09/04/18 20:14:09 K2tHR1b0
マーニャは今まで、中折れを体験したことがなかった。
それはどんなに疲れている男でも満足させられるという、
マーニャの自信であり、自負しているところでもあった。
それが、こんなむっつりスケベなエロ神官によって
記録を破られるハメになるなんて……!!
屈辱である。
マーニャはすっかり弱々しく縮こまってしまったクリフトのモノを
自身からぬるっと取り出すと、急いで服を着た。
「……あんたは……お姫様じゃなきゃダメなのね。」
「マーニャさん……。」
「今日のことは忘れなさい。………あたしも忘れるから。」
マーニャは背を向けたまま、部屋を出ていった。
マーニャは城を出て平原を歩きながら怒りを沸々とさせていた。
(くっそー!あのエロ神官めっ)
あんな奴、クソ真面目で、バカ正直で、一本気で、
純情で、本命には誰よりも一途で――――
………あたしにもそんな恋人できないかなぁ。
マーニャは空を見上げ、
独り、あてもなく歩いた。
《おわり》
どうでもいいですが、
玉袋の比喩表現が「いなりずし」しか思いつかなくてかなり困りました。
何かいい表現ないでしょうか?