09/01/12 16:39:59 MRFZ6SjO
>>130
そこは、紫杏とナオが逆でも面白いような気が。
「……おやおや、よりにもよって生徒会室で生徒会長が
不純異性交遊とは、大胆にも程がありますね~」
「違う! 小波は生徒会の仕事を手伝っていただけだ!
その写真は、たまたま生徒会室に二人きりでいた時に、
小波が私の目に入ったゴミを取ってくれようと―」
「そんな三十年前の少女マンガみたいな言い訳が、
この二十一世紀の世間様に通用するとでも思ってるんですかぁ?」
「―わかった。たとえ誤解でも、私は逃げも隠れもしない!
親切高校の一生徒として、甘んじて罰を受けよう。
副会長、そちらの罰則規定をこちらに持って来い。
校内での不純異性交遊に関する罰則は、622ページで……
十段階目まであるのか……一段階目は……?
『校内での不純異性交遊に関する罰則規定
◆罰則・第一段階
校内での男女交際を禁じる校則に違反した者は、
その男女両名とも三日間、
学内では《わたしたち二人は不純異性交遊を行いました》と
大書されたボードを首から胸に吊るし、
授業・食事・入浴・トイレ・就寝を含めた全時間を、
二人で手をつないで過ごす事。
就寝時間を男女どちらの寮で過ごすかは、違反者の裁量に委ねる。
この期間はいかなる理由があっても手を放してはならず、例外は一切認められない。
もし手を放した場合には、両名に第二段階目の罰則が適用される』
……おい、副会長! なんだ、このふざけた罰則は!」
「あのう、お言葉ですが、それは生徒会長自身が立案した罰則です」
「(う。そう言えば、昔、こんな罰則を立案したような記憶が……。
これは、こんな人権無視の罰則よりはまだマシだと、
別の対案を通すために適当に作った罰則だったんだが、
まさか、採用されていたとは……)
……くうっ、自分で決めた罰則を無視するわけにはいかん!
いいだろう。たかが三日間、小波と手をつないで過ごすだけのことだ。
ボードというのはそれか? こっちに二枚渡せ。
さあ小波、手を出せ! これから三日間、寝食を共にするぞ!」
しかし紫杏は三日目の夜になって、ついうっかり主人公と手を放してしまい、
罰則は二段階目に移行してしまう。
結局二人揃って、きっちり十段階目まで罰を受ける羽目になるのでした。
―という話を、誰か書いてください。