【性奴隷】サモンナイト萌え34【プレイズ】at EROPARO
【性奴隷】サモンナイト萌え34【プレイズ】 - 暇つぶし2ch300:名無しさん@ピンキー
09/02/13 02:26:13 zXaqHJ/0
レス書いてる最中に297が書き込まれてたんだよ。

301:名無しさん@ピンキー
09/02/13 02:45:23 7N2ZI/ZC
                            丿
                         /{
                       ハ/ 丿
                 /}     乂 .::┴z..__,
                   iY ,ム '¨⌒7     . . :.:.:/
                   r┴      {        .:ぐ
                  Z,        人    ..:Y⌒
            |\ /.:     .}:: .   \}z┬r┘
             乂 Y.:     |:. fi下  `Y! |
                `¨rヲ::       |::. `¨    'Y
             У.:    丿   . .:rュ.:ノ!
             '⌒7:.     {7¨7¨2―z,´ ┴z
                  /^YTV⌒__,/ / / t┬グ′
                 ,}   ′厂7¨'T  ナ{
                 r'^Y⌒¨宀′┴<乂,_
                r'⌒\      ハ // 从
               /    \__,/ V/ // }
                  rv{      /><><>'/ // |、
                  У   .:/':. /    ,// /,r=='7
             r≠====┴ァ人  〃⌒7{  }
             }v'VVVVVリ′   {{ ノノ トハハ!

302:名無しさん@ピンキー
09/02/13 06:49:57 7ubjyIL7
パナシェもみてる。

303:名無しさん@ピンキー
09/02/13 09:37:59 hiE9NAyE
ファミイ様がみてる

304:名無しさん@ピンキー
09/02/13 17:56:13 bYnixVez
ファミイ様はファナンから見てるのか

305:名無しさん@ピンキー
09/02/13 18:28:04 /o/dGu+6
リシェルの相手はやっぱライが多いのか。
アルバやルシアン相手とかも見てみたい

306:名無しさん@ピンキー
09/02/13 19:25:56 9Az8TEhy
むしろリシェル以外のライの相手が見たい
ツンデレと言えばなんだって許されると思うなよ!
世の中にはデレデレやツンクールやどじっ子や甘えんぼだっているんだからな!

307:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:02:31 /BLJo05h
そこでミント姉ちゃん投入。

308:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:15:11 xPJ8zKZ4
古傷をえぐりやがってw

309:名無しさん@ピンキー
09/02/13 21:16:57 /BLJo05h
実際問題としてライって恋愛対象としての選択肢はだいぶ限られるよな。
ミント姉ちゃんは言わずもがな。リビエルはルシアンとフラグたってる。ミルリーフは娘。
で残るのがリシェル、ポムニット、アロエリ、エニシアぐらいか。

310:名無しさん@ピンキー
09/02/13 21:26:44 L54J/wQm
リビエルとルシアンは確定じゃないだろ
5人ならおチンコガード先生と大して変わらんよ

311:名無しさん@ピンキー
09/02/13 21:31:24 fLOvo1R0
エニシアはエリカの嫁だからなあ……

312:名無しさん@ピンキー
09/02/13 22:13:25 xPJ8zKZ4
フェアでやってるとルシアンはリビエルには渡せないな

かといってフェアをルシアンには渡したくないけど

313:名無しさん@ピンキー
09/02/13 22:15:32 9Az8TEhy
ミントさんだって可能性はなくはないだろ?
セクターの方がフラグへし折ってるし…
ドラマCD?聞いてない

314:名無しさん@ピンキー
09/02/13 22:33:58 lbPGcBRH
アカネって一応フリーだよな?

お師匠様に関しては目を瞑れば。

そういえば保管庫でライ×ユエルがあったな。

315:名無しさん@ピンキー
09/02/13 23:19:26 hiE9NAyE
4のアカネが幾つだと思ってるんだ!!

316:名無しさん@ピンキー
09/02/13 23:21:12 lbPGcBRH
幾つだっけ?

317:名無しさん@ピンキー
09/02/13 23:21:12 S4MNiDFE
12!

318:名無しさん@ピンキー
09/02/13 23:45:19 c+Kq9mvq
>>317

アカネさん、年齢詐称するなといつも私は口を酸っぱくして言ってますよね?
言ってますよね?

319:名無しさん@ピンキー
09/02/14 00:11:28 Dn39yZ3t
ゅうろくさいです

320:名無しさん@ピンキー
09/02/14 01:24:38 nQgrRALs
>>319
お前…アカネさんに消されるぞ…
アカネさんの実年齢はにじゅう…
ん?こんな時間に誰かきたみたいだ、ちょっと見てくる

321: ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 01:30:15 apx+EYHi
こんな時間に起案したよ。オレ。
日付も2月14日になったことだし。バレンタインSS投下させていただきます。
まあ、予想通りというかなんというかのメンツですので斜め上を期待された方はあしからず。
とりあえずは前半だけを。

322:名無しさん@ピンキー
09/02/14 01:31:32 apx+EYHi
ヤベ、打ち間違えた。
×起案した。
○来ました
んじゃ投下します。

323:Happy time Valentine days
09/02/14 01:34:39 apx+EYHi
 その日は特別ではないただの一日だった。この地に住まう多くの人々にとって。
 2月14日。どうということもないただの日付だ。特に意識するようなこともない。
「うんしょっ……よいしょっと……」
 その前日にどこぞのお屋敷のお嬢が湯煎で溶かしたチョコを型枠に嵌めながら奮闘していても。
「おじょうさま。オーブンの方がそろそろ焼きあがりますよ」
「うん。わかった」
 そのメイドがお嬢のチョコ作りの手伝いに駆り出されていたとしても。
「ああ、また失敗。なによこれっ!」
「ドンマイです。おじょうさま」
 それは大多数の者にとってどうでもいいことなのである。約一名を別にして。



「ふぅ。ようやく片がついたか……」
 少し早めの営業時間終了。今日は一人での仕事を終えてライは一息をつく。
 飲食業の常というものかこの二月は比較的客の入りも少ない。
 ライ一人でも切り回すのに問題はないのでリシェルとポムニットの手伝いも断ってはいる。
 リシェルなんかはそれを不満そうにしてはいたがこれも仕方がない。
 人手が足りないとき以外まで二人の厚意に甘えていては申し訳ないから。
 それにプライベートではこれまでと変わりなく親しくつきあっている。
 多少の物寂しさはあるもののこれも人生の修行のうちだと割り切ってはいる。
 とはいえど。
(それでもやっぱ寂しいもんだよなあ……)
 二月に入って最初の週は昼休みや営業終了後にリシェルは顔を見せにちょくちょく来てくれた。
 仕事の合間や終わりにリシェルと一緒に過ごせる時間。それが僅かな時間でもすごく満たされる。
 けれど今週に入ってからパッタリとリシェルは顔を見せなくなってしまった。
 多分、また勉強が忙しくなっているのだろう。そう思ったので特に詮索はしていない。
 こんな風に一週、二週会えなくなるのもよくあることではある。
 お互いにしなくてはいけないことがあるのだから。とはいえどやはり寂しい。
 今日もまたそんなリシェルに会えない夜を一人過ごすのかと思いライは溜息をつく。
(やっぱダメだな……オレ……オマエがいないと……リシェル……)
 そんな風に寂しくひとりごちているライ。するとカランカラン。入り口の戸が音をたてる。
「お―っす。久しぶりに来てやったわよ」
「リシェル!?」
 噂をすれば影というものか。戸をあけて入って来るはお馴染みのウサギの帽子。勿論リシェルだ。
 唐突にやってきたリシェル。その姿にライは目を丸くする。
「うふふふふ。夜分晩くにお邪魔しますね。ライさん」
「ポムニットさんも……」
 ポムニットも一緒だった。彼女ともここしばらくは会ってなかった。ここ一週間、顔を合わせていなかった二人。
 その二人がいきなり同時にやってきてライは流石に面食らう。
「何よ。間の抜けた顔しちゃって。嬉しくないっていうの?このあたしがわざわざ差し入れに来てやったっていうのに」
「ダメですよおじょうさま。そんなこと言っては。ライさんいきなりなんでビックリしちゃってるんですよ」
 そんな風にいつも通りのやりとりの二人。それが夢でも幻でもなく実体であることを確信させられる。
 ぷるぷるぷる。ライは打ち震えていた。うわ、スゲぇ喜んじゃってるよ。オレ。
「あ、久しぶりなもんだからつい……よく来てくれたな。リシェル。ポムニットさん」
「ふふ。そーよ。わざわざ来てあげたんだからたっぷり感謝しなさいよね」
「うふふ。そういうおじょうさまの方こそお顔がデレデレになってらっしゃいますよ」
「なっ、なに言ってんのよ。べ、別にデレてなんか……ああ、もう!うっさい!うっさい!うっさぁぁいっ!!」
「ふっ、はは。ははは」
 ニヤけて緩みまくった顔を適当に照れ隠ししながら答えるライ。そして相変わらずのリシェルとポムニット。
 いつもと変わらぬ二人のやりとりにライはホッと綻ぶ。会いたいと思っていた人に会えた喜び。
 嬉しさに緩む頬をほんのりと赤く染めながらライはそれを噛締めていた。





324:Happy time Valentine days
09/02/14 01:35:11 apx+EYHi
 テーブルの上には包みが置かれていた。本日の差し入れにリシェルが持ってきたものだ。
 キレイに施されたラッピング。結ばれたリボンを丁寧に解きながらリシェルはそれを開ける。
「じゃじゃっじゃじゃ――んっ!」
「っ!?」
 包みの中身は凄かった。キレイにデコレーションされた特製のチョコレートケーキ。
 それもかなり手の込んだものであると一目でわかる。いったいこれはどうしたというのだろう。
 今日は誰かの誕生日というわけでもあるまいに。
「なっ、どうしたんだよ?いったい。これ……」
 ただの差し入れにしては豪華すぎる。その疑問をライも思わず口にする。するとリシェルは得意顔だった。
 あててみなさいとばかりに意地悪くほくそ笑んでいる。混乱するライ。そこへポムニットが助け舟を出す。
「ライさん。今日は何月何日ですか?」
「え?2月14日だけど……」
「そうですね。その日付になにか心あたりはありませんか?」
「心当たりって言われも……ううん……あっ!?」
 するとライは思い出した。本日、2月14日。それが何の日であるのかを。
「確か昔、親父が言ってた。バレ……ええとバレンタインデーとかいうヤツっ!」
 記憶の糸がピンと繋がる。2月14日。バレンタインデー。
 ライの父、ケンタロウの故郷での風習でなんでもその日は女の子が好きな男の子にチョコレートを送るのだとか。
 幼い頃に父から聞かされてライも知っていた。以前、お茶話のタネに二人にもそれを話したことがある。
 そのときは確かその日にチョコをあげるのだとかあげないだとかでわいわい盛り上がって。
 それから忙しい毎日の中ですっかり忘れていたけれど。ということはつまり。
 この目の前にあるデラックスなチョコレートケーキはというと。
「そうですよ。ライさん。バレンタインチョコです。おじょうさまとわたくしからライさんへの」
「ちゃんとあたしとポムニットの手作りなんだからね。しっかり味わって食べなさいよ」
「………………………………」
 バレンタインデー。これまでそういう風習がどこかの土地にはあるという程度の認識でしかなかった。
 誰かからチョコを貰いたいだとかそんな風に特に意識することもなく。実際、今日も忘れてたし。
 けれど目の前のチョコケーキ。リシェルとポムニットが今日、自分のために作ってくれたチョコケーキ。
 この一週間、二人が来られなかったのもこの日のため。自分を驚かせようと、そして喜ばせようとして。
「う……ぅぅ……」
 ホロリ。嬉しかった。ホロホロリ。たまらなく。ああ、なんか汗が出てきた。頬っぺたの辺りに心の汗が。
 どうしよう。なんかとまらねえ。ちくしょう。今宵の目薬は目にしみやがる。
「ちょ、ちょっと!なに泣いてんのよ。アンタ」
「な、泣いていないぞっ!こ、これは心の汗だっ!」
「なにベタな言い訳してんのよ。ほら、ツベコベ言わずに早く食べなさいよ。もったないないでしょうが」
「あ、ああ。分かってるって……」
 そうして潤む目頭を手で押さえながらライは席につく。滲む涙の水滴で抑える手が濡れる。
 そんな風に嬉し泣きをするライにやれやれとリシェルは手を広げて見せて。
「……ったく、アンタってそういうとこはまだまだ子どもっぽいんだから……」
 とお姉さん風を吹かせた優しい笑みを浮かべながら呟く。
「うふふ。それじゃあわたくし、お茶でも入れてきますね」
 ポムニットは気を利かせて給湯室に向かう。2月14日。ライにとってそれまで特別でなかったただの一日。
 けれど今年からその日はライにとって決して忘れられない大切な日となったのである。 
 



325:Happy time Valentine days
09/02/14 01:35:57 apx+EYHi
「それでですね。おじょうさまったら最初はチョコを直接火にかけちゃいまして……うふふふふ」
「あ―っ!なに勝手に人の失敗バラしてんのよっ!このアホメイドっ!」
「ははっ。まあ、おまえらしいっちゃおまえらしいけど……」
 テーブルの上に切り分けられたケーキと紅茶。ライを挟むように両隣に座るリシェルとポムニット。
 そんな感じでケーキをつつきながら三人は談笑を続けていた。語られるは主にケーキの制作秘話。
 このチョコケーキを作る過程においてリシェルが犯した様々な失敗談である。
「本当に大変でしたよ。この一週間。おじょうさまったら全部ご自分で作ると言ってきかなくて……お菓子作りを一からお教えするのにどれだけ骨が折れたことやら……」
「だ―か―らー。それは感謝してるって言ってるでしょ。まったく。結構、根に持つわね。あんたも」
 ポムニットの指導の下、リシェルがこのケーキを作り上げるのには相当の悪戦苦闘があったようだ。
 材料の調達。細かいレシピ。その辺はやはりポムニットの仕事である。あとところどころの細部も。
 だが大部分はリシェルだ。こうして食べてみるとよく分かる。その出来栄えには素人らしいムラがある。
 ケーキのスポンジがダマになってるところとか、チョコの生地への混ざり具合が均一でないところとか。
 粗を探そうと思えばいくらでも出てきてしまう。だけれども。
(マジでうめぇ……今までに食ったどんなケーキよりも……)
 それでも愛する彼女の手作りという事実に勝るものはない。チビチビと味わうようにライはスプーンをしゃくる。
 パクッ。口の中に広がる甘さ。少しビターなチョコレートの風味。ライの心を甘く蕩かせる。
 甘い幸せに浸ってケーキを突きながらこれをつくってくれたリシェルとポムニットの二人をライは見つめる。
 相変わらずのやり取りを続ける二人。ふいにチラリ。リシェルと視線が合う。すると照れて目を伏せるリシェル。
 ポムニットはクスクス笑ってる。こんな風に大切な人と共に過ごせる時間。まさに幸福。
 そんな幸福感にライが浸されていると。
「あの……さ……その……美味しかった?」
 そんな風にしてようやくケーキ皿が空になった頃合。チョコまみれな口元でふいにリシェルはライに尋ねる。
「ああ、もちろん美味しかっ……っ……」
 ケーキを食した感想。勿論、美味しかったに決まっている。そう答えようとするライだが刹那、言いよどむ。
 何かと思えばリシェルが目を閉じていた。瞳を閉じて唇をライへと差し出している。
(コイツめ……)
 つまりはそういうこと。返事は言葉でなくて態度で示して欲しいと。やれやれとライは肩をすくめる。
 ドキン。ドキン。少しときめく胸を軽く押さえてライも目を閉じる。そして唇をリシェルへと突き出して。


326:Happy time Valentine days
09/02/14 01:36:28 apx+EYHi
「んちゅ……んっ……ちゅ……」
 そのまま二人はキスをする。お互いチョコまみれの唇を重ね合わせて。息を止めて吸いあう。
 ねっとりと交わる口の中。絡み合う舌と舌。無論、こちらもチョコまみれ。
 互いの舌についたチョコレートをペロペロと舐め落とす。すごく甘い。ビターでスイートなチョコレートキス。
 堪能していた。時が経つのも忘れて。
「ぷはっ……はふっ……あっ……」
 そうしてキスを終えて甘く蕩けた顔を二人ともに見つめ合う。
「えへっ♪どうだった?」
 そして微笑みながらリシェルが尋ねるのはこのキスとケーキの感想。その答えはどちらも同じで。
「美味しかったぞ。リシェル」
「ははっ。当たり前じゃない」
 とまあデレデレのバカップルな二人。それはもうご馳走様としかいいようがないのであるが。
「おじょうさまにだけですかあ?ライさん……」
 するとそこへ少し拗ねたようにメイドが口を挟む。わたくしだけ置いてけぼりは嫌ですよぉ。
 ポムニットの目はそう訴えかける。そんなポムニットにライは戸惑いながらリシェルを窺う。
 リシェルは少しムッとしていたがそれでも『さっさとしてあげなさいよ』と視線でライを促す。
「そ、それじゃあ……ポムニットさんにも……」
「はい♪」
 そうしてライはポムニットとも顔を向かい合わせる。喜びながら瞳を閉じるポムニット。
 ライもまた同じように目を閉じて。
「んっ……」
 ライはポムニットともキスをする。今日の、それと日頃の感謝を込めて。唇と唇が軽く触れあうキス。
 ちょろっと出した舌の先もかすかに触れ合った。そんな短いキスを終えて。
「あっ……ははっ……」
「うふ。ご馳走様です♪ライさん」
 照れたように頭をかくライと重ねあった唇を指先でなぞりながらうふふと微笑むポムニット。
 そんないい感じの雰囲気に二人がなりかけたところでギュウウウ。
「イテっ……いてて……コラ。つねるな。リシェル」
「なによ。このバカっ!デレデレしちゃって……」
「クスクスクス。ダメですよ。おじょうさま。おいたをしては」
 お約束通りにお嬢様のヤキモチも発現されるのであった。ぷくっと頬を膨らませるリシェル。
 そのままライの腕にムギュっとしがみつく。するとポムニットも悪戯っぽく微笑む。
 そしてもう一方のライの腕をとってこちらもよりかかる。そんな二人に挟まれて困るライ。
 けれど心の中で思った。今の自分は多分、三国一の果報者であるに違いないと。




327:Happy time Valentine days
09/02/14 01:36:59 apx+EYHi
「はい。おじょうさま。こちらの食器、洗い終わりましたので片付けてくださいまし」
「ほいほい。了解。これってこっちの棚でよかったんだっけ?」
 ケーキを食べ終え、お茶を飲み一服ついて片付けモードにリシェルとポムニットの二人は入っていた。
 そこまでさせては悪いとライも最初は断ったのだが『あんたはツベコベいわずにそこで大人しくしてなさい』
 とリシェルに言われたのでこうしてくつろいでいる。そしてくつろぎながら反芻する。
 先程食べたチョコレートケーキの味。甘い。甘いバレンタインデーの思い出を。
(幸せすぎるぞ……オレ……)
 生きててよかった。心から本当にそう思う。こんなにも自分を想っていてくれる彼女が傍にいて。
 それを支えてくれる女(ひと)も一緒にいてくれて。これ以上ない幸せ。幸福感の名残に浸るライ。
 ホクホク顔でまどろむライ。するとそこへポムニットが声をかける。
「それじゃあそろそろ寝床の方の準備に行ってきますね。ライさん」
「へっ?」
 一瞬、言われたことの意味をライは掴み損ねた。寝床。準備。頭の中でカチカチとパズルのように繋がる単語。
 ようやく理解してライは慌てだす。
「いやいやいや。いいって。別に……それにもう時間だって遅いし……」
 時計をチラリと確かめながらライは言う。もうとっくに門限を過ぎているであろう時刻。
 こんな夜分で大事な跡取り娘とそのメイドを更に断りもなく引き止めていてはオーナーに申し訳が立たない。
 そんなライの心配を察したのかポムニットは言ってくる。
「ご心配無用です。ちゃんと外泊許可は事前にとってあります」
 許可はちゃんととってある。そういうけれどもライの疑念は晴れなかった。よくも許したものだ。
 こんな仕事の手伝いの日でもないというのにあのオーナーが。
「あはは。試作品をね、パパにもプレゼントしたの。そしたらパパったらホクホク顔になっちゃって……」
「旦那様も今日のことはご存知でしたから。ずっと以前にライさんのお父様からお聞きになって」
 そこへ二人のネタ晴らし。ううむ。娘の手作りチョコを貰ってホクホク顔のオーナー。
 なんだか怖いがちょっと見てみたいぞ。そんな好奇心にそそられる。
「ですからライさんはなにもご心配なさらずにごゆるりとおくつろぎくださいまし」
「そうそう。どうせ仕事バカのあんたなんだからたまには甘えちゃいなさいよ」
 二人はそういってくれる。その心遣いがライには嬉しかった。
「「ゆっくりしていってね(くださいましね)」」
 そう言って寝室へと向かう二人。その後姿をみつめながらライはひとりごちる。
(ああ、幸せ……)
 はたしてこんなに幸せすぎていいのだろうか。どこかでお釣りがこないか非常に心配ではある。
 けれど思う。こんな幸せがすぐ傍にいるから自分は毎日頑張れるのだと。明日も頑張ろう。
 明後日も明々後日もその次もずっと。こんな極上の幸せをずっと楽しんでいられるために。




328:Happy time Valentine days
09/02/14 01:37:37 apx+EYHi
「そろそろ、いいか」
 二人が居間を後にしてから三十分ほど。その間、ゆっくりくつろいだライはようやく腰を持ち上げる。
 向かうは自分の寝室。そこではリシェルとポムニットが待っていて自分を出迎えてくる。
 早く行きたい。そんな逸る気持ちを抑えながらライは歩を進める。ドキドキドキ。
 相変わらず胸はときめいている。期待感と幸福感。包まれているうちにいつの間にか部屋の前まで来た。
 コンコン。
「おーい。そろそろいいか?二人とも」
 ドアをノックしてライは尋ねる。
「っ!?」
「うふふ。いいですよー」
 返ってきたのはポムニットの声。リシェルはなんだかドタバタしている様子だった。
 そんな部屋の中の様子をライは少し訝しがるが、まあいいかとも思いガチャリと戸を開ける。
「本当にありがとうな。寝床の仕度までしてくれて。ポムニットさん。リシェ……ル?」
 戸をあけて二人へのお礼を言いながらライは部屋へと入る。するとそこで固まる。
 可愛らしいリボンで包まれたそれはもう愛らしい裸ウサギを目にして。
「……………………………………………………」
「……………………………………………………」
 ウサギとライの視線はあう。目を合わせてそのまま硬直する二人。ウサギの傍には小悪魔笑みを浮かべるメイド。
 ややあって、引きつった笑顔を浮かべながらウサギはこう呟く。
「あ、あたしも……食べて……」
 そう言われた瞬間、バフッ。ライはその場で卒倒した。
「きゃぁぁああっ!ちょっと、なんで倒れるのよっ!こらっ!しっかりしなさいよ。ライっ!」
「あらあら。ライさんにはちょっと刺激が強すぎましたかしらね」
「なによっ!あんたがやれって言ったんでしょうが!どうすんのよ!責任とんなさいよ!」
「責任といわれましても……えぅぅ。おじょうさまだってノリノリだったじゃないですかぁ」
 そんな風にピーチクパーチク。裸リボン姿のお嬢と仕掛け人のメイドがやり合っている傍らでドクドク。
 仰向けに倒れたライは鼻血をたらしていた。こりゃチョコの食べすぎだな。うん。


329:Happy time Valentine days
09/02/14 01:38:09 apx+EYHi
「ぐ……ぐぉぉぉぉぉぉおおおおっ!」
「うわっ。起きた」
 けれどそこは主人公。復活のスキルでライは見事に立ち上がる。立ち上がって視界に捉えるはリシェルの姿。
 下着一つ着けていない生まれたままの姿。そこにピンクのリボンだけが巻きついている状態。
 なんというエロス。どこまでエロ娘なんだ。このウサギ娘は。
「なっ……あっ……オマエ……そこまで……」
「う……うぅ……」
 相当にこたえるのか顔を赤くしてプルプルと羞恥に震えるリシェル。ライはドギマギしていた。
 目の前にぶら下げられた極上のディナー。据え膳喰わぬはなんとやら。そんな衝動がライの中で渦巻く。
「うふ♪。どうですか?ライさん。今宵のメインディッシュは」
 したり顔で言ってくるポムニット。ええい悪魔メイドめ。やっぱりあんたが発端者か。
 こんな、こんなトンでもないプレゼントの。トンでもない。トンデモなさすぎでなんて言っていいのやら。
 ただ一言。ありがとう。実にありがとう。
「しょ、しょうがなくなんだからねっ!あんたが少しは喜ぶかなと思って……死ぬほど恥ずかしいのガマンして仕方なくしてやってるんだからねっ!」
 そしてテンプレ通りのツンデレを振りまくリシェル。最高だ。最高だよ。グッジョブ。ドクドクドク。
 あれ、また鼻から血が出てきた。しょうがないなあ。チョコの食いすぎた。手近なチリ髪で鼻を押さえる。
 それにしてもスピスピスピ。鼻息は自然と荒くなってしまうもので。
「早速、発情すんなっ!このケダモノっ!!」
「しょうがねえだろっ!こんなのっ!!」
 怒鳴るリシェルにライも開き直る。無茶を言うなよ。興奮するに決まってるだろ。そんな姿、見せつけられて。
 ああ、たまんねえ。理性がもうヤバいぐらい。押し倒したい。リシェルを今すぐ押し倒したくてたまらない。


330:Happy time Valentine days
09/02/14 01:38:44 apx+EYHi
「リ、リシェルっ!」
「きゃうっ!」
 思い立ったらすぐ実行。ううむ。我ながら実にケダモノだ。自覚しながらライはリシェルと顔をあわせる。
 いまだに恥じらいの朱に染まるリシェル。その顔が本当に愛らしくて
「んっ……ちゅ……んぅ……」
 そのままリシェルにキスをした。柔らかな唇の感触を確かめるキス。すごく優しい触感。
 これまで何度もこうしてキスしてきたけれど、今回のキスもこれまた格別で。
「んっ……はっ……はふっ……ぷはっ……あっ……」
 キスを終える頃には二人とも蕩けていた。身体も、心もトロリと甘く。
「好きだ。リシェル」
「っ!?」
「こんな風にオレのためなら何だって一生懸命になってくれる。そんなおまえが大好きだ。リシェル」
「んっ……うぅ……」
 そして蕩けたままライは愛を囁く。囁かれたリシェルは恥らいながら照れる。伏せ目がちの視線。
 けれどチラチラとライを見つめながらポソリ呟く。
「感謝……しなさいよね……」
「ああ」
 即答するライ。リシェルは続ける。
「感謝してあたしのことちゃんと大事にすること。それも一生。ずっと」
「当たり前だろ。そんなの」
 交わされるのはお決まりのやりとり。いつもと変わらぬライの返事。満足してリシェルは微笑む。そして。
「だったら……」
 一拍おいてリシェルは告げる。目の前のケダモノさんに開始の合図を。
「いいわよ。食べて。あたしのこといっぱい食べて」
 裸リボン姿のはにかんだ微笑で呟かれる台詞の威力はこれまた反則級だった。ブチン。
 ライの理性はぶちきれる。
「うぉぉぉぉおおおおおっ!リシェルぅぅぅぅうううううっ!!」
「きゃぁぁああああ!!いきなりがっつくなぁぁっ!このヘンタイっ!!」
 そんな風にして今宵も二人だけの世界に突入するバカップル。そんな二人の様子を傍で見つめて。
「なんだか……すごく……ご馳走様です……」
 熱々の空気にあてられてポムニットはしみじみとそう呟いた。



(続く)

331: ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 01:40:08 apx+EYHi
ここまでで前半です。残りは今日の日付のうちに。急いで書かないと……
それではみなさん。また今日のうちにお会いしましょう。

332:名無しさん@ピンキー
09/02/14 01:50:38 SfH4w++J
おわーっ!先越された!

やべえ、GJすぎて後続キツいぞwww
後半楽しみにしてます。全裸で待ってます。

333:名無しさん@ピンキー
09/02/14 03:33:52 01BwRvDl
ライリシェって似たような作品多いね
嫌いじゃないけど

334:名無しさん@ピンキー
09/02/14 05:30:55 fnPhNBYs
ライリシェ書いてるのがほぼ鬼畜氏一人だからな
好きならGJ、嫌いならスルーするヨロシ

と読んでない俺が言ってみる

335:名無しさん@ピンキー
09/02/14 07:14:08 j2T/3qo6
ハサハに俺のホワイトチョコレートを。

336:名無しさん@ピンキー
09/02/14 11:49:06 8gFAIJlV
どう考えても待ちぼうけです本当に(ry

337:名無しさん@ピンキー
09/02/14 11:50:28 8gFAIJlV
すまん別スレへのレスのつもりだったから↑は無視してほしい
あとハサハのチョコほしい

338:名無しさん@ピンキー
09/02/14 12:23:02 fnPhNBYs
ここでチョコと言われると、別のモノを想像し・・・
いや、なんでもない

339:名無しさん@ピンキー
09/02/14 15:58:06 SfH4w++J
おやつの時間になったので投下します。

注:バレンタインSSのつもりで書いてたけど
  チョコレート的な要素は推敲の過程で消え去りました

340:翡翠の夜
09/02/14 15:59:05 SfH4w++J
「やべえやべえ! すっかり遅くなっちまった!」
 店を閉め、家を飛び出す少年が一人。夜も遅くに重箱片手、いささか不思議な振舞い
 ながら、彼は彼なりに必死だった。
「はぁ、はぁ……くそ、もう寝ちまったかな……」
 本来なら日が沈むと同時に早めに店を閉め、想い人の元へ走ろうと思っていたのに。
 この日ばかりは客商売の好きなライも、繁盛した我が店をちょっと恨んだ。
 街灯も際立つ夜闇に、想い人の家はいつもとほんの少し違う雰囲気に包まれていた。
 この家に来るのはいつでも朝早く。あの人の元気なパートナーが畑を元気に見回り、
 扉を叩けば早起きな家主がきれいな瞳で顔を出す。
「―ねーちゃん、オレだよ。開けてくんねえか……?」
 草木も眠るこの時間帯、ライも思わず忍び声だ。予想通り返事はなく、畑の緑が風に
 ざわめく音だけが克明に耳に残る。
「やっぱ遅かったのかな……ん?」
 ダメ元で訪れていたライが踵を返して帰ろうとした矢先のことだった。ちょっとした
 気まぐれでドアノブに手をかけた瞬間、予想とは違う手応えにぞわっとする。
「カギかけずに寝てんのか? ねーちゃんにしては不用心だな……」
 頭はいいけど、ほんの少し抜けたところのあるあの人のことだ。全く無い話ではない。
 ライはため息をついて、ちょっと悪いと思いつつも靴を脱いで敷居をまたぐ。さすがに
 このまま放って帰るわけにはいかないだろうし。

「ぐ……な、なんだ?この匂い―」
 家の中は、ほんのりふらつく不思議な匂いでいっぱいだった。そう広くもない家だが、
 ここまで充満してるとさすがにすぐわかる。
 その香りの正体は、家主の姿を探すうちにすぐにわかった。
「!? ね、ねーちゃん……?」
「んあ……? あぁ―ライ、君……?」
 居間の机に力なく突っ伏すミントの姿を見て、ライは思わず何事かと固まった。人の
 心配も知ってか知らずか、家主は赤らめた顔色でぼんやりとライの方を向く。
 かける言葉を失ったライの意識を舞い戻したのは、その足元で眠りこけたオヤカタの
 大きないびきだった。ヒゲに似合った豪快ないびきで、声をかけても絶対起きない
 だろうとすぐに確信できる。
「う……ねーちゃん、酒くせぇ……」
 机の上にはまだ底の赤らんだワイングラスと、うっすら中身が少なくなったことを
 確認できる酒瓶が並んで立っている。その酒瓶というのが一本ではなく、3本か4本も
 あるんだから、ライもびっくりだ。
「あぁ、ライ君、来てくれてたんら……待っててね―今、お茶……っ?」
「! ねーちゃん、危な―」
 ふらりと席を立つミント。しかしほぼ同時に両足を絡め、ぐらりとその体が倒れる。
 とっさにミントの体を受け止め、冷や汗をぬぐうライ。
「ご、ごめんね。大丈夫だから―すぐにお茶、出すから……」
「い、いや、いいよ。もう遅いし、もう帰るしさ」
「そう……」
 舌足らずのミントはしゅんとなってライに体重を預ける。酒臭いその吐息でくらっと
 する一方で、好きな人の柔らかい体に密着するこの状況を意識するにつれ、別の意味で
 ライはめまいを起こしそうな気分だった。

341:翡翠の夜
09/02/14 15:59:50 SfH4w++J
 なんとか寝室までその重い体を運びきるライ。ひとまずミントをベッドに横たわらせ、
 腰を上げ……
「っ、おわっ!?」
「え~、ライ君、もう帰っちゃうの~?」
 無邪気な声でミントがライの腰回りを抱きしめる。立ち上がろうとしたライは思わず
 ベッドに尻もちをついた。勢いにまかせて背中ごとベッドに体重を預けては、後ろに
 寝そべるミントを下敷きにしてしまうので、なんとか座ったままの姿勢でこらえる。
「いや、だってこんな時間だし、そんなに長くは―」
「やぁ~らぁ~っ。もうちょっとお話しようよぉ……っ」
 ふと後ろを振り向けば、子犬のような眼で自分を見つめるミントの瞳。好きな人に
 こんな目をされては、ライの心はがっちがちに固まるばかりだ。
「ねぇ……お願い……?」
「わ、わかった、わかったよ……」
 思わず顔を真っ赤にして目をそらすライ。似通った顔色の二人だが、明らかに両者の
 心中は別色だ。
「んふ~、ありがとう♪ ライ君、だ~い好き♪」
「んな……っ」
 酒に任せた発言とはいえ、ライの心臓は口から飛び出しそうになった。お酒など飲んだ
 こともないのに、酔った感覚に目の前の景色がぐるめく。
「もう~、聞いてよ、ライ君。今朝ね―」
 気が気でないライを尻目にうだうだと今日の愚痴をこぼすミント。朝から派閥からの
 仕事が相次いで畑仕事もろくに出来なかったとか、庭先に野鳥が入って野菜が少し
 食べ散らかされてしまったとか、主に今日の出来事だ。もちろん、片思いの人に寄り
 添われてカチコチのライの頭には内容の半分も入ってないのだが。
「どうして今日に限ってさぁ……せっかくのバレンタインデーなのに嫌になっちゃうよ、
 ほんと……」
 言うだけ言うと、ミントの腕から力が抜ける。同時に、バレンタインデーという言葉を
 聞いて、ライの胸がちくりと痛んだ。
「ね、ねーちゃん、誰かにチョコあげたんだ……?」
 ほんの少し震えた声。片思いのライには存外勇気のいる質問だったはずだが、思わず
 口をついて出てしまった。
「あげてないよぉ~。今日は忙しかったって言ってるじゃない」
 質問したのを後悔しかけた所にほっとする答えだ。密かに一喜一憂するライの後ろで、
 ミントの声のトーンはゆっくり下がっていく。
「なんで今日に限ってさぁ……なんでぇ……」
 泣き疲れた子供のように眠りに入るのが聞いて取れた。はっとしてライは腰を上げ、
 持ってきて置いてあった重箱を持って来る。
 このまま寝られたら、何のために来たのかわからない。伝えるべきことだけはちゃんと
 伝えないと。
「ごめん、ねーちゃん、遅くなっちゃって。ほら、これ……」
 とろんとした目のミントの前にその重箱を差し出すライ。ミントは目の前の景色の
 変化にふっと顔を上げ、体を起こす。
「今日、誕生日だろ?だから、その……弁当、作ってきたんだ。仕事が終わったら一緒に
 食べようと思ってさ……」
 緊張した面持ちのライをじっと見つめるミント。差し出された重箱は大きくて、酒の
 まわった頭でも、その中身が二人前の量であることは見て取れた。

342:翡翠の夜
09/02/14 16:00:17 SfH4w++J
 バレンタインデーと重なる自分の誕生日。特に誰に祝われることもなく、いつもより
 多忙に過ごした今日一日。思わず飲めない酒に手を出したほど寂しかったこの日の
 終わりに、まさかこんな可愛らしい歓迎があるとは思わず、ミントは目をぱちくり
 させるのだった。
「ごめん、その―ほんと、遅くなっちゃってさ……もっと早く来たかったんだけど
 忙しくて……」
 上手に言葉を紡ぎきれずしどろもどろするライの手から重箱を受け取り、おもむろに
 蓋を開けるミント。中身は、いつだったかミントがライに勧めた、野菜のフルコースの
 小さな詰め合わせだ。箱に丁寧に収められた料理の数々は、ついさっき作られた
 ばかりだと言わんばかりにみずみずしくきらめいている。
「―遅いよぉ」
「う……」
 ふくれっつらでそう言うミントに、ライは思わず押し黙る。テイラーの小言よりも
 遥かに威力のあるその一言に、ライの気持ちは一気に最下点まで落ち切った。
 が―
「ほんと……今日は寂しかったんだからぁっ……」
「!?」
 ふらりと立ち上がったミントの両腕が、ライの背中の後ろで結ばれる。同時に豊満な
 ミントの胸がライの胸に押しつけられ、火照ったミントの頬がひたりとライの首元に
 触れた。
「ちょ……ね、ねーちゃん……!?」
「誰も来てくれなかったんだよ~?セクターさんも、グラッドさんも―ほんとに
 寂しかったよ~」
 甘えるように言葉をつなげるミント。今、トレイユの町を離れたはずの人の名前まで
 挙げてるあたり、かなりまだ酒の残った頭のようだったが、こんな状況の中のライに
 そんな冷静な分析をする余裕があるはずもなく。
 付け加えるなら、一方的に抱きついてくるミントに押し倒されないように踏ん張るので
 精一杯でもあった。
「ねーちゃ、危な……」
「ありがと~、ライ君。やっぱり大好き♪」
「んな……!?」
 必殺の一言に動揺したライが思わずぐらつく。ミントの体重を支えきれず、思いっきり
 後ろにすっ転びそうになった。
「はりゃ……?」
「! やっ、べ……!」
 慌てて重心を前に踏み込むが、今度は逆に踏み込み過ぎた。千鳥足のミントの体が
 迷いなく後方に倒れ、抱きしめられたままのライも勢いに任せて前のめりに倒れる。
 後ろはベッドだからケガはしないだろうが、このまま倒れたら自分の全体重がミントに
 圧し掛かる。咄嗟の判断でライは身をよじって体の向きを変えようとした。
 半身でベッドに倒れこむ二人。いや、どちらかといえばライの半身がミントに潰された
 形だろうか。下が柔らかいので大事には至らなかったが―
「いてて……ねーちゃん、だいじょ―」
 大事だった。ベッドに仰向けに寝転がったライの真上に、体を浮かせたミントの顔が
 あったのだ。それもまさに、目と鼻の先。
「ライ君……」
「あの……ねーちゃ―っむ!?」
 想い人のうるんだ瞳を堪能する暇もなく、ライの目の前が真っ暗になる。ミントがその
 唇を、唐突にライの口元に押しつけてきたのだ。

343:翡翠の夜
09/02/14 16:00:50 SfH4w++J
 仰向けに寝そべって混乱するライにろくな抵抗など出来るはずもなく、その両手を
 ミントの肩にあてて突き放そうとするので精いっぱいだった。加えて言うなら、乙女の
 やわ肌に初めて触れるライが全力で押し返せるはずもない。
「んむっ……っちゅ♪」
「っく……あ……!?」
 わけのわからないまま、口の中に滑りこまされる憧れの人の温かい舌。ねっとりと
 無防備な舌に絡みつかれ、ワインのほのかな匂いが口いっぱいに広がった。初めての
 口づけ、それも15歳の少年には濃厚過ぎるディープキスに、ライの脳髄まで女の味が
 刻みつけられる。
「っ、ぷは……」
 やがて顔をあげて口を離すミント。満足げなその表情の下で、酔いどれたミントよりも
 蕩けた目でぐったりと横たわるライ。しばらく口をふさがれていただけにしては異常に
 息も荒く、胸の高鳴りの苦しさに時々息が詰まる。
「ふふ―ライ君、かわいい♪」
 妖しくほほ笑みライを見下ろしながら、突然にミントが上着を脱ぎ捨てた。放心状態の
 ライも、さすがにこれには仰天して制しにかかる。
「ね、ねーちゃん!?何やっ―」
「ライ君……大好きだよ」
 言いかけた拍子に、上半身裸のミントがライを抱きしめる。先手を打ちながらも奇襲に
 つまづかされ、またもライの思考は停止する。
「ライ君だけだよ、こんなに優しいの……私、嬉しくって……」
 酒任せにミントの気持ちが溢れる下で硬直するライ。大きな胸に押しつぶされて身動き
 とれない。肉体的にも精神的にも。
「ねえ、ライ君―私のこと、好き?」
「あ……う……」
 息絶え絶えのライに顔を近づけてミントが問う。逃げ場のない状況で返す言葉もなく、
 ライはただ目を泳がせることしか出来なかった。
 焦れたミントが唇をすぼめ、ゆっくりとライの唇に近づく。嫌ならかわすだけの猶予は
 充分にあったが、なすがままに唇を奪われるライ。そして再び、口元の凌辱が始まる。
「んふ……っ、ちゅぱっ……」
「あっ……ぷ……! んむ、あ……!」
 先ほどより、より濃厚な攻めが口の中を満たす。愛する人の香りがゼロ距離で体の
 中まで注ぎ込こまれ、酔った生暖かい吐息がライの舌を溶かしにかかる。
 指一本動かす余裕もなく、舌先のテクに縛り付けられるライ。それを確かめたミントの
 行動は殊のほか早く、その左手をライの股間にあてがった。
「っ、あ……!?」
 頬の内側の快感も一気に冷める強烈な一手にライの目も冴える。服の上からすりすりと
 股間をさすりながらミントは目を細める。
「ぷは……っ!? や、やめ……ねーちゃ―んぶ、っ……!?」
 思わず口を離して抗議したライの唇を、再びミントの唇がふさぎ倒す。加えて右手を
 ライの後頭部に添え、これ以上逃げないようにかっちりと押さえつけている。

344:翡翠の夜
09/02/14 16:01:33 SfH4w++J
 左手は徐々に素早く動かされ、ライの両手がそれを止めようと必死でその手首を握る。
 しかし竿を撫でられるたびに発生する強烈な刺激に手先から力が抜け、全力でミントの
 手を制止することが出来ない。その間にも魔手はライの分身を責め立て、じわじわと
 力を奪っていく一方だった。
「ライ君のこれ、カチカチになっちゃってるよ……?」
「っは、あ……!? あっ、く……!」
 口を離した拍子にライの口から声が漏れる。ミントは優しい笑みを浮かべ、左手と戦う
 ライの両手を素通りして、右手をライのパンツの中まで滑りこませた。
「っ、うあ……!?」
 柔らかくて細い指が、ライの固くて太いそれを包みこむ。握った拍子にそれはびくんと
 跳ね上がり、一気にひとまわり大きく膨張する。
「ほら、楽にして。私に任せて―ね?」 
 そう言ってその手を上下させるミント。見えない位置の手を巧みに動かして、ライの
 ペニスをまんべんなく撫でまわす。男性器の形をしっかり把握している証拠だ。
 一方、女性器どころか乳房を直接見るのも初めてのライは、なす術なくこの攻撃に
 晒されるだけだった。自慰では到底経験しえない他人の優しい手。自分の指にはない
 整えられた細い爪が身に擦れるたび、他人にペニスを扱かれる実感がライを包み、
 その相手が誰であるかを思えば思うほど下半身に血が集まる。
「いいよ、ライ君―後のことは心配しないで?」
「っ!? あ、うあ……くあ……っ!?」
 やがて耐え切れなくなったライの竿が一段と跳ね躍った。仰向けのライの腰がそれに
 合わせてびくびくと痙攣し、先端からとめどなく溢れるスペルマは、鈴口にあてがった
 ミントの掌に当たってどろりと亀頭にからみつく。
「ふふ、いっぱい出したね」
「っは……はぁ……はぁ……」
 真っ白な世界をさまようライをよそに、ミントはライのズボンに手をかけ、パンツごと
 ぐいっと引き下げた。一気にライの下半身が、ベッドに寝そべったまま丸出しになる。
 酒に酔っていながらも思いのほか冷静に状況を見据えて優位に立つミント。一方、
 愛する人の手前で絶頂を迎えたばかりのライは、魂の抜け殻のように横たわっていた。
 余裕を感じたミントが律儀にライの下着を完全に脱がせた頃、ライの目の焦点が何とか
 合ってくる。もちろん、それだけで判断能力まではついてこないが。
「!? っはあっ!? く、あああ……っ!」
 そして目の覚めるような強烈な感覚。イったばかりの男根を、ミントがその手で再び
 わしづかみにしたのだ。
「―うん、まだいけそうだね」
「待……っ、うああっ!?」
 わずかに熱を帯びたままのライの分身を握ったまま、ミントがその指先を絡める。
 一発目の精液でぬるぬるになった鈴口の周りを集中的に攻め立てることで、再びライの
 意識が下半身に集中する。
「はぁ……はぁ……あっ、ぐぁ……!」
 苦痛だか快楽だかわからない感覚の渦中でライが呻く手前、それをつぶさに感じ取った
 ミントが攻め手を変える。さっきまでライの口元を支配していた唇を、今度はライの
 ザーメンだらけのペニスに吸いつけたのだ。
「あっ、は……!? っ、く……!」
 大声で喘いでしまいそうな刺激に、思わず両手で口をふさぐライ。しかしミントの
 時間は止まることを知らず、その舌先がれろぉっと根元から舐め上げた。

345:翡翠の夜
09/02/14 16:02:17 SfH4w++J
 その目が妖しく光ったかと思えば、またもミントの熱烈な責めの時間が始まる。
 裏筋まで丹念に舐め回しつつ、柔らかな唇全体で竿を包んで前後する。じゅぽじゅぽと
 いやらしい音を立てて弄ばれるライの逸物は、休む間もなく強引に起き上がらされて
 びくんびくんと踊らされる。
「はっ……く、はぁ……っ!? あ、く……!」
 手元から溢れる恥声は部屋の中に小さく響いては、股間への愛撫が生みだす音に
 呑まれて消えていく。腰の中のものまで全部吸い取られてしまいそうな下半身への
 刺激に体をびくつかせるだけで、ライの体の自由は縛られずして奪われていた。
「っは、あ……っ!」
 そしてあっけなく果てる。びゅくっ―どくっ、どくっ、どくっ。
「ぅあ……! あ、あ……あ……っ!」
 短い間に二度目の射精。もちろん、これも人生で初めてのことだった。うつろな目で
 天井を仰ぐライの姿は、ミントにとっては予想通りの反応ではあった。
 ミントはこの間にスカートを脱ぎ、さらにはその下着にまで手をかけ、ゆっくりと
 脱ぎ捨てた。生まれたままの姿でゆっくりとライに近づき、ライの耳元で囁く。
「ねえ、ライ君……私のこと、好きかなぁ……」
 返事はなく沈黙が流れる。手元も留守のミントは、黙ってライの上着を脱がせる。
 そしてこちらも丸裸になったライに添うように寝て、再び耳元に口を運ぶ。
「私はあなたのこと、大好きだよ」
 半ば気絶に近いほどの放心状態のライではあったが、その声はちゃんと聞こえていた。
 何でもない言葉ならともかく、その問いの答えははっきりしていたから。
「―ライ君のこれ、まだイけそうだね」
「っく……!」
 ミントの右手が再びライの分身を撫ぜる。それは2度の射精でスペルマだらけになり
 ながらも、さっきの言葉に反応して萎れかけた状態からわずかに復活しつつあった。
「こうなったら、最後まで―ね?」
 ミントは妖艶な笑みを浮かべ、ライのスペルマでいっぱいになった唇でライの口を
 ふさぎ、その中身を一気にライの口に満たした。生臭い香りが口の中に広がりつつも、
 骨抜きのライにはそれを拒絶することさえ出来なかった。
 再びミントが口元をライの鈴口にキスをする。そして舌を伸ばし、その舌をライの
 剥けきっていない皮の内側にまで滑りこませた。
「!? っはぁああぁっ!? あ、くあ……!?」
 舌は皮の内側、奥まで辿り着き、さらにミントは自身の舌にカリの周りを一周させる。
 自慰の時点では触れたことすらもなかった、皮の内側のカリ元への刺激に、ライは
 一気に腰を跳ね上げた。
 浮いた腰の下に両手を回し、尻を押し上げ顔を押し付け、ペニスを喉まで咥えこむ。
 同時に今までカリを覆っていた皮が一気にめくれ、丸裸にされた竿と亀頭がミントの
 口の中に呑みこまれた形になった。
「あ……あ、あ、あ……っ!」
 感じ得たこともない快楽に、口を開けっ放しで息を漏らすことしか出来ないライ。
 口を押さえていた手から力は抜け落ち、全身ぐったりした状態で、反射に近い反応で
 腰元が踊らされるだけだ。

346:翡翠の夜
09/02/14 16:03:10 SfH4w++J
 だが、まだ序の口。より大量のスペルマを携え滑りのよくなったそのペニス、それも
 今度は無防備のカリと竿が露出した、急所を晒した状態。その状況で、さっきよりも
 さらに激しい動きでミントが口を上下し始めた。
「あくあっ!? うあっ……あ、うあ……!」
 じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ―唾液とザーメンが絡み合う淫靡な音とともに、ライの
 下半身が壮絶な拷問に晒される。思わずミントの頭に手を置いて拒絶しそうな衝動に
 駆られても、快楽に身を任せた体が全く言うことを聞かない。体は糸の切れた人形の
 ように、振動に合わせて揺れる以外の動きをしてくれないのだ。
「んぶっ……ん、う……っ」
 ある拍子に激しい前後運動を止め、奥まで咥えたままその舌でカリの周囲をじっとり
 一周舐め回すミント。ふとした緩急にライの分身はひくつき、じっくり与えられる
 快感により一層ペニス全体が膨張の一途を辿る。
「あぁあ……っ!? うく……っあ……!」
 臨界点が近付くのを舌先から感知して、ミントの口がピストン運動を再開する。
 極限まで高めきられた男根は、急激な刺激にびくついて一気に硬直する。
「あっ、く……あ、ぅあ……っ!」
 びゅるっ―そしてはじけた。ミントの口の中へ今日3度目の射精。しかし度重なる
 執拗な攻めのせいかその勢いは衰えず、何度もミントの中で欲望の塊をぶちまけた。
 口いっぱいにザーメンを含んだミントがその口をライから離す。しかしその口から
 精液を垂らすと、ライの反り返ったままの竿の上に塗りこめ指先で馴染ませ始めた。
「ね、ねーちゃん―もう、オレ……」
 消えそうな声でそれだけ言った。これ以上搾り取られたら、下半身どころか体全部の
 体液まで全部吸い取られてしまいそうだ。
 しかし、そんなライの言葉も空しく―
「だーめ。まだ最後までやってないもの」
 そう言った瞬間、尻に添えられていたミントの手の指が一本、ずぷりとライの体内に
 侵入する。
「!? っは、ぁあああっ……!?」
「ふふっ、まだまだやれるよね?」
 打ち込まれた指がライの中で踊る。最初は適当にかき回すかのように、しかしその実
 必ずあるはずの一点を探すかのように、内壁全体を這いまわるミントの分身。一体何が
 起こってるのかも把握しきれてないライは、抵抗も出来ずにひくつかされるのみだ。
 やがてある一か所を爪先が差し掛かった時、萎えかけたライのペニスが再びゆっくり
 その体を起こした。同時にライの下半身が、足の指の先まで硬直する。
「ここ、だね?」
「あっ……ぐあ……っ!?」
 見つけた前立腺を、ミントは指の腹でぐいぐいと押し込める。体内からの直接的な
 刺激で半ば無理強いのように勃起させられ、ライのペニスが悲鳴をあげそうなほどに
 膨れ上がる。
 そんなライを再び口に含む。今日だけで3度目のフェラチオ。だけど何度でも体は
 反応してしまう。それを見越したミントの妖しげな目がライを捉える一方で、その
 視線にすら気付けず快楽の渦中に置き去りにされるライ。
「ああ、あっ……! いっ、くああああ……っ!」
 喘ぐ口も疲れてきたか悲鳴も上げられず、眉に皺を寄せることしか出来ない。しかし
 体は正直なもので、ミントの口がライを責め立てるたびに腰はがくがくと悦んで、
 与えられる快楽を拒絶する素振りは全く見えぬままだった。

347:翡翠の夜
09/02/14 16:03:34 SfH4w++J
 ぐにぐにとミントの指がライの本体をマッサージするたびに意識が遠のく。暗い天井が
 光に包まれたかのように真っ白になり、ペニスから魂が全部抜けていく心地だった。
 身動きもとれず時間だけが流れ、失われるものは次々と搾取されていく。
「あ、あ、うぁ……! は……あ……!」
 口元から涎が流れてることも気づかずによがるだけのライ。ペニスからもとめどなく
 カウパーが流れ出て、竿をぬるつかせる手助けに一役買っている。しかし3度の射精を
 経てはさすがに次の絶頂も遠く、はちきれんばかりの亀頭は苦しそうにミントの口内で
 震えていた。
 察したミントが、その指先に強く力を込める。
「ひあ……!? あう、ああぁあっ!?」
 裏返った悲鳴とともにライの分身がいきり立ち、さらにミントの指先の力も継続。
 外気に触れることすらないはずの男の弱点を直接一気に攻め立て、このままとどめを
 刺すつもりだ。
「あ、くぅあっ! あぁあああぁあぁ……っ!?」
 息も吸えない感覚の中、体ごとのけ反って喘ぐ。そしてミントの舌先がライの裏筋を
 支配し、唇が温かく竿の根元を包み、捕縛された男根が逃げ場を失う。
 上下するミントの口に高まる射精感と遠のく意識。快感に溺れ、痺れる半身にのみ
 全ての感覚が集まる。そして最後、温かい唇が根元をきゅっと締め付け、ミントが
 鈴口の奥のすべてを吸い出そうと息を吸い込んだ瞬間、その時は訪れた。
「あが……っ! ああっ……う、あ……!」
 文字どおり吸い取られるように訪れた4度目の絶頂。体の表面は快楽を貪り、ライの
 心と体の奥からはすべてが奪い取られていく。
 まさに骨を抜かれたかのように力尽き、指一本動かすことも出来ないライ。しかし
 不幸なのは、その仰向けの体勢の前で、未だライの男根は無防備にさらされたままだと
 いうことだ。
「ライ君、わかってるよね?最後まで……だよ?」
 無情な言葉がライの脳裏に焼きついた。丸裸でベッドに仰向け、過剰なほどに全てを
 搾り取られて何も残っていないライを、生まれたままの姿のミントがすっと見下ろす。
 もはやライには、心でそれを拒絶する気力も残っていなかった。
 萎えかけたライのペニスを握り、ミントが跨るようにライの上位に立つ。わずかに
 高度を残したそれを自らの秘部にあて―
「あん……っ、あ……」
 づぷ―っ、ずぷううううう―っ
「んはあああああああっ!?」
 ミントの嬌声が家屋に響き渡る。ライの口から溢れたわずかなうめき声は、あっさりと
 その声にかき消されて誰の耳にも残らなかった。
 ライを根元まで呑みこんだミントが体を倒し、相手の体に乗りかかる。その大きな胸が
 ライの胸元にぐにっと弾み、互いの肌が広く接する。
「動く、よっ……?」
 ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ―腰を振るミントの動きに合わせて屋内に響き渡る淫音。
 動かしながらぐっぐっと腰の下に力を入れ、陰唇でライを何度も締め付ける。萎れそう
 だったライのそれも否応なしに大きくされ、サイズだけでミントの胎内をぎっちりと
 膨れ詰める。

348:翡翠の夜
09/02/14 16:03:58 SfH4w++J
「どう……っ? ライ、君……?」
「うっ、ぐうぅうっ……! うあう……っ!」
 返答ではなく、口から洩れるわずかな悲鳴。顔を歪めるその一方、竿と内壁が擦れる
 その感覚は快楽でしかない。加えて恋い焦がれた人のやわ肌が今、体全体で自分と
 接している。意識も絶え絶えのその中でも、その体温を感じ取るだけでライの体は
 強引に奮い立たされていた。
「んふっ……♪」
「あむ……っ!? んっ……んぐぅっ……!」
 白濁まみれの口でも気にせず、文字どおりライの唇を再び犯しにかかるミント。その
 口元の状態などを気にする余裕もなく、強引に舌ごと滑り込まされ、ライの口の中が
 わけのわからない匂いでどろどろになる。勿論、本人には状況が呑みこめていない。
 初めて経験する激しいセックスに、ライの下半身は爆発間近だった。だが、吐き出す
 ものは既に全て吐き出した。初めての経験の数々に体の表面が反応しているだけで
 射精による終了だけが遠いのだ。
「あはっ! んああああああっ! あんっ、あはああああっ!」
「あぐっ……! は、ああっ……! い、くあぁ……っ!」
 快感の海に身を任せるミントと、それと拷問の狭間でもがくライ。しかしミントの
 内壁に包まれた肉棒だけは、間違いなく至上の快楽の中にある。萎えるどころか、
 体内の精子を吐き出そうといつでも準備万端だ。
「はっ……は……ライ君、頑張って……」
 づぷり
「んはぁああっ!? あ、あ、あ゛……っ!」
 一旦腰を止めて、再び性感帯を直接刺激する。指先がそこに届いたことを確認すると、
 動ける範囲で腰を動かして再び責め始める。
「あっ、くはっ……!? ああっ、か……!?」
 気が狂いそうな感覚の最中でライが悶える。性感帯を刺激されながら、想い人の局部が
 自分のペニスを呑みこんでいる。突きつけられた現実に、ライの性欲が最後の力を
 振り絞る。
「あぐあ……っ! はぁはぁ……あ、あっく……!」
 高まる今日5度目の射精感。下半身の組織が悲鳴をあげていることが伝わる。再び
 膨張するペニスからそれを感じ取ったミントが、ぐっと歯を食いしばる。
「んはっ……はあぁっ……! ライ君……いいよ、来て……」
「んっ……んぐっ……! ああっ、あ……!」
 指を引き抜き、ミントがその腰を一気に加速させる。唐突な衝撃にライの分身は一気に
 絶頂天まで高められ、次の拍子にミントが腰を一気に振り下ろした。
 びゅるるるっ
「熱……っ!? あ、ひあぁあっ!? あはっ、あふぁああああっ!?」
「んぐっ……! んぐううううううううう……っ!」
 最後にして最大の射精だった。初めての女性器に高められた男性器は一気に欲望を
 噴出し、どくどくと何度も脈打ってミントの胎内を満たした。
 一度裏筋が脈打つたび、同時にオルガズムを迎えたミントの内壁がヒクついてライの
 男根を搾るように締め付ける。それに合わせてライの精子は一滴残らず吸い取られ、
 しまいには脈打っても鈴口から何も溢れなくなるまで内壁は踊り、その動きが収まった
 瞬間、力尽きるようにライのペニスが萎れ果てた。
「うふふ……っ、ライ君、よかったよ……」
 精も根も果てて気を失ったライの横に寝そべり、ライにキスをする。そしてライの横に
 沿うように寝転がり、自身も酒に任せて深い眠りについた。

349:名無しさん@ピンキー
09/02/14 16:06:23 SfH4w++J
違うんだ、最初はちゃんとバレンタインストーリーだったんだ。書きあがってから
加筆と削減を繰り返してたらバレンタインと全然関係ない話になってたんだ\(^o^)/
なんかもうゴメンナサイ。後悔はしていない。

350:名無しさん@ピンキー
09/02/14 16:38:48 nQgrRALs
>>349
GJ!

ミント姉ちゃんエロすぎる…
現代ならほとんど犯罪だぞこれ…
まったくけしからん、俺と代わりやがれライ…

351:名無しさん@ピンキー
09/02/14 17:12:47 fnPhNBYs
>>349
なんというGJ!
酔ったお姉さんはエロ可愛いな

352:名無しさん@ピンキー
09/02/14 19:19:59 M+Ams3FT
とんでもねえのがきやがった・・・!何か今年は加速しそうな勢いだなオイ!!GJ!

353:名無しさん@ピンキー
09/02/14 20:14:15 bBR7s/Ol
いいねえGJ!!!

354: ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:23:07 ecaGcQ6z
おいおい。オレが続き書いてる間に素晴らしくGJなののがきてるじゃねえか。
素晴らしくボリュームのある極上の野菜サラダでした。(ミント姉ちゃんだから野菜w)
それじゃこっちは恒例のウサギ肉料理のメイド添えをお贈りします。

355:Happy time Valentine days ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:24:28 ecaGcQ6z
「あっ……あふっ……んっ……はふっ……」
 洩らす吐息とともに口から出てくる喘ぎ。今宵も極上のウサギ肉は入念な下拵えをなされていた。
 このトレイユが誇る若き天才料理人の手によって。
「あふっ……んっ……んくっ……うっ……」
 手始めに指先で弄るは乳肉。リシェルの控えめな膨らみ。けれど少しづつではあるが成長はしてきている。
 指先でふにふに。ほのかな乳房の感触。こんなにも柔らかい。この手触りがライはお気に入りだった。
 指先で軽くふにゅ。ふにゅ。ふにゅ。手のひらサイズで揉み。揉み。揉み。甘く喘ぐリシェル。
 身体に巻きついたリボンが肉を引き締めているような感じでいつも以上に肉質を感じさせられる。
 可愛らしく小振り。けれどすごく幸せな感触のリシェルの胸。もっと味わいたい。カプリ。
 ライは直接味わう事にした。
「ひっ……あはぁぁあああっ」
 カプ。リシェルの乳房にライは吸い付く。手揉みの刺激に勃ってきたニプル。唇で軽く甘噛みする。
 するとリシェルは大きく喘ぐ。構わずそのままチュウ。チュウ。チュウ。赤子のようにライは胸を吸う。
「ふぁ……あぁぁ……はひっ……ふぁぁぁ……」
 吸われながら感じるゾクゾク。リシェルの背筋を駆け抜ける。授乳。それは原始の悦び。
 乳房を吸われること。そして吸うという行為がこんなにも愛おしい。ゾクッ。ゾクッ。ゾクッ。
 身体は悦んでいる。ピクッ。ピクッ。ピクッ。ほら、こんなにも。甘噛みをする度に乳首は硬度を増す。
 おしゃぶりのようにしゃぶられ、あるいは奥歯でガジガジと軽く噛みつかれ、終いにはピンピンになっていた。
 桜色のリシェルの乳頭。それがライの愛撫によってピクっと見事に勃起している。
(食べられてる……あたしのおっぱい……ライに食べられてる……)
 丹念に胸を愛撫するライに喘がされながらリシェルの意識はまどろんでいた。ライの指先。ライの唇。
 愛しそうにリシェルの可愛らしい乳房を愛でる。あんまり肉付きのいい胸じゃないけれど。
 それでもライはこんなにも愛してくれる。身体の隅々まで愛しぬいてくれる。その実感があった。
 だから幸せ。大好きな人に求められるということ。それに勝る幸せなんて他に思いつかないから。
「ふぁ……あっ……あふっ……んっ……あっ……ふぁ……ああっ」
 何度も吸い付かれ、何度も弄られてその度にリシェルは喘ぐ。そんなリシェルを一心不乱にライは愛でる。
 さあ、今度はどう料理してやろう。頭の中でそんなことをライは考えていた。可愛く喘いでくれるリシェル。
 そんなリシェルのもっと可愛い姿を見たい。その思いのままにライは行動する。
 ピンピンになった乳首を指先でコリコリ摘みながら、喘ぐリシェルを堪能すると次の目標を捉える。
「ひあっ……らめっ……そこっ……はひぃぃぃいいい」
 次なる標的はこれまた愛らしいリシェルの割れ目。顔を近づけて直接、ペロリと舌先でなぞる。
 するとたちまちリシェルは悶える。そのままんちゅ。んちゅ。リシェルへのクンニをライは続ける。 
「らめぇぇ……やらぁぁ……ひんっ……ひぁぁぁあああっ」
 女の子にとって一番大事なアソコ。そこに顔を近づけられて直接愛撫されるのは流石に恥ずかしい。
 羞恥心にさいなまれるリシェル。けれどペロペロ。犬のようにライは舐めることをやめない。
「んっ……どうだ?……気持ちいいか……んむっ……リシェル……」
「くふっ……んくっ……あうっ……んッ・・・…気持ち……いひ……よぉ……あふっ……」
 恥じらいのあまりに涙目になって、それでも悦びを感じてくれているリシェルにライは安堵する。
 唾液まみれの舌で性器を愛でる。それはいつもならリシェルがライによくしてくれることだった。
 リシェルのフェラチオ。病みつきになる。だから今日はこっちがしてあげたい気分。
 愛しいリシェル。その愛液に顔を濡らしながらクンニし続けるライ。舐める度にトロトロリ。
 あふれ出してくるリシェルの蜜。そうだ。オマエをもっと気持ちよくしてやるからな。
 だから今日も一緒に気持ちよくなろうな。オレたち。そんな風に心で囁きながら続く愛撫。
「あふっ……はぅぅ……っは……あぁぁ……」
 そうして秘肉を唾液で十分に濡らされて、敏感な肉豆も時に弄られリシェルの身体は万全な状態になる。




356:Happy time Valentine days ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:25:06 ecaGcQ6z
「はぅっ……あぅ……はひっ……あひっ……」
 下拵えは終わった。トロトロの肉蜜にまみれた極上のウサギ肉を調理人は愛しく見つめる。
 丹念に乳肉を揉み解し、執拗にしゃぶり回した乳房。唾液の光沢を纏った乳首はピクッとそそり立つ。
 ピクピクと汁を垂らしながら痙攣しているのは秘裂も同じ。唾液まみれの舌で十分に慣らした膣肉。
 肉貝の入り口をくぱぁと愛らしく開いて今か今かと待ちわびている。敏感なクリトリス。
 こちらも適度に指先で扱いてやった。ビンビンである。悦びを最も感じられる万全の状態。
 リシェルという極上の素材をライはモノの見事に調理仕上げた。
「うぁ……リシェル……」
 愛蜜をたらして快感に悶えるリシェルの姿。ライは感嘆を洩らす。大好きなリシェルのすごくエッチな姿。
 キュンと胸が締め付けられる。悦びに喘ぐ雌ウサギを彩るはピンク色のリボン。それもリシェルの蜜で濡れていた。
 濡れたリボンが乳房や秘部に巻きついている。それがそこはかとなくよりエロスを醸し出す。
 まさに最高だった。今宵の晩餐を彩るメインディッシュは。
「すげぇ……可愛い……」
 呆然と見惚れながらリシェルに顔を近づけるライ。そのままチュッ。優しくキスをする。
 キスをしながらリシェルの肌をさすさす撫ぜる。ピクッ。ピクッ。リシェルの反応がライの手に伝わる。
「食べても……いいか……」
 キスを終えて耳元で囁くようにライは尋ねる。リシェルはしばらくまどろんでいた。何拍かの間を置く。
 そうしてリシェルはライを見つめる。そして呟く。
「うん……食べて……いっぱい……食べて……んっ……」
 答えるや否やもう一度ライはリシェルにキスをする。柔らかなリシェルの唇。堪能してから準備する。
 取り出す肉竿。こちらも状態は万全だった。今日も元気な亀の頭が美味しいウサギを食べたがっている。
 童話では付き物のウサギと亀。それが今もこうして互いに重なりあって。
「ふぁぁぁぁぁぁああああっ!!」
 グニュゥゥゥ。そうしてライはリシェルの中へと一気に沈むこむ。挿入する肉根。膣肉に包まれて。
 トロトロの愛欲ソースにまみれたウサギ肉に肉のナイフをライは入れる。ぐにゅ。ぐにゅ。ぐにゅ。
 うねるような感触。揉みこまれていた。ライ自身がリシェルの膣内で。すごく気持ちよくて。それに温かい。 
「くぁぁぁぁあああっ!リ、リシェルぅぅ……くぅぅうううう!」
 挿入しただけでライも喘ぐ。ぐにゅ。ぐにゅり。自身で味わうリシェルの味。筆舌に尽くしがたい。
 こうして膣肉に包まれているだけで極楽に逝けそうだ。その至上の滋味を噛締めるように味わう。
 密着させた腰。小刻みに動かす。より深くリシェルを味わうために。
「リシェ……ル……くぅ……リシェルぅぅ……」
「あふっ……ふぁぁ……はぁぁぁぁぁああ」
 ぬちゅ。ぬちゅ。ゆっくりと。けれど少しづつ速度を速めてリシェルの膣内で動くライ。
 接触する粘膜。ねちょねちょと擦れあう。擦れあう度に高まる。互いの愛欲。もう抑えきれないほどに。
「くぁぁぁぁぁぁぁっ!!リシェルっ!リシェルっ!リシェルぅぅぅっ!!」
「ふぁぁぁぁぁああっ!ライっ!ライぃぃぃいいいいいっ!!!」
 昂ぶる獣欲。腰を激しく突き動かしてライはリシェルを犯す。つられてリシェルも腰を動かしてよがる。
 ぶつかり合っていた。互いの肉と肉、そして心と心が。ぐにゅり。ぐにゅり。肉の歪む衝動。
 狂おしくも全身を掻き立てる。ぬちゅっ。ぬちゅっ。捲れる粘膜。ずちゅっ。ずちゅっ。こんなにも激しく。
 まさに交尾。全身の力を込めて雄は雌を喰らい、雌は雄を受け入れる。胎内に響くピストン。二人で刻むリズム。 
 そのリズムにのるかのごとく激しく交わる。ライはリシェルを突き上げ、リシェルはライを締め付ける。
 セックス。身も心も一つになれる男女の営み。愛し合う二人は今宵もこうして。


357:Happy time Valentine days ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:25:38 ecaGcQ6z
「うっ……くぅぅぅうっ……イくっ……リシェルぅぅぅう!!」
「はひぃぃぃいいいい!ふぁぁぁあああああっ!!」
 ぶぴゅっ。そうして膣内射精。破裂音と共にライはリシェルの子宮に注ぎ込む。流れ込む熱い液汁。
 その熱に喘ぎ悶えるリシェル。ビュクッ。ビュクッ。スペルマを容赦なくライはリシェルに叩き込む。
「くぅ……うぅ……リシェ……ル……くぉぉ……」
「あぁ……ふぁ……ああっ……ふぁぁぁっ」
 膣内射精の開放感。その余韻に浸る間もなかった。射精から間を置かずにライはまた動き出す。
 吐き出した精液でグチョグチョのリシェルの膣内でペニスを扱く。足りない。まだ、足りない。
 まだリシェルを味わいつくしていない。そう思うが否や、ライの行動は早かった。
 いまだ射精の余韻に悶えるリシェルを抱き起こして今度は対面座位の姿勢でリシェルを犯す。
 ぐにゅっ。ぐにゅっ。ライの竿にまとわりつくリシェル。もっと、もっと貪りたい。
「うぁ……あぁぁ……あっ……好きぃぃぃ!大好きぃぃぃいいっ!あぐっ……ふぁぁぁああっ!!」
 するとリシェルもライにしがみつく。しがみついたままライへと愛を叫びながらよがる。
 射精を受けたばかりの身体。通常以上に感じやすくなってる。そんな状態でライに抉られる。
 ひぐっ。はぁぁあっ。ダメっ。壊れるぅぅううう。それでもやめてだなんて言えなかった。
 むしろもっとして欲しかった。身体の隅々まで犯しぬいて欲しい。もっと自分で気持ちよくなって欲しい。
 そんな雌の本能のままにリシェルもライを求める。ぐにゅっ。ぐにゅっ。スゴイ。膣奥まで届いてる。
 ぬちゅっ。ぬちゅっ。お腹の中でメレンゲかきたてられてる。思い出すのは昨晩のケーキ作り。
 昨日の夜もこんな風に泡立てたっけ。それが今度はあたしのお腹の中で。
 こんなにいっぱいライのミルクが泡立ってる。いっぱいだよ。あたしの中がライでいっぱい。
「オレも好きだぁぁっ!リシェルぅぅっ!!」
 リシェルを抱きしめライも抱きしめ返す。腕に抱くリシェルの身体。細っこく華奢で、それでいて温かい。
 こうしてリシェルを抱くことができる。愛する人と一緒に気持ちよくなれる。すごく尊いことだとライは思う。
 一突き。一突きごとに高まっていくリシェルへの気持ち。オレが絶対におまえのことを幸せにしてみせる。
 だからおまえもオレのことを幸せにしてくれよな。こんな風にずっと。なあ、リシェル。
「くぅぅう!くぉぉぉ……くぁぁああ!あくぅぅうううう!」
「んひぃぃぃいい!あっ……はひぃぃぃいいいい!ひぁぁああああああっ!」
 そうして交わり続ける二人。肉棒を完全に引き抜くこともなく。ライは何度もリシェルの中で射精して。
 リシェルは何度もライを受け止める。行為を続けながら少しずつ変える体位。押し倒してまた正上位。
 そこから少しづつ身体を捻る。そうするうちにいつの間にか後背位から骨盤を尻肉にぶつけていた。
 そこから引き起こして背面座位。繋がっている様子を見ることのできる姿勢。リシェルは好む。
 トロトロとスペルマを垂らす膣口が肉竿を離さないようにパックリと咥えこむ姿を見てリシェルは歓喜する。
 繋がっている。離さない。絶対に離してなんかやるもんか。あんたはあたしの一生の家来なんだから。
「ふぁ……あふっ……はぁぁっ……」
 自身の肉杭でリシェルを固定しながらライは弄る。リシェルの乳房。それと肉豆を。指先でクリクリ。
 そうするとより強く喘ぐリシェル。すごく可愛い。可愛すぎる。膣肉の締め付けも痛いぐらい。
 ああ、そろそろ。また逝く。リシェルの中で。何万、何億ものオレ達が。
「うくっ……くぁぁぁあああっ!リシェルぅぅううう!!」
「ふぁぁぁぁああっ!ライぃぃいいいいいいっ!!」
 そうして至高の快楽に包まれながらなされる射精。ライの情念のつまったパトスは幾度となくリシェルの子宮を満たした。



358:Happy time Valentine days ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:26:08 ecaGcQ6z
「んっ……んぅ……んむちゅ……」
「ぷぁぁ……はぁ……あふっ……」
 小休止。渾身の精を振るって二人はまどろんでいた。抱き合ったままで。しきりに唇を重ねたりして。
 ライのペニスはいまだにリシェルの膣に埋まったままだ。こうする方が一番回復が早い。
 もう少し休めばまた愛し合える。もっと深いところまで。
「んちゅ……ちゅっ……んむっ……ちゅ……」
 だから今はこうしてキスを楽しもう。重ねあう唇。触れあう舌と舌。この微妙な感触もたまらなく好き。
 なんだって好きだった。こうして互いを深く感じられるのなら。
「ぷふっ……あっ……ふぁ……」
 何度目かのディープキスを終えて二人見つめ合う。まどろんでいた。トロトロに蕩けて。
「えへっ♪」
「ははっ」
 重なる視線。クスッとお互い笑ってしまう。無邪気な笑顔。見せながらポソリ。リシェルは尋ねる。
「美味しかった?」
 何のことかは言うまでもない。尋ねられてライは照れ隠すように笑う。答えなんて決まっているけれど。
 それでもちゃんと答えてあげよう。この甘えん坊のウサギさんに。
「ああ、美味かった。これまでで一番」
 素直な感想。実際、食べるたびにより美味しくなっている。このウサギ肉。自分の調理の腕も上がったのかな?
 と少し得意気にもなる。
「よかった……あはっ……じゃあさ……今度は……」
 感想を聞いて喜ぶリシェル。するとふいにリシェルは部屋の戸の方に視線を向けて大きな声で呼びかける。
「ポムニットぉぉ。いるんでしょ。さっさと中に入ってきなさいよ」
「っ!??」
 ドタン。リシェルがそう言った瞬間、部屋の戸の前で物音がした。いつのまにか退室していたポムニット。
 けれど傍でじっと聞き耳を立てていたのだ。ライとリシェルの睦みあう様子をずっと。
「えうぅ……おじょうさまぁぁ……」
 言われてしばらくしてから部屋の中に入ってくる涙目のポムニット。乱れた着衣。ところどころ濡れている。
 どうやら二人の行為をオカズに一人慰めていたようだ。その火照る身体を。
「まったく……あんたって娘は……」
 そんなポムニットを見つめてしみじみ呟くリシェル。自分とライの二人っきりの営み。
 それを気遣って邪魔しないようにしてくれたポムニット。けれど我慢し切れなかった。
 そんなところがいじましい。だから今度はそんな掛け替えのないメイドのために。
「へへっ♪」
「ははっ……」
 目線だけでリシェルはライと会話をこなす。キョトンとするポムニット。その間にズルリ。
 肉棒をリシェルから引き抜いてライはゆっくり起き上がる。
「ラ、ライさん……」
 いきなりのライの挙動に戸惑うポムニット。ゆらりとライはポムニットの傍による。
 呆気にとられるポムニットの顔。その頬にライの手が触れて。
「んちゅ……」
 そしてポムニットの唇をライは奪う。重ね合わせるだけの短いキス。けれど効果は覿面だった。
 たちまちに赤面するポムニット。
「よ、よろしいのですか?」
 キスをされて、ライとリシェルを交互にチラチラ見つめながらポムニットは言う。するとライは頷く。
 リシェルも仰向けに寝転んだまま、けれどニッコリと微笑みを見せてポムニットに頷く。
「えぅ……えぅぅ……」
 そんな二人に涙するポムニット。嬉しかった。二人の気持ちが。だってこんなわたくしのこともお二人は。
 こんなにも思っていてくださるんですから。
「ポムニットさん……」
「ライさん……んっ……」
 涙を指で拭って交わすキス。今度は少しだけ長め。それを終えるとポッと火照った顔で呟くポムニット。
「どうかわたくしも……わたくしのこともお召し上がりになってくださいまし……ライさん……」
 そう言うポムニットにライは微笑んでコクンと無言で頷く。寝そべるリシェルもニヤニヤと二人を見つめていた。
 バレンタインデー。その愛の劇場の幕は次の舞台へと移るのだった。




359:Happy time Valentine days ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:27:12 ecaGcQ6z
「ふぁぁぁぁぁああああああっ!!」
 挿入はスムーズだった。既に自慰行為で十分に濡れたポムニットの膣内。容易くライを一気に受け止める。
 対面座位の姿勢。ライの肉棒に真っ直ぐに下ろされたポムニットの身体。一気に貫かれポムニットは喘ぐ。
「あぁっ……ふぁぁ……深いっ……」
 肉棒は膣奥まで届く。子宮の入り口付近。亀頭の先端でグリグリされて喘ぐポムニット。
 とろり。とろとろり。滲みでる愛蜜は挿入を潤滑にする。ぬちゅっ。ぬちゅっ。
 卑猥な水音。膣内ではぜる。かきたてられるような音の洪水。溢れていた。ポムニットの胎内で。
「あはぁ……ライさん……ライさんっ……」
 そうしてキュッと膣肉を締め付けながらポムニットもライにしがみつく。柔らかな乳房が顔にあたる。
 むにゅ。むにゅ。乳肉をライの顔に押し当てながらぐにぐに。よがり喘いでポムニットは腰を振る。
 異性に抱かれるという女としての悦び。こうして自分も知ることができた。
 その喜びにうち震えながらポムニットは喘ぐ。艶やかに。
(ポムニットさん……)
 自分との行為に悦んでくれるポムニット。なんだか嬉しい気持ちにライもなっていた。
 いつも自分とリシェルを支えてくれるポムニット。自分達にとって掛け替えのない大切な女(ひと)である。
 ポムニットがいてくれるからこそ自分もリシェルも幸せでいられる。そのことにいつだって感謝している。
 だからポムニットにも感じていて欲しい。自分とリシェルが感じている幸せを少しでも多く。
 その気持ちは初めてポムニットを抱いたあの日の夜からずっと変わっていない。
「あはぁぁぁ……あっ……あふぁぁぁ……」
 抱いているうちにライは体位を変えていた。正上位からまっすぐにポムニットをとらえる。
 ぐにゅっ。ぐにゅっ。力強いピストン。ポムニットの肉蓑をかきむしる。こうして肉の襞を。
 肉根でもって抉る。感謝を込めて。ポムニットへの。もっと気持ちよくなって欲しい。そんな思いも込めて。
「あふっ……あぐぅ……あふっ……はうぅ……ライ……さん……」
 犯され喘ぎながらライをみつめるポムニット。色々な思いがポムニットの心の中で溶け合っていた。
 今、自分を抱いてくれているライへの愛しさ。ライとの逢瀬を自分に許してくれるリシェルへの感謝。
 それと少しばかりの疚しさ。いくらおじょうさまが許してくれているとはいえ。
 おじょうさまの大切なライさんと今、こうしてエッチしている。流石にそれは後ろめたい。


360:Happy time Valentine days ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:27:45 ecaGcQ6z
「ふぁぁぁっ……あはぁぁぁ……」
 けれどそうした疚しさも受け入れた上で、ライさんもおじょうさまもわたくしを愛してくれる。
 わたくしのことを大切だと、特別なんだとお二人の間にも受け入れてくれる。幸せモノだ。
 この上なくわたくしは幸せモノだ。ねえ、お母さん。わたし、こんなにも幸せになることができたよ。
「あふっ……あふぅぅ……」
 だから今は甘えちゃうことにしました。大好きなおじょうさま。それと大好きなライさんの優しさに。
 わたくしも大好きな二人と一緒に幸せになりたいから。もっと一緒に。気持ちよく。
「ふふっ……今度はわたくしが上になりますね……」
 艶っぽく微笑みながらポムニットは言う。フッと息を吐いてライも仰向けになる。直立した肉根。
 その切っ先に割れ目を合わせて。ポムニットはゆっくりと。
「ふぁぁぁぁぁあああっ!あふっ」
 肉杭の上に腰を下ろした。騎乗位の姿勢。今度はポムニットが主となって腰を振るいライに奉仕する。
 あははっ。ライさん。ピクピクしてます。わたくしの中で。とってもお元気ですね。
 おじょうさまとあれほどなされたばかりだというのに。
「んっ……くぅぅ……はっ……く……あくふぅぅ……」
 ずりゅっ。ずりゅっ。腰を上下に膣肉で奉仕。そそり立つライの竿をポムニットは咥えこむ。
 ピクッ。ピクッ。ポムニットに包まれて反応するライ。大きさも硬さも少しずつ増す。
 よかったです。ライさんがわたくしで気持ちよくなってくれて。ライさん。もっと気持ちよくなってくださいまし。
 おじょうさまみたいにはいかないけれど。わたくし頑張りますから。
「あはっ……ポムニットったら乳首コリコリ……」
「あひゃうっ!?お、おじょうさまぁぁ……」
 するとそこへいつのまにか起き上がったリシェルが後ろからポムニットを愛でる。
 ビンビンにそそり勃ったポムニットのニプル。指で摘んでリシェルはクニクニと弄る。
 それと同時にポムニットのうなじに吐息をリシェルは吹きかける。
「あんたももっといっぱい……気持ちよくなって……ポムニット……大好きだよ……」
「えぅぅぅぅうう……おじょうさまぁぁぁ……」
 リシェルの愛撫を受けて涙ぐむポムニット。膣肉で受け止めるライの肉根。
 乳房で感じるリシェルの指先。愛するモノ二人にこうして愛され、至上の幸福にポムニットは包まれて。
「ふぁぁぁぁっ!あふぅううううう!ライさんっ!おじょうさまぁあああっ!!」
 ビクッとオルガズムに達して肉棒を咥えた秘部から愛液を噴出してポムニットはいきかける。
 大好きな二人の愛に包まれて。それと同時にドぴゅっ。ライの放った精液がポムニットの子宮にも注がれるのだった。




361:Happy time Valentine days ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:28:16 ecaGcQ6z
「ふぁぁぁっ……あふっ……んくっ……」
「くひぃぃぃっ……ひんっ……ふひぃぃぃっ……」
 そうして宴の締めくくりは三人一緒。極上のデザートを三人で味わう。重なりあう愛蜜まみれの肉貝。
 逞しいミートスティックがそれを交互に掻き分ける。上に被さるはリシェル。下で受け止めるポムニット。
 互いに抱きしめあいながら二人は受け入れていた。この上なく愛しい自分達の大切な人を。
「くぅぅ……リシェル……うぉぉ……ポムニット……さん……」
 そんな二人を額に汗を滲ませながら懸命にライは抱く。散々ヤりすぎて腰が痛いけれど。
 これは自分にしか出来ないことだから。リシェルとポムニット。大好きな二人を一緒に気持ちよくさせる。
 交互に突き入れる二人の膣。どちらも優しくそして愛しくライを包み込んでくれた。
「んちゅ……んむちゅ……んっ……ポムニット……」
「んむっ……ふむっ……うっ……おじょうさま……」
 交互に犯されながらリシェルとポムニットは唇を重ねる。こうしてまた一つになることができた。
 今度は三人で。二人だけでも最高の幸せだけど、三人でならもっと最高の幸せだ。
 甘い。甘い。チョコレートのように甘く、ちょっぴりだけビターな関係。この夜には相応しい。
 本来は性別もなにも超えて、愛しい人への感謝を伝える日。バレンタイン。
 この世界で生を受けた三人は知る由もないけれど、その本質を見事に体現させていた。
「くぅぅぅうううっ!リシェルっ!」
「ふぁぁぁぁあああっ!あふぅぅううう!!」
 そして近づく終幕。ライの射精をリシェルは受け止める。おそらくは今宵最後のライのスペルマ。
 それをリシェルは子宮で味わう。ドロリと濃厚。精気いっぱい。さしづめそれはミルクチョコ。
 一月早いホワイトデー。お返しの特製ホワイトチョコ。ドクドクと流しこまれる。
 ちょっと、あたしの中で固まっちゃうじゃない。
「んっ……あくっ……んふぅ……あふっ……」
 幾度となく浴び続けた射精の感触。余韻を味わいながら喘ぐリシェル。今日もたっぷり愛してもらえた。
 次もそのまた次もずっと。こんな風にあたしを愛しつづけてね。ライ。命令なんだからね。一生の。
「んぁ……あぅ……ポム……ニット……ポムニットにもぉぉ……」
 ドロドロでタプタプのお腹の中。ヌルヌルと膣内を滑る肉棒に喘ぎながらリシェルはねだる。
 今、自分の感じているこの幸せ。分かち合いたい。世界でたった一人だけの大好きなあたしのメイドと。
「ああ……勿論だ……」
 そんなリシェルの気持ちをライは汲み取る。今日も激しかった行為。ライの精力も底をついていた。
 けれどもう一回ぐらいならなんとかなる。ぬちゅっ。ぬちゅっ。懸命にペニスをリシェルの膣で扱く。
 そうすることで自身にリシェルをまとわりつかす。愛しいメイドへと贈る最高の状態に。 
「ふぁぁぁああああっ!あくふぁぁぁあああああっ!!」
 ずにゅるるるる。リシェルから引き抜いた肉棒をライはポムニットに差し込む。喘ぐポムニット。
 その肉根は最高の贈り物だった。ポムニットにとっての。
「うぁぁ……ライさんがぁぁ……おじょうさまがぁぁぁ……わたくしの中にぃぃいいい!!:
 たっぷりとリシェルの愛蜜をまとったペニス。大好きな二人の存在を同時に感じられる。
 ぬちゅっ。ぬちゅっ。膣奥を突くピストンのリズム。ぐりっ。ぐりっ。子宮ごと突き上げられる。
 ライの動きに合わせてリシェルも動く。乳首や割れ目。濡れたそれらがぬちゅぬちゅと淫らに擦れあう。
 ポムニットの膣に沈められたライの肉根。その付け根を割れ目でリシェルは刺激する。
 もう少し。あともう少し。あともう少しで三人のバレンタインデーを飾る最高のフィナーレを。
「うっ……くぅぅぅうううう!ポムニットさんっ!リシェルっ!」
「ふぁぁぁぁっ!ライっ!ポムニットっ!」
「あひぃぃぃいいいいっ!ライさんっ!おじょうさまぁぁああっ!!」
 宴の終わりは次の宴への門出。今宵を締めくくる。渾身のラストショット。ライはポムニットに注ぎ込む。
「ふぁぁぁぁぁああああっ!あふぁぁぁぁあああああああっ!!!」
 子宮へと迸る極上のホワイトチョコにポムニットの意識は界の狭間にまでも飛ばされるのだった。




362:Happy time Valentine days ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:29:26 ecaGcQ6z
「えへっ♪えへへ……」
「うふっ♪うふふふ……」
「………………………………」
 宴が終わって、こうして今日も三人は同じベッドの中にいた。本来は二人用のベッド。三人でねるには少し狭い。
 左右からムギュッと挟まれる真ん中。勿論そこはライの定位置である。
「あ、あのさ……二人とも……」
「なによぉ」
「なんですか?ライさん」
 リシェルとポムニット。二人に挟まれるライは声をあげる。するとリシェルは口を尖らせて。
 ポムニットは悪戯っぽく微笑んでライに聞き返す聞き返す。しばし沈黙。後にコホンと息をして。
 両側から自分をサンドする二人にライは言う。
「そんな風にされるとオレ、寝られないんだけど……」
 ライの言葉の示す通り、二人はライに密着していた。それはもうピッタリとあたっている。
 胸とか大事なところとかがばっちりと。これではとても寝られやしない。
「なに言ってんのよ。この贅沢モノ。そこは普通は喜ぶところでしょうが」
「そうですよ。ライさん。それともわたくしとおじょうさまで不服ですか?」
「いや、不服とかそういうんじゃなくて……」
 むしろその逆だった。ライの一部は喜んじゃっていた。そりゃもうビンビンに。勘弁してくれ。
 アレだけした後にさらにしたら流石に死ぬぞ。オレ。とはいえ反応してしまう自分が情けない。
 これが若さか。ああ、本当にどうしようもなさすぎる。
「やーい。このケダモノ。ケダモノ」
「そうですね。おじょうさま。うふふふふ」
「………………………………」
 ここぞとばかりにはやし立てるリシェルに何も言えずにライは黙り込む。ああ、そうさ。
 ケダモノだよ。オレは。だけどケダモノにさせてるのはオマエラだろうが。
 激しくそう突っ込みたかったがグッとライは黙り込む。ふう。大人だなあ。オレ。
 そんな風に内なる自分とライが格闘しているとふいにリシェルが呟く。
「でもさ……よかったよね……」
 なにが?そう聞き返そうとする前に続きをリシェルは口にした。


363:Happy time Valentine days ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:29:58 ecaGcQ6z
「バレンタイン」
 言うとリシェルはフッと息を吹き出し、そしてライの顔を見つめながら続ける。
「なんかさ。由来とかそういうのあたしは知らないんだけどこういうなにか特別だって思えることがあると普段どおりのことでもなんか特別に感じちゃえるのよね」
 それはライも同意だった。2月14日。特別でないただの日付が掛け替えのない日に変わってくれた。
 自分だけの特別ななにか。それを人は見つけ誰かと分かち合う。それがいつしか風習や行事に姿を変えるのだ。
「そうですね。こんな風になにげない時間を大切な人と、特別な時間だと思って過ごせるのならそれは素晴らしいことなのかもしれませんね」
 それにポムニットも補足する。幸せになれる方法は人それぞれ。けれど一緒に幸せになれる方法も存在する。
 二人での幸せ。三人での幸せ。あるいはもっと、もっと多く。よりよい幸せを掴み取れるのかもしれない。
 大切な人に感謝するその気持ちを忘れなければ。
「ありがとうな。二人とも。今日はオレのために。オレ、すげぇ嬉しかった」
 だからライも感謝する。最高の一日を自分にプレゼントしてくれた大切な二人に。
 微笑んで二人に感謝の言葉を口にするライ。リシェルは当然よと得意気に言い放ち。
 ポムニットはごういたしましてと丁寧にお辞儀する。
「さて、と……それだけ感謝してるなら一ヵ月後のホワイトデーは期待してもいいわよね」
「ホワイトデー?なんだそりゃ?」
 聞きなれない単語を耳にしてキョトンとするライ。してやったりとほくそ笑むリシェル。
 したり顔でリシェルはそのまま続ける。
「男の子の方がバレンタインデーのお返しをする日よ。パパから聞いた。パパはあんたのパパから。ひょっとしてあんた知らなかったの?」
 意地悪く微笑みながらリシェルは言う。その表情にうっとライは嫌な予感を覚える。ホワイトデー。
 そういえば昔、親父から聞いたこともあるかもしれない。忘れてたけど。
「ちなみにホワイトデーのお返しは三倍が相場です。ライさん」
「ぬわにぃぃっ!!」
 チョコのお礼は三倍返し。かくも非情なルールをぽろっとポムニットは口にする。仰天するライ。
 ちょっと待て。聞いてねえぞ。おい。三倍返しだなんて。そんな。
「さあてと……あんだけ恥ずかしい真似してあげたんだから当然それに見合うお返ししてくれるんでしょうね。あはは。なにしてもらおうかしら」
「うふふふふ。ライさん。勿論おじょうさまだけではなくてわたくしにもですよ。ふふ」
「なっ……あぁ……」
 そうして邪悪な笑みを浮かべる二人。挟まれるライは血の気がさあっと引きあがる。おい、待てオマエラ。
 いったいオレになにをさせるつもりだよっ!普通のことでいいんだよなっ?
 今日のヤツより三倍美味いケーキ焼いたりとかすりゃそれでいいんだよな?おい。
「さあて……それはどうかしら……」
「そうですね……うふふふふふ……」
「………………………………」
 ほくそ笑む二人の表情にライは絶望的な気分にさせられる。ああ、一ヵ月後のオレよ。頼むから強く生きてくれ。
 オレももうすぐそこへ逝く。
「勘弁してくれ……」
 溜息とともライはそう呻いた。一ヵ月後のホワイトデーの試練。それをどう乗り越えるかで頭の中はいっぱいだ。
 けれど思う。そんな試練も含めて人生の楽しみなのだと。2月14日。バレンタインデー。
 この風変わりな異界の行事はライの中で確かに掛け替えのない大切なモノに今年からなったのである。


 ~fin~



364: ◆inEm7wtNVQ
09/02/14 20:36:38 ecaGcQ6z
3Pです。今年のバレンタインもこの三人で3Pです。何回目でしょうかね。
いい加減「またライリシェ(ポム)か」と言われそうですけど、まあ勘弁してください。

>ライ
ウチの婿です。歴代主人公の中では一番好きです。ドラゴンライダー最高。
自分のSSでは回を重ねるごとにスケベになってる気がします。ううむ。
自分のことを好きになってくれる女の子をそのまま好きになっちゃうタイプなんじゃないかなと自分では思ってます。

>リシェル
ウチの嫁。それまでオレの脳内ランキング1位だったソノラを追い抜かしてくれたツンデレウサギ娘です。
SSで書くときは甘えん坊、寂しがりや、意地っ張り、この三点を特に強調させています。

>ポムニット
ウチのメイド。最初の頃は淫魔ポムなキャラで書いてましたけど最近はちょっとしおらしいかも。
結構明るいキャラを自分でつくってるようなイメージがあります。腹黒なのも素なのだろうけど。


そんなこんなで今回はこの辺でサラバ。またいつかお会いしましょう。

365:名無しさん@ピンキー
09/02/14 20:57:30 rxai1R0A
GJです。

鬼畜氏のライリシェポムやトウカシが大好きです。(実はレイムさんも好きです)

自分が書く時も時折鬼畜氏のトウヤやリシェルをイメージして書くときがあります。
似ても似つきませんが。

366:名無しさん@ピンキー
09/02/14 21:03:11 8J9kHUEf
"特別な日"って、お前ら年中そんな感じじゃねえかwww

GJです。美味しゅうござんした!

367:名無しさん@ピンキー
09/02/14 21:28:53 M+Ams3FT
ライ3月になったら死ぬんじゃね?て思わずにはいられんw

相変わらずの綺麗な鬼畜氏だった。GJ!

368:名無しさん@ピンキー
09/02/15 20:38:42 +q7yh9qj
ミント、リシェル、ポムニット「スッキリ。ツヤツヤ」
ライ「ゲッソリ……」

369:名無しさん@ピンキー
09/02/15 22:17:54 H9MIbM1m
早朝→恋人二人に挟まれて発情
昼→酔っ払った初恋の人に5回搾られる
夜→3P。積極的に5発。

370:名無しさん@ピンキー
09/02/15 22:28:24 fKWjFydy
いや途中一部省略されてるから実際にはもっと回数決めてるはず。

371:名無しさん@ピンキー
09/02/15 23:06:51 ruCuGd/s
そしてまた夢の中で義娘と実妹と姫様に犯されるライ。

372:名無しさん@ピンキー
09/02/15 23:13:37 qOQE2L/i
そしてレンドラーにも犯されるライ

373:名無しさん@ピンキー
09/02/15 23:32:23 IDPdqBiM
受けとしてもハヤトを越えたな

374:名無しさん@ピンキー
09/02/16 00:38:28 OCTXT3ZG
こんなライに誰がした!

375:名無しさん@ピンキー
09/02/16 01:42:17 oSQGf+Bo
>それまでオレの脳内ランキング1位だったソノラ
その割に出番ないよなぁ
ということで次は(ry

376:名無しさん@ピンキー
09/02/16 05:12:18 zYfhA8OR
ソノラはなあ……
なーんか相手にしっくりくるのがいなくて。

377:名無しさん@ピンキー
09/02/16 06:08:25 9M93Nxjm
ファリエル×ソノラはガチ

378:名無しさん@ピンキー
09/02/16 06:13:20 130f9k7t
アリーゼとベルフラウの初潮とかウィルとナップの精通とかで何か書けないものか……。

379:名無しさん@ピンキー
09/02/16 10:33:03 Bmv5E87I
駐在や空き缶弟にも誰か愛を分け与えてください。

380:名無しさん@ピンキー
09/02/16 12:05:37 WAAeuXbu
駐在はまれに出番あるだけマシだろう
ミントさんとも絡んでるしな
空き缶は…

381:名無しさん@ピンキー
09/02/16 12:30:05 H7HX9Qe6
駐在 最後の出番は29スレの覗き。Hにありつけたのは25スレまで遡る。
空き缶 年明けから二回連続であっ―!される。

382:名無しさん@ピンキー
09/02/16 12:52:40 k5wXpaU2
何だ空き缶の方が活躍してるじゃないかw

383:名無しさん@ピンキー
09/02/16 13:13:04 tXxgdxPF
ここ最近のライ君。

01/03(土) 珍しく来た宿泊客のバカップルぶりにあてられて自分も手伝いに来てた幼馴染とバカップル発揮。
01/11(日) 日ごろの行いのツケか夢の中で女にされて実妹その他に犯される。めでたく妊娠。
01/24(土) それでも懲りずにまた幼馴染とバカップルにいそしむ。
02/14(土) >>369 

384:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:14:19 zBiB14kH
>>383
響界種じゃなかったらとっくに腹上死しそうwww

385:名無しさん@ピンキー
09/02/17 00:49:58 YdyCwFjF
そろそろティンコ先生を抜く勢いだな

386:名無しさん@ピンキー
09/02/17 07:17:07 WmESU6ug
>>378
島の子供たちを集めて性教育とな?

387:名無しさん@ピンキー
09/02/17 07:39:44 SsU6yG4i
ゲスト講師は無色の派閥のみなさんです。

388:名無しさん@ピンキー
09/02/17 08:45:27 Zskib5N9
あれ?おかしいな・・・どっかで読んだ記憶が・・・

389:名無しさん@ピンキー
09/02/17 16:17:50 tXfsFFCG
フィズラミを犯すなら1バージョンと4バージョンどっちがいいだろうか。

390:名無しさん@ピンキー
09/02/17 19:04:59 CcbFmwh8
俺は4だな
戦えるようになって自信つけ始めたフィズの方が犯し甲斐がある

391:名無しさん@ピンキー
09/02/17 20:01:21 LW/HXCLC
ラミちゃんにはむしろ犯されるべき

392:名無しさん@ピンキー
09/02/18 01:16:55 624qkMkG
幼女が好きなら1
少女が好きなら4

393:名無しさん@ピンキー
09/02/18 02:26:21 62sJtZaC
1は年齢的に犯罪だからな
いや、4でも犯罪だが…

お互いの合意の下なら大丈夫な年齢くらいの方が俺は好きだ

394:名無しさん@ピンキー
09/02/18 03:16:09 vhRVa0/e
4でも余裕で犯罪です

395:名無しさん@ピンキー
09/02/18 03:27:04 CEEw1ZZr
ラミちゃんもフィズも1より4の方が遥かにクオリティ高いから4だな
特にラミちゃんの4での素晴らしさには目を見張るものがあった
アレで夜会話あり&攻略可だったら4は間違いなくシリーズ中最高傑作になってたんだが…

396:名無しさん@ピンキー
09/02/18 07:53:08 t3xUBGBf
1の頃のラミはチンチン入れるにゃ小さすぎるし、
フィズも4の方がおっぱい美味しそうだしやっぱ4かな。

397:名無しさん@ピンキー
09/02/18 10:13:53 31nHrMZO
そんなにおっぱいおっぱいが好きか!

398:名無しさん@ピンキー
09/02/18 10:26:19 2GdplKaa
レスしてみて其の秒数の奇遇で決めてみるのは

399:名無しさん@ピンキー
09/02/18 13:27:23 kaBsyG9/
レズしてみて決めろだと?

400:名無しさん@ピンキー
09/02/18 13:37:47 wIN6acwT
>>399
落ち着けww

アカネとライの絡みが見たい俺は異端なのか…

401:名無しさん@ピンキー
09/02/18 14:07:55 kaBsyG9/
高い薬買ってやった恩を仇で返すような泥棒クノイチはお仕置きレイプされるべき。

402:名無しさん@ピンキー
09/02/18 16:26:06 q0/8JROR
アカネってライより一回りも年上なんだよな

403:名無しさん@ピンキー
09/02/18 16:39:22 hY3Jojo0
アルバより9つ上でライとアルバがたぶん同い年だから9年差。

404:名無しさん@ピンキー
09/02/18 17:15:54 624qkMkG
アルバからすれば「うわぁ…」って感じだよなあれ
10近くも年上の人間があれじゃあ

というか、あのアカネの扱いはなんなんだろ
結構な数の1ファンが微妙な思いをすることになった気がする

405:名無しさん@ピンキー
09/02/18 19:18:29 6uCb5+1D
忍者キャラとしてはあまりにステレオタイプ過ぎて、むしろ違和感無かったな

406:名無しさん@ピンキー
09/02/18 21:14:13 MKMlRlsN
あの後裏で「ええ、うまい具合に仲間に潜り込みました、向こうから仲間に入れる形で。アルバのことは任せといて……」
とかやってたら成長したんだなあとしみじみ泣ける

407:名無しさん@ピンキー
09/02/18 21:16:04 ++EdOqX8
別にんなことせんでもアルバの知り合いデースって言えば一発だろw

408:名無しさん@ピンキー
09/02/18 21:17:55 BXF2mIV0
そろそろ女性人格の機械兵士が出てきてもいい頃だと思うんだ

409:名無しさん@ピンキー
09/02/18 21:26:39 V2IPJspj
ヴァルセルドのボディで人格がクノンだったらなんとなく嫌だぞ。

410:名無しさん@ピンキー
09/02/18 21:40:54 BXF2mIV0
スクラップのボディで人格がアプセットだったらどうよ

411:名無しさん@ピンキー
09/02/18 21:48:58 ++EdOqX8
ボディがションベン色の時点でいらねえ。

412:名無しさん@ピンキー
09/02/18 22:24:05 wIN6acwT
セクター先生が1番アダルトだろ

413:名無しさん@ピンキー
09/02/18 22:31:14 ++EdOqX8
ミント姉ちゃんをとられた恨みは忘れない。

414:名無しさん@ピンキー
09/02/19 07:01:08 q4MXqo4I
オルドレイクなめんな

415:名無しさん@ピンキー
09/02/19 21:21:53 ngkRUe64
いいじゃないか
ミント姉ちゃんが叶わぬ恋だと知ってライで解消
どうよこのドロドロ感

416:名無しさん@ピンキー
09/02/19 23:22:06 DwJyUE0Y
6話で怪我したアルバを家に置いてる期間は、絶対愛玩道具してるに違いないと確信しました^^
「散歩は私の家の周りだけって言ったでしょ!?」は「私のペットを勝手に連れ回さないでよねバカ駐在!!」の意かと^^

417:名無しさん@ピンキー
09/02/19 23:44:00 4zf93QwZ
そんなことより俺の嫁であるレシィの出番がご無沙汰なのはどうなんだ?


418:名無しさん@ピンキー
09/02/20 00:12:23 U5luTRei
4書きが多いからな
今こそ2書きが求められてる…かも

419:名無しさん@ピンキー
09/02/20 00:19:38 cmxrHWtj
サモンナイトで俺っ娘っていたっけ?

420:名無しさん@ピンキー
09/02/20 00:20:18 leh+anc2
アロエリ

421:名無しさん@ピンキー
09/02/20 02:03:36 OwJS/DlG
スバルちゃん

422:名無しさん@ピンキー
09/02/20 02:28:32 MUL/d2Pc
4って年齢不詳なキャラばっかだよね
主人公が15、リシェル16ならルシアン14くらい?

グラッドとミントは何歳くらいなんだろう

423:名無しさん@ピンキー
09/02/20 02:59:17 9m3y9Mb1
ミントさんは赴任時にライリシェルシが泥団子作ってるくらいの年齢だったから
見習い期間がどれくらいかわからないが15~8+6~7年で、21~25くらいと予想
兄貴はミントさんより後だけど、傀儡戦争に従軍経験があるから軍学校出てから数年は経ってると思う
ミントさんと同年代か1、2歳下くらいと予想する

424:名無しさん@ピンキー
09/02/20 04:33:00 z+BGj3dp
ミントさんはネストリの先輩だから結構な歳だよ。
ネスティが4だと推定で24歳だからそれより3年ぐらいは上とすると27ぐらい。


425:名無しさん@ピンキー
09/02/20 05:54:18 0p1TegCR
29で三十路入り気にしてる設定だと萌えるね

426:名無しさん@ピンキー
09/02/20 06:56:04 jQy0s1k8
ハサハの年齢が予想出来ない。
変化になってるから千才くらい?
それとも、尻尾がまだ一本だから百歳くらい?

427:名無しさん@ピンキー
09/02/20 10:06:40 qpUnrDls
>>424
一番いい年頃じゃないか!
ガキっぽさが消えて、かといって老けてもいない

428:名無しさん@ピンキー
09/02/20 21:23:00 PnybSlMB
今更だが>>349のSSには1つ不満がある。
何故にミント姉ちゃんのあの乳を使わん!

429:名無しさん@ピンキー
09/02/21 00:03:26 qlw70sjS
ミントさんはそろそろ肌のハリが

430:名無しさん@ピンキー
09/02/21 09:02:36 TLZ1iY1b
>>426
そもそも人間時のハサハの外見年齢って幾つなんだ?
十歳くらい?

431:名無しさん@ピンキー
09/02/21 09:20:31 /GvYNX1x
十一歳のミニスと比べてもかなり幼いからな。
7,8歳ぐらい?チンコぶち込んだら裂けそう。

432:名無しさん@ピンキー
09/02/21 18:30:23 zTG+Icgx
だからこそブチ込みたい
白目むいたり、痙攣や失禁?なおさら良いじゃないですか

433:名無しさん@ピンキー
09/02/21 18:43:05 ZLtLwrY4
日和見主義者の俺は素股で。

434:名無しさん@ピンキー
09/02/21 20:18:36 O+LYGDSc
ライは総受けのショタなんておいしい属性だな

番外編やってから1のキャラとの絡みもいいと思った。リプレとかフィズとかな

435:名無しさん@ピンキー
09/02/21 20:50:58 Dh7ZsZG3
リプレって4バージョンでは出番ないよな。やっぱ賞味期限切れか。

436:名無しさん@ピンキー
09/02/21 20:59:42 JKBsgLz1
グラッドが前にガゼルとやってるとこを覗き見してたような

437:名無しさん@ピンキー
09/02/21 21:11:22 Dh7ZsZG3
あれ保管庫に収録されてないんだよな。なんでか知らんけど。

438:名無しさん@ピンキー
09/02/21 22:35:22 050Bk7nh
その話記憶にないな
保管庫に入ってないからか

439:名無しさん@ピンキー
09/02/22 01:50:27 BLql2SpU
セイクリッドブレイズのキヨラ書きだいんだがどこで書けば良いのだろうか?
さすがにここじゃスレチってのは分かるが、わざわざ専用スレ立てるかも微妙だし

440:名無しさん@ピンキー
09/02/22 02:30:06 4UFlo0uh
スレタイにまで組み込まれたしアリなんじゃないかとは思うけどな>セイブレ
専用スレじゃ過疎りそうだし丁度ここのイイ燃料にもなりそうだがどうなんだろう
多分ここの住人達の多くはプレイしてるだろうし


俺としてもキヨラのSS見たくてしょうがないし

441:名無しさん@ピンキー
09/02/22 12:00:46 1KemEPiW
俺は買ってないけど飛行計画で★と都月だし別に構わないんじゃないか?
最近は鬼畜氏以外の投下が少ないスレだからセイブレと合同にするくらいで丁度いい
とりあえず、もうちょっと待って反対意見が書き込まれなかったらアリ…と個人的には考えてる
つーかスレ読んでたら発売まで保留だったのね


442:名無しさん@ピンキー
09/02/22 16:12:29 1B5y/0+q
性奴隷は未プレイだが私は一向に構わんッ!
むしろエロエロなSSで買う気にさせて欲しいくらいだ

443:名無しさん@ピンキー
09/02/22 19:59:20 TJQHQD4w
一番反対したいのはサモ未プレイのセフレプレイ済の人達だと思うんだが、
そういう人はこのスレ見てないと思うぞ

444:名無しさん@ピンキー
09/02/22 20:27:37 YWRluvSs
サモプレイ済みセフレ未プレイの俺も反対。
書きたい奴も読みたい奴も多いのなら、別スレ立てて雑談でもしながらそこでやって欲しい。

445:名無しさん@ピンキー
09/02/22 20:38:45 OHTkMqoj
むしろフライトプラン総合とでも銘うって立てればどうだろう

サモンナイトは数が多いので別スレで

446:名無しさん@ピンキー
09/02/22 21:34:05 37/zF4ve
まあ作ってる奴は同じつっても完全に別シリーズの作品だからな。<セイブレ
このスレもFP総合にでもせんと沈むぐらいに過疎ってるってわけでもないし。
FP総合でスレ立てて関連スレとして相互にリンク貼っとくのが無難といえば無難だろうね。

447:名無しさん@ピンキー
09/02/22 22:27:49 pixJhSGi
作品に関連がない時点でだめに決まってるだろ。
みたいなら相応の場所作るか行け。

「サモンナイト」のを見に来たのに知らんの見たら荒れるだけだろ。

448:名無しさん@ピンキー
09/02/22 23:31:45 e5eoHP4y
このスレをいっそフライトプラン総合にするって手もあるんだろうが、
これだけ長くサモンナイト一本で続いてきたスレの本流を変えるのはどうもな

しかしセフレSSは読みたいし俺も書きたい。もどかしいな

449:名無しさん@ピンキー
09/02/22 23:44:00 TJQHQD4w
>>445>>446でいいと思う

450:名無しさん@ピンキー
09/02/23 00:08:04 Ggglg+gN
この手の単発作品って扱いが難しいなぁ
需要はある分にはあるんだろうけど単発じゃ勢いやモチベーションを維持するのも難しいね

ゲーム的にもスレの勢い的にも共存は可能だけどシリーズ外の作品が交わるのに嫌悪感を抱く人がいるのも事実
片や未知数で単体ではスレが保てるかすら怪しい…2~3の投下で終わるって事も無きにしもあらず
とりあえずは身内同士なんだし何をするにあれ両者が生きるような方向には持って行きたいな

451:名無しさん@ピンキー
09/02/23 00:45:18 9sEFgo4H
反対派は基本的にセフレ未プレイの人なわけだろ?まあ俺も未プレイだが…
んで未プレイの人が反対するのは知らん作品の話題が出たりするのが嫌だからとかだよな多分

だから、一旦はアリにしてセフレ未プレイヤーを居辛くさせる勢いだったら別にするとかどうだろう
丁度意見も半々くらいだし完全にアリでも完全にナシでもなく間を取ってみるとして

452:名無しさん@ピンキー
09/02/23 01:01:44 jzjwCBmV
投下したいor読みたいけど、自分ではスレ立てるのイヤ☆

と言う風にしか見えない

453:名無しさん@ピンキー
09/02/23 01:06:08 Vrj2qA6h
というか立てても落ちそうな……
フライトプラン総合って無かったっけ

454:名無しさん@ピンキー
09/02/23 01:24:45 pLXHT6Gv
>>451
一番居づらいのはサモ未プレイのセフレプレイヤーだと思うぞ
で、そういう人はそもそもこの話し合いに参加すらしてない(というか恐らくこのスレを見てない)訳で

455:名無しさん@ピンキー
09/02/23 04:18:37 tg2A/l8H
とりあえず立ててきた。

セイクリッドブレイズでエロパロ
スレリンク(eroparo板)

456:名無しさん@ピンキー
09/02/23 06:17:44 m8cn1Nrv
>>455
乙です。
ところで少し上の流れ読んでた?

457:名無しさん@ピンキー
09/02/23 12:18:13 sOVFLy1Q
>>456
一応は。ただセイブレSSの投下なら、飛行計画総合と銘打つよりこっちの方が
投下しやすいかなと…セイブレと銘打ったスレがあるとわかったら、
それで書く気になる人もいるかもしれないなと思ったんだ
向こうからこっちへのリンク貼らなかったのは、サモン未プレイで
セイブレのみやった人の心証を悪くするのが怖かった

458:名無しさん@ピンキー
09/02/23 16:47:02 0a9W4oSJ
だから何でサモンナイトスレなのに別ゲーを出そうとするんだ。
サモエロにオリキャラ出すようなもんだろが。

459:名無しさん@ピンキー
09/02/23 17:03:27 La+QkUAu
もういいじゃん。>>455で決着ってことで。
オレはどっちでも良かったんだけど別にスレたったんならそっちでやるべき。

460:名無しさん@ピンキー
09/02/23 18:06:23 AMGPp74J
>>457
お前がスレをまったく読んでいない事は解った

もっとも単純で、もっとも勿体無い解決法に行き着いてしまったようだが、まぁ仕方ないか

461:名無しさん@ピンキー
09/02/23 18:22:16 ZWJioa42
グランバルドだから仕方ない

462:名無しさん@ピンキー
09/02/23 21:58:19 LJGoujvf
>>461
グランバルドなら仕方ないな

463:鬼畜野郎 ◆inEm7wtNVQ
09/02/23 22:02:45 UkIVvPwE
ええと、議論は一段落ということでいいですよね。
それでは新作書けたので投下します。
内容はHNで察してください。それじゃあいきます。

464:名無しさん@ピンキー
09/02/23 22:03:46 LJGoujvf
>>463
貴様w謀りすぎだ

465:隷辱姉妹 ◆inEm7wtNVQ
09/02/23 22:04:36 UkIVvPwE
「……ぁ……んっ……くぅん……」
 はだけさせられた衣服。そこから覗く胸板を弄られてラミは声を洩らす。
 無造作に脱がされた厚手のローブとマフラー。その中身のまだ幼き肢体。
 それを後ろでにガッシリと捕まえられながらラミは嬲られる。
 ささくれ立った指先。ふにふにと乳頭の付近を弄る。それと共にハァハァ。
 首筋に吹きかけられる穢れた息。ラミの身体は小さく震える。
 この如何ともし難い悪夢の現実に。
「嫌ぁぁぁっ!ラミっ!ラミぃぃぃぃっ!!」
 そんなラミの危機にフィズは泣き叫ぶ。あたしのせいだ。あたしのせいでラミが。
 良心の呵責がフィズを苛む。ロランジュ家への養子入りが決まったラミとの家族旅行。
 そこで癇癪を起こしたフィズは一人で勝手にガゼルやリプレの元から離れた。
 心配してフィズの後を追うラミ。そこへ外道が魔の手を伸ばしてきた。
 ギムレとバレン。人買いを生業とするならず者兄弟が二人に目をつけたのである。
 ローカス仕込の盗賊の技で応戦するフィズ。ラミもつたない召喚術でそれをサポートした。
 けれど数と体格と実戦経験、その他諸々の差は如何ともし難く二人はあえなく敗北した。
 そうして外道に捕らえられたフィズとラミ。連れ込まれたアジトで二人には悪夢が待っていた。
 まだ幼い少女達の夢や希望を根こそぎ奪う。陵辱という名の最悪の悪夢が。
「お願いっ!やめてぇぇええっ!あたしはどうなってもいいっ!だからラミはっ!ラミだけはぁぁっ!!」
 目の前で行われるラミへの陵辱。それを止めるように鎖に繋がれた状態でフィズは懇願する。
 だが外道は聞く耳を持たない。こうしているうちにまた一枚。ラミを包む布は剥がされていく。
 そうして生まれたままの姿にされるラミ。その幼い身体にならず者兄弟は舌なめずりする。
「ぐへへへ。こいつは上物じゃねえか。その筋の客に高く売れそうだぜ」
「その前にぐひひ。おいらたちで楽しんじゃおうよ。ねえ、兄ちゃん」
 丸裸にして行う品定め。ラミの商品価値を見定めてギムレとバレンはほくそ笑む。
 まるで天使か妖精のごとく幼く可憐な容姿のラミ。こいつはいい。
 この手の娘を好む手合いはいくらでもいる。それこそ金はいくらでも積んでくれる客が。
 それにギムレ達の嗜好にもラミは適っていた。女肉は随分とご無沙汰である。
 溜まりまくった獣欲。それを満たそうと外道二人ははまずラミに。
「嫌ぁぁぁっ!嫌ぁぁぁああっ!ラミぃぃいいいっ!」
「うっ……くすん……おねえ……ちゃん……あぁ……」
 そうして喘ぎ泣くフィズは尻目にギムレとバレンはラミを手にかける。
 後ろから押さえつけるバレン。爪垢のたまった穢い指が桜色の乳首に触れる。
 足を掴んでまたぐらを開かせるギムレ。股の間に強面を近づけてクンクンと臭いを嗅ぐ。



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