らき☆すたの女の子でエロパロ56at EROPARO
らき☆すたの女の子でエロパロ56 - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
09/03/05 03:18:45 UhOC5c7p
こなた「はぁはぁはぁ、ここまで来れば追ってはこれまい……」

401:名無しさん@ピンキー
09/03/05 03:25:43 0Nx+2Zvh
かがみ「遅かったじゃない」
こなた「げぇっーーーかがみん!?」

402:さすらいのらき☆すたファン
09/03/05 20:45:50 1Dvt+3dY
小ネタに分類されますか。
小ネタの保管は作者の自由でしょうか?もし決まりがありましたら教えてほしいのですが…
質問ばかりですみませんm(_ _)m

403:名無しさん@ピンキー
09/03/05 21:01:09 PmzRtbzY
>>402
コネタ欄は作者の保管というよりwikiの管理人さんの保管だった

元々、作品というかスレ内での面白いやり取りなんかがメインで保管されて高良、
今までは特に作者さん側がどうこうするって事はあんまりなかった

404:名無しさん@ピンキー
09/03/05 21:46:43 brsgsohj
>>403

みゆき「説明乙です、え?何で私ですって?呼ばれた気がしましたので」

405:名無しさん@ピンキー
09/03/05 21:56:54 nmIIPndC
>>402
他の職人や管理者のみなさんがどういう風にしているか空気を読んで見るのも必要
自分が1レスのネタを保管したいとかならばここではなくまとめwiki相談所に申し出るのが筋と思う

406:さすらいのらき☆すたファン
09/03/05 22:17:51 1Dvt+3dY
>>403>>405
ご教授いただき、ありがとうございますm(_ _)m

407:名無しさん@ピンキー
09/03/06 00:17:56 7UaHafVj
まあ、最近は小ネタが保管される事もないからなー。

投下された作品全てが保管されるという訳ではないし、特に気にしなくてもいいんじゃないかな?
実際俺も何本か小ネタを投下してるけど、保管はされてないし自分でもしない。

408:名無しさん@ピンキー
09/03/06 00:45:57 mX76Q4VR
小ネタっていっても作者名が今回はわかってるから作者の所に保管されるかと。
埋めネタとかの詠み人知らずな小ネタは保管されたりされなかったりかと。

409:54-290
09/03/06 20:59:59 Rp26yKii
皆さんこんばんは。54-290です。


拙作 此文字Dの3作目を投下させていただきます。

・クルマネタ注意
・今回クルマ分多目かも
・シートベルトを締めて、安全運転を心がけましょう。
作中の走行シーンを公道で真似しないでください。

例によってうpろだ使用です↓


URLリンク(www.sonokawa28.net)

410:ST205海苔 ◆ST205qYjsE
09/03/06 21:38:36 ifAUADL/
>>409
乙&GJ。

とりあえずこなたもみwikiさんもJRCかAPRC出るんならまずはB級ライセンス取得しないとな。
(何故Bライかって?Aライだと年に最低1度のレース出場を義務付けられるがBライだとそれがない)

411:名無しさん@ピンキー
09/03/06 22:14:22 RtMiFNi0
>>409
GJ。続き待ってたぜ!
コドライバーかがみ案をだした者ですが、ここで意外なる伏兵!
みwikiさんをコドライバーとするとは!
これはかがみのジェラシーファイヤー
つかさのジェラシービネガー炸裂するか!(゚∀゚)

しっかし、こちらが百合なら、あっちは薔薇ですかそうですかwwwww

412:名無しさん@ピンキー
09/03/06 22:43:59 MIIatTZQ
22:50くらいによろしいでしょうか。

413:42-115
09/03/06 22:53:20 MIIatTZQ
では。


 「玄関で寝ちゃった3・後編 よい子とまつりは早く寝ろ」


 ・14レス
 ・微エロ(脱がし合い・お触り)
 ・ゆたかvsまつり

414:玄関で寝ちゃった3・後編 1/14
09/03/06 22:54:54 MIIatTZQ
 「んん?」
 半ば乱入という態で入ってきた彼女は、玄関を見渡した。四人のお嬢様と一人のメイドが存在ましまし
たる玄関を。
 ゆたかが見るに年齢は二十歳前後。身長はかがみより少し大きいくらい。明るい茶系の髪に、おそらく
白い部類に入る顔は酒精に赤らんでいる。大きな垂れ気味の目は、動物的好奇心に輝いている。ヨッパラ
イでなければ、さぞ魅力的な事だろう。
 「おかえりなさいませ。あ、あの……」
 天才的なピッキングの才能を有するヨッパライが、帰るべき家を間違えてしまったという顕微鏡サイズ
の可能性を排除するならば、この人が希望の糸の繰り手の一人、柊まつりだろう。だがしかし、全くもっ
てまともではないこの状況下での初対面で、一体何を口にすべきなのだろうか。普段からまともで常識的
な思考によって行動しているゆたかは、口をつぐんで相手の出方を待った。これがいけなかった。
 まつりはゆたかの言葉を待つつもりなどハナからなく、一方的かつ勝手に状況を解釈していた。
 普段からややエキセントリックな思考と行動哲学を持つ彼女であるが、更なる飛躍要素として酒が入っ
ている事、酒の席で王様ゲームを興じ、女王様気分で帰宅した事が上げられる。だからまつりは、目の前
の光景をこう解釈した。


 玄関で寝ている四人→王様への捧げもの(食べていい)
 謎のメイド→王様の奴隷(食べていい)


 「おお、そうかそうか。苦しゅうない」
 「え……?」
 ゆたかとしては大いに困る。初対面の相手にいきなり納得されても……。
 まつりはおかまいなしである。この点は普段と変わらない。彼女はこなたが一人ナース姿なのを見て取
ると、かがみの腕をしっかりと押さえながら布団の中から引っ張り出す。それを見たゆたかが感嘆し、礼
を述べようとしたのも束の間だった。
 「お~、おいしそう。いっただきまーす♪」
 極めて場違いな事を言って、まつりはこなたの顔に自分の顔を寄せようとする。唇に唇を重ねるため…
…。
 「ダメ~!」
 メイドの仕事にお嬢様のファーストキスを守るというものが含まれているかどうかは定かではないが、
とっさに体が反応し、ゆたかは二人の間に割って入る。
 あるいは、まつりの狙いは最初からゆたかだったのかもしれない。こなたは意外なほど簡単にまつりの
手を離れ、かがみの上に落ちた。
 「ぐえっ」
 こなたに潰される格好になったかがみはそう言った(言わされた)が、その拍子に剥される格好になっ
ていた布団が元に戻ったので、凍える事はないだろう。戻ってきたこなたを抱えてぬっくぬくすることだ
ろう。

415:玄関で寝ちゃった3・後編 2/14
09/03/06 22:56:05 MIIatTZQ
 一方まつりと揉み合う格好でバランスを崩したゆたかは、ふと気付くとまつりの背景が床面になってい
る事に気付いた。むすーっと睨みつけてくるまつりの顔に差すのは、自分の影……? 膝は硬い床に触れ
ている。どうやらまつりの上に馬乗りになっているようだ。手に触れる柔らかいものは当然……。
 「奴隷(ろれい)ちゃん、ダイタンだねー」
 まつりが小悪魔に豹変する。
 「あっ、ごめんなさい」
 慌てて離れようとするゆたかの手を、まつりが捕らえて離さなかった。ゆたかの小さな手は、それより
は大きなまつりの手と、ゆたかのよりはずっと大きな胸にサンドウィッチにされる。さしものサンドウィ
ッチ伯爵ですら、ギャンブルを放り出して見入りそうな光景である。
 「いいよいいよ。今夜のあたしはちょーっと欲求不満でね」
 「はあ」
 「ちょ~~~~っと欲求不満なのだよ」
 「……」
 ものすごい欲求不満らしい。とうのも、出会いを期待させるような種類の酒席だったのだが……。
 「男が一人足んなくなったんだよ。急用だか急死だかで」
 「……そうなんですか」
 急死なら友達も合コンしてる場合じゃなかろうに。
 「よりによってあた(ら)しがあぶれちゃってねー」
 「……残念でしたね」
 この人の素材は悪くない。という事は、連れがよほどとんでもない美女で男たちを持っていかれたか、
性格と振る舞いがよほど禍したかである。前者であって欲しい、と願うほどゆたかはロマンティストには
なれなかった。
 「というわけで、食べちゃってくれて一向に構わないよ。その後(そろあろ)あた(ら)しが食べ(れ
)るけど」
 余り物のおかずの処分法を語る程度の投げ槍、捨て鉢、ぶっきらぼうぶりでまつりが言う。
 「私は困ります」
 サンドウィッチの具にされていた右手を引き抜くと、まつりは「あん」と色のついた声を出したが、ゆ
たかは構わず立ち上がる。
 「あーあ、つまんない」
 まつりはぶんむくれで、布団に包まって唇を尖らせる。……布団を返してくれそうにはない。まして、
四人を運ぶのを手伝ってくれそうにもない。
 ど、どうしよう……。
 ゆたかが思案に暮れている間にも、まつりは次の行動に移る。
 「……お腹空いた」
 明らかにゆたかに向かって言ってくる。
 「……はあ」
 「メイド(めいろ)さん、お腹(らか)空いたよぉ」
 「……ええと」
 「なんか作(るく)って」
 「……はい」
 「それとお風呂(ふりょ)沸かして」
 「…………はい」

416:玄関で寝ちゃった3・後編 3/14
09/03/06 22:57:16 MIIatTZQ
 言う事を聞いておいた方がよさそうだ。
 台所に入りかけたゆたかを、まつりが呼び止める。
 「ねえ。うちのお父(ろー)さん、どう(ろー)思う?」
 面識があるという前提がいつの間にかまつりの中に出来ているようだが、実際あるので普通に答える。
 「優しそうな方だと思います」
 「で(れ)もさあ、面白(おもひろ)くないんだよねえ」
 「……面白く??」
 はて? 柊ただおは、何かエンターテイナーとしての副業でも持っているのだろうか?
 「日本(りほん)の亭主(れいしゅ)っていった(ら)らさ、帰って『めし(れし)、風呂、寝(れ)
る』で(れ)しょ」
 ステレオタイプにしてもえらく古いような気がする。
 「何で(れ)うちのお父(りょー)さんは、それ(りぇ)を言わな(ら)いかね(れ)ー」
 「……さあ?」
 「一度見てみた(ら)いんだよねー」
 酔っ払いの戯言にしても、えらい変化球である。
 「そう(ろー)いうわけで、あた(ら)しが代わりにそれやるから。まず、めし~」
 「……はい」
 呆れ果てながらゆたかは台所に行き、夜食を用意する。ここは定番のお茶漬けである。ご飯はもうなか
ったので、レンジで温めるタイプのを戸棚で見つけそれを使う。それを電子レンジにかけている間に、風
呂を沸かす。その途中でまつりの様子を見てみたが、家の電話で誰かと話しているようだった。
 ゆたかは茶を注いでいる時、ふと京都での客に出すお茶漬けの意味するところが、自分の願望に微妙な
近似値を取っていることに気付いた。京都ではそれはもう帰れという意味を持つそうだが、だがしかし、
帰るも何もここはまつりの家だし、自分が帰ったらこなたたちが何されるか分からないし……。所詮はか
なわぬ夢である。
 お盆に茶碗とレンゲを乗せて、玄関に戻っていくと、まつりはまだ電話で話していたが、お茶漬けを見
るといかにも適当に切り上げて切った。よほど古き……でも良いとは限らない日本の亭主のステレオタイ
プを演じたいという願望があるのだろうか。
 「悪戯してな……したんですね」
 みゆき―つかさ組の布団が半分剥され、みゆきのパジャマのボタンが二つほど外されていた。まつりが
脱がせようとしたらしい。ゆたかは布団をかけなおしてから、お盆を差し出す。
 「いやー、邪魔が入っちゃってね」
 呂律の方は回復していたが、頭はまだまだのようだ。
 「誰からの電話だったんですか?」
 「ん? お母さんから。その前にお父さんからもあったよ」
 ……ま、まさか。ゆたかはこの日最大の嫌な予感を覚えた。

417:玄関で寝ちゃった3・後編 4/14
09/03/06 22:58:23 MIIatTZQ
 「二人とも帰るの遅くなるって。こりゃ、実質的な朝帰り宣言だね」
 ゆたかは、全ての希望の糸が千切れ飛ぶ音を幻聴した。まつりは希望の糸の繰り手どころか、絶望の深
淵で待ち受けるアリジゴクだったのだ。……それ言い過ぎかと一瞬思ったが、
 「まあ夜は長いんだし、女同士楽しくヤろうよ」
 なんて酒気交じりの笑顔で言われたら、その顔がウスバカゲロウの幼虫にも見えてしまう。体液を吸わ
れそうである。
 「ヤろうよ」
 「何で二度言うんですか?」
 「大事なとこだから」
 「大事な事、ですよね?」
 「そうとも言うね。じゃあ、食べさせて」
 まつりは身を乗り出して上目遣いになり、あーんと口を開ける。ウスバカゲロウの幼虫ではなく、鳥の
雛のように。
 しかたなくレンゲでお茶漬けを掬い運ぼうとすると、まつりはゆたかの腰を抱き寄せて、膝に座らせた。
レンゲと茶碗を手にしているため、抗う暇もなかった。


 あむ


 まつりはレンゲの頭ごとお茶漬けを頬張り、そして何故かしゃぶった。


 ちゅぱちゅぱ


 ゆたかはそれをやんわりと引き抜き、次々にお茶漬けを運ぶが、そのたびにまつりはレンゲをしゃぶっ
た。レンゲの造形をスキャンしようとしているかのように舌を這わせ、焦らすようにお茶に漬かったご飯
を嚥下していく。レンゲを持つゆたかの指には、まつりの舌の動きがほぼダイレクトに伝わってくる。そ
の舌がいつ自分の指に吸い付いてくるのではないかと、ゆたかは気が気でない。まつりはそんなゆたかの
表情を観察して、楽しんでいるようであった。上目遣いがナントモハヤ。
 「いやー、可愛かったよ」
 ようやく食べ終えたまつりは、そう言った。旨かったでもご苦労様でもなく、可愛かった、である。食
器を引き上げようとするゆたかを、まつりはまた呼び止めて言う。
 「レンゲの形ってさ……」
 「はあ」
 「便所スリッパに似てない?」
 先端部に限れば確かに似てなくもないが、しかしそうすると、まつりは頭の中で便所スリッパをしゃぶ
っていた事になる。
 「……」
 げんなりとしながら食器を流しに置いて戻ると、まつりは言った。
 「めしの次は風呂だね。着替え持ってきて」
 言うだけ言って自分はさっさと浴室の方に行ってしまった。ゆたかはまつりの部屋を不本意ながら漁り、
バスタオルにパジャマを見つけ、下着も適当なのを見繕ってもって行くと、まつりは何故かまだ脱衣所に
いた。何故かまだ服を着たまま。

418:玄関で寝ちゃった3・後編 5/14
09/03/06 22:59:30 MIIatTZQ
 「あたしにぴったりなのを選んでくれた?」
 ゆたかが差し出した物の内、下着だけ検分する。ぴったりも何も……。
 「ご自分で買ったんじゃないんですか?」
 「おお、よりによってこれかい!」
 まつりは湯上りに自分がつけることになる下着を、顔の高さに掲げる。自分でよりによってと言ってい
れば世話ないのだが、ゆたかもその点は同意してしまった。そのショーツときたら、横と後ろは「面」を
成しておらず「線」であり、つまりは紐であり、前も面積はそれなりにあるものの、二昔前のロックンロ
ーラーがしていたサングラスのように鋭角的な三角形だった。その紐も、横では繋がっていない。いわゆ
る紐パンというやつで、展開したままの形状はえらくヒゲの長いナマズに似ていた。しかもショーツ越し
に、まつりの顔が表情の仔細まで見えてしまう。……それくらい透けていた。
 「こんな透け透けでエロエロなのを穿いてほしいんだ。私に」
 あなたの持ち物じゃないですか。言ったら何されるか分からないから言わないが、ゆたかはそう思った。
 「その意気やよし。じゃあ、脱がして」
 「はい??」
 「脱・が・し・て」
 その場に脱ぐものといったら、まつりの着衣か、ゆたかの着衣くらいしかなかったから、ゆたかの着衣
をゆたかに「脱がして」では日本語的におかしくなってしまう。ヨッパライなら日本語がすっころげてい
ても不思議はないのだが、まつりのとのやり取りは支障なく成立してしまっていた。となるとまつりの言
動は、彼女の地の思考によるところが大きいようである。つまりはまつりの着衣をゆたかが脱がさなけれ
ばならないようだ。……その為に着たまま待っていたのだ。
 「い、嫌です」
 ヘッドドレスが吹っ飛ぶくらい頭振って拒絶の意を表すが、まつりは意に介さない。ゆたかの肩を掴み、
揺すぶって叫ぶ。
 「ぬーーーがーーーしーーーてーーー!!」
 まつり、何故か泣きそうな顔。ゆたかも泣きたくなってきた。女同士だからって……いやむしろ女同士
だからこそ許されない事を要求されているような気がした。まつりが朝まででも叫んでいそうな雰囲気(
というか気迫)だったので、ゆたかは要求に屈さざるをえなかった。
 「じゃ、じゃあ……脱がしますよ」
 ゆたかは、上衣の水色のニットに手をかけて脱がしにかかる。24cmもの身長差があったが、まつりはぬ
ぼーっとゆたかを見ていただけで屈んでくれなかったので、ゆたかは背伸びして四苦八苦の末脱がした。
―と、目の前に白のレースのブラが姿を現す。ゆたかが持ってきたショーツと張り合うかのように、こち
らも透け透け……。

419:玄関で寝ちゃった3・後編 6/14
09/03/06 23:00:21 MIIatTZQ
 「勝負下着だよん」
 まつりはそう言って、二つのカップをつなぐ紐を弦楽器のピチカートのように弾く。出会いを期待させ
るような酒席ならなるほど、そういう下着をつけるのも分からなくはない。でもゆたかにとっては別の問
題があって……。
 「あの……これも?」
 「脱がして♪」
 言われるままにホックを外すと、サイズが微妙に合ってないのか、二つの丘はぷるんと大きく躍動した。
ゆたかは思わず目をそらした。半分はコンプレックスのためであり、半分は外したばかりの下着の痕が痛
々しくも生々しくもあったためである。まつりの得物は大きさ・形とも水準以上の素晴らしさを持ってい
たが、何と言っても肌そのものが綺麗だった。よほどストレスと無縁なのであろう。
 「じゃあ、下も……?」
 「脱がして♪」
 ゆたかは膝を突き、ジーンズのボタンを外してジッパーを下ろす。下の勝負下着に至近距離で対面した
くなかったので、目を瞑ってジーンズを下ろす。そして手探りで下の勝負下着を探し当て……探し当て…
…あれ??
 「……穿いてないんですか??」
 胸に沸き起こった嫌な予感をそのまま口にするゆたか。
 「ん~、そういうのもアリかなーって」
 「……」
 絶句するゆたかのわきの下に手を入れ、まつりは立ち上がらせる。そして言うのだった。
 「よく出来ました」
 せめて下の方は見ないようにしながら、ゆたかは目を開ける。目の前にはとろけるほど魅惑的な、でも
どこか真心のこもっていないまつりの笑顔があった。
 「ご褒美として、脱がしてあげるね」
 ……え?
 言葉の意味を理解するより早く、ゆたかの視界をエプロンドレスが覆う。メイド服が捲り上げられたの
だ。そして返す刀でショーツに手をかけられ、一気に下ろされる。
 「!!」
 ゆたかは前を隠そうとするのだが、まつりは再び返す刀でワンピースタイプのエプロンドレスをたくし
上げ、ゆたかの申し訳程度の抵抗を粉砕し、ブラだけつけた姿にしてしまった。
 「懐かしいね、それ」
 ゆたかが小学生がつけているようなジュニアタイプのブラをつけているのを見て、まつりが笑う。
 「っっ~~~~」
 今度は屈辱と怒りがない交ぜになった唸りを上げるゆたかだが、まつりは至って普通にこう言った。
 「ほら、それも脱いで。着たままじゃ、背中流せないでしょ」
 「そういうつもりなら、最初からそうと言ってくれればいいじゃないですか」

420:玄関で寝ちゃった3・後編 7/14
09/03/06 23:01:04 MIIatTZQ
 ゆたかはブラを外し、まつりに手を引かれて浴室の洗い場に踏み込む。まつりは靴下を、ゆたかはヘッ
ドドレスを着けたままだったので、慌てて外して脱衣所に放った。そしてまつりは、かけ湯もせず、湯加
減も確かめずに湯船にダイブ。よい子はマネをしてはいけない。しかしちょうど良かったようで、バスタ
ブの縁に肘を突きお風呂ソング(?)を奏で始める。でも「♪ばばんばばんばんばん」って何の唄だろう?
 「メイドちゃんは入らないの?」
 背中を向けたまま洗い場に突っ立っているゆたかに、まつりが聞く。
 「一回入りましたから……」
 「そうか。それにしても、可愛いお尻だねー」
 「……見ないでください」
 「だったら一緒に入ろうよ~」
 「嫌です。いえ、けっこうです」
 「のぼせちゃのか~」
 危険を感じるからとは、念のため言わない。
 アルコールが入った状態での入浴は、危険な行為であるが……。
 「財産目録をまとめる機会があったら、こう書くといいよ。『一 とても可愛いお尻一個』って。あ、
割れてるから二個かな? あははははは」
 まつりに限っては心配無用である。
 やがて体が温まったのか、まつりは洗い場に出て、ボディソープを含ませたタオルを泡立て始める。十
分に泡立ったところでそれをゆたかに渡して背中を洗わせ始めたまだはいいが、何を思ったか省エネだと
か言い出して自分では頭を洗い始めた。肘から先が泡だらけなのは言うに及ばず、まつりの頭からはじけ
た泡が、ゆたかの顔面付近に飛来する。シューティングが得意なかがみなら避けたかもしれないが、ゆた
かは被弾を重ね、顔の周囲が白いもの(泡)だらけになってしまった。
 「……背中、終わりました」
 「うむ、ご苦労。続いて前を頼む」
 「い、嫌です」
 まつりの激昂を恐れながら、ゆたかが拒否する。
 「よいではないか。減るもんじゃないし」
 「神経が磨り減ります!」
 「可愛いお尻がこれ以上磨り減ったら一大事だけどね~」
 「っ~~~!」
 「……でもまあ、いいか」
 まつりはここで諦めたのか、自分で前を洗い始めた。そして頭とまとめてシャワーで流していく。でも
それは譲歩でも遠慮でも自重でもなく……。
 「いい事思い出したんで、先上がるねー」
 そう言ってさっさと浴室を後にした。

421:玄関で寝ちゃった3・後編 8/14
09/03/06 23:01:55 MIIatTZQ
 ゆたかは自分についた泡を洗い落とし、さらにしばらく待った。それはあのヒゲの長いナマズみたいな
下着を装着しているまつりを目撃したくなかったからであり、自分の着替えを見られたくなかったからで
ある。だがその決断が、後に取り返しのつかない事態を招くことになる。
 まつりの気配さえも遠ざかるまで十分に待ち、ゆたかは三度メイド服を着、今度はヘッドドレスも最初
から着けて脱衣所を出る。
 まつりはどこに行ったのだろうか。自室で寝息を立てている姿を期待しつつ玄関を目指すと、台所にま
つりがいるのを発見した。
 「ああっ!!」
 その姿を見て、ゆたかは愕然とする。まつりは台所のテーブルにつき、バルサミコ酢をラッパ飲みして
いたのだ!
 「そ、それ……」
 「ん~、ドイツのビールって変わった味がするねぇ」
 「ビールじゃありませんよ!」
 ゆたかは駆け寄って、バルサミコ酢の瓶を引き抜く。
 「バルサミコ酢ですよ、これ」
 「ああ、道理で……」
 まつりはシンク下の収納スペースに頭を突っ込み、最後の一本となっていたビールを取り出し、さらに
栓抜きも携えて玄関の方へ行ってしまった。その頃までには、ゆたかは激しい後悔にさいなまれていた。
バルサミコ酢を飲むのを止めたまではいいが、ビールは渡してはいけなかったのではなかろうか、と。
 依然見張らなければいけなかったので、ゆたかも玄関に移動する。まつりはビールの栓を抜こうとして
いた。グラスが見当たらないが、割れたら危ないのでゆたかは好きなように飲ませることにした。
 「それにしてもさあ……おかしいんだよね」
 まつりは宇宙最大の謎に挑む天文学者のような顔で言った。
 「……はい?」
 「三本買ったはずなのに、一本しか見当たらないんだよ、ね」
 最後の音節でビールの王冠が外れた。いまや砲門が開かれ、ビール瓶は戦闘準備完了である。
 「えと、それなら……」
 ゆたかが失言する。


 「お姉ちゃんたちが飲んでしまいました」


 まつりが激昂する。


 「ぬぁ~~にぃぃぃぃ!!」


 ゆたかの肩を掴み揺さぶる。
 「未成年に飲ませちゃダメじゃない!」
 未成年が、酒を、飲んでは、いけない。
 道徳的にも法律的にも、真っ当な発言である。が、まつりは勘違いをしていた。

422:玄関で寝ちゃった3・後編 9/14
09/03/06 23:02:35 MIIatTZQ
 「わ、私が飲ませたんじゃありませんよ!」
 「嘘ばっかり! 給仕はメイドさんの仕事でしょ!」
 酔った人間が正論を吐いたら、鬼に金棒である。
 「……いい度胸してるじゃない。人んちの妹を非行に走らせるなんて」
 キスが出来そうな距離に、まつりの顔が近付く。その顔は言葉とは裏腹に笑っていた。いや、嗤ってい
た。片腕でゆたかを押し倒すように抱え、空いた手が腰周りをまさぐる。
 「こんないけないメイドさんには、お仕置きが必要よね」
 ふるふると、涙目のゆたかが首を振る。今度は脱がされるだけじゃ済まないということを、願って備わ
ったわけでもない本能が悟ってしまった。
 「とりゃ」
 体を引っ張られ、ゆたかはまつりの膝の上に腹這いにさせられる。なおも手は、腰回りをまさぐり、ま
さぐり、まさぐり……一向に脱がそうとしない。
 「お仕置きの定番て言ったら、お尻ペンペンだよね」
 「……」
 何か予想とだいぶ違う、とゆたかは思った。
 「だいじょーぶ、痛くしないから」
 じゃあ何のために叩くのだろう?
 「で、お尻はどこ? ここ? ここ? ここか?」
 なでなで。
 さわさわ。
 もみもみ……。
 ゆたかはまつりの手が探し物に探り当てていることを知っているが、「そこです」と言うのも間が抜け
ているので黙っている。
 だが……。
 「……触りたいだけだったりしません?」
 エプロンドレスの上からでも形状が分かるくらい尻を突き上げているし、これだけ触れば嫌でも分かる
はずである。第一にまつりの手がピンポイントでそこに留まり、なかなか離れようとしない。だからゆた
かは、恐る恐る聞いてみた。
 「うん」
 あっさり認めた。
 「あんまりに可愛いお尻だったんで」
 まだ言ってる。
 「一緒に入ってくれなかった分を取り戻してる」
 根に持つタイプか。
 「ていうか、口答えしていいと思ってんの?」
 言いがかりをつけるタイプでもあるようだ。
 「触るだけにしようと思ったけど、減らず口を叩くからこっちも叩くね」
 「嫌……」
 エプロンドレスのスカート部分がめくり上げられ、ショーツに包まれた尻がむき出しになる。
 「は、穿いてても可愛い……」
 脱衣所では観察できなかったそれは、白と薄ピンクの縞パンで、弄り回されたせいで程よく食い込んで
いる。
 「じゃあ、叩くよ~」

423:玄関で寝ちゃった3・後編 10/14
09/03/06 23:03:27 MIIatTZQ
 嫌だと言っても止めないだろう。まつりの利き手の左は、お寺の鐘の撞き棒のようにゆたかの尻に叩き
つけられた。

 ベシッ

 「ひゃん!」
 「ん?」

 ベシッ

 「はぁん!」
 「おおっ」

 ベシッ

 「ひゅうん!」
 「あー、可愛い声」
 まつり指はさらに食い込みを強めたショーツに半ば侵入し、右手はキスする前にみたいにゆたかのあご
を持ち上げ、顔に浮かべた嗤いに強制対面させる。
 「気持ちいいの? 感じてる? 叩かれたから? それとも、お尻だから?」
 矢継ぎ早の質問(詰問)に、ゆたかは涙目で首を振る。
 「強情だね」
 ショーツの端に絡めた左手を翻すように動かし、再びその“可愛い”尻を外気に、ひいては自らの視界
に晒させる。気持ちいいなら、感じているなら、叩き続ければその内「もっとぉ」とか「らめぇ」とか言
って善がるだろう。
 そう思って再び、左手をお寺の鐘の撞き棒にしようとした時……。
 「くしゅん!」
 ゆたかはくしゃみをした。
 「くしゅん! くしゅん!」
 続け様にくしゃみをした。
 「寒い……です」
 可愛い声は、叩いたタイミングでたまたま出てしまったくしゃみだったのだ。素っ裸で浴室の洗い場に
突っ立っていたせいである。そしてまつりが撒き散らした泡を洗い落としたせいでもある。もちろんお湯
を使ったのだが、体が濡れたせいで却って体温を奪われてしまったのである。その上寒い玄関で下半身が
むき出し。くしゃみの三つや六つ出るというものである。
 「ごめん……」
 興を削がれたまつりはゆたかを解放した。背中を向けていそいそとショーツを上げ、ばさばさとエプロ
ンドレスを直す様子は眼福ではあったが、その後が気まずかった。ゆたかは初めての夫婦喧嘩をした新妻
のように背中を向け、膨れっ面で「もう知らないッ!」オーラを大放出中だった。
 「わ、悪かったよ」
 まつりは困り果てた新婿のように言って、ゆたかの頭を撫でる。尻を叩いた手で撫でる。
 「お詫びにこれ……」
 ゆたかむくれながら考える。「お詫びにこれ……」。何かするか、何かを差し出す時の台詞である。そ
の場に存在するものといったら、玄関で寝ちゃった四人のお嬢様、自分、まつり、布団、栓抜き、ビール
……。
 「うぐぅ」
 振り向いたゆたかの口に、何かがねじ込まれた。ゆたかはこの時、口に入れられたものが栓抜きだった
らいいのにな、と考えるという稀有な経験をした。そんな儚い願いは、えてして叶うものではなく……。
 「ん……んん……んふぅ」

424:玄関で寝ちゃった3・後編 11/14
09/03/06 23:04:25 MIIatTZQ
 瓶を握るまつりの指が図った様にゆたかの鼻を塞いだ為、黒い瓶から注がれるアルコール物質は、存外
すんなりとゆたかの喉を通過していってしまった。
 「暖まるでしょ?」
 首都・フィラデルフィアを奪われ、ジャーマンタウンでの反撃に失敗し、トレントンでの勝利で首の皮
一枚つながりながらフォージュ渓谷(バリー・フォージュ)で越冬する事になったジョージ・ワシントン
と愉快な仲間たちは、防寒具がないので大陸会議に「体を温めるために酒を送ってくれ」と要求したとい
うが、その首魁と同じ名を持つ原子力空母が横洲賀に来たからといって、まつりがその故事に倣ったかど
うかは定かではない。
 定かなのは、まつりが植民地から見た本国並みに理不尽だという事だ。未成年の飲酒を理由にゆたかを
狼藉し、そのゆたかにビールを飲ませたのだから。ひょっとしたら、ゆたかが未成年に見えていないのだ
ろうか。それもそれで、全くもって理不尽である。理不尽な酔い方である。
 「ささ、残りも」
 まだ半分くらい残っているビールを、なおも差し出す。心底済まなそうな顔で。
 「うぅ……」
 ゆたかはぼんやりした頭で、自分がかつてない危機に直面している事を認識する。
 自分より年上で、体も頑健で、自分よりはアルコールに対する耐性がありそうな四人のお嬢様を短時間
で撃沈したビールである。自分がまだ倒れてない事すら不思議であるところ、残りのビールを飲んだりし
たら、死んでしまうかもしれない。といって飲まなかったりしたら、まつりが「あたしの酒が飲めねえっ
てのか!?」なんて怒り出すかもしれない。
 それよりも眠かった。アルコールの摂取と睡魔に起因する、体が重金属になったかのような倦怠感と、
血液がヘリウムガスになったかのような浮遊感を同時に感じるのは、不快というよりない。だが、今眠っ
たら……まつりより先に眠ったら、おそらくは身の破滅である(性的な意味で)。
 最終的に眠ってしまうのはやむを得ないにしても、まつりを先に眠らせなければならない。そのために
はどうすればいいのか? 我慢比べ? いやダメだ。それではこの状況を……ビールを乗り越えられない。
 ……まつりは、ゆたかをかわいいと言っていた(お尻がだけど)。そこに突破口があるのかもしれない。
 ゆたかは瞬間的に作戦を立案し、実行に移した。
 「キス……させてください」
 媚を売るとはこういう感じなのだろうか、という表情を想像し即実行した。上目遣い、潤んだ瞳(アル
コールのおかげでこれは意識せずとも出来た)、怯える小動物の仕種。

425:玄関で寝ちゃった3・後編 12/14
09/03/06 23:05:16 MIIatTZQ
 「……?」
 まつりが怪訝そうな顔になる。酔っ払いの戯言と思われたのなら、心外極まりないところだ。
 「キス、させてもらえませんか?」
 理由を尋ねられたら、急に人肌恋しくなったのだと言う旨を伝えようと思ったが、まつりが問うたのは
別の事だった。
 「お尻に?」
 「……できれば唇に」
 できれば、は余計である。双方とも、酔った頭ではそこまで気が回らない。
 「い、いいよ」
 まつりはモジモジと答えた。それを受け、ゆたかは体を寄せる。
 「じゃあ、ぎゅーってしてください」
 「こう?」
 「……もっと強く」
 ゆたかの背中に腕を回したが、ビール瓶を握ったままでは不自由なので、まつりはそれを離した。ゆた
かはまつりの動作だけでその位置を推定し、頭に叩き込む。
 ゆたかの片手がまつりの髪を、もう片方が頬を撫でた後唇をなぞる。後者はバルサミコ酢の味がするこ
と請け合いである。自分を包む全てがやわらかくて、暖かくて、ゆたかもヘンな気分になりかけているの
を自覚した。
 「いいですか?」
 唇から指を離し、その行方が目に入らないよう顔を近づけると、まつりは小さく頷いた。
 「いいですか―」
 もう一度聞くと、まつりは目を閉じてそれを待った。だからゆたかは、ビール瓶を掴んでこう付け加え
た。
 「間接キスでも?」
 「関節? 股関せ―うぐぅ」
 まつりの唇にビール瓶を嵌め込んでやった。
 「飲んでください」
 まつりは抵抗しようとしたが、そう言ってやると喉を律動させ、残りのビールを受け入れ始めた。
 まつりを下にして床に倒れ、二人は折り重なる。だがゆたかは、ビール瓶を放さない。まつりはゆたか
を離さない。そのまま姦淫……いや、完飲。
 「どうでした? 私の間接キスのお味は?」
 さすがに冷笑的に過ぎる質問だと自覚しつつ、ゆたかは聞いた。
 「う~ん……。ビールの味がするねえ……」
 直接だったとしても、ビールの味はしたかもしれない。
 いまやまつりは寝息を立て、この痴態の終末を奏でている。それでも離してくれなかったためゆたかは
脱出を諦め、そのまま寝る事にした。最後の力を振り絞り足で布団を引き寄せ、拘束された手も使って広
げ、二人の上にかける。
 かがみ―こなた組、みゆき―つかさ組も相変わらず眠いの中。その両組の間に、新たにまつり―ゆたか
組が誕生した。
 連装三基となり、まつりとゆたかも玄関で寝ちゃったのである。

426:玄関で寝ちゃった3・後編 13/14
09/03/06 23:06:05 MIIatTZQ
 翌朝。
 一番最初に目を覚ましたのはゆたかである。それはメイドの義務感からだったかもしれないし、まつり
より先に起きないと身の破滅(性的な意味で)だという危機感からだったかもしれない。
 いつの間にか拘束が解かれていたので布団から抜け出すと、ゆたかは隣の布団で寝苦しそうにしていた
こなたを起こし、こなたがかがみを起こし、かがみはつかさに声をかけて起こす。その過程でまつりとみ
ゆきも目を覚ましたようだ。
 ゆたかはここでもう一波乱あるだろうと予感していたのだが、それは杞憂に終わった。彼女以外の5人
は、昨日の事を都合良く忘れていたのである。


 こなた→勉強中に寝ちゃったか……。つかさにビールを飲まされた気がするけど、あれは夢だよネ……。
 かがみ→こなたとつかさに押し倒される夢とか見ちゃった……。願望だったりするのかな。
 つかさ→バルサミコ酢ぅ~~。
 みゆき→つかささんを寝室に運んで差し上げようとしていて……転倒して気を失ったといったところで
しょうか。階段を上っている途中ではなかったというのが、不幸中の幸いでしょうか。
 まつり→無事に何事もなく(!)帰れてた! しかもお風呂にも入ったみたい。ああ、あたしって天才!?


 「はは……」
 「あはは……」
 「ははははは……」
 若干の気まずさというよりは、玄関で寝てしまった事への気恥ずかしさを残しつつ、柊家の玄関は笑顔
に包まれた。
 が、それも長続きはしない。
 最初に“それ”に気付いたのはみゆきである。6人の中で一番身長が高く、したがって一番脚が長い。
だから気付いたのである。


 布団の中に何かいる


 なるほど。言われてみれば、確かに布団が不自然に膨らんでいる。何か細長いものが6人の頭があるの
とは反対側で、並んだ三枚の布団の横の辺に平行になって横たわっているようだ。
 目線を交わし呼吸を合わせ、六人は布団をめくった。
 そこでは、柊ただおが寝ていた。
 「「お父さん!?」」
 まつりとかがみが詰め寄る。
 「「何してんの!?」」
 「あ、うん……」
 半身を起こして、二人の娘を見上げてぽけらと言う。
 「明け方に帰った……と思うんだけどね。みんなが気持ち良さそうに寝てたから、ご相伴預からせても
らっちゃった……んじゃないかな?」

427:玄関で寝ちゃった3・後編 14/14
09/03/06 23:07:03 MIIatTZQ
 「お父さん酔ってる? まだ酔ってる?」
 「うーん、どうだろうねえ」
 「どうだろうねじゃないわよ!」
 がーがー騒ぎ立てるまつりとかがみに、
 「お父さん、お帰りなさーい」
 遅ればせながらそう言うつかさ。
 こなた、みゆき、ゆたかは顔を見合わせる。柊姉妹にとっては父親だが、三人から見れば四人もの娘を
儲けた男性である。そんな人と同じ布団で寝ていたというのは……すごいプレッシャーである。
 「さて、もう一寝入りしようなか」
 そう言って立ち上がろうとしたただおは、やはり酔いが残っていたのかもしれない。よろめいて、とっ
さに支えようとしたみゆきを巻き込んで押し倒してしまった。
 「フラグ立った!?」
 こなたが目を輝かせ、
 「「あ……」」
 つかさとゆたかが驚きの表情を浮かべ、
 「「やっぱ酔ってるじゃない!」」
 まつりとかがみが目を三角にする。
 「大丈夫ですか?」
 押し倒されたみゆきが心配する。ちなみにパジャマの胸元は肌蹴たまま。
 「悪いね……」
 ただおはそう答える。そして何故かその必要がないのに見詰め合う二人。みゆきは動けないのであり、
ただおどうすれば安全に立ち上がれるか体に相談していたのである。
 写真家か画家か、あるいは彫刻家でも良い。この瞬間を切り取ったら、さぞかし愉快な作品が生まれた
事だろう。だがそこに現れたのは、芸術家ではなく鑑賞者だった。
 「17歳の頃のようにはいかないものね……」
 すぐ外でそんな声がしたかと思うと、玄関ドアが開く。柊みきの帰宅である。


 ぼと……


 ハンドバッグが手を離れ、万有引力に引かれて6300キロ離れた地球の中心に向かって落下し、無情にも
玄関のたたきに叩きつけられる音。
 「やあ、みき。お帰り」
 ただおが迎える。
 「ただいま……。あの、ただおさん?」
 「うん?」
 「何をして……いらっしゃりやがるの?」
 みきの日本語がすっ転げ、握り締めた拳がわななく。
 ただおの失言その1。
 「うーん、よく覚えてなんだけど」
 その2。
 「どうやらこの娘たちと一緒に」
 色々ファイナル。
 「玄関で寝ちゃったらしい」


 おわり




428:42-115
09/03/06 23:12:46 MIIatTZQ
はい、タイトルのまんまでした。
ではまた。いずこかの玄関で。


429:名無しさん@ピンキー
09/03/06 23:16:51 4OEWyigF
>>428
チョいエロあり、カオスありの濃厚なSSでGJ!
リアルタイム更新に遭遇できて幸運でした。

430:名無しさん@ピンキー
09/03/07 00:23:30 bBHx1p2P
GJ!!


『次は、あなたのお宅の玄関で!60分こーs』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V

ξ;゚⊿゚)(=x=.)

∧________
どさくさ紛れに妖しい事
いうんじゃねーッ!!

431:名無しさん@ピンキー
09/03/07 23:12:05 iGRyFrBX
GJwwwwwあいかわらずおもろいwwwwwwwww

てか、ゆた&まつって何気に初なのに、なんだろうこの「来るべくして来た」感はw

432:名無しさん@ピンキー
09/03/09 23:24:33 UZoXLhn7
へんたいかg「よし、長いことレスなかったからこなたは私の嫁ね」
拉致みなm「ゆたかは…私の…嫁…」

433:名無しさん@ピンキー
09/03/09 23:45:56 6Dqbd2jE
こなた「いーや、かがみんが私の嫁!」

434:名無しさん@ピンキー
09/03/10 01:05:58 x51028NW
「この際どっちが嫁かはっきりさせておいた方が良さそうね」

「望むところだよかがみん、愛してるからこそ本気で行くよ?」

「こっちのセリフよっ!今日こそあんたは私の嫁だってわからせてあげるわ」

「そんな事言えるのも今の内だよ、今からトロトロのデレデレになって二度と私に逆らえないように……」

「随分お喋りが長いじゃない、さっさと来なさいよ」

「かがみん敗れたりっ!勝敗の出し方も決めない内に勝負を急ぐのは焦ってる証拠と見たっ!」

「何を今更、今から二人でキスして恥ずかしくなって顔を反らした方が負け、シンプルでいいでしょ?平成の世に五輪書なんて通用しない事を思い知りなさいっ!」

「おっけー、それじゃ、始めようか……んにゃっ?」(ふ、不意打ちっ?!いやいや、これはただの先制攻撃……そして、かがみはこのリードを活かして持久戦に持ち込むはず、それならっ!)

「んぁっ……」(こ、こなたのヤツ、舌入れて来るなんて……タダでやられるつもりはないってワケね……でも、それじゃまだ五分ね)

「ふぁ……」(う、嘘……舌絡まっ……て、うわぁ……かがみと学校でベロチューしちゃった……もう負けちゃっていいかも……)

(なかなかしぶといわね……ん……?なんか、今日のこなたちょっと色っぽいかも……やだ、私、普通にドキドキして……)

「んにゃあ……かがみん、しゅきぃ……もっとぉ……」

「わ、わらひも、こにゃたのことしゅきぃ……あいひてう……」



「泉さんかがみさん、ここは学校ですから……そういう事はお家に帰ってから……」

「ゆきちゃん、邪魔しちゃダメだよ、二人でちゅーして恥ずかしくなってやめちゃった方が負けなんだって」

「え?では、お二人はいつごろから……」

「んー、放課後になってからずっとかなぁ」

「い、いけません!すぐにやめさせて下さいっ!」

みゆきの心配した通りに酸欠で倒れて、ふゆき先生のお世話になる二人だったが、当然その顔は幸せそのもので、とても急病人には見えなかったと言う……

流れに任せて小ネタしようと思ったらえらく長くなったわ……
お粗末さまでした

435:名無しさん@ピンキー
09/03/10 01:06:28 dIWPP/So
みwiki『つかささんなら、ずっと私の部屋で飼育してますからご心配なく。今日も、明日も、明後日も、そのあとも・・・』

436:名無しさん@ピンキー
09/03/10 01:35:36 Nt/T3xL+
つかさミコス「フフフ、ゆきちゃんに飼われてるフリをして実は私しか見れないように
        ゆきちゃんの心を調教して縛りつけてあげてるんだよ、うにょ~ん」

437:名無しさん@ピンキー
09/03/10 01:46:36 h0H9KaW8
ななこ「はぁ~……なんやろな、この差は……」

438:名無しさん@ピンキー
09/03/10 01:51:05 pTttUcrC
ななこちゃん……

439:名無しさん@ピンキー
09/03/10 03:38:09 pTttUcrC
お久しぶりでございます。
ついに新作が完成いたしました。

『にぶいよ!かがみ君』(かがみ×みさお、TS要素あり)
URLリンク(www.sonokawa28.net)

『かがみ君、どうするの?』の分岐ストーリーです。

440:名無しさん@ピンキー
09/03/10 08:57:00 2fHgNaIQ
>>433-434
こなたが反撃してるw

そういや、このスレの最初の方でみゆきの語尾に「だばだば」と付いてたけど、
あれって一体…?

441:戸別響
09/03/10 09:27:24 Cu609n2f
お久しぶりです、戸別です。
新作ができたので、投下したいと思います。
タイトル 夕暮れセンチ
・ひかる&ひより&こう
・非エロ
・5レス使用
3分後くらいに投下を始めます。では、どうぞ。


442:夕暮れセンチ(1)
09/03/10 09:31:24 Cu609n2f



ガラガラ

「うぃーす……って誰もいないのか」
放課後の教室、私は一人、がらんとした中を見てそうぼやいた。
私はこの教室で、部活動の顧問をしている。アニメーション研究部、通称アニ研の。
まあアニ研といっても、活動は主に漫画や小説を書いたりすることなんだがな。

そんなことは置いといて……
珍しいな、私が来たのに誰もいないとは。大体いつもは……

ガラガラッ! ガタン!

「す、すいません! 遅れてしまいました!」
しばらく教壇の上でボーっとしてると、黒髪ロングの女の子が慌てたように教室のドアを勢いよく
開けて入ってきた。

「おう、田村。どうした? いつももっと早く来てるだろう?」
「いやー、なぜか今日はホームルームが長くて……」

ガラガラ

「おっす、ってあれ? ひよりん今来たとこ?」
「あ、こうちゃん先輩、こんにちはッス」
私がその女の子に遅れた理由を聞いている間に、もう一人、褐色の肌の女の子が入ってきた。
「実はかくかくしかじかで……」
「あー、私もそうだよ。もう3年は卒業して、お前らが最高学年なんだから、もっと自覚を
持てよ! みたいな感じでさ」
「私も似たような感じです。2年になるから、自覚を持つようにと言われました」
最初に入ってきた女の子は、1年の田村ひより。次に入ってきたのが、2年の八坂こう。共に
別々の同人サークルに参加している、かなり本格的な二人だ。そういうプロ意識の表れか、この
二人、基本的に私よりも早くこの教室に来ていることが多い。だからさっき、私はこの二人が
いないことに疑問を持ったのだ。


443:夕暮れセンチ(2)
09/03/10 09:32:54 Cu609n2f


今日は卒業式後の最初の部活動だ。
そうか、こいつらも来月には2年と3年になるのか。

「で、どうだ? 何かネタは出たのか?」
八坂が聞くと、田村はギクッ、とかビクッ、とか、そんな擬音が聞こえてきそうな反応をした。
「……じ、実はまだ何も……」
「はぁ!? 夜中に聞いたときはもうすぐなんか出るって言ってたじゃん!」
「……その後すぐ寝落ちしちゃいましてね……出かけてたもの、全部パーッスよ……」
ダー、と泣きながら途方にくれる田村。何かこいつ、ネタがあってもなくてもいっつもこんな
感じだよな。

「……はぁ、じゃあ私も考えてあげるから、今日中にいいネタ出して、下書きに入ること。
出来なきゃ明日何か奢れ! 出来たら私が奢ってやるから」
「ひえぇ!? そ、それって私に奢れと言ってるようなもんじゃないッスか!」
「だったらキビキビ考えること!」
「は、はいッス!」
八坂はそんな田村を叱咤しつつも、いつもなんだかんだで手伝ってるしな。
こういう所は、学年が上がっても変わらないな、この二人は。

「こういうのはどうだ?」
「だめッス。そのネタは少し前に似たようなのをやりました」
「じゃあこれとこれを組み合わせて……」
「それもやりました……」
「……ていうか、私ばっかりに考えさせるなよ! 少しはお前も考えろ!」
「は、はいっ! すいませんッス!」
でもなぁ、田村もまだなんか頼りないよなぁ……いつも八坂に怒られてばっかだし。
……やるときはやるやつなんだけどなぁ。


444:夕暮れセンチ(3)
09/03/10 09:34:39 Cu609n2f

「うぅ……ネタ……ネタ……」
亡霊みたいにうめく田村。……なんか、ちょっと怖いぞ。
「……そんなにネタがないなら、今度こそあれを使えばいいんじゃないの?」
「……あれって何ッスか?」
「ほら、だいぶ前に先輩からもらったって言うネタ帳だよ。みかんを食べると、ってやつ」
ほう、そんなことがあったのか……
だがそれを聞いた途端、田村はピシッ、という音が聞こえてきそうな感じで固まり、ギギギ、
と首をゆっくりと八坂に向けた。

「……あ、あれはちょっと……」
「考えてもネタが出てこないんだろう? だったら……」
「だめッス! あれを使ったら負けのような気がするッス! 柊先輩には申し訳ないッスけど!」
何を慌ててるんだ、あいつは。もらったものなら使えばいいだろうが……ん?

「おい、田村」
「な、何ですか? 桜庭先生」
「今、私の見知った生徒の名前を聞いた気がするのだが……」
「柊先輩のことッスか? あ、柊先輩って言っても、先生のクラスのお姉さんの方じゃなくて、
泉先輩と同じクラスだった妹さんの方ですけど」
「なに? 妹ちゃんが漫画のネタを考えてくれたのか?」
「は、はいッス……」
……意外だな。妹ちゃんはそういうことには疎いと思ってたんだがな。

……そう思ったのだが、田村が少し暗そうに俯いて、
「一度先輩たちの前でネタが詰まってるって話をしたら、柊先輩が何故か一生懸命に考えて
くれましてね……それでネタを考えてくれたり、後日ネタ帳をくださったりしてくれたんです
けど……先輩には悪いんですけど、正直言って使えないものばかりなんですよ! でも自分からは
そんなこと言えなくて……だから先輩のそんな善意がかなり痛いんです」
と言ったから、あー、なるほどな、と妙に納得してしまった。

「つまりただのお節介だったってことか。妹ちゃんらしいな」
「ええ。まぁそのせいでこっちは少し困ってるんですけどね……」
ハハハ……とと乾いた笑い声を出す田村。心なしか眼鏡が曇っているような……

「……というか、田村って結構3年とつながりがあったんだな。特に泉や柊達のグループと」
「はい。泉先輩とは同じクラスの小早川さんが従姉妹ということから知り合いまして……
それからは、同じオタク仲間ということでお世話になってます」
……小早川っていうと、よく保健室に来てるあのちっこい娘か。そういえばそうだったな。


445:夕暮れセンチ(4)
09/03/10 09:37:08 Cu609n2f

「……小早川?」
と、ここでさっきまで私達の話についていけてなかった八坂が口を挟んだ。
「小早川って、ちょっと前にゲーセンでお前と会ったときにいた、ちっこい方の子か?」
「はい、そうですけど……」
そう田村が答えると、八坂はちょっと驚いたように見えた。
「……そうだよな、お前と一緒にいたんだから同い年だよな……」
「ど、どうしたんですか? 先輩」
「いや、なんでも……そういやちっこいで思い出したんだが、卒業式のときに、私がいつも
ゲーセンで打ち負かされてるちびを見かけたんだよ」
「へぇ……って、その子うちの卒業式に来てたんですか?」
「あぁ、しかもうちの制服を着てたんだよ。つまりさ、先輩だったんだよ、そいつ!」
「えぇ、マジッスか!?」
……今度は私が置いてけぼりか……というか、そんなこともあったのか。

すると、話を聞いていた田村が何かに気づいたように「ん?」と言って少し考え込んだあと、
八坂にこう尋ねた。
「……先輩、その子って、長くて青い髪をして、その髪にアホ毛がついてませんでした?」
「ん? あぁ、そうだよ。……って、何で田村が知ってるんだ?」
「先輩……その人が、さっき話しに出てた泉先輩です」
田村がそう言うと、八坂は目を見開いて、かなり驚いた様子で、
「何!? あのちびが、お前がよく話題にする泉先輩なのか!?」
「えぇ恐らく。卒業生でそういう人は泉先輩しかいませんから」
「……ということは、私がゲーセンでガチャプレイで負けた相手は、ひよりのクラスの小早川か!
そうか、どっかで見たことがあると思ったら、そういうことだったのか!」
「……一人で盛り上がってるッスね。というか小早川さん、泉先輩とゲーセン行ったこと
あったんですね……ん?」
一人はしゃいでいる八坂に圧倒されていた田村だったが、ピンッ、と何か閃いたように人差し指を
立て、なにやらぶつぶつと呟き始めた。


446:夕暮れセンチ(5)
09/03/10 09:42:05 Cu609n2f

「……フラれた彼氏がほかの女とデートしている場面に遭遇……そいつが自分の学校の先輩だと
知る……そこから始まる修羅場……いける、これならいけるッス!」
「うおっ!? ど、どうした、ひより?」
「いいネタが思いついたんです! 先輩、ありがとうございます!」
「あ、あぁ……じゃ、じゃあ早くその思いついたネタの下書きをしろよ」
「わかりました!」
突然さっきとは一変して目を輝かせている田村に、八坂は戸惑いながらも指示を出す。
それを聞いた田村は、鞄から素早く執筆道具を取り出し、猛スピードで下書きを書いていく。
それを見ていた八坂は、やれやれようやく落ち着いた、といった様子で、自身も鞄から道具を
出し、執筆作業を開始した。


「桜庭先生、さようならー」
「うむ、また明日な」
夕暮れ時になり辺りが暗くなった頃、八坂と田村の二人は今日の活動を終え、教室から出て行った。
アニ研は文化部の中でも時間には縛られないほうの部活で、ほとんどの生徒が早めに帰って
いくのだが、この二人はいつも下校時刻ギリギリまで作業をしている。

「いやー、何とか下書きまで終わって、ホッとしました」
「あぁ、よく頑張ったな。約束どおり、明日は何かおごってやるからな」
「本当ッスか? ゴチになります!」
「ただし、明日はペン入れ、表紙までやってもらうぞ。賭けは今日と同じな」
「え゛……も、もう賭けは勘弁してくださいッス……」

教室の外から聞こえてくる会話を聞きながら、私はとあることを考えていた。

八坂と田村。この二人も、いずれはここを卒業してくんだよなぁ。

そりゃ、私の教え子が世に出て行くのは嬉しいが……
少し、寂しくもあるよなぁ。

……って、私は何を考えてるんだろうな。
今日泉や妹ちゃんの話題が出たからか、それともこの前の卒業式の余韻か。

何故、こんなセンチメンタル感じてるんだ、私は……

そんな思いにふけりながら、ただひたすらにボーっとしてみる。

そんな3月3日、月曜日。卒業式後最初の部活動後の、夕暮れ時―





447:戸別響
09/03/10 09:47:55 Cu609n2f
以上です。
なぜかふと、書きたくなったアニ研組。ひかるセンセはともかく、こうは完全に初書き。
……口調とか、間違ってないか心配です。
次回も「先生」が出ます……たぶん。誰とは言いませんが。
感想、批評、ありがとうございます。今回も、よろしくお願いします。

448:さすらいのらき☆すたファン
09/03/10 15:33:36 CGv4+lHh
みゆき「今日は砂糖の日です」
こなた「へぇ…」
かがみ「3月10日で砂糖だなんて単純な語呂合わせよね」
こなた「そだねーところでみんな」
つかさ「なーに?こなちゃん」
こなた「どうして私の身体を舐めるのかな?」
みゆき「今日が砂糖の日だからです」
つかさ「こなちゃん、甘くて美味し~」
こなた「私の身体は砂糖でできてないよ。そんなSSがあったような…ってかがみ!スカートめくるなパンツ脱がすな!」
かがみ「何言ってるの、これからこなたの一番甘いところを舐めるのよ!
こなた「ちょ…やめ…アッ―」

449:名無しさん@ピンキー
09/03/10 23:57:51 dIWPP/So
みゆき『では私は甘い甘い、砂糖ミルクをいただきましょう』

こなた『ちょ!そんなとこ吸っても母乳とか絶対でないから!
みゆきさんぢゃあるまいし!』

450:名無しさん@ピンキー
09/03/11 00:02:31 2fHgNaIQ
>>448-449
こなた総受けかwww

451:名無しさん@ピンキー
09/03/11 00:12:01 Etcun4Im
つかさ「グラにゅ~とぉ~♪」

こなた「誰が上手いこ、アッー!」

452:名無しさん@ピンキー
09/03/11 00:42:14 w9aanfaU
>>451
何、ぐら乳頭?

453:名無しさん@ピンキー
09/03/11 00:51:06 CW8HF25D
みさき「こんな時まで仲間ハズレかよ・・・みゅ~」

454:名無しさん@ピンキー
09/03/11 01:08:59 xPWyWsip
>>449

みゆき「では、私のミルクをいただきたいと。いいですとも!
     たっぷり味わっていただきます!さあ!さあ!」
こなた「ちょwwwwwまだなにも言ってなwwwwうぷwwwww」
みゆき「なんと!では私のミルクをぶっ掛けられたいのですね!
     いいですとも!私のこなたさんに、白いもの!たっぷりと!」
こなた「ちょwwwwwおまwwwwww」

かがみ「白濁こなた・・・興奮しちゃうわ・・・ハァハァ」
つかさ「ゆきちゃんミルクうにょーん」

455:名無しさん@ピンキー
09/03/11 01:25:12 CW8HF25D
スマンみさおだわw ダメだもう寝る

456:名無しさん@ピンキー
09/03/11 01:50:31 xu1jK8g/
もっと白く・・・

457:名無しさん@ピンキー
09/03/11 07:36:20 yiNEZO5A
>>447
アニ研2人組の他愛の無い話と、センチメンタルな桜庭先生の対比がGJ!

458:さすらいのらき☆すたファン
09/03/11 07:37:58 Kx3p8qA5
『今日は何の日シリーズ』と銘打って3月11日編を御覧ください。

みゆき「今日はパンダの日です。明治2年のこの日、伝道中のフランス人神父ダヴィットは、中国・四川省奥地の民家で白と黒の奇妙な熊の毛皮を見せられました。これがパンダで、以来、世界中に知られることになりました」
ゆい「だからってなんで私がパンダの着ぐるみなんて着なくちゃいけないの?」
みゆき「黒井先生のためです」
ゆい「へ?」
ななこ「成実さん…」
ゆい「うわぁ!黒井先生、いつのまに後ろに…」
ななこ「ウチのためなんやな?ウチのためにそんな愛らしいパンダの格好を…」
ゆい「へ?ええ?」
ななこ「バレンタインは『売れ残りやないんや!』、ひな祭りは『何やろなー、この差ぁー』で済まされたウチのためにぃ!」
ゆい「ちょっと、先生おちついて…」
ななこ「いっただっきまぁ~す」
ゆい「ぎぃやぁぁぁぁ~」

459:名無しさん@ピンキー
09/03/11 22:25:09 pHxgcxT8
>>447
前半はらき☆すたらしいほのぼの系で、後半のセンチメンタルな雰囲気がまたいいですなぁ。
八坂こうが卒業した後の桜庭先生というのも見てみたいです。

460:名無しさん@ピンキー
09/03/12 00:08:27 Mn3KCqEk
なんか今回の大規模?規制って長いな。
●買っちまったよ……
ここだけならともかく、アニメ板もアウトなのが耐えられんわ。

>>428
この後のみきとただおが気になるなw
ただおさん無事でいられるのか?
>>447
教師とはいいもんですな…

461:名無しさん@ピンキー
09/03/12 00:18:23 aFluxICq
>>460
未確認情報だけど、運営荒らしは半年規制だとか
9月あたままで我慢とは放置プレイにしてもひどいね

462:名無しさん@ピンキー
09/03/12 00:25:20 Mn3KCqEk
>>461
運営荒らした特攻馬鹿がいたのかよwww


とばっちりでいい迷惑だよ……

463:名無しさん@ピンキー
09/03/12 01:10:25 6Nnn/Z93
半年……

「半年もだなんて、がまんできるわけないじゃないっ!」
「あー、毎日のように私を食べたがるかがみの場合そうだろうね……」

464:名無しさん@ピンキー
09/03/12 01:21:40 6Nnn/Z93
おや、昨日ぐらいまで規制受けてたんで無理かな、と思ってた俺は書き込めた。

「じゃあ書き込めたお祝いとして、私はこなたをもらうわね」
「お祝いとかなに――いつも通りじゃn――アッー!!」

465:名無しさん@ピンキー
09/03/12 01:42:14 aXdu/yuo
「では私も記念につかささんをいただきます」
「ちがうよ、わたしがゆきちゃんをいただくんだよ」

「あたしも記念にひぃらぎをいただきたかったのにぅゆ~T△T」
「なにいってるの、みさちゃんをいただくのはわたしよ^^」
「ひっ!あやのっ!ネチョだけはっ!ネチョだけはっ!ヴァッーーーーー!!」



「あっちこっちで記念百合天国、しばし被写体&ネタに困らないイヒヒヒヒ」

「記念に着せ替え、いっぱいさせてあげるね」
「記念に…拉致する…」

「おおっ、早速ネタのメインディッシュが…って、なぜこちらに?」
「「ひより(ちゃん)、いただきます」」
「アッーーーーーー!!」

466:名無しさん@ピンキー
09/03/12 02:42:45 H7/wuQHY
そんなこと言われたらためしに書き込みたくなる

アク禁でありませんように…

467:名無しさん@ピンキー
09/03/12 05:56:25 ymt/J3eq
おなじくためし書き。実況chで喰らって高良ダメかもな…。

468:名無しさん@ピンキー
09/03/12 06:34:53 FJhUvUh3
俺も俺も

469:名無しさん@ピンキー
09/03/12 07:26:35 loyZeepZ
試し書き

470:名無しさん@ピンキー
09/03/12 08:50:14 6Nnn/Z93
>>466-469
「みなさん無事書き込めたのですね。大きな影響はなかったようで何よりです」
「いや、ためし書きしようとしたけど規制受けて書き込めなかった、って人のは
ここに反映されないから、影響が小さいかどうかはわかんないわよ」

471:名無しさん@ピンキー
09/03/12 09:04:45 BJ9zkvTA
か『コレを突っ込んで半年放置なのね』
こ『意味不明だしそんな道具どこで買って来てしかもそっちの穴違うし、てツッコミ所はかがmアッー!』

472:名無しさん@ピンキー
09/03/12 18:12:04 Gix9hrRV
アク禁とかなんとか騒いでるとこっちも不安になったのでためし書き
近い内SSを投下しようと思ってるから、影響ありませんように

473:名無しさん@ピンキー
09/03/12 18:43:46 rgBoZdfK
確認……。

474:名無しさん@ピンキー
09/03/12 19:29:47 yoICMLb6
気持ちはわかるけど練習スレとか使おうぜ

って書こうと思ったらばっちり規制されてやがったwwww
zaqはアウトかorz

475:名無しさん@ピンキー
09/03/12 19:36:39 eu7ybZ0c
確認…

476:名無しさん@ピンキー
09/03/12 20:09:10 42Zpzt6T
OCN丸の内光はまだ規制中なんだな・・・・・

2ch本体も解除から2日と経たないうちにまた規制喰らってるし。

477:名無しさん@ピンキー
09/03/12 20:29:23 ALnXS7I2
>>476
ZAQもまだ規制中
解除は絶望的…

よって、P2から書き込んでる

478:さすらいのらき☆すたファン
09/03/13 15:30:59 rjyxaVkc
みゆき「今日はサンドイッチデイです。2個の『サン(3)』が『イッチ(1)』を挟んでいることから決められた日です。
サンドイッチの語源は、カードゲーム好きのサンドイッチ伯爵がゲームをしながら食べられる物として考案されたと一般に言われています。ですが最近では、『サンド(砂)とウィッチ(魔女)』以外は何でもはさんで食べれる万能メニューと言うのが有力説です」
かがみ「砂と魔女以外は“なんでも”?」
こなた「“なんでも”ってとこでなんで私を見るかな…」
ゆたか「私とかがみ先輩でこなたお姉ちゃんをはさんで食べちゃおうってことだよ」
こなた「んなっ?!みゆきさん助けて!」
つかさ「だぁーめ。ゆきちゃんは私とみなみちゃんではさむの」
みなみ「なんでもはさんで食べられる…」
こなた・みゆき「3Pオチかい!アッー」

479:さすらいのらき☆すたファン
09/03/13 15:32:54 rjyxaVkc
今日は何の日シリーズ3月13日編でした。明日はホワイトデーですので、職人の皆様のSSを楽しみにしてます。

480:ホワイトデー小ネタ
09/03/13 15:52:26 gjaPhED5
みゆき「ホワイトデーだからといって、キャンディーというのも
     少々ありきたりのような気がしますね、やはりここは
     ホワイトチョコでしょうね」
こなた「…一応、根拠なりと、聞いておきましょうかねみゆきさん(5m距離離脱)」
みゆき「もちろん、溶かしまして、デコレートするのです」
こなた「…一応、聞いておきましょうかね、何に?(教室の扉近く移動)」
みゆき「この上なく、甘くて美味なるものにです(じり)」
かがみ「そうよね甘いあま~いものにね(じり)
     白濁のデコレートをね…ウフフ(じり)」
つかさ「ぶっかけうにょ~ん(じり)」
「「「いただきます(ルパンダイブ黒い三連星)」」」



ざんねん そのこなたは すでに ざんぞう だった

481:名無しさん@ピンキー
09/03/13 16:15:08 5axRyhXx
こなた「砂と魔女以外……みゆきさん、砂と魔女以外って言ったよねぇ?!」

みゆき「は、はい、言いましたが……この状況でそれが何か……」

こなた「それならこのスターリングインフェルノで……

どうだ、魔女っ娘になれば挟めまいっ!攻守交代だねかがみん?

ささ、ゆーちゃん、さっきまでのはなかった事にしてあげるから一緒にかがみんを……」

ゆたか「う、うん!なんだかわからないけど今度はかがみ先輩の番なんだね」

かがみ「ちょ……私まだ心の準備がっ!アッー」

みゆき「その手がありましたか、ナイスです、泉さん」

つかさ「さすがこなちゃん、でも、ゆきちゃんはもう抵抗しても無駄だよ?」

みなみ「その通り、みゆきさん、諦めて」

みゆき「ふふふ、これでもそんな口が聞けますか?」

つかさ「げぇっ!黒ゆきちゃん!」

みなみ「終わった……何もかも……」

みゆき「あらあら、お二人共、先程までの元気はどうしたんですか?

うふふふふ、仕方ないですねぇ、これから私のおっぱいでサンドイッチにして元気にして差し上げますね

とは言え、どちらもおいしそうで迷ってしまいますねぇ……さーて、ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・なっ♪」

482:ペテ・クルルーソウ
09/03/13 20:18:26 XPzxEZlt
ホワイトデー 小ネタ
つかさ「こなちゃんの愛液を白くしてホワイトチョコを作ろうかと思うの」
かがみ「愛液って元から白いんじゃないの?」
つかさ「あれ、そーだっけ?分かんないや。ゆきちゃんどうなの」
みゆき「私も深くは知りませんが、まぁ確かめて見た方が速いですね」
つかさ「だよねー、って言う訳でこなちゃん協力お願いね」
こなた「あれっ、さっき残像を残して消えたはずなのに、なんで私はここに居るのー!」
つかさ「こなちゃんは知らず知らずに時空転移して戻って来たんだね」
こなた「ヤバい、急いで逃げないと……あれ、体が動かない!」
みゆき「それは私が泉さんに羽交い締めしてるからです」
こなた「いっいつの間に!」
かがみ「みゆき、GJ!」
つかさ「さぁこなちゃん、パンツ下ろすよー」
こなた「ちょっ、止め、誰か助けt アァァー」


483:名無しさん@ピンキー
09/03/13 20:22:46 D8BiJsHc
>>482
生理前後は白く濁るらしいね

484:名無しさん@ピンキー
09/03/13 21:20:56 gjaPhED5
かがみ「うぷっ、随分たっぷり出るわねこの愛液」
つかさ「もう全身べっちゃりだよー」
みゆき「おかしいです、この液量、明らかに人間の噴出量を凌駕してます」
かがみ「毎度鼻血を人間含有水分以上噴出してるあんたが言うな」
みゆき「恐縮ですだばだば」
かがみ「ほめてねえって、ていうか鼻血ふけ。
     ・・・こなた、なんかしぼんでない?」
みゆき「ああ、なんということでしょう、極上の手触りを持つ
     こなたさんのお肌が、ゴムになってしまいました」
つかさ「ごむごむうにょーん」
かがみ「ていうかこれ、もろゴム風船だし・・・おのれ、またしても・・・」

一方

みなみ「ひより・・・・ひより・・・どこ・・・」
ゆたか「ひよりちゃん、どこかな?かな?折角ホワイトデーのために、
     特注のキャンディタイツを着せ替えてあげようと思ったのに」
みなみ「着せたら・・・全身・・・なめる・・・」
ゆたか「ああ、考えただけでも体調不良が全快しそうだよお・・・」
パティ「ワターシのボニュウもデコレートしてさしあげまーす!ヒヨリン!カモーン!」



こなた「三十六計」
ひより「逃げるに如かず」

485:名無しさん@ピンキー
09/03/13 22:34:46 D8BiJsHc
>>484
前から気になってた、みゆきの台詞の語尾の「だばだば」って、もしかして鼻血噴出してる音か?

486:ペテ・クルルーソウ
09/03/13 22:48:20 XPzxEZlt
>>458
ホワイトデー小ネタ2
ゆい「あぁ、まさかあんな目に合うなんて……思わなかったよ……」
ゆい「まっ、今はパトカーでパトロール中だから暫くは安心だし。現れたとしてもすぐ逃げちゃえば良いからね。安心安心♪」
「成美さ~~~ん!」
ゆい「こっこの声は!」
ななこ「やっぱりこんな所に居たんやな!」
ゆい「げっ、黒井さん!なんで居場所が分かったの!?」
ななこ「それはな、成美さんのパトカーに発信機付けたからや!」
ゆい「イッツ・の間に!」
ななこ「今日はホワイトデーやからな。お礼は三倍返しにしたるで!ジュルリー」
ゆい「って、私は何もあげてないけどー!(無理やり体を捧げられてしまったけど)逃げないと!」
ななこ「そうはさせるかいな!」ガシッ
ゆい「うっ嘘っ!車が動かない!なんでー」
ななこ「それはウチが抑えてるからや」
ゆい「ひー!化け物ー!おっ応援を呼んで……」
ななこ「(車の扉を無理やりぶっ壊して)させるかいな~」
ゆい「ひっ、誰か助け……」
ななこ「いただきます」
ゆい「こんな白昼堂々と、しかもこんな道端で、やっ止め…… アァァー」


487:名無しさん@ピンキー
09/03/13 23:07:37 gjaPhED5
>>485
みゆき「とりあえず、過去ログをお読みになってくださいだばだば」
こなた「だああああああっ!鼻血かけるな!自重しろーヽ(`Д´.)ノ」
かがみ「とりあえず、kairakunozaで『こな★フェチ』検索すれば」
つかさ「しあわせになれるとおもうよ、うにょ~ん」
みゆき「さて、こなたさんには紅いものではなく、やはり白いものをだばだば」
こなた「ちょwwwwそのだばだばは鼻からじゃなくひょっとして乳からですかアッーーーー!!」

488:名無しさん@ピンキー
09/03/13 23:58:40 0buhpmkL
>>481
ホワイトデーの流れだけど、空気を読まずに魔女ネタ。

「こなた!、なんて格好してるのよ。」
「いやー、この前見たアニメでいいこと言っていたからね。」

『パンツじゃないから、恥ずかしくないもん!』

「ここまで影響されると、逆に感心するわ。」

489:名無しさん@ピンキー
09/03/14 01:19:50 wYwNYwOa
「……つまり、とにかくパンツじゃなければ恥ずかしくないと、そういう解釈でいいわよね?」
「か、かがみ様?目がヤバいデスヨ?というかそのワキワキ言ってる手は一体……うにゃあああああ!?」

《しばらくお待ち下さい》

「か、かがみぃ、これ、すーすーするよぉ……恥ずかしいからぱんつ返してよぉ……」
「だーめ。それよりもうちょっと早く歩かないと、いつまでたっても着かないわよ?」


>>488のせいでこんな電波を受信してしまった。最早魔女もホワイトデーも関係ないなコレw

490:ペテ・クルルーソウ
09/03/14 02:48:24 9Tl34buC
ホワイトデー小ネタ3
まつり「ねぇ、お母さん。お願いがあるんだけど」
みき「あら、どうしたの?まつり」
いのり「あっ、実は私もお母さんにお願いがあるの」
みき「いのりもなの?2人ともお母さんになんのお願いがあるの?」
まつり「え~と、実はね……」
いのりまつり「「お母さんの母乳を飲ませて!!」」
みき「…………………………へっ?今、なんて?」
いのりまつり「「だから母乳を飲ましてって言ってるの」」
みき「いのりにまつり一体どうしたの?なんか変なものでも食べた?」
いのり「変なもの食べてないし、至って普通だよ」
みき「何故に母乳?」
まつり「えっだって今日はホワイトデーじゃない。」
いのり「そうそう、だから母乳、って言うか白濁汁を飲まして」
みき「はくだく…って、ホワイトデーだからって何でそんな物飲ませないといけないの?」
いのり「良いから良いから」
みき「いや、良くないわよ……っていのり、目が怖いわよ……」
まつり「イイカライイカラ」
みき「まつりも不気味よ……言語も妖しくなってるし……」
いのりまつり「「イイカライイカライイカラ」」
みき「ひっ!こっ怖い。ただおさん助けて!」
いのり「お父さんは居ないよ。残念だったね!」
みき「そっそんな!誰か助け……」
まつり「助けを呼んでも誰も来ないよ。諦めて!!」
みき「ちょっまつりっ、服を脱がさないで!やっ止め……」
いのり「抵抗しないの、ブラを外すよ……わっ、結構胸大きいね!」
みき「はっ恥ずかしい!」
いのり「それでは……」
いのりまつり「いただきます!!」
みき「これって所謂逆近親相姦って、やっ止め…… アァァー」

ただお「我が家は安泰だ\(^O^)/」


491:名無しさん@ピンキー
09/03/14 09:09:36 F3OuHa2I
かが『えっと・・・鼻血は今更もう驚かないんだけどなんで母乳まで出してるわけ?』

みゆ『泉さんへの愛のなせる業でずわだばだば』ビュッビュ


こな『いやぁ冗談のつもりでみさ○らなんこつを全作みゆきさんに読ませたら・・・一晩で新たなスキルを身につけたからびっくりだよ』

かが『おまえのせいかぁあああああ!』


みゆ『いいえ、泉しゃんへの
愛のなせるわじゃが、
しろいみりゅく、れひゃうっ
れひゃうのぉおおおおお!』ビュルッビュッビュッ




つか『今更みさく○ってどんだけぇ・・・』

492:名無しさん@ピンキー
09/03/14 09:20:11 lfRH17h/
ホワイトデー小ネタ

午後5時 大宮駅前

「えーっと……あ、いたいた。おーい、あきらちゃーん!」
「あ、つ、つかささん……」
「どうしたの? またここで集合だなんて」「え、えっとね……つかささんっ。こ、これ、 どうぞ!」
「……えっ? 」
「この前のバレンタインと誕生日のプレゼントのお返しです! あ、開けてみてくださいっ」
「……クッキー?」
「はい……ひとつ、どうですか?」
「えっ、こ、ここで?」
「はい」
「……じゃあ、一個だけ……あ、おいしい……」
「本当、ですか!? よかった……それ、私が作ったんです。料理の本を見ながら、初めて作って
みたんですけど……」
「え、そうなの? ……うん、よくできてるね」
「……つかささんに褒められると、とても嬉しいです」
「あきらちゃん。プレゼント、ありがとう」
「私も、つかささんが喜んでくれたみたいで、よかったです。……つかささん……」
「ん? な……」
―チュッ―
「……えっ……?」
「…………」
「あ、あきらちゃん!? ど、どうして……」
「きょ、今日はここに来てくれてありがとう! ま、また会いましょう!」
タッタッタッタッ……
「…………あきらちゃん……?」

吹き出

493:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:29:34 Sa8Wfl+t
被りがなかったら5分後あたりから投下いたします。

494:42ー15
09/03/14 23:36:34 Sa8Wfl+t
ホントお久しぶりです。
ホワイトデーということで一つ投下します。

タイトル「ファーストキスはちょっぴり苦い」
6レスお借りします。

495:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:39:14 Sa8Wfl+t
「あったかいなぁ……」
一人ぼっちのお昼ご飯の後、まるでお昼寝中の猫のように陽だまりで丸くなる。
起きたのはついさっき。せっかくの休みだから、ってことで今日はお寝坊さんです。
お父さんは仕事で、ゆーちゃんは……どこ行ったんだろ? まぁ靴はさっき見たところ無かったし、みなみちゃんと遊んでるのかな。
しっかし、あったかいねぇ……。
西の方では桜が咲いたとか咲かないとかニュースになってたけど、まぁ確かに朝は布団から出るのはそれほど億劫でもなくなったし、今だって暖房無しでも十分あったかい。
でも、外は出たくないなぁ……。春一番ってやつ? もう、すっごい風強いし。

ご飯を食べてから30分くらい陽だまりでぐうたらしてると、珍しく手元に持ってきてたケータイがブルブルいっている。かがみんからだ。
「もしもーし」
「あら。あんたが電話に出るなんてひと雨来るかしら」
「むぅ、久々に電話に出たと思えば……」
「まぁいいじゃないの、久々に一発で繋がったんだし」
「で、どしたの?」
「あぁ、そうそう。うちに遊びに来ない?」
「えー……」
「何よその反応」
「だってさ、外絶対寒いじゃん。風強いし」
「あー、んじゃ私行くわ。いい?」
「おや、かがみんそんなに私に会いたいのかい?」
「うーん、まぁなんでもいいや。んじゃ行くから」
「待ってるよー、かーがみんっ♪」

496:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:42:11 Sa8Wfl+t
ガチャ
「お邪魔しまーす」
「おかえり、あなた。ご飯にする? お風呂にする? それとも、わ・tってちょっと反応してよー」
「あぁ、ごめんごめん。何かめんどくさくって」
そう言うとそそくさと靴を脱ぎ家に上がるかがみん。
「お菓子とか持ってくから部屋で待っててー」
「私も持ってきたからあんまりいらないわよ」
「またかがみんダイエット中?」
「うっさいわ!」

お菓子やらジュースやらを持っていくと、いかにも飛び乗ってきて欲しいと言わんばかりにかがみんはゴロゴロとしていた。
「両手がふさがってるからその要求には応えられないなぁ」
「なにがよ」
「抱きついてきて欲しかったんじゃないの?」
「はぁ? 何言ってんのよ」
「まぁまぁ」
そしていつもの感じで雑談モード。いつもより上の空のかがみんが気にはなったけど、きっと体重の事気にしてんだろなー、とか思ってた。

けど、突然かがみんは正座して
「そうそう、あんたに渡すものがあったのよ」
と私を見た。さっきの雑談のときよりも声が大きく感じた。
「? 何かマンガ貸してたっけ?」
「いやいや、そんなんじゃないわよ。ほいっ」
そうしてテーブルに置かれたのが手のひら大くらいの淡いピンク色の箱。なんだかやたら春っぽいなぁとか思った。

497:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:44:26 Sa8Wfl+t
「なに? おみやげ?」
「今日は何の日?」
「ふっふ~♪」
「み○もんたか。はい、カレンダー見ましょう。今日は何の日ですか?」
「えーと、14日?」
「正解。んじゃ今日は何月?」
「3月」
「正解。んじゃ3月14日は?」
「……土曜日?」
「あんた、気づいてんでしょ? はい、正解はホワイトデーでしたー」
そういって開けた箱の中にはびっしりと生チョコが。ココアの香りがほのかに広がる。
「どしたの、これ?」
「どうしたって、お返しよ。バレンタインデーの」
「だ、誰が作ったの?」
「私に決まってるじゃない」
「だ、だってさ、悪いけどかがみんだよ? こんなにおいしそうなんだよ?」
「いい加減怒るわよ! と、とにかく食べなさいよ!」
そこまで言ってかがみんは俯いた。でも耳は両方とも真っ赤だ。
それにしても綺麗に出来ている。四角だけど不格好でなくて。
「そいじゃ、いっただっきまーす」
ぱくっ
おぉ! うまい! 甘すぎないし、くどくないし、口の中でまろやかに溶けていく。
「かがみん、おいしい!」
「ホント? ホントに?」
「うん、ホント! かがみんやれば出来るじゃん!」
「あんたはいっつも一言余計ね。―よかったぁ……」

498:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:46:14 Sa8Wfl+t
どうやらかがみん、徹夜してこれを作ったらしい。さらには、一切つかさの助言や手伝いを受けていないとのこと。
「すごいじゃん! いやー、うちの嫁、実はできる子でしたよ」
「……」
……あれ? いっつもなら『いつアンタの嫁になった』突っ込んでくるんだけども……。
「―ねぇ、こなた? 話があるんだけどさ……」
「なにー?」
真剣に聞いて欲しいの、と前置きした思いつめた顔のかがみん。私の眼をまっすぐと見ている。
「―何でだか分かんないけどさ、このチョコ作ってるときさ、あんたの顔がやたら出てきてさ」
「うん」
「そして、何だかすごく恥ずかしくなった。もう、自分でもわかる位に真っ赤になってたと思う。―それで、気づいたの。やっぱり自分はこなたが好きだって」
「……うん」
「しかも、友達としてじゃなくって……えっと、そういうのじゃなくって……」
「……恋愛対象、として?」
「うん……」

「本当に好きな人としてこなたのことを想ってたんだなぁ、って……」

499:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:47:54 Sa8Wfl+t
「……私、こなたが好き。友達としてじゃなく大好きな人として」
「そっか……」
そう言ってお互いに下を向いた。
正直、かがみと恋人同士になるということを全く想像したことが無かった。
もちろん、友達としては誰よりも好きだ。けど……

この沈黙を破ったのはかがみの方だった。
「……ごめんね、でも自分でも分からないの。こなたと付き合いたい、とか今まで思ったこともなかった。けど……」
「……けど?」
「好き。これだけははっきり言える。私はこなたが好き。大好き」
もう、かがみんのバカ。そんな面と向かってはっきりと言われたら……恥ずかしくてかがみのこと直視できないじゃん……。
「引いたならそれでいいよ。悲しいけど、それが答えなんだと思うし……」

そしてかがみはやりきった感を出しながら深く息を吐いた。
私はそんな一仕事終えたかがみの横に座る。
こんなこと言う前は真っ赤っかになって私の事もろくに見れなかったくせに、今では隣に私がいても堂々としているように見えた。

500:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:51:14 Sa8Wfl+t
「……ねぇ、かがみ」
「ん?」
ちゅっ
「っっ!!!?」
私はかがみの唇にキスをした。私は告白を聞いてからずっとそうだったけど、これでかがみも一気に茹でダコみたいになる。
「……ありがとう。全然、引いてなんかないよ? これが私の気持ち」
「!!!?」
「……私もかがみのこと好きだよ。一番好き」
「でも、かがみとの恋人関係を私は今まで望んだことはなかった」
「……告白されてから、自分と向き合ってみた。そしたらすぐに答えは出た」
かがみは真っ赤な顔で私の眼を見ていた。私の一言一言を聞き逃さないようにしていた。
「……でも、付き合う、っていうのは想像できない。だから、お互い大好き同士でこれからありたい」
「……うん」
「そしてお互いが付き合いたいと思えるようになったら……付き合おう?」
「……うん♪」
そうして、お互いに合図があるわけでもなく目を閉じ、唇を重ねた。


~~~~~
「かがみんったらいつまでニヤニヤしてんの?」
「そういうあんたもよ。……ふふっ」
「♪ そうそう、バレンタインのお返しなんだけどさー……」
「あんた忘れてたんでしょ? それとも何かあるの?」
「あのー、かがみんの口に付いてるので……ダメ?」
「えっ?」
「あ、あのさっきの私の口にかがみんのチョコ付いててさ、それがチューしたときにかがみんに付いたんだけどさ……」
「……これはココアや。まぁいいわ、その代わり……」
「その代わり?」
「……もう少しちょうだい?」
「うん!」

501:42ー15
09/03/14 23:54:19 Sa8Wfl+t
終了です。今日中に投下できて良かった…。
パソコンの調子が良くないので携帯からなんですが、改めてパソコンの便利さを痛感しました…。

読んで頂いた方、ありがとうございました。

502:42-15
09/03/14 23:59:00 Sa8Wfl+t
名前欄のハイフンが不格好だった…気にしないでください。

503:名無しさん@ピンキー
09/03/15 00:03:05 kSsZiY5n
久しぶりだけど、まだまだ、かめば味でるこなかが、
苦いなんていってたけど、甘いじゃん!
これじゃあカカオ99%でも甘いかもねっ!
ぐじょお(≡ω≡.)b

504:さすらいのらき☆すたファン
09/03/15 00:09:16 YjnO2RKJ
やはり恥じらうかがみんはイイ…
GJです!
日付が変わったところで今日は何の日シリーズ投下します。

505:さすらいのらき☆すたファン
09/03/15 00:11:59 4NFFg6zI
みゆき「今日は靴の記念日です。1870年のこの日、西村勝三が東京・築地入船町に日本初の西洋靴の工場・伊勢勝造靴場を開業したのが始まりです。というわけで泉さんにこのヒールを差し上げます」
こなた「わ~ありがとう、みゆきさん」
みゆき「高良グループが総力を挙げて開発した泉さんのためのヒールです」
こなた「わ~ぴったりだよみゆきさん」
みゆき「では、履いたところで…」
こなた「ん?」
みゆき「踏んでください」
こなた「…へ?」
みゆき「さあ、そのヒールで踏んでください泉さん!」
こなた「あ~私急用が…うわっ」
かがみ「ああ!こなた、もっと強く!強く踏んで!ついでに罵って!」
こなた「かがみ?なんでそんなとこに寝てるのさ?!」
つかさ「ヒールうにょ~ん」
こなた「つかさまで!」
みゆき「ああ…泉さんのおみ足…すりすり」
こなた「ちょ…みゆきさん、いい加減やめないか」
かが・つか・みゆ「やらないか」
こなた「ちゃんと告知しなさ(ry  アッー」

506:ペテ・クルルーソウ
09/03/15 00:45:45 TtEPlpU8
ななこ「このヒールを履いて、ウチを踏んでくれや~」
ゆい「ひー!きよたかさーん、助けてー!!」


みき「もうっ、ただおさん!なんであの時助けてくれなかったのよ!この馬鹿!死ね!!(ヒールでゲシゲシ)このっこのっ」
ただお「ああぁっ、もっとっもっとー!!(´Д`;)ハアハア」


こんなネタしか浮かべない

507:ヒールな流れにのってみる
09/03/15 01:13:20 1hob1aHC
風呂上りにゆっくりと横になりくつろぐそうじろう。
不意にその背中に、何やらとがったものによる圧迫を感じた。
「ぬ、一体何が?なんかこう、ただならぬ圧迫が・・・
 ていうか、痛い・・・これは痛い・・・いたいいたいいたい!!」




(全くそうくんたら、こなたといっしょになんてエッチなゲームやってんの!!
そんなそうくんなんか、ヒール履いてこうしてやる、えい、えい!!)

「しかしなぜだろうね、気持ちよく感じてしまうのは・・・
踏み方からして、明らかにマッサージじゃあないというのに・・・
ああ・・・なんか、もっとやってほしいかも・・・(゚∀゚)」

(そ・・・そんな・・・逆効果!?orz)

508:ヒールと聞いて
09/03/15 10:15:14 HrmTlJrZ
「…なんでみんなあたしをみてんのよ。」
「いや…あきら様なら、その、踏んで下さると、ファンの皆様が思ってるのでは…」
「冗談じゃないわよ!なんであたしがそんなキモイM共にそんな施しくれてやんなきゃなんないわけ!?」
「または…ほら、あれじゃないすかね、ヒールなヒールでも、あくや…」
「ほお…白石てめぇいい度胸してんじゃねぇか…望み通りヒールで踏んでやるよオラオラッ!」
「アッーーー!!」

509:ヒール便乗ってみた…w
09/03/15 13:01:33 Kzbkxc9x
「…本当に、いいの?」
「うん、みなみちゃんにして貰えるなら…いいの」

(高良先輩…何てものを送ってくれたんですか)

『今日はヒールの日ですから』と先輩から頂いたヒール。
私にはあまり似合わないと思いつつもそれを受け取り、親友のゆたかとその経緯を話してした。
ゆたかは『みなみちゃんなら絶対似合うよ』と言ってくれたけど…。
私はまだ半信半疑状態だったから、じゃあ放課後にゆたかがお世話になっている泉先輩の家に
お邪魔して履いてみる事にした。

ヒールのサイズは私にぴったりで、よくあるバランスのズレや足の痛みは全く無い。
まるで私の為に作られた様にしか思えない程ジャストフィットしていた。

異変が起こったのはその直後だ。

ゆたかの顔がいつもより赤い。
あまり身体が強くない彼女の事だ、ひょっとして風邪でも引いたのかな?と思ったのだが。
まさかこんな言葉がゆたかの口から飛び出そうとは。

「みなみちゃん…あのね」
「何?」
赤ら顔でもじもじしながら恥ずかしそうに私の目を見る。

「そのヒールで…私を踏んで欲しいの」

踏む?
まさかゆたかは肩凝り持ちだとか。
あまりの出来事に思考が混乱している。

「みなみちゃんのヒール姿を見てたら、何か変な気持ちになってきて…」
ゆたかの言葉に私の混乱した思考はだんだん確証に変わっていく。
「ごめんね、変な事言って。今の言葉は忘れて」
そこで彼女の声は止まった。

「んっ…」
私とゆたかの唇同士が重なり合う。
ゆたかの欲情した姿に私の気持ちを押さえる事は不可能だった。


510:ヒール便乗ってみた2
09/03/15 13:05:17 Kzbkxc9x
「んっ…」
私とゆたかの唇同士が重なり合う。
ゆたかの欲情した姿に私の気持ちを押さえる事は不可能だった。

「こんな…感じ?」
「もっと強くても…いいよ」
私はヒールをゆたかのお尻の部分に照準を合わせ、踏みつける。
勿論制服のスカートの上からだが。

「あっ…はうぅ」
明らかに痛みとは違う、別の声。
「どう?」
「気持ちいい…でもまだ物足りない感じ」
彼女はそう言ってベッドの縁に凭れ掛けるようにして足を広げる。

「ここに…して」
ゆたかが指を差した部分は女性の大事な場所である事は明らかだ。
それでも私は、ゆたかの言うがままにスカートの上から軽く踏む。
「ああんっ」
身をよじらせて甘い呻きを発するゆたか。
ヒールの踵で踏むたびゆたかの制服のスカートに染みが出来ていく。

優しく、時には強く。
ゆたかは色っぽい声をあげながら、腰を動かし私のヒールに自分の大事な場所を擦り付ける。

「お願い…もっと、強くっ」
ごくり、と私の喉が鳴る。
もうヒール越しからでも分かる位にゆたかの大事な場所は濡れていた。
もし私がここで力を入れたら…。

でももう止める事は出来なかった。
だってゆたかの壊れる姿を見たかったから。
「いくよ…」
私はそう言ってゆたかの大事な場所をぎゅっ、と踏みつける。

「あっ!駄目っ、みなみちゃん、私もう…駄目ぇ!」
その瞬間ゆたかは大きく身体を震わせ、一度二度仰け反り。
絶頂のあまり失禁してしまったのだろう、ちょろちょろと音を立ててスカートに大きな染みを、
フローリングの床にも液体を広がらせる。

「あっ…はぁ、ふぅ…」
ゆたかの壊れた姿に私も限界だった。

ヒールをゆたかの下着越しに当てながら私も彼女の指で慰めてもらう。
もう制服も身体も私とゆたかの放ったもので汚れようとも、お互い愛し合うのだった…。

511:という話だったのさ!
09/03/15 13:20:02 1hob1aHC
フフフフフフカリカリカリ・・・か、完成ッス!!
し、新境地!あの王道百合ップルに新境地開拓したッス!!
ちょっとマンネリ気味だったわが作風も、これでまた革命ッス!!

さあ、完成原稿、早速印刷業者様へレツゴ・・・

ぷにゅ

なんスかこのやわい感触・・・
「オウ!ヒヨリンたらイキナリ激しすぎマース・・・ワターシのバストに
ベリグーなペイン!もっと苛めてクダサーイ」
げ!パティ!!逃げるッス!!
って、えっ!?いつの間にヒール履いてるっすか私!?
ていうか、全身ボンテージスタイルってどんだけー!?

「さすがひよりちゃん、すっごく似合ってるよ」
ゆ、ゆーちゃん、あんたかあっ!
に、にげなければ・・・せめて、印刷屋さんにたどり着くまでは・・・ッ

ぐにゅ

な・・・また・・・まさか
「あう・・・ひより・・・いいっ・・・たまらない・・・」
や、やっぱりみなみちゃん!!
「あーん、みなみちゃんだけーずるいよー、わたしもー」
ええい反転!そして逃げ・・・
「ジュテームヒヨリン、プリーズストンピング!」
しかし、まわりこまれてしまった。
「ひより・・・もっと・・・もっと・・・」
「うふふ、私もたっぷり踏んでくれなきゃ、ユ・ル・サ・ナ・イ♪」

「MにしてもSにしても私ってこんな運命アッーーーーー!!」

512:名無しさん@ピンキー
09/03/15 13:32:21 bmdJKHMe
Sのはずなのに総受け、まさに新境地!

513:名無しさん@ピンキー
09/03/15 14:38:18 Kzbkxc9x
うはははw
ひよりんナイス、その状態で印刷所に持って行ったら

「料金はいいですからその足で私たちを踏んで下さい!」

になる予感w
そして投下ミスサーセン(一部被った)orz


514:さすらいのらき☆すたファン
09/03/15 15:04:22 4NFFg6zI
拙作の小ネタにいっぱいレスがきて嬉しいです!
調子に乗って新作のSSを投下させていただきます。

タイトル:血に潜む欲望(前編)
カップリング:かがみ×ゆたか
属性:エロ有り、強姦・ダーク・鬱注意
URLリンク(www.sonokawa28.net)

今日は何の日シリーズともども感想をお待ちしております。

515:さすらいのらき☆すたファン
09/03/16 13:39:26 m2O2XUw+
みゆき「今日は万国赤十字加盟記念日です。1886年のこの日、日本の博愛社がジュネーブ条約に加盟し、翌年日本赤十字社に改称しました。というわけでこのナース服を小早川さんに…」
ゆたか「え?私?この流れだとこなたお姉ちゃんじゃないんですか?」
かがみ「作者の趣味らしいわね。私も着てるわよ」
ゆたか「かがみ先輩まで!」
かがみ「なんでも私とゆたかちゃんがナース服着てこなたとお医者さんごっこするとこが見たいとか」
ゆたか「おk許す」
こなた「また3Pオチかい!アッ―」


今日は何の日シリーズ3月16日編でした。
保管支援人様、早速の回答・許可ありがとうございますm(_ _)m携帯からは避難所に書き込めないのでこちらに書きました。


516:名無しさん@ピンキー
09/03/16 16:49:35 qrC0ZJB7
ほんの少し昔 麦笛と言う男がこのスレにいたな

517:名無しさん@ピンキー
09/03/16 17:32:55 EKNTfCNq
懐かしいな……

518:名無しさん@ピンキー
09/03/16 18:00:35 DKBmgq2C
書き込みが無きゃないで文句を言う
あればあったで文句を言う
どうしろと?

519:名無しさん@ピンキー
09/03/16 18:19:34 +z50mXJs
ややこしいのはスルースルー。

みんなGJ!
てか、この調子で一年365日こなちゃん襲ってんのかおまいらw

520:名無しさん@ピンキー
09/03/16 18:39:00 oVmTUk4C
時にひよちゃんも襲ってます。

521:名無しさん@ピンキー
09/03/16 19:32:54 JRO4fmVw
>>518
書き手は多くを語るべからずってやつでしょ。
投下前の注意書きと
投下終了のレスだけにしろってやつか。


そういうのは誤爆スレにでもぶちまけてくれい。

522:名無しさん@ピンキー
09/03/16 19:44:14 Zr0r/axQ
とりあえず

感想、小ネタ、雑談時はコテを名乗らないほうが
反発や罵倒を受けなくて済むぞ。

と言ってみる。

523:ペテ・クルルーソウ
09/03/16 19:54:23 2q6I2zWW
>>515に便乗して
ゆたか「ナース服に着替えましたー」
かがみ「ナース服を着たことだし、早速こなたんと一緒にお医者さんごっこしますか」
こなた「私はそれを望んでないけど…」
ゆたか「まずはなにからやれば良いのですか?」
みゆき「それはもうナースのなすがままに」
かがみゆたか「「ヨシキタッ!!」」
こなた「ちょっ、それ駄洒落って……やっ、止めt アァァー」

うん やっぱり こういうネタしか 思い浮かべない

524:名無しさん@ピンキー
09/03/16 20:01:52 Zr0r/axQ
・・・・あ、空気をからけと読む人だったか。了解('A`)
頼むから、少し前のレスくらい、読んでくれよ・・・

525:名無しさん@ピンキー
09/03/16 20:06:50 JRO4fmVw
リロードしてなかったと解釈しましょう…………


今日はもう消えるぜ。

526:名無しさん@ピンキー
09/03/16 20:56:39 2q6I2zWW
>>523の者です
再度ご迷惑を掛けてしまい、申し訳御座いませんでした

また やり直して来ます


527:名無しさん@ピンキー
09/03/17 01:19:03 g8tue36h
>>526
あんまり気にしなさんな。


528:名無しさん@ピンキー
09/03/17 02:39:19 JZtvNJNC
そのとおり、作品発表するとき「だけ」堂々と名乗ればよいのです。

他は名無しでいてくれるなら、小ネタ連打は、
地味にスレに活気を与えてくれる。
早い復帰を待ってるぜ!

529:名無しさん@ピンキー
09/03/17 06:52:42 /Psrsa25
今日からお彼岸入りしたとゆうことで小ネタ
かなた「今日からお彼岸入りね下界行きのチケットも取れたしそうくんこなた元気にしてるかしら…」

アナウンス「霊界交通4219便下界行き間もなく発車します」

下界
かなた「さてと着いた何時も通り顔見せてもアレだし…そうだ!」
泉家リビング
ピンポ~ン♪
こなた「はいは~い」
ガチャ…あれ?誰もいない?
「こなた~誰か来たのか?」
こなた「いんやぁ~誰もいないよ~……うん?何これ?ビデオテープ?」
何か書いてある…萌えるビデオ…
今日はここまでです。
ネタがまた出来たら又書こうと思います。

530:今日は何の日シリーズ3月17日編
09/03/17 07:04:21 Ig/rX8ZY
みゆき「1953年のこの日、麻薬取締法が公布されました」
ゆたか「麻薬なんて取締っても意味ないよ。ね~こなたお姉ちゃん」
こなた「どうして私に同意を求めるのカナ?」
ゆたか「だって私こなた中毒、略して『こな中』だもん♪さあお姉ちゃん早速……ほぇ?」
みなみ「私は…ゆたか中毒…略して…ゆた中…」
ゆたか「み、みなみちゃん?」
かがみ「私もゆた中よ」
つかさ「ゆた中うにょ~ん」
ゆたか「つかさ先輩、うにょ~んがそろそろマンネr(ry」
つかさ「Σ(゚д゚ )」
みゆき「ゆたか中毒…ハァハァ(;´Д`)」
かがみ「早く…早く『ゆたか分』の補給を…」
ゆたか「こなたお姉ちゃん!助け…アッ―」


531:名無しさん@ピンキー
09/03/17 11:25:53 OOXtqfPh
亀レスだが
>>514
暴走したかがみに、ゆたかを助けたみなみ。
ゆたかはかがみと仲直りできるか、それともかがみはさらに暴走してしまうのか続きが気になります。
中編待ってます。

532:名無しさん@ピンキー
09/03/17 22:08:12 Lsj4Dpsy
>>529


( ゚∀゚)o彡゜きっとクルー!

( ゚∀゚)o彡゜きっとクルー!

( ゚∀゚)o彡゜続きキボーン!

533:名無しさん@ピンキー
09/03/17 22:39:27 JZtvNJNC
>>532

「萌やマース」
「ちょwwwお母さんwwwパソから出てきてなにしてんのwwwwwアッーーー!!」


新ジャンル、「かなリング」or「貞かなた」

534:名無しさん@ピンキー
09/03/18 21:30:00 r3mAYzPG
語呂悪いなw

535:名無しさん@ピンキー
09/03/18 23:05:42 3uzyKXda
そのビデオ見ると一週間後に萌死にするんですね判ります。

536:23-49
09/03/19 00:05:17 vH/KY2dY
どうもです
久しぶりに短編一本仕上げてみました
某所で某氏に見せていただいた某イラストが元になっています
被りがないようでしたら五分後ぐらいから投下させてください


・かがみ&こなた
・エロなし
・15レス使用
・なんぞこれ注意

537:オウマガトキ 1/15
09/03/19 00:10:51 iErE8lhT
 
 祭囃子が聞こえる。

 ピーヒャラ ピーヒャラ トンツクツ
 トンツク トンツク ピーヒャララ

 幾重にも連なる人垣を越えて、むせ返る様な人いきれを抜けて。
 どこか古めかしい笛と太鼓の音が飛んでくる。
 高く、低く。
 細く、太く。
 夏の湿った熱気のように、身に、耳に、纏い付く。
 仰いでみれば、どこまでも連なる提灯の列と列との狭間に浮かぶ、冗談のように円い月。

 ピーヒャラ ピーヒャラ トンツクツ
 トンツク トンツク ピーヒャララ

 いまどき、こんな音を流すところがあるなんて。
 つかさがいなくてよかった。
 熱に浮かされたような頭で、ぼんやりと、そんなことを思う。
 あの子はこの音が嫌いだから。
 そして私もあまり好きではない。たぶん、小さいころに見てしまったテレビの影響なのだろう。
 何かの時代劇だったか、それとも横溝正史か江戸川乱歩あたりのミステリだったか。
 詳細は忘れてしまったけれど、この、か細い祭囃子のメロディーだけは、
 おどろおどろしい映像とともに鮮明に記憶に焼き付いている。
 あれを見て以来、この音がテレビから聞こえてくるたびに私は不安を掻き立てられ、
 つかさなどは涙目になって震えていたものだ。
 だから。
 今日あの子が熱を出してこの場に来られなくなったのは、むしろ幸運だったといえるだろう。
 対して、私は……
 ……。
 ……。
 ……?
 あれ……私は……私、は……
 どうして私は、こんなところに来ているのだったか……


「―かがみ?」


「え?」
 不意の、横合いからの声に、振り返る。
 目に飛び込んできたのは、鮮やかな赤。
 提灯の灯りに照らされて、鮮明に、けれどもどこか曖昧に浮かび上がる、赤色の浴衣。
 それを纏う小柄な体。
 いつもはだらしなく伸ばされて、今はきれいに結い上げられている長い髪。
 幼さ、あるいはあどけなさを残した顔に不思議がるような色彩を浮かばせて。
 目元の泣きぼくろが妙に印象的な。
 そんな、少女。
「どうかした?」
「……こなた?」
 その名を呼ぶ。
 そう。こなただ。泉、こなた。
「? なに?」
 訝しげに、小首を傾げる。
 頭の横に引っ掛けられた狐の面が、音もなく揺れた。


538:オウマガトキ 2/15
09/03/19 00:11:45 iErE8lhT
 ああ、そうか。

 思い出した。
 彼女に誘われて、来たのだった。
『お祭りに行こう』
 いつもの放課後―いや、違う。携帯にかかってきた電話で、そんなふうに誘われて。
 私は、この夏祭りに来たのだった。
「いや……なんでもない」
 首を振る。
「ごめん。ちょっと、ぼうっとしてた」
 そう。そうだ。
 そんな言い方だったから、またあのコミケとかいう“祭典”に連れ出されると思ったから、一度は断って。
 だけど今度は本当に普通のお祭りだからと押し切られて。
 騙されたと思って来てみたら本当に普通のお祭りで。
 でも、あの埋立地には遠く及ばないものの、想像以上だった人の多さに、戸惑って、そして、
「人ごみに酔っちゃった、みたい」
 そういうこと、なのだろう。
「……この程度で?」
「悪かったわね」
 さらに不思議がるこなたに、ため息に乗せて返す。
「五歳のころからあんな場所に出入りしてるなんていうあんたと、一緒にするな」
「むぅ。人聞き悪いよかがみ」
「人聞きも何も事実だろ」
 そうしながらも、変だなと思う。
 確かに私は、そう人ごみに強いわけではないけれど、この程度で酔うということは今までになかった。
 そういう意味ではこなたの疑問はもっともだ。
 これなんかよりも、そう、たとえば正月三ヶ日の我が家、鷹宮神社の方が遥かに人の出は多い。
 なのに、なぜだろう。
 半ば無意識で人の流れから外れて立ち止まる。

 ざぁ。

 生ぬるい風が吹き抜ける。
 すぐそばの出店に並べられた無数の風車が一斉に廻りだす。
 鮮やかで、曖昧な、色とりどりの羽の列。
 金魚すくいに綿菓子に、射的に当てもの、焼きとうもろこし。屋台を行き交う人と人。

 ピーヒャラ ピーヒャラ トンツクツ
 トンツク トンツク ピーヒャララ

 祭囃子が途切れない。
「……」
「って、かがみ。本当に気分悪そうじゃない?」
 こなたが言う。
「うん……」
 なぜだろう。
 さっきぼうっとしてしまっただけじゃなく、なんとなく熱っぽいような、頼りない感覚が全身に薄っすらと漂っている。
 つかさの風邪を少しもらってしまったのだろうか。
「ちょっと休む?」
「……そうね」
 頷いて。
 手を引かれて、路の脇。
 ちょうど膝ぐらいの高さの石垣があった。腰を下ろす。こなたは、そのまま。
 立ったまま。

539:オウマガトキ 3/15
09/03/19 00:12:39 iErE8lhT
「何か飲み物でも買ってこようか?」
 気遣わしげな、声。
「―はっ」
 思わず噴き出す。
「? なにさ」
「別に……?」
 額を押さえる。
 少し汗をかいている。
「ただ、ちょっとね。―あのこなたが。泉こなたさまともあろうお方が、傍若無人を絵にかいたようなあんたが、
そんなことを言ってくれるなんて、ね」
 そして流れ出る辛辣。
 おかしい。
 さすがに言いすぎだろう。ここまで言うほどのことじゃないし、そのつもりもなかった。
 なのに言ってしまった。フォローする気も起こらない。
 気分がささくれ立っている?
「むぅ」
 こなたが口をとがらせる。
 膨れっ面を隠すように、そっぽを向く。
 頭の横に引っ掛けられた狐の面が、入れ替わるようにこちらを向いた。
 いまどき見ないような、田舎の旅館の廊下にでも飾ってありそうな、古めかしい面。
 こんなものを売っている店まであるのか。
 というか、いつの間に買ったのだろう。
 切れ長に描かれた黄色い糸目が、私を見て笑っている。
「私だって心配ぐらいするよ」
「どうだか」
 鼻を鳴らす。
 まるで嘲笑。
「お見舞いとか言って宿題漁ってたのは誰よ」
 そういえば、そんなこともあった。
 自分で言っておいて、思い出す。
 なんだろう。
 妙に投げやりな気持ちになってしまっている私と、それを他人事のように眺めている私がいる。
 これは、なんだろう。
「あー……そんなこともあったねぇ」
 こなたが笑う。
 こちらもこちらで、他人事のよう。
「でもソレはアレだよ。おどけてみせて元気づけようとしたんだよ。みゆきさんも言ってたでしょ?」
「また適当なことを……」
 そういえば、あの聖人君子はそんなことを言っていた。けれど。
 どうしてこなたがそれを知っているのだろう。
 みゆきから聞いたのだろうか。
 いや、それよりも。
「……みゆきは、なんで来られないんだっけ」
 生じた疑問を、ふと声にして漏らす。
「あー、えっと」
 狐の面が首を傾げる。
「家の用事とか言ってたような……なんだっけ?」
 どうだったか。
 言われてみればそんなことを聞いたような覚えがある。詳しく聞いた覚えはない。
 なんでもいい。
 なんにしても、
「羨ましい話ね」
「なにが?」
「つかさとみゆきが、よ」
 嘲笑。
 自嘲か、それとも。

540:オウマガトキ 4/15
09/03/19 00:13:34 iErE8lhT
 
 ピーヒャラ ピーヒャラ トンツクツ
 トンツク トンツク ピーヒャララ

「……」
 こなたが無言で、お面をずらして、顔に被せ直した。
「来たくなかった?」
「そうは言ってないわよ」
「言ってるよ」
「……」
 確かに。
 少し、言い過ぎた。
 謝った方がいいだろうか。そうは思うが、何か億劫だ。
 頭が上手く回らない。
「……ってゆーか、変なお祭りよね」
 何を言っているんだろう。
「そう?」
「うん。レトロってゆーか、時代錯誤な感じがする」
 祭囃子、狐のお面。
 提灯、灯篭、風車。
 行きかう人は、みいんな浴衣。
「いまどきのお祭りじゃないわよ」
 タイムスリップでもしたみたいだ。
「そうかな」
「そうよ」
「そうかもね」
「……」
 適当な返事しやがって、このやろう。
 理不尽な苛立ちが沸き起こる。
 睨んでやるが、動じない。そもそも視線に気付いているのかどうか。
「外しなさいよ、それ」
「なんで?」
 小首を傾げる。不思議そうな、少しこもったような、声。
「いいから」
 手を伸ばす。
 避けられた。
 上体をひょいと逸らして、流れる動作で地面を蹴って。
「やだよ」
 一歩、離れる。
「ごめんね」
「え、ちょ」
「これは外せないんだよ」
 面を押さえて、さらに、一歩。赤い浴衣がふわりとなびく。
「何を―」
「待ってて。飲み物、買ってくる」
 そうして、そのまま。
 人ごみに、消えた。

  ・
  ・
  ・

541:オウマガトキ 5/15
09/03/19 00:14:30 iErE8lhT
 
「……え?」
 まばたき。
 消えた。
「こなた?」
 立ち上がって、呼びかける。返事はない。消えた。消えてしまった。
 いや、何を言っている。
 人ごみに紛れた。それだけだ。言ったじゃないか。飲み物を買ってくる、と。
 何もおかしなことはない。
「……」
 ああ、でも。
「こなた……」
 どうして、こんな。
 こんなにも、不安になる。
「こな―」


“―ごめんね?”


「っ! ……こなたっ!」
 気付いたら駆け出していた。
 人の流れに飛び込んで、押しのけるようにして進む。
 思うように進めない。
 下駄と浴衣が走りにくい。
「すみません、通してっ」

 ピーヒャラ ピーヒャラ トンツクツ
 トンツク トンツク ピーヒャララ

 祭囃子を掻き分ける。
 見つからない。こなたがいない。

 ピーヒャラ ピーヒャラ トンツクツ

 視線を巡らす。右、左。
 どこだ。
 どこに、どこにいる。

 トンツク トンツク ピーヒャララ

 どこに。

 ピーヒャラ ピィヒャラ

 どこ―

 トンツク、ツ


 ――――いた。


542:オウマガトキ 6/15
09/03/19 00:15:25 iErE8lhT
「こなた!」
 見えた。
 提灯の明かりに照らされて、行き交う人の垣根の向こう。
 見知らぬ影と陰との狭間に、赤の浴衣がちらりと揺れた。
「すみませんっ、ごめんなさい―こなたってばっ!」
 走る、叫ぶ。
 届かない、届かない。
「待ってよ! 待って!」
 駆ける。呼ばう。
 届かない、届かない。
 人がまばらになってきた。
 後ろ姿がはっきり見える。
 それにこの距離。聞こえていないはずがない。
 人ごみを抜けた。
 道の終点。灯りの終点。
 祭囃子を背後に置いて、真正面、見上げた先には、暗い森。
 鬱蒼と生い茂る、覆いかぶさるような深い森。
 石段が一本伸びている。
 その手前。
「こなたっ!」
「―」
 止まった。
 振り向いた。
 繋がった。
 月の明かりに照らされて、赤の袂が弧を描き、黄色の糸目が私を射抜く。
 そして、笑った。
 にんまりと。

 笑った?

 声じゃない。聞こえてない。
 顔は見えない。隠れてる。
 なのに、感じた。
 光の加減か。錯覚か。
 動かぬはずの狐の面が、私に向って微笑んだ。
 そう、見えた。
「……こな、た?」
 呼びかける。
 すると、こなたは。
「……」
 再び私に背を向けた。
「え―ちょっと!」
 軽やかに。
 まるで本当の狐のように。
 跳ねるような足取りで、こなたは石段を駆けていく。
 何故だ。
 何故、逃げる。
「待ちなさい!」
 追いかける。
 暗い石段。先が見えない。
 たぶん神社で、境内に通じているのだと思うけど。
 ここからじゃ、見えない。
 そんな道を、こなたは駆けていく。
 カラコロ、カラコロ、下駄の音を響かせて。
 跳ねるように、軽やかに。



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