篤姫でエロパロ2at EROPARO
篤姫でエロパロ2 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
09/01/12 08:02:32 XOg5lomF
   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>   ゆっくりしね!!!         <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´


3:名無しさん@ピンキー
09/01/12 21:21:49 N7NwZ7uS
>>1


4:名無しさん@ピンキー
09/01/12 22:50:16 RlMgWAga
>>1
乙華麗~

5:名無しさん@ピンキー
09/01/14 00:39:07 sevqStkN
1乙

上様があんなふうにいなくなった時期に、前スレにはほんとうに世話になった。
感謝している。

6:名無しさん@ピンキー
09/01/14 22:32:21 NXwr2tfw
ほしゅ。

7:名無しさん@ピンキー
09/01/20 21:46:43 8g1GTUSs
誰もいないようなので投下さしてもらいます。
エロなしの上様と篤姫で、最終回の脳内補完です。

エロパロ板に書くのは初めてなので、読み辛い、文章が未熟等々ご容赦願います…。



もう疾うに日が沈みきり、女中にも先に休めと伝えた。
暗い部屋の中、手元を照らす小さな明かりで、篤姫は生まれてくる曾孫の産着を縫っていた。
気の早いこと、と自分でも思うが、何かをしていないと落ち着かなかった。
ぼんやりと生きているだけでは、そのまま流されて消えていってしまいそうだ。
明治という時代の血潮のたけりを、篤姫は肌で感じていた。
新政府は、日本の夜明けと声高に叫び、西欧のものをなんでも吸収しようとしている。
それがどうにも滑稽なことに、篤姫には思えた。
だが、自分ももう五十路に手が届こうとしている。
とうに古い人間になってしまったのかもしれないと思い、特に意味もなく一人で笑った。

事実、自分と共に幕末を生きた人々は、次々と世を去ってしまった。
小松帯刀、西郷隆盛、大久保利通、静寛院宮、養父斉彬、故郷の母。
思えば、多くの人を見送ってきた人生だった。
わずか数年の結婚生活で、夫とも死別してしまった。

「もう、これ以上……か。」

以前は、つい夫の位牌に向かって弱音を吐いてしまった。
彼はどんな顔をして聞いていたのだろうか。

「ひいおばあさんにもなるのかもしれぬな。」

手元の産着を見つめ、しみじみと感慨にふける。
もはや世は徳川の世ではない。しかしそれでも、脈々と続く血が嬉しかった。
たとえ、そこに自分の血は混ざらずとも。

「ひいひいばあさんの間違いじゃぞ。」

篤姫の声ではない。聞き親しんだ声だった。
そして、もう二十五年も聞いていない声だった。


8:7
09/01/20 21:50:15 8g1GTUSs
「……」

あまりのことに、声が出なかった。そこには、夫家定の姿があった。
篤姫はそれでも、ゆったりと微笑むと、そっとその目を閉じ、眠るように首を俯けた。
漸くか、と、彼女は笑っていた。

「………上様。」

篤姫は立ち上がった。しかし今もなお彼女の体はうつむいたままで、まるで産着を縫いながら寝こけてしまっているようだった。
一歩一歩、踏みしめるように、篤姫は微笑む家定に歩み寄る。その頬には、早くも堪えきれない再会の涙が流れていた。

「お会いしとうございました。」

深々と頭を下げると、はたはたと涙が落ちる。それは落ちてすぐ、淡い光を放って消えていく。
彼女は、夫と同じく人ならぬ身になったのだ。

「………遅い!!」
「え?」

驚いて篤姫は顔をあげる。そこには、生前に見せた笑顔を称え続ける家定がいる。
それだけで、また涙が溢れた。

「二十五年も夫を待たせおって。待ちくたびれたぞ。」
「そんな。私は徳川の為に、上様の為に今まで……」
「わかっておる。……だから、お主を叱るに叱れず困っておる。」

表情を崩さないまま、家定は苦笑いをする。その様が、やはり彼なので、篤姫は笑った。

「上様らしいお言葉でございますね。」

その篤姫の笑顔。家定は、眩しそうに目を細めた。何か、苦しいものを堪えているようにも見える。
むしろ、篤姫にとっては彼が眩しいほどであったのに。

「しかしお主、随分と老けたのう!!」

苦しげなその表情を振り払うように、明るく家定は言った。

「それはもう、ひいおばあさんでございますから。」

晧歯を覗かせながら、篤姫は朗らかに笑う。その姿は、全く老いを感じさせない。
その目映さに家定は、また幽かに目を細めた。

「ひいひいばあさんの間違いじゃ。」
「左様でございましたな。」

二人して、くすくすと笑う。幼子が、成功した悪戯に笑っているようだった。

「二十五年か。日本国もすっかり変わってしまったものじゃ。端で見ていて、わしははらはらし通しじゃったぞ。」
「……申し訳ございません。」

世に、もはや徳川の栄えた跡はない。
それどころか、古き時代の形跡は名残もなく押し流されんばかりだった。篤姫は、そのことを思い目を伏せた。
しかし、家定は子供のように頬を膨らませて言った。


9:7
09/01/20 21:52:35 8g1GTUSs
「謝るならばあのように不用意に男と二人きりになったらするでない!!」
「……は?」
「なんじゃあの小松とかいう男は。本妻と側室まで持ちながらお主のところにもたびたび足を運びおってからに。」
「上様、小松殿はただの幼馴染で。」
「勝も勝じゃ。何かにつけて土産を持って現れおって。」
「あれは親切で、本寿院さまもたいそう喜んで……」
「井伊ともしょっちゅう茶を飲んでおったしな。」
「……」

ここまでくると、篤姫はだんだんおかしくなってきた。

「だいたいそちは無防備に過ぎる。落飾したとてそうそう滅多に男などと会うてはいかん!
わしが死ぬのが分かっていたならばそれをきつく言い聞かせてから逝くべきであった。」
「上様……」
「何じゃ!」

ぷりぷりと怒りながら向けた顔があまりにも愛しくて、篤姫は笑おうとしたはずなのに、涙が出ていた。

「……どうした。」

きょとんとした顔が、それもまた、嬉しすぎて、ただ嬉しいだけで、言葉にできなかった。
苦さだけが喉にこみ上げて、漏れたのは吐息だけだった。

「急に泣き出しおって。何も言わんではわからぬではないか。死んだからなんでもできるという訳ではないのじゃぞ。」
「いえ……ただ、あまりに。」
「ん?」
「上様は、嫉妬なさっておいでだったのですか?」

笑いながら涙を流し、上目遣いに篤姫は家定に恐る恐る尋ねた。

「……馬鹿を申せ!」

と、叱られるかと思った。なのに、家定は急にまじめな顔をして、言った。

「そうだ。」
「え」
「おぬしをずっと、待っておったのだ。嫉妬などと言う優しい言葉で片付くものか。」
「上様……」
「先に往ってしまおうかとも思ったがな。結局おぬしが心配で待っておったのだ。」
と、家定は篤姫の目をじっと見つめて言った。篤姫はどう返事をしたものか分からなくて、ただ頬を染めていた。
流れる涙も乾かんばかりの熱さだった。



10:7
09/01/20 21:56:10 8g1GTUSs
「長かったぞお、二十五年は。」
「……お待たせいたしました。」
「まさか、おぬしがひいひいばあさんとはな。」
「本当に。」
「二十五年か。それで、国はこれだけ変わるものなのだな。」
「……申し訳ございませんでした。」
「何がじゃ?先ほどから何を謝っておる。」
「徳川の世を、私は、守りきれませんでした。」

真摯な瞳で、篤姫は家定を見た。
何なりと処分を受けよう。そういう顔をしていた。
最早生を持つものではないと言うのに、彼女は。
家定はあきれ半分、尊敬半分で微笑んだ。

「そんなことか。」
「そんなこととは。」

抗議するような口調。いつの間にやらずいぶんと説教くさくなったなと、家定は口にせず思った。

「おぬしが何を謝る必要がある。日本国は生きておるではないか。」
「……え?」
「今日のおぬしはよく顔を変えるのう。昔のようじゃ。」

そう言う家定は欠片もかわっていない。
当たり前なのだけど篤姫はまた不意に泣きそうになる。

「日本国が、生きている」
「今日はずいぶん涙もろいな。年のせいか?」

茶化す家定と、軽くて重い彼の言葉にふっと体の力が抜けた。
そうだ。この国は、生きているのだ。生きているどころか、生まれ変わろうとしているのだ。

「おい」
「申し訳……」

自分の中に溢れ出るものを操縦し切れなくて、篤姫は言葉までも失いそうだった。

「……何を、泣く必要があるか。」

返事もできず、篤姫は、ただぽろぽろとなく。
本当に心から安心したとき、人は言葉を失うようだ。

「近う寄れ。」

手招いても、篤姫は動くこともできないようだった。その細い双肩は、ただただ震えるばかり。
仕方ない、と言うように、家定は歩み寄り、その肩を胸の内へ抱き寄せた。
とん、と、彼女の肩が預けられた瞬間、家定もまた、急な寂寥に包まれた。
彼女がどうしてこうまで泣くのか、分かった気がした。


11:7
09/01/20 21:57:56 8g1GTUSs

今までこの小さな両肩にすべてがのしかかっていたのだ。家定が死して後、大奥を切り盛りし、時には政治の表にも関わった。まして、江戸城を引き渡し、徳川の世が終わるのを見届けたのだ。将軍の妻として母として、彼女はずっと一人で戦ってきたのだ。
今更ながらに、彼女を残して逝った自分が口惜しかった。

「……すまなかった。」

自然と、肩を抱く指に力が入る。たまらなくなって、彼女の体を抱きしめた。
今こうして触れていられることの幸せを噛み締め、いつの間にか泣いている自分に家定は気づいた。

「上、様」

驚いた様子で、篤姫は夫を見上げる。

「……わしとて、寂しかったのだ。」

露骨に拗ねた声をして、家定は篤姫を抱く腕に力を込めた。

「……私もにござりまする。」

そっと、自分の両腕を夫の背に回す。
こんなにも、広くて大きなものだったのかと、久方ぶりの感触を味わった。

「もう、おいていくこともない。」
「はい。」
「待つことも、ない。」
「はい。」
「……本に、大儀であった。」
「……これからは」
「ん?」
「まことの、夫婦でございますね。」

にぱ、と笑った篤姫の顔。それはもう、奔り切って疲れ果てた彼女ではなく、家定に出会ったばかりの、弾けんばかりの若々しい彼女だった。

「往くか。」
「はい!」

これから先の道が、いったい誰の歩むものなのか。
それを思わず疑うほどに、二人の顔はまばゆく輝いていた。
しっかと互いの手を握り締め、幼子のように二人は駆け出した。
これから先常しえに途絶えることのない、分かたれることもない道を、ただまっすぐに。

一途な淀みない心のまま、思うままに、二人は初めていくことができるのだった。


12:7
09/01/20 22:00:41 8g1GTUSs

以上です。
最終回で、絶対に上様が迎えにくるに違いない!と思いながら見ていたので、
つい自分で補完してしまいました。

時代考証等々はほとんどしないで雰囲気で書いたので、間違っていたらすみません。

お粗末さまでした。

13:名無しさん@ピンキー
09/01/20 22:05:31 ptbw567B
おおおお!GJ!
リアルタイムで見れた
上様のヤキモチっぷりがいいな

14:名無し募集中。。。
09/01/21 18:28:22 tVqIVF5c
ご苦労であった

15:名無しさん@ピンキー
09/01/22 21:36:46 zNY+ixGm
GJ!
家篤夫婦いいなぁ、ほんとにいいなぁ。
離れ離れになっていた分、これからはずっと仲良く一緒にいればいい!

16:名無しさん@ピンキー
09/01/27 02:40:31 SZ/vQizo
保守

17:名無しさん@ピンキー
09/01/27 19:57:47 fOFc+vd7
GJ!
自分も上様が迎えに来てくれたらと思っていたから、本当に嬉しい。


18:名無しさん@ピンキー
09/01/31 19:01:35 OXB8OzIP
hosyu

19:名無しさん@ピンキー
09/02/02 14:22:08 G7E4Wir+
篤姫公式HP終了

20:名無しさん@ピンキー
09/02/06 22:35:10 m6EbjQj2
完全版2を待ちながら、ここの投下も待ってる。

21:名無しさん@ピンキー
09/02/10 12:42:33 872AkK8q
前スレ落ちた?

22:名無しさん@ピンキー
09/02/10 21:18:34 yfdSfi3S
>>21
落ちましたね。

23:名無しさん@ピンキー
09/02/11 22:31:11 O8/S1wMc
目から汁が・・・(つ∀;) 良作乙です。

24:名無しさん@ピンキー
09/02/17 03:45:21 WUttFbC/
>>7-12
感動した

25:名無しさん@ピンキー
09/02/17 09:53:09 omJ+wCfB
あの頃、お風呂って一緒に入らないの?

26:名無しさん@ピンキー
09/02/20 19:39:07 0tNY0I5q
保守

27:名無しさん@ピンキー
09/02/28 03:01:29 8xu5rAdQ
hosyu

28:名無しさん@ピンキー
09/03/01 02:57:12 Aimkqi7f
「男女の産み分け方」みたいな本があって斜め読みしてみたら、
男の子が欲しいときは濃厚なエチーをしろとか書いてあった。
もしあの時代に、そんなこと書いてある秘伝書みたいのがあったら…と、
なぜか13代&14代夫婦を思い浮かべてしまった。

29:名無しさん@ピンキー
09/03/08 18:22:57 Wc8RAP/A
世継ぎを生むためにも濃厚なエチーをおながいしますと上様を誘う篤姫

30:名無しさん@ピンキー
09/03/15 04:09:37 i7jr2ynL
ほしゅ

31:名無しさん@ピンキー
09/03/27 00:48:25 6PJLeJ55
>>28
いちお他国に嫁ぐ姫君向けの心得というか、そういう書のたぐいはあった様だ
「果てる時は殿方と同時か先に」とか、
「濃いお胤を頂戴するよう云々、」みたいな

32:名無し募集中。。。
09/03/29 03:45:21 HskyFvX4
なるほろ

33:名無しさん@ピンキー
09/04/05 16:19:05 P2b3fIIP
保守

34:名無しさん@ピンキー
09/04/10 13:28:56 1/k50EYq
寂しくなったね・・。
自分的に、桜島が爆発、情報がなかなか手に入らないオロオロする篤に、
そう心配するなといいつつ、優しく気遣いする将軍様ギボンです。

35:名無しさん@ピンキー
09/04/13 01:30:43 8GRqTHKD
保守

36:名無しさん@ピンキー
09/04/16 20:06:56 fWMRuh5T
さみしいのぅ

37:名無しさん@ピンキー
09/04/17 20:39:42 qQ8uoGHV
なにこれとてもモエス

38:37
09/04/17 20:42:49 qQ8uoGHV
ごめん誤爆だった

39:名無しさん@ピンキー
09/04/22 02:17:58 ++qf3vz5
職人さん来ないかなぁ

40:名無しさん@ピンキー
09/04/22 16:27:23 ICU8H/69
エロじゃなくても、この2カップルいいんだよね~

41:名無し募集中。。。
09/04/29 16:45:42 IKvC4kvf
test

42:名無しさん@ピンキー
09/05/01 21:23:45 Dz6uDBPF
test

43:名無しさん@ピンキー
09/05/05 09:00:39 CXa3/aG+
この時期だと、大奥には兜とか飾られるのかな?
上さん、それをかぶって大奥中走り回っていそうだ。
または、柏餅を自ら作って、篤と食べていたり。

44:名無しさん@ピンキー
09/05/07 17:05:47 HgkvWrr8
節分にめちゃくちゃ楽しげに豆ばらまくお姿と、
桃の節句に白酒飲んで篤姫に絡むお姿と、
七夕の短冊に無茶な願い事書くお姿まで浮かんだ。

45:名無しさん@ピンキー
09/05/09 14:33:30 8qlW1l9T
>>44
白酒を飲んだのはいいけど、篤がお酒が強くて、
上様は翌日二日酔いになってしまうんですね。

46:名無しさん@ピンキー
09/05/11 20:57:20 IqD0rHXx
もちろん篤が手厚く介抱するんですよね。
そして上様は「頭痛いから膝枕しろ」とか元気そうな顔で言うんですね分かります。

47:名無しさん@ピンキー
09/05/11 21:09:39 Dt42rkD/
そのとき、お付のものが誰もいないんですよね・・。

48:名無しさん@ピンキー
09/05/12 02:54:29 oDonJ0Dp
表の仕事サボって二人の世界。
堀田涙目ww
そして本寿院がヒステリー起こすんですね。

49:名無しさん@ピンキー
09/05/12 23:12:50 VSkXVl86
この流れ、イイヨーイイヨーw

50:名無しさん@ピンキー
09/05/15 01:51:57 U/rfFyVv
「う、上様、 本当にこれで二日酔いが楽に……?」
「苦しゅうないぞ、まこと良い心地じゃ」
「は、はぁ…それなら良うございますが…」

膝枕もいいけど抱き枕も良いよねと思う今日この頃。

「ん? 何を赤くなっておるのじゃ御台」

51:名無しさん@ピンキー
09/05/24 14:36:37 LcFrY58u
お篤と上様が出会ったのはちょうど去年の今頃くらいか??

時が経つのは早いものよのう…

52:名無しさん@ピンキー
09/05/25 01:08:17 jleluac5
早いねぇ…しかし一年前は、まさかあんな神展開が待ち受けているとは思わなかった。
そしてこの板にスレが立つとも思ってなかったww

53:名無しさん@ピンキー
09/06/16 01:00:12 KUn8m9b0
過疎あげ

54:名無しさん@ピンキー
09/06/16 22:09:20 4KLLG1UX
27話の予告が上がった瞬間祭り状態だったんじゃない?ここ


55:名無しさん@ピンキー
09/06/22 21:20:18 btKB0a0H
ふぅ

56:名無しさん@ピンキー
09/06/23 02:29:20 HmUcJ9KZ
職人は来ぬかのぅ…

57:名無しさん@ピンキー
09/07/03 10:43:31 yQpe30fP
上様、しばしお待ちを。

58:名無しさん@ピンキー
09/07/04 02:28:58 inTzPhzy
投下予告キタ――(・∀・)――!!

59:名無し募集中。。。
09/07/12 21:51:39 psZkFUxh
ところでめおとのねずみの話の続きはどんな内容なんだろ?
御台がすぐに寝てしまったので続きを知りたくて悶々とする上様に一票

60:名無しさん@ピンキー
09/07/13 02:21:55 ol+WWyxA
いつも思うのだが、隣であんな可愛い奥さんが眠ってたら
普通は悶々とするだろう常考と上様を小一時間ry

61:名無しさん@ピンキー
09/07/20 12:00:00 0p38VUq5
age

62:名無しさん@ピンキー
09/08/02 21:23:58 rQUAEafN
   +
+  ∧_∧ +
 +(0゚・∀・)  SPハンチョー
  (0゚つと) + wktk
+ と_)_)

63:名無しさん@ピンキー
09/08/02 21:24:29 rQUAEafN
>>62
ごめんなさい…
誤爆しますた

64:名無し募集中。。。
09/08/07 19:14:04 6gSCPWmi
剣岳のあおいたんがやたらかわいい件
篤姫に出たせいか着物姿が結構ハマッてた
ついでに歌まで歌ってたw

65:家篤1
09/08/16 03:48:05 mHF3feIN
過疎ってて悲しいので投下。
設定的に夜這いだけどエロなし。スマソ。

―――

明かりが射したような気配がして、篤姫は不意に目を覚ました。
「あ、」
すぐ傍から聞こえる衣擦れの音と優しい気配に、思わず跳ね起きる。
静まり返った未明の自室に目を凝らすと、じきに闇に目が慣れて、見慣れた人影があらわになった。
「上、様!?」
「なんじゃあ、もう気付かれてしもうた」
つまらぬのう、と漏らす声は、反して随分と楽しげだ。
「ああ、びっくり致しました」
驚きを込めてこぼす篤姫に、家定はシッと指を口に当てて辺りを伺う。
「大きな声を出すな、気付かれてしまうではないか」
「も、申し訳ございません」
注意されて咄嗟に謝ってはみたものの、そもそも家定に脅かされたようなもので、篤姫は小首を傾げた。
不服そうな表情に気付いて、家定が忍び笑いを漏らす。
「せっかく寝顔を見ておったのに」
「そんな、おやめください。恥ずかしゅうございます」
「久し振りなのだ、良いではないか」
頬を膨らませた篤姫の怒り顔も、愉快そうに笑う家定には全く効き目がないようだ。
「そちがなかなか会いに来ぬゆえ、また儂が来てやったのじゃ」
冗談めかした言葉に、どこまで本気なのか測りかねてしまいそうになる。
「二度とあのようなことはしてはならないと、随分と幾島や滝山に叱られたのです。それに、」
「『上様はご公務に忙殺されております』」
篤姫の言葉を引き取って、家定は眉を下げて頷く妻に呆れ顔を向ける。
「―昼間は何かと邪魔立てされるからな。皆が寝静まった頃なら幾らか良かろう?」
「ですが、こんな夜更けに…お体は」
家定を案じるあまり、なかなか寝付けぬ日々を過ごしていたのだ。
思えばいまも、漸く眠りに落ちかけたところであった。
「御匙からは、上様はお忙しいと聞かされるばかりで…もしやお加減でもと」
「加減なら悪いに決まっておろう。寄越す薬などちっとも効かぬし、そちは待てど暮らせど一向に来ぬし」

66:家篤2
09/08/16 03:49:04 mHF3feIN
待ってなど居れぬわ。
さも不満そうにこぼした家定は、懐に手をやると、小さな懐紙の包みを取り出した。
包みを開けると、中から白い碁石がころりと顔を出す。
「こんなものを寄越して」
「あ…」
「ますます会いたくなるではないか」
くしゃりとした笑顔を向けられて、篤姫は目を潤ませて思わず口元に手をやった。
嬉しさと切なさが一緒になって押し寄せてきて、うまく言葉が出てこない。
胸元に手をやると、篤姫もまた小さく畳まれた懐紙を取り出した。
「わたくしも、お会いしとうございました…!」
零れそうになる涙を堪えて、黒の碁石を片目に見立て、満面の笑顔を家定に向ける。
「随分と心配をさせたようじゃな」
「上様を案じるのは、妻として…」
妻の得意げな心得顔に、家定は小さく吹きだして水を差す。
「会いたいと夢でも泣くほどだ、まったく妻の鑑じゃな」
「そ、そんな泣いてなど…っ」
両手で頬を覆って慌てて否定する篤姫だが、意地悪な夫は見たぞ見たぞと囃し立てる。
「こんな淋しがりの御台では、先が思いやられるのう」
「上様も淋しがりではございませんか。こんな無茶をなさるくらい」
恥ずかしさに任せて、可愛げなく言い返してやる。
「……たまにはお顔を見せてくださりませ」
家定の膝にそっと手を乗せて、思わず我侭を口にした。
「そうしたら、わたくしも泣かずに済みますのに」
「…そうじゃな」
困り顔ひとつ見せず、家定は篤姫の手をとって頷いた。
「儂もそちの顔が見えぬと心配じゃ」
「わたくしが?」
「また泣いておるのではないかと、な」
「まるで私が、赤子のようではありませんか」
嬉しさに思わず笑みを浮かべていた篤姫は、またからかわれて再び頬を膨らませた。
「…泣いてしまうのは、上様の所為にございますのに」
「儂の所為じゃと?」
「もう、知りません」
恥ずかしげにぷいと顔を背ける篤姫の頬に手を添えて、こちらを向かせる。
「逸らすな。……儂はな、御台」


「そちの笑った顔が好きなのじゃ」

67:家篤3
09/08/16 03:50:25 mHF3feIN
「許せ。また暫く、そちの顔が見られぬようになる」
「―しばらく?」
そうじゃ、此度よりも長くなるかも知れぬ。
「寂しゅう、ございます」
案ずるな、
「儂らは夫婦、一心同体だ。そうであろう?」
幼子に言い聞かせるように、篤姫の両の目を覗き込む。
にこりと笑んで頷いて、篤姫はくすぐったそうに目を細めた。
「いつでも一緒」
「ああ」
白と黒の石を握った手が、それぞれ互いの背に回る。
篤姫の背に回された両の手は、確かめるように体をなぞると、やがて堪えかねたように小さな体を掻き抱いた。
驚きのあまり声が漏れそうになるのを何とか堪えたものの、あまりの力強さにやがて微かに身じろぎをした。
「う、上様? すこし苦しゅうございます」
「ああ、済まぬ」
「いえ、…あの」
すぐに腕を緩めた家定の思いつめたような切ない表情に、篤姫の胸がどきりと疼いた。
よく晴れた空の彼方に暗雲を見つけたような不安感に、咄嗟に家定に縋りつく。
「ん、どうした」
「やっぱり、苦しいのが良うございます」
「何じゃと?」
ならばこちらからとばかりに、家定の背にきつく腕を回すと、ぎゅうとその身をくっつける。
妻の突然のおかしな素振りに目を瞬かせた家定は、そのままくっくと笑い声を漏らした。
「まったく面白い女子よのう、そちは」
「今宵はこのまま―」
囁くような声で請う篤姫の眼差しに、家定は愛おしげに微笑を浮かべると、華奢な体を再び抱き締めた。
願いどおりに抱く腕をいくらか強くして、篤姫の温かさを全身で味わう。

68:家篤3
09/08/16 03:51:21 mHF3feIN
「次のお渡りの時には、また五つ並べをしてくださりませ」
「ああ、そうじゃのう」
床に二つの体をゆっくりと身を沈ませながら、家定が答える。
「次こそは負けぬぞ、覚えておけ」
「ふふ、楽しみにしております」
二つの碁石を包むように手を握って、互いの指がしっとりと絡まる。
息が掛かるほどに頬を寄せ、面映さを浮かべて微笑みあう。
「それから、たくさんお話もしとうございます」
「今はしなくて良いのか?」
「いまは…いまはただ、こうしていとうございます…」
そう言うと、篤姫はぴたりと身を寄せて、家定の胸元に頬を埋めた。
幼子をあやすように家定にとんとんと背を叩かれて、その心地よさに自然と篤姫の瞼が重くなる。
「ん…、だめ…まだ起きて…」
言葉と気持ちに反して、その声は睡魔に抗えず尻すぼみになる。
「構わぬ、休むが良い」
「でも…」
「朝までずっとこうしておる」
傍に居るから安心せよ。
「…うれしい…」
篤姫はひとつ大きく瞬きをしてから、安堵したように笑みを浮かべて瞳を閉じた。
やがてすやすやと寝息をたて始めた篤姫の背を、家定はいつまでもさすり続けていた。
上様と呟く穏やかな寝顔を、しっかりと目に焼き付ける。
「いつでも、そちを想うておるぞ…」


目を覚ました篤姫が跳ね起きたときには、もうすでに家定の姿はそこになかった。
朝の光が差し込む自室をぼんやりと眺めていると、まるで昨夜の逢瀬がよく出来た夢のような気がしてくる。
奥泊まりの触れもないのに、錠の閉まった奥にどうやって忍び込んで、どうやって戻っていったのか。
思えば妙だが、家定のことだ、何か"抜け道"でも拵えているのかもしれない。
「もう、上様…」
手のひらの黒い碁石を見詰めながら、篤姫はにっこりと微笑んだ。
「瀧山や幾島に見つかっても知りませんよ」
微かに鳥のさえずりが聞こえるばかりの大奥に、表のさざめきはまだ届かない。

69:名無しさん@ピンキー
09/08/16 03:59:32 mHF3feIN

――
久し振りの投下でテンパってナンバー間違った…orz

明るくない話ですまん。
だが一目も会えずに別れたなんて、一年経っても耐え難かったのでかっとなって書いた。

70:名無しさん@ピンキー
09/08/17 17:07:21 6EMTCyam
GJです。2人のお互いを思いやるところがよかったです。

71:名無しさん@ピンキー
09/08/17 21:11:55 dbh8/PYy
>>69
ほっこりしました
超GJ!

72:名無しさん@ピンキー
09/08/20 05:33:10 gNmwMyii
>>69
GJ!投下があって本当に嬉しい。
わかるよ。自分もかつて、2度目に「表」に参上する篤、を書いたもの。

73:名無しさん@ピンキー
09/08/22 17:30:57 ELR6ZcaZ
家茂と和宮もだれかお願いします。
公武合体オンエアはもう一年前になるんだな、

74:名無しさん@ピンキー
09/08/28 03:16:00 tC7pY2Ex
一年前の今頃は家定公はお亡くなりになってたかな。はぁ
時が経つのははやーい

75:名無しさん@そうだ選挙に行こう
09/08/30 04:57:52 6hYKVcjq
保守

76:名無しさん@ピンキー
09/09/15 00:01:00 /rHlmzSm
職人降臨を待ちながら保守


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