らき☆すたの女の子でエロパロ56at EROPARO
らき☆すたの女の子でエロパロ56 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
09/01/21 17:02:51 stqzdFxE
らき☆すたぬるぽ

3:名無しさん@ピンキー
09/01/22 01:35:26 VRHX80UW
らき☆すたガッ

4:名無しさん@ピンキー
09/01/22 04:15:55 VRHX80UW
>>1乙であります。

5:名無しさん@ピンキー
09/01/22 09:04:54 6GQ8g+ln
>>1乙ッス

6:名無しさん@ピンキー
09/01/22 11:21:17 04SUUDR2
>>1乙デス
そして>>5は私のものデス
ヒヨリン、ジュテーム(がば

7:とある婦人警官
09/01/22 21:35:34 qeiOMC9h
うわ、もう新スレが立ってるよ。お姉さんびっくりだ。

8:その頃
09/01/22 21:45:34 +AQN5H5G
うぅっ……やっと解放されたッス……
うわ、もう夜……。何時間ヤッてたんだろ……
パティの性欲、恐るべし……(バタッ)

あ、だめッス、またあそこがジンジンして――

9:名無しさん@ピンキー
09/01/22 23:16:09 sjCU3X40
さーぁ>>1乙ざますよ

10:名無しさん@ピンキー
09/01/23 00:34:25 JAD+jLww
みなみ「…>>1乙で…がんす…」
ゆたか「みなみちゃん、田村さん、きたよ(ニヤ」
みなみ「……よし、予定通り、拉致……(笑み」

ひよりん逃げてえええええええええっ!

11:結局つかまったひよりん
09/01/24 03:00:50 Jm5nxSjd
い、>>1乙んがー……
……何なんスか今回。なんで私こんなに狙われてばっかりなんスか……

てか、どこッスか?ここ……

12:勝手に続き
09/01/24 10:04:52 Nekm8MW0
「まさかこの世界は、私が総受!」
「我らがクラブにようこそ、ひよりん。」

逃亡を続けるひよりに話かけた、アホ毛付ダンボールの正体とは。

「正体に突っ込んじゃイカンのやろうな、話的にも性的にも。」

13:名無しさん@ピンキー
09/01/24 21:46:49 GPFchn3u
>>11
紅い悪魔「なんでだって・・・?ウフフ、それはね、田村さんが可愛すぎるからだよ♪」
翠の無乳「愚問・・・其の日本風黒髪・・・美しき白肌・・・愛らしき顔・・・全てが理由・・・」

蒼の阿呆毛「というわけで、1年ズ・・・犯っておしまい!」
紅・翠「アイアイマム」
腐の総受「アッーーーーーーーー!!」




紫の雙髪「あ、こんなところに居た!私の配偶者!」
紫の天然「モウニガサナイヨ」
桃の辞書「こんなところで余裕でいなさるとはいいご身分ですねだばだば」

蒼の阿呆毛「うはwwwwwwもう追いつくとかwwwwwww
        というわけでさらばっ! スタコラサッサダゼェ ~~┌( ≡ω≡.)┘」

14:名無しさん@ピンキー
09/01/24 23:36:26 jThHwtWi
蒼の阿呆毛無「そ~れ、おしおきだべぇ~」
蒼の阿呆毛「違う!そのキャラ違うから!アッーーーーーーーー!!」

15:名無しさん@ピンキー
09/01/25 11:21:54 O44euR9q
「そういえば、今日はひかるセンセの誕生日だよね」
「そうなんッスか? おめでとうございます!」
「あ~、そういえばそうだったか……忘れてたな」
「……先生、がさつにもほどがあるッス」
「いいじゃないか別に。それで……何かプレゼントでもくれるのか?」
「えっ……」
「先生、そういうところには抜け目がないね……」

今日日曜日なのに、漫研での話。ひかる先生、誕生日おめでとうございます。


16:名無しさん@ピンキー
09/01/25 16:12:13 eFRdd9GO
「まあ別に、プレゼントとかいらないんだがな。
 ふゆきさえ嫁に来てくれればいいだけの話だ」

17:名無しさん@ピンキー
09/01/25 17:52:08 fh25hfKn
『とゆーわけでご要望に応えてみたッス!』

『シーイズ、アンダー、アレスティッド!捕まえたデスよ!』


『ゆたか・・・ロープの扱い、上手・・・////≡3』

『エヘッ、ちょっとおしゃれにアレンジしたんだよ!』



『あのなぁ、お前ら・・・亀甲縛り+ギャグ装備って・・・



気が利くじゃないか。』


『ふごーーーっ!むごーーーーッ!
ふぐ、ふご、むぐーーーーー(悲鳴)!』

18:名無しさん@ピンキー
09/01/25 23:08:07 Veb62IOM
そして後日、保健室を訪れたゆたかが仕返しを受けるんですね、わかりますw

19:名無しさん@ピンキー
09/01/25 23:49:10 eFRdd9GO
みなみ「大丈夫・・・私が・・・させない・・・」
ひかる「そのころには私によって調教済みだしなw」

20:名無しさん@ピンキー
09/01/25 23:54:10 P4/xbc6p
むしろひかる先生が調教されてたりして……。(身長的な意味で

21:名無しさん@ピンキー
09/01/26 20:51:50 ZLD/UZgY
毎度の事ながら、保管庫管理人&管理支援人乙であります。

22:名無しさん@ピンキー
09/01/27 04:07:33 SRFBZhFK
>>19
「みなみちゃん。あのね、コレ…」
「それは…縄!? ゆたか、一体何を…?」

「先生がね… 教えてくれたの、縄の味を。とっても気持ちいいんだよ?
 それで私、みなみちゃんに気持ちよくして欲しくて…」
「…ダメ、できない。ゆたかを縛るなんて、そんなの可哀想」

「違うのっ 可哀想なんかじゃなくて…!
 私はみなみちゃんに縛られたいの。縛られるのが嬉しいのっ!
 それにね? 縛られた私を、みなみちゃんは好きにしていいんだよ…?」

(ゆたかを、好きに…? ゴクリ)

沸き上がる欲望に、みなみは勝てない。
ゆたかから受け取った縄束。みなみはそれを解き、震える手でと彼女の身体に

23:名無しさん@ピンキー
09/01/27 09:15:35 m6THqlrR
「あの、田村さん、田村さん」
「田村さん」

「(はっ、いつの間にかまた妄想世界に意識がとんでいたッス)」

24:名無しさん@ピンキー
09/01/27 12:14:44 59P1meN7
ひより「時にお二方その手に持ってる縄束はなんスか?」

25:名無しさん@ピンキー
09/01/27 13:30:15 JRaY3U5v
「何かって?ウフフ…決まってるじゃない。田村さんの欲望を叶える為の道具だよ♪」
「いや…自分を縛る趣味は…」
「またまた、自分も仲間に入りたいから私達であんな妄想するんだよね」
「あなたは…自分に…素直に…なるべき…」

「ちょwwwwゆーちゃん目の色違wwwwwみなりん手つきが怪wwwww」

「「問答無用」」
「何故最近妄想しただけでこんな目に…私何かしtアッーーーー!!」

26:名無しさん@ピンキー
09/01/27 13:58:50 MhCNKR+p

ひより「という夢を昨晩見まして・・・今日は朝から変な気分なんスよ・・・」
こう「なるほど、夢の中で見る夢は妙にリアルだというからなあ。
   ところでひより、亀に乗って竜宮城に行った浦島太郎の話を知っているか?」
ひより「・・・え?・・・何の話っスか?」

こう「竜宮城へ行った浦島太郎が帰ってみれば、300年の月日が流れていた。
   だが、もし竜宮城に行ったのが太郎一人でなく村人全員だったら・・・。
   それでも・・・300年経ってたってことになると・・・思うかい?(ニヤリ)」

ひより「あ・・・あ・・・アァアァアァーーーーーーーーーーーーッ!?」

27:名無しさん@ピンキー
09/01/27 17:14:27 pgfnrZsx
下級生組総M化計画ですね
悪くないと思います

28:名無しさん@ピンキー
09/01/27 18:30:47 OU1Oxrn7
ひより「うぁぁぁぁ~!!…あれ?夢?……あれれ?…イカンイカン、だいぶキテマスネ…」

29:名無しさん@ピンキー
09/01/27 18:44:19 MhCNKR+p
こう「ようやくお目覚めか。随分とうなされてたようだが」

ひより「あれ?先輩・・・そうか、自分ネタ出ししながら寝ちゃったんスね。
     夢かあ・・・いやあ、それにしてもリアルな夢だったなあ。」
こう「ふっ、まあ夢の中で見る夢は妙にリアルだというからなあ。
   ところでひより、亀に乗って竜宮城に行った浦島太郎の話を知っているか?」



ひより「・・・え?・・・あれ?」

30:名無しさん@ピンキー
09/01/27 19:01:20 m7fOnoU2
こなた「よくあるオチだね、っと。さーって、そろそろ私もSSを書き始めないと」

かが×みさ執筆中。もう少々お待ちください。

31:名無しさん@ピンキー
09/01/27 20:01:30 V2mYthbt
>>30
こなた「・・・はっ!何私自分が嫉妬のあまり狂乱しそうな小説書いてるんだっ!ヽ(`ω´.)ノ
    こういうムシャクシャする日はひよりんを襲うに限るネっ!」






そして歴史は繰り返す。

32:名無しさん@ピンキー
09/01/27 22:30:28 2TPnDu4G
ひよりん総受けの流れに逆らってみる。

「小早川さん、少し胸が大きくなったわね、岩崎さんのおかげかな。」
「田村さん、ダメ…こんな事しちゃ。」
「ふふ、岩崎さんの名前だけで濡れちゃうなんて、ちょっと悔しいなあ。」

ダメだ、「ひよりん返り討ち」しか浮かんでこない。

33:名無しさん@ピンキー
09/01/27 23:05:31 V2mYthbt
ひよりんって、何気にこなたをも超えるトップオブ受け、受けの逸材だよね。
同じデコでもあやのは責めだし、
同じ日本髪でもふゆきは受けというのは何か違うし、
同じヲタでもこう、パティともに責め、こなたはここでは受けだがひよりほどではないし、
同じ眼鏡でもみゆきは も ち ろ ん 責めだし・・・

俺なりにひよりの受け的要素をピックしてみると・・・
■自重付妄想癖
自重ってのがポイント、妄想に暴走する自分にジレンマを感じてる点。
他のヲタキャラは何気に自重してない。または調整できている故にジレンマがほぼない。
そしてそれゆえに、ひよりんのジレンマが際立っている。

■何気に受け受けしい顔
和人形風黒髪、丸眼鏡、たれ目、穏やかな顔つき
普段から妄想癖で、ヘヴィな作家だからスルーされがちだけど
外見は高水準の受けフラグ満載なんだよね・・・。

■「ッス」語尾
伝統的な舎弟的語尾。
これがあるだけで受け責めゲージは一気に受けに転じると思うのですがどうでしょうw

ひよりんを責めにまわして見てもいまいち違和感を感じる理由は、
こんなところにあるのではないかと・・・w

34:名無しさん@ピンキー
09/01/28 00:45:01 rlib9icd
>>33
言われてみれば、確かにひよりはおいしそう(性的な意味で)な顔なんだよな。だからこそ男受けが良かったのかもしれない。


35:名無しさん@ピンキー
09/01/28 00:49:54 Yopcz9Pf
「みんなして酷いっス…かくなるうえは」
逆襲のひよりん、へ続……かない。

36:名無しさん@ピンキー
09/01/28 01:07:15 6OnQ+VXc
いや、続くでしょ。
もっとも、「逆襲の」ではなく「逆襲される」だけどwwww

さあ、今こそ「ひよ☆フェチ」が火wをw噴wくw時wwwww!

37:名無しさん@ピンキー
09/01/28 01:20:01 uvSlTB2Q
ひより「これでは道化っスよ」
こう「いや、一年組の総受としてイメージ作戦をしないとな」

38:名無しさん@ピンキー
09/01/28 01:31:39 fclM4GXM
ひよりはヤったらすごぃんだよ、喘ぎ方とか感じ方とかきっと、「はあぁぁぁあんんっっ♪」みたいなんだ
ひよりはそんな感じの顔と声だと俺は思う。

39:名無しさん@ピンキー
09/01/28 02:00:05 k35anqYd
pixivのひよりんの人はすごいけれど

40:名無しさん@ピンキー
09/01/28 02:13:37 jSgz6vxv
ある日、道端で真っ黒な表紙のノートを拾ったひよりん。
それは描いた漫画が現実のものとなる、不思議な不思議なノートだったのです!

田村ひよりの逆襲が今、始まる…!

41:名無しさん@ピンキー
09/01/28 02:34:55 6OnQ+VXc
パティ「最近、ユタカとミナミが変デス、なんだかやつれてるように見えるのデスが、
    テンションはやたら高くて、今まで以上にくっついてるような気がするのデス
    でも、それに輪をかけて変なのがひよりんデス・・・
    薄笑いとトリップがノンストップなのデス、例の2人を、
    まるで何かに取り付かれてるかのように描きまくってるのです・・・

    ア・・・後ろから声が聞こえマス・・・ナニナニ『やっぱ百合っておもしれぇっ!』

    Oh No・・・ダメダコイツ、ハヤクナントカシナイト」

42:名無しさん@ピンキー
09/01/28 05:57:30 jSgz6vxv
>>41
試しにノートの一ページ目に描かれていた内容


「ゆたか、欲しい」
「みなみちゃん… もう、さっきシたばっかりじゃない」
「それでも、欲しいの。…それに、我慢できないのはゆたかも同じ」
「そんな… あっ や―ぁ」

みなみはゆたかのスカートへ、手を滑り込ませる。
すぐに汚してしまうからと下着を着けていないゆたかの秘所は、
既に蕩けてみなみを欲しがっていた。

「みなみちゃ…っん、私たち、絶対オカシイよ…っ!」

確かにおかしかった。
時間が来ると二人の身体は発作のように発情し、一緒にシないと決して収まることが無い。
おまけに発作の間隔はどんどん短くなってきている。

「やっぱり、お医者様に…ぅ、見てもらった方が…きゃんっ!」
「嫌。そんなことしたら、ゆたかと離れ離れになる」

みなみは狂ったようにゆたかの身体を求め、ゆたか自身もそれを拒みきれない。
お互いの体力は限界なのに、行為を止めることは不可能だった―


~~~~~~~~~~~~~~


「フヒヒwww漫画ww漫画描くの楽しいッスwwwww」
「ひより… お前、大丈夫か? おかしいのは何時ものことだが、最近特に酷いぞ?」

「なあに心配無用ッスよ部長! 今なら私、百合世界の神になれる気がするッス!
 それとも… 部長まで私に文句を言うつもりッスか?」
「いや、そういう訳では無いがな…」



ひよりの挑戦はまだ始まったばかり。
頑張れひより! 新世界の神はいつだって孤高だ!!

43:名無しさん@ピンキー
09/01/28 06:37:44 uvSlTB2Q

「パティ?今、とある町にいるんだけどね、大変なことがわかったよ。」

「ドーシタノデスカ、コナタ?」

「ひよりんの父母が、ひよりんの生まれる前に住んでいたらしい町ってのがわかってね、
当然町役場なんかのデータベースからはひよりんの情報はキレイさっぱり削られてたんだけど、
手当たり次第に聞き込みしてったら、田村家の墓ってのを見つけたんだよ。
寺の帳面が破棄されずに残ってたんでまず間違いないと思う。」

「・・・デ?」

「いい?それで今その田村家の墓の前にいるんだけど、
その墓石には田村ひよりの名前があるんだ・・・。」

「・・・」

「帳面に記載もあった。田村ひよりは5歳で死んでるんだよ・・・!」


44:名無しさん@ピンキー
09/01/28 07:32:49 ZuBfNlYP
>>40
「この場合、L役はかがみだね。」
「ほー、服のサイズがLと言いたい訳ね。」

45:名無しさん@ピンキー
09/01/28 07:40:29 jSgz6vxv
>>43
「…ほう。泉先輩は私の邪魔をするんスね?
 いいでしょう。テッテーテキに叩きのめして、再起不能にしてやるッス…!」

以下、ノートの二ページ目に描かれていた内容
~~~~~~~~~~~~~~

人気のない屋上、こなたとひよりの二人は対峙していた。

「残念ッスよ、先輩… 貴女とならきっと上手くやれると踏んでいたんスがね。
 そうだ、今からでも遅くないッスよ? 二人で一緒に新世界を築いてみませんか?」

「KY力を付けた方がいいね、ひよりん。…私は今、とても怒っているんだよ?」

そう言うこなたは、全身から怒りを発散させていた。
燃えたぎる瞳は真っ直ぐにひよりを貫いている。
しかし、そんな視線をものともせず、ひよりは飄々としている。

当然だ。彼女には勝算があるのだから。

「…ゆーちゃんは今、病院で寝てるよ。ベッドに縛り付けられてて、みなみちゃんも一緒だ。
 お医者様の話じゃ、発作は一生収まらないってさ」
「それはそれは。今度お見舞いに行かないといけないッスね」

「ふざけるのもいい加減にしたまえよ。調べはついてるんだ!
 ひよりん、私はキミを絶対に許さないっ! 私はこ――!?」

パアンッ、と乾いた音が冬空に響く。
こなたは最後まで言葉を続ける事が出来なかった。
ひよりが彼女の頬を思い切り叩いたからだ。

「っあ………」

たったそれだけで、少女は頬を押さえてへなへなと座り込んでしまった。
瞳が潤んでいる。強くて快活な、いつもの面影は伺えない。

「…ククク、どうでしたか泉先輩。いいビンタだったッスよねえ… たまらないでしょう?
 何たって、先輩は『痛いのが気持ち良い』んスからねえ…!」

「あ…そん、な……」

今やこなたの身体では、痛みが性的快感に変換されていた。
頬を叩かれただけで電撃のような快楽が全身に走り、腰が立たなくなってしまったのだ。

「とんだ変態さんッスよ、先輩は。あ、ひょっとしてイっちゃったんスか? …最低ッスね」
「くっ…あぅ…!」

幼い身体を苛む快楽は、口応すら許さない。
こなたの躯からはどんどん力が抜け、とうとう屋上の床に這い蹲ってしまう。

「そうだ、いろいろ試してみるッス。
 例えば、死ぬほどの痛みを与えたら、先輩の身体は一体どうなっちゃうんスかねえ?」

「ひっ…! 嫌ぁ…助けて―」


―助けて、かがみんっ……!

果たして少女の叫びは、愛する人へと届くのか…

46:名無しさん@ピンキー
09/01/28 08:58:00 r6zgsMH/
ひより「レヴァンティンよ、我に力を!」
こなた「なにやってんの、ひよりん」
ひより「ちょっと、中の人ネタを・・・////」

47:名無しさん@ピンキー
09/01/28 15:59:53 rlib9icd
>>43
普通に考えれば戸籍なしって事は人権がないって事かな。

……そうか!そういうことだったんだ!
あるキャラのの台詞で『悪人に人権はない』という物がある。

(ry

つまり、『ひよりに人権はない』……彼女は生きた人形として皆に弄ばれる運命だったんだよ!!

48:名無しさん@ピンキー
09/01/28 18:31:24 4PO4WSjG
「な、なんだってーーーーー!!」

49:名無しさん@ピンキー
09/01/29 02:30:13 Yjlx6/8m
そしてグランドフィナーレ

「ばかやろおおおおおおおお誰を襲ってるぅぅ!?ふざけるなアッーーーーーーーーー!!!」

そしてノートの最後には、「ひよりん総受け」の漫画の1ページが・・・










住人「やっぱ百合って、おもしれぇ」

50:名無しさん@ピンキー
09/01/29 02:56:28 wC/HiQ4q
ひより「そんなオチはイヤっす~~~……はっ!!いつの間に寝てたんだ?」
こう「なるほど、夢の中でry」
>>26に続く。

51:名無しさん@ピンキー
09/01/29 03:04:19 2Vug5e6+
ああ、>>26ってビューティフルドリーマーのネタかw

52:名無しさん@ピンキー
09/01/29 06:07:19 ib9DaZvn
そしてディアボロよろしく
ひより「くう…… くっ ハァー ハァー ハァ――
     わ 私は何回イくんだ!?
     次はど…… どこから……
     い…いつ「襲って」くるんだ!?
     私は!私はッ!私のそばに近寄るなああ――――ッ」

53:名無しさん@ピンキー
09/01/29 12:18:51 iPdhdTUO
看護婦「すぐ高良先生呼んできて!患者の容態が急変したわ」

54:名無しさん@ピンキー
09/01/29 13:12:32 IV0lyozT
みゆき「受けの総本山ひよりさんを思う存分ちちくり回せると聞いて飛んで来ましただばだば」

55:名無しさん@ピンキー
09/01/29 14:25:38 OG3kcwEj
「田村さんがいま感じている感情は精神的疾患の一種です。
 しずめる方法は私が知っています。私に任せてください。

 なに、天井のシミを数えている間に終わりますよ…フフフ」

56:名無しさん@ピンキー
09/01/29 14:44:56 GKf3GbKX
「アッーーーーーーーーーーー!」

57:名無しさん@ピンキー
09/01/29 18:49:32 iPdhdTUO
かなた「また…救えなかった…」
百合頃し編終

58:名無しさん@ピンキー
09/01/29 19:36:33 W5+8BGq7
ひよ☆フェチスレはここですか?w

59:名無しさん@ピンキー
09/01/29 20:21:11 Yjlx6/8m
違うッス!断じて否ッス!!
こんなはずでは・・・ないッスのに・・・
・・・はっ!まずい、また彼女たちが来る・・・

「田村さん、私の着せ替えは108まであるんだよ♪」
「拉致して・・・アレして・・・私のもの・・・」
「あいらぶゆーいっひりーべでぃっひじゅてーむてぃあーもをーあいにー」
「まあパティさんたら、愛するあまり言語が混乱なさってますよ。
 さあ田村さん、私の胸においでなさいだばだば(紅白)」


至急、泉先輩直伝のダンボール潜伏に入るッス。
というわけで、重ね重ねいうっすけど>>58
ここはそんなスレではないッス・・・
正直勘弁してッス、体もたないッス・・・・;;;;;

60:名無しさん@ピンキー
09/01/29 20:35:47 wGaVDYic
強気ひよりん

かがみ先輩、女同士なのに私と穴兄弟ッスね!の巻

ナスでもつっこんどきゃイチコロッス!の巻

わかったらさっさと服を着て帰るッスの巻

61:名無しさん@ピンキー
09/01/29 20:53:52 8j1y/oQT
ひよりん愛されてるなぁw

62:名無しさん@ピンキー
09/01/29 21:35:48 PG9dLSI1
普段は「~ッス」って言わないよね。
らきすたのゲーム見たら変な感じがした。

63:名無しさん@ピンキー
09/01/29 23:30:09 JyJmv538
みゆき×みのるとか見てみたい。

64:名無しさん@ピンキー
09/01/30 00:51:16 4dHs0Fz1
55分くらいに投下したく。

65:42-115
09/01/30 00:57:12 4dHs0Fz1
いきます


「玄関で寝ちゃった3・前編 謎のバルサミコ酢泥酔事件」


 ・9レス
 ・エロなし
 ・ゆたかvsこなた つかさ かがみ みゆき

66:玄関で寝ちゃった3・前編 1/9
09/01/30 00:58:42 4dHs0Fz1
 例えば誰かが世の中に絶望したとする。
 だがその誰かは、その心情を「この世は死屍累々だ!」とは表現しないだろう。
 悲惨な戦場跡が死屍累々なのを見てこの世に絶望する、ということならありえるが、しかし往々にして、「死屍累々」という言葉が相応しい状況というのは、非常に限られているのである。
 にも拘らず、柊家の玄関は死屍累々という言葉が相応しかった。死人が出たわけではないが、住民である
かがみにつかさ、そして泊り客であるこなたとみゆきが、いずれも酔っ払って倒れている。
 「みなさん……そんなところで寝ないでください……」
 ゆたかはヴィクトリアン・スタイルのメイド服に身を包み、呆然と四人の「お嬢様」たちを見下ろしてい
た。
 そう。
 こなた、かがみ、つかさ、みゆきは玄関で寝ちゃったのである。




 ゆたかはとりあえず、四人が生命が危機に晒されていないかどうか確認しなければならないと思った。で
も、アルコールの過剰摂取による生命の危機って、どういうものなのだろう。
 「う~ん?」
 飲んだくれて絡んでくるゆいお姉ちゃん。
 飲んだくれて、いろんなものを持ち帰るゆいお姉ちゃん。
 飲んだくれても、車を運転しようとするゆいお姉ちゃん。
 飲んだくれても、きよたかお義兄ちゃんにメロメロなゆいお姉ちゃん。
 飲んだくれて、玄関で寝ちゃうゆいお姉ちゃん。
 飲んだくれても、本質的に何も変わらないゆいお姉ちゃん。
 「……」
 どんなに思い出そうとしても、それを経験的に説明してくれる記憶がなかった。最も身近なヨッパライは、
どうやら参考にならないらしい。姉が飲んだくれた時の記憶が、どうしていとも簡単に蘇るのだろう? そ
れはそれで不思議だった。
 ゆたかは、とりあえず四人の呼吸を調べてみた。特に荒いとか浅いとかいう点は見受けれない。次に四人
を揺すり、同時にショック療法をも試してみた。
 「お姉ちゃん、玄関で寝たら背が縮んじゃうよ」
 「かがみ先輩、玄関で寝たら太りますよ」
 「つかさ先輩、玄関で寝たら頭が悪くなりますよ」
 「高良先輩、玄関で寝たらハブられますよ」
 四人とも目を覚まさなかったが、四人とも悪夢でも見ているかのようにうなされた。どうやらゆたかの声
が届いているらしい。
 「……」
 そして軽く自己嫌悪に陥る。何で現実にはありえない、というか心にもない事を言ってしまったのだろう。
 ……ともあれ、四人とも命に別状はなさそうである。起きてくれない以上は玄関で寝てもらうしかない。
 ゆたかは四人のために布団を運びながら、どうしてこのような事になってしまったかを思い出してみるこ
とにした。

67:玄関で寝ちゃった3・前編 2/9
09/01/30 00:59:58 4dHs0Fz1
 ナイルの源流を探した19世紀の探検家たちが、複数の水源と思しき湖に行きついたように、それには複数
の要因と原因があるといってよいが、ひとつには土曜の昼下がり、こなたが取り次いだ、出版社の編集者か
らの、そうじろう宛ての電話に始まる。
 「はあ……」
 電話を終え、肩を落として自室へ向かおうとするそうじろう。
 「お父さん、どうしたの?」
 浮かない顔と冴えない表情をホイッパーでぐちゃぐちゃにかき混ぜたらおよそこんな感じだろうという状
態のそうじろうに、こなたが聞く。
 「出版社から三行半?」
 「いや、そこまでいってないんだが……。今朝上げた原稿に、致命的な矛盾が見つかったとかで……」
 その原稿を上げるために徹夜続きだった彼は、電話を取り次いだこなたに起こされるまでずっと眠り続け
ていたのだが、まだ眠り足りなそうである。
 「これからホテルに缶詰にされて修正……というか辻褄合わせさ」
 頭を掻きながら笑ってみせるが、すぐに肩を落とし深い溜息を吐く。
 「悪いけどこなた、支度手伝ってもらえないか?」
 「私もこれから泊まり支度なんだけど……」
 こなたも浮かない顔になって答える。その手には何故かナース服……。
 「あちゃー……。かがみちゃんの家に行くの、今日だったか」
 「うん……。ゆーちゃん、一人になっちゃうね」
 宿題と受験勉強と……残り少ない高校生活の為に、こなたとみゆきが柊家に泊まりに行くのである。
 「泊まりを中止には……できないよな」
 「無理だね~。……一人で宿題を片付けるのは」
 「そっちかよ」
 もちろんそうじろうとしては、それがこなた一流の照れ隠しであるかもしれないという可能性には行き当
たっていたが……まあ、これは両方だろう。
 「かがみちゃんたちに泊まりに来てもらうってのはダメか?」
 「お父さんがいないから、安心して呼べるところだけど……」
 こなたは至って真顔で答える。
 「手厳しいな……」
 「困った事に、かがみのとこも今夜はお父さんがいないんだよ。それどころかお母さんも、お姉さんたち
も」
 「というと?」
 いのりは研修だか出張だがで遠出しており、ただお、みき、まつりはそれぞれ別口で酒の席に招待されて
いるという。
 「三人とも、夜遅くはなるけどちゃんと帰る予定なんだって」
 「盛り上がり次第じゃ、泥酔、酩酊状態でか?」
 こなたのナース服の意味を理解したそうじろうが聞く。つまり出迎えて看護する人間が必要だということ
であり、それは多ければ多いほど良い。かがみはむしろそれを、泊まりに行きたいというこなたに対しての
断りの理由にしようとしたのだが、こなたは逆にみゆきを引き込んで看護要員は多い方がいいとねじ込み、
泊まりを実現させたのだ。

68:玄関で寝ちゃった3・前編 3/9
09/01/30 01:01:23 4dHs0Fz1
 「しょうがない。ゆーちゃんは、今夜はゆいちゃんのとこか実家に行ってもらうか」
 「あー……、ちょっと待って。ゆーちゃん」
 何か思いついたらしいこなたは、いたずらっ子っぽい笑みを閃かせて、ゆたかの部屋のドアを開く。急ぎ
かくかくしかじかを説明し、間髪を入れずに提案。
 「というわけで、ゆーちゃんも一緒に行こう!」
 ……やれやれ。
 もはや自分の出る幕ではないと悟ったそうじろうが、準備にかかるべく自室に退場した。




 「あんた、その格好は……」
 迎えるかがみにつかさ、先に到着していたみゆき、こなたについて来たゆたかも含めた5人の中で、ナー
ス姿のこなたは一人異彩を放っていた。かがみの常識人に恥じないコメントに対し、こなたは自慢げにこう
言ったのだった。
 「すぐそこで、おじさんとおばさんに会ってね」
 「ああ、さっき出かけたばかりだからね」
 「『お世話になります』って挨拶したら、『こちらこそ』だって」
 「二人とも分かってるじゃない……」
 大量発生するかもしれない泥酔・酩酊者の対処に泊り客まで動員するのだが、両者の利害は基本的に一致
している。
 「ま、上がってよ」
 「言われなくても」
 当たり前のように靴を脱ぎ始めるこなたと、「お、お邪魔します」とおっかなびっくりなゆたか。五人揃
って臨時の勉強部屋となる居間の前まで来たとき、思い出したようにこなたが言う。
 「あ、そうだ。かがみかつかさ、部屋貸してくんないかな。ゆーちゃんに着替えさせたいんだけど」
 「着替え……?」
 嫌な予感を感じたかがみが、顔を引き攣らせる。
 「ゆたかちゃんにコスプレさせる気か!?」
 「うん」
 こなたはしれっと答える。
 「秋葉腹以外だと、目立つからねえ」
 「あんたはどうなの?」
 「看護師なら街中でも見かけるでしょ。主に病院周辺限定だけど」
 「問題は鷹宮神社が病院じゃないことね」
 ゆたかはつかさの部屋で着替える事になり、案内するつかさ以外三人は居間に移り、まずは宿題を片付け
る準備にかかる。今晩、こなた、みゆき、ゆたかの三人は、この部屋に借りた布団を敷いて寝る予定である。

69:玄関で寝ちゃった3・前編 4/9
09/01/30 01:02:13 4dHs0Fz1
 「紅茶でも淹れるね」
 戻って来たつかさがそう言って台所に向かおうとするが、あわててこなたが止めた。
 「気遣いは無用だよ。いや、せっかくゆーちゃんがいるのに、それは野暮というものだよ」
 そう言ってつかさの手を引き、居間の中に入れる。
 「そうなの?」
 「ゆーちゃんには、もし宿題とかがあったら、頼りになるお嬢様方に見てもらうことも出来るよ、って言
ったんだけどね」
 「あんたはまず、自分に頼ってもらうという発想が必要だと思うけどな」
 「でも、ちょうど今終ったところだって言ってね」
 「えらいじゃない」
 「そしたらゆーちゃん、健気にもお嬢様方の勉強を手伝いたいって言い出してね。もちろん教えることは
出来ないんだけど、身の回りの世話なら、ってね」
 「えらいえらい。実に見上げたものね」
 「ならば形から入ろうかって思ったのだよ」
 それで「お嬢様方」か……。
 トン、トン、トン……。着替えを終えたゆたかが、階段を下る音がする。
 「ゆーちゃん、こっちだよ」
 「お姉ちゃん……」
 ゆたかの不安げな声が聞こえた。
 「はーい、こんなの出ましたけど」
 居間の戸をいっぱいまで開くと、そこには足首まで隠す黒いエプロンドレス―平たく言えば、ヴィクトリ
アン・スタイルのメイド服―を纏ったゆたかが立っていた。注目を浴び、赤面しながら、レースつきのヘッ
ドドレスで飾った頭をおずおずと下げて言う。
 「え、っと……。お、お嬢様方、お勉強頑張ってくださいまし……。これでいい?」
 「いいよ、いいよ、ゆーちゃん」
 こなたはカメラマンのように言う。
 「でもゆーちゃんには、フレンチ・メイドの方が似合うかな」
 「どう違うのです?」
 何故か興味を持ったらしいみゆきが、近付いてよく観察しながら聞く。
 「フランスのメイド服はね、もっとスカートが短くて」
 縮めるべき部分を示すように、広げた手をゆたかの脚に合わせる。
 「上半身の露出も多くて、背中がバーンと開いてたり」
 空けるべき部分を示すように、ゆたかの背中に円を描く。
 「つまりまあ、色っぽいって事かな」
 「い、色っぽいのなんて無理だよ……」
 ゆたかは身を縮めて、首を振る。
 「フレンチとかハリウッド・メイドって、あざといところがあるから、ゆーちゃんみたいなピュアな娘が
着た方が、かえってグッと来ると思うんだよねー」

70:玄関で寝ちゃった3・前編 5/9
09/01/30 01:02:58 4dHs0Fz1
 「ではこれは、英国スタイルのものなのですか?」
 なおも興味津々なみゆきが聞いてくる。かがみは、「雇う気か」と呟いた。
 「甘いな、みゆきさん。イギリスはイギリスでも、スコットランドやウェールズにも、それぞれ独自のス
タイルのメイド服があるのだよ」
 それどころか、時代によって、国によって、地域によって、都市によってそれぞれメイド服にも独自のス
タイルがある場合があり、名門の中には、雇い人にその家独自の衣装を押し着せた例もあるのだとこなたは
熱く語った。
 「まあ、そうなのですか」
 「うん。もっともドイツなんかは、ゆーちゃんが着ているようなのが広まったらしいんだけどね」
 「それは、英国とハノーファー公国(後に王国)が、同君連合を結んでいる事と関係があるかもしれませ
んね」
 「あ~、なんか世界史でやった気もするね、それ」
 寝ていたことを半ば白状しながら、こなたが呟く。
 「ハノーファーは女性君主を認めないサリカ法をとっているため、ヴィクトリア女王の即位と共に同君連
合は解消しますが、代わりにハノーファー国王となったのは、英国の王族貴族でもあるカンバーランド公で
すし、そうでなくても、百年以上に渡る同君連合によって、英国文化が流入する下地は整っていたのではな
いでしょうか」
 「ふーん、なるほど。さすがみゆきさんだ」
 よく分からないけど分かりましたという感じで、こなたは顎に手を当てる。
 「英国とハノーファーを地理的に隔てているオランダやベルギーのメイド服について調べれば、何か発見
があるかもしれませんね。そしてフランスで独自のメイド服が生まれたのも―」
 放っておくとオランダだかベルギーだかフランスだか、あるいは間を取ってルクセンブルクにでも飛んで
いきそうなので、かがみが止めに入る。
 「それより、目の前のメイドさんが手持ち無沙汰みたいよ」
 「えへへ……」
 ゆたかは所在投げに皆を見渡した。
 「それとも、オランダとベルギーのメイド服の調査でも言いつける? みゆきお嬢様?」
 「し、失礼しました」
 みゆきは卓つく。
 「紅茶お願い、ゆたかちゃん。お茶菓子は目立つところに置いてあるから、適当に見繕って」
 女主人の風格でかがみが言う。

71:玄関で寝ちゃった3・前編 6/9
09/01/30 01:03:58 4dHs0Fz1
 「私も紅茶で」
 第二志望の服飾デザイン畑に進んだら、ベルギーやオランダのメイド服について調べなければならなくな
るかもしれないという事に、この時は全く思い至っていないつかさが言いつける。
 「私も紅茶をお願いします」
とみゆき。
 「私はコーヒーで」
 飲み物も一人異彩を放つこなた。
 「かしこまりました、お嬢様」
 ゆたかは一礼し退出した。
 こうして始まったゆたかの「ご奉仕」。紅茶を運び、コーヒーを運び、お茶菓子を運び、卓上に発生した
消しゴムかすやお茶菓子のかすを掃除し、夕食も作るつもりだったので、つかさに示された料理本のページ
を熱心に読んで予習し……。傍目に見れば扱き使われているようにも見えただろうが、お嬢様方の大学合格
を切に願うゆたかである。こういった後方支援は望むところですらあった。
 夕食、入浴もつつがなく済み……。
 「二人はそのまま寝る気?」
 髪が乾ききってなかったため、ナース帽やヘッドドレスこそ外していたが、こなたとゆたかは入浴前と同
じくナース服とメイド服を着たままだった。
 「いや、まだこれを着てそれらしいことしてないし。むしろこれからでしょ」
 まるでこれこそTPOをわきまえた服装だといわんばかりのこなたである。
 「そうね……」
 納得しがたいものを感じながら、かがみは時計を見る。間もなく日付が変わろうとしていた。
 「いまさらだけど、三人とも酒癖悪かったりはしないよね?」
 「まあ……」
 視線を戻し、かがみが考える顔になる。
 「お父さんに関しては完全にないかな。お酒が入ると、輪にかけてポヤンとする感じ。お母さんも、17歳
として扱えば平気」
 「お酒が入ったときだけ未成年として扱うんだ……」
 「問題はまつ―」


 ゴン


 まつりの酒癖について言及しようとしたかがみを遮ったのは、つかさが額を卓にぶつける音だった。持ち
前の集中力を発揮し、周りがまったく見えてなかったみゆきが「ひっ」と言って正座状態のまま飛び上がる。
 「ね、寝てないよ」
 「眠いのね、つかさ……」
 「え、えへへ……」
 「つかささんにとっては、もうお休みになる時間ですね」
 膝を崩しながらみゆきが言った。

72:玄関で寝ちゃった3・前編 7/9
09/01/30 01:05:06 4dHs0Fz1
 「寝ていいわよ。四人いれば何とかなるし」
 「う、うん……。ごめんね、みんな」
 恥ずかしさも手伝ってか、妙にしゃきっとした感じでつかさが退出していく。
 「あの……寝室までお送りした方がいいでしょうか?」
 メイドが板につき始めたゆたかが聞くと、
 「うーん、大丈夫だと思うけど……」
 かがみが真剣に検討するので、こなたとみゆきは思わず顔を見合わせてしまった。
 「こういうのは一人っ子の家にはないよね」
 「いえ、私の方は母がたまに……」
 「あるんかい……」
 このような会話が展開されたため、つかさが階段を上がる足音は誰も聞いておらず、事実上がってなかっ
た事に誰も気付かなかった。
 かがみとみゆきは勉強を再開し、程なくこなたも渋々と加わる。ゆたかも卓から少し離れたところの座布
団に腰を下ろし、もし退屈ならこれ読んでみない、とかがみから薦められたライトノベルを開く。
 カリカリとペンを動かす音と、時々ページをめくる音。
 最低限の音だけとなった世界の、その静寂に限りなく近いものを破ったのは、あらかじめ想定されていた
泥酔者が玄関を開ける音ではなく、想定外の泥酔者が居間の戸を開ける音だった。


 バンッ


 勢いよく開けられた襖が柱に当たって跳ね返り、室内の四人は反射的に顔を上げる。強盗でも押し入った
のだろうかという考えが、ある意味最悪の形で杞憂に終わる。そこに立っていたのは、両手に小ぶりな黒瓶
をぶら下げるように持ち、赤い顔、空ろな表情のつかさだった。
 「……」
 「……」
 「……」
 「……」
 横断歩道を渡る老人のようにゆっくりとした足取りでこなたに近付くと、つかさは呆然として三角形に開
いていたこなたの口に、その黒光りする瓶を咥えさせた。
 「ん゛、ん゛ん゛~~~~~~ッ」
 瓶は容赦なく傾けられ、壊れかけのエンジンのような声を上げたこなたは、うっかり中身を飲んでしまっ
た。


 ぼとっ


 これはゆたかが、手にしていた本を畳に落とす音。それが合図となったかのように、かがみとみゆきが我
に帰る。
 「つかさ!」
 「つかささん!」
 かがみは瓶を乱暴に引き抜き、みゆきはやんわりと肩を掴んでつかさをこなたから引き剥がす。瓶はもう
中身がないようで、畳の上に転がっても中身はこぼれなかった。

73:玄関で寝ちゃった3・前編 8/9
09/01/30 01:05:43 4dHs0Fz1
 「は、はぁぁ~~~」
 口から喉から、やがて腹から、全身に染み渡る熱い感触に耐えかねて、こなたが情けない声を出して畳の
上に倒れる。
 「お姉ちゃん!」
 ゆたかが駆け寄り、座っていた座布団をこなたの頭の下に当てる。
 「お姉ちゃん、大丈夫?」
 心配して顔を覗き込むゆたかに、こなたは妙にズレた答えを返す。
 「黒光りするものを、無理矢理口になんて……」
 「う、うん……?」
 「つかさ……やらしい娘!」
 こなたはガクッと目を閉じるが、口元に変な笑みを浮かべて、むしろ自分に降りかかった災難を楽しんで
いるようですらあった。
 怒れるかがみのターン。
 「ちょっとつかさ、あんた何やってんのよ!?」
 「バルサミコ酢~」
 ターン終了。みゆきの胸に抱かれて、つかさの言動は全く要領を得ない。瓶を握っていない方の手を、「
あ~ら、いやですわ、奥様」の動作でカクカク動かしている。
 みゆきの頭には、とりあえず事態を把握しようという思考が働いたらしい。
 「これは、ビールでしょうか……?」
と、つかさの手に握られたもう一本の瓶に顔を寄せようとする。
 「うん。確かまつり姉さんが変わったのを買ってき―みゆき、危ない!」
 かがみが警告を発したときには、すでに事は決していた。つかさは肩越しに、瓶をみゆきの口に咥えさせ
た。そしてそのままリクライニングシートを倒すような動作でみゆきに体重をかけ、押し倒してしまう。
 「みゆき!!」
 助けようとするかがみの足を、こなたが掴んだ。うつ伏せに倒れたかがみの背中にこなたが張り付き、お
前がやっていた格闘技はレスリングか、と突っ込みたくなるほどがっちりとホールドした。
 「かがみんも一緒に気持ちよくなろーよぉ」
 見るとすでに撃沈されたみゆきが、胸をさすりながら身悶えしていた。
 「あ、ああ……体が、体が熱いですぅ」
 かがみの視界に影が差す。見上げるとそこには、黒瓶を手にしたつかさが聳え立っていた。
 「お姉ちゃんも、バルサミコ酢~」
 言いたい事、突っ込みたい事がたくさんあった。瓶の中身がバルサミコ酢だったらどんなにいいかとも思
った。だがかがみはそれらの誘惑に抗し、人道的にもっとも好ましいと思われる行動を取った。
 「ゆたかちゃん、逃げてぇ~!!」
 後ろ髪引かれる思いで、ゆたかは廊下に出る。彼女は迷わずトイレに向った。外部に助けを求める事も出
来るが、未成年の飲酒となれば、ことによると警察沙汰である。それが原因で、卒業できなくなってしまう
かもしれない。
 電気もつけずに中に飛び込む。鍵をかける時、かがみの断末魔を聞いたような気がした。そのままドアに
体をつけ、呼吸を整えようと務める。追っ手はかからなかったはずだが、籠城戦の備えがあるわけではない。
トイレに籠城戦の備えがあっても困るが。

74:玄関で寝ちゃった3・前編 9/9
09/01/30 01:06:28 4dHs0Fz1
 耳を澄まして、嵐が過ぎ去るのを待つ。13日の金曜日的恐怖映画なら、ドアを突き破ったチェーンソーの
刃と対面するのにおあつらえ向きの場面だ。つかさならむしろバルサミコ酢の瓶か、訳もなく切れ味の増し
たリボンだろうか。
 恐怖の震えが寒さによる震えに変わるのを目安に、ゆたかはなるべく音を立てないようにしてトイレを出
た。再び逃げ込めるようドアを開けたまま、気配を殺して居間に近付いていく。衣擦れの音の多いメイド服
が恨めしいが、脱ぐわけにもいかない。
 襖は開いたままだったので、中を覗き込む。倒れている人影が……四人。逃げられる体勢まま呼びかける。
 「かがみ先輩……」
 「うぃ~……」
 典型的なヨッパライか、フランス人のように答える。
 「みゆき~、生きてる?」
 「はい、なんとか……」
 もう胸をさすってないみゆきが、至って日本的に答える。つかさとこなたはすでにスースーと、憎たらし
いくらい安らかな顔で寝息を立てていた。
 「どうしましょう?」
 目をしょぼつかせながらみゆきが問う。自分たちがどうするかであり、人事不省(自分で自分の身の振り
方を決められない)状態のつかさとこなたをどうするか、でもある。
 「とてもじゃないけど、勉強を続けるって気分じゃないわ」
 「そうですね……」
 もし今レントゲンを撮って、脳が味噌汁化していたと診断されても納得できそうだった。
 「……なら、寝るしかないんじゃない」
 かがみは墓場から蘇るように立ち上がり(ゾンビ的な意味で)、こなたを抱えて居間を出て行く。
 「……小早川さん、布団を敷いておいていただけますか?」
 みゆきはそう言い置いて、自分もつかさを抱えて続く。
 居間の隅に用意されていた布団の一枚目を敷いた時、ゆたかはあることに気付いた。かがみ先輩は、お姉
ちゃんをどこに運ぶつもりなのかな?
 みゆきも同じ事に気付いたらしい。
 「かがみさん……。泉さんは居間で寝るのでは?」
 「あ……私としたことが。こなたを自分の部屋に運んで、何をするつもりだったのやら……」
 かがみは回頭し、居間に戻ろうとする。だが柊家の廊下は、人ひとりを抱えた者同士がすれ違うには少し
狭すぎた。抱えられたこなたとつかさが接触し、抱えたかがみとみゆきはバランスを崩す。酔いも手伝って
揺れながら曲がりながら、玄関のほうへと迷走し二組は転倒。義務やら人道やらを無視して言うなら、ゆた
かはその音が聞越えない振りをして、敷いたばかりの布団で寝てしまった方が幸福だったはずである。なぜ
なら、最後の力を絶好調振り絞り中だったかがみとみゆきは、力尽きてそのまま寝てしまったのである。




 ゆたかが絶望している。
 「みなさん……そんなところで寝ないでください……」
 こなた、かがみ、つかさ、みゆきは玄関で寝ちゃったのである。


 つづく




75:42-115
09/01/30 01:07:13 4dHs0Fz1
どうもありがとうございました。

「後編 よい子とまつりは早く寝ろ」

に続きます。


76:名無しさん@ピンキー
09/01/30 04:28:51 CE9yjRux
GJ!


まとめのほうに四つほど、

遥か斜め上へのツッコミを入れておきますた!wttkで続きを待機しまつ。

77:名無しさん@ピンキー
09/01/30 15:24:36 mvlPYVEJ
いいですね、なんたってゆーちゃんが健気で…
GJ!


78:名無しさん@ピンキー
09/01/30 17:21:08 mvlPYVEJ
五分ほどしたら投稿します。

79:名無しさん@ピンキー
09/01/30 17:26:23 mvlPYVEJ
はじめて投稿します。

『近づき方は人それぞれ』

・エロなし
・パラレル(IF系)
・2レス程度使用
・シリーズ予定


80:名無しさん@ピンキー
09/01/30 17:27:14 mvlPYVEJ
 最近、私には小さな恋人ができた。
蒼い髪の小さな恋人。
「ん~、どうしたのみなみちゃん?」
二つの瞳がこちらを見据える。
「なぜこなたさんは私の恋人なんですか?」
こなたさんの表情が変わる。
「なんでって…みなみちゃんもすごいことをスラッと言うね」
こなたさんの顔がやさしく変わる。
私はこの表情が一番好きだ。
「それはもう一度告白の台詞を言った方がいいのかな?」
「…はい、そうです」
また表情が変わる。
今度は赤く色づいてゆく。
「何度も言っていただけるなら、私も幸せです。こなたさんは違うんですか?」
「う~ん、それってもしかして、みなみちゃんなりのスキンシップのつもりカナ?」
 その問いかけに私は、頷く。
それ以外に今は愛を知る方法が思いつかないから。
こなたさんが教えてくれた、私たちの関係をより感じれる方法だから。
「確かに、告白してから恋人らしいことしてないしね。でもみなみちゃんこんな風に抱きしめてくれるのは恋人ぐらいじゃないのかな?」
 そういうとこなたさんは私の腕を強く握る。
そう先ほどから、ずっと私はベッドの上でこなたさんを後ろから包むように抱きしめていた。こなたさんの言うようにこんなことをするのは恋人くらいかもしれないけれど、でも私はもっとこなたさんを感じたくてもっとこなたさんに近づきたくて…
 そう思うと何か焦燥に掻き立てられる。
それはきっと喪失への恐怖だろう。心を許すモノのいない私の暗い部分。
そして生まれるのが独占欲。手にしたものをもっと自分のものにしたい気持ち
その気持ちが私に言わせるのだ。この言葉を
「はい、だからもっと確かめたいんです。私がこなたさんに一番近いことを。こなたさんが私の恋人であることを…」
 そう言い終わるとこなたさんが少し驚いた顔をした、そんなに変なことを言ったのだろうか…
「みなみちゃんってクーデレだけじゃなくて、ヤンデレの素質もあるかもね」
 そう言うとこなたさんは私の腕の中で体を起こし膝立ちで私の足の間に立つ。また瞳がこちらをとらえる。身長差が20センチ近くある所為でこなたさんが膝立ちでたってもせいぜい私の目線にこなたさんの首が来る程度だ。


81:名無しさん@ピンキー
09/01/30 17:28:44 mvlPYVEJ
「私からだけでいいの?」
そう問いかけられて私は困惑する。
私はこなたさんに近づく方法がわからない。
だから私はこなたさんに近づいてほしかった。
人への触れかたがわからない私では失うかもしれない恐怖に勝てないから。
「みなみちゃんにも私に近づいて欲しいんだよ」
そう言うとこなたさんは私の頬に手を添える。
頬に他人の体温を感じるのは何年振りだろうか。
「私はどうしたらいいかわからない、だからこなたさんに近づいてほしい。わがままかもしれないけど」
私がそう言うとこなたさんが楽しそうに笑った。
「それじゃあ、お姉さんが特別に教えてあげよう。お互いに近づきあえる方法を…」
こなたさんは私の唇に自分の唇を重ねた。
こなたさんの体温が頬の何倍も強い感覚で伝わる。
「みなみちゃんのファーストキスいただき。」
唇を離すとそう言った。
「これならみなみちゃんからも出来るでしょ?それとも私とはしたくなかったカナ?」
私の中に恐怖より強く感情が迸る。
「教えてくれてありがとうございます。」
そして私からも唇を重ねる。そしてこなたさんの表情からのぞく私の知らない感情。
「ふふ、まさかいきなりお返ししてくれるなんてね~」
ああ、この表情がこなたさんの幸せなのか。
「うれしいよ、みなみちゃん」
そうして私たちは近づいてゆく
「桜陵に入ってもよろしくね」
そう、来年の4月から私たちのは同じ高校の生徒となる。正確には私がこなたさんのいる高校に入学するのだ。
私は遠くない未来の幸せを恋人と一緒に思い描く。


82:薫風
09/01/30 17:32:47 mvlPYVEJ
 すいません、名乗るのを忘れてました。
薫風というものです。

 今回は『もしみなみとこなたがもっと前から知り合ってしかも恋人になっていたらどうなのか』
的な感じです。今後出会った経緯とか入学後とかをやる予定です。

 ではありがとうございました。

83:名無しさん@ピンキー
09/01/30 17:59:38 1l4O2jOg
うおおおおおおお!!
みなこな!みなこな!!新境地じゃあああーーー!!
今後も期待しております!

84:名無しさん@ピンキー
09/01/30 18:57:57 2q30Bd9y
>>82
題名はなんでしょうか?
保管庫に収録する際にこまるかと思いますので。

85:名無しさん@ピンキー
09/01/30 20:07:08 Y1lChK/F
>>79に書いてありますがな

>>82
ということは、みなみはまだ陵桜生じゃないってことかな?
なんだか面白いことになりそうじゃないの

>>75
GJ!
あなたの書くゆーちゃんはどうしてこう可愛らしいのか
無意識にお持ち帰りしようとしたかがみに笑ったw

86:名無しさん@ピンキー
09/01/30 20:08:31 CE9yjRux
クーデレ加減が(・∀・)イイ!
ちうがくせいみなみが(・∀・)イイ!


ところで
>>84
>>79

87:薫風
09/01/30 22:48:28 mvlPYVEJ
 皆さんから感想をいただけてありがたいです。
申し訳ないんですが、誤字を発見しました。
陵桜が桜陵になってました。できれば保存の際に訂正していただけると幸いです。
 あと〉〉77でsageを忘れてしまいました。今後はこのようなことのないよう気をつけます。




88:名無しさん@ピンキー
09/01/30 23:17:37 5cVGzkD5
>>75
まさか第三弾とは!
というかみきさんの酔っ払い方に激しく興味を抱いてしまうのですが。
さらに言うなら、みゆきさんの酔っ払い方がいちいち性的なのですが。GJ。

あ、あと。
フレンチメイドは「フランス人のようにお下品な」メイド服であると小耳に挟んだ気がします。
蛇足まで。

89:名無しさん@ピンキー
09/01/31 06:56:55 6wwSkhz1
『凌桜学園』なんて間違えた日には・・・


『それなんてエロゲ?(・∀・)ニヤニヤ』にされてしまいますな。


たまぁに『凌桜』になってますね(わざと的な意味で)

90:名無しさん@ピンキー
09/01/31 11:50:36 SMweFsTi
>>75 >>82お二方GJ!

>>75
今回は出だしからカオスですね、
残りの酔っ払い3人にゆーちゃんが、
どういう行動をとるか楽しみにしています。


>>82
このIFがどのように転がっていくのか、
後に出会うであろうゆたかとの関係は?ひよりの妄想の対象は?
続きが楽しみです。

91:名無しさん@ピンキー
09/02/01 05:19:53 9p7OefRR
>>82
みゆき>みなみ
かがみ>こなた
でしゅらバッタリ?

92:名無しさん@ピンキー
09/02/01 05:56:04 ba67ks0E
わからんよ、こなかがが形になってるのって、
高1からの付き合いが元になってるだろうから
かがみは、おおかた別の娘とカップルになってるかもよw









ここで、男といわないあたりがこのスレらしいところだがw

93:名無しさん@ピンキー
09/02/01 20:45:11 5z+hSD2Z
通しで読みたい作品があるんだけど、見つからない…
黒ゆたかがかがみを脅して手ごめにしてて、こなたがそれを救おうと頑張る話。
誰か教えてくれ

94:名無しさん@ピンキー
09/02/01 20:51:23 4wFgEJL+
二輪の花 で検索すればOK

95:名無しさん@ピンキー
09/02/01 20:51:50 M+EauJhp
>>93
「二輪の花」じゃね?

96:名無しさん@ピンキー
09/02/01 20:53:15 0c2JH28c
>>93
確か、黒ゆたかは23-251氏の独壇場(違)だったから……

同氏の『背徳の宴』が俺脳内の辞書で出て来た。他にもあるかもしれないけど俺の中でのシチュ一致率はこれが高い。

97:名無しさん@ピンキー
09/02/01 20:53:41 5z+hSD2Z
おおっ、ありがたい!
じっくり読んで来る

98:名無しさん@ピンキー
09/02/01 20:54:29 0c2JH28c
あれ、あれーっ?もしかして間違えました?

99:名無しさん@ピンキー
09/02/01 20:56:23 4wFgEJL+
作品に続きのリンクがないから
42-519氏の作者ページから入った方が楽だよってもう行っちゃったカナ
URLリンク(www33.atwiki.jp)

100:名無しさん@ピンキー
09/02/01 21:01:09 M+EauJhp
>>98
たぶん……
あの話は、ゆーちゃんは脅していないし、こなたは奮闘しないからw

101:名無しさん@ピンキー
09/02/01 21:11:41 4wFgEJL+
23-251氏の作品は私も好きで黒キャラ化や恋愛感情をめぐる人間のエゴなどの描写はすごいと思う。
ゆたこなもしかり。

今回の>>96氏は候補を挙げられてるだけだからそのことを言っているのではないけれど
こういう機会にちょっと気になってたことを言っていいかな?

あまりに氏の存在が大きいがために、ゆたこなやキャラ黒化などの

23-49氏の「メドレーリレー・バースデー」
10-249氏の「誰にも聞こえない声」(ゆた⇒こな)シリーズ、
42-519氏の「二輪の花」

等の作品を23-251氏の作品と間違えて紹介したり、23-251氏作品と間違えてGJをつけていたりということが確か何度かあったんだ。
作品や作者名を述べる時は記憶を頼らず保管庫を確認するくらいにした方がいいよね。

102:名無しさん@ピンキー
09/02/02 12:21:57 ZCtr2rqP
みなみ「ゆたか…総受け…ゴクリ…」

103:名無しさん@ピンキー
09/02/02 12:48:10 YdOp7NnV
ゆたか「へぇー、みなみちゃんは、私が他の子に襲われてもいいんだー、ヘェーソウナンダー…」

104:名無しさん@ピンキー
09/02/02 14:05:05 GhGfuXbJ
麻枝臭のするSSってご存じありませんか?

105:名無しさん@ピンキー
09/02/02 15:47:19 S6KsYhR2
みなみ「ゆたか………ちがう……そう言う意味じゃない……実際には誰にも渡さない……」

106:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:51:54 ZCtr2rqP
ゆたか「けど私思うんだけどみなみちゃんって…攻めがい…あるよね?
こなたオネイチャンはいつもの事だけど…」

107:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:19:55 5h12f9Gy
ゆーちゃんが黒井、黒井よ~

108:呼ばれたので
09/02/02 23:52:01 Y0oKMBFo
ようし、根性叩きなおしたる。
まずはわいの球団にはまれ!そうなったら黒いのもなおるでぇ
ついでにチョコも安うなるの一石二鳥や!

109:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:57:55 9/h2t4Tt
そしてアストロ超人化するゆーちゃん・・・

110:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:58:35 PvnkeHZL
黒井先生と中身が入れ替わったゆーちゃんを想像してしまった。

「泉~ちゃんと宿題やってるか。」
「ゆ、ゆーちゃん。」
「なんやネトゲーかい、早よ宿題終わらせんかい。」
「ゆーちゃんが黒井先生化してる。」

111:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:04:44 PznCzfXC
そして、黒井サイド

「えーと、授業を始めたいと思いま・・・けほっ、こほっ、
 ちょっと先生、保健室いってきます、各自自習・・・」
「私・・・保険委員・・・付き添う(なぜか働く習性)」

112:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:24:57 VMOqu4TJ
「ごほっ…こほっ…天原センセちょいいいですか?どうも体調が……
なんや、足にも力がよー入らんし…これはちょっとアカンかも……」
「あらら…黒井先生、それはいけませんね。しばらくここで様子を見てダメなようなら病院に行かれては?」


ななこxふゆきフラグの完成かw


113:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:28:40 PznCzfXC
一方、ロッテと世界史に染まる泉家

こなた「ネトゲが共通趣味なのが唯一の救いか・・・orz」

114:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:33:08 VMOqu4TJ
「宿題終わるまで、うちが隣りでネトゲしといたる。はよ終わらしや~」
「おぉぅ……お、鬼だ、鬼が居るよ……」

115:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:51:01 PznCzfXC
なぜか保健室でいちゃつく黒井とみなみ

なぜか泉家でネトゲ合戦のゆたかとこなた



そんな泉家の昼下がり

「チャンネルかえてもいい?」
「ん~いいけど?てきとーに見てただけだし。何見るの?」
「んなもん・・・ロッテの試合にきまっとるやろがあああああああ!!!」


そして黒井サイド
(一度・・・こんな背の高い視線で世間をみたかったんだ・・・うわあ・・・何もかも新鮮・・・
 ひゃ・・・みなみちゃんが・・・上目遣いだよぉ・・・どきどき・・・)

116:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:55:12 VMOqu4TJ
「先生……胸…大きい……さわっても…いいですか?……」

117:名無しさん@ピンキー
09/02/03 12:18:20 +ctygPgx
みなみ「あたたかくて大きい…」
ペタペタ…orz

118:名無しさん@ピンキー
09/02/03 20:01:47 PznCzfXC
保健室
(は・・・はうっ、みなみちゃ・・・大胆すぎだよぉ・・・)
「先生・・・・先生・・・」

泉家
「(酒入っている)こら!もっと締まっていかんかい!
そんなボテ球転がしてどないすんねんボケ!」
「ゆ・・・ゆーちゃん・・・酒はいくらなんでも・・・」
「やかましわアホンダラ!!これが飲まずにおれるかちゅうねん!!」


そして

こ の タ イ ミ ン グ で 元 に 戻 っ た 場 合

119:名無しさん@ピンキー
09/02/03 21:51:38 O6W9HXvl
空気を読まずに季節ネタを投入。

柊家の節分
「それでは今年一年の家族みんなの健康を祈って。」
「お父さんチョッとまって、お母さんの豆の数が変だよ。」
「まつり、ちゃんと年の数あるわよ。」
「えーっと、1・2・3(略)15・16・17と、やっぱりね、
 そうだと思って、ここにちゃんと追加を用意しました。」
「まつり~。」

120:名無しさん@ピンキー
09/02/03 22:20:47 Vh9rvoqc
>>119
永遠の17歳自重。でも、みきさんの場合は見た目が若いからちょっと戸惑う。

121:名無しさん@ピンキー
09/02/03 23:19:22 tp61/c8Q
みきさんは永遠の47歳

122:名無しさん@ピンキー
09/02/04 00:22:02 MBaAWi+Y
>>121
みき「あなた、ちょっとこっちへいらっしゃい・・・」

123:名無しさん@ピンキー
09/02/04 00:27:50 buMjafi0
かなた「また…救えなかった…」
歳殺し編終

124:名無しさん@ピンキー
09/02/04 00:48:31 MmRIjoIK
短編一本投下させてください
何もないようでしたら五分後ぐらいから

・かがみ&こなた
・エロなし
・4レス使用

125:なまえのはなし 1/4
09/02/04 00:58:00 MmRIjoIK
 
「かがみってさ、一人だけ“モノ”だよね」
「はぁ?」

 同時に。
 チャイナドレスをまとった女戦士の肩が、丸太のような腕に捕まれた。
 ロシア人の巨漢はそのまま彼女を軽々と持ち上げながら自らも跳躍。抱えあげた女戦士の体を
まるで人形でも扱うように空中で反回転させると、容赦なく、落下の勢いに任せて脳天を地面に
叩きつけた。 
 女戦士は(何故か)ぶっとばされて、か細い悲鳴を上げながらダウン。ロシア人は両腕を高々と
掲げてガッツポーズをとり、背景の観客たちは歓声を上げる。
 要するに。
 ちょっと目を離した隙に私の春麗がこなたのザンギエフにK.O.された。
 で、なぜ目を離したかというと、こなたが、唐突にわけのわからないことを口走ったからだ。
「……なによ。サンドバッグだとでも言いたいの?」
「そんなんじゃなくてさ」
 険を含んだ私の問いに苦笑い気味に答えると、こなたはコントローラーを床に置いた。
 胡坐をかいた体勢のまま座布団ごとくるりと回って私の方に向き直り、人差し指を一本、立てた。
「名前だよ、名前。かがみだけ名詞だよねってハナシ」
「はぁ……?」
 いや、意味がわからない。
 確かに私の名前の「かがみ」は、同時にモノの名前でもあるわけだけど。
 『私だけ』というのがわからない。
「あんただって『こなた』じゃないの」
 此方―『こちら側』という意味の一般名詞。
 何かと俗っぽいこいつにはそこそこ似合った名前だと思う。
 しかし彼女は苦笑を深めて指を振る。
「いや、かがみんトコの柊四姉妹の話だってば。私関係ないじゃん」
「あぁ……って、そんな前提は今初めて聞いた気がするんですが」
「そう?」
「そうだよ」
 まったく。
 筋立ての仕方が悪いのか、こいつの話はときに非常にわかりにくい。。
「だとしても、やっぱりわからないんだけど? 別に名詞なのは私だけじゃないわよ」
「ええー? だって……さっきのが、まつりさんでしょ?」
 言いつつ、こなたは開け放たれたふすまの向こう、廊下の方を指差し示す。
 ちなみに言い忘れてたけど、私の家だ。その居間。で、こなたの言ったとおり、十分ほど前に
まつり姉さんが顔を出して卓袱台の上のせんべいを一枚失敬して去って行ったりした。ちなみの
ちなみに、つかさはたぶんまだ寝ている。休日なのだ。
 それはさておき、
「ええ」
 まつり姉さん。
 柊家の次女。私の一つ上の姉。
 『祭り』だか『祀り』だか、そういえばはっきり確かめたことはないけれど、どちらにしても
名詞であることに変わりはない。
 と、思ったのだけど。
「まつる、まつらない、まつるとき……って、動詞に変換できるじゃん」
「ああ……そういう話ね」
「うん」
 二人でうなずく。
「で、もう一人が、いのりさんだよね? これも『祈る』だし、つかさも……『つかさどる』?」
 なるほど。
 そして私だけ、活用のきかない名詞である、と。今まで気にしたこともなかったけど、確かに
言われてみればそのとおりだ。納得した。

126:なまえのはなし 2/5
09/02/04 00:58:55 MmRIjoIK
「……」
「……」
「で?」
「え?」
 が、続きを促すと、こなたは首をかしげてしまった。
「……ああ。や、別にそれだけだけど」
「あっそ」
 投げっぱなしかよ。
 いや、まぁ、確かにこれ以上発展の余地はなさそうだし、なんとなく思いつきで言ってみただけなんだろう。
 鼻で小さく息をつく。
 それを合図としたように、こなたが身体をテレビに向け直し、コントローラーを握り直した。
 ゲームを再開する。

 カチャカチャ。
 ビシッ。
 バシッ。
 へあっ。
 はあっ。
 アーッ!(アーッ!(ァーッ!))
 負けた。
「……ねぇ、かがみ」
「なに?」
 ラウンドトゥー、ファイッ。
「その……怒ってる?」
「なにが」
「だから、さっきのハナシ」
「……」
 エイッ。
 ヤアッ。
 キコーケンッ。
 ウーアッ!(ウーアッ!(ゥーァ!))
 あ、勝った。
「別に、怒ってないわよ」
「でも気にしてるよね?」
「……」
「……」
 ラウンドスリー、ファイッ。
 エイッ、ヤァッ。
 ビシッ、バシッ。
「……なんでよ」
 ふんっ、はあっ。
 ドカッ、バキッ。
「なんとなく……ってか、見ればわかるよ」
 ぎゅるんぎゅるんぎゅるん。
 っどーん。
 アーッ!(アーッ!(ァーッ!))
 負けた。
「そう」
「うん」
 ため息。
「まぁ……自分だけ違うとか言われたら、ちょっとね。でも別にそんな、すごく気にしてるってわけじゃないわよ」
 うん。
 少なくともこいつがこんな、気まずそうな顔をしなければならないほどのことではない。

127:なまえのはなし 3/5
09/02/04 00:59:50 MmRIjoIK
「ただちょっと、言われてみれば、なんでかなーとか、そんな程度よ」
「あー、ワイドショーなんかでエロゲーの曲がかかって、でも何のゲームだかとっさに思い出せなくて、
なんだったっけなー、みたいな感じ?」
「いや、ちょっと違う……ってか、例えがピンポイント過ぎるわ」
 一瞬吟味しかけて、慌てて振り払う。アハッ、とこなたは笑った。
 またため息。
「ま、今度訊いてみようかしらね」
「おじさんとおばさんに?」
「ええ。他に誰がいるのよ」
「そか。そりゃそーか」
 聞いてもわからないんじゃないかって気もするけど。そんな深く考えてるとも思えないし。
 たぶん神事由来の言葉の中から名前に使えそうなものを思いついた順番に当てはめていっただけだろうから。
 それぞれに願いを込めてくれてはいるにしても。
 ああ、だとすれば逆に、これがつかさでなくてよかったって考え方もできるか。
 仲間外れとか、あの子は私以上に気にするタチだし。
 その分を私が引き受けてると思えば……って、なんか偽善的ってゆーか、恩着せがましいわね。

「あ、でも」
 くるり、再び向き直ってこなたが言った。
「ひょっとしたら、かがみも動詞の名詞形かも知れないよ?」
「は? なんでよ」
「身を低くすることとかを『かがむ』っていうじゃん。つまりミラーじゃなくてそっちの、前かがみとかの『かがみ』」
「……」
 いや。
「ごめん、ちょっと意味が」
「だから、英語で言うと、えっと……スクワット?」
 違う。
 知らないけど、たぶん違うと思う。
「言葉の意味はわかるってば。そうじゃなくて……なんでそうなるんだって言ってるのよ。よけいに遠く
なってるじゃない。神社関係ないし」
 顔をしかめると、こなたは糸目になって笑った。
「そこだよ」
 人差し指、くるり。
「何がよ」
「つまりかがみは、柊家の娘であると同時に、私のヨメになるべくして生まれてきたということだよ」
 猫口、にまり。
「……」
 そしてげんなりする私。
 いやもう、本当に意味がわからん。こいつは本当に日本語を話しているのかとさえ思う。
「まーま。モノは試しってことで、やってみようよ」
「え? やるって、ちょっと」
「ほら、立って」
 言いながら自分も腰をあげ、こなたは私の腕を引っ張り上げる。
「なんだってのよ……」
 ぼやきつつも、促されるがままに立ち上がる。
 なんで素直に従ってるんだろう、私。
「で?」
「うん」
 向かい合う形で見上げてくるこなたに問いかけると、妙にニヤついた顔でうなずいた。
「じゃ、ちょっとかがんでみて? ちょうど私と目の高さを合わせる感じで」
「……?」
 わけがわからなかったが、とりあえず言われたとおりにやってみた。
 腰を後ろに引いて膝を曲げ、軽く前かがみになって膝がしらに両手を乗せる。
 言われたとおり、こなたと目の高さを合わせる体勢。なってみると、思いのほか顔同士の距離が近い。

128:なまえのはなし 4/5
09/02/04 01:00:55 MmRIjoIK
 いや。
 ってゆーか、ちょっと待って。これって―



 ちゅっ。



 ……。
 ……。
 避けられなかった。
 そんな暇はなかった。
 気付くのが遅すぎた。
 柔らかい、少しだけしめった感触。
 一秒にも満たない一瞬で、すぐに離れた。
「ま、こういうことだよ」 
 何やら満足げに、にまにまと、こなた。
「な、な、ちょ、おま、な、なに、を……!?」
 混乱し、言葉が出てこない、私。
「ぽ、ぽぽぽぽぽ……」
 開け放たれたふすまの向こうで、目を縦線にして、つかさ。
 ……つかさ?
「つっ、つかさっ!?」
「ウン、オハヨウオネエチャン。ア、コナチャンイラッシャイ」
「あー、うん。おはようつかさ」
「もう二時回ってるわよっ! じゃなくて、つかさ、い、今のは……」
「ワタシナニモミテナイヨ? ソレジャ、オナカスイタカラゴハンタベテクルネ」
「まっ、待ちなさいつかさっ! ちがっ、違うの! これは違うのよっ!」
「ダイジョウブダヨ、ダレニモイワナイカラ。ゴメンネジャマシチャッテ」
「思いっきり見てんじゃないのっ! ―じゃなくて! 誤解なの! とにかく話をっ、話を聞けーっ!!」

 
     ☆


「―で?」
「えっと……」
 仁王立ちになって睨み下ろす先で、こなたは、さすがに少しは気まずそうではあるものの、
 それでもまだどこか表情に余裕を残している。
 折り目の正しい正座の姿勢も、どちらかといえば逆に挑発されているように感じてしまう。
 被害妄想だろうか。

129:なまえのはなし 5/5
09/02/04 01:02:00 MmRIjoIK
「なんであんなことした」
「だからぁ……さっきみたいに目線合わせたりキスしたりしようと思ったら、かがまないとできないわけじゃん」
「思わないわよそんなこと!」
 怒鳴る。
 ええいちくしょう赤くなるな私の顔。
「でも実際、できないよね。私の方が背伸びしただけじゃ届かないし」
 そりゃそんだけ小さければね。
 ってか、それはつまり、むしろあんたの特性ってことじゃないの。
 だというのに、こなたはうなずく。
「ウム。『かがみ』。まさに私のヨメになるべくして名付けられた名前だね」
 まるで当然のように。
 私以外の誰かなど、思いもよらないとでもいうかのように。
「そんなわけがあるか! このっ―この、ばかっ!!」
「あだっ!? あだだだだだだっ!?」
 こめかみのあたりをこぶしで挟んでぐりぐりぐり。
 してやると、ようやくにしてニヤニヤ笑いが引っ込んだ。
「ギブっ! ギブギブかがみっ! ギブミーぷりいぃぃぃぃっず!!」
「よこせってなんだよ」
 リリース。
「うぅ~……、ひどいよかがみぃ。そんな怒んなくてもいーじゃん。急所は外したんだし」
「む……」
 まぁ、確かに。
 先ほどの狼藉は際どくも唇ではなく頬。私のファーストキスはかろうじて守られたわけではあるけれど。
 それプラス、こいつの方から一方的にやってきたということで、つまりいつものいたずらの延長ということで、
つかさも納得させることが一応はできたわけではあるけれど。
 でも、
「だからって……そういう問題じゃないわよ」
「ええ~? ソコが一番重要なところでしょー」
「そうだけどっ! そうじゃなくてっ! そもそもするなって言ってるのよっ!」
「ぶー……」
 叱責に首をすくめながらも、こなたはふくれっ面で視線を逸らす。
「“ほっぺにちゅー”ぐらい普通じゃん。全年齢向けのゲームのパッケージを問題なく飾れるレベルだよ」
「例えの意味がわからんわ」
 ってゆーか、明らかに反省が足りない。
 両のこぶしを握りしめ、掲げて示す。
「……もう一回いっとくか?」
「ごめんなさい調子こきました」
 きれいな土下座が返ってきた。
「まったく」
 やっぱりこいつがやると「素直」というより「ノリがいい」って感じしかしないけど。
 けど、まぁいい。
 確かに実質的な被害はほぼなかったし、もうこのぐらいでいいだろう。
「もう二度とこんな悪ふざけするんじゃないわよ」
「うん。わかった」
 ため息とともにそう言うと、こなたはゆっくりと顔をあげた。
 そして爽やかに言う。

「今度はふざけないで真面目に、ちゃんと口にするね?」
「何もわかってないじゃねーかっ!!」






130:名無しさん@ピンキー
09/02/04 01:03:13 MmRIjoIK
以上です
ありがとうございました


レス数間違えてごめんなさい

131:名無しさん@ピンキー
09/02/04 01:34:39 qeY1qRm6
なぜ名前のことを言い出したのかと思ったらこんな結論に辿り着いて、
さらにこんな結果を生むとはw
テレる(デレる?)かがみもさることながら、
つかさの反応も面白すぎるw

132:名無しさん@ピンキー
09/02/04 03:56:28 Rz9i89/d
前かがみ
かがむ
しゃがみこむ 等の言葉を連想した

133:戸別響
09/02/04 15:47:48 085ipC0Q
こんにちは、戸別です。シリーズ最終話が完成しました。
スケッチスケッチ!  最終筆 祭りのあと
・カップリングなし 3年組+1年組+α
・非エロ
・5レス使用
3分後に投下を開始します。では、どうぞ。

134:スケッチスケッチ!  最終筆 祭りのあと(1)
09/02/04 15:51:11 085ipC0Q

「……すぅ……」
「……むにゃ……」
気持ち良さそうに肩を寄せあって眠るショートカットでカチューシャのようなリボンをつけた
女の子と、その隣の短いツインテールの女の子。後者は私の姪なのだが……
「……和むなー、この二人……そして萌えるな!」
……ベツニ、ヘンナコトハカンガエテマセンヨ? ホントデスヨ?


スケッチスケッチ!  最終筆 祭りのあと


「……という訳で、今日のスケッチ大会、お疲れ様でしたー。これから結果発表に移るけど、
その前に、絵を審査してくれた審査員を発表するよー」
ではどうぞー、と進行役のこなたが催促し、俺は駅舎の出口から外に出た。

「私のお父さんだよー」
俺―泉そうじろうが姿を現すと、目の前にいた10人の女の子のうち、6人は「えっ!?」と
驚き、2人は「うんうん」とわかっていた様な顔をして、1人は「なるほどね」と、どこか
納得をしている様な顔をしていた。
ちなみに2人とはつかさちゃんとゆーちゃんの事で、1人とはかがみちゃんの事。つかさちゃんと
ゆーちゃんには、俺がここに着いて駅の外でブラブラしてたら、ちょうど2人とも起きちゃって
見つかっちゃったんだよね。かがみちゃんは、付き合いも長いし、この中でも結構常識人だから、
なんとなく納得できたんだろう、と勝手に想像してみた。

「……じゃあこなた、これが俺の審査結果だ」
とりあえず10人の女の子に囲まれているという、かなり幸せなシチュを堪能した後、俺は
そう言って、こなたに審査結果が書かれてある紙を渡した。
「ありがと、お父さん。……コホン、それでは、発表します!――」




135:スケッチスケッチ!  最終筆 祭りのあと(2)
09/02/04 15:52:20 085ipC0Q


ガタンゴトン―ガタンゴトン―


「そういえば、日下部。お前、今日山に登ってすぐ、大きな声で叫んだよな?」
「あれっ? 何で柊がその事知ってるんだ? 私誰にも言ってないよな?」
「聞こえてたわよ、私のいた川原からでも。そうよね、みなみちゃん?」
「……はい……」
「あー、やっぱりあの声はみさきちのだったかー」
「あ、こなたも聞いたの? 日下部の声」
「うん、最初はまさかって思ったけど、峰岸さんの説明聞いたら確信したよ」
「……あんな事するの、みさちゃんしかいないと思ったから……」
「おいおいひでーなあやのっ!」
「……やっぱりみんな聞こえてたんスね……私は至近距離でそれを聞きましたから……」
「……お疲れ様、ひよりん……」
「……どーせ私はそーゆー人間ですよ……」
「あ、でも、日下部先輩との時間は楽しかったですよ? だ、だからそんなに落ち込まなくても
いいッスよ、先輩!」
「もう、みさちゃん。そんな風に膨れないのっ」
「……うるさくても黙ってても周りに迷惑をかけるな、こいつは……そういえば、みゆき達は
日下部の声、聞こえた?」
「いえ、私は聞いていませんが……」
「私もデス。ミサオの声は聞こえまセンデシタ」
「……私も、聞こえませんでした。鳥の声なら聞きましたが……」
「うん、ふくろうさんだったよねー」
「つ、つかさ先輩!」
「……つかさ、あんた天然ボケにも程があるわよ」
「ふえっ? 私、何か変な事言った?」
「つかささん、ふくろうは夜行性です。ですから、昼間にその鳴き声が聞こえるはずがないん
ですよ。たとえ明るいうちに聞こえたとしても、それは早朝や夕方に限られます」
「あ……そ、そっか……」
「……もしかして、その声が、日下部先輩の声だったのでは……? 私も、初めに聞いた時は、
鳥の声だと思っていましたから……」
「……チャイムが鳴る直前に聞こえたのなら、みさちゃんの声で間違いないと思うけど……」
「どうなの? ゆーちゃん、つかさ」
「確かに聞いたのは12時前だったと思うけど……」
「……じゃあ、その鳥の声の正体は、日下部先輩の声?」
「Wow! 駅まで届くトハ、What big voice! 驚きマシタ!」
「いやー、それ程でも……」
「褒められる事じゃないけどな」




136:スケッチスケッチ!  最終筆 祭りのあと(3)
09/02/04 15:53:55 085ipC0Q

……という俺としては至極幸せな会話が繰り広げられている訳だが……彼女達が電車内中央の
5人掛けの座席を占領しているのに対して、俺は進行方向の右後ろ、その隅っこにいる。
何故かといえば、こなたが「お父さんは私達に近づかないで。何するかわからないから」との
キツーイお言葉をもらったからなのだが……俺って、そんなに信用ないのか? とはいえ、「隣の
車両に移って」といわれるよりはましか。この会話さえも聞けなきゃ、俺はどうやって生きろと……
……っと、そこまでは言い過ぎか。

あっと、そういえば今回のスケッチ大会の結果なんだが……
賞は個人賞とペア賞、2つ作っておいたんだ。それで個人賞の方は、さすがに漫研に所属してる
だけあって、圧倒的に絵が上手かった田村ひよりちゃんが、ペア賞は、それぞれ雰囲気の違った、
優しくて可愛い絵を描いてくれたゆーちゃんとつかさちゃんのペアがそれぞれ受賞した。
ちなみに賞品は……とりあえず後で3人に決めてもらうことにした。先に買っておいて、それが
欲しくない物だったら困るからな。

それにしても……と、みんなで楽しく語り合うこなたを見て、俺は今週の日曜日、つまり6日前の
事を思い出していた。



―ねえねえお父さん。今度の土曜日空いてる?
―ん? 空いてるには空いてるが……どうしたんだ?
―その日にさ、ここまで付き合ってくれない?
―どれどれ……って、こんな所までか!? 何しに行くんだ?
―みんなでスケッチ大会するから、その審査員として来てほしいの。
―……ツッコミ所満載だな……みんなっていうのは、かがみちゃん達の事かな?
―うん、その予定。まだ誘ってないけど。
―おいおい、大丈夫か?
―大丈夫だいじょうぶ。誘ったら絶対来てくれるから。
―そ、そうなのか……?




137:スケッチスケッチ!  最終筆 祭りのあと(4)
09/02/04 15:55:04 085ipC0Q

「こなたのやつ、言い出すのはいつも突然だもんな」
そして火曜日に宣言通りにかがみちゃん達を誘い、さらにはかがみちゃんと同じクラスの
日下部みさおちゃんと峰岸あやのちゃん、オタク仲間というひよりちゃんとパトリシアさん
とも約束をしちゃうんだから、こなたも結構行動力あるよなー、とちょっと感心もした。


………………


……あれ? そういえば、何かいつの間にか静かになっているような……
ふと気になって、右の方を見てみる。

「……ああ、なるほど……」
俺の見てる方向、ついさっきまでワイワイ楽しそうな会話が繰り広げられていた座席では、

「……くぅ……」
「……すぅ……」

今度は小さな小さな、寝息の合奏が始まっていた。

かがみちゃんとつかさちゃん、みさおちゃんとあやのちゃん、高良みゆきちゃんと岩崎みなみ
ちゃんがそれぞれ互いに肩を寄せ合い、ひよりちゃんとパトリシアさんは前の方、左右に一人ずつ、
ゆーちゃんはこなたの膝の上で、ぐっすりと眠っているようだ。まぁみさおちゃんが女の子
らしくないいびきをしてたり、ひよりちゃんとパトリシアさんが少しマニアックな寝言を
言ってたり、寝息は様々だが……

「おっ、こなたはまだ起きてるのか」
ゆーちゃんを膝枕しているという、場所を代わってほしいくらい羨ましい体勢のこなたに俺は
話しかけた。こなたも目はトロンとしていて、どこか眠そうだ。
「……こっちこないでって言っておいたじゃん」
「きっついなー……急に静かになったもんでな。気になって来てみたんだ」
「どうだかねー……」
こなたはどこか不機嫌だ。やはり眠たいのだろう。

「……こなた」
「何、お父さん。私も眠たいから、早くどっかいってよ」
「はは……こなた、今日は楽しかったか?」
眠たい目を擦るこなたに、俺はそう問いかけた。
「……楽しかったに決まってるじゃん。私が提案したことなんだし」
さもあたり前のように返すこなたに、もうひとつ問いかける。


138:スケッチスケッチ!  最終筆 祭りのあと(5)
09/02/04 15:58:13 085ipC0Q

「じゃあもう一つ質問なんだが……なんでこなたはスケッチ大会をすることにしたんだ?
絵、下手だろ? お前」
「……それ、峰岸さんにも言われたよ……」
と、こなたは低かったトーンをさらに低くして呟いた。……俺が下手って言ったから、少し
落ち込んだのか?
「……卒業する前に、もう一度みんなで集まる機会が欲しいなって思ったからだよ」
「ふむ……」
その答えに俺は納得しかけて、
「……いや待てよ。ならここでピクニックでも良かったんじゃないか? いちいち苦手な
お絵かきで大会を開かなくても……」
「…………//////」
そう聞くと、こなたは押し黙って、何故か頬を赤らめて俯き、こう答えた。

「……だ、だって、ピクニックじゃする理由が見つからないというか……ほ、ホントの理由を
言うのが恥ずかしくってさ……高校生にもなってさ、別れるのがいやだからみんなで遊びに
行くって、は、恥ずかしいじゃん……だから、何か他の理由ないかなって思ってたら、ちょうど
美術系の漫画がアニメでやっててさ、それで……//////」
ここまで言って、こなたは赤くなった顔をさらに赤らめて、
「も、もういいでしょ! 聞く事がないなら早くどっか行ってよね! 私、眠たいからさ!」
怒鳴り声でシッシッと俺を追い払い、座席に寄りかかってすぐに寝息を立て始めた。かなり
恥ずかしかったのか、結局顔を赤らめたまま眠ってしまっている。

「……そんな大声出したら、みんな起きちゃうだろ」
そう呟きながら、俺はこなたに言われた通り、元の隅っこの席に戻った。トンネルに入ったのか、
いつの間にか窓の外は真っ暗になっていた。
「こなたも結構ツンデレなんだな……おっ?」
少しおどけた風に呟いた直後、目の前が突然パッと明るくなった。後ろを振り返ってみると、
遠くの山に沈もうとしている、綺麗な夕陽がそこにはあった。
その光は、電車内の隅々まで広がり、こなたたちも含めて、すべてをオレンジ色に染めていった。


「……こんなやつだけど、これからもこなたの事、よるしくな」


俺はオレンジ色に染まった10人の女の子達に向かって、そう、呟いた。








139:戸別響
09/02/04 16:14:04 085ipC0Q
以上です。
はい、最後はそうじろうさんが全て持っていきました。ツンデレこなたとかっこいいお父さん……
自分で書いておきながら何故か違和感……でも書きたかったんです、こういう二人を。
シリーズ完結! 短いながら読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
実は後日談として、受賞者とこなたが買い物を、というのも考えているのですが……それはまた次の機会で。
感想、批評、ありがとうございます。この話でも、よろしくお願いします。

次回は、おそらくあきら様の話で、誕生日ネタを。相手ははつかさです。
この話を書くにしたがって、「またか」と思いますが、「問題」になった自分の作品の設定を使いたいのですが、
よろしいでしょうか?

140:名無しさん@ピンキー
09/02/04 17:15:00 RRdS9wYe
乙でした

なるほど、こなたはシーフタイプなんだな
手数が多くて攻撃方法も多彩だけど、受けに回ると意外と脆い


141:名無しさん@ピンキー
09/02/04 19:26:28 buMjafi0
「なるほど、そしてかがみんはファイt」
「それ以上言ったらその例えどおりにしてあげるわよ####」
「ひぃ、これじゃバーサーkいででででで(〒ω〒.)」

>>139乙そしてGJ
レアなカップリングとこなたのかわいいところ、余す所なく楽しめました。
後日談とやらも、楽しみにしています(・∀・)b

142:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:48:24 VcExdqxz
すみませんが、告知させてください

以前本スレに投下されていました、SS素材としての絵ネタ、ネタ絵やSSの体になってないシチュエーション(テキスト)などの
元ネタを投下する場としてのスレッドを管理人様に避難所に立てていただきましたので、よろしく活用ください

────────────────
SS素材投下用スレッド
URLリンク(www.sonokawa28.net)

1 名前:たぶん管理人 ★[] 投稿日:2009/02/04(Wed) 21:23:54
「避難所連絡スレ」>>35氏のレスを受けて作ってみました。
うpろだなどにネタ絵をうpした方や短編シチュエーションを投下したい人は、
このスレッドを活用してみてください。

※注!:ただし、本筋はあくまでも本スレだということを皆様お忘れ無く。
────────────────

143:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:11:18 Fb/YyzXf
そっちを宣伝するより先に、投票フォーム休止についてと
それに関する意見を募集してることを告知するのが筋ってもんじゃないかい?

144:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:27:39 v4Ml5782
それよりも、俺だけなのかな……?
ここ最近ずっと避難所やうpろだにアクセスできない(Forbiddenになる・今年に入って
からアクセスできたのが6時間ぐらい)んだが……

まあ、前スレの終盤くらいまでは上に加えてスレにも書き込めない状態(規制)が延々と
続いていたので、その頃に比べればマシだが……

145:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:00:54 BSzY6zQo
>>143
同じ避難所でも目的の異なる別スレであるまとめwiki相談所スレで保管支援人様が提案なされている件です
ここへの告知の有無は提案されてる方の意思を尊重するのが筋ではないかと思います

146:名無しさん@ピンキー
09/02/05 03:49:38 NhBZWgFi
35 :27-243 ◆i4vuSO4UaA :2009/02/04(Wed) 01:17:31 ID:XewzYuNU
管理人様

以前ネタ絵の投下の賛否両論でスレが荒れて以来、ネタ絵の投下がありません。保管庫にはネタ絵からの優れたSSが少なくありませんので残念でなりません。
避難所にSS素材としての絵ネタ、ネタ絵やSSの体になってないシチュエーション(テキスト)などの元ネタを投下するスレッドとして、『SS素材スレ』をご検討いただけませんでしょうか。

36 :たぶん管理人 ★ :2009/02/04(Wed) 21:24:21
SS素材投下用スレッド
URLリンク(www.sonokawa28.net)

作ってみましたよー。



こういう流れなのね。
なんのこっちゃ?と思ったさ。

147:142
09/02/05 10:26:55 BSzY6zQo
>>146 フォローありがとうございます

148:さすらいのらき☆すたファン
09/02/05 17:43:23 qhf3vZGy
いつもお世話様になっております。
新作のSS2作品を投下させていただきます。
タイトル:Hypnotist Tsukasa~お姉さまと呼ばれたくて編~④(完結)
カップリング:つかさ×ゆたか
属性:エロ有り
URLリンク(www.sonokawa28.net)

タイトル:愛のギブ・アンド・テイク
カップリング:ひより×やまと
属性:エロ有り、桜藤祭ネタバレ注意
URLリンク(www.sonokawa28.net)


とりあえず、『お姉さまと呼ばれたくて編』はこれで完結です。初めての作品をここまで読んでくださった皆様、コメントをくださった方々、本当にありがとうございます。
『Hypnotist Tsukasa』シリーズは序章からの分岐ストーリーを続けていく予定です。
愛のギブ・アンド・テイクは、一度はやまとメインのSSを書いてみたくて、かなり欲望を詰め込んでしまいました。
長くなりましたが、稚拙な文章にお付き合いいただきまして、ありがとうごさいました。


149:名無しさん@ピンキー
09/02/06 22:23:06 TFhWft/A
ひより×やまと…新鮮でいいですね~!GJです
次作期待しています!

…途中まで何を勘違いしてたのかこう×やまとだと思って読んd(

150:ちり紙
09/02/07 19:13:05 Wc9/H0dZ
いずみけシリーズ新作です。
一応続き物。
息子の幼少期やこなたの結婚時など描く予定。
レス数はちょっと不明。
そんなに長くないはず。

151:オタ嫁日記 そのいち
09/02/07 19:13:38 Wc9/H0dZ
  7月上旬。
  会社からの帰り道。
  駅を目指して歩いてる途中で、俺は見慣れた後姿を見つけた。
 「おーい。こうたろうー」
  俺の呼びかけに振り向く我が息子。
 「…ん?ああ、父さんか」
 「学校の帰りか?」
 「そ」
  俺の問いかけにそっけなく返す息子。
  親に対してそっけなさすぎるぞ。一体誰に似たんだ。
 「ん?そっちの子は?」
  こうたろうの隣には牛乳瓶の底のような眼鏡をかけた息子と同じ私立中学の制服を着た少年が遠慮がちにこちらを見ていた。

  長い髪を後ろでひとつにまとめてしばっている、息子と同年代の男子にしては線の細い子だ。
 「ああ、同じ学校の友達」
 「は、はじめまして。日下部あやとです」
  そう言って、深々とお辞儀をする。こうたろうの友達にしては珍しく礼儀正しい子だ。
 「はじめまして。こうたろうの父の泉○○です。これからも息子と仲良くしてやってください」
  礼儀正しい子だから、釣られてこちらも礼儀正しく返事をしてしまう。
 「いえ、そんな…。逆にいつもこうたろう君にお世話になってばかりで…」 
  まだ声変わりしてないのだろうか。女の子のような声であやと君はそう答えた。
 「ところで父さん。なんでこんな時間にこんな所をうろついてんのさ。まさかリストラ?」
  話が長引きそうだと思ったのか、こうたろうが会話の途中で割り込んできた。
 「リストラされた親父が学校帰りの息子に声をかけるか!! 2時間前に海外出張から帰ってきて、さっき会社に報告書出してきたから
 今日はもう終わりなんだ!!」
 「あっそう。説明乙」
 「…おまえはぁぁぁっ」
  こうたろうの頭を右手で掴んでぐりぐりと前後左右に揺さぶる。
 「ぐあぁぁ、やめれー」
  小6の夏頃から急に背が伸びてきたが、まだ父親である俺の目からみればまだまだ子供。
  格の違いと言う物を思い知らせてくれるわ。
 「……クスクス」
  俺達親子のそんなやり取りをあやと君は微笑ましそうに見ていた。

152:オタ嫁日記 そのいち
09/02/07 19:14:21 Wc9/H0dZ

                     ※

 「あやと君はどこから通ってるんだい?」
  3人で駅まで向う道中、息子の友人に話しかけてみる。
 「え、と……ひゃあっ!?」
  突然、何もない道でつまずいて転びそうになるあやと君。
 「あっ!!」
  助けてやろうとするのだが、間に合わない。あやと君が地面に顔を打ち付けそうになる瞬間。
 「……よっと」
  こうたろうが無造作にあやと君の着ている制服の襟元を片手で掴んで、地面との激突を寸前で止めていた。
 「……やれやれ。相変わらずそそっかしいやつだな」
  そう言って、あやと君に手を貸して立ち上がらせてやるこうたろう。
 「あ、ありがとう…」
  そう言って立ち上がった彼の顔からは、さきほどバランスを崩したショックで眼鏡が外れていた。
 「……おまえさ、これ、度数あってないんじゃないか?」
  こうたろうは地面に落ちている眼鏡を拾って、あやと君に手渡す。
 「そうかな?」
 「そうだろ。でなきゃこんな頻繁に何もないとこでこけねぇよ」
 「うーん。一度眼鏡屋さんに行ってみるよ」
 「そうしとけ」
 「うん」
 「……」
  そんな2人のやり取りを見て思う。
 「…女の子?」
  眼鏡を取ったあやと君の顔はどう見ても女の子にしか見えない顔立ちだった。
  …しかもかなりかわいい。何と言うか、男装した美少女みたいだ。
 「…父さん、言っとくけどこいつは男だから」
  俺の呟きにこうたろうがやれやれといった感じで言い放つ。
 「あ、ああ。あやと君すまない」
  おれはそう言って息子の友人に謝る。
 「いえ。別に気にしてませんから…」
  そう言って笑う彼の顔はどこかで見た笑顔だった。
 「…ん? うーん?」
 「父さん、いきなり考え込んでどうかしたのか?」
 「いや、どこかであった事があるような気が…」
 「はあ?」
  訳が判らないと言った顔で呆れる息子を尻目に記憶を遡る。この笑顔は…。
 「…峰岸さん」
 「は?」
 「そうだ。どこかで会った気がすると思ったら、峰岸さんに似てるんだ」
 「誰それ?」
 「高校の同級生。俺やこなたと同じ陵桜学園の卒業生だ」
 「あのぅ、もしかして、その峰岸さんって人、名前があやのって言いませんか?」
 「ああ、そうだよって……もしかして……」
 「ええ、多分ボクの母です。母の旧姓が峰岸なので……」
 「そうか。峰岸さん、いや、今は日下部さんの息子さんか。妻に確か、子供が男の子が1人と女の子が2人いるらしいって聞いてた」
 「はい、3人兄弟です」
 「そうか。お母さんは元気にしてるかい?」
 「はい」
  俺達はそんな会話をしながら、歩いて行く。
  やがて駅に到着し、改札を通って俺達親子とあやと君は別れる。
 「それじゃあ、ボクはここで」
 「ああ、お母さんによろしく」
 「はい。それじゃあ失礼します」
 「日下部、またな」
 「うん、また明日」

153:オタ嫁日記 そのいち
09/02/07 19:14:52 Wc9/H0dZ

  あやと君が背を向けて去って行くのを見届けて、俺はこうたろうに話しかける。
 「それにしても、礼儀正しい子だな。お前も少し見習ったらどうだ」
 「めんどくせえから嫌だ」
  普段のこなたみたいに眠そうな目をしながら、かったるそうに返す息子。
  こいつは否定するが、こういう所は本当にこなたにそっくりだ。
  やる気のかけらもない時やヒマな時など、こんな風に眠そうな目をしてる時が多い。
  俺やこなたに対する態度もこなたがお義父さんに対する態度にそっくりだったりする。
  こんな息子でも小さい頃はパパーって、じゃれついてきてかわいかったんだがな……。

 「しかし、アレだな。こう言うとなんだが、あやと君は性別を間違えて生まれてきたとしか思えないな」
 「はあ?」
 「惜しかったな、こうたろう。あやと君、女の子だったらよかったのにな」
 「はあ?」
 「……いや、実は事情があって、男の振りをしてる女の子だったりとか」
 「実は女の子でしたー。なーんて事がもしあったら、おまえならどうする?」
 「……父さんさっきから何言ってんの? 母さんみたいな事言うなよ。そんな漫画やゲームみたいな事があってたまるかよ」
 「大体、あんなかわいい子が女の子なわけあるはずないだろう。JK」
  そこまで言って、こうたろうはしまったという顔を一瞬してから慌てて言い繕う。
 「……って母さんなら言うんだろうな。母さんなら」
 「ああ、こなたがこうたろうの立場なら言いそうなセリフだよな」
  気づかないフリをして話を合わせといてやる。いい親父だなぁ俺って。
  しかし、息子よ。おまえもあやと君をかわいいと思ってたのか……。
  父としては息子の同性愛は嫌だぞ。
  せめてかがみん家のたまちゃん辺りと結ばれる未来を見せてくれ。
  
  ロ リ コ ン で も い い 。 逞 し く 育 っ て 欲 し い 。

  そんな事を思いながら、俺とこうたろうは電車に揺られて家路を急ぐのだった……。


154:オタ嫁日記 そのいち
09/02/07 19:15:51 Wc9/H0dZ

                     ※

 「ただいま」
 「こなたぁ、今帰ったぞー」
  俺とこうたろうが玄関で靴を脱ぎながら帰宅を告げると、こなたが部屋から出てきた。
 「おかえり、こーちゃん、○○君」
 「○○君、今日は随分早いね。もしかして、リストラ?」
 「おまえ達はどうして母子揃って俺をそんなに失業させたがるんだっ」
  こなたの軽口にそう言い返すと、こなたは笑いながら言う。
 「冗談だよ冗談。海外出張お疲れ様」
 「まったく。ところでその二本の棒は何なんだ?」
  こなたが抱えてる2本の棒が気になって尋ねてみる。
 「ああ、レイジングハートとバルディッシュだよ」
 『はあ?』
  俺とこうたろうが揃って聞き返そうとするよりも早く、こなたは背を向けるとさっさと2階に上がって行く。
  俺とこうたろうは互いに顔を見合わせた後、こなたの後を追って行く。
  こなたの入っていったリビングに続けて入っていくと、そこには……。
 「いいね、いいねー。二人とも、すっごくかわいいぞぉぉぉぉぉぉっ!!」
  一心不乱にデジカメを操作するお義父さんと。
  リリカルなのはのなのはのコスプレをした愛娘のそなた。
  同じくリリカルなのはのフェイトのコスプレをしたかがみんの娘のたまきちゃん。
  満足そうに見守るこなたがいた……。

  ドサッドサッ……。

  あまりの光景に俺とこうたろうは手にしたカバンをやかに落としてしまう。


155:オタ嫁日記 そのいち
09/02/07 19:16:45 Wc9/H0dZ

 「あっパパー。おかえりなさーい」
  なのはのコスプレをしたそなたが先ほどのレイジングハートを片手に飛びついてくる。
 「あ、ああ。ただいま、そなた」
 「あんた達は何をしているんだ!! 何を!!」
  こうたろうがこなたとお義父さんに怒鳴る。
 「何って見りゃわかるじゃん。コスプレだよ、コスプレ」
 「そんな事を言ってるんじゃねぇ!!」
 「大体そなだけならまだしも、人様の子まで!!」
 「いいんだよ。たまちゃんは私の子も同然だから」
 「勝手な事を抜かすな。大体かがみおばさんはどうしたんだよ」
 「今日けんちゃんの定期健診」
 「それでかがみおばさんがいないからって好き放題してたって訳か?」

 「何をそんなにカリカリしてんのかねぇ。この子は。カルシウムが足りないかな?」
 「ふざけるな!! そなたもたまきも着せ替え人形じゃねえんだぞ!!」
 「人聞きが悪いね。ただ2人にかわいい服を着せて、思い出になるような写真を撮ってあげてるだけじゃん」
 「物は言いようだな。思い出の写真を撮るのに、なんでわざわざリリカルなのはなんて古いアニメのコスプレさせる必要があるんだ?」
 「しかも劇場版なのはのコスプレなんて、どんだけマニアックなんだよ。ええ?」
 「詳しいね、こーちゃん」
 「あんたが幼い俺に一般的なアンパンマンや機関車トーマスじゃなくて、なのはシリーズを全部見せたからな」
 「そんな昔の事をいつまでも……。そんなんじゃでっかい漢(おとこ)になれないよ、こーちゃん」
 「だあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

  うむ。まだまだこなたの方が一枚も二枚も上手だな。
  妻と息子のやり取りを見ながら俺はそう思うのだった。

156:オタ嫁日記 そのいち
09/02/07 19:17:41 Wc9/H0dZ

 「それよりほら、こーちゃん見てみて。たまちゃんかわわいでしょ」
  そう言って、こなたはフェイトのコスプレをさせられた、たまちゃんの両肩に手を置いてこうたろうの前に突き出す。
 「……お、お兄ちゃん、へ、変、かな……?」
  そう言って上目遣いにこうたろうを見つめるたまちゃん。
  正直かなりかわいい。
  たまちゃんはかがみんとかがみんの旦那から、良いパーツだけもらって生まれて来たに違いないとこなたが言っていたが本当だな。
  かがみんはツリ目だがたまちゃんはツリ目じゃなく、昔のかがみんみたいにツインテールにしても結構イメージが違う。
  どちらかと言うとつかささんに似てるが、つかささんほどタレ目という訳でもない。
  まあぶっちゃけ、フェイトのコスプレが恐ろしく似合ってる。

 「……あー、変じゃないよ」
 「本当?」
 「ああ。その髪型とかよく似合ってて、かわいいと思うぞ」
 「……えへへ」
  こうたろうはたまちゃんやそなたに対しては良い兄貴であろうとする。
  さっきまでの母親への怒りの態度を納め、穏やかな表情と声で優しくたまちゃんの頭を撫でてやる。
  たまちゃんは頬を赤く染めて、両腕の肘関節にバルディッシュを挟んで、口元に両手を当てて嬉しそうにしている。
 「お兄ちゃん、そなたは? そなたはどうかな?」
  たまちゃん達の様子を見ていたそなたがこうたろうに駆け寄って尋ねる。
 「ああ、そなたも似合っててかわいいぞ」
 「本当?」
 「ああ」
  そう言ってそなたの頭も優しく撫でてやるこうたろう。
 「えへへ」
  頭を撫でてもらい、そなたも嬉しそうに笑う。
 「うんうん、微笑ましい光景だねぇ」
  両手を胸元で組んで満足そうにうんうんと頷くこなた。
  ぐるぐると子供達の周りを回りながら写真を撮り続けるお義父さん。
  俺はそんな光景を見ながら、ソファーへ腰を降ろした。


157:オタ嫁日記 そのいち
09/02/07 19:18:16 Wc9/H0dZ
                     ※

 「しかし、こなた。なんでまたリリカルなのはなんだ?」
 「最近、新規格のDVD-BOXリマスター版が出たじゃん。あれ買って見たら、何となく衣装を作りたくなったんだよ」
 「あっそう」
  家にはDVD-BOXもブルーレイBOXもあった気がするんだが、また買ったのか・・・。
  VHS、LD、DVD、ブルーレイ、新規格の映像媒体が出るたびに買い直すのは悲しいオタクの業(サガ)か……。
 「うん。そなたは最近髪切ったからなのはの髪型が出来るし、たまちゃんも髪が伸びたからフェイトちゃんのコスプレが出来そうだし」
 「それに前から思ってたんだけど、たまちゃんってなんかフェイトちゃんに似てるじゃん? 声も昔人気があった声優の水樹奈々っぽいし」
  フェイトのコスプレをさせられたたまちゃんを見て頷く。
 「まあ、見た目が幼フェイトに似てるって言うのは同意するが……」
 「でしょ。これでかがみんにプレシアのコスプレさせれば完璧だよね」
 「丁度かがみんはツリ目で紫の髪だし。たまちゃんがツリ目じゃなくて、おまけに髪の色が旦那似なのはこの為に違いないよ」
 「させたいなぁ、かがみんにプレシアの格好。きっと似合うだろうなぁ」
  脳内でプレシアのコスプレをかがみんにさせて悦に入るこなた。
 「しねえよ!!」
 「うおっ!?」
  いつの間にか、赤ん坊を抱いたかがみんがリビングに入って来ていた。

 「あ、かがみん、おかえりー」
 「ただいま、じゃなくて!! なんで私がプレシアのコスプレなんかしなくちゃいけないのよ!!」
 「だってたまちゃんがあんなにフェイトちゃんのコスプレが似合うんだから、かがみんはプレシアしかないじゃん」
 「嫌よ!! 大体あのキャラ子供を虐待するキャラでしょうが!!」
  2人のやり取りを見ながら、俺は思わず呟く。
 「かがみん詳しいな。これが類友って奴なんだな」
 「類友って言うな!! 私はオタクじゃない!!」
 「ふえぇぇぇぇぇぇぇんっ!!」
  母親の怒鳴り声にびっくりして、寝てた赤ん坊が泣き出す。
 「ああ、ごめんね。びっくりしたね。よしよし……」
  慌てて泣いてる我が子をあやすかがみんを見ながらふと思う。 
  そういや、なんだかんだでかがみんとも付き合い長いよな……。
  最初の頃はかがみさんと呼んでいたのが、こなたと付き合ってる内にいつの間にかかがみん呼ばわりに変わって。
  大学の頃にふざけてかがみんって呼ぶと怒ってたのが、いつの間にかかがみんと呼んでも怒られなくなって。
  こなたと結婚しても良く遊びに来てたし、結婚して近所に越してきてからは、朝のゴミ出しとかで顔を会わせる機会も多い。
  何だかんだで俺とこなたは夫婦揃ってかがみんと会う機会が多いから、こういうやり取りは日常茶飯事なのだ。

158:オタ嫁日記 そのいち
09/02/07 19:19:48 Wc9/H0dZ

 「それにしても、普通は年を重ねたら、ちったあ落ち着く物なのに、こなたは変わんないわよね」
 「いや、むしろパワーアップしてると思うぞ。昔はコスプレ衣装を作る趣味なんてなかったし」
 「そういえばそうね」
 「いやあ、服を作るのも結構面白いよ。かがみんも作ってみたら?」
  こなたは結婚してからたまにマフラーやセーターを編む事があった。本人曰く暇つぶしらしい。
  それが高じて、いつの間にかコスプレ衣装を作るようになったのだ。
  着せられるのは幼い頃の息子、今は娘が主だが。
 「私はパス。そんなヒマないわ」
 「そっかー。かがみん不器用だもんね」
 「不器用って言うなっ」
 「はははは……」
 「あんたもそこで笑うなっ」

  俺達がそんな会話をしていると、いつの間にかお義父さんが大量のアルバムを持ってきて、先ほど撮ったそなた達の写真を収め始めた。
 「はい、たまちゃんの分」
  出来上がった写真を手渡したり、そなたの写真を収めたりするお義父さんをこうたろうがいつもの眠そうな目で冷ややかに見ていた。
 「それにしても、凄まじい写真の量だな……」
  時折顔をしかめながら、こうたろうがお義父さんに話しかける。
 「まあそなたが生まれた時から、ずっと撮ってるからな」
 「それにしても多すぎだろう。俺の昔の写真なんかは全然ないのにな」
 「……ま、異性の孫のほうがかわいいのは判らんでもないけどさ」
 「……コウ」
  お義父さんが怒った顔で真剣にこうたろうの顔をじっと見つめる。
 「な、何?」
 「そこを動かずに待っていろ」
  お義父さんはそう言うと背を向けてリビングを出て行った。

                                                           つづく

159:おまけ らき☆すた キッズ設定
09/02/07 19:40:14 Wc9/H0dZ
泉そなた
泉こなたとらき☆すた 陵桜学園 桜藤祭主人公の間に生まれた長女

12月27日生まれ 6歳 左利き 血液型はA型
趣味はお絵かき 好きな物はフルーツのゼリー 嫌いな物はたばこの煙
知らない人間にはこなた似に見えるが、実は隔世遺伝で祖母のかなた似
こなたの4大要素(アホ毛、泣きぼくろ、猫口、眠そうな目)の内アホ毛を引き継ぐ
天真爛漫で人を疑う事を知らない少女
母親と違いオタク要素は持たない

○○たまき
かがみと医者の父親の間に生まれたかがみの長女
苗字は読者の好きなのをつけてね
父親はこなかがと6歳年が離れている

1月11日生まれ 6歳 血液型はB型 右利き
容姿や性格は基本的にかがみ似
目つきと髪の色は父親似

コンセプトは育つ環境が違ったかがみ
かがみみたいに守ってあげないといけない相手がいて、自分がしっかりしなきゃいけないという環境で育てば、かがみそのものとして育つはず
が、母親がしっかりしてて(過保護なくらい)、自分より格下の相手がいなくて、無駄に頼りになりすぎる兄的存在がいる状況で育った為、かがみに比べて気が弱く大人しい女の子に育つ。
転んで泣くそなたを助けてあげたりするなど、面倒見のよさ等はかがみ譲り
こなたの息子のこうたろうが大好きでお兄ちゃんと呼んで懐く
将来の夢はお兄ちゃんのお嫁さん
大きくなると母親の代わりに家事をするようになる

今回は以上になります。

160:名無しさん@ピンキー
09/02/07 20:05:02 YOLSqDpQ
>>159GJ!
いず☆みけの続きが読めるとは、
今日は大変ラッキーでした。
今日はお父さんとあやと君がいいキャラを出していましたね。

次はこうたろう君とそうじろうさんの話のようですが、
楽しみにしています。

161:名無しさん@ピンキー
09/02/07 20:16:57 qnWYzQgW
いず☆みけシリーズのファンとして、待ってました、というよりない!
さあ、祖父そうじろう、魅せる時来るか!

それにしても、こうたろううらやましい(´・ω・`)

162:名無しさん@ピンキー
09/02/07 20:27:12 h3+SyM2Y
うんうん。こなかがもいいけど、こういう普通の話もいいなぁ。

163:名無しさん@ピンキー
09/02/07 23:50:03 PHPELYGF
俺のかがみが…寝取られた?
…「ひたすらかがみとイチャつくだけの話」を書くことに決めた

164:名無しさん@ピンキー
09/02/08 00:17:17 iFDBM+2s
同じキャラのセリフが地の文も何も挟まずに分割されると少々混乱するんだが

いや、GJなんだけどさ
話もキャラも良いだけに余計に気になるわけで


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