09/01/14 20:22:42 8M+Fqmyc
湿地帯のある地点に二人の少女が佇んでいた。
「世界を救った英雄さんがこんな所に呼び出して何の用なんだよ。
しかもアンタの格好までさせてさ。しかも何で正体まで知ってるんだよ?」
と少女はぶっきら棒に同じ格好をしたもう一人の少女に問いかけた。
「ボク達に憧れてたってキミは前に言ったよね?そんなキミにぴったりな依頼があったから、この前キミたちが使った装置をオギにスキャンしてもらって
スキャン結果から出た指紋をハンターズ登録から照合して割り出したんだ。手間は掛かったど、キミしかできない依頼で、キミならシティの為に頑張ってくれると思ったんだ。」
ともう一人の少女、サリサが答えると、サリサと同じ格好をした少女、以後、偽サリサとでも呼ぼう。
偽サリサは照れながら
「ふふん、で、どんな依頼なんだい?依頼ならクエストカウンターを通してするもんだろ?」
と依頼内容をサリサに問いかける。
「話すと長くなっちゃうから簡単に説明すると、今度シティ間の大きな会議があってその後のパーティーの主役として
出て欲しいんだって。」
と、サリサが答えると、
「アンタが出ればいいじゃないか、なんで偽者の格好をさせてまで、こっちを出席させるんだよ?」
と返したが、表情はまんざらでも無い様子だった。
「ボクももちろんその会議に出るよ、キミは英雄を騙った偽者としセックスショーの見世物になるんだ
相手はヒルデガオだって。ね?キミにぴったりな依頼でしょ?」
とサリサが屈託の無い笑顔で答えた。