岩井恭平 消閑の挑戦者・ムシウタエロパロ 05. at EROPARO
岩井恭平 消閑の挑戦者・ムシウタエロパロ 05. - 暇つぶし2ch185:コピペ 前スレ>>562-563氏
09/02/24 00:58:55 iBBQmfjW
「うぅ、なんでボクがこんな格好しなくてはいけないのだ」
大助の隣にはぶつぶつと文句を言っているサンタクロースの姿があった。ミニスカサンタの格好が恥ずかしいらしく、頬は若干赤みをおびている。
その手にはケーキが持たされており、なにやら売り子のようなことをしていた。
「任務だ。仕方ないだろ!俺だってこんな格好……」
大助は大助でトナカイの格好をしていた。角付きの帽子をかぶり、人当たりの良さそうな笑顔を浮かべてときおり訪れるお客にケーキを渡している。
「良いじゃないかお似合いで。それに比べてボクのはミニスカートなんだぞ。なんでこんなに恥ずかしい格好を……カッパも取り上げられたし」
「どこの世界にカッパかぶったサンタがいるっていうんだ。バカかお前」
「サンタの仕事は雪でも嵐でもやるのだ。カッパくらい来てるさ。キミこそもっとトナカイらしく地面にはいつくばりたまえー」
「うるせぇ。このバカワンコ」
「またその言い方をしたな!キミのせいでボクがどれだけ―」
「はい、そこまで!」
言い合ってる二人の間に入ったのは客として現れた若い男だった。
「土師か……」
「君たち、任務なんだからもっとちゃんと仕事をしなよ」
「すみません……」
「ふん……やってるさ」
土師という男の介入によって二人の言い合いは終わり、二人ともどこかバツの悪そうな顔をしている。
「喧嘩するのが仕事かい?まぁちゃんと警戒してくれれば僕はかまわないけどね」
「うるさい。で、なにかようか?意味もなくこんなところに来たわけじゃないだろ」
大助が尋ねると土師は、大助の格好を見たあと笑いを堪えるように答えた
「いや、君たちの様子を見に……ね。一応上司だし。それと親愛なる妹にケーキでも買ってってやろうかと思って」
「笑いに来たのか……」
「いやいや良く似合ってるよ、あさぎもね」
「え、あ、と、ありがとうございます。あんまり、嬉しくはありませんが……」
戌子は、それきり恥ずかしそうにうつむいてしまった。
「ほら、これをやるからさっさと帰れ。邪魔だ」
「分かった、邪魔者は退散するよ」
大助からケーキを受け取ると土師は店から出て行こうとした。
「あぁそれと今回僕は指揮を取ってないけど、被害を考えてほかの局員数人は交替で、君達から離れた位置で待機してるそうだ。
暴れたら駆けつけるといっていたからそれまでは二人でイチャイチャしててもバレないよ?」
「黙れ!」
怒鳴る大助から逃げるように土師は帰っていった。
「まったくあいつは何を考えてるんだ」
「ホントだよ。なんでボクがキミなんかと……」
「お前みたいなカッパ女なんてこっちから願い下げ―」
シュッ、と風を切るような音がすると戌子の足が大助の腕によって頭の横あたりで止められていた。
「カッパをバカにするなーっ!」
「そっちかよ!ていうか蹴りを入れようとするな!この猛犬!」
「ボクみたいにかよわい女戦士に大して、なんてことをっ!」
次の手を入れるために退けようとした戌子の足を大助がとっさに捕まえる。
「人の肋骨折るようなやつをかよわいとは言わねえよ!ていうか暴れるな」
戌子は大助にがっちり捕まれ、足が動かない。
「くっ、訓練じゃボクに敗けてばかりのくせに力ばかりつけて……あっ」
戌子はそこまで言いかけて気づいた。自分は今、ミニスカートをはいているということに。
「いつまでもお前にばかりいい思い―」
「離せ!離してっ!」
戌子は顔を真っ赤ににして大助の手から逃れようと暴れるがなかなか上手く離れられない。




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