09/05/27 18:24:20 ZNRExGBC
「全く」
ルビーは今日何度目かになるため息をついた。
秘密基地に戻り、カーテンの奥に入る。甘いサファイアの香り。
途中から気付いた。あまりにも色を見せられ一歩引いた。理性を保つために。
「……」
身体に服が張り付いているかのようだった。
赤い顔に火照った体。胸の飾りは主張して服の上からでも明らかな形を見せていた。
そして押さえられたスパッツのそこは外から見える位の染みを作っていた。
サファイアは気付いていたのだろうか、他人からみた自分の姿に。
あのエロい突起にはもっと自覚を持ってもらいたくてブラジャーの話をした。
自分が見るのはかまわないが、他人が見るのは耐えられない。
「染みは…繕ってる間に乾いたからいいけど。なんで今日はショーツ着てなかったんだろう」
その場に座って濡れている部分に触れる。
「…すごい染み」
切ない吐息に漏れる喘ぎ声。リズムよく、くちゅくちゅと音がしていた。
ルビーは染みに触れせいで湿った指を、舌で舐める。
「イった時の声は最高だったな…」
自分のそれは一歩引いた時からすでに硬かった。現在進行形で。
「もう少し…ね」
まずは告白して、両思いになって、キスして、それらから。
形式ばった自分に思わず自嘲する。
大切にしたい、と思う。
ルビーはにやりと笑うと、今日のことを忘れないうちにと自らのものを諌めはじめた。
「ま、この状態も楽しいからいいんだけどね」
おわり