ドラゴンクエスト官能小説part15at EROPARO
ドラゴンクエスト官能小説part15 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
09/02/04 13:46:42 8/dk/CHH
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3:名無しさん@ピンキー
09/02/04 13:48:21 8/dk/CHH
500KB行ってたんで立てました。
前スレはpart15じゃなくて14です。
間違えた。スマン。

4:名無しさん@ピンキー
09/02/04 16:41:23 gukZ7z1n

今度は長文荒らしに梅られませんように

5:名無しさん@ピンキー
09/02/05 13:30:49 qUJ4qqMq
<<1乙。

6:名無しさん@ピンキー
09/02/07 00:16:37 VjMeacp6
Ⅷってあんまり人気ないの~???

7:名無しさん@ピンキー
09/02/07 08:14:36 D6F+6hwj
>>1
俺はVのフローラが好き。

8:名無しさん@ピンキー
09/02/07 08:31:22 zhjAyLt+
>>6
> Ⅷってあんまり人気ないの~???

巨乳は需要あるんじゃね

9:名無しさん@ピンキー
09/02/10 02:52:42 UCa6nS/F
ここって保管庫とか絵板とかってあるの?

10:名無しさん@ピンキー
09/02/11 08:20:35 iHwFb6HI
あの7は毎回面白くないしスレは埋まるし最悪だな

11:名無しさん@ピンキー
09/02/11 21:13:55 DaqcZxYI
日記のおかげでゲーム中のピエールが女の子に脳内変換されるようになった

12:名無しさん@ピンキー
09/02/12 10:51:35 Df9bS1qW
>>1

13:名無しさん@ピンキー
09/02/14 12:34:39 c1+1rZUI
ほしゅ。

14:幸せな結末1(アナザーストーリー)
09/02/16 03:32:15 F+oC/tTn
静かな名も無き村の外れにある小さな小屋に二人の仲睦まじい夫婦がいた。
二人は一年程前からそこに住みはじめた。
田舎特有の警戒心により最初は村の人からよそ者として敬遠されていた。
しかし二人はくじけずに頑張って村をモンスターから守ってきた。
また一方通行であった交流も根気よく続けた。
そうしたことが自然と村の人たちの二人に対しての警戒心を消し、そして自然と仲良く接する糧となった。
ちなみに夫はたくましく格好よく、妻は可愛らしく二人が歩けばだれもが振り向くような非の打ち所のない二人であった。
だがそんな二人にも事件が起こった。

「おはよー、今日の朝ご飯はなに?」
「おはよう、朝はお隣さんがくれた卵とパン、あとチーズよ。」
二人のとある朝の光景である。
「あー、またくれたんだ。後でお礼を言いに行っとくよ。」
と男が眠そうに言うと、
「またお隣の若奥さんに色気使いに行くんでしょ?」
と女の方は少し呆れた口調で言う。
「そんなことないって。そんな心配しなくても大丈夫だって。」
と軽い口調で言うと、
「大丈夫なんて思えませんよ。あなたはホントに女性好きなんですから。」
と、そっぽを向きすねるように言う。
「あーそんなすねないでよ。ね、心配しなくても大丈夫だからさ。」
「それならいいんですけど…。」
と、少し猜疑心の入った声で返事をしながら二人はご飯を食べはじめた。


ご飯が食べおわり二人はお隣に…とは言っても距離は離れている…お礼を言いに行った。
するとお隣さん夫婦が出迎えてくれて、奥さんのほうが
「あら、わざわざお礼なんて。いつも村を守ってくださるお二人に私たちからお礼が言いたいぐらいなんですから。」
すると旦那さんも、
「そうだよ、あんたら二人がいてくれるおかげで助かってんだから、お礼なんざぁいらんよ。」
と言ってくる。すると夫は、
「いやぁ、僕らができることはこんなことぐらいですしそんな大したことじゃないですよ。」
と、若い人妻にほめられ鼻の下をのばしながら答える。
「いえ、リュカさんたちにはホント感謝してます。」
と、互いにまんざらでないように話しているのをリュカの妻は“はぁ”、とあきれた感じで見ていた。


その日の夕方、畑仕事も終わるころ妻はリュカの帰りを待ちながら晩ご飯の用意をしていた。
結婚して約一年とはいえ二人はお隣と同じく新婚に近いため新生活はまだまだ楽しいものであった。
晩ご飯も夫に喜んでもらおうと工夫を凝らしている。
そして晩ご飯の用意ができリュカを呼びに畑に行くと畑でリュカと隣の人妻が話している光景が会った。
そのまま声をかければいいのだが新妻として心がちくちくするものがあり声をかけるには少し戸惑った。
そうこうしているうちにリュカと隣の奥さんは森の方に歩いて行った。
森の方角には山ぐらいしかない。
そのためこんな時間から山へいく、という行為はリュカの女性好きを考えると答えは一つしか導けなかった。
一人その場に残り暗く重い感情だけが心にとどまった。
そして一人で家に帰り、リュカのために作った料理を見ながら机の上でどんよりとした。
やはり自分では物足りないのか、結婚して少しは納まった女癖がやはり我慢し切れず出てきたのか…等と思いはじめた。
「最近仲良さそうだったし…やっぱりそういうことだったのかな?」
と、誰に言うでもなくつぶやいてると、
「ただいまー。いやー今日も疲れたよ。あ、今日もおいしそうだね。ちょっと手洗ってくるね。」
とリュカが帰ってきた。
「あ、おかえり…」
と少し元気無く答えて先程のことは気にしないようにご飯の用意をした。


15:幸せな結末2(アナザーストーリー)
09/02/16 03:42:32 F+oC/tTn
リュカはそのような妻の心は知らずに明るく話してきた。
「いやー今日も疲れたよ。やっぱり畑仕事ってのはむつかしいね。こんな遅くになっちゃったよ。」
といってくる。
“嘘吐き”
と、妻の心の中で一言つぶやいた。
さっき畑に行き夫と隣の奥さんがどこかに行くのを見ていた自分からしたらあまりに白々しい言葉でしかなかった。
しかしリュカにそのことを問い詰めていいのか?
謝られるならまだしも開き直られたり、隣の奥さんと駈け落ちしたら…。
いろんな思いが脳裏によぎりなかなか聞くに聞けないのであった。
そんな妻を見てリュカは、
「どうしたんだい?疲れてるの?」
と自分のせいとはおもいもせず妻を気遣う。
「あ…うん…ちょっとね。」
と、あいまいな返事でごまかす。
その後も妻は気落ちした状態でリュカの家のなかは明るくはならなかった。

そして二人とも風呂からでて寝ることになった。
二人はベッドは一つ枕は二つである。
しかし妻は落ち込み、夫であるリュカは妻の雰囲気を心配し布団のなかはお世辞にも温い状態ではなかった。
そしてしばらく布団の中で無言で過ごしているとリュカがその沈黙を破った。
「ねぇ、本当に大丈夫?無理なんかしなくていいんだよ?僕達は夫婦なんだからもし疲れてるなら素直に言ってよ。」
とやさしい言葉をかけてくる。
妻もリュカがやさしいのは重々承知している。
しかしやさしいからといって浮気しないとも限らないこともわかっている。
でもいつまでもこんな状況では夫婦間の空気が悪くなるだけなので妻は夫の方を向き聞くことにした。
「あのね…今日の夕方見ちゃったんだ…二人が…森に行くとこをさ…。」
と言うとリュカは“えっ!?”という顔をした。
それは浮気がばれて驚いた顔に感じ、少し泣きそうになりながら続けた。
「もし…浮気してるなら…私はどうすればいいの?」
と、浮気している夫に対して意味不明な質問を投げ掛けた。
そのことを聞き、
「いや、誤解だよ誤解。」
とあわてて訂正し、
「浮気じゃないんだよ。あの…実はさ…えーと、ピエールには内緒のことがあってさ…。」
と、浮気ではないと言いながら私には内緒のこと、などと矛盾した言葉に対して
「いいよ…やっぱり私じゃ…。」
と、泣きながら何かを言おうとする妻に、
「ち…違う違う、あのね、内緒にっていうのはピエールには驚いてほしくて…。」
と不思議なことを言うので、
「驚く?」
と聞き返すと、
「そう、明日にでも隣の奥さんに聞けばわかるけど、ピエールを驚かそうと思ってとあるものを探してたんだよ。」


16:幸せな結末3(アナザーストーリー)
09/02/16 03:46:03 F+oC/tTn
「とあるもの…って?」
と聞き返すと、
「あー秘密にしたかったけど誤解してるみたいだから言うけど…宝石だよ。」
「…宝石?」
「そう宝石。もうすぐ結婚して一年だろ?お祝いにと思ってさ…。」
と、照れ臭そうにリュカがしゃべる。
「でもなんで奥さんとなの?」
と、隣の旦那さんと行けばいいじゃない?という疑問を聞くと、
「隣のご夫婦に何を送ったらいいか相談したらさ、山で小さな宝石がとれるからそれはどう?って話になったんだ。」
一息ついて、
「で、旦那さんは別の村の人で、奥さんは小さい頃からすんでるから、山のことは奥さんのほうが知ってるからさ…。」
と、理由を言うとピエールは一気に胸の突っ掛かりが消えたと同時に恥ずかしさが出てきた。
そしてうつむいていると、
「どう?安心した?」
と苦笑いを浮かべながらゆっくりリュカはピエールを布団の中で抱き込んだ。
「ご…ごめんなさい。なんかすごく疑って、その…あなたを信じれなくて…あの…。」
と言う妻の唇を軽くキスしてふさいだ。そして
「僕はあの日、君と二人で駈け落ちして結婚した日から君だけを愛するって決めたんだよ。だから心配しないで。」
と言い、
「でもごめんね無駄な心配をかけちゃって。そういうのもできるだけかけさせないようにするから。」
といってきた。
ピエールは恥ずかしいやら悲しいやら、うれしいやらでリュカの顔が見れずゆっくりとリュカの胸元に顔を近づけ、
「ううん、ごめんなさい。もう二度と疑わない。だからゆっくり…抱きしめて。」
とリュカの背中に手を回す。
リュカも手を回し抱き締め返す。
そして互いが互いの愛を確かめなおすかのように幸せな気分に包まれていった。


ふたりの間では大変なお話のように思えるけど、端から見ればバカップルなお話でしたとさ。
終わり。

17:名無しさん@ピンキー
09/02/16 05:26:42 MdYWPk4Z
日記の人キタ━━(゜∀゜)━━ッ!!
しかもピエールのアナザーストーリー…
超待ってましたよ。ありがとうございます。GJです。

18:名無しさん@ピンキー
09/02/16 12:19:53 BP2mYXtv
勇者が産まれないとその世界救われないし敵もうてないんだが、リ×ピの子供と三人娘の子がくっつけば孫が勇者になれると脳内補完

19:名無しさん@ピンキー
09/02/16 15:38:34 6tV6cfYg
ビとフとデの相手とその子供が倒したりして。


日記の方、本編でもピエ-ルを幸せにしてあげて下さい。

20:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:18:32 AHFHnkVJ
夫婦ネタイイヨイイヨ!

女たらしなリュカがピエールに一途な設定が好みです。
もちろん女たらしのリュカも好きですよ。

駆け落ちの時の話も読みたいよー。

てかもうピエール好き過ぎる!
本編では嫁にならないと思うけど、どんな形でも良いからピエールを幸せにしてあげてリュカ-。


21:名無しさん@ピンキー
09/02/17 01:06:52 ixQwrP/G
アナザーの方で幸せになったから本編では不幸のズンドコに落としてあげて下さい
にしても浮気かどうかで病んでる部分が一番可愛いと思ったの俺だけ?なぜか悲壮なピエールに萌えるわ

22:名無しさん@ピンキー
09/02/18 20:40:40 /7zFrJ0n
まだ俺はリュカを信じきれていないwww
宝石取りに行ったのはいい訳だと思ってるw

23:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:25:05 dGAoFlmk
ちょwwあり得るwww


リュカの浮気を知って憤怒しながら泣いちゃうピエールを妄想した。

ヤバいなピエール好きすぎる。


24:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:30:13 2ifWc/Qc
>>23
それ萌え過ぎるだろ
1回上げといてまた落とすとかダメージ2倍だからな
泣いてしまうけどリュカが好きだからどうしていいかわからなくなるピエール…
やばすぎる可愛いすぎる

25:名無しさん@ピンキー
09/02/19 07:33:06 1Qs4QnVu
>>24
倍キルと

26:名無しさん@ピンキー
09/02/21 03:40:36 FaG+WNeT
アナザーでは駆け落ち前に三人娘を食い散らかして、トリプル勇者が魔王を倒せば丸く収まるはず…!。

27:名無しさん@ピンキー
09/02/21 08:34:27 Pe03u7P8
>>26
その発想はなかったw

28:名無しさん@ピンキー
09/02/23 20:24:15 GfLHP91k
倍キルとかすげぇwww

29:名無しさん@ピンキー
09/02/24 22:53:49 8WN83hdv
日記まち

30:名無しさん@ピンキー
09/02/25 07:27:44 H8xFyx2Y
>>26
石化した母達を助けるのを手伝って欲しいという娘達に体でお礼させる。

31:名無しさん@ピンキー
09/03/02 10:12:58 vpqlECw9
アリーナ初潮ネタがみたい
クリアリで

32:名無しさん@ピンキー
09/03/05 02:14:06 pT2DqxNO
sage

33:名無しさん@ピンキー
09/03/05 02:15:35 pT2DqxNO
3のエロチック小説希望
探してもなかなか無いんだ

34:名無しさん@ピンキー
09/03/05 03:19:26 bAipbEOP
賢×僧書きたいよー
でもエロ書いたことないんだよー

35:名無しさん@ピンキー
09/03/05 08:52:26 nKlT81BV
>>34
期待

36:名無しさん@ピンキー
09/03/05 11:49:56 fXPpsS2T
>>34
書きたいなら、もうシチュエーションは決まってるはず。期待。

37:名無しさん@ピンキー
09/03/05 15:59:01 V4yDW/Ke
結婚後のビアンカが夜宿屋で主人公の隣で寝てるときに宿屋のオヤジに犯される…とか読みたいな。
主人公は夕食に入っていた薬で眠らされて妻のピンチに気がつかない…と。
翌朝、主人公には真実を告げられない健気なビアンカ。
宿代を払うときのオヤジのニヤニヤとした表情に泣きそうになるのを我慢。
…俺が書こうかな。

38:名無しさん@ピンキー
09/03/06 09:50:15 t7FW6zYd
>>37
wktk

39:名無しさん@ピンキー
09/03/06 15:31:52 QzvBusKD
初潮ネタってどんなの?
はぢめてパンツに赤黒い汚れがついていた時は知識では知っていたが心臓が止まる程びびったぞ。

小六の春。

40:名無しさん@ピンキー
09/03/06 17:05:12 s9vbtLWG
リアル、いくない

41:名無しさん@ピンキー
09/03/07 00:01:47 kti+aRsZ
三次の女はきもい

42:地獄のなかの幸せ1
09/03/08 20:55:18 xUzyNpR4
サンタローズにある暗い坑道の一番奥の部屋にスライムが入っていった。
そこでスライムは二つの死体を見つけた。
そして亡骸の近くでゆっくりとたたずみ涙する。
ちなみに死体はスライムが見つけたときにはモンスターたちに食べられて骨しかなかった。
それらはだれにも知られずに、そして誰かということも永遠に知られないまま消えていくであろう亡骸である。
スライムはその亡骸をゆっくり穴にうめて部屋を出ていった。



「僕の好きな人は…」
そういった瞬間、その場は凍り付いた。
その場にいたみんなが奇異な目でリュカを見た。
しかし信じられない、という部分もありみんなわが耳を疑うような表情をする。
しばらくの沈黙のあとルドマンが声を絞りだすように言う。
「リ…リュカよ、もういちど言ってはくれんか?」
と。
リュカはもういちどはっきりと言い直した。
「好きな人はピエールです。」
と。
先程は聞き間違いかもしれない、と思っていた全員が聞き間違いでないと確信した瞬間である。
それと同時にリュカを見る目が全員かわった瞬間でもあった。
「ピエールとは、あのスライムナイトのことかね?」
まだ半信半疑なようにルドマンはリュカに尋ねる。
「はい。」
リュカはただ一言だけ返事をした。
その瞬間、リュカという人間が築き上げたすべてのものがその場にいる人たちから崩れた。
「ほ…本気かね?」
「うそ…でしょ?」
「冗談ですよね?」
「はぁ?」
と、他者多様な反応ではあるが、すべてリュカに対する嫌悪感が出ているのがわかる。
当のリュカは、ここまでなるとは思っていなかったようで、
「…な…なんなんですか?みんなそんな不思議そうな…反応で…。」
と、たじろぐと、
「あたりまえよ、この世界のどこにモンスターと結婚する人がいるの!?」
と、いきなりリュカには考えもしなかった言葉が飛んでくる。
奴隷として長年いたためもはやこの世界に数少ない幼なじみから飛んでくる言葉は痛かった。
「いや…だって…。」
というと、
「リュカさん…冗談でもそんな気持ち悪いことを言ってはいけませんわ。」
とまた違う言葉が飛んでくる。
リュカにとっては仲間モンスターたちは友達であり、人とかわらないものと思っていた。
それだけに“気持ち悪い”という言葉はショックであった。


43:地獄のなかの幸せ2
09/03/08 20:57:46 xUzyNpR4
「いやでも、みんなも仲間モンスターと仲良くしてたじゃん。」
と、可能なかぎり反論をしようとすると、
「たしかに仲良くわしたわ。でもそれはあくまで仲間としてのモンスター相手に対する態度で、だれも恋愛までは見ないわよ。」
と、リュカ以外みんなが抱いている当たり前なことをリュカは初めて今聞かされた。
口は悪くとも正直に真っすぐな意見をくれていた人からの、自分に対する厳しすぎる意見。
「でも、ピエールは本当に女の子だし、他のモンスターの子と違って半人間だよ!」
と、まだあきらめず反論をしようとすると、
「リュカ君、犬と猫は似とるだろう、しかし互いが種を残したりのこそうとはせん。たまに仲のよい物同士がおるかもしれんがそれは稀で、普通ではないことなんだよ。」
と、リュカの知識にないと判断した“人”の一般論を諭すように語ってくる。
「似ていようがなんだろうが、生きものは同じ種族と交わり自分達の種を残すのが当たり前なんだよ。」
と。
リュカはここまで言われ、自分だけでなく好きな人まで侮辱されている感じに陥り、
「なんでですか?僕は僕が好きな人と結婚する、それじゃあいけないんですか!?」
と、半ば怒り気味に言うと、
「世の中水は高い所から低いところへ落ち、木は燃え炭になる。それが普通であり不変。リュカ君が言っていることは“人間”としての当たり前が違うんじゃよ。」
と、もはやすべてを否定されるように言われ、
「君は見所があると思ったが、どうやら何かが欠如していたようだな。そのような人に娘はやれんし、みんな結婚もしたいとは思わんだろ。」
と、言われリュカはそれまでの花嫁候補達の方を向くと誰も目を合わせず、それによりリュカは悟った。
「わかりました。僕もいまさらあなたたちと話しても仕方ないと思いますので出ていかさせていただきます。」
と、リュカはルドマンの家を出た。
リュカはただひたすら悔しかった。彼らの態度を見ると自分がおかしいということはわかる。しかし納得も理解もできない。
そのことがリュカに涙させる。

宿屋につき、リュカはどうしようか迷った。
当初の予定では、他の候補を振ってきた、と言いピエールをびっくり喜ばせる、というものだった。
なぜならリュカはピエールが自分に惚れていると思っていたし、また自分も健気なピエールにほれているからだった。
しかし、自分の考えがおかしいという指摘により、実はピエールが自分を好きというのも間違いなのでは、という考えが出てくる。
しかしそんなことを考えていても仕方がないため宿の部屋に戻る。
部屋に戻るとき宿屋の親父が、
「ようあんちゃん、誰に決めたんだい?」
と言ってきたため、
「最初から決めてた人に決めたよ。」
と軽く笑いながら返事を返した。


44:地獄のなかの幸せ3
09/03/08 20:59:49 xUzyNpR4
そして部屋でピエールに事の顛末を話すと、
「あなたバカですか!?」といきなり言われ、
「そりゃあルドマンさんが言うほうが当たり前ですよ。」
と、リュカにはショックなことを目の前の好きな子からも言われた。
「そりゃあ私はたしかに人間とかわりませんが、私はスライムに乗り戦うスライムナイト属なんですから。」
と、ピエールは兜を脱ぎ、人と何らかわりない顔を見せた。
そして、
「だ…だからこんな人間とは…違う人間なんかじゃ…なくてきちんと花嫁候補たちに…にっ…あっ、あやまってっ…。」
と、ピエールは見せた顔をぐじゃぐじゃにしながらいきなり泣きだした。
リュカはびっくりして、
「ど…どうしたんだピエールいきなり泣きだして?」
と驚きながら言うと、
「な…なんでも…なんでもっ…あ、あっ…ありま…ありませ…せっせ…ん…。」
と下を向いて泣くので、
「やっぱりピエールは僕のこと好きでいてくれたんだろ?僕の勘違いじゃないんだろ?」
と、賭けるような言うと、
「そ…そんなわけないじゃない…っ…。」
と泣きながら否定するが、リュカにはピエールの考えはわかっている。だから、
「僕はピエールが好きだ。だから一緒にいてくれ。僕が世間と違ってようが関係ないから。」
と、ピエールの泣く顔をあげてゆっくりキスをする。
「んっ…うっ…う…」
キスはしょっぱかったが、甘く互いが離れなかった。
そしてゆっくり泣くピエールを胸に寄せて泣き止むのを待った。

その後二人はいろんな討論をした。
そして互いがどんな苦難があろうと離れない、と互いが納得し合うまで話した。
簡単だが二人の間で夫婦の誓いをし指輪をはめあいもした。
そして今後どうするかを話し合っていたそんな矢先、
「あんちゃん。」
と宿屋の親父がドアごしに話し掛けてきた。
「すまねえが、あんたにゃもう部屋はかせねえ、出ていってくれ。すぐに出ていかなきゃたぶん町の人間があんたらに押し掛けるぞ。」
と言ってくる。
その言葉にリュカは呆然とした。
なんだなんだ、自分はそんなにおかしいのか?、と。
おかしいのはあんた等人間じゃないのか、と。
リュカは怒りで立ち上がろうとしたが、
「待って。」
と、ピエールに止められ、
「穏便に行きましょう。仕方ないもん。」
と、先程自分の妻になった人に言われ、
「あ…うん、わかった。こんな時間だし野宿になるけどごめんね。」
と、夕暮れにリュカたちは町を追い出された。
町を出るとき馬車には石を投げられたりもした。
たった今夫婦になったばかりの二人にはあまりにきつい見送りだった。

その後二人は、他のモンスターたちと別れどこか適当な場所に暮らすことにした。
ピエールは鎧兜を外し普通の人間として見えるようにして暮らす。
最初はどこも受け入れてくれて、幸せにすごしていけた。
しかしルドマンというサラボナの名家の婚約解消騒動はすぐに噂として大陸に広まりリュカとピエールは次から次へと転地をさがすことになる。
しかし、リュカはピエールとの結婚を悔いたりしなかった。
むしろピエールに申し訳ないと思う気持ちが強かった。
逆にピエールは、自分のせいでリュカが苦しんでいるということにつらく感じていた。
互いに優しいがために思いは重くそしてつらく、ピエールは疲れと心労から倒れることになった。


45:地獄のなかの幸せ4
09/03/08 21:02:49 xUzyNpR4
リュカは生まれた地“サンタローズ”の町の昔パパスが使っていたであろう洞窟の部屋で看病をすることにした。
しかし、薬も手に入らなければ、栄養のあるものもそんなにたべられない。
そんななかでピエールは衰弱していくだけであった。
あんなに可愛い顔をしていたピエールは痩せこけ、リュカもまた不精髭と疲れから顔がくすんでいた。
リュカも元気を装ってはいたが、疲労がたまってきていたのだ。

そしてある日、ピエールが自分の死期を悟り、
「ねえリュカ。」
とベッドからリュカを呼ぶ。
「どうしたんだい?」
と返事をするリュカ。
「私もうすぐダメだと思うんだ。」
と、言う。
それは誰の目に見ても明らかでありリュカもわかってはいた。
しかしリュカはピエールの手を握り、
「そんなこというなよ。元気になったらどこか静かなところで一緒に暮らすんだろ?」
と、励ますように言うと、
「ううん、いいの。もう無理ってわかるからさ。それより、もし私がなくなったらリュカは町に出て教会かどこかに行くんだよ。」 と、言ってくる。
「…な…なんでだよ。」
と、死が近いピエールを真っすぐ見るのがつらく涙を潤ませながら言い返す。
「だって私にあわせたらリュカまで死んじゃうよ。リュカは私とは違うんだから人の町に行って生きなきゃ。」
と、ベッドの上で涙を一筋頬に伝わしながら必死に笑顔を作り言ってくる。
しかしピエールの思いとは裏腹に
「いやだ、僕は僕と君を迫害するようなとこにはもう戻りたくない。誓っただろ、僕はどこまでも君と一緒にいるって。」
と、言う。
ピエールは困ったように、
「ばか…。」
と、一言つぶやき、
「ごめんね、私が少し人と違ったばかりに…でもありがと…ホント幸せだった…ありがとうリュカ…ずっと愛してるからね…。」
と、言いゆっくりと目を閉じて行った。
その後開かれることない目は、幸せに包まれているような笑顔をかもしだしていた。
「うっ…うううっ…」
そんな妻を前に、己の愚かさと世間のつらさ冷たさを呪いながら握った手を強く握りなおしてリュカは声を押し殺して泣いた。
無知でなければあの時ルドマンの家に行かず駈け落ちしてこんなつらい思いをさせなかったのに。
いやむしろ、ピエールを驚かそうと婚約破棄をしようとせず、さっさとピエールに告白していれば。
もはや何を思っても仕方ないこと、しかし遣り切れない思いはあふれ出てくる。
その後リュカはピエールの亡骸をモンスターたちから守って戦った。
しかし半病人のリュカも長くはなく、妻に覆いかぶさり永遠に守るようかのような形でこの世を去る。
あとは無常なモンスターたちの餌となり、骨となるだけであった。

そうして長い日が経ったある日、昔別れたスライムがリュカとピエールの後を追ってやってきたのだった。
そして骨となった二人を見て、
“あぁきっと今は幸せなんだな”
と、なぜかはわからないが亡骸からそういうふうに思えたため、ゆっくりと二人を寝かしてあげようと墓を作ることにした。

おちまい。

46:名無しさん@ピンキー
09/03/09 00:43:16 WFPJ9zSt
ちょっと…注意書きくらいはほしかった

47:名無しさん@ピンキー
09/03/09 00:47:56 yCMKVuGw
泣いた…

48:名無しさん@ピンキー
09/03/09 01:08:46 ea2kVYRb
切なすぎるぅぅぅ

人間とモンスターが結婚したって良いじゃない!幸せなんだから良いじゃない!

とか素で思ってしまた。

リュカの無垢な所が好きだ。

49:名無しさん@ピンキー
09/03/09 01:48:52 SX9X91dp
今回はアナザーストーリーのアナザーストーリーぐらいのお話です。
ピエールとリュカ以外は性格や価値観がかわっており、ドラクエの世界にシビアな考えを入れてみました。
報われなさすぎる話が嫌いな人はスルーしてください。


という注意書きを書き込みしたと思っていたらなかったことにレスで気付きました。
アンケートをとったとき、あまり報われないお話はダメな人がいるとわかっていたためこの注意書きは作ってはおりましたが、書き込んでなかったとは気付きませんでした。
すでに読んでしまった46さんや、他のこういうお話が苦手な方には申し訳ありませんでした。
作品投下に集中しすぎたようで、次回からこのようなお話の時は間違えないよう気を付けたいと思います。

50:名無しさん@ピンキー
09/03/09 05:18:42 5PE3Bxlj
>>49
どんまい
いつも投下ありがとうございます
いくらお互い決意して結婚したとは言えせっかくの門出に馬車に投石の部分で泣いた

51:名無しさん@ピンキー
09/03/09 12:04:34 3EuMaTRt
>>49
乙です。
リアルに泣いた。・゚・(ノД`)・゚・。

52:名無しさん@ピンキー
09/03/10 00:17:13 6pzfnzPR
>>49笑いあり涙ありエッチあり、いつも素晴らしい作品を読ませて頂きありがとうございます。


ごめんピエール、バトラーが来たから爺さん送りにしてしまって…迎えに行ってくる!

53:名無しさん@ピンキー
09/03/10 00:29:34 wD1Y1Zen
>>52
他のモンスター達に傷物にされてるぞ!

54:名無しさん@ピンキー
09/03/10 00:42:14 BbR71kFD
>>53
獣姦で輪姦ですか…
ヨダレが止まりません

55:名無しさん@ピンキー
09/03/10 15:52:45 mWbYTTBg
まぁ、ルドマンとか的にはモンスターに先を越されてる訳だからわからないこともない所がなんとも悲劇的だ。
とかオモタ

56:名無しさん@ピンキー
09/03/10 21:02:53 cM0e0BtK
ゴメン、泣いた
俺もちょっとLv99ピエール引き取ってくる

57:名無しさん@ピンキー
09/03/10 23:51:32 7bgeNdDX
しんみりしてるとこごめんなさい。
(スレ違いでしたら誘導お願いできましたら。)

バトルロード2のタバサのスパッツを鑑賞するのに必死なここ数週間なのですが、お勧めの技はありませんでしょうか。

今見つけてる部分では、
・マジカルメイス使用の「フールブレイク」
・オノ系3体合わせ技の「まじんのオノ」
のビジュアルがぷっくり(?)を鑑賞できてとてもヨイものなのですが。

あ、もちろん鎧・法衣は装備しない(デフォのたびびとのふく)です。

58:名無しさん@ピンキー
09/03/10 23:52:29 7bgeNdDX
(全角で上げてしまった。ゴメソ)

59:名無しさん@ピンキー
09/03/12 00:26:58 quV8sFXI
4女主が、エンドールで紫髪姉妹を仲間にせずにスコットとロレンスを仲間にしてしまい人間便器の日々を送るってのはどうかな。ホフマンを無理矢理仲間にして馬車の中で陵辱三昧。

60:名無しさん@ピンキー
09/03/12 02:18:11 vrEoV+Qx
俺もゲラゲラと結婚したい

61:名無しさん@ピンキー
09/03/12 10:32:25 6wMlBPRq
>>59
さあ、早くその妄想を形にするんだ

62:名無しさん@ピンキー
09/03/12 11:43:54 tKJXDOW/
ピエールをただのモンスターとしか認識出来ない俺にはこのアナザーシリーズは不快だな

63:名無しさん@ピンキー
09/03/13 01:11:55 Oz/gKGWg
>62 気持ちは分かるが…

不満を言った後は、せめて自分がどんなSSを希望するのか、
一つでも要望を挙げておく、優しさが大切だと思う。


64:名無しさん@ピンキー
09/03/13 01:40:57 MI1gfjCk
合わないなら小説を読まないでスルーしてくれよ

ピエール好きな人もいるのだから



65:名無しさん@ピンキー
09/03/13 10:43:11 MLCxMou5
注意書きも無いしタイトルもいつもと違うからつい読んじゃったんだろ。
わざわざ文句言うのはアレだけどさ。

ピエールが全くのオリキャラ化してるし嫌いな人は嫌いなノリだから、職人さんはできれば酉を付けて欲しい。

66:名無しさん@ピンキー
09/03/13 18:11:47 M9PxRUlB
禿同。
アナザーアナザーってのをはじめにつけてもいいかもよ。

ピエールの本名がカトリーヌならwwww

67:名無しさん@ピンキー
09/03/13 19:46:32 XMznXtAw
>>37
亀レスですが、読みたいです。

68:名無しさん@ピンキー
09/03/14 00:19:41 8GwU9/aC
>>62
こっそり同意…
ピエールってモンスターだしあの鎧の下が女だとしてもギャグみたいな等身でしかないし
メインヒロインみたいに何作も続けられてもな…ってスルーしてた。
日記の人はなんだかんだでもゲームの話通りになるところが面白くて好きだったけど、
オリキャラのピエールに相当はまっちゃったんだねえ…ってがっかりしてた。
白けさせるのもと思って言わなかったけど。
できれば、馴染みある普通のヒロインたちの話を書く人達に戻ってきて欲しいな。
好き勝手な意見ごめんなさい。
でも>>62だけじゃないって言いたかったから。

69:名無しさん@ピンキー
09/03/14 00:22:50 /fCMuTFc
ピエールうざいは激しく同意。
ブログでも作ってそっちでやってろって感じ。

70:名無しさん@ピンキー
09/03/14 01:32:00 dTYfJCbm
>>68
>こっそり同意…
>白けさせるのもと思って言わなかったけど。
>好き勝手な意見ごめんなさい。
>でも>>62だけじゃないって言いたかったから。
君、素質あるよ。電波板に来てよ

71:名無しさん@ピンキー
09/03/14 03:04:29 alAdxIz/
誰がどう思おうが、私は日記の人の今回の作品を支持します
作者さんにとっては分岐ルートの一つに過ぎないのだろうけど…
リュカの愛に殉じた姿に感動を覚えました

まぁ、他の分岐ルートも需要があるようだし、書いてさしあげては
いかがでしょうかね?
>>62さんや>>68さんのような人達のために

72:名無しさん@ピンキー
09/03/14 09:20:02 YOw2RyN3
まあまとめると注意書きは大事ってことだな
今後は先に注意書きすることを徹底すればそれでよし
注意書き無視して文句言う奴がいたらそいつがカスだってだけのこと
 


リクはクリアリがみたい

73:名無しさん@ピンキー
09/03/14 13:06:55 ur3zqi0T
クリアリいいね!

74:名無しさん@ピンキー
09/03/14 15:14:46 9M9QHWrt
注意書きもだけど、トリつけてくれたら助かる。
トリでNG設定したらピエール自体総スルーできるし
読みたい人はそのまま読める。
職人も不要な批判やたたきをこうむらなくて良いし互いに有益

75:名無しさん@ピンキー
09/03/14 16:04:36 5piewdqG
ビアンカは重い。

76:名無しさん@ピンキー
09/03/14 17:19:45 t+y3snWK
クリアリ書きました。
クリフト×アリーナのエロでパラレル設定はありません。
時系列はエンディングの後です。

クリアリのエロは既に神がかった作品がたくさんあるので、
変なシチュエーションで書きました。
マーニャ視点なので女性向きかもしれません。

ではどうぞ↓

77:覗
09/03/14 17:20:48 t+y3snWK
マーニャはサントハイムに遊びに来た。
せっかくだから驚かせようと思い、アリーナの部屋の窓から直接侵入する。
しかし、アリーナの部屋には誰もいなかった。
(……ま、そのうち戻ってくるだろうから、このままここで昼寝させてもらいましょ♪)
マーニャはアリーナのお姫様ベッドで眠りについた――


ふと、マーニャは目を覚ました。
部屋の中の扉の方から男と女の声がする。
「………………でしょうか?
 ………姫様のお部屋に私が入ったことが知られたら、私は極刑ものです!」
声の主はアリーナとクリフトだった。
「もうっ!クリフトはそうやっていっつも周りのことを気にしてばっかり!
 そんなのどうでもいいじゃない!」
「………申し訳ありません。」
クリフトは何か思い当たる節でもあるのかすんなり謝罪した。
マーニャが声をかけようとしたその時だった。
突然、クリフトがアリーナを抱きしめる。
「………姫様。お逢いしたかったです。
 ずっと姫様のことばかり考えておりました……!」
「私もよ………クリフト。」
アリーナもクリフトの背に腕をからめ、
きつく抱きしめあう二人。
二人はお互いに夢中で、マーニャには全く気づいていない。


(ええええええええぇぇぇぇっ!?)

マーニャは固まった。
ちょ、ちょっと待ってよ、これ!
いつの間にこんな展開になってたのよ!?
愛の逢瀬が始まっちゃったら、もう出るに出られないじゃないの!
咄嗟にマーニャは音を立てないようベッドから降り、側面に隠れた。

78:覗
09/03/14 17:21:20 t+y3snWK
クリフトはアリーナに口づけをする。
最初、触れるだけのような優しいキスをした後、
少し間をおいてアリーナの唇や口に喰らいつく。
クリフトの吐息はだんだん熱くなり、口元でいやらしい音を立てる。
アリーナはクリフトに身を委ね、なすがままであった。

(クリフトって、結構強引なキスするのね。)
マーニャは気づいたら口が半開きになっていた。
慌てて顔を引き締める。
うつろで少し潤んだようなアリーナの瞳と、真剣で熱っぽい光を帯びるクリフトの瞳。
普段からよく知っている二人が、
いつもとは全く違う様子で情事に事を運んでいる様を見ると
こんなにこっぱずかしくなるものだとは。
なんか、罪悪感と一緒に内臓がムズムズしているような感じがする。


お互いに立った姿勢のまま、クリフトはアリーナの服を脱がしにかかった。
慣れた手つきで器用に服を脱がしてゆく。
その様子に戸惑いはない。
(………これはもう二人は何度もやってるわね。)
マーニャは目を細め、類推する。
手先の器用なクリフトによって、アリーナはあっという間に全裸になっていた。
陶器のような白い肌に、引き締まった手足と腰。
小ぶりではあるが形のいい乳房と桃色の乳首。
そして程よく生える陰毛。
同性からみても、本当に綺麗な体である。

クリフトが両の手で乳房を包み上げ、
中央の可愛らしい突起に口づけようとしたその時である。
アリーナが口を開いた。
「私だけ裸なんて、イヤ。クリフトも脱いで……。」
アリーナはクリフトの両肩に触れ、力なく抵抗している。
アリーナの声はもともと可愛いが、いつにも増して可愛らしい。
しかし、クリフトはその頼みを聞き入れず乳首を口に含んだ。
「……あっ……」
アリーナは微かに喘いだ。
その声を聴いたクリフトはさらにその両の乳首を交互に吸い、
舐めたり、優しくかんだりしていやらしく弄ぶ。
「………ぁあんっ…んっ………………ぅんっ……ぃやっ…………」
アリーナの微かな喘ぎ声が広い部屋中に響く。
マーニャは自分の陰部が潤ってきていることを自覚していた。
クリフトは動きを止め、上目遣いでじっとアリーナを見やる。
「……もうっ。クリフトのいじわる………!」
アリーナが紅葉した頬を膨らませて拗ねた。
少し潤んだ瞳がなんともいえず可愛らしい。
クリフトは満足そうに微笑むと、自身の服に手をかけた。

79:覗
09/03/14 17:21:58 t+y3snWK


(ク、クリフトの裸!!)


マーニャは女なので、こちらにかなり興奮した。
アリーナの裸は旅の最中に何度か見たことがあるが、クリフトのは初見である。
(あいつ、いっつも無駄に着込んでて、体のラインとか全然わかんなかったのよね。)
ごくり、と唾を飲む。
クリフトは少し乱暴に服を脱ぎ捨てていく。
こんな煩雑な所作をするクリフトを見るのは初めてだった。
陰部の潤いが強まっていく。
クリフトの体はひょろっとしてそうなイメージだったが、
意外にしっかりした体格だった。
そして、最後の一枚の下着を脱ぐと、
開放されたクリフトのモノは一気に上へと反り上がる。
クリフトの身長ならば標準的な大きさだろう。
マーニャはすかさずチェックを入れた。
クリフトはアリーナの全身を食味し始め、
その合間に時折アリーナをきつく抱きしめる。
抱きしめている間、クリフトの男根はひるむことなく
アリーナの腹部にぐいぐいと食い込んでいった。
(いいなぁ~~~。………硬そう。)
マーニャは無意識に指を口に含んでいた。
男性は大きさばかりを気にする人が多いが、その硬度も大事な要素だ。
クリフトのうなじを見る。
きれいに刈り上げてあり、いかにも育ちのいいボンボンがしそうな髪型であった。
そんなボンボンが主導権を握り、すこし強引気味に事を進めている。
(あたし、このタイプとしたことないからなぁ)
陰部の潤いがさらに強まった。
ひと通り事を終えると、クリフトはアリーナをベッドへ導きはじめた。
(やばっ!!)
クリフトを物色して呆けている場合ではない。
慌ててベッドの下にもぐりこむ。
歩伏前進のような姿勢でマーニャは息を殺す。
激しく鼓動が高鳴る。
(バレませんように~~~!!)
マーニャは“お姫様ベッド”の下で天に祈った。

80:覗
09/03/14 17:23:55 t+y3snWK
ギシッとベッドが揺れた。
二人が横たわったのだろう。
すると、まもなくいやらしい音が聴こえてきた。
どうやらバレてなかったようだ。
(ふぅ~~~)
マーニャは声を出さぬように安堵のため息をついた。
自分のすぐ真上で、友人の二人が知らずにセックスをしている。
こんな体験、人生できっと最初で最後だろう。

いやらしい音と声は聴こえるが、
音声だけではいまいち何をしているのかよく分からない。
狭くてろくに身動きも取れず、まったくもって消化不良である。
しばらくその音声地獄に耐えた後に、アリーナが口を開いた。
「………あっ、そこは汚いからダメって言ってるじゃない……!」
「姫様のお体に汚いところなんて、どこにもありませんよ。」
これはどこなのか分かった。
時折、吸っているような音がするので
どうやら口でいじっているようだ。
「……姫様のここ、もうこんなにトロトロですよ………いやらしい。」
「く、クリフトがそんなことするからだもん……。」
「“そんなこと”って何のことですか……?」
「………もうっ!さっきからいじわるばっかり……!」
(なるほどね。言葉攻めもする、と…。)
マーニャは冷静にチェックした。
「…………姫様。もう我慢できません……。
 ……入れてしまってよろしいですか?」
「…………うん……来て。」
そうアリーナが囁くと
間もなくベッドが激しくきしみだした。
(結構、強引に挿入するのね。)
はげしく揺れつづけるベッドと
小鳥のさえずりのような可愛らしいアリーナの喘ぎ声と
時折聴こえる悦びにあふれるクリフトの吐息。
(……ふっ。大変な大震災だこと!)
激しい揺れの中、マーニャは自分の頭上でエロチシズムの原点行為をする二人の真下で
なぜかそれを音楽鑑賞するハメになっている自分を自虐的に笑った。
「ク……クリフト……クリフトっ………!」
「アリーナ……アリーナ………!」
(あ、名前で呼んだわ。)
「クリフト……………すき……!」
「アリーナ……アリーナっあっ…………あぁっ!!」

――クリフトは果てたようだった。
揺れが最大になり、徐々におさまってゆく。
クリフトの愛の告白が聴けなかったのは少し残念である。
二人の熱い息遣いも徐々におさまってきた。

81:覗
09/03/14 17:24:37 t+y3snWK
「クリフト……気持ちよかったわ………。」
「私もですよ………。」
マーニャは顔をしかめる。
(ん?これ、たぶんアリーナはイッてないわよね?
 ……というか、まさか中で出してる?)
マーニャはすっかり冷静になっていた。

「――ねぇ、クリフト。このまま、こうしたまま、少し一緒に眠っていい?」
(え。)
冷や汗が、ひとすじ流れる。
「もちろんですよ。」
(え!)
体が固まる。
「嬉しい!クリフトの腕まくら大好き。」
(ええええぇぇぇええ~!!)
(あたし、いつまでこんなとこにいればいいのよ~~~!!)
マーニャの声なき悲鳴が空しくベッドの下に響くのであった。
《おわり》

82:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:49:31 SNCM4L/c
これはwいい田代w


83:名無しさん@ピンキー
09/03/15 07:48:41 /jX0Dowr
グッジョブ!
これは続きに期待w
姐さんによるクリフト性教育がはじまることを超期待w

84:名無しさん@ピンキー
09/03/15 15:21:52 FUa8HRid
GJ!
王道エロながら、コミカルなマーニャがおもろ楽しくオチもいい!
ありがとうございました

85:名無しさん@ピンキー
09/03/17 20:12:48 jF1E8wL8
GJ!
クリアリいいよクリアリ。
マーニャが以外に冷静に分析してて吹いた。

アリーナに教育でアリクリ展開でもいいな。

86:名無しさん@ピンキー
09/03/19 00:42:58 +tRrMVm5
日記まち

87:名無しさん@ピンキー
09/03/20 00:43:37 3TbtQR1H
日記の人は結構批判に弱そうだからもう書いてくれないかも…

色んな人がいるからあまり気にせず書いて頂きたいですが…

88:名無しさん@ピンキー
09/03/20 17:07:15 mv2T9I7y
アリーナかわいいよね
上のクリアリも含め数々の名作のおかげで、例えクリフトとズブズブにwなっていても
変わらずウブでかわいいアリーナを想像してしまう(#^^#)

89:カジノ船の夜1
09/03/20 19:44:03 OeCfZMoL
フローラは“それ”を握って胸に抱えたまま俯いていた。
そして小さく深いため息をつく。
「はぁ……やっぱり私には……でも、あの人のために。ぽっ……」
―コンコン
「フローラ、大丈夫かい?」
ドアの向こうのアベルの声に、フローラはハッとする。
「えぇ、すみません。あの……」
「なんだい?」
「もう少しで出ますから待っていてください。先に寝ないでくださいましね」
覚悟を決めたフローラは手早く“それ”を身につけていった。
鏡の前で自分の姿を映し、また赤面する。
大きく深呼吸をしたあと、脱衣室のドアを開けた。

「お待たせしました。あなた」
「フローラ、その格好は……」
白バラのように透き通った肌を彩る“それ”は、布の面積が極端に少ない
ポートセルミの酒場や、カジノのダンサーたちも身につけていた衣装『踊り子の服』だった。
お嬢様として育てられ、修道女として神に仕えた彼女にとって
その服はあまりにもアンバランスだが、それ故に艶かしさもひとしおである。
「さっきあなたとこの船を探検したときに見つけましたの。やっぱり私には似合いませんか?」
「そ、そんなことは……。似合ってるよ、綺麗だ」
「ありがとうございます」
フローラは微笑んで、その場でくるっと回ってみせる。
向こう側が透けて見えるほど薄い腰布がふわりと舞い、アベルは唾を飲み込んだ。

テーブルに置かれたワインとグラスを持ち、フローラはベッドに座るアベルの隣に腰掛けた。
夜のカジノ船からは昼間の騒がしさは消え、波の音とゆったりとした音楽だけが聞こえていて
特にここ特別室は穏やかで優雅な時間が流れている。
「お酌いたしますわ」
血のように赤いワインがグラスに注がれる。
身体に向けられたアベルの視線を感じて、フローラは恥ずかしそうに話し始めた。
「本当にダイタンな衣装ですわよね。私には恥ずかしくて、とてもムリだと思っていました」
アベルはワインに口をつける。
「でも……先ほどアベルさんが踊り子さんの足をまじまじと眺めているのを見てしまって」
思わずワインを噴きこぼしそうになる。
「これも妻の務めだと思っています。私の足でよければ、お好きなだけ触ってください……ぽっ」

90:カジノ船の夜2
09/03/20 19:44:37 OeCfZMoL
普段はロングスカートに隠されている白い脚。
それが今、太腿の付け根まで露になっている。
「いいの?」
「はい。私はあなたの妻ですから、お好きなだけ……」
アベルはワイングラスを置いて、そっとフローラの膝の辺りに右手を置いた。
フローラがじっと見つめるその手は、ゆっくりと動き出す。
小さな膝を摩るように、そして撫でるように少しずつ上のほうへ。
アベルのごつごつとした大きな手が、フローラのむっちりとした太腿を撫でる。
薄い腰布を捲り上げたとき、フローラがアベルの手を掴んだ。
それは拒否反応ではなく、羞恥心から来る力のない抵抗。
「あっ、ごめんなさい」
「緊張してるのかな?」
「はい。少し……」

アベルは手を退けると、先ほどのグラスを取って、ワインを口に含んだ。
そしてフローラの肩を掴み、強引にキスをするとワインを口移しで流し込む。
「んんっ!」
口元から零れたワインが、白い肌の上に赤い軌跡を描きながら、胸の谷間へ流れていく。
「んっ……くッ……コクンッ」
ワインが喉を通り過ぎたことを知らせる音。
同時にフローラの身体がドサッとベッドに押し倒される。
「あなたっ……」
アベルは赤い軌跡を舐め取りながら、右手をフローラの脚の間へ滑り込ませた。
細く絹のように滑らかな脚、その一番柔らかい内腿の部分を揉み解していく。
左手は丁寧な装飾が施されたブラを外し、桃色の先端を唇と舌で愛でた。
「あっ!あんっ!あなた……んんっ!ンあっ!」


91:カジノ船の夜3
09/03/20 19:45:13 OeCfZMoL
愛撫のせいか、それともワインのせいなのか、フローラの肌は耳まで紅潮している。
愛する人に硬く尖った乳首を吸い上げられ、布の上から最も敏感な核心部分を刺激され
淑女はベッドの上で嬌声を漏らしながら激しく乱れた。
「んっ!んふっ……あっ!あっ!いやっ!」
下腹部の微熱は蜜壷を潤し、溢れ出た愛液は股布に大きなシミを作っていた。
「もうビショビショだから、ね」
「はい……でも、恥ずかしいです」
「僕も脱ぐよ」
アベルは身につけていたものを脱ぐと、フローラの最後の布を取り去る
フローラの手首と足首には踊り子のアクセサリーがつけられてはいるが
お互いに生まれたままの姿になった。
丁寧に処理された脇や、小さく整えられた青い芝生からは、フローラの育ちの良さが垣間見える。
芝生の下にある秘裂は、だらしなく口を開き、何かを欲しがるようにヒクヒクと動いている。
「挿れるよ、いいね?」
「はい。ください……。あなたをください……んぅっ!ンンっ!ああぁぁ!」
アベルが腰を突き出すと、フローラのそこはヌルヌルと抵抗なく奥まで受け入れた。

アベルの腰の動きに合わせて、ベッドが軋み、フローラが泣き
結合部からの淫らな水音がカジノ船の特別室に響く。
「あっ!ああっ!気持ち…いいですっ!……あなたっ!んんっ!」
「フローラ!……僕も気持ちいいよ!フローラ!フローラ!」
「ハァ…うっ!んんっ!アンッ!キスして……くださいッ……」
アベルの舌に縋りつくように、フローラは舌を動かし絡ませる。
張りのある形の良い女の乳房が、筋肉質な男の胸板で潰される。
身体を密着させたことで、アベルはより深くまでフローラを突いた。
コツコツと奥をノックされ、フローラの絶頂がすぐそこまで迫る。
「んふっ!ンン~!あっ!あんっ!ダメです!私、もう!」
愛する夫の広い背中に腕を回し、必死にしがみつきながら
フローラは頭の中で無音の花火が咲き乱れる不思議な感覚に身を委ねた。
「いやぁぁ!ダメッ!いっ!イク!イキますっ!……んんんっ!あぁっ!」

「ハァハァ……ッ……はぁはぁ……っ……」
身体中に汗を滲ませたフローラは、夢心地の中で息を整えようとしていた。
汗で濡れた青い前髪をアベルが左右に払ってやる。
時折ピクピクと動く下腹部、その奥にはまだ硬いままの熱を持ったアベルの存在。
「ごめんなさい……私だけ……」
「気にしないで。気持ちよかった?」
「はい。とても」
フローラは恥ずかしそうに視線を外した。

92:カジノ船の夜4
09/03/20 19:45:53 OeCfZMoL
「今度はフローラが上になってみようか」
「私がですか?上になるというのは……」
「乗馬するみたいに、僕の上に跨って」
言われるがまま、結ばれたままフローラはアベルの上に跨る。
これを騎乗位と呼ぶことなど、お嬢様育ちのフローラは知る由もない。
「恥ずかしいですわ……」
「大丈夫。手をついてバランスをとって」
アベルの胸に手を置くと、男らしい筋肉の硬さにフローラはキュンとなる。
「ゆっくり動いてごらん。馬に乗ってるみたいに。……そうそう」
「こうですか?……やだ、恥ずかしい。……んっ……あっ……」
その動きは、まさに馬に揺られるようだった。
ゆっくりと前後に腰を動かし、二人の呼吸に合わせてリズムを刻んでいく。
「あぁっ……はぁん……いいっ……」
「下からも動かすよ」
「やっ……アァ……あんっ……あっ!」
前後に揺れるフローラの動きに、下からのアベルの動きが交わる。
ズンズンと突き上げられるたびに、淑女は再び恍惚の表情を浮かべて乱れた。
「んっ!んぅ!あぁっ!アンッ!」
渦を巻くように溜まってきた射精への欲求が、出口を求めて登ってくる。
アベルはフローラの柳腰を両手で掴み、雄の本能をむき出しに激しく乱暴に突き上げた。
「んっ!んっ!んっ!イヤっ!ダメです!いッ!またイっちゃいます!いくいくいく……あぁぁぁ!!」
白い乳房を揺らしながら、長い髪を振り乱すフローラ。
熱く蕩けた肉壁に強く優しく締め付けられて、アベルもまた絶頂に達した。

 ビュクン ビュルッ ドクン ドクッ ドクッ 

熱い精液がフローラの中に何度も放たれる。
一回、二回、三回……
自らの中で跳ねた回数を数えながら、フローラは意識を失った。



波の音だけが聞こえる。静かな部屋。
ベッドの中でフローラはアベルの頭を抱いている。
フローラの乳房に顔を埋めながら、アベルは妻の愛と同時に懐かしいものを感じていた。
それは遠い昔、マーサに抱かれていたときの記憶なのかもしれない。
フローラの優しい香りに包まれながらアベルは目を閉じた。
「お料理も、魔法も、夜の営みも、もっともっと頑張りますわ
 これからも私を傍に置いてくださいましね。愛してます、あなた……ぽっ」
―終―

93:名無しさん@ピンキー
09/03/20 21:30:55 nLcoS/1d
GJ!
フローラ初々しすぎ

94:名無しさん@ピンキー
09/03/23 11:48:02 jwNN5Wab
前スレって1000行った?

95:名無しさん@ピンキー
09/03/23 16:22:01 PinB0rJA
650ぐらいで容量オーバーでストップ。

96:名無しさん@ピンキー
09/03/25 21:19:47 0pEt90Ad
シチュエーションは主人公との初エッチみたいだけど二人ともかなり経験はありそうだね
フローラは誰にこんなに開発されたのかすごく気になる…

97:名無しさん@ピンキー
09/03/25 21:45:10 6BXUhzVm
エエエ
愛し合う夫婦のひとコマだと思った


98:名無しさん@ピンキー
09/03/25 23:10:39 kcQgWXbb
おいおい、サラボナからカジノ船までどれほど距離あると思ってるんだ。
ルーラでポートセルミまでショートカットしたとしても、初夜だの船の中だの、開発する時間と場所ならあるだろうに。
そもそも結婚式からどれぐらい経ってるかもわからないわけだし。
だいたい、初エッチだなんてどこにも書いてない。踊り子の服を着るのが初めてだと書いてあるだけ。

99:名無しさん@ピンキー
09/03/26 17:23:42 wHwJK7xc
主人公×ビアンカの正夫婦の初々しくも愛らしい初夜ネタや夫婦ネタなども書いてください。

100:名無しさん@ピンキー
09/03/27 01:02:35 75uXR8+V
フローラエロ可愛いよ!GJ!

101:名無しさん@ピンキー
09/03/27 02:25:53 uQuRZLEY
GJです!
フローラ献身的で女らしくて、えっちだね。
アベルもまた男っぽくて。




102:名無しさん@ピンキー
09/03/27 12:44:13 0bZ/5f8L
>>99
あの夫婦だと結婚式の後何処で寝るんだっけ


103:名無しさん@ピンキー
09/03/27 18:20:51 R+tIDAbc
>>91
GJ

104:名無しさん@ピンキー
09/03/27 20:03:57 76eedJYn
>>102
サラボナの別荘。
アルカパの宿屋、テルパドールの砂漠、
滝の洞窟、レヌール城、山奥の村の温泉などのオプションもあります。
逞しい主人公と女らしいビアンカの初々しい二人の話が見たいですね。

105:名無しさん@ピンキー
09/03/27 20:48:11 oLeJxq1Q
>>104
小説では砂漠でヤッてるよなw

106:名無しさん@ピンキー
09/03/27 23:37:27 sbuFP/9p
小説は確か、パパスにほれた砂漠の女王様が
主人公とビアンカのお膳立てをし、ふたりは初めてヤる事が出来る。
そこで双子が一発ヒットし、10年近くたって、
「私はあなたには既に贈り物をしています。それはあなたの大事な子どもたちです。
あなたが私の目の前で初体験が出来るよう、きっかけを与えました。」
と子どもの前で言われる。

ってストーリーだったよね確か。

107:名無しさん@ピンキー
09/03/28 00:00:54 wEsCCXNc
子供の前でそういうカミングアウトすんなよ女王様www

108:名無しさん@ピンキー
09/03/28 00:21:02 FPcp0P5N
ん?と、言うことは夫婦がお楽しみのところ、女王様はどっかから覗き見してたのか!?

109:名無しさん@ピンキー
09/03/28 10:00:59 CokcLTBv
ちょっと小説読みたくなったw


110:名無しさん@ピンキー
09/03/28 13:59:36 QWpWZ316
>>108
女王様「ゆうべはおたのしみでしたね」

111:名無しさん@ピンキー
09/03/28 17:09:00 MIPOmbSG
>>105
砂漠でヤッたら砂がべとべとにこびりつくのでは
勝手に心配してました。

主×ビア 婚前温泉ネタ書いてみました↓

112:ダンカンの陰謀
09/03/28 17:09:40 MIPOmbSG
パパスさんの息子の“主人公”が十数年ぶりに訪ねてきた。
なんでも、とある女性への結婚指輪を探して旅をしているらしい。
あのあどけなかった少年が、まさかこんな立派な男に成長しているなんて。
ダンカンは感極まった。ビアンカにはこういう男と結婚してもらいたい。
(ビアンカは勝気なようで、こういったところはオクテだからな。
 しかも、相手がいるとなったらあっさり身を引いてしまうだろう。)
でも、もし何かの弾みで二人がそういう関係になって既成事実が出来てしまったら、
人のよさそうな主人公のことだ。責任をとってビアンカと結婚してくれるに違いない。
―――ダンカンは、企んだ。

主人公とビアンカがずっとダイニングで
積もり積もった話をしている間に寝室でダンカンは手紙を一筆した。

「ビアンカー!頼みがあるんだー!」
「なぁに?お父さん。」
「この手紙を今すぐ宿屋の女将に渡してきてくれないか?」
「明日じゃダメなの? 今、主人公と話してるんだけど。」
「急ぎの用なんだ。どうしても今じゃないと困る!!」
「僕が行ってくるよ。」
「そんな!主人公に行ってもらうなんて、悪いわ。」
「いいよ、近くだし。散歩がてらに行ってくるよ。」
「いやー助かるよ、主人公!
 ほら、ビアンカ!彼もそう言ってくれてることだし。」
「そう…?じゃあ私、その間にお夕飯の支度してるわね。」

113:ダンカンの陰謀
09/03/28 17:10:11 MIPOmbSG
主人公は宿屋に向かった。
温泉の湯煙がもくもくと立ち上がっているので、場所はすぐに分かった。
「こんにちは。」
主人公はカウンターの女将に声をかける。
「いらっしゃい。見かけない顔だね。湯治客さんかい?」
「いえ、ダンカンさんにこの手紙を渡すように言われて来たんです。」
「あらダンカンさんから?」
「急ぎの用らしいので、今すぐ読んでもらえますか?」


女将は手紙を開く。
『前略 女将殿
 今、我が家にビアンカの幼馴染の青年が訪ねてきている。
 名前は“主人公”という。なかなか精悍で骨のある男だ。
 私の体もこんなだから、彼にビアンカを貰ってもらいたいと思っている。
 しかし彼は今、別の女性と微妙な関係らしい。
 ビアンカの将来の幸せの為に一肌脱いで頂けないだろうか。 
 詳細については以下の通りである。
 ――――――――――――――
 ――――――――――――云々。
                                草々』
女将はちらりと主人公を見る。
ダンカンの言う“幼馴染の青年”はきっと彼のことだろう。
整ったきれいな顔立ちで、優しそうな瞳で誠実そうだし、
体つきもたくましくて立派だ。
(ビアンカちゃんにぴったりじゃない!)
女将は心躍らせた。
「ありがとう、主人公。わざわざ持ってきてもらって悪いねぇ。
 今すぐ返事を書くからちょっと待っててくれるかい?」
「はい。」
 (…………あれ?僕、名前言ったっけ?)
主人公が不可思議な顔をしていると、女将がすぐに返事を書き終えていた。
「はい。じゃあこれをダンカンさんに渡してくれる?
 これも急ぎだから、すぐに渡してね!」
「はい。」
「それじゃ主人公、………またね!」
女将は悪戯っぽく笑った。
(やっぱり、さっき無意識に名乗ってたのかな。)
主人公は宿屋を後にした。

114:ダンカンの陰謀
09/03/28 17:11:43 MIPOmbSG
主人公がダンカン邸に戻ると、家中に夕飯のいい香りが立ち込めていた。
「おう!主人公、おかえり!手紙はちゃんと渡せたかい?」
「はい。……これが女将さんの返事です。」
ダンカンはすぐに目を通す。満足げに何度もうなずいている。
「……主人公、あの宿屋の温泉にはもう入ったかい?」
「いえ、まだです。今晩行こうかと思って。」
「あの温泉は大人気でね。夜は特に混むんだよ。
 ゆっくり浸かれないかもしれないな。」
「そうなんですか?」主人公は少し残念そうな顔をした。
「……だがな。お得意様の俺だけ、貸切にしてもらってる時間があるんだよ。
 今日はその時間を主人公に譲るから、一人でゆっくり浸かってきたらどうだ?」
「いいんですか? ………でも、それなら一緒に入りましょうよ。」
「いや、俺は今日はいい。一人で浸かってゆっくりして来いよ。
 ちなみに、これは俺と女将さんとの密約だから他言に無用だぞ!
 ………もちろん、ビアンカにもな。」
「わかりました。ありがとうございます!」
「……………で。その時間なんだが―――」
ダンカンと主人公が二人でこそこそ話していると、
ビアンカが声をかける。
「ご飯よー!」


夕飯の後、ビアンカは食器の洗い物を片付けていた。
その作業がもう間もなく終わる頃、ビアンカはダンカンに声をかけた。
「お父さん、主人公は?」
「ああ。さっき馬車の掃除をするって言って出て行ったぞ。」
「そうなんだ。じゃあ私そろそろお風呂行ってくるね。」
――実は、ダンカンの言っていた【温泉の貸切時間】
というのはビアンカの為の時間なのだ。
せっかく温泉の村に住んでいるのに、混浴なのでビアンカは恥ずかしがって
入ろうとしないため、女将さんが好意で用意してくれたのだった。
いま温泉には主人公が先に入って浸かっている。
もちろん、女将さんが快諾してくれたからである。
二人には何も起きないかもしれないが、
それでも年頃の男女が裸で二人きりになって、
何の感情も動かないわけがない。
(うまくいってくれよ……っ!!)
ダンカンはこぶしを握り、強く念じた。

115:ダンカンの陰謀
09/03/28 17:13:22 MIPOmbSG
主人公はまったりと温泉に浸かっていた。
日頃の疲れがどんどん癒えていくのがわかる。
その心地よい熱さに身を沈めていく。
その時、誰かが湯船に浸かる音がした。
主人公は湯煙でぼんやりとした視界の中、
その音の主を見る。
――――ビアンカだった。
「び、ビアンカッ……!?」
「きゃあっ!!主人公………?」
主人公はかなり深く温泉に浸かっていたので
岩に隠れて、ビアンカは気づかなかったのだろう。
主人公もビアンカも貸切だと思っていたので、
二人とも身を隠すタオルを持っていなかった。
お互いに申し訳ない程度に手で隠すのみである。
温泉の透明度も高かった。
主人公とビアンカはお互いに男と女に“性徴”した肉体を
湯煙で多少霞んではいたがばっちり見てしまった。
ビアンカは胸と下半身を腕で隠し主人公に背を向ける。
しかしその美しい白い肌と見事な体のラインは隠しようがない。
「ご、ご、ごごご、ごめんっ!僕、すぐに出るから……!」
真っ赤な顔をした主人公は、湯船から出ようとビアンカの横をすれ違う。
その姿を、同じく真っ赤な顔をしたビアンカがちらりと横目で見る。
そこには主人公の酷く傷だらけの背中が目に映った。
「待って!」
主人公が歩みを止めると同時にビアンカは主人公の背に触れた。
「これ――」
ビアンカは絶句してしまい、言葉がうまく見つからない。
主人公はついこの間まで奴隷として囚われていたと言っていた。
きっとその時に受けた傷だろう。その傷の多さと、深さに
永い年月を感じずにはいられなかった――。
主人公の背中をビアンカが両手で優しく撫でる。
「ビアンカ………?」主人公がわずかに振り返る。
目を見張った。ビアンカは体を全く隠していなかった。
しかもさっきよりずっと距離が近いので、湯煙の影響を受けず、
はっきりとビアンカの裸を見てしまった。
あわてて目線を元に戻すが、もう遅い。
主人公の股間は膨らんでしまった。
(ま、ま、ま、まずい……!!)
主人公は動転する。慌てて落ち着こうとするが、
ビアンカの背を撫でる優しい手つきが、いやらしく感じないこともない。
股間はますます膨張し、完全に勃ち上がってしまった。
ビアンカの撫でる手も止まない。
主人公の脳内は完全に“男”に切り替わった。
「………ビアンカ。」
主人公はゆっくり振り返った。
《つづく》

116:名無しさん@ピンキー
09/03/28 19:51:38 GkDGQAuo
つ、続くのかよぉw
待ってるよ

117:名無しさん@ピンキー
09/03/28 20:12:04 FPcp0P5N
行け!主人公!食っちまえ!

118:ダンカンの陰謀
09/03/30 00:36:32 Ts02I8tf
続きです。天空人仕様で美化してあります。
エロ度は薄いかもしれません。


「………ビアンカ。」
主人公はゆっくり振り返った。

「きゃあっ!!」
ビアンカは悲鳴を上げた。
もちろん、主人公の完全戦闘態勢な下腹部を見たからである。
―――怖い。
ビアンカは自身の体を隠し、身を震わせた。
理屈ではない。本能的に怖かった。
おそるおそる主人公の目を見る。
吸い込まれてしまいそうな漆黒の瞳。
――心まで見透かされそうだった。
その瞳に魅せられて、ビアンカは全く動けなくなった。
主人公はビアンカのこめかみに触れ、そのまま腕を回し体を引き寄せる。
いつの間にか唇を奪われていた。
すごく怖かったのに、主人公の唇は優しかった。
誘われるままに舌を絡めてゆく。


主人公はビアンカを横たえた。
ビアンカは目を閉じたまま全く抵抗しない。
髪をおろしたビアンカは驚くほど艶っぽかった。
その肉体をじっくりと上から眺める。
水に濡れたその美しい裸身はキラキラと輝き、どこか神秘的だった。
主人公はビアンカの乳房を両手で何度も優しくかき集め、
そのピンク色の先端を吸う。
ビアンカは恥ずかしさに顔を歪め、かわいい喘ぎ声を発した。
さらに主人公の優しい手つきはビアンカの体を上から順にゆっくりなぞってゆき、
ついに金色の陰毛にまで達した。
陰毛を少し意地悪くつまむ。するとビアンカと目が合った。
「もうっ!なにしてるのよ……!」
そうやって諭す口調は昔のビアンカと変わらなかった。
もう一度くちづけをしてビアンカの口を塞ぐ。片手は陰部の近くのままだ。
そのまま指先を中へと侵入させてゆく。
「んっ……」口を主人公の唇で塞がれているので、
ビアンカは声が出すことが出来ない。
指先は丸い突起物に出遭った。小刻みに刺激を与えてゆく。
「んっ……んんっ……ん…っ……んっ」
主人公の口の中でビアンカは声にならない嬌声をあげた。

119:ダンカンの陰謀
09/03/30 00:38:19 Ts02I8tf
陰部全体が充分に潤っていることを指先で確認してから、
主人公は自らを挿入し始めた。
苦痛にビアンカは顔を歪める。
その表情を見て、主人公は侵入速度を緩める。
ゆっくり、ゆっくりと進み、
やがて、主人公とビアンカは一つになった。
緩やかに主人公の腰は動き始め、徐々に速度を上げていく。
ビアンカの喘ぎ声に合わせて、どんどん下腹部が火照って熱くなっていった。
主人公はうつろな瞳でふと周りを見る。
なんだろう。この空間が何か不思議な力で護られている様な気がする。
頭が真っ白になってゆく。
主人公は、ビアンカの中でつき果てた――。


脱衣所ではなぜか二人はお互いを見ないように服を着た。
変に意識し合っていて神妙な雰囲気であった。
「……外で待ってるよ。」
先に服を着た主人公は一足先に宿を出た。
髪がびしょびしょに濡れているので風が少し冷たく感じる。
ビアンカもきっと寒いはずだ。
少し待つと、ビアンカも外に出てきた。
すぐに主人公はビアンカの頭にタオルをかける。
「……風が少し寒いから、かけてた方がいいよ。」
ビアンカは目を丸くする。
「あ……ごめん。外で頭にタオルなんてみっともないかな?」
「ううん。そんなことないわ。……ありがとう。」
ビアンカはクスクス笑った。

「ただいま、お父さん!……ずいぶん長湯しちゃった!
 あ、主人公とは家の前で偶然会ったのよっ!」
二人の髪の毛はびしょ濡れだった。そんなわけがない。
計画通りに事が運んだと確信したダンカンは嬉々とするのだった。
《おわり》


120:ダンカンの陰謀
09/03/30 00:40:44 Ts02I8tf
↓のオマケはお好みで。ちょっと蛇足っぽいかも。

――結婚後、妻となったビアンカは主人公に尋ねた。
「ねぇ、そういえばどうしてあの時主人公は温泉にいたの?
 あの時間ってみんなには知られてないけど、私の貸切時間だったのよ。」
「えっ!!」主人公は顔をこわばらす。
「そんなっ……僕はダンカンさんの貸切時間だって言われて……!!」
ダンカンと女将の、あの悪戯っぽい目を思い返す。
その瞬間、主人公とビアンカは全てを悟った。
「~~~~~~!」
主人公は顔に手を当ててうなだれる。
ビアンカがそんな主人公の顔を覗き込む。
「うふふ。もういいじゃない。許してあげようましょうよ!
 …………だって、今はこんなに幸せなんだもの。」
ビアンカは主人公に口づけをした。
《おわり》

男性向けに生々しく肉々しく書いた方がいいのか、
女性向けに叙情的に書いた方がいいのかすごく悩みました。
結局、中途半端ですね。
このスレは男性と女性どっちが多いんでしょうか?

121:名無しさん@ピンキー
09/03/30 17:56:39 bAoHA9lk
男女関係なくどんなんでもどうぞ!
ただ、陵辱や百合やらあればはじめに書いていただけるとよいでーす。

122:名無しさん@ピンキー
09/03/30 18:03:19 sKE3wJqX
面白かったよ、ありがとう!ダンカンの陰謀は成功し、今後苦労するけど究極の玉の輿だwww

遠回しな文より生々しい文が好きだけど、自分は女です。

123:名無しさん@ピンキー
09/03/30 22:42:49 GMs0HXOP
乙です!
私は後者が好きです。

124:名無しさん@ピンキー
09/03/31 00:18:12 zKWfvk45
両方すきなんで両パターンお願いしますw

125:名無しさん@ピンキー
09/03/31 00:38:38 RsGoUJnf
職人さんが好きに書けば良いと思うよ。読ませて貰ってるんだから我が儘言わないさ。

カジノ船、温泉両作ともGJ。
自分はビアンカもフローラも好きだと再確認した
無論デボラも

126:名無しさん@ピンキー
09/04/01 23:52:15 URGgeHzg
主人公×ビアンカ物おかわりしたいです

127:名無しさん@ピンキー
09/04/02 02:49:52 KZ06mnw4
「ねぇ、そっちに行ってもいい?」
甘く切なげな声が聞こえた。
時間の流れはときに残酷で、懐かしい思い出も今はまるで無かった事のようにさえ感じられる。
受け入れることしかできない喪失感。
せめて側にいられることで、少しでも君の寂しさを埋められるのなら・・・
アベルは黙って毛布を開け、ビアンカを受け入れた。

「あったかい・・・」
胸元でビアンカが少し照れくさそうに小さく、囁く。
布の擦れる音、君の吐息。
ぼくを愛してくれる、君がいる。

自然に肩を抱くと、ビアンカが目を閉じた。
額にふれ、髪をなでる。
ちょっと嬉しそうに目を伏せる、その表情がたまらなく愛しい。
「・・・好きだよ」
何度でも言いたい。

ビアンカが首に手をまわすと、引き込まれるようにアベルの思いは強くなった。
身体を少し起こして、ビアンカを組み敷く。
アベルを愛している事はわかっているのに、
彼が男になる瞬間に今だ戸惑いを隠せないビアンカは、少しだけ、眉をひそめた。
その目元にアベルは優しく口付ける。
「抱きたい」
言わなくてもいいことなのかもしれないけど、口から漏れてしまう。
「うん・・・」
飲み込むような声で応じると、吸い込んだ息をゆっくりと吐き出し、腕の力を少しずつ抜いている。
まだ少し、怖いのかもしれない。

アベルはその小さな唇を何度も求めた。
最近気づいたのは、ビアンカはチュッ、ていうキスが好きだという事。
本当は、その唇の中に侵入して、舌先をからめあいたいけど、
ビアンカが満ち足りてくれるまで、幾度となく軽いキスをした。

唇から頬へ、頬から耳元へ、耳元から首すじへ。
アベルの愛しさが伝わったのか、ビアンカはやっと
んっ、ん・・・
と小さく声をあげた。
首すじへのキスは、いつの間にか舌先での愛撫に変わって、
やがてその舌は、胸元を求める。
明るい色の布をめくり上げ、ビアンカの身体をを少しだけ起こすと、
乱暴にならないよう、そっと服を脱がせた。
ベッドに身を横たえ、両手で胸を隠すその姿はまるで妖精のようで、
アベルはビアンカという美しい女性を己の妻として迎え入れることができた喜びに、打ち震えた。

アベルの左の指先は、いつしか彼女の柔らかい胸に置かれ、
そのふくらみを愛おしむかのように弧を描く。
同時に右の乳房のもっとも柔らかい部分を舌でなぞり、、
さらにその先端を口に含み、小振りで淡い色の粒を、たっぷりと潤った舌ですくいあげる。

ビアンカの愛らしい声が次第に大きくなる。
んんっ、んん・・・あぁ・・・

愛撫による悦びの声をあげる事に慣れていないビアンカは、パッと自分の口元を手で押さえた。
それでも、手の下で、はあっ、はあっ、と苦しそうな息がもれている。
目を閉じ、眉をひそめ、肩を縮ませて恥じらいながらも快楽を感じ得る若い妻の姿は、
アベルの欲求をさらに強くした。

128:名無しさん@ピンキー
09/04/02 02:51:02 KZ06mnw4
舌での愛撫を続けたまま、アベルは指先をさらに求める場所へと滑らせた。
ビアンカの身体に少しの緊張が走り、脚を閉ざす。
「力を抜いて」
アベルが胸元から唇を離しビアンカに顔を近づけて囁くと、少しの間を置いて、
ゆっくり大きな吐息とともに、ようやく膝を離した。
すかさず、アベルが自分の足を挟みこむ。
腰から臀部のラインを撫でながら、最後の一枚を下ろしていった。
ビアンカの一糸まとわぬその姿は、艶やかな曲線を描き、たとえようもない深い愛情をおぼえる。
しなやかに動く四肢に恥じらいの仕草を感じると、アベルは黙って自らの衣服を脱ぎ捨てた。

アベルは大きな身体が細い身体を包み込むように覆いかぶさると、
ビアンカにキスの雨を降らせた。
既に過敏になっている全身に少しでも触れるたび、ビアンカは
あっ、あ・・・んっ、と小さく声をあげ、身体をピクンと反らせた。

膝から次第に上へ指先を滑らせ、求める場所へと向かってゆく。
脚の付け根が既に汗ばみ、湿っていた。
ぬるっ、という感覚とともに、複雑な器官に、アベルの中指が触れる。
最も敏感な、その部分に触れたとたん、
はぁっ・・・
切なそうに声をあげたビアンカは、顎を下げて身体を縮ませ、無意識のうちに身体をに力を入れた。

意地悪するつもりではなかったが、緊張で快楽に身を委ねられない妻の表情に、
アベルのちょっとした征服欲が生まれた。
身を起こし、再びビアンカの突起を舌先で刺激しながら、中指を絶え間なく動かす。
あぁ、いやっ・・・ああっ!
愛する人とはいえ、あまりに男をむき出しにした強引な行為に、
ビアンカはその肩を自らの手で押しやろうとした。
その手をシーツの上に押し戻すと、アベルは耳元で低く囁いた。
「怖がらないで、力を抜いて・・・」
夫の声に従い、何度か浅い呼吸をしたあと、ビアンカは身体の力を緩めると、
ごめんなさい、と目を閉じた。
「愛してるよ、ビアンカ」
チュッ、とその火照った唇にキスをしてから、
アベルは再び口付けるとビアンカの口内に舌を侵入させ、一方で指先を滑らせた。
あっ、んっ、んっ、・・・・っ!
その声は次第に高くなり、細く美しいラインを描く腰が、ピクン、ピクンと揺れ動く。
ビアンカの硬かった表情はやがて恍惚のものへと変わり、
性感の証拠が液体となってとめどなくあふれだしていた。
「ああっ、アベル、アベル・・・!」
己の名を呼ぶその姿に、アベルは愛くるしく耐え難い欲求を覚えた。
膝をわりその中に脚をそろえて入り込むと、妻の右手を取り、熱くそそり勃った己のそれを触れさせた。
その先に知らない液体がしたたり、まるで別の生き物のように鼓動をうち、硬く膨張したアベル自身に、
ビアンカは羞恥心のあまり目を伏せ、夫の望むままにはできなかった。
いつか、自分から触ってくれるようになるのだろうか?
アベルはそんな期待を近い未来のビアンカに持った。

「いい?」
申し訳なさそうにしているビアンカの上でアベルは両手をつき、尋ねた。
彼自身の先端は既に収まるところに触れ、待ち構えている。
妻として、夫を迎え入れるべく、ビアンカは静かにうなづいた。
シーツの上で、金色の髪が美しく流れていた。

129:名無しさん@ピンキー
09/04/02 02:51:35 KZ06mnw4
「まだ、痛いかな」
遠慮しながらも、アベルはしっかりと腰を送り込むと、
強い抵抗感とともに、上下にうねりを感じ、強い快感を得た。
ううううんんんっ、んん・・・
苦痛を隠し切れない表情で、ビアンカが肩を縮める。
「大丈夫?」
呼吸が荒くなりながらも、アベルが優しく問いかける。
「うん・・・、何だか、今すごく・・・」
胸の間に指先を置き、女としての悦びをわかり始めたビアンカが、恥ずかしげにこぼした。
「足先から、このあたりまで、ビリビリって・・・感じたの」

アベルは自分の挿入によりビアンカを感じさせたことに、得た事の無い興奮を覚えた。
嬉しいよ、と目を細めて囁くと、腰を引き、一気に突いた。
「あっ! アベル・・・」
胸をそらし、身体の力がすっかり抜けると、ビアンカはアベルの腰の動きに応じ、甘い声をあげる。
「可愛いよ」
それまでの羞恥心を脱ぎ去り、身体の悦びを知ろうとしているビアンカを、
アベルは幾度となく突き上げた。
「ああっ、んぅ、んっ、あっ・・・」
大きく口をあけ、己の動きに合わせてビアンカの肉体も揺れる。
アベル、アベル、と苦しそうに夫の名を呼ぶ妻の声に答えるように、夫は何度も腰を送った。
その苦痛にも似た快感は、終焉を求めて駆け上がり、
妻の名を叫びつつ、アベルは狭く暖かい中で果てた。

自分の中で、アベル自身が波打ち、すべてを放っている。
麻痺した痛みの中で、流れ込む彼の快楽の証を、受け取る。

ひとつになったまま、二人は互いの鼓動と呼吸が落ち着くまで抱き合っていた。
そのまま少しの間、まどろむ。

目を開けると、愛しい人がそこにいる。
―これからも、ずっとずっと一緒にいよう
アベルはビアンカに、チュッ、とキスをした。

130:名無しさん@ピンキー
09/04/02 02:53:26 KZ06mnw4
以上、アルカパでの一夜でした。

読んでいただけたら幸いです。

131:名無しさん@ピンキー
09/04/02 10:58:21 wWk92HmO
おお~GJ!!
アルカパの2人は萌えるw
優しい「男」なアベルも初々しいビアンカも美味しく頂きました

132:名無しさん@ピンキー
09/04/03 02:43:32 t+n/8eNK
ミラバケッソ

133:名無しさん@ピンキー
09/04/03 14:30:27 Qp10btWP
ご馳走様
面白かった

134:名無しさん@ピンキー
09/04/04 22:50:36 NdzW39CX
ほんま主人公×ビアンカの良さは五大陸に響きわたるでぇ

135:名無しさん@ピンキー
09/04/06 01:17:47 t5gVwnV7
優しいアベルに萌え死にました

136:名無しさん@ピンキー
09/04/08 19:18:59 9kBUKTlm
6だと話作りずらいですか。

137:名無しさん@ピンキー
09/04/08 20:58:26 QRnqrfMm
6はいつDSでリメイクですか。

138:名無しさん@ピンキー
09/04/11 02:41:38 iB0E+/rA
五年くらい前に読んだ官能小説を探しています。
DQ小説を何本か掲載してるサイトで読みました。
ひとつはDQ1の主人公がマイラでぱふぱふ娘とやる話
もうひとつはアイラとマリベルの絡みとかだったような気が・・
ほかにもあったけどよく覚えてません。
とにかくクオリティが高かったのでもう一度読みたいんですが・・誰か心当たりありませんか?

139:名無しさん@ピンキー
09/04/11 16:45:00 YHFYpbRF
ここで個人サイト教えろって……、無茶言いなさんな

140:名無しさん@ピンキー
09/04/12 22:50:45 3tBmuLce
圧縮阻止のため保守

141:おかいものさん
09/04/12 23:00:11 Je1gAI5w
ライブドアWIKIにある保管庫、読んでいますが明らかに半端で終わっている作品も多いね。
会話で終わっちゃって「??」ってのとか。
138さん、ドラクエサイトのサーチするところがあったはずなので、そこから検索したら?
ヒットするかは不明ですが。

142:名無しさん@ピンキー
09/04/13 01:12:12 Y6AUb8Iw
なんか覚えてる部分や印象に残った部分をググれば見つかるかも…
俺もそうして何とか見つけたことある

143:138
09/04/13 02:45:13 eyxaYVIS
迷惑かけてすいません。
>>142
もう長いこと探してるんですが見つからないんですよね。
たぶん、サイトはもう存在しないんじゃないかと思います。
でもクオリティ高かったから小説自体はどこかに残ってるんではないかと・・
小説の数は結構多かったと思います。
マイラの里の話は、ぱふぱふ娘の視点で流れます。ぱふぱふ娘は売春婦みたいな位置づけで、(多分)童貞の主人公の巨根に驚くといった要素がありました。
DQ7の話はマリベルとアイラがレズるんですよ。
アイラが攻めでマリベルが受け。「舌で歯をノックする」「髪が交じり合ったときの赤と黒のコントラスト」ってのが印象的でしたね。
マリベルが主人公の寝込みを襲うって話もあった。そのときはガボが隣で寝てるって設定だったはず。
あと、2や4を題材にした話もあったはずです。また読みたいなあ・・チンポ起たせて情報待ってます

144:名無しさん@ピンキー
09/04/13 03:36:25 Q/PtN4nP
もし、その元のサイトのURLを覚えているなら、インターネット・アーカイブ使ってみれば?

145:名無しさん@ピンキー
09/04/13 23:22:33 p1G8mppL
でもそういうのって確かに結構あるよな。
気に入ったのは自分で保存しないとだめだといっつも痛感するよ。

146:名無しさん@ピンキー
09/04/16 12:34:47 nHMVHjgX
保守。

147:名無しさん@ピンキー
09/04/18 00:13:48 3GSdcE2W
ピエール西川口は?


148:名無しさん@ピンキー
09/04/18 20:11:03 K2tHR1b0
こんばんは。
忘れた頃に
>>77
【覗】の続きです。

クリフト×マーニャのエロです。
ある意味純愛です。 では、どうぞ↓

149:北風と太陽
09/04/18 20:11:49 K2tHR1b0
あの日、結局アリーナとクリフトの二人は夕刻までベッドで眠り、
マーニャは迫り来る尿意に生き地獄を体験した。
何度かベッドの下から脱出を試みたが、
クリフトの眠りが浅く、眠っているアリーナの身体に
時々何かしているらしく、まったく身動きが取れなかった。
あの時の欲求不満は、数日経った今でも
ずっとマーニャの中で沸々と煮えたぎっている。
(あのエロ神官め!これはもうクリフトと1回でもヤラなきゃ気がすまないわっ!)
しかし、あのクソ真面目なクリフトのことだ。
たとえマーニャが全裸で迫っても、服を脱ごうとはしないだろう。
――――ここは【北風と太陽】大作戦である。

マーニャは変化の杖でどこにでもいそうな小奇麗な町娘に変身し、
サントハイム城教会の付近を掃除しているクリフトの前で白々しくうろうろした。
「何かお困りですか?」
「あ、……はい。私、出張マッサージの者なんですが、
 兵士様の休憩所の場所がわからなくって。」
「それでしたらこちらですよ。ご案内しますね。」
(よし。ここまでは計画通りね!)
クリフトの後を付いて行く。
少し歩き、マーニャ(町娘)とクリフトは休憩所にたどり着いた。
しかし部屋の中には誰もいなかった。
…もちろんマーニャはそれを事前に確認済なのだが。
「あら?予定の時間はとっくに過ぎてるのに。
 ……キャンセルされちゃったのかしら。」
「依頼した兵士の名は何というのですか?」
「ええと……」マーニャは何も書いていない手帳をペラペラとめくる。
「あら、いやだ!予約の日は明日だったわ。」
すかさず、がしっとクリフトの腕を掴む。
「あの!今日はせっかく来たので、親切にして頂いた御礼にいかがですか?
 オイルを使った南国式マッサージなんですけど。」
「生憎ですが、私は今 勤務中でして。」
(……ちっ、クソ真面目なヤツね。)
「お願いします!何もしないで帰ったら………その、私は上司に怒られるんです!」
めちゃくちゃな理屈だ。
話のつじつまをどうやって合わせよう。
マーニャ(町娘)は困った顔でうんうん悩む。
「……わかりました。では少しだけお願いします。」
クリフトの人の良い性格にマーニャは救われた。

150:北風と太陽
09/04/18 20:12:30 K2tHR1b0
クリフトが服を脱ぐ間、マーニャは部屋の外で待っていた。
服を脱いで施術されると知ったクリフトは顔を真っ赤にして動揺していた。
……オイルマッサージなんだから当たり前なのに。
あの日、あんなに積極的に服を脱いでセックスしていたヤツとはとても思えない。
そのギャップがまたマーニャをそそらせる。
「あの………どうぞ……。」
クリフトの合図でマーニャ(町娘)は部屋に入る。
マーニャの指示通り、クリフトは全裸になって腰にタオルを巻き、
ベッドでうつ伏せになっていた。
部屋の鍵を閉める。
クリフトの体だ。
あの時は見ているだけでおあずけだった、クリフトの体だ。
ごくっと唾を飲む。
オイルを両手になじませる手が自然に急いてしまう。
「では、いただきまーす!」
「……え?」
「いえ!何でもありませんわ……うふふ。」

とりあえずクリフトの背を普通にマッサージする。
クリフトも普通に気持ちよさそうだ。
肩甲骨もくっきり出ていてしっかりした体格のいい身体だ。
マッサージしながら、クリフトの体をじっくり視姦する。
よだれが垂れそうになるのをくっと堪え、
視線を足の方へ移していくと、
なんと、太ももの隙間から玉袋が覗いているではないか。
腰にタオルを巻いてはいるが、丈が短くきちんと隠しきれていない。
(こ、これは……尻隠して玉隠さず、ってやつ!?)
マーニャに魔がさした。
悪戯に一瞬だけ指先でそれに軽く触れてみる。
「…ぁあっ!」
クリフトは嬌声を上げ、体をのけ反らせた。
想像以上の好反応だった。マーニャは目を光らせる。
最初は普通にマッサージするだけのつもりだったが、予定変更だ。
オイルでぬるぬるの手で柔らかなそれを持ち上げ、指先で優しく転がす。
「あっ……、あぁ……、はぁっ…っ、あぁぁっ……っ」
クリフトは徐々に腰を浮かせ、四つん這いの姿勢になっていた。
はらりと腰に巻いていたタオルが落ちる。
見ると、クリフトの陰茎はもう完全に起立していた。
すかさず、もう一方の手で陰茎を攻め始める。
オイルにより絶妙な潤滑さを手にしたマーニャは、
右手ではワイングラスのように袋をいやらしく転がし、
左手ではかさの部分を絞るように攻め続けた。
「うっぐ…!はぁぁっ………、あっ、あぁああっ、」
クリフトの吐息は狂おしいほど激しく、
もはや限界に達しようとしている。

151:北風と太陽
09/04/18 20:13:18 K2tHR1b0
――マーニャはハッとして、突然手の動きを止めた。
こんな前哨戦で尽きられても困る。

突然の停止に、クリフトは四つん這いの姿勢のまま
虚ろな目つきで怪訝そうにマッサージ師を見た。
「………マーニャさん……?」
「!」
マーニャは自分の姿を見る。
いつの間にか変化の杖の効果が切れていたようだ。
クリフトの意識はまだ朦朧としている。
もう、このまま強行突破するしかない。
クリフトを仰向けに倒し、マーニャは覆いかぶさった。
下着の隙間から自分の陰部に直接触れる。
もう充分すぎるくらい濡れていた。
そのまま勢いよく踊り子の服ごと下着を剥ぎ取り、クリフトのモノの上に座る。
ズブズブとクリフトが入ってくる。
予想通りの見事な硬さだった。マーニャは悦びに浸る。
(あぁっ!いいわっ……!)
マーニャは無我夢中で腰を動かす。悦びに声が漏れる。
――その時だった。
「……アリーナ……」
マーニャはその女性の名を聞くと、体が硬直した。
クリフトが呟いたのだ。
クリフトと目が合う。気まずい雰囲気。
するとマーニャの体内にあるモノはみるみると
つい先ほどまであった硬度を失っていった。

マーニャは驚愕する。
まさか……。
これって……。
『中折れ』!?

152:北風と太陽
09/04/18 20:14:09 K2tHR1b0
マーニャは今まで、中折れを体験したことがなかった。
それはどんなに疲れている男でも満足させられるという、
マーニャの自信であり、自負しているところでもあった。
それが、こんなむっつりスケベなエロ神官によって
記録を破られるハメになるなんて……!!

屈辱である。

マーニャはすっかり弱々しく縮こまってしまったクリフトのモノを
自身からぬるっと取り出すと、急いで服を着た。
「……あんたは……お姫様じゃなきゃダメなのね。」
「マーニャさん……。」
「今日のことは忘れなさい。………あたしも忘れるから。」
マーニャは背を向けたまま、部屋を出ていった。



マーニャは城を出て平原を歩きながら怒りを沸々とさせていた。
(くっそー!あのエロ神官めっ)
あんな奴、クソ真面目で、バカ正直で、一本気で、
純情で、本命には誰よりも一途で――――



………あたしにもそんな恋人できないかなぁ。


マーニャは空を見上げ、
独り、あてもなく歩いた。


《おわり》


どうでもいいですが、
玉袋の比喩表現が「いなりずし」しか思いつかなくてかなり困りました。
何かいい表現ないでしょうか?

153:名無しさん@ピンキー
09/04/18 23:07:41 UBh43syn
152GJです!
官能小説用語集というのが文庫で出てる。
絶頂表現とか、色々出てるよ。キンタマは陰嚢(漢字違うかもしらん)インノウって言わなかったっけ?


154:名無しさん@ピンキー
09/04/19 00:41:55 Ens0Mdt9
クリフトが責められるエロがメインなんだな
マーニャ見事な当て馬だしマーニャじゃなくても誰でもいいだろwエロ描写もないし
クリフト萌えな女性向けな内容だからそうなる時は一言添えてくれ

155:名無しさん@ピンキー
09/04/19 01:57:26 HyIeMhEn
GJ
投下があるだけでも嬉しいので贅沢は言いません
>>148さんの今後の成長に期待しまてます!

156:名無しさん@ピンキー
09/04/19 02:23:19 otPm3LxX
>>152
袋でいいのでは?

157:名無しさん@ピンキー
09/04/19 12:28:23 QwbrnD4A
嚢(ふくろ)と読むよ

158:名無しさん@ピンキー
09/04/19 19:31:02 F9zNK533
睾丸(こうがん)やフグリを適度に使ってたけど
袋なのか玉なのか、それが問題だ。気持ちとしては玉に軍配。

159:名無しさん@ピンキー
09/04/19 19:34:24 WoXW6TWi
解剖的には陰嚢の中に精巣が入ってる?から、袋の中に玉がある感じだよね。
袋(外)をくすぐられて楽しいのか、玉(中)を転がされる感じが嬉しいのかでどっちを取るか変わる気がする。

160:名無しさん@ピンキー
09/04/20 01:36:57 uNNHDY9j
玉談義ワロタ

でも大事な事だよなw

161:名無しさん@ピンキー
09/04/20 19:18:14 fJupFBGD
保守がてら小話。
ピサロ×女主人公。時系列はPS版の新章以降。
細かいところはスルーで


街の入り口に近い鬱蒼とした森。
朧月が密やかに照らす森を分け入った場所。

少女の嬌声が木々の間を練るように響いていた。
草葉の上で裸身の少女は影の様な男に組み敷かれ、揺すられる。
少女の意思とは無関係に胎内に打ち込まれた陰茎を包み込んで扱き上げる。
動きに合わせて草葉よりも鮮やかな髪が乱れ踊る。

少女を突き上げ続けている男は大剣を軽々と扱う割には随分としなやかな指で少女の体を滑る。
「ひ、く……っ、あ、うぁ…っん」
肢体はびくびくと男が与える快楽に反応し、下半身から伝わる熱病の所為で
意識が遠くに消えそうなのを、何とか押し留めていた。

肌を上気させ、快楽に耐えようとする姿は背筋に寒気を起こすほど淫らで呵責を煽る。
組み敷いているのは己を殺すと予言された天空の少女で
己は魔族であることが些かの背徳心を擡げ、堕とせぬものかと秘芯に手を伸ばす。
「いっ、」
挿入されながらこうされるのに少女は弱い。
「なぜ耐える?この行為は合意のはずだが?」
「あ、ピサロ…こ、そ…なんで、わたし…をっ」
興味があると言われ誘われるままこうなったのだが、それいつだったか記憶は曖昧に日々は去る。
「貴様こそ否と思うなら抵抗し、私を殺せば良い」
「それ、それは………!っあ、ぁぁあ…」

繋がった部分から聞こえてくる卑猥な音が早くなる。
突き上げ抉る度、膣壁が陰茎に切なく絡みさらに奥へと導く。
お互い絶頂が近く迫る。
秘芯を弄っていた手も加え、両手で少女の腰を抱え込む。
「あっ、ふ…い、いっ…ゃぁぁああぁぁぁああっ!」
喉奥から少女の震える声が絞り出され、躯体が震える。
達した胎内は咥え込んだものを逃すまいと圧迫する。
「……っ…」
こりこりと最奥を刺激していたものは中途まで引き抜き
膣壁の締め付けに答えるよう最奥まで再び打ち込み脈打つ。

幾度か痙攣するのを動かしながら白濁を注ぎ込む。
「…あ、あ、ぁ……」
力を無くし崩れ落ちる様を見届けると、少女の中にたっぷりと出したのをゆっくりと引き抜いた。
こぷりと収まりきらなかったものが溢れるのを、ピサロは口の端を歪め笑った。


保守

162:名無しさん@ピンキー
09/04/21 05:36:14 W6+NGlLP
・・・これ、某二次スレにあったSSと似てるんだけど
描写が

163:名無しさん@ピンキー
09/04/21 13:40:26 imncNSMY
1レスでこんだけ書けるとは見事。
他のスレの事は知らない。

164:名無しさん@ピンキー
09/04/21 18:05:47 W6+NGlLP
スレリンク(eroparo板:213番)

>161はこれに文字列や表現が近くないかってことなんだが

165:名無しさん@ピンキー
09/04/21 20:46:16 nf2rC7C6
ピサロ×女勇者好きだから良かったGJ!


作者が一緒かちょっと似てるだけじゃね?



166:名無しさん@ピンキー
09/04/21 23:40:54 DeM5lBIz
微妙だね。
似ているといえば似ているけど、官能小説に全体に共通する「似ている」とも言える。
書いた人が同じなら納得だが。

ところで146の原作は全く知らんけど、なんとなくライアン×女勇者を彷彿させるな

167:名無しさん@ピンキー
09/04/22 02:06:32 ng3yRCsu
後半はこれぐらいのレベルで似てる官能小説はままあるかもなあという似方。
気になるとしたら最初の数行かな。
同一人物がかつて別の場所に投下したSSの加筆改変をしたんだろうか。

168:名無しさん@ピンキー
09/04/22 10:40:07 mrC8M+iG
同一人物でも別人でもいんじゃね?
過疎回避してくれんならなんでもいいよ。

オレの手元にある商業誌だって似てるの似てないの…ってこれは絵柄か

169:名無しさん@ピンキー
09/04/22 15:51:51 oRrHW1oY
まー
自作ですってHPで公開してるわけじゃなし、
名無しで投稿する分には問題ないんじゃね?
マネするところから練習ってのは始まるわけだからさ。


170:名無しさん@ピンキー
09/04/22 22:40:39 8ALFOX8a
パクリはパクリだろ…

171:名無しさん@ピンキー
09/04/22 23:02:25 mrC8M+iG
263 :名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 21:51:53 ID:2W5YvNL6
323 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日:2007/01/17(水) 21:08:49 ID:Y45PbrmNO
なんだよエロパロちょっと覗いたけどヴィンたんがユフィ犯ってるネタじゃん。
違うんだよヴィンたんが揉まれたり舐めたりするのが良いんだよ。
ヴィンたんとゴロゴロしたいんだよひんやりすべすべそうな体に触りたいよ。
もっと遡って見たらそういうネタもあるのか?

だそうです。
ひでぇ。


264 :名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 22:12:19 ID:slEqx40M
エロカワのスレのやつじゃねーかw



265 :名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 23:21:15 ID:RugFuVW6
見て気に入らないなら黙ってりゃいいのに
わざわざ他板に悪口書くのが何とも厨臭いというか
気にせずスルーでいくべし


266 :名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 01:53:14 ID:XTjTNbYi
いやこの場合は他板からわざわざコピペしてくるヤツが一番悪いだろ。
書いたヤツは少なくともこのスレの空気を読んだ上での行動なんだから。


267 :名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 14:40:02 ID:EPiLAZZX
>>266
携帯廚本人?w
コピペされたくなかったら2ちゃんやめた方がいいよ


268 :名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 14:41:55 ID:4QME2wBT
(´-`).。oO(スルーすればいいのにな・・・・


まあ、こことは事例が違うし
テメエも他板からわざわざコピペすんなwwってのが通りますよ。

172:名無しさん@ピンキー
09/04/23 00:17:22 TmouhP37
絵もそうだけど、好きな作風に無意識の内になんとなく似てしまうって事は結構ある



173:名無しさん@ピンキー
09/04/23 00:36:52 lOKVbu0N
もし作者が同じ人なら、過疎回避にしても前置きをしておいてほしかったな。

174:名無しさん@ピンキー
09/04/23 14:57:54 HxzoZNwG
保守とだけ書けばよかっただけの事だったね・・・

175:名無しさん@ピンキー
09/04/23 15:18:06 TmouhP37
保守がてら置いてくれた小説なんだからありがたく読ませてもらいました!
ありがとう!


新作マダー

176:名無しさん@ピンキー
09/04/25 22:39:07 V15XWPsw
6で書けない。リメイクマダー。

177:名無しさん@ピンキー
09/04/25 23:22:22 6V2Us9si
6は今年中に出るかな?
9も欲しいけど6も早く欲しい
今年の末頃に発売かね

178:名無しさん@ピンキー
09/04/26 00:40:32 MkY5zJIT
投下しようかなと思っていますが、すいません、トリップする方法がイマイチ分かりません。
しなくてもいいのでしょうか?ちと長編です。


179:名無しさん@ピンキー
09/04/26 00:58:36 YicPNjW6
#の後ろに好きな言葉でできるよー

180:名無しさん@ピンキー
09/04/26 00:59:53 YicPNjW6
スマンsage忘れたorz

181:名無しさん@ピンキー
09/04/26 22:30:49 MDgXK5lS
6のエロ読みたい

182:名無しさん@ピンキー♯456
09/04/27 22:19:15 DRg+grtu
質問、ドラクエのエロパロはあるけど、FFってないの??

183:名無しさん@ピンキー
09/04/27 22:23:55 H9rZGWzq
ふつうにあるよ。

184:名無しさん@ピンキー
09/04/27 23:45:30 kdHZRjgc
>181
ターニア、バーバラ、ミレーユ…以外で目ぼしい♀キャラいたっけ?

正直、6はハードル高い気がする。


185:名無しさん@ピンキー
09/04/28 00:10:17 kDkFN85d
ハッサンがいるだろ

186:名無しさん@ピンキー
09/04/28 00:42:10 lycUSxgu
>>184
主人公の村に住むジュディ 生贄にされそうなシスター サンマリーノの事件関係とか
あとは例のスケベハーレム王の妃(もう太后だっけ?)とか。

まぁ・・・オバンになった現在じゃなくって
初々しい少女(処女)だったころの彼女の破瓜を創造すると萌え・・・ないか?

187:名無しさん@ピンキー
09/04/28 07:44:08 +x9Txt97
かがみ姫の陵辱日誌とか

188:名無しさん@ピンキー
09/04/28 08:32:21 YxaXIwPl
Ⅵはリメイクが出ればプレイヤーも増えて
書き手もイメージわいてくるんじゃないのかな
それまでの辛抱だよ

189:名無しさん@ピンキー
09/04/28 11:49:36 yfyC+MAC
どんな話かすら記憶にない。世界が二個あって、バーバラが消えた事しか覚えてね。

190:名無しさん@ピンキー
09/04/29 14:20:52 DUsrg+X6
>>189
確かに覚えてない。
テリーがドラクエキャラらしからぬ中2病発言したのが
妙に印象残ってる。誰もオレを救ってくれない、みたいなやつ。

ハッサンをエロに使ったら相当面白くならないだろうか。
せいけんづきとかとびひざげりとか。
大工だし手先は器用なはずだ!

191:名無しさん@ピンキー
09/04/29 22:56:18 T7ZSNAGi
>>190
始終笑ってしまうからやめてくれwww

192:名無しさん@ピンキー
09/04/29 23:21:31 wWfpAw9q
イリアとジーナの盗賊カップルの若き時代だろ常考

193:名無しさん@ピンキー
09/04/30 00:09:08 jGBExiaf
主人公とバーバラがいい

194:名無しさん@ピンキー
09/04/30 17:38:02 0jdRPQtX
アモスが夜になると正気をなくして、女を犯しまくる話じゃないの?

195:名無しさん@ピンキー
09/04/30 17:53:44 xqpLrZpn
外国の短編で、人魚の女にあこがれた男が紆余曲折あり自分も人魚になり、ついに結婚するが、子供の作り方を聞いてショックで自殺を図るってのがあるらしいのだが、おまいら知ってる?

196:名無しさん@ピンキー
09/04/30 21:36:29 YxvBWFos
椎名高志の四コマにそんなのあったな。
私人魚だけどいいの? > おk! > さ、どうそ、なさってください
みたいの。

197:名無しさん@ピンキー
09/04/30 23:53:15 Yfty0oE7
>>195
その本は読んだことは無いんだけど
つまり・・・それは・・・鮭の産卵&受精みたいな・・・(ry

♪ セッ●ス~セッ●ス~ 無理だ人魚のセッ●ス~

198:名無しさん@ピンキー
09/05/01 12:11:37 gWX6o9iH
195だけど、調べてみた。フレドリック・ブラウンの「人魚物語」だった。
産んだ卵に上から精子をかけるだけの事実をしり、人魚に変身した男が水死しようとするがえらがついてしまったので水死できず、ああ無情。
6ってさ、人魚をかくまう話があったから思い出した。

199:名無しさん@ピンキー
09/05/02 23:50:06 MJH8nH4f
>>195
陸に上がれば酸素過多で死ねるのでは?

7の主(アルス)×マリベル書きました。↓
童貞処女カップルの試行錯誤です。

200:名無しさん@ピンキー
09/05/02 23:52:09 MJH8nH4f
少年アルスは少女マリベルの自宅に呼び出された。
マリベルの部屋にアルスとマリベル、二人っきりだ。
「悪いわね。今日はウチに誰もいないから、
 お茶とか何にも出せないのよ。」
「いや、別にそんなのいいけど……。」
「用件を単刀直入に言うわ。
 アルス。あんたセックスしたことある?」
「は!?……え?いや………な、ないけど…………。」
「私もよ。それじゃ、今から始めましょう。」
「はぁ!??な、な、ななななんで……!?」
「あのくそバカのガキ大将にバカにされたからよ。
 セックスなんて、たぶんそんなに難しくないわ!」
 あいつを見返してやりましょう!」

マリベルは服を脱ぎ始める。
ワンピースを脱ぐと、下着があらわになった。
マリベルはブラジャーを着けていた。
大人のお姉さんみたいなものをマリベルがつけているなんて。
アルスは興奮する。
鼻息の荒いアルスの凝視にマリベルも気づいた。
「ちょっと!!あんたも脱ぎなさいよ!」
慌ててアルスも服を脱ぎ始める。

全裸になった二人は向き合って、お互いの裸を見合う。
マリベルの胸は膨らんでいて、少し腰が細くなっている。
いつのまにか女性の体つきになっていた。
マリベルはアルスの股間に不審そうな目を向ける。
記憶にあった子供の頃のアルスのそれより、随分と急成長していたからだ。
アルスの股間はかなり大きく、斜め左上に向かって突き出ていた。
「あ、あの………、あんまり見ないでくれる……!?」
アルスはいきり立った下腹部を恥ずかしそうに隠した。

201:名無しさん@ピンキー
09/05/02 23:53:46 MJH8nH4f
「さて……と……、まず何をすればいいのかしら?」
「あ………ええと、まず、キスからじゃないかな?」
「き、きす………?」
「うん。口と口を合わせるんだ。」
「そ、それくらい分かるわよっ!バカッ!!」

マリベルはアルスに近づく。お互いに顔は真っ赤だ。
「アルス、目を閉じて………!」
アルスは緊張しているのか、硬く目を閉じた。
マリベルはアルスの両肩を掴み、背伸びをしてアルスに自分の口を押し付ける。
「!!」
アルスはマリベルの柔らかな唇の感触に思わずうっとりした。
ふんわりとしたバラの香水の香りと、それと……女の子のにおいがする。
アルスは無意識の内に自分の舌をマリベルの口の中へ入れた。
アルスの舌とマリベルの舌が絡み合う。
「!!」
マリベルはアルスを突き飛ばした。
思わず両手で口をおさえてしゃがみこむ。
「ちょ、ちょっと!!何するのよっ!!」
アルスはマリベルに視線を落すと
彼女の股間に一気に視線が集中した。
しゃがんでいるため、マリベルのピンク色の秘部が丸見えなのだ。
アルスはごくりと唾を飲み込む。
彼の股間はさらに硬度を増してゆく。

彼女の秘部に釘付けになっているアルスを余所に、
マリベルはしゃがんだ自分の目線と同じ高さに位置する
アルスの局部をまじまじと見ていた。
「ね、ねぇ、どうしちゃったの……?それ……。
 昔はそんなんじゃなかったわよね。」
アルスはハッとして、手でそれを覆った。
「いや、あの……、今でも別に、いつもこういうわけじゃ……。」
「ね、触ってみてもいい?」
「え、あ、う、うん……。」
マリベルは立ち上がり、腫れ物を触るように
アルスの陰茎へ恐る恐る手を伸ばす。
指先が触れるとアルスの全神経はそこへと集中した。
「あっ……!」
アルスは快感に喘ぐ。
マリベルは陰茎を軽く握り、さする。
「意外に硬いのね?それに、温かい……。
 あ、ちょっと待って!………これデジャブだわ。
 あたし前にもこれ、触った気がする!」

アルスは少しショックを受けた。
自分は触られるのは初めてだというのに。
マリベルは以前、他の男の陰茎に触れたとでも言うのか。

202:名無しさん@ピンキー
09/05/02 23:55:34 MJH8nH4f

「――そうよ!鹿の角だわ!!」

アルスは固まった。
(鹿の………角………。)

「雄鹿の角は春先から秋にかけて、血液も神経も通ってて成長して伸びて、
 冬の間は、それがなくなって折れちゃうのよね!!
 確かにあたしが触ったのは夏だったわ!!
 あったかくて、硬くて、少し柔らかいのよ。」
「――って、ちょっとあんた、聞いてるの!?」
「……………。」
男のイチモツを某偶蹄目に喩えられたアルスの心境は複雑だった。
「ねぇ、もしかしてあんたのも冬になったら
 ポキッと折れちゃったりするワケ?」
マリベルはケラケラと嘲笑う。
カチンと来た。
「お、折れるわけないだろっ!!」
アルスは顔を真っ赤にして怒号を飛ばす。
マリベルはめずらしい彼の態度に圧倒されかけるが、
慌てて応戦する。
「何よっアルスのくせにナマイキねっ!!」
そう言うと、ぐいっとアルスの陰茎を強く握る。
「あぅっ……!」
アルスは情けない喘ぎ声を出した。
そして、マリベルがその握った手を奥、手前と交互に動かす度に、
動きに合わせてアルスは何度も喘いだ。
「何?もしかして、気持ちいいの……?」
「う、あぁ…うん………。」
アルスはだらしなく口を開け、目も虚ろになっていた。
そのまぬけな表情がマリベルを少し苛立たせる。
アルスは快楽の混じった声色で呟く。
「ねぇ………、舐めてくれないの……?」
「は?
 舐めるって…………何を?」
アルスは目線を自身の股間へと移して視線でマリベルに指し示す。
「―――は!?
 あんた何、言ってるの………!?」
マリベルの手の動きが止まった。
「だって、ここっておしっこが出てくるところでしょ?
 汚いじゃない!」
マリベルの意見は最もな意見ではあるが、しかし……、
「そんな汚いモノ、このあたしが舐めるわけないでしょ!?
 ばっかじゃないの!」
アルスは少し傷ついた。

203:名無しさん@ピンキー
09/05/02 23:57:36 MJH8nH4f
↑つづきます。
連投規制のため続きは明日に

204:名無しさん@ピンキー
09/05/03 07:48:03 W+ICqb0T
※(続き)
マリベルはアルスの陰茎からぱっと手を離した。
「もう止めよ、止め!
 さっさと本番やって終わりにしちゃいましょう!」
そう言うと、頬を紅く染めたマリベルはさっと床に腰を下ろし、両足を広げた。
大胆なM字開脚である。
「セックスなんて、花の受粉みたいなものでしょ?
 いわば、おしべとめしべみたいなもんだわ!」
たしかにマリベルのそこは図鑑で見た蘭の花弁によく、似ていた。
たしかに、そうなのだが――
(下手すると子供が出来ちゃうってこと、マリベルは判ってるのかな……?)
アルスはこの件に関しては、キーファやら本などで
色々と情報を与えられていた為、マリベルよりずっと知識は豊富だった。
アルスが心配していると、マリベルが痺れを切らす。
「ほら、早く入れなさいよ!」
「う。うん……。」
アルスはマリベルの両膝を抱え、自身の先端をマリベルの穴に押しつける。
しかし、一向にアルスは中に入ってこない。
「ちょっと!何モタモタしてるのよ?」
「だって!濡れてないから入らないよ!」
「濡れてないって………何が?」
「だからマリベルの………ここが。」
アルスは真っ赤な顔をしてマリベルの秘部を指差した。
「………濡らすって、水で濡らしてくればいいわけ?」
「違うよ。」
「じゃあ何なのよ!?知ったかぶりでテキトーなこと言ってたら、
 タダじゃおかないからね!!ったく、アルスは何やってもグズなんだから!!
 情けないったらありゃしないわ! ちょっとは男らしいとこ、見せなさいよ!」


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