☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第94話☆at EROPARO
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第94話☆ - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:31:28 0NnWTMcT
つまりエロパロは文章ちゃんとしてなくても、読めなくてもいいと?

そりゃ変だ。

151:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:32:13 thwzk1Z4
『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。

152:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:39:34 s/sWP0yX
>>192
変ではないと思う。実際、自治スレでも非エロについての話題がでたしね。
LR改正して、非エロの扱いを明記するかとかも含め議論になったけど、
収拾つかなくて結局、とりあえず当面のまま、LRは玉虫色で、各スレの自治に任せる。
で、必要があれば、こんな板もありますよと周知のために創作発表板の紹介をしましょ、って方向らしい。

153:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:48:05 onWW8jUw
変だとも思うけど、ぶっちゃけ面白ければ何でもいい
面白いなら読めばいいし、面白くないなら飛ばせばいい

154:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:52:24 /+wRBaqZ
>>1が全て
以上下らない議論終わり

155:名無しさん@ピンキー
09/02/02 00:00:32 s/sWP0yX
万が一、板自体のLRが投票を経て非エロ禁止明記に変われば、
ここの>>1がどうだろうが、状況は変わるぞ?
まあ、そうなったら職人が離れて、エロ自体の数も減ることは目に見えてるけどな。

ロリフェイト最近出番ないなぁ・・・いや、19歳フェイトの魅力も素晴らしいが

156:名無しさん@ピンキー
09/02/02 00:45:00 EFcvjB0N
ロリフェイトどころか主要メンバーのエロが最近目立たない件


はやてが狸の着ぐるみ(ふぐり付き)着て
そのふぐりで六課女性陣をギシギシアンア(ry

157:名無しさん@ピンキー
09/02/02 00:49:22 qcq5/m54
非エロ禁止となった場合、一部エロ長編とかはどうするんだろう?
短めほのぼのSSとか単発のネタSSとかも。


>>198
ロリフェイト。
エロでなければ煮詰めている奴に入れられるけど、エロだとちょい時間かかる。
電波さえ拾えれば後は勢いで書けるんだが。

158:名無しさん@ピンキー
09/02/02 00:57:08 3EZVKlzb
ロリフェが寝ぼけて○○○と勘違いして○○に・・・という話は赦されるのだろうか

159:名無しさん@ピンキー
09/02/02 01:01:54 6daV0MYM
>>201
おk、ガンガン行こうぜ!




○○の中身知らねーけどw

160:名無しさん@ピンキー
09/02/02 01:05:09 3EZVKlzb
>>202
ありがとう。○○をもっと男らしく頑張ってみる

161:名無しさん@ピンキー
09/02/02 01:33:34 TBfbM5Ol
>>200
そんな万が一のこと言っててもしょうがない
もしなったらなってから話せばいいさ
ここはずっと>>1で94スレまでやってんだから今更どうこう言ってもね

162:名無しさん@ピンキー
09/02/02 02:14:23 qcq5/m54
>>204
そうだな、その時はその時か。
↓以下、感想ドゾー

163:名無しさん@ピンキー
09/02/02 12:38:36 QCmbsDv7
↑だが、断る!!!!!!1!!!

ってのは冗談だが、流れ変えたいなら、自分で話題ふってくれよといつも思う

>>188
首チョンパktkr
しかしRHにはオートガードがあるから、自動でプロテクションが展開するはずじゃ…
以前、エリオが色んなSSでボロボロになった時期があったが、今回はなのはさん受難ブームか?

164:名無しさん@ピンキー
09/02/02 13:58:49 FuGKxZyO
>>180
GJ!
聖王となのはのペアを同時に相手をするってかなりの無茶としかいいようがない
今回ヴィヴィオの身勝手さにイラッときてしまったが彼女も被害者には違いないんだよな…

エリルーの逃亡生活に思わず萌えてしまったのは秘密です
実にいい夫婦でした

165:名無しさん@ピンキー
09/02/02 17:18:17 6MrPaWwm
>>207
過去形止めてぇ(泣)

166:ザ・シガー
09/02/02 18:38:39 wfm3Sgy1
はーい、45分くらいから投下行きます。

もう忘れてる人も多いだろう「大狂乱ミミ大戦」の第五話です。
言わずもがな非エロでギャグ。
変態注意報はあり。

167:大狂乱 ミミ大戦
09/02/02 18:43:30 wfm3Sgy1
大狂乱 ミミ大戦5


「ふあっはは!!! こいつぁ素敵な光景だにゃ~。猫ミミに犬ミミ、加えてリスミミちゃんとは最高に乙っっ!!」


 変態は笑った、大いに笑った。
 己の珍技により目の前でミミやシッポを生やした少女達を見て狂ったように……いや、狂気の話をするならば既に発狂レベルで狂っているのだが。
 しかし、変態の所業により珍奇な身体にされてしまった方はたまったものではない。
 犬ミミを生やされたスバルは慌てふためき、猫ミミを生やされたティアナは絶望を張り付けた表情で青ざめ、リスミミを生やされたキャロは何が起こったか理解しきれずポカンとしている。
 だがこの状況でただ時間を無駄にするほど機動六課は甘い部隊ではない。
 即座に思考を戦闘時のそれに戻したティアナはデバイスを変態へと構えた。


「くっ! この変態、よくも変なマネしてくれたわね!!」


 オレンジ色の魔力光が煌めき、射撃魔法の閃光が空気を切り裂く。
 直射型射撃魔法の弾頭が正確な照準のもと真っ直ぐな軌跡を描きながら変態目掛けて直進。
 常人ならば回避は容易に叶わぬ抜き撃ちの速度、だが相手は尋常ならざる変態である。
 ミミ仮面はまるで最初からその弾道を知っていたかのように軽く頭を傾けるだけで容易く回避。
 オレンジ色の閃光は無情にも空へと消えた。


「おやおや~、お嬢さんは猫ミミをお気に召さなかったかにゃ?」

「そんなの当たり前でしょうが!!」


 不思議そうに首を傾げる変態に、少女はツインテに結んだ髪が逆立ちそうな勢いで激怒した。
 スカートの下から伸びた可愛い猫シッポも同様に怒りを露にしてピンと逆立っている。
 ちなみにスカートの中が見えそうだという事には怒り心頭で気付いていない様子だった。
 だがティアナの怒りも当然だ、突然ミミだのシッポだの身体に生やされれば普通こうなる。
 彼女の相棒のような能天気娘でもなければ。


「うわぁ~、犬のミミとシッポが付いちゃった。ギン姉とお揃いだよティア~♪」


 自分の頭とお尻に発生した珍事に、少女スバル・ナカジマは一片の危機感も不快感も見せず、ニコニコと嬉しそうに微笑んでそう言った。


「お揃いとかそういう問題じゃないでしょバカスバル!」

「ええ~、だって可愛いよ? シッポにミミだよ?」

「うっさい! だからそういう問題じゃないのよ!」

「ニャフハハハ! どうやらそちらのお嬢さんにはお気に召していただいたようだ」


 スバルの様子に愉快そうに盛大な笑い声をあげる変態、正直見ていてむかつく光景である。

168:大狂乱 ミミ大戦
09/02/02 18:44:28 wfm3Sgy1
 ティアナは即座に思考を戦闘モードに切り替えて変態に再び銃口を向けた。


「うっさい! この変態!!」

「ふふ、気の短いお嬢さんだにゃ~」

「スバル、キャロ! とっととこの変態ぶちのめすわよ!」


 顔を真っ赤にして怒り心頭のティアナは、傍らの相棒と未だ自身の身体に起こった変化に驚いていた召還師の少女へと檄を飛ばした。


「は、はい!」

「了解!」


 鉄拳を携えた少女と竜を従えた少女が変態を打ち破らんとその矛先を向けた。
 愛機、リボルバーナックルの回転刃が唸りを上げてけたたましい音色を奏でる。
 青き空駆ける魔力の道、ウイングロードの上を駆け抜けてスバルは己が拳を振りかぶって変態に狙いを定めた。
 美しい、掛け値なしにそう呼べるほど完成された拳打の一撃。
 空気を切り裂いた拳が変態に到達するのに瞬きするほどの時間すらなかった。
 だがそれよりも速く、ミミ仮面は懐からあるモノを取り出した。


「そーれ」


 声と同時に変態はそれを投げる。
 弧を描き、宙を飛ぶ、小さな球体。それは小さなゴムボールだった。
 常識的観点から考えれば意味不明の行為に他ならない。
 鉄拳を振りかぶった少女が襲い来るというのに、明後日の方角にボールを投げるなど前代未聞だ。
 だがしかし、それは実に効果的な行為だった。
 どんな強固な防御障壁よりもスバルの攻撃を防ぐ最大最強の防御だった。
 なにせ今の彼女は“犬ミミ”の女の子なのだから。


「きゃうんきゃうん♪」


 魔力を込めた強大な破壊力を有した拳を振りほどき、スバルはウイングロードの上からボール目掛けて飛び出す。
 目指すはポーンと宙を飛ぶボール。
 カプ、と効果音を付けて、少女はそのボールを口に咥える。
 そしてその場でゴロゴロと転がって、ひたすら咥えたボールにじゃれ付く。
 それはもう、オモチャを目にした子犬のように。


「うーん、ハミハミ♪」

「ちょ! バカスバルッッ!! 何してんのよ!?」

「だってボールがぁ~」

「だってじゃないわよ!! ああもう……仕方ない」


 ボールをハミハミ咥えながら至福に浸った顔をする相棒に愛想を尽かし、二丁銃を構えた少女はその銃口を変態に向ける。

169:大狂乱 ミミ大戦
09/02/02 18:45:26 wfm3Sgy1
 オレンジ色の魔力が小さな球体を幾つも形成・肥大化。
 直射射撃魔法では捉えきれぬと踏んだティアナは自身に出せる限界数の誘導弾での攻撃にシフトする。
 大きさを絞られた十数発の魔力の塊、その全てが彼女の意思に従って精密極まりない軌道を描くのだ。
 絶対必中の決意を込め、ティアナは誘導弾を放った。
 筈だった。
 だが次の瞬間、彼女の前にナニか投げられる。それは麻製の小さな袋。
 小さな麻袋はティアナの眼前を掠めると、彼女の前に音を立てて転がる。
 ふぅわり、と、なにか艶めいた芳香が少女の鼻腔をくすぐった。
 鼻腔を駆け抜けた香りは即座に脳まで浸透し、途端に彼女から全ての力を奪い去る。
 魔力で練り上げられた誘導弾は消滅し、ティアナは力なくその場に膝を突く。
 そして少女の瑞々しい肉体は、芯から火が点いたように熱くなる。


「な、なにコレ?……力、はいんない……」

「にゃっふっふ~! 猫の弱点と言ったらマタタビに決まってるにゃ!」

「ま、またたび!? そんなモノで……」


 鼻腔を突き脳髄に甘い快楽を刻む香りに、少女は必死に抗おうとする。
 だが、膝に力を入れて立ち上がろうとするが何度やってもそれは徒労に終わってしまう。
 肉体からは力が抜け、頬は火照って赤くなり、目はトロンと蕩けていく。
 荒くなった呼吸のせいで余計に空気が肺腑に流入し、悪魔的な陶酔をもたらす香りを彼女の体内に侵入させた。


「やぁ……ダメ……これかいでると、あたまとけちゃうぅ」


 吐息は甘く声は切なくなり、ティアナは目の前に転がっている袋から漂う芳しい香りに鼻を鳴らした。
 誘惑に屈してしまいそうな自分自身を諌めようと理性が懸命に制動をかけるが、この小さな袋もたらす悦楽はあまりに強力だった。
 身体の芯、その奥底から脳髄までドロドロに溶けてしまいそうな感覚。
 圧倒的な恍惚感が少女を完膚なきまでに堕とした。


「にゃふははは、マタタビの匂いメロメロとは可愛い子猫ちゃんだにゃあ」


 地の上を這い切なげにトロンと潤んだ瞳で荒い吐息をあげるティアナを見下ろし、変態は実に嬉しそうにそう評した。
 心なしか、股を覆うビキニパンツの股間部分も元気そうだ。
 その姿、実に目に毒。
 こんな状況、もう一人のミミを生やした少女はと言うと。


「あうぅ……フリード恐い」

「きゅく?」


 自分の竜に怯えていた。
 まあ無理もない、キャロは今ではただの召喚師ではなくリスミミ召喚師なのである。
 リスとは言わずと知れた小動物だ、肉食獣に捕食対象として狙われる生態系の下層の生物だ。

170:大狂乱 ミミ大戦
09/02/02 18:46:19 wfm3Sgy1
 これがあらゆる世界の生物種の中でも上位に座する竜を前に怯えぬわけがない。
 自身の使役する竜に怯える召喚師、この世でこれほど使えない存在があろうか?
 まるで本物のリスのように、キャロは縮こまってプルプルと震えていた。


「ふふ、あっちの子リスもまあ可愛いもんだにゃ~。実に素晴らしいッッ!!」

<マスター、さっきの連中がまた来るにょ>


 変態の愛機マタタビXが設定された美少女ボイスで告げるや否や、さきほど軽く攻撃をいなした六課隊員、なのは・フェイト・エリオが接近。
 人外の化生の如き鋭敏な戦闘感覚を持つ変態はこれを即座に察知し、その身を鮮やかに翻す。
 真っ赤なマントをはためかせ、ヘラクレスの如く鍛えぬいた筋骨隆々の五体で宙を舞った。
 同時に手にした魔法の杖、肉球のような先端のそれが魔法陣を描く。
 展開される術式が高度な魔法作用を引き起こし、魔力を消費し、プログラムを行使する。
 ミミ仮面が宙でその身を静止させた時には超高速処理された魔法は完了していた。


「やれやれ、ゆっくりお茶を飲む時間くらい欲しいもんだにゃ~。ではバイバイにゃ~」


 瞬間、爆ぜるように閃光。
 視界を奪う凄まじい光と爆音がその場にいる者全ての動きを殺す。
 ただ一人、技の行使者たる変態を除いては。


「く……また、逃げられた……」


 なのはが言葉と共に目を開いた時には、そこにはあの変態男の姿は影も形もなかった。
 相対した変態を取り逃がした回数はこれで三度目、エースオブエースにとっては大敗に等しい戦火である。
 なのはとてただ黙っていたわけではない。
 ミミ仮面が宙に舞う刹那、やつの動きを捕捉すべく誘導弾とチェーンバインドをフェイトと共に展開していた。
 だがあの変態はそれすら回避したらしい。
 桃色の魔力で形成されたチェーンバインドの先には、ただあの男の赤いマントの切れ端が虚しく風になびいている。
 こちらに死傷者はゼロ(ミミ・シッポ化ノーカウント)だが、若きエースの口中には苦い敗北の味が滲んだ。
 なのはは敵の消えた空を見上げ、口惜しげにその唇から言葉を搾り出す。


「ミミ仮面……次こそは……」

「ねえなのは、スバルがボール追っかけてずっと遊んでるんだけど、どうしよう?」

「次こそは捕まえてみせるんだから!」

「ねえ、ティアナがさっきから喉鳴らして寝転んでるんだけど」

「みてなさい! ミミ仮面!!」

「ねえ、シリアスに決めてもなんか虚しいよ?」

「……フェイトちゃん、人には時に現実を見たくない場合があるの」


 なのはは空を見上げ、そう虚しく呟いた。
 彼女の下では部下である少女達が一様に愛らしい姿を晒していた。


続く。


171:ザ・シガー
09/02/02 18:51:11 wfm3Sgy1
投下終了。
いやぁ、待ってくださっていた方々お待たせして申し訳ない。
中将だの鬼畜眼鏡だの、書きたいモノが多すぎて半年以上かかってしまいました。
しかし面白い変態ってのは書くの難しいねぇ。


そして、保管庫に補完されている分を少し修正しました。

第一話つURLリンク(toppg.to)
第二話つURLリンク(toppg.to)
第三話つURLリンク(toppg.to)
第四話つURLリンク(toppg.to)

司書様、どうか差し替えをお願いいたします。

172:名無しさん@ピンキー
09/02/02 20:41:21 xdarKkO+
なんという猫ア○クの侵食!
もっとやれw

あ、なのはさんの頭には耳よりも角の方が似あu(ry

173:名無しさん@ピンキー
09/02/02 20:51:07 qcq5/m54
>>214
GJ。
畜生、みんな可愛いじゃないか。
我が家にも欲しい(まて
これで残っているのはなのはとフェイトくらい・・・・・うぅん、どんなオチをつけるのか気になる。


>>215
つまり、
変態「食らえ、ミミ光線」
なの「にゃぁぁぁぁぁ、わたしもとうとうネコ耳にぃっ!?」
フェ「なのは、それはネコ耳じゃない!」
はや「牛角や!」

牛はどっちかというとフェイトのむ・・・わ、待てなにをあqwせdrftgyふじこlp;

174:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:32:03 6MrPaWwm
>>216
フェ「なのは、今こそ角隠しだよ、さあこれを被って早くお嫁さんに」

175:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:03:38 CSqsPCYP
>>192
エロにはまったく興味なくて、というかどこかで読んだようなワンパターンなエロが嫌いで、
ストーリーとしてちゃんと読めるのを楽しみにしてる人間だってここにいる。

ただ、グロがある場合は一応書いてほしい

176:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:11:49 IczBpZ/4
>>218
>エロにはまったく興味なくて
エロパロ板まで来ておいて、ここまではっきり言い切ったやつははじめて見た……

177:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:21:42 5eL83JOf
>>219
それだけここが異質だってのがよく分かる……

178:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:23:25 o5ue8kRy
口に出さないだけでそういう人も多そうだけどね>エロにはまったく興味なくて

179:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:28:30 mewOifig
「エロはおまけ いらないとは思わないがなくてもいい」な俺が通りますよ

180:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:33:54 IczBpZ/4
>>221
多くても構わないけれど、堂々と書かないだけの分別はあると思ってた

181:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:36:28 6MrPaWwm
>>というかどこかで読んだようなワンパターンなエロが嫌い

ちゃんとここまで読んであげようよ……

182:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:38:08 NV6IbSD9
エロパロ板でいうべき事じゃないよね
少し頭冷やそうか

183:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:40:07 Hp9LLEpo
こういう時こそエロいSSを望む。
誰か、流れを変えてくれ……

184:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:40:29 IczBpZ/4
>>224
エロなんてやってることは同じなんだから、ワンパターンになるに決まってるじゃんかよううううう

185:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:42:37 GYFEmMlR
GJ!!です。
変態……いい友達になれそうだ。
なのはには牛の角が生えてハリケーンミキサーをしてもらうしかないッ!!

186:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:59:41 6MrPaWwm
>>224
だったらバトルものだって、主人公が勝つに決まっているからワンパターン。

どう違う?

187:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:00:00 z4PqzVPn
>>180
GJ!!
王様親娘丼VSメカっ娘姉御膳(マテ の対決楽しみだが、どうなるかが非常に不安だ。
どちらとも無事ってわけには絶対にいかないだろうし。
ひとまずエリルー子は逃げて生き延びてええええええ。。。。。

188:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:02:05 CTVGetpI
>>218-224 >>229
お前さんたちその下らない話をこれ以上続けたい場合は他所いってくれ
本気で目障り

189:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:05:12 qcq5/m54
可能な限り頑張るから、それまで間を持たせよう。
トーレはお尻美人だが、他にもお尻が奇麗なキャラは誰だと思う?

190:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:05:12 TBfbM5Ol
おいおい>>205でそういった話は完全に終わりだと思ったのにまだやんのかおまいら
いい加減にしてくれよ

191:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:11:54 4sLYkwxt
>>232
ザフィーラ

192:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:15:38 Mo8q4CGU
確か犬の健康具合ってお尻が綺麗かどうかでもわかるんだっけ?

193:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:20:50 GYFEmMlR
アルフっていってよw
カリムなんかも、尻はよさそうだなぁ。
メッチャセクハラしたい。

194:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:22:06 jwq5vjy9
カリムの尻って、画面に出たっけ?
なんか、すっげー記憶が曖昧に……
シャマルさんの尻はけっこういいんじゃないだろうか?

195:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:37:27 mewOifig
シャッハ

196:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:54:29 cmWjsa2W
リーゼアリア&リーゼロッテ

197:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:00:34 Hp9LLEpo
このスレ的に考えて、フェイトがあがってないのは何故なんだ?>尻
ここでとっても活躍してるというのに。まあ、主に提督とか提督とか提督とかがセットでだけどw

198:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:04:13 RMJzYNV3
>>240
あれだ。使い込まれすぎて………あああ、金色の死神がっっっ!!!

199:名無しさん@ピンキー
09/02/03 01:25:15 DqHOvQrC
Q.フェイトがあがってないのは何故なんだ?

A.チン○要因の決定的な不足

200:タピオカ
09/02/03 01:36:36 d/A4bRax
お邪魔します


注意事項
・戦闘ものでドカーン!バキーン!ガシャーン!とやりたいのです
・エロいはずがない
・本編終了して約1年ぐらいたってます
・敵組織オリジナルキャラクターで纏めちゃったので大量に厨二病が香るオリジナルのキャラクターをお届けします
・あまつさえオリジナルのロストロギアまで拵える始末なので、酷い捏造をお約束します


201:Name~君の名は~
09/02/03 01:37:18 d/A4bRax
第八話「ご利用ありがとうございます」

地下四階。420とナンバーを打たれた一室のドアが静かに開かれた。
シグナム、アギト、そしてその先導をした深緑の猟犬だ。
調度品も設備もほとんどない殺風景なその部屋は、広々とした事があいまって薄気味い。

その一角にいくつものケースが立ち並ぶ。
黒塗りの電子と魔力の二重ロックがされたそのケースは…

「やはり、レプリカか…」

手際良くケースを開いたシグナムの沈んだ呟き。中には眠るように、起動を待つアギトのレプリカが横たわっていた。
シグナムとなりで、中空に浮くアギトの表情が険しくなっていく。
自分を模して造られた存在を再び目の当たりにして、複雑すぎる気分だった。

果たしてこのレプリカたちは何のために生まれてきたのか?
金のため、戦いのため――きっと汚れた目的に造られたであろう命。
いや、そもそも起動すらしていない現状、このレプリカたちは命として扱われ得るのだろうか。

そんなレプリカたちの根源である事自体が、アギトにはやるせない。
アギト自身でさえ、生まれた目的を古代ベルカに置き去りにして現在を生きている。
アギトにとって、レプリカたちは自分の空虚さを改めてつきつけてくるのだ。

しかもそんなケースが後六つ、並んでいる。

「アギト、この階にいる他の者たちのサポートに行け」
「…え?」

次のケースを開く前、シグナムがアギトへ扉の方を指さす。
一寸、ポカンとなったが、すぐにその指示がレプリカの確認と確保から離れろという意味と悟る。
正直、アギトは自分に似せて造り出されたレプリカと向き合うのがつらい。
実験動物扱いされていたあの頃の、延長線である事実の結晶なのだ。

「だけど……あたしのレプリカなんだ…あたしが原因なんだから…きちんと仕事、しなきゃ……」
「…構わん。このレプリカの確認と確保に、戦力を裂く事もあるまい。お前が他の者たちを助けるのも、仕事だ」

アギトがうつむき、少しだけ考える間。
そして、

「わかった。あたしの……その、あたしの妹、頼むな」

失敗してしまったような顔で、渇いた笑いをシグナムに向けた。その中には、ここから離れられる安堵が滲んでいたのをシグナムは見逃さない。
ひゅるりと、アギトが逃げるように部屋から出ていった。
それに続いて、深緑の猟犬も。

「さて」

ひとりになり、一層広さを感じさせる部屋。
残りのアギト・レプリカが収まっているであろうケースにシグナムが手をかける。
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ。
全て、アギトのレプリカだ。
眠れる妖精を見下ろし、シグナムも悲痛げに眉をしかめてしまう。
確認をとり、今一度全員へと電子と魔力の封印を施そうとロックに手をかければ、

「待て待て待て待て待てい!!!」

背後から大音声。小さいが、大きな声。
部屋に飛び込んできたのは、妖精。深い紫の瞳と、赤く燃え上がるような髪の……

202:Name~君の名は~
09/02/03 01:37:58 d/A4bRax
「融合騎!?」
「まさに! それがしはユニゾン・デバイスよ! レプリカではない! 古代ベルカ生粋のをぉ!」

一目で分かった。レプリカではない、本物の古代ベルカの融合騎。
男性型だ。まるで炎を形にしてできたようなそのユニゾン・デバイスは、小さな手足を一杯に伸ばしてシグナムへ静止を呼びかけるジェスチャー。
一目見て、シグナムが思った事はこうだ――アギトに、似ている。

「そこな七騎は! それがしの妹とも言えるべき存在! 断じて! 断じて!! 断じて!!! 貴様らの毒牙にかけさせるものか!」
「待て、私たちにこのレプリカたちを悪く扱う気はない!」

頭に血が上った、アギトに似たユニゾン・デバイスは、問答無用に焔を生み出す。
小さな体が練り上げられたとは思えぬほどの炎は、弓を射る所作と共にシグナムへと襲いかかる。
2ケタを超える炎熱の矢は、実に正確にシグナムだけを狙ったものだが、レヴァンティンが矢と同数の軌跡を描けば、

「!?」

炎の矢が全て叩き斬られて中空に散って消えた。

「落ち着け。何者とて無暗に傷つける気はない。このレプリカたちとてな」

レヴァンティンを鞘に納め、その意思を明確に表すシグナムに対して、ユニゾン・デバイスは愕然と唇をわななかせているだけだった。
最初、炎を叩き落とされた事に衝撃を受けていると思ったシグナムだが、少し、違うようだ。

「?」
「貴様は……い、いや、貴殿はその剣をどこで手に入れた?」
「生まれた時から持っている……としか言いようがないな。それよりも私はお前の事が聞きたい。古代ベルカの融合騎と言うのは本当か?」
「………」
「おい」

レヴァンティンと、シグナムを交互に見つめ、驚愕と困惑をないまぜにしたままユニゾン・デバイスはしばらく言葉もなかった。
訝しげに返事を促すシグナムの言葉さえ聞こえぬ様子で、しばらくフリーズしていたのだが、意を決したように瞳を上げた。
真っ直ぐな紫色の瞳。

「それがしに、名は御座いませぬ。仲間よりは、イフリートと呼称されております。是非……是非! 貴殿の名をお聞かせ願いたい」

完璧な古代ベルカの作法を以て、そのユニゾン・デバイスがシグナムへと礼を施す。
明らかに、態度が一変していた。シグナムに対する敬意がありありと伝わってくるのだ。

「シグナム。お前の仲間が犯した一連の違法行為を取り締まりに来た」
「シグナム……シグナム…!! シグナム?! シグナムですと!!?」
「そうだ」

実に無防備に、イフリートがシグナムへと飛翔し……ひざまづく。
戦線とも言えるこの場所、無防備すぎるその接近にシグナムも毒気を抜かれてしまった。
あまつさえ、服従のポーズさえとられればもはや訳が分からない。

「何のつもりだ?」
「シグナム様! それがしは! 融合騎で御座る!」
「?」
「あいや、当惑なされるお気持ちは無理なからぬ事とは思いますが、お聞き下され! それがしは、アギトなる古代ベルカの騎士と共に戦うため生まれた融合騎であります!」
「アギトだと!?」
「古代ベルカの時代、騎士アギトが融合事故で無念にも死、それがしは封印され申した……現代において、この施設の一派により封印を解除してもらい、協力しておりましたが、どうか! どうか! シグナム様! 貴殿の傘下に加えて頂きたい!!!」
「……な、なに…?」

油断させる虚言。
時間稼ぎのための演技。

203:Name~君の名は~
09/02/03 01:39:03 d/A4bRax
そんな小細工には、見えなかった。
誠心誠意を込めて、イフリートなるこのユニゾン・デバイスはシグナムにひざまづいているのが分かる。
言葉にも、欺くような色が感じられない。
突拍子もない話だが、しかしシグナムには心のどこかで何故か信用に足る気がした。

問題は、シグナム自身がこの話についていくので精いっぱいである事。
――だから、部屋の外、隠れるようにシグナムとイフリートの会話を聞く相棒の気配さえ感じ取り逃す。

「シグナム様、そのアギトという騎士は貴殿の基となった人物に相違御座いませぬ。故、それがしが主と仰げるのは、間違いなく貴殿で御座る!!」
「基となった人物だと…?」
「左様。存じませなんだか?」
「私は、私の生まれについて覚えていない。確かに、私は造られた人格プログラムだが…・…なぜ騎士アギトをモデルにしたと断言できる?」
「騎士アギトは自分が死んだ時の代わりを用意する、という話をお聞きいたしました。そして、そのシグナムという名とレヴァンティンで御座る。
シグナム様、そのレヴァンティンこそ、騎士アギトが用いていた一振り! そして、今しがたの太刀筋! 見紛う事無く、騎士アギトの技で御座った…!!」

見上げてくる紫の瞳は、薄く涙さえ滲んでいる。
イフリートの言葉を鵜呑みにするわけにはいかない、という思い。
イフリートは誠である、という思い。
そして、己の出自に対して初めてと言えるような有力な情報にシグナムは揺れた。

主君の面影と出会えた事への喜びを隠せぬイフリートは、今一度頭を伏せる。

「さらに詳しい話もいたします! この施設の一派に付いていた故、厳罰も辞さぬ覚悟で御座る!! どうか! どうか!! シグナム様、それがしの忠誠をお受けくだされぃ!!」

頭を床にこすりつけんばかりにひれ伏すイフリートを見下ろしながら、シグナムの頭は「アギト」という言葉一色に染まっていた。
アギト。
己の相棒の名。
いや、アギトに名はない。便宜上、アギトと名乗っているだけなのだ。
その「アギト」の、源はもしかすれば……

「イフリート」
「はッ!」
「その……アギトという騎士に関係する融合騎は、お前だけか?」
「……もうひとり、存在します」

アギトであると、すでに確信に近い物がシグナムによぎる。

「それがしの姉に相当し、それがしが飛炎と矢を併せるのに対して剣に炎を付与するに長けて造られた融合騎に御座います」

そこで、イフリートの声調が落ちた。暗く、冷たく。
限りない憎悪と怨念をこめた声。

「その融合騎こそ、無茶なユニゾンを行い融合事故を起こしては騎士アギトの命を奪った張本人! それが故、同型のそれがしまでも封印された顛末に御座います!」
「…烈火の剣精…」
「ご存じなのですか!?」

眼を見開いて顔を上げるイフリートだが、それでも折り目正しい行儀良さは崩れない。
シグナムがその真っ直ぐな紫の瞳から目をそらす。
そらしてしまう。
アギトの事を、話してしまってよいものか?
イフリートの話は本当か?
そもそも、詳しい話はこの場所から離れてからではないか?

冷静沈着で果敢な即決が持ち味のシグナムさえも、この場面にしばし悩んでしまった。
考える事に集中しすぎてしまったのだ。本来ならば敵であるイフリートを前に、本来のシグナムからすれば有り得ない姿である。
それだけ、事が動揺するに足りた。

「イフリート、詳しい話は、後にしよう。今は…ひとまず拘束させてもらう。構わんか?」
「はッ! この身、如何様にでも…しかし、シグナム様、どうか! どうか!! それがしの命、貴殿に預けさせてくだされ…!!」
「……その話も、後にしよう」

204:Name~君の名は~
09/02/03 01:39:37 d/A4bRax
本当に、その身を捧げるような無抵抗のイフリートである。
これならばそう得手ではないバインドだが、シグナムでも十分に束縛できるだろう。
炎のバインドを仕掛けようとして、ふと、シグナムが疑問をひとつ、差し挟む。

「イフリート…お前たちに、なぜ名がない――!?」

言葉の途中、シグナムの感性が部屋の外にいた何者かの動揺を捉える。
呼吸。気配。意思。ありありと、息をひそめていた者の心の乱れが届いた。
それは、イフリートも感じ取れたようだ。

「シ、シグ…ナム…」

アギトだった。イフリートの炎の気配に、戻ってきたのだ。
亡霊のように宙空を滑って部屋に入ってくるが、たたずむその姿はいつもの活力に漲ったアギトとは似ても似つかない。
憔悴してるようにさえ見える混乱の最中、シグナムを見つめながらどこにも焦点結んでいない瞳が揺れ動く。

「あたしは…あたしって……シグナム…あたしが…」
「きさ…ま…」

頭抱えて、必死で自分の存在を掌の感触で確かめるアギトを認めて、イフリートが呻く。

「生きていたのか……貴様…!! 貴様ぁ!!!」

ふつふつと、沸騰する水のように怒りをあらわにし始めるイフリートの周囲、また炎が生まれた。
一呼吸ごとにいくつもの紅蓮が浮かびあがれば、弓を射る所作と共にそれがアギトに襲いかかる。

「待てイフリート!」

呆然自失のアギトはもはや的だ。まばたきひとつする間に炎に射抜かれ、穴だらけの火達磨になるの幻視さえ見えてしまう。
しかし神速の抜刀と踏み込みを誇るシグナムの抜き打ちが炎の矢を全て叩き斬る。
アギトを背にかばう形で、またレヴァティンを鞘に納めた。危害を加えるつもりがないから危害を加えないでくれ、そう言いたいのだ。

「シグナム様! 何故でかばうのですか!? そやつです!! そやつこそ、マイスターもロードも殺した張本人! 融合事故を起こし、全て燃やした!!」
「落ち着いてくれ、イフリート! アギトは何も覚えていないんだ!」
「…ア…ギ…ト…?」

横目でちらりとかばったアギトを見たが、凍える寒さの中にいるように歯の根があわずに怯えている。
震えている。
今、アギトは恐怖と不安に塗りつぶされていた。
ルーテシアとゼストに助け出されるよりも以前、名前がなかった頃に毎夜心臓を鷲掴んできた恐怖と不安と空虚さ。

自分は誰だ?
自分は何だ?
問いかけても問いかけても思い出がぽっかりと欠落したアギトは、ルーテシアから名をプレゼントされるまでいつも傍らにこの負の念と一緒にいた。
もう何年も仲間の温かさと一緒にいて、忘れ去ってしまったその黒い重みが、またのしかかる。

いや、あの頃よりもさらに重く重くなっていた。
イフリートの言葉を「嘘だ」と突っぱねる事が出来ず、少しだけ空虚さが埋まり、より深く暗い恐怖と不安が絡みついているのが良く分かるからだ。
なぜ?
理由は、シグナムとのユニゾンを経験したからだ。
イフリートの言葉に確さがある事を、忘れている記憶がアギトの心に訴えかけてくる。

――なぜだろうな、アギト……お前との融合は、不思議と心が温かい

――なんでもねぇ…なんでもねぇよ…!

あの時、最初のユニゾンで流した涙は、

「あ」

205:Name~君の名は~
09/02/03 01:40:30 d/A4bRax
君主と出会えた歓喜ではなくて、

「ああ」

イフリートの言うとおり、

「あああ」

ロードを融合事故で殺した事を、

「ああああ」

思い出した涙。

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「アギト! 落ちつけ! アギト!」

半狂乱に取り乱すアギトに触れるが、壊れかけのようにアギトの錯乱は収まらない。
そして、その様子にイフリートも穏やかならざる様子だった。

「アギト……? シグナム様、アギトとは…アギトとはそいつの事で御座いますか?」
「……烈火の剣精は、記憶を失っている。便宜の上、記憶にひっかかったアギトと名乗っている」
「アギ…ト」

ぴたりと、その瞬間だけイフリートは赫怒も忘れて子供のように何も考えられなくなる。
そして、一拍の間を置けば一瞬以前よりも遥かに巨大な憤りが噴火するのだ。

「ふざけるな!! ロードを憑き殺し、あまつさえその名を称するだとぉ!? 貴様には…貴様にだけは名が……」

真っ直ぐな殺意を乗せた怒号に、あのアギトが泣き出しそうな顔で震えた。
まるで赤子だ。

「アギトは…烈火の剣精は覚えていないのだ。頼む、今は怒りを収めてくれ」
「シグナム様…! そやつは…しかしそやつは騎士アギトを……! 騎士アギトとマイスターの仇…」

そんな真っ赤な怒りの中であれ、イフリートのシグナムへの敬意は変わらない。
だからアギトへの攻撃も躊躇してしまっている。それだけで強い自制心が理解できる。大した忠義者だ。
そして、イフリートまでも泣きだしてしまいそうなほど、どうしようもない顔で震え始めた。

「それがしは……それがしは烈火の剣精を許せませぬ!!」

まるでその悲痛な叫びが引き金になったかのよう。
爆音とともに天井が砕けてがれきが落ちてくる。上の階の部屋の床が爆散でもしたような惨状だ。

「「「!?」」」

流石に、虚を突かれたシグナムだがレヴァンティンが鞘走れば落ちてくる天井を切り裂いた。

「な、なんだこれは!? しまった……待て、イフリート!」

だが、その隙間、逃げるようにイフリートが飛んで行ってしまった。追うか、否かの判断はすぐに決まった。
追える状況ではない。
肌に痛い鬼気が上方から降り注ぐのだ。
シグナムが顔を上げれば、そこには黒い人の形をした影。ひびの入ったジュエルシード3つから成る〝思念体〟が中空をたたずむ。
すぐ近くにティアナの姿も認めたが、シグナムの目が氷の鋭さを帯び、心臓がひとつ脈打つより速く臨戦態勢に入る。
刹那の間に、ユニゾンなしに相手出来ないと悟ったのだ。

206:Name~君の名は~
09/02/03 01:41:07 d/A4bRax
「アギト!」
「あ…」
「アギト! 今は目の前の事に集中しろ! お前の過去の話は後だ!!」
「あ、あぁ…!」

呆然。愕然。それまで我を失っていたアギトがえらくおどおどとした様子で、シグナムへと飛んだ。

「「ユニゾン・イン!!」」

炎の翼がシグナムの背に花開く。
しかし、当のシグナムは違和感ある表情である。

「アギト…心を乱すな!」
『わぁってる…! わかってるけど…』
「ティアナ、外まで逃げろ! これが暴れては研究所が潰れかねん!」
「りょ、了解です!」

アンカーショット即座に離脱するティアナと〝思念体〟の距離を目算で図りながら慎重にシグナムはレヴァンティンを構えた。

「これもジュエルシードの暴走か…? ひびまで入っているとは」
<ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴリリリリリリリリリリリリ>

黒い影が人の形をしたような〝思念体〟が大きく手を広げた。
人語のような奇妙な発音と共に、じわりと蒼い波動が滲む。
デアボリック・エミッションと似たエネルギーの拡散にシグナムが踏み込んだ。

<ゴリヨゴリゴリヨゴリゴリヨゴリゴリヨゴリゴリヨ>

本能的に動いているように、黒い影が両手を交差、レヴァンティンを受け止めた。
ぞぶり、と飲み込まれる刀身に奇妙な手ごたえ。
肉や骨のような物理的なな感触ではないが、剛い圧力――切断しきれない!

<ゴリヨウアリガアリガアリガアリガアリガアリガ>
「クッ?!」

蒼い波動の衝撃がシグナムをはじき飛ばした。
でたらめなパワーだ。球状に広がる蒼い波動は、さらに研究施設を一段粉砕してしまう。
地下にある施設の事である、このままでは崩れかねない。

黒い影の、顔面に相当する場所が少しうつむく。いや、シグナムを見下ろしたのだ。
つるりと無機質だが、しかし肌を刺すすような迫力がシグナムに集中する。
敵だ、と認識でもされたか。
少なくとも、攻撃の対象にされたらしい。

<ゴリヨウゴリヨウゴリヨウアリガアリガアリガアリガアリガゴザイゴザイゴザイゴザイマスマスマス。コチラジュエルシイイイイイイイイイド>

蒼い波動がシグナムへと迸る。



ホールじみて大きな研究室にをくぐり、そこで見たのは暴れ狂う赤い竜巻だった。
駆け抜けようとする深緑の猟犬を全て叩きつぶし、その竜巻はやむ。

一匹の、猿だった。

「お、こりゃまた美人が来たもんだ。わんこを叩きつぶすのにもうんざりしてきたところだ、あんた名前は?」
「フェイト・T・ハラオウン」

赤い衣に、虎柄のの腰巻、額に輪を締め、真紅の棒。
その猿へと油断なくバルディッシュを構えて、フェイトは彼を使い魔であるとはっきり理解する。

207:Name~君の名は~
09/02/03 01:41:40 d/A4bRax
「時空管理局です。大人しく 「あー、説得ならやめとけ。どんだけ邪魔されようと、止まらねぇよ、俺らは」

フェイトの勧告を遮って、猿は苦笑交じりに突っぱねた。
肩を棒でトン、トン、と叩けば鼻を鳴らす。

「あなたは使い魔ですね?」
「おうよ、ゲンジョーっておっさんに拾われてな。ゴクーって名前だ。よろしく」
「それではゲンジョーと言う人物が、犯罪を行っているのを承知で手を貸しているのですね?」
「まさしく」

主人を慕い、法の一線を超える事も使い魔にはままある事だ。
アルフ、リーゼ姉妹……いや、そもそもフェイト自身、プレシアのために違法行為に手を染めた。
前例と切羽詰まっている現状を考えれば、説得は難しいだろう。自然、残念な思いが溜息となってこぼれる。

「……少し、強引にいかせてもらいます」
「いいねぇ、さっぱりした姉ちゃんだ」

バルディッシュのヘッドが持ち上がる。光が鎌を形作る。
ゴクーが棒を構える。心得があるのだろう。その構えは脱力と緊張が調和した美しいものだ。

どちらともなく、踏み込んだ。
赤い竜巻と、優しい金色が絡み合った。澄みきった武器と武器がぶつかる音が、ふたりの動きに遅れて聞こえてくる。
数度の打ち合いで、ゴクーが動き回りながら戦慄する。

「は、速ぇ!?」

強く打った反動で、間合いを取ろうとするが稲妻が閃くように引いた場所にフェイトが現れる。
野性そのものの機敏な動きでゴクーは幾筋もの鎌の軌跡をひらり、ひらりとかわすが余裕はない。
すぐに、フェイトの攻撃する回数がゴクーのそれを上回る。

「ウッキーーーー!!」

ゴクーが顔に冷や汗流しながら、大振りに棒を突き出した。
遠い。もう二歩の距離で、届かな――

「!?」

フェイトの赤い瞳が冷静に図ったゴクーとの間合いが、乱れる。
伸びたのだ、棒が。
バルディッシュの柄でとっさに受け止め、痺れる感触を掌に受けながら退いた。

「クソッ! 切り札だったのによ、出し惜しみ出来ねぇもんだな」
「伸縮自在…厄介だ」
「如意金箍棒! さぁてそっちもさっさと本気ぃ出しちまいな!」

威嚇するように床を棒で叩けば、ニヤリとゴクーが笑う。
それもいいかもしれないとフェイトはゴクーの言葉を素直に受け止める。
真・ソニックフォーム。
真・ソニックフォームを用いたフェイトの強さを「10」とすればゴクーなど「5」に及ばない。

しかし、ともフェイトは考える。
ソニックフォームは10年の昔から高速機動により1対1においてほぼ無敵を実現し得るが、乱戦や団体戦、突き詰めると多数での戦闘に向かない。
全てをスピードに費やした装甲の薄さは、つまるところは諸刃の剣。
例えばの話、「3」の強さを持つひとりを相手にして、「1」の強さを持つふたりが組んで戦えばふたりに勝機はある。
人数というものは、それだけで強さだ。
どこに敵が潜んでいるか分からぬ敵のアジトでの単独行動。
JS事件最終局面の、敵の勘定がほぼ済んだ上での真・ソニックフォームの速戦ならば分かる。
しかし、現在は敵の全容を把握しきっていないアウェイ。
いかな超速を以ても、不意打ちのひとつでフェイトは落ち得るのだ。

208:Name~君の名は~
09/02/03 01:42:10 d/A4bRax
(やはり真・ソニックフォームは駄目だ)

故に、フェイトはここでインパルスフォームを解く事はなくバルディッシュを構えなおす。
ゆぅらり、ゴクーが前傾になっていき、溢れる闘志を抑えられなくなっていく。

カッと、ふたりの眼光がやおら荒々しさを増し、

「待ちなさいゴクー君」

硬い声が遮った。
大型のこの研究室へ繋がる通路はひとつではない。フェイトがくぐった道筋ではないところから、くたびれた金髪が現れたのだ。
インビジブルマン――トライア・N・グールハート。
アリシア・テスタロッサの、父だ。

「トライア・N・グールハート…さん…」
「………はじめまして、インビジブルマンです」

戦場に似つかわしくない、なんとも形容しがたい空気が流れた。
インビジブルマンは、フェイトを眩しい物でも見るようにしばし眺めてから、ゴクーを手で促す。

「ゴクー君はあの緑の犬の方をお願いします。このままだと、最下層まで行かれちゃいます」
「あー、そりゃ有難ぇ、俺じゃ、この姉ちゃんに勝てねぇ。任せるぜ、大将」

恐ろしい相手から離れられる事実に、ゴクーの獣性が心底安堵する。
そして、赤い猿はインビジブルマンが来た道辿って消えていくのだ。それを追えず、目だけで追ってフェイトはその表情を厳しくする。

すぐに、ふたりきりになった。
ふたりで言葉を交わしたい、とインビジブルマンが思っていた事は明白だ。

「僕を、恨んでおいででしょう」

最初に口を開いたのは、インビジブルマンだった。

「なぜ?」
「プレシアを、ひとりにさせてしまいました……」
「……見つける事が、できなかったのでしょう?」
「はい…アリシアの悲報を耳にして、私が彼女に会うよりも……彼女がスカリエッティの研究に手を出す方が早かった……」
「……」
「全部、僕のせいなんです…もう少し早く、彼女の所に行っていれば……」

泣いていた。
インビジブルマンの両の眼から、涙が溢れている。嘘偽りなく、魂きしむほどの悲しみをフェイトに晒しているのだ。
幾星霜も経た今でも、この男はプレシアとアリシアを想って後悔に沈みながら悼んでいる。
フェイトに怒りとも悲しみともつかぬ、扱い切れぬ感情が湧いた。

「恨んでは、いません。むしろ、あなたがいなければ私も生まれなかった…感謝の思いもあります。でも…でも、そんなあなたが、なぜカウンターから離れたんです?」
「カウンター…?」
「カウンター・F・アリシア……タイプFサード……あなたが、育てたのでしょう?」
「!?」

電撃にでも撃たれたかのように、インビジブルマンの体が強張る。
その瞳は、決定的な失敗をした事を理解した者のそれだ。

「管理局にいるのですか、あの子は!? いや、それはどうでもいい…カウンター・F・アリシア……カウンター・F・アリシアと名乗っているのですか、あの子は」
「…はい。どうか、武装を解除して投降してください。そして、カウンターに会ってください」
「………は、はは…カウンター・F・アリシア………そうですか……アリシア、と…」

いったい如何な衝撃を受けたのだろう。
フェイトさえ見えていないように、インビジブルマンは何度も何度もその名前を繰り返す。
やがて、痛みに耐えるような面持が上がった。

209:Name~君の名は~
09/02/03 01:42:42 d/A4bRax
「この子はアリシアではない、と思って育てたつもりだったんです」
「当然です。アリシアでは、ないんですから」
「そうです。そうなのに、きっと僕はアリシアを重ねていたんでしょう……あの子に一度、プリシアとアリシアの事を話しました。それから、あの子はアリシアの代わりになろうと、思ったのかなぁ……Counterfeit Aliciaか…」
「……まだ遅くありません。どうか、あの子と一緒にいてあげてください」
「もう少しだけ。逃げさせてもらいます。やらなければいけない事があるんです。それが終われば、自首しますよ…」

くたびれた老人のようだった。望みはあるが、それは正の感情から生まれたものではないのが良く分かる。
カウンタ-の事をの除いて、怨念のような負の感情でこの男は動いている。

「話を、聞かせてくれませんか? 管理局は…きっと力になれるように努力します」

だから、フェイトは親友の言葉をなぞるのだ。

「…いいえ、僕たちの目的を管理局は許してはいけないんです。お話は、できません」
「カウンターはどうなるんです。今ならまだ間に合います。カウンターと会う時間を多くできる措置が、きっとできます!」
「あの子には、十分一級の技を教えました……私なんかいなくても、大丈夫ですよ」
「駄目です! 駄目なんです、それじゃ!」

フェイトの叫びは、興奮ぎみだった。インビジブルマンの思考が、母と呼んだ人のものときっと同質だと感じたから。
今ならば分かる。
プレシアがリニスを宛がってまで、自分の魔導を磨いてくれた真意が。
プレシアは、贈ってくれたのだ。自分が滅びた後に続く遺産を、リニスを通して。
ただ、心だけは、心だけはアリシアに全て捧げたプレシアだから。だから、心技体のふたつだけ。

――力と心。心だけは、アリシアに……

だから、力を。

今ならば、間に合う。インビジブルマンとカウンターは、まだ、間に合う。

「もう、いいんです……」

しかし、インビジブルマンは首を縦に振らなかった。

「良くなんか、絶対にない!!」

昂った感情のまま、掴みかからんばかりにフェイトが飛び出そうとして、

「「!?」」

210:Name~君の名は~
09/02/03 01:48:20 d/A4bRax
大きな地響きに施設が揺れた。
巨大な魔力も感じられる。上の階層からだ。思わず天井を見上げてしまう。ぱらぱらと、埃や小さな破片が落ちてくる。

「ジュエルシード…」
「まさか暴走!?」

インビジブルマンの呟きをフェイトは聞き逃さない。
かつて海中のジュエルシードを無理に目覚めさせた時よりも大きなエネルギーの放出を感じる。

また、揺れた。絶対に、施設のどこかが粉砕されたと確信できる大きな響き。

「いけない…このままじゃ」
「あ!」

不吉な予感と共に、また轟音が聞こえた。いや、聞こえたなどという問題ではない。
天井が崩れた。
分厚い床を抜いて、豪快に上の階層が落ちてくる。
その一瞬、目をつむったフェイトは次に開いた瞳からインビジブルマンを逃してしまっている。

「トライアさん…」

唇を噛みながら、落ちてくる瓦礫を避け、叩いていればなんとシグナムまで落ちてくる。
しかもユニゾン済みだ。それでこれだけやられるとは、いったいどれほどの攻撃を受けたのだ。

「シグナム!?」
「テスタロッサか、気を引き締めろ……あれは一筋縄ではいかんぞ」

見上げれば、それはいた。
人の形をした黒い影。ひびの入ったジュエルシードが3つ、顔面に相当する部分をたゆたう〝思念体〟。

<ゴリヨウゴリヨウゴリヨウアリアリアリアリアリトトトトトトトゴゴゴゴゴゴゴザザザザザイイイイイイマママママママススススススス>

シグナムに続き、フェイトにも照準を合わせるように高らかにバグった音声をまき散らす。
ふざけた様子なのに、その威圧感は間違いなくロストロギアの脅威だ。
フェイトがシグナムと並んだ。

「バルディッシュ!」
<Yes, sir>

金色が閃く。バリアジャケットが優しくほどけたと思えば、真のソニックフォームをその身に包んだフェイトが光の剣の切っ先を持ち上げた。

211:タピオカ
09/02/03 01:48:51 d/A4bRax
お邪魔しました

212:B・A
09/02/03 02:52:19 05InTYlt
エロが完成しました。
フェイトのエロが思い浮かばなくて、気づけばアルフのエロが生まれました。



注意事項
・エロです
・アルフが痴漢にあいます
・本番までいきます
・構成の都合上、カプは伏せます


213:B・A
09/02/03 02:55:33 05InTYlt
注意事項追加
・タイトル「使い魔は満員電車で痴漢に・・・」

214:使い魔は満員電車で痴漢に・・・①
09/02/03 02:55:57 05InTYlt
不意に感じた違和感に、アルフは眉を顰めた。
その日、アルフは野暮用で人間形態のまま外出し、人生(狼生?)で初めて電車を利用していた。
車内は非常に込み合っていて、その大半がスーツ姿のサラリーマンだった。
アルフが車内に現れた直後こそ、扇情的なうなじやはち切れそうな乳房に目を奪われた彼らだったが、
やがてはあらぬ疑いをかけられるのを恐れて彼女から目を反らすようになっていた。
そんな中、何者かが彼女の胸に野太い腕を伸ばしてきたのである。

(・・・痴漢?)

不躾な手に顔を顰めながら、アルフは大声を上げようと口を開ける。
刹那、背後からもう1本の腕が伸びて、息を吸おうとしたアルフの口へと指を突っ込んだ。
そのまま舌を押さえつけられ、声にならない嗚咽が小さく漏れる。

(こ、こいつ・・・・・・・)

手慣れた手つきに驚きながらも、アルフは男の拘束を解こうともがく。
しかし、周囲の迷惑を考えて本気を出せないでいるアルフよりも男の方が力は上であった。
走行する電車に揺られながら、アルフは成す術もなく痴漢の手で乳房を蹂躙されていく。
吸いつく様な弾力を弄び、その先端の乳首を指先でコリコリと弄り回す。
ブラジャーなどという上等なものはつけていないアルフは、痴漢の指の感触を直に感じてしまい、
不快感と羞恥で顔を真っ赤にしながら身を捩った。
それが痴漢を楽しませているのか、更に愛撫の手は執拗を帯びてくる。
電車が揺れる度に重量感のあるアルフの乳房はぷるんと震え、跳ね回るボールを押さえつけるように
痴漢の手の平が握り潰そうとするのだ。そんな愛撫を繰り返されるうちに、アルフの乳房は張り詰め熱を持ち硬くなっていく。
自分の意思に反して欲情を始めた体に、アルフは戸惑いを隠せなかった。

(ど、どうして・・・・・・こ、こいつ・・・・・うまい・・・・・・・・)

アルフは自分の頬や首筋が熱くなってくるのを感じた。
外は零度に近い寒さだったが、彼女が今いる場所はむっとする不快な熱気が充満している。
狭い車内に大勢の人間が押し込められているからだ。そんな状態で女のツボを刺激されれば、
頬が火照ってジンワリと汗が滲みだしてくる。すると今度は、股間が無性に切なくなった。
さっきから、愛撫は乳房だけに留められている。左手で口を塞いでいるのだから、それも無理なかったが、
疼きだした女の芯は下腹部を押し分ける強い刺激を欲していた。
気がつくと、アルフは痴漢に訴えかけるように舌を口の中の指に絡ませていた。

(あたし、どうして・・・・・・・)

アイスキャンディーを舐めるように、丹念に指を舐め回す。
すると痴漢にこちらの意思が伝わったのか、乳房への刺激を止めてイモ虫が這いずるように股間の食い込みへと指が伸びていく。
タイトなパンツをギュッと持ち上げられ、アルフはビクンと身を竦ませた。
ローライズであるため、その食い込みはきつく股が裂けてしまうかのようだ。しかし、シューツの裏には愛液の染みができ始めていて、
パンツ越しにもそれがハッキリと実感できる。痴漢はその反応に満足したのか、今度は一点してアルフの股間を
優しく撫でまわし始めた。焦らすような緩やかな刺激にアルフは甘ったるい喘ぎ声を洩らし、挑発するように腰を振ってしまう。
こんなものでは足りない。もっと激しく、太いもので抉って欲しい。
高まる欲求は彼女から思考の力を奪い、脳髄を桃色に染めていく。

(だめ・・・・・なにも、かんがえ・・・・・ああ・・・ああ・・うん・・・・ああん・・・・)

いつの間にか左手が口から抜かれていたが、アルフはそれに気づかず背後の痴漢へと自身の尻を擦りつけた。
臀部越しに伝わる痴漢の肉棒は固く、まるで鉄のようだ。ズボン越しにも脈打っているのがわかり、
女の胎内で爆ぜる瞬間を今か今かと心待ちにしている。

215:使い魔は満員電車で痴漢に・・・②
09/02/03 02:56:39 05InTYlt
(だ、だめ・・・・・あんなの・・・・入れられたら・・・・・・ううんん!!)

ホックが外され、ショーツごとパンツがずり下ろされる。
熱気に晒された白い臀部は、水面のようにプルプルと震えていた。
痴漢は充血した臀部をゆっくりと押し広げながら、濡れそぼった秘所へと指を挿入させていく。
アルフの肉唇は、主の意思を代弁しているかのようにねっとりと蜜を湛え、痴漢の指を受け入れて ひくひくと蠢動していた。
痴漢はそのまま膣を弄ぶ指の数を2本、3本と増やしていき、アルフの急所を掻き回すように嬲っていく。
そして、もう片方の手は再び乳房へと舞い戻り、固く勃起した乳首を捻り上げてきた

「ひぃっ・・・・・」

アルフの顎が跳ね上がり、思わず声が出そうになる。
最早、自力で立っていることもできず、アルフは痴漢の指で持ち上げられている状態だった。
辛うじて電車のドアに手を添えることはできたが、それは丁度、痴漢に尻を突き出す姿勢であった。

(く、くる・・・・)

本能的に察し、身構える。
直後、膣から指が引き抜かれ、代わりに熱い肉の棒が挿入された。
痴漢の指によって、尻のすぼまりにまでこってりと塗り伸ばされた愛液が潤滑剤となって、
何の抵抗もなくアルフのの肉壁を押し広げ、膣の奥深くにまで侵入する。

(あぁっ・・・・・・ふ、太い・・・・・・・し、子宮が・・・持ち上がって・・・・・・・)

恐怖なのか期待なのかわからぬ震えが全身を駆ける。
痴漢は遠慮などせず、自慰でもするかのように激しく腰を打ちつけてくる。
その先端の形状をハッキリと感じ取りながら、アルフは崩れそうになる体のバランスを必死で保ち続けた。

「う・・・はぁっ・・・・」

押し殺していた声が漏れる。
周囲に気づかれてしまったのではと視線を彷徨わせるが、誰もこちらに注意を払う者はいなかった。
自分の周りだけが、完全な視界になっているかのように乗客の認識の外へと追いやられている。

「くぅ・・・・っは・・・・んあ・・・・!」

とうとう堪え切れなくなり、アルフの嬌声は時とともに大きくなっていった。
首筋にかかる痴漢の生温い吐息が劣情を駆りたて、不規則な電車の揺れが痴漢の腰使いに
独特なリズムを生み出していく。零れ落ちる愛液の音すら、アルフには聞こえていた。

「ひ・・・ひあっ・・・・」

窓ガラスに乳房が押し付けられ、奇妙な形に歪む。
そのままアルフはいやらしく腰をうねらせ、立ち込める熱気と甘く芳しい汗の匂いに
酔いながら痴漢の腰のリズムに合わせていく。そして、両者の快感が最も高まった瞬間を見計らい、
痴漢はアルフの腰をがっちりと押さえつけて 熱い奔流を膣の奥へと叩きつけた。

216:使い魔は満員電車で痴漢に・・・③
09/02/03 02:57:10 05InTYlt
(うううんん・・・・・あ、あたし・・・・・今、イッた・・・・・・・)

痴漢は絶頂の余波で力の抜けたアルフを支えると、肉棒を引き抜いてそのままショーツとパンツを元の状態に戻した。
膣に吐き出された精液が逆流し、ショーツを汚して食い込みから漏れ出ていくのが何とも扇情的であった。
やがて、電車は駅に到着し、ガスが抜けるような音とともに扉が開いて乗客達が下車していく。

「降りるんだ」

そこで初めて、痴漢は言葉を発した。
どこか無遠慮な声の調子に、アルフは緊張を解いて苦笑する。

「あいよ、ザフィーラ」

ザフィーラに手を取られ、アルフはホームに降りて周囲に人がいないことを確認し、
パンツの汚れを確認する。股間部分に大きな染みができていて、まるでお漏らしをしてしまったかのようになっていた。

「まったく、遠慮なく膣に射精すんだから」

「す、すまん・・・・・その、やり過ぎた・・・・・」

「まあ、あたしも悪ノリしちゃったしね」

そう言って、アルフは気まずそうに後頭部をかく。
痴漢プレイをしてみたい。
アルフがそんな望みを口にしたのが、そもそもの原因であった。
そのため、ザフィーラはずっと声を出さず痴漢役に徹していたのである。

「それにしても、あんた随分と手慣れていたね。経験者?」

「馬鹿なことを言うな。たまたま素質があっただけだろう」

「いや、そんな素質いらないって」

前世が痴漢だったんじゃないだろうか、この守護獣。

「で、次はどうする?」

「そうだねぇ・・・・・・・・・次は、バスなんてどうだい?」

駅前のバス停に停車したバスを見て、アルフは言う。
獣達の戯れは、続く。



                                                                おわり

217:B・A
09/02/03 02:57:46 05InTYlt
以上です。
うん、痴漢者ザフィーラ。
わかる人にはわかる。
後悔はしていない。

218:名無しさん@ピンキー
09/02/03 03:06:30 gDhNC356
>>260
ちょww中の人wwwありそうでなかったザフィーラGJです!!

219:名無しさん@ピンキー
09/02/03 03:52:38 poIwkGnM
中の人出てるのか…
なんで、あの人は裏名義を使わないのかな?
まぁ、なにはともあれ>>260GJ!です。
久しぶりのエロな気がw

220:名無しさん@ピンキー
09/02/03 09:19:00 LFhWuJBJ
>>254
GJ!!です。
ジュエルシード3つの敵ですか。
正直、聖王より性質が悪そう。

221:名無しさん@ピンキー
09/02/03 13:02:21 A/Y+4tis
>>260
久しぶりのエロキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!

>中の人
ということは士郎も桃子さん相手に……ハァハァ

222:名無しさん@ピンキー
09/02/03 13:20:02 zSy7UwJJ
>>214
シガー氏GJ!!
あかん皆可愛すぎる……。
フリードに怯えるリスなキャロとか、考え付かなかった。

223:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:30:22 BqkALi4c
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224:名無しさん@ピンキー
09/02/03 18:42:11 BqkALi4c
悪い、誤爆だ

225:名無しさん@ピンキー
09/02/03 20:05:53 poIwkGnM
最悪だ

226:名無しさん@ピンキー
09/02/03 20:46:21 NO8QxK85
ルーテシアが召喚したんだ! そう思えば、ほーら可愛くなっ…て…

227:名無しさん@ピンキー
09/02/03 20:52:07 WR4AJzVp
つまり>>266はルーテシアという事か
隔離生活が暇なんでネットばっかやってたらすっかりオタ化した
ルーテシアを妄想しちまったい

228:名無しさん@ピンキー
09/02/03 20:52:56 s93msxBl
お前らなんでそんなにスルー力がないの?ばかなの?

229:名無しさん@ピンキー
09/02/03 20:57:51 6MsUsYcG
>>271
そんなにカリカリして心が狭いの?ばかなの?

230:名無しさん@ピンキー
09/02/03 21:04:00 pfiR3gJd
>>266
 おお、これぞ伝説のロストロギア、ミミックですね。

231:名無しさん@ピンキー
09/02/03 21:11:52 y8Doy7zF
>>260
GJ!GJとしか言えぬ!

232:名無しさん@ピンキー
09/02/03 21:29:43 HXCuGKem
>>272
挑発に挑発で返すとか本気でバカかお前さんは・・・

このスレにはスルー力が足りない
こんなんじゃ荒らしなんていなくなるものもいなくならないよ

233:名無しさん@ピンキー
09/02/03 22:26:51 bWNKhCwA
エロパロスレなのにエロがないなんて間違ってる!
だからGJ!
凄くGJ!
精液ちょちょぎれるほどGJ!

234:名無しさん@ピンキー
09/02/03 23:17:23 6S21Ab0/
確かにエロが全然無いなぁ

235:名無しさん@ピンキー
09/02/04 00:15:24 Dl8y+1GQ
エロください

236:名無しさん@ピンキー
09/02/04 00:40:13 LDwXtUOU
もてなされるよりも、もてなす事に喜びを覚えてみないかい?

237:名無しさん@ピンキー
09/02/04 01:26:05 9qaOe604
たまにはもてなされたい…

238:名無しさん@ピンキー
09/02/04 06:54:31 V5kIdHJq
オットーにもてなされたい

239:名無しさん@ピンキー
09/02/04 07:16:04 0V3QZj7i
ヴィータに言葉責めされたい。散々罵倒された後、「ごめんなさい、ホントはこんなこと全然思ってねーんだ…………大好き」
って泣きながら甘えてくるヴィータをぎゅって抱き締めてなでなでしたい。

240:名無しさん@ピンキー
09/02/04 10:28:19 taV4jJBi
>282
ごめん、それヤンデレ?とか思ってしまった。

241:名無しさん@ピンキー
09/02/04 12:28:13 AN5TdpUq
リンディさんにお茶でもてなされた後、性的な意味でもてなされたい

242:名無しさん@ピンキー
09/02/04 12:53:51 3cJ/8EpK
>>284
ジョンですね。わかりま(ry

243:名無しさん@ピンキー
09/02/04 16:18:41 7/BYc18X
>>285
あのシリーズはエロくてよかったw
復活きぼんぬw

244:名無しさん@ピンキー
09/02/04 16:31:08 brJn3m1b
叩かれないオリキャラの見本みたいなキャラだったな
誠実で彼女が大好きでやる時はやる、そして夜も強いw

245:名無しさん@ピンキー
09/02/04 17:58:07 EsGwOSmT
エリオのお尻をキャロがじっくりと開発していく話が読みたいぜ!

246:名無しさん@ピンキー
09/02/04 18:34:23 X8l7JTvp
エリオのお尻にキャロが放尿まで読んだ

247:名無しさん@ピンキー
09/02/04 18:36:40 E8jB8GVB
エリオの処女を巡って、キャロとルー子がフェイトさんに喧嘩を売ったとな!?

248:名無しさん@ピンキー
09/02/04 18:40:40 F0eq6P+s
エリオの菊園をモノにせんと、キャロ・ルー・フェイトが手を組んだだと!?

249:提督
09/02/04 18:40:49 Wq2z0+Da
尻は問答無用で俺の物だろJK

250:名無しさん@ピンキー
09/02/04 19:54:03 rWJ73I5a
エリオの愛を狙って、キャロ・ルー・フェイトが一斉に求婚しただと!?

251:名無しさん@ピンキー
09/02/04 20:04:21 TQaA3CP9
スレの流れ切るようで悪いが一つ聞いて言いか
ヴァイスとなのは達3人娘とのカプモノって在る?

とりあえずまとめサイトにはないっぽいけど

252:69スレ264
09/02/04 20:17:38 ugQy+Fam
業務連絡です。
93スレ保管完了しました。
職人の方々は確認お願いします。

>>118>>214
対応しました。

253:某司書長
09/02/04 20:24:04 PhDnjmR0
>>292
嘘つき!ずっと一緒にいてくれるって言ったじゃないか!

254:ハラウオン家の節分
09/02/04 20:29:53 ynjCViYr
一日遅れたけど節分のありがちなエロネタ

節分の日。日本に伝わる伝統行事の一つであり、豆をまき鬼という災いを家から追い払う儀式。

「あっ、ああっんっんん、ああああっ!」

ここハラウオン家でもその行事がまことしめやかにではなく、どろどろのぬぷぬぷに執り行われていた。

ぴちゃりっ、ぺちゃ、ぺろぺろ、ちゅむ、ちゅっ、ぴちゃり、ちゅるるるっ、れろれろれろっ

クロノは舌を器用に動かしながらフェイトのすでに血液が集まりプックリと膨らんだクリトリスを舐め上げる。

ときには、舌だけでなく右手の親指の腹でクリトリスを擦り上げ、左手は硬くなったフェイトの乳首をつまみあげている。

舐めるたびにフェイトはピンク色の嬌声を上げ続ける。腰はビクンビクンと跳ね上がり、クロノが中指をおまんこに突っ込むときゅっきゅっと締め上げてくる。

「ふあああああああっ! らめえっ、イッちゃうのぉぉお!」

一際高くなった嬌声を上げながら、フェイトは達してしまった。ぐったりとしたようになり荒い息を吐きながら肩を上下している。

無理もない。彼女はこれで本日6回目の絶頂なのだ。体力があるとはいえ疲れきってしまうのも無理はないだろう。

「大丈夫か? フェイト」

「うん、ちょっと休憩したら平気だから…」

そういうフェイトの格好はいつもと違った格好だった。下着同然の虎柄のビキニパンツとブラをつけて、頭には鬼に扮するための角をつけている。

いわゆるラムちゃんのような格好である。とはいってもブラはめくり上げられていて、下着は足首に引っかかるのみで下着としての用は既に果たしてはいなかったのだが。

今日は節分の日。この世界の住人ではない二人はもちろん知る由もなかった。

そこではやてやなのは、そしてTVなどの情報を元に二人が推測し判断した結果がこのようになったのだ。

節分の日とは、鬼の豆を攻める日であると。

ついでにいうと、クロノの太巻きをフェイトが恵方を向きながら無言で食べる行事は先程終了している。

もちろん、舌を使って入念に舐め上げて、ぴちゃぴちゃと音を立てながら、太巻きの中から出てくる白い具材をおいしくいただいたのである。


255:ハラウオン家の節分
09/02/04 20:30:33 ynjCViYr
フェイトの上気した顔を見てすでに股間のものが復活したクロノは俄然やる気を出し、休憩していたフェイトの足をガバッと開いた。

「休憩はおしまいだ!」

「ええっ!?」

驚くフェイトをよそに、クロノは強引に己の肉棒をフェイトの蜜壷に突っ込んだ。すでに準備の出来たそこはたやすくクロノのナニを受け入れた。

「はああああんっ!!」

絶頂を迎えたばかりで、敏感になっていたフェイトはもはや悲鳴に近い声を上げながら喘いでいる。

クロノはそんなフェイトの様子を気にするでもなく、容赦なく腰を高速で振り自身を絶頂まで上り詰めようとしていた。

そのうちにクロノの限界が近づき、腰が震えだすとフェイトは慌てて声を上げる。

「中は駄目! 外に」

かろうじて間に合ったクロノは己の分身を引き抜くとフェイトの白い肌に白濁した液をぶちまけていた。

「はあっはあっ…」

二人とも荒い息を上げていたが、フェイトは突然立ち上がると部屋から出て行った。

不思議に思いながらクロノが休憩していると、10分ぐらいしてフェイトが戻ってきた。

「おまたせ」

フェイトの格好が変わっていた。先程の鬼のスタイルから、今度は巫女の衣裳を着て頭に烏帽子をかぶっている。

どうやら恵比寿の格好のつもりらしい。クロノが目を丸くしてまじまじとフェイトを見ていると、彼女はにこっと笑った。

「鬼は外に出さないと駄目だけど、福は中に出していいんだよ」

間違った知識のまま、ハラウオン家の節分の夜はまだまだ続いていくのであった。


つづく…わけがない

256:名無しさん@ピンキー
09/02/04 20:46:14 Wq2z0+Da
>>298それは豆(種)撒きだね。概ね正しいw

GJ

257:名無しさん@ピンキー
09/02/04 20:59:06 AN5TdpUq
>>298
エロくてGJです。
別スレで節分SSを書いたがエロく出来なかった身としては羨ましいです。

258:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:01:39 T/mc7yZv
GJ!!です。
いいなぁ、この頭が悪い感じw

>>294
なかった気がする。お相手はもっぱらティアナとシグナムかな?

259:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:04:09 s2UEKhji
>>295
いつもありがとうございます。

260:294
09/02/04 21:07:24 TQaA3CP9
>>301
そうか……
昔某所でなのは×ヴァイスを書いたことがあったけど、
こっちでは誰もやってないのか
まぁ既に候補が多いからなぁ

261:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:16:13 SOYoNnPd
>>303
なのヴァイ書いてくれるのか!?大歓迎だ
でも、次からはsageて書き込んでくださると嬉しい

262:303
09/02/04 21:31:28 TQaA3CP9
いや、昔書いたことがあるだけなんだが……
それでよければあげようか?

263:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:39:46 3cJ/8EpK
>>305のエロSSに俺の期待がマッハなんだが

なのはヴァイスってことは
つまり
ユーノティアナ!?
いや、勢いで思ってしまっただけなんだが

そういやユーノがキャロに手を出して妊娠させた話の都築は未だに待っているぜ

264:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:41:51 s2UEKhji
>>306
つまり、クロフェ………あれ? 変わってない………

265:303
09/02/04 21:45:03 TQaA3CP9
期待させて悪いがごく普通のエロ無しの上、
他のカップルはユーノ含めてオリキャラなんよ
健全なお色気ぐらいはあるが……
誰かが勝手にネタに使ってくれるならむしろOKではあるけど

あと>>304氏へ
sageは見事に忘れてましたすいません

266:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:46:23 fEvPS1wU
>>307
グリフェというのは?

267:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:51:03 s2UEKhji
>>309
じゃあクロスバか。
…………その四カップリング制覇したら個人的に神と呼びたい。

268:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:00:27 ylHXgYSk
このときはまだ……思いつきでレアなカップリングを唱えた3人がいた……ただそれだけだった
のちにこの三人が「レアカプ三銃士」と讃えられる書き手となることを、まだ、誰も、知らない。

269:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:02:21 fVUt7cSv
・なのヴァ
・ユノティア
・グリフェ
・クロスバ

なんか書けそうで書けなさそうな、こそばゆい感じがするw

270:303
09/02/04 22:07:40 TQaA3CP9
ところで、ここで確認するが……
とりあえず一話を投下して反応を見ると言う選択肢でいいだろうか?

271:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:18:11 OLKnGzKI
とりあえず完成したら投下して問題なしですたい。
ここではあんま確認とか関係なく、とりあえず絨毯爆撃して問題なしですぜ。

272:~天使と狙撃手~
09/02/04 22:27:48 TQaA3CP9
ほんじゃま投下開始、どっかで見たことある人もいるかもしれないが
まぁ、それはそれでテキトーにスルーしてくれ



フェイト・テスタロッサ・ハラオウンはなにやら深刻な悩みを抱えているらしい
一年余りの付き合いながら、このいささか過保護な上司の様子に
ティアナ・ランスターは眉を顰めた

またぞろ家族か友人の問題だろう
このフェイトと言う人物は外では物静かでクールなイメージで通っているが
身内のこととなると途端に冷静さを失って慌てふためくところがある
そこがまぁ、ありがた迷惑ながらかわいい所であったりするのだが

「何かあったんですか?」

先にそれについて口を開いたのは先輩であるシャリオ・フィニーノだった
こちらはかれこれ5年以上フェイトと付き合いがあり気心も知れている
なにより波風立てずに人と付き合うことに長けた人物である

「あぁ、うんと――ね」

歯切れの悪い態度で、
言葉を選ぶというより何がどうなのかさっぱり分からず混乱した様子で
さしあたり理解できていることだけ――といった趣でフェイトは話し始めた





273:~天使と狙撃手~
09/02/04 22:29:01 TQaA3CP9


「どうしたヴァイス、このところ眠れていないようだが」

「あ――その、なんと言うか……
理由は聞かないでもらえるとありがたいというか、
口が裂けても言えないというか」

時空管理局ミッドチルダ地上本部武装隊
ここ数日、ずっとこの調子だとシグナムは思った
ヴァイス・グランセニックは優秀な部下であり、
もう十年近い付き合いになる弟分である
入局時からの上司として思うところはいくつかあるのだが――

「と言う訳だ、私から聞いてもはぐらかされてばかりでな」

「そうですか」

昼下がりのミッドチルダ首都クラナガン、オフィス街脇の喫茶店
眉根を寄せて『何やってるんだろな自分』といった顔している
オレンジ色の髪をしたかつての部下、ティアナ・ランスターは、シグナムの説明に
ため息をついて頭をかいた



274:~天使と狙撃手~
09/02/04 22:29:34 TQaA3CP9

――高町なのはがヴァイス・グランセニックと寝た――

うわさ程度の話であるが出所はシグナムの管轄であり
どちらも付き合いの長い顔馴染みである
二人の間に縁が無いわけでは断じてないが、かと言って同衾する様な間柄かと言うと
否、と言う答えが出るのが正直なところだろう

「まぁ、当日なのはが帰りそびれて
娘のヴィヴィオも留守、ハウスキーパーのアイナ女氏も帰省中だったそうなのでな
それならとヴァイスが部屋に誘ったのは事実らしい」

相手がシグナムか同僚のアルト・クラエッタあたりであったなら
冗談で済んだ誘いだったのだが
残念ながら高町なのはと言う人物は、人の好意を無碍にする人物でもなければ
そういう冗談が通じる相手でもなかったのである
加えて言えば酒が入っていたのも大きい
酔った勢いでなのはの方もついいつもの調子でベッドに横になってしまった

「いつもの調子って……まさか!?」

「あぁ、ストームレイダーによるとどうもそのまさかだったらしい」

ティアナの顔から血の気が引いた
考えようによっては最悪もいいところである
高町なのは、彼女はこともあろうに
下着にYシャツ一枚と言う艶姿で男の部屋で寝てしまったのであった
仮に現場を誰かに見られていたら言い逃れ不能の状況証拠である
さてどうしたものか?


275:~天使と狙撃手~
09/02/04 22:30:22 TQaA3CP9



「よう、ティアナに八神のとこのシグナムじゃねぇか
どうしたこんなところで?」

地上本部で一仕事終えて、
帰る前に軽い食事でも取ろうと喫茶店へ立ち寄ったゲンヤ・ナカジマは、
差し向かいで座る二人の女性に軽い気持ちで声をかけた

「「ナカジマ三佐?!」」

あわてて居住まいを正して敬礼する二人に
手振りで楽にするように示すと同じテーブルに腰を下ろす

「随分難しいツラして話し込んでるが、何か事件でもあったのか?」

一人は娘の友人、もう一人は元部下の個人戦力という
それなりに気心の知れた相手であるし、加えて言えば珍しい組み合わせと言えなくもない
――あくまでも軽い気持ちで、小話がてら近況を聞こうとしたゲンヤだったが

「あ――なんだ……
そりゃちょっとヤベェな」

『事件』のあらましを説明されて後悔した

「やっぱり、まずいですか?」

表ざたになっていないとは言え
時空管理局のエースオブエースのスキャンダルに
元教え子としても二人の知り合いとしても不安を隠しきれないという様子のティアナ

「JS事件後の政治的なごたごたが片付いてない今この時期に
面倒を起こしてもらいたくねぇってのは、お偉方の共通認識だろうな
不幸中の幸いは可能性がどう考えてもゼロって関係でもねぇ組み合わせなとこか」

どちらかといえばその上層部側である中間管理職として、
ゲンヤはため息まじりに応えた


276:~天使と狙撃手~
09/02/04 22:31:09 TQaA3CP9

「まあ、0.001%程ならですが」

まず思いつく組み合わせではないだろうが
少なくとも、行きずりの男と成り行きで、というよりかは可能性としてはありうる

「それでも普通に考えたら
――こう言うとヴァイス曹長に失礼だとは思うんですけど
まずスクライア先生、ですよね」

というよりも、十中八九そうではないかとティアナは思う
普通に考えれば、他の誰かが出てくるほうがどうかしている

「あの細っこい先生なぁ――
脈がねぇとは思えねぇのは確かだが――なんかなぁ
シグナム、お前さんから見てどうよ?」

「自分から見て、ですか?」

話題を振られてシグナムは腕を組んで考え込み

「何故でしょうか、
それ以外にいないはずなのですが、どうにもしっくりきません」

そもそも即答できない時点で何か違和感がある気がする
むしろティアナの意見に首を傾げてしまったほどである

「まぁな、それ以外にいないってのも確かだが
お前らにしろ、家のにしろ、そもそも身の回りの人口比率に男が少な過ぎんだよ
俺を含めて片手で足りるってのは正直どうかとおもわねぇか?」

とっさに反論しようとして
言われて見れば日ごろ『親しい男性』がほとんどいないことに気がついた

「い……言われてみれば」

「主はやても学友等に男子がいないわけではないが
確かに、ユーノ以外にいないというのは単に選択肢がなかっただけかも知れん」

むうとシグナムはうなったが
それはそれでひどい物言いである



277:~天使と狙撃手~
09/02/04 22:31:41 TQaA3CP9

「月並みだが仲良しグループでやってる限り進むモンも進まねぇぞ
――まぁ、そういうのに限って
ある日突然妙なのとくっついたりするモンだが」

達観したというかそういうものの過ぎた後の立場からそう言ったゲンヤに
なら、とティアナは問いかけた

「ナカジマ三佐と奥様のなれそめって、どうだったんですか?」



278:~天使と狙撃手~
09/02/04 22:33:04 TQaA3CP9


「あれ?
ティアにお父さんにシグナム二尉?」

変な組み合わせだな――と、スバル・ナカジマは思った
クラナガン中央医療センターでの定期健診の帰り道
たまたま通りがかった喫茶店に知った顔、
ちょうど小腹も空いている、ココで見かけたのも何かの縁だろう

「なにしてんの――?」

「スバル!?」

能天気な登場の仕方にティアナは思わず絶句した
いや、あるいはこいつなりに気を……と思いかけ首を振る
そんなエアリード機能はこいつには付いてない

シグナムと敬礼を交わしてそのまま席に着く
とりあえずこちらを見たのは何ゆえかと思いながら説明してやることにする

「ちょっと恋愛沙汰が少なすぎるってナカジマ三佐に言われちゃってね
参考までに奥さんとの馴れ初めを聞いてるとこ」

「お母さんとの?
あ、それあたしも聞きたい!」

興味津々な様子で身を乗り出すスバル
もともと保護された身とは言え、幼くして母を亡くしたスバルの記憶の中には
父と母は仲睦まじい夫婦というイメージしかない
そんな二人の恋人時代というのは興味がある



279:~天使と狙撃手~
09/02/04 22:33:48 TQaA3CP9

「興味があんのはいいがな、自分のあても探せよお前」

「あはははは
そこは、まずギン姉が先だよお父さん」

「お前だっていい年だろうが」

乾いた笑いで誤魔化す娘にため息混じりに言い返す
こう、女友達ばかり増えられてもそれはそれで父親として心配であるらしい
どっかでそっちの趣味の人だと思われかねないからだろうか
ちょうどウチの上司みたいに……冗談だが

「と言ってもなぁ、俺と女房の昔話にお前らの参考になりそうな話も色もねぇぞ、
それでも良いのか?」

「なるかならないかを判断するのは聞いたもの次第、
そう主はやてが申しておりました、
――もっとも、酔った上での戯言ですが」

「アイツ酒癖悪いぞ、お偉いさん相手の時は気をつけるよう言っとけ」

それは無理――口にしなかったが全員が思った

「もうお父さん、話そらさないでよ」

催促するスバルの顔は完全に子供のそれだ
どっから話したもんかなと言いながらゲンヤは運ばれてきたコーヒーに口をつけ
おもむろに話し始めた



280:~天使と狙撃手~
09/02/04 22:36:25 TQaA3CP9
ここまでが第一話
次回はゲンヤさんの昔話になります
「ところでなのはが出てないが?」と言う突っ込みは全力で却下なのであしからず

281:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:37:34 SOYoNnPd
まさかなぁと思ったが……コウジさんwwwこんなとこで何やってんすかwwwwwww
そのSS大好きなんだが、流石に自サイトに理想郷にエロパロ……
3箇所で、全く同じSS落とすのは、ちょっとあれじゃないっすか?新規分はー?

282:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:39:15 OLKnGzKI
ところで、これ某所で見た記憶がチラホラあるのですが、多重投稿というか他所でのネタは持ち込むなというルールが>>1に書いてあるんですが……

283:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:44:45 TQaA3CP9
うわぁ見逃してた
と言うわけでまずいのでしたら削除してってことで申し訳ない
続きが気になるのでしたら理想郷の方で確認よろしく
というか、こっちで派生エピ書こうかなぁ


284:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:45:39 s2UEKhji
複数箇所での活躍は、こっちも人のこと言えないし、別にいいんですけど。

同じものは、順序によってはまずいと思いますぜ?

エロパロ→自サイト の流れは過去も容認されてきたけど。
他所 → エロパロ はまずいんじゃないですかね?

285:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:46:14 s2UEKhji
あう。
リロミス失礼。

286:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:54:42 T/mc7yZv
派生なら問題ないようなので、続きが読みたいですw

287:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:56:38 TQaA3CP9
>>324氏へ
新規分は……櫻月と理想郷のが最新話がもうちょっとで書きあがるのと、
実はアニメキャラ(総合)の型月スレに別名義で出没中なんよ
気が向いたらそっちにもレスよろしく――ってスレ違いやな

>>327
いや、悪いんはコチラなんで御気になさらず

288:266
09/02/04 23:20:38 7QjV0zv2
遅ればせながら削除依頼をしてきました
スレ住人の方々には不快な思いをさせてしまって申し訳ありません

289:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:27:35 cOC7gVHu
>>330
んー…。
もしかして、あのオリキャラな子孫がくる話の人ー?
そういえばあの作中でも、なのはとヴァイスの子供であることを匂わせていたけど。
この組み合わせは理想郷で見て以来だなあと思っていたら、そういうことだったのか!


290:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:33:21 04Hy/CKD
そろそろなかったことにして流れを変えたいところだ。
レティ提督のエロを書く場合、男役は誰が適任だと思う?
そもそも夫生存してたっけあの人。未亡人? 人妻?

291:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:37:47 cOC7gVHu
実はシングルマザーでというのはどうか。
旦那は不倫相手で自分の子供のことは知らないとかで。

んでその旦那が作中の年配組みの誰かだったりするのかそうなのかドロドロだな…なんてひどいやつなんだ333は…ッ

292:330
09/02/04 23:43:07 TQaA3CP9
>>332
そういうことです
――ということは、ナノハの名付け親はあの人と言うことに(笑)
でもまだばらさないでくださいね、ばれた時の面白みがなくなりますから
多分2話ぐらい先でとりあえずユイとナノハの戦闘スタイルがみせられるかと

そもそもユイは~天使と狙撃手~が初登場のキャラなんで、
読んでる人は同じ作者だと気付くかなぁと一人で突っ込み待ちしていたのですが
誰も突っ込んでくれなかったんだよなぁ

293:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:43:13 s2UEKhji
レティさんにも誰の子かわからない、と言うデンパが飛んできたけど、忘れてください。

294:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:45:29 fEvPS1wU
>>333
旦那は不明。
いるのかいないのか、生きているのか死んでいるのかも。

男役・・・・・・・弱みを握られてゲス男の浣腸奴隷にされた姿しか想像できなかった。

295:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:47:15 s2UEKhji
>>337
それはリンディさんが夫の死後に通った道。     



                               …………だったら楽しいな。


296:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:48:14 04Hy/CKD
>>335
あーっ、もうっ!!
ルール破った上に今度は貴重なレティ提督談議を止める気か!

297:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:54:11 erRIp0QS
自己顕示欲の強い馬鹿はほっとけ

クロノも旦那の種じゃなかったりな
グレアムに散々おもちゃにされたリンディさんとかだれか書かないか?

298:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:55:15 04Hy/CKD
レティ提督の相手は純愛陵辱問わずオリキャラ抜くとすると
……グレアム提督とか? 父様若ーい。ふぉっふぉっふぉ、みたいな。
そうじゃなかったら酔った勢いでクロノとかユーノを食べる展開くらいしかないか。
リンディ提督の時みたいにオリキャラしかないのかなぁ。

299:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:55:46 s2UEKhji
グレアム……英国……

メイドプレイか!? メイドプレイなのか!!??

300:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:58:58 z8ba58yv
>>323
マジでクソだなカエレ

301:335
09/02/04 23:59:10 TQaA3CP9
ごめん、
更新してなかったから流れ変わったのに気付いてなかった断じて止める気はない

レティ提督ならもっとこう……受けよりも酔いに任せて押し倒すべきでは?
友人の息子とか、実の息子とか、部下の息子とか
グリフィスが生まれる前の話だと言うのならそれこそクライド氏という線は?
ばれたら友情崩壊フラグですが酔った上での戯言であれば若気の至りでいける、うん

302:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:00:19 z8ba58yv
>>323
消えろ

303:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:02:17 jiSM8Fl4
空気嫁

だからお前のSS面白くないんだよ

304:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:06:18 B1G8WVFi
ここへ迷い込んだばっかりに……

305:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:08:31 yO+gdwpp
SSの続きは楽しみにしているけど、まず今はレティさんの話をするんだ。

実はレズビアンで旦那と別れたのは出産後に自覚してカミングアウトしたからというのはどうか。


306:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:09:04 NUE+OOfl
どっかの映画みたいに、グリフィスのパパ候補は三人いますとか?w

307:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:12:24 O4KeXGjg
オリキャラで考えるなら、能力的にはクロノのような優秀な若手で、
性格的にはユーノのような純情でちょっと奥手っぽい感じで、
でも意外と強引な一面も持っていたりする、なんてのはどうだろうか。
最初はバレバレなほど憧れを抱いてて、認められようと結果を出す。
提督が御褒美代わりに食べてみたら、案外相性良くて関係継続。
やがて攻守が逆転していって、通信させながらバックからこう、ね。ひゃっほう!

308:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:13:00 5qiK/YKX
>>342
メイドで眼鏡か。完全武装じゃないか。
窓拭きしているところを後ろから襲いかかってケツずり・・・・おや、誰か来たぞ。

309:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:15:33 mrjBkKxX
>>345
とりあえず人のこととやかく言う前にsageような

310:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:17:39 GMOSp1iO
>>349
ユーノ、クロノ、エリオで「スリーメン&ベイビー」か。
面白いかも。

311:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:22:04 b++7mmMz
グリフィスが生き証人だぞ。
彼こそがプロジェクトF最後の奇跡! レティ提督のクローンなのだ。
つまりレティ提督は、男ではあるが女なんだな。
いわゆる性●●●害で、今は女性になっているが、若い頃はクライド
に交際を迫って断られ、リンディと関係があったという電波を受信した。

312:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:24:24 jbAr8GDb
ラーメン吹いたw何と言う怪電波

313:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:25:25 O4KeXGjg
レティ提督もやっぱり尻なのだろうか……。
バックスタイルも尻責め調教も確かに似合うだろうが、
ここは眼鏡を活かすためにパイズリ顔射も提唱しておきたい!

314:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:27:12 GMOSp1iO
しかし、管理局の制服(女子)は、着衣バックのためだけにあると言っても過言ではないよな。

315:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:33:55 O4KeXGjg
うむ。しかしレティ提督ほどの相手だと、文字通り尻に敷かれても良さそうだから困る。
挿入をお預けされながら騎乗位スマタで尻ズリなんてされたら。されたらっ。

316:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:20:26 V78rvgAb
>>323
GJ!!
確かに続きはマズイかもしれませんが派生話はここで物凄くみたいです。
本編もなのはヴァイスの超ラブラブ話(?)の番外編にも期待です。
>>345は、なのレジの時、いつも荒らしている人だと思われるので気にする必要はないかと。

317:ザ・シガー
09/02/05 01:47:46 RtpOuoed
しかし、こんだけレティさんの話で盛り上がってるのに彼女のエロを書いたのが俺だけってどういう事だ!?
皆……もっと、もっと人妻に愛を……どうか、どうか……

ああ、ちなみに俺はレティさんならやっぱり実の息子との爛れ乱れきった隷属雌母が良いと思うんだ。


そしてもう少ししたら投下行きます。
「鉄拳の老拳士」の続編、非エロ長編で。

318:鉄拳の老拳士 拳の系譜
09/02/05 01:51:49 RtpOuoed
鉄拳の老拳士 拳の系譜


 ふう、と男は一つ息を吐いた。
 同時に宙に舞うのは濃密な紫煙、火を灯された上等な葉巻がもたらす甘ったるい煙。
 これから向かう場所は完全禁煙だ、今の内に吸えるだけ吸っておこうと男は長年親しんだ香りを目一杯楽しむ。
 男は一度口に葉巻を歯で咥えると、手を襟元に伸ばして服を正した。
 羽織った服、黒皮のジャケットの襟を正し、近くにあったショーウィンドウに反射される像を鏡代わりに自身の姿を確認する。
 シワの刻まれた顔に鋭い眼光の瞳、禿げ上がった頭とそれとは対照的に顎に蓄えられた豊かなヒゲ、無地のTシャツの上に羽織った着古した黒い牛皮製ジャケットとジーパンを盛り上げる逞しい五体。
 老いながらもまだ獣染みた雄性を失わぬ男の姿がそこにはあった。


「ああ、やっぱりもうちょいと上品な格好のが良かったか?」


 誰にでもなく、男はふとそんな言葉を呟いた。
 彼の姿は70を超える老齢の者がするには十分すぎるほど洒落たものではあるが、孫娘に会うには少しばかりラフかもしれない。
 ショーウィンドウの硝子に映る自身の姿を見てしばしの間思案する男だったが、咥えた葉巻の火が限界まで近づいた辺りでそれ以上考えるのを止めた。


「ま、今さら遅えか」


 葉巻の灰を取り出した銀製の携帯灰皿に落とし、名残惜しそうに葉巻をクシャと潰す。
 そして懐に携帯灰皿を戻すと、男は目的地である機動六課隊舎に向かった。
 可愛い孫娘に会うために。 


「早く行かないと孫に嫌われちまうからな」


 男の名はアルベルト・ゴードン。
 かつて鉄拳の名で呼ばれた伝説の男、管理局最強の一人に数えられた魔道師。
 そして機動六課スターズ分隊に所属する少女、スバル・ナカジマの祖父である。





「さて、必要な書類はこんな所ですね」

「ああ、世話になったな」


 机の上に詰まれた書類を整理し終え、機動六課部隊長八神はやては朗らかな笑みを浮かべた。
 部隊長であるはやて専用の執務室で、彼女の前に腰掛けた男ゴードンもまたその鋭い眼光を緩めて笑顔で礼を述べる。
 先の事件で発生した大小様々な書類事項、局員ではなくあくまで民間協力者だったゴードンが六課に提出しなければならないそれが今終わったのだ。
 まあ、彼の目的はそんな事務的な事だけでないのは明白だが。


「それで、お孫さんの顔は見て行くんですか?」


 彼の孫、スバル・ナカジマは機動六課スターズ隊員として今も上官の指導の元で訓練に励んでいる。
 試験期間満了を間近に控えた六課の短い時を精一杯過ごす孫の顔を、わざわざやって来て目に収めぬ訳がない。

319:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:52:18 mrjBkKxX
鉄拳の続編か、支援する!

320:鉄拳の老拳士 拳の系譜
09/02/05 01:53:51 RtpOuoed
 はやての質問は最初からゴードンの回答が一つと知ってのものだった。


「最初から分かってる事を確認する必要はないと思うがねぇ、嬢ちゃん」

「はは、そうですね。では六課の案内にはこの子を連れてってください」


 はやてはそう言うと、自分の傍をフヨフヨと浮いていた小さな少女をゴードンの前に差し出す。
 本当に小さい、30センチあるかないかという身長の銀髪の少女、はやてのユニゾンデバイスであるリインフォースⅡ、通称リイン。
 小さな融合機の少女は少しばかり怯えたような顔でペコリと頭を下げる。


「そ、それじゃあ私がご案内するです、ゴードンさん」


 リインにとって間近で見せ付けられるゴードンの風貌は彼女を緊張させるに十分過ぎた。
 70年以上の時を生きてきたその重み全てを刻み込んだようなシワを持つ顔、カミソリのような鋭さを持つ切れ長の瞳。
 屈強な五体から漂う雰囲気は野生の肉食獣のようですらある。
 自然、精神的に幼い部分を持つリインは縮こまってしまう。
 そんな彼女にゴードンは口元を緩めて優しげに破顔した。


「ああ、よろしく頼むぜ、ちっちゃなレディ」


 獰猛な笑みにも関わらずそれはどこか見る者に安心感を与えるようなものだった。
 鋭い眼光に戦士としての気迫を内包しながらも包み込むように父性を持つ笑顔。
 彼の笑みに幾らか緊張が解けたのか、リインもつられて表情にニッコリと微笑みを浮かべた。


「はい、それでは着いて来てください」





「結構広いんだな」


 リインに案内されジーパンのポケットに手を突っ込んで歩きながらゴードンはポツリと呟いた。
 低い彼の声で発せられた囁きはそれほど空気を響かせるものではなかったが、近くにいた融合機の少女には確かに届く程の声量を有していた。
 浮遊と移動はそのままに、リインは宙で髪をなびかせながらクルリと彼に向き直り自慢げに愛らしい笑みを浮かべる。


「ふふ~、驚くのはまだ早いです。訓練場はもっと凄いですよ?」

「ほう、そいつぁ楽しみだ」


 軽い会話をしながら歩いていれば、二人はすぐに目的の場所に到着する。
 機動六課の中でも特に広大な敷地を有する訓練場は魔力でその地形を大いに変えていた。
 今構築されているのは多数の建造物が並ぶ市街地。
 大小様々なビルディングの点在するそこには幾つもの綺麗な光が舞っている。
 桃色の閃光がまるで流星のように煌めいたかと思えば、それを追うように空駆ける青き翼の道もまた縦横無尽に宙に鮮やかな軌跡を作り上げていた。

321:鉄拳の老拳士 拳の系譜
09/02/05 01:54:46 RtpOuoed
 空色の魔力の道、ウイングロード。
 ハチマキを巻いた少女はその上を風のように駆け抜けて教官の女性が放つ誘導弾を巧みに回避していた。


「あ! ゴードンさん、スバルですよー」

「そうみたいだな」


 もうすっかり慣れ親しんだのか、いつのまにかチョコンと自分の肩に乗った小さな少女に老いた戦士は呟くように返した。
 二人の視線は目の前で繰り広げられる芸術的な光の軌跡を追うのに忙しい。
 高速で移動を続ける誘導弾や若き魔道師の姿に、リインは世話しなくあっちへこっちへ頭を動かして愛らしい動作で必死に目で捉えようとしている。
 対するゴードンは、既に先の先まで見透かしたかのように少女らの動きの予測位置へと目だけで視線を動かす。
 熟練の戦士の視力、そして経験が訓練で若輩の動きを見抜くのにそう時間はかからなかった。


(右後方から誘導弾。そのまま加速して回避しつつウイングロードを多重展開して接近して接近戦に持ち込む気か。だが……)


 老兵の予想通り、スバルは多重展開したウイングロードで上空を飛ぶなのはの元へと向かう道を築き上げる。
 後方から追いすがる光球を無数に作った空の道の上を縦横無尽に駆け抜けて回避。
 我が鉄拳を与えん、と目の前の純白の服を纏う上官に向かって全速力で接近する。
 その孫娘の健闘に、ゴードンは口の中で呟きを漏らした。


「まだまだ甘いな」


 スバルの接近は彼女の努力によって成されたものでなく、十年のキャリアを持つ教導官があらかじめ予想していた範疇だった。
 なのはの口元に僅かな笑み、余裕をもったそれが浮かぶのを知るものは彼女の愛機レイジングハートのみ。
 ハチマキを揺らした少女の拳が振りぬかれる刹那、あらかじめ組まれていた魔法術式が作動する。
 鮮やかな桃色の魔力で構成されたテンプレートが形成、魔力の鎖が編まれて瑞々しい四肢を拘束した。
 捕縛用魔法、設置型のバインドがスバルを雁字搦めに縛り上げる事に成功。
 瞬く間に身動きを完全に奪い去った。


「はい、今日の訓練はここまで」


 実戦形式一対一の訓練、その日の教導の締め括りを終える合図がなのはの口から紡がれた。

322:鉄拳の老拳士 拳の系譜
09/02/05 01:55:52 RtpOuoed
 歳の割りに美しく豊満な肉付きを有する四肢を魔力の鎖で拘束された少女は、少し口惜しそうな表情をしながらも了承して頷く。
 瞬間、魔力の鎖は跡形もなく消え去り霧散、拘束は解除された。


「惜しかったね、こっちの策に気付かれてたら危なかったかも」

「あうぅ……悔しいです」


 地上に降りるなり、スバルは頬を膨らませて可愛らしく不満をアピール。
 そんな彼女にフォローを入れるなのはといえば、その笑顔の裏には幾らかの焦りも見て取れた。
 驚異的加速度で成長を続けるスバルとの一騎打ち、恐らく先ほど口にした惜しいという言葉に嘘はないのだろう。
 先のJS事件で負担を掛けた身体で安全に勝ちを拾えたのはある種幸運だったのかもしれない。
 そんな想いが今のなのはの胸にはあった。
 そして地に下りた二人の下に他のフォワードメンバーが集まり、仲間の健闘にそれぞれに言葉をかける。


「まあ、頑張ったじゃないスバル」

「はい、凄かったです」

「私、目で追えませんでした」


 相棒であるティアナそしてライトニング分隊フォワードの二人がスバルの戦いを称える言葉を口にする。
 彼女らの言葉にスバルは頬を掻いて恥ずかしそうにはにえへへとかんだ笑みを浮かべた。
 そんな孫娘の愛らしい仕草に自然と口元を緩め、老兵もまた彼女の元へと歩を進める。


「ああ、中々良かったぜスバル」

「ふえっ? お、お爺ちゃん!? 来てたの?」

「まあな」


 ポケットに突っ込んでいた手を出し、ゴードンは掌をそっと上げる。
 軽い会釈とも思えたが、彼はスバルへと己が手を近づけた。
 撫でられるのか、という予想が脳裏を過ぎる。スバルは想像した映像に羞恥心を煽られて、頬を淡く朱に染める。
 身体が一瞬強張り、来る愛撫に緊張を覚えたが、予想した感触は訪れなかった。

323:鉄拳の老拳士 拳の系譜
09/02/05 01:56:54 RtpOuoed
 2メートルを優に超える長身、大柄な祖父のゴツゴツとした手は少女の頭ではなく肩にポンと置かれる。
 予想を裏切る行為に、スバルの表情に僅かに安堵とも不満とも取れる感情が滲んだ。


「元気にやってるみたいで良かったぜスバル」

「え、ああ……うん、ありがと」

「それじゃ、もうちょい見学させてもらって良いかい? 教官殿」


 老兵は顔を見上げると、自分から比べて随分と小さな孫娘からその教官であり上官でもある少女へと視線を移した。
 栗色の髪を揺らした、青と白の教導隊制服を纏う少女、高町なのはは常に顔に宿した爛漫とした笑顔で彼に返す。


「はい、部隊長からはお話を聞いてますから幾らでも」

「ありがとよ」


 洒脱な老兵は鋭い犬歯を剥きだしにした獰猛な笑みと共にウインクしてなのはに礼を述べる。
 一見すると凶暴な表情なのにどこか人の心から警戒心を解くような表情。
 不思議な男だとなのはは思う。
 これが半世紀以上の時を管理局と共に生きた男なのだろうか。
 そんな取り止めもない事を考えながらも、同時に部下の訓練の事も忘れずに少女はフォワードの二人に視線を向けた。


「よし、それじゃあ次はスターズ分隊でのコンビネーション訓練。スバル、ティアナ、準備して」

「はい!」

「了解しました!」


 元気良く答えると、二人の少女は上官と共に新に形成された訓練場へと足を進めた。
 その途中、白いハチマキを揺らした乙女が一度チラリとこちらを振り返る。
 視線にはどこか寂しげな、縋るような色が溶けていた。
 これに気付かぬほど半世紀以上を生きた男は愚鈍ではない。
 己が瞳と交錯した孫の眼差しに、老兵は小さく手を振って見送る。
 これを見て、寂しげだったスバルの顔にぱぁ、と笑顔が晴れ渡った。
 二人のこの些細なやり取りを、彼の大きく広い肩に腰を下ろした融合機の少女もまた微笑を浮かべる。


「もうすっかり仲良しですね」

「いや……まだまだ自然に、って訳にはいかねえさ」


 葉巻に火を点けたい衝動を我慢しながら、老兵は溜息を交えて言葉を吐いた。
 愛娘の結婚が認められずに絶交状態になって十数年、娘が引き取った義理の孫と初めて顔を会わせたのはつい先日だ。
 スバルと彼女の姉であるギンガはゴードンと親しく接してくれるが、やはりまだどこか一歩踏み出せない感触は拭えない。
 それを感じるたびに、老いた男は過去の己の愚行を呪う。

324:鉄拳の老拳士 拳の系譜
09/02/05 01:57:58 RtpOuoed
 自然、顔には苦虫を噛み潰したような表情が宿った。


「浮かない顔ですね」


 綺麗な、澄んだ女の声がした。
 振り向けばそこには燃えるように鮮やかな緋色の髪を揺らした、美女と形容すべき女性が立っていた。


「あ、シグナム」


 ゴードンの肩に乗っていたリインが嬉しそうに小さな手を振る。
 それに対し彼は一瞬瞳を細めた。
 老兵にとっては複雑な想いを抱かずにはおれぬ相手、夜天の守護騎士ヴォルケンリッターが将シグナム。
 だがゴードンは常に洒脱な軽口を忘れずに彼女に返す。


「別にそうでもないさ。それにしても久しぶりだなぁ、綺麗なお嬢さん。相変わらず目の覚めるような美貌だ」

「ええ、お久しぶりです……ですが、その……そんな風に言わないでください。恥ずかしいので」


 ゴードンのあからさまなくらいの褒め言葉に、シグナムは頬をほんのりと赤らめて恥らう。
 元より甘い言葉とは無縁の古き騎士には、ほとんど冗談に近い褒め言葉でも効果はてきめんのようだ。
 彼女のそんな様子に少しばかり弄ってやろうか、と思う老兵だがそこはあえて我慢しておいた。
 あまり真っ直ぐな女性をいぢめるのは彼の流儀ではない。
 話題を変えようと言葉を捜し始めたゴードンだが、以外にも一瞬の沈黙はシグナムの方から破られた。


「どうですか? うちの部下の出来は」

「家族の贔屓目から見てもよく出来てるさ。あの歳でアレなら大したもんだ」

「そうですか。ところで……」


 言葉を続けながら、それを境にシグナムの瞳の色が変わった。


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