☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第94話☆at EROPARO
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第94話☆ - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
09/01/30 00:47:13 1XFSMkTp
はやてがどうなったか前から気になっていたけど、そんな残酷な最期を迎えていたのか
シグナムとアギトは誇り高き最期を迎えられてまだましだったのかもしれない…

けどエリオは絶対凹みまくるだろうな…
GJ!

101:名無しさん@ピンキー
09/01/30 03:05:01 V2Rb2aZx
GJです。一体どういう結末を目指してるのか想像もつきません。
もしかしてはやて出番無しで終わるのだろうか?はやくヴィヴィオ出てこないかな。


ところで・・・リインが捕まってる間一体どんな目にあって来たのか凄く気になるのは
自分だけだろうか。実験と称してエロい目に遭ってたりしないだろうか?するよな?当然だよな・・・?

102:名無しさん@ピンキー
09/01/30 04:31:45 fuorIF7f
>>101
はやては、もうお亡くなりに…

103:名無しさん@ピンキー
09/01/30 04:38:41 V2Rb2aZx
>>102
そうだから最後まで一切の出番無しに・・・・・物語中で死ぬよりも酷い目に・・・・

104:名無しさん@ピンキー
09/01/30 12:45:09 vlBf+FPY
ど、ドクターの研究見てマブラヴオルタとアニマトリックス思い出したorz

そしてどんどん死んでいくキャラたち……



と思ってたらドクターラブのウーノさんに
ますます惚れてしまって美味しいで(^q^)

105:名無しさん@ピンキー
09/01/30 14:59:01 fuorIF7f
ウーノからは、昭和の女臭がする。

106:名無しさん@ピンキー
09/01/30 18:29:58 pCr8MLVD
>>105
割烹着とか似合いそうだよな。
>ウーノさん

107:7の1
09/01/30 19:14:52 1Pv27hn5
第6章が出来ましたので上げます。

注意事項
・微エロ?で一部バトルを含みます
・前作:「再び鎖を手に」の続編です。
・時間軸はJS事件から1年後
・ユーノ×なのはです。
・捏造満載
・キャロ・エリオ・ルーテシアは出ません。(3人のファンの方、すみません)
・前作からのオリキャラ出ています。
・物騒な単語(「殺す」とか「復讐」とか)いっぱい出てきます
・主人公 ユーノ
・タイトルは 翼を折る日 

108:7の1
09/01/30 19:16:50 1Pv27hn5
第5章  
5-1
「なのは、なのは 気がついたかい」
「ユ、ユーノくん」

 戦技教導隊所属だけに鍛え上げられたなのはの肉体にダメージはなかったが、床に叩きつけられた衝撃で、
一瞬とはいえ意識を失っていたらしい。

「ヴィヴィオは?」
「なのはママ、ヴィヴィオは平気だよ」

 テーブルの下に身を潜めていたヴィヴィオが声をあげる。

 爆発と衝撃はやんだようだが、個室の外では、レストランの客の怒号と叫び声が続いている。

「今、外に出るとパニックに巻き込まれる。ちょっと待って」
「教導隊本部に繋いでください。・・・高町なのは一等空尉です。IDは、声紋照合完了ですか、現在クラナガン301の最上階レストラン、
階下で爆発発生, はっ、民間人の避難優先ですね。ただちに出動します。」

 地上本部に事態を告げ、転送魔法の使用許可を得たユーノが、振り向くとバリアジャケットを装着したなのはがレイジングハート
を構えて立っていた。
 ヴィヴィオは、まだテーブルの下で身を固くしている。

「なのは、転送魔法の使用許可を取った。いったんヴィヴィオを連れて下のイベント広場に移動するよ」
「私はここに残るよ」
「駄目だ。状況の把握が最優先だ。下にいるスバルくんたちの力が今こそ必要なんだ。ヴィヴィオの安全も確保 しなきゃいけない。
母親の君がここに残ってどうするんだ!」

「ヴィヴィオは平気だよ。なのはママ残っていいよ」
「ヴィヴィオ!」

 予想を上回るヴィヴィオの答えに狼狽するユーノと対照的に、力強く頷いたなのはは

「ユーノくんは、ヴィヴィオを転送して、私は外のパニックを鎮めるよ」
「わかった。ヴィヴィオを転送したら、また会おう。ヴィヴィおいで」
 テーブルの下から這い出てきたヴィヴィオを抱き寄せたユーノは転送魔法の魔法陣を展開した。

「なのは、慎重にね」
「なのはママ、がんばって」
 その声を最後に二人の姿は部屋から消えた。

 扉を開け、怒号が渦巻く客席に出たなのはは、10数発のアクセルシューターを発射すると共に大声を放った
「静かにしなさい!!!」

 パニックを起こす人々の頭上すれすれを複雑な機動を描きながら飛ぶアクセルシューターと白い魔王のオーラに度肝を抜かれ
レストランの騒擾はしだいに収まっていった。

「レストランの店長は誰、すぐ来なさい!!」

 教導隊で武装隊の新人たちを鍛え上げる時に使う底響きのする声で店長を呼び出したなのはは、てきぱきと指示を与え始めた。


109:7の1
09/01/30 19:18:16 1Pv27hn5
5-2

「緊急転送装置は無事? 無事なのね。すぐに起動させるの! 店員は12,13? 13人ね。1人は転送装
 置の担当して、残りの12人は2人一組で6班にしてお客さんの整列と誘導をする。さあすぐにかかるの」

 白い魔王の迫力に押された店員が、指示通りに動き出すとレストランに来ていた人々がスムーズに転送装置の
前に並び始めた。

「店長、装置動かして! 皆さん、これから転送装置を起動します。1回の転送人数は12人まで、下のイベン
ト広場に特別救助隊が待機しているので大丈夫。さあ始めるよ!」

 なのはの指示に従ってレストランの客は、次々と転送されていく。

 転送が無事に進行していくのを確認したなのはは、店長に後を託すと階下に向かった。

 67階から58階まで調査したが、有名宝飾店やブティック、スポーツ用品、シネコン等の施設は、レストラン
と違って、パニック時の訓練が行き届いているため、なのはが到着したときには、既に、最後の店員も転送装置
で脱出していて無人だった。

(どうやら、騒動の原因は、この下の57階のようね。・・・って古代ブンドゥ文明展の会場じゃない!)

 下の階の様子をうかがうなのはの耳を、聞き慣れたデバイスの発する射撃音と重なるように響く獣じみた咆吼
が貫いた。さらに数発の射撃音が発せられたのを最後に57階は無音の世界に変じた。

(今のはクロスミラージュ! ティアナが下に!?)

 なのははレイジングハートを構え直すと気配を消し、慎重な足取りで階段を下り始めた。
 イベント広場の裏に設けられた楽屋にユーノがヴィヴィオと一緒に展開した魔法陣から出現すると、楽屋裏は
先ほどとは打って変わって、張りつめた緊張感に包まれていた。

「消火部隊到着まで、あと10分だそうです」
「レストランからの転送者の名前を控えた後、順次、クラナガン301手配のバスで、地上本部の設けた仮設テ
 ント場へ移動させろ」

「現時点での負傷者 重傷23人、軽傷114人 いずれもクラナガン市立病院に搬送済みです。以後の負傷者
 は、収容次第クラナガン大学病院、聖王教会病院へ搬送できるよう救急車の手配をお願いします」
「特別救助隊第一班8名36階の水族館に取り残された職員5名および観客1名の救助に向かいます。転送魔法
 の許可を願います」

「スバル、ウィングロードを展開して31階まで避難した人を収容できるか?」
 サイガインジャーのコスチュームを脱ぎ捨て、右が赤と左が青のツートンカラーのバリアジャケットに身を包
んだコンラッドがスバルにウィングロードを展開できるか尋ねると力強い返事が返ってきた。
「やります。やって見せます」

「スバルくん、コンラッドさん」

「ユーノ先生、ヴィヴィオちゃん」
「ユーノさん、ご無事だったんですか」
 いきなり現れたユーノとヴィヴィオに驚いた二人は次の瞬間、なのはがいないのに気づいた。

「「なのはさんは?」」
「レストランで救助作業中です。・・・なのは!」
 なのはの魔力光をトレースしていたユーノが血相を変えたのを見てヴィヴィオと二人の顔色が変わった。


110:7の1
09/01/30 19:19:33 1Pv27hn5
5-3

「ユーノパパ!」「「ユーノさん」」
「コンラッドさん、ヴィヴィオを頼みます」
「は、はい!」

「スバルくん、僕が転送魔法で31階まで君を運ぶから、ウィングロードで避難した人を隣のビルの屋上に運べ
 るよね?」
「は、はい、隣のビルまでなら・・・よ、余裕です」

「ユーノパパ、なのはママを連れて帰ってきて」
 ヴィヴィオの顔を振り返ったユーノは、いつもの笑顔を浮かべると軽く頷いた・   

「それまでヴィヴィオはお留守番しっかりするんだよ」
「うん、ヴィヴィオ待ってる」

 31階にユーノの転送魔法で転送されたスバルを迎えたのは、イベント会場で白い鬼神に声援を送っていた親
子たちの一団だった。話を聞くと36階の水族館から逃げてきたらしい。

「わあぁぁスバルさんだ。スバルさんだ」
「ディバインバスター、ディバインバスター、ディバインバスター」
「ありがとうございます。助かりましたスバルさん」 

「ちょ、ちょっと静かに、静かに、静かにしなさーい! 静かにしろーー!!!」
 なのは譲りの白い鬼神モードで、興奮する一団を黙らせたスバルはさらなる大声で宣言した。

「下がってください。これから壁をぶち抜いて、隣のビルの屋上への道を通します!」

 イベント会場でのディバインバスターの威力を見せつけられている一団は、あわてて物陰に隠れた。

「ディィバァァイィンバスタァァーー!」

 白い鬼神モードのスバルが全力全開で放ったディバインバスターが、三層構造の強化ガラスを粉々に破砕したのと
同時に強風が吹き込んできたが、気にする風もなくスバルはマッハキャリバーを駆ってウィングロードを隣のビルの屋上に通した。

「コンラッド曹長、ウィングロード展開しました。要救助者8名、特別救助隊、派遣願います」
「こちら、コンラッド。了解、ただちに救助隊とライディングポッドをビルの屋上に転送する。救助者の保護を 継続せよ」
「了解」

 スバルが物陰から出ないように人々に指示をしているのを確認したユーノは魔法陣を足下に展開した。

「スバルくん、僕は上に行く。ここは任せるよ」
「ユーノ先生! なのはさんを頼みます」

 右手を挙げて答えたユーノの姿が消えるのを見たスバルは、隣の屋上に到着したライディングポッドがこちらに走ってこれるよう
ウィングロードの強度を最強にした。



111:7の1
09/01/30 19:20:56 1Pv27hn5
5-4

 照明が落ち、煙が充満する56階のフロアでの続いていた戦いは、終わりを迎えつつあった。、

 フェイトに重傷を負わせた時空犯罪者ゲーベル・レインにシュートバレット バレットFを発射したティアナは、
思うように動かない左足を引きずりながら、物陰に走り込んだ。

「っ・・・ちくしょう。どこ、どこにいるの?」 

 熱源追尾型の誘導弾を軽々とかわし、照明の消えた57階の闇に姿を溶け込ませ気配を絶った相手の技量は、
本来のランクBを遙かに凌駕していた。

 ユーノから渡された資料に記されていたデーターによれば、ランクBクラスの魔導師が、リンカーコアバーストを発症した場合、
S-ランクに匹敵する攻撃力を発揮するとあったのを心の何処かで軽視していた自分をティアナは呪いたくなった。

(フェイトさんが、かばってくれなかったら確実に殺されていたわ。それをあたしは・・・)

「ソコカ!」
 ゲーベル・レインの機械的な声と同時に頭上から、ニードルショットが降り注ぐ。

 間一髪、かわしたティアナはシュートパレットを発射するが、一発も当たらなかったらしく、含み笑いを残して敵の気配が再び消える。

 足を引きずりつつ、再び別の物陰に飛び込んだティアナの背後からゲーベルのささやき声が聞こえる。

「ニブイナ。ソノテイドデ、シツムカンガツトマルノカ?」

「うるさい!」
 振り返ると同時にヴァリアブルバレットを叩き込むが、相手の気配は既に消えている。

「オマエノヨウナアシデマトイガイテハ アノ、クロイライゲキガ、オチタノモムリハナイナ」

 床下から発せられた嘲りと共にティアナの身体は天井に叩きつけられ、そのままフロアに落ちた。
 意識が一瞬、飛んだティアナだったがクロスミラージュを離さなかったことが彼女の命を救った。

<マスター、オプティックハイド イグニッション>

 ティアナは、クロスミラージュに促されるままオプティックハイドを発動すると這いずりながら、その場から逃れた。  

「ドコダ ドコニイッタ?」  

 ティアナの姿を視認できないらしくゲーベルの苛立った声が闇に包まれたフロアに響く。
 声のする方を振り向くとひょろりとした長身の影が、きょろきょろと首を回しているのが見えた。

 最後のカートリッジをクロスミラージュに装填したティアナが影に照準を合わせ、引き金を引こうとした指をなのはの念話が止めた。



112:7の1
09/01/30 19:22:07 1Pv27hn5
5-5

((ティアナ!聞こえる))
(なのはさん!)
((何があったのかは聞かない。相手は誰なの?))

(ゲーベル・レイン ランクBの第41管理世界指定のテロリストです。こいつのせいでフェイトさんが)
((ユーノく・・・司書長から聞いてるよ。帰還中のクラウディアのICUで治療中、命に別状はなしってね))

(良かった。あたしが奴を追って転送した時には・・・危なかったんです)
((リンカーコアバーストだってね。ランクBならリミットブレイクした分だけ、身体のダメージも大きいから
 一発、当てれば終わるはず。私が気を引くから、その隙に打ち抜くの!))

(は、はい!)

 何故、なのはが自分の位置を把握できたのか、一瞬、不審に駆られたが、ゲーベルを倒せる機会は、残弾から
考えて、後一度しかない。

 今は、なのはの与えてくれるチャンスに賭けるしかないと腹を括ったティアナは、クロスミラージュの照準を
再び影に合わせた。

「ナ、ナンダ!?」
 狼狽する影に十数発のアクセルシューターが撃ち込まれた瞬間、なのはが叫ぶ。

((今よ、撃つの)) 
「当たれぇぇぇ!」

 最大出力のシュートバレットが、アクセルシューターを避けて飛ぶ影を打ち抜く。

「やった!」

 次の瞬間、撃ち抜いた影が発した声を聞いたティアナの顔が凍り付いた。

「アクセルクラスター!!」

 影が発した桃色の光弾がティアナのバリアジャケットを爆散させた瞬間、周囲に着弾したアクセルクラスター
から発せられた光弾が、ティアナを蜂の巣にする。

「う・・・嘘、嘘よ、嘘だぁぁぁぁ」

 全身を貫く激痛の中、自分が撃ち抜いた影が駆け寄ってくる。

 その影が、なのはだったことを認識したティアナは、絶望の裡に意識を失った。

「ティアナ・・・何故!?」
 アクセルクラスターで撃ち抜いた敵が、ティアナだったことに愕然とするなのはの背中に、ニードルショットが放たれた。

「なのは、危ない!」
「きゃっ」

 突き飛ばされたなのはが振り返ると、ニードルショットを弾き飛ばした緑色のラウンドシールドを展開するバリアジャケット姿
のユーノが立っていた。



113:7の1
09/01/30 19:23:03 1Pv27hn5
5-6

「ユーノくん」

「なのは、相手はリンカーコアバーストしたマインドイリュージョンの使い手だ。ランクはBだがSークラスの
 実力がある。惑わされないで」

「で、でも どうやって?」
「僕が背中を守る。これを繋いで」

 ユーノが首に巻いていたスカーフを差し出すと、なのはは、自分のバリアジャケットとユーノのバリアジャケット
をスカーフで結んだ。

 背中合わせになったなのはとユーノは、足下で意識を失っているティアナをオーバルプロテクションで保護すると
同時に、階下で救助活動を行っているスバルに念話を送った。

(スバル、聞こえるよね)(スバルくん、落ち着いて聞いてくれるかい)
 31階に避難した人々を隣のビルに避難させたスバルは、なのはの話を聞き愕然とした。

「ティアが・・・」 
「どうした?スバル」 
 避難者がいないのを確認し終えたコンラッドが、顔色を変えたスバルに声を掛けた。

「ティアが・・・六課時代の同僚が56階でケガをして」
「よし、すぐに助けに行くぞ」 

 瞬間転移の準備に入ったコンラッドをスバルが引き留めた。

「なのはさんとユーノ先生が転送してくれるそうです。ライフポッドを用意してください」

「かなりの重傷だな。ティムス、聞こえるか。ライフポッドをこっちに回してくれ。それとクラナガン大学病院
 への救急車の手配を頼む」

 コンラッドが部下との通信を終えるとスバルが頷いた。

「来ます」

 二人の前に、転送魔法の魔法陣が展開されると同時に、傷だらけのティアナが現れた

「ティア・・・酷い、酷すぎるよ」

「ティムス、ライフポッドじゃ駄目だ。救命ポッドを手配してくれ」

 親友の、あまりの惨状に呆然とするスバルの耳に、コンラッドの悲痛な指示が突き刺さった。


114:7の1
09/01/30 19:28:17 1Pv27hn5
以上で第6章終わりです。

ティアナ、かなり悲惨ですが、最強凡人の彼女は死んでも死なない。
次章以降、しばらくバトルが続きます。

115:7の1
09/01/30 19:34:37 1Pv27hn5
すまん第5章でした。
第6章は、2月に入ったら上げる予定です。

116:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:48:43 VYMtrp93
つまらん

117:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:58:09 dS3ECeY/
>>114
GJ!
次回からのバトル編楽しみにしてます。

118:83スレ260
09/01/30 21:21:16 pCr8MLVD
SS保管庫管理人様へ
私が投下したSSの内、下記のものを同人誌に収録することになりましたので
保管庫からの削除をお願いします。

・浴場で欲情
・目覚めた先に
・流されて海鳴

お手数ですがよろしくお願いします。

119:名無しさん@ピンキー
09/01/30 23:16:20 /m8aKJUy
>>114
次回にはエロエロでラヴラヴな展開が来るに違いない!
と、直感で感じたぜ……(´・ω・`)

120:名無しさん@ピンキー
09/01/30 23:41:26 9aqD2Nos
>>95
GJ!!
シグナムとアギトの散りざまに涙目…
彼女は散るとき、主の無念を晴らせなくて悔しかったのか、それとも弟子を守る盾になれて嬉しかったのか
きっとどちらともだろうな

>>118
全部タイトルだけでぴんと来てしまった俺
せめて簡単に検索できるようにして下さい!
絶対買わせていただきます。。

121:83スレ260
09/01/31 07:39:47 AeBwj2G8
>>120
ありがとうございます。
ただ、ここでサークル名とか書いたらスレちな気がしますがどうなんでしょう…

122:名無しさん@ピンキー
09/01/31 08:40:52 4IbLzsRQ
>>121
ヒント。
SSタイトルをサイトに載せておくとタイトルで発見できる。
ちなみに、ここで宣伝せずにサイトだけで書いても意味はない。
ソースは俺w

123:名無しさん@ピンキー
09/01/31 12:21:41 AeBwj2G8
>>122
アドバイスありがとう兄弟。
でもサイトにSSタイトル入れたけど、ググッてもヤフッてもヒットしなかったぜ

124:名無しさん@ピンキー
09/01/31 12:24:37 69hGs/s7
うらる登録依頼すればいいじゃない

125:名無しさん@ピンキー
09/01/31 12:25:44 pCcLk+pN
>>121
さすがにサークル名さらすのはやばいかもしれん

そう思って自力で探しているが見つからNeeeeeeeee!!!!!
ヒントぷりーず

126:名無しさん@ピンキー
09/01/31 12:32:01 Fy/j4m/j
>>121
いや、こういう場合は普通にサークル名晒しても構わないと思うよ
自己判断でどうぞ

127:名無しさん@ピンキー
09/01/31 12:35:01 AeBwj2G8
>>126
ではお言葉に甘えて
サークル名;Pure Mix でヤフってください。
上から3番目に出てきます

128:名無しさん@ピンキー
09/01/31 12:58:45 4IbLzsRQ
このスレ自体がどうこうと言うつもりはないが、それでも2系の掲示板に
さらすのは勇気あるなぁ…

129:名無しさん@ピンキー
09/01/31 13:51:21 gal8APbD
なのはSSサーチで氏の作品を検索すれば普通に出てくる件

他の何人かもだけど。

130:名無しさん@ピンキー
09/01/31 15:36:09 H1lEy5Xs
>>114
どういう感想が返ってくると思って書いてんだろうか……

131:名無しさん@ピンキー
09/01/31 15:42:04 tZUUyLdi
>>130
今までの感想の数と内容を見直してみな。
ま、そういうことだ。

132:名無しさん@ピンキー
09/01/31 15:50:52 pCcLk+pN
>>127
サンクス!
発売楽しみにしてるぜ

133:名無しさん@ピンキー
09/01/31 16:50:54 AeBwj2G8
>>128
賛否の分かれる行為ですが知ってもらうことが大事だと判断したので

>>129
検索といえばググルとヤホーが浮かんでそっちを失念してました

>>127
㌧ こっちも当日を楽しみにしてます

134:超硬合金
09/01/31 20:30:04 f38SeeCe
誰もいないようなので投下行きたいと思います。

注意事項
・スカリエッティの一人称で物語は進行します。
・ドクターの胃や腸はあまり強くありません。
・非エロです。
・ておあー様にインスパイアされたネタが一部仕込まれています。
・ナンバーズとドクターのお話です。
・本編の後に要らぬ妄想が垂れ流されています。
・タイトルは「Dr.スカリエッティの華麗なる隠遁生活」です。


135:Dr.スカリエッティの華麗なる隠遁生活 1
09/01/31 20:32:51 f38SeeCe
 昨夜のことだ、深夜二六時からMHKで放映される特撮映画を見るために、
私はライフワークたるバイオロボテクスの実験を調整し、一二〇分の時間を捻出した。
 寝間着に着替えたウーノが溜息混じりに、

「朝食の時間には、カフェインの静脈注射をしてでも起きていただきますよ、ドクター」

 と言ったことから、彼女には一〇時を過ぎてもまだ研究を続ける私の本音がばれていたのかもしれない。
 おかげで本日の私は睡眠時間三時間、ノンレム睡眠の真っ最中である。
 何?
 では今一人称で物語を進めているのは誰かだと?
 もちろん、私ジェィル・スカリエッティだよ。
 侮ってもらっては困る。アルハザードの遺児、超☆天才科学者ジェイル・スカリエッティにとって、睡眠中のモノローグなど朝飯前なのだよ。
 ?
 一体、私は誰に対してこんなことを断っているのだろう?
 そうか、これは夢なのだ。
 夢の中なら、昨晩見た「ナノハ3 真龍(ヴォルテール)覚醒」の内容ではなく、それを見るに至る経緯を説明口調で誰とは無しに語っていても仕方あるまい。
 ほら、それが証拠に今、ウーノがインスタントコーヒーを持って部屋に入ってきた。紅茶党の私だが、研究の合間の眠気覚ましにコーヒーを飲むこともある。
しかしそれとて、インスタントではなく、ちゃんと豆から挽いてコーヒーメーカで煮詰めた正統派だ。つまり彼女がインスタントコーヒーを持ってくるなど、現実にはあり得ない。
 夢の中のウーノは、マグカップにコーヒー粉を大さじで一杯、二杯、三杯、よん・・・
あの、ウーノさん?
それ、どなたが飲むんですか?
それ、飲むんですよね?
飲み物ですよね。
是非飲ませてくださいッ。
お願いだから注射器で吸い上げないでください!
その白いマスクと手袋は何なんですかぁ~!?





136:Dr.スカリエッティの華麗なる隠遁生活 2
09/01/31 20:33:26 f38SeeCe
「ゲフゥッ」

 腹部に加わる鈍い衝撃とともに私は目を覚ました。

「ドークター、朝っすよー」

 わが子の声。青いボディスーツに、赤い髪。視界の片隅には床から七〇センチほどの高さにフヨフヨと浮かぶランディングボード。
 呼吸に苦しみながら、私は腹部に加わる痛みと周囲の状況から迅速に、ウェンディが何をしたのか計算する。
 どうやら彼女は、ベットと同じ高さまでランディングボードで浮いて、そこから軽く飛び跳ねて、お早うのボディプレスを敢行したらしい。
 ここは彼女の創造主として、注意せねばなるまい。

「早く起きるッすよー、ドクターが来ないとウーノ姉が朝の栄養補給を許可してくんナインすよー」

 割と本気で訴えている。仕方あるまい、ここは創造主として懐の大きなところを見せるとしよう。

「・・・あぁ・・・お早う、ウェンディ。すぐに着替えて行くから、もう少しだけ待ってくれ」

 我が子の頭を撫でながら、私は上半身を起こす。

「本当ッすね? 冷めないうちに直ぐに来てくださいっすよ」

 花の咲いたような笑顔とともに、ウェンディはライディングボードを小脇に抱え、食堂にかけだした。
 私の計画にないこととはいえ、あんな楽しげな笑顔を見られるならば、この程度の痛みたいしたことではない。
 それにセインのお早うディープダイバーに比べれば、ずっとましだ。あれによって、以前の私は内臓破裂を起こしているらしいのだ。




137:Dr.スカリエッティの華麗なる隠遁生活 3
09/01/31 20:34:16 f38SeeCe
 食堂の扉を開くと、香ばしい肉の香りが漂ってきた。

「お早うございます、ドクター」

 私の姿を見つけ、ウーノが真っ先に挨拶をしてくれる。
 それに続いてトーレからナンバリング順に私に挨拶をしてくれる。

「あぁお早う、ウーノ、トーレ、チンク、セイン、セッテ、オットー、ノーヴェ、ディエッチ、ウェンディ、ディード」

 そこまで答えて、クアットロが居ない事に気付く。

「ウーノ、クアットロはどうしたんだい?」

 確か彼女も私と一緒に「ナノハ3 真龍(ヴォルテール)覚醒」を見る為に夜更かしした口だが、ウーノは彼女を起こさなかったのだろうか?

「セインと一緒に起こしに行ったのですが、どうやっても起きなかったので、仕方なく諦める事にしました」

 ウーノがすてきな笑みを浮かべて、セインが目をそらす。

「うん、体調が悪いのかも知れないな。今日は予定を変更してクアットロのメインテナンスをしよう」

 後方支援型とはいえクアットロとて戦闘機人だ、内臓の一つや二つ破裂していても死にはしまい。
というよりもウーノがその辺の手加減を間違えるはずがない。朝食が終わったら、真っ先に診てやろう。

「それがよろしいかと思います、ドクター。さぁ、お座りになってください。折角の料理が冷めてしまわないうちに頂きましょう」

 メインディッシュである仔牛の丸焼きはそう簡単には冷めてしまわないだろうが、私は頷いて椅子に座る。
 ウーノが包丁で、トーレがインパルスブレードで器用に仔牛達を切り分ける。
 仔牛の腹の中には香草と蒸した米が詰められていて、調理した者の繊細さがうかがい知れる
 ただ、朝っぱらからこう、肉汁がテラテラと輝く料理はちょっと勘弁してほしい。



138:Dr.スカリエッティの華麗なる隠遁生活 3
09/01/31 20:34:48 f38SeeCe
「今朝の食事当番はトーレかな?」

「その通りです、ドクター。只、今回はディエッチにも手伝わせています」

 自信に満ちた表情でトーレが答える。
 そして私の顔の奥にある、この料理に対する実に個人的な不満を嗅ぎ付けた。

「何か、不備がありましたか?」

 トーレの口から出た言葉に、ディエッチも不安げな顔をする。
 ここで単純に、朝食からこうも重い料理は勘弁してほしいと告げる事は簡単だ。トーレはそれを知識として理解し、今後の食事当番において役立ててくれるだろう。
 ディエッチもそうだ。だが、彼女はどうも思い詰めるきらいがある。メニューを決めたのはトーレだが、彼女はそれを止めなかった責任を感じてしまう事だろう。

「何、昔に比べてずいぶんと腕を上げたなと思っただけだよ」

 だから私は、別の言葉を口にした。

「な、ドクター。十年以上も昔の話を持ち出さないで頂きたい」

 トーレが慌てふためき、セインとウェンディが面白い事を見つけたと目を輝かせる。何しろこの二人も料理が苦手な組だからだ。
 だが、はっきりと言おう、起動後間もないトーレの料理の腕に敵うナンバーズは一人もいない。生卵をレンジでチンしようとするセッテですらまだカワイイものなのだ。
 何しろ、トーレの作った料理は当時起動済みのナンバーズ三人全員が床に伏せるほどだったのだ。
というか、レシピを後で見た時は、よくもこんな料理を私は食べたものだと自らの蛮勇に賞賛すら送った。




139:Dr.スカリエッティの華麗なる隠遁生活 5
09/01/31 20:36:01 f38SeeCe
 クアットロのメインテナンスは思いの外簡単で、肋骨より下にある内蔵の全交換だけですんだのだが、せっかく機材の電源を入れたのだからと、他のナンバーズについてもメインテナンスする事にした。
 さて、誰にしようか。
 私は悩みながら研究所内を歩いていると芳醇なミルクの香りが鼻孔をくすぐった。

「やらないか?」

 食堂で、ノーヴェと二人チャイを楽しむチンクの見つけ、私は悪ぶった雰囲気で椅子に腰掛け、おもむろに背広のボタンを外しながら問い掛けた。

「何をですか、ドクター?」

 些か品にかける私の振る舞いにチンクは眉をしかめ、ノーヴェも首をかしげる。
 何となく、セッテがベットの下に隠していた漫画のまねをしてみたが、どうやら二人ともその本の存在を知らないらしい。
 まぁ、当然だろう。我が家の風紀委員・チンクがもし知っていたら、ドゥーエまで召還しての大家族会議が行われているはずだ。

「ああ、すまないチンク。主語が抜けていたね。クアットロのメインテナンスが終わったので、チンクも少し早いが定期メインテナンスをやらないかと思ったのだよ」

 潜入工作中のドゥーエを呼び戻す事自体は別にかまわないが、セッテの蔵書が議題となるとクアットロが反転攻勢をかけてオットーやディードも確実に毒される。そしてディエッチにも、おそらく感染する。
 十五ミリ秒で会議の行方をシミュレートし、セッテの蔵書については一切触れない事にする。これについては後でウーノとセッテと三人で話し合おう。

「ドクターがおっしゃるのでしたら」

「ア、あたしも付いていっていいですか?」

 ティーカップを置いたチンクを見て、ノーヴェが慌てて自身のカップの中身を片づけようとする。

「構わんともノーヴェ。だが、その前に私にも一杯お茶をもらえるかな?」

 私はそんな九番目の娘を見て、インプリンティングという言葉を思い出した。


140:Dr.スカリエッティの華麗なる隠遁生活 6
09/01/31 20:37:21 f38SeeCe
 チンクは、クローン培養としては最初の純戦闘型の戦闘機人だ。その為、他の娘達よりも比較的頻繁にホットメインテナンスを必要とする。
 だが、この私が開発し、この私の手によって小改修を続けてきたチンクのバイタルに異常が現れる事など有り得ない。
 メインテナンスキットは、何一つ彼女の身体に異常はないと告げる。
 否、一つだけ異常を検知する。
 右目の視力だ。
 騎士ゼストとの死闘の末に被った手傷が原因で、彼女の右目は未だ光をとらえる事ができないで居る。
 無論、私の技術を持ってすれば、五〇倍光学ズーム搭載一.二Pピクセルモデル(手ぶれ補正付き)なら一五分、
ロストロギア「緋の目」の移植でも三時間、一からの再生治療だとしても一週間足らずで完治させる事が可能だ。
 それだけの技術基盤を持つ私が、八年もチンクの怪我を治していない理由を、たかが生身の魔導師ごときに手傷を負わされた彼女に対する嫌がらせ、などと誤解しないでほしい。
 むしろ私はチンクの応急処置と騎士ゼストのレリック移植が終わると、寝る間も惜しんで再生治療用の眼球を作った位だ。
 しかし、チンクが己の未熟に対する戒めとしてこのままにして欲しいと強弁したのだ。
 勿論、私は熱心に彼女を説得したし、最終的には強制的に治療しようとすらしたのだが、ランブルデトネーターの前では私の生命力などたかが知れていた。
 以来、私はメインテナンスキットの示す異常警報を一つだけ見逃す事にしている。

「お疲れ様、チンク。異常は無しだ」

「いいわねぇ、チンクちゃんはぁ。私よりも先に生まれたのにウーノ姉様からキビシー生活指導を受けないなんてぇっ」

 メインテナンスポットの中に浮かぶクアットロが早速暇をもてあましたのだろう、チンクに声をかける。

「クアットロ、自分の生活態度のせいだとは思わないのか?」

 検査服からボディスーツに着替えながら、チンクは呆れた様子で切り返す。
 私は実験以外の理由での夜更かしはせいぜい週に一度あるかないかだが、今回の件については共犯者である為にクアットロの事をどうこう言う権利はない。

「そうかしらぁ? 幼児体型でぺったん胸・だ・か・ら、ウーノ姉様も叱るに叱れないんじゃないかしらぁ?」

 ノーヴェが声を荒げる。

「クア姉!」

「フム、確かにクアットロの言う事にも一理あるな。チンクは成長抑制処置をそろそろ止めるつもりはないかい?」

 一方で私はクアットロの冗談に、チンクに施している処置の事を思い出す。
 厳密に言えばチンクだけではなく、比較的初期に起動させた戦闘機人達には全員に同じ処置を定期的に施している。

141:名無しさん@ピンキー
09/01/31 20:37:55 fw5QpknC
帰れ

142:Dr.スカリエッティの華麗なる隠遁生活 7
09/01/31 20:38:14 f38SeeCe
コストの著しくかかる戦闘機人達を、その手段があるというのに、生体部品の劣化で消耗するなど愚の骨頂だからだ。
 だが、チンクに老化抑止処理を施すのは、彼女の肉体年齢からすれば尚早に過ぎる。

「・・・ドクターの趣味でやってたんじゃねーの」

「はっはっは。ノーヴェ、それは大いなる誤解というものだよ。私の女性の体型に関する好みは、どちらかというとチンクとは真逆なのだからね」

 パパ、ちょっぴり傷ついたよ、ノーヴェ。

「じゃあ、どうしてチンク姉をお子様体型にしてんだよ」

「未成熟な身体に対する老化抑止処理の臨床実験が目的の一つかな」

「やっぱりドクターの趣味じゃねーか」

 語弊があるから、趣味とか言わないでくれないかな、ノーヴェ。

「で、どうするかね、チンク」

 必要十分な性能を発揮していたので、彼女の要望に添って成長抑制処理を施していたが、地上本部襲撃計画の決行も近づいてきたのだから、仕様変更をするとなるとそろそろ動かないとまずい。

「その、ドクター・・・それは命令でしょうか?」

 チンクは不安げに上目遣いで尋ねてくる。

「イヤ、単なる提案だよチンク」

「それでは、その、我が儘は承知していますが・・・この体のままで居たいのですが・・・・」

 成長した体になっても控えめな体型だった場合のことを恐れているのだろうか、普段のチンクらしくない歯切れの悪い様子に私は首をかしげる。
 まぁ、セクハラ扱いされたらその時は謝ろうと、私はチンクの遺伝子提供者の映像をホログラフに投影する。



143:Dr.スカリエッティの華麗なる隠遁生活 8
09/01/31 20:40:13 f38SeeCe
「体型のことだったら心配要らないさ、チンク。君の遺伝子提供者は十八歳の時点でこの通り、ドゥーエ以上に成長している。
個体調整の影響を勘案してもディエッチよりも大きくなると保証しよう」

「ぺったん胸から牛チチなんて、チンクちゃん羨ましいわン」

 ノーヴェが顔を真っ赤にして指摘する。

「ドクター、それセクハラ!」

 え、糾弾されるのは私だけ?

「ドクター、あの、それではダメなのです」

 チンクは絶望にうちひしがれた様子で、声を絞り出す。
 そんなッ、Dカップオーバーでも満足できないとは!

「あぁ、その、なんだ。通販用に開発した豊胸器具を併用すれば、素体よりも二カップアップも可能だと思うのだが?」

「いえ、逆です。その・・・騎士ゼストの・・・」

 嗚呼、成程。廊下抑止処理の臨床実験に志願した理由、即ち私の技術による底上げ無しでの再戦と勝利に彼女は未だ拘っているのだ。

「そーよねン、チンクちゃんよりも更にペタパイな女の子を二人もはべらす騎士ゼストですもの。これ以上成長したら、もう見向きもされないかも知れないものね~」

 ?
 クアットロ?

「それとも、かれこれ八年も手出しされていないんだから、最初ッから守備範囲外だったのかしら」

 チンクも何で衝撃を受けているのかな?

「アギトちゃんなんか、ユニゾンのシンクロ率が悪いのに騎士ゼストについて行っているものねぇ・・・」

「・・・騎士ゼストは・・・・」

「もしかしたら昨日の夜も、騎士ゼストがアギトちゃんにユニゾン・淫! とか」


144:Dr.スカリエッティの華麗なる隠遁生活 9
09/01/31 20:41:03 f38SeeCe

「騎士ゼストはそんなふしだらな事をしない」

 好敵手を侮辱されてチンクは泣きそうだ。
 それに反応して、ノーヴェのジェットエッジが回転を始める。
 うん、まずい。

「オーホッホッホッホッホッホ、そうかしらン。アギトちゃんが騎士ゼストに助けられたときは丸裸だったのよ。
お礼をしようにも出来るものは限られているしィ、騎士ゼストも据え膳に手をつけない程無粋でもないんじゃないかしらァ?」

 そんな特殊な性癖の人間に、優しいルーテシアを預ける程私も人非人じゃないのだが、チンクはクアットロの巧みな話術に嵌ってしまう。

「騎士ゼストは、騎士ゼストは・・・・」

 感情が涙へと姿を変えてチンクの瞳は決壊寸前だ。
 そして、ジェットエッジのモータ音が「ギュルルルル~」から「ヒュィィィィイイインンン」へと高音領域に遷移する。

「アア、もしかしたら昨日の夜もルーお嬢様とアギトさんの三・・・ゲボファア!」

 前述の状況から、私はメインテナンスポッドを満たすリキッド・チョッピリ・リリカルの濃度を上げて、クアットロを強制的に黙らせた。

「クアットロ、どうした。メインテナンスポッドの故障か。チンク、ノーヴェ、点検の邪魔になるから部屋の外に出ていたまえ」

 私の迫真の演技と、クアットロの突然の変調で、ノーヴェの足下に展開されかけたISテンプレートは消失し、チンクの意識からも好敵手のことが追い出される。
 その瞬間の隙をついて、私は二人の背中を押して部屋�なのはの唇をねぶりだした。



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