09/07/27 00:57:19 32CW1ygw
「な…なんのお話ですか? そこは『なに言うてんねーん』と突っ込んでくれないと…」
「つ…突っ込む、だと…? は、破廉恥な表現をするな! お前は乙女なのだぞ!」
何かを誤解したイザヤールはますます鼻息を荒くしている。
「私は…ずっと我慢していたのだ…お前がもっと大人になってからと…!」
「え…っと……ええっ?」
「お前が一人前の天使になったら、その時私の妻として迎えようと思っていたのだ!」
「はいーっ!?」
「だが、お前が自ら望んでくれるというのなら、話は別だ。私は喜んで今、お前と契ろう!」
「ち、契るって…まさか…お師匠様、ちょっ…イヤーッ!!」
メルは箱舟の床に力ずくで押し倒された。
鍛え上げられたイザヤールの力に、女でしかもまだ子供のメルはあらがえない。
必死の抵抗も空しく、艶やかなドレスがどんどんイザヤールの手で脱がされていく。
「大人しくしなさい、なるべく痛くないようにしてあげるからっ!」
「ああっ! 上位の天使には逆らえない逃げられないーっ!」
「おバカー!! こんな堅物クンに、そんなボケが通じるワケないっショ!」
押し倒されたメルの頭上でサンディが喚くが、時既に遅し。
「お、お師匠様! 女神の果実は!」
「お前をいただいた後で、いただいていく」
「誰が上手い事言ってくださいって言いましたかーッ!」
抵抗する術を持たないメルに出来るのは、もはやツッコミのみであった。
もちろんツッコミの間にも服はみるみる剥ぎ取られ、生まれたままの姿へと変えられていく。
「武士の情けで、隣の車両に行っててあげるわヨ。あとで初体験の感想聞かせてネ~」
「ああっ! ちょっと見捨てないでサンディ!」
「あら、見てて欲しいワケ? そういう趣味?」
「いや、それもちょっと…」
「妖精なんかどうでもいいだろう、私だけを見なさい、メル!」
「うわああん、もう目も逸らせないよー!」
<了>