おむつ的妄想 4枚目 at EROPARO
おむつ的妄想 4枚目 - 暇つぶし2ch16:名無しさん@ピンキー
09/02/28 00:17:25 ZW15CgCs
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
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20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!


17:名無しさん@ピンキー
09/02/28 05:09:05 MDM1uNAf
って即来てるよw
自分で自覚してるんだね。カワイイヤツw

18:名無しさん@ピンキー
09/03/01 23:53:16 q4UTxVMV
なーんで挑発するかな

19:名無しさん@ピンキー
09/03/02 02:03:53 SL55zc4p
放置で頼むわ。マジで。

20:名無しさん@ピンキー
09/03/02 03:28:11 5LJlIFxs
職人さん戻ってこないかな・・・

21:名無しさん@ピンキー
09/03/07 09:24:39 LFwAGNim
復活してたんですね。

せっかくなので、何か書きましょうか。
来週後半ぐらいに。

22:名無しさん@ピンキー
09/03/08 17:54:26 ZSZGdTwe
専ブラで見れば無問題
基地外馬鹿はあぼーんよ。

23:名無しさん@ピンキー
09/03/10 23:50:36 IG76INL8
保守

24:名無しさん@ピンキー
09/03/11 21:26:02 yJaZvJs7
 過疎っているので、使わせてもらいます。
 長い話なので、嫌いな方は回避下さい。


 小さくクラッシックが流れる店内。穏やかそうな青年が、歴史小説に目を落としながらコーヒーを楽しんでいた。
 テーブルには、封をされたままの書店の袋が乗せられており、青年が本に親しむ生活を送っていることを物語っている。
「大野さん、おまたせ」
「いいよ。待つのは気にならないから」
 ずっと空いていた向かいの席に、制服姿の少女が腰掛けた。
 ウエイトレスに紅茶とケーキを注文し、お絞りで手を拭く。
 その間も青年は本から目を上げず、黙ってページを繰っている。
「これ、いつもの本?」
 傍らに置かれた袋を見咎めた少女が、嘲るように問いかけた。大野は無感情に顔を上げ、小さく頷いてみせる。
「好きだね、ほんとに。お姉ちゃんがかわいそう」
「千歳ちゃんにすれば、このほうが好都合じゃないのかな?」
「ま、そーなんだけどね」
 悠然と笑い手を突き出す。その掌に、大野は小さく畳んだ紙幣を手渡した。色から見て、一万円札だろう。
「それじゃ、ぼくはこれで」
 紅茶と共に運ばれてきたレシートを拾い上げ、青年は店を出て行った。
 目的を果たした千歳は、その背中を見送りもせず、ケーキにフォークを突き刺した。

 ・
 
 千歳と別れた青年は、出費に痛む懐を庇いながら、目的の場所を訪れた。
 小脇に抱えた本を持ち直してチャイムを鳴らし、アパートのドアが開けられるのを待つ。
「いらっしゃい、秀くん・・・」
 ドアを開けたのは、二十歳前後に見える一人の女性だった。
 肩にかかる程度の髪を真っ直ぐに下ろしており、大人しそうな顔立ちをしている。
 名前の秀一ではなく、愛称で呼んだのは、親しさの表れだろう。
「ほら、買ってきてあげたよ」
「あ・・ありがとう・・・」
 秀一が手にしていた紙袋を差し出した。大事そうに受け取った袋を抱く女性の脇を抜けて、当然のように部屋へ上がりこむ。
 少し古いが、その分広くて安い部屋のキッチンを抜け、カーテンを閉ざしたままの居間兼寝室へと入る。
「美加、おいで」
 部屋のベッドに背中を預けた秀一は、穏やかに部屋の主を呼んだ。
 膝を立てて足を広げ、両手を差し出す。
 美加と呼ばれた女性は、僅かに頬を上気させながら頷くと、秀一の膝の間に体を沈めた。
 秀一の手がゆっくりとその頭を撫で、美加は甘える少女のように背中を預ける。
 男の手は撫でていた頭を離れ、両腕で細い体を背後から抱きしめた。
 美加は秀一に支えられたまま、大事に抱えていた紙袋を開き、中に入っていた本をすぐ前のガラステーブルの上に置いた。
 無意識に唾を飲み込み、緊張しながら表紙をめくる。
 そこには、年齢に見合わない下着を着けた女性の姿が並び、排泄物に汚れた布が並べられていた。
「うんちまで・・・、ああ、外でして・・・」
 ページを進めるにつれ、様々なプレイが展開されていく。
 浣腸を享けた女性がおむつのまま外出し、公園のベンチで漏らしていた写真に目を留めた美加は、秀一に抱かれながらスカートに手を潜らせ、股間をまさぐった。
「あぁ・・・女の子同士で・・・いいなぁ・・・」
 続いての特集では、姉妹と設定された二人の女性が、互いのおむつを取り替えていた。
 おねしょの直らない姉を叱り、寝る前におまるでおしっこをさせる妹。その復讐として、妹を縛り、むりやりおむつにおしっこを漏らさせる姉。
 それらのストーリーの最後では、和解した二人がおむつをあてた腰を押し付けあいながら、口付けを交わしていた。
 ページを繰りながら股間をまさぐる美加の、息遣いが艶かしい。秀一はそんな女性の髪を撫で、細い体を抱きしめる。


25:名無しさん@ピンキー
09/03/11 21:28:46 yJaZvJs7
「そういえばね、美加」
「・・・え、・・・なぁに?」
 自分の世界に入りかけたところに声をかけられ、美加が背後を振り返った。
 自らの行為に昂ぶっているのだろう。僅かに潤んだ上目遣いの瞳がひどく悩ましい。
 秀一は細身の体を抱きしめたまま、穏やかにその表情を見つめ、
遠慮がちに指を動かしてもどかしい刺激を楽しんでいる、女性の耳元に口を寄せた。
「今日も千歳ちゃんに会ったよ。呼び出されてね」
「ちーちゃんに?」
「ふふ、これで何回目かな? この本を買ってること、お姉ちゃんに知られてもいいのって脅されたよ」
「ちーちゃん・・・また・・・」
「千歳ちゃんは知らないからね。この本が、美加に頼まれた物だってこと」
「あ・・ぅ・・・・う」
「美加が、人前でオナニーをしたり、おしっこを見られて感じたりする変態だってことも知らない。
 部屋ではおむつで過ごしてるってこともね」
「う・・・んぅ・・・」
 耳元で囁きながら、秀一の手がスカートを捲くった。
 成人用の紙おむつに包まれた股間が顕になり、美加が頬を上気させる。
 それでももぐりこませた手の動きは止めず、短く荒い息を吐き続けていた。
「そろそろ、決心できないかな?」
「ん・・・」
 秀一の手が、おむつに潜る細い手を引き抜いた。
 顔に引き寄せ、臭いを楽しむ。
 おむつの中に、おしっこを漏らしているらしく、美加の指からは女の匂いだけでなく、おしっこの臭いも漂ってきた。
 秀一は躊躇うことなく、それを口に含んで舌を這わせる。
「・・・でも、ちーちゃんは・・・・・」
「千歳ちゃんは、なんだい?」
「ちーちゃんは・・・まだ子供だから・・・・・」
「・・・・そんなことは無いと思うよ。最近の女の子は早熟だし、美加よりもずっと、色んな事を知ってるだろうね」
「・・・・・でも」
「別に、美加が嫌なら無理は言わないよ。でもね、千歳ちゃんがいれば、この写真と同じ事もできるんだよ」
「あ・・・こ、こんな・・・こと・・・。ちーちゃんと・・・わたし・・・・・」
 秀一が指し示したのは、テーブル上の写真雑誌の一ページだった。
 ビニールシートが敷かれた部屋の中で、肛門に刺さった双頭ディルドで繋がれた四つん這いの女性二人が、
全裸の姿でそれを引き合っている。
 傍らにはおむつを手にした男が立ち、背後には大きなベビーベッド写っていた。
 そしてその次の写真では、ディルドを使った綱引きの勝敗が決しており、
敗れた女性の尻から噴出した汚水が、勝利者である女性の尻から足までを茶色く汚していた。
 敗れた女性は股間を剃られ、おむつだけをあてられてベッドに寝かされた。
 その世話をする勝利者は、意地悪く赤ちゃんを虐め、辱めている。
 おむつの中にバイブを入れられ、悶える姿を見られる女性。絶頂と共におしっこを漏らし、おむつを替えられている。
 それらを見る美加の瞳に熱がこもっていく。
「ああ・・・、ちーちゃんが、私に・・・」
 その二人の女性に、自分と妹の姿を重ねたのだろう。
 美加は上気した声で呟きながら、自分の体を抱きしめた。
 それが押さえきれなくなった欲情を堪えている姿だと知る秀一は、背後から美加の尻を撫で、服の上から胸を揉む。
 美加は体をまさぐられながら、熱い息を吐いて、開かれた雑誌を凝視している。
「すぐに答えなくていいよ。美加がその気になるまで、僕はいくらでも待つから」
「は・・・ぁ・・、ああ・・・」
 再び秘所へと指を伸ばした女性の耳に、秀一の言葉は届いていただろうか。
 空ろな表情の美加の目には、ただ、妹と一緒に責められている自分の姿が映っているだけだった。


26:名無しさん@ピンキー
09/03/11 21:31:35 yJaZvJs7
 心を固めた美加が千歳の携帯に誘いを入れたのは、それから一月近く後、夏休みに入って間もない時期だった。
 うるさい親から離れたかったのだろう。千歳は二つ返事で承諾し、翌日の来訪を約束した。
 駅を降り、姉に言われたとおりの場所で、迎えに来た秀一と合流した千歳は、
そのままタクシーを使って美加の部屋に向かった。
 どうせ自分の金ではないとあって、豪気なものだ。
 荷物を持つだけのつもりでいた秀一にしてみれば災難だが、千歳に企んだ笑顔で求められては仕方がない。
 アパートの前でタクシーを降り、当然の様に秀一に荷物を持たせた千歳は、姉の部屋のチャイムを鳴らした。
 だが、暫く待っても、中からは返事も無ければドアも開かない。
 不機嫌に眉を寄せた千歳が再びチャイムに手を伸ばしたが、背後に立つ秀一がそれを遮り、ポケットから鍵を取り出した。
「へぇ、合鍵もってるんだ」
「まぁ・・・ね」
 探るような目つきに居心地の悪さを感じたのだろう。秀一は自分で鍵を開け、千歳を先に部屋に上がらせた。
 後ろ手に玄関を閉めてその後に続き、美加がいるはずのリビングに向う。
「あ・・・いらっしゃい、ちーちゃん」
「お、おねえちゃん! な、な、なにしてんのっ!?」
 ドアを開き、中にいた姉と目を合わせた瞬間、千歳はその場で固まった。
 のんびりとした口調で妹を迎えた美加は、前をはだけたパジャマを肩に羽織り、股間を不自然な下着で覆っていた。
 片手は股間の紙おむつの中へと延び、蠢いている。
 目の前のガラステーブルには、相当に過激な写真が載せられた雑誌が開かれ、美加の行為の淫らさを強調していた。
「見ての通りだよ。聞かなくても、見れば判るだろう?」
「お、大野さん!」
「美加はこういうのが大好きだからね。ほら、千歳ちゃんに見られて、あんなに興奮してる」
「やっ! いやあっ! 離してっ!!」
 穏やかな口調を保ちながらも、秀一の行動は大人しいものではなかった。
 千歳が美加に気を取られている隙に背後から近づき、乱暴に腕を取って隠し持っていた手錠を嵌める。
 両腕を後ろで拘束した秀一は、体を揺すって抵抗する少女の背中を押して部屋に進ませ、
潤んだ瞳を向けている恋人の前に立たせた。
「は・・・ぁ・・・、ちーちゃんが・・・ちーちゃんが見てる・・。や、やだ・・・わたし・・・こんな・・・ああ・・・」
「や、やめてっ! やめてよ! お姉ちゃんっ!」
 妹の視線を受けた美加は、自分でも信じられないほどの昂ぶりを持て余しながら、精一杯の刺激を己の肉体に送り込んだ。
 目の前に立つ千歳を見上げ、おむつに潜らせた手をしきりに動かす。
 具体的な動きが見えないだけに、より妄想が刺激されてくる。
 大人しい性格からは信じられない行為の激しさに、秀一ですら息を呑んで見つめていた。
 ましてや、千歳は正視する事などできず、耳に届く淫らな声と音とを振り切るように、声を張り上げている。
「千歳ちゃん、目を逸らしちゃいけないな。美加の姿、しっかり見るんだ」
「う、うるさいっ! あたしに命令しないでよ! この変態っ!」
「・・・生意気なことを言うね」
「な、なにっ!? ひっ! い、いたっ! いたいいいっ!」
 急激に温度が下がった声の響きに不安を感じた直後、右の耳たぶに激痛が走った。
 何が起きたのかなど判らなかったが、本能的に首を振り、叫びを上げる。
 その声があまりにうるさかったのだろう。秀一が呆れたようにため息を吐き、片手を千歳の耳へと伸ばした。
「な、なにしたのっ!」
「クリップをつけただけだよ。あまりうるさいと、もう一度つけるよ」
 秀一の手の中で銀色に光る事務用クリップの姿に、ついさっき襲われた痛みが思い出された。
 千歳は何か言いたげな表情のまま黙り込み、怒りが篭った視線で秀一を見上げている。


27:名無しさん@ピンキー
09/03/11 21:34:02 yJaZvJs7
「秀くん、ちーちゃんにあまり酷いことしないであげて・・・」
「ごめん、美加。でも、言うべき事は言っておかないとね」
「それは・・・そうだけど・・・」
「特に、千歳ちゃんみたいなタイプは、黙っていると際限なく付け上がるからね。
そのせいで、美加にも迷惑をかけていたってこと、ちゃんと教えてあげないと」
「ど、どういうこと?」
 基本的に、黙っているのが苦手な性格なのだろう。ついさっき口をつぐんだばかりの千歳が、早速言葉を挟んできた。
 秀一は弄んでいたクリップを置き、変わりにテーブルの上の雑誌を取り上げた。
 ページを繰って目的の記事を見つけ、そこに指を挟んで千歳に向き直る。
「僕が千歳ちゃんに渡していたお金、どうやって稼いでいたと思う?」
「・・・バイトとか、仕送りとか・・・」
「自慢じゃないけど、僕はそれほど裕福な家に生まれていないんだ。
バイトをして、やっと普通に暮らせるぐらいの仕送りしか貰っていないよ。月に2万も3万も余分に使えるような身分じゃないんだ」
「じゃあ、どうやって・・・」
「美加が稼いでくれてるんだよ。こうやってね」
「え・・・・? あ・・・う、うそ・・・」
 千歳の目の前に、過激な写真雑誌が開かれた。
 手で顔を隠した女性の、様々な痴態が写されている。
 自分でイチジク浣腸を使い、洗面器に跨っている写真。
 大きく足を開かれ、おむつをあてられようとしている写真。
 突き出したおむつのおしりを、不自然に膨らませながら振り向いている写真。
 どれ一つとして信じられないそれらの全ては、同一の女性の姿であり、それは今目の前にあるのとよく似た裸体だった。
「もともと、こんな玩具を買うためのお金が欲しくて始めたんだけどね。最近は全部千歳ちゃんにとられてたんだよ。
おかげで、美加にも随分と不満が溜まっててね」
 実際には、そこに映っているのは美加ではない。
 体と後姿がよく似ているだけの全くの別人で、もちろんそれによる掲載料など貰っていようはずも無い。
 だが、秀一にとって必要なのは事実ではなく、千歳を追い詰めるための道具だった。
 姉がこんな姿を晒してまで手にしたお金を、くだらない遊びのために奪っていた。
 そんな架空の事実を作り上げるのに、この雑誌は充分有効なものだった。
「それでね、玩具を買えない分は、千歳ちゃんに責任を取ってもらおうってことになったんだ。
美加を楽しませる玩具になってもらうよ」
「な、なに、それっ! 冗談じゃないよっ!」
「そう、冗談じゃないんだ」
「・・・ごめんね、ちーちゃん」
 淫靡な遊びに耽っていた美加がゆっくりと立ち上がった。
 おむつをあてた姉に近づかれ、千歳が激しく首を振る。
 美加は妹の前にしゃがむとスカートを捲くり、逃げる腰を追いかけて下着に手を掛けた。
「ちょっと・・・濡れてるね」
「や、やだっ、何見てんのっ!」
 姉の痴態に昂ぶりを覚えたのか、千歳の下着には小さな染みが浮いていた。
 美加は目ざとくそれを見つけ、軽く笑いながら妹を見上げる。
 文句を口にしたものの、そんな状況では説得力に欠けること夥しい。
 自分でもそれが判っているのだろう。
 千歳は背後から押さえてくる男が零した失笑に頬を赤らめながら、拗ねたようにそっぽを向いた。
「とりあえず、下だけでいいからね」
「うん」
「や、やめてよっ! お姉ちゃん! やめてっ!!」
 千歳は必死に叫ぶが、美加は微かな笑みを浮べたまま、その声が聞こえないかのように妹の下着を下ろしていく。
 抵抗に苦労しながら小さな布を足から抜き、腰を覆うスカートも、同じように剥ぎ取った。
 淡い茂みに飾られた、千歳の股間を陶然と見つめ、小さく息を吐く。


28:名無しさん@ピンキー
09/03/11 21:37:41 yJaZvJs7
「千歳ちゃん、しっかり立つんだよ」
「離してっ! 離してよっ!!」
 体を丸めようとする千歳を、背後に立つ秀一が強引に立たせた。
 密着した背中に感じる硬い感触に顔を顰め、千歳が必死に体を揺する。
 秀一は言葉には何も出さず、ただ黙って千歳の手を戒めている手錠の鎖を引いた。
 下半身を丸出しにさせられた少女は、背後からの力に引かれ、よろめきながら下がっていく。
「美加」
 穏やかに名を呼ばれ、美加が小さく頷いた。
 予めの計画なのだろう。引き出しから太い首輪と革紐とを取り出し、妹の前に立つ。
 目を見開いて姉の手の中にあるものを見つめた千歳は、それを手にして眼前に迫った姉の姿に、
脅えた表情で首を振っている。
「大人しくするんだよ」
 穏やかな声とは裏腹の乱暴な手つきで、秀一が千歳の髪を掴んだ。
 逃げられなくなった妹の首に、美加は丁寧に首輪を巻いていく。
 手にしていた革紐を巻いた首輪に繋ぎ、反対の端を壁に備え付けのフックに掛けた美加は、
秀一が千歳の体を壁際に押しやったのを見て、その紐をフックに巻きつけ、余った紐を手錠の鎖に結びつけた。
「フックを折ったら少しきついお仕置きをするからね」
「・・・・・」
 底光りする秀一の瞳に見据えられ、言葉を返す事が出来ない。
 千歳がおずおずと頷くのを確認し、秀一が振り返った。
 その場に立っている恋人を抱き寄せ、立たされている少女を並んで見やる。
「千歳ちゃんに見られながらのオナニー。気持ちよかったかい?」
「うん・・・。すごく、よかった・・・」
「じゃあ、見られながらしたら、もっと気持ちいいだろうね」
「・・・うん。でも、秀くんはいいの?」
「僕はいいんだよ。美加が気持ちいいなら、なんでもするから」
「・・・ん・・・」
 恥ずかしげも無く言い切った秀一に、美加は自分から求めて唇を重ねた。
 裸に近い姿のまま濃厚な口付けを交わし、誘うように床に尻を付く。
「おむつを外そうね」
「うん・・・」
 互いに慣れているのだろう。
 秀一の言葉で、美加が自然と足を開いた。
 両手を後ろに回して体を支え、じっと恋人を見つめる。
 ちょっとはにかんだその表情から、事情を汲み取った秀一が笑みを湛える。
「お漏らししたのかな?」
「・・・さっき、ちーちゃんに見られてるとき」
「ふふ、仕方の無いお姉さんだね」
 笑いながらおむつに手をかける。
 本人が見ている前で開いたおむつは、おしっこと愛液とでぐっしょりと濡れ、黄色く染まっていた。
 その色と臭いに、美加が恥じらいを見せる。
 傍らからの視線に気づかないかのように服を脱ぎ落とし、秀一は開かれた女体にのしかかった。
 細身の体を強く抱き、乱暴とも見える手つきで胸を揉み、下腹部を嬲る。
 程なく、美加の口から押さえ込んだ喘ぎが漏れ始め、男の体の下からは、ぬめった水音が小さく零れだしていた。
「いつもより濡れているね」
「ん・・・・や・・・・ぁ・・は、恥ずか・・し・・・」
「恥ずかしいのが好きなんだろう?」
「ん・・・ん・・・ああ・・・す・・き・・・、あ・・・き・・もち・・い・・・」
「いい声だね。もっと、千歳ちゃんに聞いてもらおうよ」
「んんっ! あ・・・んああ・・・・ぃいよぉ・・・い・・・い・・・」
「すごいね。いつもより、ずっと熱いし、ずっと締まってるよ」
「・・・・・・」
 秀一を迎え入れた美加が、一際高く啼いた。その様を、妹は息を呑んで見つめている。
 秀一の言葉は美加に向けられているが、視線は千歳を振り返っていた。
 信じられないながらも、好奇心から向けられていた視線と、振り返った目とが正面からぶつかり、千歳が慌てて目を逸らす。
 秀一は口の端で薄く笑い、嫉妬を含んで伸ばされた腕に絡み取られるように、美加に視線を戻して唇を重ねた。



29:名無しさん@ピンキー
09/03/11 21:40:43 yJaZvJs7
「ふむぅ・・んぅ・・・・ぅ・・ぅんう・・・」
 くぐもった声を聞きながら、秀一は慎重に腰を動かした。
 唇を離して頭を掻き抱き、深く交わる。
 押し出されるような息を吐き出しながら、
美加はおずおずと戻ってきていた千歳の視線を迎え、淫靡な笑みを浮べた。
「ふっ・・・・ぅ」
「ん・・んん・・・」
 秀一が息をつめ、美加が背中に回した腕に優しく力を込めた。
 少し置いてゆっくり腰を引いた秀一は、物足りなさを隠した笑顔に詫びるように口付け、
髪を撫でながら体を沿わせる。
 僅かに目を細めた美加は、ねだるように秀一の胸に手を這わせたが、秀一は小さく首を振った。
 普段であれば、しばらく二人で余韻を楽しんだ後、一緒に入るには少し狭い浴室でシャワーを浴びるのだが、
今日はそういうわけにもいかない。
 揃って視線を千歳に向けた二人は、慌てて逸らしたのが明らかな横顔に笑みを交わし、
ティッシュで後始末だけをして立ち上がった。
「な、なによ」
「・・・ふふ」
 虚勢を張る千歳の前に立った秀一は、少女の太ももを軽く一瞥し、伏目がちな笑みを零した。
 幾万の言葉より、その馬鹿にした笑いが悔しかった。
 千歳は顔を真っ赤にし、太腿をきつく合わせた。
「言いたい事があるなら言いなよ、この早漏!」
「早いだけじゃないよ。体力も無いんだ」
 精一杯の皮肉も、秀一には通じないようだった。
 比べた事など無いが、男性としての自分が、同年代の平均よりも弱いのだという自覚がある。
 いとおしい女性を腕の中に抱きながら、一度として満たした事が無いという自責もある。
 美加がそれを責めないだけに、いたわられる自分が情けなく、申し訳無い。
 そんな己を嘲い続けてきた男にしてみれば、改めてその事実を投げつけられたところで、
いまさら痛くも痒くも無い。
「だから、玩具が必要なんだよ。美加が寂しくないようにね」
 自嘲の笑みを浮かべながら、秀一は一本のバイブを取り出した。
 少し太めのそれを、自分が逃げ出してきたばかりの穴にあてがい、無造作に突っ込む。
 美加が短く呻くが、まったく気に留めずにスイッチを入れる。
「ごめんね。いつも、こんな風で」
「ううん。これで、今日は秀くんといっしょだから」
 精を享けたばかりの下腹部を、いとおしげに押さえる。
 秀一はどこか寂しげに笑うと、新しい紙おむつを用意した。
 美加がうれしそうに腰を浮かし、その上に尻を下ろす。
 バイブを深く押し込むと、豊かな雫とわずかな精がこぼれだして垂れた。
 秀一はそれを受けとめたおむつを閉ざし、しっかりとテープを留める。
「それじゃあ、僕はバイトがあるから」
「うん。また、明日・・・ね」
 半裸の少女を目の前にしながら、秀一は手を伸ばす事すらなく、呆れるほどに淡白に背中を向けていた。
 裸の体に脱ぎ落としていた衣服を張り付け、髪を手櫛で整える。
 これから先を予想し、覚悟を決めてもいたのだろう。千歳はどこか拍子抜けした感で去り行く背中を見送った。
「お姉ちゃん、早くこれ外してよ」
「・・・・・・・」
 秀一を見送り、玄関から戻ってきた美加を迎えたのは、妹の不機嫌な声だった。
 美加はたおやかな笑みを浮かべたまま妹の前に立ち、淫らな姿の少女の体を黙って見つめる。
 姉が自分の味方であることを疑っていないのだろう。千歳はいなくなった秀一に向け、しきりに悪態をついた。


30:名無しさん@ピンキー
09/03/11 21:44:16 yJaZvJs7
「まったく、お姉ちゃんもよくあんな変態と付き合ってるね。
 おむつプレイなんて最悪。あたしなら耐えられないよ」
「・・・秀くんは優しいよ」
「どこが! あたしにこんな事したんだよ!」
「・・・それは、ちーちゃんが悪い子だから」
「な、なに、あたしが悪いっていうの?」
「そうだよ。秀くんからお金を貰ってたし、今だって、少しも反省していないし」
「お姉ちゃん?」
 姉の口ぶりに怪しげな雰囲気を感じ取ったのだろう。千歳は怪訝そうに眉根を寄せ、
伺うような口調で問いかけた。
 美加はその目の前で静かな笑みを浮かべ、床の上のクッションに、おむつに包まれた腰を落とす。
「話は後で聞くから、とりあえずこれを解いてよ」
「ダメ。秀くんがいいって言うまでそのままだよ」
「な、なに、それ。だって、あいつが来るのって明日でしょ?」
「うん、そうだよ」
「・・・・・」
 当たり前のように答えられ、千歳が言葉を詰まらせた。
 何を言ったところで通じない。
 聞くまでも無くそう判る口ぶりだった。
「ちょっと、着替えてくるね」
 妹が口を閉ざしたのを見た美加が、穏やかにそう告げ、姿を消した。
 誰も見ているものがいなくなったのを確認した千歳は、
首をまわして自分の体を押さえつけている紐の先を確かめようとする。
 精一杯に首を捻り、ようやく確認したのは、首輪から伸びる革紐が結び付けられたフックが、
予想以上に頑丈そうなものだという事実だった。
 四本の木ねじで壁に固定されている大型のフックは、女の力でどうにかなるような代物とはとても思えない。
 どちらかと言えば革紐を引きちぎる方が早道だろうが、そんなことに挑めば、
紐が切れるよりも早く、首が絞まってしまうだろう。
「何考えてるの? あいつも、お姉ちゃんも!!」
 腹立ち紛れに床を踏み鳴らそうと足を上げたが、すぐに思い留まってゆっくりと下ろす。
 この状況で階下の住人に怒鳴り込まれでもしたら、困るのは他の誰でもなく自分である事に気が付いたのだろう。
 千歳は忌々しげに舌打ちし、乱暴なしぐさで壁にもたれてため息を吐いた。



 

 続きます。


31:名無しさん@ピンキー
09/03/11 22:09:21 zDL+zV90
どうぞ。

32:名無しさん@ピンキー
09/03/11 23:40:14 5MG0icRa
wktk

33:名無しさん@ピンキー
09/03/12 22:12:18 +cZlHt8g
続きです。


「ね、ねえ、お姉ちゃん」
「なに、ちーちゃん?」
 着替えから戻った美加は、まだ早い時間だというのにパジャマを着込み、
テーブルに向かってレポートを書き始めていた。
 壁に半裸で繋がれた妹を全く気にしていない様子で、背中を向けたまま黙々とペンを動かしている。
 部屋の中にはペンを動かす音と紙をめくる音とが規則的に現れる他なにも無く、
千歳は無言で、そんな姉の背中を睨みつけていた。
 だが、そんな状況に耐え切れなくなったのか、それとも他に理由があるのか、
落ち着かない様子で身じろいでいた千歳が、不意に姉に呼びかけた。
 振り向いた美加は落ち着いた様子で、少し青ざめている妹を見上げる。
「ちょっと、ちょっとだけでいいから、これ、外してくれない?」
「・・・駄目だって言ったでしょ?」
「う、うん。聞いたけど、でも、このままだと・・・」
「・・・・・おしっこ?」
 追い詰められた妹の表情に、察するものがあったのだろう。
 美加が探るように問いかけると、千歳は目を逸らしながらも大きく頷いた。
 姉が立ち上がるのに気づき、表情を明るくする。
 だが、美加は妹の前ではなく、部屋の隅の小物入れへと足を向けていた。
 何のつもりかといぶかしむ視線の先で、美加は引き出しから紙おむつを取り出し、背後の妹を振り返った。
「ちょ、ちょっと、お姉ちゃん、なんのつもり?」
「おしっこしたいんでしょ?」
 不吉な予想にうろたえる妹の言葉を、美加はいかにも不思議そうに受け止めた。
 その表情のまま千歳の前に立ち、おむつを広げて妹を見据える。
「・・・足を開いて」
「ほ、本気?」
「・・・ずっと我慢するなら・・・別にいいけど・・・・・」
「・・・・・」
 無理な事を平然と口にする姉の姿に、千歳は憎しみすら浮かべて睨みつけた。
 額に脂汗を滲ませながらも、唇を噛みしめてそっぽを向く。
 こんな顔をしたときの妹の強情さを知る美加は、用意したおむつを持ったまま、背中を向けて座り込んだ。
 背後に荒い息遣いを聞きながら、中断していたレポートを書き始める。
「はぁ・・・ぅ・・・ふぅ・・・・」
「・・・・・・」
「ん・・・・っあ・・・あ・・・」
 苦しみに低く呻きながら、千歳は体をよじっている。
 その声を耳にしながらも、美加は振り返らず、黙ってノートに向かっていた。
 もじもじと内股をこすり合わせ、落ち着き無く足踏みし、何とか我慢を重ねていたが、どんなことにも限りはある。
 美加はきつく目を閉じ、下腹から伝わる痛みをこらえていたが、ついに限界を迎えた。
 顔を上げ、無関心な背中を睨みつけると、怒りに燃える瞳の端から涙を零す。
「う・・うぅ・・・」
「ちーちゃん?」
 低い嗚咽に振り返った美加が見たのは、悔しさに涙する妹と、内股に合わされた足。そしてその下に広がる水溜りだった。
 妹の強情さに呆れてため息を吐きながら、美加がゆっくりと立ち上がる。
「たくさん出したんだね。我慢しすぎちゃだめだよ」
「・・・・・」
 床を汚したことに文句を言わず、タオルで太ももを拭く。
 少し蟹股になりながら、されるに任せる千歳は、不機嫌にそっぽを向いていた。
 同じタオルで床を拭き、それを洗面器に放り込んだ美加は、昔と同じ優しさで妹を見上げる。


34:名無しさん@ピンキー
09/03/12 22:15:10 +cZlHt8g
「つぎは、ちゃんと教えてね」
「なっ、なにするのっ!?」
「え・・・? だって、拭かないと」
 姉が自分の下腹部に手を当てたのに気づき、千歳が鋭い声を上げた。
 その声のあまりの激しさに、美加が驚いて妹を見上げる。
 その返事に納得したのだろう。不機嫌な様子で目をそらしながらも、反射的に閉ざした足を戻す。
 妹の世話を終え、レポートに切りをつけた美加は、
おむつに膨らむお尻を揺らしながら、夕食の支度に立った。
 その姉が、まだ一度もトイレに入っていないのに、千歳は気づいていた。
 自分が漏らしたせいだと思うようにしていたが、部屋の中におしっこの臭いが漂っているのにも、
姉がレポートを書く手を止めて、ほっと息を吐いた姿にも。
 美加に食べさせて貰って夕食を終えた千鶴は、改めて高まってきた尿意との戦いを続けていたが、
今度は漏らす前に姉の名を呼んだ。
 振り返り、優しく頷いた美加が、用意しておいた紙おむつを持って立ち上がる。
 逼迫した顔に汗を滲ませながらも、千鶴は必死に首を振り、それを拒んだ。
「おむつ、嫌なの?」
「嫌だよ! もう! いいから、これを外してよっ!」
 言っても無駄なのは判っていた。だが、素直におむつを受け入れるのは絶対に嫌だった。
 依怙地に首を振る妹に手を焼いた美加は、残念そうにおむつを置き、引き出しから別の紙製品を取り出した。
「おむつはイヤだってば!」
「これはおむつじゃないよ」
 目の前で美加が拡げたのは、おむつの股の部分だけを切り取ったようなものだった。
 生理用品の一つだろうかと、怪訝に窺う妹に、穏やかに説明する。
「尿パッド。おむつの中に入れて使うの」
「尿パッド・・・?」
「そう。これを、こうしてね・・・」
「あっ、ちょっと!」
 美加の手が、尿パッドを千歳の股間に押し当てた。
 強引に手を突っ込み、股の間に押し込んでくる。
「止めてよ! お姉ちゃん!」
「じゃあ、おむつをしてくれる?」
「嫌! ゼッタイ嫌!」
「お姉ちゃんも、ちーちゃんのお漏らしを片付けるのは嫌なんだよ?」
「だから、外してくれればトイレで」
「それはできないの」
 進展の見込まれない会話を重ねるうちにも、千歳の状況は悪くなっていた。
 睨みつける瞳に困惑が混ざり、太ももをすり合わせながら腰を引いている。
 もう、限界はそこまで来ているだろう。
「お願い。いい子だから、ここにおしっこして?」
「う・・・い、いや・・・。いや・・・だよぅ・・・」
「大丈夫、恥ずかしくないから。お姉ちゃんだっておむつなんだから、ちーちゃんを笑ったりしない。だから・・・ね?」
「あぅ・・・ぅ、もう、もう・・・だめ・・・ぇ」
 観念したのだろうか。千歳がわずかに足を開いた。
 美加が尿パッドをしっかり股間にあてがい、涙目の妹に小さく頷く。
「うぅ・・・」
「うん、そう。ゆっくり、ゆっくり出してね」
 躊躇いながらの放尿は、にじみ出るように始まった。
 だが、限界まで我慢を重ねたものが、出口を見出して大人しくしているはずもない。
 おしっこの流れはすぐに勢いを増し、ギャザーの倒れたパッドの端からこぼれ出た。


35:名無しさん@ピンキー
09/03/12 22:18:12 +cZlHt8g
「ちーちゃん、もっとゆっくりできない?」
「そ、そんなこと言ったって・・・」
 自分の都合で押さえるには、余裕が無さ過ぎる。
 太ももを伝い落ちるおしっこに鳥肌を立てながらも、
千歳はなす術を持たないままでおしっこを漏らし続けた。
 美加の掌に妹の温もりが伝わり、ずっしりとした手ごたえが感じられた。
「いっぱいだね。ほら、こんなに膨らんで・・・」
 黄色く染まり、膨らみを増した尿パッドを、千歳の顔の前にぶら下げる。
 デリカシーの無い姉の行為に、妹は不機嫌さを増し、口をゆがめてそっぽを向いた。
 美加は穏やかに笑いながら妹の前から姿を消す。
 音からすると、シャワーを浴びにいったらしい。
 風呂上りの姉は、昔と同じように、大人しいデザインのパジャマをしっかりと着て姿を見せた。
 おむつも使っていないらしく、お尻がすっきりとしている。
 その姿に安堵を浮かべる妹の前で、美加はドライヤーで髪を乾かした。
 時計はまだ11時を示しているが、美加にとっては遅い時間なのだろう。小さなあくびを繰り返している。
「あふ・・・。もう、お休みの時間だね」
 ドライヤーを片付けた美加は、ベッドを整え始めた。その姿に、千歳が焦りを浮かべる。
「お姉ちゃん」
「どうしたの、またおしっこ?」
 寝支度を始めた美加に、不機嫌な声が投げられた。
 穏やかに振り返った美加は、表情と同じ声で確認する。
 千歳はその声に首を振り、ためらいがちに口を開いた。
「お姉ちゃんが寝ちゃったら、トイレはどうするの?」
「判ってるでしょ?」
 予想していた質問なのだろう。美加は優しい笑顔で頷き、何度も拒まれたものを差し出した。
「ほら、これ」
「こんな・・・の・・・」
 しつこさに呆れ、怒鳴りつけようとしたが、震える声しか出なかった。
 うれしそうにそれを広げ、股間にあてがおうと近づいてくる姉に向け、激しく首を振る。
「やだよ。そんなの絶対いや!」
「もう、さっきからどうして嫌がるの?」
「どうしてって、恥ずかしいでしょ!」
「だけど、一晩は我慢できないでしょ?」
「したくなったら起こすから、さっきみたいにしてよ」
 その方が恥ずかしいのではないかとも思えるが、千歳にすれば、おむつよりはまだマシであるらしい。
 だが、そんな妥協にも、美加は首を振る。
「私の寝起きがよくないの、知ってるでしょ?」
「そ、そんなこと言ったって、しょうがないじゃない」
「駄目。ちゃんとおむつをあてないと」
「いやっ! ぜーたいにいやっ!」
 強烈な拒絶に会い、美加が困惑を浮かべる。
 下半身を丸出しにして怒りを浮かべる妹を前に考え込み、不意に表情を明るくする。
「それじゃあ、私もまたおむつをあてるね」
「なんでそうなるの!?」
「私も同じ格好になれば、恥ずかしくないでしょ」
「そういうことじゃない!」
「大丈夫。ちゃんと、私もおむつにおしっこするから」
 まともに話を聞くつもりなどないのだろう。
 美加は一人で勝手に納得し、目の前でパジャマの下を脱ぎ落とした。
 開いたおむつを床に置き、その上にお尻を乗せるようにして座りこむ。
 膝を立てて足を開き、一番大切な場所を見せ付けるようにしながら、おむつの前あてを引き上げた美加は、
左右の羽を重ねてテープを止め、立ちあがった。
 上だけ着ているパジャマの裾からオムツが覗き、なんとも淫靡な姿となっている。
「さ、次はちーちゃんの番」
「いやだってば!」
「あんまり聞き分けが無いと、おしおきするよ」
「な、なにするつもり」
 不意に深刻な表情を浮かべた姉の姿に、不安を抱いたらしい。
 千歳が声を詰まらせ、壁際で体を引いている。


36:名無しさん@ピンキー
09/03/12 22:22:34 +cZlHt8g
「痛いの知ってるから、使いたくないんだけど」
 言いながら持ち出したのは、秀一が使ったのと同じ、大型の事務用クリップだった。
 その姿に、痛みを思い出したのだろう。千歳が顔を顰めている。
「これで乳首を挟むの。たぶん、ちーちゃん泣いちゃうと思うよ」
「なっ、ちょっと、やめてよっ、お姉ちゃん!」
「私も、こんなことしたくないけど・・・」
「判った! おむつするから、だからやめてっ!!」
「ほんと?」
 追い詰められての言葉に、美加が安堵を浮かべてクリップを仕舞った。
 代わりに手にした紙製品の姿に、千歳が嫌悪を浮かべている。
 だが、それは気にならないらしく、いそいそとおむつを広げて妹の前にしゃがみ込んでいる。
「足、開いてね」
「・・・・・」
 言われて仕方なく、千歳が足を開いた。
 作業をするには狭すぎる隙間だったが、美加は文句を口にせず、狭い隙間に手を無理やり通した。
 おむつを股下にくぐらせると、片手でお尻を押さえ、前を同じように持ち上げる。
 前と後がふかふかとしたものに包まれる感覚に、千歳が奇妙な表情を浮かべている。
「ちょっと、動かないでね」
 両手でおむつの前と後を押さえていたのでは、いつまでたってもテープを止められない。
 美加は顔で前を押さえ、手探りで片側のテープを留めた。
 片方が固定されれば、手を離しても簡単には落ちない。手早く反対も留め、妹の股間をおむつで覆ってしまう。
「はい、出来あがり。ふふっ、ちーちゃん、かわいい・・・」
「やっ、見ないでよっ!」
 厚めの吸水体が入っているタイプの為、股の前からお尻にかけてが厚ぼったく膨らんでいる。
 そんなものを穿いて立たされている姿は、なんとも無力で情けないが、同時にひどくかわいらしく見える。
 美加はうっとりと目を細め、そんな妹の姿に見とれている。
「多分、2回ぐらいは漏らしても大丈夫。さっきみたいにいっぱい出さなければね」
「え、ちょっと、お姉ちゃん」
 それだけを言って、電気を消そうとした姉に、千歳が慌てて待ったをかける。
 まだ、何かあるのかと、不思議そうな表情を浮かべている美加に、妹は戒められている体を動かして見せた。
「これじゃ寝れないよ。夜ぐらい外してくれてもいいでしょ」
「そうだね」
 さすがに気の毒だと思ったのだろう。
 壁際に近づき、体を重ねるようにしながら、フックに巻かれている皮紐を解く。
 ようやく立ち続けの格好から解放された千歳がその場にへたり込み、
同じ姿勢を強いられたせいで、硬くなっている肩を幾度か動かした。
「手だけ押さえるからね」
 壁からは解放しても、行動の自由は与えられないらしい。
 美加は手に持った皮紐をいったん手錠の鎖から抜くと、そのまま手錠を外した。
 手首をさする妹を促し、両手を前に出させると、改めて手錠を施し、首輪から伸びる紐を鉄の輪の中に通す。
 両方の輪を通したところで強く引き、両手を首輪に密着させる。
 改めて二度、輪の中に紐を通し、最後に硬く縛って解けないようにしてしまう。
「おふとん一つしかないから、一緒に・・・ね」
 腕の自由を奪い、抵抗や逃走の危険を排除した美加は、妹をふとんの上に横たわらせた。
 自分もその隣に入り込み、リモコンで部屋の明かりを落とす。
「おやすみ、ちーちゃん」
 せめてもの抵抗として、こちらに背中を見せている妹に、美加は小声で就寝のあいさつをした。
 返事が無いのは承知の上なのだろう。何も言わずに枕に頭を乗せ、いつものように、そっと股間に手を伸ばす。
「は・・・ぁん・・・・ふぅ・・はぁ・・はー、ぁう」
(ちょっと、なにしてんの!)
 暗くなった部屋の中に、小さく鼻にかかった声が流れた。
 小声ではあるが、それがすぐ背後から聞こえてくるとなれば嫌でも耳に入る。
 荒く大きく息をしながら、ときどきそれを詰まらせる。
 そんな音と背後のけはいに、嫌でも姉が何をしているのかが判ってしまった。
 もぞもぞと体を動かしながら、誰もいないかのように自慰にふける姉を止めることも出来ず、
かといって耳を塞ぐ事も出来ず、千歳はただ、それが早く終わってくれる事だけを願っていた。


37:名無しさん@ピンキー
09/03/12 22:25:34 +cZlHt8g
「う・・・はぅ・・・はぁ・・・ぁ・・・」
 普段であれば、ぜったいに目を覚ましたりはしない時刻、
千歳は蒲団の上で体をよじりながら、苦しげに息を吐いていた。
 朝の早い夏の太陽は、既に町並みをさわやかに照らしているだろうが、
厚いカーテンをしっかりと閉めた部屋の中は暗く、少女の気持ちをなおさら重たくさせている。
 自分の股間を包む存在が、この苦しみから自分を解きはなってくれることは知っているが、
かといって、それを受け入れる事などできはしない。
 あてられたオムツの存在に嫌悪と屈辱を噛みしめながら、千歳は苦痛を耐えていた。
「ん・・・」
「お、お姉ちゃん、起きたの?」
 背後に聞こえた小さな声に、それを待ち望んでいた千歳は敏感に反応した。
 不自由な状態でなんとか起こそうと、何度も体をぶつけ、名を呼んでみたが、
目を覚まさなかった姉の覚醒を期待し、頭を巡らせその横顔を見つめる。
 だが、美加は目を開きはせず、わずかに眉をしかめて口元を動かした。
「は・・・あぁ・・・ぁ・・・」
 緊張していた美加の体が、蒲団の下で小さく震えた。
 口が細く開き、安らぎに満ちた吐息が細く流れでる。
 まさかと思って見つめる千歳に、無慈悲な現実を突きつけるかのように、
蒲団の隙間からかすかにおしっこの臭いが立ち上ってきた。
 その臭いは次第に強くなり、一足先に安らぎを得た姉を見つめる、
苦悶の只中にある少女の体を包み込んでいく。
(うぅ・・・私も・・・もう・・・・・)
 きつく瞑った目の端に、涙がにじみ出る。
 体をこわばらせ、歯を食いしばりながら我慢を続けていた少女は、
その姿勢のまま、股間を包む紙製品を汚し始めた。
 一度決壊が始まれば、あとはただ勢いを増していくだけなのは、洪水の時と変わらない。
 おしっこを漏らし、おむつを汚しているという現実に屈辱を噛みしめながらも、
千歳はようやく訪れた安息に、心の隅で悦んでいる自分を感じてもいた。
「う・・・うぅ・・・あ・・・うぁ・・あ・・・・・」
 我慢に我慢を重ねて溜め込んだおしっこが、ようやく止まった時、
千歳は小さく体を震わせ、震える口で下唇を噛んだ。
 蒲団から立ち上ってくるおしっこの臭いはますます強まり、じっとりとした感触とあいまって、
とても目を閉じるような気にさせない。
 あまりの情けなさに震える上体を起こし、闇の中で傍らの姉を見下ろした千歳は、
頬に涙を伝わせながら、堪えきれずに嗚咽を漏らした。
 顔を歪ませ、しゃくりあげ、涙に霞む黒い人影を見つめる。
「なんで・・・こんな・・・・・、なんで・・・お姉ちゃん・・・・・」
 自分自身の惨めさよりも、あたりまえのようにオムツを穿き、自然におねしょをした姉の変わり様が悲しかった。
 ここ最近は隔意を抱いてもいたが、それも所詮は、成長がもたらす当たり前の距離でしかない。
 淑やかで優しく、常に自分をかわいがってくれた姉への憧憬と好意とは、押さえられてはいてもなくなっていない。
 それなのに、誰からも誉められ、同級生達から羨ましがられた自慢の姉が、
今はおしっこの臭いに包まれた蒲団で横になっている。
 悲しかった。
 悔しかった。
 そしてなにより、許せなかった。
 姉ではなく、姉をこんな姿に変えた、あの男が許せなかった。
 変えられてしまった姉はあまりに哀れで、それをすら自覚していない。
 安らかに眠っている姿に、押さえようとしても涙が溢れ出してくる。
「うぁ・・・あ・・・ひっ、ぐす・・うっ、ぐすっ、うっ・・うぅ・・・」
 鼻をすすり上げ、小さくしゃくりあげながら、千歳は体ごと美加に倒れ込んだ。
 昔と変わらない柔らかな胸に顔を埋め、闇の中に小さな泣き声を流しつづける。


38:名無しさん@ピンキー
09/03/12 22:28:54 +cZlHt8g
「・・・ちーちゃん?」
 胸の重さに息苦しさを感じたのか、それまで規則的な寝息を立てていた美加が小声で呼びかけた。
 妹が泣いているのに気づき、無意識にその頭を撫でる。
「どうしたの? あ、おねしょ・・・かな?」
 問いながら、千歳のお尻へと手を伸ばす。
 隙間から指を忍ばせ、少し湿った感触を得た美加は、意識して穏やかに語りかける。
「恥ずかしくないからね。お姉ちゃんだって、おねしょしちゃってるから」
 その言葉に、千歳は姉の胸に預けていた頭を起こし、闇の中で美加に、涙の溜まった目を向けた。
「どうしてなの・・・・? どうして、お姉ちゃんがこんな・・・・・」
「ちーちゃん?」
 昨日とは違う、しおらしい態度に、美加は小首をかしげながら体を起こした。
 手探りで枕もとのリモコンを見つけ、部屋に明かりを灯す。
 明るくなった部屋の中では、両手を胸の前に固定された千歳が、両目を涙に腫らしていた。
「こんなの、お姉ちゃんじゃない。私のお姉ちゃんじゃないっ!」
 昨日、嬉々としておむつを見せ付ける姿を見た時から、ずっと我慢しつづけていた言葉だった。
 疎ましく思いながらも、心の奥でずっと慕ってきた。
 その気持ちを踏みにじられた千歳の、心からの叫びだった。
「どうしてなの、おかしいよ。お姉ちゃんは、私のお姉ちゃんはこんなことしない。するわけないっ!」
「・・・・・」
 詰問の声にも、美加は答えない。
 ただ申し訳なさそうに、目を伏せている。
 その姿に、千歳は自分の想像が間違いではないのだと確信した。
 吃と鋭く姉を見上げ、怒りに肩を震わせる。
「あいつが・・・大野の奴が悪いんだね? あいつが、無理やりこんなことを・・・」
「秀くんは優しいよ」
 妹を遮るように、美加がポツリと呟いた。
 昨日も聞いたその言葉に、千歳は困惑すら浮かべて姉を見やる。
「なんで? どうしてあんな奴をかばうの?」
「庇ってるんじゃない。秀くんは、本当に優しいの」
「だ、だって、今だって、お姉ちゃん・・・」
「これは、私が好きでしてるの。昨日の事だってそう」
「うそ・・・でしょ?」
「本当なの。全部、私が望んでる事。秀くんはそれに付き合ってくれてるだけ」
 意外な告白に呆然とする妹に、美加は更に言葉を重ねていく。
「昔からずっと、考えていたの。人前でおしっこを漏らしたい・・・。恥ずかしい姿を、誰かに見られたいって・・・」
「・・・・・」
「でも、できなかった。怖くて、不安で、ずっと諦めてた」
「信じられない・・・・・。家でだって、いつもきちんとして・・・」
「そんなことを考えてるなんて、気づかれたら困るもの。でも、部屋にいるときは、ずっと裸だったんだよ。
ちーちゃんのお友達が来てる時なんか、話し声を聞きながら、一人でエッチしたり、
見られてるのを想像しながら、おしっこしたりしてたな」
「うそでしょ・・・。そんなの、うそだよね?」
「ほんとだよ。歳下の女の子達に命令されて、みんなの前でおむつを替えられて、笑われながらオナニーする。
そんな自分を想像して、何度もいっちゃったの」
 その時の興奮を思い出したのだろう。
 美加はおむつの上から股間を押さえ、うっとりとした目で虚空を見上げた。
「秀くんとつきあうようになって、秀くんが優しい人だって判って、私が最初にお願いしたわがままは、
おしっこを見て欲しいってことだった。はしたない音を立てて、だらしなく垂らしながら、
おしっこを撒き散らすところを見て欲しくて、お願いしたの。秀くん、びっくりしてたけど、何も言わずに見てくれた。
おしっこの後、あそこをティッシュで拭いてくれたんだよ」
 最初の一歩が踏み出された後、願望がエスカレートするのは早かった。
 美加はおむつをあててくれるよう願い、望んで自慰を見せ、女として一番恥ずかしい、
大きい方を出すところまで秀一の目に晒して行った。


39:名無しさん@ピンキー
09/03/12 22:32:13 +cZlHt8g
「あの雑誌もね、私がお願いして買ってきてもらったの。
秀くん優しいから、恥ずかしいのを我慢して買ってきてくれる」
 秀一の前には様々な痴態を晒した美加だったが、不特定多数にそんな姿を見せるのには躊躇いがある。
 マニアックな雑誌を衆目の中で手に取り、レジに持ち込むような真似が出来よう筈がない。
「最近は、秀くんもあの本を見て、だんだん興味を持ってきたみたい。
私がお願いしなくても、いろいろしてくれるようになってきたの」
「・・・・・」
 そんな言葉を嬉しそうに口にした姉の姿に、千歳は絶望を浮かべて首を振った。
 とても真っ直ぐ見ていられず、逃げるように目を伏せる。
 これ以上、何も聞きたくないと態度で示している妹に、しかし美加は容赦をしない。
「だから、秀くんが私を変えたんじゃないの。私が・・・秀くんを変えちゃったの」
 優しく真面目な恋人を、まともではない世界に引きずり込んだという罪悪感がそうさせるのか、
美加の声に後悔が混ざっている。
 自分の願望を押さえ込み、性癖を隠して付き合っていれば、秀一を変えずに済んでいた。
 その思いは、美加をずっと苦しめているのだろう。
「私のせいで、秀くんはおむつプレイに目覚めちゃった。私のせいで、女の人を虐める悦びを覚えちゃった。
そして私に・・・おむつで悦ぶ女に飽きちゃった」
 さみしげに呟いた言葉に、千歳がはじかれたように顔を上げた。
 涙を浮かべてため息を吐く姉を見つめ、思わず問いただす。
「ど、どういうこと?」
「秀くんは、おむつを嫌がる姿が見たいの。ちゃんと恥ずかしがる女の子が欲しいの。だから、ちーちゃんを・・・」
 おむつを使ったプレイそのものではなく、女性を辱める悦びに目覚めた秀一の関心は、
おむつを望む自分から離れて行っている。
 それは勝手な思い込みでしかないが、間違いのない現実のはずだった。
 そうでなければ、秀一が千歳を求める理由が見つからない。
「何考えてるの? なんで、そんなことを手伝うの? お姉ちゃん、自分が捨てられちゃうかもしれないんだよ?」
 恋人が他の女に興味を移したと気づいて、それを後押しする女がどこにいるだろう。
 千歳には、あまりに非常識な姉の行動がどうしても理解できなかった。
 責めたてる妹の声を聞きながら、美加は寂しく微笑み、かすれた声で呟いた。
「私のせいだもの・・・」
 秀一を変えてしまったのが自分であるなら、その責任を取らなければならない。
 根本的に真面目に出来ている美加は、どうやら本気でそう思っているらしい。
 思いつめたその横顔に、千歳は何も言えないまま、不機嫌にため息を吐いた。
「少し早いけど、ご飯にしようか」
 重苦しくなった空気を嫌ったのだろう。美加が無理に明るい声を出し、ベッドから降り立った。
 おむつに膨らんだ尻を見せつけながら控えめに伸びをし、キッチンに向かおうとする。
 その背中に、気持ちの切り替えが出来ないでいる千歳は、気圧の低い声で呼びかける。
「そんなのより、これ、外してよ」
「おむつ? それはもう少し待って。もうじき秀くんが来るから」
 夜勤を終えた秀一が姿を見せるのは、それほど先にはならないだろう。
 美加は嬉しそうにその名を口にしたが、聞いた方は露骨に顔を顰めた。
 自分を酷い目に会わせた男に、こんなみっともない姿を見られるなど、想像しただけで悔しさが沸き起こってくる。
「やだよ。あいつに、こんな格好見られたくない」
「だめ。秀くんが来るまで、そのままでいるの」
 姉が自分の味方ではないと判ってはいたが、それでもその現実をつきつけられるのは辛かった。
 だが、千歳はさっきのように涙を見せはせず、口を一文字に結ぶと、腹立たしげにそっぽを向いた。
 こうなったら、絶対に意地を張りぬいてやる。
 あんな男を喜ばせるような真似だけは絶対にするものかと、固い決心を顔に浮かべている。
「・・・・・」
 逆らいつづける事こそが、サディストを最も喜ばせると知る美加は、
しかしそれを口に乗せはせず、黙って千歳の背中を見つめていた。


 まだ続きます。


40:名無しさん@ピンキー
09/03/14 22:52:17 RMs6DqT9
続きです。

 用意したスープとパンを千歳に与えた美加は、渋る妹を促して壁際へと戻していた。
 その前でテーブルに座り、一人で黙って同じものを口に運ぶ。
 壁際に追いやられた千歳は、時折もじもじと太ももを擦り合わせながら、
姉と目を合わせないよう、何も映っていないテレビを眺めている。
 食事を終えた美加は、二人分の食器を運んで台所に立ち、おむつ姿のままで洗い物を始めた。
 基本的に家事が好きなのだろう。楽しげに皿を洗い、布巾で拭って並べて行く。
 千歳の位置からその光景は見えないが、耳に届く音が、その事実を伝えてきた。
「おはよう、美加」
「あ、秀くん、おはよう」
 合いかぎを使ったのだろう。チャイムの音もないままに、若い男の声が部屋の中に上がりこんできた。
 声を弾ませた美加とは対照的に、千歳は顔を青ざめさせる。
 逃げる事も隠れる事も出来ない少女は、部屋に男の影が現れると、せめてもの抵抗を見せ、ついと顔を背けた。
「おはよう、千歳ちゃん。ずいぶんと素敵な格好だね」
「・・・・・」
「おねしょの癖でもあるのかな? おむつをするような歳には見えないけど」
「うるさいな! ほっといてよ」
 いたぶるような言葉のしつこさに、千歳が不機嫌に吐き捨てた。
 わざとらしく肩を竦めた秀一は、薄い笑いを浮かべて少女の前に立ち、片膝を付いた。
 目の前に来たおむつに手を伸ばし、軽く押さえながら千歳の顔を見上げる。
「放っておいていいのかな? おねしょをしたんじゃないのかい?」
「してないよっ! するわけないでしょっ!」
「そうかい? 部屋がおしっこ臭かったから、もしかしたらと思ったんだけどね」
「・・・お姉ちゃんでしょ」
 全てを知った上で嬲ってくる言葉から逃れたいのだろう。千歳は臭いの責任を姉に押し付けて口をつぐんだ。
 秀一は軽く笑って背後を振り向き、両手でおむつを隠している、恥じらいを含んだ瞳を覗き込む。
 美加は悪戯を咎められた少女のように、肩を竦めて秀一を見上げ、何かを言いたそうに指先を遊ばせている。
「美加、おねしょをしたのかい?」
「うん・・・・ごめんなさい」
「ふふ・・・・・。いいよ、ちゃんとおむつをあてていたならね」
 優しく微笑み、壁際の棚からお尻拭きの筒を取り出した秀一は、そのままベッドの前に立った。
 端に座って美加を手招き、膝の上に横向きに座らせる。
 枕と掛け布団を引き寄せて台を作った秀一は、手を添えて美加の背中をその上に降ろし、まっすぐに横たわらせた。
 膝の上に乗っている、オムツに包まれた股間に手を降ろし、柔らかな紙製品の上から下腹部を何度も撫でまわす。
「外してあげるからね」
「・・・うん」
 千歳が横目で見ているのを知りながら、美加は恋人の言葉に素直に頷いた。
 恥じらいを浮かべてはいるが、自分から素直に足を開き、おむつを外しやすいようにしている。
 秀一の手が、紙オムツを止めているテープを剥がした。
 四箇所のテープ全てが外されると、股間を隠していた前あてがゆっくりと広げられ、黄色く染まった内側が姿を見せる。
 同時に、それまで篭っていたおしっこの臭いが広がり、すぐ上に位置している秀一の顔を包み込んだ。
 秀一はその臭いを目を閉じて吸い、微かに笑って美加を見つめる。
 首を軽く上げて、おむつが外される様子をじっと見詰めていた美加は、愛しい男の視線に気づき頬を染めた。
「きれいにしてあげるよ」
 傍らに置いたお尻拭きを抜き取った手が、おしっこの臭いに包まれているお尻に触れた。
 湿ったティッシュの冷たさに、美加は僅かに目を細める。その瞬間、
 ぷうぅ・・・
「あ・・・」
 可憐さすら感じさせるような控えめな音が、美加のお尻から放たれた。
 さすがに恥ずかしいのだろう。
 それまでほんのりと頬を染めていた美加が、真っ赤になっている。
 秀一は何事も無いかのようにお尻を拭きながら、目を潤ませている恋人に問いかけた。


41:名無しさん@ピンキー
09/03/14 22:55:25 RMs6DqT9
「うんちがでそうなのかい?」
「・・・うん。ご飯に入れたお薬が効いてきたみたい」
「ちょっと、薬って?!」
 何気なく口にされたその言葉に、千歳が敏感に反応した。
 青白い顔色で足をもじつかせ、睨みつけてくる少女の額には、
室温からは考えられないほどの汗が浮かんで垂れている。
 逼迫した様子の妹に対し、美加は小さく、呟くように答えた。
「ずっと出なかったから、夕べのスープにお通じの薬を入れたの」
「それで・・・」
 今朝からの腹痛の原因を知らされ、千歳が歯軋りする。
 味方ではないと判っていたが、どこかで信用していた。
 その認識が甘かったのだと思い知らされたが、今更それが判ったところで何の役にも立ちはしない。
 姉と同じ醜態を晒しそうになる自分を、必死で励ましながら、千歳は頬を伝う汗を肩で拭った。
「美加、それじゃあ、うんちも出しちゃおうか」
「でも・・・久しぶりだから・・・・・」
「それなら尚更だよ。少しでも早く楽になるほうがいいだろう?」
「だけど・・・恥ずかしい・・・・・」
「どうして?」
「きっと・・・・・すごく太くて・・・すごく臭いから・・・」
 美加にとって、見られながらすること自体は特別ではないらしい。
 今もまた、躊躇いを口にはしたものの、秀一の視線から逃げようとはしていない。
 言われるままに自分の足を抱えると大きく広げ、自分自身も、お尻の穴も、丸見えの格好で秀一を見上げる。
 人一倍羞恥心の強かった姉の姿に、愕然とする千歳を尻目に、秀一は滑らかなお尻を軽く撫でた。
 それが合図だったのだろう。じっと恋人を見つめていた美加が、小さく頷いた。
「んっ、んううっ」
 秀一の視線を受けながら、美加が両手を拳に握り、力を込めた。
 愛しい女性の精一杯の努力を、暖かく見守る秀一の下で、可憐な蕾がぷっくりと盛りあがる。
 美加が一度息を吐くと、その盛り上がりはすぐに戻り、再び力み始めると共に、より大きく膨らみを見せた。
「はんぅ、んむぅ」
「うん、少し出てきたよ。頑張って、美加」
 大きく盛りあがった場所の真ん中で、お尻の穴が小さく口を開いた。
 内側から突き出てきた、硬いうんちが、控えめに小さく顔を覗かせる。
 ほんの少しだけ表に現れたうんちは、少し戻りかけて止まり、
嫌がっているお尻の穴を、少しずつ押し広げながら、ゆっくり姿を見せてきた。
「その調子・・・、そう、いいよ。ふふ、すごく太いのが出てきてる」
「あ・・・お尻が、すごく広がってるのが判る。こんな・・・恥ずかしい」
 拳を握ったままの手で、顔を隠そうとしているが、そんな姿がいっそうかわいらしい。
 秀一は開かれているおむつを軽く持ち上げ、太いうんちを受け止めると、尚更意地悪く囁いた。
「すごく臭いよ。ほら、千歳ちゃんが顔を背けてる」
「ごめんね、ちーちゃん。臭くてごめんね」
 千歳が顔を背けているのは、なにも臭いばかりが原因ではない。
 それを承知していながら、美加は妹に謝罪の言葉を捧げた。
 千歳の肩が細かく震えているのは、泣いているのか、怒りを押さえているのか、どちらとも判らない。
「少し柔らかくなってきたね。たくさん出すから、おむつからはみ出しそうだよ」
「ごめんなさい・・・でも、まだ出るの」
「凄いね、美加。すごく重たいよ」
 硬く突き出たうんちが途切れると、その後からは、柔らかな便が搾り出されてきた。
 秀一が支えるおむつの上で、弧を描きながら積み重なって行くうんちは、すでに二周りのとぐろを巻いている。
 それでも足りずに、美加は時折オナラを交えながらの排便を続け、おむつの上に大きな山を築き上げた。
「そのまま、少し待っているんだよ」
 秀一がおむつを抜いて立ちあがり、トイレへと向かった。
 うんちに汚れたお尻を広げた格好で、妹と二人だけで部屋に残されては、さすがに気まずいのだろう。
 美加は困惑を浮かべて妹を覗っている。
 千歳は顔を背けたままで振り向こうとはせず、美加を安心させると共に、少し物足りない気持ちにさせていた。


42:名無しさん@ピンキー
09/03/14 22:58:16 RMs6DqT9
「お待たせ。きれいに拭いてあげるからね」
「うん」
 戻ってきた秀一が、赤ちゃん用のお尻拭きを抜き取り、美加の尻の上に乗せた。
 汚れている場所を丁寧に、何度も繰り返して拭いて行く。
 女として、なによりも恥ずかしい格好を見られていながら、
美加は心地よさそうに目を細め、信頼の篭った瞳で秀一を見つめていた。
「お待たせしたね、千歳ちゃん」
 美加の始末を終えた秀一が、ベッドから降り、千歳の前に立った。
 部屋にはまだ、美加が振りまいた異臭が満ちているが、
窓を開けも、換気扇を回しもせず、篭るに任せている。
 千歳は不快そうに口元を歪めているが、秀一は平然と、むしろ嬉しそうにその空気を吸い込んでいる。
 そんな姿を嫌悪に満ちた視線で一瞥した千歳は、鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
「いいのかい、オムツをはずさなくて?」
「いいから、ほっといてよ」
「おねしょをしたんだろう? 認めれば、すぐに外してあげるよ?」
「してないって言ってるでしょ!」
 強弁する声が震えている。
 飲まされた下剤が、かなり効いてきているのだろう。
 それを確信しながら、秀一が千歳のお腹に手を伸ばした。
「随分、お腹が鳴っているね。もう、我慢できないんだろう?」
「・・・・・・」
「このまま、おむつに漏らしてもいいのかな? おしっことは比べられないくらい、気持ち悪いと思うよ」
「うる・・・さい。あんたの・・・、あんたなんかの言う事、絶対にきかないんだから」
 額に汗を浮かべながらも、千歳は秀一を睨みつけた。
 奥歯を噛み合わせ、喉の奥でうなりながら、徹底抗戦の意思を伝えてくる。
「ちーちゃん、秀くんに謝って。素直になって」
 苦しさに体を捩り、必死にうんちを我慢している妹の姿に、美加が耐えられなくなったらしい。
 自分を案じてくる姉と、その傍らで腕を組んでいる男とを交互に見やった千歳は、
荒く乱れた息を吐きながら、小刻みに足踏みを続けている。
「う・・・あぁ」
 小さく苦悶の声が上がり、眉が寄せられた。
 息を止め、軽くお尻を突き出し、必死に我慢している姿に、秀一が喉の奥で笑った。
 ポケットの中から携帯を取りだし、端から見れば滑稽なだけの、今の千歳の姿を撮影する。
 撮られているのは判ったが、止める事も、隠れる事も出来はしない。
 千歳は唇を噛みしめながら、最低の行為を続ける男に、怒りの視線を投げつけた。
「はっ・・・く、う、うぁ・・・ああっ!」
 精一杯の我慢の声に、絶望に満ちた悲鳴が続いた。
 突き出されたお尻が引かれると同時に、オムツの中でくぐもった音が響き、お尻が少しずつ膨らんでいった。
 張り詰めていた表情から力が抜け、呆然と天井を見上げている。
 声もなく、口を半開きにしている千歳の姿を、美加は痛々しく、秀一は冷然と、それぞれ見つめていた。
「なによ!?」
 正面で腕を組み、黙ったまま薄笑いを浮かべている秀一を、千歳が涙目で睨みつけた。
 盛りあがったオムツのお尻から、篭った匂いが立ち上っている。
 とても、強く出る事などできる状態ではないと判っていたが、それでも、開き直る以外にできなかった。
「言いたい事があるなら、言えばいいでしょ!」
「大したものだね。感心したよ」
 逆上して噛みついてきた千歳に、秀一は大仰に手をたたいて見せた。
 千歳が怪訝そうに眉を寄せ、馬鹿にされたのだと気づいて目を剥く。
「ここまでされて、まだ意地を張るとは思わなかったよ」
「言ったでしょ。あんたなんかに従わないって」
「有言実行というやつだね。立派なもんだ」
「ひぃっ!」
 凄みのある笑みを浮かべて勝ち誇った千歳に、素直に感心して見せた秀一は、
身動きの取れない少女に近づき、片手をお尻に廻した。
 うんちで膨らむオムツを触り、強く押さえつける。
 出したばかりのうんちが潰され、気持ち悪い感触がお尻に広がった。
 背筋を走った不快感に、千歳が爪先立ち、細い悲鳴を上げる。


43:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:00:42 RMs6DqT9
「そこまで言うからには、当然オムツはこのままでいいだろうね?」
 オムツを押さえた手が動くたび、漏らしたうんちがお尻を撫でる。
 その気色悪さは言語に尽くせないが、それでも千歳は哀訴の声を飲み込んだ。
 唇を噛みしめ、耐え忍んでいる。
「とはいっても、このままじゃ臭くて仕方ないからね。頼まれてはいないけど、外させてもらおうかな」
「・・・触らないでよ」
 秀一の言葉に、明らかに安堵を浮かべながらも、千歳は拒絶の言葉を吐き捨てた。
 口ではそう言っているが、この気持ち悪いオムツから解放してもらいたいという本心が、透けて見えている。
 吊るしている紐が解かれ、床に転がされた千歳は、
形だけ閉ざしていた膝に手が当てられると、逆らわずに足を開いた。
 手が離された後も足は閉ざされず、口に出来ない千歳の声を代弁していた。
「美加、お尻拭きを取ってくれるかな?」
 オムツ姿で床に転がる少女を見下ろしながら、秀一はその姉を呼び寄せた。
 傍らに並んでお尻拭きの箱を挟み持つ女性は、なにを思っているのか、じっと妹を見つめている。
「足を持ち上げてくれるかな?」
 両手を戒められたままの千歳には、美加がしていたように、自分で足を抱える事ができない。
 別段、そのままオムツを外してもいいのだが、どうせなら、より屈辱的な姿をさせてみたい。
 秀一のそんな気持ちを理解しているのだろう。
 美加は軽く頷き、妹の頭を腿ではさむようにして座ると、軽く立てられている膝を抱え上げた。
「ありがとう、美加。さあ、外すよ」
 わざわざ宣告して、紙オムツを止めているテープに手を伸ばす。
 気丈な態度をとり続けてきた千歳も、さすがに耐えられずに目を閉じた。
 その目尻に涙が滲んでいるのを一瞥し、テープを一枚ずつ剥がしていく。
「・・・すごい臭いだね」
 全てのテープを外した手が、オムツの前あてを掴み、手前に開いた。
 暖かく包まれていた場所が、外気に晒され、千歳が僅かに身震いする。
 広げられたオムツは、黄色と茶色に彩られ、押さえ込められていた臭いが部屋の中に解き放たれた。
「気持ち悪かっただろう? こんなに汚れて」
 白いお尻も、茶色く汚れている。
 優しい声で問いかけた秀一は、抜き取ったお尻拭きを使い、その汚れを拭い始めた。
 美加の相手で慣れているのだろう。
 丁寧に、それでいて手早く、汚れを落としていく。
「失礼するよ」
 前もって断りを入れ、秀一は手を肛門に伸ばした。
 お尻の割れ目を幾度も拭き取り、窄まっている小さな穴を、執拗に拭う。
 千鶴の太ももに力が篭り、眉が切なげに寄せられた。
 秘裂からは一筋の雫が垂れ落ち、会陰を伝っている。
「ふふ・・・」
「な、なによ?」
 控えめな笑い声に、顔を真っ赤に染めた千歳が抗議の声を上げた。
 笑われるだけの憶えがあるのだろう。強がっていると言うよりも、うろたえているように見える。
「す、好きにすればいいじゃない! どうせなら、さっさと済ましてよ!」
「そんな事はしないよ」
 開き直った少女に返されたのは、否定の言葉だった。
 お尻を拭き終え、オムツを丸めてビニール袋に捨てると、
秀一は手伝っていた美加を手招き、視線を意識しながら、唇を重ねた。
「前にも言っただろう? 千歳ちゃんは、美加を気持ちよくするための道具なんだよ。
僕には、余裕が無いからね。道具の相手まではできないんだよ」
「秀くん・・・」
 複雑な感情を滲ませた美加が、男としては華奢な体を抱きしめた。
 豊かな胸を押しつけ、恋人を誘う。


44:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:03:43 RMs6DqT9
「千歳ちゃんは、そこで見ているんだよ。僕と美加がするところをね」
 美加が自ら転がり、秀一を誘っている。
 目の前での出来事なのに、どこか現実味が薄く感じられた。
 部屋で、一人でAVを見ているような、そんな錯覚に陥りそうになる。
「んっ、秀・・・くん、秀くん・・・」
「は・・・あぅ・・・ふぅ・・・」
 美加の中に自分を潜り込ませた秀一は、ゆっくりと、慎重に、それを動かしている。
 下になっている女性を気遣っているのではなく、自分の暴発を恐れているのだと、傍目にも判った。
 入れただけで果てそうになるのを、必死に堪えている様は、
第三者から見れば惨めで滑稽なものだった。
 それでも、千歳はその姿を笑おうとはせず、美加も嬉しそうに、秀一を受け入れている。
「無理・・・しないで、秀くん。動かなくてもいいよ」
「ごめん、美加」
 秀一との繋がりは、それだけで気持ちを満たしてくれる。
 美加はそう言ってくれるが、男として、はいそうですかと受け入れる事は出来ない。
 何とか意地を見せようと腰を動かしたが、それは結局、自滅への道でしかなかった。
 美加の中へと秀一のものが放たれ、硬くいきり立っていたものが、数回の痙攣を経て力を失って行く。
 秀一は小声で謝り、美加の中から自分を抜き出した。
「秀くん・・・私の中に、いっぱい・・・」
 早い上に回数もこなせない秀一だが、一度の射精量は少なくない。
 美加は秀一を失った空閨に、自分の指をあてがい、与えられたばかりの精を、膣内でかき混ぜた。
 愛する男を受け入れたのだという実感に、うっとりと目を潤ませ、自分を慰める。
 勤めを果たせずにいる男は、恋人のそんないじらしい姿に、黙って体を抱きしめた。
(お姉ちゃん・・・すごい)
 恋人に抱きしめられながらも、美加は自慰を続けていた。
 秀一の精と、自分の雫とに染まった指を、時折口に運びながら、左右の指を交互に使って楽しんでいる。
 せめてもの協力なのだろう。秀一は美加の胸に吸い付き、舌先で乳首を転がしていた。
「さみしいのかい、千歳ちゃん?」
「え?」
 姉の痴態に息を乱し、足をもじもじと動かしている姿に、秀一が顔を上げた。
 美加から離れ、床の上にぺたりと座り込んでいる少女に迫る。
 両手を戒められたままの少女は、抗う術も見出せないまま、押し倒された。
 さっきと違い、抵抗を見せる両膝を割り開くと、その根元では、少女自身が大きく口を開いている。
「すごいね。男を誘っているとしか思えないよ」
「変な事言わないでよ!」
「美加も見てごらん。千歳ちゃん、すごく濡れてるよ」
「やっ、だっ! 見ないでっ!!」
 招かれた美加が、指を休めないまま、体を起こした。潤んだ瞳で妹を見つめ、熱く息を吐いている。
「これじゃ、床が汚れるね。おむつをあてておこうか」
「なっ、なに言って・・・」
 拒もうとした声が、途中で止まる。
 少なくとも、ここでおむつを受け入れれば、秀一に犯される心配はない。
 そんなつもりは無いと言っていたが、この状況で男の気持ちが変わる可能性は低くないだろう。
 こんな男に汚されるくらいなら、おむつをあてているほうがまだ良い。
 顔に出ているそんな考えに気づきながらも、秀一は大人しくなった少女の股間をおむつで覆った。
「夜勤明けだからね。部屋に戻って寝るよ」
「うん。お休み、秀くん」
「お休み、美加」
 朝に似つかわしくない挨拶を交わし、秀一は部屋を出て行った。
 これで一息つける。
 そう考えるのも無理はなかったが、美加には千歳を休ませるつもりは無いらしい。
「これ、秀くんが買ってきてくれたの。一緒に見ようね、ちーちゃん」
 一枚のDVDを取りだし、プレーヤーにセットする。
 声の響きから、どんな内容なのか、大体の見当はついた。
 そしてその予想は、見事に正鵠を射ていた。


45:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:06:45 RMs6DqT9
「はぁ・・・すごい」
 画面の中では、両手と首とを枷に封じられ、うつ伏せにされた女性が悲鳴を上げていた。
 そこだけ高く上げられているお尻が、既に真っ赤に張れあがっている。
 回りを囲む三人の男達は、下卑た笑い声を上げながら、鞭で体を叩き、蝋を垂らしている。
 その内の一人が女の前に回り、手に持ったシリンダー浣腸器を見せつけると、
女性は絶望に青ざめ、歯を鳴らしながら首を振った。
「あ・・・あぁ・・・、無理やり・・・あんな・・・やぁ・・・痛そう」
「け、消してよ! 消してよ、お姉ちゃん!」
「なんで? こんなの、滅多に見れないよ?」
 ハードSMをテーマにしたAVなど、女性の身では中々見る機会もないだろう。
 美加の言葉は正しかったが、だからといって、それを見たいかと聞かれれば、答えは別れる。
 千歳はどうやら、あまり見たいとは思っていないらしいが、だからといって、素直に消す理由にはならない。
「お浣腸して、おむつをあてられるんだよ。男の人の前で、おむつにうんち・・・」
 うっとりと呟き、股間に指を伸ばす。
 テレビの中では、浣腸を受け入れた女性が仰向けにされ、おむつをあてられようとしていた。
 女性は甲高い悲鳴を上げ、恥辱の戒めから逃れようともがいている。
「お腹があんなに膨らんでる・・・あ、出ちゃう、出ちゃうよね」
 同情的な言葉を口にしながらも、美加の指は股間をまさぐっている。
 ビデオと、眼前の姉の姿とに、嫌でも体が昂ぶってくる。
 千歳は顔を伏せ、息を押さえながら、もじもじと内股を擦り合わせていた。
「ああ・・・あんなにいっぱい。かわいそう・・・恥ずかしいよね」
 足を持ち上げら、おむつに包まれたお尻を映された女性が、形容できない叫びを上げた。
 おむつは見る間に膨らみ、脇から茶色い汁が零れて垂れる。
 その屈辱の姿に、同情しながらも、美加は手の動きを止めない。
 ビデオの女性を哀れんでいるかに見えて、実のところ、その姿に自分を重ねて悦んでいるのだろう。
 千歳がそこに居ることを知っていながら、美加は精液に塗れた女陰を抉り、己に快楽を送り込んでいた。
「あっ、はあっ、いい・・・なぁ、いっぱい・・・あんなにいっぱい・・・」
 開かれたおむつの中には、ぎっしりと軟便が詰まっていた。
 茶色く染まった浣腸液に濡れたお尻を、小さな便塊が伝い落ちている。
 男たちは口々に女性を罵り、嘲った。
 顔を隠すこともできない女性は、悲痛な鳴声をあげている。
 男たちの小便で尻を洗われた女性は、ぐったりとした体を組み伏せられ、一度に三人の相手を強いられていた。
 口と、性器と、たった今使えるように整えられた場所に、男達は自分のものを押し込み、勝手に愉しんでいる。
 その姿に、羨望を浮かべた美加は、小物入れから一本のバイブを取りだし、股間に押し当てた。
 太目のそれを、いとも簡単に飲み込み、緩やかに出入りさせる。
(お姉ちゃん・・・)
 秀一とのセックスでは、やはり物足りないのだろう。
 本人の前では押さえていた情欲が、ビデオの前では露になっていた。
 三つの穴を犯され、精液に塗れている女優を見つめながら、美加はバイブを動かす手を早め、
妹の目の前で、淫靡に喘ぎ声を上げている。
「はんんっ! っくぅう!」
 無理やりに声を飲み込みながら、美加が体を強張らせた。
 一息置いて、片手を床に突き、肩で息をする。
 物憂げに手を伸ばしてビデオを止めた美加は、体の中からバイブを抜き、ティッシュで包んでテーブルに置いた。
 自分の股間もティッシュで拭い、のそのそと紙おむつを身に着ける。
 部屋着に身を包んだ美加は、おむつ姿の妹を座らせ、その向かいに席を取った。
 リモコンでチャンネルを廻し、報道バラエティーに合わせる。
 千歳は黙って、退屈そうにテレビに目を向ける姉と並んで、普段見ることの無い番組を眺めた。


46:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:10:43 RMs6DqT9
(退屈だな・・・)
 休みといえば、友達と遊ぶばかりの千歳にしてみれば、
だらだらとテレビを見るだけの時間は退屈以外の何ものでもなかった。
 手を固定され、メールも使えなければ雑誌も読めない。
 下着から感じる違和感ばかりが強くなり、千歳は落ち着き無く体を揺らした。
 こんな時間の使い方に慣れていないのだろう。
 美加はほどなくテーブルに教科書を並べ、レポートを書き始めた。
 妹を気遣ってか、テレビはつけたままだが、
聞こえてくる音を気にした様子もなく、黙々とペンを走らせる。
 あれほど淫らな乱れ方をしていた美加と、今の美加とが、同じ人物である事が信じられない。
 黙って資料を捲り、レポートを綴っている今の姿は、
千歳が敬愛し、尊敬していた美加の姿そのものだった。
 しかし、理知的な後ろ姿の下に見える紙おむつが、昔の姉ではないことを告げている。
 その背中に激しく乱れていた姿が重なり、千歳は慌てて首を振った。
「お姉ちゃん・・・あの・・・」
「なに?」
 昼が近づいてきた頃、落ちつきなく体をゆすっていた千歳が、控えめに姉を呼んだ。
 レポートから顔を上げた美加は、妹の様子から用件を察知しながらも、それを口にせず、じっと見つめ返している。
「おトイレ・・・」
「どうして?」
「・・・おしっこ」
 穏やかに、それでいて執拗に問い返され、千歳はその言葉を仕方なく口にした。
 美加が優しく微笑んで立ちあがり、部屋のドアを開く。
 千歳は急いで立ちあがり、それに続いて部屋を出た。
 キッチンの脇のドアを開いて、美加が待っている。
 小走りにその前に進み、先に中に入った千歳は、洋式の便器を前に立ち尽くした。
 振り返って姉に哀訴の目を投げる。
「お姉ちゃん・・・。これ、外してよ・・・」
 おむつをあてたままでは、用を足しようが無い。
 当たり前の要求だったが、美加はそれに首を振った。
 腰に手を沿え、おむつのままで妹を座らせる。
「や・・・だ。外してよ。外してよおっ!」
「だめ・・・。このままお漏らしするの」
「やだっ! なんで! どうしてトイレでお漏らししなきゃいけないのよっ!」
 用を足すための場所に来ているのに、することができない。
 たった一枚の紙製品によって、ごく当たり前の行為が妨げられている。
 トイレにいるのに、便座に座っているのに、普通におしっこをするだけの自由も残されていない。
「ちーちゃんにおトイレは必要ないの。その為のおむつなんだから」
 おむつ姿で便座に座る妹の姿に、美加は明らかに昂ぶっていた。
 おむつの上から股間を押さえ、熱い視線を妹に注いでいる。
「くぅ・・・ぅ」
 千歳がきつく目を閉じた。
 もともと我慢を重ねてきた上に、トイレを目にして気が緩んでいる。
 とても耐えられはしなかった。
 目尻に涙を浮かべながら、奥歯をかみ締める。
 握り締めた拳が震えているのは、恥ずかしさからなのか、悔しさからだろうか。


47:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:13:25 RMs6DqT9
「う・・・うぅう・・・」
 体から力が抜け、おむつの中に熱さが広がった。
 自分が何をしたのかに気づいた千歳の瞳から、ぼろぼろと涙が零れ、外からもおむつを濡らした。
 美加がそっと手を伸ばし、流れ落ちる涙を拭う。
 首を振って拒否する妹を気遣いながら、優しく優しく繰り返す。
「外してあげるね」
「なによ・・・、いまさら・・・」
 涙声の抗議に引け目を感じながらも、美加はおむつのテープを外した。
 便座の上でおむつを開き、黄色く染まったおむつの匂いに目を細める。
 拗ねた千歳の腰を上げさせるのには苦労があったが、何とかおむつを抜いた美加は、
今になって望みを果たした妹の股間に、抜き取ったトイレットペーパーをあてがった。
「んっ、はぅ・・・」
 おしっこに汚れている場所を拭う為の手は、その目的を果たした後も、そこから離れようとはしなかった。
 刺激的な情報を目と耳から流し込まれていながら、満たされることが無かった場所を、
何度も繰り返して拭い、下から妹の顔を覗う。
 鼻にかかった息を吐きながら、声を押さえている千歳は、続きを求めるように足を少し開き、腰を前に押し出した。
「きれいになったよ、ちーちゃん」
「お・・・姉ちゃん」
 妹が求めてきていると気づきながらも、姉は紙を便器に落とし、手を離した。
 見下ろしてくる切なげな瞳に、穏やかに微笑んで立ちあがる。
「意地悪しないで・・・。お願い、続けてよぉ」
 口に出さなければ、美加は望みを叶えてくれない。
 この二日で、千歳はそれを学んでいた。
 そして、この姉の前で、欲望を押さえることの無意味さも理解した。
 僅かな時間躊躇ったのは、姉と同じ場所に踏み込むことへの不安のせいだったろう。
 だが、千歳はそれを振りきり、正直な気持ちを口にした。
「なにを続けて欲しいの?」
「いじってよ。私のあそこ、いじって、気持ちよくしてよぉ」
「んふ、ちーちゃんのエッチ」
 嬉しそうに笑いながら、美加は妹の頬を両手で挟んだ。
 ゆっくり顔を寄せて唇を重ね、舌を伸ばす。
 千歳も、それを拒みはしなかった。
 便座の上で実の姉と唇を重ね、舌を絡めている。
「ちーちゃんのここ、すごく濡れてるよ」
「だって、お姉ちゃんがあんな拭きかたするから・・・」
「それだけ? なにか、エッチな事考えてたんじゃないの?」
「あぅ、そ、そんなの・・・、お姉ちゃんみてたら・・・ひぅ!」
 意地悪く問い詰めながら、美加は千歳に指を潜らせた。
 巧みに動かしながら、表情の変化を間近で見つめる。
 息を乱した千歳は、潤んだ瞳で姉を見つめ、半開きになっている口の端から涎を滴らせた。
 美加は舌を伸ばしてそれを掬い取り、美味しそうに口に含む。



48:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:15:50 RMs6DqT9
「気持ち良い?」
「んっ、うん、いい、気持ちいいよぉ」
「ちーちゃんはずるいよね」
 不意に声を落とし、指を止める。
 姉の豹変に驚いた千歳が真顔に戻った。
「お姉ちゃんだって、気持ちよくして欲しいんだよ。なのに、ちーちゃんは自分ばっかり・・・」
「だ、だって、あたし、手が・・・」
「お口でして」
「それは・・・ちょっと・・・」
 指でなら、してもいいと思った。
 だが、それが誰のものであれ、口で同性の性器に触れるのは嫌だった。
 しかもそれが、おむつをあてておしっこの臭いを漂わせているとなれば尚更だろう。
 それを正直に口にした千歳に、美加は悲しそうな顔を見せ、そっと性器に差し込んでいた指を抜いた。
「や、やだっ、やめちゃやだよっ!」
「私にもしてくれる?」
「・・・する、するから、続けてっ!」
 達する直前にまで盛り上げられて、そこで放り出されては溜まったものではない。
 姉のあざといやり方に反発するよりも、その手口の有効性を証明するように、千歳は落ちていた。
 満足の行く返事を受けた美加は、指を再びその場所に戻し、
きつく締め付けてくる、柔らかな肉壁の間へと侵入させていった。
「んっ、ふむう!」
 きつく口を吸いながら、指は休まず責めつづけている。
 千歳が上げるくぐもった声を飲み込みながら、美加は今度は加減せず、妹が望んでいるとおりに指を操った。
 二本の指で膣壁をなで上げ、親指で陰核を擦る。
 ぐしゅぐしゅと淫らな水音を上げながら、千歳は姉の指を強く締め付けた。
「んっ、よかった?」
 くたっと力を抜いた妹から唇を離して問いかける。
 千歳は頷くのもやっとの様子で、肩を上下させていた。
 妹が息を整え、顔を上げるのを待ち、一緒に部屋に戻った美加は、
壁際に千歳を座らせると、その前に立ちはだかった。
「約束だよ、ちーちゃん」
 期待に体を火照らせた美加が、立ったままでおむつに手を当てた。
 ちょうど顔のある高さにあるおむつからは、ほんのりとおしっこの臭いが漂ってくる。
 美加は見せ付けるようにゆっくりとそれを開き、おしっこに汚れた割れ目を突き出した。
 蜜とおしっこに、ぐっしょりと濡れた秘部が目の前にある。
 苦し紛れに口にした言葉の責任が、そこにあった。
 拒もうとも思ったが、期待に目を輝かせている姉の姿に、それを諦める。
 千歳はおずおずと口を開き、突き出されている腰に向けて顔を寄せた。
「はあっ、ちーちゃんが、ちーちゃんのお口が・・・」
 鼻息が肌をくすぐり、唇の間から延ばされた舌が、じっとりと濡れた秘唇に触れた。
 僅かな接触に、美加が歓喜の声を上げ、うっとりと呟いた。
(お姉ちゃん・・・)
 たったこれだけの事で、姉がこれほどまでに喜んでくれている。
 その姿に、千歳は心を動かしていた。
 それまで、躊躇いながら伸ばしていた舌を大胆に突き出し、固く尖っている突起を舐めまわす。
 突然のことに、完全に虚を突かれた美加が大きく喘ぎ、妹の頭に捉まるようにして体を支えた。



49:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:18:41 RMs6DqT9
「ちーちゃん、すごい・・・気持ち良いよ、気持ちいいよぉ」
 頭の上から、美加の悦びの声が降ってくる。
 その言葉を耳にするうちに、今までこだわっていたことがどうでもよく感じられてきた。
 女同士だから、どうだというのだろう。
 姉妹だから、なんだというのだろう。
 おしっこの味も、それほど気になりはしなかった。
 美加が、大好きな姉が喜んでくれるのなら、それでいい。
 弱まった理性を押し退けるように、そんな気持ちが広がり、千歳を突き動かしていた。
「ちーちゃん、一緒に気持ちよくなろうよ」
「・・・うん」
 姉の提案に、千歳は素直に頷いた。
 嬉しそうに微笑んだ美加がしゃがみ、自分の愛液に塗れている唇にキスをした。
 はにかむ妹を寝かし、足を開かせた美加は、その足を抱えるようにして自分の腰を潜り込ませ、
互いの秘所を押し付けあう。
「ちーちゃんのあそこ、すごく柔らかい」
「お姉ちゃんだって・・・」
「う、動くよ。いい?」
「んっ、はんぅ、なんか、不思議・・・」
 濡れそぼった肉壷が吸いつきながら、ぬちゅぬちゅと音をあげている。
 指でするのとも、口でされるのとも違う感覚に、千歳も美加も目を細めた。
 決して強すぎない、しかし物足りなくはないその気持ち良さに、
二人は互いに腰を押し付け合いながら、淫らに蠢かしている。
「ずいぶんと仲がいいね」
「!!」
 姉との交わりに夢中になっていた千歳が、突然の声に我に返った。
 合いかぎで入ってきたのだろう。ドアを開いた秀一が、意地悪く笑いながら、二人の交わりを見下ろしている。
 慌てて離れようとしたが、その足を、美加が掴んで引き止めた。
 秀一を見つめながら、自分の淫らな姿を誇るかのように、腰を動かしている。
「千歳ちゃんは気持ちよくしてくれたかい?」
「うん。お口でもしてくれたの」
「そう、それは良かったね」
 心底嬉しそうな美加を撫でながら、秀一の目は千歳を捉えた。
 美加に捉まり、性器を擦り合わされ、体を包む快感に溺れかけている少女は、
そんな姿を見られまいと、気丈に唇を噛んで声を押さえている。
「かわいいね、千歳ちゃんは」
「え?」
 今までの冷たい声とは違う、優しい誉め言葉に、張り詰めていた気持ちが緩んだ。
 同時に、押さえていた声が零れ、千歳は恥じ入りながら、真意を探ろうと秀一を覗う。
「そういう、意地の張り方がすごくかわいいよ。でも、素直になったら、もっと楽しめるんだよ」
 なにを言おうとしているのか、まるで判らなかった。
 秀一には、言葉でそれを伝えようとの意思が最初からないらしい。
 困惑顔の千歳を無視して鞄を探っている。
「千歳ちゃんがもっと素直になれるように、僕はしばらく来ないようにするよ。その間、よかったらこれを使うといい」
 秀一が取り出したのは、女性同士の交わりの為に作られた、双頭のディルドだった。
 薄紫のその棒を二人の前に置き、美加に笑いかける。
「急で悪いけど、ゼミの仲間と調査に出る事になってね。
しばらく留守にするから、その間は千歳ちゃんと遊んでいてくれないかな?」
「うん、判った」
 秀一が留守にするのは、よくある事なのだろう。
 美加はあっさりとうなずき、目の前に置かれたディルドに手を伸ばす。
 その姿を見下ろした秀一は、短く挨拶を投げて部屋を出て行った。



 また続きます。


50:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:20:29 HBBOqOaQ
はい。

51:名無しさん@ピンキー
09/03/15 02:25:20 5zn+IDaP
GJ!!ウンチオモラシサイコー

52:ほしの☆つみき
09/03/15 17:37:09 ihUgc3Ie

 URLリンク(www.team-rinryu.com)
 
 おうえん、よろしくおねがいしますね。

53:名無しさん@ピンキー
09/03/15 21:17:20 asDaAwfp
 続きです。

 
 秀一が姿を消したその日、大きな変化は起こらなかった。
 だが、二日、三日と重なるうちに、秀一が姿を消した理由が千歳にも理解されるようになってきた。
 姉に甘えても、共に乱れても、あの薄笑いで眺められることはない。
 素直になるための一番大きな障壁が、今はもう残っていない。
「お姉ちゃん・・・、おしっこ」
「うん、判ったよ」
 いつものようにレポートを進めていた姉に、千歳が躊躇いがちに声をかけた。
 恥じらいを含んでいるが、期待がそれを上回っている。
 ただテレビを眺めるだけの、退屈な時間から逃げる先は、姉との交わりしかない。
 そして美加が体を重ねてくる切っ掛けは、必ずおむつの取替えだった。
 それに気づいた千歳が我慢をしなくなるのに、時間は必要なかった。
 立ち上がり、替えのおむつを用意した姉の前に、足を開いて座り込む。
 媚びた上目ではにかみながら体を倒した千歳は、戒められたままの手を胸に乗せ、指を絡めた。
 美加は優しく微笑みながらその前にしゃがみ、妹のおむつを開く。
「いい匂い・・・。ちーちゃんのおしっこ・・・、おいしいね」
「はぅん、お姉ちゃぁん」
 もう、ティッシュなどは使わない。
 美加は直接舌を伸ばし、おしっこに汚れている妹を舐め上げた。
 ここをきれいにしてしまっても、おしっこの匂いは開いたままのおむつに残っている。
 美加はためらうことなく舌を動かし、千歳の味を楽しんだ。
「はぅ、は、ぅう、んぅう・・・」
 女を知り尽くしている姉の動きに、千歳は身じろぎながら喘いだ。
 自分でするのとは、まるで違う。指の動きも巧みだが、それ以上に、舌使いが艶かしい。
「ね、ちーちゃん」
「んぅ・・・、な、なに・・・?」
 ひとしきりの満足を与えた後、緩やかな奉仕を続けていた美加が顔を上げた。
 指一本で妹を構いながら、穏やかに首を傾げる。
「私にも、同じようにして欲しいな・・・」
「同じ・・・?」
 姉の言葉に、千歳が眉根を寄せた。
 美加に対しても、ちゃんと口を使ってするようにしているのに、何を求められているのか判らないのだろう。
「おむつをね、ちーちゃんに開いて欲しいの。自分で外すんじゃなくて、ちーちゃんにして欲しいの」
「でも、手が・・・」
「外してあげる。もう、必要ないし」
 逃げる心配も、逆らう心配も既に必要ない。
 今まで腕を戒めていたのは、単にきっかけがなかっただけのことだった。
 美加は預かっていた鍵で手錠を外すと、手首をさする妹の前にしゃがみこんだ。
 期待に満ちた瞳で千歳を見上げ、はにかんだ笑みを浮かべる。
 その姿に、かつての姉の告白が事実なのだと理解された。
 恥ずかしい姿を見て欲しい、惨めな自分を見て欲しいという欲求を、美加が抱いていると感じられた。
 唾を飲み込み、立ち上がる。
 全裸でありながら堂々と胸を張った千歳は、汚したおむつに包まれている姉を見下ろし、悠然と微笑んだ。
「外してあげるよ、お姉ちゃん。お姉ちゃんが望んでる通りに・・・」
「うん・・・、お願い」
 うっとりと目を細め、微かな息を吐く。
 その熱さに、美加の期待が窺えた。
 かつての願望の成就を予感した美加は、自分から尻を着き、後ろに倒れようとする。
 だが、千歳はその手を掴み、上に引いた。
 驚きを浮かべながらも立ち上がった姉の前にしゃがみ、おしっこの臭いを放っているおむつに顔を寄せる。


54:名無しさん@ピンキー
09/03/15 21:21:23 asDaAwfp
「漏らしてるんだね、お姉ちゃん。おむつに、おしっこ・・・」
「うん・・・」
「おかしいよね。大人なのに、ちゃんと我慢できるのに、おむつにお漏らしなんて」
「な、なんで・・・? なんで、ちーちゃん?」
 不安を浮かべた姉に構わず、千歳は手を伸ばしておむつに触れた。
 ふっくらとした前あてを撫で回し、股間を押さえて持ち上げる。
「あたしと違って、好きでしてるんだよね。恥ずかしくない? 
恥ずかしいよね、変態だもん、こんなの」
「あ、ああ・・・」
 突然の言葉責めに、美加がうろたえた。
 両手で顔を押さえ、ゆっくりと首を振る。
「あたしは恥ずかしいな。こんな変態がお姉ちゃんだなんて。
おむつをして、お漏らしして喜ぶお姉ちゃんなんて、誰にも紹介できないじゃない」
「ごめんなさい・・・、ごめんなさい・・・」
 容赦の無い言葉に、涙が溢れ出した。
 しかし、侘びの言葉を繰り返しながらも、その間に混じる吐息が昂ぶりを示している。
 千歳が口の端を上げ、おむつから延びる太ももを掌で撫でた。
「謝らなくていいよ。あたし、お姉ちゃんが好き。おむつをしてても、お漏らししても、
それでもお姉ちゃんが好き。だから、お姉ちゃんの望みを叶えてあげる」
「ちー・・・ちゃん」
 顔を覆っていた手を下げ、涙目で妹を見下ろす。
 厳しい言葉が本心ではないのだと、優しい笑顔が告げている。
 かつて夢見た、年下の少女に命令される自分。
 千歳はそれを叶えようとしてくれていた。
「恥ずかしい姿を見てあげる。恥ずかしいことをさせてあげる。恥ずかしいことを言わせてあげる。
だから、あとでちゃんとお返しをしてね」
「うん・・・、もちろん」
 上ずった声での応諾に、千歳は大きく頷いた。
 再び冷たい顔を作り、おむつ姿の姉を見据える。
「家にいたころ、あたしたちの声を聞いてオナニーしてたって言ったよね。
どうされるのを想像してたの?」
「ち、ちーちゃんや、お友達に裸でエッチしてるのを見つかって、見てる前で続きをするように言われるの・・・。
恥ずかしさに興奮して、激しくして、みんなの前でおしっこを漏らしながらいっちゃう。
お漏らしの罰で、四つんばいになった私のお尻を、ちーちゃんが叩いて、
それでもあそこを濡らす私をみんなが笑って・・・」
 一度や二度のことではないのだろう。美加の空想は壮大なものだった。
 当たり前のようにおむつの中に手を潜らせた美加は、告白を続けながら自分を慰め始める。
「みんなの奴隷になった私は、おトイレも自由にできなくなるの。
おしっこは、みんなの前でオマルにするよう言われて、全裸になってオマルを跨ぐの。
でも、お許しを貰うまで我慢できなくて、漏らしちゃって、おむつをしないとだめだって言われるの」
「その頃から、おむつがしたかったんだ。どうしておむつなの?」
「おむつは・・・、おむつは、恥ずかしいから・・・」
「うん、恥ずかしいよね。こんな姿を誰かに見られたら、生きていけないくらいだよ」
「私、見られて・・・。ちーちゃんに見られて・・・」
「違うよ。お姉ちゃんは見せてるの。恥ずかしい格好を、わざと見せてるの」
「う、うん・・・。見て欲しいの。見て欲しかったの」
 心に溜めていた言葉なのだろう。ようやく許された告白に、美加が微笑を浮かべる。
「惨めで、無力で、全てを預けきった私。何をされても逆らえない、何一つ隠すこともできない私。
ずっと、そうなりたかった。おむつをされて、年下の女の子に換えられるのは、私が考えた、理想の形」
「・・・判ったよ、お姉ちゃん」
 自分を慰めながらの告白に、千歳が大きく頷いた。
 責めの言葉を望む瞳を覗き込み、おむつに差し込まれている手を引き抜く。


55:名無しさん@ピンキー
09/03/15 21:24:23 asDaAwfp
「それじゃ、お漏らしして見せて。どんな感じか説明しながら、
あたしの目の前でお漏らしして。できるよね、お姉ちゃん?」
「はい・・・。おむつに、おむつにおしっこ・・・します」
 自然と言葉が敬語になった。想像していた中で、そうしていたのだろう。
 美加は両手をおむつの横に当て、指の先までまっすぐに伸ばした。
 気をつけの姿勢を保ったまま、おむつの股間に掌をあてる妹を見下ろす。
「おむつのおしっこは、すごく気持ちいいです。いけないことをしてるって、
恥ずかしいことをしてるって、強く感じます。ああ・・・おしっこが出てる。
ちーちゃんが見てるのに・・・。私、妹の前でお漏らしして・・・。はぁ、あったかい・・・。
おむつにおしっこが広がって、すごくあったかくて、気持ちいい・・・。あぁ、いっぱい出る。いっぱい出てるよぉ・・・」
「ほんとだ。おむつがあったかくなってる。お姉ちゃん、お漏らししてるんだね」
「そうです。お漏らししてます。あぁ、は、恥ずかしい。こんなの、こんなのって」
 さんざん恥ずかしい姿を晒してきていながら、いまさらのように恥じ入る。
 千歳が自分を責める立場にいるという認識が、そうさせるのだろう。
「換えてほしい?」
「え・・・?」
「おむつを換えてほしいかって聞いてるの」
 千歳の言葉に美加が戸惑う。
 漏らせば当然外されると思っていたのに、千歳は尋ねてきている。
 どういうつもりかと探る瞳に、千歳が含み笑いを浮かべた。
「嫌なら無理は言わない。でも、換えて欲しいならお願いしてね。変態さんらしく、みじめに」
「は、はい・・・。判りました」
 裸で腕を組む妹の前に膝を突く。
 尻を下ろし、背中を倒し、仰向けに転がった美加は、立てた膝を大きく開いておむつの股間を見せ付けた。
 両手でおむつを押さえ、媚びた目で妹を見上げる。
「私、またおしっこを漏らしちゃいました。また、おむつを汚してしまいました。
お願いです。おむつを換えてください。おしっこで重たいおむつを、臭いおむつを、
新しいきれいなおむつに換えてください」
「いいのかな? おもらしおむつを見ちゃうよ。おしっこ臭いあそこを見ちゃうよ。
お姉ちゃんの恥ずかしい臭いを、いっぱい嗅いじゃうよ?」
「はぁあ・・・。み、見られちゃう・・・。ちーちゃんに・・・、恥ずかしいところ・・・」
 それは拒絶ではなく、昂ぶりの言葉だった。
 小さく笑った千歳がしゃがみ、姉の足の間に進む。
 ゆっくり伸ばした指先が、ふっくらとした外皮に触れると、それだけで美加がびくりと竦んだ。
 反射的に閉じかけた足が、ゆっくりと開かれていく。
「ふふ、もう臭いがしてる。開いたらすごいんだろうね」
 楽しげに語り掛けながら、四箇所のテープを一つ一つ、ゆっくりと剥がしていく。
 美加が息を呑む姿に、胸の奥が熱くなった。
 しとやかで優しい自慢の姉が、無力な姿で恥ずかしさに震えている。
 こんなにかわいい姉を見たのは、いつ以来だろう。
「開くよ」
「・・・」
 短い囁きに、美加が体を固くした。
 千歳はわざとゆっくりと、つまんだ前あてを開いていく。
 隙間からおしっこの臭いが立ち上り、開くに従い臭いが強まった。
 肌に触れる空気の冷たさに、美加の口から息が零れる。


56:名無しさん@ピンキー
09/03/15 21:27:25 asDaAwfp
「すごく重たい。いっぱい出したんだね、お姉ちゃん」
「二回分・・・、だから」
「お漏らししたおむつをずっと履いてたんだね。困ったお姉ちゃん」
 言葉でこそ責めているが、口調にはもう棘が無い。
 姉の性癖に対する嫌悪は既に無く、共感にも似た感情が芽生え始めている。
「換える前に、きれいにしないとね」
 開いたおむつからおしっこの臭いが立ち上る。
 しかし千歳は躊躇わず、その臭いの只中へと顔を近づけた。
 ぐっしょりと濡れ、だらしなく涎を零す姉自身がそこにある。
 おしっこに塗れた、少し前なら汚いとしか思わなかった姿でそこにいる。
「はぅん、ちーちゃぁん・・・」
 欲望に素直になっている姉を目の前に、躊躇う理由は失われていた。
 千歳はむしゃぶりつくように姉を求め、おしっこの味がする場所を執拗に嘗め回す。
 激しいが稚拙な舌技も、千歳のものだと思えば至上の快楽なのだろう。
 美加はしきりに身をくねらせ、抑え気味の声を漏らしている。
「ぅ・・・」
 小さな声が、零れてすぐに摘み取られた。美香が体を丸め、痙攣する。
 それが気を遣った合図だと知る千歳は、姉から離れて裸体を見下ろした。
 声も無く息を整える姿に微笑みながら、お尻の下から汚れたおむつを抜き取る。
「新しいのをあげるね」
 その言葉に、美加が呆けながらも腰を浮かせる。
 突き出された腰の淫らさに、思わず伸びかける手を押さえ、千歳は姉をおむつで包んだ。
 
 責める悦びを見出した千歳が、責められる愉しみを想像したのは自然なことだろう。
 姉を楽しませた翌日、おしっこ臭い布団の中で目覚めた千歳は、寝ぼけ眼の姉の前で足を広げた。
「どうしたの?」
「あ、あのね・・・。おねしょ・・・しちゃって・・・」
「あら、あら・・・」
 それが誘いであることに気づいたのだろう。
 美加が困り顔で起き上がり、妹の前に座った。
 開かれた足の間に顔を寄せ、おむつの股間の臭いを嗅ぐ。
「ほんとだね。おしっこの臭いがする」
「ご、ごめんなさい・・・」
「困った娘ね。もう、大きいのに」
 自分のことは棚に上げ、わざとらしいため息をつく。
「私は趣味でおむつをしてるから、仕方ないと思うの。でも、ちーちゃんは違うでしょ?
 無理やりさせられてるのに、どうしておねしょなんかしちゃったの?」
「気持ちいいから・・・」
 わずかに目線を逸らしながらも、正直に答える。
 落ち着きの無い様子で体を揺する妹を、美加はいとおしげに見下ろしている。
「おむつに漏らすのが、気持ちいいの。私、お姉ちゃんと同じ、変態なんだね」
「そうみたい・・・だね」
 少し前から、気づいてはいたのだろう。
 それを認め、受け入れるのに、少し時間が必要だったのだろう。
 心を決め、口に出した千歳の顔は晴れやかだった。
 恥ずかしそうにはにかんでいる姿に、美加が思わず目を細める。
「ちーちゃん、まだ、おしっこ出る?」
「え、う、うん・・・」
「じゃ、いいこと教えてあげる」
 妹の背後に回り込んだ美加が、細い背中を抱き起こした。
 胸で支えながら、片手を妹のおむつの中に入れ、耳たぶを唇で啄ばむ。
「おむつ、外さないの?」
「うん、このままだよ」
 ショーツと違い、伸びしろの少ないおむつの中では、指を動かすのに不自由が多い。
 美加の指は巧みに動き、千歳を攻め立てるが、普段に及ばないのは仕方ない。


57:名無しさん@ピンキー
09/03/15 21:30:09 asDaAwfp
「お姉ちゃぁん」
「ごめんね、物足りないよね?」
 切なげな目で甘えられ、美加が穏やかに詫びた。
 おむつの中をまさぐりながら、空いた手で千歳の手を握り、胸へと導く。
「おっぱいは自分で・・・ね」
「うん・・・」
 瞳を潤ませた千歳が頷き、自分の胸を揉みしだく。
 親指で乳首を転がし、時に摘む。美加は妹の首筋に唇を這わせながら、太ももを優しく撫でまわした。
「お・・・姉ちゃ・・・、あ、たし・・・もう・・・」
 熱い吐息に混ざり、途切れがちの声が訴えた。美加は妹の耳元に口を寄せ、軽く息を吹きかける。
「いく時に、おしっこしてごらん」
「おしっこ・・・するの?」
「そう。気持ちいいときに、気持ちいいことをするの。病み付きになるよ」
「・・・うん。はぅ・・・、もう少し・・・もう少しなの・・・」
「これで、どうかな?」
「ああっ!」
 千歳に潜る指が、それまで触れずにいた場所を撫でた。同時に外でも昂ぶった核を刺激する。
 千歳が背中を反らせ、自分の胸を握り締めた。見開かれた瞳は、ただ虚空を見上げている。
「あったかい・・・」
 千歳のおむつに潜り込ませた手が、熱い迸りを受け止めた。
 掌一杯に広がった温もりに、美加がうっとりと呟く。
 自分でしているときにはゆっくりと楽しみようも無い、指先が享ける締め付けも、ここぞとばかりに堪能する。
「はあぁ・・・、おしっこ・・・、気持ちいい・・・」
 陶然と呟く口の端から涎が走る。
 美加は指先でその筋を拭い、おむつに忍ばせていた手を抜いた。
 おしっこに塗れた掌を、出した本人の前に広げる。
 千歳は自然にその臭いを嗅ぐと、舌を突き出して柔らかな掌を舐め上げた。
「良かったでしょ?」
「うん・・・。すごかった・・・」
 余韻に浸る少女の耳に、姉の忍び笑いが届いた。
 急に恥ずかしさが体を包み、顔を背ける。
 美加はそんな妹の頭を抱き、耳元に口を寄せる。
「もう一つ、教えてあげる。気持ちいいこと」
「まだ・・・、あるの?」
 ためらいよりも興味が勝っているらしい。
 千歳はおずおずと顔を上げ、姉を振り返った。
 ゆっくりと頷きを返した美加は、妹を一人で座らせるとタンスの引き出しを開け、中から掌大の小箱を取り出す。
「かんちょう・・・?」
「そう、お浣腸」
 穏やかに答えながら、箱を開く。
 名前の由来となっているイチジク型の容器を手にした美加は、不安を浮かべる妹の前に立ち、にこやかにそれを差し出した。
「自分でできる?」
「・・・したことない」
「そう。じゃ、お姉ちゃんがしてあげる」
 いつのまにか、するのは前提になっていた。
 美加の笑顔に引き込まれたのか、千歳も自然に足を開き、おしっこを漏らしたばかりのおむつを自分の手で開いた。
「足、抱えて」
「こ、こう?」
「うん。すっごくかわいいよ、ちーちゃん」
 自らの手で足を大きく開かせたまま、千歳が顔を真紅に染める。
 おしっこの臭い立つ足の間に入り込んだ美加は、手にした浣腸を妹に見せつけ、ゆっくりと下ろしていく。
 千歳が息を呑む気配を頭上に感じながら、窄まった小穴に迫った美加は、細い嘴をその場所に沿わせ、妹を見上げる。
「入れるよ」
「う、うん・・・」
「せっかくだから、感想を聞かせてね。どんな感じなのか、教えて欲しいの」
「ひうう! ぬぅって、細いのがぬぅって入って・・・」
 細く丸い先端が、窄まった穴の真ん中を貫いた。
 後ろに異物を受け入れるのは初めてなのだろう。千歳は体を固くし、体を走る違和感に耐えている。


58:名無しさん@ピンキー
09/03/15 21:34:47 asDaAwfp
「いくよ」
「ひっ、いい! 冷た、つめたいっ!」
 体の中で感じる薬液の冷たさに、悲鳴にも似た声が上がる。
 足を抱えた手をぎゅっと握り締め、眉をしかめる姿が愛らしい。
 美加は妹の下腹を掌でそっと押さえ、軟らかく撫でまわした。
「すぐに効いてくるからね。おむつ、しておこうね」
「お、おむつに・・・、するの?」
「そうだよ。このまえのは、楽しむ余裕が無かったでしょ?」
 この部屋に来た翌日だっただろうか。薬を使われ、おむつにさせられたことがある。
 あのころは、ひたすら我慢を続けていた。限界を迎えたことが悔しく、漏らしていることが恥ずかしいだけだった。
 だが、今なら、違う受け止め方ができるだろう。違う感じ方をしてしまうだろう。
「見ていてあげる。ちーちゃんのお漏らし」
 おしっこに汚れたおむつを閉じた美加が、再び千歳の背後に廻った。
 抱き起こした体を胸で支え、頭を撫でる。
 千歳は拳を握った手を胸の前で合わせ、こみ上げてくる便意に震えている。
「はぁあ、出ちゃう。うんち、でちゃうよぉ。おむつに、おむつに漏らしちゃう」
「大丈夫よ。お姉ちゃんが、ちゃんときれいにしてあげるから」
「本当? 臭いよ? あたしのうんち、すごく臭いよ?」
「知ってるよ。でも、平気だから」
 臭いのは否定しないあたり、意地が悪い。
 しかし、初めての浣腸に苛まれる千歳には、姉のささやかな意地悪に気づく余裕は無いらしい。
 額に汗を滲ませ、唇を震わせている。
「だめ・・・、もう、もうダメ。で・・・ちゃう」
 ぶじゅっ!
 言葉の最後に重なるように、濁った音がお尻から響いた。
 足とお尻の動きから、慌てて尻を窄めたのが判ったが、一度崩れてしまっては、止めることなどできはしない。
 姉の胸の中で、優しく頭を撫でられる千歳は、ぎゅっと目を閉じ、きつく口を引き結び、息を堪えている。
 顔が朱に染まり、細かく震えた。
 一文字だった口が開き、溜め込まれていた息が大きく吐き出される。
 それが、決壊の合図だった。
「はあああっ! 出てる! ああっ! お尻、熱い! うんちが、うんちがいっぱいぃ!」
 ぶじゅぶじゅと水気の多い音を響かせながら、おむつの後ろが膨らんでいく。
 酸味のある便の臭いが広がり、鼻についた。
 千歳は思わず顔を手で覆ったが、美加は頭を撫でる手を止めず、排泄を続ける妹を見守った。
「あったかい、お尻が、あそこが、うんちであったかい。お尻の穴が熱い。ぬるぬるしてるのが、気持ち・・・いい?」
 躊躇いながら口にした言葉に、千歳が固まる。一瞬の困惑の後、動揺に彩られた顔を振り向かせる。
「どうしよう、どうしようお姉ちゃん。わたし、気持ちよかった。浣腸が、お漏らしが、気持ちよかった。
うんちまみれが、気持ちよくなってる」
「いいの、それで」
 踏み入れてはいけない世界に両足で飛び込んだ妹に、姉は静かに微笑んだ。
「誰もちーちゃんを笑わない。誰もちーちゃんを叱らない。
おしっこ漏らしても、うんちを漏らしても大丈夫。気持ちよくなったって大丈夫」
「でも、でも、こんなの変態だよ。お姉ちゃんだけだよ、平気なの」
「私だけじゃダメ?」
「だって、だって・・・」
「私は、ずっと一人だったよ。秀くんと会うまで、ずっと一人だった。
誰にも言えずに、見つからないように気を張って、こっそりしてたんだよ」
「お姉ちゃん・・・?」
「ちーちゃんは一人じゃないもの。自分はおかしいんだって、一人で悩まなくてもいい。
同じ気持ちを持ってる人がいるって、最初から判ってるでしょ?」
 もし、何かのきっかけでこの性癖に目覚めていたら、そして姉が同じ趣味を持っていると知らずにいたら、
どれほど苦しい思いを強いられただろう。それを思うと背筋が寒くなる。
 だが、想像だけで恐ろしい自己嫌悪の渦に、美加はずっと呑まれていた。
 秀一と出会い、本当の自分を受け入れてもらった嬉しさは、どれほどだったろう。
「いいの? こんなので気持ちよくなって、ほんとにいいの?」
「そういう人もいる。それだけの事なんだよ」
 受け入れる言葉のうれしさに、千歳が思わず涙を浮かべる。その涙の意味を知る美加は、ただ頷きながら、妹の涙に唇を寄せた。

もう少し続きます。


59:名無しさん@ピンキー
09/03/15 21:44:57 tpECYuIk
そうですか。

60:名無しさん@ピンキー
09/03/15 22:36:41 5zn+IDaP
GJ!

61:名無しさん@ピンキー
09/03/16 21:59:42 scDU8WpG
 続きです。


  数日の後、美加の部屋を訪れた秀一は、ほのかな異臭に迎えられた。
 手入れの悪いトイレのような、ほんのりと漂うアンモニア臭。
 玄関では芳香剤に押さえられているが、少し奥にはいると、とたんにそれに気づかされる。
 留守にしている間、二人が何をしていたのかを語る臭いに、苦笑を浮かべて部屋のドアを開く。
「あ、秀くん、お帰りなさい」
「あ・・・」
 秀一を出迎えたのは、四つんばいで尻を突き出している千歳と、
その後に座り、いちじく浣腸の箱を開いている美加の姿だった。
 千歳の手には既に戒めはなく、首輪も外されている。
 それでいながら、少女は自ら尻を突き出していた。
「浣腸かい?」
「うん・・・。ちーちゃん、お浣腸が大好きなの」
「本当かい?」
 穏やかな問いかけに、千歳は小さく頷いた。普通ではない性癖を恥じるように、頬を朱に染めて。
 そんな姿に、情欲を滾らせるのは、男として仕方のないことだろう。
 秀一は千歳のそばに膝を突き、目をそらした少女の顔を覗き込んだ。
「どう気持ちいいのか、言ってごらん」
「・・・お腹の中にお薬が入ってきて、ああ、もう駄目なんだって思って・・・。
 我慢しても、我慢しようとしても、うんちを漏らしちゃうんだって判って・・・。
 それをお姉ちゃんに見られちゃうんだって思うと、恥ずかしくて、すごく恥ずかしくって、
 だけど、なんだかどきどきして・・・」
 どう言えばいいのか判らないのだろう。
 千歳はたどたどしく、言葉を捜しながら説明する。
 その言葉に、秀一だけでなく、美加までもがじっと千歳を見詰めた。
「恥ずかしいから我慢して、我慢して、おトイレに行かせて貰えない自分が情けなくって、
 惨めで、なのに不思議に安心して・・・。
 もう駄目って思って、うんちをすると、さっきまで苦しかったのが一気に無くなって、
 体中の力が全部抜けちゃったみたいになって・・・。おむつにあったかいのが広がって、
 お尻もあそこもどろどろになって・・・」
「やっぱり、美加の妹なんだね」
 千歳の独白を聞いた秀一が、浣腸を手にして座っている恋人に笑いかけた。
 美加も同じことを感じていたのだろう。どこか嬉しそうに頷きを返す。
「美加にもしてあげようか。二人で、いっしょに我慢するといいよ」
「うん」
 はにかんだ頷きを返し、美加はパジャマを脱ぎ捨てた。
 当たり前のように身に着けていたおむつを開き、妹の隣で四つんばいになる。
「千歳ちゃんは、少し待っているんだよ」
「・・・うん」
 返事の遅れに美加が隣に目を向けた。
 先を奪われたのが不満なのかと思ったが、どうやら違うらしい。
 ちらちらと背後を、秀一の目を窺う姿に、千歳の緊張と興奮が見て取れた。
 意地を張り続けていた男の前で、痴態を晒すのが、怖いと同時に愉しみなのだろう。
(ちーちゃん・・・)
 妹の姿に、美加が寂しげに俯いた。
 千歳は、秀一を受け入れようとしている。
 自分が引き出し、溢れさせてしまった性癖を、受け止めようとしている。
 秀一が満たされるのは、美加にとっての望みでもある。
 だが、それは同時に、秀一が自分を離れ、千歳に走ることを意味している。
(これでいいんだよね・・・)
 諦めの篭った微笑の意味に、秀一は気づいただろうか。
 何も言わずに浣腸を手にし、美加の背後に膝をつく。



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