成人女性がショタに襲われるSSat EROPARO
成人女性がショタに襲われるSS - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
09/08/01 12:43:39 jFG61oA4
これだけ投下が多いんだから、
【お姉さん】おねショタでエロパロ【男の子】
と合併はしなくてもいいんじゃないかと思う。

「純愛イラネ」とか「陵辱イラネ」とかで結局分裂してしまうのは嫌だし。

合併するならするでテンプレに
「書き手やSSへの叩きは厳禁(自分の好みに合わなかったらスルー)、投下する時には注意書き必須」
ってしっかり書くとかしないとダメだろうな。

401:名無しさん@ピンキー
09/08/01 13:03:42 +opXK08S
何いきなり一人でしきり出してんの?


402:名無しさん@ピンキー
09/08/01 13:23:53 ZqkHM+H6
このままのペースで行くとも限らんし
900あたりで話し合えば?

403:名無しさん@ピンキー
09/08/01 14:54:04 wX93O/Wf
スレを統合するか否かはまた後で話し合えばいいさ
でも確かにテンプレにいろいろルール書くのはアリだね>>400

404:名無しさん@ピンキー
09/08/02 02:46:42 iHG3gkoe
続き気になって毎日来てしまうw
スレが盛り上がってるのも頑張って投下してくれてるSS職人のおかげだし
話が進むにつれ理想のシチュからは離れてるけど
面白いから最終回どうなるのか楽しみだ

405:名無しさん@ピンキー
09/08/02 05:04:06 lnfAaWqX
アンハッピーエンドなのか?
凍える月の続きが気になるわ~

406:凍える月を抱いて 5章4 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 20:56:09 BwavZLsU
ご感想ありがとうございました。
とても励みになりました。

・今回は5章 『悪魔の夜宴』の4話目
 6章 『ウロボロスの環』 (各々8レス消費予定)を投下します。
・ご注意いただきたい点は>>287
・ここでお詫びと訂正を
 サブCP :11歳弟×20歳姉(5章予定)ですが6章にずれ込んでおります。
 申し訳ございません。


407:凍える月を抱いて 5章4 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 20:59:57 BwavZLsU
                 5章 『悪魔の夜宴』
                    - vier -


 アキラが部屋に帰り着くと、綾はベッドで眠りこんでいた。
アキラが出かけてしまったので、たいくつして妊婦特有の睡魔に負けて寝てしまったのだろう。
アキラは綾を起こさぬように毛布をそっと捲くり綾の寝姿を見た。綾は大事そうに臍の下に
手を重ねて寝ていた。
 アキラは酷く悲しげに顔を歪めると、綾の手をそっと退け、今まで綾の手があった所に
キスを落とした。
 気配で目が覚めた綾が声を掛ける。

「ん……あれ? アキラくん帰ってたんだ。……気づかなくてごめんね。お帰り」

 綾は目をこすりながらベッドの上に起き上がると、アキラの顔を覗き込んだ。

「え? アキラくん泣いてるの? 何かあったの?」
「ん? そうだね……。ちょっと綾に話さなきゃならない事ができて……」
「……それって? DNA鑑定の事だよね? 私、どこか行かなきゃならないの?」
「そうじゃないよ。綾は僕の物だ……ずっと  ―永遠に……」

 「ねぇ」と話を促す綾の後ろに回ってアキラは立ち膝で綾の髪を梳く。アキラの様子が
見たくて綾が振り返ろうとすると、アキラは綾の頬に手をやって前を向いているようにと促した。
 沈黙が続くが、綾は根気強く待つことにした。綾の肩下までの髪ではそう長くは梳き続けては
いられない。
 夕暮れの匂いが部屋に忍び込む頃、ついにブラシを握るアキラの手が止まった。
ブラシが脇に置かれ、綾の背中に体を付けてその体温を確認するようにアキラが頬を擦り寄せる。
じんわりとした確かな温かみがお互いを繋ぎ、アキラは小さく息を吐いてから話し始めた。

「……ねぇ……綾。あのクラスで飼ってたハムスター  ――殺したのは僕なんだ」

「― 知ってたよ……」

「ふっ、そっか……綾は変なとこ鋭いから」

「…………」

「僕は綾が思ってるよりも とても酷い人間で……とても残酷なことが平気でできるんだ」

「……アキラくんはとても優しいよ……」

「綾が知らないだけだよ……」

 また、少しの沈黙が流れて、アキラは再び小さく震える息を吐くと、何よりも言わねば
ならない言葉を口にした。

「それから……綾の父親は―僕たちの父親は同じ人だった。僕たちは腹違いの姉弟なんだ」

「―っ!」

 綾は息を呑んだ。これが因果応報、幼い子どもの肉体に溺れ快楽を貪った罪の果てかと。
綾は目を閉じて自分の胎内に宿る命に―その運命を思って涙を零した。
 夜着の腹部を握りしめながら悲嘆にくれる綾の背中はアキラから離れ、綾の体温を失ったアキラは、
冷え冷えとした空気をそのまま綾の拒絶と感じた。アキラはとてもつらそうに眉をよせ、
唇をきゅっと噛んだ。そして震える手で綾の髪をまとめて前へ流した。露わになった白い首筋に
指を這わせると、あれほど決して外すなと言ったチョーカーの結び目に手を伸ばす。
 チョーカーが解かれようとしている事を感じた綾は一瞬驚いたが、それからふっと表情を
和らげた。この間合い、空気に覚えがあったのだ。
 母親が自分を殺そうとした幼い日のあの間合い。そう言えばあの時も母は自分の髪を
梳いてくれたっけと、まるで楽しい事でも思い出したかのように綾は唇に笑みを刷いた。

408:凍える月を抱いて 5章4 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:02:40 BwavZLsU

「……綾……こんなことになって……ごめん」

 少しずつ、チョーカーの緩みが失われて行く、元よりさほど緩みのある物ではなかったが
今や綾の喉に食い込みつつあった。
 走馬灯とはよく言ったもので、次々と色々なことが思い出される。母の事、姉の事、
アキラとの余りにも短かった日々。そして―。

―コレデ、アキラクンハ、ズット私ヲ忘レラレナイ―

 綾は初めて自分の裡に存在する酷く浅ましい“女”を自覚して身震いした。
 このままではいけないと思った。このまま自分の中の身勝手な女の部分に引き摺られて
アキラの心に傷を負わせてはならない。自分の存在がアキラにとって邪魔なのだとしても……。
 綾は閉じていた瞳を開いて言った。

「無責任だよね……」
「―そうだね」
「違うの! アキラくんじゃなくて私が……大人なのに……あんなことアキラくんに頼む
 なんて……私の方が残酷なこと平気でしちゃった……」
「いいんだ……僕も―そうしたいから……」

 「綾の事は何一つ誰にも譲れないんだ」と言われて「自分の始末は自分でつける」とは
言えなかった。―心の半分では自分でもそうされる事を望んでいたから―
呑み込まれた言葉が涙になって綾の頬を伝う。

「綾のこと、最後まで泣かしちゃったな……」

「―キスして、アキラくん」

 それは命乞いでも何でもなかった。ただ、人生の最後に見るのがアキラの姿であったらと望んだ。
出来る事ならアキラの眼を見つめながら最期の時を迎えたいと、綾の浅ましい“女”の部分は
望んでいた。だが、それはアキラにとって過分な負担になるだろうと思った。
死に追いやる者の眼は、誰しも見たくないものだろう。アキラが自分で言うとおり
“残酷なことが平気でできる人間”だったとしても……。
 だからせめて最後にアキラを見てそのまま瞳を閉じ、網膜にアキラを残して人生を終わりたいと
綾は願った。

「綾……僕ら姉弟なのに……」
「―っ! ……ごめん……気持ち、悪い……よね?」

 綾は最後の望みが断たれ深く溜息をついた。

「僕は……全然……綾なら…気持ち悪くなんてないよ……」
「じゃあ、なんで? なんで駄目なの!?」

 アキラの肩がピクリと震える。

「綾はいいの? 逆に、なんで?」

 アキラの指先を逃れたチョーカーがするりと滑って綾の夜着の上に落ちる。同時にベッドが
大きく撓んでアキラが綾の視界の中に現れた。
 正面に座るアキラの眼を涙を溜めた瞳で見つめて綾は微笑みながら言った。

「……アキラくんを弟だなんて思えないもの。アキラくんは……アキラくんだよ」

 だが、アキラの表情は綾が悲しくなるくらいにとても冷めていた。

「目を瞑っても、僕達が姉弟だって現実は変わらないんだよ……姉さん」
「―っ!! なっ……」
「だって、そうだろ綾は僕の姉さんだ。姉さんは僕の―弟のキスが欲しいの?」

409:凍える月を抱いて 5章4 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:06:54 BwavZLsU
「ほ……欲しいよ」

 アキラはくすくすと嗤いだしたが、その眼はとても冷ややかで、アキラはこんなにも
冷たい眼ができるのかと綾を慄かせた。

「いいよ。キスしてあげるよ。姉さん」

 綾の顎を指で掬って、アキラはその唇にかるくキスを落とす。綾がゆっくりと瞳を開くと
窺うようなアキラの視線とぶつかった。綾は直感で思った。

―試されてる。

 もう一度唇が重ねられて、アキラの薄く柔らかな舌が綾の歯列の隅々まで柔らかく丁寧に辿り、
舌を絡められた後に上顎をそっと舌先で撫でられて、綾の口から甘い声が漏れる。

「ん……ふぅ……ん……」

 アキラは侵し尽くす場所が無くなるまで綾の口内を舐ってから唇を離した。ひと呼吸おいてから
混じり合った唾液を互いに飲み込む小さな音が聞こえた。

「どう? 弟とキスしてみた感想は?」
「……気…持ち……良かった……」

 感想を求められて顔を赤らめながら綾が答えると、アキラは「へぇー」と嘲るように言って、
また綾の瞳を覗き込む。

「……『弟だなんて思えない』か……だったら、セックスしようか姉さん?」
「いいよ」

 即答した綾にアキラは少なからず動揺した。そして、自分でも思ってもみなかった言葉を
口に出してしまう。

「ひょっとして、チンポなら弟のでも誰のでもいいって事? そんなに淫乱になっちゃった?」
「……違うよ。アキラくんだからだよ。アキラくんこそ、私なら『気持ち悪くなんてない』って
 言ったけど、本当は気持ち悪いから、そうやって私の心を揺さぶろうとしてるんじゃないの?」
「人の言葉と心は別だからね―」

 それは、綾の言葉について言ったのだろうが、綾はひょっとしたらアキラの言った言葉も
そうだと言いたいのかと不安になる。だが、その不安に負けているわけにはいかなかった。
このアキラの仕掛けた揺れる吊り橋のようなゲームを綾は渡りきらなければならない。

「姉さん『大人が子どもとこんなことしちゃいけない』って前に言ったよね? 今はどう思ってるの?」

 アキラは薄い夜着を透して起立する綾の胸の二つの頂に唇と指を伸ばす。布ごしの温かく
湿った感触に綾は陶酔の瞳をアキラに向ける。左右の愛撫を変えるためにアキラの唇が離れると
途端に熱が失われ冷たく荒い布の纏わりつく感触が余計に綾を煽る。

「んぁ……アキラくん……」
「何? 姉さん……」
「間違いだよ……」

 アキラの手が綾の胸に置かれたままピタリと止まる。アキラは綾の真意を確かめるために
その瞳を見詰める。

「弟の子どもを妊娠しているのも、教え子と関係を持つのも、大人が子どもとこんなこと
 するのもいけないこと……間違いだよ」
「何それ? 自暴自棄?」
「―私が生まれてきたことすら間違いだと思うよ。誰も……たった一人の人間も幸せにして
 あげられない人生なんて……」
「―っ! 僕は……僕は―」

410:凍える月を抱いて 5章4 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:10:21 BwavZLsU

 言い淀むアキラに微笑んで綾は言葉を続ける。

「―世の中の全ての人から間違いだと言われても、石を持って追われても……
 また、あの最初の日に戻ることが出来たとしても、私はきっと同じ道を選ぶと思うの」
「なんで!? そんなこと言うなんて、おかしいよ……綾、壊れちゃったの?」

 綾はゆるく首を振ってアキラの頬に手を伸ばす。

「たとえ傷付け合うことがわかっていても、私にはアキラくんが必要だったもの……」
「な……に……?」
「私にはアキラくんが必要なの」
「お、おかしいよ……綾はいつもつまんない常識で悩んでたじゃないか」
「つ、つまんない?」
「そうじゃないか? 教え子だとか小学生相手だとかそんなの時間が経てば勝手に解決する
 事なのにあんなに悩んで……なのになんで? 僕ら姉弟なんだよ。セックスとかありえ無いって、
 弟の子どもがお腹にいるなんて気持ち悪いって、なんで思わないの?」

 綾は少し首をかしげて考えるそぶりを見せてから、アキラの目をまっすぐに見て答えた。

「それってすごく簡単なことだよ。―アキラくんだからだよ」
「ぼ……く……だから?」
「そう、アキラくんだから。これが他の誰でも気持ち悪いと思う。姉弟とかじゃなくても
 セックス自体がつらいと思うの。アキラくんの事、知らな過ぎた始めの頃みたいに……。
 私には『揺り返し』とか『こっちの価値観』とか言うアキラくんが、揺れる吊り橋の
 向こう側から私を呼んでくれてるように感じたの」
「何それ」
「私の心の中のアキラくんは『こっちに来て』『傍に居て』って叫んでるくせに『同情とか
 いつか居なくなるなら来るな』って橋を揺すぶるのよね。アキラくんは、女の子に意地悪
 したりしないと思ってたのに、桁違いのスカートめくりだったよ」
「なっ!?」

 くすりと笑う綾に、アキラが顔を赤くして抗議しようとしたが、その唇は綾の人差し指で
止められてしまった。

「時々とっても意地悪なのに凄く優しくて……夏休み前にアキラくんに『勝手に恋して』って
 怒られたけど……自分の気持ちは止められなかった。―アキラくんのこと好きだよ」

 沈黙の時が流れる。

「……僕? 何……言ってんの……」
「うん。だから片思いだって言ったの……この気持ちが恋じゃなかったとしても……でも、
 姉弟だとかそんなのどっか飛んじゃうくらいに……そのくらいアキラくんが好きなのは本当だよ」
「そんなの―信じられないよ。綾は実感として分かってないだけじゃないの?」
「確かめてみる?」

 アキラの眼を見つめたまま、綾の指先が夜着のボタンに掛かる。アキラは真剣な眼をして
こくりと頷いた。

 綾が生まれたままの姿でベッドに横たわるとアキラも全裸になって綾に覆いかぶさり、
その耳朶を食みながら囁いた。

「今日は特別。嫌なら、いつでもやめてあげるよ姉さん」

 アキラの舌がぴちゃりと小さな音を立てて綾の耳に入り込む。

「んぅ……アキラくん、くすぐったいよ」
「そう? くすぐったいだけ?」

 綾の首筋をかりりと甘く噛みながらアキラが問う。

411:凍える月を抱いて 5章4 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:13:11 BwavZLsU

「気……持ち……いいよ……あぁん」
「ほんと、気持ち好さそう。姉さんの乳首、すごい事になってるよ」
「うん……分かってる。……あぁん……乳首と……アソコが……凄く、あぁああ……熱いもの」
「アソコって……どこ?」

 綾の乳首を舌で弄び吸い上げながら、アキラは合間に短く問う。

「ア、アソコ……って……あぁぁん。 お……おマンコだよ」

 その言葉を受けて、アキラがするりと綾の秘裂に手を滑り込ませると、お喋りなピンクの
小さな口はくちゅくちゅと湿った声を上げた。

「あぁ、本当だ。おマンコだなんて、姉さんは淫らだなぁ」
「……う……あぁん……ひどいよ…アキラくん……アキラくんが……そうさせるん……だよ」

 アキラは位置を変えて、綾の秘花に唇を寄せる。そして猫が毛繕いでもするように、
綾の小さな花びらを丹念に舐め上げる。

「やん……そんなにしたら……あぁん……もっと……」
「どっちなの? 姉さん」

 アキラはくすくす嗤いながら、綾の膣に指を挿し入れて蠢かせ、柔らかな唇でクリトリスを吸った。
 途端に綾の腰が撥ね、牡をさそう蜜壺は、淫らな蜜をとろとろと零しながらアキラの
細い指を締め付ける。

「んぁ! いい……すごく…いいの……アキラくん!!」
「姉さんは、恥ずかしくないの? 小学生の弟に弄られてマンコをぐしょぐしょにして、
 こんなに悦がっちゃって」
「は……恥ずかしいけど……あん……嬉しいよ」
「嬉しい?」
「アキラくんがしてくれることだもの……それに感じることができて嬉しいよ」
「じゃあ、もっと感じてよ姉さん」

 アキラが猛る自身を綾の蜜壺に宛がい、殊更ゆっくりと挿入を始めると、もっと奥へと
言うように綾の膣は蠕動を繰り返し、アキラを淫らにいざなう。

「ん……姉さんの中、ざわざわしてて凄いな……少し……いつもより熱いね。まだ熱っぽい?」
「ぅん……少しだけ……ね。 大丈夫だから、来て」
「ふぅ、気持ち好すぎて抑えるのが大変だ……」
「……あぁ……ア、アキラくんの気持ちいい時の顔って……好き……あぁん、
 凄くドキドキするもの……はぁあ……」
「ほんと? ……嬉しいな」
「ね? 嬉しい……でしょ? ……あぁんっ! そこ、いいっ!!」
「……そう……だね」

 アキラは子宮を圧迫しないようにと心掛け、そっとその入口周りを肉棒で擦り続ける。
蕩ける快楽に綾の蜜壺は絶頂の予感にわななき、アキラをもその快楽の世界へ引きずり込む。

 アキラは快楽に身を預けながらも考えていた。綾という一人の女に魅入られ、教師である
その女を無理やり犯し、隷属させようとし、妊娠させ、姉と分かっても離せずに、妊婦を犯す。
本当に罪を犯させる女だと……。

「あぁ……来てる……イク、イクゥ……んぅぅ……あぁぁぁぁぁぁっ!!」

 達して収縮を繰り返す綾の膣内に軽く抽挿を繰り返してアキラも達した。決して激しい
交わりではなかったがアキラはとても満足していた。

「何度見ても姉さんのイク顔は可愛い」


412:凍える月を抱いて 5章4 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:16:19 BwavZLsU
 とろとろに蕩けている綾の唇をついばみながらアキラがくすりと笑う。

「……変な事言わないで……恥ずかしい…じゃない」

 はずむ息を整えながら応える姿も可愛いなと、アキラは思ったがそれは言わなかった。

 シャワーで汗を流したあと、軽い食事を摂って二人でベッドに入る。
 色々とあり過ぎた一日で、精神的に疲れた二人には、あっという間に眠気が訪れる。
 綾は抱き枕のようにアキラを抱き寄せたまま、その髪を指先で弄びながら取り留めのない
話をぽつぽつと語り続ける。アキラは、それを子守唄のように聞いていた。

「私とアキラくんと赤ちゃんは……お月様なの」
「……はぁ?」
「私はただ丸いだけで中が空っぽだった……何も見ようとしないで、ただ世間的にイイコに
 見えるようにって生きてた。アキラくんは、ちゃんと現実とか否応なしに見てたけど、
 欠けてる部分のある尖った三日月で……欠けてる部分はきっと赤ちゃんが埋めてくれる」
「なんで僕が三日月……?」

 眠くて面倒くさいのなら聞き流せばいいのに、アキラは律儀に問う。

「最初にアキラくんに逢った時に、なんとなくそんなイメージ持ったんだよね……
 子どもの頃見た真冬の三日月。息が止まるくらい綺麗で見惚れちゃったから……」
「あっそ、次生まれてくる時は、男に生まれてホストとかになるといいんじゃない?」
「アキラくんは酷いなぁ、真面目に言ってるのに……」
「じゃあ……夜毎に姿を変える不実な月に例えられるのは不本意だよ」
「あ、何だっけ? ……ロミオとジュリエットか……」
「そういうこと……もう寝ようよ……」
「うん」

 やや、暫くしてアキラの息遣いが寝息に変わると、小さな声で囁くように綾が言った。

「赤ちゃんできたこと、すっごく嬉しいよ……アキラくんと溶けて一つになりたいって思ってたから、
 本当にそうなれたみたいで……」
「奇遇だね。僕も綾と溶けちゃいたいと思ってた。それからついでに言うと……
 綾に逢えて僕はとっても幸せだよ。だからもう本気で寝ようね」

 綾はもう寝てしまったと思っていたアキラからの思いがけない言葉に目を瞠り、そして、その
瞳を潤ませた。それを隠すように綾は必死で言葉を紡ぎ出す。

「また……綾って呼んでくれるんだ?」
「うん、姉さんって呼ぶには、綾は頼りなさすぎるからね」
「……もう、ひどいな。でもいいよ。綾って呼んでくれるのは、もう世界でたったひとりだけに
 なっちゃったから」
「―っ! ……あぁそうか、僕をアキラくんって呼ぶ人は山のようにいるけど……
 こうやって髪を弄られると眠くなるのに、寝させてくれない拷問をしてくれるのは綾だけだし……」
「え? ごめん……」
「分かってくれて嬉しいよ。お休み綾」
「お休み……アキラくん……大好き……」

 囁かれた綾の言葉にアキラは一瞬目を瞠り、それから微笑んだが、何も聞こえなかったふりをして
そっと目を閉じた。


**********

 翌朝、眼を覚ましたアキラは絶叫した。髪がたくさん捩られていたからではない。

「やばいっ!!」

 跳ね起きたアキラは、携帯を取ると慌てて電話をかけた。

413:凍える月を抱いて 5章4 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:21:32 BwavZLsU


「……で?」

 診察室の机に片肘をつきながら、ひと目で寝不足と分かる不機嫌な目をアキラと綾に向けて、
今朝のアキラの電話の相手、ユーカーが言った。

「産ませます」
「あら? 仔猫ちゃんは平気なの?」

 平気かと問われれば平気なはずなどあるわけはない。

「平気……じゃないですけど……でも産まない選択肢は無いんです」
「こんな子どもに処女を開拓されて、快楽に引き摺られて……浅ましいわね」
「ユーカー!!」
「いいの! アキラくん、いいから。私は大丈夫だから」
「……ふーん。強いのねぇ。 まぁ、いいわ、ショーツを取って診察台に上がりなさい」

 綾の膣にクスコを挿入したユーカーが悪態を吐く。

「また、精液べったりで嫌んなるわね。アンタもアンタで大人なんだから少し自重しなさいよ!」
「ご、ごめんなさい……私、今日診察があるって知らなくて……」

 綾が蚊の鳴くような声で謝るとユーカーはフンッと鼻息荒く言い放った。

「憎たらしいから、吸引しちゃおうかしら」
「嫌、駄目!!」

 無論、本気でするつもりなど無かったが、シューッと音を出す吸引機に手を伸ばす素振りをした
ユーカーは、標的を見つけたいじめっ子のような嗤いを浮かべて「へぇー」と綾をからかう。

「ご、ごめんなさい、つい……アキラくんが折角入れてくれた物だから……」

 これにはアキラも何を言うんだという顔をして真っ赤になった。ユーカーは呆れ声で罵る。

「この、バカップル!! 気持ち悪すぎ! いい加減にしなさい!! ほんっと女って……
 貪欲で……愚かよね……」


 診察の結果、妊娠は正常妊娠で出産予定日は4月11日とユーカーから告げられた。
アキラと綾の二人が椅子から立ち上がって帰ろうとすると、ユーカーが綾に声を掛けた。

「仔猫ちゃんは残って、ちょっと話があるから」

 綾は驚いた顔をし、アキラは不安げな顔をして直ぐに何かを言おうとしたが、ユーカーに
促されて先に部屋に帰っている事になった。日頃ユーカーは丁寧な態度を取ってはいても
実質このウロボロスの環を創設した者の子孫として誰よりも実権を握っているのだから
従わないわけにはいかなかったのだ。


「さてと、邪魔者は消えたし……」

 何を言われるのかと身構える綾にユーカーは皮肉めいた嗤いを込めて言葉を続ける。

「子どもの……しかも弟の子どもを産むってどんな気分かしら?」
「幸せです」
「……ふぅ……倫理観とか地獄に堕ちるとか考えないのかしら」


414:凍える月を抱いて 5章4 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:22:45 BwavZLsU
「……それはもう、アキラくんを受け入れた時に悩みました。正しい事か間違いかで言えば、
 総てが間違いだと思います。こうして私が生まれてきた事すら間違いなのかもしれません。
 でも正しい事が総て良い事ではないと知っていますし、何より正しくても間違いでも
 アキラくんを求める心を殺しては生きていけないんです。それに……地獄なんてないし、
 神様もいないと思ってます。例えいたとしても、こんなちっぽけな私が救いを求めたとして
 神様は何もしてくれないでしょうけど、アキラくんならきっと助けてくれる。
 そんな気がするんです」

 綾は、ばかにされるかと思ったがユーカーはそれに関しては何も言わなかった。

「それが、あなたの宗教なのね……。ねぇ、仔猫ちゃん。私は迷ってるの……
 ウロボロスの環は天女を探し出して不老不死の秘密を知るために作られた。それが今や
 天女探しは単なる建前で、より自分に富をもたらす取引材料の女を作り出すための交配場、
 もしくは自分の浅ましい慾を解き放つために女をいたぶる場所になってしまったわ」
「……不老不死ですか? 私にはそれこそが建前な気がしますけど……」
「単なる名器の女を作り出したり、SMを楽しむ場だと?」
「いいえ、少なくともあなたは不老不死なんて望んでないですよね? 何かを知りたいって
 探究心を持っている人はそんな眼をしてないと思います」
「そう?」
「ええ、あなたの眼は……失った誰かの面影を探す人の眼に似ています」
「ふっ、本当にこの娘ったら……嫌な娘だわ」
「……そしてその誰かを作り出そうとして交配実験をしているのは……あなた……
 ですよね? 他のメンバーがより良い取引材料を求めている陰で」
「交配実験っていっても人間はスパンが長いから二、三世代くらいしか見届けられないわね」
「それでも……そうとしか思えない……」

 ユーカーは組んだ腕を解いて目頭をきゅっと抑えた。それからもう一度、腕を組み直し
窓の外を見ながら語り出した。

「お伽噺をしてあげようか? 仔猫ちゃん。ここを創った男の話を―」


5章 『悪魔の夜宴』  -  vier -  (終)


415:凍える月を抱いて 6章 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:26:02 BwavZLsU
                 6章 『ウロボロスの環』


 ここ、ウロボロスの環を創った男はこの国の生まれでは無かった。遠いドイツで裕福な
家庭の次男として生まれ育った。彼の家系は『白鳥の乙女伝説』―日本で言えば羽衣伝説の
血筋にあたるとして、時折不思議な力を持つ人間を生み出してきた。
 彼には確かに不思議な力があった。けれどその代償のように血液嗜好症の症状が出ていた。
そして、その他にも彼には困った性癖があった。彼は9つ上の姉エーファを愛していた。
姉弟としてという意味ではなく、一人の女性として……。
 エーファはとても美しく、誰でもを魅了する愛らしさがあった。弟である彼が憧れを
もっても不思議はなかったけれど、彼が持っていたのはそんな可愛らしい感情ではなかった。

 エーファが二十歳になって婚約が決まると、彼は焦った。けれど、たかだか11歳の子どもに
何ができる? 彼は毎日悩み、沈み、どんどん昏い思考の中に堕ちて行った。
 そして冬の夜、彼は自身の欲望に負け、エーファの寝室に足を踏み入れてしまった。

 エーファは、眠る時は暗い部屋でしか眠れないと言って、いつも真っ暗な部屋で
休んでいた。彼が忍んで行ったその日も彼女は真っ暗な部屋で、絹の布団にくるまって
静かな寝息を立てていた。彼は持っていた特別な力で夜目がたいへん利いたので、そんな
真っ暗な中でもエーファの様子をつぶさに観察することができた。
 昼日中の、彼女の姿を重ね見て、その白くきめの細かい肌に触れたいと思った。
そして彼はそっと上掛けを捲くると、眠るエーファの夜着の紐を解いた。
現れた形のよい白い双丘に彼は手を伸ばし揉みしだいて唇を寄せた。エーファは
その刺激で目が覚めたようでぼんやりと彼に尋ねた。

「誰?」

 彼は、エーファが神を深く信じていた事を知っていたから、暗闇なのをいいことに
用意してきた嘘をついた。

「天使だよ。エーファ、あなたに愛の祝福をあげに来た」
「まぁ、天使様……」

 例えば彼が大人の男であったらエーファも警戒したのかもしれない。
でもエーファはその幼い来訪者が天使だとすっかり信じきってしまった。
彼は嬉々としてエーファの細部まで愛した。触れることが叶わないと思っていた
姉の躰の隅々にまで舌を伸ばして、そして何のためらいもなく説き伏せる。

「エーファ、これからあなたの神への信心を試すために痛みを授けます」

 エーファは頷いて弟の肉槍を受け入れた。それがどんな意味を持つか知りも
しないで。
 その時エーファの受けていた性教育など無きに等しいものだった。嫁ぐ数日前に
乳母か母親にでも「とても痛い事をされますが旦那様のなさる事に逆らってはいけません」
などと言われるくらいのものだったろう。
 逆に彼の方は、腹違いの兄に、精通もまだの頃からメイドを使って教わっていたから
とても慣れたものだった。
 挿入の瞬間彼は歓喜した。姉を手に入れる筈だった婚約者の男への優越感や、あれほどに
希った姉を凌辱したこと……そして、それまで経験した事もないほどのたまらない快感を
受けて。
 だがエーファは、神からの試練と思っても耐えきれなかった。

「あぁ、天使様……どうか、信心の足らない私をお許しください……痛くて耐えられ
 ないのです」

 そう言って涙ながらに訴える姉を組み敷いた彼は、それでも抽挿を止めずに2、3度
突き上げた。その時、彼は甘美な香りを嗅いだ。それが二人が繋がる所から香るのだと
彼には直ぐに分かった。

「エーファ、分かりました。今日はこれくらいにいたしましょう」

416:凍える月を抱いて 6章 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:27:41 BwavZLsU

 彼は未練がましく脈打つ自身を抜き去ると一生に一度しか味わえない甘美な赤い
液体を流すエーファの秘所に、唇を付けてその罪の味を堪能した。外側が綺麗になると
蜜壺に口をつけ啜り上げ、舌を差し込んで夢中で舐めまわした。

「あはぁ……あぁ、あぁ……天使様。わたくし、わたくし、おかしいです……
 こ、怖い……んぅぅぅううう!!」

 エーファは処女の血を弟に舐められながら初めての絶頂を味わった。
彼は「このことは誰にも告げてはならないよ。エーファ」と言って彼女に口止めした。
そして彼女はその言葉を忠実に守り抜いた。

 彼はそれから毎夜エーファの元を訪れ、何も知らないエーファに淫らで不道徳な
交わりを続けさせていた。彼が訪れるたび無垢な彼女は言ったものだ。

「また、わたくしを天国に連れて行ってくださいますの? 天使様」

 達する感覚を天国だと教えたのも彼だった。何もかも総てを彼が教え込んでいった。
ただ一つ、行為の意味以外は……。
 無垢だったエーファが天使と信じて弟の腰に脚をからめ、背中に腕を回してしがみつく、
淫らに突き上げられ天国に逝く。なんと素晴らしい光景かと彼は思った。

「あぁああ、天使様……もっと、もっと…わたくしを突いてくださいまし……」

 エーファが譫言のように淫らな言葉を言うようになるまでそうは掛からなかった。
 彼は気を良くして次の欲望を満たそうとした。エーファが達しようと身を反らせて
突き出される乳房に齧り付き、赤い甘露を貪ったのだ。

 彼は満足していた。エーファの婚約者が訪れ、庭で睦まじく談笑する二人の姿を
見ても、彼には何の嫉妬も浮かばなかった。明るい太陽のもとで婚約者に微笑みかける
美しいその人の乳首には淫猥な歯形があり、胎内は弟の精液が満ちている。
なんという昏い悦び。

 だが、その交わりも形を変えねばならない時がきた。メイドの口から親達に告げられた一言で。

「お嬢様は、身ごもっておいでです」

 すぐさま医者が呼ばれ、それは事実と裏付けられた。当然エーファは親達に問い
詰められた。だが彼女は決して相手の名を言わなかった。“天使様と約束したから”
 業を煮やした親達はエーファを病気と偽って塔の上に幽閉し、婚約者に内密にしたまま
子どもを産ませようとした。
 この騒ぎでエーファは自分の胎内に命が宿っている事と毎夜の行為の意味を知った。
けれどそれほど悲嘆に暮れたりはしなかった。子を宿らせたのは天使だとまだ信じていたから。

 塔は、守るべき貞操のないエーファのために見張りもさほど置かれなかったし、
外部の者が入るのは難しかったが、内部の者が行くのは容易かった。
 夏の終わりが近づいた激しい雨の夜、彼はいつものように彼女の元を訪れた。
エーファは後ふた月もすれば産み月に入るという膨らんだ腹を撫でながら暗い部屋で
“天使”を待っていた。

 毎夜エーファの膨らんだ白い腹に唇を這わせて、彼は陶酔の笑みを浮かべた。
生まれてくる赤子のためにエーファの乳房は発達し、白い肌から蝶の翅脈のように
青い血管が透けて見える事もたまらなかった。毎夜、毎夜エーファを抱いてきた彼は
彼女が直ぐに登りつめる抱き方を心得ていた。
 大きくなった乳房を外側からゆっくりと揉み上げ舐める。毎夜噛まれて血を流す
乳首は軽く吸っただけでも鉄錆びた甘い香りを漂わせた。
 もうすでに腹に子を宿し、男の精など必要ないはずなのにエーファの蜜壺は甘い果汁を
滴らせて牡を誘った。彼はその甘い蜜を啜り、その蜜を零す艶やかな花弁も舌を這わせて
愛した。それから小さくその存在を主張する花芽を嬲って啼かせた。


417:凍える月を抱いて 6章 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:29:44 BwavZLsU
「あぁ……天使様……逝きます。あぁ、あぁ、あぁぁぁぁん」

 彼が蕩けた目線を漂わせているエーファの左脚を肩に担ぎあげて大きく開いた
花の中へ猛った牡を挿しこみ。腰をくねらせ、その熱い肉襞のあまりの良さに早々に
達しようとした時だった。
 突然の閃光と続く轟音。稲光の中に彼の姿が明らかにされた。エーファは悲鳴を上げた。
雷が怖かったせいではない。自分の胎内に吐精し続ける肉棒の主が自分の弟だと知って
その恐怖のあまり叫ばずにはいられなかったのだろう。

 一瞬の静寂の後、時折稲光が明るくするその部屋で、彼が何かを言おうと口を
開き掛けた時、エーファは鋭く叫んだ。

「何も言わないでっ!」

 彼は言うべき言葉を失い低く呻いた。

「姉…さん……」
「あぁぁ……神よ、こんな、こんなこと神様がお赦しにならないわ」

 それだけ言って、エーファは“雷鳴に驚いて”窓から落ちて死んでしまった。

 その後、彼は後悔の中で成長し、兄が医者だった事もあり医学を志した。そうした
生活をする中でも彼の二つの欲望は収まらなかった。性欲と吸血欲。だが、エーファ
以上に彼を満たしてくれる女性に巡り合うことはなく、彼は失望のあまりいつしか
女性と交わる事もなくなってしまった。
 そんな日々を送り、医学を学びながら彼はふと思った。同じ血筋の人間ならエーファの
特別な血、肉体と同じ物をもっていやしないかと……。
 彼は非道にも従姉妹たちをその手に掛け貪り尽くした。彼はその事をこれっぽっちも
悪い事とは思わなかった。もっと罪深い、姉を孕ませ死に追いやるという事をとっくの
昔にしていたのだから……。だがそれでも望む血肉は得られなかった。
 そうなると残るは兄の血筋しかないと彼は思った。だが、彼の兄はその時ドイツには
いなかった。遠く海を隔てた島国……日本に行ったまま十年以上帰って来なかった。

 彼は執念のまま兄を追い、数年の歳月をかけて遠い日本へと渡った。ところが、
着いてみると、兄は既に亡くなったという。彼は絶望した。だが、希望があった。
兄と関係のあった遊女が年季が明けた後“あいの子”を生んだと噂に聞いたからだ。
彼は堕胎もされずによくぞと思った。
 早速彼は、人を遣ってその子を探した。毛色の変わった人間を探すのはこの国では
簡単だと思われた。だが、逆に日本人と違うその見た目で世間から隔絶されて育て
られているということもあったのだ。彼は兄と関係のあった女性総てを調べ上げ
追跡調査をしようと思った。だがその量は膨大で彼個人の手には余った。

そこで彼は一計を案じた。その血筋を探す事に利益がある、即ち不老不死が手に入ると
権力者に振れ回ったのだ。彼は権力者たちが兄の子を探している間、本国から持ち出した
財力を使ってこの地に、隠れ蓑になる娼館を建てた。そうして準備が整うと次々と
“あいの子”の子どもが連れてこられた。だがその中にどこから見ても日本人にしか
見えない子どもが混じっていた。生まれた日から換算して一応可能性があるからと
一人当たり幾らの報酬を期待して連れてこられたその子は……日本人の見てくれのまま
間違いなく彼の……兄の子だった。

 どうしてそれが分かるかと言えば、彼に流れる血と言うほかはない。その子ども達の
血を一滴啜れば彼には自分の一族に連なる者かどうかが、たちどころに分かった。
だから逆にあいの子であっても彼の兄の子ではないと分かる事もあった。
 結局あいの子であるという条件づけが外され、もう一度調査が行われ……でも月日は
待ってはくれなかった。調査の手が及ぶ前に子を生し里子に出す者もいて、これ以上の
調査は不可能となった時、彼は初めて振り返り、集められた子ども達の末路を見た。

 彼の兄の血を引いてはいてもエーファにはなり得なかった者達。その子たちは
高級娼婦として権力者の食い物になっていた。中にはそうして孕み子を産む者も出て来た。
 彼の慾から生まれた人の慾がその場所の在りようを決めたといっても過言では無かった。

418:凍える月を抱いて 6章 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:32:29 BwavZLsU
そうしてできたウロボロスの環は別の目的と同じ結果を求めるとても歪んだ場所に
なってしまった。
 彼にとってエーファこそが最高の名器。究極の名器を作り出そうとすればエーファを
作ることになる。
 けれど、子孫にまで及んで200年もの月日を費やしてどんな交配を重ねても……
ドイツから、未だ続く一族の者を連れて来ても……エーファが現れる事はなかった。


**********

「さてと……お伽噺はこれでお終い」
「…………」
「長くて疲れさせたかしら?」
「あなたが絶望してしまったのは……エーファはもう二度と現れないと知って
 しまったから?」
「私は……別に……」
「私にこんな話を聞かせたのは、エーファと同じような立場の私に何かを示して
 欲しかったから?」
「……さぁ?」

 綾は少し考えた後、ユーカーをまっすぐに見つめて言った。

「エーファは天使の正体を知っていたと思います」
「―っ! 何を?」
「彼は、自分だけが夜目が利いたと思っていたようだけど、同じ血を持つ姉弟なら
 エーファも夜目が利いたかも知れないでしょ?」
「ふっ、それはないわね。特別な能力が出るのは必ず男なの。貴女はごく普通だけど
 貴女のアキラくんは違うでしょ?」
「え?」
「あらやだ、あの子が医者の息子だから頭がいいとか思ってないわよね?」
「……ぇ?」

 ユーカーはわざとらしく大きな溜息を吐いた。

「血が相当薄くなってるから、それほどじゃないけどあの子もそこそこ変わったことが
 出来る筈だわ。あなたも教師になって沢山の子どもを看るようになるならそんな子が
 いることを頭に入れておくべきだわ。本来、男はね敬うべき女を守るために
 特別な能力があるんだけど……この国では、逆に男尊女卑になってしまった。
 ほんと、不思議な国よね」
「……でも、ユーカー。たとえ夜目が利かなくても声や仕種、香りで気づいたはずだわ。
 そうでなければきっと部屋の明かりをつけて自分で確かめたと思う。エロースの
 姿を見ようとしたプシューケーのように」
「凄い解釈ね。仔猫ちゃん」
「私が言えることは―彼女は……彼女も彼を愛していたと思います」
「……あなたって娘は……そんなこと言ったところで……」
「―お伽噺だから。ここで言っても彼に届くような気がして。それに、彼の子孫はどうやって
 彼女の血肉を知り得て、生まれてくる私たちが彼女ではないと判定が出来るのかしらと少し
 不思議だなって……貴方の血は貪らずにいられないほど彼女の血と一番似ているんですか?」

 腕の傷を指さされたユーカーは低い声で言う。

「仔猫ちゃん。好奇心が猫を殺すって知ってる?」

 にっこりと優雅に微笑むユーカーに、綾も微笑んで答える。

「ええ、勿論知ってます。これは総てお伽噺でしょ? そう言えば、ユーカー……
 イヴが生まれたのはアダムの肋骨からでしたよね……」
「―っ! あなたは……」

 綾はまた、にこりと微笑んで席を立った。ユーカーはその後ろ姿をぼんやりと見送った。

419:凍える月を抱いて 6章 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:34:00 BwavZLsU


 綾が診察室を出ると通路の反対側にアキラが佇んでいた。綾の姿を認めてぱっと
表情を変える。

「綾! 大丈夫? いじわる言われなかった?」
「うん、大丈夫」
「……何の…話だったの?」
「ここのできた詳しい歴史とユーカーの将来の相談……かなぁ?」
「え!? ユーカーの相談? 何それ?」
「恋したらって言ってみたけど……別な意味に取ったかも?」

 アキラは眉間にしわを寄せると綾の手を取り考え込みながら部屋へと向かった。

 部屋に着くとアキラはオレンジジュースを綾に渡しながら神妙な顔つきで言った。

「ユーカーの恋人って……男と女どっちだと思う?」
「え!? ユーカーって完璧に男の人だよ? 忘れたくない誰かを映してたっていうか……」
「何それ? わけわかんないよ」

 綾は苦笑いしながらストローから唇を離した。オレンジジュースの雫が唇に残ったのを見た
アキラがそれをそっと舐める。

「もっと、飲みたいな」

 綾がグラスを差し出そうとするとアキラは軽く笑んで別の行動を促した。綾はもう一度
ストローに口を付けてジュースを吸い上げ、アキラの口に運んだ。アキラの喉がこくりと
鳴って一瞬の間が空き、いつもの事のように慣れた仕草で互いの唇を舐め合って離れた。


**********

 翌朝、アキラと綾の二人はウロボロスの環を後にしてマンションに帰った。
 アキラは到着早々、マンションの管理人室に行き留守の間の郵便物を受け取って来た。
ほとんどがアキラの投資関係の物だったが、綾の元の住所からの転送されて来た物もあった。
 留守電もほとんどがアキラ宛だったが1件だけ綾宛に校長からメッセージが入っていた。

《寺田です。篠崎先生、その後お加減はいかがでしょうか? 前の住所に電話しましたら
 こちらに引越されたとかで番号案内をいただきましたので……引き続き5年生の
 代理教員を引き受けて貰えませんでしょうか? 宜しくお願いします。連絡待ってます》

 二人は顔を見合せ、同時にふっと笑った。それから綾は寺田校長に連絡を取った。
月曜にプールの公開日があり寺田が学校にいるので校長室で会う約束をした。

 月曜日、綾が校長と会っている間、アキラは入りたくもないプールに浸かって綾を待った。

「―まことにありがたいお話なのですが、私、この度結婚いたしまして……」

 嘘であったが、断る方法としてはこれが一番いいだろうとアキラと話し合ってのことだった。

「え? あぁ、それで住所が変わってたんですね。それはおめでとうございます」

 校長は勝手に納得したようで綾は安心した。

「ありがとうございます。それで、来年の4月に子どもが生まれるものですから、今回の
 件はお引き受けできなくて……せっかくお話を頂いたのに申し訳ございません」
「え? そうですか!! それはまたおめでとうございます。分かりましたそういった
 事情でしたら諦めます。いやー篠崎先生はとても熱心でよい先生になられると思います。
 一段落したら是非とも教壇に戻ってきてくれると嬉しいですね」


420:凍える月を抱いて 6章 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:34:35 BwavZLsU
 そういった会話を和やかにして校長室を後にした綾はアキラと合流して帰った。
マンションの駐車場に車を入れて地上に出たところで綾が唐突に言う。

「あっ、お豆腐!」
「はぁ?」
「今夜どうしても麻婆豆腐食べたくて」

 アキラは正直“来た”と思った。世の妊婦というものがこういうものなのか知らないが
妊娠が発覚してからの綾ときたら、突然アレが食べたいとかコレが食べたいとか言い出したら
きかないのだ。それが口に入るまではずっとその事を言っている。幸いな事に立地的に
ここはコンビニも、小さいながらスーパーも近くにあるので不自由はしないが、いちいち
買いに行く綾の後を付いて行くのも結構骨の折れる事なのだ。

「スーパー? コンビニ?」
「ううん、鈴木豆腐屋さん」
「へぇー、結構こだわるねぇ」
「うん」

 嫌味も通じない。
 アキラはプールで疲れた体を引きずって綾について行った。

 その二人の様子をじっと見つめている男の姿があった。夏休みの前日に綾を襲い、
免職になった柏木だった。彼は、免職になった後も未練がましくあの町にいたのだ。
児童の親達には病気退職と言ったが、自分の親にそれが通じるわけもない。免職に
なった事を説明できず、ただぶらぶらとコンビニとアパートとの往復に毎日を
費やしていた。それが、今朝偶然、担任した児童の母親に会った。

『あらっ! 柏木先生! お具合いかがですか? せっかくいい先生に受け持って
 貰ったのにとても残念だと思ってるんですよ。まぁ、でも先生の方が無念ですよね
 ―あぁ、そうそう今度の担任は篠崎 綾先生になるらしいですよ……』

 一方的に捲し立てるその母親の言葉も途中から柏木の耳に入らなくなった。
 柏木は途中で放り出す形になってしまった子ども達の事が気になっていた。それが、
自分をこんなみじめな状況に追い込んだあの性悪女が受け持つと言うのか……。
柏木は許せないと思った。一見真面目そうな綾の本性を知っているのは自分だけだ。
綾が担任になる噂が本当ならなんとしてでも自分の担任した子ども達を守らなければと
思った。そして学校まで行ったものの、校長に話すこともできず校門付近でうろうろ
している時に、出てくる車に乗った綾を見つけてしまった。
 そうして後をつけて見れば豪華なマンションにたどり着き何故か6年の児童と一緒にいる。

「あれは……転校してきた都筑か? 遊びに来たのか?」

 校長に直談判ができないなら、綾自身にいかに教師に向いてないか諭して自分の
教え子たちの担任になる事を辞めさせればいい。その為には、多少の手荒な事はしてもと
柏木の誤った正義感の暴走は止まなかった。

 そんな事とは知らない二人は豆腐を入れた袋を提げて帰って来た。アキラは水泳バッグと
豆腐とを持って小さな紳士ぶりを示し、綾は豆腐ソフトクリームを頬張りながら楽しそうに
歩いてくる。植込みの陰にいた柏木の前をすこし過ぎた所、道からもマンションからも
死角な場所でアキラが言った。

「豆腐のソフトクリームなんて美味しいの?」
「うん、美味しいよ。食べてみる?」

 そう言った綾だったが、ソフトクリームを差し出さずに、自分の口に含むとそのまま
アキラの口に唇を寄せた。それは柏木も経験したことがないような熱い口づけだった。
情熱的に角度を何度も変え、相手の舌を啜り淫らに絡ませ合う。
熱せられたコンクリートが陽炎を立てて像を歪ませる。唇を離した二人は少し見つめ合った後、
もう一度唇を軽く合わせた。それは誰がどうみても不適切な関係としか言えなかった。
柏木の脳裏にあの日の扇情的な綾の下着、そして無毛の恥丘が浮かぶ。

421:凍える月を抱いて 6章 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:35:37 BwavZLsU

「先に行ってロック外しておくから綾はゆっくり来て。大事な体なんだから走ったりしちゃ
 だめだよ」
「うん、分かった」

 走って行ったアキラの後を追って、ゆっくり一歩を踏み出した綾に柏木が叫ぶ。

「このっ淫行女がっ!!」

 柏木は許せなかった、こんなモラルも何もない淫乱な女のために自分は苦境に立たされている。

 ロック解除のパネルの前にいたアキラが怒声を聞きつけ弾かれたように走りだす。

 綾は怒声に驚き咄嗟にお腹を庇った。その行為が益々柏木を逆上させた。

「お前! 妊娠してんのかっ!? まさか、あんな子どもの!? この変態女が!!」

 怒りのあまり我を忘れた柏木はただ綾を脅すためと持って来たサバイバルナイフを
構える。
 アキラは時間がひどくゆっくりだと思った。総てがスローモーションの中で起こったように
ゆっくりで、外の怒声と、アキラの行動に驚いた管理人室の警備員が飛び出してくるのも見えた。
綾の悲鳴、柏木のナイフが綾に向ってゆっくり差し込まれる

――間に合わない!!

 アキラは眼を閉じた。次の瞬間、頭上から綾の悲痛な悲鳴が響いた。目を開けると
夏の終わりの空と綾の顔が見えた。

「アキラくん!! アキラくん!! アキラくん!!」
「綾……怪我は?」
「ないよ。大丈夫だよ。アキラくん!! アキラくんがっ!!」

 嗚咽を漏らす綾の言葉は曖昧で、何が言いたいのか分からなった。アキラは背中が
酷く熱いと思った。手を伸ばすとぬるりとした感触と、直ぐに熱が奪われ冷える感覚があった。
その手を眼前に持ってくれば真っ赤に染まっていた。そういうことかとアキラは妙に納得した。
視線を辺りに向ければ、柏木は警備員に抑え込まれ何かを喚いていた。

「救急車と警察呼びましたから。ナイフは抜かないで! 出血が酷くなります!」

 警備員の声が遠くに聞こえた。

「綾……」
「何? 何、アキラくん!?」
「僕は…多分……綾を…愛してるんだと…思う」
「やだ、なんでこんな時言うの! 怖いよ!!」
「誰にも…一生…言えない…ままなのは……悔…しいから……綾に…言っとく」
「何それ、やだ、アキラくん、私も大好きだよ。愛してるよ……だから独りにしないで!!」
「綾…は……おバカ…さん…だな……」

 アキラの血濡れた手が、綾の腹を指さし、そのまま力なく薄い水色のワンピースの上に
赤茶色の線を付けて滑り落ちて行った。


422:凍える月を抱いて 6章 ◆h4.Hpofy9o
09/08/05 21:37:37 BwavZLsU


**********

――13年後

「行ってきまーす」
「あ、タケル! 待ってママに行ってまいりますのキスは?」
「あっ!」

 玄関を出ようとしていた少年が振り返り、見送りに来た綾の頬に身を乗り出して口付ける。

「あら? ほっぺなの?」
「僕もう6年生になったのにママの口にちゅーは変でしょ! そんなのマザコンとかって
 愛美に嫌われちゃうよ」
「そうやって生意気な口きいてるとパパを思い出すわ……ほんとパパそっくりになって……」
「えーっ! パパちっちゃくて可愛かったってママ言ってたじゃん。僕、ママとそう
 変わらないよ。 あーっ!! もう行かないと!」

 デイバッグを重そうに背負い直してタケルは玄関を飛び出して行った。

「好きな娘ができて親離れか、ちょっと寂しいわね。それにしても、あの子ったら何を
 重そうに持って行ったのかしら?」
「昨日、ビデオカメラとスタンガン用意してたけど? あと紐もか……」

 背後から掛った声に綾が振り返って応える。

「アキラくん! 起きたんだ。おはよ」
「おはよう綾」
「まったくタケルったら、あの嗜虐趣味、誰に似たのかしら」
「……僕らの父親じゃない?」

 眼差しが交差し唇が重ねられる。何の迷いもなくお互いの舌が絡められ、おはようの
キスというには余りにも濃厚で淫靡な口付けの音と喘ぎが漏れた。
―これは都筑家ではいつもの風景。


**********

―午後の6年生の教室

「ねぇ? タケル君、帰りの会が終わっても残っててくれる?」
「はい、愛美先生」

 タケルはにこりと頷いた。


6章 『ウロボロスの環』 (終)



以上で、投下終了です。
本編もこれにて終了です。読んで下さった方、ありがとうございました。
残る番外編までお付き合い頂ければ幸いです。


423:名無しさん@ピンキー
09/08/06 00:09:40 rzgsQ9p7
GJでした!
綾とアキラが幸せになってほんっと良かったです!
番外編も楽しみにしてます


424:名無しさん@ピンキー
09/08/06 00:48:20 9bwQ45mC
オチワロタwww
乙!!!

425:名無しさん@ピンキー
09/08/07 22:36:50 hfrRC7kU
スタンガンをスルーできるようになったとは・・・
綾も染まったなぁw

426:名無しさん@ピンキー
09/08/09 23:30:27 /hZrqgib
GJGJGJ!
綾たちが幸せになってよかった
文章や構成も巧みで読みやすかったよ

427:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:06:40 IzJF561V

今回は、番外編 『小悪魔の憂鬱』の投下になります。
12レス消費予定
ご注意いただきたい点は>>287

・スカあります
・今回ちょっと肉体的に痛いです。

ご注意ください。


428:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:09:11 IzJF561V
               番外 『小悪魔の憂鬱』


「はぁーーーっ」

 土曜日の朝、都筑家の食卓に長い溜息が尾を引いた。

「タケル? どうしたの?」
「ねぇ、ママ。どうしたら一生に一度の恋とかできるの?」
「それはママにも分からないわね。だいたいママ達だってこれが最後の恋かどうか
 分からないし」

 綾の不穏な発言にアキラは眼だけは笑わずににっこりと綾を見つめた。それに対し
綾は満面の笑みで応える。

「パパはあんなに若くて素敵なんだもの、きっと周りが放っておかないと思うの」
「綾、何言ってんの! 周りなんて関係ないじゃないか!」

 そうして二人はいつものように二人だけの世界に入って行くのだった。


                   終わり





 冗談はさて置き、見つめ合い、今にも寝室になだれ込んでしまいそうな両親を、タケルは
頬杖をつきながら寂しげに見つめる。

「―僕だってパパの真似してみた……でも駄目だった」
「え? 愛美さん?」

 綾がアキラと見つめ合っていた視線を外してタケルの方へ顔を向ける。が、腰はアキラに
しっかり抱き寄せられていて動けない。

「うん」
「愛美さんって担任だろ? ぷーっ! お前、人の真似しすぎ。もっと直感を信じろ
 パパなんてママに初めて会った時、むちゃくちゃ勃起して仕方なかったんだから」
「だって……バージンだったし、愛してるって言ってもらったし……だけど……」
「ん? どうしたの?」
「放課後、忘れもの取りに行ったら優太に跨って……してた……」
「あぁ、なんて事かしらタケル……」

 綾がタケルを抱きしめようと手を伸ばすと、タケルは手を伸ばして、綾の首の古傷に指を走らす。

「ママがパパのことが好きで、てーそーを守るために負った傷だよね。パパの背中にも
 ママを守った傷があるよね。そこまでして守れるとか……」

 ふぅっと溜息をつく息子にアキラは優しく諭すように言う。

「だぁから直感だって……。 で、その担任とはどうなったの?」
「……捨てた。僕じゃなくても誰でもいいなら誰かが拾ってくれるでしょ……」

 どこかの焦げてるパンみたいに、タケルが椅子の上に膝小僧を抱えて座って拗ねていると、
インターホンが来客を告げた。

《せんせー! アキラー! あたしぃー 早紀だよー! あ、ついでにタケルもー あはは》


429:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:12:29 IzJF561V
 アキラの小学校時代の同級生で綾の3カ月間だけの教え子でもある田沢 早紀が、
また来たのだ。タケルははっきり言って早紀が苦手だった。必要以上にタケルを子ども
扱いするし、何よりもあの妙に高いテンションがいつもタケルをイラつかせた。

 早紀は訪問するなりタケルに抱き付き頭をポンポンと撫でながら「タケルぅ久しぶりー!!」
なんていつにも増してハイテンション。タケルはそれに反比例してどんどんローテンションに
なっていく。

「これ、ハワイのお土産」

 テーブルの上に置かれたのは有りがちなコーヒーとチョコレートの箱だった。
「ありがとう、ハワイどうだった?」などと大人同士のツマンナイ会話が続きタケルは
口を尖らせて頬杖をつく。
 そもそも、この早紀が卒業後12年も経ってるのに遊びに来ること自体何か下心が
あるんじゃないかとタケルは思うのだが、両親とも何も言わない。

『ホント、アキラと先生がこんな仲だったとは18になるまで気付かなかったよ。先生んちに
 遊びに来るたびアキラがいるから、気が合うな~とか、こりゃ何かの運命かとか思ってたのに……』
『先生が羨ましい……』

 そういや、そんな事も言ってたかとタケルは思う。
 タケルが幼稚園くらいの頃までは、元教え子兼元クラスメートという人間はちらほら
来ていたと思う。だが、父親が18歳になって籍を入れ、両親の関係が明らかになった頃から
みんな来なくなったと思うのに、コイツだけは変わらずやってくる。タケルには下心が
無いなんてとても思えなかった。

「あれ、タケル? なに難しい顔してんの? はは~ん、さてはオトナの会話に入れなくて
 ツマンナイか?」

 そう言って、タケルを後ろから抱きしめる。タケルは早紀に、こうされるのも嫌いだった。
たいして大きくもない早紀の胸だがそれを自分の頭や顔やそんなところにくっつけても
全然平気と言うか、タケルを男と認識していないこの態度がタケルを不機嫌にさせる。
お前の憧れてるアキラは僕の年には大人の女を妊娠させてたんだぞと言ってやりたかったが、
言ったところで何がどうなるわけでもない、タケルはまた溜息をついた。

「あ? 何それ? 仕方ないなぁみたいな溜息」
「早紀さん、もう25でしょ? ハワイなんかで肌焼いて大丈夫なの? シミ残っちゃうんじゃ
 ないの?」
「うは、この生意気ぃ~~!! 痛い所を!! あぁ~でも言えてるかも……だけど先生変わらない
 よね~。つかアキラと付き合い始めた頃から格段に綺麗になったんだよねぇ。羨ましいなぁ」
「そりゃ、毎日パパが綺麗になるようにメンテしてるもん」
「ええ!? アキラが? あぁ、でも、あいつ昔からマメだったかぁ……」

 タケルは能天気な早紀の様子がなんとも癇に障った。そうして、もう二度とここに
来ようと思わないくらい泣かしてみたい、とタケルの嗜虐心に火がついた。

「早紀さん、美肌の僕やったげようか?」
「え? タケルできるの?」
「あんなの簡単だよ。幼稚園児にだってできるさ」
「へぇ~ じゃあ、お願いしようかな?」

 早紀とてタケルのしてくれる事にどれだけの効果があるか疑問だったが、おままごとに
付き合ってやるくらいの気持ちで軽くお願いしてしまった。
 タケルは、にやりと笑うと両親に向かって言った。

「パパ、ママ、早紀さんが美肌のやつ僕にやって欲しいって」

 綾は少し驚いたような顔をして「ほんとに?」と言ったが、アキラが別段変った様子も
見せないのでタケルにもできる事なのだろうと早紀は頷いた。


430:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:16:23 IzJF561V
「そう、じゃあ時間掛るでしょ。アキラくん、その間お夕飯の買い物とか行って来よう。
 早紀ちゃん食べて行くでしょ?」
「あ、はい! ご馳走になります」
「相変わらずお前は遠慮が無いなぁ」

 そうアキラに言われて早紀は舌を出して笑った。この後どんな事が待っているかも知らないで。


 アキラと綾が買い物に出掛けると、タケルは早紀に荒い肌触りの検査着みたいな物を渡して、
自分は道具を用意するから、その間にパウダールームで着替えるようにと言った。

 「全身美容なのかな?」初めての事に不安を隠すように早紀は独り言を呟きながら着替える。
ややしばらくすると、タケルが何か色々な物を箱に入れてバスルームに運びこみ、早紀にも
入ってくるように言う。

「そこの椅子に座って」

 言われた先に目を向けるとバスルームの隅に何やら高機能そうな椅子が置かれていた。

「流石、お金持ち。先生もこんなんで毎日してもらってんだ」
「ううん。ママはこんなの使わなくても慣れてるから平気だし。これはこの間うちの
 担任にやってあげた時のまま片付けてなくて……でも片付けなくて良かったよ。
 また持ってくるの重いし面倒だから」

 早紀は他にもタケルにやってもらっている人がいたのかと安心してその椅子に座った。
その後で、手はここ、足はこことタケルに指示されるままその位置に手足を置いた。
 ヘッドレストに頭を付けて早紀に上を向かせると、タケルは温めたタオルを早紀の顔に乗せ、
いかにもエステが始まるようなそぶりを見せてその視界を塞いだ。

「早紀さん口開けて」
「ん? はーい」

 タケルは早紀の顔に自分の顔を近づけると唇を開いて唾液を早紀の口内に滴らせた。

「んぁ? あに??」
「飲んで」
「あ? うん」

 早紀の喉が上下に動いて飲み下したのが分かるとタケルは早紀の耳元で言った。

「美味しかった? 僕の唾」

 言われた言葉に驚いて椅子から立ち上がろうとした早紀だったが、予期していたタケルの方が
反応は早かった。椅子の背もたれが急激にバタンと倒され、その衝撃で早紀は呻く。その間に手足が
椅子に拘束されてしまう。背もたれが倒された時に目を塞いでいたタオルも落ちタケルの事が
見えるようになった早紀はタケルを睨んだ。

「ちょっと! タケル! 何の真似! バカな悪戯は止めなさいよっ!」
「バカな悪戯? だって早紀さんはこうして欲しかったんでしょ?」
「違うでしょ! こんな……うわっ!」

 突然、服の上からシャワーを掛けられて驚いて言葉が途切れてしまう。

「え? 何やってんの? タケル!?」
「見てれば分かるよ」

 見てれば分かる、だがただ見ているわけにはいかなかった。タケルに渡されて着替えた服は
シャワーのお湯に溶けてぬるぬると小さな塊になって体を滑り落ちて行く。

「え? や、何?」

431:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:19:03 IzJF561V
「水溶性の物だからね。溶けたんだよ」
「す、水溶性!? あータケル、アタシの裸見たくてこんな悪戯したの!?」

 タケルはやれやれと言いたげに溜息をつくと、まだ残っている服の欠片をシャワーで
洗い流す。

「あれ? パンツは穿いたままか……」
「あ、当たり前でしょ! もう何やってんのよ早くやめなさいよ。先生とアキラに言うわよ!」
「言ったらいいよ。こうなること知ってて二人とも出かけたんだし……早紀さん、ママに
 念押しされてたじゃない?」
「だってあれは!」
「パンツ脱がすのめんどいから切るよ」
「や、駄目! 何すんの! バカ! バカ! やめなさいっ!!」

 タケルは有無を言わさず早紀のショーツにハサミを入れた。切られた小さな布はゴムの
力で小さくまとまり早紀の総てが露わになってしまう。

「ほんと、よく焼けてるね。水着の跡がくっきり分かるよ」

 そう言ってタケルは水着の跡の色が変わる際に指を滑らす。

「んぁ、くすぐったいよ! こら、やめろ!」
「じゃあこれはどうかな?」
「ひゃっ!! 冷たっ! 何?」
「シェービングクリーム。 ……動かないで、動くと切れちゃうよ」

 恥丘から股間に感じる冷感に早紀は身震いしたが、次に起こるだろうことに身を竦める。

「嫌、だめ、駄目だよ、タケル……危ないから……今なら怒らないからやめなよ……」

 動くことに恐怖を覚え、力なく説得しようとした早紀だったが恥丘の上に宛がわれた
シェイバーは、無情にも刈り取られる草叢の微かな感触をぷちぷちと伝えて滑り降りて行く。

「なんで……こんなの……酷いよタケル……」
「だって、ママの事羨ましがってたじゃないか? ママのここには毛なんか生えてないし」
「うそっ!」
「ホントだよ。パパによく見て貰えるようにって、もう二度と生えないようにして貰ったんだって」
「……先生が……?」
「そうだよ。あぁ、でも早紀さん、カレシと暫くHできなくなっちゃったか……今のカレシは
 どんな人なの? 不倫とか友達のカレシとかチャラ男とか、本当にろくな奴と恋愛してない
 みたいだけど……違うか、そんな相談を持ち込んでパパに心配してもらいたいってとこかな?」
「―っ! 違う! そんな!」
「あぁ、だけどヤリマンなんだから別にパイパンにしても違和感なく受け入れられるよね?」
「なっ! 何言ってんの! タケルいい加減にしないと! うっ!?」
「いい加減にしないと何さ?」
「な、何?」

 早紀の声が不安に震える。

「ただの美容オイルでしょ? 大袈裟だなぁ」

 そう言いながらタケルは早紀の体に生温いとろとろとした液体をかけて行く。それを手に
取り早紀の指先から少しずつ優しく揉みほぐして行く。

「気持ちいい?」
「……うん。 ! ……じゃなくて、もうこれ、外して!」
「せっかくこれから始めるって時なんだから、だーめ」

 わざと無邪気な子どもの口調で言って、繊細な指で早紀の指の付け根を優しく擦りながら、
もう一方の手で腕をまた優しく撫で擦る。

432:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:25:29 IzJF561V
 そうしているうちに、だんだんと早紀の息遣いが妖しくなりはじめる。早紀はそれを
悟られまいとタケルに話しかける。

「も、もういいから……分かったから、終わりにしよ?」
「やだ!」
「……やだ……じゃなくて……ぁ……」

 タケルの指先は早紀の腕から二の腕を通り脇の下へと進んでいた。そのくすぐったいと
いうよりもじれったい感覚に早紀の躰は徐々に拓いて行く。

「……ぁぁ……もう、だめっ!」
「なんで? やらしー声が出ちゃうから?」
「なっ!? 何言ってんのっ!!」

 言いながらもタケルの指は止まらない。二つの膨らみの裾野をゆるゆると巡らせていた指先で
頂を目指して円を狭めて行く。

「……早紀さん」
「……な、何……ぅ……」
「乳首……たってるよ」
「ば、馬鹿っ! 変なこと言わないで」
「変なこと? 乳首って寒いとたつんでしょ?」
「―えっ? あっ? ……そぅ……ょ」

 にこにこと自分の顔を覗き込むタケルの言葉の意味を早紀は考える。自分が感じてしまって
いる事を知っているのか? 知らないのか? タケルはAVなどを見たことがあるのだろうか?
そして、性的な知識はどこまであるのか。

「なんか、乳首ってケーキの苺みたいで可愛いっ!」

 突然の刺激が早紀の思考を奪う。タケルが早紀の乳首に突然吸いついたのだ。

「んぁ……やぁはぁぁ……」

 タケルは早紀の胸を揉みしだきながら、緩急をつけて乳首を吸い、甘く噛み、タケルの知識が、
とてもAVを見たことがあるとかそういったレベルでは無いことを早紀に否応なく叩きつけた。

「いい声出たね。そんなに気持ちいい?」
「あぁぁはぁあ……やめ、もうやめてぇ……あぁぁん……」
「なんで? 早紀さん、すんごく気持ち好さそうな顔してるよ」
「なに……言って……やめて……あ゙ぁ……はぁん……ダメ、ダメ、ダメぇ……」

 タケルがちらちらと早紀の顔を窺うたびに、早紀の羞恥心は煽られ余計に感じてしまう。
タケルは早紀の乳房の愛撫を口だけに任せて、右手はオイルの滑りを楽しむように少しずつ
下へ下へと進めて行く。乳房から齎される刺激に翻弄される早紀は、ただ快感だけを追い、
その意味を考えられなかった。

「やだ、やだ……あぁん……タケル、うますぎだって……あぁ、あぁ、あはぁあ……アンタなんで……」
「上手に出来てる? 嬉しいな。なんでって何が? 上手かって? いっぱいしてるからね」
「い、っぱい? 何……を……あぁ……」

 タケルの指先は早紀の脇腹から臍のあたりを彷徨い、時折、無毛の恥丘へと延びる。

「ん? 何をって、セックスに決まってるじゃない」
「―っ! アンタ意味分かって言ってんの!? あ、あ、あ、あぁぁ……」
「……どうかな? 試してみる?」
「や、馬鹿っ! 冗談でも駄目だよぉぉ……あん……」
「そんなにいい声出して、僕を誘っておいて冗談とか酷いな早紀さんは……」
「ほ、ほんとに駄目だからね……んぁ……」
「まったく、仕方ないなぁ……僕もヤリマンな早紀さんのマンコなんかに挿入れたくないからなぁ」

433:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:28:15 IzJF561V
「アンタねぇ!! あ゙あ゙っ!!」

 タケルが早紀のクリトリスに指を伸ばすと早紀はぴくりと膝を震わせた。タケルは体を起こすと
クリトリスを撫でながら、開かれた早紀の股間の前に座り込んで早紀の秘裂を観察する。

「やぁっ! どこ見てんのよっ!!」
「マンコ! もうこんなに淫汁垂れ流して、流石、淫乱マンコだね」
「馬鹿っ!! もう、やめなさいよ!! あぁん」

 タケルは早紀が喋れないようにわざとクリトリスを強く刺激する。

「さっきも毛を剃る時もう見ちゃったのに、何今更言ってんの?」
「さっきは、怖くてそれどころじゃっ、ひゃあっ」
「クリトリスもこんなにでっかいし……オナニーは毎晩ってとこか? さすが早紀さん」
「何でそんな事わか……やん、やん、やん、そこダメッ!!」

 クリトリスを剥き指先で扱きながら溜息混じりにタケルが言う。絶頂を迎えさせずに
終わりにする事はタケルのプライドが許さなかったのだ。

「やる気出ないけど、仕方ないから指マンで逝かせてやるよ」

 タケルは早紀の秘裂を左右に広げて蜜壺の周りを指先で撫で擦り、見るともなしに早紀の
膣口に目を遣るとタケルは眼を瞠った。そして総ての動きを止めてしまった。

「え゙? マジか?」
「な、なにが!?」
「早紀さんバージンなのっ!?」
「バカ、バカ、このませガキ! なに言ってんのよバカーーッ!!」
「何でバージンなの? すげー!! マジかよ!? しょぼいダンジョンで最後の武器を
 手に入れたみたいな感動だよ!! マジー!? 勃起したしっ!!」
「うわー何言ってんのよ!! ダメだよ!! 何考えてんの!? さっさとこれ外せ!!」

 タケルの大興奮ぶりに早紀はパニック寸前、なのにタケルはお構いなしで早紀の秘裂に
むしゃぶりついた。

「ひゃぁぁっ!! 何すんのぉぉぉ!! ダメ!! だめだってホントにぃぃぃ!!」

 興奮の度合いを示すようにタケルは夢中で早紀の秘裂を舐めまくる。

「あぁぁああっ!! や、やめてっ!! タケル!! アタシもうすぐ結婚するんだから!!」

 早紀の叫びにタケルの舌遣いがピタリと止まる。

「結婚? ……誰と?」
「お見合いしたの! 秋には結婚するんだから、もう止めてっ!! これ以上は駄目だよ!!」

 荒い息の間から告げられる早紀の言葉を聞いてタケルがにたりと嗤う。

「そっか、お見合いか、ずっと純愛して守り通してたんなら諦めるかと思ったけど……
 これはフルコースで頑張るか」
「が、頑張んなくていいから、早くこれはずして……ゔっ!」

 思わず変な声が出てしまう。無理もない、早紀の後孔に浣腸の先が突然差し込まれたのだから。

「浣腸だよ。早紀さん初めて? もちろんそうだよね」
「か、浣腸って……? 何言ってんの、やめて、ほんと止めてよタケル……お願い……」

 早紀のお願いも虚しくプラスチックの容器はタケルの手で握り潰され薬液が注がれる。

「普通40くらいだけど特別200入れてあげるからね。思いっきり出してね」

434:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:30:16 IzJF561V

 早紀は一瞬、出すとはいったい何の事かと思ったがすぐに便の事かと思い到り、身を捩り
タケルに懇願する。

「タケル、タケル! もうやめて、本当にこれ外して! お願い、お願いだから!!」

 早紀が必死な顔で懇願してもタケルはにこにこと早紀を見下ろしたまま黙ってただ時を待っていた。
 ぐりゅりゅりゅと派手な音を立てて早紀の腹は無情にも羞恥の時を刻む。

「お願い、お願い、お願い、タケル! 何でも言うこときくからトイレに行かせてぇっ!」
「……早紀さんって『なんでも言うこときく』なんて簡単に言っちゃうの? そうだなぁ……」

 タケルが椅子のレバーに手を掛けたので、早紀は願いが聞き入れられたのかと安堵した。
椅子の背もたれが上げられて……だが、それだけだった。

「寝たままじゃ、ウンチしづらいでしょ? とりあえず下の袋に納まるようにはなってるから
 大丈夫。安心してひりだして。僕としてはそこらじゅうに派手に出して貰いたいんだけど、
 そうするとパパが怒るんだ僕の掃除の仕方は下手だって……」

 こんなことを他の人にもしてるのか、アキラもそれを知っているのかと早紀の頭の中には
浮かんだが、波状攻撃でやってくる腹の痛みに弱々しく呻くことしかできなかった。
 静かになった早紀の足指をタケルが舐る。その一本一本に舌を丁寧に這わせて誘惑するように
早紀の眼を見つめながら。

「早紀さん。気持ちいい?」
「そんな……わけ……うぅ……」
「でも、尻穴もマンコもひくひくしてるよ。マンコなんか淫汁お尻まで零してぬらぬらしてるし」
「馬鹿なこと……あぁっ! もうだめ! 見ないで!! 見ないでぇぇ!! 嫌、嫌、嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 ぼとぼとと数個の固形物を落とした後、恥ずかしい事極まりない音を立てて早紀の後孔から
汚泥が噴き出す。

「くっさーー!! ……あぁ、っとと……ごめんね。早紀さん変なこと言って」
「…………うっ……う……」

 タケルは泣きじゃくる早紀を優しく宥めるように髪を撫で、頬に口付ける。そして早紀の
排便がひと段落つくとタケルはイルリガートルの腸カテーテルを未だひくつく早紀の後孔にあてた。

「ひっ! やだ、もうやだよタケル!!」
「これが、毎晩パパがママにしてあげてる事なんだけど」
「えっ!?」

 驚きで一瞬力が抜けた隙にタケルはカテーテルをつぷりと早紀の後孔に埋め込んだ。
そしてもう一度椅子の背もたれを倒した。

「うぁ!? ……な……んで……先生……」
「パパとママの関係、なぁんにも知らないんだ? ママはパパに学校の机の上でレイプ
 されたんだよ。職員室の机の上でも無理やりヤられちゃったり。パパも大概ひどいよね」

 早紀は、嘘だと思いたかった。色々な障害を乗り越えて結ばれた二人に憧れていた。
それなのに、レイプされた上に、こんな恥ずかしい事を毎晩されてるなんて……。
 そうして、薬液の抽入が進むにつれて早紀の懇願は弱々しくなり3Lが納まった後は
浅く息をするのがやっとといった状態になってしまった。
 虚ろな目を開け唇をわなわなと震わせる早紀の後孔からタケルがカテーテルを抜き去ると
一筋細く薬液が出たが、すぐさまタケルがプラグで堰き止めたので早紀はどんなに苦しくとも
排出することができなくなってしまった。
 そうして再び背もたれが起こされた。それゆえに、早紀の腹部への圧迫も増す。

「く……苦しいよ、死ん……じゃう……痛、痛いよ……タケルぅ……痛いの……だから……」
「だから? 上手にお願いができたら出させてあげるよ」

435:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:33:39 IzJF561V

 膨らんだ早紀の腹を撫でまわし、時折強く揉みながらタケルが楽しそうに言う。

「あぁっ! そんな、そんなに……したら……うぅ……出させて、お願い……タケルぅ」
「そんなんじゃぁダ~メッ!」
「あ゙ぁ、もうっ!! 一生に一度のお願いだから!! 出させて、出させて下さいっ!!」
「あーあ、言っちゃった」

 タケルはくすくす笑いながら早紀のプラグをズルリと抜いた。

「んぁーーーっ!! 出る、出ちゃう!! ウンチ、ウンチー!! あぁぁっ!!」

 極限状態を体験した早紀は軽い脳虚血なのか、もはや何を言っているのか自分でも分かって
いないようだった。譫言のような早紀の言葉とともに腹を満たしていた薬液が、始めは勢いよく、
最後はぼたぼたと吐き出されて行った。

「お腹痛いの気持ち好かったでしょ?」

 元に戻ってしまった早紀の腹部を撫でながらタケルが言う。

「き、気持ちいいわけないでしょ……」

 ぐったりと息の上がっている早紀の事など気にもしないでタケルは早紀の股間を洗う。

「もう……やだよ……」
「そう言っても、ずいぶん気持ち好かったみたいじゃない? こっちの口は正直だよね」

 感じてしまった事を子どもとしか思っていなかったタケルにからかわれ、排出した便を
片付けられて、早紀はただ弱々しく泣き続けるしかできなかった。

「……も、もう……いいでしょ……タケル……十分でしょ?」
「ええ? とんでもない!! 早紀さんには訳わかんなくなるくらい気持ち好くなって貰わなくちゃ」

 そう言うと、タケルはまた早紀の背もたれを倒して、早紀の緩みきった後孔に指を挿し入れた。

「あ゙あ゙っ!! そんなところっ!?」

 そのままタケルが指を蠢かせると、早紀はぎゅっと目を瞑り苦痛の色を滲ませていたが
それでもタケルが辛抱強く手技を続けると早紀の顔は次第に上気し、蕩けてゆくのが見て取れた。

「早紀さん、気持ちいいんでしょ? 指、増やしてあげるからもっと悦がってよ」
「……ちがっ……そんな……はあ、あぁ、ふうぅん……」
「ほら、いい声が出て来た。マンコもひくひく言ってるし……」

 増やされた指が複雑な動きをして早紀の腸内を責めるとその衝撃的な快感に早紀は淫らに
腰を揺らめかせて快楽を貪った。

「やだ、やだ、どうしよう、こんなの初めて……」
「お尻、いいんでしょ?」
「……んぅ……ぃぃ……」

 快楽の度合いを示すように早紀の秘裂からは蜜が吐き出され後孔を嬲るタケルの手を濡らした。
 拘束された早紀の脚に力がこもり腿肉が痙攣を繰り返す。絶頂が近い事を感じたタケルは
早紀の後孔から指を引き抜いた。

「あぁ……な……んでぇ……?」
「後でね。……困ったなぁ、そんな欲しそうな顔しないでよ。抑えが利かなくなっちゃう」

 上気した顔を益々赤らめて早紀が俯く。その間にタケルは衣服を脱ぎ去り準備を始める。背もたれ
の倒されている早紀の目には入らなかったが、タケルの牡は既に起立し透明な粘液を零していた。

436:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:39:31 IzJF561V

 タケルは早紀の脚の間に座り込み、椅子の下から細長いパッケージを取り出して破り、
中から細い注射器を取り出した。もちろん針は付いていないが青緑のゲル状の物が
詰まっている。それに指を添えて、準備を整えるともう一方の手で早紀の秘裂を開き、
花びらを丹念に舐め、クリトリスを刺激して、また反対の花びらを通り、今度は戸渡を
責める。何度かその動きを繰り返し、タケルはクリトリスを舐めながらタイミングを
見計らって、指を添えた注射器を早紀の膣に挿し込んだ。そうして指先で場所を確認して
注射器の先を子宮口に差し入れ、注射器のプランジャを押した。早紀が快楽に翻弄され
何一つ気付かぬうちに。青緑の物が早紀の子宮に注がれていく。

 注射器だけを抜き取った後、指で子宮口を撫で液漏れの状態を確認していると、
その刺激で早紀は達しそうになり太腿を震わせる。

「ふぅぅぅん……あぁぁ……あぁ、いい……イッちゃうっ……」
「あ、やばっ!!」

 言ってすぐさまタケルはすべての刺激を止めてしまう。

「イヤ、イヤッ!! なんで? ひどいよぉ!! タケルぅ!!」
「言ったでしょ? 早紀さんに訳わかんなくなるくらい気持ち好くなって貰いたいって」
「や、もう、充分なのイかせてぇお願い!! お願いぃ!!」

 その後、何度懇願されてもタケルは早紀を焦らしつくして絶頂に導くことはなかった。
早紀は啜り泣き喘ぎながらも絶頂を与えられずに苦しんでいた。

「あ、あ、あ、おね……お願いよぅ……はぁああ」
「まだ、だめ」

 タケルは指先でクリトリスを扱きながら肉襞を浅くゆっくりと舐めまわす。ゆっくり、
ゆっくりと執拗に何度も何度でも……。

「あぁぁん……もっと、もっと奥なんだってば、奥に頂戴……あぁぁぁん」

 タケルはにやりと嗤うと、クリトリスへの刺激はそのままに、立ち上がり自身の肉棒で早紀の
秘裂を擦り上げる。
 早紀はそれが何によってもたらされた刺激なのかも分からずに、ただ、ただ、乞い願った。

「あぁん、奥、奥ぅぅ……奥に頂戴……あぁぁぁん」
「分かったよ早紀さん」

 タケルは準備の整い過ぎるくらい整った早紀の蜜壺に自身の先端を軽くうずめ。
我慢する自分を楽しむように一呼吸おいてから早紀の耳元で言った。

「結婚おめでとう。早紀さん」

 一瞬で早紀の心を凍らせる。と同時に、タケルは軽い障壁など物ともせずに
凶悪な肉槍を早紀の蜜壺にひと息に突き入れた。

「きゃあああああああああ!! 痛、痛い、痛い、痛い、タケルぅぅ!!」

 鳥肌をたてて身を強張らせ、苦痛を表現する早紀を見ながらタケルが舌なめずりする。

「あ、血が出て来た。25にしてやっと大人の仲間入りかぁ」
「ぬ、抜いて、抜いてよ!! 痛いんだからぁぁ!!」
「あぁ、もうっ! すぐに抜くから、待ってて」

 ほっとする早紀の願いを裏切ってタケルは激しい抽挿を始めた。

「や、なんで、痛いってば! タケル、タケル、本当に、もう駄目だよぉぉぉ!!」
「なるべく早く“抜いて”やるから我慢してよ」

437:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:43:17 IzJF561V
「ぬ、抜くって……」

 早紀が今までとは違ったトーンの悲痛な声を出す。

「精子をたっぷり注いでやるよ。そしたら早紀さんは僕のモノだよ」
「な、何言ってんの? そんなの……意味わかってんの!? あぁっ、痛、痛いぃ!!」
「さぁ、1回目行くよ!」

 タケルの宣言通り、タケルの抽挿は速くなり、息も荒く、そして早紀の中で暴れる
タケルの牡は苦しいくらいに早紀の内臓を突き上げてくる。射精が近いのだ。

「―っ!! お願い、お願い、お願いだからっ! 外に出して中は嫌ぁぁあああ!!」
「そのお願いはきけないな。一生に一度のお願いはもうきいてあげちゃったからね。
 早紀さんの処女マンコの締め付けが気持ち好すぎて、もう出ちゃうよ……うぁっ!」

 直後に、早紀の膣内にタケルの慾がびゅくびゅくと吐き出される。

「や、なんで……こんな……」

 処女であった早紀にも何が起こっているかは分かる。自分の膣内に射精されているのだ。

「どうしてこんな事になったのかって思ってる? ―それはね、男と二人っきりになんか
 なるからだよ」
「男って……だってっ!」
「僕は男じゃない? まぁ、いいよ。ここんとこ溜まってたから早紀さんの中にいっぱい
 出させてもらうから」

 再び動き出したタケルに早紀は悲鳴を上げる。

「痛! ホントに痛いんだってば!! もうやめてよ! これ以上されたら本当に妊娠しちゃう!!」
「それいいね。妊娠して大きなお腹の早紀さんともしてみたいもん」

 早紀は恐怖に目を瞠る。自分がどれだけ痛みに泣き叫ぼうとも、困ろうともタケルには
関係ないのだ。自分に対して特別な感情があるわけでもないのだから、思いやる必要もないのだ。

「…………」
「早紀さん、そんな悲しい顔しないで。僕もなんだか悲しくなっちゃうよ。今度は
 ちゃんと早紀さんも気持ち好くするからね?」

 言うとタケルは早紀の乳首に舌を這わし、抽挿で痛む膣から意識を別に移そうとする。
右手はクリトリスを捏ね、左手は早紀の乳房を揉む。

「……んふ……あぁ……」
「良かった」

 何度も執拗に焦らし尽くされた早紀の躰は火が付くのが早かった。痛む筈の膣でさえ快楽を
手繰り寄せようとしていた。
 タケルは少し伸びをして早紀の唇を奪う。その唇の間に舌を差し込み、歯列をなぞり、
舌を絡める。早紀は夢中でタケルの舌を吸い、その唾液を啜って飲み下す。
 タケルは早紀の唇を貪り尽くすと、左手を二人の繋がる処の下へ持って行き掻き出されてくる
粘液を指で掬って早紀の口に挿し込んだ。

「う……うふ……」
「僕と早紀さんの混ざった味だよ。それもバージン風味」

 酸味と苦みと、青臭く、また鉄錆びた匂い、何とも言えない味とにおいが早紀の口中に広がる。
途端に顔をゆがめる早紀の口中に挿し入れた指をタケルは器用に蠢かせ舌を愛撫する。

「う……ふぅうう……うん……」


438:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:46:20 IzJF561V
 口内を愛撫され、いつしか早紀はタケルの指を赤ん坊のようにちゅうちゅうと夢中で啜っていた。

「凄いな、早紀さん。上も下も」

 言ってタケルが早紀の口から指を引き抜くと、今まで抑えられていた早紀の嬌声が解き放たれる。

「んぁああん……いい……いいの……気持ちいい……ぁぁ、はぁあん」
「そう? 良かった」

 タケルは再び、胸への愛撫を開始する。硬さを増す乳首、戦慄く蜜壺、痙攣を繰り返す太腿が
絶頂を予感させる。

「そうだな……イッて乳首がもっと硬くなったらいいものあげるよ……」
「な、何? あぁぁぁ……あぁ、いい、イッちゃう、アタシ、タケルに犯されてイッちゃうぅぅぅ!!」

 焦らし尽くされた後の絶頂は、自身で慰めたのでは得られない、何もかも分からなくなるくらいの
深い絶頂だった。

 そして、霞んだ意識の中から胸に感じる痛みで早紀が浮上すると、早紀の乳首が強く引っ張られ
そこにブローチのような物の太い針が突き立てられる所だった。

「あ゙あ゙あ゙ぁぁぁぁはぁ」
「―ピアス。とても似合うよ」

 にこにこと微笑むタケルを見ながら、乳首の痛みをジンジンと感じて早紀は人生最大の
自己嫌悪に陥っていた。
 いつのまにか拘束の解かれた手で頭を抱え嗚咽を漏らすと、啜り上げる動きで膣から
タケルの精がどろりと吐き出される。
 同級生の息子……小学生と関係を持って、最後は受け入れてしまった。そして、乳首には
こんな物まで付けられて―秋には結婚するのに。

「え? 好くなかった?」
「……もう、結婚できなくなっちゃったよ……」
「したいならすればいいじゃん。まさかバージンじゃなきゃ嫌とか相手が言ってんの?」
「違うけど、そんな人じゃないけど……」
「まぁ、どんなに仲睦まじい夫婦にだって秘密はあるんだし―あのパパにめろめろの
 ママだってユーカーって医者との間にパパには言えない何かの秘密を持ってるんだから―」
「何それ……」

 早紀は別に内容を聞きたかったわけではないのだが、無意味な言葉が口を突いて出た。
タケルは思った以上の早紀の落ち込み様に焦って余計なことまで口にする。

「昔ね、僕が幼稚園くらいの時、医務室で『あの話はアキラには言ってないよ君と私の
 二人だけの秘密』って言ってたんだ。だからどんな家庭でも秘密の一つや二つはあるんだよ」
「―もし……もし、妊娠してたら? 秘密どころじゃないじゃない!!」
「あ、そっか……それ大丈夫だよ。妊娠阻害剤を先に子宮の中に入れといたし」
「な……なにそれ?」
「子宮の中で固まるお薬で、赤ちゃんができなくする。……結婚するなら子ども欲しいよね?
 融解剤を入れてあげるから、1週間以上したらまた来てよ」
「結婚って、無理じゃん、こんなの付けられてっ!」

 早紀は乳首に痛みをもたらしながら揺れるピアスを指さした。

「嫌なら外せばいいよ。穴も直ぐに塞がるし……だけど……僕はもう一つ反対側に付けたいかな……」
「なっ!?」

 顔を赤くして怒る早紀の耳元でタケルは甘く囁く。

「もし、また僕に抱かれてイッたらもう一つ付けてあげる。そしてもう一度抱かれてイッたら……
 今度はクリトリスに付けてあげるよ」

439:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:50:22 IzJF561V
「なっ、ば、馬鹿なことっ……!!」
「そう? 痛くてジンジンして気持ちいいんじゃないの? 三つ全部にピアスを付けたら、そこを
 重い鎖で結んであげる。そして後ろから犯してあげるよ。そうしたら僕が突き上げるたびに鎖が
 揺れてとても痛くて……気持ち好くて、早紀さんきっとオシッコ洩らしながらイッちゃうね」
「そんな……変態みたいなこと……言わないでよ!!」

 早紀は顔を手で覆って啜り泣く。今すぐピアスを外して投げ捨て、ここを立ち去ればいいのに
それができない自分に戸惑って……。

「全部忘れて結婚するのもいいだろうし、秘密の関係ってのもいいよね? それか……
 いっそのこと結婚やめちゃう?」

 早紀は激しく頭を振って泣きじゃくった。一度決まった結婚をそう簡単にやめられるはずなど
無いのだから。

 早紀は悪夢のような椅子から、力なくゆっくりと立ち上がりシャワーを浴びると
衣服を身に着けた。そしてショーツが無い事に気づき深く溜息をつく。

「はい。これ、変えのパンティ。僕は早紀さんがどんな未来を選んでも応援するよ」
「もう、いいよ……」

 早紀はタケルからショーツを受け取り身に付けると、アキラと綾を待たずに帰った。帰宅する
電車の中で、初めて男を受け入れて痛む膣と、タケルに付けられたピアスの存在を感じていた。


 タケルは帰宅した両親にこってりと絞られた。綾には早紀が帰ってしまった理由について
優しくできなかったのだろうと責められ、アキラには浴室の掃除が行き届いてないと責められた。


 その夜遅く、アキラはひとり難しい顔をしてパソコンのモニタを見つめていた。
画面に映っているのは、今日のタケルと早紀のプレイだ。
本来は自分と綾の記録を取るためにカメラを付けてあるのだが―。

《ママだってユーカーって医者との間にパパには言えない何かの秘密を持ってるんだから》


「さて、どうしようか―」

 アキラは、すやすやと眠る綾に視線をなげる。
その瞳に久しく見なかった冷たく昏い翳を宿して……。


**********

―秋―

 空に赤いトンボが飛んでいるの見遣ってからタケルはチャペルの白い壁を眩しそうに見る。
今日は正装で手には白い百合の花束を持っている。そして一人の少年に声をかけた。彼も盛装だ。

「さっ、花嫁の控え室行こうぜ!」
「うん」
「緊張してんの?」
「そりゃそうだよ」

 少年が口を尖らす。

「大丈夫。僕がついてるから。龍之介の初めて貰ってもらおっ!!」
「うん。僕も頑張るから。頼むよ!!」

 どうやらタケルはどんなに両親に叱られても、全然懲りてないようだった。

440:凍える月を抱いて 番外 ◆h4.Hpofy9o
09/08/10 15:51:25 IzJF561V

以上で、凍える月を抱いての番外編 『小悪魔の憂鬱』 投下終了です。

長い間読んでいただきましてありがとうございました。
また、沢山のレスを頂きまして重ねて感謝いたします。
お陰さまで最後まで続けることができました。
本当にありがとうございました。


441:名無しさん@ピンキー
09/08/10 23:35:30 R/+pVp2m
おつかれさまです。これからよみます。

442:名無しさん@ピンキー
09/08/10 23:38:53 ymmcsamL
引き込まれて読み耽ってしまいました
書き手さんに最大のGJを

お疲れさまでした
そしてありがとうございました

443:名無しさん@ピンキー
09/08/11 22:25:24 WxmRgmvi
番外編キテター!!
ほんとGJ!お疲れさまでした!
綾とアキラの今後も気になるけど、それよりタケルw w w
子供の頃のアキラと違って無邪気で子供してて可愛いなw

>どこかの焦げてるパン
こげパンナツカシスw

また機会があったらお待ちしてます!



444:もののふレッド
09/08/12 13:36:10 MNUHW/6c
GJ

445:名無しさん@ピンキー
09/08/13 01:06:15 ywAl5NC2
お疲れ様でした!
何回も繰り返しよんでますよGJ!
素敵なSSありがとうございました!!

446:名無しさん@ピンキー
09/08/13 23:18:04 jNxlHdtY
レス数は500いってないけどKB450超えたな
一応おねショタスレと統合するとか成人女性て縛りどうするのかとか次スレについて話し合う?
まだ50KBあるし早いか

447:名無しさん@ピンキー
09/08/19 19:35:53 nvNCCTpQ
>>446
URLリンク(endless.sub.jp)

448:名無しさん@ピンキー
09/08/19 20:54:21 hc4CCUZd
得体の知れないリンクしても大抵の人は見ないと思うが

449:名無しさん@ピンキー
09/08/19 21:21:06 6lVoGBtr
多くの専ブラはサムネ表示すると思うけど

450:名無しさん@ピンキー
09/08/19 22:03:15 HVBmrxfX
うちんのしないけど

451:名無しさん@ピンキー
09/08/19 22:22:01 6lVoGBtr
そうか。すまん

452:名無しさん@ピンキー
09/08/20 13:12:21 my6AejFQ
意外と人がいるんだなという驚き

453:名無しさん@ピンキー
09/08/24 21:31:18 mcXZCi0S
保守

454:名無しさん@ピンキー
09/08/26 12:43:03 lOa0yF4x
スレ見た感じだとあっちはお姉さん×ショタで
こっちはショタが優勢な感じ

次スレが立つとしたら成人女性に限定せず「ショタに犯される」とかにくくってもいいかもね
女子高校生とかオッサンとかも読んでみたいし

455:名無しさん@ピンキー
09/08/26 13:00:44 31PsCfBH
ショタに犯されるおっさんなんてみたくねーよ

456:名無しさん@ピンキー
09/08/27 00:20:45 4hYcKwv5
>>454
保管庫は「おねショタ」っていうくくりでSSを保管してるみたい。
オッサンだと保管してもらえないだろうな。

そういうのが読みたいんだったらこういうスレがあるよ↓

ショタとお兄さんでエロパロ6
スレリンク(eroparo板)


457:名無しさん@ピンキー
09/08/27 11:00:32 s2tmkPxK
じゃあ、「ショタに犯される女性」でどうだろ

458:名無しさん@ピンキー
09/08/27 11:30:33 PDz9AUzI
べつに成人だけとればいいんじゃない?

女性がショタに襲われるSS

え? ってか統合は無しの方向?

459:名無しさん@ピンキー
09/08/27 11:37:49 05ULHwC4
つか、ちょっと前から何なの?
統合させたがったりとか、スレタイ改変希望とか正直邪魔だから出てってくんない?
お前らがいるとSS投下や妄想投下の流れにならねんだよ
SSの感想にはあれだけレスが付くのに、統合やらスレタイ改変にほとんどレスが付かなかった時点で空気読んであきらめろよ

460:名無しさん@ピンキー
09/08/27 12:08:01 PDz9AUzI
誤解させたんなら謝るよ。ごめんね。
統合させたいってわけじゃなくて

そういう話が出てたけどどうなの? って思って
ほとんどレスが付かないっていうけど
逆にちゃんとした反対意見も出てないように思ったんで

ちょっと前から話題に出るのも、先送りにしたんだから
容量的にそろそろ出てもおかしくない話題だと思うよ

と言うか、はっきり方向性が決まらないままだから
妄想もSSも投下できない状態なんじゃないかなって気はする

スレタイだって別に変更なしで構わないよ
十代のお姉さんを襲うショタを見たい人がいるかなと思っただけのことだし

自分は別にどんな風に決まってもいいよ
そのスレにあう作品ができれば投下するし
違うスレが合ってればそっちに投下するだけの話だから

ただ早めに決めて欲しいかなとは思う

461:名無しさん@ピンキー
09/08/27 12:13:38 05ULHwC4
いやだから「先送り」じゃなくて「スルー」なんだよ
現住民は今のスレタイと内容で満足してるから、統合やスレタイ改変には興味ないんだよ
方向性が決まらないんじゃなくて変える必要が無い=現状の方向性で決まってる
そこを理解しろ
なんでいろいろ未定だから早く決めなきゃならないなんて方向に持っていこうとしやがるんだよ
それで変に議論がこじれたらそれこそスレにとって最悪だ
お前は揉め事持ち込もうとしてる迷惑な輩にしか見えないんだよ
このスレはこれまで通りの流れでみんな満足してるんだからそっとしといてくれ

462:名無しさん@ピンキー
09/08/27 18:25:28 1kpD/cOz
夏休み・・・なのかな・・・
すげー・・・

>>460気にすんなお前間違ってないよ

463:名無しさん@ピンキー
09/08/27 20:22:57 xAdS9HvU
言葉は荒いけど、言いたいことはわかる。
これはOK、あれはNGとか論争始めて台無しになったスレは多いからね。
このスレに関してはショタが成人女性を襲うのを大前提として、
女子高生などを対象とする場合はSS投下前に警告するくらいでいいのではあるまいか。
それくらいは許容されると思う。
おっさんはさすがにスレ違い過ぎると思うよ。

464:名無しさん@ピンキー
09/08/28 01:57:35 C4s69pLw
>>462
正気か。
自演じゃなければ何だろうな。真性か。

何が「すげー・・・」だ。
流れを読んだ上での発言なら、正直、精神年齢を疑うわ。

敢えて厳しく書いてみたが、真意を読み取る努力くらいしろよ。分かったな?

465:名無しさん@ピンキー
09/08/28 02:14:20 nK/My/0i
皆どうしちゃったんだ

466:名無しさん@ピンキー
09/08/28 02:25:37 lRqOq2l/
よっぽど「成人女性」に限定したいんだろうな

467:名無しさん@ピンキー
09/08/28 02:32:37 zGFXFOvr
>>466
こいつのせいでこのスレの命運も尽きそうだな
あとは言い争いが始まるのみ…
もともと問題なくスレタイの内容で運営されていたのを、自分好みのシチュを付け加えようと画策する奴によって
諍いが生まれスレが潰されていく
いつもどこかで行われているエロパロ板の風景…

468:名無しさん@ピンキー
09/08/28 02:38:07 U4KdkgRg
もうやめてくれよ。
少なくともこのスレの存続を望む人は、これ以降スレタイや内容に関する書き込みはしないでくれ。

469:名無しさん@ピンキー
09/08/28 06:53:16 /NVdiAeX
内容統合は過疎化防ぐために提案してる人もいるだろうに

まあ夏休み終われば落ち着くだろ

470:名無しさん@ピンキー
09/08/28 07:30:53 mQ6jK/Rg
>>464
正気か。
自演じゃなければ何だろうな。真性か。

何が「正気か」「精神年齢を疑うわ」「敢えて厳しく書いてみたが」だ。
自己紹介ならよそでやれ。
流れを読んだ上での発言なら、正直、精神年齢を疑うわ。

敢えて厳しく書いてみたが、真意を読み取る努力くらいしろよ。分かったな?


とこうなるわけだな
少なくともこのスレの存続を望む人は、これ以上喧嘩腰の書き込みはしないでくれ。

「成人女性」に限定したいなんつー脳内悪者叩いてる奴のせいでこのスレの命運も尽きそうだな
あとは言い争いが始まるのみ…
もともと問題なくスレタイの内容で運営されていたのを、自分好みのシチュを付け加えようと画策する奴
という脳内悪者叩きたい奴が暴言を吐き散らし
落ち着いた意見言ってる人を気に入らないと押さえつけれた気になってる
諍いが生まれスレが潰されていく
いつもどこかで行われているエロパロ板の風景…


471:名無しさん@ピンキー
09/08/28 08:18:34 6XJjps2S
>>469
やっぱり夏のせいかね。
現在30KBぐらいの書いてるがスレ住民で話し合って決めたとこに投下したい
推敲しながら待つよ。

472:名無しさん@ピンキー
09/08/28 08:40:04 SskqpIZf
ダメだこりゃ
どうしても改変したい奴が居座ってやがる
話題に出してもレスが付かなかった時点で諦めてくれりゃいいのによ
何が何でも自分の希望設定を次スレに組み入れたいんだろうな
夏のせいとかくだらん理由付けで延命図るなよ
大人しく出て行って別でスレ立てでもしててくれよ
頼むからさ

473:名無しさん@ピンキー
09/08/28 08:44:01 6XJjps2S
ご希望通りご自分が出てって新スレ立てどうぞー
何でだめだこりゃなんてスレにしがみついてるの?

474:名無しさん@ピンキー
09/08/28 08:46:20 fv8X8Ayi
>>473
馬鹿かお前?
俺はこのスレタイ内容で問題ないんだよ
お前が消えろよ低能君

475:名無しさん@ピンキー
09/08/28 08:56:56 dNMXVYVi
自分は今のスレタイと内容で満足だからスルーしてたわけじゃない
先送りしてただけだ

昨日まではどうでもいい派だったのだが
あちらにも生息しているので
過疎化の点からいっても統合がいいかと思う

476:名無しさん@ピンキー
09/08/28 09:05:11 m0LQXGYT
じゃあ自分は断固反対です。
この話題が出てからここまで最悪です。
二度と話題にしてほしくありません。

477:名無しさん@ピンキー
09/08/28 09:26:27 iO5CVq9V
個人的には統合でもいいんだが、この手の話って反対があれば、そいつがアンチ化する可能性もあるから取り下げるのが普通じゃないのか?
既に煽りたいだけみたいな奴も混じり始めてるし自重して欲しい。
強烈なアンチを生み出して、そいつまで連れていったら向こうも大迷惑だろ。

478:名無しさん@ピンキー
09/08/28 12:42:30 e3+aezmH
「おねショタスレとの統合問題」
「『成人』限定解除問題」
これ別だよな

俺はガキに年上の女性がいいようにされる設定が好き
逆は不可 よって統合には断固反対

♀が♀であるゆえに年齢から生じる力関係が逆転されてしまうのが好きなのであって、成人である必要は今のところ感じていない

479:名無しさん@ピンキー
09/08/28 13:50:31 lB/6sEZe
てか向こうのスレ見たら提案もされてないぞ
ただの愉快犯だろ

480:名無しさん@ピンキー
09/08/28 14:18:09 2m9ejg1s
>>475
自分もあっちのスレと統合してもいいとは思ってる。あっちのスレがずいぶん過疎ぎみだから。
でもこれだけ反対の声が強かったら、先送りにするのがいいかも。
>>477の言うように、アンチがスレを荒らし始めたら困るし。

とりあえずこっちで2スレ目を立ててみて、その結果酷く過疎ってしまったらあっちと統合する・・・というのも一つの手。
投下が続けば3スレ目4スレ目と立てていけばいいわけで。

「成人女性」のくくりに関しては、>>456>>463の意見に賛成。
「ショタが成人女性を襲うのを大前提として、 女子高生などを対象とする場合はSS投下前に警告」。「ショタ×オッサンネタは他スレ(ショタとお兄さんでエロパロ)へ」。
次スレからテンプレに入れるのはどうだろうか、と提案してみる。

481:名無しさん@ピンキー
09/08/28 15:47:53 1jOAzfRI
アンチは間口を広げたくないって言ってんだし
女子高生も19歳女子大生も向こうのスレでいいじゃない


482:名無しさん@ピンキー
09/08/28 16:18:48 mQ6jK/Rg
アンチに屈するのが当たり前みたいのがちらほらいるなあ
自演くさいけど
こんなん言うこと聞いてたら次、また次の我がままだと思うがな
そんでちょっとでも反論したら悪者認定ファビョリで荒唐無稽レス連打
今回もそうだけど

まあほぼ一人の職人さんのがんばりとはいえ450KB超え、現在461KBいったんだから
次スレもいいとは思うけどね
過疎ですぐ落ちそうだけど

483:名無しさん@ピンキー
09/08/28 16:25:33 6XJjps2S
しかし毎度思うがショタ系スレのアンチのファビョりってひと味違うなw

484:名無しさん@ピンキー
09/08/28 17:24:30 F2NrZO3C
>>482
とりあえず次スレに来ないでねw

>>483
お前の推敲してるSSとやらも不要だからw

485:名無しさん@ピンキー
09/08/28 17:55:52 PzGbnd3T
>>483
夏だな厨はお帰りください

486:名無しさん@ピンキー
09/08/28 18:15:49 yBxYyS2a

 パターンどおりのスレ進行でワロあきれた。

487:名無しさん@ピンキー
09/08/28 20:10:43 6XJjps2S
さっきからアンチのいいなりになろうレス連発で自演くせえと思ったらやっぱ荒らしが自演で糸ひいてただけか
アンチ呼ばわりされて貶められてるはずなのに都合の悪い特定レスにしか反応しねーのわかりやすすぎw
夏だなぁとかそんなとこでしか反論できないテラ惨めw
次スレにこないでねw
リアルと同じようにお前の存在すらがいらないからw

488:名無しさん@ピンキー
09/08/28 20:20:40 mQ6jK/Rg
あれだけ威勢よく何行にも使ってスレ住民に罵声浴びせてたのに
最後は一言ぼそぼそ呟くだけのこの体たらくw情けねえーwwほんとリアル軽く想像できるww
まっ俺はスレ住民じゃなくてただの荒らし煽りだけどさw

489:名無しさん@ピンキー
09/08/28 23:46:21 v8YECLg4
だから愚痴スレにコピペ貼ってたのか

490:名無しさん@ピンキー
09/08/29 05:58:05 eTijWfAK
>>480の意見でいいと思ってたけど流石に職人叩きは頭悪すぎるわ。
スレは職人ありきなのがわかってない。

次タイトルは「ショタが女性を襲う」でいいよ
とりあえずこの流れで気分悪くした職人ごめんな

491:名無しさん@ピンキー
09/08/29 09:01:17 B5KK6XWa
見えない敵との戦いは不毛なものだって、ばあちゃんが言ってた

492:名無しさん@ピンキー
09/08/29 10:16:37 5Px0+mUv
夜中にもっと意見が伸びるかと思ったら...

ここはそんなに人がいないのかな
だったら新スレ立てても維持は難しいのでは?
ここが無くなっても新スレ立っても最悪向こうがあるからいいと思っているのか

その辺は分かりませんが
正直、財源も無いのに新スレ新スレって言ってもなと思う
なぜなら、このスレのレスの1/5以上は自分がレスしたものだから
その上、これから自分のウェイトは別シチュ系に移動するのが決まっているから

なんにせよ新スレ立てるなら
みんなでネタ振り合うとか盛り上げるように頑張らないと

493:名無しさん@ピンキー
09/08/29 13:55:00 5CL+mmMu
統合先のスレで話題になってもいないのに、こっちでだけ騒いでてどうするん?
統合したい人は向こうでも意見くらい聞けば良いのに

494:名無しさん@ピンキー
09/08/29 15:29:58 5sRA/HkC
>>492
>ここはそんなに人がいないのかな

新スレか統合かで決めかねている人もいるのではないかな、と思った。
それだけではなくて、スレが荒れている時に書き込むと余計に荒れてしまうかもしれないから、
書き込みたくても書き込めないとかね。

495:名無しさん@ピンキー
09/08/29 16:30:56 5CL+mmMu
492のようなあからさまな煽り荒らしに反応してどーする

496:名無しさん@ピンキー
09/08/29 17:23:00 CcdYW2LN
過疎ったら嫌だから統合しようって
別に過疎ってないしSSも投下されてるし
めでたく容量満たして次スレだろ
何も問題は無い。ディモールトベネだ。

ショタ攻めお姉さん受けがもっと増えますように~

497:名無しさん@ピンキー
09/08/29 19:10:34 tdeFFSle
とりあえず「統合」と「過疎」はNGしとけ
最初のスルーが正しい姿勢だったってことだ
先送りだと思ったとか言いだす奴がいても相手にする必要は無い
構って欲しくてたまらないレス乞食が必死になってるだけなんだから相手するだけ無駄

498:名無しさん@ピンキー
09/09/01 23:58:10 oeBDiXrL
鬼畜ショタになぶられる美熟女ハァハァ

499:名無しさん@ピンキー
09/09/02 03:41:21 kvA9gLV9
昔見た小学生に犯されるプール監視員のお母さんSSが
生々しくて良かった。もう一度読みたいが色々失念して解らないや

500:名無しさん@ピンキー
09/09/02 11:29:25 qRRLNRG+
お尻ペンペン

501:名無しさん@ピンキー
09/09/02 20:27:12 i8PPNxQ/
最初のスルーが正しい姿勢ww
自分正当化するためならいくらでも嘘吐いて当然のゴミ糞野郎必死だなww
てめえが最初ファビョらないで落ち着いたレスしてりゃこんなことにはならなかったんだぜ?w

502:名無しさん@ピンキー
09/09/03 01:34:06 CcdiWbJf
>>499
思い出すんだ!
君になら出来る、諦めたらそこで試合終了だぞ

マジガンバレ、

503:名無しさん@ピンキー
09/09/03 07:46:30 KkWr/xnQ
>>501を起こさないでくれ。死ぬほど疲れている。


504:名無しさん@ピンキー
09/09/03 07:51:06 AQJJeVBz
>>499
>>502
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

これか

505:名無しさん@ピンキー
09/09/04 22:56:49 MajaqK+Y
>>504
これで悪ガキが小学生なら最高だな
大人の女性が尊厳もプライドも子供の玩具にされてズタズタにされるとか考えると萌える

506:名無しさん@ピンキー
09/09/05 00:39:59 nf4RXBgv
それ、最高ね

507:名無しさん@ピンキー
09/09/07 00:01:37 C4/CQkls
保守

508:名無しさん@ピンキー
09/09/08 21:17:15 hLvYIn/Z
糞ガキにアナルまで犯されてマンコや乳首にピアッシングされる熟女ハァハァ

509:名無しさん@ピンキー
09/09/09 09:28:58 6eyE+Z82
>>503
なら死ねば
誰も悲しまないよお前ごとき

510:名無しさん@ピンキー
09/09/09 13:06:15 kYh6OYNX
>>504
それなら、主人公の自分より年下のガキに母親が犯されてるっていう寝取られ感もたまりませんなー
よくある「20代に見える締まった体」じゃなくて肉が垂れ気味のだらしない体なら最高だ

511:名無しさん@ピンキー
09/09/09 15:55:54 Q5aANdEF
>>509
お前は何を言ってるんだ?

512:名無しさん@ピンキー
09/09/09 21:54:19 1hS7XuFq
>>510
素晴らしい妄想だ
まぁ、垂れ気味のだらしない身体にも限度があるが
適度垂れてるのは実にエロい

513:名無しさん@ピンキー
09/09/10 00:22:06 2/oPSxUB
寝取られとおねショタって相性いいよな

514:名無しさん@ピンキー
09/09/10 00:45:30 TICkJKYB
プールとスーパーは垂れ気味ボティの聖地。オフィス街近辺や駅前スーパーなら垂れすぎは少なめ

515:名無しさん@ピンキー
09/09/10 00:48:29 TICkJKYB
>>513
同意。お気に入りのものには大抵両方入ってるわ

516:名無しさん@ピンキー
09/09/10 03:08:12 seO9w4fY
垂れ気味ボディの綺麗なオバサンハァハァ

517:名無しさん@ピンキー
09/09/10 14:14:01 ga6wJgjj
俺は垂れ気味はちょっと・・・

若くてきれいなお姉さんが鬼畜ショタに無理矢理・・・ってのが俺のツボだ。もちNTRで。

518:名無しさん@ピンキー
09/09/10 20:58:58 iTn/97Ii
NTRは俺はやだな。
ショタのときに手をつけられてショタが青年になったときまた束縛再会がいい。

519:名無しさん@ピンキー
09/09/10 21:55:06 b9lZ4BL1
>>511
ほんとどうしても言い返さないとすまないんだな
いつまでもとぼけててやだからいうけど
それこのスレに居座らせたの確実にお前なんだよ…
少しは反省してくれ


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