嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 第54章at EROPARO
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 第54章 - 暇つぶし2ch513:名無しさん@ピンキー
09/03/12 21:49:11 GJ0QiTmd
七戦姫はバトル・ドールズって作品にリニューアルされて帰ってきたよ
手足が千切れたりのグロシーンや、山一つ消せるようなパワーとかあり得ないような表現がなくなり
そのうえ文もスッキリしててずっと読みやすくなってる
感情移入しやすい現代劇になったし、学園ものの要素も加わってニヤニヤしてしまうシーンも随分と増えたしね
早く続き来ないかなあ


514:名無しさん@ピンキー
09/03/12 23:05:45 XNSDVqcP
>>513
どこにあるの?

515:名無しさん@ピンキー
09/03/13 00:31:54 AFssqbZG
あーきもいよーにーときもいよーくさいよー

516:名無しさん@ピンキー
09/03/13 00:45:44 oRna3D1C
>>514
前スレの終わりごろに第一話が投下された
アンチの粘着ぶりが相変わらず酷かったけど

517:名無しさん@ピンキー
09/03/13 22:09:28 YiB7U34g
前スレか・・・
もう読めんな

518:名無しさん@ピンキー
09/03/14 02:06:29 x7ai7rRX
                    ,===,====、
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                // /||___|^ l|    楽しく使わなかったばっかりに、
                    // //||   |口| ||    仲良く使わなかったばっかりに。
             // //||...||   |口| ||
            // //. .||...||   |口| ||
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519:名無しさん@ピンキー
09/03/14 11:50:18 GZZ+dzXh
保管庫には入らんの?

520:名無しさん@ピンキー
09/03/14 15:43:38 kVGi2Y3L
>>519
タイミング的には次の更新時に保管されるよ
俺もログ取り忘れたから保管庫で読み返すの楽しみにしてるんだ

521:名無しさん@ピンキー
09/03/14 19:09:58 S1lxxRLj
あの時、たった一人の初心者をあんなにも寄って集って叩かなかったら
みんながお互いを尊重して、優劣を競わせるようなことがなかったら
そして、些細な誤りを許し合える寛容さをみんなが持ち合わせていたら

きっと今とは違った形の未来が待っていたことだろう

それを思うと、胸が張り裂けそうになるくらい悲しくなる

522:名無しさん@ピンキー
09/03/14 21:40:26 f++IVqw1
過去は変えられない。oだがその失敗を糧に前に進む事は出来る。(キリッ


523:名無しさん@ピンキー
09/03/14 21:41:45 WmUqvkIa
小ネタ投下します。

524:ホワイトデー小ネタ 1/8
09/03/14 21:43:36 WmUqvkIa
 三月十四日はホワイトデーです。気があろうとなかろうとバレンタインデーのお返しをしなければいけないので、一年間でもっとも泥棒猫が得をする日です。
貴女の幼馴染や隣の席の人ももれなくあの女にプレゼントを渡しています。
普段はぼんやりして貴女の想いに気付かない朴念仁も屋上で後輩といい雰囲気になっています。
貴女が片思いしているあの不器用な青年もどこぞの女狐と懇ろにしています。
貴女にもし年頃で義理の息子さんや兄・弟がいて、いま家にいないのでしたら間違いなくクラスメイトの少女とお城のような建物で仲良く遊んでいます。
貴女が別れなければならなかったあの方も貴女がその方にしてもらったことを別の女にやっています。
貴女の運命の人や前世からの恋人は、いま違う女の体を獣のように貪っています。


525:ホワイトデー小ネタ 2/8
09/03/14 21:44:50 WmUqvkIa
 貴女はつい素直になれなくて、バレンタインデーにはよそよそしい態度をとったかもしれません。
気後れがして、せっかく徹夜で作ったチョコレートを燃えるゴミで捨ててしまったかもしれません。
今年こそ、今年こそと思いながらも、見知らぬ後輩が体育館裏で彼と逢引している光景を物陰から覗き見ていただけかもしれません。
直に渡すのが照れくさくなって下駄箱に入れた小箱は、彼が登校する前にぐしゃぐしゃに潰されてゴミ箱に押し込められていたかもしれません。
机の中に忍ばせておいたマフラーもとっくに焼却炉で灰になっているかもしれません。
たとえこっそり鞄の中に紛れ込ませていたとしても、彼の目に付くより早く彼の姉か妹、あるいは母親が処分してしまったかもしれません。
もし彼に手渡してもらうよう親友に頼んだとしたら、中のメッセージカードをすりかえられたかもしれません。
弟は貴女の真意に気が付かず、めんどくさいから現金でいい? なんてトチ狂ったことをのたまうかもしれません。
今ごろ兄は幼馴染と一緒に貴女への贈り物を選んでいて、偶然立ち寄った露店で幼馴染に指輪を買ってやっているかもしれません。
貴女が息子にあげたチョコレートは息子にとってありがたみが薄く、まだ包みを開けられてすらいないかもしれません。
あなたは義理と称して彼に手編みの手袋を渡しましたが、彼はそれを言葉どおりに受け取ったにすぎなくて、むしろ別の女の手作りチョコに有頂天になったかもしれません。
電柱の影や向いのマンションや隣の部屋から、望遠鏡やカメラや盗聴器で長年にわたって貴女が見つめ続けて来た青年に、貴女はチョコを渡して告白したと勘違いしているだけかもしれません。


526:ホワイトデー小ネタ 3/8
09/03/14 21:46:49 WmUqvkIa
 貴女はお腹の下にそっと手を当てながら彼の来るのを待っています。クリスマスに生まれる小さな命を思うにつけ、どうしても口元が緩んでしまいます。
彼のうろたえぶりを想像して微笑みはますます深まります。けれどもこの日、春も近いというのに彼に秋風が吹きます。
彼は雨で濡れた体を拭きもせず、とても信じられないような言葉を口にします。貴女が呆然としていると、やかましく足音を立てて制服姿の少女が部屋に入って来ます。
この少女は彼の妹で、前々から貴女に辛く当って貴女と彼の交際の妨げとなっていたのですが、今はなにやら勝ち誇ったような笑みを浮かべています。
少女は彼の言葉を遮って、口にするのも憚られる事実を告げながら自身のお腹に手を触れます。貴女と違って一目でわかるほどに膨らんでいます。
貴女が彼の目を見つめると、彼は辛そうに顔を背けます。少女は彼の腕をぎゅっと抱きしめて、貴女の返答を聞こうともしないで彼を玄関のほうに引っ張って行きます。
その間彼は妹のなすがままになっています。しばらくすると、貴女は震える体を起こして台所に立って行きます。
まな板の横に立てかけてある包丁が目に入ります。長い間、彼のために夕食を作るのに使っていた包丁です。
こまめに研いであるので鶏肉の塊くらいなら簡単に切り裂けます。
貴女はその刃先を手首に当てます。ですが刃を引こうとする直前、先ほどの少女の顔が刃に映った気がして、なぜか笑い出してしまいます。
貴女はひとしきり笑い声を上げてしまうと、大きなレインコートを着て家を出ます。レインコートのポケットには先ほどの包丁が入れてあります。


527:ホワイトデー小ネタ 4/8
09/03/14 21:48:52 WmUqvkIa
 今日は土曜で休日ですが、貴女はどこにも出かけず部屋に篭っています。
携帯電話を開いて幼馴染の彼からのメールを読み返し、枕を抱きしめて身もだえします。
朝早くから何度となく同じようなことをしていたのですが、貴女は飽きもせず繰り返しています。
呼び鈴が鳴ります。貴女は急いで身繕いします。湿ったティッシュを丸めてゴミ箱に押し込み、乱れた髪を手櫛で整えます。
手鏡に映る顔はやや赤らんでいますが、火照りを冷ます時間はないのです。三度目の呼び鈴の前に、貴女はどうにか鍵を開けることが出来ます。
敷居の外に幼馴染の彼が立っています。彼は貴女の血色をいぶかしむ様子もなく、さっと小さな包みを差し出します。
貴女は仕方ないから貰ってあげるといった風を装ってその包みを受け取ります。すると彼は、用事があるからと言って敷居を跨がず立ち去ろうとします。
貴女があわてて声をかけても、急いでいるらしくぞんざいに手を振るばかりです。貴女は彼の素っ気無さを怪しく思い、彼の後をつけることにします。
彼を追って駅近くの公園に行くと、噴水の前に一人の少女が立っているのが見えます。
彼は貴女のときとは打って変わって楽しげな調子で少女に声をかけます。少女が振向きます。
貴女は初め自分の目を疑いましたが、その少女の身振りや彼と話す様子などで、少女が自分の親友であるのを認めます。
彼と少女が仲睦まじそうに腕組したのを見るに至って、ようやく貴女は親友に裏切られたという事実を知ります。
夕闇の濃くなりつつある頃になると、幼馴染と親友がいそいそと後ろ暗そうな足取りで建物の中に入って行きます。
建物の看板には宿泊の他に休息の値段も書いてあります。
貴女は地団駄踏んで口惜しがることさえ出来ない気分で建物を打ち眺めます。貴女は翌朝までそこに立ち続けています。


528:ホワイトデー小ネタ 5/8
09/03/14 21:50:08 WmUqvkIa
 文脈に頓着せずつらつら例を挙げて参りましたが、要するに三月十四日というのは、このような出来事が起こりうる日なのです。
貴女にもいくつか身に覚えがあるに違いありません。貴女は既に恋人をそこらの売笑婦に寝取られてしまい、毎日寝床に入ってから枕を濡らしていらっしゃるのかもしれません。
貴女が何年も遠くからじっと見守り続けていたのに、ほんの数ヶ月前に現れたにすぎない蓮っ葉に既成事実を作られてしまうこともあり得ます。
首吊りの足を引っ張るようなことを申しますが、たとい貴女と貴女の恋人がどれほど愛し合っていたとしても、この世間にホワイトデーという行事があるかぎりこのような事態は防ぎようがないのです。
意地汚く狡賢い泥棒猫は、何匹駆除しても沸いてくるものです。連中は言葉巧みに彼を騙し、度重なる誘惑で正常な感覚を麻痺させ、肉体的な作用に従属させることで貴女への愛情を薄らがせます。
さらには法の目を掻い潜り、感情の錯覚と行為の責任とで貴女の愛する人を雁字搦めにするのです。


529:ホワイトデー小ネタ 6/8
09/03/14 21:51:22 WmUqvkIa
 この痛ましい悲劇を如何にして防ぐかといいますと、防ぐという考え方ではどだい無理な話で、むしろこちらから攻めるという心構えでなくては横恋慕の女を撃退することは出来ません。
つまり貴女から行動するのです。宮本武蔵が生涯無敗であったのは、試合になる前から入念に準備を重ねて、いざ試合となったらことごとく相手の不意を付いて先手を取ったためであるといわれています。
剣の腕前がいくら良くても、剣を振る前に斬られてしまうならもはや剣豪も女子供も変わりありません。
どこかの女に横恋慕の気配が見え始めたら、まずその女を彼の近くから排除してしまうといいでしょう。
遠ざけるのではなく、あくまでなくしてしまうのです。猫は犬と同じくらいに鼻が利きます。ただ遠ざけるだけでは、臭いを辿って戻って来てしまいます。
その上猫味というものがありますので、貴女が遠ざければ遠ざけるほど、作用反作用の法則通り彼に近づきたがる度合いも強まるのです。
むろん、手が後ろに回るような行為は、貴女の愛する人の目に付くところでしてはいけません。
男性というものはとても臆病ですから、法に触れるということは、貴女へ抱く感謝の念より、むしろ相手の女性への負い目を作ってしまうものです。
具体的な方法に関しましてはここでは述べません。ただ、貴女の恋人に纏わり付く辻君どもに、貴女自身がもっともされたくない手口を選ぶというのがよろしいでしょう。
敵に学べという言葉もあります。売女どもの猿知恵も、なかなかどうして役立つものです。


530:ホワイトデー小ネタ 7/8
09/03/14 21:53:35 WmUqvkIa
 逆転の発想というものがあります。二足獣の中には狡猾なのもありますから、浅ましい情念をひた隠しに隠し通され、いつの間にやら文字通り咥え込まれてもはや手遅れになっていることがあります。
このような事態に立ち入らぬようにするには、先ほどとは逆に、守るべき恋人のほうを手の届かぬところに隠してしまうのです。そもそも餌や臭いがなければ蝿は寄ってきません。
彼と同棲することにして彼を二度と家から出さないようにしたり、もし家賃がかさむなら、貴女の今住んでいる部屋で彼と同棲したりしましょう。
初めのうち、彼は錯乱したり暴れ出したりするかもしれませんが、それは彼が浮世の慣習に囚われて貴女の愛情をしんから信じきることが出来ないためで、
貴女が何日も何日も愛情をもって彼をお世話すれば、じきに快方に向かうでしょう。
暴れて怪我をしてはいけませんので、必ず鎖や手錠を用意してください。
もちろん、防音には充分に気を付けて、もしも同じ屋根の下に貴女がたとは別な人間も住んでいたのなら、仕方ありません、誠心誠意頼むか貴女自身が頑張るかして、どこか遠くへ行ってもらいましょう。
さて、平穏無事に同棲を始められても、貴女の愛する彼が強情を張って貴女の言葉に耳を傾けないこともあるでしょう。
そんなときはまず、可愛そうですが、暫くのあいだご飯を控えさせてください。人間は空腹に陥ると物分りが良くなるものです。
やせ細った彼はぼんやりと目を開けて、あたかも神託であるかのごとく貴女の言葉を聞くでしょう。
それでも彼が貴女の愛を信じられなかったなら、今度は愛情を示すために貴女自身が苦しい思いをするとよろしいでしょう。
貴女にとっていちばん苦しいことは、彼を傷つけることです。罪の意識に苛まれて涙を流しながら愛の鞭を振り回す貴女を見ているうちに、彼は貴女の愛情をひしひしと感じて、じきに大人しくなるでしょう。
もちろんその際、彼にごほうびをあげるのを忘れてはいけません。これを何度も何度も繰り返してください。こういう仕方で愛情を示すときは、何よりも繰り返しが大切なのです。


531:ホワイトデー小ネタ 8/8
09/03/14 21:54:48 WmUqvkIa
 もし貴女がお金持ちのお嬢さまなら、どこかの無人島に彼と二人きりで暮らすのもよいでしょう。
一人ぼっちだったロビンソン・クルーソーと違って、十年後には小さな家族が出来ているでしょうから寂しくもなりません。
先に挙げた方法が一身上の都合でどれも選べないというのでしたら、現世で結ばれるのは止して、別な世界で幸せになりましょう。その際は事前にお寺や教会に通っておくことをお勧めします。
また、もし貴女が世界を滅ぼすくらいの力をお持ちでしたら、こんな世界はいっそ滅ぼしてしまいましょう。
貴女と彼以外の人間なんて、みんな余計者にすぎません。誰も彼を奪おうとする者はなく、貴女を責める者はそもそも残っていません。
世界はもはや、貴女と彼の愛の楽園です。もちろんそこにホワイトデーなんてものはありません。


532:名無しさん@ピンキー
09/03/14 21:55:56 WmUqvkIa
以上です。

533:名無しさん@ピンキー
09/03/14 22:48:30 Lj7bO0na
はい、さようなら

534:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:04:14 kwQN470m
なんかダラダラと長いだけで内容が何もないな
文末も単調なだけでなく、独善的で押しつけがましい感じがして妙にカンに障る
どこかで見たような既視感を覚えたが、読み終えてその正体が分かった
駅前とかで新興宗教が配ってる勧誘ビラから漂ってくる独特の胡散臭さだ

スレを活性化させるため、どんなSSが来てもGJ付けまくろうと思ってたけど止めだ
悪魔に魂を売り渡せても、この作者には協力できない

黒ングヘヤーさん、アンタだろう

535:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:09:58 S8SWKdRX
1/8だけで読むの断念した俺に誰か要約頼む

536:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:11:24 dTtqj++2
>>532
おお何ヶ月ぶりにSSキタァー(゜∀゜)ーー!!!!
GJです

537:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:35:34 PljdaiUM
>>535だけ見て
1/8スケールのHeart→Hateが来たと思ってドキッとした

538:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:58:48 noX3QPMB
稲峰(だっけ?)はウナのお気に入りだったしな
今度は1/8のリスペクト作品書いてくれないかな
主人公はフィギュア一筋で彼女に怒られてばかり
そこに現れた後輩がコスプレして慰めるのとか

539:名無しさん@ピンキー
09/03/15 01:12:51 hmSfOPM6
同じスレの仲間なのに、どうして一万年がダークサイドに落ちるのを救ってやれなかったのか
最近になって少しだけ後悔することもある
どうして俺だけでももう少し優しい言葉を掛けてやらなかったのかって
ここでの独特のルールやマナーを教えるのに、ああまで厳しくする必要があっただろうか

540:名無しさん@ピンキー
09/03/15 01:45:03 /L7DOY3n
>>520
次の更新っていつごろなのかな
●持ってないし、今から読むの楽しみ

541:名無しさん@ピンキー
09/03/15 12:18:36 guFWjZWz
>>539
っていうか、一万年って誰よ?

542:名無しさん@ピンキー
09/03/15 13:31:51 vyTUWGt/
今更一万年の話を持ち出すなよ。スレが荒れる話題は一万年とウナギなんだからさ
そもそもあれは全面的に一万年が悪かったろ。空気を読まないにも限度ってもんがある
アンケート採ろうとするはトリ付きで余計なこと何度も書き込むは自分のスレまで立てるはでさ
それを許容しろってのが無理な話だろ。テスト中に一人騒ぐバカを許して放置するようなもんだ
あの時の一万年に対する住人達の対応は間違ってなかった。問題は荒らし耐性がなかったってことだよ

543:名無しさん@ピンキー
09/03/15 15:51:42 QhlSlWyB
俺達に非は何もない。
一万年が自分の非を認めて心底反省すりゃよかっただけ。

544:名無しさん@ピンキー
09/03/15 18:16:46 e4ix2+0d
この話はまた荒れるからスルーしようぜ

545:名無しさん@ピンキー
09/03/15 18:47:27 04FZuj4w
俺達と一括りにするのは如何なものか
一部過激な者の暴走だったのは明らかだ
ほとんどの連中はスルーしてたよ

546:名無しさん@ピンキー
09/03/15 19:41:21 vyTUWGt/
>>544
だな。この話題は荒れるだけだし
せっかくだから修羅場についてでも語る?

547:名無しさん@ピンキー
09/03/16 02:10:18 xV7NYZdI
アニメ版ホワイトアルバムは当て外れだったなあ
修羅場どころかストーリー把握すんのも難解に思えるよ

548:名無しさん@ピンキー
09/03/16 12:28:16 DXUkfawx
構成が糞すぎるな
二期目も期待できそうもないわ

549:名無しさん@ピンキー
09/03/16 16:08:48 3EQKHgL1
>>テスト中に一人騒ぐバカを許して放置するようなもんだ

飛躍しすぎてまるで例えになっていないのだが
つか、お気に入りの作品がウナギイヌに軒並みダメだしされた時には
「趣味で書いてる素人作品だから」「プロの作家じゃないだろ」なんて擁護していたんじゃ
それなのに一万年氏が絡んだ時だけ、いきなり「テスト中に」とか真剣勝負の場になるんですかw
身勝手にも程があるよ

550:名無しさん@ピンキー
09/03/16 17:09:06 0iOUwPKS
>>542
アンケートは、より住民に楽しんでもらおうとするあまりのデータ収集で
サービス精神がちょっと行き過ぎてしまったもの
コテハン語りは、自己の発言に対する責任の所在を明確にしようという姿勢の表れ
誰とは言わんが、コテ外した途端にクズみたいな口をきいている人気作家もいるだろ
アレに比べりゃよっぽど立派な行為だ

551:名無しさん@ピンキー
09/03/17 00:53:42 4ccrf+sO
ID変えて自分の擁護必死ですね!

552:名無しさん@ピンキー
09/03/17 01:42:44 18hBHWRY
>>550
緑猫さんのことですねわかりますよ

553:名無しさん@ピンキー
09/03/17 01:50:49 2lqjhnPd
これが精一杯の反論か
情けないな

554:名無しさん@ピンキー
09/03/17 05:56:04 QXRexXDm
次のまとめ更新なんて来ないよな
このスレがこの有様じゃ

555:名無しさん@ピンキー
09/03/17 13:50:39 Z/eGZBGT
あそこは下手すると2,3ヶ月更新されないこともザラだよ
けど阿修羅さんだって色々と忙しい身なんだからケチつけないで
早くバトルドール読みたいけど気長に待ってます

556:ケチャップ
09/03/19 17:16:21 vn7wGdbK
初めて書き込みますけど、もっと仲良くしましょうよ
現実は苛めや何やと厳しいんですから、せめてこっちだけでも

557:ケチャップ
09/03/19 17:32:56 vn7wGdbK
嫉妬スレだからって、住人同士が仲良く出来ないわけでもないでしょう

558:名無しさん@ピンキー
09/03/20 06:04:41 0jPHw8zx
全くその通り何だか、コテハンやめてsageなきゃ聞いて貰えんぞ

559:名無しさん@ピンキー
09/03/20 07:39:09 5dGPEG3p
正直、こんなエロパロを代表する糞スレと化したこのスレの
レスをいちいち確認してまとめたくなんかないだろ普通

560:名無しさん@ピンキー
09/03/20 16:41:33 zk9WuegM
糞作品はともかく、バトルドールだけでもいいから収録してほしいな

561:名無しさん@ピンキー
09/03/20 22:09:21 fOhzZK1l
>>532
GJ

562:名無しさん@ピンキー
09/03/20 23:41:30 KLUJL3Dn
前スレログ
URLリンク(mimizun.com)


563:名無しさん@ピンキー
09/03/21 16:44:00 1hfrcy00
おお!
過去ログ感謝です!!

564:名無しさん@ピンキー
09/03/22 00:52:44 wwVv7xPD
冬の星空の続編まだー

565:名無しさん@ピンキー
09/03/22 12:54:03 gFtQD3RW
そういうのって、涙が出そうになるくらい惨めな気持ちにさせられるよ
他人事ながら

566:名無しさん@ピンキー
09/03/22 14:03:11 OvYJo1hl
さっさと何か書けよ連載マシーンども

567:名無しさん@ピンキー
09/03/22 14:28:15 l/nHmqSR
もうひどすぎて見てられない
次スレは立てない方がいいよ

568:名無しさん@ピンキー
09/03/22 14:57:12 RAq0HDwK
>>567だからsageろよクズ

569:名無しさん@ピンキー
09/03/22 16:26:26 gFtQD3RW
何度でもウナが立ててあげるから
一万年さんに一言謝まるまで、あと9年はエンドレスだよ

570:ケチャップ
09/03/22 18:59:28 PDha8xAa
>>566
流石にひどいと思いますよ
頑張ってるんだし

571:名無しさん@ピンキー
09/03/22 20:17:19 mrVep+l0
荒らしがここに粘着すると、他のスレが平和になる

みんな幸せ

572:名無しさん@ピンキー
09/03/22 20:31:24 WVwCX8eD
目立ちたがり屋くんが何いってんだかな

573:名無しさん@ピンキー
09/03/22 21:51:09 TRiawkuu
【警告!】現在このスレは荒らしが居座り状況が芳しくありません
住人の皆様は↓に避難してください
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
URLリンク(www2.atchs.jp)

574:名無しさん@ピンキー
09/03/22 23:20:13 MGk7f3TH
>>571いや最近ちょっと漏れてるぞ

575:名無しさん@ピンキー
09/03/23 01:18:19 AZcnnSP0
よく言えたもんだ
実際にスレを目茶苦茶にした原因を作ったのは、一万年氏を袋叩きにした避難所の連中だろうに
当時の非人道的な発言を収めたログを貼ってやろうか
アレには流石の荒らしもドン引きするぜ

576:名無しさん@ピンキー
09/03/23 01:18:34 2p6oL+OS
ウナギ=一万年ってのは皆気づいてるみたいだな

577:名無しさん@ピンキー
09/03/23 04:06:24 ZeBP8L6f
エロパロじゃないな

578:名無しさん@ピンキー
09/03/23 06:41:16 AOXVin6P
>>574
最近相手にされないからだろ

579:名無しさん@ピンキー
09/03/23 19:28:17 SHf0NHZs
>>575
ログまだー?

580:名無しさん@ピンキー
09/03/24 02:23:09 7mQ+EdWf
>>570
袋叩きにされたのは、自分の意見を主張ばかりして
住人の話を聞かなかったからだろ
自業自得

581:名無しさん@ピンキー
09/03/24 02:36:19 7mQ+EdWf
>>570>>575
間違えたスマン

582:名無しさん@ピンキー
09/03/24 07:22:08 k5FzOtfq
仕返し喰らうのも自業自得でいいじゃない

583:名無しさん@ピンキー
09/03/24 13:05:34 FPmAMIIu
このクソスレから沸いたキチどもなんとかしてくれよ。
ウザすぎるんだが

584:名無しさん@ピンキー
09/03/24 13:16:45 x6byFXAP
「俺のSSを読んでほしい」
「GJの嵐に埋もれてみたい」
「批判や指摘は一言半句もみたくない」

そんなヘタレな職人の方々はぜひ>>573へGO

585:名無しさん@ピンキー
09/03/24 14:59:08 6ph6wPwZ
そういう場所こそ一万年に必要なんじゃないか?
避難所ですらそれでもGJつかないとは思うけどなw

586:名無しさん@ピンキー
09/03/24 18:28:54 busUCM+m
まだ修羅場にもなってないSSに
GJする奴らの神経は理解できんな

587:名無しさん@ピンキー
09/03/24 21:05:07 +5JmnAj3
そういうバカな読み手が書き手をダメに、そしてスレをゴミ箱にしたんだよ
現在進行形でやってるがw

588:名無しさん@ピンキー
09/03/24 21:15:11 abKkiQjE
ここの読み手は取り敢えず日本語で書かれた長文ならダボハゼみたいに飛び付くんだよw
何でもGJ,GJしてしまった挙げ句、荒らしの書いたSSにまで神認定くれる始末
オマケに荒らしがなりすましで書いた偽SSにも、そうとは気付かず超GJだww
更に質の悪いことに、弁解に名乗り出た本物の作者を逆に荒らし扱いしてwww

確か、そのどアホ共って避難所の連中だったっけwww

589:名無しさん@ピンキー
09/03/25 00:52:37 +c65+Arl
もう春ですよ。春といえば出会いと始まりの季節です。
嫉妬深い女の子や独占欲の強い女の子と出会い、修羅場が生まれるかもしれない季節なんです。
憎い泥棒猫を桜の木の下に埋めたり憎い泥棒猫を排除しようとして返り討ちにあったり素晴らしい季節ですよ。
素晴らしい。実に素晴らしい季節ですよ。大事なことなので繰り返し言いました。春って良いですね。

何が言いたいかっていうと、作品が投下されるのを私は心から待っているってことです。

590:名無しさん@ピンキー
09/03/25 07:40:55 xo9QAuuD
乙とかGJだけだと作者もピンとこないんじゃないの?
どこがおもしろかったかくらい感想そえれば説得力あるのに


591:名無しさん@ピンキー
09/03/25 09:11:20 /eI1RtIM
だって面白くもなんともない作品ばかりなんだもん
ヘソを曲げられないための義理GJが精一杯

592:名無しさん@ピンキー
09/03/25 12:01:22 6BXqmlyr
仄かな嫉妬は美しい


593:名無しさん@ピンキー
09/03/25 12:25:22 6Ty9gfzU
社交辞令なGJでもないよりマシだろ。

594:名無しさん@ピンキー
09/03/25 13:34:31 g6lx3qw7
GJとか乙すらもらえない作者だっているんだしな

595:名無しさん@ピンキー
09/03/25 22:15:26 lb7YNjDG
>>573のスレってそろそろ1年経とうとしてんだよな

596:名無しさん@ピンキー
09/03/26 00:33:57 T4OrVcoe
投下するたび必ずスレが紛糾して、見苦しい罵り合いが100レス以上も無駄に続く作品もあったからな
当時、アレは随分と迷惑に感じたものだったよ

597:名無しさん@ピンキー
09/03/26 15:52:29 Q+a6IwJx
誰にも相手にされないからか、自演荒らしの独り言が多くて吹いたwww

598:名無しさん@ピンキー
09/03/27 01:42:07 uGy6VgzV
まあ荒らしの自演だと思いたい気持ちはわからなくもないがな

599:名無しさん@ピンキー
09/03/27 02:03:34 i9YTMh6B
ちょっとした感想すら言えなくなってたしな
スレ全体がぎすぎすしてた

リボンの剣士の始めの方が投下されてた時みたいなフランクな感じが好きだったのに

600:名無しさん@ピンキー
09/03/27 03:13:28 S3MVeEs+
スレを正常化させる手段はただ一つ
一万年さんの活動の自由を保障することだ

601:名無しさん@ピンキー
09/03/27 03:31:06 C+n79DaP
リボンの剣士自体が荒らしみたいな作品だったからなあw
一部に熱狂的な信者がいたけど、あれって結構評判悪いだろ

602:名無しさん@ピンキー
09/03/27 04:41:40 8wsF1OxY
ようやく53章のログ読み終えた
ウナギイヌってのは荒らしとしても作家としても本当に神レベルだな
仲直りしてSSだけ書いてりゃ住民も喜ぶのに

603:名無しさん@ピンキー
09/03/27 16:58:20 LOxCRJKr
いつまでも意地張ってないで、もう1万年に謝罪しようぜ
そりゃ何で俺達が…って思う気持ちは判るが、いつまでもこの状態じゃ新しい書き手なんて来やしないし、来ても直ぐに去っていくだけだろう
放っておけばその内ウナギも消えるだろうと考えて、一体どれ位の月日が経ったよ?
スレを本当に存続させようと思うなら、気持ちはどうであれここは謝罪してウナギに立ち去ってもらうのが最善なんじゃないの?
謝罪して本当にウナギが立ち去るのかわからんが、少なくともこのままじゃ何も変わらんよ

604:名無しさん@ピンキー
09/03/27 18:22:31 adIHSg9b
住人=小学校教師
一万年=バカガキ
ウナギ=モンペ

つーか意地もクソもないだろ。バカが自分勝手なことして周りを不快にさせて迷惑かけたんだろが
人の家に落書きしたガキにその家の主人が謝るようなもんだろ。詫びいれたいんなら一人で勝手にしろ

605:名無しさん@ピンキー
09/03/27 19:01:03 EtcNQGV1
百歩ゆずって仲直りするとしてもだ
まず謝罪するのは一万年からだろ当然

606:名無しさん@ピンキー
09/03/27 19:21:08 LOxCRJKr
>>604
じゃあ今のまま行けと?
確かにその=については同意出来るが、俺達は小学校の悪戯に負けた教師だよ

607:名無しさん@ピンキー
09/03/27 20:15:21 iRjfzlxq
>>604
いつものことだけど、例えが極端というか例えになっていないな
君の根底に流れているのは「ここは俺たちのスレだ」っていう幼稚な独占欲だ
前から指摘してることだけど、君の吐いた「家の主人」という言葉がそれを如実に語っているよ
一万年だって同じ家の人だろうに、多少できが悪いにしてもだ
気に食わないからって「そろそろ叩き出すか」はないだろう
何様のつもりか知らんが、君こそ周囲を不快にさせて迷惑を掛けてるよ
自分たちが主流派、自分たちだけが正義って考えからまず脱却してみれば?

608:名無しさん@ピンキー
09/03/28 00:33:05 sZnn1P5D
荒らしは住人じゃないだろ。
まあここに書いてるほとんどが今は荒らしに近い状態だが

609:名無しさん@ピンキー
09/03/28 00:36:48 RrtMKmNh
>>608
俺から見ればお前も充分に荒らしだよ

610:名無しさん@ピンキー
09/03/28 01:00:04 A2zWck54
一万年アンチとっても問題ない方が好ましいはずなのにねぇ。やっぱり真性のレイシスト
なんだろうな。叩くためには問題があってもらわないと困るという。

611:名無しさん@ピンキー
09/03/28 01:29:22 bR/wOw/t
散々スレ荒らしてきたウナギイヌがこれまで一万年擁護してきたから
当時の事知らない俺でも一万年は嫌いだ。
こういう痛々しい擁護するやつは逆に本人の株を落としてる事に気付かないんだろうか。
気付かないんだろうなぁ。

612:名無しさん@ピンキー
09/03/28 01:57:44 FqbccJbH
未だにこれ続いてたんだね

613:名無しさん@ピンキー
09/03/28 09:19:46 BYrmBvJd
新参で、一万年だのウナギだのなんのこっちゃ分からないけど

わざわざ、むかしの火種をグダグダとむしかえしてる
スレ住人のめんどくささは、よく分かった

614:名無しさん@ピンキー
09/03/28 11:01:00 DvjWwcdK
>>613
むしかえしてるのは住人じゃなくて荒らしな。そんでいつもむしかえしてるのが>>607のウナギね

ってかウナギってすり替わってない?昔はもちっと頭良さそうに見えたが>>607は頭が残念な人すぎるよ
でも考えたら頭が残念だから荒らしやってるんだよな

615:名無しさん@ピンキー
09/03/28 11:15:37 rdwQzECc
もうここ雑談スレで良さげじゃね?

616:名無しさん@ピンキー
09/03/28 12:33:32 CrDhuM1m
もうどれがマジレスでどれが荒らしの自演か途中で分からなくなった

617:名無しさん@ピンキー
09/03/28 13:20:05 yBvH1kco
投稿スレとして>>573がある以上
ここはとっくに雑談スレだろ

618:名無しさん@ピンキー
09/03/28 15:09:49 5RnWnrd8
アンチ一万年氏、印象操作乙っす
そもそもウナギが2匹や3匹しかいないと思ってるところからして大いなる錯誤
心ある書き手なら、叩かれてる書き手仲間を放って置けないのは当然だよ

619:名無しさん@ピンキー
09/03/28 21:39:20 YwAbtf9q
保管庫みて不覚にも笑った
阿修羅展てw

620:名無しさん@ピンキー
09/03/29 00:28:10 gu8c+rH7
まず心ある輩なんて世間にどれだけいるよ?

ましてやこんな小さい集まりにそんな人間がいるとは思えんがね

621:名無しさん@ピンキー
09/03/29 02:10:30 a6OIANcN
普通にSSを書くウナギ、スレを掻き回すウナギ、トリを解析するウナギ、偽の続きを書くウナギ、評論するウナギetc
一人で全部やってるとすれば、やっぱり神レベルの天才だよ

622:名無しさん@ピンキー
09/03/29 03:04:18 cJonnnCM
溢れるダメな才能のダメな無駄使い。それがウナギクオリトゥィ!
しかしスーパーのセールみたいな安っぽいダメな神だな。ダメな天才かダメの天才かわからん…
ブランドのパチモンみたいなのを神扱いするのもどうかと思うぞ。しかも神は神でもダメな邪神だ

623:名無しさん@ピンキー
09/03/29 09:09:05 a6OIANcN
アンチが存在するのはやっぱり大物の証明だね
箸にも棒にもかからない凡百の書き手の悲しきことよ

624:名無しさん@ピンキー
09/03/29 14:32:09 q6eXSgen
こんな小さな集落で嫌われるのが大物の証しか

ふ~んw

625:名無しさん@ピンキー
09/03/29 15:31:55 LEjWmpX3
せっかく雪解けムードになりかけたのに
アンチ一万年はここが荒れてた方が都合がいいんだろうなw
実はかつて追い出された書き手とか

626:名無しさん@ピンキー
09/03/29 20:11:25 Oas0L55M
バトル・ドールズようやく読めた、評判通りの面白さで楽しめたよ
第2話が待ち遠しいから、早くスレが正常化したらいいのにな
阿修羅さんどうもありがとう
阿修羅さんは阿修羅ファンじゃないらしいけど、俺は阿修羅さんファンですよ

627:名無しさん@ピンキー
09/03/29 20:24:15 m1So9jzj
620 :名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 00:28:10 ID:gu8c+rH7
まず心ある輩なんて世間にどれだけいるよ?

ましてやこんな小さい集まりにそんな人間がいるとは思えんがね



こりゃ驚いた
ここにはろくな書き手がいないとスレ住民が認めちゃったよ
一万年が叩かれているのを横目に見ながら姑息に笑ってた書き手だから、連中の人間性は知れたものか
あながち間違っているわけではないのかもな

628:名無しさん@ピンキー
09/03/30 01:06:40 FgirURQk
あ~、

どっちかって言うと
他人の面倒事に首突っ込むような馬鹿いないだろ
的な意味だったんだけど

言われてみれば
確かにそういう捉え方もあるわな、、、

629:名無しさん@ピンキー
09/03/30 01:10:46 FgirURQk
あ~、

どっちかっていうと
他人の面倒事に首突っ込む馬鹿いないだろ
的な意味だったんだけど、、、

言われてみれば
そういう捉え方もあるわな、、、

630:名無しさん@ピンキー
09/03/30 01:19:23 FgirURQk
あ~、

どっちかっていうと
他人の面倒事に首突っ込む馬鹿いないだろ
的な意味だったんだが、、、

言われてみれば
そういう捉え方もあるわな、、、

631:名無しさん@ピンキー
09/03/30 01:19:45 KIPUZrUc
大事なことなので二度言いました

632:名無しさん@ピンキー
09/03/30 02:26:29 Ebv8q3uT
とても大事なことなので(ry

633:名無しさん@ピンキー
09/03/30 11:32:41 FgirURQk
うわ、何してんだ俺メチャハズイw

634:名無しさん@ピンキー
09/03/30 11:43:11 PDZkBeDr
恥ずかしいけどとても大事なことなので(ry

635:名無しさん@ピンキー
09/03/30 12:43:51 k146TILL
すっかり雑談スレぶりが定着したな

636:名無しさん@ピンキー
09/03/30 13:40:01 bxmC0DR/
俺こそ済まなかった、二度じゃなく三度も言ってるよorz

でも、少しだけど雪解けに向かっているようで安心した
後は頑固なアンチ氏が一万年を許してやってくれたら万事解決なんだがな
避難所などという現実逃避できるパニックルームがある限り、和解は永久に無理なのかな

637:名無しさん@ピンキー
09/03/30 14:57:44 FgirURQk
こ、こんな恥ずかしい思いをしたスレにいられるか!
お、俺は逃げるぞ!!

638:名無しさん@ピンキー
09/03/30 16:25:35 RfGEY73F
修羅場はそんなあなたを逃しません

639:名無しさん@ピンキー
09/03/30 20:20:57 oHjJaRm0
まるで一万年は何も悪くないような言い草だよな

640:名無しさん@ピンキー
09/03/30 20:26:56 LjeoyDBs
実際悪くないし、失敗して叩かれるたびにちゃんと謝っていたぞ
なにも知らない初心者をからかって、飽きると同時に総掛かりで叩き始めた住民が悪い

641:名無しさん@ピンキー
09/03/30 20:32:47 PDZkBeDr
アンチ氏って誰だよ?つか許すも何も一万年なんてどうでもいい
仮に一万年がここに再び投下してもみんなスルーするだけじゃね?

642:名無しさん@ピンキー
09/03/30 21:38:30 +ONlyJoF
一人じゃ心細いから、批判する時も「みんな」や、俺「達」とか付けるんだよな。

643:名無しさん@ピンキー
09/03/31 00:43:26 wzvZyz0B
一万年が投下すれば済む話。
最近必死に擁護してるやつが自演してでもGJとか乙とか言ってくれるかもよ!
俺はスルーするがw

644:名無しさん@ピンキー
09/03/31 01:18:09 Ii+p/+Bt
やれやれ、戦いはまだ終わりそうにないな

645:名無しさん@ピンキー
09/03/31 01:59:20 aQaut71F
現実と戦えよ

646:名無しさん@ピンキー
09/03/31 06:25:02 E6hkVlqO
てか大抵のss系スレは最新レス表示したらssが表示されるのにここのスレは…ホント何というか…

647:名無しさん@ピンキー
09/03/31 15:33:17 r2VUGxu4
なんか見えない敵と戦いすぎだろお前ら

648:タイトル未定 ◆WUrU6Fbfp2
09/04/01 00:09:37 +5PtyHPM
投下します。


「あの・・・その・・えと・・・す、す、好きです!!わ、私と付き合ってください!!」



『卒業式の後、クラブハウスの傍の木まで|・ω・`)コッショリ来てください』
朝、今日卒業する図書委員会の先輩にメールをもらったので俺、鈴木悠は要望通りに誰にも見つからないようご指定の場所まで来て、告白なんか受けている。、

「え・・・あ、その、本当に、俺なんかでいいんですか?」

呼び出しで半ば予想できていても、先輩の、下戸が強い酒飲んだ後みたいな顔面完熟トマトと顔を突き合わせてると、妙な緊張でこっちまで顔が紅潮してくるので、とりあえず言葉を発する。

「は、はい!! 私、ずっと好きで・・・でも、えと、その、中々言い出せなくって、こんな卒業式までずるずると・・・あ、それで、そのえと、返、事・・・聞かせてくれる?」

可愛い・・・・もちろん返答など端から決まっていたのではっきりと判りやすい態度で示すことにした。だまって先輩に息が溶け合うほどの距離まで近づいていく

「先輩、これが俺の答えです」

「ぅえっ、あの、鈴木く・・んぅんん!?」

ぎゅっと抱きしめてキスする。先輩はじたばたしてるけど絶対に離すもんか。俺だって図書委員に入って以来ずっと先輩の事見続けてたんだから。

「ぢゅ、りゅ・・・んんんぅ・・・んちゅ、りゅりゅ・・ふぁ・・・っ!・・・・あ、鈴木君のここ・・・・」

舌まで入れてたっぷり10秒は絡み合っていたせいで俺のモノはすっかりいきり立ってしまってた。指摘されて俺の顔は更に赤くなる

「・・・・っ・・・!・・・っう・・・鈴木君・・・・・・・私・・・あなたが相手なら・・・その・・“いい”ですよ・・・・」

先輩も、顔を真っ赤にするだけでなく目もトロンとさせて、息を乱しながら、許可をくれる。

「先輩も・・・ここ、こんなに・・・」

スカートの中に手を入れて下着の上から指で軽くなぞるだけで、ぐちゃぐちゃと音がする程に、先輩のそこは出来上がっていた。

649:タイトル未定 ◆WUrU6Fbfp2
09/04/01 00:10:25 +5PtyHPM
・・・っうっ・・・そんなに音たててなぞらないで下さい・・・・」

先輩が俺の手の甲に爪を立ててくるが、かまわずなぞり続ける。15秒くらいそれを続けた俺は先輩の下着を下ろし、自分のモノもズボンのチャックを開いて外に開放する。

「・・・・っ!鈴木君のこれ、こんなに大きい・・・」

「・・・・・・先輩のも・・・もうこんなに・・・・・・」

先輩のそこは最早『洪水』と言って差し支えないほどに濡れていて、差し込む陽光を怪しく反射している。俺はすっかり興奮し、モノを完全に勃ててしまった。

「先輩、俺、もう我慢でません・・・・・・・!!」

「は、はい・・・・私、初めてなので、優しくしてくださいね・・・?」

「は、はい・・・」

俺はゆっくりと、自分のモノを先輩の膣内(なか)に挿れていく。中は非常に狭く、言葉通り初めてなのだということが伺えた。
これほど美人な先輩が初めてだというのは意外・・・・と言う程ではない。彼女は今どき珍しい程真面目な人で、『大学受験が終わるまで恋愛などしない』といった趣旨の事を女友達と喋っているのを
廊下で偶然聞いた事があったからだ。徐々に進むごとに締め付けは強くなり、ある一点で更に大きな抵抗感を感じた。

「先輩・・・いきますね?」

「・・・・・・っう・・はっはい・・・・・・・・判りました・・・・・」

俺はできるだけ先輩を痛みで苦しめないように、ゆっくりと腰を前に進めていく、二秒くらいして、急につっかえが取れたように抵抗感が弱くなり、俺のモノは膜を破った勢いで奥まで一気に到達した。

「・・・っぐっ・・・うう・・ふっ、ぅぅうっ・・・・・っつ!・・・・ぅぁぁあっ!!・・・い、痛い・・痛い・・・よぉ・・・・」

「あ、先輩っ!その、すみません、俺・・・・・」

「っう、ううん・・・いい・・・・の、これくらいなら・・・・・・まだ大丈夫だから・・・・・鈴木君のものだから・・・・・我慢できる・・・・・・から・・ゆっくりなら、動いても、ん・・っふぅ・・・いいよっ・・!!」

先輩は目にうっすら涙を浮かべながらも、俺の事を想って健気な事を言ってくれた。こんな真面目で優しい人に愛されるなんて本当に男冥利に尽きる。絶対に他の男子達に自慢してやる。

650:タイトル未定 ◆WUrU6Fbfp2
09/04/01 00:11:06 +5PtyHPM
「・・・ぁあっ!・・・っつ・・ぅ」

「っ・・・ご、ごめんなさい・・・・っ」

いけないいけない。余計な事を考えてたせいで先輩を痛がらせてしまった。優しくしないと・・・・

「・・・っうっ、ふぅっ、うっ、あっ、あっ、あ・・・・!ん、あ、だんだん、気持ちよく、なってきまし・・うっあっ・・・・・・・た・・・・・」

しばらくして、ようやく先輩も感じ始めてくれたようだ・・・・感じている顔への感想を率直に言ってみる。

「先輩、感じてる顔も可愛いですね・・・・・」

「・・・うっ、あっ・・・っふぇえ!?・・・あっあっあっぁ・・・そんな・・・・・・・・」

ますます赤くなる先輩を見てると何だか悪戯心まで出てきたので少しからかってみる

「ふふ・・・・初めてなのにこんなに感じるなんて先輩って真面目そうに見えて結構淫乱の気があるんじゃないですか?」

「ぅうううっあぅ、そんな、あ、こと、っ・・・・・ありませんよっうっ、あ、あ、あ・・・・・・・・!!」

「そうですか?ここもこんなにヒクヒクいって絡み付いてきますよ?あ、それとも『すぐ発情しちゃう淫乱』じゃなくて『見られるかも知らないと感じちゃう変態』さんですか?」

「・・・・・んもぅっ鈴木君のばかぁ・・・・君が好きだからこうなっちゃってるの本当は判ってるくせにぃい・・・・」

先輩はそう言ってぽろぽろと大粒の涙をこぼして泣き出してしまった。少しからかい過ぎたかな・・・・

「・・・・・・冗談です、先輩があんまりにも魅力的過ぎるからついからかいたくなっちゃっただけですよ・・・」

「・・・・ぅう、そんな事言われちゃったらますます感じてきちゃうじゃないですかぁ・・・っうっ、あぁ、あっあっあっあっあ!!」

ますます中の締め付けが激しくなっていく。やばい・・・そろそろ俺も限界だ。

「せ、先輩、俺、もう・・・・!!」

「っ・・・・!いい、よ・・・・!今日、は、大丈夫な日だから・・・っ私の、中に、鈴木君のせい、えき、全部、出していいか・・・・・あっ・・らっあっあっあっあああああああああああああああああ!!!!」

先輩の許しが貰えた直後、俺は限界に達して精液を全て先輩の中にぶちまけてしまう。

「・・・・・っふぅ、あっあっあっすごく、いっぱ・・・あっ・・奥まで・・・・・ドクドクって・・・・でて、る・・・・っふぁああ・・・・・」




今回はここまでです。

651:名無しさん@ピンキー
09/04/01 00:16:21 toWXvdL4
また新手の荒らしがw

652:名無しさん@ピンキー
09/04/01 01:24:23 aoiYAllH
       _, ._
     ( ・ω・)んも~
     ○={=}〇,
      |:::::::::\, ', ´
   、、、、し 、、、(((.@)wwwwwwwwwww

ニコ厨は巣に帰れよ

653:タイトル未定 ◆WUrU6Fbfp2
09/04/01 01:25:01 +5PtyHPM
さっきの続きです。一レスのみです。

事後の後始末をした後、先輩はへたり込んでしまった。

「せ、先輩、大丈夫ですか?立てますか?」

「・・・う、うん、ちょっと腰がガクガクして立てそうにありません・・・・」

まあ初めてのsexが野外でなおかつ立ってやったのだから無理もない。こんなフラフラ状態じゃあ事故にあわないか心配だ。

「その・・・・辛いようでしたら家まで送りましょうか?」

家まで送ってあげるのは男性の役割だよな

「ん・・・じゃあお言葉に甘えちゃおうかな・・・・・」

先輩を自宅の玄関まで送り届け、去り際、

「先輩、卒業おめでとうございます」

「え?・・・あ、うん?・・・・・・・・・・・ってそれってエッチな意味ぃ!?」

「何の事ですかぁ~」

「んもぅっ!・・・・・・・・あ、そうだ、大学行ってからも鈴木君に会いにちょくちょく遊びに来るからね」

先輩はにこやかに言う。そして俺もそれに笑顔で答える
































「いえ、会いに来なくて良いです」

654:名無しさん@ピンキー
09/04/01 01:27:08 aoiYAllH
やべぇ…よりにもよってここに誤爆しちまった…
すまん

あと>>653
エロいよエロい

655:名無しさん@ピンキー
09/04/01 01:28:02 oSfH9vgJ
なんかもうここまでコケにされるとさ。
このスレどうでもよくなってこねえ?

656:タイトル未定 ◆WUrU6Fbfp2
09/04/01 01:59:57 +5PtyHPM
ラストまで書けたので投下します。2レスか3レス使うと思います

「・・・・・・・・・は?」

先輩は一瞬にして表情を凍りつかせる。

「あのさ、私ちょっと意味が判らないんだけどぉ・・・私達恋人なんだから、ちょくちょく会いに来ても変じゃないでしょ?
もしクラスの子達にからかわれたりする事を心配してるんだったら、どっかお店とかカラオケとかで待ち合わせでも・・・・・・」

「いや、前提から突っ込ませて頂きますけど、俺達いつから恋人になったんですか?」

俺の言葉に先輩は未知の数式や言語を目の当たりにしたような表情で口をパクパクさせる

「・・・・え?・・・・え?ちょっと、あの、私をからかってるのかなぁ・・・・冗談きついよ・・・・・・ねぇ・・・・いくら親しくてもその冗談はひどいと思うなぁ・・・・・」

「先輩・・・・・・俺達いつから恋人になったんですか?先輩が俺に言った『付き合ってください』って言葉に俺は一度も肯定に分類される言葉を発した覚えがないんですけど」

先輩の顔から血の気が引いていく。あ、ちょっとその顔面白いかも・・・・・・

「何・・で・・・・私達、キスだってその先の事だってした・・・よね?愛し合ったんだよ・・・・・ね?」

「愛がなければキスもセックスできないんですか?その理論ですと渋谷の若者たちはLOVE&PEACEに満ち溢れていますね」

「み、『魅力的』とか『可愛い』とか私に言ってくれたのだって・・・・・・!!」

先輩は一体何を必死になってまくし立てているんだろう。いくら美人だからってここまで来ると何か鬱陶しいなあ・・・・・・・・

「ですから、先輩は生物学上の♀として非常に魅力的ですよ?高い知性と均整の取れた肉体を持っていますし、百人に聞けばほぼ全員『美人』ないし『可愛い』の類の言葉を返すと思います」

「こ、『これが返事です』っていって抱きしめてキスしてくれたのだって」

「ああ、あれですか?ええ、いい機会ですから先輩を抱いてみたかったんですよ。あのタイミングでしたら先輩も拒否すると思いませんでしたし。つまり『俺の返事』ってのは『先輩を今までずっと
抱いてみたかった』って事です。先輩クラスの美女を抱いたなんて皆にも自慢できますしね。あ、ひとつ言い忘れてました。

657:タイトル未定 ◆WUrU6Fbfp2
09/04/01 02:00:48 +5PtyHPM






























ごちそうさまでした」










658:タイトル未定 ◆WUrU6Fbfp2
09/04/01 02:02:25 +5PtyHPM
「あ・・・あ・・・い、いや、嫌だ・・よ、ねえ、嘘・・・・でしょ!?あんなに優しくて礼儀正しかったキミが、そんな事言うはず無いでしょ!?からかってるんでしょ!?ねえ!!恋人をこんな形でからかうなんて
趣味悪すぎるよ!!ねえ!!何であきれた顔するの!!?違うでしょ!!?一言、立った一言『冗談でしたごめんなさい』って言って微笑んでよ!!?そしたら赦してあげるから!!ねえ!!?」

「『優しくて礼儀正しい』・・・ねえ、それは当然っしょ。そういう評価が周囲からつけば何かあったとき少なくとも不利な事にはならないだろうと考えて
日ごろの服装とか態度とか表情とか髪型とか成績に気をつけて学園生活を過ごしてきたんですから」

「・・・いや、やいやああああ!!待って!ねえ待ってよぉ!!!!!そんなの嫌だよぉ!!」

「先輩・・・・・・・・いつまで小さな子供みたいに泣き喚いてるんですか?近所迷惑ですよ。んじゃ、用件は済みましたし俺、帰りますね」

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

俺はいつまでも泣いてる先輩から視線を外し、家路についた。今日の晩御飯は何だろう?



投下終了です。
とりあえず完結です。

659:名無しさん@ピンキー
09/04/01 02:16:58 2xuEOlGY
童貞丸出しだな。そして荒らしが元気なスレだ

660:名無しさん@ピンキー
09/04/01 02:23:37 2xuEOlGY
童貞丸出しだな。そして荒らしが元気なスレだ
大作が投下されれば流れはすぐに変わるんだろうがな

661:名無しさん@ピンキー
09/04/01 07:33:36 bdhIlX1P
こうも手間暇かけてスレ荒らす奴って何考えてんだろうな

662:名無しさん@ピンキー
09/04/01 12:26:21 t8Sun9q2
疲れるだけと俺は思うがまあ本人にもいろいろあるんだろ

663:名無しさん@ピンキー
09/04/01 12:26:23 oSfH9vgJ
手間かけてでも荒らしたい理由があるんだろうよ。
つい反応しちまったがスルーすべきだったな。

664:名無しさん@ピンキー
09/04/01 21:41:24 UkRvl16x
ふぅん

665:名無しさん@ピンキー
09/04/01 23:26:41 l9fLaNqc
一万年さんへの謝罪まだー?

666:名無しさん@ピンキー
09/04/02 12:25:39 QfWNAUdK
ここまでGJなし

667:名無しさん@ピンキー
09/04/02 12:43:46 dhdVk4Rh
ここまで謝罪なし

668:名無しさん@ピンキー
09/04/02 13:27:18 G/j+qQm0
謝罪謝罪って何か某半島人みたいだなw

669:名無しさん@ピンキー
09/04/02 16:13:07 H1NoYvxK
ところで今晩の献立を語らないか
俺はご飯、焼売、コロッケ、納豆、ふりかけ、イカの塩辛で米二合半食う予定
けっしてデブじゃない。ただ人より内脂肪が多いほうが修羅場で刺された時に生き延びやすいって…

670:名無しさん@ピンキー
09/04/02 16:18:17 H+WTRtGr
睡眠薬に耐性付けるために少しずつ飯に混ぜるとかな

671:名無しさん@ピンキー
09/04/04 22:30:52 JGk3pQud
このスレまだあったのか
あほらしい

672:名無しさん@ピンキー
09/04/05 02:27:40 EQ7OXCSl
桃太郎…気弱な少年。祖父母の借金返済のために鬼が島へ奉公に
犬…勝気なボクっ娘。感情をストレートに表す。一番健全
猿…成熟した身体と精神をもつも若干依存癖あり。裏で色々と工作してる
雉…みんなに優しく、温厚でいつも笑顔をかかさないヤンデレ。
鬼…鬼が島の現総裁。桃太郎と二人で館にすむために頑張る



今思い付いた設定
昔話って以外に修羅場向きかもね

673:名無しさん@ピンキー
09/04/05 12:09:24 U+G2nFAp
それ勝手に桃天使のパクリじゃんw

674:名無しさん@ピンキー
09/04/05 13:13:03 rpqE7pgm
文体や展開が違えばオリジナルさ

675:名無しさん@ピンキー
09/04/05 17:03:20 17dZgXiB
盗人猛々しいな

676:名無しさん@ピンキー
09/04/05 20:10:32 7i8E4+tt
赤猫氏乙
エロ昔話スレに逝け

677:名無しさん@ピンキー
09/04/06 02:44:24 jI3HLl2g
そんなスレあったのか

678:名無しさん@ピンキー
09/04/06 14:53:14 scEBntoB
これ以後ssとそれに対するGJ類禁止

679:名無しさん@ピンキー
09/04/06 21:07:29 DMyg3G86
>>658
GJ

680:名無しさん@ピンキー
09/04/06 22:07:28 11UA4qJH
新参ですが保管庫にニヤニヤするような感じのありますか?

681:名無しさん@ピンキー
09/04/06 23:55:04 jI3HLl2g
>>679

良い根性してるなおいw

682:名無しさん@ピンキー
09/04/07 00:19:11 0ijpwHra
どうせ自演だろ

683:名無しさん@ピンキー
09/04/07 08:00:55 Z22poNhI
680ですが誰か教えてください

684:名無しさん@ピンキー
09/04/07 18:31:31 uaK6YTde
俺が本物の680だ!

685:名無しさん@ピンキー
09/04/07 21:03:30 BKIvn0Ua
いやいや、俺が本物の>>680だよ

686:名無しさん@ピンキー
09/04/07 22:51:23 Z22poNhI
マジレスすると俺が680

687:名無しさん@ピンキー
09/04/07 22:52:43 Z22poNhI
使えねえ奴ばっかだな!
晒しあげ

688:名無しさん@ピンキー
09/04/07 23:19:20 2w4WY61l
>>680
ニヤニヤしたいんだったら『桜荘へようこそ』なんかいいんじゃないかな
文法デタラメで「こいつ国語の成績最悪だったろ」って、つい口元が緩んじゃう

689:名無しさん@ピンキー
09/04/07 23:55:12 z0yuqTw7
教えてもらえてよかったな
心やさしい>>688に礼を言えよ

690:名無しさん@ピンキー
09/04/08 00:09:54 EfgMWs0P
>>688
あれほど日本語がおかしい作家はいないと断言できるよなw

691:名無しさん@ピンキー
09/04/08 01:44:13 PUzYebxP
修羅場スレ

692:名無しさん@ピンキー
09/04/08 12:46:09 arjxVZFx
俺は嫉妬されるのが好きなんだが、実際にはいつも俺ばっかが嫉妬してるな
まぁ相手の方が二回りくらい大人ってことなんだろうが

693:名無しさん@ピンキー
09/04/08 18:27:27 cKxAYuJw
お前の近況についてレポートの提出を求めた覚えはない
失せろよ

694:名無しさん@ピンキー
09/04/08 18:55:20 NkorP73Q
>>692の相手は人妻か熟女ってことでおk?

695:名無しさん@ピンキー
09/04/09 00:29:42 4EMIgJkI
>>693
君の意見も誰も求めてないよ

696:名無しさん@ピンキー
09/04/09 00:38:30 wy6qEELN
でも正直自分語りは反応に困るよな。


697:名無しさん@ピンキー
09/04/09 06:27:31 TUlQC80u
はいはいワロスワロス

698:名無しさん@ピンキー
09/04/09 16:18:21 o+kynWdQ
殺伐としすぎワロタ



















ワロタ

699:名無しさん@ピンキー
09/04/09 20:09:52 P6+tQ03A
大事なことだから二回言ったんでしょうね、わかります

700:名無しさん@ピンキー
09/04/10 00:12:04 1Y47ho+m
ダロタ

701:名無しさん@ピンキー
09/04/10 20:19:15 gVYphxmI
晒しage

702:名無しさん@ピンキー
09/04/10 23:49:34 kaxNInDZ
もはや初心者を装ったりsage忘れを言い訳にする努力すら放棄したのか……

703:名無しさん@ピンキー
09/04/15 13:49:23 /OnwjoO1
          /          \
            /   、_/_  l     `` ‐- 、
          /   , -─/-、  !         `ヽ、
         /   i  _/  ,'  、_/__ /   !   \      _ _, ----─‐‐--
        /    ` ̄  /   / / ̄   l     / ̄  ̄
      /         -‐′  ,'      | | ___ /     ,
     /        __/__  └---   l,イ´  /`ヽ.   /  -─‐
    /         /   , ヽ        l.  /   丿 /   ヽ、
  /        r‐-、 /   /  l    '  /   '´ /      `
 /         ヽ  X.   /   ,!   -L. /     '´
/           `´ `    /   ー|ァ'       ,      、__/
                   /   ,. -‐ァ、_    /        /  ̄_
        ノヽ__ ノヽ   ./  i   /      /       /  ,   `   /
      / (●),、(●) ヽ     ` 7      i     ,!  /   !       /
     /  ,,ノ(、_, )ヽ、,  |      /      ヽ._ ノ   /     \     /
ヽ.    |  `-=ニ=- '  /     /                   ,. --、   /
  \ ヽ、_ `ニニ´__ノ.       /   /  ̄/〃__〃     /   ト. /
   ヽ、_               /     ―/  __ _/  /`ヽ、_/ l /、
       ̄ ̄``ヽ、      /     _/   /   /  .>'     // i
            \.     /               .ァ′      //   |
             ``ヽ./          ___./     //    l
                 ̄  ̄  ̄ ̄  ̄ ̄     /      /ー'  ̄  ヽ

704:名無しさん@ピンキー
09/04/16 05:44:52 o2f5pVhP
保守

705:名無しさん@ピンキー
09/04/16 12:27:07 8A/xe9xk
一万年に逆らうからこんなことにわかったか? 愚民ども

706:名無しさん@ピンキー
09/04/16 18:44:57 8dRofQ8Z
全然わからんね
まあ職人がどこにもいなくなったら認めてやってもいいかな


707:名無しさん@ピンキー
09/04/16 18:46:42 Na5VMcqy
糞スレは常に上にいようぜ

708:名無しさん@ピンキー
09/04/16 18:59:53 atAWZTiG
下げるに限る

709:名無しさん@ピンキー
09/04/16 20:58:54 5fvoqySN
偉大なる一万年の作品を投下します

「す、好きです・・・わ、私と付き合ってください・・・」
彼女の名は大空翼。僕のクラスメートだ。
「え、僕なんかでいいんですか?」
何とも情けない台詞だが、仕方ない。だって、生まれてはじめて告白されたのだ。
しかも、こんな可愛い子から
齢16にして彼女いない暦=年齢。
つまり、もてない男だった僕がいきなり告白されたら思うのはまず

①罰ゲーム
②美人局
③誰かが隠れて笑ってる
のどれかだろう

まず、①か③だろう。実際①は以前食らったし(気付いていたので腹は立っても傷つかなかった)。
そもそも彼女との接点が無さすぎである。
部活も委員会も違うし席も遠いしそもそもしゃべった事あったっけ。
しかし、彼女の顔が真っ赤なのとクラスの中で孤立している彼女が
そんなゲーム参加するとも思えないし。疑うのも悪いし。

「は、はい・・・その、神山君じゃないと、ダメなんです・・その、私」
「あ、あのさ、間違ってたらゴメン・・・その、誰かに罰ゲームとかで言わされてるんだったら、
正直にって?怒らないからさ」
突如、彼女の顔の赤が、羞恥のそれから怒りと悲しみのそれへ変わり、
「ば、罰ゲームなんかじゃありません!!わ、私がどれだけ勇気を振り絞ったと思ってるんですか!!」
物静かな彼女らしからぬ大声で怒鳴られたそして、我に返ったように
「あ、私・・・急に怒鳴ったりしてごめんなさい」
「い、いえ、いいんです。僕も言い方が悪かったとこがあるし」

710:名無しさん@ピンキー
09/04/16 20:59:24 5fvoqySN
「それでさ、大空さんが僕を好きなのが嘘じゃないのは信じる。
でも、その理由を答えてくれないかな?自分で言うのもアレだけど、
僕って今までに女の子から告白された事も無いし、君みたいな学校のプリンセスには、
釣り合わないんじゃないかって」
「えっと、私が神山君を好きになった理由は、その、優しいところとか、あ、その、
去年、私が入学式でクラスが分からなくて困ってた時、声を掛けて下さったじゃないですか?」
「え、ああ、あの時声を掛けた子って君だったんだ」
「え?憶えて無かったんですか?」
「あ、うん、あの時前髪で隠れてたし、僕は他人、特に女の子の顔とか直視しない方で・・・」
「そうですか・・・・」
「あ、もしかして気を悪くした?」
「いえ、いいんです。あ、それと、苛められて落ち込んでた私に
『大丈夫?保健室行こうか?』って言ってくれましたし」
彼女は可愛いから男子からもてるがその反面、女子からは嫌われている。
嫉妬されるというのもあるのだろうが、無口で大人しい彼女は他の女の子の話題に
ついていけないようで、いつも場が暗くなると言われ、無視されることが多いのである。
「僕は小さい頃あまり同年代の子と話題が合わなかったから。
独りぼっちで座っている光景を見て少し昔を思い出してね。
僕も昔イジメとかでいくつかそういうトラブルがあったんだ」
「そう、なんですか?」
「うん、まあ、色々ね」

僕は幼稚園で既に集団から浮いていた。
普通、子供というのは他の子供の真似をしながら一緒に遊んだりするのだが、
僕はいつも一人で絵本や図鑑を読んだり、テレビなどで聞いた知らない単語を
大人に質問して過ごしていた。
これは生まれつきの個性らしく、幼稚園の時には既に辞書も引けたし、新聞も読む事ができた。
周りの大人は僕の事を賢いと褒めてくれたが、同時にお遊戯や集団行動と言った、
周りにある程度合わせる事は苦手だったため、幼稚園の同級生からはいつも変人呼ばわりされていた。
他人の事などどうだって良かった当時の自分(今でもだが)は性格を改善と言うか、
変化させる気も無く、小学校も卒業し、消極的ではあるがある程度は周りに合わせる事も
出来るようになった今(出来るようになったと言っても、小さい時から周囲への無関心の裏面として、
他人へ迷惑を掛けない等の常識は、他の子よりずっと早くに身に付いていた)でも、
友達と呼べる存在はいない。
唯一の例外、幼馴染みの天野舞香を除いて。
彼女とは幼稚園の二年生(幼稚園や保育園では年中と呼ぶのか)の時知り合った。
いつもの様に他の子が遊んでいるのを無視して部屋の隅で家から持ってきた、
母の小学一年生の国語の教科書(その時の自分にちょうどレベルの合う文章がいくつか載っていた)を
読んでいたら、隣から舞香が教科書を覗き込んできた。
他人の顔なんて親と保母の先生以外ろくに憶えていなかった自分は、
当然彼女の顔も知らなかったが特段迷惑でもなかったので、何も言わず教科書に視線を戻した。
しばらく読み進む内に、彼女が『これ、何て読むの?』と言ってある漢字を指差し、
僕は『空だよ』と答えた。
すると彼女は『優君は難しい字を知ってるね』と言って笑った。
同じ年の子から褒められたのは初めてだったので少し驚いた。
その子に興味を持った僕はその日から彼女に毎日色々な本を読み聞かせてあげた。
ある日、悪餓鬼盛りの男子三人に苛められて泣いていた舞香を見て、
初めて他人への怒りを覚えた僕はそいつら三人に殴りかかった。
とは言っても僕は背こそ高かったが、いつも舞香と一緒に室内にいたから力だってそんなに強くない。
だから、すぐそばにあった小さな椅子を両手に一個ずつ持って、三人を思いっきり殴りつけた。
道具を使った僕はその三人相手に勝ったがその内の一人を大怪我(五針縫ったそうだ)
させてしまった為、居辛くなってその幼稚園を止める羽目になった。
幸い舞香とは家が近所だったことが分かり、舞香が幼稚園から帰ってきたら、
一緒に遊ぶ約束をしたのだが、ある日の朝、僕はいつものように近所の公園で舞香が来るまでの時間を

711:名無しさん@ピンキー
09/04/16 20:59:55 5fvoqySN
潰しに行こうと思い、玄関で靴を履いていたらインターフォンが鳴り、舞香とそのお母さんが現れた。
僕は『幼稚園始まる時間じゃないの?』と聞いたら彼女は急にとても悲しそうな顔をして
泣き出してしまった。僕はどうして良いか分からず困っていると彼女のお母さんに
『優君、ちょっと優君のお母さんとお話がしたいんだけど、しばらく舞香と一緒に遊んでくれない?』
と言ったので、僕は舞香が泣き止むまで部屋で頭を撫でてあげた。
しばらくすると舞香のお母さんが部屋に来て
『優君、ウチの舞香ね、幼稚園止める事にしたの。
それで、これから毎日舞香と遊んであげてくれない?』と言った。
話を要約すると、舞香は幼稚園で相変わらず苛められており幼稚園に行きたがらないから、
どうしたらいいか僕のお母さんに相談に来て、結局、幼稚園を止める決断をしたということだった。
それから、舞香とは毎日遊び、ずっと同じ学校に通って現在に至ると言うわけだが―――
「あの、神山君」
急に回想から戻る
「え、あ、はい」
「告白、受け入れていただけますか?」
「あ、その、少しゆっくり考えたいから、今日が金曜日だから、返事は来週の月曜日の帰りまで
待ってくれないかな?」
「あ、はい、わかりました。さようなら。気を付けて帰ってください」
「うん。大空さんも気を付けて」

「あ、優君」
下駄箱に行くと、件の幼馴染、舞香が小柄で幼い顔にいつもの優しい笑みを浮かべて寄ってきた。
「どうしたんだ?待ってたのか?もう掃除当番もとっくに終わってただろ?」
「え、うん。もう帰っちゃったと思ったけど、下駄箱見たらまだ靴があったから」
「そうか」
「そういう優君はどうしたの?何か用事でもあったの?」
「ん・・・女の子に告白されてさ」
「・・・え・・え!?」
突如凍り付いた舞香の表情
「ど、どうした?」
事実が受け入れられないとでも言いたげな表情。こんな舞香の顔は初めてだ
「あ、それ、その話、ほ、本当なの?」
「あ、ああ。俺、舞香に嘘付いた事無いだろ?」
「そ、そうだね・・あ、そうだ、あ、相手は誰なの?」
「クラスメートの大空さん。知ってるだろ?」
「そ、それで、その、何て返事したの!?」
「ん、まあ、唐突だったから返事は土日挟んで月曜まで保留にしてもらった」
「つ、つまり、まだOKしてないんだよね!?まだ付き合ってないんだね!?そうだよね!?」
やっと事実が飲み込めたようだが、今度は泣きそうな顔で何かに急き立てられるように叫ぶ舞香。
「ま、舞香、落ち着け、どうした?」
「あ、ごめんなさい。それで、優君はどう思ってるの!?大空さんの告白、受け入れちゃうの!?」
「だから保留だって。お前、何だかおかしいぞ。何かあったのか?」
「ん・・・な、何でもない。じゃ、そろそろ帰ろっか」
「ああ」




~side舞香~

ど、どうしよう、優君、学校で才女として有名な大空さんに告白されちゃったって・・・
私、今までずっと優君だけを想ってきたのに・・・
幼稚園で本を読んでもらってるうちにいつの間にか芽生えた恋心。
あの事件を境に、一気に心の中で強く深く根を張ったこの気持ち。一体、どうすれば良いの?
神様、助けて、お願いです、一生分の運を使い果たしても良いですから、
優君の気持ち、私に傾けてください。私、優君を取られたくないんです。
でも、自分から告白なんて・・・だって優君って実は結構女子に好かれてるんだよ?
ただ、私がいつもそれとなく傍にいるから皆、私たち付き合ってると思って、
告白しようとする子なんてほとんどいなかっただけで。

712:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:00:41 5fvoqySN
私、全クラスに友達いるけど、それも優君の事狙ってる子がいないか、
それとなく探りをいれる為だったのに。
ほんの一握りの親友に協力してもらって、優君が私と付き合ってるみたいな話、
優君に告白しようと思ってる子に聞こえるようにしてたけど、
自分のクラスの中に優君を狙ってくる子がいるなんて、完全に盲点だった。
クラスでは私がいつも優君の傍にいるから、ほかの子も皆諦めるだろうって、油断してた。
それに、優君の姿を見ると、頭の中がそれだけで一杯になっちゃうから、友達とかも作れなかったし。
相手があの学校の才女じゃ絶対に勝ち目ないよ。
こんな事ならもっと早く、好きだと面と向かって言えた幼い頃に告白しとくんだった。
もう、こうなったら、あさって、日曜日の夜に、恋人になれる、
最後のチャンスに好きだと言ってしまおう。
ダメで元々、上手く行けば恋人になれる。
どうせ、このままじゃ、優君は大空さんに取られちゃうんだから。
神様、お願いです。私に、告白する勇気と、彼の心をなびかせる力を下さい。

~side翼~
遂に神山君に告白しちゃった。
“現世”で、それどころか今までの“輪廻”で一番緊張した一日だった。
あの入学式の日、困っていた私に声を掛けてくれた優しい人。
あの人の顔を見た時、私は思わず息を呑んだ。
だって、目や髪の色は違うけど、名前が、声が、何より魂が、
あまりにも私の“初世”の恋人にそっくりだったんだもの。
一万年と二千年前、悪魔との戦いで翼の片方を射抜かれ、一人地上に堕ちてしまった私。
落ちた衝撃で射抜かれた片方の羽は完全に駄目になり、腕も脚もほとんど動かなかった。
天使の力があったからこそ即死は免れたけど、そのまま死んでしまうのも時間の問題だった。
悔しさと痛みの涙を流し、気を失った私が次に目を開けたとき、
最初に目に入ったのは狭いながらも綺麗な部屋。
傷口には薬が塗られ、包帯が丁寧に巻いてあり、枕元には果物とナイフが一本置いてあった。
誰が助けてくれたのだろうと思っていると、ドアを静かにノックする音が部屋に響いた。
返事をするとドアが開き、優しい顔立ちをした十七歳くらいの男の子が入ってきた。
彼は私に色々教えてくれた。
彼の名前はユウで、医者だった両親を事故で失い、近所の幼馴染と兄妹のように育った事。
両親の跡を継いで医者となったこと。
丁度薬草を取りに来た彼が倒れていた私を助けて家まで運んできてくれたこと。
そして、私は自分が天使であること、悪魔に翼を射抜かれた事を彼に話した。
翼が破れてもう天界へ帰れないことも。
彼はしばらく考えて『じゃあ、僕の家族になってよ』と微笑んだ。
私は驚いた。そして、とても嬉しかった。
私たちは一緒に暮らし始めた。年月を経る中で愛情を抱き、育み、ある満月の夜、
遂に男女の一線を越えた。
初めてはとても痛かったけど幸せだった。でも、そんな幸せの日々はある日突然破られた。
彼の子を宿し、あまり激しく動けなくなった私は一人で家にいる事が多くなった。
そんなある日、彼がいつものように薬草を取りに出かけている間、
突然部屋のドアが乱暴に開け放たれた。
そして、暗い憎悪を顔に張りつけた例の幼馴染がナイフを持って入ってきた。

713:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:01:12 5fvoqySN
その女は『この泥棒猫!!!』と叫ぶとナイフの切っ先を向けて襲い掛かってきた。
しかし、力が大幅に弱まった上妊娠している身とは言え私も天使の一人。
かつての様に大きな魔法は使えなかったが、周りにあった家具を使い、あらゆる攻撃を防ぎきった。
そして、お返しとばかりにあの女に致命的な一撃を与える事にも成功した。
あの女はこのままでは犬死にだと悟ったか、憎々しげな顔を浮かべつつも走り去っていった。
私は一先ず胸を撫で下ろしたが、その後で私は絶望の底へ突き落とされた。
その日に限って彼がなかなか帰ってこない為、探しに行こうかと思った時、
再びドアが乱暴に開け放たれた。
またあの女が来たか、と警戒したが、その時現れたのは近所の気立ての良いおばあさんだった。
おばあさんは今まで見たこともないような青い顔で、私に告げた。
「大変だよ、あんたの旦那さん、何者かに刺されたよ!!!」

「!!?」
「良くお聞き、旦那さんね、山道で血を流して倒れてたんだ。
どこも食われてないから熊や狼の仕業じゃない。誰かに刺されたんだよ!!」
「そ、それで、主人は生きてるんですか!?」
「今、男達が村長の家まで運んで手当てしてる。
意識は戻ってないけどまだ息があるから急いで行きな!!私は隣村の医者呼んでくる!!」
「は、はい!!」
私は犯人があの女であることなど考えなくても分かったが、とにかく村長の家へ走った。
さっきの戦いで消耗してるけど治癒の魔法数回ぐらいならまだ使えるはず。
ふと、焦げ臭いなと思って顔を上げると、村長の家が燃えていた。
「な、何で・・・まさか、あ、あの女ァ!!!」
私は使えるだけの魔法で自分の肉体の周りに結界を張ると、躊躇無く中へ飛び込んだ。
逃げ遅れた人もまだいたけど、彼を助けるので精一杯だった私は、
罪悪感に苛まれながらも彼一人抱えて燃え盛る家から逃げ切った。
「はぁ・・・はぁ、もう大丈夫よあなた・・・え?」
息が途絶えていた。脈も調べたけど・・・無かった。
「そ、そんな・・・嘘でしょ・・う、あ、あああ、ああああああああああああああああ!!」
この時ばかりは周りの人の目もどうでも良かったし、私が泣くのを咎める人もいなかった。
彼と村長や犠牲になった方々のお葬式が終わった夜、私は山の頂上で祈り続けた。
「神様、お願いします・・・彼を生き返らせて下さい・・・私、何でもしますから」
私は天使としての力を振り絞って、一晩中天界にいる大天使様の声が聞こえるまで祈り続けた。
「リーンよ、お前の祈りに応えてやりたいが天界の規則は絶対だ。
だが、お前を人間の輪廻の世界に組み込んでやる事なら出来る。
もちろん生まれ変わったお前達が結ばれるかどうかはその想いの強さに掛かっている。
それでも構わぬか?」
「は、はい、私、彼を愛しています。この気持ち、未来永劫、輪廻の果てまで変わりません」
「よかろう。天使であるお前は何度転生してもこの記憶と感情、
人の魂を覗く力を持ち続ける事が出来る。
この力で彼の転生を探すが良い。ただし彼は元から人間だ。転生すれば前世の記憶は失われる。
だが、彼のお前達の絆が本物ならば想いが魂に刻まれている筈だ。
再びお前達が深く愛し合えばきっとその想いを取り戻せるだろう」
そして、私は彼の子を産み育て、結婚式をしっかり見届けた直後に転生した。
しかし、何度転生しても、彼を見つける事は出来なかった。
彼に操を立てていた私は、この一万年と二千年間、誰とも交わらず、
何度も何度も処女のまま一生を終えた。
彼の事を思い出す度にどうしようも無く昂ぶる体を、
毎晩ベッドの中で自分の指で気絶するまで慰め続けた。
そして、入学式の直後、とうとう悠久の時を経て彼を見つけた。
感激の余りその場で声が出せなかったけど、翌日にも告白しようと思った。
けど、それはあの女のせいで出来なかった。
私の、私だけの、愛しいあの人の傍に、まるでそれが当然であるかのごとく立っていた女。
あの時、まだ無限の輪廻に組み込まれる前の天使だった私から、
彼の命を奪った憎い女と同じ魂を持った女。
天野舞香――何の因果か再び彼の幼馴染として生まれ育ち、
私達の仲を引き裂こうとする忌々しい女

714:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:01:42 5fvoqySN
あの女も人間だからかつて彼を殺した記憶はないのだろう。
この際だからその事は不問にしてやる。
だが、私の彼への想いを邪魔をする罪は現在進行形だ。
入学式の日の帰り、満開の桜の木の下で彼とあの女が一緒にいるのを偶然見た。
悔しかったが、認めたくは無かったが、お似合いだった。
かつて殺した者と殺された者とは思えない程、二人の穏やかな表情は絵になっていた。
お互いそんな記憶が無いのだから当然か。
理屈では分かっていたが、やはりどうしても感情が納得行かなかった。
彼とあの女が一万二千年の中で何回転生したか分からない。
少なくとも、表に出ている記憶は完全に無いだろう。
あるいは魂に刻まれた記憶でさえ、その後に刻まれた思い出に埋もれて失われているかもしれない。
それはとても寂しいが、仕方ないことだから諦めるしかない。
彼が覚えていなくても私は永遠に覚えているから。
せめてこの現世で彼と結ばれることが出来ればそれで私は良かった。
だが、それも叶わぬこととなった。
二人は誰がどう見ても付き合っているように見えたからだ。
私は二人の間に入り込む自信が無かったが、今更他に乗り換える気も沸かなかった。
彼があの女と楽しそうに話すのを見るたびに死んでしまいたくなった。
毎晩ベッドの中で息を殺して泣いた。
一万年以上も探し続けたのだから、その落胆は凄まじかった。
それから、もう一つ、地獄のような時間が始まった。

もはや全てがどうでもよくなった私は、
ただ現世の両親の期待に応える為に勉強するだけの女になった。
近所の人や先生は私を賢いねと褒めてくれたが、
そんなこと、自分の乾いた心には何の潤いももたらさなかった。
そんな私は、当然クラスでも浮いたし、苛められた。
でも全てが信じられなくなった私は誰に相談する気も起こらず、耐える以外の選択肢を持たなかった。
転生してからも優しかった彼が私を助けてくれるまでは。
それはいつもと変わらない孤独な昼休みだった。
ただし、新たなイジメが一つ増えた。
母が持たせてくれた弁当が、明らかに酷い有様になっていた。
別にゴミが入っていたとか、その類じゃない。
その類ならさすがに大騒動になるからだ。
された事はきわめて単純であると同時に悪質。
炭酸飲料などでおなじみの悪戯、弁当箱を振り回されたのだ。
中身がぐちゃぐちゃにされていたが、これなら証拠は残らない。
自分でカバンを振り回してやっちゃったんじゃないかと言われればそれまでだからだ。
コレはキツかった。
現世で唯一の心の支えだった母の愛情すら嘲笑われた。
いつも通り教室ではなく中庭の隅で食べようとしていたので、誰にも泣くところは見られなかったが。
「あの、大丈夫ですか?良かったら、ハンカチ、使いますか?」
誰かに声をかけられたが、顔を上げることもできなかった。
ただ、ハンカチを借り、涙を拭いた後、返そうと思って顔を上げたとき、私は固まった。
心配そうな顔をした彼だった。
私は彼に苛められている事を話した。
それから、私は彼と一緒にお弁当を食べるようになった。
恋人にはなれなかったけど、少しだけ救われた気がした。
二年生になり、彼と同じクラスになれた。
あの女も同じクラスだったのが少し気に食わなかったが。
そして、ある日、他の女子の話を偶然聞いて、私は嬉しすぎる驚愕を抱いた。
彼はフリーだったのだ。
そして、今日、告白した。
返事は保留だったけど、それは脈ありだからだろう。
神様、お願いします、彼の心を私に傾けてください。

715:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:02:32 5fvoqySN
目の前に不思議な光景が広がっている。
周りは夕日に照らされた山道で、空気が驚くほど澄んでいる。
眼下に望む同じく夕日に照らされた家々はコンクリ製はおろかレンガなどの近代的なものも無く、
ただ木や石などで出来た簡素なものばかり。映画などで見た古代ヨーロッパのようにもみえる。
「ここ数日朝晩土砂降り続きで雷も鳴ってて、薬草も果物も採りに行けなくて本当に困ったけど、
底が尽きる前に雨も上がって、しばらく誰も山に来れなかったおかげで大量に採れて良かったね、
お兄ちゃん」
「ああ、これだけ採れればしばらく採りに行かなくても大丈夫だな」
自分と視界を共有し、山道を降りている『誰か』と、その視線の先を歩く見知らぬ可愛らしい少女は
そう言って笑いながら背負っている大きな縄の網籠を見る。
『誰か』と少女の発した声は全く聞いた事の無い言語である筈なのに、
何故か自分にはちゃんと理解できた。
籠の中には様々な果物や薬草と思われる葉や、蛇と小さな獣や死体及び、
それらを捕まえた道具であろう、
血にぬれた棍棒などがいくつも詰まっている。
「あ、ねえ、お兄ちゃん、アレ何かな?」
「え?何処?」
「ホラ、あそこの草の陰。何か光ってるでしょ?」
「あ、本当だ、何だろ?」
『誰か』は白い薄明かりに近づいていくと、そこにいたのは破れた白い服を背中から流れる
血に赤く塗らして倒れている美しい十五、六くらいの少女だった。その血の流れる背中には
比較的無事そうな翼と、もう完全に使えないであろう破れた翼がある。
「この人、翼が生えてるけど誰なんだろ?とにかく息はあるみたいだし、まだ助かるかも」
「そうだな、傷口にこの薬を塗ってみよう」
『誰か』は薬草をすり潰して近くの湧き水に溶かして、破れた翼に塗る。
「う・・」
まだ目を覚まさないが、薬が沁みたのか、傷付いた少女が少し呻いた。
「よし、後は包帯を巻いて、抱きかかえて家まで運ぼう。
あ、ちょっとお願いがあるんだけど、良いかな?」
「ん、何?」
「俺の荷物、少し持ってくれない?ほら、怪我してる人を落としちゃいけないからさ」
「うん、分かった」
少女は『誰か』の籠の中の棍棒を受け取り両腕で抱え、
『誰か』は傷付いた少女を抱きかかえて山を下りた。

山を下りたところで丁度近所の気立ての良いおばあさんと会った。
「おや、ユウにマーヤじゃないか。どうしたんだねそんなに急いで」
「この子が山で倒れていて、急いで手当てしようと思ったんです」
「おや、その子・・・天使じゃないか!!」
「天使?この子の事、何か知ってるんですか?」
「アタシも直に見た事がある訳じゃあ無いんだけどね、雲の上には天使達が沢山住んでて、
時々悪魔や悪い神々と戦うことがあるらしいんだ。でね、雲の上でやり合うわけだから空が
荒れまくって雷やら大雨やらが降るらしいんだ。つまり・・・」
「昨日までのあの空の荒れ模様はその戦いのせい・・ってことですか?」
「そう、その子、翼が片方だけやられてるだろ?きっと悪魔の矢にやられたんだ」
「それで、悪魔の矢なんかで撃たれたこの子は助かるんですか?」
「人間だったらイチコロだろうけど、天使だし一発くらいなら大丈夫だろうさ。
とにかく手当てしてやんな」
「は、はい」
ユウと呼ばれた『誰か』とマーヤと呼ばれた少女は、腕の中にいる天使であるらしい少女を
介抱すべく家に走った。

716:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:03:07 5fvoqySN
「これで良し、後はしばらく静かに寝かせとこう」
「お兄ちゃん、枕元に果物置いとこ」
「ああ、けが人が寝てて、うるさくしても悪いし、今日お前の家で夕飯食べて良いか?」
「あ、うん、良いよ」
『ユウ』が家に帰ってきた頃にはもうすっかり辺りは暗くなっていた。暖炉に火を点したとき、
部屋から物音がした。彼女が起きたのかもしれない。
「あ、あの、もう入って良いですか?」
「え、あ、はい」
ドアを開けると少女がこっちを見ていた。窓から差し込む月光が彼女の澄んだ目に反射して
昼間よりも更に美しい印象を見る者に与える。
「傷の痛みはもう良くなった?山で倒れてたとき結構血が出てたけど」
「は、はい。助けてくださり、ありがとうございました。
あの、私がベッド使ってもよろしかったのですか?」
「うん、父さんと母さんが使ってたベッドが余ってるからさ」
「お父様とお母様は今いらっしゃらないのですか?」
「うん、昔、山で死んじゃってさ」
「あ、ご、ごめんなさい。私って何て事・・・」
「良いって。ずいぶん前のことだし。それに、マーヤと彼女のお母さんやお父さんが
僕の事を実の息子のように可愛がってくれたからさ。あ、マーヤってのは僕の幼馴染だよ」
「そうなんですか・・・・」
「そういえば、君の名前は?」
「あ、見習い天使で、リーンと申します。実は私、翼が破れてもう天界へ帰れないんです。
掃除でも料理でも何でもしますから、ここで雇って頂けないでしょうか?」
「周りの人たちは皆優しかったけど、何と言うか、その、家族っていうのが欲しくてさ、
あ、別に駄目だったら駄目だって言って良いよ?別にこの家から追い出したりしないからさ」
「あ、いえ、そうじゃなくて、私も、家族がいなかったので、嬉しくて」
「そうなの?」
「はい、父も母も私が物心付く前に悪魔にやられちゃって・・・。ですから、すっごく嬉しいんです。
よろしくお願いします、ユウさん」
「ユウ、で良いよ。僕もリーンって呼ぶから。よろしくね、リーン」
「ん・・・もう、朝か・・・」
朝日が差し込み、神山優は目を覚ました。時計を見ると六時半。
どうやらいつもの癖で起きてしまったようだ。
「それにしても、変な夢だったな・・・・何だったんだろ?」
昨日、大空翼に告白され、返事をどうしようか考えているうちにいつの間にか眠ってしまった。
「だからあんな変な夢見ちまったのか?」
しかし、ずいぶん生々しく鮮明な夢だった。夢の内容を全部覚えている。
「特に、あの『ユウ』って名前が引っかかるんだよな・・・あと、
リーンっていう怪我した天使・・・顔立ちとか雰囲気とか大空さんにそっくりだったし」
夢の中での行動はその人間の潜在的な欲求の表れだとか。両親が家にいない所や、
幼馴染が支えてくれたことなど、自分の境遇と符合する部分がかなりあった。
「やっぱ俺も大空さんの事が好きってことなのかなあ」
今まで他人と距離を置いて、というか、自然に距離が出来ていたから、イマイチ人を好きになる事や
他者から向けられる感情に疎い自分には、彼女の事を一人の女性として好きなのか、
それとも同じ境遇に同情してるだけなのかすら判別がつかない。
「自分のことだってのに・・・全く情けない。ま、顔洗ってくるか」
ピンポーン・・・
「ん?誰だろ?まだ7時だよな・・・はい、どちら様で・・・って舞香か、
どうしたんだこんな朝早くから」
「あ、優君・・・えと、その・・・・」
妙だ、舞香はいつも用件をはっきり言うのに・・・
「そういえばおじさんやおばさんはどうしたんだ?」
「あ、お父さんとお母さんは昨日の夜から用事があって家にいないの」
「そっか」
「でね、お互いに一人だし一緒に朝ごはん食べない?」
「あ、そのためにわざわざ早起きしてくれたのか?平日だけじゃなくて休日まで悪いな」
「ううん、良いの・・・だって、私も朝早く起きちゃったし、それに・・・・きな・ひととな・・・」
「え?何だって?最後の方聞こえなかった」
「あ、ううん、何でもない。じゃ、すぐ作るからね」

717:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:03:38 5fvoqySN
二人で朝飯を食べていても、どこか舞香の雰囲気がおかしい事が気になる。
「舞香、どうした?さっきから視線が定まってないぞ」
「え?そうかな?私は別に普段どおりだよ?」
「そうか?普段のお前はもう少し雰囲気が穏やかだろ。何か不安ないし不満があるのか」
「あ、やっぱ分かっちゃう?」
「あたりまえだろ?何年一緒にいると思ってるんだ?
お前の様子がおかしい事に気付かないわけないだろ?」
「そ、そっか、え~っと、実は大空さんのことなんだけどね・・・」
「大空さんがどうした?」
「えっと、あ、あのさ、優君、その、大空さんの告白の件、だけど、結局どうするの?」
「ん~そうだな、まあ、せっかく俺の事好きだって言ってくれてんだし、オーケーしようかな・・・
このチャンス逃したらいつ彼女が出来るかわからんし」
「え、ちょ、それって、特に好きでもない子と付き合っちゃうの?」
「好きでもない、っていうか、こう言っちゃ悪いけど大半の高校生カップルなんて、
そんなもんじゃないのか?現に相手をコロコロ変えてる奴なんてざらにいるし。それに、
大空さんは綺麗で優しいからこれから好きになってくかもしれないし」
「そ、そんなの駄目だよ!!」
「何でだ?彼女から告白してきたんだろ?」
「それじゃ大空さんに失礼でしょ!?良い!?本気の好きに応えるからには、自分も相手の事を
本気で好きじゃなきゃ駄目なの!!そんな考えじゃ後で絶対お互い嫌な気持ちになる!!」
「いや、落ち着けって」
「落ち着けないよ!!例えばさ、優君がもし心の底から好きになった女の子がいたとするよ!?
その子が生半可な気持ちで告白受け入れてたとしたら嫌でしょ!?それと一緒!!とにかく、
本当に好きじゃないんだったら、告白を断って!!それが結局は大空さんのためでもあるんだよ!?」
「じゃあさ、断れば相手は傷付かないか?もし本気の告白して玉砕したら俺は三日は引きこもるぞ?
それにな『相手も愛してくれる』っていう見返りを求めてる時点でそれは恋でも愛でもないと思うぞ」
「バカ!もう良い!!私、優君の事見損なった!!!もう知らない!!」
「おい、ちょっと待てって、おい、舞香!!」
「うるさいうるさいうるさい!!優君なんか大嫌い!!もう話し掛けてこないで!!」

718:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:04:08 5fvoqySN
ドタドタドタドタ・・・バタン!!

「まったく、あそこまで怒鳴らんでも・・・」
俺は二人分の食器を洗いながらため息を吐くが、確かに舞香の言い分も分かる。
舞香にはああ言ったけど、やっぱり、自分の本気の気持ちには本気で応えて欲しいだろう。
俺だって、人を好きになればきっとそう思う。
だけど、これから好きになるかもしれないってのは本当に駄目なのだろうか。
「告白の事と言い夢の事と言い舞香の事と言い・・・随分妙な気分が続くな・・・・」





「う、クスン、えぐ、ううっ、どうして、どうして優君気付いてくれないの・・・・?」
天野舞香はベッドの中でただ泣くしかなかった。朝の一件からずっとだ。
あの時あんなに腹が立ったのは、優が自分の気持ちに全く気付いていないどころか、
『高校生の愛なんてそんなもの』と、まるで自分の気持ちが軽いような事を
言われたからである。もちろん、本当はそこまで酷い事を思っていなかっただろう。
自分を心配させまいと気を遣ってくれたに違いない。
本当は分かっている。自分も、彼の冷たく見えて実は優しいところに惹かれたのだから。
だが、自分の気持ちに気付いて貰えなかったのは紛れもない事実である。
本当なら『大好き』と言いたかったのに、
そのことを思い知らされて思わず『大嫌い』と叫んでしまった。
おまけに彼の制止も聞かずに出ていってしまった。
もう彼と話すこともできない。
「優君、ゴメンナサイ。嫌いなんて嘘。
本当は引き留めて欲しかったのに、好きだって言って欲しかったのに・・・」
今の舞香には何も出来なかった。話し掛けないでと言ってしまった以上、もう彼は話しかけてこない。
何故なら、彼は小さい時から『人の嫌がる事はせず、制止されればそれ以上踏み込まない』
という信条を掲げているからだ。
それは自分が他人からの詮索や踏み込まれるのを極度に嫌う性格の裏返しでもあった。
今まで彼の心の壁を通り抜けて踏み込む事を唯一許されていた自分は、本当に幸せだった。
傍にいるだけで良かった。彼が他の女の子と話をしていても、それは必要だからで、
会話が不要なら彼は自分以外に話しかけたりなどしないからだった。
「私、自分からすっごく幸せな世界を壊しちゃったよ・・・・」
何故あそこまで焦ったのか原因は分かる。
以前、彼が大空翼と喋っているのを偶然見かけた事があった。
その時は入学式の教室が分からなかった翼を案内しただけだったから嫉妬など沸かなかった。
実際、案内し終わるとすぐに自分の元に返ってきてくれる。
それが自分と他の女の最大にして絶対の違い。
世界で唯一彼から特別な感情を抱いてもらえるという自信、それが壊されそうになったからだ。
告白されたと聞いた時、少し驚きはしたがさほど不安じゃなかった。
でも、保留にした、付き合う可能性がある事を知った時、舞香は一瞬世界が暗くなるのを感じた。
自分も本当に信じられる人間なんて優や両親を含めても両手の指で数えるほど。
世界でほんの一握りの人間。その中でも優だけは別格だった。
自分を不思議がるでも煙たがるでもなく、黙って一緒にいてくれた。
実のところ、彼にイジメで直接助けられたのはあの幼稚園の一件だけ。
低レベルなイジメなら彼は放っておいた。しかしそれは、この程度でダメにならないという、
自分への、無意識の信頼故だった。
そして、実際に外傷を加えられたあの時、本当に助けが必要なあの時は助けてくれた。
それ以来、自分の心の八割以上を彼が占めていた。
そんな彼が自分以外の女の侵入を許すかもしれない、
その恐怖に心が震えて冷静な判断力を失ってしまったのだ。
あの時叫んだ翼のため云々というのは所詮自分の世界を守る行動を正当化するための建前。
だが、結果として彼は遠いところに行ってしまった。
翼と付き合うかは分からないが、少なくとも自分の心に開いた穴は決して
小さくない。もう彼の優しさを感じることも出来ないのだ。それが何より悲しい。
(優君、お願い、舞香の所に来て・・・大空さんじゃなくて、
私だけを傍に置いて・・・お願いだから・・・)
舞香はそのまま悲しみの涙と共に眠りに落ちた。

719:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:04:40 5fvoqySN
(これは・・・・夢・・・?)

「この泥棒猫!!」
自分と視覚を共有する『誰か』は叫び、大振りのナイフをベッドの上に座る白服の麗人に振りかぶる
「ちょ、ちょっと、どうしちゃったのよマーヤちゃん!!」
白服の麗人は驚きに表情を硬くし、しかし驚異的な反応速度で周りの家具で刃を防ぎ、
ベッドから下りて棍棒を構える。
「私たち、友達じゃない!!」
しかし、マーヤと呼ばれた『誰か』はナイフの構えを解かず、
ひたすら強烈な憎悪を声に空気に纏わせる。
「うるさいうるさいうるさい!!お兄ちゃんの優しさに付け込んで家に居座り、
挙句に交わったこの薄汚いメス猫!!こんな心の汚い女だと知ってたならあの時助けなかった!!」
「な、何言ってるの!?ユウは私に『家族になってよ』って言ってくれたのよ!?そして、
私達は村の皆に祝福されて夫婦になった!!」

(ユウ・・・優君の、名前・・・・?)

「黙れ!!お前がいなかったら、お兄ちゃんの隣には私がいて、一緒に暮らせる筈だったのに!!
殺してやる!!」
「やれるもんならやってみなさいよ!!もし私を殺せたってユウから嫌われて終わりよ!!」
白服の麗人も『マーヤ』に負けず劣らずの強烈な殺気を全身に纏う。
「天使だからって調子に乗って・・・死ねェエエエエエ!!」
そのまま怒涛の勢いで『マーヤ』はナイフを麗人に突き出す――が、
「側面ががら空きよ!!」
「!?」
麗人は一瞬の隙をついて『マーヤ』の側面に回りこみ、
わき腹に必殺の勢いで棍棒をたたき付ける。
「う、ぐぅああああああああ!!」
内臓が破裂したのか、獣染みた声を漏らした『マーヤ』は急いで後ずさりで距離を取り、
しかし憎々しげな眼光は変わらず麗人を睨み付ける。
「ねぇ、今ので分かったでしょ?お願いだからユウのこと諦めて。
私、あなたの事も妹として好きなの。だから殺したくないの。今ならまだ治療も間に合うわ」
「だ、まれ、お前がお兄ちゃんと交わったと知ってから、
どれほど殺す機会を伺ったか・・・殺してやる」
「そう・・・。悲しいけど仕方ないわ。かかってきなさい」
だが、『マーヤ』は負けを悟ったか、きびすを返し、わき腹を手で押さえながら森へと走り去る。

「くそう、くそう、あの女・・・ケホッ、ケホッ・・・ぐ、あの女が憎い、
せめて一矢報いてやりたい・・・・」
『マーヤ』はふら付きながら歩いていると森の中から籠を背負った青年が出てくる。

(嘘、優君・・・?でも、髪の色とか、肌の色とか違う・・・でも、そっくり・・・・)

「マーヤ!?どうした、誰にやられた!?」
青年は慌てて掛けてくる。そして『マーヤ』を抱きかかえたとき、

グサッ!

「う!?ま、マーヤ、何す・・・」
「ゴメンネお兄ちゃん、でもね、お兄ちゃんが悪いんだよ?あんな女と交わって・・・でも安心して?
別にお兄ちゃんが嫌いになったわけじゃないの。むしろ愛してる。
だから、生まれ変わったら一緒になろ?」
「何・・・を、ぐぁあああぁ」
「ゴメンネ、あの女に死体が見えるように、お兄ちゃんをここに置いておく。
でもね、また一万年後ぐらいに会おうね?」
「マー、ヤ・・・・」

720:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:05:25 5fvoqySN
「うわぁ!!」
舞香は跳ね起きた。心臓がバクバクいってる。
「何・・・夢だった・・・の?」
不思議な夢を見た。でも普段見る夢とは決定的に違う。
寝ている間に見る夢とは自分の記憶と思考の結晶。
夢を構成する二つの要素、記憶と思考、両者の比率によって夢の質が決まる。
夢の質は、目が覚めたときの記憶で判断できる。
記憶が要素の大半を占める夢の場合、周りの風景が比較的はっきりしており、
他人の台詞も聞き取りやすい。
そして、中で起こる現象は概ね物理法則に則っており、
目覚めたときに内容を良く覚えている事が多い。
一方、無秩序な思考が大半を占めるタイプの夢は、特徴が前者のほぼ逆。
目が覚めても詳細が思い出せない事が多い。
これらの事を踏まえると、『視覚や聴覚がはっきりした夢は過去の回想である事が多い』ことになる。
なら、自分が見ていたのは何なのか。全く見た事のない景色の筈なのに妙にはっきり見えた。
そして自分はその夢の登場人物の一人と視界のみ共有していたらしい。だが、妙な部分があった。
飛んでる夢を見た時、自分はその状態に疑問を持つことは少ない。
また、疑問を持った時点で夢と気付くか目が覚めるか、
いずれにせよ、現実に比べて人は思考能力が多少不自由で、
代わりに空を飛べたりと行動的には自由である。
なのに、今回の夢はおかしい。明らかに夢だと気付いているのに目が覚めない。
そして、例えるならば他人の視覚情報と聴覚情報を無理やり自分の脳内に流されている感じ。
それが自分の抱いた率直な感想。そして、ユウと言う名の、自分の最愛の幼馴染に瓜二つな青年。
マーヤという名の自分と視界を共有する少女。そして、大空翼にそっくりな顔の、天使・・・。
「もしかして、いわゆる・・・前世の、記憶?私、前世で優君を殺しちゃったって、事?」
全身が冷や汗でまみれる。
「ま、まさかね・・考えすぎだよね。やっぱ、大空さんに嫉妬しちゃっただけだよね・・・」
「ん・・・もう朝だね・・・」
結局、あれから一睡も出来なかった。特に、『マーヤ』に殺された瞬間の
『ユウ』という青年の表情が脳裏から離れないのだ。
寝ようと思って難しい本を読んだのだが、常にあの苦しそうな顔がフラッシュバックする。
その度に胸が苦しくなって結局朝まで寝付けなかった。
「優君が大空さんのところにいっちゃったら、
私、あのマーヤって子みたいに優君を殺しちゃうのかな・・・・?」
考えたくない。自分が独りぼっちになり、更に彼が他の女子と楽しそうにする姿など。
「私って、こんなに嫉妬深かったんだ・・・・」

721:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:05:55 5fvoqySN
だが、悲しくはあっても、大空翼に敵意をぶつける事が出来ない。
何故なら一年生の時、親友と喋っていたときに偶然聞いた、
苛められているという生徒、それが翼だったからだ。
かつての自分と同じ境遇にいる翼を責めるのは、自分の心を引き裂かれるようでとても出来ない。
その気持ちは、中庭で一人弁当を食べる翼の姿を偶然見た事によって更に強まった。
出来れば助けてあげたい、何度もそう思った。
けど、彼女を助ける事により自分まで再び苛めの標的になったら・・・・・。
いつも恐怖が舞香の体を縛っていた。結局舞香は今でも臆病なのだった。
見て見ぬ振りをする癖に彼女を心配する自分は偽善者だと、何度も自己嫌悪に陥ったが、
それでも生まれてから今まで体に心に染み付いた恐怖に打ち勝つことは出来なかった。
そんなある日の事、中庭で話している優と翼の姿を見かけた。
きっと彼は傷付いた彼女の姿を見かねて助けようとしたのだろう。
それに比べて自分は見てるだけの臆病者だなと情けない気持ちになったが、
せめて、自分も何か力になってあげれないかと思い、
翌日、翼と優が一緒に弁当を食べているであろう中庭に行ってみた。
だが、翼は自分の顔を見た時、一瞬だが確かな殺意を瞳に宿らせた。
まるで、自分が翼を苛めた主犯であるかのように。もちろん自分はそんな事していない。
弱い者苛めは自分と優が最も嫌う事の一つだ。
だが、彼女の目を見た時、妙に後ろめたいような気持ちになった。
自分がその場にいてはいけないような気になり、その場から逃げた。
数日後、再び優は自分と二人で弁当を食べるようになった。
何となく大空翼は放っておいていいのか尋ねてみた。
優はただ一言、
『立ち直ったからもう良い。これ以上やるとかえって変な噂が立って彼女に迷惑が掛かる』と言った。
その時の自分は『彼女が立ち直って良かった』という気持ち以上に『彼を取られなくって良かった』
という気持ちの方が強かった。
彼が自分の元に返ってきた、もう大空翼が寄ってきても他の人間と同じ、
堅く閉ざされた心の壁越しに話す最低限の事務応対。
そう思った自分はやっぱり意地汚い偽善者だと思いつつも。
「でも、このままじゃ絶対優君を取られちゃうよね。
やっぱり謝らなきゃ、そして・・・今夜、好きだって言おう」
そう決めた舞香は起き上がり着替えると、目覚ましのコーヒーを飲みに一階に下りていった。



「ん・・・・もう朝か・・・・」
結局、告白の返答が決まらなかった。舞香の言う事も一理あるし、
けど無下に断ることも出来ず、ずるずると考えていたのだ。
普通の男子高校生なら即受け入れるだろう。
だが、彼女の真剣さに見合うだけの気持ちが、どうしても自覚出来ないのだ。
もしかしたら、自分は本当は舞香の事が好きなのかもしれない。
オーケーしようかみたいな事を言ったのは、今思えば、
舞香の気持ちが知りたかったのだろうか。
今の自分なら、舞香が好きだと言ってくれたら、間違いなく舞香を選んでいたと思う。
だが、結果として愛想をつかされてしまったようだ。
「あの時舞香に告白しときゃ良かったな・・・」
そんな自分が傷心を癒す為に大空翼を選んだら間違いなく翼への侮辱である。
頭では分かっているのに決められない理由は恐らく、
「あの夢のせいだろな・・・・」
実は昨晩、あの夢の続きを見た。
リーンと名乗る天使と暮らしてるうちに愛情を交わし、結婚して暮らす夢。
その先は急に視界が暗くなって覚えていない。
ともかくも、あの夢のせいで翼に対して妙な親近感を抱いてしまったのだ。
それが、自分の行動を鈍らせていた。
「ま、とりあえず舞香に謝る事から始めるか・・・返事はそれから決めよう」
そう決めた優は起き上がり着替えると、目覚ましのコーヒーを飲みに一階に下りていった

722:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:06:49 5fvoqySN
時刻は午後三時。優は舞香に謝るとは決めたものの、どうすれば良いか分からず、途方に暮れていた。
「舞香に謝るなら、どうやって切り出せばいいかな・・・
あいつと、というか、そもそも感情論で喧嘩したこと無いから、
正直どうすりゃいいか分からんな・・・・
えっと、まずは、何かあいつの好きそうなもの持ってけばいいのか?」
優は幼い頃から両親や教師を含め、幾度数多の口論を経験した百戦錬磨の話し手ではあったが、
善悪論争だけは経験が無かった。
何故なら優は『感情の価値』や『善悪』という概念が嫌い、
あるいは鬱陶しいとすら思っているからだ。
人は時折、喜びなどを『正の感情』、悲しみなどを『負の感情』と表現したり特定の行いに対し
『良い心がけ』と言ったりする。
しかし、優は人間の感情を含め、森羅万象あらゆるモノに正負や価値を見出す事に極めて懐疑的、
優に言わせれば“感情とは脳内を走る電気信号であり、それぞれの感情が発生する原理に
正負の差は見られない。また、善悪とは人間が社会を形成する便宜上生み出した掟である。
他者に束縛されるのは御免だ”と。
現に、人間が生み出したルールは動物が時折人間を襲うことからも分かるように動物からすれば
どうでも良いし、人間同士であっても時代や地域、周囲の状況ごとにその善悪は相当変わる。
考え方に価値を見出す故に人類は歴史の中で宗教家や独裁者に惑わされ
『正義の戦い』と銘打って戦争を引き起こしてきた。
もちろん、優は頭脳自体は非常に明晰なので、
法律や善悪といった概念の利点も十分すぎるほどに理解している。
ルールが無ければ社会は成り立たないし、
自分が平穏な生活を送れるのもある程度の規範があるからだと。
優の場合、人を怪我させない、迷惑をかけないといった最低限の常識は弁える。
また、校則にも従うし、それらに反抗する気は特にないが、
自分が規範を守るとしてもそれは自分の意思でやっているのであって
他人が守るかどうかまでは興味が無いのだ。
規範を常に守る人間は往々にして他者にもそれを守る事を要求するか、それを守らない者を見下す。
だが、優の場合、人の行動が自分に迷惑にならない限り、口を出す気は無い。
それはあらゆる場面でそう言える。
お年寄りが電車に乗ってきたとき、優は、基本的に席を譲るが、
席を譲らない人間を見たとしても特に反感を抱いたりはしない。
他人に口出しする以上は他人から口出しされる事を許容しなければ、
行動として一貫性に欠けるからだ。
優の目には『善悪』という概念は『他者への持論の押し付け』を正当化する箔としか映らない。
これまで道徳や保健体育の性教育といった善悪を問われる時間は苦痛だった為、聞いていなかったし。
善悪論争は積極的に避けてきた。そのツケが今ってきたと言うことだ。
「あいつ、『もう話しかけないで』って言ってるし・・・
ウジウジしてても仕方ないのは分かってるんだけどな・・・はぁ」
今日幾度目かの溜息。携帯で電話しようにも発信ボタンが押せない。
ならメールでもと思ったが、やはり送信ボタンが押せない。
ここまで勇気のないやつだったかと、自己嫌悪に陥る。
いっそ舞香から掛けてきてはくれまいか、とふと思い・・・愕然とした。
自分が、他者にきっかけを求めている・・つまり無意識のうちに甘えている。
それは自分が最もされて嫌な事。
そんな事を一瞬とは言え頭によぎらせた自分が絶対に許せない。いっそのこと死にたくなってくる。
こういう時、論理的思考は役立たない。昨日の二の舞、人間関係は壊れる一方だ。
今まで優は持ち前の明晰な頭脳で不公正な教師やキチガイな近所の爺婆をはじめとする数多の人間を
理論によって屠ってきたが、
当然その度に気味悪がれ、恨まれ、周囲から精神的に孤立していった。
無論、今までの優だったらそれでも良かった。
そもそも大半の人間との精神的な繋がりに意味を見出せない優にとって
他者との精神的繋がりとと引き換えに得る、
誰にも束縛されない自由と、必要なときに使える論理的な人間関係と自分を理解し、
受け入れてくれた舞香がいること、それだけで十分なのだ。
実際、舞香のお陰でクラスでの立場も多少マシになっている。
自分だけならもっと酷い事になっただろう。しかし、その舞香が自分から離れてしまった。
絶対に戻ってきて欲しい。
故にこそ、優は柄にも無く自分の苦手とする感情論で思考をめぐらせているのである。
「やっぱり・・・回りくどいことは無しにして単刀直入に謝りにいくしかないか」

723:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:07:20 5fvoqySN
「優君に謝るなら、どうやって切り出せばいいのかな・・・
優君と、というか、そもそも口論なんてしたこと無いからどうすればいいのか分からないよ・・・
えっと、何か優君の好きそうなもの持って行けばいいの・・・・?」
舞香は幼い頃から両親、教師、そして優を含めたあらゆる人間の言い分を聞き、
そしてその中から相手も自分も喜べる行動を見極める事に長けた百戦錬磨の聞き手ではあったが、
それ故に自ら相手の意見に対して立ちふさがるような経験が無かった。
そもそも、相手への妥協や譲歩から、感情的に人間関係を作る自分と、
論理において遠慮容赦一切無し、お互いの意見をぶつけてより良いアイディアを生み出すことで、
論理的な人間関係を作り出す自分が、今まで一緒にいられたこと自体が、
奇跡かもしれない。あるいは、正反対だからこそ互いにフォローしあい、
惹かれていったのか。いずれにせよ、自分にとって優はかけがえの無い存在である。
今まで生きてきた十数年の人生を振り返ると、他者との交渉は必ず二人で行っていた。
必要性と効果の説明は優がして、それを実行に移してもらう為の交渉は自分がした。
去年の文化祭もそうだったし、小学生の時の地域での行事における交渉でもそうだった。
今までの人生は彼と一緒に歩んできたし、これからも彼と一緒に歩んで行きたい。
「やっぱり、言い過ぎちゃったことを単刀直入に謝りに行かないとね」

ピンポーン・・・・

「はぁい、今出まーす・・・って優君!?」
「あ、ああ、悪いな、何と言うか・・・その、えっと、なんだ、
ああ・・・・スマン!俺が悪かった!」
「え、え?」
「昨日は本当にゴメン、舞香の言うとおりだった。許してくれるか?」
「え、あ、うん、もちろんだよ!私も言い過ぎちゃったことを今から謝りに行こうと思ってたの」
「そっか」
「これでまた仲直りだね」
「ああ、そうだな」
「ねぇ、優君・・・」
「?」
「結局、優君は、大空さんのこと、どうするの?」
「ああ、やっぱり、舞香の言う通りだし、断ろうと思う」
「そっか・・・あのさ、優君、今夜晩御飯この家で食べてかない?」
「いいのか?」
「うん、少し、話したい事があるの」
「・・・実は・・・俺もなんだ」
「優君も?」
「ああ、夕飯食べ終わったらお互いに話そう」
「・・・うん!」
「ねぇ・・・優君」
「うん?」
「私、話があるって言ったよね?」
「あ、ああ」
「その、優君は・・・私の事・・・どう思ってる?」
「え?」
「私は、優君の事が好きだよ?ずっと、小さい時から」
「そうか・・・」
「ねえ、優君は私の事、好き?」
「あ、ああ俺も舞香の事好きだよ。」
「嬉しい!嬉しいよ・・・でも、何であの時大空さんと付き合うみたいな事いったの?」
「・・・・・・夢を、見たんだ」
「夢?」
「映画とかで見る大昔のヨーロッパみたいな感じでな、
夢の中で俺はやっぱり『ユウ』って呼ばれてて、お前に良く似た顔の幼馴染の女の子と一緒に


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