ドラゴンクエスト官能小説part15at EROPARO
ドラゴンクエスト官能小説part15 - 暇つぶし2ch969:長老と天の箱舟
09/10/13 01:56:01 LdA7eWG6
「行こうアギロ。神の国へ行こう」
スイツァは、緊張を押し隠すように微笑みを絶やさず言う。
が、その横でパタパタとしていたサンディはため息をついた。
「スイツァ…あんたさ~、人間にまでなっちゃって…」
見てらんないよ、言うと何かを示すように目配せをして箱舟の外へと飛び出ていった。
「サンディ!」
慌てたスイツァが戸口に立つと大きな風が吹いた、嫌に遠くからサンディは叫んできた。
「ばーか!!死んじゃうかも知んないんだよ!」
死なないよ、とスイツァは呟いて「帰ってきなよ!」と怒鳴り返した。
「天使だったらなんとかなるかも知んないのに、人間になっちゃうってマジわかんない!!
死んじゃったら、どうすんのよ~~~!!!!」
手足も突っ張って彼女は怒鳴るなり、そっぽを向いて羽を最大限に動かして飛んで行ってしまった。
追いかけようとしたスイツァの肩をそっとつかんでアギロは、
「あいつも、おまえのことが心配で仕方ねえんだ…、気が済めば戻ってくるさ」
姿の見えなくなったサンディに目を凝らしながら、スイツァは促されて車両へともどった。

970:長老と天の箱舟
09/10/13 02:20:01 LdA7eWG6
アギロが促す先へと足を出したとき、急に重さを感じたたらを踏んだスイツァは、
恐る恐る両手を広げてみる。

どこかしこから天使の力が抜けていくのだ、脱力に似た疲労が肉体に残っていく。
手のひらから、つま先から上記のように抜けていくそれを見つめながら、
「アギロ、助けて、私逃げないように押さえてて!」
必死に言うスイツァを抱きよせて、アギロは今目の前で起こる嵐のような天使の降臨に息をのみながら
「負けるな、おまえなら耐えられる!負けるな」

「あ…私…人間に…なっ…ちゃう…よぅ」
涙声のスイツァを抱きしめ、アギロはただ呟く。

「大丈夫だ、おれが付いてる、大丈夫だ」


971:長老と天の箱舟
09/10/13 02:27:52 LdA7eWG6

また明日。すまぬ


972:名無しさん@ピンキー
09/10/15 00:29:34 zXt5zpg6
>>971
GJ! いいねぇ、切なくて涙出てくる・・・

973::長老と天の箱舟:
09/10/15 01:11:14 pglkZ+Zx
遅くなった。すまぬ。

以後から↓↓

天使の降臨と感じたそれは真逆なのだった。

目に見える天使特有のオーラが脇立つようにスイツァの体から立ち上り消えていく。両腕を抱えたスイツァが顔をゆがめながら耐えているのをアギロはただ抱きしめていた。


体が水を含んで沈むように重く、重くなっていく。
身は剥がれ落ちていくほどに地に引き寄せられる、重い。重い。
スイツァは唇をかんでいたものの、耐えられず悲鳴を上げる。
「ぅあ、あ、あ、あ、ああ、ああ、ああ!!!!」

体が変わっていく、骨までも柔らかく輝いていた肢体はすべてくすんだ皮膚になっていく、めくられるような皮膚の痛み、目の当たりにするその変化にスイツァは目を疑いながら、信じられない奇跡とほんの少しの後悔の下に怯えながら、悲鳴を絞り出す。


「アギロ、アギロ!」
すがりついてくるスイツァを受け止めて、どうしてやったらいいのだと彼は慌て、迷いながら抱きしめ飽き足らず困惑のあまり耳元に熱く唇を押しつけた。
鼻腔に漂うスイツァの香りに酔いしれて、くらくらとするのに、何度も繰り返す、スイツァの生命の香り、花のような香りを吸い込んでは深く息をついた。

「大丈夫だ、俺がいる」

天使だ。お前は天使だ。
いくら人間になろうともお前は天使だ…

思いを込めてアギロは口付け続ける、それはやがて耳元から頬へ、首へ、ゆっくりと伝っていく。
しなやかな皮膚が、天使のそれから人間の若さへと変わる
唇の感触が変わったと感じた瞬間、スイツァは急に甘い吐息を吐いた。





974::長老と天の箱舟:
09/10/15 01:12:11 pglkZ+Zx
「アギロ、……やめないで」

スイツァが言うのに、アギロははっと気が付いた。

危うくそのまま唇へと行くところだったと、夢から覚めた思いでいた。
体を離し、囁くように言った。

「だめだ、お前は…天使だ」

「天使じゃない」

スイツァは言って、滑らかな視線でアギロをとらえた。
「アギロ、お願い」
人間になったと、私に思い知らせてほしい。
いつの間にか全身から光を無くしたスイツァがアギロを見つめる。
痛みもなくなったのだろう、穏やかな表情だ。

「私、エルギオスを倒してくる」

一点の曇りもない瞳に圧倒される、こいつなら、やってくれるだろう。

アギロがうなずくと、
「その前に」
スイツァははにかんで下を向いた。
「人間になってるかな、確かめたい」

アギロ…と呟く唇は濡れて柔らかな桜色に煌めく。
天使には性交の習慣がない。理論的にできないわけでないだろうが、神の領域とされた生命の誕生にあえて関わろうとはしなかった。
幾千年経つうちにそれはタブーとなり、いつしか天使に性的な一切は淘汰されていたのだった。
そしてそれはどこの世界にも共通な認識となり…
つまり、天使はまったく俗世とは異なり、繁殖しないものになり…


975::長老と天の箱舟:
09/10/15 01:12:51 pglkZ+Zx

「ちょっと待ってくれ」
アギロは頭を抱えた。
「天使を抱くだなんてそんな」

「天使じゃないの、アギロ、よく私を見て」
え、と顔をあげたアギロの前で、迷いもしないスイツァは鎧を外すと、
「よく見て」
そういってためらいもなく下着を脱ぎ捨てた。
輝いていた天使ではない、が滑らかそうな皮膚が覆う、もとより翼のない背中を見せつける。アギロは正視できずにいた。
よく鍛えられ無駄のない体つきながらどこか華奢なその体で、
「見て、アギロ」
スイツァは泣きそうな声で鋭く言った。
アギロはしっかりとその背を見つめた。

「ああ、見てるよ」
アギロは答え、つばを飲み込んだ。
「すごくきれいだ…」


アギロの伸ばした手にスイツァは指をからめた。
「スイツァ、」名を何度も囁きながら、アギロはやっとようやく目を閉じてスイツァに顔を向ける。
「いいんだな?おれで」
引き寄せるとスイツァは目を見開いたままだった。そして、
答える代りに、閉じた目の下、唇にスイツァはその唇を押しつけた。
柔らかく濡れて、弾力のある唇。その中から柔らかでしとやかではない舌が遠慮せずお行儀悪く絡まっていくのにしばらく二人は夢中になる。
吐息が漏れて、体に回した腕や指に力が入り、スイツァの折れた膝に機を得たようにアギロはのしかかる。
そのまま、ずれた唇を改めて耳元や首筋に這わせる。今度はできるだけいやらしく音を立て、むさぼるように動かしていく。

976::長老と天の箱舟:
09/10/15 01:14:48 pglkZ+Zx
スイツァの反応をまたじらすように、親指を立てて、彼女の胸元に差し入れゆっくりとはわせる、乳首を探り当てた時、彼女は跳ねた。加えてアギロは、ずん、と自信が膨らむのを意識した。
どこもかしこも滑らかな感触だった、まさに天使。
アギロは自分の理性が奪われていくのを感じた。

下の茂みに指をさしこみ、揺らし、弄ぶように動かしてみてまた撫で、
反応を見る、小さな声をあげて天使はもだえる。
「いいのか?」
嗜虐的な感情を意識しながら、煽るように指を動かす。
水音が立ち、羞恥にもだえて天使は「き、気持ちがいいよぅ」とやっと口に出す。
アギロはもう決心をしていた。

一度渇いた喉をならしてから、覚悟を決めて言った。
「もう天使じゃねえな、
 …もっと声上げろ」

乳首をひねり、片方を舌で刺激しながら、大きく波打つようになってきたそれを抑えきれずに天使の足の間へと押し付けた。
お互いの衣服を通して熱さが伝わる。さんざん直にいじったのにもかかわらずまた刺激が違うらしい、天使…女はまた跳ねた。
鼻にかかりながら、いやらしくあえぐ声にもそそられ、彼はスイツァのズボンに手をかけ、ゆっくりと開いていった。
やさしく脱がせてから、上着へと手をやり、これもやさしく脱がしてやる。
次第にあらわになったその体は、美しく目の前に現われていく。
息遣いも荒くなってきた女の体を触れるか触れないか唇で確かめる。
「あぁ、ん、んん、ア…ギロ、」
スイツァの耐えきれぬ声を聞くと、アギロは慎重に、慌てないようそうっと彼女の両足の間を開かせる。

977::長老と天の箱舟:
09/10/15 01:16:32 pglkZ+Zx
半目を開けた女は言う。
「ア…ギロ、ねぇ、もう一回、キス…して…」
ねだる唇、切なそうな顔、…
いくらだってしてやるよ、アギロはそう思いながら彼女に覆いかぶさり頭を抱きよせて口付ける、舌をからませて音を立て、その間にも濡れていく彼女の間を彼に膨らんでいるそこで感じ、なじませていく。
つる、とした瞬間に、大きかったものがスイツァの中へと滑りこんだ。
「ひぃやぁぁっ」
体に収まる異物、蠢く異物にスイツァは切なく声を上げ続ける、
アギロは止まらなくなり、腰を引きまた押し、スイツァの中を行き来する。
が、中は意外にきつかった為に慌てた。
行くのが自分だけでないようにと思うあまり急ぎ、乱暴になる。
「やっ、もっと、ゆっくり、入れてて…」
眉を寄せ切なそうに彼のふとももを抑えスイツァは囁く。
体の中の異物が脈打つのを感じ、声が上ずる。
「アギロ…!!」
アギロは締め付けられる感触に呻いて、

「天使じゃなくて…」

よかった、と言ったのか残念だったと言ったのか、それはわからなかった。




「スイツァはアタシに会いたいと思ったんだからね!」
ふてくされたまま、一時消えてしまったサンディがいた。

女神の果実をかじったスイツァは納得しながら、

「サンディ、会いたかったよ」

笑顔で言い、やがてうっすらと現われてきたアギロに振り返ると、
スイツァは花のこぼれるように、笑った。




978::長老と天の箱舟
09/10/15 01:28:05 pglkZ+Zx
おしまい。

女主人公と師匠イザヤールか、
女主人公と長老に絡めるのもよかったんだけど、
なにより、

人間になったんだけど気づかなかった長老に切なさを込めたかった。
よんでくれてありがとうございました。

979:名無しさん@ピンキー
09/10/15 07:09:31 lRwLGnEQ
>>976
GJ

980:名無しさん@ピンキー
09/10/15 12:08:54 iGxDrEUH
いいロリコンだ

981:名無しさん@ピンキー
09/10/15 23:24:56 ImKKaNnj
イザヤールはむしろラフェットといちゃいちゃさせたいなー

982:名無しさん@ピンキー
09/10/15 23:56:39 qNGmksNk
次スレは?

983:名無しさん@ピンキー
09/10/16 23:53:49 G1QX9Ylm
次スレ誰か頼む

984:名無しさん@ピンキー
09/10/17 01:35:49 fmVN4KvR
立てられなかったので、テンプレ置いとく↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ドラゴンクエストシリーズ総合エロパロスレッドです。

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985:名無しさん@ピンキー
09/10/17 01:36:41 fmVN4KvR
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986:名無しさん@ピンキー
09/10/17 02:06:48 yQIqPnRM
立ててくる

987:名無しさん@ピンキー
09/10/17 02:12:55 yQIqPnRM
ドラゴンクエスト官能小説Part16
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立ててきた
テンプレサンクス

(注1)って書いてあって注がないのが気になったので
勝手に付け加えた
何かのギャグだったらすまん

988:名無しさん@ピンキー
09/10/17 07:41:47 mtuiSXir
>>987
乙彼

989:名無しさん@ピンキー
09/10/17 13:20:39 HE/i4K6i
>>987
乙ぱい


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