナちゃんの肉体はいつも以上に暖かく、心地良かった。
293:無人島
09/12/19 11:22:59 Oo6tfSFT
結局その日は雨は止まず、昼寝をしていた俺とカナちゃんは夜に目が覚めてしまった。
カナちゃんと俺は交代でトイレに行き、それぞれの衣服で体を拭く。
もはや衣服はタオル替わりと化していたが、俺もカナちゃんももう気に留めてすらいない。
夜雨の中お互い雑談をするが、それでも飽きるものは飽きる。
と、俺に取ってはありがたい提案をカナちゃんがしてくることになる。
「ねぇお兄さん」
「ん?」
「もっと気持ちよくなるエッチなこと、やって欲しいなって?」
「……」
「駄目?」
「勿論いいよ」
俺が一旦溜めたのは、カナちゃんからそんな提案が来るとは思わなかったからである。
ここまでエッチになってくれて、もう一息まで来た俺の感動はひとしおである。
さて、ここで一気にカナちゃんをイクところまで到達させようか。
俺はカナちゃんを抱き寄せる。
雨のせいで体が良く見えないが、それでもどこを弄ればいいぐらいは分かる。
俺は彼女のアソコに手を少し触れ、位置を確認してから顔を突き出した。
そして彼女の無毛のあそこを舐めまわし、彼女のおまんこを堪能した。
流石に匂いがついてきたし、塩の味がする。
とはいえ美幼女のアソコをクン二できると思えば、少々の障害は気にならない。
「あっ…!!き、汚いよ!!!」
「汚くないさ」
「いや、絶対汚いよ!」
「じゃあ、止めるかい?」
「えっ……」
顔を上げたところで彼女は少しどもる、エッチと恥ずかしさがせめぎ合っている様だ。
「や、やっぱり止めないで!」
しかしエッチなほうに天秤が傾いてくれたのか、彼女は許可の返事を出してくれた。
俺は彼女のアソコを綺麗にするように、ペロペロとそこを舐め続ける。
「あっあっ、ひあんっ!?」
294:無人島
09/12/19 11:24:51 Oo6tfSFT
カナちゃんの嬌声が次第に強くなる、俺はクリトリスへの刺激をより強め、一気に頂上へと向かわせるべく攻める。
「あっ、あっ、んーっ!!!」
彼女の喘ぎが一段と強くなり、絶頂の証拠を示す大量の愛液がコプリと溢れてきた。
加えて、おしっこも我慢が仕切れなかったのか勢い良く俺の顔にかかる。
これをご褒美とばかりに、彼女のアソコに口を付けてゴクゴクと飲尿する。
「いや、やめて、汚いよ!んんっ……!?」
ひとしきり放尿が終わり、俺の喉が潤う。
ハァハァと肩で息を付く彼女は放心状態を少し保った後、やがて俺が行った恥ずかしい行いを攻める。
「酷いよお兄さん!やめてって言ったのに!」
「でも、気持ちよかったでしょ?」
「私、おしっこしてすごく恥ずかしかったんだから……」
「ははは、ごめんね」
「本当に本当にすっごく恥ずかしかったんだからね!」
激昂するカナちゃんをなだめ、俺は結局外で口を濯ぐことになった。
海水を口に含み、ガラガラとうがいをして口を綺麗にする。
カナちゃんもおしっこで汚くなったのが嫌なのか、海でアソコを洗っていた。
びしょ濡れになった俺たちはやれやれと小屋に戻り、体を拭いて寝ることにした。
とはいえ寒いので、裸で抱き合って寝ることにカナちゃんは同意してくれた。
ここ一週間でカナちゃんの羞恥心はすっかり払拭され、俺の信頼もかなり厚いものになった。
そろそろ第二段階へ進むべきだろう。
「カナちゃん、エッチ気持ちよかったでしょ?」
「そりゃぁ、まぁ……」
「今度から暇なときは、もっとカナちゃんを気持ちよくしてあげたいんだけどいいかな?」
「……うーん」
295:無人島
09/12/19 11:25:54 Oo6tfSFT
カナちゃんはここで長考に入るが、やがて意を決してOKを出してくれた。
これでカナちゃんのお墨付きで開発し放題、俺のテンションが上がってゆく。
「その代わり、カナにもお兄ちゃんのおちんちん弄らせてね?」
「勿論」
願ってもいないことです。
全裸の彼女を抱きしめ、俺はいい気持ちで眠りに付いた。
まぁ、ちょっとムラムラしてるが我慢我慢。
相変わらず雨が止まなかったので、俺たちはエッチ三昧で一日を過ごした。
カナちゃんは俺のクン二に対抗したのか、とうとうフェラチオに行き着いたようである。
カナちゃんは俺の肉棒を口で頬張り、ハムハムと口膣で肉棒を刺激する。
「噛まないように気をつけてね」
「ふは、分かったよ」
カナちゃんはチロチロペロペロそこを舐め回し、俺の反応を見ているようだった。
やがて喰えこむことが一番言いことに気がつき、口の中でちゅぱちゅぱと刺激してくる。
昨日の夜から抜いてなかったせいもあり、俺はあっという間に爆発寸前になってしまった。
「うっ……!出るっ……!」
「ふえっ!?」
彼女の口膣から肉棒を引き抜き、彼女の体めがけて精液を発射する。
彼女の肉体は白く彩られ、まだ二次性徴の面影すら見せていない未成熟な肉体を淫らに引き立てていた。
白く彩られたカナちゃんはもはや一つの芸術品と言えるような美しささえあったように感じる。
ちなみに肉棒を引き抜いたのは、口内発射の後噛まれでもしたら大変であるからである。
お口に出すのはもっと慣れてからでよかろう。
「せーえきってどんな味なんだろ……?」
カナちゃんは白いそれを指ですくいとり、口内に運び込む。
「苦くて変な味……」
「そりゃそうだ」
いつかは全部飲んで貰いたいものです。
296:無人島
09/12/19 11:27:48 Oo6tfSFT
お返しに俺は彼女のアソコを手で弄り回し、さらに胸のポッチを舌で刺激する。
胸の方は余り開発されていないのか快感を感じていないようだが、下のほうはだいぶ開発が進んだようだ。
柔らかな弾力のあるおっぱいを堪能した後、再び舌を舌の花弁に這わせる。
カナちゃんの抵抗はすっかり弱っており、舌の刺激になすがままになっていた。
今回俺はさらに段階を進め、膣内を舌先で刺激する。
「んあっ……っ!?」
流石に刺激が大きいのか彼女の体が大きく震える。
まだ膣内はしっかりほぐれていないため、もう少し開発を進めなければいけない。
エッチまでもう一息だが、ここが正念場だ……。
彼女のクリトリスをクリクリと虐め倒し、再びイカせる。
なんとか一度は我慢するも、再び膣内に舌を差し込んだ刺激が切っ掛けとなって再び漏らしてしまう。
俺はやはりそのお漏らしを飲み干し、彼女に反論を与えないままアクメ地獄に追い込んだ。
絶え間なく絶頂し続けたカナちゃんはすっかり疲れ果て、止めのサインを出した。
俺もそろそろ付かれてきたため、そこでカナちゃんの開発は一旦止めた。
口を海水で濯ぎ、カナちゃんの体を打き寄せて俺も眠りに付いた。
雨脚も止み始めた、いよいよカナちゃんの貫通式だ。
俺とカナちゃんが目を覚ましたとき、二日ぶりのサンサンとした太陽が顔を除かせていた。
すっかり海に流されてしまった温水部を修復し、久しぶりに暖湯で体を洗う。
二日ぶりに体を動かせるのが楽しいのか、カナちゃんと俺は久しぶりに海で遊びをしたり、魚を取った。
腹ペコの体に魚の肉が染み渡り、俺たちは久しぶりの幸福感を味わった。
が、真の幸福はここから始まるのである。まだ俺はメインディッシュを食べていない。
「ねぇカナちゃん」
「ん、何?」
「またエッチなことしない」
「うん、やろうやろう!」
297:無人島
09/12/19 11:29:08 Oo6tfSFT
すっかりエッチに乗り気になったカナちゃんを小屋に連れ込み、いよいよ俺の計画も天王山を迎える。
差し込んでくる日は半分沈み始め、夕見掛かった肉体は艷やかに輝いていた。
「じゃあ、今日は一緒に気持ちよくなろうか?」
「どうやって?」
「お互いにこうやって……」
カナちゃんと俺はシックスナインの体制になり、彼女のアソコに先制攻撃を加える。
その刺激に対抗すべく、彼女も俺の肉棒を攻め始める。
彼女の舌使いもかなり進歩したが、メインディッシュのためここで出すわけには行かない。
彼女の膣内やクリトリスを重点的に攻撃し、カナちゃんの反撃をストップさせる。
カナちゃんの舌はすっかりペースダウンし、イカないよう耐えるのが精一杯だった。
結局彼女は俺がクリトリスを吸い上げた時の衝撃でイッてしまい、俺の体の上に力なくもたれかかる。
俺はカナちゃんを仰向けに寝かせ、正常位の状態で彼女の体を眺める。
小さなおっぱい、柔らかく弾力のある肉感、そして無毛のちっちゃなこどもおまんこ
紅潮したカナちゃんの顔が、俺の欲望を今か今かと誘っていた。
もう限界だ、彼女の開発されたそこに俺の欲望をねじ込みたい。
最後の理性を働かせ、彼女の同意を了承させる。
「ねぇカナちゃん」
「ん……?」
「もっと、もっと気持ちよくなりたい?」
「……うん、なりたい」
「セックスしていい?」
「うん、していいよ」
298:無人島
09/12/19 11:31:05 Oo6tfSFT
カナちゃんからの了承をゲット、爆発寸前のそれを彼女の幼い割れ目にあてがう。
しかし、それでもカナちゃんを傷つけないようにしっかりしっかりと言葉を紡ぐ。
「最初は痛いから、力を抜いてね」
「痛いの?それは嫌かなぁ……」
「でも、最初の方はエッチなことだけでも痛かったよね」
「あ、そっかぁ……じゃあいいよ」
ついにこの瞬間が来た、俺は彼女の割れ目を手で押し開き、小さな小さな割れ目目がけて己の分身をそこにねじ込み始めた。
ゆっくりゆっくり、しかしもう先急いでいる俺の肉棒は彼女の肉体をすごい勢いで侵略し始めていた。
やがて固いものに突き当たり、ここで最後の最後の停止をする。
「んっ……」
「いくよ…」
「いいよ、きて……」
俺は勢い良く処女膜を突き破り、肉棒を限界まで突き入れる。
小さなカナちゃんのアソコから処女の証が垂れ、肉棒を赤く染めている。
「痛っ!痛たたたっ!」
「んっ……」
「ん……」
彼女の頭を引き寄せ、キスをしながら優しく頭をなでる。
痛みでカナちゃんの体が小刻みに揺れる、俺は彼女抱きしめて少しでも落ち着かせようとする。
カナちゃんを落ち着かせようと頑張るが、ピクピクとうねって刺激を与えてくる膣内に俺の肉棒は敗北し、精液を膣内に発射することになった。
「出るっ……!」
「んんっ!?」
カナちゃんの小さな割れ目の奥に、俺は大量の精液を打ち付ける。
気持ちいい、ものすごい気持ちがいい。
俺はカナちゃんの了承を得ないまま、肉棒を膣内でスライドさせる。
事前にかなり濡らせたとはいえ、狭い膣内で肉棒を擦りつけるというのは大変な負担をカナちゃんに強いた。
彼女の喘ぎは未だ小さい、俺はギリギリの理性を総動員して一旦停止をする。
「カナちゃん、動いてもいい?」
「……もうちょっと待って」
カナちゃんの言うとおり、俺はギリギリまで彼女を抱いて待つ。
暇な間キスをしたり、彼女の胸を愛撫したりして少しでも刺激を和らげるようにする。
暖かいそこに包まれた俺の肉棒は常に刺激され続け、爆発は時間の問題であった。
「うん、いいよ」
299:無人島
09/12/19 11:32:19 Oo6tfSFT
その言葉を聞いた俺はすぐにピストンを介しし、ほんの三擦り半で再び果ててしまった。
カナちゃんはまだ膣内の刺激を得られないため、快楽を得るには至っていないようだ。
そこで俺はクリトリスを刺激し、彼女の快楽をより引き出す。
クリトリスを弄りながら抽挿を続けることで、カナちゃんの苦痛は少しばかり和らいだようだった。
カナちゃんがイクギリギリまでクリトリスを刺激し、俺は発射のタイミングを図っていた。
「お兄さん……!?」
「カナちゃん、中に、中に出すよ!」
「んんっ!?」
カナちゃんの中に三度発射し、弓なりになった彼女の体を抱き寄せた後に、俺は肉棒を彼女の中から引き抜いた。
愛液と精液と処女血が入り交じったものが割れ目の奥からとろりと流れ出してきた。
「流石に痛かったかな?」
「んー、でも最後はちょっと気持ちよかったと思うよ!」
「なら、次からはもっともっと気持ちよくなれるよ!」
「へぇ、それは楽しみだなぁ~」
俺は処女喪失したカナちゃんを連れ、水場で優しくアソコを洗う。
まだ痛みが引かないのか、敏感なそこを洗うのに大分時間が掛かったようであった。
最後に俺が彼女の割れ目を優しく押し開き、中まできちんと洗えているのかを確認して終了した。
さすがに処女喪失は負担に無ったらしく、カナちゃんは夜になるとコテンと寝転んでしまった。
今日ばかりはスッキリ気持ちよくなったため、俺は特に何もせず床に付いた。
300:無人島
09/12/19 11:33:49 Oo6tfSFT
次の日もカナちゃんの動きはぎこちなく、俺はカナちゃんのために雨の中食料調達をしてあげた。
暇なカナちゃんを楽しませるため、開いた時間でたっぷりと体を開発してあげた。
もう割れ目はすっかり開発されており、軽く刺激するだけでも快感を得られるようになったようだ。
俺はというと、明日たっぷりエッチを堪能するため栄養を付けた。
勿論カナちゃんにもだ。
さらに次の日も晴れてくれた、絶好のエッチ日和だ。
俺は朝起きてカナちゃんに朝立ちを口で処理して貰い、朝ごはんの調達を済ませてから再びセックスを行う体制になった。
「いくよ、…カナちゃん」
「来て、お兄さん」
「折角だから、お兄ちゃんって読んで」
俺はお兄さんより、お兄ちゃんって呼ばれた方が嬉しい人間である。
「お兄ちゃん……でいいの」
「うん」
「違和感があるなぁ」
「ま、これから慣れて行けばいいよ」
俺はそのうち慣れるだろと割り切り、彼女の割れ目を舌で弄り回す。
クン二の快楽にもすっかり慣れたようで、カナちゃんのそこはあっという間に濡れ濡れグチョグチョになった。
俺はカナちゃんの割れ目で肉棒を擦って準備をし、彼女の愛液ですっかり潤滑が良くなったそこに挿入した。
「ん、んぁっ……」
「まだ痛い?」
「この前よりは痛くないかな?」
処女の時よりは抵抗感がないが、それでも狭い膣内は俺の肉棒をキュウキュウと刺激する。
カナちゃんの中を動きたい、動きまわって中に出したいという欲望だけが頭を擡げる。
「カナちゃん、動いていい?」
「うん、いいよ」
カナちゃんに動いていいか訪ね、俺は抽挿を開始する。
前よりは快楽を得られているものの、依然として刺激を堪能出来ていない。
俺はクリトリスを思い出したように攻め、彼女の嬌声を抽挿のニュプニュプという音に重ねる。
肉と肉が響き合う淫猥な音と、カナちゃんの甲高い嬌声、俺の呻きが混じり合って何とも言えない淫猥さを醸し出す。
俺は結局カナちゃんに負けて一度目の発射を行い、それから少し遅れて彼女も一回目の絶頂に辿り着く。
カナちゃんを抱きよせてキスを行い、カナちゃんの膣内で再び元気を取り戻した肉棒をさらに動かす。
「あん、んああああん……!!!」