10/03/08 22:17:42 SQkGO6IG
結局その後も、最強の虫憑きとその相棒に恥じない体力を見せ、獣のように交わり続けた。
そしてその後腰が抜けて動けなくなった戌子を背負って温泉に行き
体を綺麗にし(その際にムラムラして一悶着あったが割愛)、現在に至る。
「へへ…かっこう」
隣の布団から戌子が声をかける。ちなみに同じ布団で、というのは大助に却下された。
「何だよ…ニヤニヤして…気味悪い…」
「さっき、『戌子』って呼んでくれたよね?」
「…知らねぇよ」
「照れなくてもいいのに、凄く嬉しかっ…た…よ…」
体力の限界だったのだろうそれっきり何も聞こえなくなり、代わりに静かな寝息
が聞こえ始める。
「…寝たか」
はあ、と溜め息をつき自身も寝る体勢に入る。明日起こるであろう女性陣からの
尋問の事は考えないようにして。
…全ての電子機器を目とすることが出来る少女や、ある程度の距離なら
座標で『視る』こと出来る盲目の少女の事は考えないようにして。
「おやすみ、戌子」
fin