猟奇・鬼畜・グロ・嗜虐・リョナ系総合スレ 第8章at EROPARO
猟奇・鬼畜・グロ・嗜虐・リョナ系総合スレ 第8章 - 暇つぶし2ch100:黄金天女 前編 3/6 ◆/W8AnhtEnE
09/05/07 07:13:02 +kz+zfKC

 ハッと振り向く火曜日。
ここは自分の許しがなければ何人も立ち入ることが出来ない、現実とは異なった世界であるはず。
しかし声の主は視線の先、石造りの床の上に立っていた。

 まず目に付くのは眩いばかりの光を放つ腰まで伸ばされた金色の髪。
スラリとした長身はビスチェスタイルのショートドレスを纏い、艶かしい胸元や太腿は白肌を露わにしている。
胸の膨らみを覆うのは黄金で形作られた豪奢な胸甲。
手にも黄金の光を放つ弓を握った彼女こそ―。

「き、貴様が黄金天女か!?」
憎憎しげに睨み付ける火曜日。
現れた女からは成人天女とは比べ物にならない量のホリデーを感じられる。
問い掛けられた女は端整な容貌、その中の麗しさを感じさせる朱色の口唇を開き言い放つ。
「そう、わたくしこそ第四の順でこの世に遣われた蓮弓天女が一人、黄金天女よ!」

 瞬時に手にした弓に矢をつがえ火曜日に放つ黄金天女。
火曜日は出現させた鞭を振るい、次々と放たれる金色の矢を叩き落としていく。
攻撃と防御その拮抗はしばらく続いたが、立て続けに放たれた二本の矢が振るわれる鞭をすり抜け
そのまま少女の身体に吸い込まれるように進む。
「あっ!?」
火曜日が声を上げた瞬間、右胸と左脇腹にそれぞれ矢が突き刺さった。
「ぐっ!」
衝撃で鞭を取り落とし、後ろに身体を仰け反らせる火曜日。
苦しげに喘ぎ声を漏らす。
「演技はやめなさい、たいして効いていないんでしょう?」
冷めた高い声が彼女にかけられる。
弓を放つのをやめた黄金天女が冷ややかな視線を向けていた。

「ぅ…っく、クククッ……ばれちゃった?でも痛かったよ、お姉さんの矢。」
一転して笑みを見せる火曜日、その身体に刺さった二本の矢は形を失い淡い光となって
傷口から彼女の身体に吸い込まれていった。
「これがわたしの能力、『チューズデートランスデューサー』。お姉さんの攻撃は決して私に通用しないよ。」
火曜日は嘲るように言葉を紡ぐ。
「今度はわたしから行くよ!そりゃ!」
黄金天女目掛け繰り出される火曜日の鞭。
その凶紐を彼女は弓の柄で弾くが、鞭の連打は止まらない。

(蓮弓が通じないなら…)
鞭を振るう少女を見据えながら黄金天女は次の一手を考える。
(やはりあれしか…わたくしの使命は一日でも休日を増やすこと、ここで負けるわけにはいかない!)
瞳に決意の光を込める天女。
 すると彼女は手にした弓で勢い良く振るわれた鞭を叩くと、弓を捨て火曜日に向けて飛び走る。
驚きの表情を露わにする火曜日。だが一瞬の後に、ほくそ笑む様な笑顔になり再び鞭を繰り出した。
「自棄になったの、お姉さん?」
黄金天女の顔を目掛け迫る鞭、研ぎ澄まされた金属で出来たそれは鈍い銀色の光を放っている。
(くっ!?避けられない!)
一瞬で判断を下した彼女は、左腕を上げ鞭の軌道から顔だけを遮る。
「無駄な抵抗ね、そんな細腕で私の鞭を防ごうなんて。さぁ、貫かれるのが好き?それとも切り刻まれる方が好き?」
次に瞬間、鋭利な鞭の先端が黄金天女の左手首を貫いた。

「あぐっぅうぅぅっ!」
黄金天女の視界を飛び散った血が覆い、その向こうから銀色の刃が迫る。
「ぐっ!はぎぃぃいっ!」
手首を貫かれながらもその掌で鞭を掴み、顔面を貫かれるのだけは避けた黄金天女。
だがその代償として、左腕から更なる痛みが彼女の頭を焼く。
しかし彼女は決意を胸にそのまま火曜日に向かって突き進む。

101:黄金天女 前編 4/6 ◆/W8AnhtEnE
09/05/07 07:14:35 +kz+zfKC

 絶対的な優位を確信している火曜日は笑顔のまま、黄金天女の必死な表情を見つめ
その突進を阻止しようとはしない。
「黄金天女奥義!ゴールデンナックル!」
その叫びと共に金色の光を放つ彼女の右手が火曜日の腹に叩き込まれた。
「グハっ!ぐっ……が……」
身を仰け反らせ、喘ぎ声を吐く火曜日。
涙を湛えた瞳で黄金天女を睨みつける。
「うっ…い、痛いなぁ、お姉さん。でも痛みだけ。私を倒す事は出来ないよ。」
ヘイジツーシスターズを打ち砕く聖なる光「ホリデー」に包まれた黄金天女の拳。
その光は水盤にカラカラのスポンジを浸したように勢い良く火曜日の腹に吸い込まれていく。
だが火曜日の身体には何の変化もない。
「うふっ、お姉さんのホリデーたくさんもらっちゃうよ。その後でたっぷりのロウドウーでいたぶってあげる。」
チューズデートランスデューサーの前に黄金天女の奥義も歯が立たなかったのか?

「……それは無理よ。」
「何を言って…!?グッ、アアアアァァアアア!?」
突如悲鳴を上げる火曜日。
彼女の左脇腹から焼け付く痛みが身体全体に響いたのだ。
痛みの発生箇所に目を向けた彼女、その瞳に変色して煙を発する衣が映った。
左脇腹にはトランスデューサーがある。だが、何が起こったかわからない火曜日は痛みと戸惑いで視線を彷徨わせる。
「想定以上のモノを流し込めばどんな機関も壊れる、それは自明の理ね。」
静かな声が当たりに焦げ臭さが漂う空間に響く。
「わたくしのクリスタルから生み出されるホリデーの量は蓮弓天女の中でもトップクラス。それを一気に
あなたの身体に注入すれば。」
ホリデーを変換しきれなくなったトランスデューサーは過熱し膨張していく。それでも止まらないホリデーの流れ。
限界まで膨れ上がったトランスデューサーは……
「アヒッ!ガッ…ギャャヤヤヤアアアアァァァァッ!」
悲鳴と共に破裂音が響き渡る。
飛び散る肉片、火曜日と黄金天女の姿を血煙が隠す。

 しばらくして赤い霧が晴れたそこには左腕を庇いながら床を見下ろす黄金天女。
彼女の視線の先には上半身と下半身が裂かれ、肉塊の海に浸っている火曜日の身体があった。
「……い、いもうと……た、ちに……」
断末魔の表情を貼りつかせた顔、その瞳が黄金天女に向けられると共に力ない声が発せられる。
「おまえの……奥義、を…しらせた……。かならず…いもうと、たちが…おまえ……を…っ……」
瞳の光が消え、力なく床に崩れ落ちる頭。
そのまま火曜日の無惨な亡骸は光の粒となって掻き消えていく。
こうして黄金天女は火曜日を討ち果たしたのだ。

 沈痛な面持ちで血に染まった床を見つめていた黄金天女。
だがその彼女の耳に何かが倒れる音が聞こえ、ハッとそちらに視線を向ける。
視線の先には床に倒れた成人天女の姿があった。
駆け寄って彼女を抱き起こす黄金天女。
その肢体は冷たく、白い肌も徐々に青白さを増していっていた。
火曜日が産み出したホリデーで命を繋ぎとめられていた成人天女。
ホリデーの主である火曜日が息絶えたことで彼女の内部のホリデーも急速に失われているのだ。
「御姉さま、辛かったでしょう。もう楽になりますから。」
瞳から涙を滴らせ、年恰好はさほど違わないが姉と呼び掛けた成人天女の身体を抱き締める。
彼女の顎からこぼれた涙が成人天女の頬を濡らす。すると成人天女の瞳が開かれた。
「…アタシの可愛い妹……泣いちゃ、綺麗な顔が台無しだよ…。」
ゆっくりと上げられた成人天女の指が黄金天女の頬の涙を拭き取る。
その指は氷のように冷たく、彼女の命の灯火が消えようとしていることを黄金天女は感じざるを得なかった。

「こんな無様な姉で…ゴメンね…。」
「そんなことありません!御姉さまは輝きある蓮弓天女の一人です!」
豪奢な金髪を揺らせ、自嘲する成人天女を嗜める黄金天女。
「…あ……ありがとう、みんなに…平穏を…もたらすために、頑張って……アタシの…ぶ、んも……」
「御姉さまっ!」
成人天女は力なく頭を傾けた。こうしてようやく彼女は安らかな世界へと旅立ったのである。

102:黄金天女 前編 5/6 ◆/W8AnhtEnE
09/05/07 07:15:30 +kz+zfKC

「くそっ!黄金天女奥義っ、ゴールデンナックル!」
「むだむだぁ!」
悪態をつきながら黄金天女は光り輝く拳を振る。
バシィィンという音と共に拳が叩きつけられたのは、大きな木の幹だった。
妙なことにその幹はうねうねと動いている。
黄金の打撃で全体にヒビを走らせた幹は一瞬の後轟音と共に砕け散った。
しかしその背後に、幾本も身をくねらせる幹が現れる。
「わたしの『サーズデーツリー』は無敵だよ!」
その向こうから嘲るような幼女の声。
「はぁ…はぁっ……くそぉ…」
黄金天女は息を喘がせ汗にまみれた金髪を振る。
彼女は大きな窮地に陥っていた。

 火曜日の後、難なくヘイジツーシスターズ3人目の娘「水曜日」を倒した黄金天女。
彼女が今対しているのはヘイジツーシスターズ4人目の娘「木曜日」だった。
木曜日の能力「サーズデーツリー」は彼女を中心に地に張った根から繰り出される触手のような木々の幹だ。
蓮弓の矢も、そして奥義すらも遮る鉄壁の防壁だった。
「そりゃ!」
「くっ!?」
木々の幹がその身を撓らせ、黄金天女目掛け襲い掛かる。
彼女はその身を軽やかに飛び跳ねさせ、幹の攻撃を避ける。
体積の大きなそれは当たればひとたまりもないだろうが、軌道を読んで避けることはたやすい。
「んー、余裕ぽいね、お姉さん。」
縦横無尽に空間を飛んで幹を避ける黄金天女。
「でも、木には根っこと幹のほかに―枝もあるんだよ。」
その瞬間黄金天女に迫っている一際大きな幹、そのつるりとした表面に無数の突起が生まれ、枝触手となって
彼女に襲い掛かる。
「なっ!?あぁあああああっ!」
驚き、そして悲痛な黄金天女の叫びが響く。
予想だにしない触手の猛攻に彼女は瞬く間に捕らえられてしまった。

 両手両足を枝触手に捕らえられ、黄金天女は身動き出来ずに空中に吊るされている。
「さて、ちゃちゃっとホリデークリスタルを見つけなくちゃ。休みボケした人間にロウドウーを浴びせなくちゃいけないしね。」
目の前に姿を見せた木曜日を睨みつける。
「虚勢を張ってもダメだよ。万が一ってことも有るしまずは攻撃できないようにしないとね。」
彼女がそう言うと黄金天女の左右に、直径1mはある大きな花をつけた枝が近づく。
「これは食虫の特性を持った花、どんな生物もすぐに溶かしちゃうの。これであなたの体を丸呑みにして
ホリデークリスタルごと溶かす事も出来るんだけど、それじゃつまらないしね。」
花は左右から、黄金天女の腕を束縛している枝ごと包み込もうとしている。
次に起こることに恐怖し、目を見開いてその様子を見つめることしか出来ない黄金天女。
「ということで凶器になり得る両腕は没収です。」
「いやぁ…っ!!ぎゃぁぁあああああっ!」
花弁がゆっくりと閉じ、黄金天女の両腕を包む。
その瞬間、業火に晒されたような焼け付く痛みが彼女の全身に走る。
彼女は壮絶な痛みに長い金髪を振り乱し、唾液と悲鳴を吐き散らかす。

(痛ぁぁいいいぃぃっ!う、腕がぁ…ぇ…ぁ!?)
しばらくの後、両腕から響く激痛、それが突如喪失し肩先からの痛みしか感じなくなった黄金天女は
痛みに苦悶する顔にほんの少し戸惑いの表情を見せる。
その表情の変化に目ざとく木曜日が気づいた。
「何かわからないことがあるのかな?じゃあ、優しい木曜日が答えを見せてあげるね。」
花びらが開き、そのまま彼女の身体から離れていく。
「えっ!?…ぅ…ぁっ…うあああああぁぁぁぁっ!?」
黄金天女の口唇が絶望の響きを奏でた。
露わになった彼女の両腕―それはどこにも見当たらなかった。
ただ肩先の赤黒い傷口、喪失を刻むそれが答えを意味していた。

両腕は溶かされたのだ。


103:黄金天女 前編 6/6 ◆/W8AnhtEnE
09/05/07 07:17:19 +kz+zfKC

 今まで何人ものヘイジツシスターズを屠ってきた両腕、それをあっけなく失った黄金天女。
激しい痛みと途方もない喪失感で彼女の精神は壊れかけていた。
「…うぁ……ぇあ……」
「さて、次はどうしようかな?」
笑顔の木曜日に向けて虚ろな瞳を彷徨わせる黄金天女。

 突然、辺りに銃声が響き渡る。
驚いた木曜日の目の前で轟音と共に次々と打ち砕かれていく木々の幹。
彼女はどこから何者が撃ってきているかもわからずに混乱する。
蓮弓天女はもう手中で無力な存在になろうとしているのに―
「グハっ!?」
木曜日は大きな衝撃を感じて倒れてしまう。
胸からの激しい痛み、そして地面を自らの血が流れていくのを感じてただ呆然とする彼女。
その耳に近づく足音が聞こえ、やがて彼女の目に赤いブーツが映る。
ゆっくりと視線を上に向ける木曜日。
そこには見慣れる女が立っていた。

 白色のボディースーツを全身に纏い、その上に胸や腹、肘までの手、そして膝までの脚といった要所を
メタリックレッドの装甲のような金属で覆っている。
その肢体の上に目を移すと首元までのラフな黒髪のショートヘア、活発そうな容貌に麗しさを添える印象を
もたらす切れ長の瞳、その上にオーバルタイプの眼鏡をかけていた。
「お、おまえは?」
震える声で問い掛ける木曜日、彼女の魂はもう肉体から離れようとしている。
だが、この女の正体が気になってたまらなかった。
「僕の名前はユウ、特務機関『RKK(Roudou Kijun Kantokusho)』所属の休日特別執行官さ。」
左手で髪をかき上げながら答える女。その時、木曜日は彼女の右腕に先ほどの銃声の元であろう
ショットガンが握られていることに気づいた。

「何者かわからないけど…必ず妹の金曜日がお前なんか」
「この娘のことですか?」
木曜日の声を遮るもう一つの声。
顔を向けた木曜日に映ったのは傷つき、身動き一つしない金曜日を抱き抱えた女の姿だった。
Uと名乗った女にそっくりの服装、違うのはメタリックブルーを基調としていることだけだ。
容貌も彼女に良く似ている。だが青色の髪をストレートに腰まで伸ばし、ノーフレームの下の目が
やや目尻を垂れた優しげなものであることだけが大きな相違点だった。
「私の名前はキュウ、姉さんと同じくRKK所属の休日特別執行官です。」
「僕たち2人合わせて休日特別執行官『UQシスターズ』、お前らを倒し休日をもたらす正義の戦士さ!」
「くそぉ…覚えとけよ…必ず、月曜日姉ちゃんが……」
悪態を吐きながら掻き消えていく木曜日の身体、同時に金曜日もキュウの手から消え失せる。


こうして3人の戦士の活躍の末、長きに渡る安息が作者にもたらされることになったのである。


104:名無しさん@ピンキー
09/05/07 14:03:53 XrKv6qAL
いよっ、待ってました

105:名無しさん@ピンキー
09/05/08 16:08:49 Zj5p2JaL
URLリンク(www.youtube.com)
↑KYですまないが、この詳細求ム。↑

106:名無しさん@ピンキー
09/05/09 00:44:16 kuGEPyXw
いつも乙です!
このスレに合った内容で笑える作品を書くって、神の領域間違い無しな気がしますw

107:名無しさん@ピンキー
09/05/09 02:17:20 zDRiJlGn
作者にもたらされたのかwwwwwww

108:名無しさん@ピンキー
09/05/09 08:11:30 2SZmAEwr
GJ!
明日まで天国♪黄金天女ありがとう!

109:名無しさん@ピンキー
09/05/09 16:13:16 qOrlA1XT
GJ

110:名無しさん@ピンキー
09/05/10 19:14:48 RsDkM+/E
「サービス残業、終電で帰宅、酷いときは会社にお泊まり」←ワロタw
GJと言わざるを得ない。

111:名無しさん@ピンキー
09/05/11 00:25:22 bELI4ASI
>>103  GJ!

>長きに渡る安息が作者にもたらされることになったのである
・・・え、作者「に」?w
ってか、前編? まだまだ安息もたらされてないじゃん!www

112: ◆/W8AnhtEnE
09/05/14 19:34:39 rv9cBF84
労働者の多くの方は、ゴールデンウィークでたるんでしまった身体を平日に鞭打たれている
今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
前作を御読みくださった方、レスを下さった方々ありがとうございます。
では、今から7レスに渡って「黄金天女 後編」を投下させていただきます。

113:黄金天女 後編 1/7 ◆/W8AnhtEnE
09/05/14 19:35:22 rv9cBF84

「あっ……うぅっ……」
日曜日の夜、闇に包まれた部屋の中で静けさを乱すようにかすかな呻き声が聞こえていた。
声の主は壁際に置かれた寝台に横たわっている女だ。
彼女は堅く閉じられた瞼、眉をぎゅっとよせ苦悶に耐えるような表情をしている。
布団をはだけさせ裸体を晒している彼女、その左の腕は肩から断ち切られていた。
 彼女の名前は黄金天女、木曜日との戦いで深手を負った彼女はこの部屋―特務機関RKKが
所有する空きビルの一室―に匿われていた。
ヘイジツーシスターズ連戦でホリデーのほとんどを消費した彼女、ホリデークリスタルから
生み出されるホリデーを数日分使い、ようやく断ち切られた右腕を再生させることが出来た。
しかし、まだ左腕をはじめとして身体の多くを損なったままの彼女は戦士ではなく数多の傷の
苦しみに悶える女でしかなかった。

 部屋のもう一つの人影が現れる。
そっと寝台に向け歩みを進める人影は女だ。
青い髪を腰まで伸ばし、メタリックブルーのスーツに身を包んだ女。
ノーフレームの眼鏡越しに気遣わしげな視線を横たわる黄金天女に向ける。
女の名はキュウ、魔力ロウドウーの適正な管理と聖なる力ホリデーの保護を図る特務機関
「RKK(Roudou Kijun Kantokusho)」に属する休日特別執行官だった。
 容貌は真面目な学生、オフィスレディという清廉な印象を放っていたが、身に纏う金属から出来た衣
そして左腰に嵌め付けている青色の無骨な拳銃が目を引く。
拳銃の名はホリデーハンドガン、聖なる力ホリデーから精製された弾丸を放つ対ヘイジツーシスターズ用の
特殊武器である。既にその弾丸はシスターズの一人、金曜日を撃ち抜いていた。
 寝台の傍らに立ったキュウは、布団を黄金天女の身体の上に掛け直してあげた。
その時黄金天女の瞼が開き、驚きの表情を見せるキュウ。
「…き、きょうは…何曜日?」
「……土曜日です、黄金天女様。もし何かあっても姉さんと私がお守りしますからゆっくりと休んでください。」
一瞬返答を言いよどむキュウ、しかしすぐに冷静な声を出す。
それを聞いた黄金天女は安心するように再び瞼を閉じた。

 部屋から出て静かに扉を閉じるキュウ。
「黄金天女さまの様子はどうだった?」
彼女に横の壁に背をつけて立っている女が問いかける。
「うん、とても戦える状態じゃないわ。姉さん。」
彼女と色違いなだけのメタリックレッドの鎧に身を包み、ショートカットの黒髪に強気そうな目鼻立ちをした
その女こそもう一人の休日特別執行官、名をユウと言った。
ユウとキュウ、彼女達はRKKによって製造された休日獲得用人造人間である。
同じラインで製造されたため便宜上姉妹としての意識を植え付けられていた。
そして、素晴らしい実力を持つ休日特別執行官のコンビに与えられるコードネーム「UQシスターズ」を
与えられた選ばれし戦士でもあった。

「先ほどセンサーに反応があったよ。」
オーバルタイプの眼鏡を光らせながら言葉を発するユウ、それを耳にしたキュウの顔がこわばる。
「月曜日が出現したの?」
「そう、濃密なロウドウーの発生源を感知した。」
ユウは淡々と言葉を紡ぐ。だが妹の表情に目をやると僅かに顔を綻ばせる。
「怖いのかい、キュウ?」
「……ええ、姉さんは怖くないの?」
「そりゃあ怖いさ、でも黄金天女さまを守れるのは僕らしかいない。黄金天女さまを失ったら長きに渡って
人々はロウドウーに苦しめられる、そうあの未来予想装置KRD(karenda-)が予測しているじゃないか。」
RKK本部にある特別な装置の名を口にするユウ。
彼女は凛とした表情になってしまったことに気づくと、あわてて顔を緩ませ冗談を発する。
「ふふ、ピンチになったら姉ちゃんが守ってあげるからな、僕の妹。」
「ね、姉さんこそ足手まといにならないでくださいよね!」
姉の気遣いを感じ、調子を合わせるキュウ。

「フフ、さあ行こう、すべてはUQのために!」
「クスッ、……はい、すべてはUQのために!」
笑顔を取り戻したところでUQシスターズのモットーを声を合わせ口にする姉妹、そして彼女たちは戦いの場へ向かった。


114:黄金天女 後編 2/7 ◆/W8AnhtEnE
09/05/14 19:36:07 rv9cBF84

「お姉さんたち、蓮弓天女じゃないね?」
センサーが感知した敵の出現場所は大きな公園の広場、そこに到着したUQシスターズに
先着者から声が投げかけられる。
立ち止まり、武器を構える姉妹。
キュウはホリデーハンドガンを手にし、ユウは背負っていた真紅の長銃―火曜日を撃ち果たした武器
その名もホリデーショットガン―を構える。
「僕たちは特務機関RKK所属、休日特別執行官UQシスターズだ!」
「人々の安寧を破る悪の姉妹を倒す正義の姉妹、それが私たちです!」
姉に続いてキュウも名乗る。
「アハッ、天女の紛い物か。残念、せっかく黄金天女をいたぶれると思ったのに。」
落胆した声を発しながら姿を現した先着者は少女だった。
腰まで伸びた長い黒髪、同色の黒いゴスロリドレス。まるで人形のような整った美貌を持っている。
少女の名は「月曜日」、ロウドウーを用いる悪の五姉妹「ヘイジツーシスターズ」の長女だった。

「そんなことはさせない!黄金天女さまは僕たちが守ってみせる!」
「あら、あなた天女の居場所を知っているのかしら?」
「ね、姉さん!?」
思わずユウの口から出た言葉の揚げ足を取る月曜日。
「っ!?い、いや…しら、知らないよ……ただ、言葉のあやで。」
彼女は顔を蒼白にしながらしどろもどろに答えるユウを見て可笑しげな笑みを浮かべる。
「まぁいいわ、後で身体に聞いてあげる。天女って隠れてしまっていたらホリデーを感知して
探さなくちゃいけないから面倒なのよね。」
「余裕有り過ぎっ!キュウ、やっちゃうよ!」
「了解、姉さん!」
銃を月曜日に向けるUQシスターズ。
その口が火を吹いた。

 UQシスターズは瞬く間に月曜日を蜂の巣に出来ると思っていた。しかし
「ああっ……」
「う、嘘だよね……」
絶望的な声を漏らすユウとキュウ。
月曜日に向けて放たれる無数の銃弾、だがその全てが彼女の身体をすり抜けて背後に飛び去っていく。
「こ、これも特殊能力なのか?」
目の前の光景が信じられず、蒼白な顔で呟くユウ。
「特殊能力!?勘違いしていない?これはただ単に高速で移動して避けているだけ、立って銃弾を受けているように
見えるのはただの残像よ。そんなことも気づかないのかしら?」
嘲るようにユウに答える月曜日。
「ご希望なら私の特殊能力を見せてあげる、マンデーハンド!」
月曜日の声と共に、上空に彼女の身体から禍々しいロウドウーが立ち上る。
そのロウドウーが雲のように集まり、やがて巨大な右手の形を取り始めた。
指の長さが人の脚ほどもある巨大な右手、手首から先のただの手が空中に浮いている。

「マンデーハンドは私から逃れようとする者を捕らえる魔法の手、これが私の特殊能力の一つよ。」
「危ないっ!キュウ!」
目の前の光景が信じられず呆然と立ち尽くすキュウの肢体をマンデーハンドが握ろうとした。
その瞬間、横から勢い良く飛んだユウが彼女の身体を弾いて魔手から救う。
「あぐっ!」
「姉さん!」
妹を救った代償に自らの身体がマンデーハンドに捕われてしまったユウ。
握られたまま高々と空中に持ち上げられる。
彼女は脚からお腹までを握られており、胸から上そして両腕は自由が利くがホリデーショットガンを
取り落としてしまっていたため抗う術はなかった。
「あら、あなたには妹が苦しむさまを見てもらいたかったのに。」
月曜日は驚いたように言葉を発する。


115:黄金天女 後編 3/7 ◆/W8AnhtEnE
09/05/14 19:36:52 rv9cBF84

「思い通りにいかなくて、残念ね。っ!?ぎぃ、あぎぎぎいいぃぃぃぃぃいいっっ!」
捕われの身になったとはいえ、余裕を感じさせるシニカルな笑みを浮かべていたユウ。
だが突如劈くような悲鳴を上げる。
「ね、姉さん!」
キュウの瞳に映ったのは目を見開き、髪を振り乱す姉の姿。
マンデーハンドが力を込めて彼女の身体を握り締めたのだ。
「マンデーハンドの握力はギュウギュウの通勤電車で味わう圧力の350倍あるんだよ。
どう、味わってみた感想は?」
「ぎいいぃぃぃいいいっ!あががあぁぁぁああああっ!」
ユウの装甲衣装に瞬く間にヒビを入れ、スラリとした肢体の全身の骨を砕かんとする魔手。
彼女は身体を襲う激痛にただ悲鳴を上げることしかできなかった。

「姉さん、くそっ!」
キュウがホリデーハンドガンをマンデーハンドに向けて放つが魔手はビクともしない。
「いぎぎぎいいぃぃぃいいいっっ!」
頭を勢い良く振り乱していたためユウの眼鏡は外れ飛び、限界まで見開かれた瞳、満々と湛えられた
涙が頬を流れ落ちる様子が露わになっていた。
「さあ、黄金天女の居場所を教えなさい。そうしたら一思いに殺してあげる。」
僅かに魔手の締め付けを緩め、ユウに尋ねる月曜日。
「あがぁっ……お、おしえないよ。こんなのへっちゃら、ぐっ!あごごごおおおぉぉぉおおっ!」
掠れた声で拒絶の意思を示したユウ、その代償は更に強く握り締められることだった。

「あがああぁぁぁあああっ!」
自由が利く両腕も全身の痛みで全く動かせず、ユウは泣き叫ぶことしか出来ない。
一際締め付けを魔手が強くしたように感じた次の瞬間、両脇腹、両脚の何箇所から同時に乾いた音が
彼女の頭に響く。そして
「ギィッ!ギヤヤャァァアアッッッッ!」
骨を砕かれた痛みに脳髄を焼かれるユウ。
すると一際甲高い悲鳴を上げた彼女の肢体を魔手は手放した。
落下する肢体。
慌てて駆け寄ったキュウが間一髪、姉の身体を抱き止める。
「アギギギィィィィイッッッッ!」
地面に落ちることよりははるかに少ない衝撃とはいえ再度、悲鳴を上げるユウ。
「姉さんっ!しっかりして!」
キュウは涙を零しながら傷ついた姉の身体を優しく抱く。
目を白目にし、意識を失ったユウの姿は無惨なものだった。

「美しい姉妹愛ね。」
冷ややかな声がキュウの耳に届く。
その声の主、月曜日を彼女は姉をかばうようにして睨み付ける。
「さて、次はあなたの身体に聞いてみようかしら?マンデーハンド!」
そう月曜日言った瞬間、もう一つ、左手の形をした魔手が彼女の上空に出現する。
「あぁ……ひぃっ!」
自分に近づく2つの魔手を隠しきれない恐怖を含んだ眼差しで見つめるキュウ。
月曜日に抗う術は何もない、傷ついた姉と一緒であったら逃げることもままならない。
もちろん姉を置いていく事など出来ない。
彼女はただ姉の身体を抱きながら、自分に降りかかる運命を待つことしか出来なかった。


116:黄金天女 後編 4/7 ◆/W8AnhtEnE
09/05/14 19:38:21 rv9cBF84

「い、いやぁ!痛っ!」
魔手に両腕を捕まれ、座り込んでいた身体を持ち上げられるキュウ。
そのまま姉と引き離され空中に吊るされる。
「わ、私も何をされても、姉さんと同じく決して屈しない!」
キュウは決意の叫びを上げる。立派な言葉だが口調の震えは隠しきれなかった。
「そう言うと思った。クスッ、いい事思いついたわ、まずはあなたに悲鳴をあげてもらいましょうかしら。」
宙に浮いたキュウと地に伏せたままのユウ。姉妹に目をやると顔に笑みを浮かべた月曜日。
彼女の思考に従い、マンデーハンドはキュウの両腕を雑巾でも絞るようにねじり上げる。
「アガガガガァァァァアアッッッッ!」
キュウの頭に両腕を断ち切られるかのような激痛が走った。
 痛みにショートしかける神経が彼女の身体のあちこちで弛緩と緊張を繰り返させる。
そして膀胱と括約筋にも影響が及び、陰部から小水が漏れ出す。
股間の部分は青い装甲が覆っているため、彼女の肌の上を流れ落ちる尿は太腿のボディースーツから染み出していく。
滴となって落ちていく尿、それはちょうどユウの顔の上に落ちた。

意識を失っているユウ、だが顔に当たる水滴、そして遠くから聞こえる叫び声に呼び起こされる。
「アギェェエエッ!ェ、ェザン、ダズゲッ…ギャアアアァァッッッ!」
耳に入ったのは何かに救いを求めている濁った叫び声。
 まだ霞がかかったままの彼女の瞳に、頭上で繰り広げられる地獄絵図が映し出される。
捕われの女の四肢のどれかを気まぐれに掴む2つのマンデーハンド、その度に引き伸ばされ、ねじられ
彼女の手足は破壊されていく。
見覚えのある女の姿、聞き覚えのある女の声。
「アギィッ!ヤメデェ…ネエザン、タスケテェ…アギャアアァァァッッ!」
その言葉を聞いた瞬間、彼女の意識が覚醒する。
「えっ…キュウ!やめろ、キュウに何てことをしてるんだぁ!」
「あら、お目覚めね。」
妹が絶叫する姿を目にし取り乱すユウ。
そんな彼女に語り掛ける月曜日。
「さて、黄金天女の居場所を教えてくれたらあなたの妹は苦しませずに殺してあげるわ。どうする?」

「えっ、あ?」
思いも寄らぬ提案に呆然とするユウ。
月曜日は妹と黄金天女、彼女が守るべき2つの存在を天秤にかけてきたのだ。
どちらにしろ月曜日に敵うはずはない。どうせ皆殺されてしまうのだ。
そう気力を失い、絶望に捕われた彼女は少しでも楽に皆が死ぬ道を取ろうとした。
「……黄金天女さまは―」
「っ、ねえさん…だめっ!」
その時、制止の叫びが響く。
血の気を失った顔をしたキュウが声を上げたのだ。
驚いて視線を向ける彼女の姉にたいしてキュウは続ける。
「わ、わたしなら、大丈夫。だから…姉さんも正義を貫いて…かっこいい姉さんで、いて欲しいの。」
弱々しくも美しい笑顔を見せるキュウ。

「しらけちゃった、美しすぎる姉妹愛ね。じゃ、御望みどおりにトコトン苦しめてあげる。」
UQシスターズに冷や水を浴びせるような月曜日の声。
マンデーハンドの指がキュウの左手を摘まみ―
「いぎああああぁぁぁっ!」
茹でた豆を押し潰すように、無造作に彼女の五指から手首までを破壊した。


117:黄金天女 後編 5/7 ◆/W8AnhtEnE
09/05/14 19:39:57 rv9cBF84

「キュウっ!」
「ねぇさん…わ、ギッ…わたしは、耐えてみせる……」
涙を流しながら妹に呼びかけるユウ。だか彼女の妹は静かに首を振って答える。
その彼女の今度は右手を―
「あっ、ぎおおおおぉぉぉぉっ!」
マンデーハンドが押し潰した。
髪を振り乱しながら叫ぶキュウ。
「まけないっ!アグッ、例え四肢をもぎ取られようと私は屈しないっ!」
キュウは悲鳴を出来るだけ抑えるように怒鳴り声で壮絶な決意を叫んだ。

「あなた、なかなか壊しがいがあるわね!でも蓮弓天女じゃないから再生の力も無いし
不死でもないんでしょう?それが残念よね。」
 月曜日が言ったようにUQシスターズは人造人間とはいえ、類まれな戦闘能力とある程度強化された
肉体を持っているだけでホリデークリスタルの加護を受けた蓮弓天女のように不死ではないのだ。
そのため月曜日も幾らかセーブした暴虐を加えなければいけなかった。
「四肢切断なんかしたら死んじゃうかもしれないからダメよね。あなたが苦しむ様を見て、お姉さんが
屈服してくれないと困るし。」
ニンマリとした笑みを浮かべで月曜日はキュウに右腕を向ける。
「だから、取っておきの特殊能力をもう一つ披露してあげる。マンデーノイズ!」

 月曜日が叫んだ瞬間、彼女の手首、腕とドレスの隙間から細い触手2本が飛び出た。
赤褐色のヌメヌメとした表皮を持つそれは、空中でマンデーハンドに捕われたキュウを目掛けて伸びていく。
顔の側まで伸びると、するりと触手は彼女の耳に侵入する。
「あぉっ!な、なに!?」
耳の中のまさぐる触手に思わず艶やかな喘ぎを口にしてしまうキュウ。
「ひゅぃ、耳の中が変になっちゃう……お、音?ギイイイイエエエエエェェッッッ!」
戸惑いの声を続けるキュウ、だが突如その声が苦悶の絶叫に変わる。
「き、キュウ!?どうしたの!?」
「アギャヤヤヤャャァァァァァッッッッッ!!」
姉の問いにも答えられず、目を白目にし、口から叫びと泡を吹き出して苦悶を露わにするキュウ。
彼女の耳の中では触手があげている大音量の特有の泣き声が響いている。
その泣き声こそ月曜日第2の特殊能力「マンデーノイズ」だった。

「どう、マンデーノイズの聞き心地は?このノイズは人の脳細胞に蓄えられたホリデーを苦痛と共に破壊して
ロウドウーに変換してしまうの。今、あなたには普通の人に聞かせる270倍の音量で聞かせてあげてるよ。」
恐るべきマンデーノイズ。通常は「サザエさんのエンディングテーマ」、「笑点のテーマ」などで偽装されて
人々の耳を侵している。
「ギャヤヤァァァァガガガァァアアアアアァァァ!」
手脚を壊れた操り人形のようにバラバラに振り動かしただ絶叫するキュウ。
「さぁ、早く黄金天女の居場所を教えないと妹さんの脳味噌、グチャグチャになっちゃうよ。」
「あぁ……うぁ……」
ユウは目の前の絶望的な光景に涙を零す。
「イギャヤヤァァッ!ユルジデェェェ!ダ、タズゲデェェェェッ!オネガ、エッ、ギギヤアァァァッッッ!」
悪に屈しない決意を持ったキュウ、だがその決意は心ごとマンデーノイズに打ち砕かれた。
壮絶な責めに彼女は耐えられず、無様に憎むべき敵に許しを請う。

「やめてっ!教えます、教えるから!もうキュウを苦しめないで!」
ユウの悲痛な叫びが響く。
彼女も繰り広げられる光景にもう耐えられなかったのだ。
その言葉に応じ、キュウの耳から引き抜かれる触手。
「ガァッ……ァ……ゥ…」
苦悶の形相から、生気を失った表情を浮かべるキュウ。
「じゃあ、黄金天女の居場所を教えて?教えてくれたらご褒美に妹は楽に殺してあげるわ。」
「は……はい…黄金天女さまは―」
震える声で黄金天女の居場所を告げるユウ。

こうして正義の姉妹、UQシスターズは悪に屈したのだった。


118:黄金天女 後編 6/7 ◆/W8AnhtEnE
09/05/14 19:40:41 rv9cBF84

「うぅ……あっ」
暗い部屋の中、まどろみを続けていた黄金天女は目を覚ました。
失ったホリデー、傷ついた身体は幾らか回復したがまだ戦えるものではなかった。
「っ!?」
その時、彼女は部屋の扉が静かに開かれたことに気づく。
開け放たれた扉の向こうも暗いが、闇の中に人影が立っているのが見て取れた。
人影を自分を木曜日の窮地から救い保護してくれた姉妹、UQシスターズのどちらかかと思った
黄金天女は一番気にしていることを問いかける。
「今日は…何曜日なの?」
 身体を回復させるため長く睡眠をとっていた彼女は日付の感覚があやふやになっていた。
だが、今日が仮に日曜日なら襲い来る月曜日に備えて戦いの準備をしなければならない。
自分の今の状態では勝利することは非常に厳しいだろうが、蓮弓天女の定めに従い、戦いから逃れることは
考えもしなかった。

「あぐっ!えっ!?」
答えの代わりに何かボールのような物が人影から投げられ、黄金天女の胸に当たる。
驚き、反射的にそれを手で抱き止めた彼女。

「今日は何曜日かって?月曜日だよぉ!」
突如、電灯がつけられ光に照らし出される部屋。
声の主は可愛らしい少女、だが黄金天女はそれがヘイジツシスターズの長女だと悟った。
「黄金…天女さま……申しわけ…あ、ありません……」
彼女の右腕で髪を掴まれ、引き摺られている女。
手足をあらぬ方向に折り曲げられた彼女は、UQシスターズの姉ユウだった。
「そんな……いっ!?いやああぁぁぁああっ!」
もう一人のキュウは?そんな疑問を持った黄金天女、ふと視線を先ほど月曜日から投げつけられたモノに
向けた彼女は悲鳴を上げる。
抱き抱えたモノの正体、それはキュウの生首だった。

「このおおおぉぉぉおおっ!」
自分が眠っている内に無惨に散った姉妹。
自らの不甲斐無さ、そして月曜日への憎しみで黄金天女の心が滾る。
即座に戦士としての表情を取り戻し、右腕に力を込め月曜日に飛び掛る。
「……だめ…逃げて…」
力なく呟くユウ。
「黄金天女奥義、ゴールデン―」
黄金天女の右腕は光り輝き、月曜日に繰り出されようとする。だが
「マンデーハンド!」
「ナッ、アグウウゥゥッッッッ!」
突如空中に出現した黒い右手に叩き飛ばされる黄金天女。
壁をぶち破り、さらに隣の部屋の壁に叩きつけられる。
「グゥゥゥッ…アグッッ!」
頭を強く打ったため朦朧とした意識、そして全身から響く痛みで黄金天女は立ち上がることすら出来ない。


119:黄金天女 後編 7/7 ◆/W8AnhtEnE
09/05/14 19:41:30 rv9cBF84

「さて、ホリデークリスタルはどこにあるの?」
「お…おしえない、グウゥゥゥッッッ!」
黄金天女の身体をマンデーハンドで掴み上げ、問い掛ける月曜日。
意に反した答えをした彼女を握り締める。
「グアアァァァァッッッ!」
「ま、いいわ。答えないならクリスタルごとあなたを握りつぶしてあげる。」
無造作に告げる月曜日。
そのマンデーハンドの指の隙間からはとめどなく黄金天女の血が流れ落ちていく。
やがてボロボロと赤褐色の肉片も共に落ち始める。

「アギギギギィィィィッッッ!」
自らの肢体が潰されていく痛みに絶叫する黄金天女。
 胸の膨らみの谷間に隠されている彼女の力の源、ホリデークリスタル。そのクリスタルも胸骨や肋骨ごと
押し潰されようとしていた。
パキィッ!
乾いた音が黄金天女の身体の中で響く。その瞬間、彼女は自らの力の喪失を悟った。
ホリデークリスタルがとてつもない圧力に負け、砕かれたのだ。
もはや耳も聞こえず、視界も暗さを増していく。

(ああ、ごめんなさい……UQシスターズの力を借りても……ここまでが限界…で……す……)
霞む視界で彼女は、月曜日自らの腕で首を握りつぶされるユウの姿を捉える。
それが彼女の瞳が映した最後の光景だった。

こうして3人の戦士は破れ、作者にとっての黄金の日々は終わりを告げたのである。


120:名無しさん@ピンキー
09/05/14 20:55:46 yYyYSfoG
GJ!
悲しいリョナだ・・・
何か奇跡が起こって今度は月曜日が苦しみぬく姿を見たい

121:名無しさん@ピンキー
09/05/14 23:31:14 +9QDaoLQ
GJ!
悲鳴が良いなぁ。
通勤電車の350倍の圧力ワロス。
そりゃキツイわw

122:名無しさん@ピンキー
09/05/15 00:44:48 ke9MY9Fu
なんということだ
作者の安息が早くも破られてしまったwww

123:名無しさん@ピンキー
09/05/17 11:16:24 P1VC3G5U
キテター!いつもごちそうさまです。GJ!

124:名無しさん@ピンキー
09/05/19 23:58:41 NTrYnb0C
なるたるののり夫解体もいいが、鶴丸が助からない線量被曝して、
ちょっとずつ衰弱しながら死んでいくのも萌える。
漏れにとってなるたるのぶた喰い、ベルセルクの拷問官、殺し屋1の垣原組長はまさに神
これを三大神という。

125:名無しさん@ピンキー
09/05/20 12:41:21 AhaXgHb+
それ対象が全部男じゃね? 拷問されれば男でもいいのか

126:名無しさん@ピンキー
09/05/20 21:14:33 PaYqHLDt
いや、三大神のプレイは画期的に凄すぎる
性差関係なし

127:名無しさん@ピンキー
09/05/22 23:22:02 ZJLUg9BU
三大神の一柱、垣原組長の殺し屋1は、リアル工房のとき連載読んでて衝撃を受けた。
チンポ切るのマジですげえwww
あれに影響されて以来目覚めてグロSS書くようになったのかも知れない。
グリフィスの拷問も、初めて読んだ時はショックで、あの変態獄長(二之柱)に
一年間何されてたか知って、マジでかなり嫌な気分になったもんだが、
次第に時間がたつうち味わいが出てきて想起するたび高揚感を感じるように。
三之柱ぶた喰いの解体は気分が悪かったが、鶴丸の被曝死の方が前述のようにクセになった。

128:名無しさん@ピンキー
09/05/25 23:34:12 1Pi6pbRD
基地外マンガといえばシグルイもいいが、こっちは代表的な神がいないで、SMしてる


129:1/2
09/05/26 07:05:26 /nPN6iPz
別スレに投下したネタですが、こちらの方が相応しいみたいなので投下させてください。


頭にサッカーボールキックをしたらぎゃーぎゃーうるさかった騒音がピタッと止んだ。
私は鼻血を出して首が変な方向に曲がって痙攣している女を見下ろしながら、
「あら、この子死んじゃうかしら?」
と軽く言ってみた。
すると周りから、『ひいぃ』とか『いゃあ』とか啜り泣く声とかが聞こえて来て、また私をイライラさせる。
そこかしこに拘束して転がしてある女どもは、私と同じ女子校の自称優等生を名乗るグループの連中だ。
何の関係も無いと思って興味すら持った事の無いこいつら。
だけど私の考えが甘かった。
同じクラスの子が自殺した。
原因はいじめだった。
それだけなら特にこんな事はしなかった。
いじめで自殺なんて弱い連中同士の自然淘汰みたいなもの。
死んだ子とも何回話したか、柩の中の安らかな顔を見てもピンと来ない、そんな程度の関係。
私がリスクを背負う程の事も無かった。
葬儀の帰りにこいつらを見かけなければ。
『2ヶ月かー。割としぶとかったね』
こいつらは馬鹿だ。本当に度し難い大馬鹿だ。
よりにもよって私に聞かれてしまったのだから。
私はまだ痙攣している女の頭を掴んで持ち上げると、
「温かいうちに処理しましょう。今日のあなたたちの食事はこの女のフルコースよ」
ことさら何でも無いように告げてやった。
すると、
「あ、貴女、わ、わた、私たちに何の恨みがあって――」
「恨み? 何で私があなたたちを恨むの。そんな価値が貴女たちにあるとでも?」
「え?」
私は馬鹿面を晒す馬鹿女の側にしゃがむと覗き込む。
「私がしてるのはただの害虫駆除。貴女たちが呼吸すると空気が汚れる気がするし―」
髪を掴んでぐいと持ち上げた。
「声が耳障りなの」
「な、何を言って……」
「無理に理解しなくてもいいわ。私も期待していないし」

130:2/2
09/05/26 07:09:23 /nPN6iPz
私はア然としている女の相手に飽きたところである余興を思い付いた。
三人、下を脱がせて裸にしてから膝の辺りで固定して足を閉じられないようにした。
それだけでうるさく泣くので、あやしてやった。
三人とも綺麗な処女。
男を知らないその体は、私の手で簡単に淫に溺れた。
だらし無くほうける彼女たちを立たせると、
「あそこにバケツがあるでしょ。中には水が入っているわ」
それだけでは何を言われたのか解らなかったみたい。
ま、本題にも入ってないし当然か。
「あなたたちのあそこに花火をつけてあげるから頑張って消してちょうだい」
「ひいっ!」
「いやっ」
「た、助けてぇ」
個性のかけらも無い台詞にはうんざりするわ。
1番近くにいた子の鳩尾辺りを爪先で蹴ると、その子は声も無く顔面から床に崩れ落ちた。
徐々に床の上に広がり始めた血と嘔吐物の水溜まり。
「うるさいのは嫌いなの」
その一言は必要なかったか。もう静かになってる。
私は残りの二人のアソコに処女膜を傷付けない様に慎重に袋で包んだ花火を押し込む。
導火線を垂らして準備を終えると、
「じゃ、頑張ってね。期待してるから」
と言って導火線に火を点けた。
がに股で必死に走る彼女たち。
頑張れば何とか間に合いそうな感じね―あら? 二人縺れて転んだわ。
必死に立ち上がろうと、もぞもぞとみっともない。
ほらほら早く起き上がらないと―。
『ボン。ボボボボン』
あー、間に合わなかったわ。
折角の処女が台なしね。
それにしても、もっと面白いかと思ったけどつまらない花火だったわね。
私は股間から白煙をあげて朱く濡らした彼女たちをさっきの馬鹿二人と重ねて台車に乗せると、
「じゃ、食事の準備をしてくるからそれまでは自由時間よ」
そう言って台車を押して外に出た。
台車の上で虫の息の女たち。
これだけ大量の食材をさばくのは久しぶりだ。
「調味料は足りるかしら?」
私は自然と笑みが零れて仕方なかった。



以上です。
外道はたっぷり虐めないとねぇ。

131:名無しさん@ピンキー
09/05/26 08:41:35 Fl9GDu0h
イイ!すっごくイイ!!
そう、鬼畜には鬼畜らしく対応してあげないと。
もうね、ぐちゃぐちゃに破壊してやっていいw

で、別スレって・・・見落としてるスレがあるっぽいorz

132:名無しさん@ピンキー
09/05/26 09:06:18 /nPN6iPz
>>131
下手糞スレに投下してスレチと言われたのです。

133:名無しさん@ピンキー
09/05/26 09:22:44 Fl9GDu0h
●【欲望】下手糞なエロパロを書くスレ3【垂流し】・・・これ?
興味のないスレで安心したw
雰囲気的にもしかして、やられ系にも投下してる?

134:名無しさん@ピンキー
09/05/26 11:14:33 /nPN6iPz
>>133
そのスレで合ってます。
馬鹿なのも含めて3つくらい同様なネタを投下しました。
ここ最近SS書き始めたばかりで鬼畜系は初めて書きましたが、前から鬼畜系は好きで、もっぱら読んでは「この外道どもに『殺してください』って言わせてやりてぇ…、フヘヘヘ」と思ったりなんかして。
ま、自分語りはスレ汚しなのでこの辺で。
次は作品もっておじゃまします。
お騒がせ、お目汚し大変失礼しました。
でわ。

135:名無しさん@ピンキー
09/05/29 23:14:51 0eAcKWcB
ファイアーエムブレムのキャラクターで虐待したいキャラは誰?

136:名無しさん@ピンキー
09/05/29 23:57:36 8dfYDNh8
>>135
野郎なんでスレ違い承知だが
カシム(泣き落とし詐欺男)とマチス(バカ兄貴)を
1度といわず2度3度は●●たいと思った事があるのは、自分だけではないだろう。 なぁ、同士よ。w
まったく・・・1年かそこらで寝返り(?)やがって・・・www

137:名無しさん@ピンキー
09/05/30 00:28:20 Av0y7aK6
流れを読まずにちと投下させてもらいますよ。
先日、DVDで糞鬼畜な軍人が出てたんで、鬼畜軍人(女)を成敗します。
ほんのちょっとスカありますので気をつけて下さい。
NGワードは「軍人」で。
では投下します。

138:軍人 1/2
09/05/30 00:32:29 Av0y7aK6
私はとある館に住む魔法使い。
今日は、暇つぶしに馬鹿を一匹掠って来た。
椅子に拘束されたままこちらを睨みつけているこいつ。
年は19。栗色の長髪を束ねて後に垂らし、凛々しい眉ときつい釣り目が特徴の女だ。
肉付きの良い体を軍服に包んだこいつは、見た目の愛らしさとは裏腹に生粋のサディストで、しかも自分は選ばれた人間だと勘違いしているイカレタやつだ。
親のコネで配属された部署で、その甚だしい勘違いと、生来の悪癖を遺憾無く発揮してどれほど多くの無実の人間を殺したのかを私は知っている。
「おい貴様っ! 私を誰だと思ってるっ!? 私は栄えある○△軍高級士ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
さるぐつわを外してやった途端ぴーぴー雑音を発して私の耳を汚した罰に、右の耳を掴んで引き下げてやった。
半ばまで千切れた耳をぶらぶらさせてのたうちまわる姿は少し笑いを誘ったが、
「些かうるさいな。左耳もやるか?」
効果は覿面、騒音がぴたりと止んだ。
「しかし、軍人とは言え所詮年端もいかない小娘ではこんなものか?」
「わ、私を愚弄するのかっ!? 私を愚弄すると言う事は、我が国と我が一ぞおわはは……!?」
「学習能力が無いのかな?」
私は彼女の舌を口の中から引きずりだすと指先で弾力を確かめながら、
「人間、舌が無くても生きられるそうだ」
途端に顔色が紙の様に白くなった。
やはり所詮はこんなものか。
私は詰まらなそうに舌を話すと、ナイフで両手の戒めを解いてやる。
驚いて見つめる女に微笑みかけた私は、手にしたナイフを一線、女が座る椅子の上、女のむちっとした股の間を目掛けて投げ付けた。
『とん』と軽い音がしてナイフが突き立つと女の目が限界まで見開かれる。
そして、これから余興の説明をしようかと思った矢先―。
「ひはぁ……」
女は情けない声とともに気を失ってしまった。
彼女の股間から立つ湯気と臭気、そして床を濡らす様に私は頭痛を覚えた。
「自分を殺したのがこんな情けないやつだったと知ったらさぞ浮かばれなかろうよ」
一気に興ざめした私は余興を省く事にした。
まず全ての戒めを解いてやる。
次に頬を叩いて目を醒まさせた。
「ぅ……ぁ……」
「服を脱げ」
「き、貴さぁぁ……」
女の馬鹿みたいに開いた口からナイフを差し込んで上下の歯を優しくなでてやると素直に裸になった。
胸と股間を隠してがたがた震える女。
「おい、後を向け。上体を倒せ」
素直に従う女だが―。
「自分の尻を開いて見せろ」
「バッ!? 誰がそ―」
怒りをあらわに振り返った女の尻にナイフの柄が生える。
「くひいいいいいい!! 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いっっ!!」
のけ反ったかと思ったらうずくまって騒いでいる馬鹿に大股に近付いて尻に突き立ったナイフを引き抜く。
「はひギイィ―――――――!!」
髪を掴んで宙づりにすると怯えて血走った目をして歯をガチガチと鳴らしていた。
女の尻から滴る血が床にポタポタと血溜まりを作る。
このまま失血を待つのは更に興ざめなので、私は短く呪文を唱えた。
すると私の手にしたナイフが真っ赤に赤熱し、瞬時に刃に着いた血糊を蒸発させる。
私はそのナイフを寸分違わず女の傷口に差し込んだ。
『ジュッ』と音がして血と肉の焦げる臭いが立ち上る。
「ぴゃぎゃお゛ぎがあ゛ろっ!!」
女は髪を掴まれたまま目茶苦茶に暴れたかと思ったら、突然弛緩した。
女の本日二度目の放尿、そして失便。
涙と鼻水とよだれで目茶苦茶、ぶざまに白目を剥き、舌をだらりと垂らした姿は哀愁を誘うものがある。

139:軍人 2/2
09/05/30 00:36:28 Av0y7aK6
私は暫く彼女のぶざまな顔を眺めてから、出血の収まった尻からナイフを抜くと床に転がした。
そして長いチューブの繋がった先端に2つ穴が開いた棒を取り出すと、女の糞まみれの尻穴に一気に差し込んだ。
瞬間「ぐぴぃ!!」と叫んで背中反り返ったが、それきりでまた動かなくなった。
私はそんな女にさるぐつわを噛ませてから特別な椅子―尻から生えたチューブが邪魔にならない鋼鉄製―に固定すると四角いガラスの中に閉じ込めた。
水槽の中の彼女、さてこれから彼女の最高のステージが始まるのだ。
私は手近のバルブをゆっくりとひねる。
すると『シュ』と空気の抜ける様な音と共に床に這うチューブが生き物の様にのたうちまわる。
それは徐々に水槽の中の彼女に到達して―椅子に固定された女の体が暴れ出した。
そして、徐々に女の腹が膨れ出すと、それと反比例するように動きが緩慢になって行き―。
『プシャー!! バシャバシャバシャバシャバシャバシャ……』
まだ色が着いているな。
水槽の床に貯まる汚水に顔面蒼白になる女。
「尻を締めろ。そうしたら漏れない。後、この装置は水圧が限界になると温水
が止まる―」
『プシャー!! バシャバシャバシャバシャバシャバシャ……』
やれやれ2回目か。
「我慢しろ。じゃなきゃお前は自分の漏らした汚水に沈んで死ぬ。ま、せいぜい私が飽きるまで頑張る事だ」
『プシャー!! バシャバシャバシャバシャバシャバシャ……』
3回目。これでは終るのも早そうだな。
私は興味を失った玩具に背を向けると部屋を出て行った。次なる獲物を求めて。


END


以上投下終わりです。
読んでくれた人ありがとう。
でわ。

140:名無しさん@ピンキー
09/05/30 07:05:20 1CVLxy+K
GJ!

141:名無しさん@ピンキー
09/06/01 03:11:21 x9kx5H7E
死ぬ瞬間も書いて欲しかったなぁ。
でもGJ。次も期待してます。

142:名無しさん@ピンキー
09/06/03 17:10:27 pyxMHN40
お疲れ様です。
GJ!

143:『女教師』1/4
09/06/04 15:48:14 7LhKvy2l
突然ですが『kiss×sis(キスシス)』何て漫画ご存知ですか?
ヤンマガに連載されてるぶっちゃけエロ漫画なんですが。
先日4巻が出たので買いまして。
そしたらイカレた体育教師がヒロインを強姦未遂っつか無理矢理言う事聞かせようとする場面がありましてね。
だから今回のターゲットは教師です。
『女教師』で4スレ使わせてもらいます。




「な、なんでこんな事すんのよっ!」
ブラウスもブラもむしり取られてあらわになった胸を必死に隠しながら床にしゃがみこんたひとりの女を、セーラー服姿の少女たちがぐるりと取り囲む。
「『なんで』ってわからないんですか先生」
少女たちの中からそんな言葉が投げ掛けられる。
「よく思い出してください」
別の少女からまたそんな言葉がかけられた。
「先生が悪いんですよ」
また別の少女の声。
「あ、あんたたち訳わかんないわよっ! それよりこんな事してただですむと―」
するとどこからクスクスと少女の笑う声が。
それは一人、また一人と増えて、女が気付いた時には全ての少女が口元に手を当てて笑っていた。
「な、何がおかしいのよっ! ふざけんじゃないわよ。あんたたちうちの生徒でしょ!? わ、私の事誰だと思ってんの。あんたたちなんか留年、いや! 退学させるなんて簡単なんだからっ!」
女はそう言うと目の前の少女たちを次々と指差しながら、
「それが嫌なら下がりなさい。大人を馬鹿にすぎゃ!!」
ぶざまな悲鳴と、『ゴッ』と言う鈍い音と共に突然女が前のめりになる。
「いっ? いたっ、痛いっ、痛いっ、痛いっ、痛いっ、痛い……」
頭を押さえて壊れたテープレコーダーの様に同じ言葉を呟く女の髪を一人の少女がぐいと掴んだ。
「ひいっ!?」
また一人髪を掴む。
そして、また一人、また一人と……、気が付けば無数の少女の手が女のウェーブのかかった美しい髪を掴んでいた。
この状況に至ってやっと身の危険に気が付いた女は、
「いっ? ひっ?」
と血走った目でキョロキョロと回りを見回す。
その姿には学園一の美人教師とうたわれた面影は微塵も無い。
「あの子の苦しみ。少しは味わって逝ってね」
突然の後からの声に肩を震わせた女は、髪を掴まれる痛みも忘れて振り返ろうとしたその時―髪を掴んでいた無数の手がいっせいに掴んだ髪を引いた。
『ブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチ……』
「ギャ――――――――――……」
髪の引きちぎれる音と女の悲鳴が交錯する。
そして後に残されたのは、見るも無残なまだら頭で床に伸びてひくひくと痙攣する女の姿だった。
髪を抜かれる痛みは想像を絶するものだったようで、タイトスカートには失禁に よるシミが出来、それは床にも広がっていた。
「おもらしなんて大人が聞いて呆れる」
「仕方ないわ。年を取れば誰でも大人なんだから」
「やだやだ。なら私は大人になんかなりたくないわ」
そんな言葉が少女たちの間で交わされる中、
「さあ先生。おめかしが出来たんだから見てくださいよ」
一人の少女がそう言うと数人でよってたかって女を引きずり起こした。
そこに姿見が運ばれてくる。
「さ、先生。どうですか?」
少女の言葉に意識を無くしていた女の瞳に少しだけ光が戻る。


144:『女教師』2/4
09/06/04 15:48:50 7LhKvy2l
狂気に霞む目が徐々に焦点を結ぶと、女は自分の姿に愕然とする。
「はっ、髪っ、私の髪っ、髪が、髪っ、髪……」
女はうわ言の様につぶやきながらぼろぼろの頭髪を撫で回し、
「い、いや――――――――――っ!!」
絶叫すると激しく体を揺さ振った。
「いやっ、いやっ、いやっ、いやっ、いやっ、いやっ、いやっ、いむうっ?」
また壊れてしまった女の頬を一人の少女が両手で挟み込んだ。
そして恐怖に歪む女の顔に顔を近づけると、
「先生の犯した罪を教えてあげる」
その言葉を引き継ぐように別の少女が喋り出す。
「先生は池谷先生に気があった。でも先生の気持ちは池谷先生には受け入れてもらえなかった。それは既に池谷先生に結婚を誓い合った相手がいたから」
囁くような少女の言葉は、また別の少女に引き継がれる。
「先生は諦められなかったのね。先生は池谷先生の相手を探した。そして見つけた池谷先生の相手はこの学校の生徒だった」
そして、次から次へと少女たちは入れ替わりながら女に語りかける。
「先生は更に調べ上げて、ついには決定的な事実を掴んだ。そしてそれを学校に報告した。結果池谷先生は学校を辞め、女の子は停学になった。それだけならよかったわ」
「そう、それだけならよかった。でも先生はそれだけじゃ終らなかった。先生は女の子を雇った男たちに襲わせた」
「そして女の子は自殺した」
その言葉を最後に辺りに静寂が訪れた。
いや、微かに耳障りな『カチカチ』と言う音が聞こえる。
それは―女の歯が鳴っている音だった。
あまりの恐怖に震えが止まらないのだろう。
その顔は紙の様に白い。
そんな女に少女の1人が噂話でもするかのように話しかけた。
「知ってました? あの子池谷先生の子供がお腹にいたの。強姦事件の後、母親にそれがばれて中絶させられちゃったの」
その言葉に女の体がビクンと跳ねた。
そして火が付いたように女の口から言葉が吐き出される。
「違っ!? わ、私は強姦事件なんて知らないわっ!! ほ、ほんとよっ! 信じてお願い、助けてぇ……」
そんな命乞いとも取れる言葉に少女たちからは何の反応も無い。
いや、狂乱する女の耳に何かズルズルと引きずるような音が聞こえて来た。
そして、女の目の前に何かが投げ出される。
薄汚れてボロボロになってはいるが、この形は……。
「ひぃ!!」
女は悲鳴を上げると仰け反った。
それはボロボロになって放り出されたのは人間だった。
ピクリとも動かないそれの頭らしき部分を少女が掴んで持ち上げた。
そして床に黒い粘液を滴らせながら持ち上げたそれを女の方に向けると、一瞬の間をおいて、『ゴプッ!』と言う音と共に吐しゃ物が床に撒き散らされた。
少女はそれを見ると手にしたモノを床に放り出した。
「ちょっと見た目が変わっちゃったから判らないかもしれないけど、頭のいい先生なら察しはつきますよね?」
ごほごほと咳き込む女に少女はそう話しかけた。
すると、今まで咳き込んでいた女は慌てた様子で、
「ちょ、なっ!? 嫌っ、た、助けえてっ、お願いっ」
しかしそんな女の必死の叫びは聞き入れられる事は無く、四方から少女たちの手が再び伸びると、瞬く間にタイトスカートとショーツが剥ぎ取られた。
そして次に仰向けに押さえ込まれると手足を大きく広げたような格好にさせられた。
その頃には女は恐怖で満足な抵抗も出来ないような状態に陥っていた。
そんな女の足の間に1人の少女が、古めかしい電気スタンドを手にしてしゃがみこんだ。
そして、電気スタンドの傘を外すと中の電球を誇らしげに女に見せた。
「裸電球なんて今時珍しいでしょ?」
涙目でそれを見つめる女の前で、右に左に動かして女が電球を目で追う姿を確認すると、それをゆっくりと女の体の下、大きな胸、くびれたへそ、そして……女の秘所にあてがった。
「ひっ!?」
女は悲鳴を上げて足を閉じようとするが、押さえつけられていて出来ない。
それどころか左右から更に腕が伸びてきて、女の秘所を大きく割り開いた。
ピンク色をした柔らかい部分がさらけ出されると、女はしくしくと泣き始めた。
しかし、そんな事などお構い無しに、少女は電球を押し広げた秘所にぐっと押し付けた。
「痛っ」
女の体がすくむ。
そして何度か試みるが上手く入らない。


145:『女教師』3/4
09/06/04 15:49:51 64ciq5u3
「あれ? 思ったより上手く行かないわね」
すると少女は電球をどけた。
それに安堵する女。
しかし、それは長くは続かない。
今度は少女が女の秘所に顔を寄せる。
「ふふふ。オシッコ臭いわよ、先生」
犬が舐めるように念入りに執拗に舐められるとこんな状況でも濡れて来てしまう。
「ひぁ、んんっ」
そして気がつけば女は少女の舌技に溺れていた。
すっかり上気して息も絶え絶えの女を見つめながら、少女は先程の電球を秘所に押し付けた。
「さ、今度はどうかしら?」
今度はさしたる抵抗も無く飲み込んだ。
「ぁ……」
異物感に女は小さく息を吐く。
そんな様子を見つめていた少女は立ち上がると、盛り上がった女の土手に足をかけた。
「あ?」
状況が飲み込めない女。
しかし少女の足の下で『ボッ』と鈍い破裂音がした瞬間、
「グギャ――――――――――ッ!!」
女の口から絶叫があふれた。
そして、女がしゃくりあげるように息を吸うたびに、秘所からはぴゅ、ぴゅと血が溢れる。
そんな女の様子を見守る少女たち。
その中の1人が「先生。もうひとつおまけ」と言った。
すると、
「ギャン!!」
獣じみた叫びを上げて女の体が大きく跳ね上がった。
秘所からジクジクと何かが沸騰する音と共に煙が立ち昇り始める。
「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛」
マネキンのように全身を硬直させて小刻みに震える女。
その血走った目はカッと見開かれて、泡を噴く口からは絶え間なく低い叫び声が続いている。
しかし、その声も段々と力が弱くなってくると、みるみる全身から精気が失われてゆく。
後もうちょっとで、女は解放される―筈だったが、それはもう少し先に延ばされるようだ。
少女の1人が電気スタンドのコンセントを抜いたのだ。
電源が切れた途端、女は全身を弛緩させると失禁と失便を起こした。
そんな汚物まみれになってピクリとも動かない女に少女の1人が頭の側にしゃがみこんだ。
「先生、まだ生きてる?」
「ゆ、ゆる……ぢ……で……」
消え入りそうな女の声。
しかし少女から帰ってきた答えは、
「だぁめ」
そう言うと、少女は女の口に猿轡して頭から袋をすっぽりと被せた。
もう体に殆ど感覚など無い女には何をされているのかも判らない。
そうして暫く経つと、どうもうつぶせにされたような感触が微かに感じられた。
「聞こえる先生?」
「もがっ、もがっ」
袋越しに聞こえる少女の声に、女は必死になって少女に返事を返す。
「先生、『ひこうき』って遊び知ってる?」
するとうつぶせにされて両の手足を引っ張られる感触が伝わってきた。
そして重力に逆らって体が宙に浮く。
女の大きな胸だけが重力に引かれて下に触れている。
「先生、これで生きてたら許してあげるね」
「!?」
その言葉と共に体が前後に揺れだした。
ぶらんぶらんと揺らされると、何処かに胸が擦れて微かに痛みを伝えてくる。
「ふぎー、ぶぎー」
訳も判らず叫ぶ女。


146:『女教師』4/4
09/06/04 15:51:16 7LhKvy2l
そんな女に少女は楽しそうに呼びかけた。それは―。
「じゃ、先生。いってらっしゃーい」
絶妙のタイミングで少女たちが手を離すと、女は手足を広げて文字通り飛行機のように飛び出した。
浮遊感に無我夢中で手足を動かすが、落ちる感覚は消えない。
(嘘ッ!? 嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘……!!)
「お゛がああああああああああああああああああああああああああ!!」
そして全身に凄まじい衝撃を受けた瞬間、女の意識は完全に途切れた。










女が目覚めた時、彼女は病院のベッドの上にいた。
外見はあの凄惨な出来事の前の美しい姿に戻ってる。
しかし、脳は度重なる恐怖と強い衝撃でめちゃくちゃに破壊されてしまっていた。
今の彼女は1、2歳程度の判断能力しか無い。
そして肉体の方も、破壊された骨、筋肉、神経が修復不可能な状態に絡み合い、それによって絶え間ない苦痛を与えて来る。
それを押さえる為に首から下の神経は脳とは繋がっていない。
ただそのままだと肉体が衰えてしまうので、全身に電極を埋め込んで刺激することにより代謝機能を維持しているのだ。
これらはまだ現代の医学では実用化されてはいない実験段階のもの、それが何故女の体に施されているのか?
その答えは簡単だった。
女は人間モルモットになったのだ。
そんな女の病室に女性看護士が1人入ってくる。
「先生、おはよう」
看護士は窓に近づいてカーテンをさっと開けた。
すると部屋の中が明るい光で満たされる。
「見て、今日はいい天気だから後でお散歩しましょうね」
そういいながら看護士は女ににっこりと微笑んだ。
その笑顔に女は子供のように無邪気な笑顔を返す。
「今日はいいニュースがあるの」
女に背を向けた看護士は深皿にミネラルウォーターを移しながら話しかけた。
「みんな今日で医療少年院から退院だって」
女には看護婦の言っている意味は理解出来ない。
当たり前だ―女には何の記憶も残っていないし、正常に判断する能力も無いのだ。
「ふふふ。また楽しくなるわね先生」
そう言いながら看護士はスプーンで水をすくうと女の口に運ぶ。
そして女が喉を鳴らして水を飲む様を眺めながら、
「先生は生きるの。あの子の分も。あの子の子供の分も」
何度かそれを繰り返した看護婦は女の口の周りをタオルで拭うと、
「今更死ぬ権利なんて無いんだからね。必ず元通りにしてあげるわ。そうしたらまたみんなで遊びましょうね」
そう言って女の額にかかった長い髪を優しく指ですいた。



END



以上です。
また殺せませんでした。
でわ。


147:名無しさん@ピンキー
09/06/04 20:04:22 hMPyZND9
殺せませんでしたじゃないだろ
お前やる気あるのか

今度こんな事やらかしたら
次はないと思えよ

148:名無しさん@ピンキー
09/06/04 21:19:07 ombKiOiT
>>147
えー、生かしたまま嬲りまくるの素敵じゃね?
自分は少なくとも好きだな。

149:名無しさん@ピンキー
09/06/04 22:15:39 gS5+HIf5
別にこのスレって、殺害・解体エンドが必須条件じゃないよね?
陵辱・拷問・苦痛などの容赦ない表現が含まれていればおkでしょ。

150:名無しさん@ピンキー
09/06/04 23:11:16 9/41MotL
みんな書くの上手いなあ。
俺は、頭の中のイメージと実際に書いた文章が一致しなくて苦悶する

151:名無しさん@ピンキー
09/06/05 05:58:18 YyEvSeTa
GJ!少女達みんな友達想いなんだなぁと思ったw
鬼畜な奴に死の安息なんて与えてやるこたーないよ

152:名無しさん@ピンキー
09/06/06 00:26:13 mQtpURkF
>>147
あに言うだ。
虫の息の獲物を殺らずに、ネチネチジワジワいたぶるから面白いんじゃないか。
一思いに殺っちゃったらツマランだろう。
あの作品の醜悪(顔は美人っぽいけど)女教師は、一生苛められる運命なんだぜ。
そそるじゃないか。

153:名無しさん@ピンキー
09/06/07 06:13:02 qUQ5hxA2

現在、長期にわたって全規制の影響を受けている職人の皆様。
ただいま、こちらのスレ(したらば・エロパロ避難所)に置いて代理投下の以来が行えます。

書き込み代行スレ
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

投下して欲しいスレの名前とアドレスを張り、その後、作品を書き込めば有志のかたがそのスレに作者の代理として投下いたします。
(数日ほど、時間が空くことがあります。できれば、こちらに書き込める方、積極的に代理投下のチェックをお願いします)



154:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/07 08:46:34 VpVMfHZf
>>83です。
ちょっと妄想が止まらなくなったので書いちゃいました。
SSは今回が初めてなので文が変になっているかもしれません。
・エロ無し。解体のみ。
・カニバリズム注意。ほんの一部ですが。
・本編を一話も見ていないので詳しい設定等は分かりません(wikiで確認しましたが)
・「こんなのレイラじゃねぇよコノヤロー」って人はスルーしてください。
・NGはAVENGERで。

155:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/07 08:47:43 VpVMfHZf
「ん…うん…?」
頭に激しい不快感を感じながら、彼女--レイラ・アシュレイは目を覚ました。
起き上ろうとするが、手足が何かにしっかりと固定され、動かすことができない。
「……?…なっ…!?」
少々寝ぼけながら視線を横に動かすと、自分の腕をしっかり固定している枷が映る。
眠気が一瞬で吹き飛び、逃れようと必死に暴れるが、枷は外れる様子はなく、
彼女の手足を固定し続けている。
「くっ…この…っ」
諦めずに暴れ続けるが、枷はやはり外れない。
それどころか、さらにきつく彼女の手足を絞め上げる。
「うあぁっ…!くぅ…」
痛みに耐えられず、彼女は暴れるのをやめる。
一旦普段の冷静さを取り戻し、周りの様子を目だけ動かして確かめる。

156:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/07 08:49:11 VpVMfHZf
周りは薄暗く、僅かにしか状況が把握できなかったが、
目が慣れると、ここがどこかの部屋の中だということに気付く。
壁や床には様々な道具が存在したが、その道具は全て拷問に使う様な物ばかりだった。
少し経つと、煩いぐらいの足音を立てて、男が一人入ってくる。
「あぁ、起きてたのか。起こす手間が省けたな」
そんな独り言を呟きながら、男は大の字の状態で拘束されているレイラに歩み寄る。
レイラは目に僅かに涙を溜めていたが、鋭い目つきで男を睨みつける。
「まさか後ろから薬を嗅がせる、なんて良くある方法にひっかかるとは。
 よくそんなんで今まで戦えたな?」
「っ…だ、だま…れ…ぐっ!?ああぁ!?」
反論しようとするレイラの腕を掴み、手加減などせずに絞め上げる。
「言葉には気をつけな。俺にはお前を殺せるだけの力がある。
 それこそ、本気でやったらあっという間に終わっちまうくらいのな。」
「う…わ、分かった!分かったから…放し…て…」
目を潤ませて懇願するレイラの腕を解放し、少し離れた所で鉄の棒を熱し始める。
その棒は太くはないが、長さは十分ある。
レイラは体を僅かに震わせながら、怪しい笑みを浮かべながら棒を熱する男を泣きそうな顔で見つめていた。

157:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/07 08:54:29 VpVMfHZf
ごめんなさいここまでですorz
続きはちょっと読んでみて「もっとグロくできないか」
と試行錯誤しまくっているのです(´・ω・`)
次の投下では最後まで投下しますのでお待ちください…

次の投下では最後まで一気にいきます


158:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/07 08:56:15 VpVMfHZf
>>157
ごめんなさい最後の一文は貼りミスなのでスルーしてくださいorz

159:名無しさん@ピンキー
09/06/07 14:33:45 s//J8Sk1
期待します

160:名無しさん@ピンキー
09/06/07 22:37:13 bZgi7HzT
>>157
全力で待ってます

161:名無しさん@ピンキー
09/06/08 11:31:56 u3/G2wDC
期待してます

162:名無しさん@ピンキー
09/06/08 21:44:24 tVSuWHqT
みんなもっとプレッシャーをかけてやれ

163:名無しさん@ピンキー
09/06/09 14:27:02 pcDw9PrE
続きを期待しながら小ネタ。
ところでなるたるののり夫と、映画シンシティーの人喰いケヴィンの殺され方が酷似してると思ったんだけど、あの方法って比較的ポピュラーなのかな?
止血しといて末端からばらすの。

164:名無しさん@ピンキー
09/06/09 22:38:16 dhsVKehS
>>163
拷問として実際に行われたことがある…
と聞いたことがあるけど、2chがソースだからなあ…

165:名無しさん@ピンキー
09/06/10 00:18:00 TztesIoF
             ウズウズ…

         =≡=  ∧_∧   I'm ready.......
          / \ (・∀・ )/
        〆     ⊂    つ∈≡∋
         ||  γ ⌒ヽヽコノ   ||
         || .|   |:::|∪〓  .||
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\

166:名無しさん@ピンキー
09/06/10 16:17:39 gfWHZOUy
こんにちは。
ここ最近悪を懲らしめていた者です。
他の方のSSが途中なところ申し訳ありませんが、9レスほどのSS投下させてください。
今回は、悪を懲らしめるのでなく、少女が生け贄になるお話です。
では『おみあげ』投下します。


167:『おみあげ』 1/9
09/06/10 16:20:03 gfWHZOUy
『おみあげ』



 今日は72年に1度の御巳上祭(おみあげさい)。
 特別な条件で選ばれた巫女が、神様に直接お目通りして村の繁栄をお願いする日。
 その巫女になるには特別な条件とは―巳年巳月の第一巳の日に生まれた双子の女である事。
 そして、その条件を満たしたのが、この私、巳月(みつき)と巳日(みのひ)なのです。
 名前が安直だと思うかもしれないけど、村でこの名前が使えるのは巫女の資格のある者だけ。
 つまりこの名前は結構由緒ある名前なのです。
 生まれた時から運命付けられ、今日この日が来るまで色々な準備をしてきて、ついにその全てが実を結ぶのかと思うと胸がドキドキして来る。
 そんな私たちの晴れの大舞台。
 その過酷な一日は日付の代わった合図の太鼓の「ドォン、ドォン」という大きな音と共に始まった。
 私が白装束に着替えていると、
「姉さん早くぅ」
 既に着替え終わった巳日が私を急かしてくる。
 そんな巳日は寝起きがめっぽう強い。かく言う私は……。
「そんなに慌てなくても滝は逃げないわよ……あーあ」
 私があくびをしながらもそもそ着替えを続けていると、『ボクッ』と頭に何かが当って私は引きっ放しの布団の上にうつ伏せに倒れた。
 どうやら焦れた巳日が後ろから枕を投げたみたい。
「姉さん、そんなんで大事なお祭り大丈夫なの?」
 人を張り倒しておいてよく言うと思いませんか?
「あ、な、た、は……、どうしてそんなに乱暴なのっ!」
「あはははは。姉さん、そんな投げ方じゃいつまでたっても当んないよ―じゃ、先に行ってるからねー」
 本当に馬の尻尾のようにつやつやで長いポニーテールを揺らしながら、巳日が廊下の向こうに逃げて行く姿を見送ると、私は一つ大きな溜息をついた。
 もうすぐ12歳の誕生日が来るはずだった私たちは今日のお祭りで神様にこの身を捧げる。
 神様に会うと言う事はそういう事。
 そうしたらもう、こうして枕投げなんかも二度と出来なくなるなぁ。
 覚悟は出来ているので今更逃げたいとも思わないが物悲しい気持ちになるのは隠せない。
 そんな事を考えているとふとある話を思い出した。
 それは私たちが生まれた時の事。
 当時、お父さんとお母さんはこのお祭りに私たちが巫女として参加するのに猛反対したそうです。
 結局は村人全員の説得により私たちがお祭りに参加することは決まったのだけど、お父さんとお母さんはやっぱりそんな村のしきたりが納得できなくて村を出て行ってしまった。
 今は何処にいるかも判らないお父さんとお母さんは元気にしているのだろうか?
 村を出て行くくらいにこのお祭りに反対していたのだから、今日村に来る事なんて無いだろうけど、もし来てくれたらうれしいと思う。
 私たちにはお父さん、お母さんの記憶は無いけれど、それでも最後くらい顔を見たい。
「姉さーん! ホント何やってんの!? 置いてちゃうわよー!」
「はいはい! 今行くからちょっと待ってよ!」
 私はそう返事をすると布団を畳んで足早に部屋を出て行く。
 廊下に出てまっすぐ走ってゆくと、広い土間の所で巳日が足踏みしていた。
「姉さん! 寒いんだから早くしてよねっ!」
「ごめんごめん」
 私はそう謝りながら、巳日の両手を自分の手で包み込んだ。
「あったかい……」
 この子は私に比べると少し寒がりだ。
 とは言え1月のこの地方の雪は深い。つまりそれだけ寒いと言う事。
 白装束の下は裸の私たちはこれから禊(みそぎ)の為の滝行(たきぎょう)を行うのだけど―。
「滝の水が全部お湯だったいいのに」
 いつの間にか頬擦りまで始めた巳日に私は、
「ま、凍ってない事だけは祈りたいわね。お祭りの前にショック死じゃ私たちも村の人たちも不幸だもの」
「夢が無いなあぁ姉さんは」
 巳日がチラリとこちらに視線を送る。
 その後どちらとも無く笑い出して、2人で一頻り笑った後、私と巳日は手を繋いで雪の降る外へと駆け出していった。


168:『おみあげ』 2/9
09/06/10 16:20:54 gfWHZOUy


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


 結論から言うと、滝行『は』寒くなかった。
 『は』を強調したのは、滝の水はむしろ温かく感じたのだけれど、それ以外が寒かった!!
 暫くして雪はすぐに止んだのだけど、とにかく寒い寒い。
 白装束1枚の私たちには肌を切り刻まれるかのような感覚さえした。
 お陰で滝から中々出られず、元いたお社に返った頃には随分と時間が立っていた。
 それにしても滝の水が温かく感じるだなんて不思議な事もあるものだ。
 毎年あそこは滝も池もカチカチに凍るので、冬はスケート場に早代わりするくらいなのに。
 これも神様のお力なのだろうか?
 ま、それは置いとくとして。
 戻った私と巳日は、用意してあったお風呂に入ってかじかんだ体を温めると、少し休憩した後、次の段取り、食事を取る事に。
 しかし、食事の内容は赤飯と白湯とおとそと言う不思議な組み合わせ。
「最後の食事なんだからお肉とか食べたかったよね」
 巳日がこっそり耳打ちしたが、私も実はそう思った。
 ここ1ヶ月ほど肉魚は一切口にしてい無い。
 巳日じゃないけど、最後なんだからステーキとは言わないまでも、すき焼きかしゃぶしゃぶが食べたかった。
 そうして最後の食事が終ると、また少しの休憩の後、今度は神様にお目通りする為に身支度を整える作業に入る事に。
 私と巳日は裸になると、お互いの体をお塩を溶かしたぬるま湯に浸したワラでゴシゴシ擦りあいます。
「姉さん! ちょっと加減してよ」
「何言ってんのよ巳日。お清めなんだからちゃんとしなきゃダメでしょ」
 文句を言う巳日の体をワラでゴシゴシ擦ると、真っ白な肌が赤くなってゆく。
 白い肌は私も同じなんだけど、いつ見ても巳日の方が肌が綺麗な気が―。
「きゃ!?」
「ふっふっふっ。攻守交たぁーい」
「巳日止めてっ!? そこは自分で出来―」
 ま、そんなこんなでお互いの体が清められた所で、今度はちょっとやな事をしなくちゃいけない。
「うーん……」
「姉さん、いつまで眺めてるつもり?」
 出来ればこれが無くなるまで見つめていたいっ……。
 私が今見つめている茶色いドロッとした物は『にかわ』。
 動物の皮や骨等を原料とした天然自然の接着剤。
 で、これをどうするのかと言うと―。
「ひぁ!?」
「姉さん変な声出さなッ!? し、沁みる、ぅぅ……」
 オシッコの穴とお尻の穴に塗りつけるのだ。
 何でも神様の祭壇の上で粗相をしないようにと言う事らしいのだけれど……。
 とにかく、そうして苦労して準備を終えた私たちはやっとここで巫女装束に袖を通す。
「綺麗だよ、姉さん」
「巳日に言われてもときめかないわぁ……」
「姉さんにときめかれても困るなぁ私ぃ」
 お互いに身だしなみを整えあいながらそんな馬鹿な事を言い合ったりして。
 私は後で使う道具として、縄数本と特製軟膏の入った容器を懐に納めた。
 そして仕度が終った私と巳日は、沢山の鈴がついた道具を帯に挟むと仕度部屋から別の部屋に移動した。
 そこは広くて一番奥には立派な神棚が用意されている。
 私と巳日はその広い部屋の両側に離れるように立つと帯に挿していた鈴を手に持った。
 両手を左右に大きく広げると、鈴を鳴らしながら神様に捧げる舞いを舞う。
 シャン、シャン、と涼しげな音と共にくるくると舞う。
 磨かれた板の間を滑るように移動し、時折お互いの位置を入れ替えながら、くるり、くるり、と舞うと袖が蝶の羽根のようにひらひらと羽ばたく。
 そうして舞いながら思うのはお祭りの事。
 無事に終りますように神様よろしくお願いします、と私はそう心の中で願いながら舞い続けた。


169:『おみあげ』 3/9
09/06/10 16:22:06 4Ka4MHvJ


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


 神様に捧げる舞いが終った私たちは外に出るとすぐに祭壇のある山に入った。
 この山は木々が非常に密集していて自然の傘のように地面を覆っている。
 その為、地面まで届く雪は少なく、届いてもすぐに溶けてしまうので山に入ってしまえば雪に邪魔されるような事は無い。
 その代わり―。
「暗いわね」
「山に入ってすぐこれだもんね。無事祭壇まで着けるかしら?」
 木漏れ日も差さない暗い森の中を、古めかしい行灯を片手に私たちは手を繋いで歩く。
 足を一歩踏み出すたびに帯に挿してある鈴が涼しげな音色を立てた。
「そう言えば、みんな来てくれてたね」
「みんなって言ってもうちの村50人も居ないじゃん。しかもおじいちゃんとおばあちゃんばっかり」
「だからさ。昨日から雪降ってたから大丈夫かなあなんて」
「来るでしょ。それだけが楽しみな人たちだから」
 巳日の言うようにうちの村には老人しかいない。
 若い人たちはお父さんやお母さんのようにみんな村を出てしまっていた。
 だから村には友達と呼べるような同年代の子供もいなかった。
 ただ、代わり、と言っては何だけど、村のみんなは私たちにとっても優しかった。
 お父さんとお母さんがいなくなって身寄りの無くなった私たちは村のみんなに育てられた。
 ま、そんな事は置いといて、取り止めの無い話で気を紛らわせながら山を登っていた私たち。
 もうどれくらい登ってきたのだろうか?
 普段から足腰には自身があるので特に苦にもならないが、寒いのだけはどうにもならない。
 特に寒いのが苦手な巳日が、さっきからずっとぴったりくっついて離れない。
 寒いのはかわいそうだから放っておいてある。
 繋いだ手の先からでも十分にお互いを感じて安心出来てると思っていたけど、こうしてくっつくと、こっちの方がずっと安心する。
 ただちょっと歩きにくいのが難点だけど……。
 そんな感じで歩いていると巳日が急に立ち止まった。
「重いじゃない、急に―」
「姉さん、あれ……」
 私の言葉を遮るように巳日が前方を指差した。
「明かり……」
 私の呟きが合図となり、私も巳日もそこに向かって猛然と歩き出す。
 そして気が付けば私たちは―。
「姉さん……」
「たどり着いたわ。ここがきっと御巳上台(おみあげだい)よ」
 大きな木々の間に、ここだけがぽっかりと広場になっていた。
 そこに立つ大きな黒い石造りの建物。
 四角いそれには何処にも入口は何処にも無い。
 あるのは建物の上へと続く一直線の階段だけ。
 全てが聞いていたものと一致する。
 これが御巳上台と呼ばれる村を守る神様の祭壇だ。
 私と巳日はお互いに見つめあうと無言でうなづきあった。
 それから、今まで履いて来た長靴と足袋を脱ぐと裸足になる。
 素足で触れる地面が暖かい事に驚く。
 他にも、山の中なのに何故ここだけ明るいのだろうとか、この大きな建物は誰が作ったのだろうとか色々疑問に思ったけど、それらは全部考えないことにした。
 そして、私と巳日は手を取り合うと階段をゆっくりと上り始めた。


170:『おみあげ』 4/9
09/06/10 16:22:41 gfWHZOUy


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


 長い階段を上り終えると、そこは一面まっ平だった。
 建物と同じ黒一色の石の床が広がっている。
「はぁ、はぁ。やっと着いた」
「すごい上ったのね」
 私と巳日はそれぞれに感想を述べる。
 それからすぐに辺りを見回した私たちの目にあるものが飛び込んで来ると、私と巳日は休むのもそこそこにして、すぐにそれに向かって歩き出した。
 それは、この四角く黒い床のほぼ中心と思われる場所にあった。
 一つは天に向かってまっすぐと起立した棒状のもの。
 もうひとつは、先ほどの棒状のものが床と平行な位置で2本、お互い向かい合うような格好で四角い台座から突き出ていた。
 棒状のものはみな青みがかった黒く滑らかな表面に複雑な溝と無数の穴が空いていて、先端に行くほど細く尖っている。
 唯一形状が違うのが向かい合った方の一方。
 それだけ先端にくぼみが付いていて、丁度向かい合ったもう片方の先端がすっぽりと納まりそうな感じがした。
 これも聞いたとおりの形をしている―これが御神体だ。
 私たちを神様の下に導いてくれるもの。
 私たちを殺すもの。
 どちらとも無く生唾を飲み込もうとして、喉が使えて2人同時に咳き込んでしまった。
 気がついたら喉がカラカラだ。
 しかし、生憎ここには井戸も無ければ水筒も無い。
 私と巳日は必死に唾液を搾って喉を潤す。
 そして、
「巳日、もういい?」
 私がそう言うと巳日は、
「姉さんこそ」
 と悪戯っぽく笑い返して来た。
 これから自分がどうなるか知っているのに、まだこんな顔が出来る巳日ってすごいと思った。
 巳日は強いね。
 本当に私の妹にしておくのは勿体無い。
 神様に会ったらそのところも是非お願いしてみよう。
 巳日が相応しい場所に立てますようにって。
「姉さん。私何かおかしいこと言った?」
「ふふふ。何でもないの。ごめんね」
 すると巳日は何かを察して少し悲しい顔をした。
 私とそっくりなんてとんでもない。
 私より気配りが出来て、ずっとかわいい、心優しい巳日……。
 私はそんな思いを振り払うように、御神体に目を向けると、
「じゃ、そろそろ始めましょうか」
 そう言いながら腰に挿していた鈴を御神体の一つ、2本が向かい合った方に置いた。
「姉さん! そっちは私だって言ったじゃない!」
 私の行動に巳日が非難の声をあげる。
 私はそれを聞き流すと、懐に仕舞ってあった道具を取り出して鈴の隣に並べた。
「姉さん聞いてる! そっちのが辛いんだから! 失敗できないんだからねっ!」
 相変わらずうるさい妹だ。
 私がそんな事を思いながら帯を解いて胸をはだけようとした所で、後ろから思いっきりタックルされた。
「ぐふっ!?」
 倒れることは何とか踏みとどまったけど、流石にむかっ腹が立った私は身をよじって腰にすがり付いている巳日を見下ろし―。
「巳日、何泣いてんのよ」
 この泣き虫は自分の思い通りにならないとこうして泣く。
「だって……、姉さんが……、姉さんが……」
 言葉になって無い。
 こんな時双子って便利だと思う。
 私は体を捻って自分の前に巳日が来るようにしてから、その頭をぎゅっと胸に抱いた。


171:『おみあげ』 5/9
09/06/10 16:23:17 gfWHZOUy
「お姉ちゃんはあんたよりずっと強いんだから。今日も大丈夫、明日も大丈夫、ずっとずっと大丈夫だから」
 そう言って、巳日が泣き止むまで抱きしめるのが私の役目。
 これで最後かと思うとちょっぴり寂しい気がするのは、何だか結婚する娘を送り出すみたいだ。
 私ってずうずうしいなあと思って、何となく笑いがこぼれてしまった。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


「さっきはごめんね」
 巳日が巫女の衣装を綺麗に畳みながらそう言って来た。
「んーん、全然平気ぃ」
 私は本当に何でも無いようにそう言う。
 だって本当にこんな事、全然何でもないから。
 巳日が巫女の衣装を畳み終えて立ち上がると、私と巳日は向かい合って無言で頷きあう。
 今2人は何も身に付けていない。
 そしてこのまま神様の許に向かう儀式に入るのだ。
「まずは巳日から」
「はい」
 私の呼びかけに巳日は目を伏せて厳かに返事を返す。
 それを合図に、私は持ってきた道具から軟膏の入った容器から少し軟膏を手に取ると、まずは御神体のひとつ、天を向いて起立する方に満遍なく塗りつけた。
 塗っている間に手が少し火照って来るのが判る。
 御神体に塗り終わったら、次は巳日の大事な部分にも塗りつける。
「何か赤ちゃんになったみたい」
 巳日は真っ赤になってそんな事を言う。
 そんな巳日の一番秘密の部分、今から御神体を受け入れる部分に指を触れると、巳日が「あっ」と小さく声を漏らした。
 沁みたのだろうか?
 でも良く塗っておかないと後で苦しい思いをするのは巳日だ。
「我慢してね」
「う……んっ」
 巳日の返事を聞いた私は、たっぷりと軟膏を手に取ると巳日に塗りつけた。
「ぁ……、ぅん。っ……、くふっ……」
 苦しそうな声を上げる巳日がかわいそうだが、私は心を鬼にして熱心に塗りつけた。
 気が付いた時には、私の手も巳日の下半身も軟膏でべたべたになっていた。
「ん……ぁ、ね、姉さん塗りすぎ……」
「ご、ごめんね。つい……」
 荒い息で文句を言う巳日に、私はばつが悪そうに謝った。
 とにかく巳日の準備がこれで整った。
 私と巳日は御神体の前に立つと、胸の前で手を組んで小さく神様への祈りの言葉を捧げる。
 軟膏のせいで艶を増した御神体の高さは、巳日のへその位置より少し下にある。
 巳日は深呼吸を2度繰り返した後、
「我、神の御前に、恐み恐みも白す」
 そう言うと私の肩に両手をかけた。
 そして手の力を使って体を浮かすと一気に御神体をその身に沈めた。
『グチッ』
 私の耳にそんな音が確かに聞こえた。
「く……か……」
 苦しそうな声と共に、巳日指が私の肩に食い込む。
 巳日は、暫く下を向いて震えたいたが、呼吸を整えると私の目をじっと見つめると、
「姉さん……お介添えを……」
 『お介添え』―それは本来、結婚式のお手伝いをする事を指す。
 つまり、ここで言うお介添えとは儀式の手伝いをすると言う事を指すのだけど。


172:『おみあげ』 6/9
09/06/10 16:23:58 gfWHZOUy
「巳日……」
 私は正直戸惑っていた。
 それは、お介添えをすると言う事は、私が妹の命を奪うと言う事になるからだ。
「お願い……。姉さんお願い……。苦しくて……も、動けない……」
 きっと御神体がお腹を押し上げているのでしょう。
 私はそっと巳日を抱きしめた。
 そして震える巳日の背中を2度、3度と優しく撫であげた。
「じゃ、いくわよ」
 巳日が頷くのを確認した私は、巳日の肩に手を置くとぐっと下に向かって体重をかけた。
「くっ! ぐぅぅぅうううううううううぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ……」
 目の前の巳日の食いしばった歯の間から、彼女らしからぬ悲鳴が上がる。
 今、御神体はゆっくりと巳日の赤ちゃんの部屋を貫いて、その先に行こうとしている筈だ。
 私は巳日の悲鳴を無視して更に力を加えた。
 すると、
「ギャン!!」
 犬のような悲鳴を上げた巳日の腰が一気に落ちた。
「痛いぃ……、お腹痛いよぉ……、お姉ちゃぁん、お腹痛いよぉ……」
 私の胸に顔を埋めて小さな声でそう呟く巳日を見ているとかわいそうな気持ちで一杯になる。
 私は儀式を終らせて楽にしてあげる為に、巳日の体をゆっくりと揺すった。
「ぎっ! あぎっ!? おながっ! かぎっ! まがうぉ!」
 耳に届く悲鳴と水音を無視して動作を続ける。
 こうする事で心臓や大事な血管なんかを傷つけないように御神体を体に通せるらしい。
 私は暴れる巳日を押さえながら、ゆっくりと腰を落として行く。
「うぼぇ!!」
 何かの手ごたえと共に巳日が奇妙な叫び声をあげた。
 私はあわてて巳日の胸の辺りを手で探る。
「心臓は平気ね……。おうかくまく? ここも無事抜けたみたい……」
 巳日の体を揺すりながら胸の中心を探ると、微かに御神体が入っている固い感触がする。
 と言う事は多分、胃を避けて食道に当ったのだろう。
 何も吐いていないところからも多分そうだと思う。
 私は、上を向いて焦点の合わない目を大きく見開いた巳日の耳元に唇を近づけて、
「巳日、鼻で息をするのよ」
 そう囁くと、再び巳日の肩に体重をかけた。
「あがががががががががががががががががががが……」
 獣のような叫びを上げる巳日は、驚くほどの力で抵抗する。
 私は、立ち上がろうとするに全体重をかけて一気に押し返した。
「うぐぇ!! ぼびぁぁぁ!!」
 巳日の口から音としか言えない凄まじい叫びが上がると共に口と鼻から血が漏れた。
「ね……びぁ……ぐる……じ……」
 巳日がそうあえぐ間も鼻と口からは、ぷちゅ、ぷちゅっと血が溢れる。
 私は巳日が窒息してしまわないように、巳日の鼻に口を付けるとそこからの血を吸い出した。
 口の中に巳日の血の味が広がる。
 自分の血の味とは違う気がする―これが巳日の命の味?
 そして私は、巳日の生きている証を感じているうちに、自分でも知らない間に泣いていた。
 私は、頬を伝う涙を手で拭うと、
「巳日、もう少しで終わりだから、我慢して」
 すると巳日は微かに頷いたように見えた。
 私はそう自分に言い聞かせると、巳日の肩にまた体重をかける。
 すると、巳日の喉元が下から徐々に膨らんでゆく。
「ごぽごぽごぽごぽごぽごぽごぽごぽごぽごぽ……」
 もう人の声でも何でも無い音と共に巳日の口からどんどんと血が零れる。
 その血の中に何かきらりと見えた瞬間、
「ごぽっ!!」
 一際血が溢れて、巳日の口から御神体の頭が姿を現した。


173:『おみあげ』 7/9
09/06/10 16:25:13 +gY3iRAJ
 私は、慌ててもう一度巳日の胸に、今度は耳を当てる。
「動いてる……」
 先程より小さいながら、しっかりと心臓は脈を打っている。
 成功した! 無事、巳日はお役目を果たしたんだ。
 それが判った瞬間、私は御神体に串刺しにされぐったりとした巳日を抱きしめて泣いた。
 まだ暖かい巳日。
 微かに呼吸する巳日。
 それら巳日がまだ生きている証を感じようとすがり付いた。
「ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね……」
 最後くらい優しくしてあげれば良かった。
 最後まで苦しめてしまった。
 そういう気持ちが謝罪の言葉となってうわ言の様に繰り返される。
 そんな時だった。
 それまで力無く下がっていた巳日の腕が、自分の胸で泣きじゃくる私の頭をそっと抱きしめたのだ。
「巳の……ひ……」
 それが巳日の最後の力だった。
 気が付いた時には、巳日の呼吸も心臓の鼓動も止まっていた。
「頑張ったね巳日」
 私はまだ暖かい巳日をもう一度ぎゅっと抱きしめると、その頭を撫でた。
 それから私は巳日の体に付いた汚れを綺麗にてあげる事にした。
 体を拭ってあげられるようなものは持ち合わせていなかった私は、その時何を思ったのかまだ暖かい巳日の体に舌を這わせて汚れを舐め取り始めた。
 生前と変わらないぬくもりと弾力があるが、何の反応も無い巳日。
 試しに私と同じくらいの胸に軽く歯を立ててみた。
 今まで感じた事の無い歯ごたえに私は何故か興奮した。
 無抵抗な巳日。
 私のかわいい妹の巳日。
 世界にたった一人の私の半身。
 そして気が付いた時には巳日の胸から少し血が滲んでいた。
「ご、ごめんね」
 私は一体何をしていたんだろう?
 自分の中に知らない自分を見たようで少し怖かったし、巳日に見られなくて本当に良かったと思った。
「あ、いや、神様と一緒に見てるかも……」
 つうと、冷や汗が出た。
 これは向こうに行ったらすぐに謝らないといけない。
 そんな事を考えながら、私は、巳日の手を印の形に握らせてから清めた縄でギュッと結んだ。
 それを丁度巳日の胸の辺りで首から縄をかけて固定する。
「よし。迷わず先に行っててね」
 そう言って私は巳日の綺麗な髪をそっと指ですいた。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


 巳日が無事儀式を終えた。
 次は私の番だ。
 私は、もうひとつの御神体―2本の御神体が向かい合った物の間に立つと、四つん這いの姿勢を取る。
 胸にはバツの形に縄をかけた。
 これは最後に縄の間に手を通して印を結ぶ為だ。
 そして御神体にも、私の大事な所にもたっぷりと軟膏も塗った。
 あれって変な気分になるんだと、塗っていて良く判った。
 今、私の大事な部分は御神体を受け入れる体制がばっちりだ。
 私は手足を突っ張って御神体の高さにあわせると、床にあるこぶし大の突起を捻りながら床に押し込んだ。
 すると『ゴゴン』と言う低くぶつかり合うような音を合図に、御神体がこちらに向かってきた。
 巳日が大騒ぎしたのがこれ―こっちの御神体は自動的に私を前後から串刺しにするのだ。
 一度受け入れる角度を失敗すれば後は無い。
 私はゆっくりと近づいてくる御神体の内、後ろから来る御神体を先に受け入れた。


174:『おみあげ』 8/9
09/06/10 16:25:56 gfWHZOUy
 ぬるっとした感触と共に私の大事な部分に御神体が入り込んでくる。
「んあっ」
 その瞬間変な声が出て思わず赤面してしまう。
 今全身にビリッとした感じが走っ―。
「いっ、痛っ! 痛たた、たた」
 余韻に浸っている暇は無かった。
 あっと言う間に御神体は私の処女を奪って更に奥へと進んでゆく。
「あっ、痛っ。急が痛たっ!」
 私は身を引き裂かれるような痛みに身をよじりながらも、大きく口を開けると、今度は前から迫る御神体を受け入れた。
「あが……」
 舌先に軟膏の不思議な味が広がる。
 こっちには塗らなくても良かっ―。
「ああ……あぐっ!?」
 お腹の奥から物凄い圧迫感が押し寄せてくる!?
 私の体が無意識に前に逃げてしまう。
 しかし前からも御神体が。
 そして、
「エッ! オエッ! オエッ!」
 失敗したと思ったときには既に遅く、私は酷い嘔吐感にえづきが止まらなくなった。
「ゲッ! ヴゴェ! オエッ!」
 幸い胃の中は空っぽだったので窒息するのは免れたけど、苦しい事には変わらない。
 しかも、吐気ばかりに構っていられない事態が。
「ぐぉ!? がっ!! ぐぎおげがお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛……」
 御神体が私の赤ちゃんの部屋に入ってきた!?
 全身が勝手に痙攣して、堪えられない痛みに手足が勝手に床をかきむしる。
 すると直に爪は剥がれて指先が真っ赤に染まったけど、今の私にそれを感じるような余裕は無かった。
 伸びきった赤ちゃんの部屋が体の中でみしみしと音を立てる。
 私は痛みに耐えかねて御神体に歯を立てて堪える。
「がががががががががががががががががががが……」
 体中から聞いた事の無いような不気味な音が聞こえてくる。
 そして、もう何が何だか判らなくなりかけたその時、
『ビチッ、プチ、プチプチプチ……』
「お゛があ゛!!」
 お腹の中が引っ張られるような異様な感触に体が勝手に跳ねるが、串刺し状態の私は何処にも逃げられない。
 あまりに暴れるせいで、口の端と大事な部分が傷ついて床の上にポタポタとたれが、そんな事私は知らないしどうにもならない。
 痛いとか辛いとかそんな次元はとっくの昔に超えてしまっていて生きてるのか死んでるのかも判らない。
「も゛ー!! も゛ー!!」
 手足を縮めて体を震わせるけど、何にも変わらない。
 もう終って! 早くどうにかなって終って欲しい。
 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……。
 何だって私がこんな目に合うの?
 何が悪いの? 何がいけなかったの?
 老い先短いおじいさんやおばあさんより先に何で私が死ななくちゃいけないの?
 嫌だ嫌だ嫌だぁ――――――――――――!!
 うちに帰る。私は私の家に帰……。
 巳日だ!!
 巳日をつれて家に帰らなくちゃ。
 そうだ巳日と一緒に帰ろう!!
「あ゛お゛あ゛ぁ……」
 私は口いっぱいに御神体を頬張っているのも忘れて巳日の名を呼んだ。
 首は既に動かないので霞む目を精一杯動かして辺りを見回す。


175:『おみあげ』 9/9
09/06/10 16:28:21 gfWHZOUy
 見つけた!!
「あ゛お゛ぉ……」
 床の上に座る全裸の巳日。
 上を向いて何をしてるんだろう?
「あ゛あ゛……、お゛あ゛ぁ……」
 私は巳日に向かって精一杯手を伸ばした。
 そうしたらいつもみたいにまた手を握り返してくれるんじゃないか。
 そう言うふうに思った。
 しかし、現実では刻一刻と状況は進んでいた。
「ぶっ、お゛ごぉ!?」
 突然体の中を揉みしだかれるような感触に、目の前がチカチカと暗くなったり明るくなったり―あれ? 私は一体何をして……。
「!?」
 し、心臓。私の心臓はどうなってるの!?
 慌てて自分の胸をまさぐると心臓はまだ動いていた。
 当たり前だ。止まっていたらこんな事だって考えている暇は無い。
 更に胸からお腹に手を当てると、どうやら危ない所は過ぎているみたい。
 偶然とは言え助かった―そう思った瞬間、体の力がすっと抜けた。
 目の前も一気に暗くなる。
 いけない!? 儀式が終るまでは気を確かにしておかないと。
 それに印を結ばないと神様が私を導いてくれなくなってしまう。
 そう思った私は、慌てて胸の前の縄に手を通すと手を合わせて印を結ぶ。
 これで大丈夫だ、後は最後の瞬間を待つばかり。
 そう安堵した瞬間、
『ミチッ、ゴツッ』
「おお゛ッ!? お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお……」
 私のどこかを押しつぶして御神体がくっつく固い音に、もう痛みも感じない筈なのに私は絶叫した。
 その叫びが弱くなると共に、私の頭の中にもすうっと暗い靄がかかりだした。
 少し暴れすぎてこれが意識を保つ限界らしい。
 でも、印を結んだ手には微かに私の呼吸と、心臓の動きが伝わってくる。
 つまり―儀式は成功した。
 そう思うと急に心が晴れ晴れとしてきた。
 ふふ。最後はひとり取り乱して格好悪かったな。
 きっと神様の所に言った巳日にも笑われてしまう。
『姉さん』
 あれ巳日? どうしてこんな所に?
『何言ってるの姉さん。神様の所に行くわよ』
 なによせっかちねぇ。
 私はついさっき儀式が終ったばかりなのよ。もう少し休ませてくれたって……。
『何でこんな時までのんびりなのよ!? もう、折角待ってたのに。先に行っちゃうわよ』
 あん、まってよ巳日。
『そ、れ、か、ら。言ってとくけど、私のオッパイかじったの忘れないからね』
 はははは……。それは、どうも……、ごめん……。
『もうっ、しっかりしてよね! ほら、神様もおとうさんもおかあさんも待ってるわよ』
 あ、待ってよ巳日! 待ってっ……た……らぁ……。
 私は、先を走る巳日の後を追って光の中を駆け出した。



END



以上です。
読んでくれた方ありがとうございます。
姉妹はちゃんと何処かに召されましたよ。
でわ。

176:名無しさん@ピンキー
09/06/10 17:28:18 RFuQR3NJ
よかった

177:名無しさん@ピンキー
09/06/10 19:10:18 DEWVS5Pd
>>175
GJ!
陰惨だけど姉妹の愛が感じられたSS乙です!

178:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 21:56:25 unzwXsxU
うお、新作投下されてる…乙です。

レイラ解体続きです。
注意点は>>154と同じです。
かなり猟奇要素有りなので苦手な方はスルーorNGで。


179:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 21:57:13 unzwXsxU
どのくらいの間そうしていたのか分からない。
実際は短い時間だったのだろうが、今のレイラにはとても長い時間に感じられた。
やがて男はゆっくりと立ち上がり、再びレイラに歩み寄る。
「さて…おいお前、どうしてほしい?」
「…どういう意味だ」
男の質問に困惑するが、表情に出さずに冷静に言い放つ。
「やっぱり、ここから出してほしいか?」
「あ、当たり前だ!早くここから…」
「じゃあ、」
必死になって解放を要求するレイラを遮り、そして、
「今から俺がやる事に、耐え切れたら…な」
声をできる限り低くし、冷たく言い放つ。

180:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 21:58:00 unzwXsxU
そこからの男の行動は素早かった。
懐からナイフを取り出し、それと己の手を使い、服を裂いていく。
守る物が完全に消え去り、丸見えになった性器に手をかける。
触れた瞬間にレイラの体は大きく跳ね、震えながら懇願してくる。
そんな彼女を気にする事なく、器具を使い、拡げた状態で固定する。
「そろそろいいか…」
呟きながら火の中から取り出した棒は真っ赤に焼け、
離れていても暑苦しくなる程の熱を放っていた。
その棒を多少の軌道修正を行いながら、拡張された膣に向ける。
「ひぃ…!?ま…さか…」
これから何をされるか分かったのか、怯えた表情になるレイラ。
そんな彼女の様子をまったく気にせず、躊躇せずに一気に突き入れる。
「っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?あ…あづっ…!!」
今までで一番の悲鳴を上げ、堪え切れずに涙を流す。
膜を破られた痛みと膣を焼かれる痛み、その二つの凄まじい激痛を同時に受け、
さすがの彼女も耐えられる筈がない。
その証に、大量の涙で顔を濡らし、悲鳴を上げながら懇願している。
普段の生活の中では滅多に、いや、絶対に見る事ができない姿だった。
「ぐ…あ゛っ…!やめ…抜いてぇっ…!」
「いいぜ、ほら」
「え…ぎゃあああぁぁっ!!」

181:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 21:58:48 unzwXsxU
男が全力で棒を引っ張ると、意外と簡単に棒は抜けた。
しかし、膣の粘膜が棒に張り付き、抜く際に所々千切れ、棒に膣の一部が張り付いていた。
「あああ…!や…だっ…もう…やめ…お願いぃっ…」
焼け爛れた膣から鮮血を流し、上半身を汗と涙で濡らし、
震える声で必死にやめてくれる様説得を続ける彼女の姿は、普段の彼女からはまったく想像できない様な無様な姿だった。
仮に今ここで、誰かが彼女があのバルバロイの闘士だと説明しても、誰一人信じないだろう。
それほどまでに、今の彼女は無様で哀れな姿を晒していた。
「誰がやめるか。まだ始まったばかりだぞ?もっと楽しませろ」
レイラの絶望した表情を堪能し、少し離れた棚に向かう。
その棚から一つの透明で中が見える造りの筒状の容器を手に取る。
中には水が満タンまで入れられており、底には何かが沈澱している。
それを激しく振りながら彼女の元へ戻り、容器の蓋を取る。
それだけの行動にも彼女は反応し、体を激しく震わせる。
また何か入れられる--先ほどの棒を思い浮かべ、恐怖だけが彼女の脳内を支配し、激しく泣き叫ぶ。
しかしやはり気にせず、その液体を膣に流し込む。
「-----ッ!!」
彼女の口から、声にならない悲鳴が上がった。

182:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 21:59:33 unzwXsxU
その水の中に沈殿していたものは大量の塩。
その塩の成分が膣の傷を刺激し、再び激痛が彼女を襲う。
焼け付く様な痛みが内側から絶えず襲い掛かり、彼女はまともに呼吸すらできない程苦しんでいた。
少し痛みが引いたかと思っても、すぐにまた痛みが激しくなる。
「うぅ…やだ…やめてよ…お願い…なんでもする…からぁ…」
嗚咽を上げながら弱々しく懇願し、なんとか男の機嫌を取ろうと試み、解放を願い続ける。
「ふーん…なんでも、ねぇ…本当に?」
「は…はいぃっ…」
「そーか。それじゃ」
今度こそ助かる。彼女は僅かに期待するが、男の言葉に再び絶望する。
「ずっとここで痛い目に遭ってろ」
「えっ…そんな、なんで…」
「なんでもするんだろ?異論は認めない」
レイラの泣き叫ぶ声を背に受けながら、男は部屋を後にした。

183:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 22:00:12 unzwXsxU
「くそ…寝不足だ…ねむ…」
男が部屋を去った時、時間はすでに深夜だった。
やっぱり早々に切り上げれば良かった。おかげで寝坊だ。
そんな事を考えながら、レイラの居る部屋へ入る。
「……」
予想に反して、レイラは昨日の様子が嘘の様に、ぐっすり眠っていた。
おそらく、気絶してそのまま眠ってしまったのだろう。
膣の傷は塞がったのか、出血は止まっていた。
少々不機嫌になりつつ、レイラを起こす。
「ん…?っ…ひぃっ…!」
男の顔を見るだけで怯えだし、体を震わせながら涙を流す。
(優しく起こしたつもりなんだがな)
そんな事を考えながら懐から容器を取り出し、中の水を無理矢理飲ませる。
「あぁ…やっ…んぐっ…がふっ…!」
無理矢理飲まされ、激しく咳き込むが、男の手は止まらない。
「んー!んぐぅぅっ…げほっ!がはっ…」
全ての水を飲み込み、容器が離されると同時に何度も咳き込む。
そうしている間に、彼女は下半身に違和感を感じ始める。
「!?やぁっ…う…んんっ…!」
男が先程飲ませた水には大量の利尿剤が混ぜられており、それによって彼女は激しい尿意を感じていた。
男はにやりと口元を緩めると、わざとらしく問いかける。
「どうした?尿意が限界か?ん?」
彼女は口では答えずに、ただ首を縦に振った。
「なら、ちゃんとお願いしてみな」
その言葉に、レイラは自分なりのお願いをしようとする。
しかし、まだ僅かに残っているプライドが、それを邪魔する。

184:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 22:01:00 unzwXsxU
早くこの液体を外に出してしまいたい。
しかしこいつに頭を下げるのは…
そんな葛藤が、今の彼女の中では起こっていた。
「なんだ、お願いできないのか。なら…」
いつの間にかカメラをセットした男は、レイラに近づき、腕を振り上げる。
「こうしてやんよ」
そして、振り上げた腕を彼女の下腹部へと叩きつける。
「うぁ!?あ…あああぁぁっ!?いやあぁっ!」
衝撃に耐えられず、溜まっていた尿が勢いよく噴き出す。
「はは、いい眺めだな。しっかり録画してるからな?」
泣きながら失禁する様子をカメラに収め、男は満足そうに微笑む。
「ああぁ…!やだぁ!撮らないでぇぇっ!」
「ふ…ははは!可愛い奴だな、お前」
高笑いをしながら近くに置いてあったナイフを手に取り、腹を切り開き始める。
「うあああぁぁっ!やっ、痛いいっ!あああ!」
レイラの悲鳴と生きたままの肉を切るグロテスクな音が部屋に響き、男は恍惚の表情を浮かべる。
やがて中身が丸見えになり、赤黒い血液が溢れる。
「んー、まずは…よし」
男は両手を子宮に伸ばし、素早く引き千切る。
「がぁっ…うぐぅっ…」
レイラは短い悲鳴を上げ、荒い息を吐きながら体を痙攣させる。
男はそんな状態のレイラを見ながら、子宮を口に放り込む。
その子宮をしばらく味わい、胃に収めた瞬間、レイラは狂った様に泣き叫び始める。

185:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 22:01:38 unzwXsxU
「う…うわああああぁぁっ!!ああああぁぁーっ!」
狂った様に、ではなく、本当に狂ったかもしれない。
しかし、そんな事は男には関係がない。
「ん…やっぱり、肉は生が一番…だな」
そう呟きながら、男はレイラの身体を次々と喰らっていく。
両足の肉を直に食い千切り、骨も噛み砕いて味わっていく。
足を喰い尽くすと、次に両腕を喰い、溢れる血液を喉を鳴らして飲む。
「あぁ…うますぎる…これだから…やめられないんだよ…」
口と手に付いた血を舐め取ると、身体の肉を切り、レイラの口に押し込む。
「ほら、御裾分けだ」
「んぐ…ぐっ…!」
まだ理性が残っているのか、その肉を口に入れる事を必死に拒み、抵抗を続ける。
だが、弱り切ったレイラは男の力に抗えず、喉の奥まで肉を押し込まれる。
「んんんっ!ん…ぐっ…!」
結局その肉を飲み込んでしまい、衰弱したレイラはもう泣き叫ぶ気力も無い。
無理矢理とはいえ、自分の肉を喰った。
その惨い現実が、彼女の気力と体力を大幅に削っていった。

186:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 22:02:18 unzwXsxU
「そういや、お前と一緒に居た子…今どうしてるんだろうな?
今頃必死になってお前を探してるんじゃないか?」
その言葉に、レイラは反応を示すが、もう言葉を発する事は無く、
男に光の消えた目を向けるだけだった。
一緒に居た子、というのは、間違い無くあの少女型のドール--ネイの事だろう。
しかし、今のレイラにはもう何も思い出す事が出来ず、彼女の姿も出てこない。
今の彼女にできる事など、大人しく死を待つ事…それだけだった。
「さて、そろそろ終了かな」
そう言いながら、男はナイフでレイラの肺を突き刺し、いくつか穴を空ける。
レイラはもうなんの反応も無く、ただ今にも途絶えそうな呼吸をするだけ。
虫の息になったレイラを黒い袋に詰め、カメラの電源を切り、外へと向かった。

187:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 22:02:51 unzwXsxU
「この辺でいいか…」
男が来た場所は、人通りが少ない場所の、さらにその岩陰。
そこに袋に詰めて運んできたレイラを出し、様子を見てみる。
彼女の目は最後に男の顔を捉えたが、すぐに光が完全に消え、そして閉じられた。
男は満足した表情で立ち上がり、自宅に帰ろうと道を戻り始める。
その途中で、金髪の少女が話しかけてきたが、すぐに相方のネイだと分かったために、
レイラの事を聞かれても「自分は何も知らないとだけ答えた。
ネイはしょんぼりとした表情になり、来た道を戻っていく。
--残念だったな。このまま進むか、もう少し速く俺と会ってたら再会っできたのに。
そんな事を考えつつ、男は速足で自宅へと向かった。

188:AVENGER@レイラ・アシュレイ解体
09/06/10 22:03:20 unzwXsxU
ちょっと長くなりましたが、宣言通り最後まで投下しました。
書きながら、自分の妄想力と猟奇性に驚いてしまいますた(´・ω・`)
ちょっとイマイチな終わり方かなぁと思ってますが、グロ部分はうまく書けたかと思います。


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