パワポケでエロパロ8at EROPARO
パワポケでエロパロ8 - 暇つぶし2ch700:旅ガラス
09/02/08 21:20:03 wjMnJqVH
「吸う前からこんなになってるなんて、淫乱すぎて呆れるねぇ」
言葉責めを繰り返す小波。しかし、もうFは抵抗する意思などさらさら
「はぁ、はぁ・・・・もっと激しく・・・・・」
「え??」
「もっと、激しく吸ってぇ!!!」
挙句の果てに自分から懇願する始末である。
「ふぅ、エロF、だったらお望みどうりやってやるよ」
小波はそういうと、乳首に吸い付くだけでなく、下の唇のクリトリスを指で刺激した。
「はぁ! やぁ! ん!」
その激しい責めにに声を張り上げながら、自らも腰を振るF
「あぅ! あんっ、いいっよぉ、もうイッちゃううぅ」
「イキたいなら好きなだけイカせてやるよ」
そう言って小波は責めを加速させる。
「う、うあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
Fは絶頂を迎えた。
「ハァハァ・・・・・」
しかし、まだ彼女は足りていない。ただもの欲しそうに小波の下半身を眺めている。
「今日はここまでな」
しかし、あろうことか小波は行為を終わらせようとする。
「えっ???」
「なんだよ、文句あるのか?それとも、エロエロのFちゃんはこれだけやってまだ満足できないのかなぁ~??」
全てを見透かしたように小波は聞く。
しかし、今のFにはそんなこと関係ない。
ただただ小波が欲しいのだ。
「は、はやくちょうだい」
「おいおい、頼み方を知らないのか???」
もはや、どんな意地悪なことを言われてもFは気にも留めない。
「こんなに淫乱でぐしょぐしょになっている、私のアソコを小波の大きいもので満たしてください!!!」
「もはや、なんでもありって感じだな。だったら入れてやるよ」
そういって小波は怒張した自身をFの中に突き入れる。
「んあ~~~~~!!!!」
いきなりの深い快感に喘ぐF。
「んんっ、ああ、、ぁっ!~~ぅ!
激しく動く小波にFはどんどんどつぼにはめられて行く。
「F、お前のエロい締りのせいでもう出そうだよ」
早くも限界に近い小波がそう告げる。
「んっ、あっ……ふぁ、あんっ!中に、、、、出してっ!!!」
「最後まで、淫乱全開だな、分かったよ」
小波は欲望そのものをFの中に出し切った。
「ンああああああああああああああああああああああ」
Fは中でそれを受け止めると、ついには失神してしまった。

701:旅ガラス
09/02/08 21:20:32 wjMnJqVH
ーーーーーーーーー数分後
「ふぅ、ちょっと言い過ぎたかな。」
意識がもどりシャワーを浴びている、Fを尻目に小波は先ほどの行為を反省する。
「ん???」
不意に後ろから小波はロープで体を縛られる。
振り向くと、髪型を戻したFの姿が。
「お、おい??」
「さっきはよくもあんな屈辱的なことばっかしてくれたわね」
すっかり勢いを取り戻したFは暗黒の笑みで小波を見る。
「だ、だからごめ・・・・」
「いいわ、その代わりちょっと私の遊びに付き合って欲しいの。
ちょっとSMゴッコがやって見たくてね」
そうニコニコして鞭を持つF。
「さぁってMドレイ君。たっぷり搾ってあげるから覚悟しなさい!!!!」
「ちょま・・・・・アッー!!!!!!!!!」
支配を甘美に感じた時は一転、悪夢の時が小波を襲った。

いやぁびっくりでやんすねぇ。
この女、オオガミが作ったアンドロイドなんでやんすけど、ここまで性格に変化があるなんてオオガミを予想外だと思うでやんす。
さて、髪型で性格を豹変する女がいると思えば、まるっきり外見を豹変させた女もいるでやんす。
それを今から話すでやんす!!!!

702:旅ガラス
09/02/08 21:21:06 wjMnJqVH
今はここまでです、続きは後ほどに

703:名無しさん@ピンキー
09/02/08 21:55:34 36eTghBF
GJ!
ゆっくりでもいいから続編を書いてください。

704:名無しさん@ピンキー
09/02/08 22:06:29 6HNo89x+
GJ!
続きはゆっくり作っててね!
自分も今作ってんの終わったら、8主×芙喜子か
異例の10主×いつきを作ろうと思うがどっちが皆はいい?

705:名無しさん@ピンキー
09/02/08 22:10:57 4f5FKU2h
>>748
10主×いつきは某所で見たな。そんな訳で俺は白瀬を所望する。

706:旅ガラス
09/02/08 22:13:53 wjMnJqVH
あと、今回名前をイニシャルでぼかしちゃって読みににくく無かったでしょうか?
まぁ皆今回のイニシャルの誰かはすぐ分かったとは思うけど
つぎもイニシャルでいこうと思ってるんで、きいてみますた

707:名無しさん@ピンキー
09/02/08 22:19:38 mORGOR0M
なんかシンクロニシティでもあんのかね。俺の書いた梨子物も足コキしてんだけど

708:名無しさん@ピンキー
09/02/08 22:34:38 d+7bMWNv
くそ、みんな今日はやけに調子が良いぜ

神でも宿っているのか?

709:名無しさん@ピンキー
09/02/08 23:17:26 kDRHRaxD
ハタ物には足コキが似合うなぁ

710:名無しさん@ピンキー
09/02/08 23:23:27 SKnjQ3eP
というかリコに足コキは容易に想像できるなw

711:名無しさん@ピンキー
09/02/09 00:08:19 iWnOr9On
胸ないしな

712:名無しさん@ピンキー
09/02/09 00:56:53 qEdPdD4Z
胸がないって言われたときにぃ、
じゃあ尻コキできるじゃない!って確か言ったような気もするんですけれど

713:名無しさん@ピンキー
09/02/09 01:22:09 QBmiCSCz
足コキ可能キャラは多い、ならばパイズリなら…みなこさんですね

714:名無しさん@ピンキー
09/02/09 01:27:54 7RJHU1hk
足コキ不可能キャラ→みゆき先生などのゆうれいキャラ

715:名無しさん@ピンキー
09/02/09 01:34:58 VHHBhc1v
ユイはパンツ越しでマンズリ素股ですね。分かります

716:名無しさん@ピンキー
09/02/09 01:48:50 o5rx8ag+
キュキュギガガピポ(浜野にはイラマチオが似合うと思いませんか?さあ、そういったSSを書かないでください!)

717:名無しさん@ピンキー
09/02/09 01:49:25 qEdPdD4Z
またありがちなミスを犯してますね

718:名無しさん@ピンキー
09/02/09 01:54:35 RrvCdESZ
カズにアキノリ(AVメーカー)の170以上の女シリーズに出てほしい

719:名無しさん@ピンキー
09/02/09 01:58:17 iWnOr9On
他のキャラと明らかに高さが違うしな

720:名無しさん@ピンキー
09/02/09 02:10:44 7RJHU1hk
背が高いキャラってだいたい巨乳だがカズはどうだろ

721:名無しさん@ピンキー
09/02/09 02:12:49 o5rx8ag+
ヤシャお姉さまは貧乳らしいぞ

722:名無しさん@ピンキー
09/02/09 02:28:56 Wap9i1hr
>>749
>10主×いつきは某所で見たな
詳しく教えて貰おうじゃないか

723:名無しさん@ピンキー
09/02/09 04:35:02 lCiQAHrl
いちいちカルト教団ネタ挟むやつ何なの?

724:名無しさん@ピンキー
09/02/09 08:19:42 6XYQul1A
>>766
10主×いつきを取り扱ってるSSサイトがどっかにあったはず。

725:名無しさん@ピンキー
09/02/09 18:00:12 3UAnhPPw
6主×詩乃とか欲しいな~

726:名無しさん@ピンキー
09/02/09 18:47:57 +XrHNB8R
社長、何故かあそこにデス・マスもどきがいるのですが。
あと、そろそろテレパスを起動させた方が良いかと。

727:名無しさん@ピンキー
09/02/09 19:31:44 S+FHBHT7
※注 10の主人公で、かなり異常な構想です。



 投打の大活躍で甲子園連覇を果たし、見事意中の球団にドラフト1位指名された漢、小波。
 そんなスーパーヒーローな彼である、学内では彼目当ての黄色い声が
 キャーキャー騒いでいてもおかしくない、はずなのだが……

「やったぜ! △1つで3点ゲット!」
「やれやれだぜ、小波。そんな点数で喜ぶようではまだまだだな」
「何だと越後! そういうお前はどうだったんだ?」
「ふっ…やれやれだぜ」
「なにっ……名前を綺麗に書いて△2つだと…!!」
(この二人、テストで○をもらったことあるんでやんすかねぇ……)

 そう、小波はあまりにも野球バカ過ぎて、というか普通に馬鹿すぎて、
 一部を除いてほとんどの女子からは天然記念物的存在として
 生暖かく見守られている状態なのであった……

「くそっ、次は負けねえぞ越後! 俺も綺麗に名前を書いてやる!」
「やれやれだぜ、小波。俺はこの字を40分で書き上げた。お前に真似ができるかな?」
「なにっ! それなら俺は39分50秒で書き上げるぞ!」
「なんだと! それなら俺は39分45秒に短縮してやる!」
「それなら俺は39分……」

 隣の教室にも聞こえるような大声で言い合いをしていた二人の間に、一人の美少女が割り込んだ。
「悪いが、馬鹿な話を馬鹿でかい声で話すのはやめてもらえないか、馬鹿共」
「邪魔するな、紫杏! 漢には譲れない勝負の時っていうものがあるんだ!」
「ふっ、やれやれだぜ、小波。その点については俺も同じだ」
「おっ、越後! なかなかうま」
「そもそも二人は名前が違うのだから、その勝負は争うこと自体ムダだと思うのだが?」
 しばし流れる沈黙……

728:名無しさん@ピンキー
09/02/09 19:32:09 S+FHBHT7
「紫杏! 難しい事を言って俺たちを騙そうたってそうはいかないぞ!」
「やれやれだぜ。危うく頭が△になるところだったぜ」
「越後、それはちょっと意味がわから」
「いいからやめんか~~い!! この馬鹿共~~!!!」
 元自治会長の目をくるくるさせての一喝により、二人の勝負は強制終了と相成った。

「…あの馬鹿っぶり、わざとやってるんじゃないの?」
「ほんまになぁ~。でもそこが小波のええところやで、素直やし、純情やし、かっこええし……」
「ふーん、ところで和耶、話をする時くらいはこっちを向いてもらえないかしら?」
「え? あ! いやいや、違うで、何でもないでっ!」
 和耶は慌てて小波に向けていた視線を逸らす。
「まったく……」
 朱里は純情野球バカに一瞥をくれてやると、ふうっと溜息をついた。

「小波くん、気にすることないですよっ! 私はおバカな小波くんが好きなんですから!」
「ああ、ありがとう奈桜。ところでお前は何点だったんだ?」
「小波くん、私は奇跡というものを信じています。そして私が二桁の点数を取れたのも
  きっと奇跡なんですよ! そしてそして最終的には奇跡というものを私に教えてくれた
  小波くんの勝ちっ! ということになるんですよっ!」
「えっ、そ、そうなの?」
「はいっ、そうなっちゃうのですっ!」
「ふーむ、そうかそうか! そうなっちゃうのか! あんまりよくわからなかったけど」
 奈桜はニコニコしながらうんうんと頷いている。
 どうやら彼女も自分の言ったことをあまりよくわかっていないようだ。
「………」
 そんな会話を五十鈴は、本を読みながらも無意識に聞いているのであった。


729:名無しさん@ピンキー
09/02/09 19:33:16 S+FHBHT7
――

「わんわん! わんわん!」
 小波が寮に帰ると、茶色い子犬が元気に駆け寄ってきた。
「おーよしよし、いい子だスメル! お前は本当にいつも臭いなぁ、はっはっはっ」
「ヘッ、ヘッ、ヘッ」
 スメルは臭いを移してやろうと言わんばかりに小波の手を舐めまくり、体を擦り付ける。
 小波はそれを嫌がるどころか、優しく抱きかかえ、頭を撫でてやったり、体を擦ってやる。
 するとスメルは尻尾を激しく振りながら、小波に益々じゃれつくのである。

(なあスメル、俺はいつまでこうしていなければならないのだろう……
  お前といる時だけだよ、リラックスした状態でいられるのは)

「くぅ~ん、くぅ~ん」
 スメルは小波の一瞬の心情を察したのか、悲しそうな声を出して小波の顔を舐める。
 小波はすぐに気持ちを切り替えると、明るく笑い声をあげる。
「ははは、やめろよスメル、言葉では表現できない臭いがするぞ!」

 実は小波は桧垣先生の薬品により、超人的頭脳の持ち主となっていたのだ。
 彼はその能力に目覚めた瞬間、裏に潜む巨大な組織の存在やこの学校の目的を瞬時に察知した。
 そして、彼がこのような能力に目覚めたとわかれば、
 自分は二度と野球が出来ないようになるだろうと……

 小波は決して正義の味方などではない。
 言ってしまえばある一種の【勘】が働くようになっただけであり、
 その程度の能力でサイボーグ部隊を擁する巨大組織に抗おうなどというのは、無謀の極みであろう。
 彼はあくまで何の関係もない一般人であり、何より情熱的なまでの野球人なのである。
 小波は野球センスは元々抜群であり、このような能力がなくとも甲子園優勝は果たせていたはずだ。
 彼は大好きな野球を捨ててまで、暗黒の奥深くに足を踏み入れようとは到底考えられなかったのである。

730:名無しさん@ピンキー
09/02/09 19:33:41 S+FHBHT7
(しかし……)
 小波は考える。自分はマークされている。
 それは何人かの女性を救おうと関わったせいかもしれない。
 それとも野球魂に似た、熱い何かが彼をはやしたてるのであろうか。
 結果的には中途半端に片足を突っ込んでいる状態だと言える。
(いつかやってくるのだろうか、全面的に戦わなければならない時が……野球人生を捨ててまで……)

 ふと、背後に気配を感じた。
 小波はごく自然に後ろを振り向く。
「どうしたんだ? 紫杏、お前がこんなところに来るなんて」
 そこには制服をきっちりと揃え、いつものように整然とした佇まいでいる紫杏がいた。
「ああ、ちょっとな…小波、お前はあまりに馬鹿すぎる。さすがの私でも驚愕するほどにだ。
  それでは野球選手になっても、何処かの詐欺師に騙されて野垂れ死ぬのが目に見えている」
「…俺はお前のストレートさに驚愕しているぞ」
「そこで、だ。明日また私の家に来い。お前のその頭のネジを締め直してやる。
  …少しばかり荒療治になるだろうがな」
「えっ! ちょっ、そんな急に言われても、明日は荷田君と」
 紫杏は自分の用件だけを伝えると、さっさと踵を返してしまう。
 そして一旦途中で立ち止まると、後ろを振り向き笑顔で言うのであった。
「約束だぞ、小波。待っているからな」


731:名無しさん@ピンキー
09/02/09 19:36:13 S+FHBHT7
こんなまだエロもない状態なのですが、続きを書いていっても良いでしょうか?
駄文の上にめちゃくちゃな設定ですみません……

732:名無しさん@ピンキー
09/02/09 19:36:26 WK6L554n
かまわん、続けてくれ

733:名無しさん@ピンキー
09/02/09 19:58:28 ALakci+T
許す。だからお願いします。

734:名無しさん@ピンキー
09/02/09 19:58:29 S+FHBHT7
ありがとうございます、書きあがり次第投下します!
ところで紫杏の三人称呼びかけってもしかして「君」だったですかね……?
間違えてたらすみません

735:名無しさん@ピンキー
09/02/09 19:59:13 ALakci+T
>>777げっと~

ホント宜しく。

736:名無しさん@ピンキー
09/02/09 20:35:12 6XYQul1A
( ゚∀゚)o彡゜続き、続き!!
いいんだけど、出来れば漢数字にしてくれないか?

737:名無しさん@ピンキー
09/02/09 21:12:36 S+FHBHT7
了解です、修正しました。
紫杏の呼びかけは「お前」で良かったみたいです、失礼しました。。。

738:名無しさん@ピンキー
09/02/09 22:08:23 +XrHNB8R
話の内容のすっ飛びぷりは、自分も好きだが
次からは投下する際は、投下する言う宣言をしてくれ。
あと・・・GJ!

739:名無しさん@ピンキー
09/02/09 22:15:47 krX8ysQ5
GJだぜ!
俺は大人しくエロパロ板の流儀に従いネクタイを着け靴下を履いて正座しながら待ってる……!

740:旅ガラス
09/02/09 23:23:19 SReDn+0W
どうも続き出来たんで投下します

「小波、アンタのことが好きなんだ!!付き合ってくれ!!」
人気があまりない孤島で、一人の女が人生初の愛の告白に挑戦していた。
「Nさんの気持ちは嬉しいけど、付き合えません、ごめんなさい」
告白を受けた男は申し訳なさそうにこう答えた。
「別に、Nさんが悪いとかじゃなくて、皆知ってる通り俺Aさんと付き合ってて、真剣に結婚まで考えてて・・・・」
ガーン!!!
告白が敗れ去った後の言葉はもう彼女には一切聞こえなかった。
この出来事は彼女に深い傷を与え、大きな決意をさせるのであった。
ーーーーーーーーーーー数年後
小奇麗な居酒屋で、従業員であるN・S(以下N)は送られてきた写真を眺めていた。
「ふぅ、あの二人結婚するんだね」
写真には、Nの想い人であった1つ下の後輩小波と、婚約者でNの親友でもあるR・Aとのツーショットだった。
日の出島・・・・Nの故郷に小波が越して来てから島は大きく変わった。
野球部に入部した小波は一度廃部になった部を建て直しキャプテンに就任すると自らもエースとして活躍し、甲子園優勝までやってのけた。
小波は今もプロ野球でエースとして活躍している。
野球部後輩で球界のエースを争うモグラーズ(最近球団名変更が噂される)大神が当時エースではなく外野をしていたことも考えてもかなりの実力者であることがうかがえる
そんな彼にNが想いを寄せ始めるのには時間がかからなかった。
元々小波とは弟が野球部をしていたという関係でよく小波がNの家に訪れる事が多くなり知りあった。
しかしNにはある不安があった。
自分は生まれてこの方、結構太り気味の体質で容姿も全く自信が持てなかった。
でも、このまま何も言わないのは勝気な自分としてもっと許せなかった。
そんなNは、自分の卒業の日に小波に秘めたる想いを告白したのだ。
結果は前述の通り見事に撃沈。
小波はNがどうとかという以前に既に婚約者のRと交際していたため断った。
しかし、Nは結局自分の容姿が 原因でどの道ダメだったのではと飛躍的に解釈してしまい、結局ある決断をした。
「いやぁ、Nさんはホント綺麗だよな~。」
「ホント、ホント。
Nさんとお付き合いできる男は幸せだ~」
客たちはNを見るたびそんなことを言う。
容姿に自信を持てないほど乏しいと自負していたNに何故皆こう言うのか?
Nは本当に皆が見とれてしまう程に美しい容姿をしているのだ、今は。
Nは卒業後本土に渡ると、村長の家に生まれたという柄から恵まれ金銭を利用し、親に秘密で美容整形手術に踏み切ったのだ。
もちろんそれは成功し、Nは昔からは考えられない程の美しい容姿を手に入れた。
だが・・・・・
そんなこと自分を生んでくれた親に言えるのだろうか??
日の出島から本土に渡ってきた歳の近い連中には既に会っている人もいて、自分が整形したことも知っているが、気を使って島の人間にはそのことは言っていない。
綺麗になることにはそれなりの代償があるということを知った。
しかも、整形して何か報われることがあったのだろうか?
小波は結婚したわけだし何も変化はない。
悩みのジレンマはNをグルグル迷走させるばかりだった。

741:名無しさん@ピンキー
09/02/09 23:23:42 SReDn+0W
「こんばんわ~」
「あ!小波・・・・・」
気がつくと、店には小波がやってきた。
因みにこの小波はさっきNが告白して撃沈した相手の小波ではないのであしからず。
彼は店の近場の職場である和桐で勤務している。
そんな彼とNは最近付き合い始めたのだ。
彼は優しいし、自分の姉御肌な性格にもあっている。
まさに自分にとって理想の彼を手にいれたと言ってもいい。
しかし、最近彼に自分の整形前の容姿を知らせてしまった。
もうこのままでいられるだろうか・・・・?
Nはずっと不安を抱きながら付き合っていた。
「・・・・・・・・二人きりだね」
気がつけば店にはNと小波しかいない。
結局不安を抱き続けることなどNには出来なかった。
思い切って自分自身を話そうと思った。
「今日はじっくり話がしたいな」
小波がそう言う。
もう逃げられないであろう。
「なぁ小波、私整形したっていったろ??」
「うん」
ちょっとこの先の事は言うのが怖くなった。
でも、今更遅い。
自分の性格上それを聞かずにはいられない。
でも・・・・・・でも・・・・
それを聞いたら
・・・・・・・・もう終わりかもしれない。
Nは俯いて目を逸らす。
でもはっきりと口を開いた。
「それでも私のこと好きか?」
一番怖い言葉。
Nの声は半ば震えていた。
「そうゆうことも含めて君が好きだ」
「え!?」
小波が言った言葉はNの予想をいい意味で裏切る言葉だった。
「これまでの人生全てが、君という存在になってるんだ。
この写真は過去の姿であってホントの姿じゃない」
「じゃあ今の方が好きなんだね?」
「俺はそう思う」
「なんかごまかされた感じがするけどいいか」
Nは微笑んだ。すると次の瞬間視界が小波でいっぱいになった。
・・・・・・・キスされてる。
Nは目を大きく見開いたが、次の瞬間目を閉じてそれを受け入れる。
長い口付けの後、Nはそっと言った。
「なぁ、今日はここに泊まっていってくれよ」
「あぁ・・・・」
今は片時も小波離れたくない・・・・・・・・。
Nは純粋にそう思っていた。

742:旅ガラス
09/02/09 23:24:55 SReDn+0W
「やっぱ恥ずかしいよ・・・・」
着ている服を全て脱がされたNはそう呟く。
「Nさん、あまり経験とかないの?」
小波は純粋に質問する。
「悪いかよ!!!
高校時代はあんなんだったんだから誰も見向きもしてくれなかったんだよ!!」
Nは怒って小波に返す。
「いや、悪く言ったつもりじゃないんだ・・・
その・・・俺もあんまりそんな経験無いからどうなんだろうって思って・・・」
「そうか・・・
じゃあお互い様だな。
お互いやるだけのことをしよう・・・・」
機嫌を直したNが微笑んで呟く。
「・・・ん」
二人はゆっくりと唇を重ねる。
小波は指をNの中に入れてみる。
「っんん!!」
あまり慣れない感覚にNは体を震わせる。
「Nさん??」
心配になった小波が問いかける。
「大丈夫だよ、その・・・・気持ちいいからさ」
恥ずかしそうに呟いたNに小波のモチベーションは見る見る上昇していく。
1本だった指を2本に増やし、さらなる未開の地へ侵入していく。
「あっ! はぁ! やぁ! ん!」
その責めにNの感覚もどんどん敏感になっていく。
「Nさん、どう?気持ちいい??」
「ああっ、あんっ、うん、すごく感じるよ・・・」
「そっか良かった」
安堵の表情を浮かべる小波。
しかし、Nは浮かない顔して
「なぁ、小波。我慢できないなら・・・・もういいよ」
と小さく呟く。
「え??」
「ほらさ・・・その・・・・」
バツの悪そうなNを見て察した小波は
「いいの??」
と問いかける。
「ここまでされて、何もなしのが辛いよ」
「分かった」

743:旅ガラス
09/02/09 23:25:27 SReDn+0W
小波はそれだけ言って自分のモノを先ほどまで指を入れていたNの中にあてがう。
「Nさん・・・いくよ」
「・・・・・・・うん」
小波はそれをNの中に侵入させる。
「あぅ!!」
Nは声を上げる。
「す、すごい狭いし、締まる・・・・」
小波はNの中に強い快感を感じた。
もう我慢できそうもない。
「Nさん、もう動いていい?」
「うん・・・・」
その確認を聞くと小波は勢いよく動き出す。
「んっ、あっ! あぁん、はぁ! あっ」
その動きにNもどんどん快感を受け続ける。
「あんっ、はぁ……あああっ!」
Nまた、最早我慢できない状態になっていた。
「Nさん気持ちいいよ、すごく!!」
「あんっ、あっ、私も・・・・」
お互い限界への階段をどんどん上っていく。
「Nさん・・・・俺・・・・」
ついに小波は限界に達していた。
「んっ、あっ、ああっ、んん!私も、イッちゃう~!!」
Nも同じく限界が近い
「もう・・・・だ、めだ・・・」
小波は全てを出し切る。
「んんんんんんあああああああああああああ」
Nも絶頂を迎えた。
「はぁ・・・」
疲れきった二人は抱き合いながらすこしずつ眠りについていく。
「小波・・・・大好きだよ」
「・・・・俺も」
愛の言葉を誓いながら・・・・。

744:旅ガラス
09/02/09 23:26:01 SReDn+0W
いやぁ~純愛でやんすね。
でも、オイラはこんな純愛はキライでやんす!!!
オイラの元カノはオイラを弄んでひどく傷ついたでやんす。
智美!!!!!よくもオイラを利用したでやんすね!!!!
・・・・失礼したでやんす、つい熱くなって・・・・・
今からちょっと休憩がてらに豹変する男も紹介するでやんす。
異世界から仕入れた話でやんす。

「おい、お前の旅には危険がつき物なんだろ??俺を連れて行け」
「断る!!!」
「ふぅ、お前に拒否権はない!!
小波、それをこの俺ONZMがそれを今から教えてやる!!!」
「お、おい止めろ!!!!」
ソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤ
ソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤ
ソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤ
「アッーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
今一人の偉大なキャプテンの運命が変わった。

・・・・・・・・・・・・恐ろしいでやんす。
こんなのが近くにいたら、おそろしいでやんす・・・・
気を取り直して続きいくでやんす!!!
この女はガサツで凶暴しかも力も強いときた恐ろしい女でやんす。
でも、一人の男の前では豹変してSがMになるでやんす!!
ツンデレとは違うこの女をの話をするでやんす。

745:旅ガラス
09/02/09 23:26:37 SReDn+0W
今回ここまでです
続きは後ほど

746:名無しさん@ピンキー
09/02/09 23:30:36 o5rx8ag+
全く意味がわからんのは俺がノータリンだからなのかな…

747:名無しさん@ピンキー
09/02/10 01:53:33 lffTQEEZ
むーん

748:名無しさん@ピンキー
09/02/10 02:08:13 nqifNOBU
イニシャルでも分かることは分かるんだがわざわざイニシャルにする必然性が分からないな。最初のAさんは彩さんのことかと思った。

749:名無しさん@ピンキー
09/02/10 02:43:25 XROGW/kb
GJです!続きも楽しみに待ってますね。

750:名無しさん@ピンキー
09/02/10 02:43:57 KBdpgpls
変に凝ると逆効果だよ。

751:名無しさん@ピンキー
09/02/10 05:41:57 UcuXl2qS
なんというか、エロパロは18禁というのがまるで分かってない作者だというか

752:名無しさん@ピンキー
09/02/10 07:01:03 L4OtmPqJ
あと全部出来てから投下してほしい

753:名無しさん@ピンキー
09/02/10 07:25:00 sXbSeoGN
投下する宣言してくれって言われてるのに何故しない……

754:名無しさん@ピンキー
09/02/10 09:30:20 nBg9Udi4
・・・お願いすら無視かそれもいきなり・・・
まあ、荒れないことを願う。この先、荒れたら
10主×奈桜の慰め合いSSの投下は見送るわ。

755:名無しさん@ピンキー
09/02/10 11:45:44 KHHdHsLN
コテ名乗ってくれるのは評価できる。NG登録できるから。

756:名無しさん@ピンキー
09/02/10 14:34:18 s9ute4cS
たのしさ あふれる プロ野球ゲーム!

757:名無しさん@ピンキー
09/02/10 16:44:37 lffTQEEZ
野球…?

758:名無しさん@ピンキー
09/02/10 17:01:32 T/Rzg40V
のだまか いい言葉だ

759:名無しさん@ピンキー
09/02/10 17:04:22 GSUTQPp/
>まるっきり外見を豹変させた女もいるでやんす。
タマちゃんだと思った俺は負け組。てっきり(髪型で)外見を豹変させたのかと思った。

760:名無しさん@ピンキー
09/02/10 20:34:48 44WasFpZ
では、投下宣言ということで…後ほど一本投下します。

761:名無しさん@ピンキー
09/02/10 21:22:21 001xJwYc
むしろここまでよく荒れなかったなぁ、と素直に感心した。
発売後に空気が活性化してからというものぶっちゃけ結構綱渡りな流れだったぜここ。
いつ場慣れした奴から叩きがついて荒れちまってもおかしくないような。
ずっとROMってたけどここまで全然荒れなかった、荒れたと言ってもこの程度、
てのは誇るなんて大仰な話でもないがいい流れだったんじゃないかな。

762:名無しさん@ピンキー
09/02/10 21:27:04 9zRAIgsP
すてーきでやんす!

763:名無しさん@ピンキー
09/02/10 21:32:00 lffTQEEZ
ステーキなんてココ最近食べてないなぁ…
朝から食べれるなんて胃が凄いな

764:名無しさん@ピンキー
09/02/10 21:32:36 sXbSeoGN
このスレッドはチームプレイ○、ムード○でお送りします。

765:名無しさん@ピンキー
09/02/10 21:36:30 xeBOO8SH
全員気迫持ってるからへんなことでピヨったりしないよ
ただ神速で絶倫も持ってるけど

766:名無しさん@ピンキー
09/02/10 21:38:39 nBg9Udi4
>>808
18未満の違反者をフルボッコですね。
わかります。


767:名無しさん@ピンキー
09/02/10 22:51:43 Cm3/djV9
>>789
やべ~ 今書いてる話と被ってる
とりあえず半年位寝かすべきか?

768:名無しさん@ピンキー
09/02/10 23:03:59 4VbfTTre
髪が濡れると性格が変わる白瀬を利用してハタ人間となった白瀬をクリアワルザーで倒して
弱々しくなった白瀬を主が襲うっていう話ありかな?

769:名無しさん@ピンキー
09/02/10 23:23:39 nBg9Udi4
>>812
まぁ、いいんじゃないか?
でも、それはレイプ物のような気がするから投下の際注意書きをしたほうがいい思うぞ。
苦手って人もきっといるからな。

770:名無しさん@ピンキー
09/02/10 23:36:24 WXMSCKvm
ネタが被ってても問題なし

771:名無しさん@ピンキー
09/02/10 23:51:59 6ayc7c7k
つーかさ、何で皆して書いていいかどうかいちいち許可求めたがるんだ?
最近ずっとこんな感じな気がするけど。
別に誘い受け氏ねとか言う話じゃなくて、好き勝手に書いて適当に間を読んで適当に投下すればいいじゃん。
投下前に一言ただし書きはして。
別にそこまでかしこまる必要も無いと思うんだけどな。

772:名無しさん@ピンキー
09/02/11 00:00:06 lffTQEEZ
そーいうこった
己が望むまま、欲望フル出力で書けばいいと思ふ

投下宣言は忘れないでね

773:名無しさん@ピンキー
09/02/11 00:00:30 9zRAIgsP
>>815
長い。
三行以上にまとめろ

774:名無しさん@ピンキー
09/02/11 00:16:33 0S76ECa/
>>817
三行以上ワロタw

775:水道局
09/02/11 02:48:27 vysg6pxB
流れをぶった切るようで申し訳ないですが、先程宣言した通り投下します。
悲しいことに一本もない1・みなこさんです。

776:花想い
09/02/11 02:50:10 vysg6pxB
待ち合わせには少し早いお昼過ぎ。
ふと足元に目を向けると、オレンジ色の小さな花が咲いている。

「お、これは確かキンモクセイ……」

公園内を見回すと、他にもコスモス、リンドウなど
この季節特有の景色が目に入る。

純粋に綺麗だな、と思う。
以前は花の名前なんてさっぱりだったけど。

「―おかげで、花に詳しくなったなぁ」

柔らかな風に乗って、花の甘い香りが鼻をくすぐった。


『花想い』


甲子園優勝を果たした熱い夏から一ヶ月ほど。
街は、爽やかな空気に包まれた秋を迎えていた。

しみじみと情景にふけっていると、突然視界がシャットアウトされる。

「だ~れだ?」

後ろから抱きつかれ、目隠しをされた状態。
良く知っている声。

「……みなこさん」
「あたりー。よく分かったね、野球少年?」
「そ、そりゃあ……」

待ち合わせしてたし、それにあの胸の感触で……

「あ~なんか今、いやらしいこと考えてる?」
「い、いいや、そんなことないけど」

いたずらな笑みを浮かべるみなこさんに思わずドキリとする。

777:花想い
09/02/11 02:53:14 vysg6pxB
「ふ~ん、あやしいなぁ?―あ、見て。ハナミズキ!」

彼女の視線の先にあるのは、赤い実をつけた花。

「ハナミズキって言うの?」
「かわいいでしょ?それに、花言葉も……」
「ん、何ていうの?」
「ひみつ~」
「はあ……」

相変わらず、マイペースというか、かわされるというか。
年下とはいえ、少し不満だったり。

「……小波くんはさ」
(……え?)
「―ううん、何でもない!ほら、フラワーセンターへレッツゴー!」
「え、ちょ、ちょっと……」

そう言ってこちらを引っ張っていく。
先ほど浮かべた表情は消えていたが、少し気がかりだった。
なんとなく寂しい、秋風のような表情が―

 ………

「家に来ない?」
デートの後、そうみなこさんに誘われるまま、現在は彼女の部屋。
みなこさんはシャワーの最中。
何度も行為を重ねたベッドの上にに腰かけ、一息つく。

今日のデート中、なんとなく彼女の様子がいつもと違っていた。
本当になんとなくだけど、あの公園で見せたような、そんな雰囲気だった。
「……気になるな」
何か悩んでるのかな……

「何が『気になる』の?」

そんなことを考えていると、シャワーを終えたバスタオル姿のみなこさんが現れる。
少し張り付いたバスタオルが、その抜群のスタイルをより強調している。

「え、ちょっとね」
「悩み事?なら、お姉さんが聞いてあげようか?」

そう言うと手際よくこちらのトランクスを脱がし、既に硬くなったモノを取り出す。

「あはは、元気だね、君は。悩みなんてあるの?」
「くっ」

ピンっと指で軽く弾かれ、思わず声を上げてしまう。
そんな様子に彼女は妖しい笑みを浮かべる。

778:花想い
09/02/11 02:55:17 vysg6pxB
「ふふ、じゃあ……」
「う……」

しなやかな指がこちらをを優しく握り、時折強く握ってしごき始める。
「……ちゅ」
「っ!」
上へ下へ、そして左右に弄くりまわされ、ガマン汁が彼女の唾液と混ざりあい、
ジュプジュプといやらしい水音を生み出す。
下半身から伝わってくる甘い痺れが、俺の脳髄を麻痺させるような感覚に陥らせる。

「ふふ、どんどん硬くなる……」
「くぅ……」

全体を満遍なくしごき、その次に亀頭を責めあげる。
その繰り返しで、何度もダウンしそうになる。

「みなこさん……結構ヤバイかもっ……」
「あはは、もう限界?でも、まだだめよ……今日はこっちでね」

そう言って、みなこさんはバスタオルを完全に脱ぎ去った。
美しく豊かなバストがさらけ出され、思わず息を呑む。

「今度は……胸でしてあげる」
「え?」

そして彼女はかがみ込むと、そのボリュームのある双丘でこちらのものを包み込んだ。
途端に、柔らかく温かい感触が、敏感になったモノに襲ってくる。
「みなこさん……うあ!」
こちらを締め付ける感触、それは柔らかい肉の包み込むごとく。
クリームの中に挿し込んでいるような、膣や口とはまた違う感触だった。

「気に入ったかな?」
悪戯っぽい笑みを浮かべ、双丘を弾ませて全体をしごいていく。
みなこさんは更に胸を絞り上げ、今度はピンク色の乳首で亀頭のくびれを擦り始めた。
「うぁ!」
最初は柔らかかったのが、亀頭を擦り続けるにつれて徐々に硬くなってゆく。
そして、硬く勃った乳首がクニクニとこちらの先端を刺激し始める。 

「っ、くうっ…」
息を荒くしながらその光景を見つめる。
彼女の胸がこちらのモノでその柔らかな肉を窪ませ、谷間からちょこんと亀頭が顔を覗かせる。
亀頭からは、絶え間なく透明な液体が溢れ出ていた。

その時一瞬、頭の中に違和感がよぎった。
確かにいつもリードされ気味だけど、今日は何か一方的というか―

そんな考えを断ち切らせるかの様に、みなこさんはペースを緩めるどころか、
こちらを快楽へ誘うかために、より一層行為を加速させていく。

779:花想い
09/02/11 02:57:27 vysg6pxB
「どう?もう限界?」
「あ、ああ……くぅ!」
「ふふ……」
彼女の妖しく湿る唇が先端に近づき、そして、それを啄ばんだ。

「くっ!!」
「きゃあっ!」
遂に耐え切れず、彼女の胸の中で精液を勢い良く吐き出す。
硬く腫れあがった亀頭に触れるその感触だけで、腰が砕けそうになるほどの快感だった。

「ふぅ……」
「あは……いっぱい出たね……」
息を整え、みなこさんが上気した顔に妖しい笑みを浮かべる。
そして、胸の谷間に溜まった白い液体を掬い、口に含む。
「うわ、苦くてドロドロだね……」
「………」
そんな姿を見て、先程出したばかりだというのに、それはすぐに硬さを取り戻す。

「じゃあ、最後は私が上に……」
「ちょ、ちょっと待って!!」
「うん?なにかな?」

やっぱりおかしい。こんな一方的だなんて―
そう思うが先に、俺はみなこさんの手を握っていた。

「やっぱり変だよ、今日のみなこさん。昼からずっと……」
突然のこちらの言葉に、周りの空気が一瞬止まる。
「……そう?思い違いじゃないかな?」
そう彼女は言うが、それが嘘だってことぐらい、一緒に過ごした俺なら分かる。

「……わたしは大丈夫よ」

それでも虚勢を張るみなこさんに対して、ムキなってしまう。

「誰にだって言いたくないことや隠したいことはあるよ!
 でも、何か悩んでいたり、困ったりしているのなら相談してほしい。
 そりゃあ年下だし、頼りないかもしれないけど……そ、その、付き合ってるんだし……逃げないから」

語ってみたはいいけれども、最後の方は声が小さくなってしまった。
少しクサいセリフだったけど、本当にそう思って―

「―て、みなこさん!?」
そこで初めて、彼女の目にうっすらと涙が光るのが見えた。
「ど、どうしたの?」
思いがけない涙に狼狽してしまう。
「バカだね、君は……年上を泣かせるなんてね」

軽く目元を拭い、こちらをしっかり見て言葉を続ける。
「わたし、留学しようと思うんだ」
「もしかして……」
「そう、イギリス。前は飛行機に乗れ遅れたり、小波くんが必死に迎えに来てくれたりで、
 このままでもいいかな、なんて思ったけど……。
 でも、小波くんが夢を叶えたのを見てたら、わたしも夢を追いかけてみたくなって……」
「うん………」

780:花想い
09/02/11 03:00:06 vysg6pxB
静かに彼女の話を聞く。
「本当はあの甲子園決勝の日、あのまま別れちゃうのがいいかな、って思ってたんだ。
 でも、結局元にもどっちゃって、また一緒になって……けれど、やっぱりちゃんと勉強したくて……」
「なら、留学すればいいじゃないか」

そう言うと、キッとこちらを見て―今までで初めて見る、ストレートな感情をぶつけてくる。
「でも、留学したら君はわたしのことなんて忘れるでしょ!それが嫌なの!!
 どうせ忘れられるなら、このまま何も言わずに―今日が最後だと思って、わたしは、」

「忘れないよ」

驚きの表情を浮かべた彼女にふぅ、と一息ついて話を続ける。
「確かに、みなこさんと会えなくなるのはつらい。だけど、もう会えなくなる訳じゃない。
 それに、あの時もだけど、俺はもう『忘れられなく』なっているんだけど?」
「小波くん……」
「俺は、忘れない。だから―安心して、行っておいで」
行っておいで、なんて偉そうだったけど。
たぶん彼女にもこの想いは届いただろうから。

そう言うと、彼女は涙を溜めながら、最高の笑顔で―
「うん……」
俺は再び、彼女の手をしっかりと握りしめた。


「さっきね」
「?」
「君のこと、バカだね、なんて言ったけど……訂正。やっぱり『いいやつだね、君は』」
「みなこさん……」
「あ……」

そっと触れる感触。
そう言えば今日は初めてだな、なんてことを思いながら口づけをより甘く、深いものへと続けていく。

「んん……」
陶酔したように、彼女が吐息を漏らす。
「ん……ぁ……」
啄むように、慈しむように、何度も時間を掛けて触れ合うキス。

唇を離すと、みなこさんの甘い表情が目の前にある。
「上手……どこで覚えたの?」
「みなこさんが教えたくせに」
そう言って、ゆっくりと手で彼女の乳房へ触れる。
「んっ……」

十本の指を膨らみへあてがうと、合間から肉が溢れてくる。
双房は整った丸みを奪い去られ、いやらしい型を刻み込まれるかのように揉みくちゃにされている。
その中央に位置する赤く充血したそれは、自分の存在をアピールするかのように、ピンと上を指している。

781:花想い
09/02/11 03:04:15 vysg6pxB
「あんっ!」
その突起を爪で弾くと、まるで稲妻が走ったかのように彼女の体が反応する。
その姿にゾクゾクして、その行為を数回繰り返す。
「ひゃんっ!む、胸ばっかり……んぁっ!」
集中的に苛めていくと、彼女の体も敏感になっているのかどんどん感度が良くなる。
それが面白くて、自然と愛撫と苛めを反復してしまう。

「ん、あんっ、あぁ……」
「こっちも……」
頃合いを見計らって、今度は下へと手を伸ばす。
そこはすでに透明な液体で溢れかえっていた。

「んんっ!」
愛撫を続けると、奥から次々と新しい蜜が溢れてくる。

「すごい……」
「んんっ、言わないで……ああっ!」
全体への愛撫から、ピンポイントのものへと変えていく。
厭らしく、妖しく光るクリトリスがとてもエロティックだった。

「んん、熱くて硬いのが、お腹にあたってる……」

はち切れんばかりに膨張し脈打つそれは、待ちうる快楽が我慢できないかのようだ。
それを見つめる彼女の表情も、また同じだった。

「いくよ、みなこさん……」
「うん……」
愛液で溢れかえった花弁を開き、反り返る切っ先をあてがうと、彼女の腰を掴んでこちらに引き寄せる。
と同時に、こちらも腰を突き出して、熱い秘肉の中へと一気に挿入した。

「ひゃあぁんっ!!」
一気に貫かれた衝撃に、流石にみなこさんから悲鳴が上がる。

「い、いきなりなんて……あぁあっ!」
「っう!」
喉元まで抉られそうな快感。
最奥部まで達した瞬間にとてつもない、それこそ本当に逝ってしまいそうな快感に襲われる。

「んっ!ああっ!」
容赦なく締め付けてくる中を存分に貫き、擦り切れるまでに紅の陰唇を摩擦する。
擦るごとに彼女の躰は反り上がり、それと同時にこちらも締め上げてくる。

互いの結合部はとても熱く、溶けてしまいそう。
ただただ欲望に任せて、彼女の中を蹂躙していく。

「んんっ!はぁ、うぅん、ひゃあんっ!」

みなこさんの切ないほど甘美な嬌声を聞き、ますます腰の動きが止まらなくなる。
「こ、こんなに……はぁあん!!」
「ごめん、何も考えられない……くっ!」
「んんっ―!」
軽く絶頂に達したのか、休まず今度はみなこさんの華奢な躰をかき寄せ、後ろから突き上げる。

「んぁ、す、少し休ませ……ん……あむ……んあぁぁっ!!」
快楽の波から助けを請う彼女の言葉を唇でふさぎ、先程までとは異なる部分を擦りあげて、新しい刺激を与え続ける。
「ひゃあっ!あん、あぁんっ!」
彼女の中は生きているかのように自在に形を変え、こちらを徹底的にしごきあげる。

782:花想い
09/02/11 03:05:36 vysg6pxB
「すごい……溶けそうだ……」

そして今度は正面から抱き合うような姿勢へ。
みなこさんの大きなバストに顔を埋め、乳首を甘噛みする。

「あ、ああぁんっ!!」
断続的な快楽に加え、敏感になった乳首への責め立てもあって、その刺激に抗えず、何度も絶頂を迎えている。
かく言うこちらも、一度出したとはいえ一瞬でも動きを止めると途端に果ててしまう―そのぐらい、本当に余裕がない。

「あっ、あん、あぁ……ぁあっ!」
「も、もう限界っ……」
「んっ、んぁ、ああぁあ!」

顔を上げ、互いの唇を求める。
何も考えられず、ただ目の前の唇を求めあう。

最後の力で奥へとねじり込み、そして最奥ですべてを放った。
同時に、彼女の快感も最高に弾けた。

「くっ!」
「あぁぁあ―っ!!」

ゆっくりと快楽を味わうかのように、それは永く続いた。

 ………

「まったく、とんでもないオオカミだね、君は」
繋がったまま、糸が切れた人形のようにベッドに倒れこむ。
「知らなかったなー」
「いや、その……ごめんなさい」
我ながらやりすぎたと思うが、本当に何も考えられなかった。

「あのね」
「え、うん?」
俯いて、少し恥ずかしそうにして。
「ハナミズキの花言葉、教えてあげる。『―私の想いを受けて下さい。』覚えた?」
「…………」
「忘れないでね」
「わ、忘れないよ」
「約束だよ?野球少年……ううん、小波くん」
「みなこさん……」
「待っててね……」
そう言ってこちらに体を預けてくる。

そんな彼女の重みと温もりにありったけの幸福を感じ、俺は世界で最も愛しい人へとキスをした。


そして季節はめぐり――


783:水道局
09/02/11 03:10:02 vysg6pxB
以上です。バスト90(あくまで1主の推測?)らしいですが果たして。
今後は書いてないシリーズが3・7・9なのでそれらを中心に書こうかなって思ってます。
誤字脱字ありましたら申し訳ないです。

784:名無しさん@ピンキー
09/02/11 03:12:23 Rd4Wjkev
おおおおおおおっっ!貴重なみなこさん話ktkr!
す、素晴らしいです!大変GJです!

785:名無しさん@ピンキー
09/02/11 03:22:41 ASlHvOcZ
>>799
ここはコテより名無しの方が良いSSを投下してくれるからな
多少の例外はあるけど


786:名無しさん@ピンキー
09/02/11 03:34:11 DnhcM6yB
水道局氏
安定感 キレ○ ムード○ テンポ○ 持続

787:名無しさん@ピンキー
09/02/11 06:24:07 72cgTXMJ
GJ!
制作者としては大先輩なので大変参考になります。

788:名無しさん@ピンキー
09/02/11 08:46:27 FVfsyFjD
GJGJ!!
おら、みなぎってきたぞ!!

789:名無しさん@ピンキー
09/02/11 10:12:37 xKgSaLpe
一々確認取らなくていいぜ、てな空気なのに悪いんだが……
エロ無しでもここでいいのか?萌えスレは投下しにくい空気なんだ。
ムード×だな……空気読めなくてスマン。

790:名無しさん@ピンキー
09/02/11 10:56:40 u1AoNXcN
萌えスレ、そこまで投下しにくい雰囲気でもなさそうだけどな・・・

791:名無しさん@ピンキー
09/02/11 11:00:19 D0TiObsi
いいから早く投下するんだ
エロ無しでも十分に歓迎だ

792:名無しさん@ピンキー
09/02/11 11:16:50 Hlq1gQc9
問題ない
すぐ投下作業に移れ

793:名無しさん@ピンキー
09/02/11 15:27:30 xKgSaLpe
了解……だが推敲したいので待っててくれ。

794:名無しさん@ピンキー
09/02/11 19:08:12 k7An2plQ
ワームホールで精液瞬間移動……何を考えてるんだ私は

795:名無しさん@ピンキー
09/02/11 20:58:10 MrnyvIxN
>>838
せーえき で表記なのですねわかります

796:名無しさん@ピンキー
09/02/11 21:29:17 5PQp2IV5
鬼鮫とワームホールのコンビで掘り放題だな

797:名無しさん@ピンキー
09/02/11 22:43:27 xKgSaLpe
>>838
何故か、ワームホールの能力で存分に犯されるルッカが浮かんできた。


798:名無しさん@ピンキー
09/02/11 22:47:02 2Q/7Rb6S
見たことのある場所にしか穴を出せないんだぜ
というかそれをやるにはワームホールの体にナニを…

799:名無しさん@ピンキー
09/02/12 00:45:57 JQviYlnT
主人公と朱里にデスマスさんが
「若いからといって情熱に身を任せず、『健全に過ごしなさい』」
とか
「しっかりと避妊はするのですよ。
いいですか、避妊するんですよ」
とかアドバイスしてくれるといいな

800:名無しさん@ピンキー
09/02/12 00:56:13 Qwigti0a
主「うわー、からだがかってにー(棒読み)」
朱「くっ、なんてことをめいれいするの、ひきょうものめー(棒読み)」

801:名無しさん@ピンキー
09/02/12 01:07:59 74m1MrEv
>>844
某体が勝手に風呂場を覗く花組隊長を思い出したw

802:名無しさん@ピンキー
09/02/12 01:14:28 2vBKsfVO
>>842
寝室や風呂場にワームホールをあらかじめ連れて行っておけば
荒井兄弟ばりに神出鬼没な鬼鮫兄貴の完成だぜ。

803:名無しさん@ピンキー
09/02/12 01:23:57 uD3GFESR
その後のデスマス

 謎のお坊さんが歌うと日本の少子化問題が解決したです。

804:名無しさん@ピンキー
09/02/12 05:15:04 h836A0ve
>>843-844
これだけを見ると何か良いトリオだw

805:名無しさん@ピンキー
09/02/12 12:28:48 GRIB12GV
青炎と赤炎で仲良く11主と遊ぶ

この2人、描写がしづらい

806:名無しさん@ピンキー
09/02/12 19:39:05 5+gE0RHD
上を見てハッピーエンドになったもののその行為までには至らない二人に、
業を煮やしたデスマスが能力で二人を抱かせるものが思いつきそう。
最初は抵抗する二人だけどだんだん自分の意思で抱き合うようになってという結末で。

807:名無しさん@ピンキー
09/02/12 19:45:53 Qwigti0a
バナナ頭まじそういうことにだけ便利な能力
しかし自分でやろうとすると能力の応用が効かないという不遇な子

808:名無しさん@ピンキー
09/02/12 20:28:46 mafBhGlU
デスマス「くくく、さあイッてください」
朱里「……駄目、イケない……!でも……感じちゃう……!ビクッビクッ」

809:175
09/02/12 22:08:02 buzR3iO0
ふう、Aがようやく書き終わった…
でも推敲とかしたいから土曜日に投下しますね

810:名無しさん@ピンキー
09/02/12 23:53:56 uD3GFESR
>>849
パワプロクンポケット11公式ガイドブック買って来たんだが
青炎と赤炎は男に分類されてるんだが?

>>853
神条社長好きにはいやでも期待してしまう

811:名無しさん@ピンキー
09/02/13 00:24:01 4zbFCVH4
半陰陽とな

812:名無しさん@ピンキー
09/02/13 00:37:51 ZBiO+kpX
ブラックがなぜむっつりスケベと呼ばれているのか
できるだけ詳しく10レスくらい使って説明をお願いいたします

813:名無しさん@ピンキー
09/02/13 00:51:06 dXWbXZAk
出歯亀だからです

814:名無しさん@ピンキー
09/02/13 16:57:37 dX6oiy/G
>>856
男なら一度は透明人間になりたいと思うことがあるだろ?
つまりはそういうことだよ

815:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:01:54 a0K7S/AD
Q.さあ、明日は何の日?ーーーA.俺には関係ない日。
Q.さあ、今日は何の日?ーーーA.13日の金曜日。

明日に合わせて、何話も投下するような神はいない?
俺は『3行上』の理由で気づかなかったため、(さっき気づいてからリアルに悲しくなった)
文を作ろうと思ったけど、全くまとまりそうにないぜ。

816:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:05:54 a0K7S/AD
連レス悪いが、一言言わせてくれ。

次スレはタイトルが「パワポケでエロパロ&SS 9」「パワポケでパロ&SS 9」とかのがいいと思うんだ。
結構、「エロなしだけどいい話」とかはたくさんこれまでにもあったと思うんだ。

そういったいい話とかを思いついても、ただエロってタイトルにあるという理由で
他の人に敬遠されてたり、避けられたりすることってあると思うんだ。

817:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:07:14 DujQpcP9
神じゃないけどここに1人居るよ
非エロだが、7でバレンタイン物書いてる

が、15日が課題やらなんやらの締め切りなので断念しますた

818:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:28:15 42UImruP
>>853
乙。
そして、待ってるぜ。
>>860
自分は賛成だが私一人では何にもならん。
多数の人も賛成したら次スレはそれでも良いんじゃないか

819:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:31:13 IhrtcjCc
ハタ委員長に水で攻撃したら下着が透けて見えてしまい、その後エロい服装の委員長にお仕置きされる主の話が最近、浮かんでる。
テストが近いので、暇があったら書く予定

820:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:38:28 12Tk7Xo4
>>860
ここはエロパロ板ですが

821:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:43:35 J6p95iFb
>>860
エロパロ板にある時点で、敬遠するような人間は来ないと思うんだが
というか18歳以下も見てるだろう11のスレにわざわざエロパロとか書きこむなよ…

822:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:44:09 7CoDBXQm
普通にエロパロで問題ないだろ常識的に考えて…。それともそんなに未成年を誘致したいのか

823:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:46:06 a0K7S/AD
>>864 そう思うんなら無視してくれ。
わざわざ「話を作る」ということが主題の似たようなスレが
2つも立つのはどうかと思っただけだから。

どうせ次スレ建てのやつに寄るわけだし。

824:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:48:04 qTeddtJk
>>860
そんな理由で敬遠する人は歓迎されない板です
あと板全体のスレタイを眺めてきてください

825:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:49:23 DPV8uPfo
す…すてーきでやんす…

826:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:59:47 12Tk7Xo4
>>865
同意

>>867
反応しなければその意見がまかり通るだろうに。
それにスレ立てするからってそいつが一存で決めるもんじゃないだろう。

827:名無しさん@ピンキー
09/02/13 21:17:59 T0kQybh4
>>875に期待
エリ『えっ!?
委員長も小波君にチョコあげるの?』

828:名無しさん@ピンキー
09/02/13 21:32:49 hY97gnx8
いいえ、それは津波です

829:名無しさん@ピンキー
09/02/13 21:55:35 M9g/pLcL
武美の没イベントで一本書けるような気がした

830:名無しさん@ピンキー
09/02/13 22:10:28 f8ztSJpa
明日は一日中暇な>>733がやってきました。
誰で書こうかなあ、どうせ一日中暇……だし……orz

831:名無しさん@ピンキー
09/02/13 22:53:31 2BweDbZC
紫杏「そうだ、私だけではなく他の皆もあげるようだぞ」

832:名無しさん@ピンキー
09/02/13 23:00:37 hmH+NjWw
パワプロスレに合わせて
パワプロクンポケットシリーズのSS Part9
にしようぜ

「エロパロ」がタイトルに入ってると検索でくる学生が居るからな

833:名無しさん@ピンキー
09/02/13 23:33:15 Z7mNhwL2
パワプロに興味ないんでそれはちょっと・・・

834:名無しさん@ピンキー
09/02/13 23:41:57 f8ztSJpa
つーか「~~でエロパロ」が基本だしエロパロ板に立ってんだからこのままでいいじゃないか。無理して変えようとする意図がわからん。
萌えスレだってSS投下していい訳だし。やれやれだぜ。

835:名無しさん@ピンキー
09/02/14 01:18:13 jlxj+iRX
エロパロクンポケット?

836:名無しさん@ピンキー
09/02/14 03:20:48 5M6gD+m/
あーついに新参が調子に乗り出したか。まぁここまで1000レスかなりよくもったか。

そもそものこの板の意義を考えて話しろよ。言葉は悪いが平たく言や隔離スレだからなここ。
ここは他所とは違ってエロ無しSSがきても「よそでやれ」とか言う事も無く美味しくいただいてる、ってだけで。
あの嘘テンプレの萌えスレの方で「SSスレを別に立てようぜ」って話するんなら分かるが、
ここをSS総合スレみたいな扱いにするのは本末転倒だろ。本来なら萌えスレがそのポジションだし、
SS総合スレがあってそこから�Yか
終わりって書いてあるけど続きもあるよね?

837:名無しさん@ピンキー
09/02/14 20:04:36 qo0XuL0U
ぐ、GJであります…。
お、恐ろしかった…。続きも気になるけど、恐ろしい…。

838:名無しさん@ピンキー
09/02/14 20:44:19 W173+yy3
もう900レスか

あ、GJです

839:名無しさん@ピンキー
09/02/14 20:45:32 nbs91JrQ
うむ、やはり欝は良いものですな

840:名無しさん@ピンキー
09/02/14 21:31:39 jlxj+iRX
カズ「えっ? 次ウチなん?」

朱里「わたしは関係ないもんね~」
11主「ね~」

カズ「……」

841:名無しさん@ピンキー
09/02/14 23:22:07 rBQ2Iebo
ブラック「…私も関係ない」
7主「な!」

カズ「…………」

842:名無しさん@ピンキー
09/02/14 23:37:49 nbs91JrQ
カズ「ウチにはもう、戦いしかないんや…」

843:名無しさん@ピンキー
09/02/14 23:47:20 jlxj+iRX
たまちゃん「その気持ちわかるぞ!」

844:名無しさん@ピンキー
09/02/15 00:07:06 /Qaco65n
フッキー「死ぬときには格好良く死になさいよ?」

845:名無しさん@ピンキー
09/02/15 00:16:27 5PQkU/yc
呼び方「カイ」でしょ。

846:名無しさん@ピンキー
09/02/15 00:36:54 2AziEDIi
8主「…その後は?」

847:名無しさん@ピンキー
09/02/15 01:45:54 pNPZ0Q5i
白瀬「後で口でヌいてあげるから、あんたは黙ってなさい」
紫杏「カイ? 誰と喋ってるんだ?」

848:名無しさん@ピンキー
09/02/15 03:02:33 VMsCxcz3
10主「オレは空気扱いか・・・」

849:名無しさん@ピンキー
09/02/15 03:53:31 y0wPJ4Hi
白瀬のフェラで骨抜きにされる8主萌え

850:名無しさん@ピンキー
09/02/15 04:39:04 O/ERCEd3
カイ「社長、誰と話ていらっしゃるのですか?」
紫杏「カ、カイ!・・・待て。じゃあこいつは誰だ」


851:名無しさん@ピンキー
09/02/15 08:10:48 AOT57UuP
白瀬「えっ?」
カイ「あっ…」

紫杏「ドッペル…ゲンガー!?」

852:名無しさん@ピンキー
09/02/15 09:00:44 13YA5DUf
紫杏「キュウ…」
バタン
10「紫杏!しっかりしろ!しあーん!」

853:名無しさん@ピンキー
09/02/15 09:32:27 JSMH39Mi
灰原「・・・」

854:名無しさん@ピンキー
09/02/15 11:18:38 13YA5DUf
そろそろ辞めにしないか

855:名無しさん@ピンキー
09/02/15 14:59:09 yEBUY1Dn
バレンタインデーか昨日・・・
9主とか貰ったら泣いて喜びそうだよな食料的な意味で。

856:名無しさん@ピンキー
09/02/15 16:34:26 FXj/KpKo
バレンタインを使った9主のネタとして、
武美が死ぬ前に友子に預けてたチョコを武美が死んだ後に9主に渡すとか、
昇天前に貴子が保存してたチョコを翌年のバレンタインの日に見つけるとかが浮んだ。
どっちも欝だ……。

857:名無しさん@ピンキー
09/02/15 16:49:50 maIJbUkB
感動的なのが見たい
でも鬱も捨てがたい

858:名無しさん@ピンキー
09/02/15 16:59:35 64td2hdh
今年はバレンタインデーネタは無しか

859:名無しさん@ピンキー
09/02/15 18:21:26 13YA5DUf
神条社長はお菓子メーカーの陰謀が嫌いですから…

860:名無しさん@ピンキー
09/02/15 18:40:10 A1dMAZbb
バレンタインに全く関係無いけど投下

…容量足りるかな?

861:猫より犬?
09/02/15 18:42:35 A1dMAZbb
…ゴソ…ガサガサ……
何かの物音で目が覚める。物音に目をやると、暗闇の中を静かに移動する影が見える。だがそれに驚いたりはしない。
金目当てに侵入して来た、泥棒や強盗では無いと分かっているからだ。
相手は、まだこちらが起きてないと思っているらしくゆっくりと忍び寄ってくる。そして布団に手をかけたところで、
「何をしてるんだ武美」
「うわぁ!…お、起きてたの?小波さん」
ふぅ…と小さく溜息を漏らす、時刻を確認すると日付は既に変わり午前1時を回っている。
「それでどうしたんだ?」
「いや、ほら…今日は寒いから一緒に寝たいなぁと思ったり…」
何を言っているんだか、と思いつつ顔を見ると妙な事に気付く。暗くてよく見えないが、頭の上に二つの三角形がくっついている。

862:猫より犬
09/02/15 18:44:32 A1dMAZbb
「…?」
手を伸ばし武美の頭をぺたぺたと触ってみる。女性特有のサラサラした髪と、シャンプーの香りが心地よい。そのまま2、3回頭を撫でて問題の三角に手を進める。
その感触は紛れも無く動物の耳で、フサフサとした毛が生えていて触り心地も良い。
「…なぁ、なんで耳なんて付けてるんだ?」
「へへへ~ネットで色々見てたらさ、犬耳コスチュームってのがあったんだ!これを着て迫れば小波さんもイチコロかなと思ってね~…似合ってるかな?」
猫じゃなくて犬なんだ、と思いつつ武美の身体を見ていく。頭には先ほどの犬耳、首にはゆるゆるの首輪が巻かれている。これだけでも普段の武美より一段と可愛らしく見える。
更に下に目を向けると胸元までしかない毛糸の服、お腹の辺りはかなり寒そうだ。そして下は犬の尻尾が生えたミニスカートを履いている。
こんな姿をした女の子が、街中を歩いていたら間違いなくお持ち帰りにされるだろう。それ位魅力的な格好だ。
「ほらほら~早く感想を言って、うわぁ!」
武美の手を引っ張り抱き寄せる。正直、こんな姿で迫られれば、殆どの男が理性など一瞬で消し去るだろう。
「こ、小波さん、感想…」
「感想は言葉でなく、行動で伝えてあげよう」
「え?…んん!」

863:猫より犬?
09/02/15 18:49:51 A1dMAZbb
まだ何か言おうとした武美の口を塞ぐ。唇を合わせたままどちらからともなく舌を絡ませる。
「…ん……ふぁ」
数分程互いの味を楽しんだ後、小波が唇を遠ざける。「…あっ」
名残惜しいのか武美の口から小さく声が洩れる。
「折角犬の姿なんだし、そうだな…此処も舐めてくれないか?」
目を向けると大きく自己主張した息子がそこにある。「え…う、うん」
そういって足元に移動してズボンとパンツを脱がせていく。
その顔は嫌々といったものではなく、嬉々とした表情、それか子供が初めて見たものに興味津々…といった感じにも見える。
「うわぁ…こんなに大きくなってる」
窮屈な場所から抜け出した自分の分身は、ピクピクと蠢いている。
「あむっ…んっ…んっ……はぁ…」
武美の小さな口が鬼頭を包み込んだり、ぺろぺろと舌を使って健気に舐める姿は正に犬そのものに感じる。「嬉しいな、こんなに興奮してくれて……くちゅ…ぴちゃ……んむっ」
上下に動く頭を優しく撫でると、武美が嬉しそうな表情を浮かべる。そんな表情、姿で責められれば奥底の快楽も一気に絶頂を迎える。
「うっ…武美…もう」
「んっ!んんん…」
溜まっていた欲望が白濁の液となって吐き出される、喉内まで吐き出されたものを、武美はゆっくりと味わうように流し込んでいく。そんな顔がとても妖艶に見えた。

864:猫より犬?
09/02/15 18:52:10 A1dMAZbb
「ぷはぁ……はぁ…はぁ…沢山出たね…気持ち良かった?」
「あぁ、そうだな…だけど」武美の腰に手を当てて後ろにまわる。
「頑張ってくれた雌犬にご褒美をあげないとな」
そういって武美を四つん這いにさせ、ショーツを下げる。先ほどの行為で感じていたのか秘部は随分と濡れている。
「雌犬だなんて酷いよぉ…あっ…そんな所見ないでよ」
恥ずかしいのか顔も身体も紅蕉し、既に寒さなど忘れてそうだ。秘部に狙いを定めて、一気に肉棒で貫く。「ふぁあああ!あっ…ああっ!」
「ぐっ…う、動くぞ」
膣内は愛液で滑りが良くなっているが、中は狭く締め付けがきつい。少し動くたびに肉壁が圧迫しかなり気持ち良い。正直あまりもちそうに無い。
「ああん、んあっ、やぁ、らぁ!」
表情が見えないが満足はしているのだろう、甘い喘声が洩れている。男根の先端が最奥にぶつかる度にその声が高鳴る。
「き、気持ち、良す、ぎるよぉ!ふぁ!ああ!」

865:猫より犬?
09/02/15 18:53:23 A1dMAZbb
手を腰から移動させて短い服の中に滑り込ませていく。眠っていた二つの柔らかい果実は、掌の中で自在に形を変える。
また真ん中にある突起は擦り、摘み、押し潰して感触を味わう。
「そこは!ん…ち、乳首はだめ!っあ、ひゃあ」
武美の息遣いはかなり荒くなり、身体も自分で腰を動かしてくる程だ。限界が近いのだろう。
こちらもラストスパートと言わんばかりに男根を突き刺す。腰と尻肉がぶつかる激しい音と、愛液が混ざり合う卑猥な水音が部屋に響き渡る。
「武美っ…もう…出すぞ!」
「こ、小波さん!あっああああああああ!」
ドクドクと言った音が聞こえそうな位、脈打ちながら小波は2度目の欲望を流し込んでいた。

866:猫より犬?
09/02/15 18:55:25 A1dMAZbb
「やっぱり書いてあった通りイチコロだったね♪」
「うっ……」
後片付けも適当に終えて、今は一人用布団に一緒に寝ている。武美が寒くない様に掛け布団をずらしているため少し寒い。
「小波さんが犬耳プレイ好きだなんて知らなかったよ」
「ちょっと待て!誰も好きだなんて!」
「雌犬にご褒美何て言ってノリノリだったのに?」
「ぐっ……」
思い出すと何だか恥ずかしいような、情けないような、何とも言えない哀しみが…
「大丈夫大丈夫!そんな小波さんも含めて大好きだからさ!」
聞いてるこっちが恥ずかしい台詞を言って武美が抱き着いてくる。
そんな彼女の笑顔は、今までに無かった幸福感を生み出してくれてる気がする。
「……あ!次やるときは語尾にワン!って付けてみようか?」
…気がしただけかもしれない。

終わり!

867:名無しさん@ピンキー
09/02/15 18:58:30 A1dMAZbb
2時間位で考えて書いたものだから少し早い埋めネタ程度に見てください。

とりあえず反省はした!

868:名無しさん@ピンキー
09/02/15 19:20:52 wiz70bTr
イイ!

869:名無しさん@ピンキー
09/02/15 19:22:29 cNVn1z6y
反省いらん!GJ!

870:名無しさん@ピンキー
09/02/15 19:28:24 we62oQjn
GJ過ぎる……

871:名無しさん@ピンキー
09/02/15 20:00:39 O/ERCEd3
GJ!
2時間でこのクオリティー素晴らしすぎる。
あと、1ヶ月ぐらい投下が不能になった。
理由はよそ見した厨房の自転車が突っ込んで来て、骨折して入院する事になっちまった。
携帯から書き込みはできるけどな。

872:名無しさん@ピンキー
09/02/15 20:33:16 13YA5DUf
GJ!
武美かわいいよ

>>935
お大事に

873:名無しさん@ピンキー
09/02/15 20:43:10 Vkn4IXiP
GJ!
そんな短い期間で書けるとはうらやましい限り。

>>935
ダッシュの何の脈略もなく自転車が突っ込んでくるイベント思い出した。
お大事に

874:名無しさん@ピンキー
09/02/15 21:03:51 o/0pXvtX
GJです!短時間でここまでのものを仕上げるとは…。
自分にもそれだけの力が欲しいです…。

>>935
ひどい理由ですね…。お気の毒に…。
お大事にしてくださいね。

875:名無しさん@ピンキー
09/02/15 21:28:49 O/ERCEd3
皆に心配されてる俺って幸せ者だな、ありがとう。
1日も早い復帰を目指すわ。

876:名無しさん@ピンキー
09/02/15 21:37:58 FUvcCvA7
し あ わ せ

877:名無しさん@ピンキー
09/02/15 22:13:54 ME8s2fZ1
GJ!!ナイスすぎるぜ。自分はネタはあるんだが時間がない・・・
>>939
がんばれ。早い復帰を願っているぞ。

878:名無しさん@ピンキー
09/02/15 23:29:31 A1dMAZbb
皆から言われると嬉しいな
最後にバレンタインネタも書けばよかったぜ…

>>939
早い復帰を待ってるよ!

879:名無しさん@ピンキー
09/02/16 01:54:40 5yeGp7uF
城田さんの料理を>>939に食べさせたい

880:名無しさん@ピンキー
09/02/16 02:06:44 qLJAU6hz
タマちゃんのケーキを>>939に食べさせたい

881:名無しさん@ピンキー
09/02/16 02:25:46 6JVAK3TI
回線の調子が悪いんでちょっとてst
上手いこと書けてたらこのまま維織さんモノ投下
結構いぢめるんで気悪くしたらごめん

882:名無しさん@ピンキー
09/02/16 02:26:27 6JVAK3TI
「何お帰りになられやがってるんですかご主人様ー」
「……お前維織さんがいないと本ッ当露骨だな」
「何の事です?はいヒモ一匹、じゃなかったご主人さま一名ご案内ー」
「……」
いつもならここで負けじと毒の一つも吐くところだが今日はどうにもそんな気になれない。
小波はため息を付きつつ席に付き、「いつもの」と力無く注文した。
「で、今日は小波さん何で一人なの?昨日一昨日と維織さん一人だったけど。まーさかまた維織さん怒らせたとか?」
「うるさいな、放っといてくれよ…」
思わず口をついて出るむき出しの本音。しかしそれは准の好奇心に火をつける逆効果な行為に他ならない。
分かってはいる筈なんだがそんな事はもう既にどうでもよかった。
「あれ、何?図星??あなたって本当ヒモのくせに女泣かせよねぇ」
「だからヒモって言うなヒモって」
「で、今回は何が原因なの?心当たりは?」
「それが分からないから苦労してるんだよ…もう3日目だぜ?」
そしてまた一つ深いため息をつく。
今回の怒りの原因は練習上がりに差し入れを持ってきてくれた奈津姫、武美とちょっと仲良く話していたところを
偶然近くを通った維織に見られた事なのだがそんな事に気づけるほど彼は敏感では無かった。
「とにかく何を言っても、謝っても原因を聞いても何一つ喋ろうとしないんだ。完全無視。これが3日も続くともうね…」
そう言うとべちゃー、っと机につっぷしてしまう。
そんな小波をしばらく無言で見下ろしていたが、
「…あーもう何かムカつくわ。いつまで辛気臭い面してるつもりなの。とりあえずこれでもいっときなさい!!」
そう言うと准は奥へと入っていく。戻ってきた時には両手に見慣れない瓶を提げていた。
「…これは、テキーラか?どういう風の吹き回しだよ」
「そ、テキーラ。商店街の福引で当たったんだけど正直もてあましててね。だからあなた飲んで、全部。ただでいいから」
そう言うとどこからともなくサッとグラスを出しおもむろに瓶の中身を注ぎ始める。
「ちょ、ちょっと待て、これ全部?無理だってば俺そんなに酒強くないし」
「強い弱いはどうでもいいの。あんたさすらいの風来坊なんでしょ?風来坊にはテキーラ、これ常識」
「……否定しきれないな。風来坊にテキーラか、ロマンだな…」
小波の脳裏に浮かぶさながら西部劇の如くクールにテキーラをひっかける風来坊の姿。
それに一瞬酔ってしまったのが今回の騒動の発端とも言おうか。
「そ、ロマンロマン。それじゃあガーっといっちゃいなさいガーっと。そしてとっとと酔って帰って寝ろ!」
「何か客商売とは思えない暴言を吐かれた気がするがとりあえず今はただ酒でもかっ喰らうかね」
「はいはい気にしたら負け気にしたら負け。はいいっき、いっき……」

そして1時間後。割れたグラス、ひっくり返った机、脚の折れた椅子、店内はさながら暴風雨でも吹き荒れたかの如く荒みきっていた。
その中心にいるのは予想通りとでも言うか考えるまでもないと言うか、そんな事を言うまでも無くべろんべろんに酔い潰れた小波だ。
「だーからよー、俺は天下の風来坊だぞバカ野郎!!何で俺がこんな思いをしなきゃいけないんだコンチクショウ!!!」
「もう分かったから、分かったから、私が悪かったからお願い帰って…」
そんな暴君小波を半泣きになりながらなだめすかすのは、これまた言うまでも無く准である。
こいつには二度と酒を勧めまい、と固く心に誓ったがとりあえずはこの状況を何とかしなければならない。
「そんな俺がよぉ、何でこんなに無視されなきゃいけないんだよ、何で、何で……」
そう言うと今度はしくしくと泣き始める。さっきからずっとこんな調子、暴れては泣き泣いては暴れの繰り返しだった。
「とりあえずさ、一度維織さんにガツン、と言ってみればいいんじゃない?「黙ってちゃ何が悪いのか分からない」って」
ふと准の口をついて出た本音。その瞬間、また小波の顔色が変わる。
「そうだな!一度ガツンと言ってやらないと分からないなあの女は!!よっしゃ見てろぎゃふんと言わせてくれるわ!!!」
叫ぶと同時に彼の体は動き始めていた。自慢の走力であっと言う間に店を出ると、維織の待つ家へと猛然と走り始めた。
後に残されたのは鳩が豆鉄砲食らったような顔で呆然とする准一人。
「……何だったのよ一体…維織さん大丈夫かしら……?」
あのケダモノは維織さんをどうするつもりなんだろう?
「……とりあえず店の片付けが先よね…あーあマスターに何て説明しよう……」
脳裏をよぎる酷い想像に考える事をやめた准は、おもむろに掃除道具を手に取ると、機械の様に無表情に店を片付け始めるのだった。

883:名無しさん@ピンキー
09/02/16 02:27:04 6JVAK3TI
「帰ったぞ!!」
乱暴にドアを開けるとそこにはいつものように静かに本を読む維織がいつものように一人佇んでいた。
「…………」
相変わらず機嫌は直ってないようだ。何事も無かったかのように本を読み続ける。
「なぁ、言ってくれよ、何が悪かったんだ、何がいけなかったんだよ、なぁ!!」
小波は次の瞬間には維織の肩に手をかけ激しく揺さぶっていた。
「…痛い、何するのよ……」
思わず3日ぶりに口をついて出る言葉。100㌫の敵意がこもった言葉を受けて小波はさらに続ける。
「俺が悪かった、って言ってるだろう!だから何が悪いのか言ってくれ、直すから、直すから……」
そう言うとさっきまでの威勢はどこへやら、小波はまた泣き始めてしまう。
「な、何なの?どうしたのよ…?」
さながら躁鬱の患者の如く荒れ狂う小波を前に激しく困惑する維織。
「俺が悪かったよぉ、俺が悪かったよぉ……」
そう呟きながら激しく泣きじゃくる大の大人が一人。最初は困惑し素に戻ってしまったが、
こんな小波を見る内に再び怒りがふつふつと蘇ってきた。
「…何よ無様ね、何が悪かったのかなんて自分で考えなさい」
無様な酔っぱらいに投げかけられる冷徹な言葉。その瞬間小波の顔色がさっと変わる。冷たい罵倒の言葉にまたスイッチが入ってしまったのだ。
「自・分・で・考・え・な・さ・い?俺がこれだけ言ってるのに、俺がこれだけ言ってるのにまだそんな事言うのか!!!
俺がプライドを捨て切って頼んでる、って言うのにか!!!!あぁ屈辱だ、ああ屈辱だ!!!!!」
酒の力で心が剥き出しになっている小波にとって、さっきの罵倒は少々きつすぎたようだ。
実際激しく傷ついた心に屈折した怒りが爆発的に沸き上がる。
「あ、あなたが悪いんだから、私は何も悪くない!」
負けじと声を張り上げる維織。だがしかしこれは完全に逆効果だった。
そのまま放っておけば、かの店の如く家具に向くはずだった小波の怒りは100㌫維織に向いてしまった。
「…悪くないだって?そうかあくまで意地を張るかそうかそうか。じゃあその意地捨てさせてやるよ、俺みたいにな!!!」
そう言い終わるか言い終わらないかの内に小波は維織を押し倒す。
「いやっ!」
「嫌、だって?よく言うよドスケベでド淫乱のくせに」
「な、何よ、そんな事ない!」
「ほらそうやって意地張って、見てろ今にその本性剥き出しにしてやるよ…」
そう言うと全体重をかけて体の自由を奪い、右手は秘所を、左手は胸をそれぞれ刺激し始めた。
「や、やめて、やめてってば、ねぇ!やめて!!おねがい!!!」
当然激しく抵抗する。しかし非力な彼女が身体能力において全てを上回る小波を覆す事は不可能だ。
しばらくは両手足で激しく小波を叩き続けたが、次第にその力は弱まっていく。
当然疲れた事もあるが、原因はそれだけではない。
「…あれ?ねぇ、維織さん、もう濡れてきたよ?おかしいよね俺君の事襲ってるよね?なのに感じてるの、ねぇ?」
「う、うるさい!感じてなんか、ない!!」
維織は顔を真っ赤にして否定したもののそれは事実だった。あまりに気持ち良すぎて、もう、抵抗する力が、沸いてこない。
いや、このまま快感に身を任せたいとまで思い始めていた。
しかしそれを彼女のプライドが許そうか。仮にもお嬢様として育ち、周りに天才と崇められ、ほんの少しではあるがその自負があった自分にとって、
今こうして羽交い絞めにされほぼレイプに近い形で弄ばれしかも感じている、それは認めたくない事実だ。
「もう乳首もこんなに固くなってさ、やっぱり淫乱じゃない」
「違う、そんな事な、あっ…」
ふと小波の右の中指がするりと体内に入り込んできた。たまらず嬌声があがる。
「あっ、だって、かわいいね維織さん、やっぱり気持ちいいんだね、淫乱だね」
「い、いや、そんな……んぁっ………うぅぅ…」
恥ずかしさと悔しさが一気にこみ上げ、思わず泣き始める維織。こんな事は今までの交わりでは一度も無かった。
かつてないまでに維織を辱める小波のその原動力は、自分をここまで苦しめた事に対する怒り、
一度こんなプレイをしてみたいという潜在的な欲望、そしてそれらを極限まで増幅した酒の力だ。
さっきまで無責任に小波を振り回した力は、今全てが彼女に向け、彼女のプライドをぼろぼろにする為だけに使われていた。

884:名無しさん@ピンキー
09/02/16 02:27:36 6JVAK3TI
「あれぇ、泣いちゃったの?でもね、維織さん、君のおま○こはどんどんぐっちゃぐちゃになってきてるよ?
そうだよねぇ君はやる時はいつも俺に激しく求めてくるものねぇ。
体は正直だよねぇ俺にこれだけ弄ばれても君の意志に関係無くこんなに感じてるんだもの」
「やだ、もう、言わ、な、いで……お願…ああぁ!!」
全身がビクリ、と痙攣する。絶頂が近いのは火を見るよりも明らかだ。
「あぁイッちゃうの?じゃあすっごく大きな声あげちゃうんだろうね、いつもみたいに」
「うぅ、やだぁ……ひあぁっ、あぁ!!」
意志とは裏腹にだんだんと切羽詰まっていく嬌声。それを聞くと小波はにやりと邪悪に笑う。
「大丈夫、俺もそこまで鬼畜じゃないよ。だから声があがらなくて済むようにしてあげる」
「な、なに!」
「何をするの」と言い終わる間も無く次に小波が起こした行動、それは自分の口で彼女の口を塞いであげる事だった。
そして口をこじ開けるとおもむろに舌を滑り込ませる。
「ん……!…………!!…………」
小波の舌はむさぼるように、吸い上げるように怪しく維織の舌を蹂躙していく。
最初はなすがままにされた維織だったが、全身を駆け抜ける抗いがたい快感、そして今新しく侵蝕してきた熱い粘膜、
それらに嬲り倒される内についに一瞬理性が飛んだ。
「!!………!………!!!」
次の瞬間、最早抵抗する力を喪っていた両腕に激しく力をこめると力いっぱい小波を抱き寄せる。
そして手を頭に回し、彼の髪をかき分けがっしりと頭をつかむと自分の顔へとぐっと引き寄せ、
「………!!!!………!………………!!!!!!!!!!」
ものの数秒もしない内に維織の全身は激しく痙攣した。着けたままの下着が、スカートが一気にびしょびしょに濡れていく。
再び力の込められた腕は、しばらくは激しく小波の頭を必死に抱きよせていたが、
次第にまた力が抜けていき、ついに小波の体から離れ床にだらん、と伸ばされた。

「ぷはっ……うふっ、気持ち良かったでしょ」
「……………」
勝ち誇ったように維織を間近に見下ろす小波と、放心状態で彼を見上げる維織。
既に彼の目的は達されていたも同然だが、このまま終わるほど鬱屈した感情と酒の力は弱くはなかった。
「あーあ、こんなにおもらししちゃって……じゃあ脱ごっか」
「…え、え?あっ!!」
我に返った時には時既に遅し。気づいた時には下半身を生まれたままの姿にされていた。
「すっごくびしょびしょだね。待ってて今責任をもって綺麗にしてあげるからね」
小波は「責任をもって」にことさら力を入れてそう言い終わるや否や体位をさっと変える。
そして、両手で腰を押さえつけ汚れた下半身をなめ始めた。
「な、何してるのよ!へんたい!このへんたい!!」
維織は失意に浸る暇も無く再び激しく抵抗する、が、当然小波を押しのける事など出来よう筈も無い。
小波は力無く暴れる彼女をものともせず、体液で濡れた股をひととおりなめ終わるとそのまま
ピンク色に妖しく光る秘部へと舌を進めていく。
「や、やだっ、やめてっ!!もうダメ!!あぁああっ!!!」
「やだ、やめないっ」
嬉しそうにそう言うとさっき右手で弄んだ場所を同じように、今度はもっと激しく舌で蹂躙した。
「いやっ、あっ、ああっ!ふあっ!!やめ……ひゃんっ!!」
立て続けに弄ばれ続け疲弊しきった維織に、最早声を抑えるだけの気力は残っていなかった。
意志とは関係無く普段の彼との交わりと同じように、激しく、大きな声がただ口をついて出てくる。
「あぁ、やだ、やめ…………いやぁあああああああっ!!!!!」
絶叫と同時に再び噴き出す熱い体液。それを小波は恍惚の表情で全て飲み干していく。
「あ、あ………何で……何で………」
自分の自尊心が音を立てて崩れていくのが分かる。意志に反してイッてしまった事に対する衝撃、
今の維織の心はその感情だけが全てを占めていた。
「気にしなくていいよ、おいしかったし」
「あ、あ、あ……………」

885:名無しさん@ピンキー
09/02/16 02:29:15 6JVAK3TI
「じゃあさ、そろそろ俺を満足させてくれないかな。俺もいい加減イキたくてしょうがないんだよね」
そう言うと小波は服を脱ぎ、彼女の目の前に股間でいきり立ったものをもっていく。
それは酒の力のせいか、はたまた興奮しているせいか普段以上に大きく、激しく怒張していた。
その迫力に気圧され、維織は思わず息を呑んだ。
「でもさぁ、嫌がる君を無理矢理犯すのって気持ち良くないよね。
だから君の口から聞きたいな。俺のおち○ぽが欲しい、って」
「…………そんな…やだ……」
あまりにも自分を蔑ろにした発言に絶句しかける維織。辛うじて、絞り出すように出てくるのは力の無い否定の意志だった。
「え、嫌なの?いつもは「お願い挿れてぇぇ!!」って叫んでるのに?いいの?そんなにぐっちゃぐちゃのぐちゅぐちゅのおま○こ放っといて。
実際欲しくって欲しくってしょうがないんでしょ?めちゃくちゃにかき回して欲しいんでしょ?もっと素直になろうよ」
小波はにやにやしながら力無くうなだれる維織を見下ろす。
それは事実だし体は激しく求めてる。しかしそこまで堕ちたくはない。その葛藤が彼女を無口にさせる。
「ふーん…まぁいっかじゃあ准でも犯してこよ。あいつはいい声で鳴くだろうなぁ。
 君以上に自尊心の崩し甲斐がありそうだようっふっふっふ……じゃあ俺は行くね、ばいばい、維織さんっ」
それは紛れも無い本心だったが、欲求と自尊心の狭間で激しく苦悶する維織にとってはとどめの一言となった。
「……………挿れて」
苦しげに、絞り出すように吐き出される要求の言葉。しかしその程度では小波は満足しない。
「んー?声が小さくてよく聞こえないや。今何か言った?用が無いなら俺行くよ?」
「……私に、挿れて…」
僅かに残ったぼろぼろの自尊心を、傷まみれの血でにじんだ手でぐしゃり、と握りつぶす。
だんだんと彼女の声から怒りや悲しみ、羞恥心と言った負の感情が消えていく。
「そうじゃないよね、俺は「おち○ぽが欲しい」って言って、って言ったんだよ?ただ挿れて、じゃ俺はやりたくないなぁ」
「あなたの、おち○ぽを、ください…」
「ほら、もっと大きな声で」
「……あなたのおち○ぽが欲しいの!!」
最後に絶叫した時にはもう何も残っていなかった。あるのは快楽に溺れたい、と言う欲求だけ。
「はいよくできました。それじゃご褒美!!!」
そんな維織に満足した小波は彼女の上半身を纏う布を一気に引き裂き、再び押し倒すと荒々しく彼女の体内へとぶちこんだ。

「あ、あ!ああああぁあ!!!ひああああああああ!!!!!」
維織から歓喜の絶叫があがる。その声に、最早先ほどまでの負の感情は残っていない。
「ぐっ、気持ち、い……」
今度は逆に小波が無口になる番だった。普段より怒張したそれは、彼女の変わらない大きさのそれに激しく締めあげられ
同時に強烈な快感が全身を駆け抜けていく。先ほどまであんなに饒舌だった彼を容易に黙らせるほどに。
「あ、あっ!ふぁ!!こな…んあ、あぁ!!!」
全てをかなぐり捨てた維織はもう何も考えていなかった。ただ、目の前の快楽に溺れる為だけに叫び、体を激しく動かしていく。
「だ、め………も…い……いく…っ……!」
「だひてぇえ、いっぱいわたしの中にだひてええええ!!!」
「う、ぐっ……うああああああ、ぐああああああああああああっ!!!!!!」
「やぁああああ、いやああああああああああああ!!!!!!!」
同時に響き渡る二人の絶叫。そのまましばらく互いを強く抱き締め合う。
そのまましばらく二人してぐったりとしていたが、互いを見つめ合う二人の濡れた目には未だ力がこもったままだ。
その後、二人は日が暮れ、日付が変わるまで互いをむさぼり続けた。




後日、維織の元に桁を間違えたのかと見紛うような請求書が送られてきて
せっかく逆転した力関係が以前のものに、どころか以前以上に情けないヒモになってしまうのはまた別の話。

886:名無しさん@ピンキー
09/02/16 02:31:36 6JVAK3TI
以上。思いつきの突貫で書いたから結構粗があるんだけど勘弁してください疲れた寝るおやすみ

887:名無しさん@ピンキー
09/02/16 03:00:54 N0iYmNN/
全年齢板じゃないのでいちいち伏せ字にしなくていいです

888:名無しさん@ピンキー
09/02/16 03:02:02 2P8ZTOLK
GJ!
9持っていながら武美ルート以外やってなかった。
維織ルートもやろうかなと考えたが病院に娯楽関係の物なんて持ってきてないぜ。
姉さんに持って来て貰おうかな。
こうやって書き込むことだって看護婦の目を盗んでだもん。

889:名無しさん@ピンキー
09/02/16 03:06:30 lheztJyL
何か維織さんの話し方が違う気がするのは俺がしばらく9やってないからなのかな・・・

890:名無しさん@ピンキー
09/02/16 05:58:57 +rCVdYMQ
大丈夫、最近9やってない俺でも口調が違うと分かった
口調以外は良かったです

891:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:12:22 nxHYpFQO
>>945
10主としあーんのエロパロを考え、《それを心に秘めておいて下さい》。

892:175
09/02/16 20:27:56 RqPw7/mP
なんだなんだ?みんなカズが不幸になるのを望んでいるのか?
だがイメージが浮んだのはは冬子とか維織とかだったりする

>909
すみません、今後気をつけます

さて、Bも書いちゃわないとね

893:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:39:16 PLSDR3yJ
カズには幸せになってもらいたいです  はい

894:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:41:30 0oMrZ4QG
<<しあわせになってください>>

895:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:53:34 UGr+LHiW
ハタ人間でカズがでないのだ!

896:名無しさん@ピンキー
09/02/16 21:11:05 +rCVdYMQ
カズを幸せにする、紫杏も幸せにする。
つまり…二股という形になるな。

897:名無しさん@ピンキー
09/02/16 21:11:31 0oMrZ4QG
ハタ人間カズなんて出てきたら主人公がブチ頃されちゃうでしょ

898:名無しさん@ピンキー
09/02/16 21:38:13 2P8ZTOLK
誰かそろそろ次スレを頼む携帯じゃあ立て方が解らん。

899:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:12:14 UGr+LHiW
>>961
だがそれがいい

900:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:59:20 0oMrZ4QG
立てたよ
スレリンク(eroparo板)

901:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:04:22 Q9rgNycp
>>964
おつおつ

902:175
09/02/16 23:05:13 RqPw7/mP
>>964


IFルートとして寺岡さんのエロ無しを書いたのを見つけたけど投下したほうが良い?

903:175
09/02/16 23:32:57 RqPw7/mP
答えがないから勝手に投下しちゃう

パワポケ3・8でIFルート
寺岡薫編

娘へ
これを読んでいるという事は私はもうこの世にはいないでしょう
だからといったりあんまり悲しまないで下さい
遺産は弁護士の人、ワギリバッテリーの全ては和桐社長に任せてあります
だから安心してください
あなたを引き取りたいという人が現れたら「ワギリバッテリーの秘密は知らない」と言って下さい
悪い人たちの大半はこの一言で去っていきますから
PS…というよりこっちが本文かもしれませんね
依然あなたは蜘蛛は気持ち悪いって言ってたけど本当は蜘蛛って偉いのよ
蜘蛛は一番最初に不毛な地に着くの
何十匹何百匹何千匹の蜘蛛が風に吹かれてね
その蜘蛛が大地に帰り、鳥が草花の種を運んでくるの
そして草花の種が芽を出し花が咲き、緑豊かな大地になるの
だから蜘蛛を嫌わないでね
これは母としての想いです
○○年×月△日 寺岡薫


「寺岡博士じゃないですか!」
見知らぬ人が私に話しかける
「ええと、どちら様でしょうか?」
もし知人だったら失礼ですけどね
「あっ、失礼しました!私は―というものです」
「はぁ…」
一体なんでしょうか?新手の押し売りかも…
「すみませんが先ほど買ったパーツの中に違法パーツが含まれているんですよ」
「へぇ、そうなんですか知りませんでした」
私がそう答えると彼は少し困った顔をして何か考え込んだ
そろそろ切り上げないとあの人がお腹を空かせているでしょうね
「すみませんがそろそろ…」
「あっ、すみません!お時間をおかけして」
「はい、ではこれで…」
私はそのまま帰路につきそしてマンションのドアを開けた
中にはいつも通り娘と"彼"がいる
「お帰りなさーい!」
「お帰り、薫」
二人は笑顔で私に言う
そして私も笑顔で返す
「ただ今」

904:175
09/02/16 23:33:31 RqPw7/mP

今から10年以上も前に私たちは出会った
当時の"彼"はサイボーグで色々な事件に巻き込まれたようだ
私も私で脳に腫瘍が出来ており記憶がどんどん失われていった
そして色々あって私と彼は一度離れることにした
その時たった一つだけ私達は約束した
「一年後、身体を直して帰ってくる…」と
そして無事私達は結ばれ一人の子供を授かった
そんなある日…といっても一年ほど前ですね、プロ野球選手である彼の身体に異変が起きた
最初は単なる痺れだけだったが徐々に手足の感覚がなくなり
ついには立つことも歩くこと何かを掴む事も出来なくなってしまった
当然のようにプロ野球は引退、そして彼と私の闘病生活が始まった
この病気の原因はどうやらクローン再生装置にあるようだ
もともと彼は一度死んだ人間で今の身体は体細胞を卵子を使わず復元したクローンだ
師匠曰く「遺伝子にエラーがあるみたいね、そのせいで老化…いえこの場合肉体劣化ね。それが一気に進んだみたい」
私は何とか手を打とうと思い彼にサイボーグ化を勧めた
しかし彼の答えはNOだった
無理もないだろう、元々サイボーグから苦労の末に元の肉体に戻ったのだから
心配する私をよそに彼はニヤけた顔でこういった
「こんな体でも残せる物はあるだろ?」
…少し下品でしたね
彼がサイボーグ化を拒否した以上私は彼の力になろうと補助器具を作り始めました
サイボーグ化は無理でも手足となる機器は作れるはずだろうと
作ったもので彼が怪我をしたこともあるし耐久性が無いせいで壊れたりと色々大変でした
今は普通に家事とかやってくれてますけど…かなり無茶をしてる気がします
外に出るときは完全に車椅子、靴は履けますけど遠くへは決して行けません
車椅子に乗って移動してると必ずこういうんです
「すまないな、薫」
一人で出来ない事への苛立ちと私への申し訳なさが伝わってきます
でも私はこういうんです
「良いんですよ、早く治して色んな所へ行きましょう!」って

905:175
09/02/16 23:34:05 RqPw7/mP

よくいろんな記者の方からワギリバッテリーの事を聞かれますが
実はあれ彼のために作ったんです
彼の車椅子、電動式ですぐバッテリーが上がっちゃうんです
それでこれを使えば簡単に外へ出て行けると思って作り始めました
科学は未来を切り開ける、私はそう信じて…
本当はワギリバッテリーじゃなくて彼の名前をつけたいんですけど
彼が恥ずかしがって付けさせてくれなかったんですよ、酷い話ですよね
自分の名前がこんな形で後世に残るより一人でも多くの記憶に残りたいって言ってたんです
そして自分のプレイで夢や勇気を貰った人がまた別の人にそれを与えられたら良い
まるで子供みたいな熱っぽい目で言ったんですよ
…私もまた彼に色んな物を貰った人ですから
でも…これは、ワギリバッテリーはあの人も私も救えませんでした
1月前、完成直前に彼はついに…亡くなりました
あの人が最後に握っていたもの…それは白い野球のボールでした
きっと野球がやりたかったのでしょうね
私はあの人の耳元でこういうしかありませんでした
「お疲れ様…あなた…」と

目の前にメガネをかけたサイボーグがいる
「寺岡薫ね…」
「はい、そうですけど…」
「残念だけど、死んでくれないかしら?」
そういってサイボーグは私に銃を向ける
「……」
何故でしょうか?恐怖や抵抗感が全く沸いてきません
「…何故、何も言わないの?」
「何故でしょうか?自分にもさっぱり分からないんです」
私は自分の胸に手を当てて考えて見ると少しだけ分かった気がしました
「ああ、分かりました!」
「何がよ?一体何が分かったのよ」
そう、何故私が落ち着いていられるか…
「ここで私の役目は終わりってことです」
「な、何を言ってるのよ…」
「つまり、私は蜘蛛になるってことなんです」
目の前のサイボーグは私の言葉に混乱しているようですね
私だって驚いているんです、こんな言葉が出るなんて…
でも少し気になることがあります
「…殺される前に一つだけ聞いて良いですか?」
「?」
「私が死んだら娘はどうなりますか?」
「重要じゃないからそのまま放置ね、一応監視は付くでしょうけど」
「そうですか、それは」
良かった…
ダァン!
サイボーグの銃弾が私の胸を貫く
胸から熱い物が大量に噴き出す
そして昔の事がゆっくりと目の前に映し出される
これが走馬灯という物でしょうか?
本当に昔の事が映し出されることに私は驚いていた
そしてどこからともなくあの人の声が聞こえた
「薫、迎えに来たよ」
「でも、あの子は大丈夫なんでしょうか?」
「大丈夫、俺たちの子だろ?」
「はい、そうですね」
「じゃあ、行くか…」
私はその声を聞きながら目を閉じた


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch