【友達≦】幼馴染み萌えスレ17章【<恋人】at EROPARO
【友達≦】幼馴染み萌えスレ17章【<恋人】 - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
09/01/30 00:48:26 iTKvB2Zn
いやいやこれは素晴らしいですよ!

101:名無しさん@ピンキー
09/01/30 00:50:24 GDtDL3KP
面白かった。
多少読書センスがあれなのが気になるけど、続きがあるのなら読みたい。

102:名無しさん@ピンキー
09/01/30 02:57:36 mQqVYh8c
これはGJ。微妙な距離感がたまらなく綺麗だ

103:名無しさん@ピンキー
09/01/30 23:21:17 f9XHu4av
素晴らしいSSです。GJ。

104:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:24:34 ZjZ7A4CE
保っ守ですよ

「幼馴染みとは関係ないかませ犬がぽっと出てきてヒロインに告白、けどヒロインはそいつには興味無くて、
結果的には幼馴染みのつがいがそのことをきっかけに仲を深めて終わり」
っていう話の流れの短編はこのスレでもしょっちゅう見かけるけど、
これは書き手さんにとって、書きやすい内容だってことなのかな?
個人的には、そんなこと関係なしにいちゃいちゃぶっこいてもらった方が面白いんだけど、書くのが難しいのかしら
SS書いたこと無いから予測で話して申し訳無い

105:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:32:05 cOKpAhJ+
山で盛り上がらないとオチがつきにくいから難しいんじゃないの?

106:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:32:32 A5TeIGBw
>>104
まあ人によると思うけど……

ひたすらイチャラブな話は波が起こりにくいので、物語としてはやりにくかったりするのです
でもそういう話大好きな人は多いと思うので、増えてほしいですね

107:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:47:42 +uxMwTEF
俺は甘甘なものでも大好きだぜ!
むしろ書いてくれ!

108:名無しさん@ピンキー
09/02/02 00:27:53 9v8OqGhg
シリアスも大好物だ!
アリスの人とかまた来てくれないかなぁ。何度も読んでるんだ。
甘いのもエロいのも好きだ。
カレーの人もいつもありがとう。読んでる時の顔は他人にみせらんないぐらいだ。

109:名無しさん@ピンキー
09/02/02 01:24:48 a+naISkz
きまりきった形はないんだから妄想をどんどんSSにしてくれると有り難いぜ。
自分は文章力無いから無理ですが。

110:名無しさん@ピンキー
09/02/02 01:58:44 8Tj31WcE
>>104
このスレじゃなくてもよく見かける。逆パターンももちろん。
普遍的な王道パターンじゃないか。


111:名無しさん@ピンキー
09/02/02 17:26:59 KwuCgP+X
「これまで特に気に留めることなく親友として付き合ってきた相手を、
ふとしたきっかけで異性として意識する」という幼馴染の定番ネタを、
どうやって実現するか、と考えたときに>>104に至りやすいんだろう。

確かに安直とかワンパターンのそしりは免れないかもしれないけど、
この手の距離感の描写あってこその幼馴染だろ、と思う身としては
普通にイチャイチャするだけの話だと逆に物足りなさを覚えそうだ。

とはいえこれも勝手な感想。書き手の方はご自由に書いてください。

112:名無しさん@ピンキー
09/02/03 12:45:08 AZaooAhE
まあ俺は幼馴染にあーん♪ってしてもらえればそれでいいんだけどね

113:名無しさん@ピンキー
09/02/03 13:08:32 G2rU094y
甘えっこ幼馴染ってのもありだな

114:名無しさん@ピンキー
09/02/03 18:33:25 YAiHD+PC
保管庫が見れないYo!

115:名無しさん@ピンキー
09/02/03 18:45:59 prpFkN4l
ほらっ!
URLリンク(bbgate.froute.jp)
見れるじゃない! ばか! あほっ! とんま! でくのぼう! そーろー! おっぱいせいじん! うじむし! ごきぶり! みとこんどりあ!! ごみ! くず! ちんかす!
しねへんたい!!

で、でも……わたしは、あ、あっ、あんたのこと……す、す、すっ、ちゅきっだからっ!!

116:名無しさん@ピンキー
09/02/03 18:47:51 G2rU094y
全然見れるぜ!

117:名無しさん@ピンキー
09/02/04 17:56:29 sAV9jB8S
今週のジャンプ読んだ奴いる?

118:名無しさん@ピンキー
09/02/04 17:59:55 RqnJmry0
>>117
めだかボックスか?

119:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:18:16 r9H/z6hc
原作が十傑集の一人、眩惑の西尾維新だからなあ。
あれ、エロありで読んでみたいかも。

120:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:26:25 yZ0JQxbK
>>119
西尾維新て十傑集だったんだ……
ジャンプのあれは確かによかった。パーフェクト幼なじみと期待に応える男とで

121:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:56:25 DZjqJTJb
誰かあれで書いて欲しいねえ

122:名無しさん@ピンキー
09/02/05 11:58:10 3OtylcnB
よし、書こうジャマイカ

123:『非情の女帝』前編 ◆uC4PiS7dQ6
09/02/05 17:45:02 3OtylcnB
1
 箱庭学園に入学して一年。生徒会の副会長に就任して一年が経った。
 なんやかんやで、俺の幼馴染みは生徒会長として上手くやってる。
 的確な指摘と、伴う能力に、着いて来るカリスマ性で、半ば神格化した存在感。
 そんな幼馴染みが、最近ヤバイ事に興味を持ち出した。
 発端は一週間も前、二人だけで居た夕暮れの生徒会室、前期の会計作業が終わり、帰る用意を始めた頃。

「善吉。おちん……ペニス、なるモノを見たいのだが」

 余りにも有り得ない言葉に、俺は呼吸すら忘れて体動を止めた。
 生徒会室には夕日が差し込み、一面を赤く染め、栄える彼女はそれとは違う赤で微かに……ほんの微かに、俺だけが分かる赤で頬を染める。
 幼馴染みは長テーブルの向かい側で椅子に座り、俺は鞄を持って入室戸の前。こんな場面で耳に届いた、男性器の名称。
「はっ、ははっ、何言ってんだ生徒会長さん? 早く帰ろうぜ」
 喉は急激に渇き、唾を飲み込んでやっと笑える。聞こえた単語の処理は放棄して、珍しい冗談と捉えて聞き流した。




        『非情の女帝』
 ~こんなに苦しいのならば、愛などいらん!~




 いつまで経っても掴みきれない、黒神めだか独特のペース。当然二人の距離も縮まらない。
 二人は、いつまで経っても、変わらない、幼馴染み。そう、思ってた。でも……
「んっ、聞こえなかったか? 善吉の、ペニスを、見せてくれと言ったのだ」
 コイツは変わった。言動の意味すら理解できん。
 めだかは席を立ち、目の前まで来ると、俺の鞄を取り上げてテーブルに置く。
 そして再び有り得ない言葉を添えると、俺の頬を包むように両手で挟んだ。
 じんわりと伝わる、柔らかくて暖かな感触。けれどしっかり俺の顔を固定し、目を逸らせなくする。
 二歳の時から惚れ通した、憧れの麗顔は眼前。真っ直ぐに俺を見据えて離さない。
 微かに紅潮した肌はそのままで、真剣に、性器を見せろと言ってるんだ。



124:『非情の女帝』前編 ◆uC4PiS7dQ6
09/02/05 17:47:26 3OtylcnB
2
「イヤだね、ギャグだとしても笑えないぜ」
 俺が? めだかに? チンコ見せろって? アホか!
 いや、いずれはそんな関係にムニャムニャ……だけど、これは無いだろ? もうちょいムードが有りゃ、もしかしたら見せてたかも知れんが。
 視線を逸らさず、逸らせず、否定のセリフで幼馴染みの訴えを却下する。
 しかし、
「ふむっ、私を困らせるな善吉。お前の、ペニスを……見せておくれ」
 そんなに俺の言う事を聞いてくれてたら、こんなに苦労はしない訳で。
 今度はしっかりと、赤くぷっくりとした魅力的な唇で、ペ・ニ・スと三度目を紡いだ。
 さすがにイラッと来る。なんだよ、理由も教えられずに見せる訳無いだろうがっ!
「だからな、イヤだっ……」
 断ろうとして、


「 み せ ろ 」


 今度は俺の訴えが却下された。
 めだかが吐き出す命令口調。ガキの頃から身体に刷り込まれた、絶対服従の言葉。
 こう言われて断る術を、俺は未だに知らない。
「ぐっ……ちっ、今回だけだからなっ!!」
 ベルトを外してチャックを開け、手早くズボンを足首まで下げ落とす。
 こんなもんは、ゆっくりしてると逆に恥ずかしい。
「ふふっ、私は随分と好いて貰ってるのだな。何もしてないのに大きくなってるぞ?」
 めだかは俺の頬から手を離すと、その場で膝立ちになり、勃起した陰茎に目線を合わせて微笑む。
 本当、心と身体は別だよなぁ。幾ら拒否しても、好きな女に触れられただけでコレだよ……はははっ。
「うーむ、凄いな。他のペニスを見た事は無いが、善吉のはたくましいと思うぞ。血管が浮き出て、太くて、固そうで、ふうぅっ……みごとに反り返っておる」
 冷静に解説するめだかの吐息は、少し、ほんの少しだけ乱れていた。いやらしく熱を帯び、肩を上下させて呼吸する。
 俺しか気付かないだろう些細な変化。めだかは……興奮してるんだ。
 冷静なフリをして、間近で熱い吐息を吹き掛けて、呼応してビクビク震える陰茎に釘付けになってる。
「男はコレを使ってセックスをするのだろっ? だったら、私のクチを貸してやる。思い切り腰を振って良いぞ。イラマチオ……だったか? 思い切り、イラマチオしろ善吉」
 そして理由も教えられぬまま、めだかは俺の手首を取ると、躊躇(ちゅうちょ)無く自らの頭に乗せたのだった。



125:名無しさん@ピンキー
09/02/05 17:50:27 3OtylcnB
※最初に書き忘れましたが、今週号のジャンプに載った『めだかボックス』の二次です。
短くてゴメンね。
次で終わります。


126:名無しさん@ピンキー
09/02/05 20:19:25 /ySYaWLG
あおいよるの続きは書いてくれるのかな?
大人の話も読みたいんでコトコのほうもお願いしたいけど

127:名無しさん@ピンキー
09/02/05 20:30:22 GmWhspkB
>>125
続きを全裸でまってまーす

128:名無しさん@ピンキー
09/02/07 00:25:40 q7ng5osc
ちょwそこで止めんのかww

全裸で待機

129:『非情の女帝』後編 ◆uC4PiS7dQ6
09/02/09 00:34:26 eNEbdBr+
1
「ほらっ、私のクチを女性器に見立ててセックスすれば良いんだ……簡単だろ? なぁに気にするな。私が咳込んでも、嘔吐いても、お前は気にせず動いてくれ」
 めだかは上目で見上げ、小さな口をいっぱいに広げ、手を俺の背中に回して組む。
 つまり、僅かでも腰を前に突き出せば、俺のガチガチはパックンチョされる状態。
 しかもこんな誘い方されたら、誰だって断れねーっつーの!! 断れねーよ、断れねーけど……
「無理すんなよ、めだかちゃん。好きでも無い男にこんな事すんな」
 まだコイツは幼馴染みだから。コイツの中で俺は、信頼できる幼馴染みだから。
 好きな女とできるなんて嬉しいさ。けど、その女が俺を好きじゃありませんでしたってのは、ちょっと悲し過ぎるぜ。
 ならここは、できるならしたいけど、本心はしたいけど、断腸の思いで……引き離す。
 そう決めて、乗せていた手を後ろに滑らせ、めだかの手を解こうとするが、
「おい聞いてんのか? だーかーらー、ぎっ……離せってばよ!」
 両指はガッチリと交差して組まれ、絡まり合って、一向に動かない。
 それだけ、めだかの強い意志が伝わって来る。
「イヤだっ!! 私は気付いたんだ……お前の好意を知っていながら、それを当たり前にして、良い様に使ってた自分の愚かさに」
 クチは相変わらず陰茎の前。目を細めて俯き、溜まり切った考えを漏らす。
 俺は全然気にしてないが……っつか、今までは気付いて無かったのかよっ!?
 まっ、何にせよ、
「それぐらいで愛想尽かしてたら、幼馴染みなんかやってねーよ」
 今更だわな。こっちは分かってて使われてんだから。
「ふふっ、優しいな善吉は……でもな、スキと言う感情がまだ理解できないんだ。お前の好意に、いつ応えれるかもわからんのだよ」



130:後編 ◆uC4PiS7dQ6
09/02/09 00:35:31 eNEbdBr+
2
 そんなもん、とっくに覚悟してるっつーの!
「もう十五年も待ってんだ、後十年ぐらいは待ってやるさ」
 だから、安心させる為の保険を。こんな行動に二度と走らせない為に。
 俺の好きな女は、自分を大切にする人で在って欲しいんだ。
 そう思えば、気分だって落ち着いて来る。深い呼吸を一つ、二つ、三つ。
 めだかを見下ろして見詰め、無理をするなと教え諭す。
 俺達はゆっくりでいい。恋をするのは、大人になってからでもいいんだよ。
 でも……
「十年で足りなかったらどうする? だがな、それでも私は、お前に隣へ居て欲しい。だからっ、ぜんきちぃっ……お前の想いを、好意をっ、受け止めさせておくれ?」
 めだかは俺の想像を超えて切羽詰まっていた。
 腕を離すどころか、更に力を篭めて腰を引き寄せる。
「他の女を見るな。私を好きにして良いから、このカラダで……満足してくれ。さぁ、挿れろ善吉っ! えんりょなきゅ、ふぇっくすしろ!!」
 ガラスの覚悟は音を立てて崩れ落ちた。
 こんなにイヤらしく誘惑されたら、雛鳥の様に口を開けセックスしようと、
「でっ、でもさ……」
 好きな女に言われたら、俺は……


「 い れ ろ 」


 ちっ、くしょぉぉぉぉぉっ!!!
 両手をめだかの頭部に置き直し、先端を唇の間にネジ込み、そこからは根元まで、
「もっ、ヤメないからなっ!!」

 ぢゅぷぢゅぷぢゅぶぢゅぶぢゅぶ……

 一息でペニスを差し挿れた。
 狭い咥内を掻き分け、柔らかな頬肉を押し広げ、粘着質な唾液の中を扁桃腺がカリ首に引っ掛かるまで、深く深く杭を打ち込む。
「あ、あ、あっ、あ゙っ……」
 めだかは小刻みに身体を震わせ、目を見開き、それでも頬を上気させたままで、声にならない声を漏らす。
 苦しそうで、けれど繋がれた手は決して離さない。
 まるでそうするのが義務かのように、咽奥まで到達してるペニスを、拙(つたな)く、優しく、一生懸命に、グチュグチュと刺激してくれる。
「うぅっ……めだ、かぁっ」
 とても、気持ち良くしてくれる。
 溶けて無くなってしまいそうな程の情熱的な熱さ。このまま動かなくても射精してしまうだろう。
 でも、めだかは、焦点の合わない虚ろな瞳で俺に訴えてる。批難を浴びせてる。
 咥えままモゴモゴと口を這わせて三字。


『 う ご け 』


 めだかは、自らを性欲の捌け口にしろと言ってるんだ。
 苦しいのに、頑張って、無理をして、小さなクチでいっぱいに頬張る。



131:後編 ◆uC4PiS7dQ6
09/02/09 00:36:23 eNEbdBr+
3
 容量が限界を越えて溢れ、唾液がボトボトと胸元に垂れ落ちても、美味しそうに、愛おしそうに、ペニスに吸い付いて離れない。
 こうなったら後はもう……
「動くぞ? できるだけ早く、終わらせるから」
 めだかの望みを叶えるだけ。

 ぢゅる、ぢゅる、ぢゅる……

 吸い込み、搾り取ろうとする力に反抗して、先端を唇の裏側まで引き抜き、

 ぢゅぷんっ!!

 喉の奥、食道の入口へと打ち付ける。
「ぁ、ぁっ、あっ、ぁふぁっ……」
 荒々しく。力任せに。欲望を貪って。
 奥を突く度に響く微かな吐息を聞きながら、優越の征服感に身を浸す。
 だって経緯はどうあれ、あの幼馴染みとセックスしてるんだ。しかも相手から求めて来た。これ以上、心まで高揚する事はきっと無い。
 だったら、今。この時。この瞬間。ここだけの快楽に流されたって良い筈だ!!
「ううっ……めだかぁ、めだかぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 唇から食道まで、抜け出ないギリギリの最長のストロークで、一心不乱に腰を振る。

 ぢゅっぷ、ぢゅっぷ、ぢゅっぷ、ぢゅっぷ、ぢゅっぷ、ぢゅっぷ!!

 めだかの中は、本当に気持ちいい。
 引き抜く時はキツく締め付け、押し込む時は優しく吸い付く。舌は裏スジからカリの括れまで舐め回し、俺のピストンに応えて自在に動きを変える。
 俺の為に、俺の好きだって想いを受け止める為に、まともに呼吸できないのを我慢して、ひたすらに射精へ導いてくれてるんだ。
「もっと、はげしゅく、ひろっ……」

 ぢゅっぷ、ぢゅっぷ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっぢゅぶっぢゅぶっぢゅぶっ!!

 めだかは、まるで喉の奥が性感帯で有るかのよう。
 一突きごとに身体を震わせながら、ヨダレを口横から零しながら、恍惚とした表情のままで、好きに咥内をなぶらせてる。
 そっか、めだかは喉の奥が感じるのか……なら、もっと気持ち良くしてやるよ。
 一方的じゃなくてホッとした。俺はイキそうだし、めだかも、遠慮無く、イッてくれっ!!
「めだかっ、めだかぁっ! イク、ぞっ……」
 乗せていた両手を寄せてめだかの頭部を前傾させ、口から食道までを真っ直ぐにする。



132:後編 ◆uC4PiS7dQ6
09/02/09 00:37:58 eNEbdBr+
4
 そして、
「ふうっ!!」
 唇をこじ開け、頬を押し広げ、小ぶりなノドチンコを擦り上げて、口の中よりも、もっとエロいヒダ壁に包まれた穴……

 ぢゅぶぶぶぶぶぶぶっ!!

 更に狭くキツい穴を、ヌルヌルな肉の突起まで一気にえぐる。
「はへぇっ!!?」
 すると痛いくらいに咽穴は痙攣して締まり出し、尿道を拡張させて、噴き出しそうな精液を通り易くしてしまう。
「ぐっ、力を緩めてくれ! このままだとナカに出しちまうぞ!!」
 我慢なんてできない。このままだと、確実に中へ射精する。
 さすがにそれは苦しませ過ぎ……そう思い、ペニスを引き抜こうとするが、めだかは白目を向き、痙攣しながらも、一層に背中へ回した手で俺を抱き締めるだけ。
 震動するヒダ壁にヌチュヌチュと咀嚼されて、捕らえられて監禁され、射精を強要されてる。
 だけど、そんな事したら、俺はもっとお前を……
「うっ、ぐっ、頼むよっ、めだか……抜かせてくれ、本当に、限界なんだっ!!」
 こんな献身的な奴、これ以上好きになったら、十年なんて堪えられるか? そんな自信ないぞ! きっといつか間違いを起こす。
 だから、俺はっ!!


「 だ せ 」


「めだ、かっ……ぐぎいぃぃぃぃっッ!!?」
 びゅるびゅぅぅぅぅぅっ!! びゅびゅっ! びゅくびゅく!! ドクンドクンドクン……
 空になるまで射精した。
「ふんんんんんっ!!?」
 気持ち良く搾り取ってくれる穴の中に、
 好きな女の口の中に、
 二度と無いかも知れないチャンスを逃さぬ様に、
 逆流して唇の隙間から垂れ落ちるまで、大量の精液を注ぎ込む。
 そこまでしてやっと、めだかの力が抜けた。組まれていた手から、漸く解放される。
「はあぁっ、ゆっくり、引き抜くから……んっ!?」
 奥深くまで呑み込まれていたペニスをズルズル引きずり出すと、めだかは支えが無くなったかの様に、アヒル座りの姿勢に崩れ落ちた。
 ペタンとお尻を着き、口は開けたまま、閉じ切らない咽の奥まで見せ付けて、虚ろのな瞳で俺を見上げてる。
「あっ、あっ、あっ♪ だせ、とはいったが……だれがっ、こんなに、たくひゃん、しゃせーしていいって、いったんら?」
 未だ定期的にビクンと身体を揺らし、舌足らずな声で俺に不満を吐き出す。
「はぁっ、はぁっ、めだかぁっ、凄く……はぁっ、気持ち良かった」
 俺は息を整え、めだかに礼を言い、
「ふふっ、まだっ、おなかのナカで……びゅくびゅく、ゆってるぞ?」
 めだかは人の役に立った事がそんなに喜ばしいのか、今度は満足そうに、自らの腹を両手で撫でた。



133:後編 ◆uC4PiS7dQ6
09/02/09 00:38:51 eNEbdBr+
5
「すまんな善吉、みっともない所を見せてしまった」
 後始末を終え、二人並んで夕焼けの帰路を歩く。
「気にすんなよ、俺も似たようなもんだからさ」
 二人でゆっくり、歩幅を揃えて。同じスピードで、ゆっくり、ゆっくり。
 まっ、付き合うってのに進展は無かったけど、当分はこのままで良い。幼馴染み以上、恋人未満の微妙な距離で。
 こっちもゆっくりだ。焦らずに、ゆっくり、ゆっくり、距離を縮めて行く。今日はその自信が付いた。
「おちん……ペニスとのセックスだが、ふふっ、なかなか良かったぞ」
「ははっ、さようですか」
 もう笑い話しになってるが、めだかの顔は赤い。俺もそうだろう。夕日と全く違う紅葉色。

「だから頑張れ」
 唐突に、全文と繋がらない台詞。
 扇を開いて口を隠し、視線だけを俺に向けてる。
「頑張れ善吉っ!」
「はっ?」
 だから何を頑張れと……

「頑張って私を落とせ。頑張って……私を惚れさせておくれ」

 それはまぁ、頑張らにゃならんなー。



134:名無しさん@ピンキー
09/02/09 00:40:36 eNEbdBr+
ageスマンです。
以上。

135:名無しさん@ピンキー
09/02/09 02:12:56 YpbAVXnZ
GJ。めだか→善吉はなんか好きとかの感情を踏み越えた領域にあるよな。

善吉が2歳時点でめだかを好いてるんだが、これをめだかが知ったのはいつなのか。
めだかの目の前で善吉が喋った言葉一発目が「めだかちゃん好き」だったのか、
それとも大きくなってから自白したのかさせられたのか。

136:名無しさん@ピンキー
09/02/09 10:36:36 E5zkbPM/
>>134
赤玉出ちゃいそうです><

>>135
お前、古舘伊知郎だろ

137:名無しさん@ピンキー
09/02/09 23:51:29 E+XA/FGW
めだかが善吉に惚れたらどうなるんだ?
デレ?凄いデレ?クーデレ?

138:名無しさん@ピンキー
09/02/10 01:58:26 m6BsOhZ6
素クールスレでは非・素クール認定されてた

139:名無しさん@ピンキー
09/02/10 16:30:28 1dWfeJvR
         .|::::::/ ::////⌒⌒ i.:::::ノ
        .|:::::/         |::::|
         |::/.  .ヘ    ヘ.  |::|   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         .⊥|.-(=・).-.(・=)-.|⊥   .| 仮に古舘伊知郎だったとして、 なにが問題なんでしょうね?
        l .!:;  ⌒´.し.`⌒  ;:|. l   | レスの問題ですか?
         ゝ.ヘ         /ィ  _ノ
       __,. -‐ヘ  <ニ二ニ>  /─- __ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  _ -‐ ''"   / !\  ̄ /!\     ゙̄ー- 、
 ハ       /   |ヽ ̄ ̄//  ヽ        ハ

140:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:17:38 wtxORm4t
※注意
厨二設定
退魔師モノ?

NGワードは「◆YSPoMcSqNo」

では投下します。

141:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:18:58 wtxORm4t
ヒュンッ!

道場の石英灯の光を反射し、電光の如く振り下ろされる刀が空気を切り裂く。
打刀を使って形稽古を行っているのは一人の少女だ。
歳は16~7、上下とも白袴の胴衣を着込み、輝く黒髪はボブカットにまとめられ、白皙の肌に二重の大きな瞳が印象的な整った顔立ちは、さながら日本人形のようにも見える。

その少女が無言で打刀を振り続ける。
静から動へ、動から静への一瞬の切り替え、小柄な体では考えられないスピードで打ち振るわれる技の数々、実戦を模擬した確実に相手の急所を掻き斬らんとする姿は、猫科の猛獣の爪を思わせる。
様々な形を繰り返すこと約十数分、打刀を竹刀へと持ち替え、少女が呼びかける。

「コウちゃん、お相手お願いします」

「応!」

道場の座場で見守っていたコウちゃんと呼ばれた少年が答える。
顔にはあどけなさが残ることから、年の頃は少女と同じくらいに見える。しかし180cmはあろうかという大柄な体躯と、鍛え上げられている体からは、ある種の迫力が醸し出されている。
少年は胴を、面を着け、籠手を嵌めて準備を進めていくのだが、少女は一切の防具を付ける気配がない。
準備を終えた少年は、なんの躊躇いもなく少女に向かい合う。
互いに礼を交わした後、そのまま地稽古という実戦のさながらの稽古が始まる。

142:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:22:06 wtxORm4t
これは夜の小野寺道場では、いつもの光景である。
コウちゃんと呼ばれた少年、小野寺康平はこの小野寺道場の長男として生を受けた。以来、5歳から12年間ずっと剣道を生活の一部として育ってきたのだ。
そして向かい合っている少女、八嶺弥生は小野寺家に隣接する八嶺の屋敷に住む、康平と同い年の少女である。

幼い頃から剣道の英才教育を受け育ってきた康平だが、無防備に竹刀を構える少女、弥生に向き合ってもいささかも気を緩めるような気配を見せない。
それどころか本気で撃ちかかっていくのだった。

「せやぁっ!」
「せいっ!」
「いやあっ!」

裂帛の気合いと共に打ち込まれる剣撃は並大抵のスピードではない。
この少年の持ち合わせた資質と、それに耽溺せずに厳しい練習によって磨かれた技量は、端倪すべからざるものがある。
しかし、凡百の剣士であればあっという間に薙ぎ倒してしまうであろう剣撃も、弥生の体には掠ることもなく避けられ、その度に喉が、手首が、脇腹が弥生の竹刀に斬られていく。そう、打ち込まれるのではなく触れながら流されて、斬られるのだ。

繰り返される打ち合いの中で、足を薙ぎ払われた康平が倒れ込んで大の字にひっくり返る。
「くは~、だめだ、これで今日は12回斬られた、昨日は9回だったのにな。集中出来なかったかなぁ?」
弥生が構えを解いて倒れ込んでいる康平に礼をする。
「終わる?コウちゃん、今日もありがとうございました」
弥生の礼に、あわてて康平は起きあがり礼を返す。
そうして面を外した顔には苦笑があった。
「しかし、今日はいつもにまして全く歯がたたねぇ」
「そんなことはないよ。踏み込みが早かったし…突きも鋭かった。でも、攻めに比重を置き過ぎだったかな」

弥生の講評に肩を竦め、康平はため息を漏らす。
「相打ち覚悟でやってみたんだ。でも掠りもしないんだもんな、自信なくするよ」
「そんなことない、私は八郎の力があるから…インチキみたいなものだよ」
弥生は自嘲気味に自分に宿る力を評する。
「それにコウちゃんは、本当に強いよ。コウちゃんとの稽古はお務めの時に本当に役立ってるし、本気の稽古出来るのは、コウちゃん相手の時だけだもん」
「あ~フォローしなくっていいって。幼馴染みがスーパーマンで、それに併せて毎日稽古してりゃいくらかでも強くもなるさ。それでも全然お前には歯が立たないけれど」
「スーパ-マンって…私、女だよ。八郎の力を宿しているだけで、無敵でも不死身でもないんだから」
「はは、すまんすまん」
康平がこんな、軽口を言うのは弥生の前でだけである。普段の…学校での彼は厳めしく無愛想で努力を尊ぶ少年なのだ。

143:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:22:49 wtxORm4t
「そういえば、今日もお務めあったんだろ、午後から帰ったようだし」
「うん…コウちゃん、なんか怒ってる?」
声の響きに厳しいところがあっただろうか。そのニュアンスを弥生は察したようだ。
「いや、別に。それより怪我はしなかったのか?」
「…うん、ちょっとだけ。でももう直るところだよ」
押さえていた康平の語気が鋭くなる。
「ばか、怪我したんなら稽古の前に言う約束だったろ」
「やっぱり、怒ってる…」
「怪我を隠していたことについてだ!お務めについては、俺らには見えなくても、そういうのがあるんだと理解することにしたからな。だけれど、怪我なんかもしてっ!」
「ごめんなさい…」
うなだれる弥生を見て康平は義憤に駆られる。憤りの矛先は、やはり弥生のお務めの方に向かってしまう。
「やっぱり、お務めについても納得は出来ない。重遠おじさんもどうかしてるよ。いくら大事な仕事だからって、弥生の貴重な学校の生活を犠牲にしてまでやらせなければならないことなのか?」
「…お父さんを悪く言わないで…それが八嶺の家のお務めだから」
目に見えて背中を丸めてしょんぼりしていく弥生の様子を見た康平は、我に返ると共にばつの悪そうな顔をして頭を掻いた。
「悪かったよ、今更いってもしょうがないことだったな」
話題を変え、弥生に向けてことさら明るい口調で言い放つ。
「ほら、今日の午後の分のノート写せよ。お前に教えながら俺も復習するから」
「あ、うん、ありがとう。いつもごめんね」
「じゃ、まずお互い着替えてこようぜ。10時に俺の部屋に集合な」
「うんっ!」


144:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:23:21 wtxORm4t
小野寺の母屋にある康平の部屋では、普段着で炬燵に入りながら勉強する二人の姿があった。
「で、ここは「テストに出すぞー」って亀さんが言っていたから、類題も含めてよく覚えておいた方がいいな」
「う、うん…でも亀さん先生って何時もテストに出すって言ってない?」
「まぁそれが生徒のモチベーションをあげると思っているんだろ、でも受験に関わるところは懇切丁寧に解説してくれるし、亀さんはいい先生だと思うぞ」
「ううぅ…でも覚えることが多すぎ…」
弥生は弱音を吐きながらも、ノートを写しながらまじめに類題を解いていく。
お務めのせいで度々学校を休むため弥生の勉強は遅れ気味だが、こうした康平のフォローと努力家の性格からか成績自体は決して悪くはない。
そのおかげで、学校側も弥生の欠課を大目にみている節もあるのだ。
もちろん学校側には家庭の事情と言うことにしているのだが。

康平は弥生の進み具合を横目で見ながら区切りのついたところで一声掛けた。
「どれ、終わったか?それじゃそろそろ休憩入れるか?」
康平の言葉に、弥生は劇的に反応してガバッと身を起こす。
「うんっ!新発売のお菓子出てたの。食べてみようよ」
そういいながら早くも持ってきた紙袋から、水筒とお菓子を取り出す。
「コウちゃんはカップだけお願い」
康平は弥生の準備の良さに呆れつつ、苦笑する。
「急に元気に成りやがって、その水筒の中身はお茶か?じゃマグカップだな、と。で、なになに塩キャラメル黄粉餅…これ、美味いの?」
「新発売だから、食べたこと無いんだ。だからお楽しみなの」

数分後、炬燵に向かい合って座る二人に空間は静寂によって支配されていた。
「…微妙だったな」
「…ん、お茶にもコーヒーにもあわなそうだね」
「いい加減、新発売お菓子ハンター自重しろ」
「コウちゃんは分かってない!次から次へと発売されては消えていく幾百のお菓子、どんな趣向、どんな味なのか、そんなのに試さないままに手に入らなくなったら悔いが残るよ」
「…時々お前が大物なのか馬鹿なのか判断に迷うよ…」
深くため息をつきながら、康平は弥生に気になっていたことを尋ねる。

145:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:23:59 wtxORm4t
「で?今日はどんな奴だったんだ?」
「え?」
「お務めで祓った相手」

弥生の行っているお務めとは、いわゆる破魔の業である。
マスメディアでは、今も昔もオカルトと称するバラエティ番組の延長のようなものが特集を組まれて流されたりしているが、実際のところ今の世の中、霊だ、神だ、祟りだ、と信じる人間がどれだけ居ようか?
科学は迷信を否定し、儀式は迷信と賦され、必要な理も効率化の元に省略されていく。たが、この世は否定すれば丸く収まる事柄でだけで成り立っているわけではないのだ。

ただ、残念ながらと言うべきか、康平にはそのようなものを感じられるような能力は何も持ち合わせていない。ごくごく一般的な人間である。

一瞬のためらいの後、弥生はたどたどしく話し始める。
「…妖、梅ヶ丘の建設途中のマンションを住処にして、もう…人も殺していたの」
康平の頭に、今朝の新聞の記事が浮かんできた。足場の崩落により作業員死亡。
「あ、あぁ、あのやたら事故が多かったっていうあそこか、憑いていたのか」
「ううん、建築のために壊された小さな社の主様が瘴気にあてられて悪霊化、事故を誘発していたらしいの」
「元は神様だったのか、救われない話しだな…」
ついため息が漏れてしまう。
「うん、地鎮祭もやらず、社もただ壊しただけだったみたい。それに怒って悪霊に変化しちゃってて…人を殺す前だったらまだ元に戻すことも出来たかも知れなかったけれど…」

不況のこの時代、少しでも予算を切りつめたい建設会社は、目に見えないものに予算を割くほど余裕はない。現場の人間がどんなに嫌がろうと決断を下すのは現場を知らない人間である。そんな巡る歪みが今回の事件を引き起こしてしまったらしい。

「落ち込むな。弥生のおかげでもう犠牲になる人は居ないんだろ?」
「でも、でもね。土地神様だったんだよ。それを会社は手間を惜しんで、ろくに敬いもせず壊して祟りを起こして関係ない人まで巻き込んで…やるせないよ」
「弥生、お前が気にする事じゃない」
「私、神様も殺しちゃうんだよ。なんて罰当たりな事してると怖くなるんだよ。きっともう私自身まともじゃないんだよ。これからだってこんなのどんどん増えていくとしたら…私、どんな死に方するんだろ…」
弥生は思いの外今日のお務めを引きずっているようだ。康平は何気ない興味で聞いてしまった自分の浅はかさを後悔した。

146:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:24:34 wtxORm4t
康平は弥生の隣へと進んで抱きしめる。
「弥生、弥生!大丈夫だ、落ち着け…うん、お前は優しいんだ、優しすぎるんだ。それがそばで見ていて心配になるんだ」
「コウちゃん…」
抱きしめる腕に力がこもる。弥生も康平の背中に腕を這わせる。
「弥生、絶対に死ぬな。俺のために死ぬな。なに稽古なら、これからも一生つきあってやる」
「コウちゃん…」
「弥生、好きだ」
康平は言い放つと同時に、弥生の唇を自らの唇で塞いだ。ただ押しつけ合うだけの、鼻先がぶつかるような不器用なキス。唇と唇がゆっくりと離れて互いに見つめ合う。

弥生が潤んだ目をしながら掠れた声で言葉を紡ぐ。
「コウちゃん…私も…好き…大好き」
弥生の方から再び押し当てられた康平の唇を、弥生の舌がノックする。康平は急かされるかの如く唇を薄く開いて弥生の舌を迎え入れる。間髪入れずに弥生の舌が侵入し、口腔内を蹂躙する。
「ん、んん…んううん…ン、んううん…んっ」
舌を絡ませながら康平の名を呼び続ける弥生に、康平は抱きしめる腕の力強くして、弥生の舌を、唾液を、音を立てて吸い続けることで答える。
クチュル、クチャ、クチュ…互いの舌が絡み合い、互いの唾液をすする湿った音が部屋に響く。

「…んん…ン、…コウちゃんの口、黄粉の味がする…ン」
「ばか、どうせ言うならもっと甘いこと言えよ」
「んう…ん…黄粉…、甘いんだよ」
再び二人はキスに没頭する。
互いの口腔に侵入した舌は、交尾する蛇のように激しく縺れ合い濡れた舌が絡み合う。
口端からは溢れだした唾液が滴り落ち、荒い息で上下する康平と弥生の胸元を濡らしていく。

147:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:25:08 wtxORm4t
「んん…んううん…ふぅ…ン」
弥生はキスの合間に悩ましげな吐息を漏らし、康平をいっそう高ぶらせていく。
やがて、互いに唇を離す。遠ざかる互いの口元に、唾液の透明な糸が橋を架ける。
「はぁ、はぁ、弥生、脱がすぞ」
康平が荒い息を吐き出しながら、弥生の上着を捲り上げ、首筋を舐めあげる。
「ひあぁっ、コウちゃんっ!」
与えられる快楽に悶えている内に、ブラも外されあっという間に弥生の上半身は裸にされる。

引き締まった弥生の裸体からは、似つかわしくないほど豊かな双乳が曝される。
「あっ…稽古のあと、汗かいたままだから、恥ずかしい…」
「いいよ、弥生の匂い、汗も含めた甘い匂い、嗅ぎたいんだ」
康平は弥生の腕を上げ、脇の下をさらけ出す。
よく手入れされている脇の下にゆっくり口を近づけて、舌を伸ばして舐めあげる。
「や、やだぁ、コウちゃん、コウちゃん、やぁぁっ、そんなところ舐めちゃ駄目ぇ、恥ずかしいっ!」
「ちょっとしょっぱい。それに弥生の匂いがする、嫌な匂いじゃないぞ」
なんの心構えも出来ていなかった所を、舐めあげられる。年頃の少女にとってはとても耐えられる行為ではない。
「駄目…あぁ、駄目ぇ…いやぁ…あ、あふぁ…」
弥生は羞恥心に頭が真っ白になりながらも、背徳的な快楽に飲み込まれていった。

康平の手が弥生の胸に触れてきた。
乳首が疼く。与えられた快楽でびんびんに尖っているのが自分でも分かる。
「ひぃ…ン」
康平の左手で、右胸の乳首を摘まれた瞬間、全身に電流のような快楽が迸った。
そんな弥生の反応に気をよくしたのか、康平は乳首を重点的に攻めてきた。左胸は右手と唇と舌で、右胸は左手で、形が崩れるほど揉まれ、乳首を摘まれ、吸い上げられて、弥生はもう声を抑えることが出来ない。
「あっ、あっ、あぁん、あぁ…やぁ…、そんなに摘まないでぇ…あン…ンあぁ、やはぁっ!」
与えられる快楽に、ショートパンツとショーツに覆われた下腹部が溶け出すように熱い。
カク…カク、カク…カク…カク。
知らず弥生の腰は康平を求めて動き出した。
「弥生、腰、動いてる…」
康平に指摘され、我に返る。恥ずかしさで逃げ出したいくらいだが、女の性が康平に媚びを売る。
「やぁぁ…コウちゃん、もう駄目ぇ…欲しい、欲しいよ…切ないの…」
康平のゴクリという唾を飲み込む音が部屋に響く。

148:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:25:45 wtxORm4t

「弥生…いまいくからっ」
康平は荒々しく上着を脱ぎ捨て、ズボンを下ろし屹立した肉茎を露出させた。そのまま弥生に覆い被さり、腰を持ち上げた弥生のショートパンツとショーツを同時に引き下ろす。
秘裂から溢れる愛液は失禁しているかと思うほどに大量だった。
「コウちゃん、欲しいよ、お願い…ちょうだい」
弥生の媚肉は、内側から押し出されたように淫靡に捲れあがり、ヒクヒクと震える秘裂からは、白く濁った淫汁が溢れているのがはっきり見える。一刻も早く康平の怒張を銜えこみたくて、物欲しそうに蠕動を繰り返している。

「弥生っ!」
濡れた花弁に、康平の熱いモノがあてがわれ、くちゅりと淫らな水音が響いた。
「あ、あぁ…コウちゃ…ぅん」
康平の先端が触れてきたと同時に、弥生は腰を突き上げて康平の怒張を迎え入れた。
「あああっ…あ…あ…、コウ…ちゃん、あ、ああ…入ってる、熱い…よぅ」
弥生が背中を仰け反らせながらヒクヒクと痙攣する。どうやら秘裂が怒張をくわえ込んだ瞬間、弥生は軽く達してしまったようだ。
「弥生、弥生…」
康平が熱に浮かされたように、本能の赴くまま腰を揺すりはじめる。

「ひぅ!あぁっ、ああん、あん、あはぁ、き、気持ちイイよぉ」
潤った女陰が康平の怒張を飲み込んでは吐きだしている。それと共にぐちゅりぐちゅりとよがり汁が互いの股間を濡らし、淫らな水音が響き渡る。
「気持ちイイ、気持ちイイっ!コウちゃん、あぁっ!ひぁっ!いいっ!いいよぉっ!」
「弥生…弥生、弥生の中、天国みたいだ、気持ち良すぎる…っ」
次第に速さを増していく、康平の腰使いは、どんどん深くさらに大きく、弥生の膣壁を擦りつけ、亀頭の先端は子宮を圧迫する。

「あぅっ!ああっ!ふわぁっ!ああんっ!き、キスして、キスしてぇっ!」
弥生が、焦点の定まらない目をしながら、康平の口を求める。康平はいよいよ腰の動きを激しくしながら弥生の求めに応えて口腔を蹂躙する。
「んっ!んんっ!ぬふぅ!んんっ!ぷはっ!コウ…ちゃんっ!好き、好きぃ!」
さんざん突き、抉られた媚肉はすでに絶頂の予感に痙攣を始めながら、康平の肉茎を扱きあげている。

149:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:26:24 wtxORm4t

「コウ…ちゃん、コウちゃんっ!いいっ!イクッ、イクのっ!イッちゃうのぉっ!」
弥生は嫌々をするように髪を振り乱しながら、康平の腰に足を巻き付ける。
康平の子種を一番奥で受け止められるように、グラインドする腰の動きを同調させながら内壁で肉茎を絞り上げる。
「弥生、弥生、俺っ、もう…つっ!」
「ちょうだいっ、コウちゃんをちょうだいっ!ひぃっ!やぁっ、イクッ、イクイク、イッちゃうぅっ!!あーっ、ああーっ、あああああぁー!!」
弥生の膣壁が痙攣と収縮を始めた瞬間、康平は腰を一番奥まで突き入れ射精を始めた。繰り返す快感を弥生の奥へ奥へと突き入れながら、大量の精液を弥生の子宮口へとぶちまける。
口からは涎が無意識に流れ落ち、仰け反っている弥生の体へと垂れていく。

「あ…ひ…、ひ…は…」
弓なりに張りつめていた弥生の体が、不意に崩れ落ちる。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
康平は荒い息をしながら弥生の隣に転がる。
じゅるんと音を立てて精液の糸を引きながら肉棒が弥生の淫裂から抜け落ちる。
弥生は未だ絶頂の余韻に体をビクビク震えさせながら、酸素を求めて喘いでいる。
そのまま互いの呼吸がようやく落ちついてきた頃、二人はまたゆっくりと互いの唇を求め合った。
互いの存在を確認するように、互いの愛おしさを確認するように。

「このままここにいたい」
弥生がつぶやく。
「弥生、居てもいいぞ…」
康平が答える。
「あは、ごめんね。無理だよ。明日も学校はあるんだから」
弥生が起きあがる。
「弥生、俺はお前さえよければ…ン」
言いかけた言葉はキスによって塞がれる。
「…ン、コウちゃん、ありがとう。今日も元気貰っちゃった」
弥生が続ける。
「先の事なんて分からない。私は毎日を精一杯生きるだけ。でもね、コウちゃんが幼馴染みで良かった。何時も隣にいてくれて良かった。そしてコウちゃんが私の何よりも大切な人でいてくれて本当に良かった」
康平は本当に言いたい言葉を飲み込んで、弥生に笑顔を向ける。

150:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:26:56 wtxORm4t

「あぁ、お前が嫌だというまでずっと隣にいるからな、それと、いつか必ず1本取ってみせる。覚悟しておけよ」
弥生は康平の言葉を反芻した後、輝くような笑顔で答えた。
「うん、コウちゃん、明日もよろしくね」

弥生の生活には、日常と非日常が渾然と混じり合っている。

康平は母から、「見えているだけの世界が、世界のすべてでは無いの、すっと弥生ちゃんを守ってあげなさいね」と、口癖のように言われ育てられてきた。

弥生は、早くに母を亡くし、そのうえお務めにより家を空けがちな八嶺重遠、つまり弥生の父から頼まれて、康平の小野寺家へ預けられることが多かった。
幼い弥生は、よく何もない方向を見て話しかけたり、制御することを知らない力で子供には為し得ないことを色々していたものだ。当然、同年代の子供たちには気味悪がられ、幼稚園に入る頃にはすっかり友達はいなくなっていたのだった。
そんな弥生を母の言いつけ通り精神的に支えて、すっと守っていたのが康平だった。

正直、弥生の世界は自分には立ち入ることのできない世界だと思っている。
しかし、この少女が持ち合わせた能力のためにもたらされる年齢にも精神にも不相応な重荷を取り除いてやりたい気持ちは膨らんでいく
そんな弥生の、何でもない退屈な、それでいて光り輝く平凡な日常の象徴として、帰ってくる場所に自分はなりたい。
康平はそう思いながら、手を振り帰っていく弥生を見送るのだった。

151:見える彼女と見えない彼氏 ◆YSPoMcSqNo
09/02/11 19:29:28 wtxORm4t
以上でした。

退魔モノアニメ見てたら急に書きたくなって…。
失礼しました。


152:名無しさん@ピンキー
09/02/11 19:59:43 ldRQAFM9
( ;∀;) イイハナシダナー

153:名無しさん@ピンキー
09/02/11 22:52:49 ArTCr48R
これ連続ものの第一回なんでしょ?そうでしょ?
悪霊に辱められる弥生ちゃん希望

154:名無しさん@ピンキー
09/02/11 23:06:40 FeymQbIv
凌辱とかスレ違いだから。

155:名無しさん@ピンキー
09/02/11 23:43:20 rKVAmnJS
愛がある凌辱ならおkだと思う。
でも>>153のはスレ違いだと思う

156:名無しさん@ピンキー
09/02/11 23:56:13 FeymQbIv
>>155
ゴメンナサイ、言い方を完全に間違えましたね。その通りです。

157:名無しさん@ピンキー
09/02/12 00:00:06 AVx+lLu6
>>147
良い話しでした。ぐっじょ!

158:名無しさん@ピンキー
09/02/12 03:21:12 4Wq8oWQy
ふあーすげー良かった!

159:名無しさん@ピンキー
09/02/12 06:08:21 Xyi4v4Sv
せめて未経験だったら康平に悪霊が取り憑いて云々なシーンが期待できたのに

160: ◆NVcIiajIyg
09/02/16 01:27:37 iVwI/mCm
世知辛い世の波が、こんな田舎にも押し寄せてきた。

―つまるところは幼馴染の帰郷である。

夜勤明けでへとへとになり、帰宅している最中に自販機の前でばったりと出会った。
平日の、午前中である。
東京の大手会社で働く彼女がこんなところにいるなどありえなかった。
缶コーヒーを受け取り口から拾い上げ、早々にプルタブを押すと口をつけている。
薄く湯気が立つ甘さたっぷりのホットコーヒー。
道端で飲むとは相も変わらず行儀が悪い。

「……乃理歌さん?」
「和義。久しぶりじゃない」
「どうしたのこんなとこで」
「相変わらず馬鹿ね。ニュース見ていないの?」

くすりと笑うその笑顔は意地悪そうで、彼女らしくないダサいジャージを着込んでいた。
道々帰りながら聞いたところ、この不況下で会社が倒産したそうだ。
俺の会社も食品関連とはいえ町工場、このご時世で笑い事ではない。

「両親が結婚しなさいって煩いんだもの。さっさと次の仕事を見つけてしまえば親の見合いなんて
 断れるんだけれど、このご時世でしょう。もうどうしようもなくって一時帰郷よ」
「へえ」
「他人事ね。お母さん、知り合いに当たりまくって手近な独身探してるんだから、
 あんただって狙われるわよ。和義ならいいかもしれないけど、楽だし」
「俺、尻に叱れるの嫌い。あと乃理歌さん財布の紐緩そうだから結婚したくない」

殴られた。

相変わらずだった。
本当に何年ぶりのゲンコツだろうと思うとやけにおかしく少し不満だ。

同じ町内会で、俺の姉貴分でもあった春原乃理歌さんは、
大学で上京して以来、数えるほどしか帰郷しなかった。
帰郷はしていたのかもしれないがどちらでも構わない。
会っていなかったのなら、帰ってこなかったのと同じだからだ。
わざわざ恋愛関係でもなかった弟分に声をかけに来るようなひとではなかった。
昨年の夏に珍しく裏手の道路で缶コーヒーを飲んでいたのを見かけ、少し立ち話をした程度である。
それだって十年ぶりのことだった。


161: ◆NVcIiajIyg
09/02/16 01:28:59 iVwI/mCm

「失っ礼ね。これでも結構倹約しているのよ貯金もあるわよ。服だってバーゲンで買ってるし」
「それ分かんねー、倹約じゃないだろ。なんで女の人って毎年服新しくするわけ?
 まだ着れるのに新しく買うこと自体無駄だよ、無駄」

言いながら言葉尻がしぼんだ。
こういうところが今まで付き合った彼女達にはうっとおしく細かい男に映ったのだろうか。
乃理歌さんは俺を見て眼を細めた。
午前中の冬風は乾いて、青空に枯葉を飛ばす。

「相変わらず、和義には呆れるわ」
「うるさいね。どうせ細かい男だと思ってるんだろ」
「頼りになるってことよ。いいじゃない。頑張ってるってことでしょ」

ただ、乃理歌さんは、俺が進学を諦めて働いている理由を知っているので。
その同年代に比べて余裕のない経済状況もきっとおじさんおばさんから聞いているので。
きっとそれで、このとき笑わなかった。
薄茶色の髪はカールがとけかけて、県道を背にふわふわと浮いていた。

当時の俺は年上の乃理歌さんを女性として好きだったわけではない。
中高生にとって近所の姉貴分なんて憧れか実の姉貴並みの扱いかどちらかにしかならない。
乃理歌さんは外面だけはよかったのだが、俺には暴君だったので後者だった。

「ああもう。こっちは寒くて嫌になるわ。マフラーを貸す気ない?」

ああ、ほら今もこうして仕事でへとへとな俺のマフラーを強奪している。
お駄賃なのか何なのか、飲みかけの缶コーヒーを押し付けて。
こんなに温くて甘たるいものが飲めるわけがないだろう。
まったくもって暴君だ。

今でもきっと彼女の本質は変わっておらず、結婚したら苦労をする。

両親のいない俺の家はぼけ始めた祖父だけが残っていて、いずれ介護だの何だのと、結婚相手は苦労が多くなるだろう。
俺自身にも学歴がなく、年収もたいして高くはない。
お買い得なのは姑がいないことくらい、見合い話なんて舞い込んでくることもない。

―だから彼女が俺に行き当たることはおそらくないのだ。

それを残念だと、心のどこかが感じたのは気のせいに違いなかった。

---------------
てな感じで。保守。

162:名無しさん@ピンキー
09/02/16 01:30:43 tcE4z+Zv
GJ!
保守だけといわず、続きが読みたいです

163:名無しさん@ピンキー
09/02/16 08:59:30 rH4THaMq
なんかキュンキュン来た。

164:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:00:46 iQETiWwv
乃理歌と和義
前に投下された話の前日談ですね。

この二人は幸せになってほしいなぁ。

165:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:20:43 U+jEF3Mt
なんか見覚えあると思ったら
半年振りなんだ

166:名無しさん@ピンキー
09/02/16 21:24:12 lu79VBfQ
早く華麗な彼氏の続きが来ないかとディスプレイの前で
全裸になって待ち続けた僕でしたがとうとう風邪をひきました\(^o^)/

167:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:38:26 fqHXJQr5
すいません、投下します。

※注意
厨二設定
エロ分淡泊
野郎会話多め
前作の登場人物出演

NGネームは「◆YSPoMcSqNo」


168:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:40:48 fqHXJQr5
「あ~うっとうしい連中だ」
浅利良介は今日も不景気そうな顔で家を出た。
皆戸高校2年生、人の良さそうな見る者に安心感を与える顔立ちは、黙っていれば美男子の範疇にはいるだろう。だが、今は眉間に皺を寄せ覇気などどこかに置き忘れて来てしまったような様子。標準よりは高めの身長も、がっくり肩を落とした状態ではあまり意味がない。
「肩が重い、首が痛い…」
独り言が虚空に消えていく、別に良介は寝違えたりしたわけではない。

「よーっす。リョウ、何朝っぱらから暗い顔してんの?」
門扉で待っていた少女が無邪気に声を掛ける。
染めたわけでもないのに、光の加減でわずかに茶色がかったショートカットの髪に、形の良い目鼻がバランスよく収まっている小振りの顔、何より快活そうな表情は見る人を惹き付ける。
少女の名前は戸沢絵里、良介と小中高をずっと一緒に過ごしてきたの幼馴染みだ。

「あー、気にしないでくれ、この俺の貴い犠牲でもって、ここら辺の平穏は保たれているんだ。昨日のランニング…頑張りすぎたかな」
見えるだろうか?良介の首に、肩に、纏わり付いている黒い靄が。うねうねと生き物のように蠕動しているモノが。
しかし、絵里は何も気に掛けもしない。
「なに?犠牲って?また訳わかんないこと言って…。それにしてもランニング程度が翌日まで後引いてんの?だっらしなー!」
普段通りの幼馴染みの言動に眉をひそめながら問い返す。
「ああ、なんでもない。ところでですまんが、ちょっと肩のあたり払ってくれないか」
「別にゴミなんか付いてないわよ?」
ぱぱっと、絵里は言われたとおり良介の肩を払う。
絵里には見えないが、良介に纏わり付いていた黒雲のような靄が四散する。

「おー、軽くなった、サンキュ、絵里」
肩を回しながら伸び上がる良介を見て絵里が訝しがる。
「ねー、なんかそれって意味あるわけ?リョウって昔から私に変なことさせるよね」
「気にしないでくれ、でもな、俺、お前が幼馴染みでホントっっっっに良かった」
「ば、ばーか、朝っぱらから何言ってんのよ。頭膿んでんじゃない?」
顔を赤くした絵里がつっけんどんな返答を返す。
いつも通り、これが浅利良介と戸沢絵里の光景であった。

浅利良介は、無意識に世の中の負の気「澱」を引き寄せてしまう、いわゆる霊媒体質というやつだ。「澱」は密度が濃くなれば、そこに悪意が芽生え魑魅魍魎と化してしまう。
小さい時から人には見えないモノが視え、人知れず苦労も背負い込んできた。なんで自分ばかりこんな目にと、自暴自棄になりかけたこともあった。
しかし、そのような状況であっても心が潰されることもなく、今までやってこられたのは、なんと言っても幼馴染みである戸沢絵里の力に依るところが大きい。
絵里自体には霊感は全くない。当然の事ながら良介に視えているものは見ることも感じることも出来ない。しかし、絵里は無意識のうちに発する清浄なる気をもって、「澱」が明確な形を為す前に浄化してしまうのだ。
すなわち、良介がこの町の掃きだめのように集まった「澱」を引き寄せ、それが形作られる前に絵里が浄化する。
このコンビネーションでこの街は比較定期平穏に保たれているのであった。

169:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:41:38 fqHXJQr5
そうして、二人並んで学校へと歩いていく。朝練の時間には遅く、一般生徒が通うにはやや早くといったスポット的に通学生の少ない時間帯。
「さて、もうちょっと急ぐか」
良介の言葉に絵里が頷く。
「うん、実は1時間目の数学の課題、やってきてないんだよね。良介は?」
「分かってて聞いているだろう?この時間で急ぐなんて提案している俺がやってきている訳ないじゃん」
「自慢げに言うな!」
絵里のジト目を軽く受け流す。
「それじゃ互いに持つべき者は友、の諺通り親友の待つ学校へ急ぐとするかっ…て、もう駆けだしてる!?」
「リョウー、おいてくよー」
「薄情な、待て、待てって!」
二人は連れだって冬晴れの通学路を走り出した。

「はよーっ!」「はよーっす」
「あ、エリちゃん、おはよう、それと良介君もおはよう」
絵里の親友、二人よりに先に教室に来ていた八嶺弥生が挨拶を返す。
知り合ったのは、高校に入ってからではあるが、1年生の時から同じクラスで、絵里とは一番仲がいい。
「良かった、いた~!ねえねぇ弥生、昨日の数学の課題やった…って、昨日、弥生午後から帰ったんだっけーっ!やぱい、ピンチ!」
「あ、コウちゃ…康平君に教えて貰ったからやってきたよ」
自己完結に陥りそうななる絵里の言葉を、うまい具合に引き取って弥生が答える。
「流石弥生、頼りになる幼馴染みがいるのは羨ましい!うちのコレとは大違い。お願いっ!見せてっ!今日当たるのっ!」
コレとはなんだよ、と言う良介の抗議は無論、空中に霧散した。
「いいけれど、テストにも出るところだって。きちんとやんなきゃ駄目だよ」
「あっははは~、ま、まぁ部活でしごかれて家かえってご飯食べてお風呂入ったら寝ちゃったっていうか、その…」
しどろもどろの言い訳を続ける絵里の前に、数学のノートが差し出される。
「はい、これ」
「へへぇ、持つべき者はしっかり者の親友だねぇ」
大仰に平伏している絵里の後ろで良介が問う。
「ところで俺の心の友の康平は?」
良介の親友は小野寺康平、同じく高校に入ってからの付き合いだ。剣術道場の息子でまじめを絵に描いたような人物だが、なぜか良介と相性がいいのか、学校内では一緒に連んでいる。
「まだ朝練から戻ってきていないよ、もしかして課題、良介君も?」
「へへぇ、持つべき者はしっかり者の親友の彼女だねぇ、ってことで俺にも見せて」
「か、彼女って、朝から何言って…」
あれだけベタベタしてて、彼女じゃないなんて言い訳が通るのだろうか?良介も絵里も心の中でつっこみを入れつつ、やるべき事を優先することにした。
「八嶺、照れない照れない、わざわざ部活も無いのに康平と一緒に来てるんだろ。ほら絵里、もうちょっと詰めてくれ」
あいている隣の席のいすを拝借して絵里を押しやる。
「あんたもズーズーしいわね」
「お前にいわれたくねーよ」
一人赤くなっている弥生をよそに、絵里も良介も課題のノートを写し始める。

「ふぅ…終わった」
「おかげで助かった。ありがとうな、八嶺」
ほぼ同時にノートを写し終えた良介と絵里が一息ついていると、頭の上から声がした。
「なんだ、また課題写してたのか?」
鍛え抜かれた長身の男、小野寺康平が3人を見おろしていた。
「あ、康平君」「よー、親友」
「おはよう、良介、戸沢。さ、もうすぐホームルーム始まるぞ」
共通の友人である康平に促されて二人とも仮初めの席を立つ。

と、そこで良介は康平に向き直る。
「あぁ、ところで康平、あとで折り入って相談したいことがあるんだが」
その声にいつにない真剣な響きが含まれているのを感じ取る。
「ん?じゃ昼休みでいいか?」
「あぁ、昼飯奢るから…って、お前は弁当だっけ?」
「いや、今日は持ってきていない、ありがたく奢って貰うことにするよ」
そういったところで担任の先生が入ってきた。

170:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:42:16 fqHXJQr5

―― 昼休み。
人気の無いところがいい、ということで購買のパンを買って道場で昼食を食べる良介と康平の姿がある。
「で、なんだ?人気のないところで相談したい内容って?」
「あのな、真剣に聞きたいことがあるんだ。答えてくれないか?」
「へぇ、お前がそんな顔するのって珍しいな、いいよ、なんだよ聞きたい事って?」
小野寺康平はウーロン茶のペットボトルをグイッとあおる。

「あのな、お前八嶺とどこまで進んでる?」
ぶはぁ、と康平はウーロン茶を盛大に吹き出していた。
「ななな、何言っているんだ。おおお、お前、そんなことっ!」
普段から冷静沈着で通している男からは考えられないような態度で取り乱す。
「落ち着いてくれよ。俺にとっては死活問題に関わる情報なんだ」
「俺たちがどう付き合おうが、お前の生死には関係ないだろっ!」
この男がこれほどまでに取り乱すなんてめずらしーなーと思いながらも、表情は真面目なまま続ける。
「いや、実はそれが大ありでな。絵里の奴、前にもいったと思うけれど、俺の霊媒体質を無意識に祓ってくれるんだ」
「お前…あれ本当だったのか?」
まぁ、こんな突拍子もない話、信じろったって無理な話だったけれどな。そう思いながらも良介が続ける。
「こんな嘘つかねぇよ。でもな、八嶺もそういう体質だろ?」
康平の顔が一転して真面目な顔になる。
「分かるのか?」
「あぁ、八嶺の側に行くと、憑き物がササッといなくなるんだ。絵里よりもよっぽど強力だな」
「ふぅん…」
「でさ、この清めの体質ってやっぱ処女じゃないと効かないのかなと思ってさ」

再び、何かを吹き出す康平。横目で見ながら良介は話を続ける。
「話進まねぇから、とりあえず落ち着いて最後まで言わせろ。お前達すげー仲いいだろ。だけれどお前は真面目を絵に描いたような堅物だ。八嶺とはやっぱり清い交際のままなのか?」
「ぐ…」
こいつはアホか、と康平は思う。どこの世界に、交際相手との関係の進み具合を真顔で話せる奴がいるだろうか?
そんな康平の気持ちも知らずに、良介は続ける。
「まさかこんな事、八嶺に聞くわけにもいかないだろ。セクハラだし」
当たり前だ、と康平ががなり立てる。
「で、実際のところどうなんだ?」
「う…」
沈黙…良介は合点がいったように話を持っていく。
「答えられないって事は、それなりに進んでるって訳だな。いいんだな?」
「く…」
否定したら、弥生への想いの裏切りになるんだろうか?康平は真剣に悩む。
「いやー、そーかそーか、お前が融通の利かない堅物でなくって嬉しいよ」
「ぐぅ…」
満面笑みを浮かべた良介が友を祝福する。
「いや、目出度い目出度い。八嶺もあんなにお前に惚れてるのに、生殺し状態じゃ可哀想だとつねづね思っててな」
「な、生殺しってなんだよっ!」
良介は、真っ赤になって突っかかってくる康平を軽くあしらいながら話を続ける。

171:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:42:54 fqHXJQr5

「じゃ、話題を変えて。のろけ話に聞こえるかもしれんが、この前絵里から告られたんだ」
「ほぅ、お前達付き合っていた訳じゃなかったのか?」
「はっきりとした意思表示はお互い何となく避けてきたんだ…と思う。お前も覚えがあるだろ、この関係を壊したくないって気持ちが」
「…」
康平は押し黙る。十分覚えがあるらしい。
間をおいて良介が話を続ける。
「でだ、俺ももちろん絵里のことは好きなんだ。ただな、健全な男子としてはもっと先に進みたいんだよ」
「おい…ひとつ聞いていいか?」
康平が低い声で問いかける。
「もし戸沢と関係を持ったら祓えなくなるとか、お前そんな目でしか戸沢のこと思っていないのか?」
答え次第では、こいつをぶん殴ってでもやろうという怒気を滲ませてる。
そんな気配に気がつかない良平は答える。この男もそれなりに真剣だったのだ。
「とんでもない、ただ絵里の力がなくなったら、余計な苦労を絵里に掛けることになるだろ、だとしたら進路を神主とか寺の住職とかにして修行しなければならないかなと思ってな」
「は?」
全く想定していない良介の答えに康平の目が点になる。
「そろそろ進路調査の時期だろ。俺は入れる大学に入って、サラリーマンにでもなって一生静かに暮らせればそれでいいんだ。だけれどこの霊媒体質が直らないんじゃ、絵里にも理不尽な苦労をかけることになる」
呆けた顔をしたままの康平を前に、良介は続ける。
「惚れた弱みもあるんで別れるなんて考えられない。そんなら俺が修行して自己開発するしかないだろ」
「それで、寺や神社で修行?」
「あぁ、食っていけるかどうかはわからんけれど、覚悟決めなきゃな」

「は…、ははは…」
気の抜けた康平は知らず笑い始めていた。
「ははっ、ははははっ、あーっははははははっ!」
「なに笑ってんだよ。俺は大まじめだぞ」
「はははっ、はひっ、お、お前、気遣いの方向性まちがってるぞ、絶対。は、はひーっひひ…腹痛ぇ…」
康平の笑いが収まるまで、良介は憮然としていた。何が笑われているのかが心底分からないようだった。
「くく…ふぅ、話は分かった。もしもの時は修業先紹介してやるよ」
ようやく笑いを納めた康平が、良介に向き合って言った。
「ホントか?やっぱ、家が剣術道場だとそういうところにも顔が広いのか?」
「あぁ、安心しておけ。しかし…ぷふっ、くくく…お前、本当に俺なんか足元にも及ばない大物だよ」
「馬鹿にしてるだろ」
「いや、本気の本気で褒めている、がんばれよ」
小野寺康平は、そう励ますと同時にバンッと良介の背中を叩いて道場を出ていった。



172:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:43:37 fqHXJQr5

「あ、あのな、今日、親が泊まりがけで出かけけてて、い、いないんだ。め、飯でも作りに来てくれないかな」
「リョウ、噛みまくり」
事前に何度も練習したはずの台詞が上手く言えていないことを、冷静に指摘される。
「はい、かみまみた」
「まだ噛んでる」
電話口からは、絵里のふーっというため息が聞こえる。
「下心が透けてみえるお誘いね、でもいいわ、何か食べたいものある」
「じゃ、カレーライスでも。材料は一緒に買いに行こうぜ。ご飯だけは炊いておくから」
「うん、分かった。じゃまた…そうね、3時半頃に迎えに来て」
「あぁ、それじゃ」
携帯を閉じて通話を終了する。
良介はこの日、絵里に自分のすべてを話すつもりだった。

「なぁ絵里、俺って昔っから体弱かったろ」
スーパーへと向かう道すがら、良介は昔話をする。
「そーいえば、よく休んでたよね。すぐ熱出したりして」
「あれの原因ってな、信じられないかも知れないが、霊の仕業なんだ」
「はぁ?」
突拍子もない台詞に絵里は目を丸くする。
「小さい頃を思い出して見ろよ。俺、よく誰もいないところに話しかけたりしてただろ」
「ちょっとリョウ、大丈夫?熱でもあるの?それとも、なんかの宗教に填ったりしてるわけ?」
自分の額と良介の額に手を当てて、熱を計る絵里。

良介は黙って額にあてられたてを払い、交差点へと進んでいく。
「ここで2週間前に事故があった」
道脇に供えられている花束に目を落とす。
「小学生の女の子が轢かれて…死んでいる」
「リョウ、その話し笑えない」
「ああ、笑い事じゃないからな。でな、この子は自分が死んでることに気が付いていないんだ、放っておくと澱みに取り込まれて悪霊化してしまう」
そういうと良介はその場にしゃがみ込み虚空に向けて話しかけた。
「君、ここにいつまでもいると怖いお化けがやってくるよ…うん、うん、…大丈夫、このお姉ちゃんに、頭撫でて貰えれば、行くべきところが分かるから」
「ちょっとリョウ?」
「絵里、ちょっとこっちに来て、ここら辺を撫でて貰えるか」
見えない子供がいるかのように振る舞う良介に、絵里は恐る恐る近づく。
「大丈夫、ここ、そう手を伸ばして…うん、そうだ。君は行くべき道が見えたかな?そう、その光の方向に進んでいけば大丈夫だから、うん、怖くない怖くない」
良平はゆっくりと立ち上がり、夕暮れの空を見送っていた。
「ふぅ、成仏したよ」
「…リョウ、今のマジ?」
「マジ、大マジ。詳しくいうと俺は視えるけれど、祓ったり導いたりとか器用なことは出来ないんだ」
絶句している絵里を前に良介は言葉を続ける。
「でもお前は視えない替わりに、そんな悪いモノを浄化出来る力を持ってる」
「そんな…」

「思い出して見ろよ、変なところで手を振らせたり、いろんなものを撫でさせたりしてたろ」
「…」
いろいろな場面が思い起こされる。
人形を撫でられられたり、枯れ木を叩かされたり。
そのたびに分かったような分からないような理由をつけられて、煙に巻かれていた気がする。
「これが俺の秘密。お前には幾度となく助けられてきたんだ」
「ドッキリとか、じゃ…ないよね」
「残念ながら…な」


173:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:44:09 fqHXJQr5
良介も絵里もその後は無言だった。
スーパーでカレーの材料を買っている時も、その帰り道も、良介の家でカレーを作っている時も。

「出来たよ…」
重苦しい空気を払おうとしてか必要以上に良介がはしゃぐ。
「お、そうか。絵里のカレー、俺好きなんだよな、辛い中に甘みとコクがあってたまらねぇ…」
そんな良介と手で制して、絵里が問いかける。
「リョウ、食べる前にひとついい?」
「おう、なんだ?」
瞬間、絵里の右ストレートが良平の左頬にヒットする。派手な音を立てて良介が吹っ飛ぶ。
「なんで今まで黙ってたんだーっ!」
良介は痛みでジンジンする左頬を押さえて目をぱちくりする。流石に殴られるとは思っていなかった。
「リョウ、もっと早く話していたら効率よくできたでしょーっ!そんなにあたしじゃ頼りにならんかぁーっ!勝手に一人で苦しんだりしてたんでしょーっ!」
「いや、別に苦しんだりは…しないこともなかったけれど、お前がいてくれたから…」
答えが気にくわなかったらしい、絵里はさらに怒りの形相で良介に詰め寄る。
「それじゃ、あたしはリョウにとって、ただの便利なお祓い道具かぁーっ!」
「ち、違うぞ、断じて違うぞ。おれはお前がいてくれたから、こんな体質でもグレたりヒネたりしなくて済んでるんだ。お前は俺にとっても救いだったんだよ」
絵里はずかずかと歩み寄り良介の胸ぐら掴みあげる。また殴られる、良介が息を飲んで目を閉じる。
…痛みも衝撃もやってこなかった。
恐る恐る目を開いてみると、絵里が胸ぐらをつかんだまま真っ赤な目をして涙を流していた。

コツンと互いの額が触れあった。
「…リョウの馬鹿、あたしが怖がると思った?離れていくと思った?10年以上付き合いがあって、あたしを信じられなかった?」
「すまん…でも、やっぱり怖かったんだ、こんな秘密…ンッ?」
絵里の唇が良介の口を塞ぐ。
「ん…ン、あたしのファーストキス、馬鹿リョウにあげる」
「絵里…」
「…馬鹿リョウ、不器用だけど、優しいところ、貧乏くじ引いても人助けするようなところ、馬鹿なところ…みんな好きよ、10年以上見てきたんだもの、離れていく訳ない…」
絵里の唇が、再び良介の唇へと押し当てられた。
良介にとっても絵里にとっても2度目のキスだった。互いの唇の柔らかさと熱が伝わってくる。
「んぅ…ん、ん、ぅぅん、ぷはぁ…」
良介も絵里も慣れていないため、舌を入れることもなく、かかった時間もさほど長くはなかった。
「絵里…いいのか?」
「確認しないでよ、おじさんもおばさんもいないこの日に呼び寄せるなんて、始めっからそのつもりだった癖に」
絵里がふふふと笑う。
「あ、あのな絵里、今日、お前を抱きたい」
「うん、いいよ…私もリョウと一つになりたい」
絵里が良介へとしなだれかかってくる。
絵里の感触にドキマギしながらも、良介は決意を話す。

174:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:44:47 fqHXJQr5
「も、もし、お前が処女じゃなくなって、お祓いの力が無くなったとしても、俺ずっと何とかしてお前を守るから」
「え、私の力って、これ…処女限定なの?」
ちょっと不安そうな瞳を向ける。
「い、いや、わかんないんだけれど、ほらこういう力ってなんとなく処女限定ってイメージあるだろ?」
「そうね、なんとなく…で、どうやって守ってくれるわけ?」
絵里の肩をつかんで、引きはがすと真っ正面から向き合って熱心に話し始める。
「いや、進路を神主か住職にして修行するよ。修行中は遠距離なるかもしれないけれど、絶対浮気とかしないから!」
「は?」
やはり予期しなかった答えに目が点になる。
「康平の家、なんかそういう方面に顔が広そうだろ。きっと遠距離にならなくていいところも紹介してくれると思うんだ」
「ちょっと…」
「だから、とにかくお前を守り続けるからっ!」
唖然としていた、絵里が吹き出す。
「ぷっ!あははっ!リョウ、そんなこと考えてたの?あはははっ!あははははっ…」
何でみんな笑うんだろ?良介には心底分からない様子だった。
「あははは…はは…、ふう…、うん、いいわ、その時はあたしを守ってね。浮気も絶対だめだからね」
「あ、あぁ、もちろん…」
「ぷっ!…」
目があった途端、絵里はまた吹き出した。

「リョウ、ほっぺた痛そう…腫れてる」
「あぁ、痛いぞ、渾身のイイパンチだったぜ」
「馬鹿…ン、ごめんね」
熱くてジリジリ痛い左頬に絵里が唇を這わす。
チュー、チュ、チュ…
「あ、あ、絵里…」
良介は絵里を抱き寄せる。そのまま絵里の下敷きになる。
「きゃっ」
良介は絵里の頬に手を添えてじっと見つめながら言葉を紡いだ。
「絵里、好きだ。全部好きだ」
「リョウ…うれしい…」
今日3度目のキスが行われる。今度は互いに舌を出し合い絡め合う。最初はおずおずと、徐々に激しく互いの舌を絡ませ、唾液をすすり合う。
「んちゅ…ン、ちゅば、ちゅう…、ちゅる、ぷはぁ…ン、あふぅ…」
良介は躊躇いながら左手を外して、自分に押し当てられている絵里の右胸を触れる。
ぴくりと反応したものの、拒む気配は見せない。良介はいったん手を止めたはしたが、すぐまた動かし、自分と絵里との間に割り込ませた。
「やんっ…」
絵里の掠れた声、身体からも強張りが抜けてきた。

175:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:45:30 fqHXJQr5

「絵里、服…脱いでくれないか。俺も脱ぐ…から」
「脱がせて…欲しいんだけどなぁ」
悩ましげな言葉に、良介はゴクリと喉を鳴らした。
「いいんだな?」
「だから聞き返さないでよ…いいんだってば…」
馬乗りにされていた体をずらし、起きあがる。華奢な両肩をつかんで座らせた後、セーターをたぐりあげる。桜色のブラジャーひとつになった上半身の後ろに手を回して、ホックを外す。
小振りな双乳がプルンと目の目で震える。
「絵里、綺麗だ…」
「あっ…ン、恥ずかしい、リョウも脱いで…」
いわれるまでもなく、上着に手を掛けシャツごと脱ぎ剥がす。
そのままジーンズのベルトを外し、先にトランクスひとつになる。
良介の怒張がトランクスに高々とテントを張っていた。
「リョウのこれ、熱い」
絵里が怒張に指を這わせて握りしめる。絵里にされていると思うと今にも爆発してしまいそうな感覚に陥る。振り払うように身じろぎをするとトランクスををも脱いで宣言する。
「絵里、全部…脱がすぞ」

ベルトでウエストを留められたタイトパンツを脱がしていく。ブラジャーとおそろいの桜色をしたショーツが眩しく写る。ショーツに手を掛けゆっくり引きずり下ろす。
「…っ」
良介の視線は即座に無防備になった絵里の股間へ注がれる。
あの絵里の性器が、すぐ近くで息づいている。
(これが絵里の…ここに入っていくのか…)
つい、凝視してしまう。
絵里も興奮しているらしい。
媚肉が触ってもいないのにほころんで、その合わせ目からわずかに視える襞は、赤く充血しつつ蠢いている。襞の奥からは透明な液が分泌され、明かりを受けてぬらぬらと反射している。
一方割れ目の上に生える恥毛は、濃くも薄くもなくスポンジのようにふわっとしていそうだった。

「やぁ…ん、いつまで見てるのよぉ」
羞恥心を刺激され、消え入りそうな声で絵里がなじる。
「触るぞ」
ゆっくり手を差し伸べて、秘所に触る。
「あうっ!」
絵里の悲鳴にとっさに手を引っ込めるも、良介はゴクッと唾を飲み込み改めて秘所を弄りだした。
「あんっ!」
またも絵里の声が高まるも、良介はもう止めない。淫裂は火照りぬめっていた。沿うように指を往復させる。そんな絵里の愛液でぬめる襞をもっと感じたくて、とうとう良介は奥へ指を突き入れた。
「あふっ!ふわぁぁぁっ!」
驚くほどに狭い入り口、本当に自分の陰茎は入るんだろうか?
「あはぁっ、い、痛いよ、でも変なのうっ!」
良介にしがみつきながら絵里が喘ぐ。
淫らな喘ぎは、良介の耳のすぐ脇で発せられ、嫌がおうにも良介を高ぶらせていく。
高ぶりを返すかのように、良介は絵里の襞をひっかき、指を上下させながら左右へ揺らし奥へ奥へと押し込んでいく。

176:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:46:14 fqHXJQr5

「はうあっ、あぁぁぁっ、ああん、ああ、ああっ、やだっ駄目っ駄目ぇっ!」
絵里の秘裂は、もはやぱっくり口を拡げて陰液を流している。もはや良介自体指だけでは我慢出来ない。
「はぁ、はぁ、はぁ、絵里、辛かったら言ってくれ」
良介は自分の怒張をつかんで素早くゴムを付けると、口を開けている淫口に押し当てた。
「絵里、初めてを貰うぞ」
「あぁん、リョウ…あたしもリョウの初めてになる…ン…ン、んあぁぁぁぁぁっ!」
絵里の言葉を聞いている途中で、一気にペニスを突き入れた、亀頭が淫裂へとめり込んでいく。熱いうねりに翻弄されすぐにでもイッってしまいそうなる意識を懸命につなぎ止める。
「いっ、痛…、痛いっ、痛ーっ!」
絵里は眉を寄せ、唇を噛み締めて耐えている。
「大丈夫かっ?」
「大丈夫…だい…じょうぶ…だから…続けて、終わりにしないでっ!」
良介は頷いてさらにペニスを突き入れた。やがて先端へ感じていた抵抗が破れる気配と共に一気に根本まで貫通した。
「あぁぁぁぁぁっ!」
絶叫をあげた絵里が、ヒクヒク痙攣をする。
しかし、口端をひくり、ひくりと動かして微笑みかえそうとしている。
「リョウ…痛いよ、凄く痛いよ、でもうれしい…よ、リョウ…好き…」
「絵里、好きだ。俺も好きだ」
「もう、大丈夫だから…動いて、いいよ…」
「なるべく早く…終わらせるから」

良介は慎重に腰を動かす。
「んく…あくぅ!」
痛みが激しいらしい、が、もう良介の腰は止まらなかった。ペニスを包み込む快楽、熱い襞の締め付け、絵里の喘ぎ声、そのすべてが良介の意識を快感で塗りつぶしていく。
ぐちょ、ぐちょ、ぐちょ…
淫らな水音が部屋に響く。
絵里の喘ぎで頭がどうにかなりそうになる。快感がせり上がり極まってくる。
「絵里、絵里、絵里っ!気持ちいい、もう駄目だっ!イク、イクぞっ!」
「あぁぁぁ、リョウ、リョウ、リョウっ!」
びゅるっ、びゅるっ、びゅばばばばばっ!
良介の絶頂が解き放たれる。
「うぉああああああっ」
雄叫びをあげながら、腰を深いところまで差し込んで振動させる。
良介は射精の瞬間、視界が真っ白に塗り潰されるような快感に身を震わせていた。


「痛かった、すっごい痛かった、痛かった」
恨みがましい声で絵里が言う。
「ごめん、おれどうしても我慢出来なくなって…」
「男は獣になるってのは本当だったのね」
絵里がため息をつきながら服を纏っていく。良介は弁解の余地もなく、ただただ身を小さくするしかない。
「絨毯にこんなシミ残して、染み抜きして跡を消しとくこと!」
「へい、おっしゃるとおりに」
洗剤を垂らして必死に絨毯をたたいて染みを取る。それを横目で見ながら絵里が立ち上がる。
「ね、良介、お風呂場借りるね。その間、カレー暖め直しておいて。焦がしたら承知しないわよ」
「サーイエッサー!」
「馬鹿…ね。でも大好き。幸せよ」
「俺も」
身を翻した絵里に良介の言葉は届いたろうか。
とりあえず、この幸せを全力で守りたい、心からそう思う良介であった


177:見える彼氏と見えない彼女 ◆YSPoMcSqNo
09/02/17 00:47:31 fqHXJQr5
以上です。
失礼しました。


178:名無しさん@ピンキー
09/02/17 00:55:07 bcWKZbQf
なんという王道青春ラブコメ…
ストライクゾーンど真ん中なのに脚がすくんで手も足もちんこも出ないぜ
心からGJ

179:名無しさん@ピンキー
09/02/17 02:27:19 XYmraGqQ
いいね。王道はやはりいい。
GJです

180:名無しさん@ピンキー
09/02/17 02:44:55 HiNkEAMz
これは良い幼なじみ。つまりはGJ!

181:名無しさん@ピンキー
09/02/17 08:00:06 hZzytPFC
朝からいいもん見た。GJ!

182:名無しさん@ピンキー
09/02/18 01:00:37 KP8XXW4b
して結局どうなったんだろう

183:名無しさん@ピンキー
09/02/19 23:23:50 /obVe0k1
GJです! でも確かにこの後どうなったのかは知りたいですねぇ。

184:名無しさん@ピンキー
09/02/20 00:13:17 hogwmmFi
いい作品が投下されたあとに、実験作を投下してみる

※幼なじみモノなのに幼なじみが出てこないので注意!

185:幼なじみが出てこない幼なじみモノ(仮)
09/02/20 00:15:32 hogwmmFi
あーあ、どこかに可愛い幼なじみが落ちてないかなー。
「……お前、いきなり何言ってんだ?」
え?いや、可愛い幼なじみが欲しいなって。
「は?」
僕はね、常々思ってたんだ。
妹は両親が頑張れば作れる。姉は、まぁ義理ならできないこともない。
だけど、幼なじみってのはどーしても運に頼るしかないってね。
「……」
だからこそ幼なじみっていうのは貴重な関係で、
こんなにも人を惹き付けるん……ちょっと、聞いてる?
「誰がお前の与太話なんて聞くか」
……全く、持つものは持たざるものの気持ちをわかろうともしないんだね。
自分がどれだけ恵まれているか、その自覚がない。
「あのなぁ……、例えばだ、仮に幼なじみがいても、そいつが可愛いとは限らないだろ」
まぁそれはそうかもね。でもキミの幼なじみは可愛いじゃないか。
「アイツが?お前、目が腐ってるんじゃねーか?」
……ひどい言い様だね。そんなにダメ?
「一万歩譲ったとしても、アイツが可愛いのは顔だけだな」
んー、そんなに性格悪いとも思わないけどなぁ。
「は、それはアイツを知らないから言えるんだ。アイツの中身はまさしく悪鬼の如しだぞ」
……ふーん。例えば?

「まずアイツは、人の安眠を妨害する」
夜に騒いだりするの?
「ちげーよ、人がせっかくぐっすり寝てるのに、わざわざ叩き起こしやがるのさ」
だから、夜に?
「いや、朝だけど」
……それって、わざわざ起こしてくれてるんじゃないか。
「ぐ……、人の至福の時間を邪魔しやがるんだぞ?」
そのおかげで遅刻しないで済んでるならいいことさ。

186:幼なじみが出てこない幼なじみモノ(仮)
09/02/20 00:18:50 hogwmmFi
「……ついでにウチ朝飯も食っていくし」
お、親公認の関係なんだ……うらやましい。
「わけあるか。母さんなんか何かあるたびにオレとアイツを比べるんだ。うっとうしい」
うわー、テンプレ。
「何だよそりゃ。いいか、これだけじゃないぞ」
はぁ、何となく聞くのが嫌になってきたよ。

「だいたい、アイツは四六時中オレについてきやがる」
うん、確かにいつも一緒にいるね。
「そうだよ。朝から人を叩き起こして、学校に行くときもずっと一緒だし」
仲いいよね、本当。
「いちいち『宿題はやったか』とか『成績悪いんだからしっかりやれ』とか言われるんだぞ?」
すごく心配されてるんじゃん。
「お節介ってのはやりすぎるとうざいんだよ。学校でもうるさいし」
まぁ彼女は委員長だし、キミって態度あんまり良くないしね。
「だからっていきなり蹴り入れるヤツがあるかよ」
いきなりじゃなくて、自分がからかってることをお忘れなく。
「う……。い、いやアイツすぐマジになるからおもしろくて」
見てるこっちは別の意味で面白いけどね。
「ほ、ほっとけ!」
まぁそれはさておき。
「おくなよ!……ったく、他にもあるんだぞ?」
まだあるの?
「あぁ、あるな。よく聞け、これはアイツの性格の悪さを表す最たるモノだ」
へー、何なのさ?
「これはひどいぞ……アイツはな、オレの嫌いなモノばかり弁当に入れる」
…………は?
「いや、だからだな。アイツが作る弁当には、必ずピーマンとかニンジンとかそういうオレの嫌いなモノが」
ちょ、ちょっと待って。
「何だよ、人の話は最後まで」
えーと、あのさ。一つ確認するけど。
「なに」
……お弁当、作ってもらってるの?
「あぁ、そうだけど。それがどーした?」
………………。
「……な、何だよ、その恨みがましい目は」
……ごめん、ちょっと彼女にこの話するわ。キミが彼女をどう思ってるか、包み隠さず。
「ちょっ、おま、バカ止めろっ……!あ、雪菜、いや、これには深いわけがぐはぁ!
 が、だからがはっ!、色々と誤解がぐふっ!あるってうぼぁっ?!」

……あー、幼なじみが欲しいなぁ。

187:名無しさん@ピンキー
09/02/20 00:19:52 hogwmmFi
以上でござい。うん、なんだこれ

あぁ、幼なじみ欲しいなぁ……

188:名無しさん@ピンキー
09/02/20 00:26:12 CvIvQdci
GJ!
話はいいが、「うぼぁっ」のせいで友人の声が某皇帝に脳内返還w

189:名無しさん@ピンキー
09/02/20 00:39:27 pY1/e6Ma
GJ!
こういう「お前くん」からは幼馴染みを取り上げて、求める者に配分するべきだと思うんです。

…あぁ幼馴染み欲しいなぁ… ('A`)

190:名無しさん@ピンキー
09/02/20 00:52:15 JVnF9is2
せめて自分の子供にはいい思いしてもらいたい
まずは友達に隣同士の一軒屋を購入しないか誘ってみよう。

191:名無しさん@ピンキー
09/02/20 02:47:49 pIW2uH34
友達の息子or娘なんてヤダw
何はともあれ>>186GJ!!!!

192:名無しさん@ピンキー
09/02/20 03:51:07 ZO3bhGaC
GJ!
その幼馴染を俺に譲ってくれ・・・

>>191
俺はむしろ地元で一緒に育った悪友の息子or娘と結ばせてみたい派
相手が分かってたら、お互いに親父同士で子どもを観察してニヤニヤできるだろ?

193:名無しさん@ピンキー
09/02/20 04:38:04 9s007s5J
スレ違い

それは、親が決めた婚約者スレ>192

194:名無しさん@ピンキー
09/02/20 09:41:21 +Td8Fzrp
どっちの要素も混じってないか?
父親同士が親友で、その都合上子供同士も仲が良いだけなら許婚でもなんでもないだろうし。
ずっと仲の良い幼馴染みだったのが、父親ズに酒に酔った勢いで
「結婚しちまえw」みたいな事を言われて、何となく相手を意識するようになったり。

195:名無しさん@ピンキー
09/02/20 12:48:49 7qoP5xdo
>>193
ところでその「親が決めた婚約者スレ」ってどこにあるんでしょうか?

196:名無しさん@ピンキー
09/02/20 23:25:32 JVnF9is2
>>193
探したが見つからない。
どのスレのことでしょうか?

197:名無しさん@ピンキー
09/02/21 01:08:06 QoAX6Lxh
親同士が仲良くても特に何もない場合の方が多い気がする
ソースは我が家

198:名無しさん@ピンキー
09/02/21 03:33:52 gxxWgsyY
リアルで昔っからずっと付き合ってる幼なじみと結婚てあるのかな。
いるなら見てみたいもんだ。

199:名無しさん@ピンキー
09/02/21 09:27:12 M9oAyUuq
探せば、あるんじゃない?
あ、ここでの報告はいらないよ。

200:名無しさん@ピンキー
09/02/21 09:57:39 utg7THXk
野球好きの幼馴染民が悶絶したのが、中日山井

201:名無しさん@ピンキー
09/02/21 10:40:24 RXzcaBPh
>>200
どこでその話は見れる?

202:名無しさん@ピンキー
09/02/21 11:53:50 dgT2vKbj
ググレ
まあ、幼なじみといっても中学じゃなかったかな?


203:名無しさん@ピンキー
09/02/21 19:49:35 NjYKPKzu
中学生はなあ

204:名無しさん@ピンキー
09/02/21 21:03:42 qxW8/ZjR
山井夫妻は小学生時代の馴染みだよ
中学で嫁が引っ越してるのが若干引っかかるけど

205:名無しさん@ピンキー
09/02/21 21:03:55 j+Bet5qd
有名なところだと、イギリスのサッカー選手オーウェン。

リアルな話?だと、こんな感じ。
URLリンク(moemoe.homeip.net)
URLリンク(moemoe.homeip.net)

206:Sunday
09/02/21 22:08:02 noVi8qVb
山井が結婚した時、このスレでも記事が貼られたりして少しだけ話題になったな

207:名無しさん@ピンキー
09/02/22 01:14:55 C5WBgeBe
そんな山井の大記録を無駄にやばい橋渡ろうとして台無しにした落合は解任されるべきだ。


208:名無しさん@ピンキー
09/02/22 01:43:36 k0sBiZm/
今「金剛番長」かいてる鈴木央
ライジングインパクト時代、アシさんが幼馴染で~みたいな話が単行本にかかれてて
次の漫画の単行本で結婚しました、とか書いてあってびっくりした記憶がある

209:名無しさん@ピンキー
09/02/22 05:42:59 y0wX5YoR
有名どころだけど、アイルトン・セナは幼馴染と結婚してたりする。
ただし、世界に羽ばたく段階でブラジル生活を希望した妻と意見の相違で離婚・・・

210:名無しさん@ピンキー
09/02/22 16:03:38 egvqvqbB
幼馴染ってシチュエーションは古今東西沢山あるけど
現実ではそんなにないよな・・・。

211:名無しさん@ピンキー
09/02/22 18:28:27 6+nJFSA4
田舎では結構見るぜ
でも青春じゃなくて成人式とかで再会してそのままゴールインとか
出戻りで帰ってきて再会して結婚とかが多いな

212:名無しさん@ピンキー
09/02/22 23:15:05 p7js44N7
田舎育ちの俺は幼馴染みと成人式で再会したけどほとんど話さないままそれっきり…
中学卒業の頃にケンカ別れして以降会う事もなく年賀状を出しても返って来ない…
つまり現実は甘くないといいたい
ちなみにその子はもう一人の幼馴染みの男の子を好きそうな感じがした

213:名無しさん@ピンキー
09/02/22 23:35:04 Fqrx265h
田舎が田中に見えた俺は眼科に行くべきだと思う

214:名無しさん@ピンキー
09/02/23 00:35:14 gvEoGywm
散々既出だが、リアル話がしたいなら別の場所でやってくれ。

215:名無しさん@ピンキー
09/02/23 01:18:37 MegbEoct
じゃあこれから将来を誓った幼馴染の3姉妹と一緒の布団で寝てくる

216:名無しさん@ピンキー
09/02/23 02:27:36 x2kK3e12
というSSを執筆して下さい

217:名無しさん@ピンキー
09/02/23 03:28:45 fSW7iFy6
甘えん坊の幼馴染を抱きしめる妄想をしながら寝ようかな。
知らないうちに布団に入ってきて、気が付いたら横で一緒に寝ているというシチュはベタだが最高だ。

218:名無しさん@ピンキー
09/02/23 06:24:20 m8cn1Nrv
幼馴染みが少し年下ならなお良し。

219:名無しさん@ピンキー
09/02/23 13:15:47 jPMc8VAp
みんな天地人はちゃんと見ているか?

220:名無しさん@ピンキー
09/02/23 13:35:16 9mUxqsIb
隣家の同級生は俺の口車に乗り、俺を喜ばせてくれた

小学校時代
髪をストレートにする秘訣は熱いお湯に付けた後乾かさずに寝ることだ
と教えると、次の日、獅子舞みたいな髪形の彼女が登校して来た。

中学時代
弁当のメニューではゆで卵が好きだと言うので
手軽にゆで卵を作る方法としてレンジでチンをすすめた。
次の日に真っ赤な顔をして説教された。

高校時代
何度も古文の活用変化の同じ場所でつまづく俺をみかねた彼女は
急に耳が悪くなった俺のために教室内で何度も大声で「あ、なる」を連呼した。
翌日のテストは俺のほうが点数がよかった。

自分のことのように喜ぶ彼女だったが、クラスの女子がアナルについて教えてからは
しばらく口を利いてくれなくなったが。

今日
俺と苗字を同じくすればいかに幸福になれるかについて彼女に熱弁を振るった。
彼女は今回も俺の口車に乗ってくれた。今、笑顔が直らない。


221:名無しさん@ピンキー
09/02/23 14:09:49 ub9gOZFs
>>220
そんな数行で「いいなぁ……」と思える文を書けるあなたにGJを

222:名無しさん@ピンキー
09/02/23 14:25:22 LGL3OLjn
>>220
これはうまい

223:名無しさん@ピンキー
09/02/23 15:35:54 SX+Q3/x7
コピペだべ。

224:名無しさん@ピンキー
09/02/23 15:49:57 SJZGRntU
ラノベ板の幼なじみスレにも以前貼られたコピペ。

225:名無しさん@ピンキー
09/02/23 16:16:24 ZvfZq0oh
俺はVIPかアルファルファで見た。

226:名無しさん@ピンキー
09/02/23 17:04:59 +jlqEGmf
なんだろう
いま春なのに
晩秋を感じたよ。

227:名無しさん@ピンキー
09/02/23 19:18:26 GORxWiqI
コピペというか、まぐまぐVOWに掲載された面白体験談です

228:名無しさん@ピンキー
09/02/24 03:19:24 J/xQIBdV
厨房の頃、部活仲間に包茎wと馬鹿にされかなり鬱だった
それこそこの世の終わりと思うくらい落ち込んだ
そんな俺を同級だった嫁が「なにかあったの?」と気遣ってくれて
ビビリながらも相談したら「見せてみなよ。。。///」と言うので
半ばヤケになりつつ御覧頂いたらテレながらもガン視して
最終的にはヌコの如く弄りながら「コレ、私の為にあるんでしょ?
私だけのモノだよね?」と言ってチューしてくれた

あれから25年経っても未だに仮性だけど銭湯でも晒せるし
嫁のお姫様以外味わった事も無いけど幸せだな

今夜も抱き枕にしてくれたらうれしいな

229:名無しさん@ピンキー
09/02/24 04:06:22 BYem6uPQ
40近いおっさんが包茎云々ってあんまし問題にならん気も(

230:名無しさん@ピンキー
09/02/27 02:08:56 GNq/eEVo
やっぱり同級生よりも、年下の幼馴染みっ娘の方が萌えね?

231:名無しさん@ピンキー
09/02/27 02:18:21 ebvPKC8i
体は成熟してるのに無邪気に甘えられて「落ち着け俺ッ!コイツは妹のようなもんなんだぞ!?」ですねわかります

232:名無しさん@ピンキー
09/02/27 19:47:04 VftyIg3G
その幼馴染がふざけて

「●●せんぱぁい♪」

と呼んで不覚にも胸が高鳴る。
みたいな

233:名無しさん@ピンキー
09/02/27 23:30:45 ReWu0RPL
年下は、
男がバイトから帰って来てソファーでくつろいでると、
幼馴染みが、お尻にアナルパール付きの尻尾付けて、猫耳バンドと首輪も付けて、
四つん這いで近寄って来て、口に咥えてたコンドームを男の膝の上に乗せて、
「にゃあぁん♪」
って、股ぐらに頬ずりして来るんですね? 全てお見とおしです。


234:名無しさん@ピンキー
09/02/27 23:35:18 K0PQ1lTf
淫乱スレ池w

235:名無しさん@ピンキー
09/02/28 00:41:46 vkUJKaD7
でもまとめスレにある年下系の話ってほとんどねーよな
ほとんどが同級生もの

年下系で何かあったっけ

236:名無しさん@ピンキー
09/02/28 00:52:37 HyCixekO
ないなら書けばいいと思うよ><

237:名無しさん@ピンキー
09/02/28 00:57:47 82Sbg6qQ
年上の幼なじみが遠くの大学に進学すると聞いて
「私が遊ぶ場所なくなるじゃん」とか「誰が勉強見てくれるのよー」とかゴネまくるも「ごめんなー?」としか言ってくれなくて
ならば体で縛りつけようと抱きついたら「ほんとお前は甘えん坊だなーw」と妹扱いされて涙目になる年下の幼なじみ

なんてのもいいよな

238:名無しさん@ピンキー
09/02/28 10:51:29 a6CYTGMb
そして、夏休みに帰省してきた年上が、
驚くほど奇麗になっていた年下の幼馴染みにどぎまぎして、恋が始まるんですね
恋よりもそのままエロに入りそうなパターンだけど

239:名無しさん@ピンキー
09/02/28 17:55:35 m1d+84jT
そこで
「なんだよ恋でもしたのか?○○の癖に生意気なw」
などと言い出した挙げ句
「相談ならこの恋愛マイスターに任せとけ!」
などと言い出しやっぱり涙目なのも乙なもの

240:名無しさん@ピンキー
09/02/28 18:30:05 y5pNTa7S
自衛隊に行った兄的幼なじみを待つ女の子。
会えるのは帰省してきた時のみ。
そして告白は成功するが死亡フラグが立ってしまった男。

そんな話をどっかで聞いたことがあった。そいつはF-15Jを海に落としたが無事だった。 

241:名無しさん@ピンキー
09/02/28 23:27:17 REl+LM4Q
国民の血税であがなわれた高価な最新兵器を海に落としといて生き残りやがった……だと……?

242:名無しさん@ピンキー
09/03/01 00:27:57 iV87uOC8
命より高いものはない。
血税を無くしたというのなら、その分お国にご奉仕すればいいのだ。

243:名無しさん@ピンキー
09/03/01 01:40:28 NLbrDUb6
>>241
言い方は悪いかもしれんが、戦闘機で最も高価な部品はパイロット。

244:名無しさん@ピンキー
09/03/01 02:04:08 4TbWaNgS
年下の幼なじみVS同年代の幼なじみ
なんて言葉が浮かんだが、立場的には同年代が有利すぎて難しいな

個人的には年下のが設定的に好きだが

245:名無しさん@ピンキー
09/03/01 04:27:40 anPc+Zm7
>>241
実はそのF15はフライトが終わったら結婚する予定だったんだよw

246:名無しさん@ピンキー
09/03/01 04:32:07 h3AZN+xK
>>242

血税≠税金

血税=兵役



字のごとく御国の為に死んで“血”で払う“税”なわけ


247:名無しさん@ピンキー
09/03/01 04:33:31 h3AZN+xK
>>245


吉田戦車かよwww


子供は爆弾なんだろ

248:名無しさん@ピンキー
09/03/01 07:13:25 IixqF7rw
幼馴染み分が足りん。
他スレで良い幼馴染みが有ったら紹介してくれ~

249:名無しさん@ピンキー
09/03/01 10:03:04 NU9ntuyM
>>241
F-15のパイロットが戦闘任務に就けるようになるまで13億位かかる。ちなみに普通の
会社員だと育てるのに1千万ぐらいとか聞くね。

どちらにしろ早々死なれちゃたまったもんじゃない。

250:名無しさん@ピンキー
09/03/01 10:56:20 1/cDTpjf
>>240
ちょw何年か前にニュースになってた、あの事件のパイロットかw

251:名無しさん@ピンキー
09/03/01 12:19:53 anPc+Zm7
まあ、生きているなら良いじゃないか町中でエンストして被害が出ないように河原に落っことしてその結果脱出が遅れたパイロットも、
そのパイロットを非難したアカヒ新聞やチュンイル新聞が実在するんだし。

252:名無しさん@ピンキー
09/03/01 12:48:25 AyZevI+a
352機を撃墜した世界最高の撃墜王、エーリヒ・ハルトマンも2歳年下との幼馴染み婚だぜ。
10年にもわたる過酷なソ連抑留で「目の輝きが変わってしまった」夫を支え、再び暖かい
家庭を築いた奥さんには感動するぜ。


253:名無しさん@ピンキー
09/03/01 13:34:04 iRC790AH
戦車・装甲車を2000台近く吹っ飛ばしたソ連人民最大の敵、ハンス・ルーデルは25歳の時に5歳の幼女と入籍してるしな
ドイツの始まりすぎw
まあコレは幼馴染みってレベルじゃないけど

254:名無しさん@ピンキー
09/03/01 14:14:26 anPc+Zm7
何という人民の敵w

255:名無しさん@ピンキー
09/03/01 16:37:03 NLbrDUb6
>>253
嫁側からみりゃ、小さい頃から知ってるってことで幼馴染の範疇なんだろうか?w

256:名無しさん@ピンキー
09/03/02 00:33:09 r7cVeGkV
その発想はなかった

257:名無しさん@ピンキー
09/03/02 05:21:44 XV6BbKNK
「かっこいいお兄様大好きよ!」
「(ふむ…)よし、結婚しよう」
「え!?お兄様と結婚できるの?お遊びじゃないの?」
「ああ、俺はお前が大好きだからね。そうと決まれば早速お前に似合うドレスを作らなきゃね」

数年後
そこには嫁への愛と性欲を破壊衝動に転化した男の姿が!

258:名無しさん@ピンキー
09/03/02 09:02:43 BFah2YVv
つまり光源氏も紫とは幼馴染結婚だったんだな!!

259:名無しさん@ピンキー
09/03/02 09:16:32 DsL+36kt
幼なじみ物語ではなく幼女育成調教プリンス物語

260:名無しさん@ピンキー
09/03/02 14:02:26 ORWSlJUF
いやもうさすがにそれらを幼馴染と呼ぶには無理がありすぎるwww

261:名無しさん@ピンキー
09/03/02 16:50:02 XV6BbKNK
男から見て幼馴染ならいいのか?

262:名無しさん@ピンキー
09/03/02 18:33:52 MWQ7Ad6A
一方のみの幼なじみってどういう状況なんだ

263:名無しさん@ピンキー
09/03/02 18:37:23 eL244iqz
相手が忘れてる、とか

264:名無しさん@ピンキー
09/03/02 18:52:51 PZvV5B8O
両者共にとって幼馴染じゃないとさすがに別ジャンルだろうw
何と言うかは知らんが
ただし>>263は除外

ふと思ったが、何時ぐらいまでの期間一緒なら幼馴染なんだろう
幼稚園だけ一緒ってのは何か違う気がするし

265:名無しさん@ピンキー
09/03/02 20:03:39 tM7Z8pbQ
幼いころに馴染んでいれば幼馴染ですよ
幼稚園だけといっても2~3年間一緒で園内以外でも良く会ってた相手とかなら幼馴染といえるのではないかと

年齢上限は小学校卒業までに馴染めるかじゃないかなぁと個人的には思う

266:名無しさん@ピンキー
09/03/02 21:42:11 KZDq459B
>>265
基本保育園(幼稚園)でギリギリ小3までに仲よければ幼なじみ

だと俺は考えてる

267:名無しさん@ピンキー
09/03/02 21:59:59 PZvV5B8O
幼稚園も(片方は保育園とか)学校も(私立と公立とか)全部違ったけど
生まれたときからご近所さんで仲の良い人

ってのも幼馴染になるんだろうなぁ。凄く異質だけどw

268:名無しさん@ピンキー
09/03/03 00:23:32 rsiMymwU
10歳くらい離れてても「あいつは幼なじみ」とか言ってた気がするけどなぁ。
その辺は書き手の力量では?
うだうだ言い合うのはいいけど、個々のこだわりで狭めるのはよくない。
紫については、自然発生じゃなくて光源氏が最初からその気満々で
攫って傍に置いたというシチュだから、別ジャンルの方が適切なんだと思う。

269:名無しさん@ピンキー
09/03/03 02:53:29 n3vY1In/
ふと>>267で思いついたものを投下してみる
地の文無しの会話のみな形式です。苦手な方は  疎遠な幼馴染  でNG登録してください

270:疎遠な幼馴染 (1/3)
09/03/03 02:56:03 n3vY1In/
「なんでりっくんはよーちえんこないのー?」
「おかーさんもおとーさんも忙しいからダメって…」
「ふーん。おとなはたいへんだねー」
「みーちゃんといっしょのとこ行きたかったなぁ…」
「ねー?」


「やだー!りっくんと一緒のがっこ行くのー!」
「こら、我侭言わないの!」
「ごめんなさいねぇ家も私立いけたら良いんだけど…夫の稼ぎも少ないしねぇ」
「陸之君賢いから受かるだろうにもったいないわねぇ…」
「りっくん一緒のとこ行こうよ。ね?」
「…行きたいけど、でもよーちゃん達もこっち来るんだし…」
「りっくんの馬鹿!よーちゃんのお嫁さんになれば良いんだ!」
「えぇ…」
「あらあら美穂ったら嫉妬?さすが私の娘ねぇ」
「もう陸之。女の子は優しく扱わないとだめでしょ?」
「ふんっ」
「ぼ、僕が悪いの…?」


「は?何でよ!あんた私より頭良いのに公立行くの!?」
「っせぇな…こっちのがダチ多いからやりやすいんだよ」
「去年同じ中学行こうって言ったじゃん。忘れたのかよ…」
「こっちにだって色々あんだよ。良いじゃんか学校ぐらい別でも…」
「…」
「どうせ今までみたくテキトーに」
「死ね!」
「ごあ!?ちょ、てめ、辞書投げんな!」
「馬鹿!アホ!鈍感!甲斐性なし!」
「ちょ、ま、やめて、たすけて!誰かー!」


「…もう一度言いなさい」
「だから吉野に告られたって」
「…もう一度」
「くどいぞ馬鹿」
「うぅ…どうすんの?」
「断る」
「マジで?めっちゃ仲良かったじゃん」
「恋愛とかよくわかんねーし。部活に集中したい」
「うわぁ」
「やっぱうわぁとか言っちゃう?」
「言っちゃう言っちゃう。いやぁほんと慌てんでよかったわ…」
「は?慌てる?」
「あ、いや、何でもない!忘れて!」
「?」

271:疎遠な幼馴染 (2/3)
09/03/03 02:57:42 n3vY1In/
「…」
「なぁ、ほんと謝ってるじゃんか」
「…」
「俺だって、まさかこんな事になるなんて思ってなかったんだよ」
「…いつから?」
「来週には」
「…高校からはやっと同じ学校と思ったのに。一緒にいられると思ったのに」
「ごめん」
「なのに…何で入学前に引っ越すのよ」
「あそこ、あの人…親父の家だからさ。俺も母さんも、もうあの人についてけ無いし…」
「…」
「母さんが待ってる。そろそろ行かなきゃ」
「…」
「メッセとかさ。いろいろあんじゃん。また話そうぜ?」
「…」
「じゃあな美穂…」



『ミミ:告られたぜー!うへへいうへい』
『天:で、また振ったと』
『ミミ:これで10人切りよ!あぁんもう私魅力的過ぎてこまっちゃう!』
『天:駄目だコイツ…手遅れだ…』
『ミミ:おややん?そんな心にも無いこと言っちゃってー』
『天:本心に決まってんだろ馬鹿野朗』
『ミミ:どうせ一緒に居た頃手を出さなかったの後悔してるくせにー』
『ミミ:おやおや発言が止まってますよりっくん?』
『ミミ:図星かなー?図星なのかなー?』
『天:そうだよ』
『ミミ:なに?』
『天:めっちゃ後悔してる』
『天:引っ越した後になって自分の気持ちに気がついたわ』
『システムメッセージ:ミミさんがログアウトしました』

「もしもs「ちょっと待って!(ブツッツーツーツー…)」…」

「もしもし?」
「…あい」
「準備はOK?」
「…あい」
「えっとだな。俺、お前の事好きだわ」
「…」
「引っ越して、会わないまま一年過ぎた今頃何言ってんだかと思うだろうけどさ」
「…ぐす」
「会えなくなって気付いた。俺お前の事好きだ。すげぇ好きだ」
「…う…ひぐ…」
「だから、その、付き合って欲しい」
「…遅いんだよ馬鹿ぁ!」
「ごめん」
「待ちくたびれて…辛くて…」
「ごめん…」
「でも…でも…」
「うん」
「…私も…大好き」

272:疎遠な幼馴染 (3/3)
09/03/03 02:58:36 n3vY1In/
「…美穂さんや。これはどーゆーことだい?」
「えーっと、何の事だかさっぱり」
「てめぇこの大学受かれって言ったな?同じ学校行こう言ったな?」
「い、言いました」
「俺は頑張ったよな?学費免除の特別待遇受けるほど頑張ったよな?」
「や、やぁりっくんは凄いねぇあたしには無理だわ」
「そう無理だった」
「…あい」
「何落ちてやがんだてめぇえええええええ!?」
「いや、違うんだよ。これは予定調和なんだよ」
「あ?」
「こう、大学進学やめてあなたのお嫁さんになります的な」
「別れ話始めるぞコラ」
「それは困る!?」

273:名無しさん@ピンキー
09/03/03 03:01:07 x4335BqS
リアルタイムGJ!

274:名無しさん@ピンキー
09/03/03 03:16:17 MoO6Aeub
オチのために落ちたんですね、わかりますw

275:名無しさん@ピンキー
09/03/03 11:41:44 APQv+KXe
こういうの好きだわ、GJ

276:名無しさん@ピンキー
09/03/03 19:59:03 MTk4Fu+4
そして美穂は予備校へ、りっくんはテニサーへ

277:名無しさん@ピンキー
09/03/03 21:32:23 KapgirG3
面白かったw

疎遠な幼なじみgj

278:名無しさん@ピンキー
09/03/04 00:38:07 m2Q8Tlfx
吉野=よーちゃんだとすると、バッドエンドを迎えた幼馴染が一人居るわけか…

279:名無しさん@ピンキー
09/03/04 11:50:39 Rn/wYqLo
個人的には「…あい」がツボです。
可愛すぎるだろ畜生><

280: ◆/pDb2FqpBw
09/03/04 17:01:17 7viDHoiT
小ネタですが投下させてもらいます。
賑やかしにでもなれば。



281: ◆/pDb2FqpBw
09/03/04 17:06:54 7viDHoiT
2月末からスレ更新してなかった・・・

>270さん
すいません。

又時間を置いて投下しに来ます。
では。

282:名無しさん@ピンキー
09/03/04 17:11:54 2mwWjLGn
>>272で3/3だからあれでお仕舞いじゃねえの?

283:名無しさん@ピンキー
09/03/04 18:45:07 x8tXyfkG
投下しちゃいなよYOU

284:名無しさん@ピンキー
09/03/04 19:50:19 nmwSHBMC
       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ―)  (―)\
  /::⌒(__人__)⌒\   
  |              |    一回しか言わないからよく聞けよ?
  \               /

     ____
    / ⌒  ⌒  \
  ./( ―) ( ●)  \
  /::⌒(_人_)⌒:  |     ・・・投下しな
  |    ー      .|
  \          /


285:名無しさん@ピンキー
09/03/04 20:34:58 x8tXyfkG
というか、さっさと投下すべき。推敲とかの理由でなければ。
一度投下宣言しといて「やっぱ待ちます」といいだすのは避けた方がいい。

経験があるけど、もしいま投下したい人が他に出てきても
「『ちょっと待ってから投下します』と先に言って控えてる人がいるのに、ぼくが投下したらまずいよな…」
と遠慮して、なんだか投下しにくくなるから。

286:名無しさん@ピンキー
09/03/06 00:20:09 MmHtuJCw
結局投下はなしか……。全裸待機していたのに……。

287:てす
09/03/06 12:09:31 Ww3cosLP
 カラカラカラカラ、喉が渇く。こんな光景を見せられて、唾を飲むのが精一杯。
 夕焼けの陽射しが窓から差し込み、この部屋は紅トーンで綺麗に染められた。
 そんな神秘的な空間で、夕日よりも赤い長髪を羽ばたかせ、天然の赤い瞳を潤ませた幼馴染みが、ベッドの上でボクを誘ってる。
 ウサギと同じ、淋しがり屋な赤い瞳で。ボスンと音を鳴らし、ベッドに沈んだムチムチの身体で。
 サキちゃんは、自分がとっても魅力的な女の子だと理解した上で、ボクから襲われるお膳立てをしてる。レイプさせようとしてるんだ。
 神秘的な空間で、尚も幻想的な赤いウサギは、エッチしたくなるような、チンチン挿れたくなるような、そんな状況にボクを追い込んでる。
「壊しちまった分は弁償するさ……今日一日、ゆーとのオナホになってやるよ」
 ボクはクラクラ、ノックアウト。心臓バクバク、ドッキドキ。
 そうするのは、初恋の幼馴染み。言葉は気丈で強がってるのに、手は震えてシーツを掴む。
 顔は横を向いて、視線だけをボクに向けて。早く手を出せとボクを挑発してる。
「そっ、かぁっ……サキちゃんはボクのオナホなのかぁ。なら、ココ……大切な所に、チンチン挿れられても良いんだよね?」
 膝から上をベッドへ預けてる、えっちぃサキちゃんに近付く。
 ボクのドキドキが伝わらないように、あくまで笑顔で、ココ……と、スタート越しに足の付け根を撫でる。
 緊張し過ぎて、感触なんてわかんない。
「あっ、オ、オレのことなんて、き、気にすんな!! 痛がったって気にしなくていいから、ゆーとの……好きにしろよ」
 あーあ、やっぱり。やっぱりだ。
 やっぱり、サキちゃんには敵わないなぁ。
 子供の頃からずっと好きで、何が有っても好きだった。
 さっきは嫌いになって、もう顔も見たくないって思ってたのに、気付けば好きになってる。
 何度だって、ボクは彼女に恋をする。
 そしたら、
「それじゃあ瀬戸山さん、エッチしようねっ」
 ちょっとぐらいのイタズラは許されるはず。
「やっ、ぁやぁっ!! ヤダヤダヤダぁっ!! 弁償するって言ったろ? オナホになるって言ったろ!? 名前で呼べよぉっ!!」
 こんな風に、可愛らしいサキちゃんを見たって、許されるはずなんだ。
「ゴメンねサキちゃん……いじわる、しちゃったね?」
 目尻に溜まって零れそうな涙を、流れる前に指で拭ってあげる。
 初めて、ボクがサキちゃんを泣かせたんだ。貰うハジメテは、これでいい……かな。
「バカっ。やさしく、だぞ?」
 だから後は言われた通り、やさしく、やさしく、長いスカートの裾に手を掛けた。


288:名無しさん@ピンキー
09/03/06 12:09:57 Ww3cosLP
ごばくった。

289:名無しさん@ピンキー
09/03/06 13:04:07 eMuEl3hJ
>>288
誤爆なら仕方が無いな
しかし、急ぐ旅でなければゆっくりしていったらどうだい?

290:名無しさん@ピンキー
09/03/06 15:19:31 TB2GvR/X
まぁせっかくだから最後まで投下しようか

291:名無しさん@ピンキー
09/03/06 16:23:43 ZHGuPXQ8
え!誤爆じゃないですよね!?
続きが気になります!

292:名無しさん@ピンキー
09/03/06 21:34:36 dXRYXvUo
>>286
「気の強い娘~」の方に回されたんじゃないの?

293:ボルボX  ◆ncmKVWuKUI
09/03/07 14:35:10 WqGR54LQ
こちらに投下させていただきます。

294:春の夕べの夢醒めて〈上〉 ◆ncmKVWuKUI
09/03/07 14:36:03 WqGR54LQ

 シャワーの雨、檜(ヒノキ)の浴槽からたち上るもうもうたる湯気。
 桃色の灯が水煙にけぶる。そのしたで嗚咽をもらす子供ふたりが抱きあっていた。

(あの夢だな)

 おぼろながら京介には、いま見ているこれが自分の夢だとわかっている。
 また、六年前のあのときの情景だからである。何度となく見て、先の展開はよく知っている。

 子供のころはほとんど毎日訪れた、あのひとの屋敷。
 夢のこの場所は、屋敷の浴室だった。
 床天井から壁、浴槽まで香りたつ総檜の湯殿である。

 みっともなく泣きながら、自分より背の高い相手に背伸びしてすがりついているのは、裸の男の子。
 その頭を、みずみずしく育ちかけの胸にしっかり抱きしめているのは、やはり裸の女の子。なぐさめている立場ながら、こちらも声は湿っていた。

 十歳の京介と、十二歳で女学校にあがる直前のあのひとだった。

 地元ではない。帝都のほうにあるという、華族はじめとする良家の子女が集う六年制の学院である。
 免除してもらうこともできた入学試験をわざわざ受けて合格し、あした彼女は遠くへ行く。おないどしの友人である京介の姉とともに。
 京介が生まれてからいつも共にいた三人のうち、彼ひとりがこちらに残されることになるのだった。

 そのときまで恭介にとって彼女は、実の姉より姉らしい人という思いがあった。
 年の差はふたつ。子供にとっては小さくない差である。それもあってか彼女は、京介にたいしては年上ぶりたがっていたようだった。
 京介のほうは、いつまでたっても子ども扱いされることにむくれだしていた。
 最近はずっと乱暴なため口をきいたりと、わざと怒らせるような態度をとっていたのである。

 それと同時にとりとめのない甘酸っぱいものが、彼女に対してだけふくらんでいくことに狼狽もしていた。姉やほかの女子には覚えない感覚だった。
 生意気な態度もうらがえしてみれば、実際になんでもできる彼女にもうすこし認めてもらいたかったのだろう。

 近しい距離と信じていたから憎まれ口も叩けたのだ。
 離れられてしまうなど、思ってもみなかった。
 受験のことを教えられたとき、京介はとっさに言葉も出なかったのである。
 前々から彼女に抱いていたあやふやな想いは、そのときはっきりした形をとりはじめた。

 それを完全に自覚したのが、この別れのための日だった。
 夜の宴は基本としてこの二家だけで催す手はずだったが、昼間は近所の子みんながあつまって遊び騒いだ。
 昼餐のあとは、男子女子の区別も年の上下もなく、天気がぐずつき模様なのもかまわず、屋敷の広大な庭で隠れ鬼や缶けりに興じたのである。

 小ぬか雨がふっても、だれも帰らなかった。明日去っていく二人の女の子、とくにあの人と無邪気に遊ぶ機会はもうないと、うすうすみんな知っていた。
 大人への入り口がすぐそこにある。彼女たちが女学校からときには帰省してくるとしても、もう一緒には遊べないだろう。この日が身分や立場など気にしないですむ最後の日だった。




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