コードギアス 反逆のルルーシュ エロstage13at EROPARO
コードギアス 反逆のルルーシュ エロstage13 - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
09/01/16 22:59:02 gdSBpuSY
ん?なんかくせえな
ミルクまだ粘着してんのか

101:名無しさん@ピンキー
09/01/16 23:02:02 GlZ/gpHU

自分が読みたいなら書いてみるのおすすめ
誰もプロじゃないんだから
欲しいものが無ければ書けばいい

102:名無しさん@ピンキー
09/01/16 23:28:23 NOK6XTLk
ルルナナだルルCCだ騒いでる奴は糞
ここはろくな作品がないな

103:名無しさん@ピンキー
09/01/16 23:34:57 P853MpLI
うぜぇ

104:名無しさん@ピンキー
09/01/17 00:08:11 cP4j0q5M
>>87GJ!!
何気なく甘いな~ニヤニヤする
咲世子かわいいよ咲世子

105:名無しさん@ピンキー
09/01/17 00:18:11 5bpra/vE
>>87
ジェレ咲世大好きな俺にとって、
ラスト一行に込められた甘さは致死量だった。
GJ!

106:名無しさん@ピンキー
09/01/17 00:18:52 YuiMw1Om
>>91
甘いの?それとも牽制のために誘惑とかそういう感じ?

107:名無しさん@ピンキー
09/01/17 00:22:30 0533ShRf
なあ、前スレ埋まってないけど埋めたほうがいいよな?

108:名無しさん@ピンキー
09/01/17 00:24:24 0533ShRf
すまん、誤爆した。

109:名無しさん@ピンキー
09/01/17 00:27:26 fSn9zFpV
>>87
サセコなんてマイナーなキャラいらないから

110:名無しさん@ピンキー
09/01/17 01:02:02 23fEm9qK
お前の方がいらない

111:名無しさん@ピンキー
09/01/17 01:10:22 y4BZfNbH
>>109
きもいアンチ消えろ
人の作品にケチつけんな

112:名無しさん@ピンキー
09/01/17 02:23:20 7rjMXUnX
10日ぶりくらいに久々に来たら新スレに…
前スレラストを見られなかったので、
保管庫管理人さんご多忙とは思いますが
そのうち保管をよろしくお願いします、お待ちしてます

113:名無しさん@ピンキー
09/01/17 02:24:59 3halghbp
ルルC厨がルルナナ叩いてる証拠。
メインヒロインをナナリーに取られたから嫉妬で叩きまくってる様子
ルルナナアンチ発言する奴らは皆ルルC厨なので徹底的に罵倒もしくは徹底的にルルナナ話を続ければ出ていくだろう


994 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/01/16(金) 19:57:25 ID:S5qIJ+QR
るるしーにゃんにゃん

同一人物

653 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/01/16(金) 20:40:09 ID:S5qIJ+QR
>>652
あれもう酷すぎないか?
「〇×はいらない!ルルナナ続き続き!」
「ルルナナが素晴らしすぎるから他の職人が妬んでる!」とか本当に最低
しかも投下時間被っただけで嫌味言ったり引くわ←←←←←←←
自分はもう「ナナ」をNGワードにぶっこんだ
吐き気がする
↑多分こいつがあのルルーシュ復活とやらの糞設定の作者なんだろうな
嫉妬丸出し


835 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/01/13(火) 00:13:46 ID:AT+1yxkL
ルルC可愛すぎるよおおおおおおおおおおおお

実際バレンタインデーどうするんだろうこのツンツンバカップルは

同一人物

626 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/01/13(火) 12:29:00 ID:AT+1yxkL
エロパロスレのナナ厨なんとかならんのか
平気で他人の作品叩いてルルナナ要求とかわがまますぎる
あいつら本当に二十歳以上か?


628 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/01/13(火) 19:20:39 ID:xb0f32W8
>>626
本当ひどい。死ねばいいのに

同一人物

841 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/01/13(火) 19:26:51 ID:xb0f32W8
遅くなったけどAA超萌えキュンした
GJ

114:名無しさん@ピンキー
09/01/17 02:30:06 YuiMw1Om
どこのスレだか知らんがピンク板の話題は出さないほうがいいのではないかとは思う。
でもそんなの持ってこられても自演くさいと言わざるをえんし、ここでやらないでほしい。
そして特定カプを追い出そうとするアンチは皆キモい。そんなのやる暇があるなら自分の好きな話でも書いて投下しろよ。

115:名無しさん@ピンキー
09/01/17 02:35:14 LN91Q1ba
>>113
カプ厨って本当に痛いな……

116:名無しさん@ピンキー
09/01/17 02:59:25 B2U9Uuar
>>113
そいつもいたいけど、わざわざ引っ張り出してくるお前もいたい
ああ、自演か

117:名無しさん@ピンキー
09/01/17 03:03:40 3halghbp
キ〇ガイの真似なんか無理だし

118:名無しさん@ピンキー
09/01/17 07:42:10 LPBLsyhS
みるくの自演も手が混んできたなぁ
ルルCとルルナナ対立させようとしてんのあからさますぎ
上でさりげなくユフィ叩いてるしわかりやす

119:名無しさん@ピンキー
09/01/17 08:23:31 vxkMbNz1
>>114
だな

つーかここでカプに関して愚痴ってたり作品やキャラや作者を叩いてる奴は皆痛い
証拠だの何だの引っ張り出して煽ってるのは論外
読みたくないものがありゃ読まなきゃいいだけの話だろ
最低限のマナーすら守れない奴は口を閉じて耳を塞いで目も閉じて
一言も書き込まず黙って見てればいい
それさえ耐えられないんだったらこのスレ見るな

120:名無しさん@ピンキー
09/01/17 08:24:50 3halghbp
とにかく人の投下の邪魔して余韻をぶち壊したルルC厨は二度と投下しないでほしい
過疎ってたのにわざわざ同時刻に投下したのからして妬んでんのバレバレなんだからな
内容も文章力ないし深みもなくて(´_ゝ`)レベルだったし
空気読めない奴は迷惑なだけなんだよ

↓はい次

121:名無しさん@ピンキー
09/01/17 08:41:08 cwqNYjG5
↑はい死ね

122:名無しさん@ピンキー
09/01/17 09:55:24 KSXznvLq
じゃ、大体前の投下されてからなんレス経てたら投下していいわけ?
こういう方面で文句ばかりだったら、決まりでも作ったらいいやん

「前投下から5レス経たら投下してもいい」みたいな(数字は適当)



123:名無しさん@ピンキー
09/01/17 10:02:19 NfxjE1i6
前の人、投下時間空気読まずごめんなさいて謝ってたじゃん。いつまで責めるのよ?
それに被ったと言っても、8時間くらいは空いてなかったか?
ちゃんと完結してくれたし感謝してるよ。
でもあの人はもう二度と投下しないだろうな。

124:名無しさん@ピンキー
09/01/17 13:57:16 p3bEKMKZ
>>120
おまえの方が空気壊してるし、ルルナナ叩いてる奴をみるくだみるくだ言ってる奴も十分うざい

125:名無しさん@ピンキー
09/01/17 14:29:59 FpEqfMRr
これで前スレも見られるよ
URLリンク(www.geocities.jp)

いろいろNGワードにぶっこんだらスッキリした

126:名無しさん@ピンキー
09/01/17 14:35:37 MaF223+n
お前らそんなことよりCCの可愛さについて語りあおうぜ

127:名無しさん@ピンキー
09/01/17 15:33:37 Bb4X2sWY
>>114
同じピンクでの話題だけどね


128:名無しさん@ピンキー
09/01/17 15:37:58 Etgm+QV5
ルルCCもルルナナもこれじゃあ投稿できないな
ミルクの思う壺
つかこのののしりあいもみるくの自演?
なんか不自然すぎるよね・・
本当に純粋に作品待ってるものとしてははた迷惑
いっそこのスレ無くした方がいいんじゃない

129:名無しさん@ピンキー
09/01/17 15:44:10 8OhY5c8T
これCC厨とナナ厨を装ってるけど他のキャラ厨の仕業じゃないの
自分の好きなキャラがこないからイライラしてんだろ
CC援護もナナ援護の奴も書込みがワザとらしい


130:名無しさん@ピンキー
09/01/17 15:52:59 FtpFU7ZV
どっちのキャラの信者でもなさそうだもんね
ケンカさせるというか荒らしますよ的な書込みだし
援護の方も荒らしっぽい援護

131:名無しさん@ピンキー
09/01/17 16:14:15 f/RNpjMM
今までの書込みは荒らしの自演てことできっぱりわすれてここから新しくはじめましょうや

ここより前のレスに対してはもう反応しない
他キャラ、他作品を貶すような発言は禁止

以上

132:名無しさん@ピンキー
09/01/17 16:40:00 MaF223+n
だな。
とにかく、荒らしはスルーの方向でまったり行きましょうや。

133:名無しさん@ピンキー
09/01/17 17:03:42 4vKl9TBX
以前荒れたのはカレン信者でしかも書き手だった気がする。感想が気に入らんからと

…ともかく、空気については完全入れ替えもしてほしくないのが本音かな。
前スレ後半で盛り上がってたネタとか勿体ないよ

134:名無しさん@ピンキー
09/01/17 17:06:16 YuiMw1Om
ラクシャータが千葉に藤堂を誘惑させるために技術を伝授する話とか読みたいかも

135:名無しさん@ピンキー
09/01/17 17:13:34 f/RNpjMM
>>133
盛り上がってたネタは新たに提案する形でよろ
とりあえず心機一転でたのむ


136:名無しさん@ピンキー
09/01/17 17:47:38 RJECMoju
>>134

ラ「どうしたんだぁい?そんな様子じゃ男一人まともに落とせないよ」
千「で、でもそんな事言われたって…!」
ラ「ウブで可愛いねぇ。じゃあ、今日は徹底的に教え込んであげるよ」
千「は、はい…」
ラ「ハハハ、恥かしがっていた割にはやけに素直じゃないか」

とかね
吉原炎上で名取裕子と二宮さよ子が繰り広げたくらいの濃厚なエロシーンが期待できそうだね




エロはないんですが、ルルナナでちょこっと書いてしまって
でも今投下するのは雰囲気的によくないっぽいですね
また時期見直して出直します

137:名無しさん@ピンキー
09/01/17 17:55:31 BnoQpdld
>>133
前スレ後半で盛り上がってた話題か…
纏めてみると結構あるんだな

アリス×ナナリー・・・案が幾つか(箇条書きでエロパートとか虐められたナナリーを助けた後慰めるetc)
マオ(悪夢)×ナナリー・・・陵辱した後、ネモゲットだぜって所でゼロさん乱入
神楽耶×天子
C.C.(+南?)×神楽耶・・・C.C.が指揮をとり神楽耶が民主主義
ミレイ×シャーリー・・・体型ネタ
C.C.×カレン×神楽耶・・・胸が大きい事をいじられるカレンとか
マオ(本編)×ナナリー・・・陵辱
悪夢ゼロ攻め(相手やゼロの扱いで難航)
アーニャ×ナナリー・・・やるとしたら本国にいる時or独自設定で最終話後?
ラクシャータ×ニーナ
ラクシャータ×セシル
ラクシャータ×カレン
ロイドさんorラクシャータさんお医者さんプレイ
カレン攻め・・・捕まっても「弾けろブリタニァアア!」ってゴッドハンド手コキでブリ兵をやっつけたりとか
触った奴の心を読める事を利用して、ナナリーにやらしい思考の嵐を送り込む
シュナイゼル×ナナリー・・・シュナイゼルに性別どころか種族にも執着が無いのがネックか?
ジェレミア×咲世子・・・SE6巻ネタとか。あとSSも
男連中のサイズ
スザク×C.C.(エロの直接描写無しのSS)

>>136
俺としては作品の投下はどんと来いって所だけど、他の人はどうなんだろうか?

138:名無しさん@ピンキー
09/01/17 18:12:19 MaF223+n
>>136
俺もどーんと来いって思ってるよ。
嵐のことは気にせず、投下してくださいな。


139:名無しさん@ピンキー
09/01/17 18:30:36 f/RNpjMM
>>136
どんと投稿してくださいな
みんな喜ぶと思います

140:名無しさん@ピンキー
09/01/17 19:44:05 ZeYTtpyW
>>136
一人が投稿すれば他の奴も投稿しやすくなると思うのでがんばってくれ

>>131以前のことは無かったことになってるから大丈夫ww

141:名無しさん@ピンキー
09/01/17 19:54:05 rvM10pdw
ルルナナもルルCも好きだから投下してくれると嬉しいよ

142:名無しさん@ピンキー
09/01/17 20:01:24 YuiMw1Om
>>136
いいねえいいねえ。ラクシャータさんは最強っぽくてすき。そして百合が似合う
どんどん投下していいと思うよ

143:◇RJECMoju
09/01/17 21:35:37 tIrRf0YH
こ、これは投下していい流れ、か
お言葉に甘えて投下させてもらいます
エロはないです、短いです
今レポートが一杯でアレなんですが
終ったらロリ四人衆のキャッキャッウフフな文書きます(多分)
じゃあ↓から

144:◇RJECMoju
09/01/17 21:39:09 tIrRf0YH
あ、ルルナナです
苦手な人は回避でよろしくお願いします。
設定は一期の時です

145:◇RJECMoju
09/01/17 21:40:04 tIrRf0YH
眠っていた最中だというのに不意に目が覚めてしまった。
目が覚めた、とは言っても目の見えないナナリーにとっては目が覚めても暗闇、という事実は変わらないのだが。
今日は特に寝苦しい夜というわけでもないというのに、一体どうしたというのだろう。
ナナリーはそっと上半身を起こした。
部屋にいつもとは違う僅かな違和感を感じる。
ああ、そうか、今この部屋にいるのは私だけではないのだ。
今、彼女の隣では兄のルルーシュが静かに寝息をたてている。
いつもはそれぞれの部屋、別々に眠っている兄が、今日は自分の隣にいる。
それはどういう事なのかというと。
肌寒い。
ナナリーは少しだけ震えながら自分の肩を抱いた。
その時になってようやく気付いたのだが、服を着ていない。
かけられていた布団がやけに暖かかったせいだろう。
肌に身につけていないのは寝巻きだけではない。
下着も同様だった。
気のせいか体が少し重いような気がする。
それに、股下が妙に痛い。
そこで彼女はあ、と気付くのだった。
「私、お兄様と」
そうだ、私は。
眠ってしまう前の出来事を少しだけ思い返してみる。
兄の、優しく撫でて来るいつも物とは違う、強く自分を攻め立て求めてくる手、荒い息遣い、熱い、体温。
そんな兄の体の下で、自分はなすがままになっていた。
それは、ナナリーにとってとても恐ろしい出来事で、思いもよらない事で。
いや、この言い方には語弊がある。
それどころか、それは表向きに装飾された言葉で、実際に彼女が思っていた事とは違うような気がする。
「おにい、さま」
ナナリーは小さくルルーシュを呼ぶと、手を伸ばしてその髪をそっと撫でた。
ほら、昨夜あんな事をされたというのに、自分はこんなにも穏やかな気持ちで兄の髪の毛を撫でているじゃないか。
やり方は強引だったとはいえ、自分はそこまで嫌だと感じていなかったのではないのだろうか。
むしろ、嬉しかったのでは。
ここ最近様子のおかしかった兄。
ずっと何かを抱え込んでいるような、そう、隠し事をしているような。
自分に接している時は完璧なほどまでに装っているつもりだったのだろうが、兄のそんな態度を見過ごせる程、ナナリーは鈍感ではなかった。
むしろ、兄の事に関しては鋭い方だと自分でも自負出来る。
そんな、変わってしまった兄の事情が、心情が知りたかった。
彼の抱え込んでいる物を、私が。
でもどうすればいいのかもわからずに、今日まで来たわけなのだけれど。
あの時の兄は、何もかもから解放されていたようで、苦しくなかった。
何物にも囚われることなく、どんな苦しみからも解放された、そんな兄の姿が嬉しかったのは、事実なのだから。


だからね、この先どんな事になろうと、どんな事をされようと。


私は構わないのですよ、お兄様。


愛する兄が自分の前だけでは全てから解放され、自分を愛してくれるのなら、それでよかった。
不意に強烈な眠気が襲ってくる。
小さなあくびをすると、ナナリーは糸が切れたようにベッドに再び横になり、眠りについた。
まだ深夜二時を回ったという所か。

146:名無しさん@ピンキー
09/01/17 22:14:39 3halghbp
続きは?早く!気になる!

147:名無しさん@ピンキー
09/01/17 23:23:27 3halghbp
どうしたんですか?早くしてください

148:名無しさん@ピンキー
09/01/17 23:24:12 5M2e8ErA
>>145
勇気を出して投稿ありがとう
GJです


149:名無しさん@ピンキー
09/01/17 23:26:11 7U7XyQhd
>>145
ナナリー可愛いなあ
続き楽しみにしています、GJ!

150:名無しさん@ピンキー
09/01/17 23:34:17 WtjJk+8T
>>145
事後いいっすね

>>146>>147
続きそうだけどこれで終わりも有りじゃない?

これを機に職人さんがどんどん投稿してくれるといいね

151:名無しさん@ピンキー
09/01/17 23:52:40 wAFlj7Rw
>>143
GJ
レポートがんばって、その後の幼女4人衆もおねがいします

152:名無しさん@ピンキー
09/01/18 00:36:42 e30uGglq
>>145
GJ!
この兄妹の微妙な関係が上手く、簡潔に表現されていて良かったです。

ロリ4人も楽しみにしてます。

153:名無しさん@ピンキー
09/01/18 06:23:59 Mtqc75sX
久々来たが、ジェレ咲世萌えた

154:名無しさん@ピンキー
09/01/18 07:32:48 o8y9t3LR
>>143氏GJ!
これで終わるのかまだまだ続くのか判りませんが、簡潔に表現されていながらも
深く読める辺りが自分も見習いたいなと思いました

お次はロリ四人衆のキャッキャウフフな文との事ですが、
あまりご無理をなさらず、ご自分のペースでレポート共々頑張って下さい

155:名無しさん@ピンキー
09/01/18 09:37:59 qjfNqxjy
みんなどうして鳥に突っ込まないんだ?

156:名無しさん@ピンキー
09/01/18 17:10:35 uJOabnuw
なりすまし防止やもしもNGにしてもらう場合、そのために有効だよ。
初心者スレとかだと推奨もしてるし。
ここじゃああまりつける職人さんいなかったようだけど。
いーじゃんいーじゃん!
>>145 GJ! 続きwktkしてます。
今日はここまで、って1行いれてもらえると、スッキリするんだZE!

157:名無しさん@ピンキー
09/01/18 17:26:34 CEOiULzb
トリが普通の方法じゃなくコピペか入力でやられてるからおかしいって話じゃないのか

158:名無しさん@ピンキー
09/01/18 17:45:05 MCJ3ubxq
>>155
正しい鳥の付け方を知らない初心者さんなんだと思ってスルーした
次に投下してくれた時も同様だったら言えばいいやと思ってた

159:U1+PWbsT ◆6mRG1l0a1U
09/01/18 17:48:22 /vcz9t1L
すみません、こうかな
そういうやり方があるなんて知らなかったもので
次からは気をつけます

160:名無しさん@ピンキー
09/01/18 21:22:46 5FKxNif2
初心者みたいなので仕方ないです
こんな状態に投稿してくれただけでもうれしいですよ
次回作も期待しています

161:名無しさん@ピンキー
09/01/18 22:00:03 MCJ3ubxq
>>159
ここはトリ必須な訳じゃないし、そんなに気にしなくてOKだと思うよ
私生活が落ち着いて、気が向いたら、また投下しにきてくれると嬉しいです

162:名無しさん@ピンキー
09/01/18 23:29:28 6etgCMcN
誰でも失敗はあるさね
幼女祭り期待してます

163:名無しさん@ピンキー
09/01/19 02:31:19 7mJ/iBnS
たまにはカレンのこと思い出してあげてください(T_T)

164:名無しさん@ピンキー
09/01/19 06:47:15 GdMhrmzi
裏切り者の末路はそんなモンだ

165:名無しさん@ピンキー
09/01/19 18:43:47 pCldeNmF
>>159
いえいえ、お気になさらず。
私生活が落ち着いて、余裕が出来たらまた投下してくれると嬉しいです。
次回作のロリ四人のキャッキャウフフも期待しています!

166:名無しさん@ピンキー
09/01/19 19:17:01 UMSotZQk
>>143
ロリっ子祭りの夢が実現しそうなのでうれしい

167:名無しさん@ピンキー
09/01/20 03:06:17 0zPaOyvr
なぜこんなに一気にカレンの人気が落ちたのか……

168:名無しさん@ピンキー
09/01/20 04:16:12 o8U0sO9g
人気が落ちたんじゃなくてありがち過ぎて逆に書きにくいんじゃ?
「自分が書かなくても誰かが…」て感じで


169:名無しさん@ピンキー
09/01/20 05:39:22 HhMaHAWZ
カレンといえば、23-24話あたりはルルーシュをかっさらって監禁し、逆レイプでもしでかしそうなオーラを纏っているな。もう少しで当社比「世界一漢なヤンデレ」を呈進するとこうだった。これだけに今でもスザクに撃落されたのが残念にならない。

彼女自身恋愛において受け身な所もあるけど、綜合的攻撃的であった方ガ輝いて見える。

170:名無しさん@ピンキー
09/01/20 05:41:50 HhMaHAWZ
カレンといえば、23-24話あたりはルルーシュをかっさらって監禁し、逆レイプでもしでかしそうなオーラを纏っているな。もう少しで当社比「世界一漢なヤンデレ」を呈進するとこうだった。これだけに今でもスザクに撃落されたのが残念にならない。

彼女自身恋愛において受け身な所もあるけど、綜合的攻撃的であった方ガ輝いて見える。

171:名無しさん@ピンキー
09/01/20 10:10:34 RhRh6+MI
R2だとすれ違いが多すぎるからな>カレン
最後にまともに会話したのは中華前の蓬莱島という

せめてルルタニアラウンズにでもなってたらネタはたくさんあったのに

172:名無しさん@ピンキー
09/01/20 11:04:02 MtdguvJ9
そしたら確実にあだ名は「ルルーシュの犬」になってただろうねw

173:名無しさん@ピンキー
09/01/20 11:08:07 aSW+nSVq
確かにカレンにつけるなら
ネコミミではなくイヌミミだよなあw
しかも垂れてるやつwww

174:名無しさん@ピンキー
09/01/20 11:10:53 rWAX9Mgh
玉城×記憶喪失CCが見たいな

175:名無しさん@ピンキー
09/01/20 11:56:00 0zPaOyvr
カレンラウンズ展開見てみたかった……そうなるとKMF戦においてルルタニア側に第9世代が集まって大変なことになるか

176:名無しさん@ピンキー
09/01/20 11:59:54 MtdguvJ9
シンクーの負担がエラいことになるぞソレ。
あとアーニャしか頼りにならん
(奇跡の人とジノは頼りにならない)

177:名無しさん@ピンキー
09/01/20 12:13:14 IvA3vf7D
シャルマリCCの三人が見たい

178:名無しさん@ピンキー
09/01/20 13:20:10 RhRh6+MI
パンダ「お近づきのしるしにエナジーウィングを差し上げます(これで兵隊になるなら安い)」
これでおk

179:名無しさん@ピンキー
09/01/20 13:32:36 aSW+nSVq
>>175
その展開SSにしたら美味しそうなんだけどねー
ルルの覚悟を間近で見て、
「あたしはルルーシュのためなら、裏切り者と罵られたっていい!」とか。

最愛の人を喪いたくない想いと最愛の人の望みを遂げさせたい想いとが絡み合って
苦悩するカレン、その苦しみをかつて味わい尽くしてきた先達のC.C.
しかし「あなたはルルーシュと連れ添うのは初めてなんでしょ!?」でやはり苦悩するC.C.とか。



戦力バランスが崩壊するのが難だな。
カレンが参戦するならランスロットフロンティアは要らんが。
ネリ様に魔改造KMFで参戦してもらって、シンクーのも魔改造して・・・

180:名無しさん@ピンキー
09/01/20 14:12:52 0zPaOyvr
前改造されたトリスタンもアルビオンの前じゃボロ雑巾……

181:名無しさん@ピンキー
09/01/20 14:15:21 0zPaOyvr
捏造でカレンラウンズ展開でSSとか読んでみたいな!!


182:名無しさん@ピンキー
09/01/20 15:04:00 MtdguvJ9
最愛じゃないが、ジェレミアは”ただ一人の主”状態でソレ実際にかまして
んだよなあ……
最後の「行け、仮面の騎士よ」、そして最後の農園での全力での清々しい笑顔
にいたるまでの彼の心中はSSにすると面白いと思うんだが誰かプリーズ

183:名無しさん@ピンキー
09/01/20 15:39:06 GuTFVj5B
改造する度にじゅうななさいが目の幅涙を流しながら塗り直し

184:名無しさん@ピンキー
09/01/20 16:07:15 RhRh6+MI
やっと終わったところでジェレミアが「私の機体も作ってくれ」と

そしてできあがるエナジーウィングつきジークフリートとジェレミア可翔式

185:名無しさん@ピンキー
09/01/20 17:02:15 8gMpdlOh
思ったんだけど、IFじゃなく作品準拠でルルカレとかルルシャリとかやるとしたら、
マジコ版準拠あるいは参考はどうだろうか?
あっちじゃカレンは捕まらなかったし、シャーリーも(今のところ)生きてるし

IF展開でカレンラウンズ展開も読んでみたいけど

186:名無しさん@ピンキー
09/01/20 17:41:25 AtKdnR5S
>>184
ジェレミア自身が空飛ぶのかよwww

・・・いや、むしろアリか。背中からジャキーン!という効果音と共に羽根がw

187:名無しさん@ピンキー
09/01/20 19:10:08 ZINXbQz4
スザユフィルルC来い来いっ!

188:名無しさん@ピンキー
09/01/20 20:30:24 2oTj4CST
流れぶった切りスマソ

悪夢読んでたら、先々月号の話で「イレギュラーズは薬で縛られたマッド大佐の奴隷」とあったが
(この辺は3巻カバー下のアリスの設定集にも書かれてるけど)、この辺り読んでて、
イレギュラーズのメンバーは薬と言う弱み握られて、マッドの性奴隷になってんじゃないかと妄想した

最年長のサンチアが「私はどうなってもいい、だから他の3人は許してやって下さい」と、
自ら足を開いたり、無茶な要求に応えたりとかしている様が頭に浮かんだ

189:名無しさん@ピンキー
09/01/20 20:51:48 hiHhea7p
>>182
面白いとは思うがエロパロの範疇から外れそうだ

190:名無しさん@ピンキー
09/01/20 21:45:16 Yr50RT10
カレンラウンズルート妄想

ゼロ追放時にロロが原作より早く限界を迎える。その時突如現れる紅蓮!
敵味方の「何故!?」に何も答えずゼロと共に離脱。
逃げ延びてから改めて問うルル。
「だって、あの時のあなたの声・・・泣きそうだった。あなたはどこまでいってもルルーシュじゃないの・・・」
で胸倉つかんで嗚咽するカレン。とまどいながらも背中に手を回すルル。それを見ながら満足そうに息を引き取るロロ。
 ↓
落ち着いたルルーシュ、シャルルとの対決を決意。
カレンに「君は俺の最後の戦いを見届けてくれないか。これは俺の『ケジメ』なんだ・・・」
キスで送り出すカレン。「ええ、最後まで見届けるわ。あなたの生き様全てを、最後まで」
 ↓
皇帝ルルーシュ、その両隣には紅白の騎士。
 ↓
紅蓮とランスロット、ラウンズを蹴散らす。
 ↓
ブリタニア超合集国加盟会議。その場には当然黒の騎士団たちも来るはず。
「皆と会うのはつらいだろう。無理について来なくても・・・」
「いいえ、言ったでしょう? 私は『あなたの生き様全てを最後まで見届ける』のよ」
 ↓
久しぶりの日本。そこに待つのは敵意に満ちたかつての同胞たちの視線。
そんな中で密かに母の元に向かうカレン。その前に立ちはだかる藤堂と扇。
「後悔は、しないのか?」藤堂の問いに迷いなく答えるカレン。
「かつて私はスザクくんにも同じ問いを投げた。しかし同じ答えを得られるとはな・・・
 いいだろう、君は君の道を行け。君の母を人質とするような真似は私の誇りにかけて、せん。
 ・・・戦場で会おう」
 ↓
ナナリー登場、動揺するルル。思いっきり平手のカレン。
「あなたの真実は私が知っている。何を動揺することがあるの。
 あなたとスザクが共にあれば不可能はないんでしょ? 今はあたしもいるのよ。
 シュナイゼルを倒す『ついでにナナリーちゃんを助け出す』くらい簡単なことじゃないの」
「・・・効いたよカレン。いつもながら強いな」
「!」カッとなってもう一度手を振り上げるカレンに近づいてルルからキス。「・・・ありがとう」「・・・バカ」
 ↓
戦場で魔改造神虎&斬月と対峙する紅蓮。
「あのときの借りは返すわよ」不敵な笑み。
同じく、ダモクレス内でジノ&コーネリアと対峙するスザク。
ルルーシュはシュナイゼルとの最終決着へ。
 ↓
決着、世界はルルのものに。その先を知るカレンは帰還後涙を流す。
 ↓
虜囚となった騎士団メンバーを前に氷の仮面をかぶるカレン。
ナナリーを前にしても同じ。しかしナナリーはカレンの内なる動揺を感じ取っていた。
 ↓
最後の夜、C.C.と語り合うカレン。
「ルルのこと、最後まで頼むな・・・」嗚咽まじりのC.C.に涙を流しながら請け負う。
 ↓
ゼロレクイエムを終えてカレンは身を隠す。しばし後、荷馬車に揺られるC.C.と、その隣に寝転がるカレンだった。
「どうするんだ、日本を飛び出して?」
「どうするって言っても当分帰れないわよね~。ほとぼり冷めるまであんたに付き合うわ」
はじめて楽しそうに笑いあう二人であった。


191:名無しさん@ピンキー
09/01/20 21:47:56 ZINXbQz4
>>190
カプスレでやればどうですか

192:名無しさん@ピンキー
09/01/20 21:54:14 s5c9uCEo
>>190
ラスト四行で不覚にも百合萌えしそうになった。
カレンとCCは地味にいい感じだったと思うんだ。

193:名無しさん@ピンキー
09/01/20 21:55:45 jw8W2h3b
>>190
オチに吹いたw
ラウンズルートってか、そこまでいっちゃうとカレンが主人公ルートだろうな

194:名無しさん@ピンキー
09/01/20 22:00:13 NoAoanSN
CCとカレンは何気に仲良いと思うんだ
Cカレが主流?ぽいけど、カレCも新鮮でいいよ

195:名無しさん@ピンキー
09/01/20 22:37:09 Gyl2ULvP
カレンはC.C.に人間扱いしてないような暴言吐いたしあんま仲よさ気じゃなさそうだが
まぁいいや
スザアニャ読みたいな

196:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:01:01 Cwmp7KG+
>>182
エロの欠片もないようなのでもいい?

197:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:06:35 8gMpdlOh
>>196
今までにもエロ要素の無い奴も投下されてた事もあったんだし、いんじゃね?

198:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:08:05 s5c9uCEo
>>196
個人的には全然オッケー
むしろ読みたい。注意書きあればいいんじゃないか。

199:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:26:47 tKk++3p7
>>196
期待する

200:名無しさん@ピンキー
09/01/21 00:33:04 3CeIb4sH
>>196
見て見たいな

201:名無しさん@ピンキー
09/01/21 08:17:04 QVZ11DhG
>>190
萌えた。
誰かこの設定でカレルル書いてくれ。

>>196
期待。

202:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:52:21 Cm0OAqhc
ルルカレは相変わらず妄想が突飛すぎてカプスレでやれば?って感じだな・・・
ここまで厨が出張ってくると流石にウザイ

203:名無しさん@ピンキー
09/01/21 22:14:07 7puA3Pvp
>>202
バカだな。職人の投下はどんなものであれ、他の職人への呼び水となるんだぞ。
自分の好みじゃなかったり、スレ内容から逸脱していると思っても、この投下が次に繋がるんだからほっとけよ
規制ばかり騒いでいる場所には職人も寄り付かない。何でも許容できそうな場にこそ職人は集まるだろJK

204:名無しさん@ピンキー
09/01/21 22:15:26 rIknWgS+
つまりラクシャータさんのエロ話マダー?

205:名無しさん@ピンキー
09/01/21 23:21:17 ZVYyKBg4
ラクシャータさんの場合、ロイド以外だと誰がお相手になるの~?

206:名無しさん@ピンキー
09/01/21 23:39:10 w271q92m
>>205
騎士団側ならカレンとかカグヤ、天子辺り相手に百合プレイまたは猥談
ゼロレクイエム辺りの時期とか昔ならセシルさんに百合プレイまたは猥談

207:名無しさん@ピンキー
09/01/21 23:52:53 ZVYyKBg4
やっぱ百合になるのか?微妙だな…
ラクシャータさんを押し倒せる勇敢な男はいないものか…

208:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:24:33 ouYAafV0
ロイドぐらいしか・・・
しかし、ロイドがどんなプレーをするのか想像つかないな
赤ちゃんプレイとか変な方向に行きそうだ

209:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:29:27 qHbhlfjQ
卜部ラクシャータが萌える!
萌え根拠はTURN2の「ラクシャータ、すまん」しかないんだけど萌える!

210:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:31:25 eDkssOal
>>209
そうか卜部!飛べ卜部!
惜しい人をなくしてしまったな
卜部さんの場合、カレンとC.C.の保護者ポジションってのも萌えるw

211:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:38:27 79vLqv8q
>>209
それは盲点だった!
卜部×ラクシャータがあったか…

212:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:51:28 mt/8eqpt
最近ビッグOを見直したせいで、あの後卜部さんが
半分機械の体になって復活して「ヒャーヒャヒャヒャ!」
とか叫びながらネゴシエイターにドリルぶち込みそうにしか見えなくてもうorz

213:名無しさん@ピンキー
09/01/22 06:11:12 jJ9ZUPeL
>>203
SS投下じゃなくてカプ萌え話みたいのだったからじゃないの?
ネタないし良いと思うが…やり過ぎなきゃね

214:名無しさん@ピンキー
09/01/22 12:14:26 Xk6/E+hc
雑談で盛り上がれてるのはありがたい
幼児退行CCは放送当時正視できなかったんだが、
再放送見るとやばいwやっぱサイコーだw
実質何日ぐらい幼児退行してたんだろう

215:名無しさん@ピンキー
09/01/22 12:36:44 pk4BBJ94
いつもはCカレだけどこの時ばかりは
記憶喪失CCに絵本を読んであげたりするカレン、とかがかわゆい

216:名無しさん@ピンキー
09/01/22 13:18:21 ouYAafV0
それは可愛いな

前にシュナイゼル×ナナリーをプッシュしたが、身長設定カットを見て愕然となっちまった
まさか背が2mあるなんて思ってなかった
ナナリーが死んでしまうとオモタ

217:名無しさん@ピンキー
09/01/22 13:26:30 XuARcjI1
>>216
ギアスの力的なもので一日だけ大人になっちゃったとかにすればいい
青年ロリでもぜんぜんいけるけどw

218:名無しさん@ピンキー
09/01/22 13:39:56 SXD8T9qH
シュナ様のOTIMTIMはナナリーに合わせたサイズなので問題ありません。

219:名無しさん@ピンキー
09/01/22 15:55:18 UoOyRwk9
シュナイゼル「はいはい勃起勃起」

これのイメージから抜け出せないwww

220:名無しさん@ピンキー
09/01/22 15:56:43 SXD8T9qH
>>219
前々スレくらいだっけ?
あれはインパクトあり過ぎたなwww

221:名無しさん@ピンキー
09/01/22 17:59:05 /oJjFR0Y
>>219
俺もシュナイゼルはこういう淡々としたイメージが付きまとって困るw
セクースする時もやる気無さそうに、そしてイく時も先にヤられる側がイって、シュナイゼルは全然イかなかったり、
自分がイく時になると、相手は既に気絶してたりとかそういう感じがする

…つーか、シュナイゼルは「はいはい勃起勃起」とやる気無い上に、物凄い遅漏というイメージが出来上がってしまったw

222:名無しさん@ピンキー
09/01/22 18:09:12 79vLqv8q
>>221
それだとシュナイゼル×ナナリーで抜かずの24時間耐久プレイとか…

ナナリー死ぬわwwwww

>>207-210
俺としては百合はおkだけど(アリス×ナナリーとか好きだし)、
卜部×ラクシャータは大人の付き合いみたいな感じがしていいねぇ

223:名無しさん@ピンキー
09/01/22 18:52:23 3zm0SSj7
ジノカレ!ジノカレ!はぁはぁwww

224:名無しさん@ピンキー
09/01/22 19:08:05 ouYAafV0
>>222
すげえ

ナナリー「ハァハァ・・・もう・・・だめぇ」(既に何回イったか憶えてない)
シュナイゼル「ん?どうしたんだい?ようやく私のアレは勃起したところだよ。ナナリー。」
ナナリー「壊れちゃう・・・(がくり)」

そんな光景が浮かんだガクブル

225:名無しさん@ピンキー
09/01/22 22:42:33 fwswPojz
つかシュナイゼルのやる気のなさだと
「ああ私の精子が欲しいのかい? なら精子バンクから取り寄せてくれ」くらいやりかねん。

226:名無しさん@ピンキー
09/01/22 23:44:30 ygEkPh98
ルルカレ書け

227:名無しさん@ピンキー
09/01/23 00:24:47 GN4zKoym
>>222
耐久プレイみてぇww

228:名無しさん@ピンキー
09/01/23 00:51:02 coIUAPbM
なんか、彼なら
義理とはいえ義妹とヤることも
「こういう経験も悪くないかもしれないな」
と言って果たしてしまいそうだ
勿論執着もしないけど

229:名無しさん@ピンキー
09/01/23 01:07:50 ZcofOs8d
そこで悪夢ゼロとシュナイゼルが勝負になるわけですねww

230:名無しさん@ピンキー
09/01/23 02:20:28 DIzAvh25
>>216
シュナ様ほどのお方になれば相手に合わせてサイズ調整すら余裕でこなす
「あぁ失礼、大きすぎたね」とか言って

231:名無しさん@ピンキー
09/01/23 04:53:24 5+E57pN8
いつからここはネタスレにwww

232:名無しさん@ピンキー
09/01/23 05:16:29 Zqpp7Sh+
ギル「ネリタンひぎぃwww」

ダル「ネリタンひぎぃwww」

ネリ「みちゃらめぇ-!!」

ユフ「スプーンをお尻に♪」

ネリ「ひぃ、ひぎぃー!!」

233:名無しさん@ピンキー
09/01/23 07:51:44 Jsi/layv
オマエラ天才だな。


234:名無しさん@ピンキー
09/01/23 07:56:07 aHCFE4xA
ユフィは女王様だなあ
無人島でカレンにぶちギレてお仕置きしちゃうユフィも見てみたいなw

235:名無しさん@ピンキー
09/01/23 08:02:18 QGZoOcXp
>>229
悪夢ゼロなら勃起だけで100kgバーベル余裕で持ち上げられそうw

236:名無しさん@ピンキー
09/01/23 15:01:10 c0lOE2sZ
コルチャック様も

237:名無しさん@ピンキー
09/01/23 18:09:15 E1TXiqSu
>>230
本当に出来そうだから困るww

238:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:35:08 O5pLvoLu
>>220
厳密には前スレの248か

咲世子さんが陵辱されるとしたらどういうシチュエーションなんだ?って話してて、
普通にやってたら咲世子さんを犯せる相手はいない(逆に咲世子さんが喜びそう)から、
シュナイゼル派の人間にナナリーを人質に取られて仕方なくというシチュでってなって、
シュナイゼルにやられるのも萌える。色々言葉責めしてくれそうだしと話題がシュナイゼルに移っていき、
やがて後引きずらない女がいんじゃね?とか、あの執着の無さだと勃たないんじゃね?とか
ねたが次々に出てきて、最後に「ああセックスね。はいはい勃起勃起」となってしまった

239:名無しさん@ピンキー
09/01/24 00:04:00 gRdIU9xE
248 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/11/03(月) 18:51:58 ID:6hKnEBxr
シュナ「ああセックスね。はいはい勃起勃起」

何か本当に淡々とこなしそうだよな。

240:名無しさん@ピンキー
09/01/24 00:49:37 K2VLlDgR
シュナイゼル様はイラドラで鞭大好きなことが判明したからな
ネリ様と調教プレイとかどうですか

241:名無しさん@ピンキー
09/01/24 13:47:58 Y395xSct
>>240
とっても痛そうです><鞭はそのフォルムで脅すだけで、実際の用途としては縛って
徐々に締め付けるとかの方が好みです

242:名無しさん@ピンキー
09/01/24 17:48:41 JyPpJHxN
滅多撃ちされても慕い続けるネリ様なら鞭くらい余裕かもな

243:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:05:38 ErKjlV37
悪逆皇帝ルルーシュ×ナナリー最終話です

※苦手な人は華麗にスルーして下さい

・ラストだというのにエロがまた無い
・例によってクソ長い

切るのも何なんで、一気に投下します

244:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:06:30 ErKjlV37
――あれは、自分の中に残る一番古い記憶。
   今までの長いようで短い人生で蓄積された膨大な記憶の中で、一番最初の、輝くように大切な記憶だ。
   神聖ブリタニア帝国領内・第5皇妃マリアンヌのアリエスの離宮で、新たな命が誕生した日――。
   あの日、空は晴れ渡り、頭上にはどこまでも澄み切った蒼が広がっていた。



ルルーシュは、乳母に手を引かれて母の居る寝室に足を踏み入れた。
先程まで大勢の医師団が詰め掛けて、母の産後の経過などを診断していたと思わしき広い室内は、
一気に人気が失せた今では、どこかひっそりとした穏やかな雰囲気を醸し出していた。
大きな窓から差し込む日の光は麗らかで、秋も深まった頃だというのに暖かだった。
視線の先に、寝台の上で身を横たえた母の姿が見える。
恐る恐る歩みを進めるルルーシュの足元は未だに覚束ない。
もうじき3歳になる幼子は、乳母に引かれた掌に汗を掻くような感覚がしていた。
ふと、母がルルーシュの存在に気付く。
『・・・ルルーシュ』
優しげで穏やかなその笑顔に惹かれたように、ルルーシュは乳母の手を振り払って母の元へ駆け出した。
何とか転ばないで自分の元へと駆けてきた幼い息子を見て、母・マリアンヌは目を細めて微笑んだ。
寝台の上で上体を起こしたマリアンヌは、ルルーシュのどこか緊張した面持ちを見止めた。
『・・・ルルーシュ?』
『・・・おかあさま・・・』
まだ齢3歳にも満たない幼児は、自分に『妹』が出来るのがどういうことなのか、よく分かっていないようだった。
常日頃から年齢の割りに聡明であると評判の息子が、年相応の子供らしい、でも少し不安げな様子であることが分かると、
マリアンヌはその小さな黒髪を優しげに撫でた。
『・・・大丈夫よ。もう、ルルーシュもお兄さんなんだから』
大好きな母が柔らかく微笑む様子を見ても、ルルーシュはどこか落ち着かないように見えた。
マリアンヌはそんな息子に苦笑すると、自分の右手側、ルルーシュとは反対側で
すやすやと眠っていた小さな存在をそっと抱き上げた。
とても大切な宝物のように厳かに、ベッドの上、ルルーシュによく見える側に寝かせる。
ルルーシュはその小さな存在、真っ白な産着に身を包んだものを、恐る恐ると言った形容が相応しい様子で覗き込んだ。


245:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:07:20 yzdE+Aia
『・・・・・・』
ルルーシュは最初、「それ」を見ても、何とも言いようが無いと感じていた。
生後3日経ったとは言え、当然のように髪の毛も生え揃っていない小さな生き物――。
ぽわぽわと僅かに生えている髪の毛は、自分や母の黒髪とは違う淡い色合いだ。
白い、というよりピンクに近い色合いの肌は、見た目からしてふにふにと柔らかそうなのが分かる。
皆から小さい、可愛らしいと言われて面倒を見られてきた自分とは全く違う、
完全に弱くて、柔らかくて、触れるとまるで壊れてしまいそうな・・・。
一頻り観察したルルーシュは、その人形のように小さな手に触れようと、そっと指を伸ばした。
   きゅうっ。
『・・・・・・・・っっっ!!!』
ルルーシュは、突然その人形のような小さな掌が動いて、自分の指を握りこんだことに酷く驚いた。
声も出せない程に驚いて焦る息子に、マリアンヌは優しく声をかける。
『・・・お兄さんに、初めましてのご挨拶ね』
微笑む母の顔を見上げたルルーシュは、次に握りこまれた自分の人差し指に目を向けた。
爪も指も、まるでおもちゃのように小さい。
それでもその高い体温は温かく、「それ」が本当に生きている存在なのだと、ルルーシュに実感させた。
何とも言えない不思議な感情を自分の内に自覚したルルーシュは、顔を更に近づける。
すると、その小さなものの瞳が、ぱちりと音を立てるように開かれた。

       ――あの時の自分の感情を、どう言えば良いのだろう。
          俺は、あの瞬間、それが何であるか、ということを考えるより先に、
          自分が「護らなければいけない」という想いが、自然と湧き出てくるのを感じていた。

自分の彩度の高い紫の瞳とは異なる、母と同じ柔らかな菫色の瞳だ――。
生後間もない乳児は、ルルーシュのことをまじまじと見つめているように見えた。
ルルーシュも彼女をただ見つめ返す。
マリアンヌはそんな二人の様子を見て、そっと声を掛けてきた。
『ナナリーは、ルルーシュのことが大好きなのね』
『・・・ななりー?』
『そう、ナナリー。ルルーシュ、・・・貴方の妹の名前よ』
ルルーシュは母が教えてくれた妹の名前を、心の中で反芻した。
     ・・・ナナリー・・・
――これから、人生において幾度となく呼ぶことになる名前を。

兄と妹の初めての出会いを静かに見守っていた母が、ルルーシュ、と小さく呼ぶ。
『・・・ルルーシュは、もうお兄さんなんだから。
  ナナリーを、護ってあげてね?』
母の柔らかな言葉に、ルルーシュは力強く頷いた。

今まで、母のドレスの陰に隠れて護られるだけの存在だった。
身分の低い、皇位継承権の低い皇子だと蔑まれてきたことは、幼心にも何となく分かっていた。
それでも、これからは、自分がこの小さな存在を護っていくのだ、と――
・・・幼い少年の心には、新たな決意が生まれていた。


        ――思えば、あの日、あの時に、自分の運命は全て決まってしまったのかもしれない。




『Evil Eyes Final Act』

246:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:08:36 yzdE+Aia

「・・・神聖ブリタニア帝国第99代皇帝、ルルーシュ陛下は間もなく此方にいらっしゃいます。
 此処、皇帝直轄領・日本に於きまして――」
フレイヤによるトウキョウ壊滅を経てもなおブリタニアの放送局に勤め続けるアナウンサー、
ミレイ・アッシュフォードがカメラの前で中継する。
この小さな島国に集まっているのはブリタニアの報道陣だけではない。
それこそ世界各国のメディアが集結し、世界を征服したこの皇帝の戦勝パレードの様子を追い続けていた。
上空には皇帝護衛用の戦闘機やKMFの間を縫って、無数の報道ヘリコプターが散開している。
地上においても、各国の報道ブースで人々が慌しく行き来していた。
こうしたメディアを通じて、今、世界の数十億の人々の関心が、この小さな国に注がれている――。
世界中の人々が、覇道を貫いた悪逆皇帝の登場を、畏怖と憎悪を籠めた瞳で待ち侘びていた。

「おい、来たぞ」
沿道から声が小さく上がる。
日も高く晴れ渡る青空の下、その栄華を誇るような大仰なかたちをした一台の車が見えてきた。
前後左右を護衛に堅く守られ、ゆっくりとした速度で進んでくる。
車の頂上にこれ見よがしに備え付けられた玉座に、年若い一人の男が座っている。
――この全世界を統べる皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、その人である。
かつての黒の騎士団を始めとした、主たる叛逆人を拘束し処刑場へと引き連れるその姿――。
特に反乱軍のトップだった、旧ブリタニア皇族のシュナイゼル・エル・ブリタニアは以前の姿が見る影も無いほどに
粗末な衣を着せられ、全身を拘束されている。
更には、同じ腹から産まれた実の妹でさえも・・・。
歩くことが出来ないブリタニアの元皇女、ナナリー・ヴィ・ブリタニアは、その動かない両足を重々しい鎖で繋がれていた。
実の兄への対抗勢力として祭り上げられた小さな少女が、血のように赤い粗末な衣を身に着けた様は、
さながら何の力も持たない奴隷のようだった。
今から兄によって命を奪われようとしている彼女は、ただじっと座って己の小さな掌を眺めているようにも見えた。
「何が栄光だ」
「ただの独裁だろう」
「逆らう者は全て殺して・・・」
人々の嫌悪と侮蔑の篭った視線がパレードに向けられる。
今ここに姿を現した悪の権化を、沿道の人々を始めとした世界中の人間が固唾を呑んで見守っていた。



皇帝ルルーシュが二ヶ月前、今此処に居るナナリー・ヴィ・ブリタニアを旗頭とする『反乱軍』を鎮圧してからというもの、
全世界がこの年若き皇帝の脅威に曝されてきた。
この悪逆皇帝と名高き男は、世界の主要な国々にフレイヤを威嚇射撃、更に少しでも不穏な動きを見せた地域を
武力を以って徹底的に弾圧し、首謀者の一族郎党を皆殺しにしてきた。
現在は、この皇帝の指示によって、天空要塞ダモクレスからのフレイヤの照準が世界各国の全首都に向けられている。
皇帝の意思一つで、全世界が焦土と化す。
まさに、全世界の人間が此処に居る悪逆皇帝によって、その喉元にナイフを、
米神に拳銃を突き付けられたに等しい状態で生かされてきたのである。


247:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:09:34 yzdE+Aia
ルルーシュは玉座に座ったまま、よく晴れた青空を見上げた。
沿道の民衆が自分に向ける視線をひしひしと感じながら。
彼は、『世界を変える』ための密約をした時のことを思い出していた――。


『・・・スザク。約束通り、お前が俺を殺せ』
『・・・・・やるのか、どうしても』
『予定通り、世界の憎しみは、この俺に集まっている。・・・あとは俺が消えることで、憎しみの連鎖を断ち切るだけだ』
ルルーシュは目の前の幼馴染の男に、自分が嘗て被っていた仮面を差し出した。
今尚人々の中に残る伝説、その『正義の味方』の仮面を。
幼馴染にして、最悪の敵であった彼・枢木スザクは、それを何とも言えない顔で受け取った。
嘗てお互いが大切にしていた存在を奪い奪われ、憎しみ合ってきた敵同士の二人だ。
・・・それでも、二人が出会ったばかりの頃、八年前の昔は、そんな関係では無かった。
スザクは、今までのことを述懐するように心の中で思考を巡らせた。
二人がその時密談をしていた聖堂は、何処までも静謐だった。
二人は、誰よりも互いのことを理解していた。
暫しの沈黙の後、スザクはルルーシュを正面から見据えて、はっきりとこう言った。

『・・・・ナナリーのことは、良いのか』




――自分を滅ぼす密約を交わした時のことに思いを馳せていた皇帝は、その時のスザクの言葉をはっきりと覚えていた。
その言葉に操られたように、自然と自分の前方に視線を向ける。
自分の玉座の足元から伸びた傾斜の下に力なく座る、誰よりも愛しい存在・・・。
赤い拘束服を着た彼女は、この場では飽くまで人々の同情の対象でしか無い。
そして代わりに、自分一人に人々の憎悪の瞳が集まるのをその目で直に確認して、
・・・皇帝ルルーシュは、酷く安心したような、満足げな笑みを浮かべていた。



不意に、沿道からどよめきが上がった。
人々の視線の先が、皇帝以外の何かに注がれる。
悪逆皇帝のパレードが続く大通りに、一つの黒い影が現れた。
影と真逆の白い皇衣に身を包んだ悪逆皇帝は、微かに笑みを浮かべ、誰にも聞かれず言葉を紡いだ。


            ――時間丁度だ。・・・流石だな。


248:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:10:38 yzdE+Aia
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誰も居ない、無人の教会聖堂の中で、ライトグリーンの長い髪の少女が一人跪いていた。
柔らかい陽の光が差し込む聖堂の中は、ほのかに明るい。
淡い光の只中で、少女は一人で祈り続けた。
・・・全世界から悼まれることなく弾き出される王の、その運命を。


                            ルルーシュ。
                私がお前に近づいたのは、悠久の時を生きてきた自分の命を絶つためだ。
                   自分以外の誰かに、この不老不死の苦しみを負わせるためだ。
            両親ともにギアスユーザーだったお前は、私の思った通り強いギアスの素養を持っていた。
                お前は、私の予想を遥かに越えるスピードで、その力を増していった。
                    そしてそれと同時に、どんどん孤独を深めていった。
                         ・・・かつての私のように。

            私がギアスの力を得たいと願ったのは、愛されることの無い自分の人生が嫌だったからだ。
            ギアスの力を使役して多くの人間に愛されても、いつも心のどこかに虚しさを抱えていた。
              果てにコードを受け継いで、他の誰とも同じ時を生きられない体になってしまった。
                     長い孤独の果てに出会ったのが、お前だった。
            お前は今までの私の契約者の誰とも違って、常に私と対等な関係で在ろうとしてくれた。
               撃たれてもすぐに傷が塞がり、死ぬことを忘れた不気味な体を持った私と。
                  お前は私を普通の人間と変わらないように扱ってくれた。
                 ・・・だから私は、お前に不老不死の苦しみは負わせなかった。
                 お前に、人と異なる時間で生きる苦しみを受け継がせなかった。

                            ルルーシュ。
                        お前は、人として還るんだ。
                       自分を愛してくれた人たちの元へ。
                          自分が愛する人の元へ。

                            ・・・お前は、


                            『人間』として



                             還るんだ。




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249:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:12:47 yzdE+Aia
「・・・あれは・・・」
沿道を埋め尽くす群衆から声が上がる。
この日本――旧エリア11においては、人々の記憶の奥深くに刻まれた人物だった。
貴族然とした衣服に、長いマント、仮面に至るまで全て黒尽くめのその男――。
鋭角でシャープな印象を残すそれは無機質で、この青空には不釣合いな人影だった。
何処からともなく、人々の間から声が上がる。
人々の間で、どよめきが広がる。
人々がその名を呼ぶ。・・・その『正義の味方』の名を。



「・・・・・ゼロだ!!!」



――その声とともに、黒い影がマントを翻らせて駆け出した。








目にも留まらぬ速さで、ゼロが駆け抜ける。

黒いマントを翻らせて、皇帝の護衛の一斉射撃を全てかわしていく。

多くの護衛を薙ぎ倒していく。――その英雄の名のままに。

風の様にひらりと舞い上がり、瞬く間に悪逆皇帝の下へ辿り着く。

皇帝が懐から拳銃を取り出す。


ゼロがそれを弾く。


丸腰になった皇帝に、ゼロが大剣を構える。


ゼロが狙いを定める。



腕に力を籠める。




悪逆皇帝の胸を、刺し貫く。





     ―――束の間、世界は静寂に包まれた。



250:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:14:05 yzdE+Aia
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            あの時、何が起こったのか、私にはすぐには分かりませんでした。
             お兄様に連れられて、処刑場へ向かう最中のことでした。
             途中で、道の真ん中に黒い影が現れました。
             周りの人がそれを口々に『ゼロ』と呼んでいました。
             ・・・私はその時、初めて、『ゼロ』の姿をこの目で見たのです。
   
             ゼロは、目にも留まらぬ速さで此方に駆けてきました。
             ひらりと跳びまわり、私のもとへ一瞬降り立ちました。
             その時、確かに聞こえたのです。

             ・・・『ごめん』と言う彼の声が。







息を呑む様な静寂が辺りを支配していた。

黒い影が白い衣を纏った皇帝を剣で刺し貫いている――。
ゼロが皇帝から身を離し、剣を体から引き抜く。
すると皇帝は、当て所も無くふらふらと歩き出した。
・・・真っ白な皇衣を真紅に染めながら。


血を流し続ける皇帝からは、はっきりとした意識は失われつつあるようだった。
ただ朦朧とした意識のまま、本能が求めるように、彼は一つの方角に向かって足を動かしていた。
沿道からその様子を見つめる人々は誰も知らない。
その皇帝が、消え行く命のなか一体何を求め続けるのかを。


不意に皇帝の足が縺れ、前へと踏み出す。
その身が、玉座から掛かった傾斜を滑り落ちる。
血の刻印を施しながら彼が向かった先――、

・・・それは、彼と最も血を同じくした妹だった。





ナナリーは、目の前に現れた兄の様子を、最初は正しく認識出来なかった。
いつも冷然とした美貌を覗かせていた顔は色を失くし、人を支配するような強い光を放つ瞳は弱弱しく翳っていた。
だらりと四肢を伸ばした兄は、もう何も視界に映してはいないようだった。
酷く血生臭く、白い衣が赤く染められていた。
――まるで、自分の着ている拘束服のような赤に。
ふと見ると、兄の手もまた流れる血で赤く染まっていた。

・・・ナナリーは兄の手を握り締めた。


251:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:15:13 yzdE+Aia
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あれは、枢木の家を離れて、兄妹二人だけで生活していた頃のことだった。

『・・・ナナリーなんか、もう知らないからな!!』
ルルーシュが声を荒げてナナリーを叱る。
どんな経緯があったかは今では記憶も定かではないが、恐らくは幼い少年には、同じく幼い妹の面倒を見続けることの大変さに、
思わず口を突いて出てしまった言葉だったのだろう。
普段自分に甘い兄の怒声に驚いたナナリーは、体をびくりと震わせた。
クリスマスイブだというのに楽しい気分など吹き飛んで、ナナリーがしくしくと泣き出す。
ルルーシュはナナリーに背を向けて、部屋を出て行った。

泣き疲れたナナリーが一人で眠りについてしまった頃、暗い部屋の中に、一つの小さな人影が入ってきた。
浅い眠りから浮上しようとしていたナナリーは、気配に気付き、声をかける。
目が見えない彼女は気配に敏感だ。
『どなたですか?』
途端にがさりという音がした。
何事だろうかと半分寝ぼけた頭でナナリーが考えていると、気配が声を返した。
『ぼ、僕は・・・、じゃなかった、ワシは、君にプレゼントを渡しに来たんじゃよ』
ナナリーの目が開いていたら、ぱちくりと瞬かせていたに違いない。
聞こえてきたのは、頑張って老人口調を真似ようとしている少年の声だった。
少年サンタの声はなおも続く。
『君はこの一年、良い子にしてたようじゃから、・・・こうして、ワシがやって来たんじゃ』
『――あなたは、サンタさん?』
『そうじゃよ、ナナリー』
『・・・何で、私の名前をご存知なんですか?』
『うぐ、・・・そ、それは・・・、サンタだから、何でも知っておるんじゃ』
会話を続けながらサンタがナナリーに近づく。
すると、ナナリーは手元に何かがそっと置かれるのを感じた。
触ってみると、それはリボンと包装紙で包まれた立方体・・・、サンタがくれたプレゼントだった。
『メリークリスマス、ナナリー』
近くから聞こえた声に、思わずナナリーは手を伸ばした。
そのまま少年サンタの手を握り締める。
『な、ナナリー??!!』
突然のことに芝居を忘れてわたわたと返す少年の地声が聞こえた。
ナナリーはくすりと笑うと、彼に声をかけた。
『サンタさん、・・・一つ、お願いがあります』
『なっ、・・・何かな?ナナリー』
『・・・私のほっぺに、キスして下さい』
『・・・・・ぇえっっ???!!!!』
『・・・良い子にしていたというのなら、ご褒美を下さい。・・・駄目ですか?』
サンタは一瞬息を呑むと、意を決したようにナナリーに顔を近づけた。
自分の近くに暖かな人の気配を感じたナナリーは、次に頬に柔らかな感触が触れるのを感じた。
同時にサンタの手をぎゅっと握り締める。
繋いだ手から、彼の心が伝わってくる。

     ――ひどいこと言ってごめんね、ナナリー。
        ・・・大好きだよ。

ナナリーは、幸せそうな微笑を浮かべた。

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252:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:16:05 yzdE+Aia
ナナリーは血に塗れた兄の手を握り締めた。
兄の心が流れ込んでくる。
兄が本当に何を考えていたのか。
兄が本当に何を望んでいたのか。
悪を装い続けた彼の本当の想いが、溢れるように伝わってくる。
・・・ずっと昔の、サンタの振りをしていた頃のように。


兄が罪を犯したのは変わらない事実だった。
ユーフェミアを始めとした多くの人を殺した事実も変わらなかった。
それでも、『優しい世界』を願い続けたのは本当だった。
ずっと、ナナリーを愛し続けてくれた気持ちも、変わることは無かった。
――兄は、サンタの振りをしていた頃と変わらなかった。

兄は、自分と同じことを考えていた。
自分自身が世界中の憎しみを負う悪となり、世界の人に憎まれ、討たれることで世界の心を一つにしようと――。
そのために、誰からも理解されようともせず、ただひたすらに悪の道を歩み続けた。
実の妹の手を振り切って、悪に手を染め続けた。


溢れる奔流のような兄の心に押し潰されそうになりながら、ナナリーは強く兄の手を握り締めた。
その手に血が纏わりつくことも意に介さずに。
知らぬ間に、ナナリーの大きな瞳から大粒の涙が零れだしていた。
涙でぼやけていく視界を何とか堪え、兄の姿を見つめ続ける。
消えて行く瞳の光に呼びかけるように、ナナリーは口を開いた。
ナナリーの本心が溢れ出す。
ずっと、一生言うことは無い、と、心の奥に鍵をかけた言葉が、口を突いて溢れ出す。



             「・・・・・お兄様、愛しています!!」



  瞬間、ルルーシュの瞼がぴくりと動いたように見えた。




253:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:17:00 yzdE+Aia
――ナナリー。
   俺が戦いを始めたのは、世界に挑み始めたのは、お前が生きていける世界を創るためだ。
   俺たちが隠れること無く生きていける世界を創るためだ。
   あのまま隠れたままだと、いつ何時誰に利用されることになるか分からなかった。
   あのままでは、俺たちに安らかな暮らしが続く保障など無かった。

   世界を変えるために戦いを始めて、俺は否応無く、色々な人間と係わり合いを持った。
   それと同時に、多くの罪の無い人間を巻き込んだ。
   お前のために始めた戦いは、いつしかお前のためだけのものではなくなっていた。


ナナリーの目の前で、ルルーシュの血の気を失った唇が僅かに動く。
小さな、掠れた声を紡ぐ。
目の前の、彼女にしか聞こえない声で。



             「・・・・俺は、・・・世界を壊し・・・・・・・・、
               ・・・・・世界を・・・、創る・・・」





ルルーシュは霞が掛かったような己の意識の中で、浮かんでは消える多くの記憶を他人のことのように眺めていた。
走馬灯などという陳腐な言葉が浮かんだ。
彼は、多くの人と出会い、
多くの人を死なせ、
多くの人に影響を与えた。
目眩く記憶の中で見えてきた、最も大切なもの――、それは矢張り、目の前のこの少女だった。



――お前は、俺の居ない世界を生きるんだ。
   大丈夫だ。お前ならきっと、生きていける。
   自分の道を考えて選ぶことが出来たお前なら。
   お前は、お前の思う道を歩め。
   俺は、お前と同じ景色を見ることはもう無いのだろうけれど。
   ・・・お前が、俺を『愛している』と・・・、
   その言葉を最期に聞けて、本当に嬉しかった。
   俺は、お前の笑顔を見られるだけで幸せだった。
   お前が側に居てくれることが幸せだった。
   それは、何が起ころうと変わらなかった。

   昔に起こったあの悲劇が、俺とお前を必要以上に強く結びつけた。
   兄妹以上の絆を作り上げてしまった。
   それでも、俺のこの気持ちは嘘じゃない。
   お前を想うこの気持ちは偽物じゃない。
   
   世界中の誰よりも、お前を・・・

          ・・・愛している、ナナリー。


254:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:19:52 yzdE+Aia
ナナリーは震える手で、ただ兄の手を握り続けていた。
繋いだ手から、兄の本心が吐露される。
口から出た言葉とは異なる、世界で、最も残酷な愛の告白が紡がれる。


ひゅうひゅうという、弱い呼吸の音が聞こえる。
既に迫り上がった血が気道を満たし、それは呼吸の役目を果たしていないのだろう。
何も見えていないのだろうその目は、虚空を見上げたまま動くことは無かった。
ナナリーの握った兄の手が、どんどん体温を失っていく。
感じられる拍動が弱くなる。
手から完全に力が失われていく。
溢れる血は未だ止まる事無く、白い衣を血溜まりに浸そうとしていた。
やがて血を送り出しているその心臓も機能を停止する。
そして、その瞼がゆっくりと閉じられる。

永遠に。


                    ナナリーが泣いている  声がする
            
                          何処だ?

                       何処に居る?ナナリー

 
                        ああ、泣かないで

         
                          約束するよ




                           ずっと




                           俺が






                          傍に居る。





ルルーシュの顔は、酷く穏やかだった。
その顔は、麗らかな日差しを受けて、安らかに眠っているだけのようにも見えた。
――多くの人々の自由意志を、尊厳を、その命を奪ってきた『邪眼』は、もう二度と開かれることは無かった。


255:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:20:55 yzdE+Aia
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「悪逆皇帝が死んだぞ!!!」
「人質を解放するんだ!!」
沿道を取り巻く人々の声が聞こえる。
世界が恐怖で支配された時間が終わったのだと悟った人々の、安堵と歓喜の声が木霊する。
皇帝の護衛が退却していき、反対に沿道から人々が大通りに殺到する。
その中で――・・・。

「・・・お兄様・・・」
ナナリーは、冷たくなった兄の手を握り続けていた。
何度呼びかけても、その瞳はもう開かれることは無い。
もう二度と、兄が自分に笑いかけることは無いのだと悟って―、・・・ナナリーは兄に縋りついた。
冷たくなった体において、未だにその血潮が微かな温もりを宿しているようだった。
ナナリーはその温もりに縋るように、兄の躯に抱きついた。
胸に取り縋っても、もうその鼓動が感じられることは無い。
その腕が自分を抱き返してくれることは無い。
ナナリーは抱き締めれば抱き締めるほどに、その事実を痛感した。
完全に冷たくなっていく兄の体のように、ナナリーは己の血も凍るような気がした。
自分の心臓が氷の礫で打たれ続けるような気がした。
・・・それなのに、自分の頬を止め処なく伝う涙は、酷く生温かった。


     どうして、こんなことになってしまったのだろう。
     どうして、自分は兄の心を知ろうとしなかったのだろう。
     どうして、もっと正面から向き合えなかったのだろう。

            兄は、妹が居ればただそれだけで幸せで、
            妹は、兄が居ればただそれだけで幸せで、
            お互いが居れば、他には何も要らなくて、
            それはずっと変わることが無く
            それだけが、二人にとっての真実だった。

                       その幸せは、永遠に失われてしまった。




256:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:21:52 yzdE+Aia
ナナリーは一人、声を上げて泣きながら、兄に取り縋り続けた。
哀れな皇女の慟哭が響く。
傍目には、誰にも惜しまれることも、悼まれることも無い王の死を悲しむ、その妹という図式でしかない。
本当のところは、誰も知らない。
この、兄と妹以外は。


        おにいさまのえがおをみることがないめなんていらない
        おにいさまのこえをきけないみみなんていらない
        おにいさまにとどかないこえなんていらない
        おにいさまにだかれないからだなんていらない
        おにいさまをしんじきれなかったこころなんていらない
        おにいさまがいないせかいなんていらない
        おにいさまがいないあしたなんていらない

        だれかだれかだれか――、

        わたしを ころして


        わたしを おにいさまのところへ つれてって








――人々の歓呼の声が響く。
通りを満たす人々が、悪逆皇帝を討ったその英雄を称える声がする。
人々が英雄の名を唱和する。
世界に希望が満ちる。




       ・・・その中で、一人の少女の絶望は果てることが無いかのように続いていた。





257:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:26:20 yzdE+Aia
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暖かな午後の日差しが降り注ぐある日の午後、柔らかな雰囲気を持つその施設とは不似合いな、黒い影が館内を闊歩していた。
静かな通路で、コツコツというブーツの音が鳴り響く。
頭の天辺から足の爪先まで、全身黒で覆い尽くしたその影の正体は、外から窺い知ることは出来ない。
非日常を体現したようなその姿に対しても、施設の人間は全く驚くことは無かった。
それどころか、通りがかる度に必ず立ち止まり、彼に対して一礼して行った。
・・・彼は、世界を救った英雄だからだ。



あのゼロレクイエムから半年が経った。
世界中の人々が、悪逆皇帝のもたらした惨禍から立ち直り、復興への道を歩むために手を取り合い始めた。
一度、ナンバーズ制度も何もかも廃止され、等しく下位の存在とされた世界の人々は、
悪夢を乗り越えて少しでも平和な世界を創るために動き出したのだった。
それは、此処ブリタニアでも同じだった。
99代皇帝の死後、ブリタニアでの帝政は解体され、民主制への移行が始まった。
かつてのブリタニア皇族の数少ない生き残りで、悪逆皇帝の実妹であるナナリー・ヴィ・ブリタニアがその代表の座に就いた。

あの日、英雄によって討たれた実の兄の骸に取り縋って泣き続けた哀れな皇女――。
泣いて泣いて、涙も枯れ果てるまで泣いた彼女は、誰に言われるまでも無く一人で立ち直ったように見えた。
泣き腫らして真っ赤になった瞼のままで、彼女はこう言っていた。
『・・・ゼロ。私が――ほんとうに、「優しい世界」を・・・
    ・・・・・・・作ってみせます』
溢れる涙を堪えながら、彼女は兄の命を絶った存在に、自分の心を、その誓いを打ち明けた。

現在は、ブリタニアが完全な民主制へとシステムを変えるための過渡期である。
ブリタニアの貴族の生き残りは、皇帝ルルーシュによる粛清後も若干名存在するため、彼らの不満を抑える意味でも
旧皇族のナナリーが代表の座に就くことの意味は大きかった。
かつて悪逆皇帝の行った急進的な改革は、ナイトオブラウンズによる内乱を招いた。
そういった国内での混乱を避けるためにも、今は漸進的な改革こそが必要だった。
――いずれ、自分がこの国のトップに立つ時期は終わる。
でも、それまでは自分が、より良い世界の礎となろう、と――ナナリーは各国との戦後処理に奔走した。
多くの国の首脳との会談・交渉を重ね、合衆国ブリタニアの代表として、あの日本にも訪れた。
しかし自分で選んだ道とは言え、細く幼い体に抱えきれない程の重責と多忙を極めたスケジュールのためか、
ナナリーは外交で向かった合衆国ギニアにおいて、過労で倒れた。

・・・ブリタニアの広報からこうした報道がされたのが、今から3ヶ月前である。


258:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:27:26 yzdE+Aia
仮面の男は一つの扉の前に立つと、秘匿とされるパスワードを打ち込んだ。
ドアが開錠され、一部の人間にしか知らされていない道が開く。
彼は其処に足を踏み入れた。

秘密の通路を抜けると、柔らかく暖かい光が降り注ぐ庭園が見えてきた。
咲き誇る色とりどりの花々を横目に見ながら、彼は一つの部屋を目指し続けた。
柔らかなクリーム色の壁が続くその通路の奥、突き当たりの部屋に辿り着くと、彼は一瞬躊躇った後、優しくドアをノックした。
「どうぞ、入って下さい」
一人の少女の声が返って来た。


「お久しぶりです、ゼロ」
その部屋の中に居たのは、現在のブリタニアの代表である少女だった。
呼びかけられた仮面の男・ゼロは、仮面越しに変声機で変えられた声を紡いだ。
「――久し振りだな、ナナリー」
・・・今では慣れてしまった、どこか威圧的な物言いで。

「先程まで検査で部屋を離れていたんですが・・・、すれ違いにならなくて良かったです」
ナナリーは窓辺で車椅子に座ったまま、庭園を眺めていたようだった。
吹き込むそよ風が、彼女の長いアッシュブロンドを揺らす。
見ると、室内のベッドの側には、多くの果物や花が溢れかえっていた。
その中でも特に大きな、真っ白な花が咲いた鉢植えが窓際に飾られている。
「・・・ナナリー。これは?」
「ああ、これは・・・。昨日、咲世子さんが日本から来て下さって、お花や果物を置いて行って下さったんです。
 知り合いの方の農場からお裾分けしてもらったそうです」
「・・・この白い花は・・・、綺麗だな。私は初めて見る」
「蜜柑の花だそうです。私も初めて見ました」
優しげな白い花を前に目を細めるナナリーを見て、ゼロもまた心が落ち着くような気がした。
彼ら二人がこうして落ち着いて語り合えるようになるまで、少なからず心の葛藤が有ったことは、当事者しか知らない事実である。

「ゼロは、今までどちらにいらしてたんですか?」
「日本の――、黒の騎士団に顔を見せに行っていた。あと、皇の・・・」
「神楽耶様にもお会いになったんですか?」
「ああ。相変わらず元気にしていたよ」
ゼロは、この世界の英雄であり、常にブリタニアに就いている訳では無い。
悪逆皇帝を討った英雄のネームバリューは計り知れないものが有り、だからこそ、彼が一国に滞在し続けることは許されなかった。
それでも、この英雄は時折ブリタニアを訪れて、自分が『救った』少女の様子を見に来ていた。
彼にとっては、『ナナリー』という一人の少女に対して、それ位しか出来ることが無いからだ。
それ以外は、ブリタニアの代表である女性としてしか接することが無いからだ。

「・・・そう言えば、先程、検査がどうとか・・・」
「ああ、それは、『いつもの』検査じゃあないんです。今日は、足の方を診て貰ってました」
「君の足を?それは――」
「・・・もしかしたら、また、歩けるようになるかもしれない、って・・・。
 ・・・お医者様が言ってくれました。勿論、何回か手術はしなければいけないみたいですけど」
「――そうか。それは・・・」
――良かった、と・・・、ゼロは心の底から思った。
そして、本来であったら、彼女の隣でそのことを誰よりも喜んでいただろう人物を思い出す。
ナナリーはそんなゼロの様子をじっと見つめ、口を開いた。
「ゼロ。今日はお天気も良いですし。・・・もしよろしければ、お庭に出てお話しませんか?」


259:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:28:22 yzdE+Aia
先程側を通りがかった庭園に、ゼロと一人の少女が降り立つ。暖かな日差しが二人の上から降り注いでいた。
柔らかなパステルカラーの世界で、この黒い影は傍目には酷く異質な存在だった。
しかし影はあくまで優しく少女の車椅子の取っ手を握り、彼女を庭園の只中へと導いて行った。

「この辺りで良いだろうか」
「ええ、此処で止めて下さい」
ゼロは、少女の車椅子を木陰に止めた。そのまま、傍らの少女に目を向ける。
薄い水色のワンピースを着た少女は、以前会った時よりも僅かに大人びてきたように見えた。
その膝の上には、一羽の白い折鶴が載せられている。
そして――・・・。

「ナナリー。
   ――君のお腹の『子供』は、元気にしているか?」

ナナリーはその問いに一瞬沈黙した後、笑顔を浮かべて頷いた。






『――今、一体何と?』
『・・・・・・・。ですから・・・、その・・・、ナナリー様のお腹には御子が・・・。
 ・・・もう、3ヶ月目に入っておられます』
ゼロは、目の前の女医の言葉に瞠目した。
――・・・一体、何を言っているのだ、と・・・。
そんなことは有り得ない。だって、彼女の兄が彼女を守り抜いた筈なのだから。
何より、実際の年齢より幼く見える少女に『妊娠』という事実は、余りにも不似合いだった。
外交先で倒れてから、ブリタニアに緊急帰国したナナリーは病院に搬送され、そこで精密検査を受けることとなった。
明らかとなった事実は、予想だにしなかった事態だった。

別室で眠っていたナナリーを医師の前に連れてきて、その説明を受けさせる。
彼女はその事実を知っても特に驚くことは無く、医師から提示されたエコーによる胎児の写真を、静かに見つめていた。
胎児は既に人のかたちを取り始めていた。
ゼロはその様を、診察室の隅に立って眺めていた。

二人きりになった後、ゼロはナナリーに尋ねた。絶対零度の声が出そうになるのを必死で抑えながら。
『・・・・・父親は?』
しかし彼女はその問いには決して答えず、黙って目を伏せるだけだった。
何度訊いても彼女は、それに関して頑として口を割ることは無かった。
ゼロは、極秘裏にこの事態に対処しなければならないと考えた。まだ十代の、未婚の少女に起こった『事実』に。
彼女もまた、この新たな世界の調和に向かって動いている一員だからだ。
だからこそ、と彼女のために考えられる最善の案を告げた時、ナナリーの目が揺らいだ。
彼女は、躊躇いながらもはっきりと口にした。

『・・・お願いです、ゼロ・・・・・。
 ・・・・・・・・・この子まで、殺さないで――』

その言葉とともに、彼女の双眸から大粒の涙が溢れ出た。
兄の死から数ヶ月間、自らに仕事や責務を大量に課すことで気を逸らし、抑えていた涙が零れ始めた。
そしてゼロは思い出す。
この少女の兄がかつて見せていた、重い何かを抱えたような表情――。
そのまま小さな子供のようにしゃくり上げて泣き始めたナナリーを見て、
ゼロはあの二ヶ月間、この誰よりも深い愛情で結ばれた兄と妹の間に、何が起こったのかを悟ることとなった。


260:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:29:51 yzdE+Aia

「この子、すごく元気なんですよ」
ナナリーが微笑を浮かべながら、大きくなった腹を撫でる。
16歳、かつてのユーフェミアと同じ年齢になったばかりの、しかし実年齢よりも幼く見える少女――。
しかしその腹は、既に妊娠という事実を隠しようが無いほどに膨らんでいた。
そのか細い腕や足に比べ、ぽこんと膨らんだ腹は余りに不釣合いで、歪なもののように、
・・・そしてそれと同時に、酷く神聖なもののように、ゼロの目には映っていた。

「最近、時々お腹の中で動くのが分かるんです。そんな時、お腹をとんとんって叩くと、応えてくれるんですよ」
「・・・それだけ元気なら、良いことだな」
「もう、男の子か女の子か分かるみたいなんですけど・・・、お医者様には聞きませんでした」
「何故?」
「だって、生まれた時のお楽しみにしておきたいでしょう?名前はどっちの分も考えておきますけど」
「――・・・そうか」
実のところ、ゼロのもとには胎児について、目の前のこの少女よりも多くの情報が届けられている。
現在は医学の進歩によって、生まれる前から胎児の疾患・障害の有無まで分かる。
一応は、今のところは何の問題も無く発育しているようだった。
しかし、その赤子の生まれてくる背景を考えると、安穏としていられないのも事実だった。


ナナリー・ヴィ・ブリタニアには『子』は居ない――。
これが恐らく世間の共通認識で、それをこれからも変えることは許されなかった。
16歳の少女が子を孕んだという事実はとんでもない醜聞であり、それが露見すれば
世間の好奇の目に曝されることは想像に難くない。
そしてそれ以上に問題となるのが、後継の問題である。
現在は民主制への移行が進んでいるとは言え、残っている貴族の中には未だに帝政、貴族制の復興を目論んでいる連中も居る。
もし彼らに、ブリタニア皇族の血を引く新たな命の存在が耳に入ったら、赤子を手中に収め、旗印とし、
王朝の復活を謳う者も出てくる可能性も考えられる。
戦いを経ても尚、世界は未だにきな臭い。
ナナリーが思う以上に、彼女自身とその腹の中の存在は重かった。

ナナリーの腹の中で育まれている命は、一部の者を除いてその存在を知られてはならない。
そして恐らくは、生まれてからもその存在を隠されることになるだろう。
もしかしたら、一生母子として表立って名乗ることは叶わないかもしれない。
一度その覚悟をナナリーに聞いたとき、彼女は数度その大きな瞳を瞬かせた。
暫く沈黙した後、ゆっくりと口を開いた。
『・・・構いません。それで、この子の命が護られるのなら』
静かな決意を秘めた声だった。


261:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:31:02 yzdE+Aia
いずれこの世界に生まれてくる命・・・。
それは、誰にも言えない禁忌の果てに生まれたものだった。
世界に戦禍を広げたブリタニア皇族の血を最も濃く受け継いだ、ブリタニアの純血種――。
そして、誰よりもギアスの系譜を色濃く受け継いだ子供でもある。
世界で最も呪われた、忌まわしい子供。
そんな子を身に宿した若い母親は、幸せそうに微笑んで腹を撫でるだけだった。
ゼロはまたも彼女に声をかけた。
「足の手術とやらは、いつ頃になる?」
「・・・お医者さんははっきりとは仰ってませんでしたけど・・・、多分、この子を産んでからになると思います」
「・・・大変だな。単純な手術だけで済めば良いだろうが・・・」
「恐らく、長くリハビリをしなければいけないでしょうね。・・・もう九年も歩いてないんですから、仕方無いことです。
 ・・・でもね、ゼロ。私はそんなに恐くないんです」
「・・・何故?」
「ちゃんと、自分の足だけで立てるようになりたいし・・・、
 それに、生まれてくるこの子と、どっちが先に歩けるようになるか、競争する心算です」
ナナリーはぺろりと小さな舌を出しておどけてみせた。
その顔は木陰の中にあってもはっきりと分かるほどに明るい。
ゼロはそんな彼女の様子を見て呟いた。
「君は、強くなったな」
ナナリーは一瞬ゼロの言葉に目を丸くしたが、すぐに瞳を和らげてこう返した。

「――だって、もう『お母さん』ですもの」


ゼロの目には優しく腹を撫で続ける小さな母親が映っていた。
腹の中の子に向ける彼女の顔は、どこまでも安らかだった。
彼は、彼女がそんな穏やかな微笑を向けていた相手を、世界でただ一人だけ知っている――。



*********************************************************




ナナリーと別れて、ゼロは施設の外へ向かった。
この施設はゼロの主導の下、シュナイゼルの名で建造された総合病院である。
しかし実際のところ、この病院の建造は悪逆皇帝が極秘裏に進めていたプロジェクトであり、
彼の死後、それがそのままブリタニアの新政府へと委託される形となった。
最先端の医療サイバネティクスの権威や最新鋭の医療設備を集めたこの病院は、
表向きは先の戦争で傷ついた兵士の治療・リハビリが主目的とされる。

・・・この計画を最初に推し進めた人物の、本当の目的を、その願いを知る者は誰も居ない。


262:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:32:23 yzdE+Aia
ゼロは一人、館内を進みながら『あの日』のことを思い遣った。
晴れ渡る空の下、久しぶりに直に対面した彼と向き合い、その命を絶った日のことを。
肉を刺し貫く感触が、剣から己の手に伝わってきた。
・・・そのような感覚を覚えたのは、人生においてこれで二度目だった。

彼は脱力した体を自分に預けてきた。
『・・・これは、お前にとっての罰だ』
『お前は、正義の味方として、仮面を被り続ける・・・。枢木スザクとして生きることは、もう無い――』
『人並みの幸せを、全て世界に捧げて貰う、・・・永遠に』
滴り落ちる血が衣を赤く染め、血塗られた手が仮面に張りついて来た。
彼は確かに命を懸けて世界を変えた。その願いを、自分が受け取って生きることになった事実を、改めて思い返す。

こうして、かつて最も憎んでいた存在の仮面を被り、人々の希望として生きる――。
最初の頃の戸惑いや不慣れな言動は、今では殆ど消えた。
自分の手で殺した男の、その妹を救った存在として、彼女を支え続ける・・・。
『彼女』は、あれから面と向かって自分の正体を明かすように言ったことは無い。
それでも、時折触れる小さな手や、何もかも見透かすような大きな瞳によって、
仮面の下の正体など、全てお見通しとでも言われているような気がしている。
何も言わない穏やかな瞳が自分と、彼の考えていたことなど全て理解している、とでも言うように。

そしてゼロは思い出す。
あの日、聖堂の中で彼が自分の問いに答えた言葉を。
彼女のことは、良いのか。・・・自分ひとりが死んで、彼女を残して逝くことになって、それで良いのか、と――。
・・・あのような問いを彼に投げかけたのは、彼女が彼にとって誰よりも大切な存在であることを、
自分は誰よりも理解していたからだ。
彼は一度目を伏せて、ゆっくりと言葉を紡いだ。

『・・・・・・。・・・これで、良いんだ』

彼の瞳は、穏やかだった。







病院内を通り抜け、関係者専用の裏口からひっそりと出る。ナナリーのもとへ向かう時と違って、殆ど他人と会うことは無かった。
通用門から出て、病院の側の人気の無い通りに出る。
ゼロが街路樹の一つに声を掛ける。
すると、一匹の猫が木の枝から飛び降りてきた。
猫はそのままゼロの腕の中に納まり、ゼロは猫を抱いたまま歩き出した。
先ほどまで会っていた、妹に等しい存在に思いを馳せる。

己の腹の中の子をどうしても産みたい、と言い張っていた少女は、今はこの病院の中に押し込められている。
妊娠という公に出来ない事態を抱えてしまった以上、大きくなった腹を隠したままで政務をこなすことはほぼ不可能だからだ。
ああまで強固に『母』となることを主張した彼女は、まだその先に待ち構えている困難を、正しく認識していないのかもしれない。
『父親』の正体は、この世界の誰にも明かせないタブーであること、そしてその『父親』との子が、
何の障害も抱えずに無事に生まれてくる保障は何処にも無い。
そもそも、まだ体も出来上がっていない16歳の、足に障害を抱えた少女が出産に耐え得るのか、との懸念も残る。
若年での妊娠、出産は思う以上に大変な事態かもしれないというのに。


263:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:33:48 yzdE+Aia
それでも、とゼロは思う。
それでも彼女は、『母』となることを望むだろう、と。
それは、まだ現実をよく知らない少女故の甘さと愚かさの反映かもしれない。
ゼロはそのことを知りながらも、彼女に無理やりに堕胎の手術を受けさせるような真似だけは出来なかった。
例えその子供が、誰にも認められない愛の末に出来たものなのだとしても。
彼女の瞳は、何よりも強い思いを秘めていることが、よく分かったからだ。
その彼女の大きな菫の瞳を思い描きながら、心の中で一人呟く。


   C.C.は言っていた。
   ルルーシュが、ナナリーに未練を持たせないように振舞っているのだ、と。
   ・・・あの二ヶ月間、彼が実際どのようにして過ごしていたのか、今では知ることは出来ない。
   それでも、これだけは分かる。
   ナナリーは、ルルーシュへの想いだけで生きていける。
   それは、憎しみとか、そう言った類のものでは無くて、
   それはきっと・・・・。


道を通りすがる人が居ないのが幸いだろう。
世界を救った英雄が猫を抱いたままゆっくりと歩く、というどこか牧歌的でシュールな画が垣間見られるのだから。
不意に、腕の中に納まっていた猫がにゃあ、と鳴いて、するりと腕から抜け降りた。
そのまま、ゼロを先導するかのように数歩先を歩く。
ゼロが猫に呼びかける。

「――よし。行こうか、アーサー」

ゼロのその口調は、少年のようだった。

******************************************************










ヨーロッパの円やかな青空の下、一台の荷馬車がゆっくりと進む。
田園風景で囲まれ、忙しなく人が行き交うことも無いそこは、酷く長閑だった。
荷馬車の上にこっそりと乗り込んだ少女は、晴れ渡る空を見上げながら、眩しげに目を細めた。
彼女がこうして一人気ままな旅を始めて、数ヶ月は経つ。
ライトグリーンの長い髪を結った彼女は、以前着ていたブリタニアの拘束服を着ることはもう無かった。
彼女は、もう誰からも追われることも無くなった。かつてのギアス嚮団からも。ブリタニアの皇帝からも。
――一人の男の手に因って、彼女はしがらみから解き放たれた。

柔らかな藁の上に寝そべる彼女の傍らには、一羽のピンクの折鶴がある。
彼女は馬車の上でそっと身を起こすと、誰にも聞かれないような小さな声で呟いた。

「・・・落ち着いたら、カレンにでも会いに行ってやるか」

小さな声は荷馬車を引く馬の蹄の音に消えた。
空を見上げる彼女の瞳はどこか優しげで、それでいていつものように不敵なものだった。



264:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:35:04 yzdE+Aia
****************************************************


ゼロが去った後、ナナリーは病院内の庭園で一人車椅子に座っていた。
よく晴れた青空が見たいと言って、部屋に戻ろうと言うゼロの申し出を固辞して庭園に残った。
車椅子を操ってゆっくりと木陰から出る。
明るい日の光が反射して、少女の白い肌を更に際立たせていた。
ナナリーは、膝の上の白い折鶴を両手でそっと持ち上げた。

現在、ナナリーは代表の座を一時的に退いており、ブリタニアではシュナイゼル主導の下での政治が行われている。
3ヶ月前、過労で倒れたとの報道がされた際に、まだ幼く足に障害を抱えた少女に世間が向ける同情の目は少なくなかった。
人々の脳裏には、あの悪逆皇帝のパレードで、動かない足を鎖に繋がれた哀れな皇女というイメージが付き纏っていた。
ナナリー自身の弱々しげな外見も伴ってか、人々は彼女が抱えきれないほどの責務を抱え、
その疲労から倒れたのだ、という報道を信じている。
実の兄に裏切られ、殺されかけた哀れな少女なのだ、仕方の無いことだ、と――。

ナナリーは、自分にそんなイメージが付き纏うことの方に心苦しさを覚えていた。
・・・自分は、そんな清廉潔白では無いのに。


――自分が犯した罪を、自分は償わなければならない――
民主制の始まったブリタニアの代表の座に就いて間もなく、異母兄のシュナイゼルに会った時、
彼が『ゼロ』に一生付き従う存在となったことに気付いた。
何にも執着を持っていなかった彼は、そこに住む数多の住民ごと、呆気なくかつての帝都を消滅させた。
ナナリーはそんな異母兄の罪を認識するとともに、自分にも見過ごした咎があることをよく自覚していた。
例えギアスに掛けられずとも、自分もまた一生を世界のために費やすことになるだろうことを理解した。
兄が守りたかった世界のために。
そのために、異母兄の自由意志が永遠に奪われたままとなることを心苦しく思いながらも、
もう世界は奇麗事だけでは成り立たないのだということを、ナナリーはよく分かっていた。
そして、それは自分を支えてくれるゼロも同様なのだ、ということも。
・・・だって、仮面の中の人物は、自分と同じ罪を抱えているのだから。




・・・『あの日』、兄の命が消えていくのを目の当たりにした日・・・。
絶望の只中に居た少女は、泣くことしか出来なかった。
幾ら泣いても兄が帰ってくることは無いのに、溢れる涙を止められなかった。
生きていることも放棄したくなる慟哭のなか、それでも生きることを選択したのは、偏に兄の想いに拠るものだ。

あの時、兄の死に際して、ナナリーは繋いだ手から兄の隠していた心が何時よりも明瞭に伝わってくるのを感じた。
何よりも鮮明に兄の願いが伝わってくるように感じられた。
そうしたことが何故起こったのか、ナナリーには知る由も無い。
奇跡などという言葉で片付けるには、それは余りにも重過ぎた。

兄が自分に伝えたかったこと・・・。
それは言葉にされなくても、あの時に全て伝わっていた。
自分のことを誰よりも愛している、と。
自分に生きていて欲しい、というその想いが。

ナナリーはそんな兄の想いを受け止めて、この世界で生きていく決意をしたのだった。


265:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:36:29 yzdE+Aia
しかし、幾らその想いに支えられても、最愛の人を目の前で亡くした悲しみは癒えることは無かった。
詰め込んだ仕事の合間を見計らったように、一人の時は目から涙が溢れ出た。
夜一人で眠ろうとする時も、夢に魘されて一人暗闇の中で目を醒ます時も、いつの間にか頬を濡らしていた。
心の中に空いた大きな穴は、そう簡単に時間が解決してくれるものでも無かった。

そんなある時、自分の体に変調を来たしていることに気付いた。
過密スケジュールの中、考えないようにしていた事実は、貧血で倒れた後の搬送先の病院で明らかとなった。
・・・あの二ヶ月の蜜月で得た新たな命が、自分の中に宿っていた。



日に日に大きくなっていくような自分の腹を見下ろす。
この中にはどんな子が居るんだろう、と思いを馳せながら。
誰に似ているんだろう、と考えることは、ナナリーにとってとても楽しみである一方で、・・・酷く恐ろしいことでもあった。
世界の誰よりも憎まれている男の血を引く子供は、一体誰の面影を宿すのだろうか、と。
世界中の誰からも、神様からも祝福されることの無い子供・・・。
それでも。

――今度は私が、あなたを護るから。
   かつて、お兄様が私を護り続けてくれたように。
   世界じゅうの人に疎まれても、私だけはあなたを護ってみせる。
   本当に『優しい世界』が出来るように、
   ・・・あなたが自分の思う道を歩める世界に、一歩でも近づけるように、頑張るから・・・。
   そしていつか、あなたと一緒に、『優しい世界』を歩むことが出来るように。

腹を愛しげに撫でる少女の顔は、穏やかだった。


266:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:37:52 yzdE+Aia
ナナリーは頭上の空を見上げた。
空には、たなびく巻積雲が見えた。その中を、飛行機雲が走っていく。
戦いの途絶えた世界において、通常の旅客機が運航しているのだろう。
『あの日』から、世界は取り敢えずのところ平和だ。
それでもその平和が恒久的に続く保障は何処にも無い。
物語では、悪の大王を討って、人々は平和に暮らしました、でお終いだ。
現実は、そう単純では無い。もっと複雑で、数多の人の思惑や望み、願いが絡み合うものだ。
それでも、それが『生きる』ということだから。

――お兄様。
   私と貴方は、昔に起きたあの悲劇で、強く結び付けられた。
   あの時から、私たちはお互いしか居ないというように、互いを縛りあって生きてきた。
   お兄様がずっと私を護ってくれた。
   お兄様は、もう居ない。
   私をずっと護ってくれたその手は、もう何処にも存在しない。
   それでも、今も私の心に、確かにこの気持ちは存在しています。

   愛しています、お兄様。
 
   ずっとずっと、永遠に――。




不意に、強い風が吹いた。
長いアッシュブロンドが風に煽られ、舞い上がる。
ナナリーの頭上には、果ての無い青空が広がっていた。





<終>


267:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:39:49 yzdE+Aia
以上です

こんなガチ素人の妄想拙文に長々と付き合って下さった皆さん、どうもありがとうございました



これでこのシリーズは終わりです


268:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:46:39 uvvQpC7R
糞ルルナナがやっと終わったか

以下信者の感想スレなので他カプは投下しない方がいいよ
叩かれるからね

269:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:47:00 r4EMbXCN
>>267
超乙!!!!
俺たちにできないことを平然とやってのけるッ!!そこに痺れるあこがれるぅ!!
次回作も楽しみにしてますw

270:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:50:03 KN1hDDaU
>>267
神乙 リアルタイム遭遇だったw
スゲェ…としか言葉が出てこない。本編を使ってうまく話を盛り上げて
その上でルルナナ兄妹の細かい設定もきちんと織り込まれてる
267がルルナナがホントに好きなんだなって伝わってきたよ
勿論読んでるこっちも切ないけど、凄く良かった。陳腐な言葉でスマン
今までいい話をありがとう、楽しませてもらった。新作もまた待ってるよ!

で、これを一冊の本にしてもらいたいんだが、どうにかならないだろうか

271:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:58:25 tvSZ10lJ
>>267
主よ、これ本にしてもいいか?
これ色んな人に読んでもらいたいよ
よかった、本当に
そんな言葉しか思いつけない自分の語彙のなさがなさけない

272:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:00:38 D/hOLxCf
>>で、これを一冊の本にしてもらいたいんだが、どうにかならないだろうか

ルルナナ信者のマンセーうぜぇ・・・もう、カプスレでも作ってそこでやったらどうかと思う。

273:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:05:26 KN1hDDaU
>>272
カプスレでいきなりエロパロスレの話なんかできるわけねえだろうがw
ルルナナの話がいやならNGワードにでも突っ込んどけよ
自分のレスにもルルナナが入ってるんだから、ちゃんと消えるだろ?
このスレに来れる年齢なら、専ブラ入れてNG登録程度のことできるよな

絡んでスマン
投下した267は全く悪くないから、ホント気にしないでくれ

274:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:23:48 1n0F1lgj
ゼロカレが読みたい

275:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:35:29 0KawqXwk
>267マジGJ!神だ!
キャラの心情の読み込み、時系列、辻褄の合せ方…非の打ち所がない!
荒しにも負けず投下し続けた貴方の勇姿、確かに見届けた!
むしろコレを小説版として出版して欲しいくらいの素晴らしさだった。
お疲れ様でした。
GJ!そしてありがとう!

276:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:41:25 eBfy5jVV
お前ら本とか無茶言うなw
サイト活動でもなくオフ活動でもなく素性不明で通せる気楽さでここに
投下してるかもしらんのにw

>>267
GJ!
最後まで落としてくれてありがとう!
エロもエロで好きだけどお話としても読んでいたので、どう言っていいのか
分からんがとにかく堪能しました。終わってしまって少し淋しくなるけど、
でも、面白かった! 
他キャラ萌えだけどこれでルルナナにも開眼したよ。

駆け抜けていったルルーシュも自由になってカレンと再会できそうなCCも
結構ゼロが板についてきてるスザクも自分が護る側になろうとしている
ナナリーも、皆話のなかで生きてる感じで良かった!

277:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:51:09 N/Jypy16
>>267
GJ!!やっぱり切ないが、清々しい気持ちになれる最後だった!今まで読んできてよかった。完結してくれてありがとう!本当に乙でした。

278:名無しさん@ピンキー
09/01/25 02:17:19 egkSkeh1
>>267
マジで本化には賛成
同人で出してください
感動しました

279:名無しさん@ピンキー
09/01/25 02:33:11 LGeeu5WP
>>267
感動しました。
こんなに物に手を付けるのにドキドキしたのはいつ以来だろう。
長い連載を完結させてくれたことに感謝を
そしてこんなに感動をくれたことに心から感謝します。
それから本当にお疲れ様でした。
機会があればまたあなたの書いた話を読みたいです。


280:名無しさん@ピンキー
09/01/25 02:54:54 y6jGkxgw
>>267
本当にお疲れ様でした、GJ!
ナナリーも切なかったんだが、スザクやC.C.視点の描写も好きだ
うっかり涙腺滲んで今目が痛いですww

281:名無しさん@ピンキー
09/01/25 03:11:14 Z8hJbg0Z
>>267
普段はルルCC好きの俺でもあんたの作品は大好きだったぜ
良くぞ完結してくれました
興味が無かったルルナナが最近気になるようになったのはあんたのせいだぜ


282:名無しさん@ピンキー
09/01/25 04:11:02 syugp6mz
CCの所で泣き、スザクで泣き、そしてルルーシュとナナリーの思いに泣かされた
最終回はさみしいけど無事に終わらせてくれて良かった
感動しました

283:名無しさん@ピンキー
09/01/25 05:14:04 YDylCSez
>>267
乙!
号泣しすぎて明日の朝どうしよう状態
ルルナナに目覚めました
アンチに負けずよくやった!
自分も書籍化希望だ

284:名無しさん@ピンキー
09/01/25 09:21:55 z02u3lOy
>>267
これ読んで最終回で泣けなかったのにマジ目から汁が
最終回ショックも読んでるうちに癒されてきてDVDも見れるようになりました
エロもそうじゃない所も細やかに書かれていて
みんなの心情がよく表されていてよかったです
続きがとても楽しみでした
最後まで書ききってくれてありがとう
お疲れ様でした

285:sage
09/01/25 09:48:05 ukMpyYRk
>>267
完結おめでたう! すばらしかった。
素人裸足の文じゃないと思うぞ。
(自分、創作で同人活動を長くしていたから書き手目線から見て、
すごく才があると思っていた)
とにかく朝から滂沱の嵐だ。本気で声を上げて泣いてしまったぢゃあないかっ!
主軸なるナナリー、ルルーシュだけではなく、
C.C.やスザク視点からも上手くつなげて、物語をうまく膨らませていた。
それによって厚みを増し、リアリティが生まれる。
出産・妊娠の描写も絵空事にならず、よく書かれていたと思う。
(これまた自分、そちら系の職場なので)
ゼロ仮面がアーサーと共に歩いていく最後の締めがまた演出効果があって心憎い。
最終回物を扱うとどうしてもウェットになりがちだが、
ドライな地の文と、情感あふれる人物の内面を描くことで、
とてもよいバランスが出来ていたと思う。
悲しいものを悲しいと書いても泣けないように、
淡々とした事象を積み重ねていくことで、魂を揺さぶる良作が生まれたと。

あれこれ書いてしまったが、本当にGJ!&乙!
新作にも期待している。ありがとう。

286:名無しさん@ピンキー
09/01/25 09:50:35 ukMpyYRk
…すまない。
sage忘れた。orz

287:名無しさん@ピンキー
09/01/25 10:54:35 +rxrrPyh
>>267
やばい。朝から涙が止まらない・・・。
作品の中身を上手くつかみながらの補完に感動しました。
この2人に関してならそういう結末もありだと思います。
文章もとても素晴らしいです。
貴方の作品は全て保存しておこうと思います。
今まで感動をありがとうございました!!!

288:名無しさん@ピンキー
09/01/25 11:33:17 wcTSHBsc
>>267
2ヶ月の空白を埋めてくれたその妄想力に感謝&感激した!!
もう俺の中のルルナナはこれでいい
オールハイル ルルナナ!

289:名無しさん@ピンキー
09/01/25 12:26:30 uS/MovuI
474 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/25(日) 10:22:05 ID:KKEK36H9
連載していたSSが完結した
まずそのカプ自体好きじゃなかったんだがなんとも言えない気持ちを抱きながらもとりあえず読んでた
文章もまぁ上手いんだ、構成もしっかりしてる、なんだかんだで最後まで読んできてよかったと思ったよ

ただ、妊娠エンドだけはやめてほしかった
近親相姦でしかも妊娠って…それはやっちゃまずいだろ
あああダメだ気持ち悪い
過剰マンセーする住人も気持ち悪い
受け入れられないのは自分だけなのか?

という誤爆

290:名無しさん@ピンキー
09/01/25 12:42:11 065+5vAy
>>267
子供関連の描写にシャルルが重なってすげー不安になってしまった
アーサーがスザクゼロをかじかじでもしたら、それこそ不安倍増だったろう…
実は個人的にC.C.の赤い折鶴もちょっと怖かったしw
しかしそれら全てが、最後の"今のところ平和だ"という
その平和の大切さを感じさせてくれる

いいバランスだ。何より楽しめた。
これも一つの可能性っつうのがまた…世界って広いのよねw
次回作とか書くなら、量の多少やノリの軽重に関わらず
思いっきりはっちゃけられん事を。
健闘を祈って敬礼!ビシッ

291:名無しさん@ピンキー
09/01/25 13:09:08 b1FPGbC2
>>267
泣けたー
凄く感動しました
妊娠ENDでもこれはすんなり受け入れられた
二人の今までのやり取りの蓄積もあってこの最終回はとてもよかったです
最終回がまた見たくなった
私もルルナナに目覚めた一人です

292:名無しさん@ピンキー
09/01/25 14:13:39 9TnsebFU
やっと終わった…(読んでないけど)
次はルルシャリ書いてくれませんかね?

293:名無しさん@ピンキー
09/01/25 14:19:44 +5OtZ/d8
>>267
お疲れさまでした。
長編連載をきっちり完結させた貴方に惜しみ無いGJと敬意を表します。

294:名無しさん@ピンキー
09/01/25 14:41:34 OW3LYeuF
>>267
素晴らしい作品をありがとうございます。
うっかり電車の中で読んで泣いちゃったゼ☆
荒れることもあってうんざりしてたけど、このスレに常駐してて良かったと心のそこから思いました。
オールハイル・ルルナナ!


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